JP2005013885A - Method and apparatus for deodorization processing of exhaust gas - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、排ガスの脱臭処理方法および装置、更に詳しくは例えば油類や溶剤などの有機物を起因とする有機物臭を含有する排ガスの脱臭処理方法および装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
有機物臭成分を含有している排水などの脱臭処理の為に従来から採用されている方法として、例えば酸やアルカリ薬品での化学的脱臭処理、活性炭などでの吸着処理、土壌中に放出する土壌生物処理などがあり、更には特開平10−263599号公報(特許文献1)、特開2000−93987号公報(特許文献2)などにも開示されているように、担持体に付着した微生物による生物・化学的処理などがある。
【0003】
臭気成分を持つ排ガスの処理については、その濃度が低ければ清純な空気や香りのある気体と混合・希釈するといった方法もあるが、通常は、臭気成分を含有する排ガスを微生物が付着した担持体を通過させて脱臭・処理する生物脱臭方法で処理されている。しかしながら、生物脱臭方法でもその効果は余り大きくなく、効果的な脱臭方法がいまだ確立されていないのが現状である。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−263599号公報
【特許文献2】
特開2000−93987号公報
【特許文献3】
特開2000−176462号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記した問題点を解決する為になされたものであって、効果的な排ガスの脱臭処理方法および装置を提供することを目的とするものである。好ましくは、環境への負荷の小さい排ガスの脱臭処理方法および装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
水溶性物質及び臭気成分を含む排ガスの脱臭処理方法において、
(a)充填材層の上部から下部方向に通水しつつ、該充填材層の下部から上部方向に排ガスを通過させ該排ガスと該水とを接触させることで、該排ガス中の水溶性物質の少なくとも一部を該水中へ除去する工程と、
(b)微生物が担持された担体が充填された生物脱臭処理層の上部から下部方向に通水しつつ、該生物脱臭処理層の上部から下部方向に前記充填材層を通過した排ガスを通過させることで、該排ガスを脱臭処理する工程と
を有することを特徴とする排ガスの脱臭処理方法である。
【0007】
前記充填材層と前記生物脱臭処理層の上部にこれらに共通する気相領域を設け、該気相領域に前記充填材層及び前記生物脱臭処理層に通水するための水をそれぞれ放出する方法が好ましい。前記充填材層を通過した水及び生物脱臭処理層を通過した水をまとめて回収し、回収した水を生物浄化処理する工程(c)を更に有する方法が好ましい。前記生物浄化処理を経た水を、前記充填材層及び前記生物脱臭処理層の少なくとも一方に通水する水に使用するために送水する工程(d)を更に有する方法が好ましい。前記排ガス中の油分を予め除去して前記充填材層へ供給する方法が好ましい。前記充填材層への通水が、該充填材層の上方からの散水による方法が好ましい。前記生物脱臭処理層への通水が、該生物脱臭処理層の上方からの散水による方法が好ましい。
【0008】
上記、排ガスの脱臭処理方法は、前記排ガスが、パラフィン炭化水素、オレフィン炭化水素、硫化物、アルコール、アミン及び脂肪族有機酸から選ばれる化合物の少なくとも1種を含む時に好適である。また、前記排ガスの三点比較臭袋方式による臭気濃度が、300〜2000倍である時に好適である。
【0009】
また、本発明は、
排ガスの導入口と、
該排ガス導入口から導入された排ガスが下部から上部方向に通過するよう配置された、多孔質の充填材が充填された充填材層と、
該充填材層の上部から下部方向に通水する通水手段と、
該充填材層を通過した排ガスが上部から下部方向に通過するよう配置された、微生物が担持された担体が充填された生物脱臭処理層と、
該生物脱臭処理層の上部から下部方向に通水する通水手段と、
該生物脱臭処理層を通過した排ガスの排出口と
を有する排ガスの脱臭処理装置である。
【0010】
前記充填材層と前記生物脱臭処理層の上部に、前記充填材層を通過した排ガスが前記生物脱臭処理層に到達するまでの間の共通した気相領域を有し、該気相領域に、前記充填材層及び前記生物脱臭処理層に通水するための水をそれぞれ放出する放水手段を有することが好ましい。前記充填材層と前記生物脱臭処理層の下方に設置されたこれらに共通する貯液部と、該貯液部に溜まった水が通過するよう配置された生物浄化処理手段とを更に有することが好ましい。前記生物浄化処理手段を通過した水を、前記充填材層及び前記生物脱臭処理層に通水するための水を放出する放水手段の少なくとも一方に送水する送水手段を有することが好ましい。前記排ガスが、前記排ガスの導入口に供給される前に通過するよう配置された油分除去手段を有することが好ましい。
【0011】
【発明の実施の形態】
まず、本発明の排ガスの脱臭処理装置の構成を、例を挙げて説明する。
【0012】
図1は、本発明の一つの実施の形態である、排ガスの脱臭処理装置の構成を示す図である。この排ガスの脱臭処理装置には、排ガスの導入口5と、多孔質の充填材が充填された充填材層6と、微生物が担持された担体が充填された生物脱臭処理層61と、排ガスの排出口10が、その順に排ガスが通過できるように配置されており、充填材層6と生物脱臭処理層61とが隔壁3を介して内部で分けられた一体型の塔になっている。充填材層6中の排ガスの通過方向は下部から上部方向、生物脱臭処理層61中の排ガスの通過方向は上部から下部方向である。充填材層6及び生物脱臭処理層61はそれぞれ目皿7、71の上部に設置されており、排ガスの導入口5と目皿7の間には、拡散板9が設置されている。また、排ガスの排出口10を通過した排ガスは、排気ポンプ20により大気に放出できる構造となっている。
【0013】
