JP2005018911A - 磁気ディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プリント回路基板とケースとの間に形成される空間と外部との密閉性を高めて、ケースから放射される音をこもらせることで、騒音の低減した磁気ディスク装置を実現する。
【解決手段】プリント回路基板101とケース12との間にガスケット14,15を配置する。ガスケット14,15は、プリント回路基板101とケース12の密閉性を高めることができ、ケース12からの放射音をこもらせ,騒音の低減が期待できる。さらに、弾性を有するガスケット14,15は、プリント回路基板101そのものの振動も抑制することが可能となる。
【選択図】 図1
【解決手段】プリント回路基板101とケース12との間にガスケット14,15を配置する。ガスケット14,15は、プリント回路基板101とケース12の密閉性を高めることができ、ケース12からの放射音をこもらせ,騒音の低減が期待できる。さらに、弾性を有するガスケット14,15は、プリント回路基板101そのものの振動も抑制することが可能となる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、基台とプリント回路基板との間にガスケット構造の中間部材を有する磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の磁気ディスク装置では、プリント回路基板と基台との間に減衰の特性を有する材料で形成された中間部材を配置し、基台とプリント回路基板の最低25%以上に接触させることで騒音の低減を図っている。(例えば、特許文献1)
【0003】
【特許文献1】
米国特許第5235482号明細書
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した特許文献1の技術は、中間部材が基台とプリント回路基板との間に形成される空間と外部との間に隙間がある。このためプリント回路基板を介して基台で発生した騒音が隙間を通して外部に放音されることから、システム全体の騒音を上昇させる問題があった。
【0005】
この発明の目的は、プリント回路基板と基台の空間と外部との密閉性を高めて、基台から放射される音をこもらせることで、騒音の低減を実現した磁気ディスク装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、この発明の磁気ディスク装置は、情報が記録される磁気ディスクと、前記磁気ディスクを支持および回転駆動するスピンドルモータと、前記磁気ディスクに対して情報の記録再生を行う磁気ヘッドと、前記磁気ディスクに対して前記磁気ヘッドを任意の位置に移動および位置決めするヘッドアクチュエータと、前記スピンドルモータおよびヘッドアクチュエータの一方の面に載置されている基台と、前記基台の他方の面に間隔を置いて対向配置されたプリント回路基板と、前記プリント回路基板の外周と前記基台との間に設置され、前記プリント回路基板と前記基台に形成される空間を外部から密閉状態とする中間部材とを具備したことを特徴とする。
【0007】
また、情報が記録される磁気ディスクと、前記磁気ディスクを支持および回転駆動するスピンドルモータと、前記磁気ディスクに対して情報の記録再生を行う磁気ヘッドと、前記磁気ディスクに対して前記磁気ヘッドを任意の位置に移動および位置決めするヘッドアクチュエータと、前記スピンドルモータおよびヘッドアクチュエータの一方の面に載置されている基台と、前記基台の他方の面に間隔を置いて対向配置され、中央部に前記スピンドルモータを嵌合する孔が形成されたプリント回路基板と、前記プリント回路基板の外周と前記基台との間に設置され、前記プリント回路基板と前記基台に形成される空間と外部を塞ぐ第1の中間部材と、前記プリント回路基板の嵌合孔の周辺と前記基台との間に設置され、前記プリント回路基板と前記基台に形成される空間を外部を塞ぐ第2の中間部材とを具備したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、この発明をハードディスクドライブ(以下、HDDという。)に適用した場合の一実施の形態について説明するための分解斜視図、図2は図1のA−A’断面図である。
【0009】
図1に示すように、HDDは、上面の開口した矩形箱状のケース12と、複数のねじ11によりケースにねじ止めされて、ケースの上端開口を閉塞するトップカバー14と、を有している。ケース12はアルミ等の金属で形成され、その底壁は基台として機能している。
【0010】
ケース12内には、磁気記録媒体としての磁気ディスク16、この磁気ディスクを支持および回転させるスピンドルモータ18、磁気ディスクに対して情報の記録、再生を行う複数の磁気ヘッド、これらの磁気ヘッドを磁気ディスク16に対して移動自在に支持したキャリッジアッセンブリ22、キャリッジアッセンブリを回動および位置決めするボイスコイルモータ24、磁気ヘッドが磁気ディスクの最外周に移動した際、磁気ヘッドを磁気ディスクから離間した位置に保持するランプロード機構25およびヘッドIC等を有する基板ユニット21が収納されている。
【0011】
