JP2005020794A - サーボ制御装置およびそのフィルタ定数自動設定方法 - Google Patents

サーボ制御装置およびそのフィルタ定数自動設定方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2005020794A
JP2005020794A JP2003177668A JP2003177668A JP2005020794A JP 2005020794 A JP2005020794 A JP 2005020794A JP 2003177668 A JP2003177668 A JP 2003177668A JP 2003177668 A JP2003177668 A JP 2003177668A JP 2005020794 A JP2005020794 A JP 2005020794A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
value
constant
machine
moment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003177668A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Imazu
篤志 今津
Yasushi Yoshiura
泰史 吉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Corp filed Critical Yaskawa Electric Corp
Priority to JP2003177668A priority Critical patent/JP2005020794A/ja
Publication of JP2005020794A publication Critical patent/JP2005020794A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Electric Motors In General (AREA)

Abstract

【課題】サーボ制御装置において、モータと負荷との間で共振させなくても共振周波数を得ることができ、機械を損傷することなく短時間で自動的にフィルタ定数を設定できる装置および方法を提供する。
【解決手段】サーボ制御装置において、サーボ制御装置が駆動するモータ4のモータ回転子慣性モーメントの値とモータ回転軸のねじりばね定数とを格納するモータ機械定数格納手段7と、モータ4が駆動する機械の慣性モーメントの値を取得しモータ4のモータ回転軸に換算した機械慣性モーメントの値を取得する機械慣性モーメント取得手段8と、ねじり共振周波数を算出してねじり共振周波数に基づいたフィルタ定数をフィルタ手段に設定する共振周波数算出手段9とを備える。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主にロボットや工作機械などを駆動するサーボ制御装置において、その制御装置のフィルタ定数を自動設定するサーボ制御装置およびそのフィルタ定数自動設定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
サーボ制御装置においてモータとそのモータが駆動する機械との間で共振現象が発生することがある。その共振を抑制するためにその共振の周波数成分を除去または減衰させるノッチフィルタあるいは2次以上の高次フィルタが多く用いられている。これらのフィルタには除去または減衰させたい周波数を設定する必要があり、従来の技術としてはホワイトノイズとフーリエ変換を用いて周波数を決定している例がある。(特許文献1参照)
【0003】
【特許文献1】
特開2000−278990号公報(第9頁、第1図)
【0004】
図4において、機械39を駆動するモータ38を制御する速度制御手段34は、速度指令31とホワイトノイズ生成手段32の出力とを切り替えて出力する速度指令切り替え手段33の出力信号を指令とする。
速度指令切り替え手段33を切り替えて前記ホワイトノイズ生成手段32から出力されたホワイトノイズと、そのホワイトノイズを指令として速度制御手段34により制御されるモータ38に接続されたエンコーダ40の信号を速度検出手段35によって検出した速度データとをフーリエ変換手段36においてフーリエ変換を行う。そのフーリエ変換の結果を用いて周波数特性演算手段37により周波数特性を解析して共振周波数を求めその共振周波数を速度制御手段34の内部にあるノッチフィルタに設定している。
以上の方法により、機械を振動させずに駆動することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来例では、共振周波数を求める際、通常の指令とは異なるホワイトノイズを指令としてサーボ制御装置を動作させて周波数特性を測定しており、測定に長時間を要している。またホワイトノイズにより発生する振動によって機械を損傷してしまう可能性もある。
