JP2005014194A

JP2005014194A - Chamfering tool

Info

Publication number: JP2005014194A
Application number: JP2003186092A
Authority: JP
Inventors: Osamu Yanagimoto; 治柳本
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2003-06-30
Filing date: 2003-06-30
Publication date: 2005-01-20

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide a chamfering tool for removing a burr generated in a peripheral edge part of a cutting hole arranged in a workpiece, and chamfering the edge, without leaving a secondary burr still in being stuck to the workpiece. <P>SOLUTION: This chamfering tool chamfers the edge E, by contacting cutting parts 3, 6 and 9 with the edge E of the workpiece W. First blade parts 31, 61 and 91 inclined so as to discharge cutting chips to the shank part (2, 5, 8) side, and second blade parts 32, 62 and 92 inclined so as to discharge the cutting chips in the inverse direction of the shank part (2, 5, 8) side, are formed at an interval in the peripheral direction on outer peripheral surfaces 3a, 6a and 9a. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、被加工対象物に設けられた切削穴の周縁部等に発生するバリを除去したり、エッジの面取りをしたりする面取り工具に関する。
【０００２】
【従来の技術】
アルミ鋳造品等の被加工対象物に機械加工で丸穴を設ける場合、その丸穴の周縁部には、エッジが形成され、エッジ回りにはバリが発生することとなる。従来、このようなバリを除去したり、エッジの面取りをしたりするために、図６に示されるように、シャンク部１１と、その先端１１ａ側に一体的に設けられる円錐台形状の切削部１２とを有する面取り工具１０が使用されている。切削部１２の外周面１２ａには、時計回りの方向に向けられた刃部１２１が形成されているので、面取り工具１０を時計回りの方向に回転させながら、外周面１２ａを被加工対象物ＷのエッジＥに接触させることにより、刃部１２１がエッジＥに発生したバリを除去し、あるいはエッジＥを面取りすることとなるものである（例えば、特許文献１参照）。
【０００３】
上記面取り工具１０において、刃部１２１のすくい面１２１ａには、エッジＥの面取り加工により発生する切削屑が刃部１２１から外部に排出させられるように、傾斜が設けられている。そして、すくい面１２１ａがシャンク部１１側を向くように傾斜させられている場合には、図６（ａ）に示されるように、シャンク部１１側に排出されることとなり、すくい面１２１ａがシャンク部１１側とは逆方向に向くように傾斜させられている場合には、図６（ｂ）に示されるように、シャンク部１１側とは逆方向に排出させられることとなるものである。
【０００４】
【特許文献１】
特開平１１−１０４９１６号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、シャンク部１１側あるいはシャンク部１１側と逆方向側に排出された切削屑は、被加工対象物Ｗから完全に分離されるものではなく、面取りされたエッジＥの側方に付着したままで、図６（ａ）及び（ｂ）に示されるように、２次バリＢ１，Ｂ２として残存することとなる場合がある。このような２次バリＢ１，Ｂ２は、更にこれを除去する作業が必要となるため、製造コストの上昇を招いていた。また、２次バリを上記面取り工具１０で再除去する場合には、面取り工具１０をエッジＥに対して移動させたり、角度を変えたりする必要があり、設備や作業の複雑化を招いていた。また、別の面取り工具を使用する場合には、別の設備を準備する必要があり、設備スペースの増大を招いていた。
【０００６】
本発明は、斯かる実情に鑑み、２次バリを被加工対象物に付着したままで残存させることなく、被加工対象物に設けられた切削穴の周縁部等に発生するバリを除去したり、エッジの面取りをしたりすることができる面取り工具を提供しようとするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
請求項１の発明は、外形面（３ａ，６ａ，９ａ）が平面又は曲面で形成される切削部（３，６，９）を有してなり、切削部（３，６，９）が、被加工対象物（Ｗ）のエッジ（Ｅ）に対して、エッジ（Ｅ）の延びる方向に相対的に摺動させられることにより、エッジ（Ｅ）の面取りを行う面取り工具であって、外形面（３ａ，６ａ，９ａ）には、切削部（３，６，９）の摺動方向に間隔をおいて、エッジ（Ｅ）の一側方に切削屑を排出するように傾斜させられている第１刃部（３１，６１，９１）と、一側方とは異なる他側方に切削屑を排出するように傾斜させられている第２刃部（３２，６２，９２）とが形成されていることを特徴とする面取り工具を提供する。
【０００８】
請求項２の発明は、外形面（３ａ，６ａ，９ａ）が平面又は曲面で形成される切削部（３，６，９）を有してなり、切削部（３，６，９）が、被加工対象物（Ｗ）のエッジ（Ｅ）に対して、エッジ（Ｅ）の延びる方向に相対的に摺動させられることにより、エッジ（Ｅ）の面取りを行う面取り工具であって、外形面（３ａ，６ａ，９ａ）には、切削部（３，６，９）の摺動方向に間隔をおいて、エッジ（Ｅ）の一側方側に向かうように傾斜させられる第１すくい面（３１ａ，６１ａ，９１ａ）を有する第１刃部（３１，６１，９１）と、一側方側とは異なる他側方側に向かうように傾斜させられる第２すくい面（３２ａ，６２ａ，９２ａ）を有する第２刃部（３２，６２，９２）とが形成されていることを特徴とする面取り工具を提供する。
