JP2005022509A

JP2005022509A - Motorcycle

Info

Publication number: JP2005022509A
Application number: JP2003189755A
Authority: JP
Inventors: Yasuto Terajima; 靖人寺島; Masato Yazaki; 真人矢崎; Tokuhide Nishino; 徳英西野; Masato Ikusue; 昌人生末
Original assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Current assignee: Yamaha Motor Co Ltd
Priority date: 2003-07-01
Filing date: 2003-07-01
Publication date: 2005-01-27

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To arrange a seat in a position wherein riding can be facilitated while preventing the heat of an exhaust pipe from being transmitted to a leg of an occupant without the usage of a particular member for shielding the heat. <P>SOLUTION: A silencer 4 in a shape of a thin box is arranged between the seat 2 and a rear wheel 3. The exhaust pipe 12 connecting the silencer 4 and an engine is passed through a front space S between a pivot shaft 17 of a rear arm 18 and a cross member 21. A portion (a third exhaust pipe 55) between the silencer 4 in the exhaust pipe 12 and the front space S is curved in such a manner of protruding to the outside along the vehicle width direction in a plane view. The curved part 55c is positioned on the upper side of the rear wheel 3. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、後輪の上方に消音器が配設された自動二輪車に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来、自動二輪車の排気装置としては、消音器が後輪の上方近傍であって相対的に高い位置に配設された、いわゆるアップマフラーと呼ばれるものがある。このアップマフラを装備するのは、消音器が高い位置に取付けられることによって、大型の消音器を装備しながら、車体のバンク角を大きくとることと、走行時の空気抵抗を小さくすることとができるためである。
【０００３】
従来のこの種のアップマフラーを備えた自動二輪車としては、例えば特許文献１および特許文献２に開示されたものがある。
特許文献１に示された自動二輪車は、シートの後方にリヤカウルが設けられ、このリヤカウル内であって後輪の上方に消音器が配設されている。この消音器は、箱状を呈するように形成されており、車体前側の端部に排気管の下流側端部が接続され、車体後側の端部に排ガス排出用のテールパイプが接続されている。
【０００４】
前記排気管は、この自動二輪車のリヤアームのピボット軸の下方に設けられた集合チャンバからリヤアーム前部の右側方を通って上方へ延び、シートの下方近傍で下流端が前記消音器を指向するように後方へ屈曲されている。前記集合チャンバは、エンジンの気筒毎の排気通路が接続され、各気筒の排ガスを前記排気管に導くように構成されている。
【０００５】
一方、特許文献２に開示された自動二輪車の消音器は、後輪の上部側方近傍に配設され、この消音器とエンジンとを接続する排気管は、エンジンの下方で気筒毎の吸気通路が一つに集合するように形成されており、この集合部分からエンジンの後方であってシートの下方を通って前記消音器まで延設されている。このように排気管をエンジンの後方であって車幅方向の中央部で上下方向に延設するに当たっては、この排気管は、リヤアームのピボット軸とクロスメンバとの間に形成された前方部空間を上下方向に貫通するように通されている。
なお、本出願人は、本明細書に記載した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に密接に関連する先行技術文献を出願時までに見付け出すことはできなかった。
【０００６】
【特許文献１】
特許第２７２３３１１号公報（第２−４頁、第１図、第５図）
【特許文献２】
特開平９−９６２１７号公報（第３−５頁、図１、図４）
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献１に記載された従来の自動二輪車においては、排気管がシートの下方であってリヤアーム前部の右側方を上下方向に延びており、前記シートに着座した乗員の脚が排気管に近付くようになるから、排気管の熱が乗員の脚に伝わることを阻止するために遮熱用の部材を取付けなければならない。このように排気管の熱が乗員の脚に伝わることを阻止するためには、遮熱用の部材として大型でかつ厚みが厚いものを用いなければならないから、乗員が脚を動かすことができる範囲が狭くなってしまう。すなわち、この特許文献１に示された自動二輪車は、乗員に窮屈な姿勢を強いるようになるという問題がある。
【０００８】
このような不具合は、特許文献２に記載されている自動二輪車のように、排気管が車幅方向の中央部を通る構成を採ることによって、ある程度は解消することができる。これは、排気管が乗員の脚から離間しているために、特別な遮熱用の部材が不要になるからである。
しかし、このように車幅方向の中央部を通る排気管の下流側端部を後輪の上方に位置する消音器に接続すると、この排気管と後輪との接触を避けるために排気管を上方に延ばさなければならず、その分シートの位置が高くなるという新たな問題が生じる。シートの位置が高くなると、乗員の着座位置も高くなるために、脚を路面に付け難くなるばかりか、車体の重心が高くなって運転がし難くなってしまう。
【０００９】
本発明はこのような問題を解消するためになされたもので、特別な遮熱用の部材を用いることなく排気管の熱が乗員の脚に伝わることを阻止することができるとともに、運転し易い位置にシートを配設することができるようにすることを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明に係る自動二輪車は、シートと後輪との間に薄箱状の消音器を配設し、この消音器とエンジンとを接続する排気管をリヤアームのピボット軸とクロスメンバとの間に形成される前方部空間を通した自動二輪車であって、前記排気管における消音器と前記前方部空間との間の部位を、平面視において車幅方向の外側へ凸になるように湾曲させて形成し後輪の上部側方に位置付けたものである。
本発明によれば、排気管がシートの下方で後輪との接触を側方へ避けるように形成されるから、排気管を後輪との接触を避けるために上方へ延設する場合に較べてシートを低い位置に位置付けることができる。
【００１１】
請求項２に記載した発明に係る自動二輪車は、請求項１に記載した発明に係る自動二輪車において、排気管の湾曲部を平面視において左右一対のシートレールより車体内側に位置付けたものである。
この発明によれば、排気管の前記湾曲部分を乗員の脚から車体内側へ離間させることができる。
【００１２】
請求項３に記載した発明に係る自動二輪車は、請求項１に記載した発明に係る自動二輪車において、排気管の消音器への接続部位を、排気管の平面視において凸になる方向と同一方向の一側部に偏らせたものである。
この発明によれば、消音器の側端部に排気管が接続されるから、排気管におけるシートの下方で側方へ湾曲する部分と消音器との間の部位を平面視において直線状に形成することができる。
【００１３】
請求項４に記載した発明に係る自動二輪車は、請求項３に記載した発明に係る自動二輪車において、消音器の底壁の車幅方向の中央部に上方へ向けて凸になる凹部を形成したものである。
