JP2005017744A - Fixing roller, mask tool, manufacturing method of fixing roller, fixing device and image forming apparatus - Google Patents

Fixing roller, mask tool, manufacturing method of fixing roller, fixing device and image forming apparatus Download PDF

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JP2005017744A
JP2005017744A JP2003183031A JP2003183031A JP2005017744A JP 2005017744 A JP2005017744 A JP 2005017744A JP 2003183031 A JP2003183031 A JP 2003183031A JP 2003183031 A JP2003183031 A JP 2003183031A JP 2005017744 A JP2005017744 A JP 2005017744A
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silicone rubber
mask
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JP2003183031A
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Japanese (ja)
Inventor
Hidenori Machida
秀則 町田
Kyoichi Ashikawa
恭一 芦川
Koji Kamiya
公二 神谷
Norihiko Yasuse
徳彦 安瀬
Atsushi Ishibe
篤 石部
Takuzo Kurachi
卓三 倉地
Takayuki Yoshii
孝之 吉井
Nozomi Takahata
望 高畑
Haruaki Kondo
玄章 近藤
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To obtain a fixing roller for which a thin core bar is used, in which the variance of the thickness of silicone rubber is made small and further which surely prevents coating liquid from adhering to a journal part. <P>SOLUTION: The fixing roller has an elastic layer composed of heat resistant rubber such as silicone rubber and a mold-released layer composed of fluororesin successively on the metallic hollow core bar 1. Steps 1d for keeping the outside diameter of the mask tool for masking the coating of the elastic layer equal to the outside diameter of the barrel part 1a of the core bar 1 are respectively provided on both sides in the axial direction of the barrel part 1a of the core bar 1. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式による定着装置に使用される、定着ローラ、マスク治具、定着ローラの製造方法、その定着装置およびその画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図10は、従来の電子写真方式の画像形成装置の説明図である。従来の電子写真方式の画像形成装置64、例えば、複写機及びレーザプリンタは、静電潜像が形成される感光体ドラム64a、感光体ドラム64aに接触して帯電処理を行う帯電ローラ64b、レーザビーム等の露光手段64c、感光体ドラム64aの静電潜像にトナーを付着させる現像ローラ64e、帯電ローラ64bにDC電圧を印加するためのパワーパック64h、感光体ドラム64a上のトナー像を記録紙Pに転写処理する転写ローラ64f、転写処理後の感光体ドラム64aをクリーニングするためのクリーニング装置64g、感光体ドラム64aの表面電位を測定する表面電位計64d、並びに、加熱定着ローラT及び加圧ローラKからなるローラ方式の熱定着装置TSによって構成されている。この画像形成装置64は、白黒画像を形成するためのものであるが、これでフルカラー画像を形成する場合には、赤;マゼンタ、青;シアン、黄;イエロー、及び、黒;ブラックの4色のトナーを重ね合わせるので、各色についての現像器とそれらを重ね合わせる機構を設けることが必要である。
【0003】
この電子写真方式を用いる画像形成装置64は、回転する感光体ドラム64aの感光体層を帯電ローラ64bを用いて一様に帯電させた後にレーザビーム等の露光手段64cで露光して静電潜像を形成し、この静電潜像をトナーによって現像することによりトナー像とし、このトナー像を記録紙P上に転写し、そして、この記録紙Pを加熱定着ローラT及び加圧ローラKからなるローラ方式の熱定着装置TSに通過させてトナー像を熱定着するように構成されている。
【0004】
図9に示すように、このような画像形成装置64の熱定着装置TSにおいては、加熱定着ローラTは、芯金の中空部に回転中心線に沿ってハロゲンランプ等のヒータThを配置し、その輻射熱によって加熱定着ローラTを内側から加熱するようになっており、そして、加熱定着ローラTと加圧ローラKとの間のニップNに記録紙Pを通過させることにより、記録紙Pの上に付着しているトナーtを加熱定着ローラTの熱により軟化させつつ加圧して記録紙P上に定着させるようになっている。
【0005】
近年、この熱定着方式を用いる装置では、定着ローラ表面の昇温時間、いわゆるウォームアップ時間の短縮と同時に、定着画像の高画質化が望まれている。ウォームアップ時間の短縮には、定着ローラの芯金肉厚を薄くすることにより大きな効果が得られるが、その機能上剛性も重要であるため、あまり薄くすることはできない。
【0006】
定着ローラの芯金肉厚を薄くすると芯金の強度が低下し、加圧ローラとの押付け力によって、定着ローラの芯金が容易に変形するため、安定した定着画像を得ることができなくなる。
【0007】
その対策として、特開2002−126824号や特開2002−126904号などに示すように、芯金内面に複数のリブを設けることで、薄肉芯金としてウォームアップ時間を確保しながら、内面のリブで芯金つぶれを防止し、安定した定着画像を得ている。
【0008】
