JP2005021352A - 静脈カテーテル挿入装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】使用後のカニューレ針との不注意な接触を防ぎ、使用により汚染が生ずることを防ぐことのできる静脈カテーテル挿入装置を提供する。
【解決手段】静脈カテーテル挿入装置は、バレル(2,9)の前側端口(223,931)と係合し、バレル(2,9)の通路(21)と連通するダクト(513)を持つカテーテルハブ(5)を含む。カテーテル管(6)は前記ダクト(513)と連通し、カニューレ針(32)を通すことを許容するように配置される。プランジャ(4)は通路(21)内に収容され、手動操作ができるように、バレル(2)の後方に延びる。プランジャ(4)は減圧で流体を保持し、通路(21)内でカニューレ針(32)と連結され、カニューレ針(32)が大気と減圧との圧力差によりキャビティ(41)内に抜き取られるようにしている。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は静脈カテーテル挿入装置に関し、特に、カニューレ針を負圧のプランジャーキャビティ内で後退させることを可能とする内カテーテル挿入装置に関する。
【0002】
【従来技術】
静脈カテーテル挿入装置は一般的に血液へ薬剤液を投与、あるいは患者の血管から血液を抽出するのに使用される。図1及び図2を参照すると、通常の静脈カテーテル挿入装置1は、ハブエンド111を持つ管状針座11、ハブエンド111に固定されるカニューレ針12、針座11上に挿入されるカテーテルハブ13、及びカテーテルハブ13に固定される可撓性カテーテル管14を含むことが示されている。使用に際しては、カテーテル14とカニューレ針12は看護人により、カテーテル14から外側に突出する鋭い先端のカニューレ針12で患者の血管内に挿入することにより患者の血管内に挿入される。次に看護人はカニューレ針12を手でカテーテル14から引き抜き、同時に、他の手で患者の皮膚を押圧し、それによりカテーテル14を患者の血管内に残す。それに続いて、患者の血管内に薬液を投与或いは血液を抽出するために投与する薬液を有する輸液部材(図示せず)又は空のバレルが連結される。この時点において、看護人は使用したカニューレ針12と針座11をそばのトレイに置くため、使用したカニューレ針12の鋭利な先端が針の刺さる事故を起すことがある。さらに、カテーテルハブ13を輸液部材又は空のバレルに接続している間に血液の汚染が生じる可能性がある。
【0003】
図2を参照すると、挿入過程において、カニューレ針12内のノッチ121を通してカテーテル内への血液の流入が透明なカテーテル14を通して観察される。しかしながら、ノッチ121があるため、カニューレ針12が患者の血管内にカテーテル14を通す過程で曲がりやすくなる。更に、カニューレ針12のノッチ121のある部分が患者の血管内に挿入されるとカテーテル14内の血液が見えなくなる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は事故と、使用後のカニューレ針との不注意な接触を防ぎ、使用により汚染が生ずることを防ぐことのできる静脈カテーテル挿入装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、静脈カテーテル挿入装置は、カテーテルハブ、カテーテル管、バレル、管状カニューレ針、管状針座、及びプランジャを含む。
【0006】
カテーテルハブは第1の軸を囲み、貫通孔を画成する包囲チップ壁と、貫通孔より大きい挿入孔を画成する内側スリーブ壁面を持つスリーブ壁と、包囲チップ壁とスリーブ壁の間に介在され、貫通孔により挿入孔と連通するダクトを画成し、ダクトを周囲の空気と連通させる連通口を持つ中間管状壁を含む。
【0007】
カテーテル管は貫通孔内に配置され、第1軸に沿って延びダクトと連通する近接セグメントと、近接セグメントから第1軸に沿って延び、包囲チップ壁の外部に突出する先端セグメントを含む。
【0008】
バレルは、互いに対向し第2の軸を囲む外側及び内側包囲バレル壁面を持つ。内側包囲バレル壁面は、前端及び後端に対向する開口を持つ通路を画成し、夫々、後部及び前部の通路を画成し、前方及び後方端部に近接して位置して包囲肩部を形成する大径のセグメントと、小径のセグメントを含んでいる。外側包囲バレル壁面は、それにより第1軸と第2軸が一致するように内側スリーブ壁面に相対的に固定される前側包囲領域を持つ。カニューレ針は反対のチップと固定端とそれらの間の中間セグメントを含む。
【0009】
