JP2005018168A - 空車タクシーの福祉サービス利用システム - Google Patents
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Abstract
【課題】空車の無駄を解消してタクシーの収益を向上させる。
【解決手段】福祉サービスセンター13に設置されたサーバ19と、タクシー11に搭載された車載機20と、サービス利用者12が所持する通信端末機30とを通信ネットワークNを介して接続し、車載機20は演算制御手段21と、絶対位置座標を取得するGPS通信手段25と、表示手段23と、通信ネットワークNと接続される無線通信手段26とを備え、サーバ19はサービス利用者12の利用者リストを含むサービス利用情報が記録されたデータベースDB1を有していると共に、該サービス利用情報からサービス利用者12を特定する自動選択プログラムを備え、車載機20より空車情報D1がサーバ19に送信されると、サーバ19は自動選択プログラムで特定した利用者12とタクシー11にサービス開始情報D2を送信する。
【選択図】 図1
【解決手段】福祉サービスセンター13に設置されたサーバ19と、タクシー11に搭載された車載機20と、サービス利用者12が所持する通信端末機30とを通信ネットワークNを介して接続し、車載機20は演算制御手段21と、絶対位置座標を取得するGPS通信手段25と、表示手段23と、通信ネットワークNと接続される無線通信手段26とを備え、サーバ19はサービス利用者12の利用者リストを含むサービス利用情報が記録されたデータベースDB1を有していると共に、該サービス利用情報からサービス利用者12を特定する自動選択プログラムを備え、車載機20より空車情報D1がサーバ19に送信されると、サーバ19は自動選択プログラムで特定した利用者12とタクシー11にサービス開始情報D2を送信する。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空車タクシーの福祉サービス利用システムに関し、詳しくは、タクシーの空車時間を福祉のため有効に活用するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、タクシーは運行して乗客を降ろした後にタクシー乗り場まで戻る際に、空車で走行することとなっている。タクシーは空車で走ることで、タクシー本来の機能を発揮できず収益が向上しないだけでなく、燃料の無駄、CO2の排出等により地球環境の悪化にも繋がり、地球環境保護の動きにも反することになる。
【0003】
このような空車タクシーを顧客へ配車するまでの時間を短縮するものとして、特開2003−16585号公報にタクシーの配車システムが開示されている。
詳しくは、配車会社が、車両の各々の車両情報を収集した車両運行情報を格納する車両運行情報データベースと、車両運行情報をインターネットを介して顧客に提供する配車情報サーバとを備え、顧客、車両の各々が、インターネットを介して配車情報サーバにアクセス可能であり、顧客の配車依頼を受け付け、オペレータを介さずに自動的に最寄りの空車車両を割り当てて、顧客の待ち時間を短縮化している。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−16585号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記システムを採用しても、顧客数に比べて空車タクシーの台数が多い場合には、最寄りの空車タクシーを顧客に配車したところで、依然として空車タクシーが多数残っているままであり、運転手およびタクシー管理会社にとっては収益が上がらない状況となる問題がある。
【0006】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、タクシーが空車で走る無駄を解消すると共に、運転手およびタクシー管理会社の収益を向上させるシステムを提案することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は第一に、福祉サービスセンターに設置されたサーバと、タクシーに搭載された車載機とを通信ネットワークを介して接続し、
上記サーバは、演算制御手段と、通信ネットワークに接続される通信手段と、サービス利用者の位置情報を含むサービス利用情報が記録されたデータベースとを備える一方、
上記車載機は、タクシーの絶対位置座標を取得するGPS通信手段と、上記サービス利用者宅の位置情報を含む地図情報の表示手段と、通信ネットワークに接続される無線通信手段とを備え、
上記タクシーの空車時に上記通信ネットワークを介して上記サーバに空車情報を送信すると、該サーバは空車位置に応じて上記サービス利用者が多いパトロール・ルートを自動選択し、上記車載機に空車タクシーの走行ルートとして上記パトロール・ルートおよび該ルートに沿ったサービス利用者宅の位置情報を送信して、上記車載機の地図情報の表示手段に表示させ、該空車タクシーはサービス利用者宅をパトロール出来ることを特徴とする空車タクシーの福祉サービス利用システムを提供している。
【0008】
