JP2005017201A - 組合せ計量装置 - Google Patents

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隆治 井上
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Abstract

【課題】小型で簡素な構成とし、低コストが図れるとともに、清掃などの作業性を向上させ、装置内に残存している被計量物の全排出を容易に行うことができる組合せ計量装置を提供する。
【解決手段】被計量物を供給する供給トラフ3と、供給トラフ3の下方に鉛直方向に連続して配設される複数のホッパ4とによってチャンネル8をなし、複数のチャンネル8が横一列に並べて構成されている組合せ計量装置1であって、チャンネル8の下方に配置されるとともに全チャンネルにわたって一体的に形成され、被計量物を集合し、且つ複数箇所に振り分けて排出する集合振分けシュート10と、を具備する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、食品などの被計量物を所定量ずつ包装するために、被計量物を所定量となるように計算して組み合わせて排出する組合せ計量装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、組合せ計量装置は、複数の計量部で計量された被計量物の組合せの中から目標重量範囲となる組合せを選定し、その選定された被計量物を集合排出するように構成されている。
【0003】
従来、組合せ計量装置には種々のものがあるが、そのうちの1つとして下記特許文献1に開示され、図3(a),(b)に示すような組合せ計量装置100があった。この組合せ計量装置100は、被計量物を搬送するための複数の供給トラフ102が分散フィーダ101(分散部)を中心として略放射方向に延びて配設され、各供給トラフ102の先端部の下方に各種ホッパ103,104が順次上から下へと複数配置されており、それぞれの最下段のホッパの下方に集合シュート105が配置されているものであった。
【0004】
この組合せ計量装置を具体的に説明すると、分散フィーダ101,放射フィーダ102を介して計量物をプールホッパ103に供給する。プールホッパ103からは、所定のタイミングで計量ホッパ104に計量物が供給され、図示しないロードセル等により計量が行われる。計量ホッパ104の下方には、内外2系統の排出経路を有するシュート105が配置されている。このシュート105は、ロート状の内側シュート106の周りに外側シュート107が同心円状に配置された構造で、その外側シュート107の下端部は、図3(b)に示すように、更に2系統に分離されて左右のタイミングホッパ108,109に接続されると共に、両タイミングホッパ108,109は、それぞれ1つの下部シュート110に臨まされて、内側及び外側シュート106,107に排出された計量物は、下部シュート110で一体となるように構成されている。
なお、図3(b)は、図3(a)を矢線A方向(側面)から見た部分拡大図である。
【0005】
また、図4(a),(b)に示すように、被計量物を供給する供給トラフ205の下方に複数のホッパ201が鉛直方向に連続して配設されたチャンネル208が構成され、各チャンネル208は横一列に並設されているものがあった。
【0006】
この組合せ計量装置200は、各チャンネル208のうち最下段に位置する各ホッパ201の下方に、各チャンネル208共通のロート状の集合シュート202が設置され、この集合シュート202の排出口202bの下方に1個の振分け装置210が設けられ、更にこの振分け装置210の下方に複数のシュート203が設置される構成とされていた。各チャンネル208から排出された被計量物は、共通の集合シュート202により集められて振分け装置210に入り、振分け装置210によって複数のシュート203のそれぞれの開口203aへ選択的に供給され、それぞれの排出口203bから排出されるものであった。
【0007】
【特許文献1】
