JP2005023340A - Etching method for printed circuit board and etching liquid - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はプリント配線板、フレキシブル配線板、TABテープ等に使用される基材のポリイミドフィルムと銅層の間にNi−Cr合金層を設けた2層めっき基板のエッチング方法及びエッチング液に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、機器の小型化に伴い、配線パターンの高密度化に対応するため、従来の銅箔と接着剤を使用した3層型よりも更に薄い銅層の基板が要求されている。この要求を満たすために、従来の貼り合わせ銅箔の代わりに、より薄膜化が可能なスパッタリング法とめっき法を組み合わせて、基材のポリイミドフィルム上に銅層を成膜した2層タイプの基板が現在主流になりつつある。
こうした中で、基材のポリイミドフィルムと銅層との密着性は、その界面にCuOやCu2O等の脆弱層が形成されるために非常に弱く、プリント配線板に要求される銅層との密着強度1000g/cmを維持するため、基材と銅層との間に中間層として、CrやNi−Cr合金層を設けることが提案された(特許文献1参照)。
【0003】
この場合、図1に示すように、ポリイミドフィルムを使用した2層めっき基板は密着性改善を目的として、基材のポリイミド表面1にシード層としてスパッタリング法等でNi−Cr合金などの薄膜2(1〜100nm)を形成し、更に連続してスパッタリング法等で銅層3(0.1〜1.5μm)を形成した後、電気めっき法で銅層4(1〜8μm)を形成することにより製造される。このようにして製造された2層めっき基板をエッチングにより配線パターンを形成するには、エッチング液として例えば、塩化第2鉄(FeCl3)を水に溶解した塩化第2鉄溶液や、塩化第2銅(CuCl2・2H2O)を水に溶解し、適量の塩酸を加えた塩化第2銅溶液を使用してエッチングすることにより行う。
【0004】
上記特許文献1は、塩化第2鉄溶液をエッチング液として用いる例を開示している。すなわち、図1に示されるように、Ni−Cr合金をシード層2に使用する場合は、Ni含有率が5at%〜80at%の範囲において、塩化第2鉄エッチング液で銅層3、銅めっき層4及びNi−Cr合金層2を同時にエッチングできることが示されている。
一方、特許文献2は、プリント配線板又はICメタルパッケージ用基体において、銅板等の防錆処理に用いられるCr金属層、Cr合金層、Cr化合物層を非アルカリ水溶液でエッチングする方法を開示している。
しかし、これらのエッチング液を用いたエッチング法ではNi−Cr合金層のエッチング残りが生じたりして、充分なエッチング成果が得られなかった。
【0005】
【特許文献1】
特開平6−120630号公報
【特許文献2】
特開平10−126039号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の2層基板のエッチング方法では、図2に示すようにNi−Cr合金層2の不要な部分をエッチング処理で除去する際に、十分なエッチングができず銅配線外側の領域にNi−Cr合金層2のエッチング残り2’が生じやすいという問題があった。Ni−Cr合金層2のエッチング残り2’は銅配線が高密度な部分、すなわち前記ポリイミドフィルム〔1〕上に形成する銅配線の数が多く、密集した部分で生じやすい。そのため、例えば、液晶パネルの駆動用ドライバに用いるテープキャリアのように、導体間隙〔Pa〕が非常に狭いテープキャリアでは、前記Ni−Cr合金層2の不要な部分の除去が不十分になりやすく、隣接する銅配線が前記Ni−Cr合金層2のエッチング残り2’により短絡してしまい、高い絶縁抵抗が得られずに不良品になってしまうという問題があった。
【0007】
前記絶縁抵抗不良の原因は、塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液を用いてエッチング処理をすると、Ni−Cr合金層2のエッチング速度が銅層3,4のエッチング速度よりも遅いため、Ni−Cr合金層2のエッチング残り2’が生じるためである。
すなわち、通常の塩酸を含む塩化第2銅溶液(一般的な組成:塩化第2銅200g/L、塩酸150mL/L)ではNi−Cr合金層のエッチング残りが発生する。そこで、塩酸濃度を上げればNi−Cr合金層の十分なエッチングが可能となるかもしれないが、銅層のサイドエッチングやダメージなどの問題が発生してしまう。本発明は塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液によるエッチング処理後のNi−Cr合金層のエッチング残りを除去することを特徴としている。もちろん銅層のサイドエッチングやダメージは生じない。なお、塩酸のみでは銅層もエッチングされ、更に液中に銅イオンが蓄積されると銅層のエッチングが加速度的に促進されダメージを受けるので、本発明の酸性エッチング液は添加剤で銅層をエッチングさせないようにしている。
【0008】
また、前記Ni−Cr合金層2のエッチング残り2’を防ぐ手段として、Ni−Cr合金層2のエッチング処理にかける時間を長くする方法があるが、処理時間を長くすると、銅層3,4がサイドエッチングされてしまうため、銅配線が細くなり断線するなどの問題があった。
【0009】
本発明の第1の目的は、基材のポリイミドフィルム1と銅層3,4の間にNi−Cr合金層2を設けた2層めっき基板のエッチング方法において、塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液を用いたエッチング処理後のNi−Cr残り2’を除去することにより短絡不良をなくし、高い絶縁抵抗を得ることが可能な技術を提供することにある。
【0010】
本発明の第2の目的は、上記塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液を用いたエッチング処理後のNi−Cr残り2’の除去方法において、銅配線の溶解を低減させ銅配線のサイドエッチングの少ない技術を提供することにある。
本発明の第3の目的は、上記本発明の目的を達成するのに適した特定の組成を有するエッチング溶液を提供することにある。
上記の目的は、以下の本発明又は態様によって達成することができる。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1)ポリイミドフィルムを使用した2層めっき基板に関して、基材のポリイミドフィルムと銅層の間にNi−Cr合金層を設けた2層めっき基板のエッチング方法において、(A)塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液によるエッチング処理後に、(B)塩酸を含む酸性エッチング液、フェリシアン化カリウム又は過マンガン酸塩を含むアルカリ性エッチング液の1種又は2種以上を併用して処理することを特徴とするエッチング方法。
(2)塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液のエッチング液に換えて、Ni−Cr合金層は溶解せずに銅層のみを選択的にエッチングするエッチング液で銅層をエッチング後に、塩酸を含む酸性エッチング液、フェリシアン化カリウム又は過マンガン酸塩を含むアルカリ性エッチング液の1種又は2種以上を併用してNi−Cr合金層をエッチング処理することを特徴とする上記(1)に記載のエッチング方法。
【0012】
(3)塩酸を含む酸性エッチング液が1〜12Nの塩酸を含み、更に酸化剤、界面活性剤、錯化剤、促進剤、銅の腐食抑制剤、及び還元剤のうち少なくとも1種以上を含有する溶液で処理することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のエッチング方法。