上記システムによると、乗車を求める顧客が少なく空車タクシーが多数存在する場合でも、通常の顧客の運送業務以外に、空車時間を利用して福祉サービスを提供するようにして空き時間を収益向上に当てることができる。かつ、サーバは車載機から空車情報を受信すると、GPSによる空車位置に応じてサービス利用者の多いルートを自動選択して、車載機の表示手段に該ルートおよびサービス利用者宅を地図情報と共に表示させるので、運転者は表示された該ルートを走行することで、サービス利用者宅をできるだけ多く、かつ、効率的に巡回することができる。
【0009】
上記パトロール・ルートの走行時に実車となった場合には、車載機から上記サーバにルート変更の送信がなされる一方、利用者宅をパトロールして該利用者の要求するサービスが終了した場合には、該パトロール終了情報が上記サーバに送信され、該サーバから他の空車タクシーへ送信するパトロール・ルートに沿った利用者宅情報からパトロール終了情報が入った利用者宅が消去される。
【0010】
上記構成とすると、パトロール中のタクシーが賃走状態の実車となった場合に車載機からサーバにルート変更を知らせることで、サーバが該パトロール・ルート上にあるサービス利用者に福祉サービスを行われる見込みがなくなったことを認識して、他のタクシーに対するパトロール・ルートの生成に反映させることができる。
また、サービス利用者に福祉サービスを提供し終わった場合に車載機からパトロール終了情報をサーバに送信することで、サーバは該ルート上にあるサービス利用者にサービス提供を行う必要がなくなった旨を認識でき、他の空車タクシーへ送信するパトロール・ルートに沿った利用者宅の情報にパトロール終了情報が入った利用者宅が含まれないようにして、当該他のタクシーが重複してサービス提供に訪問するのを防止できる。
【0011】
本発明は第二に、福祉サービスセンターに設置されたサーバと、タクシーに搭載された車載機と、サービス利用者が所持する通信端末機とを通信ネットワークを介して接続し、
上記車載機は、演算制御手段と、タクシーの絶対位置座標を取得するGPS通信手段と、表示手段と、通信ネットワークと接続される無線通信手段とを備え、上記サーバは、上記サービス利用者の利用者リストを含むサービス利用情報が記録されたデータベースを有していると共に、該記録されているサービス利用情報からサービス利用者を特定する自動選択プログラムを備え、
上記タクシーより空車情報が上記車載機を介して上記サーバに送信されると、上記サーバは上記自動選択プログラムで特定した利用者と上記タクシーにサービス開始情報を送信する構成としていることを特徴とする空車タクシーの福祉サービス利用システムを提供している。
【0012】
上記システムによると、空車タクシーが多数存在する場合でも、通常の顧客の運送業務以外に、空車時間を利用して福祉サービスを提供するようにしているので、乗車を求める顧客が少なくても空き時間を収益向上に当てることができる。
【0013】
上記サーバに記録されているサービス利用情報はサービス利用者の名前、住所、所持する通信端末機のID番号、利用したいサービス内容、料金、希望日時、時間を含む一方、該サーバには福祉サービスを提供するタクシーの車体番号、車両の型式、タクシー管理会社、所持する車載機のID番号、提供するサービス内容を含むタクシー情報が登録されており、
該サーバに備えられた自動選択プログラムは、上記タクシー情報の上記サービス内容と上記サービス利用情報の上記サービス内容との適合の有無を判断し、適合したサービス利用者の中からタクシー位置に最も近接した位置のサービス利用者を自動選択して特定できる構成としている。
【0014】
上記構成とすると、利用者(高齢者や障害者等)が通信端末機から要求する福祉サービスの内容(例えば、巡回サービス、外出を伴う用件、身の回りの家事業務、趣味・娯楽など)を提供する準備のあるタクシーのうちから最も近いタクシーが自動選択されるので、福祉サービスの提供を受ける利用者にとって、求めるサービス内容に適合した最適なタクシーを自動選択してもらえる利点があると共に、サービス利用者の求めに対する応答性を高めることができる。かつ、タクシー運転者にとっても、最も近接した位置の福祉サービス利用者に訪問するため、無駄な時間を削減することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の空車タクシーの福祉サービス利用システム10を示し、タクシー11と、サービス利用者12と、福祉サービスセンター13と、タクシー管理会社14と、銀行15と、サービス利用者の家族16と、福祉協会17とを通信ネットワークNで接続している。タクシー11には車載機20が搭載されており、サービス利用者12は通信端末機30を所持し、福祉サービスセンター13にはサーバ19が設置され、福祉協会17にもサーバ18が設置されている。
【0016】
車載機20は、図2に示すように、演算制御手段21と、入力手段22と、モニターからなる表示手段23と、記憶手段24と、GPS衛星Gからタクシー11の車両位置座標を取得するGPS通信手段25と、通信ネットワークNに接続するための無線通信手段26と、地図情報27とを備えている。
【0017】
サービス利用者12が所有する通信端末機30は、図3に示すように、演算制御手段31、入力手段32と、モニターからなる表示手段33と、通信ネットワークNに接続するための無線通信手段34と、記憶手段35とを備えている。