管状針座は通路内に収容され、第2の軸に沿って延びる。管状針座は固定端部を固定するために配置されるハブエンドと、ハブエンドから第2軸に沿って延び、固定軸を収容又は連通する軸方向の通路を画成する包囲係合壁と、通路と連通するための軸方向貫通孔を画成し、包囲係合壁から前側通路の外側に延びるアンカーセグメントを含む。包囲係合壁は、小径セグメントと係合し、第2軸の回りで係合位置と解除位置の間を小径セグメントと相対的に回転する外側係合壁面を有し、該包囲係合壁は第2軸に沿って、それぞれ、小径セグメントに対して、可動不能又は可動となる。アンカーセグメントは包囲係合壁と共に回動するアンカー端部で終端となる。このように、包囲係合壁が時計方向に係合位置から解除位置に回動すると、アンカーエンドが包囲肩部に近いフックアップ位置から包囲肩部から遠い圧縮位置に動くことができる。
【0010】
プランジャは通路内に収容され、使用位置においては、プランジャは大径セグメントに沿って移動可能であり、廃棄位置では、プランジャは大径セグメントに沿っては移動できず、回転可能となる。プランジャはプランジャ本体とシール部材を含む。
【0011】
プランジャ本体は包囲肩部に向かい合うように配置された頂部エンド壁と、プランジャの移動と回転を許すように開口した後方端部の外に延びる底端部壁を含む。頂部壁は、第2軸を囲み、その内部にキャビティを画成する内側周辺エッジ部を持つ。キャビティは第2軸に沿って、底端部壁に向かい延び、そして減圧の状態で流体を収容する。
【0012】
シール部材はアンカー部とシール部を含む。プランジャが廃棄位置にあるとき、また、包囲係合壁が係合位置にあるとき、プランジャ本体の大径セグメントに対する時計方向の回転は、包囲係合壁を係合位置から解除位置にもたらし、それによりアンカー端部をフックアップ位置から圧縮位置へ移動させるようにして、アンカー部はアンカー端部と係合した状態で廃棄される。シール部は、キャビティ内の流体を保持するようにシールラインに沿って内側周辺エッジ部にシール状態で取り付けられる。アンカー端部のフックアップ位置から圧縮位置への動きはシールラインを引き裂くようにアンカー部を圧縮し、それによりシール部材をプランジャから解除する。したがって、管状針座はカニューレ針と共にシール部材により引っ張られ、このシール部材は負圧と連通孔より導入される周囲圧との差による圧力差によりキャビテイ内に吸引され、これにより、カニューレ針をカテーテル管よりキャビティ内に引き抜くことが可能となる。
【0013】
図面の簡単な説明
本発明の他の特徴と利点は添付の図面を参照した本発明の好ましい実施例の詳細な説明により明らかとなるであろう。
【0014】
図1は通常の静脈カテーテル挿入装置の斜視図である。
【0015】
図2は通常の静脈カテーテル挿入装置により挿入されたカニューレ針を示す模式図である。
【0016】
図3は本発明による静脈カテーテル挿入装置の第1の好ましい実施例を示す部分断面図である。
【0017】
図4は第1の実施例の使用状態を示す断面図である。
【0018】
図5はシール部材が管状針座と接触している状態の第1の好ましい実施例の断面図である。
【0019】
図6はシール部材が管状針座に係合している状態の第1の好ましい実施例の断面図である。
【0020】
図7はシール部材がプランジャ本体から解除された状態の第1の好ましい実施例の断面図である。
【0021】
図8は管状針座とカニューレ針がプランジャ本体内に引き抜かれた状態の第1の好ましい実施例の断面図である。
【0022】
図9は他の使用状態の第1の好ましい実施例の部分断面図である。
【0023】
図10は本発明の静脈カテーテル挿入装置の第2の好ましい実施例の部分断面図である。
【0024】
図11は本発明の静脈カテーテル挿入装置の第3の好ましい実施例の部分断面図である。
【0025】
図12は本発明の静脈カテーテル挿入装置の第4の好ましい実施例の斜視図である。
【0026】
図13は静脈カテーテル挿入装置の第4の好ましい実施例の断面図である。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明を詳細に説明する前に、明細書を通じて同じ参照符号は類似の要素を示すために使用されることを留意されたい。
【0028】
図3と4を参照すると、本発明の静脈カテーテル挿入装置の第1の好ましい実施例が、カテーテルハブ5、カテーテル管6、バレル2、針アセンブリ3、及びプランジャ4からなることが示されている。
【0029】
カテーテルハブ5は包囲チップ壁512、第1軸に沿って包囲チップ壁512と反対側の管壁511、包囲チップ壁512と管壁511との間に位置する中間管状壁512を含む。
【0030】
包囲チップ壁512は第1軸を囲み、第1軸に沿う貫通孔516を画成する。管壁511は第1軸を囲み、貫通孔516より大きい挿入孔517を画成する内側スリーブ壁面を持つ。中間管壁51は挿入孔517を貫通孔516と連通させるダクト513を画成する内側管壁面と、内側管壁面と半径方向で対向する外側管壁面を持つ。更に、中間管状壁51はダクト513を外気と連通させるための内側管壁面と外側管壁面を半径方向に貫通する連通孔514を持つ。プラグ52は図4に示されるように、連通孔514を閉鎖するために配置される。中間管状壁51の内側管壁面は包囲チップ壁512を持つ保持肩部518を形成する。保持肩部518は第1軸に沿ってダクト513に対向する。
