JP2005017576A - プロジェクタ用光源 - Google Patents
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Abstract
【課題】冗長化が容易で、消費電力が少なく、光源寿命が向上されたプロジェクタ用光源を提供する。
【解決手段】所定の大きさの光源の面を形成するように配置された複数の発光ダイオードと、このそれぞれの発光ダイオードからの出射光が平行光となるようにこのそれぞれの発光ダイオードの先端にそれぞれ設けられたレンズとを具備したことを特徴とするプロジェクタ用光源である。
【選択図】 図1
【解決手段】所定の大きさの光源の面を形成するように配置された複数の発光ダイオードと、このそれぞれの発光ダイオードからの出射光が平行光となるようにこのそれぞれの発光ダイオードの先端にそれぞれ設けられたレンズとを具備したことを特徴とするプロジェクタ用光源である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冗長化が容易で、消費電力が少なく、光源寿命が向上されたプロジェクタ用光源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図19は、従来より一般に使用されている従来例の構成説明図で、例えば、特開2002−303931、第9−10頁、第6図に示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図において、1は超高圧水銀灯、2はリフレクタ、3はインテグレータ光学系、4はライトバルブである。
【0004】
以上の構成において、プロジェクター用光源部としては超高圧水銀灯などの放電ランプが使用され、インテグレータ光学系を介して輝度を均一化した光源が得られている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−303931(第9−10頁、第6図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような装置においては、以下の問題点がある。
ランプの冗長化が困難である(大きさ、重量、コスト面)。
ランプ寿命が短い。
消費電力が大きい。
調光用に別途調光器を配置する必要がある。
電源瞬断時に瞬時再点灯が困難である。
高電圧駆動回路が必要なため、高高度環境では放電対策が必須となる。
ランプ自体の調光比が得られないため、夜間においても光源の消費電力を低減することが困難である。
特殊用途対応が困難である。例えば、ナイトビジョンゴーグル用特殊波長への対応が困難である。
【0007】
本発明の目的は、上記の課題を解決するもので、
ランプの冗長化が容易で、 ランプ寿命が長く、消費電力が小さく、調光用に別途調光器を配置する必要が無く、電源瞬断時に瞬時再点灯が容易で、高電圧駆動回路が不必要なため、高高度環境での放電対策が不要となる。
ランプ自体の調光比が得られるため、夜間においても光源の消費電力を低減することが容易である。
特殊用途対応も容易である。例えば、ナイトビジョンゴーグル用特殊波長への対応も容易であるプロジェクタ用光源を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明では、請求項1のプロジェクタ用光源においては、
所定の大きさの光源の面を形成するように配置された複数の発光ダイオードと、このそれぞれの発光ダイオードからの出射光が平行光となるようにこのそれぞれの発光ダイオードの先端にそれぞれ設けられたレンズとを具備したことを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項2においては、請求項1記載のプロジェクタ用光源において、
前記複数の発光ダイオードは所定の点に集光するように配置されていることを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項3においては、請求項1又は請求項2記載のプロジェクタ用光源において、
前記複数の発光ダイオードは白色発光ダイオードであることを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項4においては、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のプロジェクタ用光源において、
前記複数の発光ダイオードは所定位置の発光ダイオード毎に並列接続されていることを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項5においては、請求項1乃至請求項4の何れかに記載のプロジェクタ用光源において、