そこで本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであり、サーボ制御装置において、モータと負荷との間で共振させなくても共振周波数を得ることができ機械を加振する必要がなく、機械を損傷することなく短時間で自動的にフィルタ定数を設定できる装置および方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成した。
請求項1に記載の発明は、モータの位置または速度に基づいて作成されたフィードバック信号を入力し位置または速度指令に前記フィードバック信号が一致するように制御を行いトルク指令を出力する追従制御手段と、前記トルク指令を入力し設定された周波数の周波数成分を除去または減衰させた前記電流指令を出力するノッチフィルタまたは前記トルク指令を入力し前記設定された周波数以上の周波数成分を減衰させた前記電流指令を出力するローパスフィルタで構成されたフィルタ手段と、前記電流指令を入力して電流制御を行い駆動電流をモータへ出力する電流制御手段と、モータの位置または速度を検出しモータ位置または速度信号を出力する検出器とを備えたサーボ制御装置において、
前記サーボ制御装置が駆動する前記モータのモータ回転子慣性モーメントの値とモータ回転軸のねじりばね定数とを格納するモータ機械定数格納手段と、前記モータが駆動する機械の慣性モーメントの値を取得し前記モータのモータ回転軸に換算した機械慣性モーメントの値または前記モータが駆動する機械の慣性モーメントの値をモータ回転軸に換算した前記機械慣性モーメントの値と前記モータ回転子慣性モーメントの値との合成値を取得して前記モータ回転子慣性モーメントの値を差し引いて得た前記モータ回転軸に換算した前記機械慣性モーメントの値を出力する機械慣性モーメント取得手段と、前記モータ回転子慣性モーメントの値と前記モータ回転軸のねじりばね定数と前記モータが駆動する機械の慣性モーメントの値をモータ回転軸に換算した機械慣性モーメントの値とに基づいてねじり共振周波数を算出して前記ねじり共振周波数に基づいたフィルタ定数を前記フィルタ手段に設定する共振周波数算出手段とを備えることを特徴とするものである。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、前記モータ機械定数格納手段に格納されている前記モータのモータ回転子慣性モーメントの値と前記モータ回転軸のねじりばね定数とを読み出してモータ機械定数として送出するモータ機械定数送出手段と、そのモータ機械定数を受信して前記共振周波数算出手段に出力するモータ機械定数受信手段とを備え、前記モータ機械定数格納手段と前記モータ機械定数送出手段とは前記検出器に備えることを特徴とするものである。
【0008】
また、請求項3に記載の発明は、モータの位置または速度に基づいて作成されたフィードバック信号を入力し位置または速度指令に前記フィードバック信号が一致するように制御を行いトルク指令を出力する追従制御手段と、前記トルク指令を入力し設定された周波数の周波数成分を除去または減衰させた前記電流指令を前記電流制御手段に出力するノッチフィルタまたは前記トルク指令を入力し前記設定された周波数以上の周波数成分を減衰させた前記電流指令を出力するローパスフィルタで構成されたフィルタ手段と、前記電流指令を入力して電流制御を行い駆動電流をモータへ出力する電流制御手段と、モータの位置または速度を検出しモータ位置または速度信号を出力する検出器とを備えたサーボ制御装置のフィルタ定数を自動設定する方法であって、
モータ回転子慣性モーメントの値とモータの回転軸ねじりばね定数とを事前にモータ機械定数格納手段に格納するステップと、前記モータ回転子慣性モーメントの値と前記モータの回転軸ねじりばね定数とを読み出すステップと、前記モータが駆動する機械の慣性モーメントをモータ回転軸に換算した機械慣性モーメントの値を取得するステップと、前記モータ回転子慣性モーメントの値と前記モータ回転軸ねじりばね定数と前記モータが駆動する機械の慣性モーメントの値をモータ回転軸に換算した前記機械慣性モーメントの値とに基づいてねじり共振周波数を算出するステップと、前記ねじり共振周波数に基づいたフィルタ定数をフィルタ手段に設定するステップとを備えることを特徴とするものである。
【0009】
また、請求項4に記載の発明は、前記共振周波数算出手段は、前記モータのモータ回転子慣性モーメントをJM、前記モータが駆動する前記機械慣性モーメントの値を前記モータの回転軸に換算した機械慣性モーメントの値をJL、前記モータ回転軸のねじりばね定数をKとしたとき、前記ねじり共振周波数ωを、