この発明によれば、凹部の分だけ消音器の位置を下げることができる。
【００１４】
請求項５に記載した発明に係る自動二輪車は、請求項１に記載した発明に係る自動二輪車において、排気管におけるリヤアームの前方部空間を通る部位に触媒収納管を設けたものである。
この発明によれば、排気管に較べて温度が高くなる触媒収納管の側方にリヤアームのアーム本体が位置するから、このアーム本体が実質的に遮熱用の部材として機能するようになる。
【００１５】
請求項６に記載した発明に係る自動二輪車は、請求項１に記載した発明に係る自動二輪車において、排気管におけるリヤアームの前方部空間を通る部位をこの排気管の平面視において凸になる方向と同一方向に偏らせて配設し、リヤアームのクロスメンバにおける前記排気管が偏る方向とは逆方向に偏る位置にリヤクッションユニットの下端を装着したものである。
この発明によれば、排気管とリヤクッションユニットとを互いに干渉することを避けながらリヤアームの前部であって車幅方向の中央部近傍に配設することができる。
【００１６】
請求項７に記載した発明に係る自動二輪車は、請求項１に記載した発明に係る自動二輪車において、排気管の湾曲部に側方から見て下方へ凸になる下方湾曲部を形成したものである。
この発明によれば、下方湾曲部の分だけ排気管の上方のシートの位置を下方へ位置付けることができる。
【００１７】
請求項８に記載した発明に係る自動二輪車は、請求項１に記載した発明に係る自動二輪車において、消音器は、排気管が接続される前端部の一箇所から排ガスが流入し、後端部であって車幅方向の二箇所から排ガスが排出される構成とされているものである。
この発明によれば、排ガスが一箇所から排出される場合に較べて排出口（排出用パイプ）を小径に形成することができるから、その分、消音器の後端部の厚みを薄く形成することができる。
【００１８】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る自動二輪車の一実施の形態を図１ないし図１３によって詳細に説明する。
図１は本発明に係る自動二輪車の側面図、図２は同じく平面図、図３は同じく背面図である。図４はシート部分を拡大して示す側面図、図５は消音器取付け部分を拡大して示す側面図、図６は同じく平面図である。図７は排気装置とリヤアームの側面図、図８は同じく平面図、図９はグラブバーの平面図、図１０は排気管の後端部と消音器の側面図、図１１は同じく平面図、図１２は図４におけるＸＩＩ−ＸＩＩ線断面図、図１３は図４におけるＸＩＩＩ−ＸＩＩＩ線断面図である。なお、図１２と図１３は、車体の左右方向の中心線Ｃより車体左側のみが描いてある。
【００１９】
これらの図において、符号１で示すものはこの実施の形態による自動二輪車である。この自動二輪車１は、シート２と後輪３との間に消音器４（図４および図５参照）が配設されている。５はこの自動二輪車１の前輪を示し、６はフロントフォーク、７は操向ハンドル、８はフロントカウリング、９は燃料タンク、１０は車体フレーム、１１は水冷式４サイクル４気筒エンジン、１２はこのエンジン１１の排気管１２を示す。
【００２０】
この自動二輪車１の前記車体フレーム１０は、従来の自動二輪車のものと同等の構成が採られており、左右一対のタンクレール１３の後端部にリヤアームブラケット１４が設けられている。このリヤアームブラケット１４には、ステー１５を介して運転者用フートレスト１６が取付けられるとともに、ピボット軸１７を介してリヤアーム１８が上下方向に揺動自在に支持されている。このリヤアーム１８は、図７および図８に示すように、前記ピボット軸１７が貫通してこのピボット軸１７に支持される筒体１９と、この筒体１９の両端部から車体の後方へ延びる左右一対のアーム本体２０と、これらのアーム本体２０の前部どうしの間に横架されたクロスメンバ２１とから構成されている。このクロスメンバ２１と前記筒体１９との間であって前記アーム本体２０どうしの間に前方部空間Ｓが形成されている。
【００２１】
前記クロスメンバ２１には、リヤクッションユニット２２の下端部を枢支するブラケット２３が設けられている。このブラケット２３は、図８に示すように、車幅方向の中心線Ｃより車体左側に偏って位置するように設けられている。前記リヤクッションユニット２２は、図７に示すように、前上がりに傾斜する状態で前記ブラケット２３と車体フレーム上部の受圧部材（図示せず）との間に介装されている。
【００２２】
前記タンクレール１３の後端部には、前記シート２を支持するための左右一対のシートレール２４，２４（図４参照）が取付けられている。これらのシートレール２４，２４は、それぞれ断面円形のパイプによって形成されており、前後方向の中間部分にガセットプレート２５を介してバックステー２６の後端部が溶接されるとともに、後端部どうしがクロスメンバ２７（図５および図６参照）によって互いに接続されている。また、このシートレール２４は、図６に示すように、前後方向の中央部が車体外側に突出し、平面視において、シート２の外形に略沿うような形状に形成されている。
【００２３】
前記シート２は、運転者用シート２ａと同乗者用シート２ｂとを一体に形成したもので、前記シートレール２４の上に載せられた状態でシートレール２４に取付けられている。
このシート２をシートレール２４に取付ける部分は、図１および図４に示すように、同乗者用シート２ｂの近傍に位置するグラブバー２８と、このグラブバー２８に一体に形成されたシートカウル２９と、前側サイドカバー３０と、後側サイドカバー３１とによって、車体の外観に現れることがないように覆われている。
【００２４】
前記グラブバー２８は、この同乗者用シート２に着座した同乗者が上体を安定させたり、メインスタンド１００（図１参照）を立てるために乗員が車体の後部を持ち上げるときに把持するもので、図５および図９に示すように、車体の左右方向に対称になるように形成され、後端部にシートカウル２９が一体に形成されている。前記グラブバー２８は、車体内側で車体の前後方向に延びるバー３２と、このバー３２の前端部から車体外側へ突出して車体の後方へ延びるグリップ３３と、このグリップ３３の後端部と前記バー３２の後端部とを接続するステー３４とによって構成され、これらは前記シートカウル２９とともに成形加工により一体に形成されている。
【００２５】
前記グラブバー２８の車体への取付けは、グラブバー２８の前端部に下方へ向けて突設された前側取付用ブラケット３５と、前記バー３２の後部から車体内側へ延びるように設けられた後側取付用ブラケット３６とをそれぞれ車体フレーム１０に取付けることによって行われている。
前記前側取付用ブラケット３５は、図５に示すように、前記ガセットプレート２５に溶接された取付用プレート３７に車体外側から取付用ボルト３８によって取付けられている。
【００２６】
前記後側取付用ブラケット３６は、図６および図１３に示すように、前記クロスメンバ２７の上に載せられた状態で上方から取付用ボルト３９によってクロスメンバ２７に取付けられている。図１３において、前記後側取付用ブラケット３６の車体内側に設けられた符号４１で示すものは、後述する消音器４を支持するための取付用プレートである。この取付用プレート４１は、２本の取付用ボルト４２によって前記クロスメンバ２８の上に取付けられている。
【００２７】
前記シートカウル２９は、図９に示すように、車体の左右方向の両側壁４３，４３と、これら両側壁４３，４３の上端部どうしを接続するように略水平に延びる上壁４４とによって形成されている。この実施の形態によるシートカウル２９は、前記両側壁４３の内側面に上下方向へ延びる補強用リブ４５が一体に形成されており、この補強用リブ４５を介してテールライト４６（図４および図５参照）を支持している。
【００２８】
前記前側サイドカバー３０は、図１２に示すように断面く字状を呈するように形成され、前後方向の両端部に車体内側へ向けて突設されたピン４７（図４および図１２参照）を介して前記シートレール２４と後側サイドカバー３１とに取付けられている。前記ピン４７は、図１２に示すように、車体フレーム１０または後側サイドカバー３１に支持されたグロメット４８に係合されている。
【００２９】
前記後側サイドカバー３１は、前記グラブバー２８のバー３２に沿って前後方向に延び、平面視において車体前側に向けて開放するＵ字状を呈するように形成されており、車体左側の部位と車体右側の部位とがテールライト４６の下方で接続されている。また、この後側サイドカバー３１の前端部は、図１２に示すように、前側サイドカバー３０の後端部の内側に臨むように形成され、この内側の部分に前記グロメット４８が設けられている。さらに、この後側サイドカバー３１の上端部は、図示してはいないが、前記バー３２の車体内側に延設されて係合されており、バー３２の下方からカバー内を見ることができないように構成されている。後側サイドカバー３１の上端部が係合する前記バー３２の係合孔を図９中に符号３２ａで示す。
