JP2005022786A - Safety device of equipment-mounted working vehicle - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行体に備えられた架装物を作動させる油圧アクチュエータに作動油を供給する油圧ポンプが作動しなくなった非常時等においても油圧アクチュエータに作動油を供給できるようにして作業の安全を図れるようにした架装作業車の安全装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
走行体上に架装物を備えた架装作業車としては高所作業車やクレーン車等が知られており、いずれも走行手段(例えば走行輪)を駆動するエンジンの動力をパワーテイクオフ(動力取り出し機構)により取り出し、これにより主油圧ポンプを駆動して架装物を作動させる油圧アクチュエータに作動油を供給する構成となっている。ここで、架装作業車が高所作業車である場合には、架装物は作業台及びその移動装置(例えば旋回台と伸縮ブーム)に該当する。このような架装作業車においては、上記主油圧ポンプが故障した場合には油圧アクチュエータを作動できなくなる(例えば高所作業車であれば作業台を高所より降下させることができなくなる)ため、上記主油圧ポンプとは別に電動モータにより駆動される非常用油圧ポンプを備えている(例えば、下記の特許文献参照)。
【0003】
このような架装作業車において、上記油圧アクチュエータの作動制御は走行体上に設けられたコントローラが制御バルブを電磁駆動して行うが、このコントローラの電源は油圧アクチュエータに作動油を供給し得る状態、すなわちエンジンの動力がパワーテイクオフを介して油圧ポンプへ伝達される状態になっているときにのみオンになるようになっている。これは、油圧アクチュエータを作動させる必要がないとき、すなわちエンジンの動力を油圧ポンプへ伝達させていないときにはコントローラの電源をオフにしておくことにより、道路走行中などに誤って油圧アクチュエータが作動されることがないようにするためである。また、上記非常用油圧ポンプは主油圧ポンプが故障したときに作動操作がなされるが、コントローラはこの非常用油圧ポンプの作動操作を受けて電動モータを駆動する構成になっている。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−100099号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記構成の安全装置においては、コントローラの電源がオンになる条件である、エンジンの動力がパワーテイクオフを介して主油圧ポンプへ伝達される状態になっているか否かの判断は、実際には、エンジンの動力が主油圧ポンプへ伝達されるようにパワーテイクオフを作動させる操作がなされたことの検出をもって行っているため、その検出が正確になされない(上記検出信号がコントローラに出力されない)不具合が生じた場合にはコントローラの電源がオンにならず、非常用油圧ポンプを作動させることができないという問題があった。
【0006】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、エンジンの動力が主油圧ポンプへ伝達されるようにパワーテイクオフを作動させる操作が正常に検出されない不具合が発生した場合であっても架装物を作動させることができるようにした架装作業車の安全装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するため、本発明に係る架装作業車の安全装置は、原動機(例えば、実施形態におけるエンジンE)の動力により走行手段(例えば、実施形態における走行輪11)を駆動して走行する走行体と、走行体上に設けられた架装物(例えば、実施形態における旋回台20、伸縮ブーム30及び作業台40)と、架装物を作動させる油圧アクチュエータ(例えば、実施形態における旋回モータ23、起伏シリンダ24及び伸縮シリンダ31)と、油圧アクチュエータに作動油を供給する第1油圧ポンプ(例えば、実施形態における主油圧ポンプP1)と、動力取り出し機構操作手段(例えば、実施形態におけるPTO操作レバー71)のオン操作を受けて原動機の動力を取り出し第1油圧ポンプへ伝達させる動力取り出し機構(例えば、実施形態におけるパワーテイクオフPTO)とを備えて構成される架装作業車(例えば、実施形態における軌陸作業車1)の安全装置であって、電動モータにより駆動されて油圧アクチュエータへ作動油を供給する第2油圧ポンプ(例えば、実施形態における非常用油圧ポンプP2)と、第2油圧ポンプの作動操作を行う第2油圧ポンプ操作手段(例えば、実施形態における非常用油圧ポンプ操作ボタン74)と、電源がオンの状態において第2油圧ポンプ操作手段による第2油圧ポンプの作動操作が行われたときに電動モータを作動させる電動モータ作動手段(例えば、実施形態におけるコントローラ50)と、動力取り出し機構操作手段のオン操作及び第2油圧ポンプ操作手段による第2油圧ポンプの作動操作の少なくとも一方が行われたときに、電動モータ作動手段の電源をオンにする電動モータ作動手段電源回路(例えば、実施形態におけるコントローラ電源回路60)とを備える。
【0008】
このような架装作業車の安全装置においては、第2油圧ポンプの駆動源である電動モータを作動させる電動モータ作動手段の電源が、動力取り出し機構操作手段のオン操作(動力取り出し機構により原動機の動力を取り出して第1油圧ポンプへ伝達させる操作)が行われたことのみならず、第2油圧ポンプ操作手段による第2油圧ポンプの作動操作が行われたことによってもオンになるので、動力取り出し機構操作手段のオン操作が正常に検出されなかったときであっても第2油圧ポンプを作動させることができる。このため、第1油圧ポンプの故障に加えて動力取り出し機構操作手段のオン操作が検出されない非常時等であっても架装物を作動させることができ(例えば架装作業車が高所作業車であれば、高所に位置した作業台を降下させることができ)、作業の安全を図ることが可能となる。