また、カラー用定着装置に於いては、多層のトナーの凹凸に対する包み込み効果を持たせるために、0.1mm〜0.5mm程度の厚い弾性層が必要であり、良好な定着性および記録紙の搬出特性を確保するため高精度の厚み精度が要求される。この弾性層には耐熱性を有するシリコーンゴムやフッ素ゴムが使われる。
【0009】
従来、定着ローラの弾性層の形成方法としては、
(a)コーティング材(シリコーンゴム)面に対し芯金を垂直方向に支持し、その芯金をコーティング材に浸漬した後、引き上げる方法(垂直ディップ)、
(b)コーティング材に対し芯金を水平に支持し、そのローラを回転させつつ、その外周面をコーティング材に接触、浸漬させた後、引き上げる方法(水平ディップ)、
(c)コーティング材をブレード(ナイフ)と回転する芯金の間に供給し、ブレードと芯金の隙間で弾性層を形成する方法(ブレード塗装)、
(d)芯金を回転させながらスプレーにより塗装する方法(スプレー塗装)、
(e)金型内に芯金を入れ、芯金と金型の間にコーティング材を注入する方法(注型)、
などがある。
【0010】
しかし、これら従来の各方法はそれぞれ次のような問題を抱えている。
(a)垂直ディップは塗布する必要のない端部までコーティング材が付着するため、このコーティング材を除去する工程が必要である。
(b)水平ディップはコーティング材から引き上げる際に表面張力のために部分的に厚くなってしまう。
(c)ブレード塗装も水平ディップと同様に、ブレードがコーティング材をかき取り、切れる部分が表面張力のために部分的に厚くなってしまう。
(d)コーティング材の端部が表面張力のために部分的に厚くなってしまう。また、厚くなると数回塗装を繰り返さなければならないが、外観は良好。
(e)薄い芯金は剛性が弱いため、圧力がかかる注型は芯金が変形してしまう。
【0011】
また、前記(a)〜(e)は塗装後に数分〜数十分放置し、レベリングを行うと塗装面が平滑化になるが、塗装が厚くなるとコーティング材が垂れて、厚さがばらついてしまう問題もある。コーティング材の垂れは、芯金を水平に支持し、数r.p.m程度でゆっくりと回転させることで防止することができる。
【0012】
こうして塗装を行なったローラは電気炉で加硫(加熱)を立てて行なうと、重力の影響により、ローラ上部のコーティング材が薄くなり,下端部に液の塊ができて厚くなり、上下で膜厚の差が生じてしまう。
【0013】
これを防ぐためには、ローラを水平に支持し、回転させながら加熱しコーティング材を硬化させる方法があるが、設備が膨大になってしまう。
【0014】
また、厚くなった部分を塗装後に研磨すると平滑な面が得られるが、研磨後に表面についた研磨粉除去のため洗浄が必要になるため、製造工数が増加し、製造コストが高くなるという問題がある。
【0015】
また、垂直ディップとして、従来、特開平7−225525号に開示された技術がある。この定着ローラは、3mm以下に形成したアルミニウム等のローラ芯金の両端部に、芯金胴部と同径の治具を結合し、芯金端部でゴム塗工液の流れムラが起きぬよう、隙間、段差等の継ぎ目のない状態とし、シリコーンゴム塗工液より引上げ、ディッピングを行い、芯金上にシリコーンゴムコート層を形成することにより製造される。
【0016】
【特許文献1】
特開2002−126824号公報
【特許文献2】
特開2002−126904号公報
【特許文献3】
特開平7−225525号公報
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記(a)〜(e)の塗装方法では、塗布する必要のない端部(ジャーナル部)をマスクして塗装するか、不要部分に付着したコーティング材を除去する必要があるという問題があった。
【0018】
特に垂直ディップではジャーナル部をコーティング材に浸漬するため、芯金およびマスク治具を高精度に作らないと、マスク治具と芯金との隙間からコーティング材が浸入してジャーナル部に付着してしまう。
【0019】
また、特開平7−225525号公報に記載の方法のように、マスク治具を芯金の胴部端部に当接させる場合には、図11に示すように、胴部1aとジャーナル部1cとの間に絞り加工により肩部1bが形成されている従来の芯金100を用いると、図12に示すように、マスク104の先端を肩部1bに当接させることになる。この芯金100とマスク104とを用いて、垂直ディップを行うと、肩部1bの形状精度がラフであるので、肩部1bとマスク104との間の密封性が悪く、垂直ディップにより液圧が加わるとジャーナル部1cにシリコーンゴムが付着する虞があった。また、ジャーナル部1cにシリコーンゴムが付着した場合には、コーティング材を除去する工程が必要となり、生産性が悪く、高コストになるという問題があった。
【0020】
そこで、本発明は、薄肉の芯金を用いることができる上に、シリコーンゴム厚さのバラツキを小さくすることができ、さらに、ジャーナル部に塗装液が付着するのを確実に防止した、定着ローラ、マスク治具、定着ローラの製造方法、定着装置および画像形成装置を提供することをその目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、金属製の中空芯金上に、シリコーンゴム等の耐熱性ゴムで構成される弾性層と、フッ素樹脂で構成される離型層とを順次有する定着ローラにおいて、
前記弾性層の塗装をマスクするマスク治具の外径が前記中空芯金の胴部外径と等しくなるように保持する段差部が前記中空芯金の胴部の軸方向両側にそれぞれ設けられていることを特徴とする定着ローラである。
【0022】
また、請求項2の発明は、前記マスク治具は、外側部分と内側部分とから構成され、外側部分が前記段差部に保持される円筒状部材からなり、内側部分が前記中空芯金のジャーナル部に嵌装される芯金保持部材からなることを特徴とする請求項1に記載の定着ローラである。
【0023】
また、請求項3の発明は、前記塗装がスプレー塗装であることを特徴とする請求項1または2に記載の定着ローラである。
【0024】
また、請求項4の発明は、前記芯金保持部材が、前記円筒状部材を前記段差部に沿って前記中空芯金端部に圧接させる弾性体を備えていることを特徴とする請求項2に記載の定着ローラの製造に用いるマスク治具である。
【0025】
また、請求項5の発明は、金属製の中空芯金上に、シリコーンゴム等の耐熱性ゴムで構成される弾性層と、フッ素樹脂で構成される離型層とを順次有する定着ローラの製造方法において、
前記中空芯金の胴部の軸方向両側にそれぞれ設けられている段差部に、前記弾性層の塗装をマスクするマスク治具の外径が前記中空芯金の胴部外径と等しくなるようにマスク治具を保持し、次いで、前記中空芯金の少なくとも胴部をシリコーンゴムで塗装し、次いで前記塗装された中空芯金を垂直に立てた状態でシリコーンゴムを硬化させ、その後にマスク治具を取り外すことを特徴とする定着ローラの製造方法である。
【0026】
また、請求項6の発明は、前記マスク治具は、外側部分と内側部分とから構成され、外側部分が前記段差部に保持される円筒状部材からなり、内側部分が前記中空芯金のジャーナル部に嵌装される芯金保持部材からなることを特徴とする請求項5に記載の定着ローラの製造方法である。
【0027】
また、請求項7の発明は、前記芯金保持部材が、前記円筒状部材を前記段差部に沿って前記中空芯金端部に圧接させる弾性体を備えていることを特徴とする請求項6に記載の定着ローラの製造方法である。
【0028】