【０００９】
請求項３の発明は、回転ヘッドのチャックに取り付けられるシャンク部（２，５，８）と、該シャンク部（２，５，８）の先端（２ａ，５ａ，８ａ）側に設けられ外周面（３ａ，６ａ，９ａ）が円筒回転面又は円錐回転面で形成される切削部（３，６，９）とを有してなり、切削部（３，６，９）が被加工対象物（Ｗ）のエッジ（Ｅ）に接触させられることにより、エッジ（Ｅ）の面取りを行う面取り工具であって、外周面（３ａ，６ａ，９ａ）には、その周方向に間隔をおいて、シャンク部（２，５，８）側に切削屑を排出するように傾斜させられている第１刃部（３１，６１，９１）と、シャンク部（２，５，８）側とは逆方向側に切削屑を排出するように傾斜させられている第２刃部（３２，６２，９２）とが形成されていることを特徴とする面取り工具を提供する。
【００１０】
請求項４の発明は、回転ヘッドのチャックに取り付けられるシャンク部（２，５，８）と、該シャンク部（２，５，８）の先端（２ａ，５ａ，８ａ）側に設けられ外周面（３ａ，６ａ，９ａ）が円筒回転面又は円錐回転面で形成される切削部（３，６，９）とを有してなり、切削部（３，６，９）が被加工対象物（Ｗ）のエッジ（Ｅ）に接触させられることにより、エッジの面取りを行う面取り工具であって、外周面（３ａ，６ａ，９ａ）には、その周方向に間隔をおいて、シャンク部（２，５，８）側を向くように傾斜させられる第１すくい面（３１ａ，６１ａ，９１ａ）を有する第１刃部（３１，６１，９１）と、シャンク部（２，５，８）側とは逆方向側に向くように傾斜させられる第２すくい面（３２ａ，６２ａ，９２ａ）を有する第２刃部（３２，６２，９２）とが形成されていることを特徴とする面取り工具を提供する。
【００１１】
請求項５の発明は、第１刃部（３１，６１，９１）と第２刃部（３２，６２，９２）は、外周面（３ａ，６ａ，９ａ）の周方向において交互に形成されていることを特徴とする請求項３又は４に記載の面取り工具を提供する。
【００１２】
請求項６の発明は、第１刃部（３１，６１，９１）と第２刃部（３２，６２，９２）は、切削部（３，６，９）の回転中心軸を中心として点対称的に形成されていることを特徴とする請求項３又は４に記載の面取り工具を提供する。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しつつ説明する。
【００１４】
図１〜図３は発明を実施する形態の一例であって、図１（ａ）は本実施形態に係る面取り工具１の平面図を示し、図１（ｂ）は正面図を示す。図２は背面図を示し、図３は面取り工具１の作用を説明する図である。
【００１５】
面取り工具１は、図１に示されるように、モーター駆動される回転ヘッドのチャック（不図示）に取り付けられる棒形状のシャンク部２と、シャンク部２の先端２ａ側に一体的に設けられて外周面３ａが円錐回転面で形成される円錐台形状の切削部３とを有してなる。切削部３の外周面３ａには、その周方向に間隔をおいて、第１刃部３１と第２刃部３２が形成されている。
【００１６】
第１刃部３１は、円錐台形状に形成される切削部３の素材を外周面３ａから回転中心軸に向けてカットすることにより形成される第１すくい面３１ａと、第１すくい面３１ａと外周面３ａとの交差線上に形成される第１切れ刃３１ｂとで形成される。第１すくい面３１ａは、図１（ｂ）に示されるように、シャンク部２側（図１（ｂ）中の上側）を向くように傾斜角θ１をもって傾斜させられている。なお、第１すくい面３１ａは、シャンク部２側から見て時計回りの方向へ向かうように形成されている。
【００１７】
第２刃部３２は、第１刃部３１に対して切削部３の回転中心軸を中心とした略点対称となる位置に設けられており、円錐台形状に形成される切削部３の素材を外周面３ａから回転中心軸に向けてカットすることにより形成される第２すくい面３２ａと、第２すくい面３２ａと外周面３ａとの交差線上に形成される第２切れ刃３２ｂとで形成される。第２すくい面３２ａは、図２に示されるように、シャンク部２側とは逆方向（図２中の下側）を向くように傾斜角θ２をもって傾斜させられている。なお、第２すくい面３２ａは、シャンク部２側から見て時計回りの方向へ向かうように形成されている。
【００１８】
上記した面取り工具１により、被加工対象物Ｗに形成されるエッジＥの面取りを行う場合、面取り工具１をシャンク部２側から見て時計回りの方向に回転ヘッドで回転駆動させながら、図１（ｂ）、図２及び図３に示されるように、エッジＥの延びる方向に対して切削部３の回転方向が平行となるように接触させる。図３（ａ）に示されるように、エッジＥに対して第１刃部３１が回転半径方向に所定の切込み量をもって接触させられると、切削屑Ｄが発生する。この切削屑Ｄには、シャンク部２側を向くように傾斜させられる第１すくい面３１ａによって、エッジＥの上方側へ向かう力の成分が作用するため、矢印ａで示されるようにシャンク部２側に向かって移動する。しかし、第１すくい面３１ａでカバーされるエリアからエッジＥの上方側に排出された切削屑Ｄには、第１すくい面３１ａによる押し上げ力が作用しなくなる。したがって、シャンク部２側に排出された切削屑Ｄは、被加工対象物Ｗから分離されることなく、エッジＥの上方側にそのまま２次バリＢ１として残存することとなる。
【００１９】
第１刃部３１がエッジＥを通過した後、２次バリＢ１は、図３（ｂ）に示されるように、切削部３の外周面３ａに押し退けられた状態で、外周面３ａに対して摺動させられることとなるが、２次バリＢ１に被加工対象物Ｗから分離される方向の力が作用することはないため、そのままエッジＥの上方側に付着した状態で残存することとなる。
【００２０】
さらに、切削部３が回転して、第２刃部３２が２次バリＢ１の残存する部位を通過する際には、外周面３ａによる２次バリに対する押し退け力が作用しなくなるため、図３（ｃ）に矢印ｂで示されるように、２次バリＢ１は、自らの弾性でスプリングバックして、第２刃部３２の第２すくい面３２ａに当接させられる位置に入ってくることになる。ここで、第２すくい面３２ａが、第１刃部３１の第１すくい面３１ａと同様に、シャンク部２側に向くように傾斜させられているならば、２次バリＢ１は、再びシャンク部２側に排出されてエッジＥの上方側に押し上げられるだけで、被加工対象物Ｗから分離されることはない。