【0009】
なお、上記本発明に係る架装作業車の安全装置において、架装物が作業台及びこの作業台を移動させる移動装置(例えば、実施形態における旋回台20及び伸縮ブーム30)からなっている場合には、上記第2油圧ポンプ操作手段は作業台上に設けられていることが好ましい。このような構成であれば、第2油圧ポンプの作動操作を作業台上から行うことができるので、他の作業者が地上にいない場合であっても、非常時における作業台の降下を行うことが可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施について説明する。図2は本発明の第1実施形態に係る安全装置を備えた架装作業車としての軌陸作業車1を示している。この軌陸作業車1は、エンジンEにより駆動される走行輪(タイヤ車輪)11,11,・・・を有して運転席12より運転操作が可能なトラック式の走行体10と、走行体10上に設けられた旋回台20と、この旋回台20から上方に延びて設けられた支柱21にフートピン22により上下揺動自在に取り付けられた伸縮ブーム30と、この伸縮ブーム30の先端部に取り付けられた作業台40とを有して構成されている。
【0011】
旋回台20は走行体10の後部に垂直軸まわり360度回動自在に取り付けられている。走行体10の内部には旋回モータ(油圧モータ)23が設けられており、この旋回モータ23を回転作動させることにより、図示しないギヤを介して旋回台20を水平旋回動させることができる。伸縮ブーム30は複数のブーム部材が入れ子式に構成されており、内蔵された伸縮シリンダ(油圧シリンダ)31を伸縮作動させることにより各ブーム部材を相対移動させて伸縮ブーム30全体を長手方向に伸縮動させることができる。また、伸縮ブーム30と支柱21との間には起伏シリンダ(油圧シリンダ)24が跨設されており、この起伏シリンダ24を伸縮作動させることにより伸縮ブーム30全体を上下面内で起伏動させることができる。
【0012】
伸縮ブーム30の先端部には揺動ピン32を介して垂直ポスト33の下端部が取り付けられている。この垂直ポスト33は伸縮ブーム30内に設けられた図示しないレベリング装置により、伸縮ブーム30の起伏角度によらず常時垂直姿勢が保持される構成となっている。
【0013】
作業台40は箱形状を有しており、外部に突出して設けられた作業台保持ブラケット41を介して垂直ポスト33の上端部に回動自在に取り付けられている。作業台保持ブラケット41の内部には首振りモータ(電動モータ)42が設けられており、この首振りモータ42を回転作動させることにより、作業台40全体を垂直ポスト33まわりに首振り動(水平旋回動)させることができる。ここで、垂直ポスト33は上述のように常時垂直姿勢が保たれるため、作業台40の床面は伸縮ブーム30の起伏角度によらず常時水平に保持される。
【0014】
走行体10の前後左右4箇所(各走行輪11の後方)には軌道走行用の鉄輪14が鉄輪保持ブラケット14aを介して取り付けられている。鉄輪保持ブラケット14aと走行体10との間には鉄輪張出格納シリンダ(油圧シリンダ)14bが設けられており、この鉄輪張出格納シリンダ14bの伸縮作動により鉄輪保持ブラケット14aを上下面内で揺動させて鉄輪14の張り出しと格納とを行うことができるようになっている。
【0015】
また、図2に示すように走行体10の下部には本軌陸作業車1を道路と軌道Rとの間で載せ換え移動させるための転車台15が下方に突出して設けられている。この転車台15は走行体10に内蔵された転車台張出格納シリンダ(油圧シリンダ)16の伸縮作動により下方への張り出しと上方への格納が可能になっている。この転車台張出格納シリンダ16の伸縮作動と上述の鉄輪張出格納シリンダ14bの伸縮作動は側方操作装置18に備えられたレバー類(図示せず)を操作することにより行うことが可能である。
【0016】
また、走行体10の前後左右各箇所にはアウトリガジャッキ17,17,…が設けられており、内蔵されたジャッキシリンダ17aを下方に伸長させて地面に対して突っ張らせることにより、高所作業中の走行体10を持ち上げ支持させてより安全な状態で作業することができる。なお、これら各アウトリガジャッキ17のジャッキシリンダ17aを伸縮操作するレバー類も上記側方操作装置18内に設けられている。
【0017】
また、運転席12内にはオン位置とオフ位置とのいずれかを選択する操作が可能なPTO操作レバー71が設けられており、走行体10内には上記旋回モータ23、起伏シリンダ24、伸縮シリンダ31、鉄輪張出格納シリンダ14b,14b,・・・、転車台張出格納シリンダ16及びジャッキシリンダ17a,17a,・・・に作動油を供給する油圧ポンプP1のほか、PTO操作レバー71をオフ位置からオン位置に位置させる操作(オン操作)がなされたときに、エンジンEの動力を取り出して主油圧ポンプP1へ伝達させる作動を行うパワーテイクオフ(動力取り出し機構)PTOとが設けられている(図1参照)。
【0018】