本発明の排ガス脱臭処理装置の充填材層に用いる充填材としては、充填材層の上部から下部方向に通水される水と排ガスとの接触効率を上げるために、多孔質のものが好ましい。材質は、樹脂であってもセラミックスであっても良い。充填材の空隙率は80%以上であることが好ましく、比表面積は500m2/m3以上のものが好ましい。図1に示す排ガスの脱臭処理装置の充填材層6としては、多孔質の発泡樹脂が充填されている(φ20mm×20mm)。なお、用いた発泡樹脂は、真比重:0.98g/cm3、見かけの比重:0.80g/cm3、比表面積:500〜1500m2/m3、空隙率:50〜85%である。
【0014】
本発明の排ガスの脱臭処理装置の生物脱臭処理層に用いる充填材としては、微生物が担持された公知の担体を用いることができる。例えば、好気性微生物、通性嫌気性微生物、嫌気性微生物を用いたセラミック、プラスチック等の充填材等が挙げられる。図1に示す排ガスの脱臭処理装置の生物脱臭処理層61には、多孔質の比表面積が500〜1500m2/m3の充填材で、微生物は好気性微生物主体のスフェロチルス、ゾーグレア等が用いられている。
【0015】
本発明の排ガスの脱臭処理装置における充填材層と生物脱臭処理層には、上部から下部方向に通水する通水手段が配備されている。充填材層への通水は、通過する排ガス中の水溶性物質の少なくとも一部を除去すること、生物脱臭処理層への通水は、生物脱臭処理層に担持された微生物を湿潤状態に保つことが主な目的である。好ましい実施の形態としては、図1に示すように、充填材層6を通過した排ガスが生物脱臭処理層61に到達するまでの間に、充填材層6と生物脱臭処理層61の上部に共通した気相領域2を有し、気相領域2に充填材層6及び前記生物脱臭処理層61の上部から下部方向に通水するための水をそれぞれ放出する放水手段である放水口8、81が配置される。この時、気相領域2の上部がドーム状になっていると、排ガスが充填材層6から生物脱臭処理層61へと流れやすくなるため好ましい。放水口8、81には公知のものを用いることができ、例えば、直線状、シャワー状、霧状に放水可能な放水口を利用することができる。好ましくは、シャワー状である。放水するための水は、常に新しいものを供給しても良いし、後述するように本発明の排ガスの脱臭処理装置内で処理・循環しても良い。環境への負荷を低減する観点から、排ガスの脱臭処理装置内で処理・循環して再利用するのが好ましい。
【0016】
したがって、本発明においては、排ガスの脱臭処理装置の充填材層および生物脱臭処理層の下方にはこれらに共通する貯液部が設置され、貯液部に溜まった水が通過するよう配置された生物浄化処理手段とを更に有することが好ましい。例えば、図1では、充填材層6および生物脱臭処理層61の下方の底部には隔壁がなく、ここが共通する貯液部4となっている。貯液部4に溜まった水は送液ポンプ21および切替器22により、好気性微生物および嫌気性微生物が担持された多孔性の担体を充填したバイオリアクター62に送水できる構造となっている。なお、切替器22は、図1において、下方から右方へ、下方から上方へ、のいずれかの送水方向を選択できる。下方から右方へ送水するのは、水をバイオリアクターで浄化処理する時であり、下方から上方へ送水するのは、水を充填材層と生物脱臭処理層の上部に設置された放水口8、81から放水する時である。
【0017】
本発明の排ガスの脱臭処理装置の生物浄化処理手段としては、公知のバイオリアクターを用いることができる。図1の排ガスの脱臭処理装置の生物浄化処理手段には、特開2000−176462号公報(特許文献3)に記載のバイオリアクターと同じものを設置した。
【0018】
また、本発明においては、排ガスの脱臭処理装置の生物浄化処理手段を通過した水を、前記充填材層及び前記生物脱臭処理層に通水するための水を放出する放水手段の少なくとも一方に送水する送水手段を有することが好ましい。図1においては、バイオリアクター62を通過した水は、空気混合器12を経て、貯液部4に溜まった水と混合され、再度ポンプ21および切替器22によりバイオリアクター62に送水することもでき、クーラー13を経て放水手段8、81に送水することもできる構造となっている。
【0019】
本発明における排ガスの脱臭処理装置においては、排ガスが、排ガスの導入口に供給される前に通過するよう配置された油分除去手段を有することが好ましい。図2は、排ガスが導入口に供給される前に通過するよう配置されるのが好ましい油分除去手段の構成の一例を示す図である。図2に示すように、導入された排ガスを冷却するクーラー14と、オイル状物質を除去可能なラメラセパレーター15が配置されており、ラメラセパレーター15を通過した排ガスが図1の排ガスの導入口5へ導入されるようになっている。この油分除去手段は、例えば切替器等を用いて必要に応じて排ガスが通過するように、あらかじめ排ガスの脱臭処理装置に設置されていることが好ましい。常温の排ガスのように温度が低い場合であれば、クーラー14がない構成も可能である。
【0020】
次に、上記のような本発明の排ガスの脱臭処理装置により、排ガスを脱臭処理する方法を説明する。
【0021】
本発明の排ガスの脱臭処理方法は、(a)充填材層の上部から下部方向に通水しつつ、該充填材層の下部から上部方向に排ガスを通過させ該排ガスと該水とを接触させることで、該排ガス中の水溶性物質の少なくとも一部を該水中へ除去する工程と、(b)微生物が担持された担体が充填された生物脱臭処理層の上部から下部方向に通水しつつ、該生物脱臭処理層の上部から下部方向に前記充填材層を通過した排ガスを通過させることで、該排ガスを脱臭処理する工程とを有する。工程(a)によって排ガスと水が接触するため、排ガス中に含まれる水溶性物質の少なくとも一部を水側に除去することができる。排ガス中に油分がある場合は、その油分に少なくとも一部を除去することもできる。また、工程(b)によって排ガスが生物脱臭処理層を通過し、排ガス中に含まれる臭気成分の少なくとも一部を除去することができる。
【0022】
充填材層及び生物脱臭処理層への通水方法としては、排ガス中に充填材層と生物脱臭処理層の上部にこれらに共通する気相領域を設け、気相領域に充填材層及び生物脱臭処理層に通水するための水をそれぞれ放出する方法が好ましい。これにより、充填材層あるいは生物脱臭処理層に簡便に通水することが可能となる。充填材層への通水は、充填材層の上方からの散水によるのが好ましい。この場合、充填材層中を水が均一に流れやすい。生物脱臭処理層への通水は、生物脱臭処理層の上方からの散水によるのが好ましい。この場合、生物脱臭処理層中を水が均一に流れやすい。通水は、連続的でも断続的でも良い。