前記複数の発光ダイオードに接続され前記複数の発光ダイオードに印加する電流、点灯時間、点灯個数を制御する調光比制御手段を具備したことを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項6においては、請求項1乃至請求項5の何れかに記載のプロジェクタ用光源において、
前記複数の発光ダイオードの内所定位置の発光ダイオードには特定の波長の光をカットする光学フィルターが配置されたことを特徴とする。
【0014】
本発明の請求項7においては、請求項6記載のプロジェクタ用光源において、
前記光学フィルターは、ナイトビジョンゴーグルが増幅する波長成分の光をカットする光学フィルターであることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明を詳しく説明する。
図1は本発明の一実施例の要部構成説明図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のB−B断面図である。
【0016】
複数の発光ダイオード21は、所定の大きさの光源20の面を形成するように配置されている。
この場合は、多数の発光ダイオード21が使用されている。
また、この場合は、発光ダイオードは白色発光ダイオードが使用されている。
【0017】
レンズ22は、このそれぞれの発光ダイオード21からの出射光が平行光となるように、このそれぞれの発光ダイオード21の先端にそれぞれ設けられている。
【0018】
以上の構成において、発光ダイオード21のアレイとレンズ22により構成された光源において、発光ダイオード21から出射された光はレンズ22により並行光に変換される。
その後、インテグレータ光学系を通過し、面輝度を均一化してライトバルブに到達する。
【0019】
この結果、発光ダイオード21を用いているので、寿命、耐環境性(温度、振動)に優れ、消費電力が小さなプロジェクタ用光源が得られる。
発光ダイオード21を用いているので、瞬時再点灯用に特別な回路や機構を必要とせず、電源瞬断時に瞬時再点灯が容易なプロジェクタ用光源が得られる。
発光ダイオードを用いているので、光源ひとつあたりの必要電圧は数Vであるため、高高度環境においても放電の心配が少なく、放電対策が不要なプロジェクタ用光源が得られる。
【0020】
図4は本発明の他の実施例の要部構成説明図、図5は図4のA−A断面図、図6は図4のB−B断面図である。
本実施例においては、光源30の面は所定の点に集光するような曲面に構成されている。
【0021】
この結果、より輝度の均一化されたプロジェクタ用光源が得られる。
なお、図4において、曲面に配置されているので、レンズ22は周縁部分では、楕円に見えるはずであるが、分かり易くするために、円形で示されている。
【0022】
図7は本発明の他の実施例の要部構成説明、図8は図7の動作説明図である。
本実施例においては、所定の点に集光するように発光ダイオード21を配置して、発光ダイオード21の光が集光される途中の地点に、レンズ31を置いたものである。
この結果、図8に示す如く、ライトバルブ4に均一な光が照射可能なプロジェクタ用光源が得られる。
なお、図8における、点線で囲まれた四角形の範囲Lが均一な光が照射可能な範囲である。
【0023】
図9は本発明の他の実施例の要部構成説明図、図11は図9のA−A断面図、図11は図9のB−B断面図である。
本実施例においては、光源40の面は所定の一点に集光するように、平面に構成されている。
【0024】
この結果、より輝度の均一化されたプロジェクタ用光源が得られる。
なお、図9において、光源40の周縁部分では、レンズ22は楕円に見えるはずであるが、分かり易くするために、円形に示されている。
【0025】
図12は本発明の他の実施例の要部構成説明である。
本実施例においては、所定の点に集光するように発光ダイオード21を配置して、発光ダイオード21の光が集光される途中の地点に、レンズ31を置いたものである。
この結果、図8に示すと同様に、ライトバルブ4に均一な光が照射可能なプロジェクタ用光源が得られる。
【0026】
図13は、本発明の他の実施例の要部構成説明、図14は図13の電気ブロック図である。
本実施例においては、光源50は、複数の発光ダイオード21は所定位置の発光ダイオード毎に並列接続されている。
この場合は、図14に示す如く、7系統に並列接続されている。
なお、並列接続の系統数は、7系統に限ることはなく、例えば、n系統数(n=1、2、3……n)でも良いことは勿論である。
また、図14に示す如く、複数の発光ダイオード21に接続され、複数の発光ダイオード21に印加する電流、点灯時間、点灯個数を制御する調光比制御手段が設けられている。
