JP2005013542A - 看護支援装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】点滴投与の場合における、薬液の種類や投与量や点滴速度等の計算を看護師が間違えないようにし、点滴液の滴下ピッチの調節を容易にして、常に適切な点滴を可能とする看護支援装置8を提供することにある。
また、点滴終了時刻の推定を正確なものとし、点滴セット1の回収に訪れた看護師が無駄足を踏んだり、点滴が終了したのに看護師がなかなか回収に訪れないなどの事態を生じないようにすることにある。
【解決手段】時計機能と、入力部と表示画面9と演算部及び記憶部などを有する看護支援装置8であって、点滴情報の入力を受け入れ、点滴液の所望の滴下ピッチを算出し、さらに、点滴終了時刻を算出し、音声表示、光表示あるいは画像表示のうち少なくとも1つ以上の表示により、前記点滴ピッチや前記点滴時間終了等の表示を行うことを特徴とする看護支援装置8とする。
【選択図】 図1
また、点滴終了時刻の推定を正確なものとし、点滴セット1の回収に訪れた看護師が無駄足を踏んだり、点滴が終了したのに看護師がなかなか回収に訪れないなどの事態を生じないようにすることにある。
【解決手段】時計機能と、入力部と表示画面9と演算部及び記憶部などを有する看護支援装置8であって、点滴情報の入力を受け入れ、点滴液の所望の滴下ピッチを算出し、さらに、点滴終了時刻を算出し、音声表示、光表示あるいは画像表示のうち少なくとも1つ以上の表示により、前記点滴ピッチや前記点滴時間終了等の表示を行うことを特徴とする看護支援装置8とする。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、看護師による看護活動を容易にする看護支援装置に係り、特に適切な点滴の実施及び点滴終了時刻の知覚を容易にする効果が得られるようにした看護支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
医療現場においては、医師が患者の診断・診察を行った後、担当医が処方箋を作成し、その処方箋に基づいて薬剤師が投与薬剤の用意をし、その内容を看護師が確認して患者に注射したり投薬を行っていた。
ところが、特に点滴投与の場合には、薬液の種類や投与量や点滴速度等を看護師が間違えて投与するという医療過誤が発生する問題があった。
患者に点滴を行う場合には、クレンメを回転させることにより薬液の滴下ピッチが適正になるように調節していたが、看護師自身が携帯している時計の秒針と滴下状況の両方を同時に視覚しながら調節するため、調節が困難で何度も繰り返すものの適切な調節ができない問題があった。
適切な点滴速度より早い点滴速度で実行した場合は、患者の血液中の薬剤濃度が急激に上昇して、患者に身体的な負担や苦痛を与えたり、場合によっては致命的な結果をきたすリスクが生じる問題があった。
一方、適切な点滴速度より遅い点滴速度で実行した場合は、患者を必要以上の長時間に渉って拘束する結果、点滴を受ける患者の精神的な負担や疲労が過大となる問題があった。
また、点滴速度の調節のバラツキが大きな場合は、点滴終了時刻の推定にも大きな誤差が生じるため、点滴の終了を見計らって点滴セットの回収に訪れた看護師が無駄足を踏んだり、点滴が終了したのに看護師がなかなか点滴セットの回収に訪れず、患者に余分な精神的及び肉体的負担をかける問題を有していた。
特に、点滴投与終了後も点滴の針が患者の体内に入ったままで放置されていると、点滴セット内への血流の逆流が発生して点滴針内で血液の凝固が始まるおそれがある。係る状況に至ると、点滴液を新しい薬液に取り替えても、前記点滴針内での血液凝固が原因で点滴液が患者の体内に注入されなくなる場合もある。
従来には、点滴開始時刻と点滴速度から点滴終了時刻を算出し、点滴終了情報をナースコールに発呼処理を行う発明(例えば特許文献1参照。)が提案されているが、係る発明は適正な点滴速度に調整することが困難である問題は解決していない。
また、患者の点滴装置の薬液残量がある規定残量以下になった場合に患者のベッド付近に設置されているナースコールの子機に点滴終了情報を伝送し、その情報が子機からナースセンターの親機に伝送し、医療従事者に通知案内するシステムの発明(例えば特許文献2参照)も提案されているが、薬液残量検出センサを点滴セットに装置に組み込み点滴セットとナースコールの子機との接続設定もしなくてはならず、過大な装置となるだけではなく点滴セットの設置と回収に関する看護師の作業負担が過大となる問題があった。さらに、係る発明では適正な点滴速度に調整することが困難である問題は解決していない。