【００３０】
前記排気管１２は、図７および図８に示すように、気筒毎の排気通路がエンジン１１の下方で一つに集合されるように形成され、この集合部分からリヤアーム１８の前記前方部空間Ｓを通って上方に延び、前記シート２と前記後輪３との間に位置する消音器４に接続されている。詳述すると、この排気管１２は、エンジン１１の気筒毎に設けられた４本の第１の排気管５１と、これらの第１の排気管５１の下流側端部から後方に延びる集合用通路形成部材５２と、この通路形成部材５２の後端部から後上方に延びる第２の排気管５３と、この第２の排気管５３の上端部に取付けられて前記前方部空間Ｓを上下方向に貫通する触媒収納管５４と、シート２の下方に設けられて前記触媒収納管５４と前記消音器４とを接続する第３の排気管５５とから構成されている。
【００３１】
前記集合用通路形成部材５２は、図８に示すように、平面視においてＹ字状を呈するように形成されており、車体左側の二つの気筒の排気通路どうしを集合させる左側上流部５２ａと、車体右側の二つの気筒の排気通路どうしを集合させる右側上流部５２ｂと、これらの上流部の排気通路どうしを集合させる下流部５２ｃとが一体に形成されている。
【００３２】
前記第２の排気管５３は、側面視Ｌ字状を呈するように屈曲されたパイプによって形成されている。この第２の排気管５３の下流側端部は、図８に示すように、平面視において、車幅方向の中心線Ｃより車体右側に偏って位置するように形成されている。また、この下流側端部は、上方に向かうにしたがって漸次車体右側に位置する状態で傾斜するように形成されている。この第２の排気管５３と前記集合用通路形成部材５２は、図示していないが、前記リヤアーム１８ブラケットに図示してないステーを介して支持されている。
【００３３】
前記触媒収納管５４は、従来からよく知られているように、触媒金属を担持させたアルミナなどの担体が収納されており、図７に示すように、両端部に上流側接続接続用パイプ５４ａと下流側接続用パイプ５４ｂとが溶接され、これらのパイプ５４ａ，５４ｂを介して前記第２の排気管５３と後述する第３の排気管５５とに接続されている。前記触媒収納管５４は、前記第２の排気管５３の下流側端部と同一軸線上に位置し、リヤアーム１８の前方部空間Ｓにこの空間を上下方向に貫通するように設けられている。この触媒収納管５４が設けられる位置は、前方部空間Ｓ内であって中心線Ｃより車体右側に偏るように位置付けられている。触媒収納管５４の上端部に接続された下流側接続用パイプ５４ｂは、下流端が車体右側の後部上方を指向するように屈曲されて形成されており、図７に示すように、側面視においてリヤクッションユニット２２と重なる位置で第３の排気管５５に接続されている。
【００３４】
前記第３の排気管５５は、図８および図１１に示すように、平面視において車体右側に向けて凸になる形状に湾曲するように形成されている。本発明でいう排気管における消音器とリヤアームの前方部空間との間の部位は、この第３の排気管と前記触媒収納管５４の下流側接続用パイプ５４ｂとによって構成されている。第３の排気管５５の前側半部５５ａは、前記パイプ５４ｂの後端部と同一軸線上を後方に向かうにしたがって漸次車体右側に位置するように延び、後側半部５５ｂは、後方に向かうにしたがって漸次車体中心側に位置するように延設されている。この前側半部５５ａと後側半部５５ｂとの接続部分である湾曲部５５ｃは、図６に示すように、平面視において車体右側のシートレール２４より車体内側に位置付けられ、図７および図８に示すように、後輪３の上部右側方に位置付けられている。
【００３５】
前記湾曲部５５ｃは、図７に示す側面視において、前記後側半部５５ｂの水平に対する傾斜角度が前記前側半部５５ａの傾斜角度より大きくなるように上下方向にも湾曲している。前記後側半部５５ｂの後端部分は、消音器４に接続するために、前記傾斜角度が前側半部５５ａと同等に小さくなるように形成されている。さらに詳述すると、この第３の排気管５５は、図７に示すように、側面視において前端と後端とを結ぶ仮想線Ｌより下方へ凸になるように下方湾曲部５５ｄが形成されている。
【００３６】
この第３の排気管５５の後端部に接続された前記消音器４は、全体の形状が薄箱状を呈するように形成されて内部に複数の膨張室（図示せず）が設けられており、図５、図１１および図１２に示すように、その上面の前後方向の略中央部分に溶接された取付用ブラケット５６と、このブラケット５６にグロメット５７を介して取付けられた前記取付用プレート４１とを介して前記クロスメンバ２７に取付けられている。前記グロメット５７は、取付用プレート４１に軸線方向が車体の前後方向を指向する状態で取付られており、車体の後方から取付用ボルト５８が貫通し、このボルト５８によって消音器４の前記ブラケット５６が取付けられている。
【００３７】
また、この消音器４は、車体前側の端部であって車体右側の端部に前記第３の排気管５５の下流側端部が溶接され、車体後側の端部に２本のテールパイプ６１が左右方向に並ぶ状態で突設されている。すなわち、この消音器４は、前記第３の排気管５５が接続される前端部の一箇所から排ガスが流入し、後端部であって車幅方向の二箇所から排ガスが排出される構成とされている。前記テールパイプ６１は、消音器４の厚みより外径が小さくなるように形成され、後述するプロテクタ６２（図４参照）が高温のテールパイプ６１によって過度に熱せられることを防ぐために、遮熱用の外筒６３によって囲まれている。この外筒６３は、前記テールパイプ６１との間に環状の空間が形成される外径をもって形成され、取付用ステー６４を介して消音器４の本体部分に取付けられている。
【００３８】
さらに、この消音器４は、図１２に示すように、底壁の車体前側の半部であって車幅方向の中央部に、上方へ向けて凸になる凹部６５が形成されている。
さらにまた、この消音器４の後部には、図１および図４に示すように、上述した後側サイドカバー３１の外側に露出する消音器４と前記外筒とを覆う構造の遮熱用のプロテクタ６２が取付けられている。このプロテクタ６２は、耐熱性の高い合成樹脂材料によって形成されており、消音器４の車体前側の両側部に突設されたピン６６に前端部が後方から回動自在に係合され、前記外筒６３の取付用ステー６４に設けられた支持片６７に後方から係合されている。この支持片６７とプロテクタ６２との接続部分は、プロテクタ６２の後端部が上方へ持ち上げられたときに容易に外れるように構成されている。この構成を採ることにより、プロテクタ６２を持って車体後部を持ち上げようとしたときに合成樹脂製のプロテクタ６２が破損することを阻止することができる。
【００３９】
上述したように構成された自動二輪車１においては、排気管１２がリヤアーム１８の前方部空間Ｓを通って車体内側に配設されているから、シート２に着座した運転者がフートレスト１６に脚を載せた状態では、この脚に対して排気管１２が車体内側に離間するようになる。このため、特別な遮熱用の部材を用いていないにもかかわらず、運転者の脚に排気管１２の熱が伝わり難くなる。前記排気管１２は、消音器４とリヤアーム１８の前方部空間Ｓとの間の部位（第３の排気管５５）が平面視において車体右側へ凸になって湾曲するように形成され、後輪３の上部側方に位置付けられているから、シート２の下方で後輪３との接触を側方へ避けるように形成される。
このため、排気管１２を後輪３との接触を避けるために上方へ延設する場合に較べて、シート２の位置を下げることができるから、排気管１２をリヤアーム１８の前方部空間Ｓを通することにより排気管１２が乗員の脚から離間するように構成しながら、シート２を相対的に低い位置に位置付けることができる。
【００４０】
この実施の形態による自動二輪車１は、第３の排気管５５の湾曲部５５ｃが平面視において車体右側のシートレール２４より車体内側に位置付けられているから、前記湾曲部５５ｃを乗員の脚から車体内側へ離間させることができる。
この実施の形態による自動二輪車１は、前記第３の排気管５５の消音器４への接続部位が第３の排気管５５の平面視において凸になる方向（右方向）と同一方向となる右側部に偏っているから、第３の排気５５の前記湾曲部５５ｃと消音器４との間の部位を平面視において直線状に形成することができる。このため、第３の排気管５５を側方へ湾曲するように形成しているにもかかわらず、排気抵抗が増大することを阻止することができる。
【００４１】