また、ケース12の底壁外面には、基板ユニット21を介してスピンドルモータ18、ボイスコイルモータ24、および磁気ヘッドの動作を制御するプリント回路基板101がねじ102によりねじ止めされている。プリント配線基板101の中央部に形成された嵌合孔103は、図2に示すように、スピンドルモータ18の背面側を嵌合するためのものである。
【0012】
磁気ディスク16は、例えば直径65mm(2.5インチ)に形成され、上面および下面に磁気記録層を有している。また、磁気ディスク16は、スピンドルモータ18のハブ181に同軸的に嵌合されているとともにクランプばね17によりクランプされ、所定の速度で回転駆動される。
【0013】
キャリッジアッセンブリ22は、ケース12の底壁上に固定された軸受組立体26と、この軸受組立体から延出した2本のアーム32と、各アームに支持された2つの磁気ヘッド組立体36と、を備えている。各磁気ヘッド組立体36は、板ばねによって形成された細長いサスペンション38と、サスペンションの先端に固定された磁気ヘッド40と、を備えている。また、キャリッジアッセンブリ22は、軸受組立体26からアーム32と反対方向へ延出した支持フレーム43を有し、この支持フレームにはボイスコイルモータ24の一部を構成する図示しないボイスコイルが固定されている。
【0014】
上記のように構成されたキャリッジアッセンブリ22をケース12に組み込んだ状態において、磁気ディスク16は2本のアーム32間に位置している。そして、アーム32に取り付けられた磁気ヘッド40は、磁気ディスク16の上面および下面にそれぞれ対向し、磁気ディスク16を両面側から挟持している。
【0015】
また、キャリッジアッセンブリ22の支持フレーム43に固定されたボイスコイルは、ケース12の底壁上に固定された一対のヨーク48間に位置し、これらのヨークおよび一方のヨークに固定された図示しない磁石とともに、ボイスコイルモータ24を構成している。そして、ボイスコイルに通電することにより、キャリッジアッセンブリ22が回動し、磁気ヘッド40は磁気ディスク16の所望のトラック上に移動および位置決めされる。なお、これらのキャリッジアッセンブリ22およびボイスコイルモータ24は、ヘッドアクチュエータとして機能する。
【0016】
一方、基板ユニット21は、メインフレキシブルプリント回路基板(以下、メインFPCと称する)54を有している。そして、メインFPC54は、キャリッジアッセンブリ22に取り付けられた延出端部54aと、ケース12の底壁上に取り付けられた基端部54bとを有している。延出端部54aは、各アーム32およびサスペンション38に取り付けられた図示しない中継FPCを介して磁気ヘッド40に電気的に接続されている。
【0017】
なお、メインFPC54は、ポリイミド等の絶縁材からなるベースフィルム(ベース層)と、ベースフィルム上に形成された銅箔をパターニングすることにより構成された導体パターンと、導体パターンのパッド部を除いて、導体パターンおよびベースフィルム上を覆った絶縁材からなるカバー層と、を有している。
【0018】
メインFPC54の基端部54b上には、磁気ヘッド40からの信号を増幅するヘッドIC60、ケース12の外面側に設けられたプリント回路基板101とメインFPC54とを接続するためのコネクタ62、および他の電子部品が実装されている。また、基端部54b上には、磁気ヘッド40および磁気ディスク16の周囲の温度として、ケース12内部の温度を検出する温度センサ64が実装されている。
【0019】
104,105は、弾性の例えばゴムや合成樹脂製のガスケットである。図3に示すように、ガスケット104は嵌合孔103の周辺を一周してつながった状態でプリント配線基板101に接着剤により取り付けられている。ガスケット105は、プリント配線基板101の外周を一周してつながった状態でプリント配線基板101に接着剤により取り付けられている。なお、ガスケット104,105は、ケース12に予め取り付けてもよい。ガスケット104、105を予めプリント配線基板101またはケース12に取り付けた状態でプリント配線基板とケースをねじ102でねじ止めすることにより作業性の向上が図れる。
【0020】
ねじ102によりプリント配線基板101がケース12にねじ止めされると、プリント配線基板とケースの空間部106は、密閉された状態となる。これにより、ケース12の外面側から発生する騒音の発生を防止することができる。
【0021】
なお、開放された磁気ディスク16側のケース12は、図示しないケースで覆われ、磁気ディスク16やスピンドルモータ18等から発生する騒音の発生を抑えている。
【0022】
この実施の形態によれば、プリント回路基板とケースとの密閉性を高めることで、ケースから放射される音をこもらせ、騒音の低減が期待できる。また、プリント回路基板をガスケット(減衰材料)で支持することにより、プリント回路基板に対して減衰を与えることができ、プリント回路基板そのものの振動による騒音の抑制も可能となる。
【0023】