また、患者の状況に応じ看護師は就寝時刻の暗い中で点滴の調整を行うこともあったが、室内照明を点灯することもできず暗くてよく見えない状況における適切な点滴速度の調節はさらに困難なものであった。
また、看護師は多数の患者を担当しており、患者毎に異なる時間に異なる注射を行ったり、飲み薬の服用を促すことなどを行っていたが、頭で記憶する情報の量と正確性には限界があって、注射の時間がいい加減になったり、ときには患者を取り違えて注射を行うなど、重大な医療ミスが発生するおそれがあった。
さらに、患者毎の個人データを入力して記録させたり、任意の短時間内に測定した測定値、例えば脈拍数や呼吸数などを表示時間あたりの測定値に換算して記録する機能があれば、看護師が計算したり記憶したりする必要がなくなり、また、忘れてもいつでも表示部に表示して見ることができて便利である。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−44572号公報(5頁、第8欄21〜29行)
【特許文献】
特開2002−191648号公報(請求項1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記した従来技術の欠点をなくすためになされたもので、点滴投与の場合における、薬液の種類や投与量さらには点滴速度等の調節を看護師が間違えないようにして、医療過誤が発生する問題をなくすことにある。
特に、患者に点滴を行う場合の薬液の滴下ピッチの調整を容易にし、何度も繰り返す必要がなく、かつ、適切な調節を可能とする看護支援装置を提供することにある。
さらに、適切な点滴速度の調節を容易にすることにより、点滴終了時刻の推定を正確なものとし、点滴セットの回収に訪れた看護師が無駄足を踏んだり、点滴が終了したのに看護師が点滴セットの回収に訪れないなどの事態を生じないようにすることにある。
また、就寝時刻などの暗い中で点滴の調整を行う場合に、点滴液や点滴筒などを局部的に照らす機能を有する看護支援装置とすることにより、就寝している患者に影響を与えずに、適切な点滴速度の調節を可能とすることにある。
また、多数の患者の注射情報等の入力、記憶及び表示機能を有する看護支援装置とすることにより、注射の時間がいい加減になったり、ときには患者を取り違えて注射を行うなど、重大な医療ミスが発生するおそれをなくすことにある。
さらに、患者毎の個人データを入力して記録させたり、任意の短時間内に測定した測定値、例えば脈拍数や呼吸数などを表示時間あたりの測定値に換算し、これを記録する機能を有する看護支援装置とすることにより、看護師の計算や記憶する負担を軽減した看護支援装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、入力部と表示部と演算部及び記憶部を有する看護支援装置であって、前記入力部において点滴情報の入力を受け入れ、前記演算部により前記点滴情報のデータから点滴液の所望の滴下ピッチを算出し、前記表示部により音声表示、光表示あるいは画像表示のうち少なくとも1つ以上の表示により、前記滴下ピッチの表示を行うことを特徴とする看護支援装置とする。
入力部はデータやプログラムなどを入力するもので選択キーや入力キーなどにより人が直接入力する方法や、フロッピーディスクやCD−ROMなどの記録媒体から入力する方法やコンピュータと接続してデータを入力する方法などありその構成については、特にこだわるものではない。
表示部は、データや画像などを画像表示、音声表示、光の点滅表示などで表示するものをいう。
演算部は、入力したデータを記憶部に記憶させたり、記憶部に記憶したデータを選択して呼び出したり、所定の計算式に基づいて計算したり、画像信号、音声信号、光の点滅信号などを発生させ、それぞれの表示を行わせるものである。
点滴情報とは、点滴液の種類、点滴液の量、点滴速度等をいい、滴下ピッチとは、点滴筒における点滴液の滴下ピッチをいい、患者毎に医者が適正な点滴速度を指示する場合や、既に点滴液毎に適正速度が決まっている場合がある。
適正な点滴速度は適正な点滴ピッチに設定することにより得られ、点滴液が同じであれば点滴速度と点滴ピッチは正比例するので、各点滴液毎にその常数を記憶部に記憶させておき、点滴液のデータと点滴速度のデータを入力して滴下ピッチをアウトプットさせることは容易である。さらに、各点滴液毎に適正な点滴速度を定めておき、予めこれを入力し記憶させておけば、点滴速度の入力は不要となって好ましい。
