JP2005021583A - 履き物 - Google Patents

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Yasuki Fujishima
泰樹 藤島
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Abstract

【課題】足裏形状に中底をフィットさせつつ、高さ方向の調節を可能とし、且つ中底や中敷き、パッド等の隆起形状等の耐久性を向上させ、その交換時には交換を容易に行うことができる履き物の提供するものである。
【解決手段】 中底と本底との接触面の高さの位置における履き物本体の側部に沿って、平面形状の周回の一部又は全部に、開閉手段によって開閉自在に形成される開口部を備え、該接触面が非固定に形成され、該中底と本底との間に作出されるスペースに、中敷き様基板を配置し得るように構成し、該開口部から中敷き様基板を挿脱自在にしたことを特徴としている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、中敷きの使用性を向上させる靴に関する。
一般的に、足の形状やサイズは固有なものであって様々であるのに対し、靴の形状やサイズは標準的な規格に沿って製造され、種類が限定されている。このため、足に合わないということが往々にして生じ、歩行のバランスのみならず、体調や体形に悪影響を及ぼすということも起こる。従って、安全や健康という点からも足にフィットした靴を履く方がよいことは言及するまでもない。このような意味からもオーダーメイドで自己の足に適合した靴を製作するのがよいとされている。しかしながら、オーダーメイドの靴は、既製品に比べ高価であるため、最近では、靴そのものをオーダーメイドによって製作するのに代って、中敷きのみを自己の足裏に形態に適合するようにオーダーメイドで製作した靴が提案されている。
中敷きのオーダーメイドに対し、これを簡易化し比較的安価にしたものとして、中敷きやインソールとも呼ばれる靴の中底上に配置して使用する中敷き様基板を交換自在に配置することが提案されている。かかる中敷き様基板には、その大きさを自由にカットして靴や足のサイズに合わせられるようにしたものや立体的な隆起形状を有するもの、或いはパッドと呼ばれる立体的な隆起形状を有する小片を足裏の形態に合わせて中敷き様基板や靴の中底に貼着して、各々の足の形状やサイズに合った中底を形成し得るようにしたものが提案されている。また中敷き様基板を何層か積層し、これを幾分剥がして高さを変えられるように工夫されたものや衝撃吸収性や屈曲性等の機能又は性能について工夫されたものも多く存在する。今日、これらのように各々に合ったものに変える所謂カスタマイズのための手段が好適に用いられ広く普及している。それらの代表例として、特開2003−38204号公報に開示されたようなものがあげられる。
この公報に記載の従来例の靴の中敷きは、多孔性材料からなる基材に、土踏まず内側に隆起部を設けるとともに、土踏まず内側端縁を外方へ突出形成し、該隆起部における足裏端縁に沿った線を稜線として、該隆起部が内外方向に各々下方傾斜を設けて構成され、各種靴サイズに応じて使用者が簡単にカットして使用できるようになっている。また靴そのものに工夫が施されたものとして、例えば、特開2002−306208号公報に開示されたようなものがあげられる。この従来例の靴は、複数枚の分離可能に積層された中敷き部材を靴の中底に装着して構成され、該中敷き部材を取り除く枚数によって、足と靴との高さを微調整することができるようになっている。
特開2003−38204号公報 特開2002−306208号公報
上記に示されるような従来技術の中敷きやこれを備えた靴においては、形状や大きさ等の調整ができるよう工夫され、フィット感を高め安全性や健康面について十分な配慮がなされており、また衝撃吸収性や屈曲性等の機能や性能面についても十分な改善が重ねられている点において高く評価される。それらのようなもののうち、足にフィットする最適なものの例として上記したようなオーダーメイドの靴をあげたが、製作費が高価でああるという問題がある。また特許文献1に示されるような従来技術においては、量産性から比較的安価であると考えられ、導入コストを引き下げるものと考えられるが、オーダーメイドの場合と同様、高さ方向の調整ができない若しくはし難いという点が一つの問題とされる。逆に、特許文献2に示されるような従来技術においては、高さ方向の調節ができるもののその反面、足裏の形状に中敷きや中底の隆起形状等を合わせることが困難であるという問題がある。