また、請求項8の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の定着ローラを備えた定着装置である。
【0029】
また、請求項9の発明は、請求項8に記載の定着装置を備えた画像形成装置である。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明に用いる定着ローラの基本的な構成を示す断面図である。
図1に示すように、ローラ断面中心側から、金属製の芯金1、耐熱ゴム製の弾性層2、およびフッ素樹脂製の離型層3を順次有している。芯金1と弾性層2との間または弾性層2と離型層3との間に必要に応じて接着層があっても良く、また、芯金1と弾性層2との間および弾性層2と離型層3との間に必要に応じて接着層があっても良い。
【0031】
図2は本発明の定着ローラに用いる芯金を示す図である。
図2に示すように、芯金1の胴部1aの端部は外径が細くなりジャーナル部1cと同心の段差1dが形成されている。
【0032】
(実施例1)
図1に示すように、芯金1はアルミニウム合金製中空パイプでできており、図2に示すように、ジャーナル部1cは絞り加工により縮径している。ウォームアップ時間短縮のため、胴部1aは薄肉化しており0.4mmの肉厚を有し、ジャーナル部1cは強度確保のため1mm以上の肉厚を有している。
【0033】
通常、胴部1aの外径はφ40〜50mm,ジャーナル部1cの外径はφ20mm〜φ30mmが多く用いられている。胴部1aとジャーナル部1cとの間の肩部1bは定着ローラ使用時に機能しないため、絞り加工後に切削等の機械加工は行なわない。このため、肩部1bの形状は精度がラフである。
【0034】
図2に示すように、前記弾性層2の塗装をマスクするマスク治具の外径が芯金1の胴部1aの外径と等しくなるように保持する段差1dが芯金1の胴部1aの軸方向両側にそれぞれ設けられている。
【0035】
図3は本発明の第1実施例に係り、図2の芯金にマスク治具を装着した状態を示す図、図4は図3の芯金にマスク治具を装着した状態で垂直に立てて塗装した状態を示す図である。図3、図4を参照して、本発明の芯金(図2)を用いたシリコーンゴムの塗装を説明する。
【0036】
図3に示すように、芯金1の段差1dを覆うようにマスク4はマスク先端部4aがローラ形状に合わせて薄くなっている。マスク端部は薄くて剛性がないため、肩部1bに当たらないようなマスク形状にし、芯金1の胴部1aの端部を突き当てで受けている。
【0037】
このように、不要なシリコーンゴムがジャーナル部1cに付着しないようにマスク4でジャーナル部1cを覆っている。水平ディップ,ブレード塗装,スプレー塗装など、芯金1を回転させて塗装する工法では、芯金1の回転振れが膜厚ばらつきに影響するため、マスク4の内面のジャーナル部1cを受ける面は高精度に形成されている。
【0038】
マスク4の外径と芯金1の胴部1aの外径とはほぼ同径で本実施例ではφ40とした。即ち、マスク4の外径と芯金1の胴部1aの外径とはほぼ面一に形成されている。スプレー塗装により芯金1の胴部1aを含む領域にシリコーンゴムを500μmの膜厚で塗装した。塗装したローラは、図4に示すように、マスク4を着けたまま、立てた状態で30分放置後、電気炉内に投入し弾性層2となるシリコーンゴムを硬化した後、マスク4を取り外した。ローラを立てて放置することでシリコーンゴムは垂れるが、ローラの胴部1aの上部にはマスク4よりシリコーンゴムが供給され、また、ローラの胴部1aの下部からはマスク4にシリコーンゴムが流れて、ローラの胴部1aに均一な皮膜が得られた。
【0039】
(実施例2)
図5は本発明の第2実施例に係り、図2の芯金にマスク治具を装着した状態を示す図、図6は図5の芯金にマスク治具を装着した状態で垂直に立てて塗装した状態を示す図である。図5、図6を参照して、本発明の芯金(図2)を用いたシリコーンゴムの塗装を説明する。
【0040】
この第2実施例では、マスクはアルミニウム合金製の芯金保持部材41(内側部分)と、外径が芯金胴部とほぼ同外径のSUS製あるいはポリイミド製の円筒状フィルム42(外側部分)との2つから構成される。芯金保持部材41で実施例1と同様に芯金1を保持し、スプレー塗装によりシリコーンゴムを500μmの膜厚で塗装した。
【0041】
ローラにシリコーンゴムを塗装した後、芯金保持部材41を外した。このとき、芯金1には段差1dが形成されているので円筒状フィルム42は芯金保持部材41がなくてもローラからはずれない。図6のように、塗装したローラを垂直に立てた状態で30分放置後、電気炉内に投入しシリコーンゴムを硬化した後、円筒状フィルム42を取り外した。
【0042】
ローラを立てて放置することでシリコーンゴムは垂れるが、ローラの胴部1aの上部には円筒状フィルム42よりシリコーンゴムが供給され、また、ローラの胴部1aの下部からは円筒状フィルム42にシリコーンゴムが流れて、ローラの胴部1aに均一な皮膜が得られた。
【0043】
(実施例3)
図8は本発明の第3実施例に係り、図2の芯金にマスク治具を装着した状態を示す図である。
図8に示すように、マスクは、芯金保持部材41と、外径が芯金胴部とほぼ同外径の円筒状フィルム42と、芯金1の胴部1aの端部に向けて円筒状フィルム42を弾性体43で押し着ける部分から構成され、芯金1を保持し、スプレー塗装によりシリコーンゴムを500μm塗装した。このマスクは塗装時に円筒状フィルム42を弾性体43が芯金1の胴部1aの端部に押し着け、芯金1と円筒状フィルム42との間に隙間ができない構成になっている。
【0044】
このようなマスクで芯金1を保持し、スプレー塗装によりシリコーンゴムを500μmの膜厚で塗装した。塗装したローラはマスクを着けたまま、垂直に立てた状態で30分放置後、電気炉内に投入しシリコーンゴムを硬化した後、マスクを取り外した。
【0045】
ローラを立てて放置することでシリコーンゴムは垂れるが、ローラの胴部1aの上部には円筒状フィルム42よりシリコーンゴムが供給され、また、ローラの胴部1aの下部からは円筒状フィルム42にシリコーンゴムが流れて、ローラの胴部1aに均一な皮膜が得られた。
以上の実施例ではスプレー塗装での例をあげたが、水平ディップ,ブレード塗装でも同様の効果が得られる。
【0046】
(比較例)
一方、実施例1と同様にマスクで芯金1を保持し、スプレー塗装によりシリコーンゴムを500μm塗装した。塗装したローラからマスクを取り外し、立てた状態で30分放置後、電気炉内に投入しシリコーンゴムを硬化した。図7のようにシリコーンゴムは垂れて、上端部ではシリコーン膜厚が薄くなり、下端部ではシリコーンゴムが溜まって、滞留部2aとなり、この部分の膜厚が厚くなった。
【0047】
本発明の定着ローラは、図10に示すような画像形成装置に用いられる定着ローラとして使用される。この定着ローラの加熱源として多くは、ハロゲンヒータを用いているが、特開2001−242732号公報や特開2001−13805号公報に記載の誘導加熱方式を用いても問題ない。
【0048】