福祉サービスセンター13のサーバ19は、通信ネットワークNに接続する通信手段28と、演算制御手段29と、サービス利用者情報とタクシー情報とが記録されたデータベースDB1と、データベースDB1に保存されたサービス利用情報から最適なサービス利用者12を自動選択するプログラムを保存した記憶手段36とを備えている。
【0018】
データベースDB1に保存されたサービス利用情報は、サービス利用者毎に、サービス利用者の名前、住所、所持する通信端末機のID番号、利用したいサービス内容、料金、希望日時、時間等の情報を有している。また、上記タクシー情報は、福祉サービスを提供するタクシーの車体番号、車両の型式、タクシー管理会社、所持する通信端末機のID番号、提供するサービス内容等の情報を有している。
【0019】
なお、福祉サービスセンター13のサーバ19のデータベースDB1のサービス利用情報にサービス利用者12として登録する手段として、サービス利用者(例えば、高齢者や障害者)の家族16がインターネットのホームページ上から申し込み/解除の手続を行えるようにしていると好適である。
【0020】
福祉協会17のサーバ18は、通信ネットワークNに接続する通信手段37と、演算制御手段38と、福祉サービスを行ったタクシーの実績を記録するサービス提供実績リストを有するデータベースDB2とを備えている。
【0021】
次に、タクシー11側の処理手順を図4を用いて説明する。
タクシー11は乗客を降ろして空車になった時点で、運転者が空車になり福祉サービスを提供できる状態となった旨を車載機20の入力手段22より入力することで、無線通信手段26より空車情報が通信ネットワークNを介して福祉サービスセンター13のサーバ19に送信される(S1)。ここで、空車情報D1は、図7に示すように、車載機20のID番号と、GPS通信手段25で取得された車両位置座標を有するデータである。
【0022】
福祉サービスセンター13のサーバ19では、後述するように、記憶手段36に保存された上記プログラムにより、データベースDB1に保存されたサービス利用情報のサービス利用者リストから最適なサービス利用者12を自動選択し、このサーバ19からサービス開始情報D2をタクシー11の車載機20で受信する(S2)。ここで、サービス開始情報D2は、図7に示すように、サービス利用者12の住所と、提供してもらいたいサービス内容(例えば、巡回サービス、外出を伴う用件、身の回りの家事業務、趣味・娯楽の相手など)を示す希望サービスと、サービスを行う提供時間とを有するデータである。
【0023】
上記サービス開始情報を受信した車載機20では、表示手段23で該データ内容を表示し、運転者はその情報をもとに、サービス利用者12のもとへ訪問する。そして、運転者が上記希望サービスを提供し終わったら、車載機20の入力手段22でサービス終了を入力し、無線通信手段26から通信ネットワークNを介して福祉サービスセンター13のサーバ19に終了通知を送信する。
【0024】
次に、福祉サービスセンター13側の処理手順を図5を用いて説明する。
福祉サービスセンター13のサーバ19がタクシー11の車載機20より空車情報D1を受信すると(S4)、記憶手段36に保存されたプログラムにより、データベースDB1に保存されたタクシー情報およびサービス利用情報から、タクシー情報のサービス内容とサービス利用情報の上記サービス内容との適合の有無を判断し、サービス内容(例えば、巡回サービス、外出を伴う用件、身の回りの家事業務、趣味・娯楽の相手など)が適合したサービス利用者12の中からタクシー11の存在する位置に最も近接した位置のサービス利用者12を自動選択する(S5)。
【0025】
次いで、サーバ19は、サービス開始情報D2を、タクシー11の車載機20とサービス利用者12が所有する通信端末機30とに送信する(S6)。そして、サーバ19がタクシー11の車載機20からサービスの提供が終わった旨の終了通知を受信したら、タクシー11の車体番号、タクシー管理会社、料金、提供時間等を有するサービス済情報を福祉協会17へ通知する(S7)。
【0026】
次に、福祉協会17側の処理手順を図6を用いて説明する。
福祉サービスセンター13から上記サービス済情報を受信した福祉協会17のサーバ18では、自己の有するデータベースDB2のサービス提供実績リストに、今回の実績を追加記録する(S8)。そして、このデータベースDB2のサービス提供実績リストに基づいて、あるタイミング(例えば、月に1度)で、タクシー管理会社14に銀行15を通じて、タクシー11が提供したサービスに応じた報酬(例えば、1回当たり1万円)の支払いを行う(S9)。
【0027】
上記福祉サービスのサービス提供結果は、家族16がインターネットのホームページ上で確認できるようにしている。
また、サービス利用者12が、サービスの提供を不要と判断した場合には、通信端末機30から、サービス不要通知を通信ネットワークNに発信し、サーバ19のデータベースDB1のサービス利用情報にその旨を登録するようにする。
なお、本実施形態では、福祉協会17と福祉サービスセンター13とを別組織としているが、福祉協会17に福祉サービスセンターの役割を兼用させてもよい。
【0028】
図8は第2実施形態を示す。