この実施の形態による自動二輪車１は、消音器４の底壁の車幅方向の中央部に上方へ向けて凸になる凹部６５が形成されているから、この凹部６５の分だけ消音器４の位置を下げることができ、シート２に乗員が着座した状態での車体重心を下げることができる。
この実施の形態による自動二輪車１は、排気管１２におけるリヤアーム１８の前方部空間Ｓを通る部位に触媒収納管５４が設けられているから、排気管１２に較べて温度が高くなる触媒収納管５４の側方にリヤアーム１８のアーム本体２０が位置し、このアーム本体２０が実施的に遮熱用の部材として機能するようになる。このため、触媒収納管５４の熱が乗員の脚に伝わり難くなるように構成しながら触媒を装備することができる。
【００４２】
この実施の形態による自動二輪車１は、排気管１２におけるリヤアーム１８の前方部空間Ｓを通る部位が車体右側（第３の排気管５５の湾曲部５５ｃが凸になる方向）に偏って位置し、リヤアーム１８のクロスメンバ２１における車体左側（排気管１２が偏る方向とは逆方向）に偏る位置にリヤクッションユニット２２の下端が装着されているから、排気管１２とリヤクッションユニット２２とを互いに干渉することを避けながら、リヤアーム１８の前部であって車幅方向の中央部近傍に配設することができる。
【００４３】
この実施の形態による自動二輪車１は、第３の排気管５５の湾曲部５５ｃに側方から見て下方へ凸になる下方湾曲部５５ｄが形成されているから、この下方湾曲部５５ｄの分だけ第３の排気管５５の上方のシート２を低く位置付けることができる。
この実施の形態による自動二輪車１の消音器４は、第３の排気管５５が接続される前端部の一箇所から排ガスが流入し、後端部であって車幅方向の二箇所から排ガスが排出されるから、排ガスが一箇所から排出される場合に較べて排出口（テールパイプ６１）を小径に形成することができ、その分、消音器４の後端部の厚みを薄く形成することができる。消音器４が薄く形成されることにより、シート２の高さをさらに低くすることができる。
【００４４】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、排気管がシートの下方で後輪との接触を側方へ避けるように形成されるから、排気管を後輪との接触を避けるために上方へ延設する場合に較べてシートを低い位置に位置付けることができる。このため、排気管をリヤアームの前方部空間Ｓを通して排気管が乗員の脚から離間する構成を採っているにもかかわらず、シートを相対的に低い位置に位置付けることができる。
したがって、本発明によれば、特別な遮熱用の部材を用いることなく排気管の熱が乗員の脚に伝わることを阻止することができるとともに、運転し易い位置にシートを配設することができる。
【００４５】
請求項２記載の発明によれば、排気管の前記湾曲部分を乗員の脚から車体内側へ離間させることができるから、排気管の熱が乗員の脚により一層伝わり難くなる。
請求項３記載の発明によれば、排気管におけるシートの下方で側方へ湾曲する部分と消音器との間の部位を平面視において直線状に形成することができるから、排気管を側方へ湾曲するように形成しているにもかかわらず排気抵抗の増大を阻止することができる。
【００４６】
請求項４記載の発明によれば、凹部の分だけ消音器の位置を下げることができるから、消音器の上方に位置するシートを相対的に低い位置に設けることができる。このため、シートに乗員が着座した状態での車体重心を下げることができ、より一層運転が容易な自動二輪車を提供することができる。
請求項５記載の発明によれば、リヤアームのアーム本体が実施的に遮熱用の部材として機能し、触媒の熱が乗員の脚に伝達されることを阻止する。このため、乗員の脚に排気管側から伝わる熱をより一層低減することができる。
【００４７】
請求項６記載の発明によれば、排気管とリヤクッションユニットとを互いに干渉することがないようにリヤアームの前部であって車幅方向の中央部近傍に配設することができるから、リヤクッションユニットを車体フレームとリヤアームとの間に介装するに当たって、従来の自動二輪車のものと同等の構成を採ることができる。このため、リヤアームの前方部空間に排気管を通す構成を採りながら、従来のリヤクッションユニットを流用しコストダウンを図ることができる。
請求項７記載の発明によれば、、下方湾曲部の分だけ排気管の上方のシートの位置を下げることができるから、シートを設ける高さの自由度が高くなり、より一層運転し易い位置にシートを設けることができる。
【００４８】
請求項８記載の発明によれば、排ガスが一箇所から排出される場合に較べて排出口を小径に形成することができるから、その分、消音器の厚みを薄く形成することができる。このため、消音器の上方に位置するシートを相対的に低い位置に設けることができる。このため、乗員が着座した状態での車体重心を下げることができ、より一層運転が容易な自動二輪車を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る自動二輪車の側面図である。
【図２】本発明に係る自動二輪車の平面図である。
【図３】本発明に係る自動二輪車の背面図である。
【図４】シート部分を拡大して示す側面図である。
【図５】消音器取付け部分を拡大して示す側面図である。
【図６】消音器取付け部分を拡大して示す平面図である。
【図７】排気装置とリヤアームの側面図である。
【図８】排気装置とリヤアームの平面図である。
【図９】グラブバーの平面図である。
【図１０】排気管の後端部と消音器の側面図である。
【図１１】排気管の後端部と消音器の平面図である。
【図１２】図４におけるＸＩＩ−ＸＩＩ線断面図である。
【図１３】図４におけるＸＩＩＩ−ＸＩＩＩ線断面図である。
【符号の説明】
１…自動二輪車、２…シート、３…後輪、４…消音器、１１…エンジン、１２…排気管、１７…ピボット軸、１８…リヤアーム、２０…アーム本体、２１…クロスメンバ、２２…リヤクッションユニット、２４…シートレール、５１…第１の排気管、５２…通路形成部材、５３…第２の排気管、５４…触媒収納管、５５…第３の排気管、５５ａ…前側半部、５５ｂ…後側半部、５５ｃ…湾曲部、５５ｄ…下方湾曲部、６１…テールパイプ、６５…凹部、Ｓ…前方部空間。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a motorcycle in which a silencer is disposed above a rear wheel.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, as an exhaust device for a motorcycle, there is a so-called up-muffler in which a silencer is disposed at a relatively high position near the upper portion of a rear wheel. Equipped with this up muffler is that the silencer is mounted at a high position, so that the bank angle of the vehicle body is increased while the large silencer is installed, and the air resistance during running is reduced. This is because it can.
[0003]
Examples of conventional motorcycles equipped with this type of up-muffler include those disclosed in Patent Document 1 and Patent Document 2, for example.
The motorcycle disclosed in Patent Document 1 is provided with a rear cowl behind the seat, and a silencer is disposed in the rear cowl and above the rear wheel. This silencer is formed to have a box shape, and the downstream end of the exhaust pipe is connected to the front end of the vehicle body, and the tail pipe for exhaust gas discharge is connected to the rear end of the vehicle body. Yes.