【0023】
例えば、図1に示す排ガスの脱臭処理装置での処理方法を具体的に説明すると、排ガスの導入口5に導入された排ガスは、拡散板9、目皿7を通過した後、充填材層6に導入される。充填材層6には、上部の気相領域2に設置された放水口8より散水された水が通水されており、排ガス中の水溶性物質の少なくとも一部が水と接触することにより水側に移動し、除去される。また、排ガス中に油分がある場合は、その油分が水と接触することで温度が下がり凝縮し、油分の少なくとも一部が充填材層6の充填材表面に付着あるいは下部方向に水と一緒に落下することにより、排ガスから除去される。充填材層6を通過した排ガスは、気相領域2を経て、生物脱臭処理層61へ導入される。生物脱臭処理層61の充填材には微生物が担持されており、上部に設置された放水手段81より水が通水されているため、微生物は湿潤状態を維持されている。生物脱臭処理層61を排ガスが通過すると、微生物の働きにより排ガス中の臭気成分を分解除去される。
【0024】
この時の通水する水の量は、上記の効果を出すために必要な量を、充填材層および生物脱臭処理層へ通水すればよい。例えば、充填材層へは0.8〜1.0m3/hの水を連続的に通水し、生物脱臭処理層へは0.4m3/hの水を20sec/10minの間のみ断続的に通水する条件等が好ましい。水の温度は、15〜25℃が好ましい。
【0025】
以上のような処理をされた排ガスの臭気濃度は、三点比較臭袋方式で平均100倍以下となるため、排ガスの排出口10から排気ポンプ20によって大気中に放出される。なお、三点比較臭袋方式とは、3Lの袋の中に悪臭成分を含有するガスを入れ、空気で希釈し、予め希釈倍率を定めた袋の臭気を6人の試験官が検知し、上位・下位を除いた4人の試験官が検知した希釈倍率の平均値を臭気濃度とする方法である。
【0026】
本発明の排ガスの脱臭処理方法は、充填材層を通過した水及び生物脱臭処理層を通過した水をまとめて回収し、回収した水を生物浄化処理する工程(c)を更に有することが好ましい。充填材層を通過した水及び生物脱臭処理層を通過した水は、排ガス中に含まれる水溶性物質、臭気成分が含まれており、場合によっては油分なども含まれている。この水を回収して生物浄化処理する工程(c)を有することで、水を浄化することができ、環境への悪影響の少ない排水とすることができる。
【0027】
例えば、図1に示す排ガスの脱臭処理装置での処理方法を具体的に説明すると、充填材層6を通過した水、および生物脱臭処理層61を通過した水、また、排ガス中に含まれる油分の少なくとも一部、が充填材層6および生物脱臭処理層61の下方に設置された貯液部4に溜まる。貯液部4に溜まった水は、ポンプ21を稼動させて切替器22を通過し、バイオリアクター62に送られる。バイオリアクター62では、水に含まれる水溶性物質および油分等が分解処理される。
【0028】
本発明の排ガスの脱臭処理方法は、生物浄化処理を経た水を、充填材層及び生物脱臭処理層の少なくとも一方に通水する水に使用するために送水する工程(d)を更に有することが好ましい。工程(d)によって、生物浄化処理により浄化された水を充填材層及び生物脱臭処理層の少なくとも一方に通水する水に再使用することで、供給する新しい水を減らすあるいはなくすことができる。
【0029】
例えば、図1に示す排ガスの脱臭処理装置での処理方法を具体的に説明すると、バイオリアクター62を通過し浄化された水は、空気混合器12によって大気中の酸素が供給され、貯液部4に溜まった水と再度混合される。そのような浄化処理を必要に応じて数回循環させ水が浄化された後、切替器22を切替えてクーラー13によって冷却し放水手段8、81に送水される。
【0030】
本発明の排ガスの脱臭処理方法は、排ガス中の油分を予め除去して充填材層へ供給する方法が好ましい。排ガス中の油分を予め除去することで、充填材層の汚れを抑えることができ、充填材層の寿命を延ばすことができる。
【0031】
例えば、図2に示す油分除去手段を設置した場合の方法を説明すると、排ガスはクーラー14で冷却され、冷却により凝縮した油分の少なくとも一部はラメラセパレーター15で分離除去される。ラメラセパレーター15を通過した排ガスは前述の排ガス導入口に導入される。処理温度としては、20〜25℃が好ましい。
【0032】
以上のような本発明の排ガスの脱臭処理方法および装置を使用することで、効果的に排ガスを脱臭処理することができる。また、水を再利用することで環境への負荷の小さくすることができる。
【0033】
上記のような本発明の排ガスの脱臭処理方法および装置は、加硫工程により発生するオイル状物質、加硫剤、発泡剤等の残留物質を含む排ガスの脱臭処理に好適である。また、その他にも、焼成工程、乾燥工程、炭化工程などで発生する排ガスの脱臭処理にも好適である。具体的には、パラフィン炭化水素、オレフィン炭化水素、硫化物、アルコール、アミン及び脂肪族有機酸から選ばれる化合物の少なくとも1種を含む排ガスの脱臭処理に好適である、また、排ガスの三点比較臭袋方式による臭気濃度が300〜2000倍である時、本発明の排ガスの脱臭処理方法および装置は特に効果が大きい。より好ましくは、300〜1000倍である。
【0034】
【実施例】
(実施例1)
図1に示す排ガスの脱臭処理装置を使用して、排ガスを脱臭処理した。
【0035】
(用いた排ガス)
加硫工程により発生するオイル状物質、加硫剤、発泡剤等の残留物質を含む排ガスを用いた。
【0036】
(運転条件)
・充填材層への通水:0.8〜1.0m3/h(連続)
・生物脱臭処理層への通水:0.4m3/h(20sec/10minで断続)。
【0037】
(排ガスの臭気濃度の測定)
三点比較臭袋方式で以下の臭気濃度を求めた。
・用いた排ガス
・充填材層通過後の排ガス
・大気中に放出された排ガス。
【0038】
(悪臭物質濃度の測定)
以下の物質の濃度について、測定を行った。
・臭気濃度:平成12年環境庁告示第17号
・硫化水素、メチルメルカプタン、硫化メチル、二硫化メチル:FIDガスクロマトグラフ法。
【0039】
(水の分析)