タクシー11の運転者は、空車状態になった際に、福祉サービスを提供できる状態となった旨を車載機20の入力手段22より入力して、無線通信手段26より空車情報D1を通信ネットワークNを介して福祉サービスセンター13のサーバ19に送信する。それを受信したサーバ19は、車載機20のGPS通信手段25で取得されたタクシー11位置に応じてサービス利用者12が多いパトロール・ルートを自動選択し、空車タクシーの走行ルートとしてのパトロール・ルートRおよび該ルートRに沿ったサービス利用者12(12a〜12d)宅の位置情報を車載機20に送信し、図8に示すように、車載機20の表示手段23で地図情報と共に推奨するパトロール・ルートRとサービス利用者12a〜12dを表示させる。
【0029】
運転者はこの表示画面23を参照しながらパトロール・ルートRを走行してサービス利用者12a〜12d宅を順次訪問して要求される福祉サービスの提供を行う。このように運転者がサーバ19より推奨されたルートRに従って巡回することにより、サービス利用者12宅をできるだけ多く、かつ、効率的に巡回することができ、時間当たりの収益率を向上させることができる。
【0030】
一方、タクシー11がパトロール・ルートRを走行中に乗車顧客を見つけて賃走状態の実車となった場合には、運転者は車載機20の入力手段22よりその旨を入力して、無線送信手段26からサーバ19にルート変更情報が送信される。これにより、サーバ19はパトロール・ルートR上にあるサービス利用者12a〜12dに福祉サービスを提供する見込みがなくなったことを認識することができ、他のタクシーから空車情報を受信した際に、当該他のタクシーにサービス利用者12a〜12dを訪問させるようにパトロール・ルートを生成する。
【0031】
一方、タクシー11の運転手が、例えば1軒目のサービス利用者12に対して福祉サービスの提供を終えた場合には、車載機20の入力手段22にパトロールが終了した旨を入力し、無線通信手段26よりパトロール終了情報がサーバ19に送信される。これにより、サーバ19はサービス済みのサービス利用者を認識し、サーバ19から他の空車タクシーへ送信するパトロール・ルートRに沿った利用者宅の情報より上記パトロール終了情報が入った利用者宅が含まれないようにして、他のタクシーが重複してサービス提供に訪問しないようにする。
なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、乗車を求める顧客が少なく空車タクシーが多数存在する場合でも、空車時間を利用してタクシーが福祉サービスを提供するようにしているので、空き時間を収益向上に当てることができる。また、サーバは空車位置に応じてサービス利用者の多いルートを自動選択して、車載機の表示手段に該ルートおよびサービス利用者宅を地図情報と共に表示させるので、空車タクシーはサービス利用者宅をできるだけ多く、かつ、効率的に巡回することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の空車タクシーの福祉サービス利用システムの概略図である。
【図2】車載機のブロック図である。
【図3】サービス利用者が所有する通信端末機のブロック図である。
【図4】タクシー側の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】福祉サービスセンタ側の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】福祉協会側の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】データの送受を示す説明図である。
【図8】第2実施形態の車載機の表示手段を示す図面である。
【符号の説明】
10 空車タクシーの福祉サービス利用システム
11 タクシー
12 利用者宅
13 福祉サービスセンター
14 タクシー管理会社
15 銀行
17 福祉協会
18、19 サーバ
20 車載機
23 表示手段
30 通信端末機
DB1、DB2 データベース
G GPS衛星
N 通信ネットワーク
R パトロール・ルート
【発明の属する技術分野】
本発明は、空車タクシーの福祉サービス利用システムに関し、詳しくは、タクシーの空車時間を福祉のため有効に活用するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在、タクシーは運行して乗客を降ろした後にタクシー乗り場まで戻る際に、空車で走行することとなっている。タクシーは空車で走ることで、タクシー本来の機能を発揮できず収益が向上しないだけでなく、燃料の無駄、CO2の排出等により地球環境の悪化にも繋がり、地球環境保護の動きにも反することになる。
【0003】
このような空車タクシーを顧客へ配車するまでの時間を短縮するものとして、特開2003−16585号公報にタクシーの配車システムが開示されている。