主油圧ポンプP1から吐出された作動油は第1制御バルブ51経由で旋回モータ23に供給され、第2制御バルブ52経由で起伏シリンダ24に供給され、第3制御バルブ53経由で伸縮シリンダ31に供給される。このため、作業台40の移動装置である旋回台20及び伸縮ブーム30を作動させる上記油圧アクチュエータ(旋回モータ23、起伏シリンダ24及び伸縮シリンダ31)は、対応する制御バルブ51,52,53の各スプール(図示せず)の駆動状態に応じた方向及び速度で作動する。走行体10内には第1〜第3制御バルブ51,52,53の作動制御を行うコントローラ50が設置されており、コントローラ50は作業台40上に設けられた作業台移動操作装置43の操作により出力された操作信号に基づいて第1〜第3制御バルブ51,52,53の各スプールを駆動する。また、作業台40を首振りさせる首振りモータ42は作業台移動操作装置43の操作によりコントローラ50を介さずに作動される。
【0019】
また、主油圧ポンプP1から吐出された作動油は、第4制御バルブ54経由で鉄輪張出格納シリンダ14bに供給され、第5制御バルブ55経由で転車台張出格納シリンダ16に供給され、第6制御バルブ56経由でジャッキシリンダ17aに供給される。なお、図1では第5制御バルブ55と鉄輪張出格納シリンダ14bをそれぞれ1つずつ記載しているが、実際にはこれら第5制御バルブ55と鉄輪張出格納シリンダ14bは鉄輪14の数だけ(4つ)設けられている。また、第6制御バルブ56とジャッキシリンダ17aもそれぞれ1つずつ記載しているが、実際にはこれら第6制御バルブ56とジャッキシリンダ17aはアウトリガジャッキ17の数だけ(4つ)設けられている。
【0020】
コントローラ50はコントローラ電源回路60を介して電源がオンオフされる。コントローラ電源回路60は図1に示すように、バッテリ61、エンジンキースイッチ62、PTO操作検出スイッチ63、電磁ソレノイド64a及び可動切片64bからなるリレー64、非常用油圧ポンプ操作検出スイッチ65とを有して構成されており、エンジンEの作動している状態において、PTO操作レバー71がオン操作されたこと(オフ位置からオン位置に操作されたこと)がPTO操作検出器73により検出されたときにコントローラ50の電源をオンにする構成となっている。
【0021】
これを具体的に説明すると、先ず、運転席12内に設けられたエンジンEの作動を開始させるエンジンキー72がエンジンEの作動開始方向に操作されるとエンジンキースイッチ62がオンになり、その後更にPTO操作レバー71がオン操作されて(オフ位置からオン位置に操作されて)PTO操作検出器73がこれを検出するとPTO操作検出スイッチ63がオンになる。これにより電磁ソレノイド64aはバッテリ61と繋がって励磁され、可動切片64bがオン方向に作動するので、コントローラ50はバッテリ61と繋がり電源がオンになる。一方、エンジンキー72がエンジンEの作動開始方向に操作されてエンジンキースイッチ62がオンになっていても、PTO操作レバー71がオン操作されていなければ(オフ位置のままであれば)コントローラ50の電源はオンにならない。このようにコントローラ50の電源がオフの状態で、仮に作業台移動操作装置43が操作されても第1〜第3制御バルブ51,52,53は作動されないので、道路走行中に外乱等により作業台移動操作装置43が動かされた場合でも、上記油圧アクチュエータが動き出すことはない。
【0022】
本軌陸作業車1はこのような構成であるので、作業現場においてこれから作業を行おうとする作業者は、エンジンEの作動状態において先ずPTO操作レバー71を操作することになる。これにより主油圧ポンプP1はパワーテイクオフPTOにより取り出されたエンジンEの動力を受けて回転作動し、コントローラ50の電源もオンになるので、その後作業台40に乗り込んで作業台移動操作装置43を操作すれば、旋回台20を旋回作動させ、伸縮ブーム30を起伏、伸縮作動させ、或いは作業台40を首振り作動させることができ、自身が搭乗する作業台40を所望の位置及び姿勢に移動させることが可能である。
【0023】
次に、この軌陸作業車1を用いて軌道R上での高所作業、例えばトロリ線の保守点検作業を行う手順について説明する。このような高所作業を行うには、先ず作業者が運転席12から道路走行運転を行って本軌陸作業車1を作業現場最寄りの踏切へ移動させる。ここで、道路上を移動するときには鉄輪14は上方の格納位置に位置させた状態にしておく(図2において二点鎖線で示す鉄輪14参照)。また、伸縮ブーム30は全縮状態で前方に倒伏させ、走行体10の前方に設けられたブーム受け19に載置させた格納状態にしておく。
【0024】
作業現場最寄りの踏切に到着したら本軌陸作業車1を前後の走行輪11,11により踏切を跨ぐようにして停止させ、側方操作装置18から操作を行って転車台張出格納シリンダ16を伸長作動させる。これにより転車台15は走行体10の下方へ張り出し、本軌陸作業車1は持ち上げ支持された状態となる。走行体10が転車台15により持ち上げ支持されたら走行体10の後部(若しくは前部)を走行体10の側方に押して約90度旋回させる。これにより走行体10の前後方向が軌道Rの延びる方向と一致したら側方操作装置18から操作を行って、鉄輪張出格納シリンダ14bを伸長作動させる。これにより各鉄輪14が所定の張り出し位置にまで張り出したら転車台張出格納シリンダ16を収縮作動させ、転車台15を格納させながら鉄輪14を軌道R上に位置させる。転車台15が完全に格納されたら本軌陸作業車1は道路から軌道R上へ載せ換え移動された状態となる。
【0025】
このようにして本軌陸作業車1が軌道R上へ載せ換えられたら、作業者は運転席12から走行運転を行い、4つの鉄輪14,14,・・・により支持された状態で走行輪11,11,・・・により軌道上を移動する。作業現場に到着したら作業者は走行体10より作業台40に搭乗し、作業台移動操作装置43の操作を行って伸縮ブーム30を起伏、伸縮、旋回作動させ、或いは作業台40を首振り作動させて作業台40の移動を行い、所要の作業(ここではトロリ線の点検作業)を行う。この作業の際、アウトリガジャッキ17,17,・・・を張り出して走行体10の安定度を高めるようにすることも可能である。そして、作業が終わったら作業台移動操作装置43の操作を行って伸縮ブーム30を格納状態にし、運転席12から走行運転を行って踏切のある地点まで移動する。