【００２１】
しかしながら、第２すくい面３２ａは、第１刃部３１の第１すくい面３１ａと逆に、シャンク部２側とは逆方向側に向くように傾斜させられているので、２次バリＢ１はエッジＥの下方側に押し下げられ、第２すくい面３２ａによってせん断されることにより、被加工対象物Ｗから分離除去されることになる。逆に、第２刃部３２がエッジＥを切削することによりエッジＥの下方側に２次バリが発生した場合には、切削屑は第１すくい面３１ａにより逆に上方側に押し下げられて、被加工対象物Ｗから完全に分離除去されることになる。
【００２２】
面取り工具１により面取りを行う場合には、第１刃部３１と第２刃部３２が交互にエッジＥに接触させられるので、第１刃部３１により発生した２次バリは、その直後に通過する第２刃部３２により分離除去され、第２刃部３２により発生した２次バリは、その直後に通過する第１刃部３１により分離除去されることになる。これにより、第１刃部３１又は第２刃部３２のいずれか一方で発生した２次バリは、さらに大きく成長することなく分離除去されることになるため、面取り工具１に加わる加工抵抗を小さく抑えることができ、寿命が長く維持されるものである。
【００２３】
第１刃部３１の第１切れ刃３１ｂと、第２刃部３２の第２切れ刃３２ｂはともに同一の円錐回転面上に形成されるため、切込み量を一定に保つようにすれば、新たな２次バリが発生し続けることはないものである。したがって、面取り工具１を回転させながら、エッジＥにおける同一部位を第１刃部３１と第２刃部３２がそれぞれ少なくとも１回ずつ通過する程度の低速で、切込み量を一定に保ちつつ移動させるようにすれば、被加工対象物Ｗに２次バリを残存させることなく、確実に面取りが行えるものである。
【００２４】
また、第１刃部３１と第２刃部３２は、切削部３の回転中心軸を中心として、点対称的に形成されているため、面取り工具１を回転させたときのバランスが良好で回転振れが生じにくく、その結果、面取り工具の寿命が長く維持されるものである。
【００２５】
さらに、第１刃部３１と第２刃部３２は、切削部３の周方向に間隔をおいて設けられているので、相互に干渉し合うことなく形成されるものである。したがって、円錐台形状に形成される切削部３の素材に対して、第１刃部３１と第２刃部３２、すなわち２種類の刃部をそれぞれ形成することが容易にできるものである。これにより、面取り工具１の製作が容易となり、第１刃部３１が設けられる部分と第２刃部３２が設けられる部分とを別個に形成して、後でこれらを接合させて切削部３を形成させたりする必要がない。すなわち、製作コストの上昇や工具強度低下の心配がないものである。
【００２６】
なお、第１刃部３１と第２刃部３２が、周方向に設けられていることにより、切削部３の回転軸方向の長さ寸法が小さく抑えられる。したがって、加工抵抗により面取り工具が振れることが抑えられて、安定的な加工が保証されるものである。
【００２７】
上記実施形態に係る面取り工具１では、シャンク部２の先端２ａに円錐台形状の切削部３の小径端部が連結されていたが、図４に示されるように、シャンク部５の先端５ａに円錐台形状の切削部６の大径端部を連結される面取り工具４を使用することもできる。切削部６には、切削部３と同様に、シャンク部５側に向くように傾斜させられて切削屑をシャンク部５側に排出させるようにしたすくい面６１ａを有する第１刃部６１と、シャンク部５側と逆方向に向くように傾斜させられて切削屑をシャンク部５側とは逆方向に排出させるようにしたすくい面６２ａを有する第１刃部６２とが形成されている。また、第１刃部６１の切れ刃６１ｂは、第１すくい面６１ａと切削部６の外周面６ａの交差線上に形成され、第２刃部の切れ刃６２ｂは、第２すくい面６２ａと外周面６ａの交差線上に形成される。面取り工具１は、シャンク部２側から見て陰になるエッジの面取りを行うものであったが、面取り工具４は、シャンク部５側から見て対向するように形成されるエッジの面取りを行うことができるものである。
【００２８】
上記実施形態に係る面取り工具１は、シャンク部２の先端２ａに円錐台形状の切削部３が一体的に設けるものであるが、図５に示されるように、シャンク部８に円筒形状の切削部９を一体的に設けるようにしても良い。切削部９は、切削部３と同様に、円筒形状に形成される素材に対して、シャンク部８側に向くように傾斜させられて切削屑をシャンク部８側に排出させるようにしたすくい面９１ａを有する第１刃部９１と、シャンク部８側と逆方向に向くように傾斜させられて切削屑をシャンク部８側とは逆方向側に排出させるようにしたすくい面９２ａを有する第１刃部９２とが形成されている。また、第１刃部９１の切れ刃９１ｂは、第１すくい面９１ａと切削部９の外周面９ａの交差線上に形成され、第２刃部の切れ刃９２ｂは、第２すくい面９２ａと外周面９ａの交差線上に形成される。上記のように形成される面取り工具７は、面取り図５（ｃ）に示されるように、面取り工具７の回転半径方向に対して突出するように形成されるエッジＥの面取りを行うのに適する。
【００２９】
上記実施形態に係る面取り工具１は、回転ヘッドのチャックに固定されるシャンク部２を介して、円錐台形状の切削部３を回転させるようにしていたが、これに限らず、切削部を被加工対象物のエッジの延びる方向に振動させることにより面取り加工を行うようにしても良い。例えば、平面状の外形面を有する切削部を形成し、その外形面の摺動方向に間隔をおいて、少なくとも２つの刃部を形成し、これらの刃部におけるすくい面の方向について、面取り加工されるエッジの一側方側に切削屑を排出するように傾斜させるものと、エッジの他側方側に切削屑を排出するように傾斜させるものの両方を設けるようにしても良い。摺動方向に間隔をおいて形成するので、上記実施形態と同様に、相互に干渉し合うことなく形成されるものである。したがって、面取り工具そのものの製作が容易で、製作コストの上昇や工具強度低下の心配がないものである。
【００３０】
上記実施形態では、エッジの面取りについて説明したが、本発明に係る面取り工具は、単なる面取りに限らず、エッジ等に発生するバリの除去にも適用されるものである。また、上記実施形態では、切削部の外周面の周方向に、第１刃部と第２刃部を１箇所ずつ設けたが、例えば２箇所ずつ以上を、交互に設けるようにしても良い。
【００３１】