この場合は、調光比制御手段51は、LED電流制御回路52とLEDスイッチング回路53とを有する。
なお、並列接続の7系統の発光ダイオード21の配置図は図13に示し、各系統を示すシンボル記号を図14に示す。
【0027】
この結果、
複数の発光ダイオード21は、所定位置の発光ダイオード21毎に並列接続されているので、一部の発光ダイオード21に非点灯の不具合が生じた場合でも、画面表示が可能となり、光源の冗長化が簡単に実現できるプロジェクタ用光源が得られる。
【0028】
複数の発光ダイオード21に接続され、複数の発光ダイオード21に印加する電流、点灯時間、点灯個数を制御する調光比制御手段51が設けられたので、発光ダイオード21に印加する電流及び点灯時間、点灯個数を制御することにより、広い調光比が得られるプロジェクタ用光源が得られる。
【0029】
発光ダイオード21に印加する電流及び点灯時間、点灯個数を制御することにより、広い調光比が得られるので、夜間において、光源の消費電力を低減することが出来るプロジェクタ用光源が得られる。
【0030】
図15は本発明の他の実施例の要部構成説明図、図16,図17は図15の部品説明図、図18は図15の全体説明図である。
本実施例においては、光源60には、複数の発光ダイオード21の内所定位置の発光ダイオード21には特定の波長の光をカットする光学フィルター61が配置されている。
【0031】
この場合は、光学フィルター61は、ナイトビジョンゴーグルが増幅する波長成分の光をカットする光学フィルターが使用されている。
また、光学フィルター61は、図16,図17に示す如く、発光ダイオード21とレンズ22との間に設けられても良く、レンズ22の外側に設けられても良い。
なお、この場合は、図18に示す如く、光学フィルター61が配置された発光ダイオード21の数が少ないので、インテグレータ光学系62が設けられると良い。
【0032】
この結果、
複数の発光ダイオード21の内所定位置の発光ダイオード21には特定の波長の光をカットする光学フィルター61が配置されたので、特殊光用途にも簡単に対応が可能なプロジェクタ用光源が得られる。
【0033】
特殊波長をカットする光学フィルター61が配置されたので、ナイトビジョンゴーグルに好適なプロジェクタ用光源が得られる。
【0034】
なお、以上の説明は、本発明の説明および例示を目的として、特定の好適な実施例を示したに過ぎない。したがって本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形をも含むものである。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1によれば、次のような効果がある。
発光ダイオードを用いているので、寿命、耐環境性(温度、振動)に優れ、消費電力が小さなプロジェクタ用光源が得られる。
発光ダイオードを用いているので、瞬時再点灯用に特別な回路や機構を必要とせず、電源瞬断時に瞬時再点灯が容易なプロジェクタ用光源が得られる。
発光ダイオードを用いているので、光源ひとつあたりの必要電圧は数Vであるため、高高度環境においても放電の心配が少なく、放電対策が不要なプロジェクタ用光源が得られる。
【0036】
本発明の請求項2によれば、次のような効果がある。
所定の点に集光するような曲面に発光ダイオードを配置すると、中間点において輝度が均一化された場所が生じるため、この位置にレンズをおけば、ライトバルブに均一な光が照射可能なプロジェクタ用光源が得られる。
【0037】
本発明の請求項3によれば、次のような効果がある。
発光ダイオードは白色発光ダイオードであるので、白色発光ダイオードは市場性が有り、容易に入手できるので、安価なプロジェクタ用光源が得られる。
【0038】
本発明の請求項4によれば、次のような効果がある。
複数の発光ダイオードは、所定位置の発光ダイオード毎に並列接続されているので、一部の発光ダイオードに非点灯の不具合が生じた場合でも、画面表示が可能となり、光源の冗長化が簡単に実現できるプロジェクタ用光源が得られる。
【0039】
本発明の請求項5によれば、次のような効果がある。
複数の発光ダイオードに接続され、複数の発光ダイオードに印加する電流、点灯時間、点灯個数を制御する調光比制御手段が設けられたので、発光ダイオードに印加する電流及び点灯時間、点灯個数を制御することにより、広い調光比が得られるプロジェクタ用光源が得られる。
【0040】
発光ダイオードに印加する電流及び点灯時間、点灯個数を制御することにより、広い調光比が得られるので、夜間において、光源の消費電力を低減することが出来るプロジェクタ用光源が得られる。
【0041】