また、加熱源への電力供給は、商用電源から行われているが、補助電源を設け、この補助電源から電力供給することも可能である。補助電源としては、特開2002−174988号公報に開示されているような電気2重層コンデンサを利用するのが好ましい。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0049】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1または3の発明によれば、定着ローラの弾性層を塗装で形成したシリコーンゴムコート層とすることにより、薄肉の中空芯金を用いることができる上に、シリコーンゴム厚さのバラツキを小さくすることができ、さらに、ジャーナル部に塗装液が付着するのを確実に防止することができるので、カラー用定着装置に用いた場合でもウォームアップ時間が短く、良好なカラー画像を形成することができる。
【0050】
また、弾性層端部位置に相当する中空芯金の端面近傍は芯金胴部より外径が小さくなっているので、厚さのバラツキを小さくすることができるので、定着性の向上と記録紙搬送性の向上ができるシリコーンゴムコート層に局所的な凹凸や厚さのバラツキが無く耐久負荷が大きなカラー用定着装置に用いた場合でも、より一層良好なカラー画像を形成することができる。
【0051】
また、請求項2または6の発明によれば、塗装後の硬化を行う際に内側部分の芯金保持部材を外して、他のワークの塗装に用いることができるので、内面寸法が高精度な芯金保持部材を大量に使用することがなく、大量生産時に製造コストを低減することができる。
【0052】
また、請求項4または7の発明によれば、円筒状部材を弾性体でローラに押し着けるため、中空芯金の肩部の形状がばらついても確実にローラとマスクの隙間をなくすことができ、安価に薄肉の中空芯金にシリコーンゴム厚さのバラツキを小さく製造することができる。
【0053】
また、請求項5の発明によれば、中空芯金の端部に該芯金と同外径のマスク治具を配し、塗装により該芯金および該マスク治具の一部もしくは全部にシリコーンゴムを形成し、中空芯金を垂直に立てた状態でシリコーンゴムを硬化させるので、シリコーンゴム厚さのバラツキを小さくすることができる。
【0054】
また、請求項8の発明によれば、請求項1〜4の何れかの効果を備える定着装置を得ることができる。
【0055】
また、請求項9の発明によれば、請求項9の効果を備える画像形成装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定着ローラの基本的な構成を示す断面図である。
【図2】本発明の定着ローラに用いる中空芯金を示す図である。
【図3】本発明の第1実施例に係り、図2の中空芯金にマスク治具を装着した状態を示す図である。
【図4】図3の中空芯金にマスク治具を装着した状態で垂直に立てて塗装した状態を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例に係り、図2の中空芯金にマスク治具を装着した状態を示す図である。
【図6】図5の中空芯金にマスク治具を装着した状態で垂直に立てて塗装した状態を示す図である。
【図7】図11の中空芯金を垂直に立てて塗装した比較例を示す図である。
【図8】本発明に係る第3実施例に係り、図2の中空芯金にマスク治具を装着した状態を示す図である。
【図9】図10の画像形成装置に備える定着装置を示す図である。
【図10】画像形成装置の主要構成を示す説明図である。
【図11】従来の定着ローラに用いている中空芯金を示す図である。
【図12】図11に示した従来の芯金を用いたシリコーンゴムの塗装の説明図である。
【符号の説明】
1 芯金
1a 胴部
1b 肩部
1c ジャーナル部
1d 段差
2 弾性層
2a 滞留部
3 離型層
4 マスク
4a マスク先端部
41 芯金保持部材
42 円筒状フィルム
43 弾性体
t トナー
K 加圧ローラ
N ニップ
P 用紙
T 定着ローラ
Th ヒータ
TS 定着装置
[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a fixing roller, a mask jig, a fixing roller manufacturing method, a fixing device thereof, and an image forming apparatus thereof, which are used in an electrophotographic fixing device.
[0002]
[Prior art]
FIG. 10 is an explanatory diagram of a conventional electrophotographic image forming apparatus. A conventional electrophotographic image forming apparatus 64, such as a copying machine and a laser printer, includes a photosensitive drum 64a on which an electrostatic latent image is formed, a charging roller 64b that performs charging processing in contact with the photosensitive drum 64a, and a laser. Recording means 64c, a developing roller 64e for attaching toner to the electrostatic latent image on the photosensitive drum 64a, a power pack 64h for applying a DC voltage to the charging roller 64b, and a toner image on the photosensitive drum 64a. A transfer roller 64f for transferring to the paper P, a cleaning device 64g for cleaning the photoconductor drum 64a after the transfer processing, a surface potential meter 64d for measuring the surface potential of the photoconductor drum 64a, a heat fixing roller T and a heating roller It is constituted by a roller type heat fixing device TS composed of a pressure roller K. The image forming apparatus 64 is for forming a black and white image. When a full color image is formed with this, the four colors of red; magenta, blue; cyan, yellow; yellow, and black; black are used. Therefore, it is necessary to provide a developing device for each color and a mechanism for superposing them.