この発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、たとえば、プリント配線基板101にあけた嵌合孔103は、スピンドルモータ18をプリント配線基板101で全体を覆うことでも構わない。この場合ガスケット104は削除することができるばかりか、スピンドルモータ18の背面側から発生する騒音を抑えることも可能である。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の磁気ディスク装置によれば、プリント回路基板とケースとの空間と外部を中間部材を用いて密閉させ、ケースから放射される騒音を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態について説明するための分解斜視図。
【図2】図1のA−A’断面図。
【図3】図1のプリント回路基板の正面図。
【符号の説明】
12…ケース
16…磁気ディスク
18…スピンドルモータ
22…キャリッジアッセンブリ
24…ボイスコイルモータ
40…磁気ヘッド
201…プリント回路基板
104,105…ガスケット
106…空間部
【発明の属する技術分野】
この発明は、基台とプリント回路基板との間にガスケット構造の中間部材を有する磁気ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の磁気ディスク装置では、プリント回路基板と基台との間に減衰の特性を有する材料で形成された中間部材を配置し、基台とプリント回路基板の最低25%以上に接触させることで騒音の低減を図っている。(例えば、特許文献1)
【0003】
【特許文献1】
米国特許第5235482号明細書
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した特許文献1の技術は、中間部材が基台とプリント回路基板との間に形成される空間と外部との間に隙間がある。このためプリント回路基板を介して基台で発生した騒音が隙間を通して外部に放音されることから、システム全体の騒音を上昇させる問題があった。
【0005】
この発明の目的は、プリント回路基板と基台の空間と外部との密閉性を高めて、基台から放射される音をこもらせることで、騒音の低減を実現した磁気ディスク装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、この発明の磁気ディスク装置は、情報が記録される磁気ディスクと、前記磁気ディスクを支持および回転駆動するスピンドルモータと、前記磁気ディスクに対して情報の記録再生を行う磁気ヘッドと、前記磁気ディスクに対して前記磁気ヘッドを任意の位置に移動および位置決めするヘッドアクチュエータと、前記スピンドルモータおよびヘッドアクチュエータの一方の面に載置されている基台と、前記基台の他方の面に間隔を置いて対向配置されたプリント回路基板と、前記プリント回路基板の外周と前記基台との間に設置され、前記プリント回路基板と前記基台に形成される空間を外部から密閉状態とする中間部材とを具備したことを特徴とする。
【0007】
また、情報が記録される磁気ディスクと、前記磁気ディスクを支持および回転駆動するスピンドルモータと、前記磁気ディスクに対して情報の記録再生を行う磁気ヘッドと、前記磁気ディスクに対して前記磁気ヘッドを任意の位置に移動および位置決めするヘッドアクチュエータと、前記スピンドルモータおよびヘッドアクチュエータの一方の面に載置されている基台と、前記基台の他方の面に間隔を置いて対向配置され、中央部に前記スピンドルモータを嵌合する孔が形成されたプリント回路基板と、前記プリント回路基板の外周と前記基台との間に設置され、前記プリント回路基板と前記基台に形成される空間と外部を塞ぐ第1の中間部材と、前記プリント回路基板の嵌合孔の周辺と前記基台との間に設置され、前記プリント回路基板と前記基台に形成される空間を外部を塞ぐ第2の中間部材とを具備したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、この発明をハードディスクドライブ(以下、HDDという。)に適用した場合の一実施の形態について説明するための分解斜視図、図2は図1のA−A’断面図である。
【0009】
図1に示すように、HDDは、上面の開口した矩形箱状のケース12と、複数のねじ11によりケースにねじ止めされて、ケースの上端開口を閉塞するトップカバー14と、を有している。ケース12はアルミ等の金属で形成され、その底壁は基台として機能している。
【0010】
ケース12内には、磁気記録媒体としての磁気ディスク16、この磁気ディスクを支持および回転させるスピンドルモータ18、磁気ディスクに対して情報の記録、再生を行う複数の磁気ヘッド、これらの磁気ヘッドを磁気ディスク16に対して移動自在に支持したキャリッジアッセンブリ22、キャリッジアッセンブリを回動および位置決めするボイスコイルモータ24、磁気ヘッドが磁気ディスクの最外周に移動した際、磁気ヘッドを磁気ディスクから離間した位置に保持するランプロード機構25およびヘッドIC等を有する基板ユニット21が収納されている。
【0011】
また、ケース12の底壁外面には、基板ユニット21を介してスピンドルモータ18、ボイスコイルモータ24、および磁気ヘッドの動作を制御するプリント回路基板101がねじ102によりねじ止めされている。プリント配線基板101の中央部に形成された嵌合孔103は、図2に示すように、スピンドルモータ18の背面側を嵌合するためのものである。