(4)フェリシアン化カリウム又は過マンガン酸塩を含むアルカリ性エッチング液が0.1〜30重量%のフェリシアン化カリウム又は過マンガン酸塩と0.01〜30重量%の水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムを含み、更に酸化剤、錯化剤、pH緩衝剤及び促進剤のうち少なくとも1種以上を含有する溶液で処理することを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載のエッチング方法。
【0013】
(5)塩酸を含む酸性エッチング液からなり、塩酸を1〜12N含有し、更に酸化剤、界面活性剤、錯化剤、促進剤、銅の腐食抑制剤及び還元剤から選ばれる少なくとも1種以上を含有することを特徴とするエッチング液。
(6)フェリシアン化カリウム又は過マンガン酸塩を含むアルカリ性エッチング液からなり、フェリシアン化カリウム又は過マンガン酸塩を0.1〜30重量%、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムを0.1〜30重量%を含み、更に酸化剤、錯化剤、pH緩衝剤及び促進剤から選ばれる少なくとも1種以上を含有することを特徴とするエッチング液。
【0014】
【発明の実施の形態】
以上述べたとおり、本発明はプリント配線板、フレキシブル配線板、TABテープ等に使用される基材のポリイミドフィルム1と銅層3,4の間にNi−Cr合金層2を設けた2層めっき基板のエッチング方法及びエッチング液に係るものである。
【0015】
以下、本発明を添付の図面に沿って説明する。
図1に示されるように、本発明に係る基板は、基材のポリイミドフィルム1と銅層3,4との間の密着性の改善や、マイグレーション防止を目的として薄いNi−Cr合金のスパッタリング層2が施されている。この基板を用いて銅配線を得るために、本発明は従来から用いられてきた塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液で発生するNi−Cr合金層のエッチング残りを、銅層のサイドエッチングやダメージなくエッチング可能な、新規な特定組成を有するエッチング液を開発したものである。
図2に示すように、前記基板の銅層4に通常の方法によりレジスト5を施し、以下、常法により乾燥、露光、現像し、塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液によるエッチング処理後、本発明の塩酸を含む酸性エッチング液又はアルカリ性エッチング液で処理することにより、銅層のサイドエッチングやダメージが少なく高い絶縁抵抗を持つファインピッチの銅配線、すなわち、図3に示されるようなパターンピッチが40μmの櫛形パターン6a,6bを形成した(図2の4に相当)。パターンピッチが50μm以上であれば、従来の技術である塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液によるエッチング処理のみで対応可能である。櫛形電極間の絶縁抵抗は一般に1012Ω以上、特に1012〜1013Ωという高い値が得られる。
【0016】
すなわち、本発明は塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液でエッチング処理後、塩酸を含む酸性エッチング液、フェリシアン化カリウム又は過マンガン酸を含むアルカリ性エッチング液を、単独又は併用して処理することにより、銅層のサイドエッチングやダメージなしに図2に示されるようなNi−Cr残り2’を溶解し、短絡がなく高い絶縁抵抗を持つ微細配線を得ることを特徴とした2層めっき基板のエッチング方法である。
【0017】
塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液によるエッチング処理後の配線間の絶縁抵抗は通常108〜1010Ωとなるが、塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液によるエッチング処理後、本発明の塩酸を含む酸性エッチング液で処理することによりNi−Cr残り2’が除去され、1012Ω以上の高い絶縁抵抗が得られる。前記塩酸を含む酸性エッチング液の塩酸濃度は、好ましくは1−12Nであるが、塩酸濃度が低いとNi−Cr合金層のエッチング速度が低下し、処理時間が長くなる。また、6N以上になるとNi−Cr合金層のエッチング速度は速くなるが、塩酸ミストが発生するなどの弊害が発生するため、より好ましくは塩酸濃度2〜6Nとする。
【0018】
前記塩酸を含む酸性エッチング液は、酸化剤、界面活性剤、有機酸などの錯化剤、Ni−Crの溶解促進剤、銅の溶解抑制剤、還元剤等の添加剤を適宜含有することができる。これら添加剤の配合量は一般に0.01〜20%とするのが好ましい。前記塩酸を含む酸性エッチング液の処理方法は、スプレー法、浸漬法の何れでも可能である。
【0019】
前記塩酸を含む酸性エッチング液の処理温度は、好ましくは20℃〜90℃であるが、温度が低いとNi−Crの溶解速度が遅くなりエッチング時間が長くなる。また、温度が高いとNi−Crのエッチング速度は速いが塩酸ミストの発生が多くなり、銅の溶解量も増加するため、より好ましくは40℃〜70℃とする。前記塩酸を含む酸性エッチング液の処理時間は30秒から10分が好ましい。更に、前記塩酸を含むエッチング液は酸性タイプであるため、安価なアルカリ溶解タイプのレジストが使えるメリットがある。
【0020】
塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液によるエッチング処理後の配線間の絶縁抵抗は通常108〜1010Ωとなるが、塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液によるエッチング処理後、本発明のフェリシアン化カリウム又は過マンガン酸塩を含むアルカリ性エッチング液で処理することによりNi−Cr残り2’が除去され、更に1012Ω以上の高い絶縁抵抗が得られる。
レジストがアルカリ可溶性タイプの場合は、あらかじめレジストを剥離してから処理を行う。本発明のアルカリ性エッチング液は銅の溶解がないため、レジストがなくても銅のダメージは全く起こらない特徴がある。また、耐アルカリ性のレジストの場合はアルカリ性エッチング液で処理後、レジストを剥離することが工程上好ましい。
【0021】
アルカリ性エッチング液はフェリシアン化カリウム又は過マンガン酸塩から選ばれる酸化剤を少なくとも1種以上を含み、水酸化ナトリウム又は水酸化カリウム等のアルカリ類を添加してアルカリ性にしたものである。アルカリ性エッチング液は錯化剤、pH緩衝剤、反応促進剤などを含むことができる。
アルカリ性エッチング液の酸化剤の濃度は、好ましくは0.1〜30%であるが、高濃度の溶液は結晶の析出が発生することがあり、また、低濃度ではエッチング速度が低くエッチング時間が増加するため1〜20%がより好ましい。
【0022】
アルカリ性エッチング液のアルカリ類の濃度は、好ましくは0.01〜30%であるが、高濃度になると基材のポリイミドフィルムのダメージが発生し、低濃度ではエッチング速度が低くエッチング時間が増加するため1〜20%がより好ましい。また、アルカリ類添加によるpH範囲は、好ましくは10〜14であるが、pHが高いとエッチング速度が速いがポリイミドのダメージがでてくる。pHが低いと素材のダメージはないが、エッチング速度が遅くなるため、より好ましいpH範囲は11〜13である。
アルカリ性エッチング液の処理温度は、好ましくは10〜90℃であるが、高温では基材のポリイミドフィルムのダメージが発生し、低温ではエッチング速度が低くエッチング時間が増加するため20〜50℃がより好ましい。アルカリ性エッチング液の処理時間は、好ましくは15秒〜5分である。銅の溶解がないため処理時間は長くても差し支えないが、工程上30秒〜2分がより好ましい。
【0023】
アルカリ性エッチング液の処理方法はスプレー法、浸漬法の何れでも可能である。塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液によるエッチング処理後、本発明の塩酸を含む酸性エッチング液やフェリシアン化カリウム又は過マンガン酸塩を含むアルカリ性エッチング液を、それぞれ単独で処理した場合は高い絶縁抵抗が得られるが、処理条件により部分的にNi−Cr残り2’がわずかに存在している場合がある。部分的に残ったNi−Cr残り2’は連続膜となっていないため、絶縁抵抗の低下や次工程の無電解スズめっきなどにより、めっきされることはない。