ω=(K(1/(JM)+1/(JL)))1/2
で計算することを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の具体的実施例を図に基づいて説明する。図1は本発明を適用する第1の実施例を説明するサーボ制御装置のブロック線図である。
図1において、1は追従制御手段、2はフィルタ手段、3は電流制御手段、4はモータ、5は検出器、6は機械、7はモータ機械定数格納手段、8は機械慣性モーメント取得手段、9は共振周波数算出手段、10はフィードバック信号作成手段である。以下同一名称には極力同一符号を付け重複説明を省略する。
【0011】
追従制御手段1は指令とフィードバック信号とを入力してフィルタ手段2へトルク指令を出力する。フィルタ手段2は前記トルク指令を入力して電流制御手段3へ電流指令を出力する。電流制御手段3は前記電流指令を入力しモータ4へ駆動電流を出力する。モータ4は前記駆動電流によりトルクを発生し機械6を駆動する。また、モータ4には検出器5が取り付けられており、検出器5はフィードバック信号作成手段10へモータ位置または速度信号を出力する。フィードバック信号作成手段10は前記モータ位置または速度信号を入力し追従制御手段1へ前記フィードバック信号を出力する。
モータ機械定数格納手段7は共振周波数算出手段9へモータ回転子慣性モーメントの値とモータ回転軸のねじりばね定数とを出力する。また機械慣性モーメント取得手段8へ前記モータ回転子慣性モーメントの値を出力することもある。機械慣性モーメント取得手段8は共振周波数算出手段9へ機械慣性モーメントの値をモータ4の回転軸に換算した慣性モーメントの値を出力する。また機械慣性モーメント取得手段8は前記モータ回転子慣性モーメントの値を入力することもある。共振周波数算出手段9は前記モータ回転子慣性モーメントの値とモータ回転軸のねじりばね定数と前記機械慣性モーメントの値をモータ4の回転軸に換算した慣性モーメントの値とを入力しフィルタ手段2のフィルタ定数を設定する。
【0012】
追従制御手段1は制御演算を行い、前記指令と前記フィードバック信号とが一致するように位置または速度制御をする。前記フィードバック信号は検出器5によって検出されたモータ位置または速度に基づいてフィードバック信号作成手段10により作成される。フィルタ手段2は設定された周波数の周波数成分を除去または減衰させるノッチフィルタまたは設定された周波数以上の周波数成分を減衰させるローパスフィルタで構成されており、共振周波数算出手段9により設定された前記フィルタ定数に基づいて前記トルク指令から制御の障害となる周波数成分を除去し、前記電流指令を作成する。電流制御手段3は電力変換機能を有し、前記電流指令に基づいてモータ4を駆動する駆動電流を制御する。
【0013】
モータ機械定数格納手段7はモータ4のモータ回転子慣性モーメントの値とモータ4の回転軸のねじりばね定数とを格納していて共振周波数算出手段9の要求に応じて共振周波数算出手段9へ出力する。一般的なサーボ制御装置には、簡易な操作パネルの機能を備えたオペレータと呼ばれるものが装備されていたり、装着が可能になっていたりする。モータが決定したら、そのモータの設計値または実測値からモータ回転子慣性モーメントの値とモータ回転軸のねじりばね定数とを求め、このオペレータを使ってモータ機械定数格納手段7に格納する。機械慣性モーメント取得手段8はモータ4が駆動する機械6の慣性モーメントの値を取得しモータ4の回転軸に換算した機械慣性モーメントの値またはモータ4が駆動する機械6の慣性モーメントの値をモータ4の回転軸に換算した前記機械慣性モーメントの値とモータ4の前記モータ回転子慣性モーメントの値との合成値を取得してモータ4の前記モータ回転子慣性モーメントの値を差し引いて求めたモータ4の回転軸に換算した機械慣性モーメントの値を共振周波数算出手段9の要求に応じて共振周波数算出手段9へ出力する。また、モータ4が駆動する機械6の慣性モーメントの値をモータ4の回転軸に換算した前記機械慣性モーメントの値とモータ4の前記モータ回転子慣性モーメントの値との合成値を取得した場合には、その合成値からモータ4の前記モータ回転子慣性モーメントの値を差し引く演算を共振周波数算出手段9に委ねてもよい。前記機械6の慣性モーメントの値またはモータの回転軸に換算した前記機械慣性モーメントの値を取得する方法としては、機械慣性モーメント取得手段8内にモータ4が駆動する機械6の慣性モーメントの値をモータ4の回転軸に換算した機械慣性モーメントの値を記憶しておくエリアを設け、前記オペレータを使用して事前に書き込んでおいて必要に応じて読み出す方法がある。また、モータ電流とモータ位置情報から同定する方法もある。前記機械慣性モーメントを求める方法は従来から数多く紹介されている。例えば、特許第3185857号公報がある。
【0014】