請求項2の発明は、 時計機能と、入力部と表示部と演算部及び記憶部を有する看護支援装置であって、前記入力部において点滴情報の入力を受け入れ、前記演算部により前記点滴情報のデータから点滴液の所望の滴下ピッチを算出し、前記表示部により音声表示、光表示あるいは画像表示のうち少なくとも1つ以上の表示により、前記滴下ピッチの表示を行い、前記点滴情報と点滴開始時刻を前記記憶部に一時記憶させ、前記演算部により点滴情報のデータから点滴時間を算出し、前記点滴開始時刻と前記点滴時間から点滴終了時刻を算出し、前記点滴終了時刻または終了間近の時刻に達したときに、音声表示、光表示あるいは画像表示のうち少なくとも1つ以上の表示により、点滴時間終了又は終了間近の表示を行うことを特徴とする看護支援装置とする。
点滴時間は、点滴液の量を点滴速度でわり算することにより得られるので、点滴時間を求めて点滴開始時刻に足せば点滴終了時刻を算出することができる。
【0006】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載した看護支援装置であって、局部照明機能を有することを特徴とする看護支援装置とする。
就寝時刻などの暗い中で点滴の調整を行う場合に、点滴筒などを局部的に照らして点滴速度の調整を行うことを可能として、就寝している患者に影響を与えずに、適切な点滴速度の調節を可能としたものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載した看護支援装置であって、入力部において複数の患者毎の注射情報等の入力を受け入れてこれを記憶部に記憶し、演算部において時刻情報と前記注射情報等から各患者に対する注射時刻や服薬時刻を算出し、所定の時刻に各患者への注射や飲み薬の服用を促す表示を行うことを特徴とする看護支援装置とする。
注射情報等には、注射液剤の種類、注射液剤の量、注射時間、飲み薬の種類、飲み薬の服用時間などが考えられ、患者毎に入力して記録させておく。
多数の患者に関する注射情報等の入力、記憶及び表示機能を有する看護支援装置とすることにより、注射の時間がいい加減になったり、ときには患者を取り違えて注射を行うなど、重大な医療ミスが発生するおそれをなくしたものである。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載した看護支援装置であって、入力部において複数の患者毎の個人データの入力を受け入れ、これを記憶部に記憶し、入力部により任意の短時間内に測定した測定値の入力を受け入れ、演算部により前記測定値を表示時間あたりの測定値に換算して表示部に表示し、換算したデータを個人データの1部として記憶部に記憶し、使用者の入力指示に応じて前記個人データを、表示部に表示することを特徴とする看護支援装置とする。
患者毎の個人データを入力して記録させたり、任意の短時間内に測定した測定値、例えば10秒間に測定した脈拍数などを表示時間である1分間あたりの測定値に換算して記録する機能を有する看護支援装置とすることにより、看護師の計算や記憶する負担を軽減した看護支援装置としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な1実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の1実施例である看護支援装置の主要機能の構成を示した。看護支援装置には、時計機能をベースに演算部(CPU)、記憶部(RAM)、表示部及び入力部などを有している。
また図3に示したように、看護支援装置8には表示部たる表示画面9があって、データを図形や文字などで表示し、また表示部たるLEDランプ13があってパルス発光による光表示し、さらに表示部たるスピーカー14があって音声表示をする機能を有している。
また、看護支援装置8には入力部としてメニュー選択キー10、入力キー11などがあり、点滴情報や注射情報、個人データ等を入力することができる。さらに、局部照明ランプ15がついている。
本実施例では、予め、使用する予定の点滴液毎に、適正な点滴速度と点滴ピッチの比例常数を記憶部に記憶させておく。そして、図5に示したように点滴前には各患者毎の点滴情報を入力する。点滴情報としては、点滴液の種類、点滴液の量等を入力して記憶部に記憶させておく。