その他、本発明の面取り工具は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【００３２】
【発明の効果】
請求項１又は２の発明に係る面取り工具によれば、以下のような優れた効果を奏し得る。第１刃部（３１，６１，９１）又は第２刃部（３２，６２，９２）のいずれか一方の刃部で切削されて、刃部から外部に排出された切削屑は、エッジ（Ｅ）の一側方側で２次バリとなる。この２次バリは、他方の刃部が通過する際にスプリングバックして、他方の刃部に当接することにより、先程とは逆方向にせん断され、被加工対象物（Ｗ）から完全に分離除去されるものである。したがって、２次バリを残存させることなく、面取りが行われるという効果を奏するものである。
【００３３】
また、第１刃部（３１，６１，９１）と第２刃部（３２，６２，９２）は、同じ外形面（３ａ，６ａ，９ａ）で切削方向となる摺動方向に間隔をおいて設けられているので、相互に干渉し合うことなく容易に形成することができ、面取り工具の製作が容易となるものである。
【００３４】
請求項３又は４の発明に係る面取り工具によれば、以下のような優れた効果を奏し得る。第１刃部（３１，６１，９１）又は第２刃部（３２，６２，９２）のいずれか一方の刃部で切削されて、シャンク部（２，５，８）側又はその逆方向に排出された切削屑は、被加工対象物（Ｗ）から分離されずに２次バリとなる。この２次バリは、他方の刃部が通過する際にスプリングバックして、他方の刃部に当接することにより、先程とは逆方向にせん断されて、被加工対象物（Ｗ）から完全に分離除去されるものである。したがって、２次バリを残存させることなく、面取りが行われるという効果を奏するものである。
【００３５】
また、第１刃部（３１，６１，９１）と第２刃部（３２，６２，９２）は、同じ外周面（３ａ，６ａ，９ａ）で周方向に間隔をおいて形成されているので、相互に干渉し合うことなく容易に形成することができ、面取り工具の製作が容易となるものである。
【００３６】
請求項５の発明に係る面取り工具によれば、請求項３又は４に記載される面取り工具で得られる効果に加えて、以下のような優れた効果を奏しうる。第１刃部（３１，６１，９１）と第２刃部（３２，６２，９２）は、外周面（３ａ，６ａ，９ａ）の周方向において、交互に形成されているので、第１刃部（３１，６１，９１）又は第２刃部（３２，６２，９２）で発生した２次バリが大きく成長する前に、他の刃部で分離除去され、２次バリを除去するための加工抵抗を小さく抑えることができ、面取り工具の寿命が長く維持されるものである。
【００３７】
請求項６の発明に係る面取り工具によれば、請求項３又は４に記載される面取り工具で得られる作用に加えて、以下のような作用が得られる。第１刃部（３１，６１，９１）と第２刃部（３２，６２，９２）は、切削部（３，６，９）の回転中心軸を中心として点対称的に形成されているので、面取り工具を回転させたときのバランスが良好で回転振れが生じにくく、その結果、面取り工具の寿命が長く維持されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施の形態に係る面取り工具を示す図であって、（ａ）は平面図、（ｂ）は正面図。
【図２】本発明の実施の形態に係る面取り工具を示す背面図。
【図３】本発明の実施の形態に係る面取り工具の作用を説明する図。
【図４】他の実施の形態に係る面取り工具を示す図であって、（ａ）は平面図、（ｂ）は正面図。
【図５】更に他の実施の形態に係る面取り工具を示す図であって、（ａ）は平面図、（ｂ）は正面図、（ｃ）は使用状態を示す図。
【図６】従来の面取り工具を示す図。
【符号の説明】
１，４，７面取り工具
２，５，８シャンク部
２ａ，５ａ，８ａ先端
３，６，９切削部
３ａ，６ａ，９ａ外周面（外形面）
３１，６１，９１第１刃部
３１ａ，６１ａ，９１ａ第１すくい面
３１ｂ，６１ｂ，９１ｂ第１切れ刃
３２，６２，９２第２刃部
３２ａ，６２ａ，９２ａ第２すくい面
３２ｂ，６２ｂ，９２ｂ第２切れ刃
Ｂ１２次バリ
Ｄ切削屑
Ｅエッジ
Ｗ被加工対象物
θ１傾斜角
θ２傾斜角[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a chamfering tool that removes burrs generated at a peripheral portion of a cutting hole provided in a workpiece, or chamfers an edge.
[0002]
[Prior art]
When a round hole is provided in a workpiece such as an aluminum casting by machining, an edge is formed at the peripheral edge of the round hole, and burrs are generated around the edge. Conventionally, in order to remove such burrs or chamfer edges, as shown in FIG. 6, a shank portion 11 and a truncated cone-shaped cutting portion provided integrally on the tip end 11a side. 12 is used. Since the outer peripheral surface 12a of the cutting portion 12 is formed with a blade portion 121 oriented in the clockwise direction, the outer peripheral surface 12a is rotated on the workpiece W while the chamfering tool 10 is rotated in the clockwise direction. By contacting the edge E, burrs generated at the edge E are removed by the blade 121 or the edge E is chamfered (see, for example, Patent Document 1).