【0026】
踏切のある地点まで移動したら本軌陸作業車1を軌道R上に静止させ、側方操作装置18から操作を行って転車台張出格納シリンダ16を伸長作動させ、転車台15を下方へ張り出させる。走行体10が転車台15により持ち上げ支持されたら走行体10の後部(若しくは前部)を走行体10の側方に押して約90度旋回させ、これにより走行体10の前後方向が道路の延びる方向とほぼ一致したら鉄輪張出格納シリンダ14bを収縮作動させる。これにより各鉄輪14が所定の格納位置に格納されたら転車台張出格納シリンダ16を格納作動させ、全ての走行輪11,11,・・・が道路上に接地するようにする。転車台15が完全に格納されたら本軌陸作業車1は軌道R上から道路上に載せ換え移動された状態となり、一連の作業は終了する。
【0027】
次に、本軌陸作業車1に備えられた安全装置の構成について説明する。この安全装置は、上述のコントローラ50及びその電源回路(コントローラ電源回路60)に加え、電動モータMにより駆動されて上記油圧アクチュエータ(旋回モータ23、起伏シリンダ24及び伸縮シリンダ31)へ作動油を供給する非常用油圧ポンプP2と、この非常用油圧ポンプP2の作動操作を行う非常用油圧ポンプ操作ボタン74とから構成される。ここで、上記コントローラ電源回路60は、PTO操作レバー71のオン操作(パワーテイクオフPTOによりエンジンEの動力を取り出して主油圧ポンプP1へ伝達させる操作)及び非常用油圧ポンプ操作ボタン74による非常用油圧ポンプの作動操作の少なくとも一方が行われたときに、コントローラ50の電源をオンにする動作を行う。すなわちコントローラ電源回路60は、エンジンEが作動している状態において非常用油圧ポンプ操作ボタン74による非常用油圧ポンプP2の作動操作が行われたときには、PTO操作レバー71のオン操作がなされていない場合であっても(PTO操作レバー71がオン操作されているにも拘わらずPTO操作検出器73若しくはPTO操作検出スイッチ63の故障によりその操作が検出されなかった場合も含む)、コントローラ50の電源をオンにするように動作する。
【0028】
このようなコントローラ電源回路60の動作を具体的に説明する。前述のように運転席12内に設けられてエンジンEの作動を開始させるエンジンキー72がエンジンEの作動開始方向に操作されるとエンジンキースイッチ62がオンになるが、その後非常用油圧ポンプ操作ボタン74による非常用油圧ポンプP2の作動操作がなされると非常用油圧ポンプ操作検出スイッチ65がオンになる。これにより電磁ソレノイド64aはバッテリ61と繋がって励磁され、可動切片64bがオン方向に作動するので、コントローラ50はバッテリ61と繋がり電源がオンになる。コントローラ50は、このように電源がオンになった状態において、非常用油圧ポンプ操作検出スイッチ65がオンになることにより信号伝送線Lを介して出力される非常用油圧ポンプP2の作動操作信号(バッテリ61の電圧信号)が入力されたときには、電動モータMを作動させる。これにより非常用油圧ポンプP2は作動状態となる。
【0029】
なお、コントローラ50が電動モータMを作動させるのは、コントローラ電源回路60によりその電源がオンにされている状態から、信号伝送線Lより非常用油圧ポンプP2の作動操作信号が入力されたときであるので、PTO操作レバー71のオン操作が正常に検出されてPTO操作検出スイッチ63がオンになり、これによりコントローラ50の電源がオンになっている状態から非常用油圧ポンプ操作ボタン74が操作され、信号伝送線Lより非常用油圧ポンプP2の作動操作信号が入力されたときに電動モータMを作動させるのは勿論である。
【0030】
上記構成を有する架装作業車の安全装置によれば、非常用油圧ポンプP2の駆動源である電動モータMを作動させるコントローラ50の電源が、PTO操作レバー71のオン操作(パワーテイクオフPTOによりエンジンEの動力を取り出して主油圧ポンプP1へ伝達させる操作)が行われたことのみならず、非常用油圧ポンプ操作ボタン74による非常用油圧ポンプP2の作動操作が行われたことによってもオンになるので、PTO操作レバー71のオン操作が正常に検出されなかったとき(例えばPTO操作検出器73が故障したとき)であっても非常用油圧ポンプP2を作動させることができる。このため、主油圧ポンプP1の故障に加えてパワーテイクオフPTOのオン操作が検出されない非常時等であっても作業台40を降下させることができ、作業の安全を図ることが可能である。
【0031】
なお、上記実施形態において非常用油圧ポンプ操作ボタン74は走行体10上のほか作業台40上にも設けられていることが好ましい。このような構成であれば、非常用油圧ポンプP2の作動操作を作業台40上からも行うことができるので、他の作業者が地上にいない場合であっても、非常時における作業台40の降下を確実に行うことが可能である。
【0032】
図3は本発明の第2実施形態に係る安全装置を備えた軌陸作業車における、作業台の移動に関する信号及び動力の伝達経路を示している。この図3において、上述の第1実施形態に係る安全装置と同一の符号を有する構成部品は第1実施形態に係る安全装置と同一の構成部品であり、その説明は省略することにする。
【0033】