すると、演算部は、点滴液のデータを基に記憶部に記憶させたデータから当該点滴液の適正な点滴速度と比例常数を取り出し、前記比例常数と点滴速度のデータから、点滴液の所望の滴下ピッチを各患者毎に算出し各患者毎に記憶部に記憶する。
図2に点滴セット1を示したが点滴セット1は、薬液パック2と、点滴チューブ3と、点滴チューブ3の途中についている点滴筒4と、クレンメ5とで構成されており、看護師はクレンメ5を回転させつつ点滴筒4における薬液の滴下ピッチを調節する。
本発明に係る看護支援装置8では、使用者の入力指示により、点滴液の所望の滴下ピッチを表示画面9に波形信号12で表示し、LEDランプ13によるパルス発光による光表示し、スピーカー14による音声表示する。
他にも、表示画面9には各患者毎の名称表示と点滴情報を表示しつつ、LEDランプ13によるパルス発光による光表示と、スピーカー14による音声表示を行うこともできる。
そこで、看護師は光表示や音声表示と点滴液の滴下ピッチとが合致するようクレンメ5の調整を行う。このとき、各患者毎の点滴情報が表示してあれば、正しく点滴セットを設置したことを再確認することができる。就寝時間に行う場合は患者を起こさないよう暗い中で行うが、本実施例の看護支援装置8には局部照明ランプ15がついているので必要な灯りは確保できる。
【0008】
本実施例の看護支援装置8は滴下開始ボタンをおすと、点滴開始時刻を記憶し点滴液の量と点滴速度のデータから点滴時間を算出し、点滴開始時刻に点滴時間を加えて点滴終了時間を予測する。
点滴終了予測時間あるいはその少し前になると、看護支援装置8は図4に示したように点滴終了の通知案内を表示する。具体的には、表示画面9には点滴終了アラーム表示16を行い、LEDランプ17を発光させて光表示し、スピーカ14から終了アラームの音声表示する。
本実施例の看護支援装置8は、複数の患者毎の注射情報等の入力を受け入れてこれを記憶部で記憶し、演算部において時刻情報と注射情報等から各患者に対する注射時刻や服薬時刻を算出し、所定の時刻に各患者への注射や飲み薬の服用を促す表示を表示画面9、光表示、音声表示などによって行うことが可能である。
また、本実施例の看護支援装置8は、複数の患者毎の個人データの入力を受け入れ、これを記憶部に記憶し、入力部により任意の短時間内に測定した測定値、例えば10秒間に測定した脈拍数を入力すると、演算部により前記測定値を表示時間である1分間あたりの測定値に換算して表示部に表示して、換算したデータを個人データの1部として記憶部に記憶し、使用者の指示入力に応じて前記個人データを表示部に表示する。
なを、個人データとしては、体温、血圧、脈拍数、呼吸数などを入力し記憶させておき、さらに個人情報として患者名、患者ID、担当医、病室、病名、住所、連絡先電話番号などを入力し記憶させておき、必要に応じて表示画面9に表示させることも可能である。
【0009】
なお、本発明の実施の形態は、前記図示した端末装置の形態に限らない。 すなわち、画面や操作キー、スピーカー等の配置方法や大きさ等は本実施例で図示したものに限るものでない。 また、本発明の装置は携帯型の構成を取るため、動力源は乾電池、充電式電池、燃料電池、太陽電池等のいずれか一つの形態を有するものとする。 ただし、本発明の看護支援装置には記憶装置として常時電力供給の必要なRAMを搭載しているので、RAMには二次電池としてセル型乾電池等を利用することが好ましい。
また、本発明の看護支援装置に含まれる主機能を、画像表示機能付き携帯電話やPHS、あるいは腕時計等に組み込ませて使用する形態にしても良い。 すなわち、発光表示や画像表示、および音声(着信音)表示機能が既に備わっている画像表示機能付き携帯電話やPHSに、本発明の請求項で記載した主機能を追加搭載させる形態とすると、すでに存在する機能を利用することができて好ましい。
【0010】
【発明の効果】
本発明により、点滴投与の場合における、薬液の種類や投与量さらには点滴速度等の調節を看護師が間違えないようにして、医療過誤が発生する問題をなくすことができた。
特に、患者に点滴を行う場合の薬液の滴下ピッチの調整を容易にし、何度も繰り返し調整しなくても、適切な滴下ピッチの調節を可能とすることができた。
さらに、適切な点滴速度の調節を容易にすることにより、点滴終了時刻の推定を正確なものとしたため、点滴セットの回収に訪れた看護師が無駄足を踏んだり、点滴が終了したのに看護師がなかなか点滴セットの回収に訪れないなどの事態を生じないようにすることができた。