以下の項目について、測定を行った。
・pH:JIS K0102 12.1 Glass電極法
・BOD:JIS K0102 21.32.3 隔膜電極法
・COD:JIS K0102 17 COD−Mn法
・SS:昭和46年環境庁告示第59号 付表8 ろ過重量法
・全窒素:JIS K0102 45.2 吸光光度法
・全リン:JIS K0102 46.3.1 吸光光度法
・全硫黄:JIS K0101 40.1 メチレンブルー吸光光度法。
【0040】
表1に示した臭気濃度、温度の排ガスを、表1に示した排ガス量で排ガスの脱臭処理装置に導入したときの、充填材層通過後の排ガスの臭気濃度、大気中に放出された排ガスの臭気濃度、およびその温度、臭気の除去率を表1に示した。いずれも本発明の排ガス処理装置により、臭気濃度が100倍以下まで下げられていた。
【0041】
【表1】
【0042】
上記表1のうち、臭気濃度が980倍の排ガス、および、本発明の排ガス脱臭処理装置および方法で処理した後の臭気濃度42倍の処理ガスについて、悪臭物質濃度を測定した結果を表2に示す。
【0043】
【表2】
【0044】
また、貯液部の水、バイオリアクターを通過した水を分析した結果を表3に示す。生物浄化処理手段による浄化処理により水が浄化されていることが分かった。
【0045】
【表3】
【0046】
(実施例2)
図2に示す油分除去手段を設置したこと以外は実施例1と同様の方法で、排ガスを脱臭処理した。すると大気に放出された排ガスの臭気濃度は平均10%低下し、脱臭効果が高まった。
【0047】
(比較例1)
表4に示した臭気濃度、温度の排ガスを表4に示した排ガス量で従来法のスクラバー処理をしたときの排ガスの臭気濃度、臭気除去率を表4に示した。排ガス量の高い方では、特に臭気除去率が低く、脱臭の効果は低かった。
【0048】
【表4】
【0049】
【発明の効果】
以上のような本発明によって、効果的な排ガスの脱臭処理方法および装置、また、環境への負荷の小さい排ガスの脱臭処理方法および装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である、排ガスの脱臭処理装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施例である、油分除去手段の構成を示す図である。
【符号の説明】
2 気相領域
3 隔壁
4 貯液部
5 排ガスの導入口
6 充填材層
61 生物脱臭処理層
62 バイオリアクター
7 目皿
71 目皿
8 放水口
81 放水口
9 拡散板
10 排ガスの排気口
12 空気混合器
13 クーラー
14 クーラー
15 ラメラセパレーター
20 排気ポンプ
21 送液ポンプ
22 切替器[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an exhaust gas deodorization treatment method and apparatus, and more particularly to an exhaust gas deodorization treatment method and apparatus containing an organic odor caused by organic substances such as oils and solvents.
[0002]
[Prior art]
For example, chemical deodorization treatment with acid or alkaline chemicals, adsorption treatment with activated carbon, soil released into the soil as methods conventionally used for deodorization treatment of wastewater containing organic matter odor components, etc. There are biological treatments, and furthermore, as disclosed in JP-A-10-263599 (Patent Document 1), JP-A-2000-93387 (Patent Document 2) and the like, it is caused by microorganisms attached to the carrier. There are biological and chemical treatments.
[0003]
For treatment of exhaust gas with odorous components, there is a method of mixing and diluting with pure air or scented gas if the concentration is low, but usually a carrier on which exhaust gas containing odorous components is attached It is processed by the biological deodorization method that passes through the deodorant and treats it. However, the biological deodorization method is not so effective, and an effective deodorization method has not yet been established.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-263599 [Patent Document 2]
JP 2000-93987 A [Patent Document 3]
Japanese Patent Laid-Open No. 2000-176462