【0024】
塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液によるエッチング処理後、本発明の塩酸を含む酸性エッチング液で処理し、更に本発明のフェリシアン化カリウム又は過マンガン酸塩を含むアルカリ性エッチング液で処理することによりNi−Cr残り2’が完全に除去され、銅層のサイドエッチングやダメージなしに高い信頼性をもった微細配線が製造可能になる。
【0025】
前記手段によれば、以下のような作用が得られる。
塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液によるエッチング後、本発明の塩酸を含む酸性エッチング液やフェリシアン化カリウム又は過マンガン酸塩類を含むアルカリ性エッチング液を、1種又は2種以上を併用して処理することによりシード層のNi−Cr残り2’が除去でき、銅層のサイドエッチングやダメージなしに高い信頼性を持った微細配線が製造可能になる。
【0026】
塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液によるエッチング処理後、本発明の塩酸を含む酸性エッチング液、フェリシアン化カリウム又は過マンガン酸塩を含むアルカリ性エッチング液を、1種又は2種以上を併用して処理することによりシード層のNi−Cr残り2’が除去でき、古くから実績があり技術の確立した塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液のエッチング液がそのまま使用できるというメリットがある。
また、本発明のエッチング方法で塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液のエッチング液を過酸化水素水/硫酸系又は過酸化水素水/硝酸系などのNi−Cr合金層2は溶解せずに、銅層3,4のみを選択的に溶解するエッチング液に換えることにより、銅層3,4とNi−Cr合金層2を選択的にエッチングできるようになり、Ni−Cr合金層2を抵抗体とする抵抗内蔵型配線板製造のエッチング方法として適用できる。
【0027】
本発明のポリイミドフィルムを使用した2層めっき基板に関する、基材のポリイミドフィルムと銅層の間にNi−Cr合金層を設けた2層めっき基板のエッチング方法に使用されるエッチング液の組成は、(I)塩酸含有の酸性エッチング液の場合は、1〜12Nの塩酸を含んでおり、更に酸化剤、界面活性剤、錯化剤、促進剤、銅の腐食抑制剤及び還元剤のうち少なくとも1種以上を含有するものである。(II)フェリシアン化カリウム又は過マンガン酸塩を含むアルカリ性エッチング液の場合は、0.1〜30重量%のフェリシアン化カリウム又は過マンガン酸塩、及び0.1〜30重量%の水酸化ナトリウム又は水酸化カリウムを含んでおり、更に酸化剤、錯化剤、pH緩衝剤及び促進剤のうち少なくとも1種以上を含有するものである。
【0028】
上記酸性エッチング液(I)は次の添加剤を含有することができる。
(酸化剤)
過酸化水素、過塩素酸、メタニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム、過マンガン酸カリウム、硝酸第二セリウムアンモニウム、過硫酸アンモニウム、過ホウ酸ナトリウムなど。
(無機酸)
硫酸、硝酸、フッ化水素酸、臭化水素酸、リン酸、ポリリン酸、ホウ酸などの無機酸とその塩類など。
【0029】
(界面活性剤)
ラウリル硫酸ナトリウム等のアニオン系界面活性剤、ポリオキシエチレンラウリルアルコール等のノニオン系界面活性剤、アルキルアンモニウム等のカチオン系界面活性剤、ラウリルベタイン等の両性界面活性剤など。
(錯化剤)
酢酸、ギ酸、プロピオン酸、酪酸、グリコール酸、乳酸、クロロ酢酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、フタル酸、ピクリン酸、イタコン酸、クロトン酸、スチレンスルホン酸、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、グリシン、アラニン、グルタミン酸ナトリウムなど。
【0030】
(促進剤)
チオ尿素、チオシアン酸ナトリウム、チオ硫酸塩、メルカプトベンゾイミダゾール、メルカプトベンゾチアゾール、ベンゼンスルホン酸ナトリウム、プロピルスルホン酸、アリルスルホン酸ナトリウム、チオリンゴ酸、フェノールスルホン酸ナトリウム、チオサリチル酸、トルエンスルホン酸、キサントゲン酸カリウム、メルカプトプロパンスルホン酸などを代表とする硫黄を含有する化合物など。
【0031】
(銅の腐食抑制剤)
ベンゾトリアゾール、ジメルカプトチオジアゾール、ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウムなど。
(還元剤)
亜硫酸ナトリウム、チオ硫酸ナトリウム、ホルマリン、ヒドラジン、ヒドロキシルアミン化合物、次亜リン酸、DMAB、アスコルビン酸、エリソルビン酸ナトリウム、トコフェロール、グリセリン、マルトース、ラクトース、ヒドロキノン、フェノール、カテコール、ソルビトール、ピロガロール、三塩化チタン、亜鉛粉末など。
【0032】
前記アルカリ性エッチング液(II)は次の添加剤を含有することができる。
(酸化剤)
過酸化水素、過塩素酸、メタニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム、メタニトロ安息香酸ナトリウム、過硫酸アンモニウムなど。
(錯化剤)
酢酸、ギ酸、プロピオン酸、酪酸、グリコール酸、乳酸、クロロ酢酸、アクリル酸、シュウ酸、マロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、マレイン酸、リンゴ酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、フタル酸、サリチル酸、ピクリン酸、イタコン酸、クロトン酸、スチレンスルホン酸、ニトリロ三酢酸、エチレンジアミン四酢酸、シクロヘキサンジアミン四酢酸、ピロリン酸、ポリリン酸、メタリン酸、トリポリリン酸、グリシン、アラニン、グルタミン酸ナトリウム、エチレンジアミン、トリエタノールアミン、テトラメチレンヘキサミン、ジメチルアミンなど。
【0033】
(pH緩衝剤)
四ホウ酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、亜リン酸ナトリウム、ホウ酸、メタ珪酸ナトリウム、硫酸アンモニウム、塩化アンモニウム、フタル酸など。
(促進剤)
チオ尿素、チオシアン酸ナトリウム、ナフタレンスルホン酸ナトリウム、サッカリン、チオ硫酸塩、メルカプトベンゾイミダゾール、メルカプトベンゾチアゾール、ベンゼンスルホン酸ナトリウム、チオグリコール酸、チオジグリコール、プロピルスルホン酸、ジメチルジチオカルバミン酸ナトリウム、ジエチルジチオカルバミン酸ナトリウム、アリルスルホン酸ナトリウム、チオリンゴ酸、フェノールスルホン酸ナトリウム、チオサリチル酸、トルエンスルホン酸、キサントゲン酸カリウム、メルカプトプロパンスルホン酸など。
【0034】
以下、本発明を実施例と比較例により更に詳細に説明する。各例におけるNi−Crスパッタ層は厚さ3〜10nmの範囲とした。
(比較例1)
図1に示すシード層としてNi−Cr合金を用いた2層基板の銅めっき層4側に、通常の方法によってフォトレジストを塗布し乾燥後、露光、現像し、通常の塩化第2鉄溶液でエッチングを行い、図3に示す40μmピッチの櫛形パターン6a、6bを形成した。レジスト剥離後、電極間の絶縁抵抗を測定すると109Ωとなった。
【0035】
(比較例2)
比較例1の塩化第2鉄溶液を通常の塩酸を含む塩化第2銅溶液に換えて、同じ工程で40μmピッチの櫛形パターンを形成した。レジスト剥離後、電極間の絶縁抵抗を測定すると109Ωとなった。
