JP4193239B2 - Air circulation type contact aeration bioreactor - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、廃水をばっ気しながら生物学的手段によって処理するばっ気式バイオリアクタに係り、特に、ばっ気用の空気を循環して好気性の硫黄酸化細菌を繁殖させ、この硫黄酸化細菌を利用して廃水中に含まれる硫化水素を効率的に分解除去する空気循環型接触タイプのばっ気式バイオリアクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
廃水中に含まれているタンパク質,含硫アミノ酸等は、廃水処理施設,廃水路等に自然に存在するタンパク質分解細菌によって分解され、この結果、硫化水素が発生する。又、同じく廃水中に含まれている硫酸塩も、やはり廃水処理施設,廃水路等に自然に存在する硫酸塩還元細菌によって下式のように還元され、硫化水素が発生する。
【0003】
【化1】
【0004】
又は、
SO4 2-+2C+2H2 O → H2 S+2HCO3 - …(2)
そして、特に後者の硫酸塩還元細菌による廃水中の硫酸塩の還元が、廃水から発生する硫化水素の主な発生原因となっている。
【0005】
このように廃水中で生成された硫化水素は、悪臭の原因になることは勿論、結露水や飛沫の水滴に溶解し、そこで、好気性微生物の硫黄酸化細菌によって酸化され(下式参照)、最終的に硫酸になる。
【0006】
H2 S+2O2 → H2 SO4 …(3)
こうして硫黄酸化細菌によって硫化水素から生成された硫酸は、コンクリートの水和物(水酸化カルシウムなど)と反応して、硫酸カルシウム(二水石膏)などが生成される。硫酸カルシウムは、さらにセメント硬化体中のアルミネート水和物と反応して、エトリンガイトを生成する。そして、これら(二水石膏やエトリンガイト)は、生成される際、大きく膨張してコンクリートにひび割れを起こす。
【0007】
コンクリートの表面部分に発生したこのようなひび割れは、その後パテ状になって剥離する。そして、この現象が繰り返されることにより、コンクリートの腐食・劣化が進んでコンクリートがやせ細っていく。
【0008】
そこで、この硫化水素に由来する硫酸が原因で発生する悪臭や施設のコンクリート腐食を防止するために、従来においては、過酸化水素(硫化水素を酸化する)、鉄塩(硫化水素を沈殿する)等の薬品を注入して硫化水素の生成抑制を図ったり、施設のライニングを行ったりするなどの対策が取られてきた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述の硫化水素対策において、薬品を使用するにしてもライニングを行うにしても必然的にそのコストが高くなってしまうといった問題点があった。
【0010】
そこで、本発明の目的は、リアクタ本体内の生物膜の作用及び空気を循環させることで処理にかかる空気量を軽減させ、廃水に含まれる硫化水素を効率的に除去できる新規なばっ気式バイオリアクタを提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために第一の発明は、廃水に含まれている硫化水素を除去するためのばっ気式バイオリアクタにおいて、リアクタ本体の底部に廃水導入管を接続し、このリアクタ本体の中央部に生物付着用の充填材を充填すると共に、そのリアクタ本体の上部にばっ気処理後の廃水を排出する処理水排出管を接続し、上記リアクタ本体の頂部に吸気管と空気排出用の空気移送ラインとを接続すると共に、上記リアクタ本体にその頂部内の空気を吸入してリアクタ本体底部に設けた空気吹き込み装置から吹き出す空気循環手段を接続し、又、上記吸気管と上記廃水導入管とをバイパスラインで連通して構成されている。
【0012】
また、第二の発明は、上記リアクタ本体に、上記空気移送ラインを介して排出される空気を導入して脱臭する脱臭リアクタをさらに接続して構成されている。
【0013】