詳しくは、配車会社が、車両の各々の車両情報を収集した車両運行情報を格納する車両運行情報データベースと、車両運行情報をインターネットを介して顧客に提供する配車情報サーバとを備え、顧客、車両の各々が、インターネットを介して配車情報サーバにアクセス可能であり、顧客の配車依頼を受け付け、オペレータを介さずに自動的に最寄りの空車車両を割り当てて、顧客の待ち時間を短縮化している。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−16585号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記システムを採用しても、顧客数に比べて空車タクシーの台数が多い場合には、最寄りの空車タクシーを顧客に配車したところで、依然として空車タクシーが多数残っているままであり、運転手およびタクシー管理会社にとっては収益が上がらない状況となる問題がある。
【0006】
本発明は、上記問題に鑑みてなされたもので、タクシーが空車で走る無駄を解消すると共に、運転手およびタクシー管理会社の収益を向上させるシステムを提案することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明は第一に、福祉サービスセンターに設置されたサーバと、タクシーに搭載された車載機とを通信ネットワークを介して接続し、
上記サーバは、演算制御手段と、通信ネットワークに接続される通信手段と、サービス利用者の位置情報を含むサービス利用情報が記録されたデータベースとを備える一方、
上記車載機は、タクシーの絶対位置座標を取得するGPS通信手段と、上記サービス利用者宅の位置情報を含む地図情報の表示手段と、通信ネットワークに接続される無線通信手段とを備え、
上記タクシーの空車時に上記通信ネットワークを介して上記サーバに空車情報を送信すると、該サーバは空車位置に応じて上記サービス利用者が多いパトロール・ルートを自動選択し、上記車載機に空車タクシーの走行ルートとして上記パトロール・ルートおよび該ルートに沿ったサービス利用者宅の位置情報を送信して、上記車載機の地図情報の表示手段に表示させ、該空車タクシーはサービス利用者宅をパトロール出来ることを特徴とする空車タクシーの福祉サービス利用システムを提供している。
【0008】
上記システムによると、乗車を求める顧客が少なく空車タクシーが多数存在する場合でも、通常の顧客の運送業務以外に、空車時間を利用して福祉サービスを提供するようにして空き時間を収益向上に当てることができる。かつ、サーバは車載機から空車情報を受信すると、GPSによる空車位置に応じてサービス利用者の多いルートを自動選択して、車載機の表示手段に該ルートおよびサービス利用者宅を地図情報と共に表示させるので、運転者は表示された該ルートを走行することで、サービス利用者宅をできるだけ多く、かつ、効率的に巡回することができる。
【0009】
上記パトロール・ルートの走行時に実車となった場合には、車載機から上記サーバにルート変更の送信がなされる一方、利用者宅をパトロールして該利用者の要求するサービスが終了した場合には、該パトロール終了情報が上記サーバに送信され、該サーバから他の空車タクシーへ送信するパトロール・ルートに沿った利用者宅情報からパトロール終了情報が入った利用者宅が消去される。
【0010】
上記構成とすると、パトロール中のタクシーが賃走状態の実車となった場合に車載機からサーバにルート変更を知らせることで、サーバが該パトロール・ルート上にあるサービス利用者に福祉サービスを行われる見込みがなくなったことを認識して、他のタクシーに対するパトロール・ルートの生成に反映させることができる。
また、サービス利用者に福祉サービスを提供し終わった場合に車載機からパトロール終了情報をサーバに送信することで、サーバは該ルート上にあるサービス利用者にサービス提供を行う必要がなくなった旨を認識でき、他の空車タクシーへ送信するパトロール・ルートに沿った利用者宅の情報にパトロール終了情報が入った利用者宅が含まれないようにして、当該他のタクシーが重複してサービス提供に訪問するのを防止できる。
【0011】
本発明は第二に、福祉サービスセンターに設置されたサーバと、タクシーに搭載された車載機と、サービス利用者が所持する通信端末機とを通信ネットワークを介して接続し、
上記車載機は、演算制御手段と、タクシーの絶対位置座標を取得するGPS通信手段と、表示手段と、通信ネットワークと接続される無線通信手段とを備え、上記サーバは、上記サービス利用者の利用者リストを含むサービス利用情報が記録されたデータベースを有していると共に、該記録されているサービス利用情報からサービス利用者を特定する自動選択プログラムを備え、
上記タクシーより空車情報が上記車載機を介して上記サーバに送信されると、上記サーバは上記自動選択プログラムで特定した利用者と上記タクシーにサービス開始情報を送信する構成としていることを特徴とする空車タクシーの福祉サービス利用システムを提供している。
【0012】
上記システムによると、空車タクシーが多数存在する場合でも、通常の顧客の運送業務以外に、空車時間を利用して福祉サービスを提供するようにしているので、乗車を求める顧客が少なくても空き時間を収益向上に当てることができる。
【0013】
上記サーバに記録されているサービス利用情報はサービス利用者の名前、住所、所持する通信端末機のID番号、利用したいサービス内容、料金、希望日時、時間を含む一方、該サーバには福祉サービスを提供するタクシーの車体番号、車両の型式、タクシー管理会社、所持する車載機のID番号、提供するサービス内容を含むタクシー情報が登録されており、