【0036】
(比較例3)
比較例1で、塩化第2鉄溶液によるエッチング処理後、Crのエッチング液である硝酸を含む硝酸セリウムアンモニウム溶液に常温で3分間浸漬し、レジスト剥離後、櫛形パターンの電極間の絶縁抵抗を測定すると1012Ωと高い絶縁抵抗が得られた。しかしながら銅配線もサイドエッチングされ極端に細くなり、また、銅表面が粗化されダメージが見られた。
【0037】
(実施例1)
比較例1で、塩化第2鉄溶液によるエッチング処理後、本発明の塩酸含有の酸性エッチング液に50℃で5分間浸漬し、レジスト剥離後、櫛形パターンの電極間の絶縁抵抗を測定すると1012Ωと高い絶縁抵抗が得られた。銅層のサイドエッチングやダメージは全く見られなかった。
【0038】
(実施例2)
比較例1で、塩化第2鉄溶液によりエッチング処理を行い40μmピッチの櫛形パターンを形成し、レジスト剥離後、本発明のフェリシアン化カリウムを含むアルカリ性エッチング液に30℃で2分浸漬した。水洗、乾燥後、電極間の絶縁抵抗を測定すると1012Ωと高い絶縁抵抗が得られた。銅層のサイドエッチングやダメージは全く見られなかった。
【0039】
(実施例3)
実施例1でレジスト剥離後、更に本発明のフェリシアン化カリウムを含むアルカリ性エッチング液に30℃で2分間浸漬した。水洗、乾燥後、電極間の絶縁抵抗を測定すると1013Ωと高い絶縁抵抗が得られた。銅層のサイドエッチングやダメージは全く見られなかった。
【0040】
(実施例4)
実施例2の塩化第2鉄溶液を塩酸を、含む塩化第2銅溶液に換えて同じ操作で櫛形電極を作成した。電極間の絶縁抵抗は1012Ωと高い絶縁抵抗が得られた。銅層のサイドエッチングやダメージは全く見られなかった。
【0041】
(実施例5)
実施例3の塩化第2鉄溶液を、塩酸を含む塩化第2銅溶液に換え同じ操作で櫛形電極を作成した。電極間の絶縁抵抗は1012Ωと高い絶縁抵抗が得られた。銅層のサイドエッチングやダメージは全く見られなかった。
【0042】
(実施例6)
実施例4の塩化第2鉄溶液を、塩酸を含む塩化第2銅溶液に換えて同じ操作で櫛形電極を作成した。電極間の絶縁抵抗は1012Ωと高い絶縁抵抗が得られた。銅層のサイドエッチングやダメージは全く見られなかった。
【0043】
(実施例7)
実施例3のフェリシアン化カリウム含有のアルカリ性エッチング液を、過マンガン酸カリウムを含むアルカリ性エッチング液に換えて同じ操作で櫛形電極を作成した。電極間の絶縁抵抗は1012Ωと高い絶縁抵抗が得られた。銅層のサイドエッチングやダメージは全く見られなかった。
【0044】
(実施例8)
実施例1の塩化第2鉄溶液を、銅層のみを選択的にエッチングする過酸化水素水/硝酸系エッチング液に換えて銅層をエッチングして櫛形電極を作成した。その後、本発明の塩酸を含む酸性エッチング液に50℃で5分間浸漬し、Ni−Cr合金層をエッチングしレジスト剥離後、電極間の絶縁抵抗を測定すると1012Ωと高い絶縁抵抗が得られた。銅層のサイドエッチングやダメージは全く見られなかった。
前記各実施例で得られた図3に示されるような櫛形電極のパターンピッチは40μm(パターン20μm/スペース20μm)であり、エッチング残りはそれぞれ数nm以下〜測定不能であった。
【0045】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明のエッチング方法によれば、安価でかつ簡単な工程で従来困難とされていた塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液によるエッチング処理後のNi−Cr残り2’を銅層3,4のサイドエッチングやダメージなしに除去でき、高い絶縁抵抗を持つ微細配線が容易に得られるという優れた効果を奏する。本発明は特にプリント配線板、フレキシブル配線板、TABテープ等に有用であるが、Ni−Cr合金層を抵抗体とする抵抗内蔵型配線板製造のエッチング方法などにも利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明のエッチング方法を適用する2層ポリイミド基板の概略断面図である。
【図2】図2は本発明に係る図1の2層基板を塩化第2鉄溶液又は塩酸を含む塩化第2銅溶液によるエッチング液でエッチングした後の模式断面図である。
【図3】図3は本発明に係る図1の2層基板を用い、ポリイミドフィルム基板上に形成された櫛形電極の模式平面図である。
【符号の説明】
1 ポリイミドフィルム 2 Ni−Cr合金層
2’エッチング後のNi−Cr残り 3 銅層 4 銅めっき層
5 レジスト膜 6a 櫛形電極 6b 櫛形電極
Pa 導体間スペース Pb パターンピッチ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an etching method and etching solution for a two-layer plating substrate in which a Ni—Cr alloy layer is provided between a polyimide film as a base material used for a printed wiring board, a flexible wiring board, a TAB tape, and the copper layer.
[0002]
[Prior art]
In recent years, with the miniaturization of equipment, a substrate having a thinner copper layer than the conventional three-layer type using a copper foil and an adhesive is required in order to cope with the higher density of wiring patterns. In order to satisfy this requirement, a two-layer type substrate in which a copper layer is formed on a polyimide film as a base material by combining a sputtering method and a plating method capable of reducing the thickness in place of a conventional bonded copper foil. Is now becoming mainstream.
Under these circumstances, the adhesion between the polyimide film of the base material and the copper layer is due to CuO or Cu at the interface. 2 In order to maintain the adhesive strength of 1000 g / cm with the copper layer required for the printed wiring board, Cr is formed as an intermediate layer between the base material and the copper layer. It has been proposed to provide a Ni—Cr alloy layer (see Patent Document 1).
[0003]
In this case, as shown in FIG. 1, for the purpose of improving adhesion, a two-layer plated substrate using a polyimide film has a
[0004]
On the other hand,