さらに第三の発明は、上記リアクタ本体内の充填材の表面に硫黄酸化細菌を含む生物膜が形成されるように構成される。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適実施の形態を添付図面により説明する。
【0015】
図1に、廃水に含まれる硫化水素を好気性の硫黄酸化細菌を利用して効率的に分解除去する本発明のばっ気式バイオリアクタ20及びこれに付随の脱臭リアクタ21が示されている。
【0016】
図示されるように、本発明のばっ気式バイオリアクタ20は、塔形又はタンク形のリアクタ本体(以下本体と称する)1を有し、本体1は空気吹き込み装置2が設けられる底部1a,廃水のばっ気を行う中央部1b,(廃水)液面上の空間を有する上部1c及び頂部1dに区別される。
【0017】
ばっ気式バイオリアクタ20は、又、本体1内の空気をその頂部1d付近から抜き出すと共に底部1aに戻して循環させる空気循環手段14と、外気を本体1内に導入すべく本体1の頂部1d付近に接続された吸気管5と、廃水を本体1内に導入すべく本体1の底部1aの開口部1eに接続された廃水導入管3と、処理された廃水(処理水)を本体1から排出すべく本体1の上部1cに接続された処理水排出管6と、吸気管5と廃水導入管3とを連通して設けられたバイパスライン4と、本体1内の空気を脱臭リアクタ21に移送する空気移送ライン11とをさらに有する。廃水導入管3は、その上流側の廃水管25に接続される。
【0018】
本体1の中央部1bには、20mm〜100mmの空隙を有するプラスティック製(他の材料で構成されていてもよい)の充填材13が満たされ、充填材13は、中央部1b内を浮遊すると共に、スクリーン等の支持体22によって保持されている。
【0019】
処理水排出管6が本体1と接続する接合口1f部分には、ネット(図示されず)等が設けられ、充填材13が処理水排出管6を介して流出しないように構成されている。あるいは、本体1内部にネット(図示されず)等を適宜設置して充填材13の流出を防止してもよい。
【0020】
バイパスライン4は、充填材13が万一(汚泥等により)閉塞した場合、廃水がこのバイパスライン4を経由して本体1に導入可能なように構成される。
【0021】
空気循環手段14は、空気循環ライン10と、ブロワ7と、本体1の底部1aに設置された適当な空気吹き込み装置2とを含み、空気循環ライン10は、本体1の頂部1d付近から図示されるように延びると共に、ブロワ7を介して空気吹き込み装置2に接続される。尚、空気循環ライン10を介してブロア7に水や腐食性ガスなどが入るなどの問題が生じるおそれがある場合は、この空気循環ライン10の途中にトラップ26を設けるようにしても良い。このトラップ26の形式としては、例えばドレンポット又はフィルター又は充填塔等である。
【0022】
空気循環ライン10内を流れる空気の一部を脱臭リアクタ21に導く空気移送ライン11は、空気循環ライン10から分岐して延び、この空気移送ライン11にファン9を介して脱臭リアクタ21の本体8が接続される。脱臭リアクタ本体8の頂部付近には、脱臭された空気を排出する空気排出管12が設けられる。
【0023】
尚、脱臭リアクタ本体8内には、脱臭効果を有する図示されない活性炭あるいはスポンジ等の適当な脱臭剤が設置される。
【0024】
一方、ばっ気式バイオリアクタ20の本体1内部においては、廃水及び空気の循環に伴い好気性の硫黄酸化細菌が自然に発生すると共に繁殖し、その結果、硫黄酸化細菌を含む生物膜が充填材13の表面に形成される。
【0025】
廃水が廃水源から廃水導入管3を介して、本発明のばっ気式バイオリアクタ20の本体1の底部1aに導入される。このとき、廃水はバイパスライン4にも浸入するが、通常(充填材13の閉塞等が発生していない場合)は、本体1及び処理水排出管6内の水の液面と同じレベル(図1において記号▽で示されている)に留まり、バイパスライン4を介して本体1に流入することはない。
【0026】