【0031】
カテーテル管6は、貫通孔516内に配置され、第1軸に沿ってダクト517と連通し、貫通孔516の外部に突出する近接セグメント61と、近接セグメント61から第1軸に沿って延び、包囲チップ壁512の外側に突出する先端セグメント62を含む。近接セグメント61は保持肩部518に当接して保持されるフランジ部611で終わる。
【0032】
バレル2は第2軸を囲み互いに対向する内側及び外側包囲バレル壁面221,222を持つ。内側包囲バレル壁面222は、第2軸に平行な長手方向に互いに対向して位置する前端口及び後端口を持つ通路21を画成し、後部及び前部通路をそれぞれ画成し、後端口及び前端口224,223に夫々近接して位置する大径セグメント212と小径セグメント211を含み、大径セグメント212と小径セグメント211との間に包囲肩部213を形成している。外側包囲バレル壁面221は、前端口223に近接し、スリーブ壁511の内側スリーブ壁面に当接するように挿入孔517内に挿入可能で、これにより、第1軸と第2軸が一致する前方包囲領域2211を有する。第1雌型螺子セグメント225は、複数の半径方向リブを含み、後端口224に隣接する大径セグメント212の上に配置される。スパイラル溝の第2雌型螺子セグメント226は包囲肩部213に隣接して小径セグメント211上に配置される。
【0033】
針アセンブリ3はカニューレ針32と管状針座31を含む。
【0034】
カニューレ針32は互いに対向する先端と固定端部321、322と、先端と固定端部321,322との間の中間セグメント323を含む。
【0035】
管状針座31は軽量の透明材料からなり、通路21内に収容され、第2軸に沿って延びる。管状針座31はカニューレ針32の固定端部322を固定するために配置されたハブ端部313と、第2軸に沿ってハブ端部313から延び、カニューレ針32の固定端部322を収容又はこれと連通する軸方向の通路を画成する包囲係合壁311を含む。包囲係合壁311は 異なる角度で配置された複数のリブを含み、(第2)第2軸を囲み、第2雌型セグメント226と係合位置にて螺子で係合する雄型螺子セグメント314が形成された外側係合壁面を持ち、これにより、管状針座31の包囲係合壁311が小径セグメント211に対して第2軸に沿って移動できなくなる。
【0036】
管状針座31は、 通路21と連通する軸方向貫通孔3121を画成し、包囲係合壁311から小径セグメント211の前側通路の外側に延び、アンカー端部3122で終わるアンカーセグメント312を含む。第3の雄型螺子セグメント315が複数のリブを含み、アンカーエンド3122上に配置される。
【0037】
プランジャ4は、使用状態においては、図4に示されるようにプランジャ4は大径セグメント212に沿って長手軸方向に移動可能なように、また、廃棄位置においては、図5に示されるように、移動できず、大径セグメント212に対して回転できるように通路21内に収容される。プランジャ4はプランジャ本体42とシール部材43を含む。
【0038】
プランジャ本体42は、包囲肩部213に対向するように配置去れる頂端壁421と、 長手方向に頂短壁421に対向する底端壁422を含む。底端壁422はプランジャ4の回転を許すように後端口224の外側を延びている。頂端壁421は、第2軸を囲み、内部にキャビティ41を画成する内側周辺エッジ部424を持つ。キャビティ41は第2軸に沿って底端壁422に向けて延び、流体を負圧の状態で保持する。更に、プランジャ本体42は第2軸を囲む外側プランジャ壁面423を持つ。第1雄型螺子セグメント425は複数のリブを含み、外側プランジャ壁面423の上に配置される。カテーテル部426は、底端壁422に近い内側周辺エッジ部424に位置する。
【0039】
シール部材43は弾性材料で形成され、アンカー部432とシール部434を含む。アンカー部432は、第2軸に沿って延び、アンカーセグメント312のアンカー端部3122を収容して係合可能なような形状をした凹所431を画成する内側包囲壁を持つ。内側包囲壁は、スパイラル溝の形態をした第3雌型螺子セグメント433と共に形成されている。図4を参照すると、包囲突起4241が内側周辺エッジ部424から半径方向に第2軸に向かってシール部434と摩擦係合するように延び、これにより、キャビティ41内の流体を閉じ込めるシールラインを確立している。
【0040】
図4に示されるように、使用に際しては、看護人が一方の手でバレル2を手で持ち、カニューレ針32のチップエンド321とカテーテル管6を患者の血管内に挿入する。管状針座31のアンカーセグメント312は、軽量で透明で凸状面316を持ち、軸方向貫通孔3121を流れる血液を明確に観察させる。