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made to solve the above-described problems, and an object of the present invention is to provide an effective exhaust gas deodorization treatment method and apparatus. Preferably, the object is to provide a method and an apparatus for deodorizing exhaust gas having a small environmental load.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The present invention
In the deodorizing treatment method of exhaust gas containing water-soluble substances and odor components,
(A) The water-soluble substance in the exhaust gas by allowing the exhaust gas to pass from the lower part of the filler layer to the upper part while passing the water from the upper part to the lower part of the filler layer and bringing the exhaust gas into contact with the water Removing at least a portion of the water into the water;
(B) Passing the exhaust gas that has passed through the filler layer from the upper part of the biological deodorization treatment layer to the lower direction while passing water from the upper part of the biological deodorization treatment layer filled with the carrier carrying the microorganisms. And a step of deodorizing the exhaust gas.
[0007]
A method of providing a gas phase region common to the filler layer and the biological deodorization treatment layer on top of the filler layer and the biological deodorization treatment layer, and discharging water for passing water through the filler layer and the biological deodorization treatment layer, respectively. Is preferred. A method further comprising a step (c) of collecting the water that has passed through the filler layer and the water that has passed through the biological deodorization treatment layer and then biologically purifying the recovered water is preferable. Preferably, the method further comprises a step (d) of sending the water that has undergone the biological purification treatment for use as water that passes through at least one of the filler layer and the biological deodorization treatment layer. A method in which oil in the exhaust gas is removed in advance and supplied to the filler layer is preferable. A method in which water is passed through the filler layer is preferably a water spray from above the filler layer. A method of passing water through the biological deodorization treatment layer by watering from above the biological deodorization treatment layer is preferable.
[0008]
The above-mentioned exhaust gas deodorization method is suitable when the exhaust gas contains at least one compound selected from paraffin hydrocarbons, olefin hydrocarbons, sulfides, alcohols, amines and aliphatic organic acids. Moreover, it is suitable when the odor density | concentration by the three-point comparative odor bag system of the said waste gas is 300 to 2000 times.