[0003]
The image forming apparatus 64 using this electrophotographic system uniformly charges a photosensitive layer of a rotating photosensitive drum 64a using a charging roller 64b, and then exposes it with an exposure unit 64c such as a laser beam to electrostatic latent. An image is formed, and the electrostatic latent image is developed with toner to form a toner image. The toner image is transferred onto the recording paper P, and the recording paper P is transferred from the heat fixing roller T and the pressure roller K. The toner image is thermally fixed by being passed through a roller type heat fixing device TS.
[0004]
As shown in FIG. 9, in such a heat fixing device TS of the image forming device 64, the heat fixing roller T has a heater Th such as a halogen lamp disposed in the hollow portion of the core metal along the rotation center line. The heat fixing roller T is heated from the inside by the radiant heat, and the recording paper P is passed through the nip N between the heat fixing roller T and the pressure roller K, so that The toner t adhering to the toner is pressed while being softened by the heat of the heat-fixing roller T and fixed onto the recording paper P.
[0005]
In recent years, in an apparatus using this thermal fixing method, it is desired to improve the image quality of a fixed image at the same time as shortening the temperature raising time of the fixing roller surface, that is, the so-called warm-up time. To shorten the warm-up time, a great effect can be obtained by reducing the thickness of the core metal of the fixing roller. However, since the rigidity is important in terms of its function, it cannot be reduced so much.
[0006]
If the core metal thickness of the fixing roller is reduced, the strength of the core metal is reduced, and the core metal of the fixing roller is easily deformed by the pressing force against the pressure roller, so that a stable fixed image cannot be obtained.
[0007]
As a countermeasure, as shown in JP-A No. 2002-126824, JP-A No. 2002-126904, etc., by providing a plurality of ribs on the inner surface of the cored bar, the ribs on the inner side are secured while ensuring a warm-up time as a thin cored bar The core metal is prevented from being crushed and a stable fixed image is obtained.
[0008]
In addition, in a color fixing device, a thick elastic layer of about 0.1 mm to 0.5 mm is necessary in order to have an enveloping effect on the unevenness of multilayer toner, and good fixing properties and recording paper High thickness accuracy is required to ensure the carry-out characteristics. For this elastic layer, heat-resistant silicone rubber or fluorine rubber is used.
[0009]
Conventionally, as a method of forming the elastic layer of the fixing roller,
(A) A method of supporting the cored bar vertically with respect to the coating material (silicone rubber) surface, immersing the cored bar in the coating material, and then pulling it up (vertical dip),
(B) A method in which the metal core is horizontally supported with respect to the coating material, and the outer peripheral surface is brought into contact with and immersed in the coating material while rotating the roller, and then pulled up (horizontal dip),
(C) A method in which a coating material is supplied between a blade (knife) and a rotating metal core, and an elastic layer is formed between the blade and the metal core (blade coating),
(D) A method of spraying while rotating the cored bar (spray coating),
(E) A method in which a core metal is placed in a mold and a coating material is injected between the core metal and the mold (casting),
and so on.
[0010]
However, each of these conventional methods has the following problems.
(A) Since a coating material adheres to the edge part which does not need to apply | coat the vertical dip, the process of removing this coating material is required.
(B) When the horizontal dip is pulled up from the coating material, it becomes partially thick due to surface tension.
(C) Similarly to the horizontal dip, the blade paint scrapes off the coating material, and the cut portion becomes partially thick due to surface tension.
(D) The edge of the coating material becomes partially thick due to surface tension. Also, when it gets thicker, it must be painted several times, but the appearance is good.
(E) Since a thin cored bar has low rigidity, the cored bar is deformed in casting under pressure.
[0011]
In addition, the above (a) to (e) are allowed to stand for several minutes to several tens of minutes after painting, and if the leveling is performed, the painted surface becomes smooth, but when the coating becomes thick, the coating material droops and the thickness varies. There is also a problem. The sagging of the coating material supports the cored bar horizontally, and several r. p. It can be prevented by rotating slowly at about m.
[0012]
When the roller thus coated is vulcanized (heated) in an electric furnace, the coating material at the top of the roller becomes thin due to the effect of gravity, and a liquid lump is formed at the lower end, resulting in a thick film. A difference in thickness occurs.
[0013]
In order to prevent this, there is a method in which the roller is horizontally supported and heated while rotating to cure the coating material, but the equipment becomes enormous.
[0014]
In addition, when the thickened part is polished after painting, a smooth surface can be obtained, but since it is necessary to clean the polishing powder on the surface after polishing, it is necessary to increase the number of manufacturing steps and increase the manufacturing cost. is there.
[0015]
As a vertical dip, there is a technique disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 7-225525. In this fixing roller, a jig having the same diameter as that of the cored bar body is coupled to both ends of a roller cored bar made of aluminum or the like formed to have a thickness of 3 mm or less so that uneven flow of the rubber coating liquid does not occur at the end of the cored bar. In such a manner, it is produced by forming a silicone rubber coat layer on the cored bar by pulling it up from the silicone rubber coating solution, dipping, and forming a silicone rubber coat layer on the cored bar.
[0016]
[Patent Document 1]
JP 2002-126824 A [Patent Document 2]
JP 2002-126904 A [Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 7-225525
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-described coating methods (a) to (e), there is a problem in that it is necessary to mask the end portion (journal portion) that does not need to be applied or to remove the coating material adhering to unnecessary portions. there were.
[0018]
Especially in the vertical dip, the journal part is immersed in the coating material, so if the core metal and mask jig are not made with high precision, the coating material will infiltrate from the gap between the mask jig and the core metal and adhere to the journal part. End up.
[0019]
When the mask jig is brought into contact with the end portion of the core portion of the core metal as in the method described in JP-A-7-225525, as shown in FIG. 11, the body portion 1a and the journal portion 1c. If the conventional cored bar 100 in which the shoulder portion 1b is formed by drawing is used, the tip of the mask 104 is brought into contact with the shoulder portion 1b as shown in FIG. When vertical dipping is performed using the metal core 100 and the mask 104, the shape accuracy of the shoulder portion 1b is rough, so that the sealing performance between the shoulder portion 1b and the mask 104 is poor, and the hydraulic pressure is reduced by the vertical dipping. When added, silicone rubber may adhere to the journal part 1c. Further, when the silicone rubber adheres to the journal portion 1c, there is a problem that a process for removing the coating material is required, resulting in poor productivity and high cost.