[0004]
The exhaust pipe extends upward from a collecting chamber provided below the pivot shaft of the rear arm of the motorcycle through the right side of the front portion of the rear arm, and a downstream end is directed to the silencer near the lower part of the seat. Is bent backwards. The collecting chamber is connected to an exhaust passage for each cylinder of the engine, and is configured to guide the exhaust gas of each cylinder to the exhaust pipe.
[0005]
On the other hand, the silencer of the motorcycle disclosed in Patent Document 2 is disposed in the vicinity of the upper side of the rear wheel, and an exhaust pipe connecting the silencer and the engine is an intake passage for each cylinder below the engine. Are formed so as to gather together, and extend from this gathering portion to the silencer behind the engine and under the seat. In this way, when the exhaust pipe extends in the vertical direction at the center of the rear side of the engine and in the vehicle width direction, the exhaust pipe has a front space formed between the pivot shaft of the rear arm and the cross member. Is passed through in the vertical direction.
In addition, the applicant could not find any prior art documents closely related to the present invention by the time of filing other than the prior art documents specified by the prior art document information described in the present specification. .
[0006]
[Patent Document 1]
Japanese Patent No. 2723311 (page 2-4, FIGS. 1 and 5)
[Patent Document 2]
JP-A-9-96217 (page 3-5, FIGS. 1 and 4)
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional motorcycle described in Patent Document 1, the exhaust pipe extends below the seat and extends in the vertical direction on the right side of the front portion of the rear arm, and the leg of the passenger seated on the seat approaches the exhaust pipe. Therefore, in order to prevent the heat of the exhaust pipe from being transmitted to the occupant's legs, a heat shielding member must be attached. In order to prevent the heat of the exhaust pipe from being transmitted to the occupant's legs in this way, a large and thick member for heat shielding must be used, so that the occupant can move the legs. Becomes narrower. In other words, the motorcycle disclosed in Patent Document 1 has a problem that the occupant is forced to have a tight posture.
[0008]
Such a problem can be solved to some extent by adopting a configuration in which the exhaust pipe passes through the central portion in the vehicle width direction as in the motorcycle described in Patent Document 2. This is because a special heat shielding member is not required because the exhaust pipe is separated from the passenger's leg.
However, if the downstream end of the exhaust pipe passing through the center in the vehicle width direction is connected to the silencer located above the rear wheel, the exhaust pipe is connected to avoid contact between the exhaust pipe and the rear wheel. A new problem arises that the sheet must be extended upward, and the position of the sheet becomes higher accordingly. When the position of the seat is increased, the seating position of the occupant is also increased, so that not only is it difficult to attach the legs to the road surface, but the center of gravity of the vehicle body is increased, making it difficult to drive.
[0009]
The present invention has been made to solve such a problem, and it is possible to prevent the heat of the exhaust pipe from being transmitted to the occupant's legs without using a special heat shielding member, and it is easy to drive. It is an object to enable a sheet to be disposed at a position.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve this object, a motorcycle according to the present invention is provided with a thin box-shaped silencer between a seat and a rear wheel, and an exhaust pipe connecting the silencer and the engine is connected to a pivot shaft of a rear arm. A portion of the exhaust pipe between the silencer and the front space that protrudes outward in the vehicle width direction in plan view. Is formed so as to be curved and positioned on the upper side of the rear wheel.
According to the present invention, the exhaust pipe is formed so as to avoid contact with the rear wheel below the seat, so that the exhaust pipe is extended upward in order to avoid contact with the rear wheel. The sheet can be positioned at a low position.
[0011]
The motorcycle according to the invention described in claim 2 is the motorcycle according to the invention described in claim 1, wherein the curved portion of the exhaust pipe is positioned inside the vehicle body from the pair of left and right seat rails in plan view.
According to this invention, the said curved part of an exhaust pipe can be spaced apart from a passenger | crew's leg to the vehicle body inner side.
[0012]
The motorcycle according to the invention described in claim 3 is the same as the direction in which the connection portion of the exhaust pipe to the silencer is convex in a plan view of the exhaust pipe in the motorcycle according to claim 1. Is biased to one side.
According to the present invention, since the exhaust pipe is connected to the side end of the silencer, the portion between the silencer and the portion of the exhaust pipe that curves to the side below the seat is formed linearly in plan view. can do.
[0013]
According to a fourth aspect of the present invention, in the motorcycle according to the third aspect of the present invention, a concave portion that protrudes upward is formed at a center portion of the bottom wall of the silencer in the vehicle width direction. Is.
According to this invention, the position of the silencer can be lowered by the amount of the recess.
[0014]
According to a fifth aspect of the present invention, in the motorcycle according to the first aspect of the present invention, a catalyst storage pipe is provided in a portion of the exhaust pipe that passes through the front space of the rear arm.
According to the present invention, since the arm main body of the rear arm is located on the side of the catalyst housing pipe where the temperature is higher than that of the exhaust pipe, the arm main body substantially functions as a heat shielding member.
[0015]
The motorcycle according to the invention described in claim 6 is a motorcycle according to the invention described in claim 1, wherein a portion of the exhaust pipe passing through the front space of the rear arm is convex in a plan view of the exhaust pipe. The rear cushion unit is disposed so as to be biased in the same direction, and the lower end of the rear cushion unit is mounted at a position biased in a direction opposite to the direction in which the exhaust pipe is biased in the cross member of the rear arm.
According to the present invention, the exhaust pipe and the rear cushion unit can be disposed in the front part of the rear arm and in the vicinity of the center part in the vehicle width direction while avoiding interference with each other.
[0016]
According to a seventh aspect of the present invention, there is provided a motorcycle according to the first aspect of the present invention, wherein the curved portion of the exhaust pipe is formed with a downward curved portion that protrudes downward when viewed from the side. is there.
According to the present invention, the position of the seat above the exhaust pipe can be positioned downward by the amount corresponding to the downward curved portion.
[0017]
The motorcycle according to an eighth aspect of the present invention is the motorcycle according to the first aspect of the present invention, wherein the silencer is configured such that exhaust gas flows in from the front end portion to which the exhaust pipe is connected, and the rear end portion. However, exhaust gas is discharged from two locations in the vehicle width direction.
According to this invention, since the exhaust port (discharge pipe) can be formed with a smaller diameter than when exhaust gas is discharged from one place, the thickness of the rear end portion of the silencer is reduced accordingly. be able to.
[0018]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, an embodiment of a motorcycle according to the present invention will be described in detail with reference to FIGS.
FIG. 1 is a side view of a motorcycle according to the present invention, FIG. 2 is a plan view, and FIG. 3 is a rear view. 4 is an enlarged side view showing the seat portion, FIG. 5 is an enlarged side view showing the silencer mounting portion, and FIG. 6 is a plan view. 7 is a side view of the exhaust device and the rear arm, FIG. 8 is also a plan view, FIG. 9 is a plan view of the grab bar, FIG. 10 is a side view of the rear end of the exhaust pipe and the silencer, and FIG. 12 is a sectional view taken along line XII-XII in FIG. 4, and FIG. 13 is a sectional view taken along line XIII-XIII in FIG. 12 and 13 show only the left side of the vehicle body from the center line C in the horizontal direction of the vehicle body.