[0009]
The present invention also provides:
An exhaust gas inlet;
A filler layer filled with a porous filler, disposed so that the exhaust gas introduced from the exhaust gas inlet passes from the lower part to the upper part;
Water passing means for passing water downward from the upper part of the filler layer;
A biological deodorization treatment layer filled with a carrier carrying microorganisms, the exhaust gas having passed through the filler layer is disposed so as to pass from the top to the bottom;
Water passing means for passing water from the upper part to the lower part of the biological deodorization treatment layer;
An exhaust gas deodorization apparatus having an exhaust gas exhaust port that has passed through the biological deodorization treatment layer.
[0010]
The upper part of the filler layer and the biological deodorization treatment layer has a common gas phase region until the exhaust gas that has passed through the filler layer reaches the biological deodorization treatment layer, It is preferable to have a water discharge means for discharging water for passing water through the filler layer and the biological deodorization treatment layer. The liquid storage part common to these disposed below the filler layer and the biological deodorization treatment layer, and biological purification treatment means arranged to allow water accumulated in the liquid storage part to pass therethrough. preferable. It is preferable to have water supply means for sending water that has passed through the biological purification treatment means to at least one of water discharge means for releasing water for passing water through the filler layer and the biological deodorization treatment layer. It is preferable that the exhaust gas has oil removing means arranged to pass before the exhaust gas is supplied to the exhaust gas inlet.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
First, the configuration of the exhaust gas deodorization apparatus of the present invention will be described by way of examples.
[0012]
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of an exhaust gas deodorizing apparatus according to an embodiment of the present invention. This exhaust gas deodorization apparatus includes an
[0013]
As the filler used in the filler layer of the exhaust gas deodorization treatment apparatus of the present invention, a porous material is preferable in order to increase the contact efficiency between water and the exhaust gas that is passed from the upper part to the lower part of the filler layer. The material may be a resin or a ceramic. The porosity of the filler is preferably 80% or more, and the specific surface area is preferably 500 m 2 / m 3 or more. As the
[0014]
As the filler used in the biological deodorization treatment layer of the exhaust gas deodorization treatment apparatus of the present invention, a known carrier carrying microorganisms can be used. Examples include aerobic microorganisms, facultative anaerobic microorganisms, ceramics using anaerobic microorganisms, fillers such as plastics, and the like. The biological
[0015]
The filler layer and the biological deodorization treatment layer in the exhaust gas deodorization treatment apparatus of the present invention are provided with water passage means for passing water from the top to the bottom. Water passing through the filler layer removes at least a part of the water-soluble substances in the exhaust gas passing through, and water passing through the biological deodorizing treatment layer keeps the microorganisms supported by the biological deodorizing treatment layer in a wet state. This is the main purpose. As a preferred embodiment, as shown in FIG. 1, the exhaust gas that has passed through the
[0016]
Accordingly, in the present invention, a liquid storage unit common to these is disposed below the filler layer and the biological deodorization processing layer of the exhaust gas deodorization processing device, and is arranged so that water accumulated in the liquid storage unit passes therethrough. It is preferable to further have a biological purification treatment means. For example, in FIG. 1, there is no partition at the bottom of the
[0017]
A known bioreactor can be used as the biological purification treatment means of the exhaust gas deodorization treatment apparatus of the present invention. The same bioreactor described in JP 2000-176462 A (Patent Document 3) was installed as the biological purification treatment means of the exhaust gas deodorization treatment apparatus of FIG.
[0018]
Further, in the present invention, water that has passed through the biological purification treatment means of the exhaust gas deodorization treatment apparatus is supplied to at least one of the water discharge means that discharges water for passing through the filler layer and the biological deodorization treatment layer. It is preferable to have water supply means. In FIG. 1, the water that has passed through the
[0019]
In the exhaust gas deodorizing apparatus according to the present invention, it is preferable to have an oil removing means arranged so that the exhaust gas passes through before being supplied to the exhaust gas inlet. FIG. 2 is a diagram showing an example of the configuration of the oil content removing means that is preferably arranged so that the exhaust gas passes through before being supplied to the inlet. As shown in FIG. 2, a cooler 14 for cooling the introduced exhaust gas and a
[0020]
Next, a method for deodorizing exhaust gas using the above-described exhaust gas deodorization apparatus of the present invention will be described.
[0021]
The exhaust gas deodorization treatment method according to the present invention is (a) passing water from the upper part of the filler layer to the lower direction, passing the exhaust gas from the lower part of the filler layer to the upper direction, and bringing the exhaust gas into contact with the water. A step of removing at least a part of the water-soluble substance in the exhaust gas into the water, and (b) passing water from the upper part to the lower part of the biological deodorization treatment layer filled with the carrier carrying the microorganisms. And a step of deodorizing the exhaust gas by passing the exhaust gas that has passed through the filler layer from the top to the bottom of the biological deodorization layer. Since the exhaust gas and water come into contact with each other in the step (a), at least a part of the water-soluble substance contained in the exhaust gas can be removed to the water side. When there is oil in the exhaust gas, at least a part of the oil can be removed. In addition, the exhaust gas passes through the biological deodorization treatment layer by the step (b), and at least a part of the odor component contained in the exhaust gas can be removed.