[0020]
Therefore, the present invention can use a thin cored bar, can reduce variations in the thickness of the silicone rubber, and can reliably prevent the coating liquid from adhering to the journal portion. An object of the present invention is to provide a mask jig, a fixing roller manufacturing method, a fixing device, and an image forming apparatus.
[0021]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention of claim 1 is characterized in that an elastic layer made of a heat-resistant rubber such as silicone rubber and a release layer made of a fluororesin are formed on a metal hollow core metal. In the fixing roller having sequentially,
Step portions for holding the mask jig for masking the coating of the elastic layer so that the outer diameter of the mask jig is equal to the outer diameter of the hollow core metal barrel are provided on both axial sides of the hollow core metal barrel. A fixing roller.
[0022]
According to a second aspect of the present invention, the mask jig is composed of an outer portion and an inner portion, the outer portion is formed of a cylindrical member held by the stepped portion, and the inner portion is a journal of the hollow cored bar. The fixing roller according to claim 1, comprising a metal core holding member fitted into the portion.
[0023]
The invention according to claim 3 is the fixing roller according to claim 1 or 2, wherein the coating is spray coating.
[0024]
According to a fourth aspect of the present invention, the metal core holding member includes an elastic body that presses the cylindrical member against the hollow metal core end along the stepped portion. A mask jig used in the manufacture of the fixing roller described in 1.
[0025]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a fixing roller having, on a metal hollow core metal, an elastic layer composed of a heat-resistant rubber such as silicone rubber and a release layer composed of a fluororesin in order. In the method
The outer diameter of the mask jig for masking the coating of the elastic layer is made equal to the outer diameter of the body of the hollow core metal at the step portions provided on both axial sides of the body of the hollow core metal. The mask jig is held, and then at least the body of the hollow core metal is coated with silicone rubber, and then the silicone rubber is cured with the painted hollow core metal standing vertically, and then the mask jig A fixing roller manufacturing method, wherein the fixing roller is removed.
[0026]
According to a sixth aspect of the present invention, the mask jig is composed of an outer portion and an inner portion, the outer portion is formed of a cylindrical member held by the step portion, and the inner portion is a journal of the hollow cored bar. The fixing roller manufacturing method according to claim 5, comprising a cored bar holding member fitted into the portion.
[0027]
According to a seventh aspect of the invention, the core metal holding member includes an elastic body that presses the cylindrical member against the end of the hollow core metal along the stepped portion. The fixing roller manufacturing method described in the above.
[0028]
An eighth aspect of the invention is a fixing device including the fixing roller according to any one of the first to fourth aspects.
[0029]
A ninth aspect of the present invention is an image forming apparatus including the fixing device according to the eighth aspect.
[0030]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a basic configuration of a fixing roller used in the present invention.
As shown in FIG. 1, a metal core 1, a heat-resistant rubber elastic layer 2, and a fluororesin release layer 3 are sequentially provided from the center of the roller cross section. There may be an adhesive layer between the cored bar 1 and the elastic layer 2 or between the elastic layer 2 and the release layer 3, if necessary, and between the cored bar 1 and the elastic layer 2 and the elastic layer. There may be an adhesive layer between 2 and the release layer 3 as necessary.
[0031]
FIG. 2 is a view showing a core bar used in the fixing roller of the present invention.
As shown in FIG. 2, the outer diameter of the end portion of the body portion 1a of the core metal 1 is reduced to form a step 1d concentric with the journal portion 1c.
[0032]
(Example 1)
As shown in FIG. 1, the core metal 1 is made of an aluminum alloy hollow pipe, and as shown in FIG. 2, the journal portion 1c is reduced in diameter by drawing. In order to shorten the warm-up time, the body portion 1a is thinned and has a thickness of 0.4 mm, and the journal portion 1c has a thickness of 1 mm or more for ensuring strength.
[0033]
Usually, the outer diameter of the body portion 1a is φ40 to 50 mm, and the outer diameter of the journal portion 1c is φ20 mm to φ30 mm. Since the shoulder 1b between the body 1a and the journal 1c does not function when the fixing roller is used, machining such as cutting is not performed after the drawing. For this reason, the shape of the shoulder 1b is rough.
[0034]
As shown in FIG. 2, the step 1 d that holds the mask jig for masking the coating of the elastic layer 2 so that the outer diameter of the mask jig is equal to the outer diameter of the body 1 a of the core 1 is the body 1 a of the core 1. Are provided on both sides in the axial direction.
[0035]
FIG. 3 is a view showing a state in which a mask jig is mounted on the cored bar of FIG. 2 according to the first embodiment of the present invention, and FIG. 4 is a vertical stand with the mask jig mounted on the cored bar of FIG. FIG. With reference to FIG. 3, FIG. 4, the coating of the silicone rubber using the metal core (FIG. 2) of this invention is demonstrated.
[0036]
As shown in FIG. 3, the mask tip 4 a of the mask 4 is thin to match the roller shape so as to cover the step 1 d of the core 1. Since the mask end is thin and does not have rigidity, the mask is shaped so as not to hit the shoulder 1b, and the end of the body 1a of the core 1 is received by abutment.
[0037]
In this way, the journal portion 1c is covered with the mask 4 so that unnecessary silicone rubber does not adhere to the journal portion 1c. In the method of coating by rotating the core 1 such as horizontal dip, blade coating, spray coating, etc., the surface of the inner surface of the mask 4 that receives the journal portion 1c is high because the runout of the core 1 affects the film thickness variation. It is formed with accuracy.