[0003]
In the chamfering tool 10, the rake surface 121 a of the blade part 121 is provided with an inclination so that cutting waste generated by the chamfering process of the edge E is discharged from the blade part 121 to the outside. When the rake face 121a is inclined so as to face the shank part 11, the rake face 121a is discharged to the shank part 11 side as shown in FIG. 6A. When it is inclined so as to face in the opposite direction to the part 11 side, as shown in FIG. 6B, it is discharged in the opposite direction to the shank part 11 side.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 11-104916
[Problems to be solved by the invention]
However, the cutting waste discharged to the shank portion 11 side or the direction opposite to the shank portion 11 side is not completely separated from the workpiece W, and remains attached to the side of the chamfered edge E. Thus, as shown in FIGS. 6A and 6B, the secondary burrs B1 and B2 may remain. Such secondary burrs B1 and B2 require further work to remove them, resulting in an increase in manufacturing cost. Further, when the secondary burr is removed again by the chamfering tool 10, it is necessary to move the chamfering tool 10 with respect to the edge E or change the angle, which causes complicated facilities and work. . Moreover, when using another chamfering tool, it is necessary to prepare another equipment, resulting in an increase in equipment space.
[0006]
In view of such circumstances, the present invention eliminates burrs generated at the peripheral edge of a cutting hole provided in the workpiece without leaving the secondary burrs attached to the workpiece. An object of the present invention is to provide a chamfering tool capable of chamfering an edge.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The invention of claim 1 has a cutting portion (3, 6, 9) in which the outer surface (3a, 6a, 9a) is formed as a flat surface or a curved surface, and the cutting portion (3, 6, 9) A chamfering tool for chamfering an edge (E) by being slid relative to the edge (E) of the workpiece (W) in the extending direction of the edge (E). (3a, 6a, 9a) are inclined so as to discharge cutting waste to one side of the edge (E) with an interval in the sliding direction of the cutting part (3, 6, 9). A first blade portion (31, 61, 91) and a second blade portion (32, 62, 92) that is inclined so as to discharge cutting waste to the other side different from the one side are formed. A chamfering tool is provided.
[0008]
The invention of claim 2 has a cutting portion (3, 6, 9) in which the outer surface (3a, 6a, 9a) is formed as a flat surface or a curved surface, and the cutting portion (3, 6, 9) A chamfering tool for chamfering an edge (E) by being slid relative to the edge (E) of the workpiece (W) in the extending direction of the edge (E). (3a, 6a, 9a) includes a first rake face that is inclined toward one side of the edge (E) at an interval in the sliding direction of the cutting part (3, 6, 9). The first blade part (31, 61, 91) having 31a, 61a, 91a) and the second rake face (32a, 62a, 92a) inclined to the other side different from the one side A chamfering tool is provided, in which a second blade portion (32, 62, 92) having a shape is formed.
[0009]
The invention according to claim 3 is the outer peripheral surface provided on the shank portion (2, 5, 8) attached to the chuck of the rotary head and the tip (2a, 5a, 8a) side of the shank portion (2, 5, 8). (3a, 6a, 9a) have a cutting portion (3, 6, 9) formed by a cylindrical rotating surface or a conical rotating surface, and the cutting portions (3, 6, 9) are processed objects ( A chamfering tool for chamfering the edge (E) by being brought into contact with the edge (E) of W), and the outer peripheral surfaces (3a, 6a, 9a) are separated from each other with a spacing in the circumferential direction thereof. The first blade part (31, 61, 91) that is inclined so as to discharge the cutting waste toward the part (2, 5, 8) side and the shank part (2, 5, 8) side opposite to the side And a second blade portion (32, 62, 92) which is inclined so as to discharge the cutting waste. To provide a chamfering tool to be.
[0010]
According to a fourth aspect of the present invention, there is provided a shank portion (2, 5, 8) attached to the chuck of the rotary head and an outer peripheral surface provided on the tip (2a, 5a, 8a) side of the shank portion (2, 5, 8). (3a, 6a, 9a) have a cutting portion (3, 6, 9) formed by a cylindrical rotating surface or a conical rotating surface, and the cutting portions (3, 6, 9) are processed objects ( W) is a chamfering tool for chamfering an edge by being brought into contact with the edge (E). The outer peripheral surfaces (3a, 6a, 9a) are spaced apart in the circumferential direction with a shank portion (2 , 5, 8) a first blade part (31, 61, 91) having a first rake face (31a, 61a, 91a) inclined to face the shank part (2, 5, 8) side, Has a second rake face (32a, 62a, 92a) that is inclined to face in the opposite direction. To provide a chamfering tool, characterized in that 2 blade portion (32,62,92) are formed.
[0011]
In the invention of claim 5, the first blade portions (31, 61, 91) and the second blade portions (32, 62, 92) are alternately formed in the circumferential direction of the outer peripheral surface (3a, 6a, 9a). The chamfering tool according to claim 3 or 4, wherein the chamfering tool is provided.
[0012]
In the invention of claim 6, the first blade portion (31, 61, 91) and the second blade portion (32, 62, 92) are point-symmetric about the rotation center axis of the cutting portion (3, 6, 9). The chamfering tool according to claim 3 or 4 is provided.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the accompanying drawings.
[0014]
1-3 is an example of the form which implements invention, FIG. 1 (a) shows the top view of the chamfering tool 1 which concerns on this embodiment, FIG.1 (b) shows a front view. FIG. 2 is a rear view, and FIG. 3 is a diagram for explaining the operation of the chamfering tool 1.
[0015]
As shown in FIG. 1, the chamfering tool 1 is integrally provided on a bar-shaped shank portion 2 attached to a chuck (not shown) of a rotary head driven by a motor, and the tip 2 a side of the shank portion 2. The outer peripheral surface 3a has a truncated cone-shaped cutting part 3 formed by a conical rotation surface. A first blade portion 31 and a second blade portion 32 are formed on the outer peripheral surface 3a of the cutting portion 3 at intervals in the circumferential direction.