[0019]
In these drawings, reference numeral 1 denotes a motorcycle according to this embodiment. In the motorcycle 1, a silencer 4 (see FIGS. 4 and 5) is disposed between the seat 2 and the rear wheel 3. 5 is a front wheel of the motorcycle 1, 6 is a front fork, 7 is a steering handle, 8 is a front cowling, 9 is a fuel tank, 10 is a body frame, 11 is a water-cooled 4-cycle 4-cylinder engine, and 12 is this An exhaust pipe 12 of the engine 11 is shown.
[0020]
The body frame 10 of the motorcycle 1 has the same configuration as that of a conventional motorcycle, and a rear arm bracket 14 is provided at the rear end of the pair of left and right tank rails 13. A driver's footrest 16 is attached to the rear arm bracket 14 via a stay 15, and a rear arm 18 is supported via a pivot shaft 17 so as to be swingable in the vertical direction. As shown in FIGS. 7 and 8, the rear arm 18 includes a cylindrical body 19 through which the pivot shaft 17 passes and supported by the pivot shaft 17, and left and right sides extending from both ends of the cylindrical body 19 to the rear of the vehicle body. The arm main body 20 includes a pair of arm main bodies 20 and a cross member 21 that is horizontally mounted between the front portions of the arm main bodies 20. A front space S is formed between the cross member 21 and the cylindrical body 19 and between the arm main bodies 20.
[0021]
The cross member 21 is provided with a bracket 23 that pivotally supports the lower end portion of the rear cushion unit 22. As shown in FIG. 8, the bracket 23 is provided so as to be located on the left side of the vehicle body from the center line C in the vehicle width direction. As shown in FIG. 7, the rear cushion unit 22 is interposed between the bracket 23 and a pressure receiving member (not shown) at the upper part of the vehicle body frame in a state of being inclined forward and upward.
[0022]
A pair of left and right seat rails 24 and 24 (see FIG. 4) for supporting the seat 2 are attached to the rear end portion of the tank rail 13. Each of the seat rails 24, 24 is formed by a pipe having a circular cross section, and the rear end portion of the backstay 26 is welded to the intermediate portion in the front-rear direction via the gusset plate 25, and the rear end portions are separated from each other. They are connected to each other by a cross member 27 (see FIGS. 5 and 6). Further, as shown in FIG. 6, the seat rail 24 has a central portion in the front-rear direction protruding outward from the vehicle body, and is formed in a shape that substantially conforms to the outer shape of the seat 2 in plan view.
[0023]
The seat 2 is formed by integrally forming a driver's seat 2a and a passenger's seat 2b, and is attached to the seat rail 24 while being placed on the seat rail 24.
As shown in FIGS. 1 and 4, the part for attaching the seat 2 to the seat rail 24 includes a grab bar 28 located in the vicinity of the passenger seat 2 b, a seat cowl 29 formed integrally with the grab bar 28, The front side cover 30 and the rear side cover 31 are covered so as not to appear in the appearance of the vehicle body.
[0024]
The grab bar 28 is gripped when the passenger sitting on the passenger seat 2 stabilizes the upper body or when the passenger lifts the rear part of the vehicle body to stand the main stand 100 (see FIG. 1). As shown in FIGS. 5 and 9, the seat cowl 29 is formed integrally with the rear end portion so as to be symmetrical in the left-right direction of the vehicle body. The grab bar 28 includes a bar 32 extending in the front-rear direction of the vehicle body on the inner side of the vehicle body, a grip 33 protruding from the front end portion of the bar 32 toward the outer side of the vehicle body and extending rearward of the vehicle body, a rear end portion of the grip 33 and the bar 32. The stay 34 is connected to the rear end portion of the rear end, and these are integrally formed with the seat cowl 29 by molding.
[0025]
The grab bar 28 is attached to the vehicle body by a front attachment bracket 35 projecting downward from the front end portion of the grab bar 28 and a rear attachment provided to extend from the rear part of the bar 32 to the vehicle body inside. This is done by attaching the brackets 36 to the body frame 10 respectively.
As shown in FIG. 5, the front mounting bracket 35 is mounted on a mounting plate 37 welded to the gusset plate 25 by mounting bolts 38 from the outside of the vehicle body.
[0026]
As shown in FIGS. 6 and 13, the rear mounting bracket 36 is mounted on the cross member 27 by mounting bolts 39 from above while being placed on the cross member 27. In FIG. 13, the reference numeral 41 provided inside the vehicle body of the rear mounting bracket 36 is a mounting plate for supporting the silencer 4 described later. The mounting plate 41 is mounted on the cross member 28 by two mounting bolts 42.
[0027]
As shown in FIG. 9, the seat cowl 29 is formed by side walls 43, 43 in the left-right direction of the vehicle body and an upper wall 44 extending substantially horizontally so as to connect the upper ends of the side walls 43, 43. Has been. In the seat cowl 29 according to this embodiment, reinforcing ribs 45 extending in the vertical direction are integrally formed on the inner side surfaces of the side walls 43, and the taillight 46 (see FIGS. 4 and 4) is formed through the reinforcing ribs 45. 5).
[0028]
The front side cover 30 is formed so as to have a cross-sectional shape as shown in FIG. 12, and pins 47 (see FIGS. 4 and 12) projecting toward the inside of the vehicle body at both ends in the front-rear direction. It is attached to the seat rail 24 and the rear side cover 31 via the intermediate part. As shown in FIG. 12, the pin 47 is engaged with a grommet 48 supported by the vehicle body frame 10 or the rear side cover 31.
[0029]
The rear side cover 31 extends in the front-rear direction along the bar 32 of the grab bar 28 and is formed to have a U-shape that opens toward the front side of the vehicle body in plan view. The right part is connected below the taillight 46. Further, as shown in FIG. 12, the front end portion of the rear side cover 31 is formed so as to face the inner side of the rear end portion of the front side cover 30, and the grommet 48 is provided in the inner portion. . Further, although not shown, the upper end portion of the rear side cover 31 is extended and engaged with the inside of the bar 32 so that the inside of the cover cannot be seen from below the bar 32. It is configured. The engagement hole of the bar 32 with which the upper end portion of the rear side cover 31 is engaged is indicated by reference numeral 32a in FIG.
[0030]
As shown in FIGS. 7 and 8, the exhaust pipe 12 is formed so that exhaust passages for each cylinder are gathered together under the engine 11, and the front space S of the rear arm 18 is formed from this gathered portion. And is connected to a silencer 4 located between the seat 2 and the rear wheel 3. More specifically, the exhaust pipe 12 includes four first exhaust pipes 51 provided for each cylinder of the engine 11, and a collecting passage extending rearward from the downstream end portion of the first exhaust pipes 51. A forming member 52, a second exhaust pipe 53 extending rearward and upward from the rear end portion of the passage forming member 52, and an upper end portion of the second exhaust pipe 53 are attached to the front space S in the vertical direction. A catalyst housing pipe 54 that passes therethrough and a third exhaust pipe 55 that is provided below the seat 2 and connects the catalyst housing pipe 54 and the silencer 4 are configured.
[0031]
As shown in FIG. 8, the collecting passage forming member 52 is formed to have a Y shape in plan view, and includes a left upstream portion 52 a that collects the exhaust passages of the two cylinders on the left side of the vehicle body, A right upstream portion 52b that collects the exhaust passages of the two cylinders on the right side of the vehicle body and a downstream portion 52c that collects the exhaust passages of these upstream portions are integrally formed.
[0032]
The second exhaust pipe 53 is formed by a pipe bent so as to have an L shape in a side view. As shown in FIG. 8, the downstream end of the second exhaust pipe 53 is formed so as to be offset from the center line C in the vehicle width direction to the right side of the vehicle body in plan view. Further, the downstream end is formed so as to incline in a state where it is gradually positioned on the right side of the vehicle body as it goes upward. Although not shown, the second exhaust pipe 53 and the collecting passage forming member 52 are supported by the rear arm 18 bracket via a stay (not shown).