一端、看護人が血液がアンカーセグメント312内に流れていないことに気が付くと、彼又は彼女は血液がアンカーセグメント312を通して見えるまでプランジャ4を僅かに引いて血液を抽出し、カテーテル管6が患者の血管内に正しく挿入されていることを確認する。図5と6を参照すると、図4に示されたプラグ52が連通孔514から除去されてダクト513を周囲空気と連通させる。プランジャ4が管状針座31に接触するように前方に押される(図5参照)。第1雄型及び雌型螺子セグメント425、225により、プランジャ4の大径セグメント212に沿った移動が制限され、大径セグメントに対してプランジャ4の時計方向の回転が許容される。プランジャ4は前方端口223に向けてねじ込まれる。プランジャ4のねじによる移動により、シール部材43が管状針座31に対して相対的に回転し、シール部材43のアンカー部432が、図6に示されるように、雄型及び雌型螺子セグメント315,433の係合によって、アンカー端部3122に係合するようにされる。
【0041】
続いて、図7に示すように、プランジャ4がさらに大径セグメント212に対して相対的に時計方向に回転し、管状針座31が第2の雄型螺子セグメント314を第2軸の回りに第2雌型螺子セグメント226から移動させるために解除位置に回転されると、管状針座31の包囲係合壁311が小径セグメント211に対して第2軸に沿って後端口224に向けて移動する。アンカーエンド3122が、また、回転し、包囲肩部213に近いフックアップ位置から包囲肩部213より遠い圧縮位置へ移動する。同時に、アンカー端部3122のフック位置から圧縮位置への移動はアンカー部432を圧縮してシールラインを剥ぎ取り、これにより、シール部材43をプランジャ本体42から開放する。このようにして、管状針座31が針アkニューレ32と共にシール部材43により引っ張られ、シール部材43は連通孔514を通して導入される周囲空気と負圧との間の圧力差によりキャビティ41内に吸引され、これにより、図8に示すように、カニューレ針32のカテーテル管6からキャビティ内への引き抜きを可能にする。更に、キャッチャー部426により、管状針座31が、カニューレ針32と共に、底端壁422を打つことが妨げられる。
【0042】
したがって、使用に際しては、看護人はプラグ52により連通孔514を閉じることができ、シール部材43と針アセンブリ3が残されるプランジャ42を後端口224に向けて引くことができ、少量の血液をバレル2の通路21内にカテーテル管6を通して抽出することができる。図9を参照すると、看護人が大量の血液を抽出する必要があるとき、血液収集部材7がカテーテルハブ5に接続される。血液収集部材7は収容スペース71を画成し、収容スペース71に連通する導入孔73を持つ包囲壁72を含む。第1連結可撓管81が導入孔73と連通孔514に連結されて配置される。血液は血液収集部材7内にカテーテル管6、ダクト513及び第1連結可撓管81を通してプランジャホン他42を引くことなく流入され、これにより、看護人が血液に触れることを防ぐことができる。
【0043】
以上とは別に、図10を参照して、本発明による静脈カテーテル挿入装置の前述の実施例に類似した第2の好ましい実施例が示される。前述の実施例の要素に加えて、カテーテルハブ5のスリーブ壁511の内側スリーブ壁面は再入口515を持ち、この再入口515はスリーブ壁511を貫通して挿入孔517に連通するように半径方向に延び、また、境界領域519に対して連通孔514と反対側に位置する。更に、この実施例の静脈カテーテル挿入装置は、更に障壁部材54と管状インサート53を含む。障壁部材54は、ゴムのような弾性材料で作られる。管状インサート53は、障壁部材54に接続され、第1軸に沿った通路531を画成する前側ネック端部534と、前側ネック端部534から延び、内側当接面536を持つ後部フレアー端部532を持つ。内側当接面536は第1軸を囲み、再入口515と連通するように延びる流体通路535を画成する。更に、血液収集部材7は導入口73から離れて空気出口74を持つ。第2の接続可撓管82が空気出口74と再入口515を接続して配置される。アセンブリにおいて、前側ネックがその上に連結される障壁部材54は、境界領域519においてカテーテルハブ5のスリーブ壁511の内側スリーブ壁面と係合する。バレル2の前側包囲領域2211は管状インサート53の内側当接面536と係合し、これにより、通路531とバレル2の通路21とを整列させる。カニューレ針32(図10には図示せず)は、通路531、障壁部材54のスリット、ダクト513、及びカテーテル管6を通して延びている。使用された針アセンブリ3(図10に図示せず)がプランジャ本体(図10に図示せず)内に上述と同様な方法で引き抜かれた後、障壁部材54のスリットが弾性材料特性を使用して閉鎖される。
【0044】