この第2実施形態に係る安全装置は、図2に示した軌陸作業車1において、伸縮ブーム30を構成する格段のブーム部材の一部(例えば最も先端側に位置するブーム部材)がFRP(fiberglass reinforced plastics:強化プラスチック)のような電気絶縁性の材料から構成されている場合等において採用される。このような構成の軌陸作業車では走行体10と作業台40とが電気的に絶縁されるため、走行体10側には下部コントローラ150aを備えるとともに作業台40側には上部コントローラ150bを備え、これら両コントローラ150a,150bを繋ぐ信号伝送線150cの全部又は一部(伸縮ブーム30における電気絶縁がなされた部分)を光ファイバ等の非導電性部材から構成している。
【0034】
上述の第1実施形態におけるコントローラ電源回路60に相当するコントローラ電源回路160は下部コントローラ150aに接続されており、PTO操作レバー71のオン操作及び非常用油圧ポンプ操作ボタン(上述の第1実施形態における非常用油圧ポンプ操作ボタン74に相当する下部非常用油圧ポンプ操作ボタン174a及び作業台40上に設けられた上部非常用油圧ポンプ操作ボタン174bからなる)による非常用油圧ポンプP2の作動操作の少なくとも一方が行われたときに、下部コントローラ150aの電源をオンにする構成となっている。
【0035】
コントローラ電源回路160の具体的動作は、エンジンキー72がエンジンEの作動開始方向に操作されてエンジンキースイッチ62がオンになり、その後下部非常用油圧ポンプ操作ボタン174による非常用油圧ポンプP2の作動操作がなされると非常用油圧ポンプ操作検出スイッチ65がオンになること、またこれにより電磁ソレノイド64aが励磁されて可動切片64bがオン方向に作動し、コントローラ50の電源がオンになることは上述の第1実施形態に係るコントローラ電源回路60の場合と同様である。しかし、この第2実施形態に係る安全装置のコントローラ電源回路160では、エンジンキースイッチ62がオンになったときにはそのオン信号が信号伝送線L1を介して下部コントローラ150aに入力され、このようなエンジンキースイッチ62のオン信号が入力された下部コントローラ150aは、信号伝送線150cを介した上部コントローラ150bとの通信を行う待機状態(電源はオフであるが上部コントローラ150bとの通信は可能である状態)に入る。
【0036】
ここで、作業台40上に備えられた上部コントローラ電源ボタン175が操作されたときには上部コントローラ電源スイッチ167がオンになって上部バッテリ166の電圧が上部コントローラ150に供給されて上部コントローラ150の電源はオンになる。そして、下部コントローラ150aが前述のように待機状態になっているのであれば、上部コントローラ150bは信号伝送線150cを介して下部コントローラ50bとの通信が可能になる。このような状態から更に、作業台40上に備えられた上部非常用油圧ポンプ操作ボタン174bが操作されたときには上部非常用油圧ポンプ操作検出スイッチ168がオンになり、これにより上部コントローラ150bには上部非常用油圧ポンプ操作ボタン174bの操作信号が上部コントローラ150bに入力され、上部コントローラ150bはこの操作信号を下部コントローラ150aに転送する。そして、下部コントローラ150aは上部コントローラ150bより転送されてきた上部非常用油圧ポンプ操作ボタン174bの操作信号を受けて信号伝送線L2に電圧を出力し、これにより電磁ソレノイド64aを励磁して可動切片64bをオン方向に作動させて下部コントローラ150aをバッテリ61と繋げて下部コントローラ150aの電源をオンにさせる。このように下部コントローラ150aの電源がオンになった状態では、非常用油圧ポンプ操作ボタン174bの操作信号も既に入力されていることから、下部コントローラ150aは電動モータMを作動させ、これにより非常用油圧ポンプP2が駆動されて油圧アクチュエータの作動が可能となる。
【0037】
このような構成の安全装置においても、非常用油圧ポンプP2の駆動源である電動モータMを作動させるコントローラ50の電源が、PTO操作レバー71のオン操作が行われたことのみならず、非常用油圧ポンプ操作ボタン(下部非常用油圧ポンプ操作ボタン174a或いは上部非常用油圧ポンプ操作ボタン174b)による非常用油圧ポンプP2の作動操作が行われたことによってオンになる。よって、前述の第1実施形態に係る安全装置と同様の効果が得られるのであるが、本第2実施形態に係る安全装置では、特に、走行体10と作業台40との間に電気絶縁部分が存在する場合において、非常用油圧ポンプP2の作動操作を行うことができる構成を有している点で特徴的である。
【0038】
なお、上記のように非常用油圧ポンプP2を使用しない通常のケースでは、エンジンキー72が操作された後、続いてPTO操作レバー71が操作されることにより下部コントローラ150aの電源がオンになる。また、作業台40に搭乗した作業者OPが上部コントローラ電源ボタン175を操作することにより上部コントローラ150bの電源もオンになるが、このように両コントローラ150a,150bの電源がオンになった状態では、作業台40上に設けられた作業台移動操作装置43を操作することにより出力される操作信号は信号伝送線150cを通って下部コントローラ150aに入力される。そして、下部コントローラ150aの電源が既にオンになっていることから制御バルブ51,52,・・・の作動制御が行われ、油圧アクチュエータが作業台移動操作装置43の操作に従って作動することとなる。
【0039】