[0016]
The first blade portion 31 includes a first rake surface 31a formed by cutting a material of the cutting portion 3 formed in a truncated cone shape from the outer peripheral surface 3a toward the rotation center axis, and a first rake surface 31a. It is formed with the first cutting edge 31b formed on the intersection line with the outer peripheral surface 3a. As shown in FIG. 1B, the first rake face 31a is inclined with an inclination angle θ1 so as to face the shank portion 2 side (the upper side in FIG. 1B). In addition, the 1st rake face 31a is formed so that it may go to the clockwise direction seeing from the shank part 2 side.
[0017]
The second blade portion 32 is provided at a position that is substantially point-symmetric about the rotation center axis of the cutting portion 3 with respect to the first blade portion 31, and is a material of the cutting portion 3 that is formed in a truncated cone shape. Is formed by a second rake surface 32a formed by cutting the outer peripheral surface 3a from the outer peripheral surface 3a toward the rotation center axis, and a second cutting edge 32b formed on the intersection line of the second rake surface 32a and the outer peripheral surface 3a. Is done. As shown in FIG. 2, the second rake face 32 a is inclined with an inclination angle θ <b> 2 so as to face the direction opposite to the shank portion 2 side (the lower side in FIG. 2). The second rake face 32a is formed so as to face in the clockwise direction when viewed from the shank portion 2 side.
[0018]
When chamfering the edge E formed on the workpiece W with the chamfering tool 1 described above, the chamfering tool 1 is rotated by a rotary head in a clockwise direction when viewed from the shank portion 2 side, while FIG. (B) As FIG.2 and FIG.3 shows, it is made to contact so that the rotation direction of the cutting part 3 may become parallel with respect to the direction where the edge E is extended. As shown in FIG. 3A, when the first blade portion 31 is brought into contact with the edge E with a predetermined cutting amount in the rotational radius direction, cutting waste D is generated. Since the component of the force which goes to the upper side of the edge E acts on this cutting waste D by the 1st rake face 31a inclined so that it may face the shank part 2 side, as shown by the arrow a, the shank part 2 Move towards the side. However, the pushing-up force by the first rake face 31a does not act on the cutting waste D discharged from the area covered by the first rake face 31a to the upper side of the edge E. Therefore, the cutting waste D discharged to the shank portion 2 side remains as the secondary burr B1 as it is above the edge E without being separated from the workpiece W.
[0019]
After the first blade portion 31 passes the edge E, the secondary burr B1 is pushed against the outer peripheral surface 3a of the cutting portion 3 as shown in FIG. Although it will be slid, since the force in the direction separated from the workpiece W does not act on the secondary burr B1, it remains as it is attached to the upper side of the edge E. .
[0020]
Further, when the cutting portion 3 rotates and the second blade portion 32 passes through the portion where the secondary burr B1 remains, the displacement force against the secondary burr by the outer peripheral surface 3a does not act, so FIG. As shown by arrow b in c), the secondary burr B1 springs back by its own elasticity and enters a position where it comes into contact with the second rake face 32a of the second blade portion 32. . Here, if the second rake face 32a is inclined so as to face the shank part 2 like the first rake face 31a of the first blade part 31, the secondary burr B1 again becomes the shank part. It is only discharged to the second side and pushed up above the edge E, and is not separated from the workpiece W.
[0021]
However, since the second rake face 32a is inclined opposite to the first rake face 31a of the first blade 31 and opposite to the shank part 2 side, the secondary burr B1 is an edge. By being pushed down to the lower side of E and sheared by the second rake face 32a, it is separated and removed from the workpiece W. Conversely, when secondary burrs are generated on the lower side of the edge E by the cutting of the edge E by the second blade portion 32, the cutting waste is pushed down on the reverse side by the first rake face 31a, It is completely separated and removed from the workpiece W.
[0022]
When the chamfering tool 1 performs chamfering, the first blade portion 31 and the second blade portion 32 are alternately brought into contact with the edge E, so that the secondary burr generated by the first blade portion 31 passes immediately after that. The secondary burr generated by the second blade portion 32 is separated and removed by the first blade portion 31 that passes immediately after that. Thereby, since the secondary burr | flash which generate | occur | produced in any one of the 1st blade part 31 or the 2nd blade part 32 will be isolate | separated and removed without growing further largely, the processing resistance added to the chamfering tool 1 is made small. It can be suppressed and the lifetime is maintained long.
[0023]
Since the first cutting edge 31b of the first blade part 31 and the second cutting edge 32b of the second blade part 32 are both formed on the same conical rotation surface, if the cutting amount is kept constant, a new one is obtained. No secondary burr continues to occur. Therefore, while the chamfering tool 1 is rotated, the chamfering tool 1 is moved at a low speed at which the first blade portion 31 and the second blade portion 32 pass through the same portion of the edge E at least once each while keeping the cutting amount constant. By doing so, chamfering can be reliably performed without leaving secondary burrs on the workpiece W.
[0024]
Moreover, since the 1st blade part 31 and the 2nd blade part 32 are point-symmetrically formed centering | focusing on the rotation center axis | shaft of the cutting part 3, the balance when rotating the chamfering tool 1 is favorable, and it rotates. As a result, the chamfering tool has a long life.
[0025]
Further, since the first blade portion 31 and the second blade portion 32 are provided at intervals in the circumferential direction of the cutting portion 3, they are formed without interfering with each other. Therefore, the first blade portion 31 and the second blade portion 32, that is, two types of blade portions can be easily formed on the material of the cutting portion 3 formed in a truncated cone shape. Thereby, manufacture of the chamfering tool 1 becomes easy, the part in which the 1st blade part 31 is provided, and the part in which the 2nd blade part 32 is provided are formed separately, these are joined later, and the cutting part 3 is formed. There is no need to form. That is, there is no worry of an increase in manufacturing cost or a reduction in tool strength.