However, in the etching method using these etching solutions, the etching residue of the Ni—Cr alloy layer is generated, and a sufficient etching result cannot be obtained.
[0005]
[Patent Document 1]
JP-A-6-120630
[Patent Document 2]
Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-126039
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional two-layer substrate etching method, as shown in FIG. 2, when the unnecessary portion of the Ni—
[0007]
The cause of the poor insulation resistance is that when etching is performed using a ferric chloride solution or a cupric chloride solution containing hydrochloric acid, the etching rate of the Ni—
That is, in the normal cupric chloride solution containing hydrochloric acid (general composition: cupric chloride 200 g / L, hydrochloric acid 150 mL / L), an etching residue of the Ni—Cr alloy layer is generated. Therefore, if the hydrochloric acid concentration is increased, sufficient etching of the Ni—Cr alloy layer may be possible, but problems such as side etching and damage of the copper layer occur. The present invention is characterized in that the etching residue of the Ni—Cr alloy layer after the etching treatment with a ferric chloride solution or a cupric chloride solution containing hydrochloric acid is removed. Of course, side etching or damage of the copper layer does not occur. In addition, since the copper layer is etched with hydrochloric acid alone, and the copper ions are further accumulated in the solution, the etching of the copper layer is accelerated and damaged. It is made not to etch.
[0008]
Further, as means for preventing the etching residue 2 'of the Ni-
[0009]
A first object of the present invention is to etch a ferric chloride solution or hydrochloric acid in a two-layer plating substrate etching method in which a Ni—
[0010]
The second object of the present invention is to reduce the dissolution of the copper wiring by reducing the dissolution of the copper wiring in the method for removing the Ni—Cr remaining 2 ′ after the etching process using the ferric chloride solution or the cupric chloride solution containing hydrochloric acid. The object is to provide a technique with less side etching of wiring.
A third object of the present invention is to provide an etching solution having a specific composition suitable for achieving the object of the present invention.
The above object can be achieved by the following present invention or embodiments.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
(1) Regarding a two-layer plating substrate using a polyimide film, in the etching method of a two-layer plating substrate in which a Ni—Cr alloy layer is provided between a base polyimide film and a copper layer, (A) a ferric chloride solution Alternatively, after etching with a cupric chloride solution containing hydrochloric acid, (B) one or more of an acidic etching solution containing hydrochloric acid, an alkaline etching solution containing potassium ferricyanide or permanganate is used in combination. An etching method characterized by the above.
(2) The copper layer is etched with an etchant that selectively etches only the copper layer without dissolving the Ni-Cr alloy layer, instead of the etchant of the ferric chloride solution or the cupric chloride solution containing hydrochloric acid. The Ni-Cr alloy layer is etched by using one or more of an acidic etching solution containing hydrochloric acid and an alkaline etching solution containing potassium ferricyanide or permanganate later (1) The etching method as described in 4. above.