また、就寝時刻などの暗い中で点滴の調整を行う場合に、点滴液や点滴筒などを局部的に照らす機能を有する看護支援装置としたため、就寝している患者に影響を与えずに、適切な点滴速度の調節を可能とすることができた。
また、多数の患者の注射情報等の入力、記憶及び表示機能を有する看護支援装置としたため、注射の時間がいい加減になったり、ときには患者を取り違えて注射を行うなど、重大な医療ミスが発生するおそれをなくすことができた。
さらに、患者毎の個人データを入力して記録させたり、任意の短時間内に測定した測定値、例えば脈拍数や呼吸数などを表示時間である1分間あたりの測定値に換算して記録する機能を有する看護支援装置としたため、看護師の計算や記憶する負担を軽減することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】看護支援装置の機能構成図である。
【図2】点滴セットの構成を表示した正面図である。
【図3】滴下ピッチを波形信号で表示した看護支援装置の正面図である。
【図4】点滴終了のアラームを表示した看護支援装置の正面図である。
【図5】処理の流れを表すフローチャート図である。
【符号の説明】
1:点滴セット 2:薬液パック 3:点滴チューブ
4:点滴筒 5:クレンメ 8:看護支援装置
9:表示画面 10:選択キー 11:入力キー
12:パルス波形表示 13:LEDランプ 14:スピーカー
15:局部照明ランプ 16:点滴終了アラーム 17:LEDランプ
【発明の属する技術分野】
本発明は、看護師による看護活動を容易にする看護支援装置に係り、特に適切な点滴の実施及び点滴終了時刻の知覚を容易にする効果が得られるようにした看護支援装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
医療現場においては、医師が患者の診断・診察を行った後、担当医が処方箋を作成し、その処方箋に基づいて薬剤師が投与薬剤の用意をし、その内容を看護師が確認して患者に注射したり投薬を行っていた。
ところが、特に点滴投与の場合には、薬液の種類や投与量や点滴速度等を看護師が間違えて投与するという医療過誤が発生する問題があった。
患者に点滴を行う場合には、クレンメを回転させることにより薬液の滴下ピッチが適正になるように調節していたが、看護師自身が携帯している時計の秒針と滴下状況の両方を同時に視覚しながら調節するため、調節が困難で何度も繰り返すものの適切な調節ができない問題があった。
適切な点滴速度より早い点滴速度で実行した場合は、患者の血液中の薬剤濃度が急激に上昇して、患者に身体的な負担や苦痛を与えたり、場合によっては致命的な結果をきたすリスクが生じる問題があった。
一方、適切な点滴速度より遅い点滴速度で実行した場合は、患者を必要以上の長時間に渉って拘束する結果、点滴を受ける患者の精神的な負担や疲労が過大となる問題があった。
また、点滴速度の調節のバラツキが大きな場合は、点滴終了時刻の推定にも大きな誤差が生じるため、点滴の終了を見計らって点滴セットの回収に訪れた看護師が無駄足を踏んだり、点滴が終了したのに看護師がなかなか点滴セットの回収に訪れず、患者に余分な精神的及び肉体的負担をかける問題を有していた。
特に、点滴投与終了後も点滴の針が患者の体内に入ったままで放置されていると、点滴セット内への血流の逆流が発生して点滴針内で血液の凝固が始まるおそれがある。係る状況に至ると、点滴液を新しい薬液に取り替えても、前記点滴針内での血液凝固が原因で点滴液が患者の体内に注入されなくなる場合もある。
従来には、点滴開始時刻と点滴速度から点滴終了時刻を算出し、点滴終了情報をナースコールに発呼処理を行う発明(例えば特許文献1参照。)が提案されているが、係る発明は適正な点滴速度に調整することが困難である問題は解決していない。
また、患者の点滴装置の薬液残量がある規定残量以下になった場合に患者のベッド付近に設置されているナースコールの子機に点滴終了情報を伝送し、その情報が子機からナースセンターの親機に伝送し、医療従事者に通知案内するシステムの発明(例えば特許文献2参照)も提案されているが、薬液残量検出センサを点滴セットに装置に組み込み点滴セットとナースコールの子機との接続設定もしなくてはならず、過大な装置となるだけではなく点滴セットの設置と回収に関する看護師の作業負担が過大となる問題があった。さらに、係る発明では適正な点滴速度に調整することが困難である問題は解決していない。
また、患者の状況に応じ看護師は就寝時刻の暗い中で点滴の調整を行うこともあったが、室内照明を点灯することもできず暗くてよく見えない状況における適切な点滴速度の調節はさらに困難なものであった。