[0026]
In addition, since the 1st blade part 31 and the 2nd blade part 32 are provided in the circumferential direction, the length dimension of the rotating shaft direction of the cutting part 3 is restrained small. Therefore, the chamfering tool is prevented from swinging due to the machining resistance, and stable machining is guaranteed.
[0027]
In the chamfering tool 1 according to the embodiment, the small-diameter end of the truncated cone-shaped cutting part 3 is connected to the tip 2a of the shank part 2, but as shown in FIG. 4, the tip 5a of the shank part 5 is connected. It is also possible to use the chamfering tool 4 to which the large-diameter end of the truncated cone-shaped cutting part 6 is connected. In the cutting part 6, like the cutting part 3, the first blade part 61 having a rake face 61a that is inclined so as to face the shank part 5 and discharges cutting waste to the shank part 5 side, A first blade portion 62 having a rake face 62a that is inclined so as to face in the opposite direction to the shank portion 5 side and discharges cutting waste in the opposite direction to the shank portion 5 side is formed. Moreover, the cutting edge 61b of the 1st blade part 61 is formed on the intersection line of the 1st rake face 61a and the outer peripheral surface 6a of the cutting part 6, and the cutting edge 62b of the 2nd blade part is the 2nd rake face 62a and outer periphery. It is formed on the intersecting line of the surface 6a. The chamfering tool 1 is for chamfering the shadowed edge when viewed from the shank portion 2 side, whereas the chamfering tool 4 is for chamfering the edge formed so as to face each other when viewed from the shank portion 5 side. It is something that can be done.
[0028]
In the chamfering tool 1 according to the above embodiment, the truncated cone-shaped cutting part 3 is integrally provided at the tip 2a of the shank part 2, but as shown in FIG. The part 9 may be provided integrally. The cutting part 9 is a rake face that is inclined so as to face the shank part 8 side with respect to the material formed in a cylindrical shape, like the cutting part 3, and discharges cutting waste to the shank part 8 side. A first blade portion 91 having a first edge portion 91a and a rake face 92a which is inclined so as to face in the opposite direction to the shank portion 8 side and discharges cutting waste in a direction opposite to the shank portion 8 side. A blade portion 92 is formed. Moreover, the cutting edge 91b of the 1st blade part 91 is formed on the intersection line of the 1st scoop surface 91a and the outer peripheral surface 9a of the cutting part 9, and the cutting edge 92b of a 2nd blade part is the 2nd scoop surface 92a and outer periphery. It is formed on the intersection line of the surface 9a. The chamfering tool 7 formed as described above is suitable for chamfering the edge E formed so as to protrude in the rotational radius direction of the chamfering tool 7 as shown in the chamfering drawing 5 (c). .
[0029]
In the chamfering tool 1 according to the above embodiment, the truncated cone-shaped cutting part 3 is rotated via the shank part 2 fixed to the chuck of the rotary head. The chamfering may be performed by vibrating in the extending direction of the edge of the workpiece. For example, a cutting portion having a planar outer surface is formed, at least two blade portions are formed at intervals in the sliding direction of the outer surface, and chamfering is performed with respect to the direction of the rake face in these blade portions. You may make it provide both what inclines so that cutting waste may be discharged | emitted on the one side side of the edge to be performed, and what inclines so that cutting waste may be discharged | emitted on the other side of the edge. Since they are formed at intervals in the sliding direction, they are formed without interfering with each other as in the above embodiment. Therefore, it is easy to manufacture the chamfering tool itself, and there is no concern about an increase in manufacturing cost or a decrease in tool strength.
[0030]
In the above embodiment, the chamfering of the edge has been described, but the chamfering tool according to the present invention is not limited to mere chamfering but is also applied to removal of burrs generated on the edge or the like. Moreover, in the said embodiment, although the 1st blade part and the 2nd blade part were each provided in the circumferential direction of the outer peripheral surface of a cutting part, you may make it provide two or more places alternately, for example.
[0031]
In addition, the chamfering tool of the present invention is not limited to the above-described embodiment, and it is needless to say that various changes can be made without departing from the gist of the present invention.
[0032]
【The invention's effect】
According to the chamfering tool according to the invention of claim 1 or 2, the following excellent effects can be obtained. The cutting waste cut by any one of the first blade (31, 61, 91) or the second blade (32, 62, 92) and discharged to the outside from the blade is the edge (E ) Secondary burr on one side. This secondary burr is spring-backed when the other blade part passes, and is brought into contact with the other blade part so that it is sheared in the opposite direction to the previous one and completely separated from the workpiece (W). Is to be removed. Therefore, there is an effect that chamfering is performed without leaving secondary burrs.
[0033]
Further, the first blade portion (31, 61, 91) and the second blade portion (32, 62, 92) are spaced apart in the sliding direction which is the cutting direction on the same outer surface (3a, 6a, 9a). Since it is provided, it can be easily formed without interfering with each other, and the chamfering tool can be easily manufactured.
[0034]
According to the chamfering tool according to the invention of claim 3 or 4, the following excellent effects can be obtained. It is cut by either one of the first blade (31, 61, 91) or the second blade (32, 62, 92), and on the shank (2, 5, 8) side or in the opposite direction. The discharged cutting waste becomes a secondary burr without being separated from the workpiece (W). This secondary burr is spring-backed when the other blade part passes, and is brought into contact with the other blade part, so that it is sheared in the opposite direction to the previous one and is completely removed from the workpiece (W). It is to be separated and removed. Therefore, there is an effect that chamfering is performed without leaving secondary burrs.
[0035]
Further, the first blade portion (31, 61, 91) and the second blade portion (32, 62, 92) are formed on the same outer peripheral surface (3a, 6a, 9a) at intervals in the circumferential direction. They can be easily formed without interfering with each other, and the chamfering tool can be easily manufactured.