該サーバに備えられた自動選択プログラムは、上記タクシー情報の上記サービス内容と上記サービス利用情報の上記サービス内容との適合の有無を判断し、適合したサービス利用者の中からタクシー位置に最も近接した位置のサービス利用者を自動選択して特定できる構成としている。
【0014】
上記構成とすると、利用者(高齢者や障害者等)が通信端末機から要求する福祉サービスの内容(例えば、巡回サービス、外出を伴う用件、身の回りの家事業務、趣味・娯楽など)を提供する準備のあるタクシーのうちから最も近いタクシーが自動選択されるので、福祉サービスの提供を受ける利用者にとって、求めるサービス内容に適合した最適なタクシーを自動選択してもらえる利点があると共に、サービス利用者の求めに対する応答性を高めることができる。かつ、タクシー運転者にとっても、最も近接した位置の福祉サービス利用者に訪問するため、無駄な時間を削減することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の第1実施形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明の空車タクシーの福祉サービス利用システム10を示し、タクシー11と、サービス利用者12と、福祉サービスセンター13と、タクシー管理会社14と、銀行15と、サービス利用者の家族16と、福祉協会17とを通信ネットワークNで接続している。タクシー11には車載機20が搭載されており、サービス利用者12は通信端末機30を所持し、福祉サービスセンター13にはサーバ19が設置され、福祉協会17にもサーバ18が設置されている。
【0016】
車載機20は、図2に示すように、演算制御手段21と、入力手段22と、モニターからなる表示手段23と、記憶手段24と、GPS衛星Gからタクシー11の車両位置座標を取得するGPS通信手段25と、通信ネットワークNに接続するための無線通信手段26と、地図情報27とを備えている。
【0017】
サービス利用者12が所有する通信端末機30は、図3に示すように、演算制御手段31、入力手段32と、モニターからなる表示手段33と、通信ネットワークNに接続するための無線通信手段34と、記憶手段35とを備えている。
福祉サービスセンター13のサーバ19は、通信ネットワークNに接続する通信手段28と、演算制御手段29と、サービス利用者情報とタクシー情報とが記録されたデータベースDB1と、データベースDB1に保存されたサービス利用情報から最適なサービス利用者12を自動選択するプログラムを保存した記憶手段36とを備えている。
【0018】
データベースDB1に保存されたサービス利用情報は、サービス利用者毎に、サービス利用者の名前、住所、所持する通信端末機のID番号、利用したいサービス内容、料金、希望日時、時間等の情報を有している。また、上記タクシー情報は、福祉サービスを提供するタクシーの車体番号、車両の型式、タクシー管理会社、所持する通信端末機のID番号、提供するサービス内容等の情報を有している。
【0019】
なお、福祉サービスセンター13のサーバ19のデータベースDB1のサービス利用情報にサービス利用者12として登録する手段として、サービス利用者(例えば、高齢者や障害者)の家族16がインターネットのホームページ上から申し込み/解除の手続を行えるようにしていると好適である。
【0020】
福祉協会17のサーバ18は、通信ネットワークNに接続する通信手段37と、演算制御手段38と、福祉サービスを行ったタクシーの実績を記録するサービス提供実績リストを有するデータベースDB2とを備えている。
【0021】
次に、タクシー11側の処理手順を図4を用いて説明する。
タクシー11は乗客を降ろして空車になった時点で、運転者が空車になり福祉サービスを提供できる状態となった旨を車載機20の入力手段22より入力することで、無線通信手段26より空車情報が通信ネットワークNを介して福祉サービスセンター13のサーバ19に送信される(S1)。ここで、空車情報D1は、図7に示すように、車載機20のID番号と、GPS通信手段25で取得された車両位置座標を有するデータである。
【0022】
福祉サービスセンター13のサーバ19では、後述するように、記憶手段36に保存された上記プログラムにより、データベースDB1に保存されたサービス利用情報のサービス利用者リストから最適なサービス利用者12を自動選択し、このサーバ19からサービス開始情報D2をタクシー11の車載機20で受信する(S2)。ここで、サービス開始情報D2は、図7に示すように、サービス利用者12の住所と、提供してもらいたいサービス内容(例えば、巡回サービス、外出を伴う用件、身の回りの家事業務、趣味・娯楽の相手など)を示す希望サービスと、サービスを行う提供時間とを有するデータである。
【0023】
上記サービス開始情報を受信した車載機20では、表示手段23で該データ内容を表示し、運転者はその情報をもとに、サービス利用者12のもとへ訪問する。そして、運転者が上記希望サービスを提供し終わったら、車載機20の入力手段22でサービス終了を入力し、無線通信手段26から通信ネットワークNを介して福祉サービスセンター13のサーバ19に終了通知を送信する。
【0024】
次に、福祉サービスセンター13側の処理手順を図5を用いて説明する。