[0022]
As a method of passing water through the filler layer and the biological deodorization treatment layer, a gas phase region common to the filler layer and the biological deodorization treatment layer is provided in the exhaust gas, and the filler layer and biological deodorization are provided in the gas phase region. A method of discharging water for passing water through the treatment layer is preferable. Thereby, water can be easily passed through the filler layer or the biological deodorization treatment layer. The water flow to the filler layer is preferably by watering from above the filler layer. In this case, water tends to flow uniformly in the filler layer. Water passing through the biological deodorization treatment layer is preferably by watering from above the biological deodorization treatment layer. In this case, water tends to flow uniformly in the biological deodorization treatment layer. The water flow may be continuous or intermittent.
[0023]
For example, the processing method in the exhaust gas deodorization apparatus shown in FIG. 1 will be described in detail. The exhaust gas introduced into the
[0024]
The amount of water to be passed at this time may be the amount necessary to bring about the above effect to the filler layer and the biological deodorization treatment layer. For example, 0.8 to 1.0 m 3 / h of water is continuously passed through the filler layer, and 0.4 m 3 / h of water is intermittently passed through the biological deodorization treatment layer only for 20 sec / 10 min. The conditions for passing water through are preferable. The temperature of water is preferably 15 to 25 ° C.
[0025]
Since the odor concentration of the exhaust gas treated as described above becomes an average of 100 times or less in the three-point comparative odor bag system, it is discharged into the atmosphere from the exhaust
[0026]
The exhaust gas deodorization treatment method of the present invention preferably further includes a step (c) of collectively collecting the water that has passed through the filler layer and the water that has passed through the biological deodorization treatment layer, and subjecting the collected water to biological purification treatment. . The water that has passed through the filler layer and the water that has passed through the biological deodorization treatment layer contain water-soluble substances and odor components contained in the exhaust gas, and in some cases also contain oil. By having the step (c) of collecting this water and performing biological purification treatment, it is possible to purify the water and to make waste water with less adverse effects on the environment.
[0027]
For example, the processing method of the exhaust gas deodorization apparatus shown in FIG. 1 will be described in detail. Water that has passed through the
[0028]
The exhaust gas deodorization treatment method of the present invention may further include a step (d) of sending the water that has undergone the biological purification treatment for use as water that passes through at least one of the filler layer and the biological deodorization treatment layer. preferable. By reusing the water purified by the biological purification treatment in step (d) as water that passes through at least one of the filler layer and the biological deodorization treatment layer, new water to be supplied can be reduced or eliminated.
[0029]
For example, the processing method in the exhaust gas deodorization processing apparatus shown in FIG. 1 will be described in detail. The water purified through the
[0030]
The exhaust gas deodorization treatment method of the present invention is preferably a method in which oil in the exhaust gas is removed in advance and supplied to the filler layer. By removing the oil content in the exhaust gas in advance, the contamination of the filler layer can be suppressed, and the life of the filler layer can be extended.
[0031]
For example, the method when the oil removing means shown in FIG. 2 is installed will be described. The exhaust gas is cooled by the cooler 14, and at least a part of the oil condensed by cooling is separated and removed by the
[0032]
By using the exhaust gas deodorization treatment method and apparatus of the present invention as described above, the exhaust gas can be effectively deodorized. Moreover, the environmental load can be reduced by reusing water.
[0033]
The exhaust gas deodorization treatment method and apparatus of the present invention as described above are suitable for exhaust gas deodorization treatment including residual substances such as oily substances, vulcanizing agents, and foaming agents generated in the vulcanization process. In addition, it is also suitable for deodorizing treatment of exhaust gas generated in the firing process, drying process, carbonization process, and the like. Specifically, it is suitable for the deodorization treatment of exhaust gas containing at least one compound selected from paraffin hydrocarbons, olefin hydrocarbons, sulfides, alcohols, amines and aliphatic organic acids, and three-point comparison of exhaust gases When the odor concentration by the odor bag method is 300 to 2000 times, the exhaust gas deodorization treatment method and apparatus of the present invention are particularly effective. More preferably, it is 300 to 1000 times.
[0034]
【Example】
(Example 1)
The exhaust gas was deodorized using the exhaust gas deodorization apparatus shown in FIG.
[0035]
(Exhaust gas used)
Exhaust gas containing residual substances such as oily substances, vulcanizing agents and foaming agents generated by the vulcanization process was used.
[0036]
(Operating conditions)
-Water flow to the filler layer: 0.8 to 1.0 m 3 / h (continuous)
-Water flow to the biological deodorization treatment layer: 0.4 m 3 / h (intermittent at 20 sec / 10 min).
[0037]
(Measurement of odor concentration of exhaust gas)
The following odor concentrations were determined by the three-point comparative odor bag method.