このように、障壁部材54の配置により、血液が血液収集部材7内に流入しないことが確認されると、看護人はプランジャ本体42を後方に引いて第2連結可撓管82、再入口515、及びバレル2へ通ずる通路21へと流路535を通して空気出口74から空気を流入させ、これにより血液の血液収集部材7への流れを容易にする。
【0045】
これとは別に、図11を参照すると、本発明により静脈カテーテル挿入装置の第1の実施例の構成に類似する第3の好ましい実施例が示される。カテーテルハブ5のダクト513は管状インサート55を通してバレル2の通路21に連通する。管状インサートは障壁部材54に連結され、軸に沿う通路を画成する前側ネック端部554と、 前側ネック端部554から第1軸に沿って延びる後方フレア端部552を持つ。後方フレア端部552は第1軸を囲み、流路551を画成する内側当接面と、流路551と連通するように半径方向に延びる再入口555を持つ。バレル2の前側包囲領域2211は管状インサート55の内側当接面と係合する。このように、好ましい第2実施例と同様に、使用された針アセンブリ3がプランジャ本体42内に引き抜かれた後、障壁部材54のスリットが弾性材料の特性を利用して閉じられる。
【0046】
図12と13を参照すると、本発明の静脈カテーテル挿入装置の第4の好ましい実施例が示されており、前述の実施例より短いバレル9を含んでいる。バレル9は、また、小径セグメント及び大径セグメント91,92を含み、また、前端口及び後端口931,932を画成する内側包囲バレル壁面936を持つ。カテーテルハブ5のスリーブ壁511は前端口931に係合するように移動される。大径セグメント92は雄型螺子セグメント935を有し、プランジャ4の外側プランジャ壁面上に形成されている雌型螺子セグメント425と係合する。したがって、使用時には、看護人は外側包囲バレル壁面934を持ち、カニューレ針32をカテーテル管6と共に、血液がバレル9内に流入するように患者の血管内に挿入することができる。次に、前述と同様な方法で、カニューレ針32がプランジャ4のキャビティ41内に引き抜かれ、安全に廃棄することができる。
【0047】
更に、先端プロテクタ33がカニューレ針32とカテーテルハブ5をシールドするために装着され、バレル9の前側半分を挿入するための大径開口部を持っている。従って、カニューレ針32とプランジャ4は先端プロテクタ33とによって完全にシールドされ、看護人がその内部と接触することを防止する。
【0048】
示されたように、本発明の静脈カテーテル挿入装置は以下のような効果を有する。
【0049】
1.カニューレ針32を挿入した後、プランジャ本体42を大径セグメント212に対して相対的に時計方向に回転することにより、使用した針アセンブリ3はプランジャ本体42のキャビティ41内に抜き取ることができ、これにより、静脈カテーテル挿入装置の安全な廃棄が容易となる。
【0050】
2.管状針座31のアンカーセグメント312が軽量で透明で、凸状の表面を持つため、軸方向の貫通孔3121を通る血液の流れを看護人が安全な状態で観察することができる。
【0051】
3.使用された針アセンブリ3はキャビティ41内に引き抜かれたのち、看護人は血液を通路21内に、或いは血液収集部材7に集めるためにバレル2とカテーテルハブ5を取り除くことなく、プランジャ本体42を直接に引くことができ、これにより、看護人が血液に直接接触する可能性を減らすことができる。
【0052】
本発明を、最も実用的と思われるもの、また好ましい実施例と共に説明したが、本発明は開示された実施例に限定されるものでなく、最も広い解釈による精神を範囲内に含まれる種々の装置をカバーすることを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】通常の静脈カテーテル挿入装置の斜視図である。
【図2】通常の静脈カテーテル挿入装置により挿入されたカニューレ針を示す模式図である。
【図3】本発明による静脈カテーテル挿入装置の第1の好ましい実施例を示す部分断面図である。
【図4】第1の実施例の使用状態を示す断面図である。
【図5】シール部材が管状針座と接触している状態の第1の好ましい実施例の断面図である。
【図6】シール部材が管状針座に係合している状態の第1の好ましい実施例の断面図である。
【図7】シール部材がプランジャ本体から解除された状態の第1の好ましい実施例の断面図である。
【図8】管状針座とカニューレ針がプランジャ本体内に引き抜かれた状態の第1の好ましい実施例の断面図である。
【図9】他の使用状態の第1の好ましい実施例の部分断面図である。
【図10】本発明の静脈カテーテル挿入装置の第2の好ましい実施例の部分断面図である。
【図11】本発明の静脈カテーテル挿入装置の第3の好ましい実施例の部分断面図である。
【図12】本発明の静脈カテーテル挿入装置の第4の好ましい実施例の斜視図である。
【図13】静脈カテーテル挿入装置の第4の好ましい実施例の断面図である。