【0012】
磁気ディスク16は、例えば直径65mm(2.5インチ)に形成され、上面および下面に磁気記録層を有している。また、磁気ディスク16は、スピンドルモータ18のハブ181に同軸的に嵌合されているとともにクランプばね17によりクランプされ、所定の速度で回転駆動される。
【0013】
キャリッジアッセンブリ22は、ケース12の底壁上に固定された軸受組立体26と、この軸受組立体から延出した2本のアーム32と、各アームに支持された2つの磁気ヘッド組立体36と、を備えている。各磁気ヘッド組立体36は、板ばねによって形成された細長いサスペンション38と、サスペンションの先端に固定された磁気ヘッド40と、を備えている。また、キャリッジアッセンブリ22は、軸受組立体26からアーム32と反対方向へ延出した支持フレーム43を有し、この支持フレームにはボイスコイルモータ24の一部を構成する図示しないボイスコイルが固定されている。
【0014】
上記のように構成されたキャリッジアッセンブリ22をケース12に組み込んだ状態において、磁気ディスク16は2本のアーム32間に位置している。そして、アーム32に取り付けられた磁気ヘッド40は、磁気ディスク16の上面および下面にそれぞれ対向し、磁気ディスク16を両面側から挟持している。
【0015】
また、キャリッジアッセンブリ22の支持フレーム43に固定されたボイスコイルは、ケース12の底壁上に固定された一対のヨーク48間に位置し、これらのヨークおよび一方のヨークに固定された図示しない磁石とともに、ボイスコイルモータ24を構成している。そして、ボイスコイルに通電することにより、キャリッジアッセンブリ22が回動し、磁気ヘッド40は磁気ディスク16の所望のトラック上に移動および位置決めされる。なお、これらのキャリッジアッセンブリ22およびボイスコイルモータ24は、ヘッドアクチュエータとして機能する。
【0016】
一方、基板ユニット21は、メインフレキシブルプリント回路基板(以下、メインFPCと称する)54を有している。そして、メインFPC54は、キャリッジアッセンブリ22に取り付けられた延出端部54aと、ケース12の底壁上に取り付けられた基端部54bとを有している。延出端部54aは、各アーム32およびサスペンション38に取り付けられた図示しない中継FPCを介して磁気ヘッド40に電気的に接続されている。
【0017】
なお、メインFPC54は、ポリイミド等の絶縁材からなるベースフィルム(ベース層)と、ベースフィルム上に形成された銅箔をパターニングすることにより構成された導体パターンと、導体パターンのパッド部を除いて、導体パターンおよびベースフィルム上を覆った絶縁材からなるカバー層と、を有している。
【0018】
メインFPC54の基端部54b上には、磁気ヘッド40からの信号を増幅するヘッドIC60、ケース12の外面側に設けられたプリント回路基板101とメインFPC54とを接続するためのコネクタ62、および他の電子部品が実装されている。また、基端部54b上には、磁気ヘッド40および磁気ディスク16の周囲の温度として、ケース12内部の温度を検出する温度センサ64が実装されている。
【0019】
104,105は、弾性の例えばゴムや合成樹脂製のガスケットである。図3に示すように、ガスケット104は嵌合孔103の周辺を一周してつながった状態でプリント配線基板101に接着剤により取り付けられている。ガスケット105は、プリント配線基板101の外周を一周してつながった状態でプリント配線基板101に接着剤により取り付けられている。なお、ガスケット104,105は、ケース12に予め取り付けてもよい。ガスケット104、105を予めプリント配線基板101またはケース12に取り付けた状態でプリント配線基板とケースをねじ102でねじ止めすることにより作業性の向上が図れる。
【0020】
ねじ102によりプリント配線基板101がケース12にねじ止めされると、プリント配線基板とケースの空間部106は、密閉された状態となる。これにより、ケース12の外面側から発生する騒音の発生を防止することができる。
【0021】
なお、開放された磁気ディスク16側のケース12は、図示しないケースで覆われ、磁気ディスク16やスピンドルモータ18等から発生する騒音の発生を抑えている。
【0022】
この実施の形態によれば、プリント回路基板とケースとの密閉性を高めることで、ケースから放射される音をこもらせ、騒音の低減が期待できる。また、プリント回路基板をガスケット(減衰材料)で支持することにより、プリント回路基板に対して減衰を与えることができ、プリント回路基板そのものの振動による騒音の抑制も可能となる。
【0023】
この発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、たとえば、プリント配線基板101にあけた嵌合孔103は、スピンドルモータ18をプリント配線基板101で全体を覆うことでも構わない。この場合ガスケット104は削除することができるばかりか、スピンドルモータ18の背面側から発生する騒音を抑えることも可能である。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の磁気ディスク装置によれば、プリント回路基板とケースとの空間と外部を中間部材を用いて密閉させ、ケースから放射される騒音を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態について説明するための分解斜視図。