・ Exhaust gas used ・ Exhaust gas after passing through the filler layer ・ Exhaust gas released into the atmosphere.
[0038]
(Measurement of malodorous substance concentration)
The following substances were measured for concentration.
-Odor concentration: 2000 Environment Agency Notification No. 17-Hydrogen sulfide, methyl mercaptan, methyl sulfide, methyl disulfide: FID gas chromatograph method.
[0039]
(Analysis of water)
The following items were measured.
・ PH: JIS K0102 12.1 Glass electrode method ・ BOD: JIS K0102 21.2.32.3 Diaphragm electrode method ・ COD: JIS K0102 17 COD-Mn method ・ SS: 1986 Environmental Agency Notification No. 59
[0040]
When the exhaust gas having the odor concentration and temperature shown in Table 1 is introduced into the exhaust gas deodorizing apparatus with the exhaust gas amount shown in Table 1, the odor concentration of the exhaust gas after passing through the filler layer, the exhaust gas released into the atmosphere Table 1 shows the odor concentration, temperature, and odor removal rate. In either case, the odor concentration was lowered to 100 times or less by the exhaust gas treatment apparatus of the present invention.
[0041]
[Table 1]
[0042]
Table 2 shows the results of measuring the malodorous substance concentration of the exhaust gas having an odor concentration of 980 times and the treatment gas having an odor concentration of 42 times after being treated by the exhaust gas deodorizing apparatus and method of the present invention in Table 1 above. Show.
[0043]
[Table 2]
[0044]
Table 3 shows the results of analyzing the water in the liquid storage part and the water that passed through the bioreactor. It was found that the water was purified by the purification treatment by the biological purification treatment means.
[0045]
[Table 3]
[0046]
(Example 2)
Exhaust gas was deodorized in the same manner as in Example 1 except that the oil removing means shown in FIG. 2 was installed. Then, the odor concentration of the exhaust gas released into the atmosphere decreased on average by 10%, and the deodorizing effect was enhanced.
[0047]
(Comparative Example 1)
Table 4 shows the odor concentration and odor removal rate of the exhaust gas when the exhaust gas having the odor concentration and temperature shown in Table 4 is subjected to the conventional scrubber treatment with the exhaust gas amount shown in Table 4. When the amount of exhaust gas was high, the odor removal rate was particularly low, and the deodorizing effect was low.
[0048]
[Table 4]
[0049]
【The invention's effect】
According to the present invention as described above, it is possible to provide an effective exhaust gas deodorization treatment method and apparatus, and an exhaust gas deodorization treatment method and apparatus with a small environmental load.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a configuration of an exhaust gas deodorizing apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a diagram showing a configuration of an oil removal means that is an embodiment of the present invention.
[Explanation of symbols]
2
Claims (14)
(a)充填材層の上部から下部方向に通水しつつ、該充填材層の下部から上部方向に排ガスを通過させ該排ガスと該水とを接触させることで、該排ガス中の水溶性物質の少なくとも一部を該水中へ除去する工程と、
(b)微生物が担持された担体が充填された生物脱臭処理層の上部から下部方向に通水しつつ、該生物脱臭処理層の上部から下部方向に前記充填材層を通過した排ガスを通過させることで、該排ガスを脱臭処理する工程と
を有することを特徴とする排ガスの脱臭処理方法。In the deodorizing treatment method of exhaust gas containing water-soluble substances and odor components,
(A) The water-soluble substance in the exhaust gas by allowing the exhaust gas to pass from the lower part of the filler layer to the upper part while passing the water from the upper part to the lower part of the filler layer and bringing the exhaust gas into contact with the water Removing at least a portion of the water into the water;
(B) Passing the exhaust gas that has passed through the filler layer from the upper part of the biological deodorization treatment layer to the lower direction while passing water from the upper part of the biological deodorization treatment layer filled with the carrier carrying the microorganisms. And a process for deodorizing the exhaust gas.
該排ガスの導入口から導入された排ガスが下部から上部方向に通過するよう配置された、多孔質の充填材が充填された充填材層と、
該充填材層の上部から下部方向に通水する通水手段と、
該充填材層を通過した排ガスが上部から下部方向に通過するよう配置された、微生物が担持された担体が充填された生物脱臭処理層と、
該生物脱臭処理層の上部から下部方向に通水する通水手段と、
該生物脱臭処理層を通過した排ガスの排出口と
を有する排ガスの脱臭処理装置。An exhaust gas inlet;
A filler layer filled with a porous filler, disposed so that the exhaust gas introduced from the inlet of the exhaust gas passes from the lower part to the upper part;
Water passing means for passing water downward from the upper part of the filler layer;
A biological deodorization treatment layer filled with a carrier carrying microorganisms, the exhaust gas having passed through the filler layer is disposed so as to pass from the top to the bottom;
Water passing means for passing water from the upper part to the lower part of the biological deodorization treatment layer;
An exhaust gas deodorization apparatus having an exhaust gas exhaust port that has passed through the biological deodorization treatment layer.
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