【符号の説明】
2,9 バレル
21 通路
211、91 小径セグメント
212,92 大径セグメント
221 外側包囲バレル壁面
222 内側包囲バレル壁面
2211 前側包囲領域
32 カニューレ針
31 管状針座
312 アンカー部
3122 アンカー端部
311 包囲係合壁
321 322 固定端
313 ハブエンド
3121 軸方向貫通孔
323 中間セグメント
4 プランジャ
42 プランジャ本体
41 キャビティ
421 頂端壁
422 底端壁
43 シール部材
5 カテーテルハブ
51 中間管状壁
511 スリーブ壁
512 包囲チップ壁
513 ダクト
514 連通口
516 貫通孔
517 挿入孔
518 保持肩部
519 境界領域
6 カテーテル管
61 近接セグメント
611 フランジ部
62 先端セグメント

Claims (10)

  1. 第1軸を囲み、第1軸に沿った貫通孔(516)を画成する包囲チップ壁(512)と、
    第1軸に沿って前記包囲チップ壁(512)に対向し、第1軸を囲む内側スリーブ壁面を持ち、前記貫通孔(516)より大きい挿入孔(517)を画成するスリーブ壁(511)と、
    前記包囲チップ壁(512)と前記スリーブ壁(511)との間に位置し、前記貫通孔により前記挿入孔(517)と連通させるダクト(513)を画成し、前記ダクト(513)を大気と連通させる内部を通って延びる連通口(514)を持つ中間管状壁(51)とを含むカテーテルハブ(5)と、
    前記貫通孔(516)内に位置し、第1軸に沿って延びて前記ダクト(513)と連通する近接セグメント(61)と、前記近接セグメントから第1軸に沿って延び前記包囲チップ壁(512)の外側に突出する先端セグメント(62)とを含むカテーテル管(6)と、
    互いに対向し、第2軸を囲む内側及び外側包囲バレル壁面(221,222)を持ち、前記内側包囲バレル壁面(222)は、第2軸に沿って長手方向に互いに対向して位置する前端口及び後端口(223,224、931,932)を持つ通路(21)を画成し、前記内側包囲バレル壁面222は、前側及び後側通路を夫々画成し、前記前端口及び後端口の近傍に夫々位置して前記大径セグメント(212,92)と小径セグメント(211,91)との間に包囲肩部(213)を形成している大径セグメント(212,92)と小径セグメント(211,91)を含み、前記外側包囲バレル壁面(221)は、前記前端口(223,931)の近傍で前記内側スリーブ壁面に対して固定され、それにより第1軸と第2軸とが一致するようにした前側包囲領域(2211)を持つバレル(2,9)と、
    先端と互いに対向する固定端(321、322)と、前記先端と固定端との間に位置する中間セグメント(323)を含むカニューレ針(32)と、
    通路(21)内に収容され、第2軸に沿う管状針座(31)であって、
    前記固定端(322)を固定するために位置するハブエンド(313)と、
    前記ハブエンド(313)から第2軸に沿って延び、前記固定端322を収容し又は固定端と連通させる通路を画成する包囲係合壁(311)で、該包囲係合壁(311)は第2軸を囲む外側係合壁面を持ち、前記小径セグメント(211,91)に対して第2軸の回りで、夫々、第2軸に沿って移動可能又は移動不可能となる係合位置と解除位置との間で回転可能とされた包囲係合壁(311)と、
    前記通路(21)と連通する軸方向貫通孔(3121)を画成し、前記包囲係合壁(311)から前記前側通路の外側に延びるアンカーセグメント(312)であって、前記アンアカーセグメント(312)は、前記包囲係合壁が係合位置から解除位置へと時計方向に回転するとき、前記包囲肩部(213)に近い位置のフックアップ位置から前記包囲肩部から遠い位置の圧縮位置へ移動するように前記包囲係合壁(311)と共に回転されるアンカー端部(3122)で終端となるアンカーセグメント(312)とを含む該管状針座(31)と、
    使用位置においては、長手方向に大径セグメント(212,92)に沿って移動可能であり、廃棄位置においては、大径セグメントに沿って移動不可能で、大径セグメントに対して回転可能であるように通路(21)内に収容されるプランジャ(4)であって、
    前記方位肩部(213)に対向して位置する頂端壁(421)と、前記頂端壁と長手方向に対して反対側の底端壁(422)であって、該底端壁は前記プランジャ(4)の移動および回転を許容するように前記後端口(224,932)の外側に延び、前記頂端壁(421)は第2軸を囲み、内部にキャビティ(41)を画成する内側周辺エッジ部(424)を持ち、前記キャビティ(41)は第2軸に沿って底端壁(422)まで延び、流体を負圧で保持するよにしたプランジャと、