【図2】図1のA−A’断面図。
【図3】図1のプリント回路基板の正面図。
【符号の説明】
12…ケース
16…磁気ディスク
18…スピンドルモータ
22…キャリッジアッセンブリ
24…ボイスコイルモータ
40…磁気ヘッド
201…プリント回路基板
104,105…ガスケット
106…空間部
Claims (4)
- 情報が記録される磁気ディスクと、
前記磁気ディスクを支持および回転駆動するスピンドルモータと、
前記磁気ディスクに対して情報の記録再生を行う磁気ヘッドと、
前記磁気ディスクに対して前記磁気ヘッドを任意の位置に移動および位置決めするヘッドアクチュエータと、
前記スピンドルモータおよびヘッドアクチュエータの一方の面に載置されている基台と、
前記基台の他方の面に間隔を置いて対向配置されたプリント回路基板と、
前記プリント回路基板の外周と前記基台との間に設置され、前記プリント回路基板と前記基台に形成される空間を外部から密閉状態とする中間部材とを具備したことを特徴とする磁気ディスク装置。 - 情報が記録される磁気ディスクと、
前記磁気ディスクを支持および回転駆動するスピンドルモータと、
前記磁気ディスクに対して情報の記録再生を行う磁気ヘッドと、
前記磁気ディスクに対して前記磁気ヘッドを任意の位置に移動および位置決めするヘッドアクチュエータと、
前記スピンドルモータおよびヘッドアクチュエータの一方の面に載置されている基台と、
前記基台の他方の面に間隔を置いて対向配置され、中央部に前記スピンドルモータを嵌合する孔が形成されたプリント回路基板と、
前記プリント回路基板の外周と前記基台との間に設置され、前記プリント回路基板と前記基台に形成される空間と外部を塞ぐ第1の中間部材と、
前記プリント回路基板の嵌合孔の周辺と前記基台との間に設置され、前記プリント回路基板と前記基台に形成される空間を外部を塞ぐ第2の中間部材とを具備したことを特徴とする磁気ディスク装置。 - 前記中間部材、第1および第2の中間部材は、予め前記配線基板または前記基台のいずれか一方側に取着した状態で、前記配線基板を前記基台に取着したことを特徴とする請求項1または2記載の磁気ディスク装置。
- 前記中間部材、第1および第2の中間部材は、ガスケットであることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003182689A JP2005018911A (ja) | 2003-06-26 | 2003-06-26 | 磁気ディスク装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003182689A JP2005018911A (ja) | 2003-06-26 | 2003-06-26 | 磁気ディスク装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005018911A true JP2005018911A (ja) | 2005-01-20 |
Family
ID=34182999
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003182689A Pending JP2005018911A (ja) | 2003-06-26 | 2003-06-26 | 磁気ディスク装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005018911A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007089799A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Samii Kk | 弾球遊技機の遊技球発射装置 |
JP2020149754A (ja) * | 2019-03-15 | 2020-09-17 | 株式会社東芝 | 磁気ディスク装置 |
-
2003
- 2003-06-26 JP JP2003182689A patent/JP2005018911A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007089799A (ja) * | 2005-09-28 | 2007-04-12 | Samii Kk | 弾球遊技機の遊技球発射装置 |
JP2020149754A (ja) * | 2019-03-15 | 2020-09-17 | 株式会社東芝 | 磁気ディスク装置 |
JP7224982B2 (ja) | 2019-03-15 | 2023-02-20 | 株式会社東芝 | 磁気ディスク装置 |
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