本発明の請求項6によれば、次のような効果がある。
複数の発光ダイオードの内所定位置の発光ダイオードには特定の波長の光をカットする光学フィルターが配置されたので、特殊光用途にも簡単に対応が可能なプロジェクタ用光源が得られる。
【0042】
本発明の請求項7によれば、次のような効果がある。
特殊波長をカットする光学フィルターが配置されたので、ナイトビジョンゴーグルに好適なプロジェクタ用光源が得られる。
【0043】
従って、本発明によれば、冗長化が容易で、消費電力が少なく、光源寿命が向上されたプロジェクタ用光源を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】本発明の他の実施例の要部構成説明である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】図4のB−B断面図である。
【図7】本発明の他の実施例の要部構成説明である。
【図8】図7の動作説明図である。
【図9】本発明の他の実施例の要部構成説明である。
【図10】図9のA−A断面図である。
【図11】図9のB−B断面図である。
【図12】本発明の他の実施例の要部構成説明である。
【図13】本発明の他の実施例の要部構成説明である。
【図14】図13の電気ブロック図である。
【図15】本発明の他の実施例の要部構成説明である。
【図16】図15の部品説明図である。
【図17】図15の部品説明図である。
【図18】図15の全体説明図である。
【図19】従来より一般に使用されている従来例の要部構成説明図である。
【符号の説明】
1 超高圧水銀灯
2 リフレクタ
3 インテグレータ光学系
4 ライトバルブ
20 光源
21 発光ダイオード
22 レンズ
30 光源
31 レンズ
40 光源
50 光源
51 調光比制御手段
52 LED電流制御回路
53 LEDスイッチング回路
60 光源
61 光学フィルター
62 インテグレータ光学系
【発明の属する技術分野】
本発明は、冗長化が容易で、消費電力が少なく、光源寿命が向上されたプロジェクタ用光源に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図19は、従来より一般に使用されている従来例の構成説明図で、例えば、特開2002−303931、第9−10頁、第6図に示されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
図において、1は超高圧水銀灯、2はリフレクタ、3はインテグレータ光学系、4はライトバルブである。
【0004】
以上の構成において、プロジェクター用光源部としては超高圧水銀灯などの放電ランプが使用され、インテグレータ光学系を介して輝度を均一化した光源が得られている。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−303931(第9−10頁、第6図)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような装置においては、以下の問題点がある。
ランプの冗長化が困難である(大きさ、重量、コスト面)。
ランプ寿命が短い。
消費電力が大きい。
調光用に別途調光器を配置する必要がある。
電源瞬断時に瞬時再点灯が困難である。
高電圧駆動回路が必要なため、高高度環境では放電対策が必須となる。
ランプ自体の調光比が得られないため、夜間においても光源の消費電力を低減することが困難である。
特殊用途対応が困難である。例えば、ナイトビジョンゴーグル用特殊波長への対応が困難である。
【0007】
本発明の目的は、上記の課題を解決するもので、
ランプの冗長化が容易で、 ランプ寿命が長く、消費電力が小さく、調光用に別途調光器を配置する必要が無く、電源瞬断時に瞬時再点灯が容易で、高電圧駆動回路が不必要なため、高高度環境での放電対策が不要となる。
ランプ自体の調光比が得られるため、夜間においても光源の消費電力を低減することが容易である。
特殊用途対応も容易である。例えば、ナイトビジョンゴーグル用特殊波長への対応も容易であるプロジェクタ用光源を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明では、請求項1のプロジェクタ用光源においては、
所定の大きさの光源の面を形成するように配置された複数の発光ダイオードと、このそれぞれの発光ダイオードからの出射光が平行光となるようにこのそれぞれの発光ダイオードの先端にそれぞれ設けられたレンズとを具備したことを特徴とする。
【0009】
本発明の請求項2においては、請求項1記載のプロジェクタ用光源において、