[0038]
The outer diameter of the mask 4 and the outer diameter of the body portion 1a of the cored bar 1 are substantially the same, and in this embodiment, φ40. That is, the outer diameter of the mask 4 and the outer diameter of the body portion 1a of the core metal 1 are formed substantially flush with each other. Silicone rubber was applied to the region including the body portion 1a of the core 1 by spray coating so as to have a film thickness of 500 μm. As shown in FIG. 4, the coated roller is left standing for 30 minutes with the mask 4 on, and then placed in an electric furnace to cure the silicone rubber that becomes the elastic layer 2, and then the mask 4 is removed. It was. When the roller is left standing, the silicone rubber drips, but the silicone rubber is supplied from the mask 4 to the upper part of the roller body 1a, and the silicone rubber flows from the lower part of the roller body 1a to the mask 4. Thus, a uniform film was obtained on the body 1a of the roller.
[0039]
(Example 2)
FIG. 5 is a diagram showing a state in which a mask jig is mounted on the cored bar of FIG. 2 according to the second embodiment of the present invention, and FIG. 6 is a vertical stand with the mask jig mounted on the cored bar of FIG. FIG. With reference to FIG. 5 and FIG. 6, the coating of silicone rubber using the cored bar (FIG. 2) of the present invention will be described.
[0040]
In this second embodiment, the mask is made of a core metal holding member 41 (inner portion) made of aluminum alloy, and a cylindrical film 42 made of SUS or polyimide having an outer diameter substantially the same as that of the core metal barrel portion (outer portion). ). The cored bar 1 was held by the cored bar holding member 41 in the same manner as in Example 1, and silicone rubber was applied with a film thickness of 500 μm by spray coating.
[0041]
After the silicone rubber was painted on the roller, the core metal holding member 41 was removed. At this time, since the step 1d is formed on the core metal 1, the cylindrical film 42 does not come off the roller without the core metal holding member 41. As shown in FIG. 6, the coated roller was allowed to stand for 30 minutes in a vertical state, then placed in an electric furnace to cure the silicone rubber, and then the cylindrical film 42 was removed.
[0042]
Silicone rubber drips when the roller is left standing, but silicone rubber is supplied from the cylindrical film 42 to the upper part of the roller body 1a, and from the lower part of the roller body 1a to the cylindrical film 42. Silicone rubber flowed and a uniform film was obtained on the body 1a of the roller.
[0043]
Example 3
FIG. 8 relates to a third embodiment of the present invention and shows a state where a mask jig is attached to the cored bar of FIG.
As shown in FIG. 8, the mask has a core metal holding member 41, a cylindrical film 42 whose outer diameter is substantially the same as that of the core metal barrel, and a cylinder facing the end of the barrel 1 a of the core 1. The core film 1 was held by the elastic film 43 and the core metal 1 was held, and a silicone rubber was applied by 500 μm by spray coating. In this mask, the cylindrical film 42 is pressed against the end of the body 1a of the core 1 at the time of painting so that there is no gap between the core 1 and the cylindrical film 42.
[0044]
The metal core 1 was held with such a mask, and silicone rubber was applied with a film thickness of 500 μm by spray coating. The coated roller was left standing for 30 minutes with the mask on, and then placed in an electric furnace to cure the silicone rubber, and then the mask was removed.
[0045]
Silicone rubber drips when the roller is left standing, but silicone rubber is supplied from the cylindrical film 42 to the upper part of the roller body 1a, and from the lower part of the roller body 1a to the cylindrical film 42. Silicone rubber flowed and a uniform film was obtained on the body 1a of the roller.
In the above embodiments, spray coating is used as an example, but the same effect can be obtained by horizontal dipping and blade coating.
[0046]
(Comparative example)
On the other hand, the cored bar 1 was held with a mask in the same manner as in Example 1, and silicone rubber was applied by 500 μm by spray coating. The mask was removed from the painted roller, left standing for 30 minutes, and then placed in an electric furnace to cure the silicone rubber. As shown in FIG. 7, the silicone rubber sags, and the silicone film thickness is reduced at the upper end portion, and the silicone rubber is accumulated at the lower end portion to form the retention portion 2a. The thickness of this portion is increased.
[0047]
The fixing roller of the present invention is used as a fixing roller used in an image forming apparatus as shown in FIG. Although a halogen heater is often used as a heat source for the fixing roller, there is no problem even if the induction heating method described in Japanese Patent Application Laid-Open Nos. 2001-242732 and 2001-13805 is used.
[0048]
In addition, power supply to the heating source is performed from a commercial power source, but an auxiliary power source may be provided to supply power from the auxiliary power source. As the auxiliary power source, it is preferable to use an electric double layer capacitor as disclosed in JP-A No. 2002-174988.
In addition, this invention is not limited to the said Example. That is, various modifications can be made without departing from the scope of the present invention.
[0049]
【The invention's effect】
As described above, according to the first or third aspect of the invention, by forming the elastic layer of the fixing roller as a silicone rubber coat layer formed by coating, a thin hollow core metal can be used. The variation in rubber thickness can be reduced, and it is possible to reliably prevent the coating liquid from adhering to the journal part, so even when used in a color fixing device, the warm-up time is short and good. A color image can be formed.
[0050]
In addition, since the outer diameter of the end surface of the hollow core metal corresponding to the end position of the elastic layer is smaller than that of the core metal body, variation in thickness can be reduced, so that the fixing property is improved and the recording paper Even when the silicone rubber coating layer capable of improving the transportability is used in a color fixing device having a large endurance load and no local unevenness and thickness variation, a better color image can be formed.
[0051]
In addition, according to the invention of claim 2 or 6, since the cored bar holding member in the inner part can be removed when curing after coating, it can be used for coating other workpieces. The core metal holding member is not used in large quantities, and the manufacturing cost can be reduced during mass production.
[0052]
According to the invention of claim 4 or 7, since the cylindrical member is pressed against the roller by an elastic body, the gap between the roller and the mask can be surely eliminated even if the shape of the shoulder portion of the hollow core metal varies. Therefore, it is possible to manufacture a thin hollow core metal with a small variation in the thickness of the silicone rubber at a low cost.
[0053]
According to the invention of claim 5, a mask jig having the same outer diameter as that of the core metal is disposed at the end of the hollow core metal, and silicone is applied to a part or all of the core metal and the mask jig by painting. Since the rubber is formed and the silicone rubber is cured in a state where the hollow cored bar is erected vertically, the variation in the thickness of the silicone rubber can be reduced.