また、本発明に係る安全装置は、上述の第1及び第2実施形態に示すように、PTO操作レバー71のオン操作を行っていないときであっても、非常用油圧ポンプ操作ボタン74(第2実施形態であれば下部非常用油圧ポンプ操作ボタン174a若しくは上部非常用油圧ポンプ操作ボタン174b)による非常用油圧ポンプP2の作動操作を行えばコントローラ50(第2実施形態であれば下部コントローラ150a)の電源をオンにすることができる構成を有しており、PTO操作レバー71を第1の位置に位置させたまま(すなわちエンジンEの動力が走行輪11,11,・・・に伝達されるようにしたまま)非常用油圧ポンプ操作ボタン74を操作することにより非常用油圧ポンプP2を作動させることができるので、走行体10を走行可能な状態にしたまま鉄輪14の張出操作や転車台15の格納操作を行うことも可能である。これにより、上述の軌陸作業車1を道路上から軌道R上に乗せ換変える際において、車両を軌道R上で前後移動させつつ(但し非常に低速で)鉄輪14をゆっくり張り出して、鉄輪14が軌道R上に確実に載置されるようにすることも可能である。
【0040】
これまで本発明に係る架装作業車の安全装置の実施形態について説明してきたが、本発明の範囲は上述のものに限定されない。例えば、上記実施形態においては、本発明に係る架装作業車の安全装置が適用される対象が軌道走行用の鉄輪を備えて構成される軌陸作業車である場合を例に説明したが、これは一例に過ぎず、鉄輪を備えずに専らタイヤ車輪のみで走行する高所作業車に対しても本発明を適用することが可能である。また、上述の実施形態では、架装作業車が走行輪(タイヤ車輪)によって走行する場合の例を示したが、架装作業車の走行手段はこのような走行輪に限られず、クローラ装置等であっても構わない。また、走行手段を駆動する原動機はエンジンのほか、電動モータ等であっても構わない。更には、旋回台、ブーム及び作業台以外の作業装置を走行体に架装して構成される他の架装作業車、例えば走行体上に圧縮積み込み機構であるホッパー及びごみの排出機構等を備えて構成されるゴミ収集車等に対しても本発明を適用することができる。
【0041】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る架装作業車の安全装置においては、第2油圧ポンプの駆動源である電動モータを作動させる電動モータ作動手段の電源が、原動機の動力が第1油圧ポンプへ伝達されるように動力取り出し機構操作手段のオン操作(動力取り出し機構により原動機の動力が取り出されて第1油圧ポンプへ伝達されるようにする操作)が行われたことのみならず、第2油圧ポンプ操作手段による第2油圧ポンプの作動操作が行われたことによってもオンになるので、動力取り出し機構のオン操作が正常に検出されなかったときであっても第2油圧ポンプを作動させることができる。このため、第1油圧ポンプの故障に加えて動力取り出し機構のオン操作が検出されない非常時等であっても架装物を作動させることができ(例えば架装作業車が高所作業車であれば、高所に位置した作業台を降下させることができ)、作業の安全を図ることが可能となる。
【0042】
また、架装物が作業台及びこの作業台を移動させる移動装置からなっている場合には、第2油圧ポンプ操作手段は作業台上に設けられていることが好ましく、このような構成であれば、第2油圧ポンプの作動操作を作業台上から行うことができるので、地上に他の作業者がいない場合であっても非常時における作業台の降下を確実に行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る安全装置を備えた軌陸作業車における作業台の移動に関する信号及び動力の伝達経路を示すブロック図である。
【図2】上記軌陸作業車の側面図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る安全装置を備えた軌陸作業車における作業台の移動に関する信号及び動力の伝達経路を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 軌陸作業車(架装作業車)
10 走行体
11 走行輪(走行手段)
20 旋回台(架装物)
23 旋回モータ(油圧アクチュエータ)
24 起伏シリンダ(油圧アクチュエータ)
30 伸縮ブーム(架装物)
31 伸縮シリンダ(油圧アクチュエータ)
40 作業台(架装物)
42 首振りモータ
43 作業台移動操作装置
50 コントローラ(電動モータ作動手段)
60 コントローラ電源回路(電動モータ作動手段電源回路)
62 エンジンキースイッチ
63 PTO操作検出スイッチ
64a 電磁ソレノイド
64b 可動切片
71 PTO操作レバー(動力取り出し機構操作手段)
72 エンジンキー
73 PTO操作検出器
74 非常用油圧ポンプ操作ボタン(第2油圧ポンプ操作手段)
E エンジン(原動機)
PTO パワーテイクオフ(動力取り出し機構)
P1 主油圧ポンプ(第1油圧ポンプ)
P2 非常用油圧ポンプ(第2油圧ポンプ)
M 電動モータ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention is designed to make it possible to supply hydraulic oil to the hydraulic actuator even in an emergency when the hydraulic pump that supplies the hydraulic oil to the hydraulic actuator that operates the bodywork provided on the traveling body stops operating. The present invention relates to a safety device for a bodywork vehicle that can achieve the above.