[0033]
As is well known in the art, the catalyst storage pipe 54 stores a carrier such as alumina carrying a catalyst metal. As shown in FIG. 7, upstream connection connecting pipes 54a are provided at both ends. Are connected to the second exhaust pipe 53 and a later-described third exhaust pipe 55 through these pipes 54a and 54b. The catalyst housing pipe 54 is located on the same axis as the downstream end of the second exhaust pipe 53, and is provided in the front space S of the rear arm 18 so as to penetrate the space in the vertical direction. The position where the catalyst storage pipe 54 is provided is positioned in the front space S so as to deviate from the center line C to the right side of the vehicle body. The downstream connection pipe 54b connected to the upper end portion of the catalyst housing pipe 54 is formed so that the downstream end is bent so as to face the rear upper part of the right side of the vehicle body. As shown in FIG. It is connected to the third exhaust pipe 55 at a position overlapping the rear cushion unit 22.
[0034]
As shown in FIGS. 8 and 11, the third exhaust pipe 55 is formed to be curved in a shape that is convex toward the right side of the vehicle body in plan view. The portion of the exhaust pipe between the silencer and the front space of the rear arm is constituted by the third exhaust pipe and the downstream connection pipe 54 b of the catalyst storage pipe 54. The front half portion 55a of the third exhaust pipe 55 extends so as to be gradually positioned on the right side of the vehicle body as it goes rearward on the same axis as the rear end portion of the pipe 54b, and the rear half portion 55b goes rearward. Accordingly, it is extended so as to be gradually located on the vehicle body center side. As shown in FIG. 6, the curved portion 55c, which is a connecting portion between the front half portion 55a and the rear half portion 55b, is positioned on the vehicle body inner side from the seat rail 24 on the right side of the vehicle body in a plan view. As shown in FIG. 4, the rear wheel 3 is positioned on the right side of the upper part.
[0035]
In the side view shown in FIG. 7, the curved portion 55c is curved in the vertical direction so that the inclination angle of the rear half portion 55b with respect to the horizontal is larger than the inclination angle of the front half portion 55a. The rear end portion of the rear half portion 55b is formed so that the inclination angle becomes as small as that of the front half portion 55a in order to connect to the silencer 4. More specifically, as shown in FIG. 7, the third exhaust pipe 55 is formed with a downward curved portion 55d so as to protrude downward from an imaginary line L connecting the front end and the rear end in a side view. Yes.
[0036]
The muffler 4 connected to the rear end portion of the third exhaust pipe 55 is formed so that the overall shape is a thin box shape, and a plurality of expansion chambers (not shown) are provided therein. 5, 11, and 12, the mounting bracket 56 welded to the substantially central portion of the upper surface in the front-rear direction, and the mounting plate attached to the bracket 56 via a grommet 57. 41 to the cross member 27. The grommet 57 is attached to the attachment plate 41 in a state where the axial direction is oriented in the front-rear direction of the vehicle body, and the attachment bolt 58 penetrates from the rear of the vehicle body, and the bracket 56 of the silencer 4 is penetrated by the bolt 58. Is installed.
[0037]
The silencer 4 has an end portion on the front side of the vehicle body and a downstream end portion of the third exhaust pipe 55 welded to an end portion on the right side of the vehicle body, and two tail pipes on the end portion on the rear side of the vehicle body. 61 protrudes in a state of being lined up in the left-right direction. That is, the silencer 4 has a configuration in which exhaust gas flows from one place of the front end portion to which the third exhaust pipe 55 is connected and exhaust gas is discharged from two places in the vehicle width direction at the rear end portion. Has been. The tail pipe 61 is formed to have an outer diameter smaller than the thickness of the silencer 4, and in order to prevent a protector 62 (see FIG. 4), which will be described later, from being excessively heated by the high temperature tail pipe 61. Is surrounded by an outer cylinder 63. The outer cylinder 63 is formed with an outer diameter that forms an annular space with the tail pipe 61, and is attached to the body portion of the silencer 4 via an attachment stay 64.
[0038]
Further, as shown in FIG. 12, the silencer 4 is formed with a concave portion 65 that protrudes upward in a center portion in the vehicle width direction, which is a half portion of the bottom wall on the vehicle body front side.
Furthermore, as shown in FIG. 1 and FIG. 4, the silencer 4 has a structure for covering the silencer 4 exposed to the outside of the rear side cover 31 and the outer cylinder. A protector 62 is attached. The protector 62 is made of a synthetic resin material having high heat resistance, and its front end is rotatably engaged with pins 66 projecting from both sides of the silencer 4 on the front side of the vehicle body. The support piece 67 provided on the mounting stay 64 of the cylinder 63 is engaged from behind. The connecting portion between the support piece 67 and the protector 62 is configured to be easily detached when the rear end portion of the protector 62 is lifted upward. By adopting this configuration, it is possible to prevent the protector 62 made of synthetic resin from being damaged when attempting to lift the rear part of the vehicle body with the protector 62.
[0039]
In the motorcycle 1 configured as described above, since the exhaust pipe 12 is disposed inside the vehicle body through the front space S of the rear arm 18, the driver sitting on the seat 2 puts his / her leg on the footrest 16. In the mounted state, the exhaust pipe 12 is separated from the leg toward the inside of the vehicle body. This makes it difficult for the heat of the exhaust pipe 12 to be transmitted to the driver's legs, even though no special heat shielding member is used. The exhaust pipe 12 is formed such that a portion (third exhaust pipe 55) between the silencer 4 and the front space S of the rear arm 18 is convex and curved toward the right side of the vehicle body in plan view. 3 is positioned so as to avoid contact with the rear wheel 3 below the seat 2 to the side.
For this reason, the position of the seat 2 can be lowered as compared with the case where the exhaust pipe 12 is extended upward in order to avoid contact with the rear wheel 3, so that the exhaust pipe 12 is connected to the front space S of the rear arm 18. The seat 2 can be positioned at a relatively low position while being configured so that the exhaust pipe 12 is separated from the occupant's leg by passing through.
[0040]
In the motorcycle 1 according to this embodiment, the curved portion 55c of the third exhaust pipe 55 is positioned on the inner side of the vehicle body from the seat rail 24 on the right side of the vehicle body in a plan view. It can be separated inward.
In the motorcycle 1 according to this embodiment, the right side in which the connection portion of the third exhaust pipe 55 to the silencer 4 is the same direction as the convex direction (right direction) in the plan view of the third exhaust pipe 55. Therefore, the portion of the third exhaust 55 between the curved portion 55c and the silencer 4 can be formed linearly in plan view. For this reason, although the third exhaust pipe 55 is formed so as to bend to the side, it is possible to prevent the exhaust resistance from increasing.
[0041]
In the motorcycle 1 according to this embodiment, since the concave portion 65 that protrudes upward is formed at the center of the bottom wall of the silencer 4 in the vehicle width direction, the amount of the silencer 4 corresponding to the concave portion 65 is formed. The position of the vehicle body can be lowered, and the center of gravity of the vehicle body can be lowered when an occupant is seated on the seat 2.
In the motorcycle 1 according to this embodiment, the catalyst housing pipe 54 is provided in a portion passing through the front space S of the rear arm 18 in the exhaust pipe 12, so that the temperature of the catalyst housing pipe 54 becomes higher than that of the exhaust pipe 12. The arm main body 20 of the rear arm 18 is located on the side of this, and this arm main body 20 effectively functions as a heat shielding member. For this reason, it is possible to equip the catalyst while configuring so that the heat of the catalyst housing tube 54 is not easily transmitted to the occupant's legs.