この点を改善するものとして、前記パッドのようなものがあるが、靴の中底や中敷きに貼着する場合、使用に際して、位置のズレや剥がれ、或いはホコリが粘着剤に付着する等の問題点が指摘されている。また、これらのような従来例の技術の場合、足裏の形状に合わせた隆起形状等は、足裏から直接的に負荷が加えられる構造であるため、摩耗や加圧等による消耗が比較的速く、短期サイクルでの交換が必要とされ、更に取り替えが容易でないという問題があった。又、特にリューマチを患っている患者の場合、その日によって中足骨の位置が異なるため、中足骨に合わせて中底に貼着するパッドを高いものとしたり、低いものとすることによって、日々使用感の変化をもたらしうるようなものが要望されている。
以上のような問題点に鑑みて、本発明では、足裏形状に中底をフィットさせつつ、高さ方向の調節を可能とし、且つ中底や中敷き、パッド等の隆起形状等の耐久性を向上させ、その交換時には交換を容易に行うことができ、中敷きの有効性を高める履き物の提供を主な課題とする。
本発明の履き物は、中底と本底とを備えた履き物において、中底の下面と本底の上面とを非固定とし、該非固定とされた履き物の側面に、開閉手段によって開閉自在に形成される開口部を設け、中底と本底との間に、中敷き様基板を配置し、該開口部から中敷き様基板を挿脱自在にしたことを特徴とする。
中敷き様基板は、前記のオーダーメイドの中敷き、或いは特許文献1又は2に記載の如くの中敷き、又は前記パッドを所望の位置に貼着、配置してなる中敷き、若しくは市販の中敷きを指し、或いはこれらのものに限定されず、使用者によって適時好適に選ばれる中敷きであってもよく、何ら限定されない。従って、本明細書において中敷き様基板はこの意味で用いる。
また、前記開口部は、中敷き様基板を挿脱し得る程度の幅若しくは長さを有するものであればよく、履き物本体における内股側の側部に渡るもの、又はこの反対側の側部に渡るもの、或いは内股側の側部からこの反対側の側部にかけて踵部分を通る非閉曲線状すなわち略半周回状に渡るもの、或いは内股側の側部からこの反対側の側部にかけて爪先部分を通る半周回状に渡るもの、若しくは平面形状のほぼ周回に渡るものの何れであってもよく、特に限定されるものではないので、デザインやニーズ等に合わせたものとすることができる。しかし、中敷き様基板の挿脱の容易性を考慮すれば、やや大き目にする方がよい。
この開口部に配置される開閉手段は、一般的に普及しているジッパーやチャックとも呼ばれるファスナー又は面型ファスナーを用いることができ、雨天等の使用を考慮すれば防水式ファスナーを採用することが望ましい。
また非固定とする中底の下面と本底の上面との接触面或いはその間隙は、中底の広さ一面に渡るものとすることができ、このようにすることで、中敷き様基板を中底の面積一面に敷くことができ、従って、或る部分のみの形状を足にフィットさせるのではなく、中敷き様基板の形状によって、足裏全体に渡って形状をフィットさせることができる。前期間隙の広さは、中底の広さ一面に渡るものでなくてもよいことは勿論であるが、各々の足全体にフィットさせ得るものとしては、中底の広さ一面に渡るものである方が好ましい。また、当該発明の履き物においては、前記中敷き様基板を前記間隙に挿入していない状態であっても、前記説明のとおり、履き物としての機能を十分に果たし得る構造となっている。
更に、高さ方向にゆとりを持った間隙とすることもでき、この場合、中敷き様基板を挿入する枚数や厚みを変えたものを該間隙に挿脱することが可能となり、従って、高さ方向の調整を行うことが容易にできる。中敷き様基板を複数枚重ねて配置する際には、この最上部の中敷き様基板のみ隆起等の立体形状を有するものとし、その他のものは平面的なものを用いることができるので、比較的安価でありながら、高さ方向の調節を行うことができ、且つ足裏形状にもフィットさせることができる。
また、中敷き様基板は前記間隙に挿入して配置するようにしたことによって、足裏と直接接触するのではなく、中底部材を通じた間接的なものとなるので、パッドのズレや剥がれ、或いはパッド若しくは中敷き様基板の摩耗等による劣化が抑制され耐久性を高めることができる。すなわち、交換期間が改善され、結果的に経済的とすることができるのである。
本発明によれば、靴の中底を個々特有の足裏形状にフィットさせつつ、高さ方向の調節を可能とし、且つ中敷き様基板の隆起形状等の耐久性の向上が図られるとともに、更に、中敷き様基板の交換時には交換を容易に行うことができ、中敷き様基板の有効性を高める履き物を提供することができる。