本体1の底部1aに導入された廃水は、本体1内を硫黄酸化細菌を含む生物膜を付着させた充填材13と接触しながら上昇する。このとき、空気循環手段14(すなわち空気循環ライン10,ブロワ7及び空気吹き込み装置2)を介して、空気が本体1内に吹き込まれる。硫黄酸化細菌は好気性の細菌なので、本体1内に空気が吹き込まれると活性化され、下式のように廃水に含まれる硫化水素を取り込み酸化して、単体イオウを細胞内に蓄積する。
【0027】
H2 S+ 1/2O2 →S+H2 O …(4)
硫黄酸化細菌によって硫化水素を酸化・除去された廃水は、硫化水素,硫酸を含まない処理水となり、本体1の上部1cに設けられた処理水排出管6を介して排出される。
【0028】
一方、空気吹き込み装置2を介して本体1内に吹き込まれた空気は、本体1内を上昇し、本体1の頂部1d付近に達するとブロワ7によって空気循環ライン10を介して吸引されて空気吹き込み装置2に戻される。空気吹き込み装置2に戻された空気は再び本体1の底部1aに吹き込まれ、以下この過程が繰り返されて、本体1内の底部1aから頂部1dへ空気が常に通されると共に循環される。
【0029】
このとき、空気循環ライン10に導入された空気の一部が空気移送ライン11に分岐すると共にファン9によって吸引され、空気移送ライン11及びファン9を介して脱臭リアクタ本体8の底部に導入される。脱臭リアクタ本体8の底部に導入された空気は、脱臭リアクタ8本体内を上昇すると共に、そこに設置された活性炭あるいはスポンジ等の適当な脱臭剤により脱臭され、脱臭された空気は、脱臭リアクタ本体8の頂部に設けられた空気排出管12から排出される。
【0030】
そして、上述のように空気循環ライン10内の空気の一部が空気移送ライン11に分岐されることにより、本体1内の圧力が下がって負圧となり、吸気管5を介して外気が本体1内に導入される。
【0031】
つまり、空気循環手段14によって循環される空気においては、常にその一定量(ファン9の風量によって決定される)が脱臭リアクタ21に排出されると共に、排出されたのと同量の外気が新しく導入されるので、常に充分な酸素濃度を維持することができ、従って、本体1内の環境が、好気性の硫黄酸化細菌の繁殖及びその特殊な活動(硫化水素を酸化して硫酸にする作用)にとって好適な環境に保たれる。
【0032】
尚、この循環空気中の酸素濃度は、上述のように空気移送ライン11に付随のファン9の風量によって決定される。従って、ファン9の風量を調節することにより、ばっ気式バイオリアクタ20及び脱臭リアクタ21の運転状況に応じて循環空気中の酸素濃度を適宜変化させることができる。
【0033】
さて、このばっ気式バイオリアクタの上流側の廃水源からの廃水量が大幅に増大した場合、本体1内部の生物膜を形成させる充填材13や充填材の支持体22が抵抗となり、廃水導入管3での流速の低下、さらには廃水源の浸水が発生する可能性がある。
【0034】
本実施の形態においては、本体1にバイパスライン4が付設されているので、上述のような場合であっても、廃水導入管3に導入されない廃水がバイパスライン4を介して吸気管5から速やかに本体1に導入される。このため、突発的な流量の増大に対して、廃水源の浸水といった非常事態を防止することができる。
【0035】
尚、本実施の形態の変形例として、空気循環ライン10をカットし、空気を循環させずに空気の吹き込みを行ってもよい(図2参照)。
【0036】
つまり、廃水源での硫化水素発生量が小さく、空気を循環させなくても充分に処理できる場合、あるいは逆に、非常に高濃度の硫化水素が導入され、循環空気では酸素を充分に供給できない場合、図2に示されるように、空気循環ライン10をカットし、吸気管5を閉塞すると共にファン9による吸い込みを省くことによって、フレッシュエアーを本体1内に供給することができる。
【0037】
また、本発明の別の実施の形態として、脱臭リアクタ21を図3に示されるように湿式で行うことも可能である。この場合、脱臭リアクタ21は、その本体8の下部の循環水水槽8aより汲み上げられた水が本体8の上部より供給されるように構成される。循環水水槽8aには、これにアルカリ液を供給するアルカリ液供給手段22(注入ポンプ24を含む)が接続されると共に、pHセンサ23が設置され、pHセンサ23はアルカリ液供給手段22に接続される。上記以外の構成については、上述の最適実施例と同様であるので説明を省略する。