前記複数の発光ダイオードは所定の点に集光するように配置されていることを特徴とする。
【0010】
本発明の請求項3においては、請求項1又は請求項2記載のプロジェクタ用光源において、
前記複数の発光ダイオードは白色発光ダイオードであることを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項4においては、請求項1乃至請求項3の何れかに記載のプロジェクタ用光源において、
前記複数の発光ダイオードは所定位置の発光ダイオード毎に並列接続されていることを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項5においては、請求項1乃至請求項4の何れかに記載のプロジェクタ用光源において、
前記複数の発光ダイオードに接続され前記複数の発光ダイオードに印加する電流、点灯時間、点灯個数を制御する調光比制御手段を具備したことを特徴とする。
【0013】
本発明の請求項6においては、請求項1乃至請求項5の何れかに記載のプロジェクタ用光源において、
前記複数の発光ダイオードの内所定位置の発光ダイオードには特定の波長の光をカットする光学フィルターが配置されたことを特徴とする。
【0014】
本発明の請求項7においては、請求項6記載のプロジェクタ用光源において、
前記光学フィルターは、ナイトビジョンゴーグルが増幅する波長成分の光をカットする光学フィルターであることを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下図面を用いて本発明を詳しく説明する。
図1は本発明の一実施例の要部構成説明図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のB−B断面図である。
【0016】
複数の発光ダイオード21は、所定の大きさの光源20の面を形成するように配置されている。
この場合は、多数の発光ダイオード21が使用されている。
また、この場合は、発光ダイオードは白色発光ダイオードが使用されている。
【0017】
レンズ22は、このそれぞれの発光ダイオード21からの出射光が平行光となるように、このそれぞれの発光ダイオード21の先端にそれぞれ設けられている。
【0018】
以上の構成において、発光ダイオード21のアレイとレンズ22により構成された光源において、発光ダイオード21から出射された光はレンズ22により並行光に変換される。
その後、インテグレータ光学系を通過し、面輝度を均一化してライトバルブに到達する。
【0019】
この結果、発光ダイオード21を用いているので、寿命、耐環境性(温度、振動)に優れ、消費電力が小さなプロジェクタ用光源が得られる。
発光ダイオード21を用いているので、瞬時再点灯用に特別な回路や機構を必要とせず、電源瞬断時に瞬時再点灯が容易なプロジェクタ用光源が得られる。
発光ダイオードを用いているので、光源ひとつあたりの必要電圧は数Vであるため、高高度環境においても放電の心配が少なく、放電対策が不要なプロジェクタ用光源が得られる。
【0020】
図4は本発明の他の実施例の要部構成説明図、図5は図4のA−A断面図、図6は図4のB−B断面図である。
本実施例においては、光源30の面は所定の点に集光するような曲面に構成されている。
【0021】
この結果、より輝度の均一化されたプロジェクタ用光源が得られる。
なお、図4において、曲面に配置されているので、レンズ22は周縁部分では、楕円に見えるはずであるが、分かり易くするために、円形で示されている。
【0022】
図7は本発明の他の実施例の要部構成説明、図8は図7の動作説明図である。
本実施例においては、所定の点に集光するように発光ダイオード21を配置して、発光ダイオード21の光が集光される途中の地点に、レンズ31を置いたものである。
この結果、図8に示す如く、ライトバルブ4に均一な光が照射可能なプロジェクタ用光源が得られる。
なお、図8における、点線で囲まれた四角形の範囲Lが均一な光が照射可能な範囲である。
【0023】
図9は本発明の他の実施例の要部構成説明図、図11は図9のA−A断面図、図11は図9のB−B断面図である。
本実施例においては、光源40の面は所定の一点に集光するように、平面に構成されている。
【0024】
この結果、より輝度の均一化されたプロジェクタ用光源が得られる。
なお、図9において、光源40の周縁部分では、レンズ22は楕円に見えるはずであるが、分かり易くするために、円形に示されている。
【0025】
図12は本発明の他の実施例の要部構成説明である。
本実施例においては、所定の点に集光するように発光ダイオード21を配置して、発光ダイオード21の光が集光される途中の地点に、レンズ31を置いたものである。