特許第2563093号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の組合せ計量装置のうち、特許文献1に開示される組合せ計量装置100では、図3(a)に示すように、外側及び内側の両シュート106,107の形状が円錐形であるため、被計量物を2箇所以上の方向へ排出するためには、装置が大掛りなものとなり、その構造が複雑となって製作コストが高くなるという問題があった。また、装置の清掃作業が煩雑となり、清掃に時間がかかるという問題があった。
【0009】
図4に示すような組合せ計量装置200では、最下段に位置するホッパ201の排出口からシュート203の排出口203bまでの間に集合シュート202と振分け装置210がそれぞれ設けられているため、装置全体の高さが高くなる。つまり、装置が大型、且つ複雑な構造となり、これにより、製作コストが高くなるという問題があった。また、装置の清掃作業が煩雑となり、清掃に時間がかかるという問題があった。
【0010】
さらに、上述したような組合せ計量装置では、一日の生産工程が終了すると、製品の衛生上の安全性を確保するために装置内に残存している被計量物を全排出する必要がある。その際、被計量物が組合せ計量装置の下方に配置されてる包装機へ入り込むことを防ぐため、包装機の投入口(マウス)を取り外し、シュートの排出口にトレーなどを配置して装置内の被計量物を抜き取らなければならず、その作業が煩雑となり、時間がかかっていた。
【0011】
そこで本発明は、上記課題を解消するために、組合せ計量装置を小型で簡素な構成とし、装置の低コスト化が図れるとともに、装置の清掃などの作業性を向上させ、また、装置内に残存している被計量物の全排出を容易に行うことができる組合せ計量装置を提供することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
本発明の請求項1記載の組合せ計量装置によれば、被計量物を供給する供給トラフ3と、該供給トラフ3の下方に鉛直方向に連続して配設される複数のホッパ4とによってチャンネル8をなし、複数の該チャンネル8が横一列に並べて構成されている組合せ計量装置1であって、
前記チャンネル8の下方に配置されるとともに全チャンネルにわたって一体的に形成され、前記被計量物を集合し、且つ複数箇所に振り分けて排出する集合振分け手段10と、
を具備することを特徴とする。
【0013】
このような組合せ計量装置によれば、被計量物を集合し、且つ振り分けて排出する集合振分け手段10が設けられることによって、従来の組合せ計量装置を構成していた振分け装置および集合シュートの機能を一個の部材で補うことができる。そのため、装置を構成する部品点数を減らすことが可能となる。それにより、装置全体の高さを低く構成することが可能となる。したがって、組合せ計量装置1の小型化・低コスト化が可能となる。また、装置の清掃などの際、集合振分け手段10のみの清掃で済むため、従来のように振分け装置および集合シュートのそれぞれを清掃する必要がない。そのため、清掃作業を容易にすることが可能となり、清掃にかかる時間を短縮することが可能となる。
【0014】
本発明の請求項2記載の組合せ計量装置によれば、前記集合振分け手段10が、前記チャンネル8の並び方向と直交する方向に揺動することを特徴とする。
【0015】
このような組合せ計量装置によれば、集合振分け手段10の揺動方向が開口部10aの短軸方向と同方向となるため、集合振分け手段10を少ない駆動力で揺動させることが可能となり、集合振分け手段10を揺動させるための駆動手段12を簡素な構成とすることが可能となる。
【0016】
本発明の請求項3記載の組合せ計量装置によれば、前記集合振分け手段10は、前記各チャンネル8から排出される前記被計量物の合計重量が目標重量範囲内のものを生産ラインLの系内に振り分けて排出し、前記被計量物の合計重量が目標重量範囲外のものを前記生産ラインLの系外に振り分けて排出することを特徴とする。
【0017】
このような組合せ計量装置によれば、集合振分け手段10に供給される被計量物の組み合わせ後の合計重量があらかじめ設定された目標重量範囲内のものを組合せ計量装置1内の生産ラインLの系内に位置し、且つ組合せ計量装置1の下方に配置されている包装機20の投入口21へ供給し、それ以外の被計量物(合計重量が目標重量範囲外のもの)を生産ラインLの系外へ振り分けて排出することが可能となる。