共振周波数算出手段9はモータ機械定数格納手段7からモータ4のモータ回転子慣性モーメントの値とモータ4の回転軸のねじりばね定数とを読み出し、機械慣性モーメント取得手段8からモータ4が駆動する機械6の慣性モーメントの値をモータ4の回転軸に換算した機械慣性モーメントの値を取得して共振周波数を算出する。また、共振周波数算出手段9はその算出した共振周波数に基づいた前記フィルタ定数をフィルタ手段2へ設定する。前記共振周波数は以下の式で算出する。
ねじり共振周波数ωは、モータ4の回転子慣性モーメントをJM、モータ4が駆動する機械6の慣性モーメントの値をモータ4の回転軸に換算した機械慣性モーメントの値をJL、モータ4のモータ回転軸のねじりばね定数をKとすると、
ω=(K(1/(JM)+1/(JL)))1/2 ・・・(1)
となる。
【0015】
図2は本発明を適用する第2の実施例を説明するサーボ制御装置のブロック線図である。
図2において、11はモータ機械定数送出手段、12はモータ機械定数受信手段である。
第2の実施例が第1の実施例と異なる点は、モータ機械定数格納手段7およびモータ機械定数送出手段11を検出器5に備え、モータ機械定数受信手段12との間で通信をすることである。
モータ機械定数送出手段11はモータ機械定数格納手段7から前記モータ4のモータ回転子慣性モーメントの値とモータ4のモータ回転軸のねじりばね定数とを読み出してモータ機械定数としてモータ機械定数受信手段12へ送出する。モータ機械定数受信手段12はそのモータ機械定数を受信し共振周波数算出手段9の要求に応じて共振周波数算出手段9へ出力する。また、前記モータ回転子慣性モーメントの値を機械慣性モーメント取得手段8へ出力することもある。他の動作は、第1の実施例と同じであるので説明は省略する。
また、モータ機械定数送出手段11にパラレル/シリアル変換の機能を、モータ機械定数受信手段12にシリアル/パラレル変換の機能を備えて前記モータ機械定数をシリアル信号としてもよい。
【0016】
図3は、本発明を適用する第3の実施例を説明するサーボ制御装置のフィルタ定数を自動設定する方法を説明するフローチャートである。
図3において、ステップ20ではモータ4のモータ回転子慣性モーメントの値とモータ4の回転軸のねじりばね定数とをモータ機械定数格納手段7に格納し、ステップ21ではそのモータ4のモータ回転子慣性モーメントの値とモータ4の回転軸のねじりばね定数とを読み出す。
ステップ22ではモータ4が駆動する機械6の慣性モーメントの値を取得しモータ4の回転軸に換算した機械慣性モーメントの値またはモータ4が駆動する機械6の慣性モーメントの値をモータ4の回転軸に換算した前記機械慣性モーメントの値とモータ4のモータ回転子慣性モーメントの値との合成値を取得してモータ4の前記モータ回転子慣性モーメントの値を差し引いて求めたモータ4の回転軸に換算した機械慣性モーメントの値を取得する。この機械慣性モーメントの値は、第1の実施例と同じ方法で取得することができる。
ステップ23ではねじり共振周波数を既述の(1)の式により算出する。
ステップ24では前記ねじり共振周波数に基づいて得られた前記フィルタ定数をフィルタ手段2へ設定する。
【0017】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、サーボ制御装置内に予め格納されているモータ固有のモータ回転子慣性モーメントの値およびモータの回転軸ねじりばね定数と、取得された負荷慣性モーメントとからモータと負荷との共振周波数を計算してフィルタ定数を決定するので、モータと負荷との間で共振させなくても共振周波数を得ることができ機械を加振する必要がない。そのため、機械を損傷することがない。また、試行錯誤する必要もないため、フィルタ定数を設定する処理時間を大幅に短縮できるという効果がある。
また、請求項2に記載の発明によれば、モータ固有のモータ回転子慣性モーメントの値およびモータの回転軸ねじりばね定数はモータ機械定数としてモータに組みつけられた検出器内に格納されており、機械を駆動する能力に対応してモータを変更する際においてもモータと同時に変更されるので、モータ固有のモータ機械定数の管理が容易になり間違いもなくなるという効果がある。
更に、モータ機械定数送出手段とモータ機械定数受信手段と間をシリアル信号で通信する場合は、モータ機械定数送出手段とモータ機械定数受信手段と間の通信線の本数が大幅に削減されるので断線などの事故も減少し、信頼性も向上し保守性も向上するという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を説明するブロック線図
【図2】本発明の第2の実施例を説明するブロック線図
【図3】本発明の第3の実施例を説明するフローチャート
【図4】従来の技術を説明するブロック線図
【符号の説明】
1 追従制御手段
2 フィルタ手段
3 電流制御手段
4 モータ
5 検出器