この結果、図8に示すと同様に、ライトバルブ4に均一な光が照射可能なプロジェクタ用光源が得られる。
【0026】
図13は、本発明の他の実施例の要部構成説明、図14は図13の電気ブロック図である。
本実施例においては、光源50は、複数の発光ダイオード21は所定位置の発光ダイオード毎に並列接続されている。
この場合は、図14に示す如く、7系統に並列接続されている。
なお、並列接続の系統数は、7系統に限ることはなく、例えば、n系統数(n=1、2、3……n)でも良いことは勿論である。
また、図14に示す如く、複数の発光ダイオード21に接続され、複数の発光ダイオード21に印加する電流、点灯時間、点灯個数を制御する調光比制御手段が設けられている。
この場合は、調光比制御手段51は、LED電流制御回路52とLEDスイッチング回路53とを有する。
なお、並列接続の7系統の発光ダイオード21の配置図は図13に示し、各系統を示すシンボル記号を図14に示す。
【0027】
この結果、
複数の発光ダイオード21は、所定位置の発光ダイオード21毎に並列接続されているので、一部の発光ダイオード21に非点灯の不具合が生じた場合でも、画面表示が可能となり、光源の冗長化が簡単に実現できるプロジェクタ用光源が得られる。
【0028】
複数の発光ダイオード21に接続され、複数の発光ダイオード21に印加する電流、点灯時間、点灯個数を制御する調光比制御手段51が設けられたので、発光ダイオード21に印加する電流及び点灯時間、点灯個数を制御することにより、広い調光比が得られるプロジェクタ用光源が得られる。
【0029】
発光ダイオード21に印加する電流及び点灯時間、点灯個数を制御することにより、広い調光比が得られるので、夜間において、光源の消費電力を低減することが出来るプロジェクタ用光源が得られる。
【0030】
図15は本発明の他の実施例の要部構成説明図、図16,図17は図15の部品説明図、図18は図15の全体説明図である。
本実施例においては、光源60には、複数の発光ダイオード21の内所定位置の発光ダイオード21には特定の波長の光をカットする光学フィルター61が配置されている。
【0031】
この場合は、光学フィルター61は、ナイトビジョンゴーグルが増幅する波長成分の光をカットする光学フィルターが使用されている。
また、光学フィルター61は、図16,図17に示す如く、発光ダイオード21とレンズ22との間に設けられても良く、レンズ22の外側に設けられても良い。
なお、この場合は、図18に示す如く、光学フィルター61が配置された発光ダイオード21の数が少ないので、インテグレータ光学系62が設けられると良い。
【0032】
この結果、
複数の発光ダイオード21の内所定位置の発光ダイオード21には特定の波長の光をカットする光学フィルター61が配置されたので、特殊光用途にも簡単に対応が可能なプロジェクタ用光源が得られる。
【0033】
特殊波長をカットする光学フィルター61が配置されたので、ナイトビジョンゴーグルに好適なプロジェクタ用光源が得られる。
【0034】
なお、以上の説明は、本発明の説明および例示を目的として、特定の好適な実施例を示したに過ぎない。したがって本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形をも含むものである。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の請求項1によれば、次のような効果がある。
発光ダイオードを用いているので、寿命、耐環境性(温度、振動)に優れ、消費電力が小さなプロジェクタ用光源が得られる。
発光ダイオードを用いているので、瞬時再点灯用に特別な回路や機構を必要とせず、電源瞬断時に瞬時再点灯が容易なプロジェクタ用光源が得られる。
発光ダイオードを用いているので、光源ひとつあたりの必要電圧は数Vであるため、高高度環境においても放電の心配が少なく、放電対策が不要なプロジェクタ用光源が得られる。
【0036】
本発明の請求項2によれば、次のような効果がある。
所定の点に集光するような曲面に発光ダイオードを配置すると、中間点において輝度が均一化された場所が生じるため、この位置にレンズをおけば、ライトバルブに均一な光が照射可能なプロジェクタ用光源が得られる。
【0037】
本発明の請求項3によれば、次のような効果がある。
発光ダイオードは白色発光ダイオードであるので、白色発光ダイオードは市場性が有り、容易に入手できるので、安価なプロジェクタ用光源が得られる。
【0038】
本発明の請求項4によれば、次のような効果がある。
複数の発光ダイオードは、所定位置の発光ダイオード毎に並列接続されているので、一部の発光ダイオードに非点灯の不具合が生じた場合でも、画面表示が可能となり、光源の冗長化が簡単に実現できるプロジェクタ用光源が得られる。