[0054]
According to the invention of claim 8, a fixing device having the effect of any one of claims 1 to 4 can be obtained.
[0055]
According to the ninth aspect of the invention, an image forming apparatus having the effect of the ninth aspect can be obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a basic configuration of a fixing roller of the present invention.
FIG. 2 is a view showing a hollow metal core used in the fixing roller of the present invention.
FIG. 3 is a diagram illustrating a state where a mask jig is attached to the hollow cored bar of FIG. 2 according to the first embodiment of the present invention.
4 is a view showing a state in which the hollow cored bar of FIG. 3 is painted in a vertically standing state with a mask jig mounted thereon.
FIG. 5 is a diagram showing a state in which a mask jig is mounted on the hollow cored bar of FIG. 2 according to a second embodiment of the present invention.
6 is a view showing a state in which the hollow cored bar of FIG. 5 is coated in a vertically standing state with a mask jig attached. FIG.
7 is a view showing a comparative example in which the hollow cored bar of FIG. 11 is painted vertically.
FIG. 8 is a diagram showing a state where a mask jig is mounted on the hollow cored bar of FIG. 2 according to a third embodiment of the present invention.
9 is a diagram illustrating a fixing device provided in the image forming apparatus of FIG.
FIG. 10 is an explanatory diagram illustrating a main configuration of the image forming apparatus.
FIG. 11 is a view showing a hollow core bar used in a conventional fixing roller.
FIG. 12 is an explanatory view of silicone rubber coating using the conventional cored bar shown in FIG. 11;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Core metal 1a Body part 1b Shoulder part 1c Journal part 1d Step 2 Elastic layer 2a Stay part 3 Release layer 4 Mask 4a Mask tip part 41 Core metal holding member 42 Cylindrical film 43 Elastic body t Toner K Pressure roller N Nip P paper T fixing roller Th heater TS fixing device

Claims (9)

金属製の中空芯金上に、シリコーンゴム等の耐熱性ゴムで構成される弾性層と、フッ素樹脂で構成される離型層とを順次有する定着ローラにおいて、
前記弾性層の塗装をマスクするマスク治具の外径が前記中空芯金の胴部外径と等しくなるように保持する段差部が前記中空芯金の胴部の軸方向両側にそれぞれ設けられていることを特徴とする定着ローラ。
In a fixing roller having an elastic layer made of heat-resistant rubber such as silicone rubber and a release layer made of fluororesin in order on a metal hollow core metal,
Step portions for holding the mask jig for masking the coating of the elastic layer so that the outer diameter of the mask jig is equal to the outer diameter of the hollow core metal barrel are provided on both axial sides of the hollow core metal barrel. A fixing roller.
前記マスク治具は、外側部分と内側部分とから構成され、外側部分が前記段差部に保持される円筒状部材からなり、内側部分が前記中空芯金のジャーナル部に嵌装される芯金保持部材からなることを特徴とする請求項1に記載の定着ローラ。The mask jig is composed of an outer portion and an inner portion, the outer portion is made of a cylindrical member held by the stepped portion, and the inner portion is fitted to the journal portion of the hollow core bar. The fixing roller according to claim 1, comprising a member. 前記塗装がスプレー塗装であることを特徴とする請求項1または2に記載の定着ローラ。The fixing roller according to claim 1, wherein the coating is spray coating. 前記芯金保持部材が、前記円筒状部材を前記段差部に沿って前記中空芯金端部に圧接させる弾性体を備えていることを特徴とする請求項2に記載の定着ローラの製造に用いるマスク治具。3. The fixing roller according to claim 2, wherein the core metal holding member includes an elastic body that presses the cylindrical member against the end of the hollow core metal along the stepped portion. 4. Mask jig. 金属製の中空芯金上に、シリコーンゴム等の耐熱性ゴムで構成される弾性層と、フッ素樹脂で構成される離型層とを順次有する定着ローラの製造方法において、
前記中空芯金の胴部の軸方向両側にそれぞれ設けられている段差部に、前記弾性層の塗装をマスクするマスク治具の外径が前記中空芯金の胴部外径と等しくなるようにマスク治具を保持し、次いで、前記中空芯金の少なくとも胴部をシリコーンゴムで塗装し、次いで前記塗装された中空芯金を垂直に立てた状態でシリコーンゴムを硬化させ、その後にマスク治具を取り外すことを特徴とする定着ローラの製造方法。
In a method for manufacturing a fixing roller, which has an elastic layer composed of a heat-resistant rubber such as silicone rubber and a release layer composed of a fluororesin in order on a metal hollow core metal,
The outer diameter of the mask jig for masking the coating of the elastic layer is made equal to the outer diameter of the body of the hollow core metal at the step portions provided on both axial sides of the body of the hollow core metal. The mask jig is held, and then at least the body portion of the hollow core metal is coated with silicone rubber, and then the silicone rubber is cured with the painted hollow core metal standing vertically, and then the mask jig A fixing roller manufacturing method, wherein the fixing roller is removed.
前記マスク治具は、外側部分と内側部分とから構成され、外側部分が前記段差部に保持される円筒状部材からなり、内側部分が前記中空芯金のジャーナル部に嵌装される芯金保持部材からなることを特徴とする請求項5に記載の定着ローラの製造方法。The mask jig is composed of an outer portion and an inner portion, the outer portion is made of a cylindrical member held by the stepped portion, and the inner portion is fitted to the journal portion of the hollow core bar. The method for manufacturing a fixing roller according to claim 5, comprising a member. 前記芯金保持部材が、前記円筒状部材を前記段差部に沿って前記中空芯金端部に圧接させる弾性体を備えていることを特徴とする請求項6に記載の定着ローラの製造方法。The method for manufacturing a fixing roller according to claim 6, wherein the cored bar holding member includes an elastic body that presses the cylindrical member against the end of the hollow cored bar along the stepped part. 請求項1〜4の何れかに記載の定着ローラを備えた定着装置。A fixing device comprising the fixing roller according to claim 1. 請求項8に記載の定着装置を備えた画像形成装置。An image forming apparatus comprising the fixing device according to claim 8.
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