[0012]
(3) The acidic etching solution containing hydrochloric acid contains 1 to 12N hydrochloric acid, and further contains at least one of an oxidizing agent, a surfactant, a complexing agent, an accelerator, a copper corrosion inhibitor, and a reducing agent. The etching method according to (1) or (2), wherein the etching method is performed with a solution.
(4) An alkaline etching solution containing potassium ferricyanide or permanganate contains 0.1 to 30% by weight of potassium ferricyanide or permanganate and 0.01 to 30% by weight of sodium hydroxide or potassium hydroxide, Further, the etching method according to any one of (1) to (3), wherein the treatment is performed with a solution containing at least one of an oxidizing agent, a complexing agent, a pH buffering agent, and an accelerator.
[0013]
(5) An acidic etching solution containing hydrochloric acid, containing 1 to 12N hydrochloric acid, and at least one selected from an oxidizing agent, a surfactant, a complexing agent, an accelerator, a copper corrosion inhibitor, and a reducing agent. Etching liquid characterized by containing.
(6) It consists of an alkaline etching solution containing potassium ferricyanide or permanganate, 0.1-30 wt% potassium ferricyanide or permanganate, 0.1-30 wt% sodium hydroxide or potassium hydroxide. And an etching solution containing at least one selected from an oxidizing agent, a complexing agent, a pH buffering agent and an accelerator.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
As described above, the present invention is a two-layer plating in which a Ni—
[0015]
Hereinafter, the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
As shown in FIG. 1, the substrate according to the present invention is a thin Ni—Cr alloy sputtering layer for the purpose of improving adhesion between the
As shown in FIG. 2, a resist 5 is applied to the
[0016]
That is, in the present invention, after etching with a ferric chloride solution or a cupric chloride solution containing hydrochloric acid, an acidic etching solution containing hydrochloric acid, an alkaline etching solution containing potassium ferricyanide or permanganic acid is used alone or in combination. 2 layer plating characterized in that the Ni—Cr remaining 2 ′ as shown in FIG. 2 is dissolved without side etching or damage of the copper layer to obtain a fine wiring having no short circuit and high insulation resistance. This is a method for etching a substrate.
[0017]
The insulation resistance between the wirings after etching with a ferric chloride solution or a cupric chloride solution containing hydrochloric acid is usually 10 8 -10 10 Ω, but after etching with a ferric chloride solution or a cupric chloride solution containing hydrochloric acid, the remaining 2 ′ of Ni—Cr is removed by treating with an acidic etching solution containing hydrochloric acid of the present invention. 12 High insulation resistance of Ω or more can be obtained. The hydrochloric acid concentration of the acidic etching solution containing hydrochloric acid is preferably 1-12 N. However, if the hydrochloric acid concentration is low, the etching rate of the Ni—Cr alloy layer decreases and the processing time becomes long. On the other hand, if it is 6N or more, the etching rate of the Ni—Cr alloy layer is increased, but adverse effects such as the generation of hydrochloric acid mist occur. Therefore, the hydrochloric acid concentration is preferably 2 to 6N.
[0018]
The acidic etching solution containing hydrochloric acid may appropriately contain additives such as an oxidizing agent, a surfactant, a complexing agent such as an organic acid, a Ni-Cr dissolution accelerator, a copper dissolution inhibitor, and a reducing agent. it can. In general, the amount of these additives is preferably 0.01 to 20%. The treatment method of the acidic etching solution containing hydrochloric acid can be either a spray method or an immersion method.
[0019]
The treatment temperature of the acidic etching solution containing hydrochloric acid is preferably 20 ° C. to 90 ° C. If the temperature is low, the dissolution rate of Ni—Cr is slowed down and the etching time is lengthened. Further, when the temperature is high, the etching rate of Ni—Cr is fast, but the generation of hydrochloric acid mist increases and the amount of copper dissolved increases, so that the temperature is more preferably 40 ° C. to 70 ° C. The treatment time of the acidic etching solution containing hydrochloric acid is preferably 30 seconds to 10 minutes. Further, since the etching solution containing hydrochloric acid is of an acidic type, there is an advantage that an inexpensive alkali dissolution type resist can be used.
[0020]
The insulation resistance between the wirings after etching with a ferric chloride solution or a cupric chloride solution containing hydrochloric acid is usually 10 8 -10 10 Ω, but after etching with a ferric chloride solution or a cupric chloride solution containing hydrochloric acid, the Ni—Cr remaining 2 ′ is obtained by treating with an alkaline etchant containing potassium ferricyanide or permanganate of the present invention. Is removed and another 10 12 High insulation resistance of Ω or more can be obtained.
When the resist is an alkali-soluble type, the treatment is performed after the resist is removed in advance. Since the alkaline etching solution of the present invention does not dissolve copper, there is a feature that no copper damage occurs even without a resist. In the case of an alkali-resistant resist, it is preferable in the process that the resist is removed after the treatment with an alkaline etching solution.
[0021]
The alkaline etching solution contains at least one oxidizing agent selected from potassium ferricyanide or permanganate, and is made alkaline by adding an alkali such as sodium hydroxide or potassium hydroxide. The alkaline etching solution may contain a complexing agent, a pH buffer, a reaction accelerator, and the like.
The concentration of the oxidizing agent in the alkaline etching solution is preferably 0.1 to 30%, but a high concentration solution may cause crystal precipitation, and at a low concentration, the etching rate is low and the etching time is increased. Therefore, 1 to 20% is more preferable.
[0022]
The alkali concentration in the alkaline etching solution is preferably 0.01 to 30%. However, when the concentration is high, the polyimide film of the base material is damaged, and at a low concentration, the etching rate is low and the etching time is increased. 1 to 20% is more preferable. The pH range due to the addition of alkalis is preferably 10 to 14, but if the pH is high, the etching rate is high, but the polyimide is damaged. If the pH is low, there is no damage to the material, but the etching rate is slow, so a more preferable pH range is 11-13.
The treatment temperature of the alkaline etching solution is preferably 10 to 90 ° C., but damage to the polyimide film of the base material occurs at high temperatures, and 20 to 50 ° C. is more preferable because the etching rate is low and the etching time increases at low temperatures. . The treatment time of the alkaline etching solution is preferably 15 seconds to 5 minutes. Since there is no dissolution of copper, the treatment time may be long, but 30 seconds to 2 minutes is more preferable in the process.