福祉サービスセンター13のサーバ19がタクシー11の車載機20より空車情報D1を受信すると(S4)、記憶手段36に保存されたプログラムにより、データベースDB1に保存されたタクシー情報およびサービス利用情報から、タクシー情報のサービス内容とサービス利用情報の上記サービス内容との適合の有無を判断し、サービス内容(例えば、巡回サービス、外出を伴う用件、身の回りの家事業務、趣味・娯楽の相手など)が適合したサービス利用者12の中からタクシー11の存在する位置に最も近接した位置のサービス利用者12を自動選択する(S5)。
【0025】
次いで、サーバ19は、サービス開始情報D2を、タクシー11の車載機20とサービス利用者12が所有する通信端末機30とに送信する(S6)。そして、サーバ19がタクシー11の車載機20からサービスの提供が終わった旨の終了通知を受信したら、タクシー11の車体番号、タクシー管理会社、料金、提供時間等を有するサービス済情報を福祉協会17へ通知する(S7)。
【0026】
次に、福祉協会17側の処理手順を図6を用いて説明する。
福祉サービスセンター13から上記サービス済情報を受信した福祉協会17のサーバ18では、自己の有するデータベースDB2のサービス提供実績リストに、今回の実績を追加記録する(S8)。そして、このデータベースDB2のサービス提供実績リストに基づいて、あるタイミング(例えば、月に1度)で、タクシー管理会社14に銀行15を通じて、タクシー11が提供したサービスに応じた報酬(例えば、1回当たり1万円)の支払いを行う(S9)。
【0027】
上記福祉サービスのサービス提供結果は、家族16がインターネットのホームページ上で確認できるようにしている。
また、サービス利用者12が、サービスの提供を不要と判断した場合には、通信端末機30から、サービス不要通知を通信ネットワークNに発信し、サーバ19のデータベースDB1のサービス利用情報にその旨を登録するようにする。
なお、本実施形態では、福祉協会17と福祉サービスセンター13とを別組織としているが、福祉協会17に福祉サービスセンターの役割を兼用させてもよい。
【0028】
図8は第2実施形態を示す。
タクシー11の運転者は、空車状態になった際に、福祉サービスを提供できる状態となった旨を車載機20の入力手段22より入力して、無線通信手段26より空車情報D1を通信ネットワークNを介して福祉サービスセンター13のサーバ19に送信する。それを受信したサーバ19は、車載機20のGPS通信手段25で取得されたタクシー11位置に応じてサービス利用者12が多いパトロール・ルートを自動選択し、空車タクシーの走行ルートとしてのパトロール・ルートRおよび該ルートRに沿ったサービス利用者12(12a〜12d)宅の位置情報を車載機20に送信し、図8に示すように、車載機20の表示手段23で地図情報と共に推奨するパトロール・ルートRとサービス利用者12a〜12dを表示させる。
【0029】
運転者はこの表示画面23を参照しながらパトロール・ルートRを走行してサービス利用者12a〜12d宅を順次訪問して要求される福祉サービスの提供を行う。このように運転者がサーバ19より推奨されたルートRに従って巡回することにより、サービス利用者12宅をできるだけ多く、かつ、効率的に巡回することができ、時間当たりの収益率を向上させることができる。
【0030】
一方、タクシー11がパトロール・ルートRを走行中に乗車顧客を見つけて賃走状態の実車となった場合には、運転者は車載機20の入力手段22よりその旨を入力して、無線送信手段26からサーバ19にルート変更情報が送信される。これにより、サーバ19はパトロール・ルートR上にあるサービス利用者12a〜12dに福祉サービスを提供する見込みがなくなったことを認識することができ、他のタクシーから空車情報を受信した際に、当該他のタクシーにサービス利用者12a〜12dを訪問させるようにパトロール・ルートを生成する。
【0031】
一方、タクシー11の運転手が、例えば1軒目のサービス利用者12に対して福祉サービスの提供を終えた場合には、車載機20の入力手段22にパトロールが終了した旨を入力し、無線通信手段26よりパトロール終了情報がサーバ19に送信される。これにより、サーバ19はサービス済みのサービス利用者を認識し、サーバ19から他の空車タクシーへ送信するパトロール・ルートRに沿った利用者宅の情報より上記パトロール終了情報が入った利用者宅が含まれないようにして、他のタクシーが重複してサービス提供に訪問しないようにする。
なお、他の構成は第1実施形態と同様であるため説明を省略する。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明より明らかなように、本発明によれば、乗車を求める顧客が少なく空車タクシーが多数存在する場合でも、空車時間を利用してタクシーが福祉サービスを提供するようにしているので、空き時間を収益向上に当てることができる。また、サーバは空車位置に応じてサービス利用者の多いルートを自動選択して、車載機の表示手段に該ルートおよびサービス利用者宅を地図情報と共に表示させるので、空車タクシーはサービス利用者宅をできるだけ多く、かつ、効率的に巡回することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の空車タクシーの福祉サービス利用システムの概略図である。
【図2】車載機のブロック図である。