[0036]
According to the chamfering tool of the invention of claim 5, in addition to the effect obtained by the chamfering tool described in claim 3 or 4, the following excellent effects can be obtained. Since the first blade portion (31, 61, 91) and the second blade portion (32, 62, 92) are alternately formed in the circumferential direction of the outer peripheral surface (3a, 6a, 9a), the first blade Before the secondary burr generated in the part (31, 61, 91) or the second blade part (32, 62, 92) grows greatly, it is separated and removed by the other blade part to remove the secondary burr. The machining resistance can be kept small, and the life of the chamfering tool is maintained long.
[0037]
According to the chamfering tool of the invention of claim 6, in addition to the action obtained with the chamfering tool described in claim 3 or 4, the following action is obtained. Since the first blade portion (31, 61, 91) and the second blade portion (32, 62, 92) are formed point-symmetrically around the rotation center axis of the cutting portion (3, 6, 9). When the chamfering tool is rotated, the balance is good and rotational runout hardly occurs. As a result, the life of the chamfering tool is maintained long.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B are diagrams showing a chamfering tool according to an embodiment of the present invention, wherein FIG. 1A is a plan view and FIG. 1B is a front view.
FIG. 2 is a rear view showing a chamfering tool according to an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a view for explaining the operation of the chamfering tool according to the embodiment of the present invention.
4A and 4B are diagrams showing a chamfering tool according to another embodiment, in which FIG. 4A is a plan view and FIG. 4B is a front view.
5A and 5B are diagrams showing a chamfering tool according to still another embodiment, in which FIG. 5A is a plan view, FIG. 5B is a front view, and FIG.
FIG. 6 is a view showing a conventional chamfering tool.
[Explanation of symbols]
1, 4, 7 Chamfering tool 2, 5, 8 Shank 2a, 5a, 8a Tip 3, 6, 9 Cutting part 3a, 6a, 9a Outer peripheral surface (outer surface)
31, 61, 91 1st blade part 31a, 61a, 91a 1st rake face 31b, 61b, 91b 1st cutting edge 32, 62, 92 2nd blade part 32a, 62a, 92a 2nd rake face 32b, 62b, 92b Second cutting edge B1 Secondary burr D Cutting waste E Edge W Work object θ1 Inclination angle θ2 Inclination angle

Claims

The outer surface (3a, 6a, 9a) has a cutting part (3, 6, 9) formed by a plane or a curved surface,
When the cutting portion (3, 6, 9) is slid relative to the edge (E) of the workpiece (W) in the extending direction of the edge (E), the edge (E E) A chamfering tool for chamfering,
On the outer surface (3a, 6a, 9a), cutting waste is discharged to one side of the edge (E) at an interval in the sliding direction of the cutting part (3, 6, 9). The first blade portion (31, 61, 91) that is inclined and the second blade portion (32, 62, 91) that is inclined so as to discharge cutting waste to the other side different from the one side. 92) and a chamfering tool.

The outer surface (3a, 6a, 9a) has a cutting part (3, 6, 9) formed by a plane or a curved surface,
When the cutting portion (3, 6, 9) is slid relative to the edge (E) of the workpiece (W) in the extending direction of the edge (E), the edge (E E) A chamfering tool for chamfering,
The outer surface (3a, 6a, 9a) is inclined so as to be directed to one side of the edge (E) with an interval in the sliding direction of the cutting part (3, 6, 9). The first rake face (31a, 61a, 91a) having the first rake face (31a, 61a, 91a) and the second rake face that is inclined so as to be directed to the other side different from the one side ( A chamfering tool characterized in that a second blade portion (32, 62, 92) having 32a, 62a, 92a) is formed.

A shank portion (2, 5, 8) attached to the chuck of the rotary head, and an outer peripheral surface (3a, 6a, 9a) provided on the tip (2a, 5a, 8a) side of the shank portion (2, 5, 8) Has a cutting part (3, 6, 9) formed by a cylindrical rotating surface or a conical rotating surface,
A chamfering tool for chamfering the edge (E) by bringing the cutting part (3, 6, 9) into contact with the edge (E) of the workpiece (W),
A first blade portion that is inclined on the outer peripheral surfaces (3a, 6a, 9a) so as to discharge cutting waste toward the shank portion (2, 5, 8) with an interval in the circumferential direction. (31, 61, 91) and a second blade portion (32, 62, 92) inclined so as to discharge cutting waste in the direction opposite to the shank portion (2, 5, 8) side. A chamfering tool characterized in that is formed.

A shank portion (2, 5, 8) attached to the chuck of the rotary head, and an outer peripheral surface (3a, 6a, 9a) provided on the tip (2a, 5a, 8a) side of the shank portion (2, 5, 8) Has a cutting part (3, 6, 9) formed by a cylindrical rotating surface or a conical rotating surface,
A chamfering tool for chamfering the edge by bringing the cutting part (3, 6, 9) into contact with the edge (E) of the workpiece (W),
The outer peripheral surfaces (3a, 6a, 9a) are first rake surfaces (31a, 61a, 91a) that are inclined so as to face the shank portions (2, 5, 8) with an interval in the circumferential direction. ) And the second rake face (32a, 62a, 92a) that is inclined so as to face the opposite side of the shank part (2, 5, 8) side. The chamfering tool characterized by forming the 2nd blade part (32, 62, 92) which has.

The first blade portions (31, 61, 91) and the second blade portions (32, 62, 92) are alternately formed in the circumferential direction of the outer peripheral surfaces (3a, 6a, 9a). The chamfering tool according to claim 3 or 4.

The first blade portion (31, 61, 91) and the second blade portion (32, 62, 92) are formed point-symmetrically around the rotation center axis of the cutting portion (3, 6, 9). The chamfering tool according to claim 3 or 4, wherein the chamfering tool is provided.