[0023]
The treatment method of the alkaline etching solution can be either a spray method or an immersion method. In the case where an acidic etching solution containing hydrochloric acid or an alkaline etching solution containing potassium ferricyanide or permanganate according to the present invention is individually treated after etching with a ferric chloride solution or a cupric chloride solution containing hydrochloric acid. High insulation resistance can be obtained, but there may be a slight Ni—Cr remaining 2 ′ partially depending on processing conditions. Since the partially remaining Ni—Cr remaining 2 ′ is not a continuous film, it is not plated due to a decrease in insulation resistance or electroless tin plating in the next process.
[0024]
After etching with a ferric chloride solution or a cupric chloride solution containing hydrochloric acid, the solution is treated with an acidic etchant containing hydrochloric acid of the present invention, and further treated with an alkaline etchant containing potassium ferricyanide or permanganate of the present invention. By doing so, the Ni—Cr remaining 2 ′ is completely removed, and it becomes possible to manufacture fine wiring with high reliability without side etching or damage of the copper layer.
[0025]
According to the above means, the following operation can be obtained.
After etching with a ferric chloride solution or a cupric chloride solution containing hydrochloric acid, an acidic etching solution containing hydrochloric acid or an alkaline etching solution containing potassium ferricyanide or permanganate according to the present invention is used in combination of one or more. Thus, the Ni—Cr remaining 2 ′ of the seed layer can be removed, and a highly reliable fine wiring can be manufactured without side etching or damage of the copper layer.
[0026]
After the etching treatment with the ferric chloride solution or the cupric chloride solution containing hydrochloric acid, the acidic etching solution containing hydrochloric acid of the present invention, the alkaline etching solution containing potassium ferricyanide or permanganate, or one or more of them are used. By processing in combination, Ni—Cr remaining 2 ′ of the seed layer can be removed, and an etching solution of a ferric chloride solution or a cupric chloride solution containing hydrochloric acid that has been proven for a long time and has established technology can be used as it is. There is a merit.
Further, the etching solution of the ferric chloride solution or the cupric chloride solution containing hydrochloric acid by the etching method of the present invention is used to form the Ni—
[0027]
The composition of the etching liquid used for the etching method of the two-layer plating substrate which provided the Ni-Cr alloy layer between the polyimide film of the base material and the copper layer regarding the two-layer plating substrate using the polyimide film of the present invention, (I) In the case of an acidic etching solution containing hydrochloric acid, it contains 1 to 12 N hydrochloric acid, and at least one of an oxidizing agent, a surfactant, a complexing agent, an accelerator, a copper corrosion inhibitor, and a reducing agent. It contains more than seeds. (II) In the case of an alkaline etching solution containing potassium ferricyanide or permanganate, 0.1 to 30% by weight of potassium ferricyanide or permanganate, and 0.1 to 30% by weight of sodium hydroxide or hydroxide It contains potassium, and further contains at least one of an oxidizing agent, a complexing agent, a pH buffering agent and an accelerator.
[0028]
The acidic etching solution (I) can contain the following additives.
(Oxidant)
Hydrogen peroxide, perchloric acid, sodium metanitrobenzenesulfonate, potassium permanganate, ceric ammonium nitrate, ammonium persulfate, sodium perborate, etc.
(Inorganic acid)
Inorganic acids such as sulfuric acid, nitric acid, hydrofluoric acid, hydrobromic acid, phosphoric acid, polyphosphoric acid, boric acid and their salts.
[0029]
(Surfactant)
Anionic surfactants such as sodium lauryl sulfate, nonionic surfactants such as polyoxyethylene lauryl alcohol, cationic surfactants such as alkyl ammonium, and amphoteric surfactants such as lauryl betaine.
(Complexing agent)
Acetic acid, formic acid, propionic acid, butyric acid, glycolic acid, lactic acid, chloroacetic acid, oxalic acid, malonic acid, succinic acid, glutaric acid, adipic acid, maleic acid, malic acid, tartaric acid, citric acid, benzoic acid, phthalic acid, picrine Acid, itaconic acid, crotonic acid, styrene sulfonic acid, nitrilotriacetic acid, ethylenediaminetetraacetic acid, cyclohexanediaminetetraacetic acid, glycine, alanine, sodium glutamate, etc.
[0030]
(Accelerator)
Thiourea, sodium thiocyanate, thiosulfate, mercaptobenzimidazole, mercaptobenzothiazole, sodium benzenesulfonate, propylsulfonic acid, sodium allylsulfonate, thiomalic acid, sodium phenolsulfonate, thiosalicylic acid, toluenesulfonic acid, xanthogenic acid Compounds containing sulfur, such as potassium and mercaptopropane sulfonic acid.
[0031]
(Copper corrosion inhibitor)
Benzotriazole, dimercaptothiodiazole, sodium dimethyldithiocarbamate, sodium diethyldithiocarbamate, etc.
(Reducing agent)
Sodium sulfite, sodium thiosulfate, formalin, hydrazine, hydroxylamine compound, hypophosphorous acid, DMAB, ascorbic acid, sodium erythorbate, tocopherol, glycerin, maltose, lactose, hydroquinone, phenol, catechol, sorbitol, pyrogallol, titanium trichloride , Zinc powder and so on.
[0032]
The alkaline etching solution (II) can contain the following additives.
(Oxidant)
Hydrogen peroxide, perchloric acid, sodium metanitrobenzenesulfonate, sodium metanitrobenzoate, ammonium persulfate, etc.
(Complexing agent)
Acetic acid, formic acid, propionic acid, butyric acid, glycolic acid, lactic acid, chloroacetic acid, acrylic acid, oxalic acid, malonic acid, succinic acid, glutaric acid, adipic acid, maleic acid, malic acid, tartaric acid, citric acid, benzoic acid, phthalate Acid, salicylic acid, picric acid, itaconic acid, crotonic acid, styrene sulfonic acid, nitrilotriacetic acid, ethylenediaminetetraacetic acid, cyclohexanediaminetetraacetic acid, pyrophosphoric acid, polyphosphoric acid, metaphosphoric acid, tripolyphosphoric acid, glycine, alanine, sodium glutamate, ethylenediamine , Triethanolamine, tetramethylenehexamine, dimethylamine and the like.