    前記アンカー端部(3122)と係合可能に配置されるアンカー部(432)であって、前記プランジャ(4)が廃棄位置にあり、前記包囲係合壁(3111)が係合位置にあるとき、前記プランジャ本体42の前記大径セグメント(212,92)に対する時計方向の回転が包囲係合壁(311)を係合位置から解除位置へ移動させ、それにより前記アンカー端部(3122)をフックアップ位置から圧縮位置へ移動させるようにしたアンカー部(312)と、
    流体をキャビティ(41)内に保持するため、前記内側周辺エッジ部(424)にシールラインに沿ってシールするように取り付けられたシール部(434)であて、前記シールラインは前記アンカー端部(3122)のフックアップ位置から圧縮位置への移動が前記アンカー部(432)をシールラインを剥ぎ取るように圧縮して、それにより前記シール部材(43)を前記プランジャ本体(42)より開放し、カニューレ針(32)を伴う管状針座(31)が、負圧と連通口(514)を通して導入される大気圧との間の圧力差によりキャビティ内(41)内に吸引されるシール部材(43)により引かれ、それによりカニューレ針(32)を前記カテーテル管(6)から前記キャビティ(41)内に引き抜くことを可能としているシール部とを含むシール部材(43)、
    を有することを特徴とする静脈カテーテル挿入装置。
  2. 前記外側包囲バレル壁面(221)の包囲領域(2211)は、前記カテーテルハブ(5)のスリーブ壁の内側スリーブ壁面に当接するように前記挿入孔(517)内に挿入され、
    前記プランジャ本体(42)は第2軸を囲む外側プランジャ壁面を持ち、
    前記静脈カテーテル挿入装置は、更に、外側プランジャ壁面(423)と大径セグメント(212,92)に夫々配置された第1雄型及び雌型螺子セグメント(425,225)を有し、前記プランジャ本体(42)を大径セグメント(212、92)に沿って移動するのを拘束し、前記プランジャ本体42を前記大径セグメント(212,92)に相対的に時計方向に回転することを許容するようにしたことを特徴とする請求項1に記載された静脈カテーテル挿入装置。
  3. 更に、前記外側係合壁面を前記小径セグメント(211,91)に対して相対的に回転できるように、前記外側係合壁面と前記小径セグメント(211,91)上に夫々配置された第2の雄型及び雌型螺子セグメント(314,226)を有することを特徴とする請求項2に記載の静脈カテーテル挿入装置。
  4. 前記アンカー部(432)は、前記アンカーエンド(3122)を収容する形状とされた凹所(431)を画成する第2軸に沿って延びる内側壁を持ち、前記静脈カテーテル挿入装置は、前記アンアカーエンド(3122)と前記内側包囲壁上に夫々配置された第3の雄型及び雌型螺子セグメント(315,433)を有し、前記第3の雄型及び雌型螺子セグメントの互いの相対的回転により、アンカー部(432)が前記アンカーエンド(3122)と係合するように移動されることを特徴とする請求項3に記載の静脈カテーテル挿入装置。
  5. 更に、前記内側周辺部(424)から半径方向に第2軸に向けて延びるように配置された包囲突起(4241)を有し、前記シール部(434)と摩擦的に接触し、それによりシールを確立するようにしたことを特徴とする請求項4に記載の静脈カテーテル挿入装置。
  6. 前記スリーブ壁(511)の内側スリーブ壁面は、第1軸を囲む境界領域を画成し、前記スリーブ壁(511)を貫通して挿入孔(517)と連通し、境界領域(519)に対して連通口(514)と反対側の再入口(515)を有し、前記静脈カテーテル挿入装置は、
    前記内側スリーブ壁面と前記境界領域で係合する障壁部材(54)と、
    前記障壁部材(54)に接続され、第1軸に沿って貫通通路を画成する前側ネック端部(534)と、 前記ネック端部(534)から第1軸に沿って延び、内側当接面(536)持つ後部フレア端部(532)とを持ち、前記当接請面(536)は、第1軸を囲み、再入口(515)と連通するように延びる流路(535)を画成し、前記内側当接面(536)は前記バレル2の前記外側包囲バレル壁面(221)の前側包囲領域(2211)と係合し、それにより前記貫通路(531)とバレル(2)の通路(21)とを整列させてカニューレ針(32)を貫通路(531)を通し、前記カテーテル管(6)の外側に延びるようにした管状インサート(53)とを有することを特徴とする請求項1に記載の静脈カテーテル挿入装置。
  7. 長手方向に延び、長手方向に互いに反対側の前側端口及び後側端口(223、224、931、932)を持つ通路21を画成する内側包囲壁面(222)と、前側端口(223,931)に近接する前側包囲領域(2211)を持つ外側包囲バレル壁面を持つバレル(2,9)と、
    前側端口(223,931)内に引き抜き可能に収容されるカニューレ針(32)と、