【0038】
この別の実施の形態において、バイオリアクタ本体1の排ガスは、好適実施の形態と同様にファン9によって脱臭リアクタ本体8の底部より導入され、上昇流で流れる。一方、脱臭リアクタ本体8の下部の循環水水槽8aより汲み上げられた水が、脱臭リアクタ本体8の上部より供給される。脱臭リアクタ本体8にはスポンジなどの充填材が詰められており、この充填材表面にはバイオリアクタ本体1の充填材13と同様に生物膜が形成されるため、生物脱臭される。又、循環水が排ガス中の硫化水素を吸収して酸性化したときには、pHセンサ23で(アルカリ)注入ポンプ24を制御し、アルカリ供給手段22を介して必要に応じてアルカリ液を循環水水槽8aに添加する。これにより、循環水のpHを常に好ましい値に保つことができる。
【0039】
以上、要するに、本発明によれば、ばっ気式バイオリアクタに廃水を通すと共に空気を循環させ、これによりバイオリアクタ内の好気性の硫黄酸化細菌に廃水中の硫化水素を酸化・分解させるので、ばっ気動力のみのコストで効率的な硫化水素の除去が可能である。
【0040】
又、ばっ気式バイオリアクタ内を通した空気の大部分を回収してこれを循環するので、除去しきれなかった硫化水素が循環されて硫化水素の除去率が向上する。その上、ばっ気式バイオリアクタ内に回収した残りの空気のみを脱臭リアクタに送るので、脱臭リアクタの負荷が軽減(コスト節減)され、脱臭効率も向上する。
【0041】
【発明の効果】
以上、要するに、本発明の空気循環型接触ばっ気式バイオリアクタによれば、以下の優れた効果がもたらされる。
【0042】
(1)ばっ気式バイオリアクタに廃水を通すと共に空気を循環させ、これによりバイオリアクタ内の好気性の硫黄酸化細菌に廃水中の硫化水素を酸化・分解させるので、ばっ気動力のみのコストで効率的な硫化水素の除去が可能である。
【0043】
(2)ばっ気式バイオリアクタ内を通した空気の大部分を回収してこれを循環するので、硫化水素の除去率が向上する。その上、ばっ気式バイオリアクタ内に回収した残りの空気のみを脱臭リアクタに送るので、脱臭リアクタの負荷が軽減(コスト節減)され、脱臭効率も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気循環型接触ばっ気式バイオリアクタの概略図である。
【図2】図1の空気循環型接触ばっ気式バイオリアクタの変形例の概略図である。
【図3】本発明の空気循環型接触ばっ気式バイオリアクタの別の実施の形態に基づく脱臭リアクタの概略図である。
【符号の説明】
1 リアクタ本体
1a リアクタ本体底部
1b リアクタ本体中央部
1c リアクタ本体上部
1d リアクタ本体頂部
2 空気吹き込み装置
3 廃水導入管
4 バイパスライン
5 吸気管
6 処理水排出管
11 空気移送ライン
13 充填材
14 空気循環手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an aerobic bioreactor that treats waste water by a biological means while aerating waste water, and in particular, aerobic sulfur-oxidizing bacteria are propagated by circulating aeration air. The present invention relates to an air circulation type aeration bioreactor that efficiently decomposes and removes hydrogen sulfide contained in wastewater.