更に、開閉手段として防水式のファスナーを用いることで、雨天等においても靴内への水の滲入を防止することが可能であり好適に使用することができる履き物を提供することができる。
以下、本発明の一実施形態につき、図面を参照して説明する。
図1に、本発明の履き物本体(1)の踵側の方向から見た斜視図を示している。本実施例の履き物本体(1)は、甲部被覆部材(2)と踵部被覆部材(3)とを配置した中底部材(4)と、本底部材(5)とを備え、該本底部材(5)の最上面と該中底部材(4)の最下面とを非固定とし、該非固定部に整合して、履き物本体(1)の内股側の側面のほぼ中間位置から、これと反対側の側面のほぼ中間位置にかけて、踵部分を通る半周回状に形成された開口部(6)を有し(図3及び図4参照)、該開口部(6)に開閉手段としてファスナー(7)を取り付けた構成となっている。
図2は、本実施例のファスナー(7)を踵部分まで解放し、且つ、各種パッド(8)を配置してなる中敷き様基板(9)を所定位置に配置した状態を、爪先部分から踵部分にかけて切断する縦断面図に示したものである。図2に示すように、本発明の履き物本体(1)は、前記中底部材(4)の上面と前記甲部被覆部材(2)及び前記踵部被覆部材(3)とによって形成される足を挿入する室(10)と、この室(10)と中底を隔壁として隔てられた、裏面に中底クッション部材(11)を施してなる中底の最下面と、上面に接合層(12)を施してなる本底の最上面との間に作出される中敷き様基板(9)を配置するためのスペース(13)とを有する構造となっている。また本実施例の中敷き様基板(9)は、3層に積層された基材(14)の上層の表面における踵部分に衝撃吸収パッド(8a)が貼着され、ほぼ中央部分に、凸状に湾曲して突出したパッド(8b)が貼着された構成となっている。該パッドは、踵部、土踏まず、中足骨、爪先等任意の位置に貼着可能なものであり、適用する位置に応じて高さ、形状、サイズ等が異なっている。
図3、4はそれぞれ、本実施例のファスナー(7)を全開にして開口部(6)を開き、中敷き様基板(9)を挿入する状態を示した斜視図、及び、同状態における爪先部分から踵部分にかけて切断した縦断面を示したものである。図2、3、4に示すように、当該発明の履き物本体(1)においては、中敷き様基板(9)の表面形状によって、中底部材(4)を介して前記室(10)内における床面の形状が作出されるようになっているので、装着時に中敷き様基板(9)自体と足裏とが、直接接触することなく使用者個々に応じたフィット感を得ることができるとともに、中敷き様基板(9)の耐久性の向上が図られる構造となっている。尚、本実施例に示す靴は通常の短靴としたが、これに限られるものではない。長靴、スニーカー、スリッパ、サンダル等任意の履物に適用可能である。
本発明に係る履き物を踵側の方向から見た斜視図。 本発明に係るファスナーを踵部分まで解放し、中敷き様基板を所定位置に配置した状態を示す、爪先部分から踵部分にかけて切断する断面図。 本発明に係るファスナーを全開にして開口部を開き、中敷き様基板を挿入する状態を示した斜視図。 本発明に係るファスナーを全開にして開口部を開き、中敷き様基板を挿入する状態を示す、爪先部分から踵部分にかけて切断する断面図。
符号の説明
1 履き物本体
2 甲部被覆部材
3 踵部被覆部材
4 中底部材
5 本底部材
6 開口部
7 ファスナー
8 パッド
9 中敷き様基板
10 室
11 中底クッション部材
12 接合層
13 スペース
14 基材

Claims (4)

  1. 中底と本底とを備えた履き物において、前記中底の下面と本底の上面とを非固定とし、該非固定とされた履き物の側面に、開閉手段によって開閉自在に形成される開口部を設け、中底と本底との間に、中敷き様基盤を配置し、前記開口部から中敷き様基盤を挿脱自在としたことを特徴とする履き物。
  2. 前記開閉手段がファスナーであることを特徴とする請求項1に記載の履き物。
  3. ファスナーが防水式であることを特徴とする請求項1又は2に記載の履物。
  4. 前記開口部が、内股側の側部からこの反対側の側部にかけて踵部分を通る略半周回に渡るものであることを特徴とする請求項1乃至3に記載の履き物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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