[0002]
[Prior art]
As a bodywork vehicle equipped with a bodywork on a traveling body, an aerial work vehicle, a crane vehicle, and the like are known, and all of them take power take-off (power) of the engine that drives the traveling means (for example, traveling wheels). The hydraulic oil is supplied to a hydraulic actuator that is taken out by a take-out mechanism) and thereby drives the main hydraulic pump to operate the bodywork. Here, when the bodywork work vehicle is an aerial work vehicle, the bodywork corresponds to a work table and its moving device (for example, a swivel base and a telescopic boom). In such a bodywork vehicle, if the main hydraulic pump fails, the hydraulic actuator cannot be operated (for example, a work platform cannot be lowered from a high place if it is a high work vehicle) In addition to the main hydraulic pump, an emergency hydraulic pump driven by an electric motor is provided (see, for example, the following patent document).
[0003]
In such a bodywork vehicle, the operation control of the hydraulic actuator is performed by a controller provided on the traveling body electromagnetically driving a control valve, and the power source of the controller can supply hydraulic oil to the hydraulic actuator. That is, it is turned on only when the engine power is transmitted to the hydraulic pump via the power take-off. This is because when it is not necessary to operate the hydraulic actuator, that is, when the power of the engine is not transmitted to the hydraulic pump, the hydraulic actuator is erroneously operated during road driving by turning off the controller power. This is so that there is no such thing. The emergency hydraulic pump is operated when the main hydraulic pump fails. The controller is configured to drive the electric motor in response to the operation of the emergency hydraulic pump.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 9-100099
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the safety device configured as described above, the determination as to whether or not the engine power is transmitted to the main hydraulic pump via the power take-off, which is a condition for turning on the controller, is actually Is performed with detection that the operation of operating the power take-off has been performed so that the engine power is transmitted to the main hydraulic pump, and thus the detection is not performed accurately (the detection signal is not output to the controller). When a problem occurs, the controller power is not turned on, and the emergency hydraulic pump cannot be operated.
[0006]
The present invention has been made in view of such a problem, and even if a malfunction occurs in which the operation for operating the power take-off is not normally detected so that the power of the engine is transmitted to the main hydraulic pump. It is an object of the present invention to provide a safety device for a bodywork vehicle capable of operating a clothing.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve such an object, a safety device for a bodywork vehicle according to the present invention drives traveling means (for example, traveling wheels 11 in the embodiment) by the power of a prime mover (for example, engine E in the embodiment). Traveling body, a bodywork (for example, the
[0008]
In such a safety device for a bodywork work vehicle, the power source of the electric motor actuating means for actuating the electric motor that is the drive source of the second hydraulic pump is turned on by the power take-off mechanism operating means (the power take-off mechanism The operation is performed not only when the operation of taking out the power and transmitting it to the first hydraulic pump) but also when the operation of the second hydraulic pump is performed by the second hydraulic pump operating means. Even when the on operation of the mechanism operation means is not normally detected, the second hydraulic pump can be operated. For this reason, it is possible to operate the bodywork even in an emergency where the on-operation of the power take-off mechanism operation means is not detected in addition to the failure of the first hydraulic pump (for example, the bodywork vehicle is an aerial work vehicle If so, the work table located at a high place can be lowered), and the work can be made safe.
[0009]
In the safety device for a bodywork vehicle according to the present invention, the bodywork includes a work table and a moving device that moves the work table (for example, the swivel table 20 and the
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 2 shows a
[0011]
The
[0012]
A lower end portion of a
[0013]
The work table 40 has a box shape, and is rotatably attached to the upper end portion of the
[0014]
[0015]
Further, as shown in FIG. 2, a
[0016]
In addition, outrigger jacks 17, 17,... Are provided at the front, rear, left, and right portions of the traveling
[0017]
Further, a
[0018]
The hydraulic oil discharged from the main hydraulic pump P1 is supplied to the
[0019]
Further, the hydraulic oil discharged from the main hydraulic pump P1 is supplied to the iron wheel
[0020]
The controller 50 is turned on and off via the controller
[0021]
More specifically, first, when the
[0022]
Since the track-and-
[0023]
Next, a procedure for performing an altitude work on the track R, for example, a maintenance inspection work on the trolley wire, using the track-and-
[0024]
When arriving at the railroad crossing nearest to the work site, the track-and-
[0025]
When the main track-and-
[0026]
When the
[0027]
Next, the configuration of the safety device provided in the track-and-
[0028]
The operation of the controller
[0029]
The controller 50 activates the electric motor M when the controller
[0030]
According to the safety device for a bodywork vehicle having the above-described configuration, the power source of the controller 50 that operates the electric motor M that is the drive source of the emergency hydraulic pump P2 is turned on by the PTO operation lever 71 (power take-off PTO It is turned on not only when the operation of taking out the power of E and transmitting it to the main hydraulic pump P1) but also when the emergency hydraulic pump P2 is operated by the emergency hydraulic
[0031]
In the above embodiment, the emergency hydraulic
[0032]
FIG. 3 shows a signal and power transmission path related to the movement of the work table in the track work vehicle equipped with the safety device according to the second embodiment of the present invention. In FIG. 3, components having the same reference numerals as those of the safety device according to the first embodiment described above are the same components as those of the safety device according to the first embodiment, and description thereof will be omitted.