6 機械
7 モータ機械定数格納手段
8 機械慣性モーメント取得手段
9 共振周波数算出手段
10 フィードバック信号作成手段
11 モータ機械定数送出手段
12 モータ機械定数受信手段
20 モータ機械定数を格納するステップ
21 モータ機械定数を読み出すステップ
22 機械慣性モーメントを取得するステップ
23 共振周波数を算出するステップ
24 フィルタ定数を設定するステップ
31 速度指令
32 ホワイトノイズ生成手段
33 速度指令切り替え手段
34 速度制御手段
35 速度検出手段
36 フーリエ変換手段
37 周波数特性演算手段
38 モータ
39 機械
40 ロータリエンコーダ

Claims (4)

  1. モータの位置または速度に基づいて作成されたフィードバック信号を入力し位置または速度指令に前記フィードバック信号が一致するように制御を行いトルク指令を出力する追従制御手段と、前記トルク指令を入力し設定された周波数の周波数成分を除去または減衰させた電流指令を出力するノッチフィルタまたは前記トルク指令を入力し前記設定された周波数以上の周波数成分を減衰させた前記電流指令を出力するローパスフィルタで構成されたフィルタ手段と、前記電流指令を入力して電流制御を行い駆動電流をモータへ出力する電流制御手段と、モータの位置または速度を検出しモータ位置または速度信号を出力する検出器とを備えたサーボ制御装置において、
    前記サーボ制御装置が駆動する前記モータのモータ回転子慣性モーメントの値とモータ回転軸のねじりばね定数とを格納するモータ機械定数格納手段と、前記モータが駆動する機械の慣性モーメントの値を取得し前記モータのモータ回転軸に換算した機械慣性モーメントの値または前記モータが駆動する機械の慣性モーメントの値をモータ回転軸に換算した前記機械慣性モーメントの値と前記モータ回転子慣性モーメントの値との合成値を取得して前記モータ回転子慣性モーメントの値を差し引いて得た前記モータ回転軸に換算した前記機械慣性モーメントの値を出力する機械慣性モーメント取得手段と、前記モータ回転子慣性モーメントの値と前記モータ回転軸のねじりばね定数と前記モータが駆動する機械の慣性モーメントの値をモータ回転軸に換算した機械慣性モーメントの値とに基づいてねじり共振周波数を算出して前記ねじり共振周波数に基づいたフィルタ定数を前記フィルタ手段に設定する共振周波数算出手段とを備えることを特徴とするサーボ制御装置。
  2. 前記モータ機械定数格納手段に格納されている前記モータのモータ回転子慣性モーメントの値と前記モータ回転軸のねじりばね定数とを読み出してモータ機械定数として送出するモータ機械定数送出手段と、そのモータ機械定数を受信して前記共振周波数算出手段に出力するモータ機械定数受信手段とを備え、前記モータ機械定数格納手段と前記モータ機械定数送出手段とは前記検出器に備えることを特徴とする請求項1記載のサーボ制御装置。
  3. モータの位置または速度に基づいて作成されたフィードバック信号を入力し位置または速度指令に前記フィードバック信号が一致するように制御を行いトルク指令を出力する追従制御手段と、前記トルク指令を入力し設定された周波数の周波数成分を除去または減衰させた前記電流指令を前記電流制御手段に出力するノッチフィルタまたは前記トルク指令を入力し前記設定された周波数以上の周波数成分を減衰させた前記電流指令を出力するローパスフィルタで構成されたフィルタ手段と、前記電流指令を入力して電流制御を行い駆動電流をモータへ出力する電流制御手段と、モータの位置または速度を検出しモータ位置または速度信号を出力する検出器とを備えたサーボ制御装置のフィルタ定数を自動設定する方法であって、
    モータ回転子慣性モーメントの値とモータの回転軸ねじりばね定数とを事前にモータ機械定数格納手段に格納するステップと、前記モータ回転子慣性モーメントの値と前記モータの回転軸ねじりばね定数とを読み出すステップと、前記モータが駆動する機械の慣性モーメントをモータ回転軸に換算した機械慣性モーメントの値を取得するステップと、前記モータ回転子慣性モーメントの値と前記モータ回転軸ねじりばね定数と前記モータが駆動する機械の慣性モーメントの値をモータ回転軸に換算した前記機械慣性モーメントの値とに基づいてねじり共振周波数を算出するステップと、前記ねじり共振周波数に基づいたフィルタ定数をフィルタ手段に設定するステップとを備えることを特徴とするサーボ制御装置のフィルタ定数自動設定方法。
  4. 前記共振周波数算出手段は、前記モータのモータ回転子慣性モーメントをJM、前記モータが駆動する前記機械の慣性モーメントの値を前記モータ回転軸に換算した機械慣性モーメントの値をJL、前記モータ回転軸のねじりばね定数をKとしたとき、前記ねじり共振周波数ωを、
    ω=(K(1/(JM)+1/(JL)))1/2
    で計算することを特徴とする請求項1記載のサーボ制御装置。