[0033]
(PH buffer)
Sodium tetraborate, sodium hydrogen phosphate, sodium phosphite, boric acid, sodium metasilicate, ammonium sulfate, ammonium chloride, phthalic acid, etc.
(Accelerator)
Thiourea, sodium thiocyanate, sodium naphthalenesulfonate, saccharin, thiosulfate, mercaptobenzimidazole, mercaptobenzothiazole, sodium benzenesulfonate, thioglycolic acid, thiodiglycol, propylsulfonic acid, sodium dimethyldithiocarbamate, diethyldithiocarbamine Sodium acid, sodium allyl sulfonate, thiomalic acid, sodium phenol sulfonate, thiosalicylic acid, toluene sulfonic acid, potassium xanthate, mercaptopropane sulfonic acid and the like.
[0034]
Hereinafter, the present invention will be described in more detail with reference to examples and comparative examples. The Ni—Cr sputtered layer in each example had a thickness in the range of 3 to 10 nm.
(Comparative Example 1)
A photoresist is applied on the
[0035]
(Comparative Example 2)
The ferric chloride solution of Comparative Example 1 was replaced with a normal cupric chloride solution containing hydrochloric acid, and a comb pattern having a pitch of 40 μm was formed in the same process. After the resist is stripped, the insulation resistance between the electrodes is 10 9 It became Ω.
[0036]
(Comparative Example 3)
In Comparative Example 1, after etching with a ferric chloride solution, immersed in a cerium ammonium nitrate solution containing nitric acid, which is an etching solution of Cr, for 3 minutes at room temperature. After removing the resist, the insulation resistance between the electrodes of the comb pattern was measured. Then 10 12 A high insulation resistance of Ω was obtained. However, the copper wiring was also side-etched to make it extremely thin, and the copper surface was roughened and damaged.
[0037]
(Example 1)
In Comparative Example 1, after etching with a ferric chloride solution, it was immersed in an acidic etching solution containing hydrochloric acid of the present invention at 50 ° C. for 5 minutes. After resist removal, the insulation resistance between the electrodes of the comb pattern was measured. 12 A high insulation resistance of Ω was obtained. No side etching or damage of the copper layer was observed.
[0038]
(Example 2)
In Comparative Example 1, an etching process was performed with a ferric chloride solution to form a comb pattern with a pitch of 40 μm, and after removing the resist, it was immersed in an alkaline etching solution containing potassium ferricyanide of the present invention at 30 ° C. for 2 minutes. After washing and drying, the insulation resistance between the electrodes is 10 12 A high insulation resistance of Ω was obtained. No side etching or damage of the copper layer was observed.
[0039]
Example 3
After removing the resist in Example 1, it was further immersed in an alkaline etching solution containing potassium ferricyanide of the present invention at 30 ° C. for 2 minutes. After washing and drying, the insulation resistance between the electrodes is 10 13 A high insulation resistance of Ω was obtained. No side etching or damage of the copper layer was observed.
[0040]
(Example 4)
A comb-shaped electrode was prepared in the same manner by replacing the ferric chloride solution of Example 2 with a cupric chloride solution containing hydrochloric acid. The insulation resistance between the electrodes is 10 12 A high insulation resistance of Ω was obtained. No side etching or damage of the copper layer was observed.
[0041]
(Example 5)
The ferric chloride solution of Example 3 was replaced with a cupric chloride solution containing hydrochloric acid to produce a comb-shaped electrode by the same operation. The insulation resistance between the electrodes is 10 12 A high insulation resistance of Ω was obtained. No side etching or damage of the copper layer was observed.
[0042]
(Example 6)
A comb-shaped electrode was prepared in the same manner by replacing the ferric chloride solution of Example 4 with a cupric chloride solution containing hydrochloric acid. The insulation resistance between the electrodes is 10 12 A high insulation resistance of Ω was obtained. No side etching or damage of the copper layer was observed.
[0043]
(Example 7)
A comb-shaped electrode was prepared in the same manner by replacing the alkaline etching solution containing potassium ferricyanide of Example 3 with an alkaline etching solution containing potassium permanganate. The insulation resistance between the electrodes is 10 12 A high insulation resistance of Ω was obtained. No side etching or damage of the copper layer was observed.
[0044]
(Example 8)
The copper layer was etched by changing the ferric chloride solution of Example 1 to a hydrogen peroxide solution / nitric acid-based etching solution that selectively etches only the copper layer, thereby forming a comb-shaped electrode. Then, after dipping in an acidic etching solution containing hydrochloric acid of the present invention at 50 ° C. for 5 minutes, etching the Ni—Cr alloy layer, stripping the resist, and measuring the insulation resistance between the electrodes, 10 12 A high insulation resistance of Ω was obtained. No side etching or damage of the copper layer was observed.
The pattern pitch of the comb-shaped electrode as shown in FIG. 3 obtained in each of the above examples was 40 μm (pattern 20 μm / space 20 μm), and the etching residue was several nm or less to measurement impossible.
[0045]
【The invention's effect】
As described above, according to the etching method of the present invention, Ni—Cr after etching treatment with a ferric chloride solution or a cupric chloride solution containing hydrochloric acid, which has been conventionally difficult at a low cost and with a simple process. The remaining 2 'can be removed without side etching or damage to the copper layers 3 and 4, and an excellent effect is obtained that a fine wiring having high insulation resistance can be easily obtained. The present invention is particularly useful for printed wiring boards, flexible wiring boards, TAB tapes, etc., but can also be used for etching methods for manufacturing resistance-incorporating wiring boards using Ni-Cr alloy layers as resistors.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view of a two-layer polyimide substrate to which an etching method of the present invention is applied.
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view after etching the two-layer substrate of FIG. 1 according to the present invention with an etching solution using a ferric chloride solution or a cupric chloride solution containing hydrochloric acid.
FIG. 3 is a schematic plan view of a comb-shaped electrode formed on a polyimide film substrate using the two-layer substrate of FIG. 1 according to the present invention.
[Explanation of symbols]
1
Ni-Cr remaining after 2 '
5 Resist
Pa Space between conductors Pb Pattern pitch
Claims (6)
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