[0033]
In the safety device according to the second embodiment, in the
[0034]
The controller
[0035]
The specific operation of the controller
[0036]
Here, when the upper controller power button 175 provided on the work table 40 is operated, the upper
[0037]
Even in the safety device having such a configuration, the power source of the controller 50 that operates the electric motor M that is the drive source of the emergency hydraulic pump P2 is not only the ON operation of the
[0038]
In the normal case where the emergency hydraulic pump P2 is not used as described above, the lower controller 150a is powered on by operating the
[0039]
In addition, as shown in the first and second embodiments described above, the safety device according to the present invention can operate the emergency hydraulic pump operation button 74 (first operation) even when the
[0040]
Although the embodiment of the safety device for a bodywork vehicle according to the present invention has been described so far, the scope of the present invention is not limited to the above-described embodiment. For example, in the above-described embodiment, the case where the object to which the safety device for a bodywork vehicle according to the present invention is applied is a track-and-rail work vehicle including an iron wheel for track traveling. Is merely an example, and the present invention can also be applied to an aerial work vehicle that does not include an iron wheel and travels exclusively with tire wheels. In the above-described embodiment, an example in which the bodywork work vehicle travels using traveling wheels (tire wheels) has been described. However, the traveling means of the bodywork work vehicle is not limited to such traveling wheels, and a crawler device or the like. It does not matter. Further, the prime mover for driving the traveling means may be an electric motor or the like in addition to the engine. Furthermore, other bodywork vehicles constructed by mounting work devices other than the swivel base, boom, and work table on the traveling body, for example, a hopper that is a compression loading mechanism on the traveling body, a waste discharging mechanism, and the like. The present invention can also be applied to a garbage truck or the like that is provided.
[0041]
【The invention's effect】
As described above, in the safety device for a bodywork vehicle according to the present invention, the power source of the electric motor operating means that operates the electric motor that is the drive source of the second hydraulic pump is used, and the power of the prime mover is the first hydraulic pump. In addition to the fact that the power take-off mechanism operation means is turned on so that the power of the prime mover is taken out by the power take-off mechanism and transmitted to the first hydraulic pump so as to be transmitted to Since the second hydraulic pump is turned on also when the second hydraulic pump is operated by the hydraulic pump operating means, the second hydraulic pump is operated even when the on-operation of the power take-off mechanism is not normally detected. Can do. For this reason, it is possible to operate the bodywork even in an emergency where the on-off operation of the power take-off mechanism is not detected in addition to the failure of the first hydraulic pump (for example, the bodywork vehicle is an aerial work vehicle). For example, the work table located at a high place can be lowered), and the work can be made safe.
[0042]
Further, when the bodywork is composed of a work table and a moving device for moving the work table, the second hydraulic pump operating means is preferably provided on the work table. For example, since the operation of the second hydraulic pump can be performed from the work table, the work table can be reliably lowered in an emergency even when there is no other worker on the ground.
[Brief description of the drawings]
BRIEF DESCRIPTION OF DRAWINGS FIG. 1 is a block diagram showing a transmission path of signals and power related to movement of a work platform in a track work vehicle equipped with a safety device according to a first embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a side view of the track-and-rail work vehicle.
FIG. 3 is a block diagram illustrating a transmission path of signals and power related to movement of a work platform in an orbital work vehicle including a safety device according to a second embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Railroad work vehicle (bodywork vehicle)
10 Running body
11 Traveling wheels (traveling means)
20 swivel (framework)
23 Swing motor (hydraulic actuator)
24 Rolling cylinder (hydraulic actuator)
30 Telescopic boom (bodywork)
31 Telescopic cylinder (hydraulic actuator)
40 Working table (bodywork)
42 Swing motor
43 Work table moving operation device
50 controller (electric motor actuating means)
60 Controller power supply circuit (electric motor operating means power supply circuit)
62 Engine key switch
63 PTO operation detection switch
64a electromagnetic solenoid
64b Movable section
71 PTO operation lever (power take-off mechanism operation means)
72 Engine key
73 PTO operation detector
74 Emergency hydraulic pump operation button (second hydraulic pump operation means)
E engine (motor)
PTO power take-off (power take-off mechanism)
P1 Main hydraulic pump (first hydraulic pump)
P2 Emergency hydraulic pump (second hydraulic pump)
M Electric motor
Claims (2)
電動モータにより駆動されて前記油圧アクチュエータへ作動油を供給する第2油圧ポンプと、
前記第2油圧ポンプの作動操作を行う第2油圧ポンプ操作手段と、
電源がオンの状態において前記第2油圧ポンプ操作手段による前記第2油圧ポンプの作動操作が行われたときに前記電動モータを作動させる電動モータ作動手段と、
前記動力取り出し機構操作手段のオン操作及び前記第2油圧ポンプ操作手段による前記第2油圧ポンプの作動操作の少なくとも一方が行われたときに、前記電動モータ作動手段の前記電源をオンにする電動モータ作動手段電源回路とを備えたことを特徴とする架装作業車の安全装置。A traveling body that travels by driving traveling means with the power of a prime mover, a bodywork provided on the traveling body, a hydraulic actuator that operates the bodywork, and a hydraulic oil that supplies hydraulic oil to the hydraulic actuator 1. A safety device for a bodywork vehicle comprising: 1 hydraulic pump; and a power take-out mechanism that takes out the power of the prime mover in response to an on operation of a power take-out mechanism operation means and transmits the power to the first hydraulic pump. ,
A second hydraulic pump driven by an electric motor to supply hydraulic oil to the hydraulic actuator;
Second hydraulic pump operating means for operating the second hydraulic pump;
Electric motor operating means for operating the electric motor when the second hydraulic pump operating means is operated by the second hydraulic pump operating means in a power-on state;
An electric motor that turns on the power supply of the electric motor actuating means when at least one of an on operation of the power take-off mechanism operating means and an operation of the second hydraulic pump by the second hydraulic pump operating means is performed A safety device for a bodywork vehicle comprising an operating means power circuit.
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