【0018】
本発明の請求項4記載の組合せ計量装置によれば、前記集合振分け手段10は、前記組合せ装置1内の前記被計量物を前記生産ラインLの系外に全排出させることを特徴とする。
【0019】
このような組合せ計量装置によれば、生産工程の終了後、組合せ計量装置1内に残存している被計量物を包装機20の投入口21を取り外すことなく生産ラインLの系外へ排出させることが可能となる。つまり、組合せ計量装置1内に残存している被計量物の外部への全排出が容易となる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明による組合せ計量装置の実施の形態を示す側面図、図2は同正面図である。
【0021】
本実施の形態による組合せ計量装置1は、タンク2と、その下方に配設される供給トラフ3と、供給トラフ3の下方に配設されるストックホッパ5と、ストックホッパ5の下方に配設される計量ホッパ6と、計量ホッパ6の下方に配設されるメモリホッパ7と、メモリホッパ7の下方に配設される集合振分け手段としての集合振分けシュート10とを主要な構成部材として備えている。
【0022】
タンク2は、図1及び図2に示すように略長方形状の開口を上下方向に連通する四角形の筒状をなしている。タンク2の下側の開口は、後述する各供給トラフ3の後端部3a上に位置する。タンク2には、上部の開口から被計量物が投入され、この被計量物を貯留する。
【0023】
供給トラフ3は、下流側となる先端部3bが一定方向を向いて複数並べられている。即ち、供給トラフ3は、直線状の横一列に並べられた状態で配設されている。また、この供給トラフ3は、後述する構成によって振動し、それによって被計量物を下流へ送る。なお、本実施の形態では、図2に示すように6個の供給トラフ3が並設されているが、供給トラフ3の数は、これに限定されるものではない。
【0024】
前記供給トラフ3は、図示しないモータが回転すると、その回転軸に偏芯して固定された錘によって振動が発生し、トラフ3本体が下方へ沈み込みながら外方に変位した後、トラフ3本体が上方へ浮き上がりながら内方に変位して、このトラフ3本体が繰り返し振動する。この振動により供給トラフ3上の被計量物がストックホッパ5へ搬送される。
【0025】
ストックホッパ5は、それぞれの供給トラフ3の先端部3bの下方に配設されている。このストックホッパ5は、上部に開口5aを有するとともに下部に排出口5bを有し、供給トラフ3から供給された被計量物を排出口5bから排出可能としている。排出口5bには、図示しないシャッタが設けられ、駆動部によって開閉駆動される。
【0026】
計量ホッパ6は、それぞれのストックホッパ5の排出口5aの下方に配設されている。この計量ホッパ6は、上部に開口6aを有するとともに下部に排出口6bを有し、ストックホッパ5から供給された被計量物を排出口6bから排出可能としている。排出口6bには、図示しないシャッタが設けられ、駆動部によって開閉駆動される。また、各計量ホッパ6に供給された被計量物は、図示しない計量器によってそれぞれ計量される。
【0027】
メモリホッパ7は、それぞれの計量ホッパ6の排出口6aの下方に配設されている。このメモリホッパ7は、上部に開口7aを有するとともに下部に排出口7bを有し、計量ホッパ6から供給された被計量物を排出口7bから排出可能としている。また、メモリホッパ7の排出口7bにも、ストックホッパ5および計量ホッパ6の場合と同様に図示しないシャッタが設けられ、駆動部によって開閉駆動される。
【0028】
なお、これら供給トラフ3、ストックホッパ5、計量ホッパ6及びメモリホッパ7は、縦方向に並んで所謂チャンネル8を構成している。
【0029】
集合振分けシュート10は、各チャンネル8の下方に設けられている。図2に示すように、この集合振分けシュート10は複数のチャンネルについて共通の一部材である。集合振分けシュート10は略筒体であり、上部には、長手方向が全チャンネル8にわたる開口部10aが形成されている。下部には、長手方向の寸法が開口部10aよりも小径に形成されている排出部10bが形成されている。開口部10aから排出部10bまでは連続した傾斜面となっている。