JP2003177668A 2003-06-23 2003-06-23 サーボ制御装置およびそのフィルタ定数自動設定方法 Pending JP2005020794A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003177668A JP2005020794A (ja) 2003-06-23 2003-06-23 サーボ制御装置およびそのフィルタ定数自動設定方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003177668A JP2005020794A (ja) 2003-06-23 2003-06-23 サーボ制御装置およびそのフィルタ定数自動設定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005020794A true JP2005020794A (ja) 2005-01-20

Family

ID=34179526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003177668A Pending JP2005020794A (ja) 2003-06-23 2003-06-23 サーボ制御装置およびそのフィルタ定数自動設定方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005020794A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014096954A (ja) * 2012-11-12 2014-05-22 Kayaba Ind Co Ltd 駆動ユニット
CN111673734A (zh) * 2020-04-27 2020-09-18 驰驱电气(嘉兴)有限公司 一种机器人关节伺服系统振动抑制控制方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014096954A (ja) * 2012-11-12 2014-05-22 Kayaba Ind Co Ltd 駆動ユニット
CN111673734A (zh) * 2020-04-27 2020-09-18 驰驱电气(嘉兴)有限公司 一种机器人关节伺服系统振动抑制控制方法
CN111673734B (zh) * 2020-04-27 2021-07-16 驰驱电气(嘉兴)有限公司 一种机器人关节伺服系统振动抑制控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4720744B2 (ja) サーボ制御装置
JP4565034B2 (ja) イナーシャ推定を行う制御装置及び制御システム
KR101528090B1 (ko) 로봇 및 로봇의 노이즈 제거 방법
EP1039624B1 (en) Motor drive control system
KR20150127543A (ko) 모터 제어 장치
JP2003088178A (ja) インバータ付きギヤモータ
JP3975812B2 (ja) 電動機制御装置の共振周波数検出装置
JP2009192837A (ja) ガルバノスキャナ制御装置
JP2005092297A (ja) 振動抑制フィルタの自動設定方法
JP2005020794A (ja) サーボ制御装置およびそのフィルタ定数自動設定方法
US8026687B2 (en) Operating method for a machine which is driven using a drive, with state identification by means of frequency analysis
JP4003741B2 (ja) モータ制御装置
JP2009217822A6 (ja) 機械の動作方法、コンピュータプログラム、機械の制御装置および機械
JP2006220497A (ja) コギングトルク測定装置及びコギングトルクの測定方法
CN112180839A (zh) 电动机信息获取系统
JP4683198B2 (ja) 振動抑制フィルタの設定方法
JP4396100B2 (ja) 多軸電動機制御装置の共振周波数検出装置
JP4285057B2 (ja) サーボ制御装置
JP7209906B1 (ja) 制御システム
JP3516216B2 (ja) 誘導電動機駆動自動車のための速度検出方法及びその装置
JPH06170080A (ja) 自動洗濯機の異常振動検出方法
JPH0518813A (ja) 機械振動検出装置
JP3944354B2 (ja) モータ制御装置
JPH0740268A (ja) ロボットアームの制御装置
JP2007147523A (ja) モータ制御装置とその異常診断方法