    長手方向に移動可能に通路(21)内に収容され、手動操作が可能なように後端口(224,932)の外側に延び、長手方向に延びるキャビティ(41)を持ち、減圧状態で流体を保持し、通路(21)内でカニューレ針(32)と接続され、カニューレ針(32)が大気圧と減圧との圧力差による吸引力に曝されるときカニューレ針(32)が、キャビティ(41)内に引き込まれるようなプランジャ(4)と含み、静脈カテーテル挿入装置は、
    カテーテルハブ(5)と、
    軸を囲み、長手軸に沿って延びる貫通孔(516)を画成する包囲チップ壁(512)と、
    前記軸に沿い、前記包囲チップ壁(512)に対して対向し、前記軸を囲む内側スリーブ壁面を有し、前記貫通孔(516)より大きい挿入孔(517)を画成するするスリーブ壁であって、前記内側スリーブ壁面はバレル(2)の外側包囲バレル壁面(22)の前側包囲領域(2211)に対して固定されるように適合されて通路(21)を貫通孔(516)と整列させるようにしたスリーブ壁と、
    前記包囲チップ壁(512)と前記スリーブ壁(511)との間に位置し、前記挿入孔(517)を前記貫通孔(516)と連通するダクト(513)を画成し、前記内側スリーブ壁面がバレル(2)の外側包囲バレル壁面(221)の前側包囲領域(2211)に対して固定されるとき、カニューレ針が通るように適合され、前記ダクト(513)を大気と連通させる連通孔(514)を持つ中間管状壁(51)と、
    前記貫通孔(516)内に位置し、軸に沿って延びて前記ダクト(513)と連通する近接セグメント(61)と、前記近接セグメント(61)から軸に沿って延び前記包囲チップ壁(512)の外側に突出する先端セグメント(62)とを含み、カニューレ針(32)上に挿入され、カニューレ針(32)をカニューレ針が前記ダクト(513)を通すようにされたとき、カニューレ針をその外側に延びるようにしたカテーテル管(6)と、
    を含むことを特徴とする廃棄可能なシリンジと共に使用する静脈カテーテル挿入装置。
  8. 前記中間管状壁(51)は、前記ダクト(513)を画成する内側管状壁と前記内側管状壁と半径方向で対向する外側管状壁を持ち、前記内側管状壁は前記包囲先端壁(512)と保持肩部(518)を形成し、前記保持肩部(518)は、軸に沿って前記ダクトに対向し、前記近接セグメント(61)は前記貫通孔(516)の外側に突出するように軸に沿って延び、前記保持肩部と当接し、前記保持肩部で保持されるフランジ部(611)で終端となることを特徴とする請求項7に記載の静脈カテーテル挿入装置。
  9. 前記内側スリーブ壁面は、軸を囲む境界領域(519)を画成し、前記スリーブ壁(511)を貫通して半径方向に延びる前記挿入孔(517)と連通し、前記境界領域(519)に対して前記連通孔(514)と反対側に位置する再入口(515)を持ち、
    前記静脈カテーテル挿入装置は、更に、弾性材料からなり、前記境界領域(519)において内側スリーブ壁面と係合するる障壁部材(54)と、
    前記障壁部材(54)に接続され軸方向に通路(531)を画成する前側ネック端部(534)と、内側当接面(536)を持ち、前記ネック端部(534)から軸方向に延びる後側フレア端部(532)を持ち、前記内側当接面(536)は軸を囲み前記再入口(515)と連通するように延びる流路(535)を画成し、前記内側当接面(536)はバレル(2)の外側包囲バレル壁面(221)の前側包囲領域(2211)と係合するようにされ、これにより、前記カニューレ針(32)が前記通路(531)を通って、カテーテル(6)の外側まで延びるように前記通路(531)をバレル(2)の通路(21)と整列させるようにした管状インサート(53)とを有することを特徴とする請求項8に記載された静脈カテーテル挿入装置。
  10. 前記内側スリーブ壁面は軸を囲む境界領域を画成し、
    前記静脈カテーテル挿入装置は、更に、前記境界領域において内側スリーブ壁面と係合する障壁部材(54)と、
    前記障壁部材(54)に接続され、軸に沿って通路を画成する前側ネック端部(554)と、軸に沿って前記前側ネック端部(554)から延びる後側フレーア端部(552)を持ち、前記後側フレア端部(552)は、軸を囲み流路(551)を画成する内側当接面と前記流路(551)と連通して半径方向に延び、前記境界領域に対して前記連通孔(514)と反対側にある再入口(555)を持ち、前記フレア端部(552)の前記内側当接面は、バレル(2)の外側包囲バレル壁面(221)の前側包囲領域(2211)と係合するようにされ、これにより、前記カニューレ針(32)が前記通路(531)を通って、カテーテル(6)の外側まで延びるように前記通路をバレル(2)の通路(21)と整列させるようにした管状インサート(55)とを有することを特徴とする請求項8に記載された静脈カテーテル挿入装置。
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