【0030】
図1及び図2に示すように、集合振分けシュート10の上部には揺動軸11が設けられている。この揺動軸11が装置本体9に設けられている受部15に軸支され、集合振分けシュート10は装置本体9に揺動可能に支持されている。
【0031】
集合振分けシュート10は、本実施の形態では、図1に示すように、駆動手段としての、例えば、エアシリンダ12によって揺動方向X(チャンネル8の並び方向と直交する方向)へ揺動される。具体的には、エアシリンダ12から延びる押出部13が、水平方向に運動することによって集合振分けシュート10を揺動方向Xに揺動する。なお、押出部13の先端と集合振分けシュート10の背面とは掛合手段によって掛合されている。
【0032】
上述した組合せ計量装置1では、タンク2に収容された被計量物を各供給トラフ3によって各ストックホッパ5に供給する。各ストックホッパ5は、所定量の被計量物を蓄え、この被計量物を図示しないシャッタの開放により下方の計量ホッパ6に排出する。なお、各供給トラフ3は、その下方のストックホッパ5の被計量物がなくなると新たな被計量物をストックホッパ5に供給する。
各計量ホッパ6は、各ストックホッパ5からの被計量物を蓄え、この被計量物を図示しないそれぞれ計量器にて計量する。
次いで、計量後、各ストックホッパ5は、被計量物を図示しないシャッタの開放により下方のメモリホッパ7に排出する。
【0033】
各計量器の計量信号は、図示しない組合せ選定手段に入力される。組合せ選定手段は、各計量ホッパ6に供給された被計量物の重量を各計量器の計量信号に基づいて記憶する。そして、例えば、包装機20の包装ラインなどから排出要求信号を受けると、各計量ホッパ6で計量された被計量物の重量値の組合せの中から、合計重量が製品として正良品となる目標重量範囲内の組合せを選定し、組合せに選定された被計量物を収容している計量ホッパ6および/またはメモリホッパ7に対応する選定信号を出力して各シャッタを開放させる。これにより、目標重量範囲内の重量に組み合わされた被計量物が集合振分けシュート10に供給される。
【0034】
集合振分けシュート10は、合計重量が目標重量範囲内に組み合わされた被計量物を、鉛直下方向に配置され、生産ラインLの系内に位置する包装機20の投入口21へ排出する。
【0035】
しかし、集合振分けシュート10に供給される被計量物の合計重量が、製品として不良品となる目標重量範囲外であった場合、計量ホッパ6および/またはメモリホッパ7から信号を出力してエアシリンダ12が駆動し、集合振分けシュート10を揺動方向Xに所定角度傾斜させて被計量物を生産ラインLの系外に排出させる。
なお、生産ラインLの系外に排出される被計量物は、傾斜した集合振分けシュート10の排出部11b下方に配置されているトレー14に排出される。
【0036】
そして、合計重量が目標重量範囲外の被計量物を生産ラインLの系外へ排出した集合振分けシュート10は所定位置へ戻る。
【0037】
なお、組合せ選定手段による被計量物の選定方法には複数の方法がある。まず、計量ホッパ6に収容されている被計量物の中から組合せを選定し、選定した被計量物のみをメモリホッパ7に一旦収容してから排出させる方法がある。
また、計量ホッパ6で計量された被計量物をメモリホッパ7に収容し、メモリホッパ7に収容した被計量物の中から組合せを選定する方法がある。
そして、計量ホッパ6内の被計量物とメモリホッパ7内の被計量物の中から組合せを選定する方法などがある。本発明の組合せ計量装置1においては、そのいずれの方法が採用されてもよい。
【0038】
また、この組合せ計量装置には、集合振分けシュート10が被計量物を製品として正良品と不良品に振り分ける動作設定とは別に、集合振分けシュート10を揺動方向Xに所定角度傾斜させて組合せ計量装置1内に残存している被計量物を外部へ全排出させる動作設定が設けられている。
【0039】
さらに、この組合せ計量装置1には、集合振分けシュート10が目標重量範囲外の被計量物を排出し、所定位置に戻るまで次の被計量物を集合振分けシュート10に供給しないための遅延時間(パラメータ)システムが搭載されている。
【0040】