[0002]
[Prior art]
Proteins, sulfur-containing amino acids, etc. contained in the wastewater are decomposed by proteolytic bacteria that naturally exist in wastewater treatment facilities, wastewater channels, etc. As a result, hydrogen sulfide is generated. Similarly, the sulfate contained in the wastewater is also reduced by the sulfate-reducing bacteria naturally present in the wastewater treatment facility, wastewater channel, etc., as shown in the following formula, and hydrogen sulfide is generated.
[0003]
[Chemical 1]
[0004]
Or
SO 4 2− + 2C + 2H 2 O → H 2 S + 2HCO 3 − (2)
In particular, the reduction of sulfate in wastewater by the latter sulfate-reducing bacteria is the main cause of hydrogen sulfide generated from wastewater.
[0005]
The hydrogen sulfide produced in the wastewater is not only a cause of bad odor, but also dissolved in condensed water and splashed water droplets, where it is oxidized by aerobic microorganisms that oxidize sulfur (see the following formula), Finally it becomes sulfuric acid.
[0006]
H 2 S + 2O 2 → H 2 SO 4 (3)
Thus, the sulfuric acid produced from hydrogen sulfide by the sulfur-oxidizing bacteria reacts with concrete hydrates (such as calcium hydroxide) to produce calcium sulfate (dihydrate gypsum) and the like. Calcium sulfate further reacts with the aluminate hydrate in the hardened cement to produce ettringite. And when these (dihydrate gypsum and ettringite) are produced, they expand greatly and cause cracks in the concrete.
[0007]
Such cracks generated in the surface portion of the concrete are then putty-like and peeled off. And by repeating this phenomenon, the corrosion and deterioration of the concrete progress and the concrete becomes thin.
[0008]
Therefore, hydrogen peroxide (oxidizes hydrogen sulfide) and iron salt (precipitates hydrogen sulfide) are conventionally used to prevent malodor caused by sulfuric acid derived from hydrogen sulfide and concrete corrosion of facilities. Measures have been taken such as injecting chemicals such as to suppress the production of hydrogen sulfide and lining the facilities.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the above-mentioned countermeasure against hydrogen sulfide, there is a problem that the cost is inevitably increased even if a chemical is used or a lining is performed.
[0010]
Accordingly, an object of the present invention is to provide a novel aeration type biotechnology capable of reducing the amount of air required for processing by circulating the air and the action of the biofilm in the reactor body, and efficiently removing hydrogen sulfide contained in the wastewater. It is to provide a reactor.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, a first invention is an aerated bioreactor for removing hydrogen sulfide contained in wastewater, wherein a wastewater introduction pipe is connected to the bottom of the reactor body, And a treated water discharge pipe for discharging waste water after aeration treatment is connected to the upper part of the reactor body, and an intake pipe and air discharge air are connected to the top of the reactor body. An air circulation means for connecting the transfer line to the reactor body and sucking air from the top of the reactor body and blowing it out from an air blowing device provided at the bottom of the reactor body; and the intake pipe and the waste water introduction pipe; Are connected by a bypass line.
[0012]
Moreover, 2nd invention is further connected to the said reactor main body, and the deodorizing reactor which introduces and deodorizes the air discharged | emitted via the said air transfer line is comprised.
[0013]
Furthermore, the third invention is configured such that a biofilm containing sulfur-oxidizing bacteria is formed on the surface of the filler in the reactor main body.
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Preferred embodiments of the present invention will be described below with reference to the accompanying drawings.