[0042]
In the motorcycle 1 according to this embodiment, the portion of the exhaust pipe 12 that passes through the front space S of the rear arm 18 is located on the vehicle body right side (the direction in which the curved portion 55c of the third exhaust pipe 55 is convex). Since the lower end of the rear cushion unit 22 is mounted at a position biased to the left side of the vehicle body (the direction opposite to the direction in which the exhaust pipe 12 is biased) in the cross member 21 of the rear arm 18, the exhaust pipe 12 and the rear cushion unit 22 interfere with each other. While avoiding this, the front arm of the rear arm 18 can be disposed near the center in the vehicle width direction.
[0043]
In the motorcycle 1 according to this embodiment, the curved portion 55c of the third exhaust pipe 55 is formed with a downward curved portion 55d that protrudes downward when viewed from the side. The seat 2 above the third exhaust pipe 55 can be positioned low.
In the silencer 4 of the motorcycle 1 according to this embodiment, the exhaust gas flows from one place of the front end portion to which the third exhaust pipe 55 is connected, and the exhaust gas flows from two places in the rear end portion and in the vehicle width direction. Since the exhaust gas is discharged, the discharge port (tail pipe 61) can be formed with a small diameter compared with the case where the exhaust gas is discharged from one place, and the thickness of the rear end portion of the silencer 4 is reduced accordingly. Can do. By forming the silencer 4 to be thin, the height of the sheet 2 can be further reduced.
[0044]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since the exhaust pipe is formed so as to avoid contact with the rear wheel below the seat, the exhaust pipe is extended upward to avoid contact with the rear wheel. The sheet can be positioned at a lower position as compared with the case of setting. For this reason, the seat can be positioned at a relatively low position even though the exhaust pipe is configured such that the exhaust pipe is separated from the occupant's legs through the front space S of the rear arm.
Therefore, according to the present invention, it is possible to prevent the heat of the exhaust pipe from being transmitted to the occupant's legs without using a special heat shielding member, and it is possible to dispose the seat at a position where driving is easy. it can.
[0045]
According to the second aspect of the present invention, since the curved portion of the exhaust pipe can be separated from the passenger's leg toward the inside of the vehicle body, the heat of the exhaust pipe is more difficult to be transmitted to the passenger's leg.
According to the third aspect of the present invention, the portion between the portion of the exhaust pipe that is bent laterally below the seat and the silencer can be formed linearly in a plan view. Despite being formed so as to be bent to the right, an increase in exhaust resistance can be prevented.
[0046]
According to the fourth aspect of the present invention, since the position of the silencer can be lowered by the amount of the recess, the sheet positioned above the silencer can be provided at a relatively low position. For this reason, the center of gravity of the vehicle body in a state where the occupant is seated on the seat can be lowered, and a motorcycle that can be driven more easily can be provided.
According to the fifth aspect of the present invention, the arm body of the rear arm effectively functions as a heat shielding member, and prevents the heat of the catalyst from being transmitted to the occupant's legs. For this reason, the heat transmitted to the passenger's leg from the exhaust pipe side can be further reduced.
[0047]
According to the sixth aspect of the present invention, the exhaust pipe and the rear cushion unit can be disposed in the front portion of the rear arm and in the vicinity of the center portion in the vehicle width direction so as not to interfere with each other. When the cushion unit is interposed between the vehicle body frame and the rear arm, a configuration equivalent to that of a conventional motorcycle can be employed. For this reason, while adopting a configuration in which the exhaust pipe is passed through the front space of the rear arm, the conventional rear cushion unit can be used to reduce the cost.
According to the seventh aspect of the invention, since the position of the seat above the exhaust pipe can be lowered by the amount of the downward curved portion, the degree of freedom in the height at which the seat is provided is increased, and the position is more easily operated. A sheet can be provided.
[0048]
According to the eighth aspect of the present invention, the exhaust port can be formed with a smaller diameter as compared with the case where the exhaust gas is discharged from one place. Therefore, the thickness of the silencer can be reduced accordingly. For this reason, the sheet | seat located above a silencer can be provided in a relatively low position. For this reason, it is possible to provide a motorcycle that can lower the center of gravity of the vehicle body in a state in which an occupant is seated and that is easier to drive.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a motorcycle according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the motorcycle according to the present invention.
FIG. 3 is a rear view of the motorcycle according to the present invention.
FIG. 4 is an enlarged side view showing a sheet portion.
FIG. 5 is an enlarged side view showing a silencer mounting portion.
FIG. 6 is an enlarged plan view showing a silencer mounting portion.
FIG. 7 is a side view of the exhaust device and the rear arm.
FIG. 8 is a plan view of an exhaust device and a rear arm.
FIG. 9 is a plan view of a grab bar.
FIG. 10 is a side view of the rear end portion of the exhaust pipe and the silencer.
FIG. 11 is a plan view of the rear end portion of the exhaust pipe and the silencer.
12 is a cross-sectional view taken along line XII-XII in FIG.
13 is a cross-sectional view taken along line XIII-XIII in FIG.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Motorcycle, 2 ... Seat, 3 ... Rear wheel, 4 ... Silencer, 11 ... Engine, 12 ... Exhaust pipe, 17 ... Pivot shaft, 18 ... Rear arm, 20 ... Arm main body, 21 ... Cross member, 22 ... Rear Cushion unit, 24 ... seat rail, 51 ... first exhaust pipe, 52 ... passage forming member, 53 ... second exhaust pipe, 54 ... catalyst housing pipe, 55 ... third exhaust pipe, 55a ... front half, 55b ... rear half, 55c ... curved part, 55d ... downward curved part, 61 ... tail pipe, 65 ... concave part, S ... front part space.

Claims

A thin box-shaped silencer is arranged between the seat and the rear wheel, and an exhaust pipe connecting the silencer and the engine passes through a front space formed between the pivot shaft of the rear arm and the cross member. A portion of the exhaust pipe between the silencer and the front space is curved so as to protrude outward in the vehicle width direction when seen in a plan view. A motorcycle characterized by being positioned in

The motorcycle according to claim 1, wherein the curved portion of the exhaust pipe is positioned on the inner side of the vehicle body with respect to the pair of left and right seat rails in plan view.

The motorcycle according to claim 1, wherein a connection portion of the exhaust pipe to the silencer is biased to one side in the same direction as a convex direction in a plan view of the exhaust pipe.

The motorcycle according to claim 3, wherein a concave portion that protrudes upward is formed in a center portion of the bottom wall of the silencer in the vehicle width direction.

2. The motorcycle according to claim 1, wherein a catalyst housing pipe is provided in a portion passing through a front space of the rear arm in the exhaust pipe.

2. The motorcycle according to claim 1, wherein a portion of the exhaust pipe passing through the front space of the rear arm is disposed so as to be biased in the same direction as a convex direction in a plan view of the exhaust pipe, and the exhaust in the cross member of the rear arm. A motorcycle in which the lower end of the rear cushion unit is mounted at a position that is opposite to the direction in which the pipe is biased.

The motorcycle according to claim 1, wherein a curved portion that protrudes downward when viewed from the side is formed in the curved portion of the exhaust pipe.

The motorcycle according to claim 1, wherein the silencer has a configuration in which exhaust gas flows from one place of a front end portion to which an exhaust pipe is connected, and exhaust gas is discharged from two places in a rear end portion and in the vehicle width direction. Has been a motorcycle.