この実施の形態によれば、被計量物を集合し、且つ振り分けて排出する集合振分けシュート10が設けられることによって、従来の組合せ計量装置を構成していた振分け装置および集合シュートの機能を一個の部材(集合振分けシュート10のみ)で補うことができる。そのため、装置を構成する部品点数を減らすことが可能となる。それにより、装置全体の高さを低く構成することが可能となる。したがって、組合せ計量装置1の小型化・低コスト化が可能となる。また、装置の清掃などの際、集合振分けシュート10のみの清掃で済むため、従来のように振分け装置および集合シュートのそれぞれを清掃する必要がない。そのため、清掃作業を容易にすることが可能となり、清掃にかかる時間を短縮することが可能となる。
【0041】
そして、集合振分けシュート10の揺動方向Xが開口部10aの長手方向と直交する方向(短軸方向)となるため、集合振分けシュート10を少ない駆動力で揺動させることが可能となり、集合振分けシュート10を揺動させるための駆動手段をエアシリンダ12などのように簡素な構成とすることが可能となる。なお、駆動手段は、エアシリンダに限らずモータなどを使用することで、集合振分けシュート10を揺動させることができる。
【0042】
また、集合振分けシュート10に供給される被計量物の組み合わせ後の合計重量があらかじめ設定された目標重量範囲内のものを組合せ計量装置1内の生産ラインLの系内に位置し、且つ組合せ計量装置1の下方に配置されている包装機20へ供給し、組み合わせ後の合計重量が目標重量範囲外の被計量物を生産ラインLの系外へ振り分けて排出することが可能となる。したがって、集合振分けシュート10に供給される被計量物のうち正良品と判断されたもののみを包装機20へ供給することが可能となる。これにより、包装機20に対して重量超過の被計量物が供給されることによる包装機20の負担を減らすことができ、また、不良品を包装することによるパッケージの無駄を抑えることができる。
【0043】
さらに、生産工程の終了後、組合せ計量装置1内に残存している被計量物を包装機20の投入口21を取り外すことなく生産ラインLの系外へ排出させることが可能となる。つまり、組合せ計量装置1内に残存している被計量物の外部への全排出が容易となる。これにより、組合せ計量装置1の清掃作業を容易にすることが可能となり、清掃にかかる時間を短縮することが可能となる。
【0044】
なお、本実施の形態では、エアシリンダ12の押出部13の先端と集合振分けシュート10の背面とは掛合手段によって掛合されている構成としたが、押出部13の先端と集合振分けシュート10の背面とが単に当接されている構成としてもよい。これにより、上記同様に集合振分けシュート10を揺動方向Xに揺動させることが可能となる。また、押出部13の先端および集合振分けシュート10の背面とが簡素な構成となる。つまり、組合せ計量装置を簡素な構成とすることができる。
【0045】
また、本実施の形態では、組合せ計量装置1内に残存している被計量物を全排出する際、集合振分けシュート10を傾斜させるための駆動手段としてエアシリンダ12などを用いる構成としたが、手動によって集合振分けシュート10を傾斜させてもよい。これにより、組合せ計量装置1を全排出専用の形態(エアシリンダ12を駆動させて集合振分けシュート10を所定角度傾斜させる)に設定するというような煩雑な作業を行うことなく簡易的な構成で、且つ容易に全排出を行うことが可能となる。
【0046】
さらに、本実施の形態では、集合振分けシュート10の振り分け方向は2方向として、一方に正良品を振り分け排出し、他方に不良品を振り分けて排出する構成としたが、集合振分けシュート10の振り分け方向が3方向以上とする構成としてもよい。これにより、例えば、被計量物を振り分ける3方向のうちの1方向を正良品として包装機20へ供給させて、残りの2方向を、例えば、一方は重量超過の不良品、他方は重量不足の不良品などのように、種類の異なる不良品を専属的に排出させる構成とすることが可能となる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように本発明による組合せ計量装置によれば、被計量物を集合し、且つ振り分けて排出する集合振分け手段が設けられることによって、従来の組合せ計量装置を構成していた振分け装置および集合シュートの機能を一個の部材のみで補うことができる。