[0015]
FIG. 1 shows an
[0016]
As shown in the figure, an
[0017]
The
[0018]
The central portion 1b of the main body 1 is filled with a filler 13 (which may be made of other materials) having a gap of 20 to 100 mm, and the
[0019]
A net (not shown) or the like is provided at a joint port 1 f where the treated
[0020]
The
[0021]
The air circulation means 14 includes an
[0022]
An air transfer line 11 for leading a part of the air flowing in the
[0023]
An appropriate deodorizing agent such as activated carbon or sponge (not shown) having a deodorizing effect is installed in the deodorizing reactor
[0024]
On the other hand, in the main body 1 of the
[0025]
Waste water is introduced from the waste water source into the bottom 1a of the main body 1 of the
[0026]
The waste water introduced into the bottom 1a of the main body 1 rises while contacting the inside of the main body 1 with the
[0027]
H 2 S + 1 / 2O 2 → S + H 2 O (4)
Waste water obtained by oxidizing and removing hydrogen sulfide by sulfur-oxidizing bacteria becomes treated water that does not contain hydrogen sulfide and sulfuric acid, and is discharged through the treated
[0028]
On the other hand, the air blown into the main body 1 through the air blowing device 2 ascends in the main body 1 and reaches the vicinity of the top 1d of the main body 1 and is sucked through the
[0029]
At this time, a part of the air introduced into the
[0030]
Then, as described above, a part of the air in the
[0031]
That is, in the air circulated by the air circulation means 14, a constant amount (determined by the air volume of the fan 9) is always discharged to the
[0032]
The oxygen concentration in the circulating air is determined by the air volume of the fan 9 attached to the air transfer line 11 as described above. Therefore, by adjusting the air volume of the fan 9, the oxygen concentration in the circulating air can be appropriately changed according to the operating conditions of the
[0033]
Now, when the amount of wastewater from the wastewater source upstream of this aeration type bioreactor increases significantly, the
[0034]
In the present embodiment, since the
[0035]
As a modification of the present embodiment, the
[0036]
In other words, when the amount of hydrogen sulfide generated in the wastewater source is small and can be treated sufficiently without circulating air, or conversely, a very high concentration of hydrogen sulfide is introduced and oxygen cannot be supplied sufficiently with circulating air. In this case, as shown in FIG. 2, fresh air can be supplied into the main body 1 by cutting the
[0037]
Further, as another embodiment of the present invention, the deodorizing
[0038]
In this other embodiment, the exhaust gas from the bioreactor main body 1 is introduced from the bottom of the deodorizing reactor
[0039]
In summary, according to the present invention, waste water is passed through an aerated bioreactor and air is circulated, thereby oxidizing and decomposing hydrogen sulfide in wastewater to aerobic sulfur-oxidizing bacteria in the bioreactor. Efficient removal of hydrogen sulfide is possible at the cost of only aeration power.
[0040]
In addition, since most of the air that has passed through the aerated bioreactor is collected and circulated, hydrogen sulfide that could not be removed is circulated to improve the removal rate of hydrogen sulfide. In addition, since only the remaining air collected in the aerated bioreactor is sent to the deodorization reactor, the load on the deodorization reactor is reduced (cost reduction) and the deodorization efficiency is improved.
[0041]
【The invention's effect】
In summary, the air circulation type contact aeration bioreactor of the present invention provides the following excellent effects.
[0042]
(1) Since waste water is passed through an aerated bioreactor and air is circulated, thereby aerobic sulfur-oxidizing bacteria in the bioreactor oxidize and decompose hydrogen sulfide in the wastewater. Efficient removal of hydrogen sulfide is possible.
[0043]
(2) Since most of the air that has passed through the aerated bioreactor is recovered and circulated, the hydrogen sulfide removal rate is improved. In addition, since only the remaining air collected in the aerated bioreactor is sent to the deodorization reactor, the load on the deodorization reactor is reduced (cost reduction) and the deodorization efficiency is improved.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view of an air circulation type contact aeration bioreactor according to the present invention.
FIG. 2 is a schematic view of a modified example of the air circulation type contact aeration bioreactor of FIG. 1;
FIG. 3 is a schematic view of a deodorizing reactor according to another embodiment of the air circulation type contact aeration bioreactor of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Reactor main body 1a Reactor main body bottom part 1b Reactor main body center part 1c Reactor main body upper part 1d Reactor main body top part 2 Air blowing apparatus 3 Waste
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