【図3】サービス利用者が所有する通信端末機のブロック図である。
【図4】タクシー側の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】福祉サービスセンタ側の処理手順を示すフローチャートである。
【図6】福祉協会側の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】データの送受を示す説明図である。
【図8】第2実施形態の車載機の表示手段を示す図面である。
【符号の説明】
10 空車タクシーの福祉サービス利用システム
11 タクシー
12 利用者宅
13 福祉サービスセンター
14 タクシー管理会社
15 銀行
17 福祉協会
18、19 サーバ
20 車載機
23 表示手段
30 通信端末機
DB1、DB2 データベース
G GPS衛星
N 通信ネットワーク
R パトロール・ルート
Claims (4)
- 福祉サービスセンターに設置されたサーバと、タクシーに搭載された車載機とを通信ネットワークを介して接続し、
上記サーバは、演算制御手段と、通信ネットワークに接続される通信手段と、サービス利用者の位置情報を含むサービス利用情報が記録されたデータベースとを備える一方、
上記車載機は、タクシーの絶対位置座標を取得するGPS通信手段と、上記サービス利用者宅の位置情報を含む地図情報の表示手段と、通信ネットワークに接続される無線通信手段とを備え、
上記タクシーの空車時に上記通信ネットワークを介して上記サーバに空車情報を送信すると、該サーバは空車位置に応じて上記サービス利用者が多いパトロール・ルートを自動選択し、上記車載機に空車タクシーの走行ルートとして上記パトロール・ルートおよび該ルートに沿ったサービス利用者宅の位置情報を送信して、上記車載機の地図情報の表示手段に表示させ、該空車タクシーはサービス利用者宅をパトロール出来ることを特徴とする空車タクシーの福祉サービス利用システム。 - 上記パトロール・ルートの走行時に実車となった場合には、車載機から上記サーバにルート変更の送信がなされる一方、利用者宅をパトロールして該利用者の要求するサービスが終了した場合には、該パトロール終了情報が上記サーバに送信され、該サーバから他の空車タクシーへ送信するパトロール・ルートに沿った利用者宅情報からパトロール終了情報が入った利用者宅が消去される請求項1に記載の空車タクシーの福祉サービス利用システム。
- 福祉サービスセンターに設置されたサーバと、タクシーに搭載された車載機と、サービス利用者が所持する通信端末機とを通信ネットワークを介して接続し、
上記車載機は、演算制御手段と、タクシーの絶対位置座標を取得するGPS通信手段と、表示手段と、通信ネットワークと接続される無線通信手段とを備え、
上記サーバは、上記サービス利用者の利用者リストを含むサービス利用情報が記録されたデータベースを有していると共に、該記録されているサービス利用情報からサービス利用者を特定する自動選択プログラムを備え、
上記タクシーより空車情報が上記車載機を介して上記サーバに送信されると、上記サーバは上記自動選択プログラムで特定した利用者と上記タクシーにサービス開始情報を送信する構成としていることを特徴とする空車タクシーの福祉サービス利用システム。 - 上記サーバに記録されているサービス利用情報はサービス利用者の名前、住所、所持する通信端末機のID番号、利用したいサービス内容、料金、希望日時、時間を含む一方、該サーバには福祉サービスを提供するタクシーの車体番号、車両の型式、タクシー管理会社、所持する車載機のID番号、提供するサービス内容を含むタクシー情報が登録されており、
該サーバに備えられた自動選択プログラムは、上記タクシー情報の上記サービス内容と上記サービス利用情報の上記サービス内容との適合の有無を判断し、適合したサービス利用者の中からタクシー位置に最も近接した位置のサービス利用者を自動選択して特定できる構成としている請求項3に記載の空車タクシーの福祉サービス利用システム。
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JP2003178656A JP2005018168A (ja) | 2003-06-23 | 2003-06-23 | 空車タクシーの福祉サービス利用システム |
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Cited By (2)
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CN106683394A (zh) * | 2015-11-09 | 2017-05-17 | 中国移动通信集团公司 | 信息处理方法、车联网社交平台及车载设备 |
WO2020101046A1 (ko) * | 2018-11-12 | 2020-05-22 | 엘지전자 주식회사 | 상업용 차량의 전자 장치, 상업용 차량의 전자 장치의 동작 방법 및 시스템 |
-
2003
- 2003-06-23 JP JP2003178656A patent/JP2005018168A/ja not_active Withdrawn
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