そのため、装置を構成する部品点数を減らすことが可能となる。それにより、装置全体の高さを低く構成することが可能となる。したがって、組合せ計量装置の小型化・低コスト化が可能となる。また、装置の清掃などの際、集合振分け手段のみの清掃で済むため、従来のように振分け装置および集合シュートのそれぞれを清掃する必要がない。そのため、清掃作業を容易にすることが可能となり、清掃にかかる時間を短縮することが可能となる。
【0048】
集合振分け手段の揺動方向が開口部の長手方向と直交する方向(短軸方向)となるため、集合振分け手段を少ない駆動力で揺動させることが可能となり、集合振分け手段を揺動させるための駆動手段を簡素な構成とすることが可能となる。
【0049】
また、集合振分け手段に供給される被計量物の組み合わせ後の合計重量があらかじめ設定された目標重量範囲内のものを組合せ計量装置内の生産ラインの系内に位置し、且つ組合せ計量装置の下方に配置されている包装機へ供給し、組み合わせ後の合計重量が目標重量範囲外の被計量物を生産ラインの系外へ振り分けて排出することが可能となる。したがって、集合振分け手段に供給される被計量物のうち正良品と判断されたもののみを包装機へ供給することが可能となる。これにより、包装機に対して重量超過の被計量物が供給されることによる包装機の負担を減らすことができ、また、不良品を包装することによるパッケージの無駄を抑えることができる。
【0050】
さらに、生産工程の終了後、組合せ計量装置内に残存している被計量物を包装機の投入口を取り外すことなく生産ラインの系外へ排出させることが可能となる。つまり、組合せ計量装置内に残存している被計量物の外部への全排出が容易となる。また、これにより、組合せ計量装置の清掃作業を容易にすることが可能となり、清掃にかかる時間を短縮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組合せ計量装置の一実施の形態を示す側面図である。
【図2】同正面図である。
【図3】(a)従来の組合せ計量装置の一例を示す正面断面図である。
(b)従来の組合せ計量装置の一例を示す側面図である。
【図4】(a)従来の組合せ計量装置の一例を示す側面図である。
(b)従来の組合せ計量装置の一例を示す正面図である。
【符号の説明】
1…組合せ計量装置
3…供給トラフ
4…ホッパ
8…チャンネル
10…集合振分け手段
L…生産ライン

Claims (4)

  1. 被計量物を供給する供給トラフ(3)と、該供給トラフの下方に鉛直方向に連続して配設される複数のホッパ(4)とによってチャンネル(8)をなし、複数の該チャンネルが横一列に並べて構成されている組合せ計量装置(1)であって、
    前記チャンネルの下方に配置されるとともに全チャンネルにわたって一体的に形成され、前記被計量物を集合し、且つ複数箇所に振り分けて排出する集合振分け手段(10)と、
    を具備することを特徴とする組合せ計量装置。
  2. 前記集合振分け手段が、前記チャンネルの並び方向と直交する方向に揺動することを特徴とする請求項1記載の組合せ計量装置。
  3. 前記集合振分け手段は、前記各チャンネルから排出される前記被計量物の合計重量が目標重量範囲内のものを生産ライン(L)の系内に振り分けて排出し、前記被計量物の合計重量が目標重量範囲外のものを前記生産ラインの系外に振り分けて排出することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の組合せ計量装置。
  4. 前記集合振分け手段は、前記組合せ装置内の前記被計量物を前記生産ラインの系外に全排出させることを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載の組合せ計量装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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