【0039】
本発明の請求項5によれば、次のような効果がある。
複数の発光ダイオードに接続され、複数の発光ダイオードに印加する電流、点灯時間、点灯個数を制御する調光比制御手段が設けられたので、発光ダイオードに印加する電流及び点灯時間、点灯個数を制御することにより、広い調光比が得られるプロジェクタ用光源が得られる。
【0040】
発光ダイオードに印加する電流及び点灯時間、点灯個数を制御することにより、広い調光比が得られるので、夜間において、光源の消費電力を低減することが出来るプロジェクタ用光源が得られる。
【0041】
本発明の請求項6によれば、次のような効果がある。
複数の発光ダイオードの内所定位置の発光ダイオードには特定の波長の光をカットする光学フィルターが配置されたので、特殊光用途にも簡単に対応が可能なプロジェクタ用光源が得られる。
【0042】
本発明の請求項7によれば、次のような効果がある。
特殊波長をカットする光学フィルターが配置されたので、ナイトビジョンゴーグルに好適なプロジェクタ用光源が得られる。
【0043】
従って、本発明によれば、冗長化が容易で、消費電力が少なく、光源寿命が向上されたプロジェクタ用光源を実現することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部構成説明図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1のB−B断面図である。
【図4】本発明の他の実施例の要部構成説明である。
【図5】図4のA−A断面図である。
【図6】図4のB−B断面図である。
【図7】本発明の他の実施例の要部構成説明である。
【図8】図7の動作説明図である。
【図9】本発明の他の実施例の要部構成説明である。
【図10】図9のA−A断面図である。
【図11】図9のB−B断面図である。
【図12】本発明の他の実施例の要部構成説明である。
【図13】本発明の他の実施例の要部構成説明である。
【図14】図13の電気ブロック図である。
【図15】本発明の他の実施例の要部構成説明である。
【図16】図15の部品説明図である。
【図17】図15の部品説明図である。
【図18】図15の全体説明図である。
【図19】従来より一般に使用されている従来例の要部構成説明図である。
【符号の説明】
1 超高圧水銀灯
2 リフレクタ
3 インテグレータ光学系
4 ライトバルブ
20 光源
21 発光ダイオード
22 レンズ
30 光源
31 レンズ
40 光源
50 光源
51 調光比制御手段
52 LED電流制御回路
53 LEDスイッチング回路
60 光源
61 光学フィルター
62 インテグレータ光学系
Claims (7)
- 所定の大きさの光源の面を形成するように配置された複数の発光ダイオードと、
このそれぞれの発光ダイオードからの出射光が平行光となるようにこのそれぞれの発光ダイオードの先端にそれぞれ設けられたレンズと
を具備したことを特徴とするプロジェクタ用光源。 - 前記複数の発光ダイオードは所定の点に集光するように配置されていること
を特徴とする請求項1記載のプロジェクタ用光源。 - 前記複数の発光ダイオードは白色発光ダイオードであること
を特徴とする請求項1又は請求項2記載のプロジェクタ用光源。 - 前記複数の発光ダイオードは所定位置の発光ダイオード毎に並列接続されていること
を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のプロジェクタ用光源。 - 前記複数の発光ダイオードに接続され前記複数の発光ダイオードに印加する電流、点灯時間、点灯個数を制御する調光比制御手段
を具備したことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れかに記載のプロジェクタ用光源。 - 前記複数の発光ダイオードの内所定位置の発光ダイオードには特定の波長の光をカットする光学フィルターが配置されたこと
を特徴とする請求項1乃至請求項5の何れかに記載のプロジェクタ用光源。 - 前記光学フィルターは、ナイトビジョンゴーグルが増幅する波長成分の光をカットする光学フィルターであること
を特徴とする請求項6記載のプロジェクタ用光源。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2003
- 2003-06-25 JP JP2003180717A patent/JP2005017576A/ja active Pending
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