また、看護師は多数の患者を担当しており、患者毎に異なる時間に異なる注射を行ったり、飲み薬の服用を促すことなどを行っていたが、頭で記憶する情報の量と正確性には限界があって、注射の時間がいい加減になったり、ときには患者を取り違えて注射を行うなど、重大な医療ミスが発生するおそれがあった。
さらに、患者毎の個人データを入力して記録させたり、任意の短時間内に測定した測定値、例えば脈拍数や呼吸数などを表示時間あたりの測定値に換算して記録する機能があれば、看護師が計算したり記憶したりする必要がなくなり、また、忘れてもいつでも表示部に表示して見ることができて便利である。
【0003】
【特許文献1】
特開平9−44572号公報(5頁、第8欄21〜29行)
【特許文献】
特開2002−191648号公報(請求項1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記した従来技術の欠点をなくすためになされたもので、点滴投与の場合における、薬液の種類や投与量さらには点滴速度等の調節を看護師が間違えないようにして、医療過誤が発生する問題をなくすことにある。
特に、患者に点滴を行う場合の薬液の滴下ピッチの調整を容易にし、何度も繰り返す必要がなく、かつ、適切な調節を可能とする看護支援装置を提供することにある。
さらに、適切な点滴速度の調節を容易にすることにより、点滴終了時刻の推定を正確なものとし、点滴セットの回収に訪れた看護師が無駄足を踏んだり、点滴が終了したのに看護師が点滴セットの回収に訪れないなどの事態を生じないようにすることにある。
また、就寝時刻などの暗い中で点滴の調整を行う場合に、点滴液や点滴筒などを局部的に照らす機能を有する看護支援装置とすることにより、就寝している患者に影響を与えずに、適切な点滴速度の調節を可能とすることにある。
また、多数の患者の注射情報等の入力、記憶及び表示機能を有する看護支援装置とすることにより、注射の時間がいい加減になったり、ときには患者を取り違えて注射を行うなど、重大な医療ミスが発生するおそれをなくすことにある。
さらに、患者毎の個人データを入力して記録させたり、任意の短時間内に測定した測定値、例えば脈拍数や呼吸数などを表示時間あたりの測定値に換算し、これを記録する機能を有する看護支援装置とすることにより、看護師の計算や記憶する負担を軽減した看護支援装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、入力部と表示部と演算部及び記憶部を有する看護支援装置であって、前記入力部において点滴情報の入力を受け入れ、前記演算部により前記点滴情報のデータから点滴液の所望の滴下ピッチを算出し、前記表示部により音声表示、光表示あるいは画像表示のうち少なくとも1つ以上の表示により、前記滴下ピッチの表示を行うことを特徴とする看護支援装置とする。
入力部はデータやプログラムなどを入力するもので選択キーや入力キーなどにより人が直接入力する方法や、フロッピーディスクやCD−ROMなどの記録媒体から入力する方法やコンピュータと接続してデータを入力する方法などありその構成については、特にこだわるものではない。
表示部は、データや画像などを画像表示、音声表示、光の点滅表示などで表示するものをいう。
演算部は、入力したデータを記憶部に記憶させたり、記憶部に記憶したデータを選択して呼び出したり、所定の計算式に基づいて計算したり、画像信号、音声信号、光の点滅信号などを発生させ、それぞれの表示を行わせるものである。
点滴情報とは、点滴液の種類、点滴液の量、点滴速度等をいい、滴下ピッチとは、点滴筒における点滴液の滴下ピッチをいい、患者毎に医者が適正な点滴速度を指示する場合や、既に点滴液毎に適正速度が決まっている場合がある。
適正な点滴速度は適正な点滴ピッチに設定することにより得られ、点滴液が同じであれば点滴速度と点滴ピッチは正比例するので、各点滴液毎にその常数を記憶部に記憶させておき、点滴液のデータと点滴速度のデータを入力して滴下ピッチをアウトプットさせることは容易である。さらに、各点滴液毎に適正な点滴速度を定めておき、予めこれを入力し記憶させておけば、点滴速度の入力は不要となって好ましい。
請求項2の発明は、 時計機能と、入力部と表示部と演算部及び記憶部を有する看護支援装置であって、前記入力部において点滴情報の入力を受け入れ、前記演算部により前記点滴情報のデータから点滴液の所望の滴下ピッチを算出し、前記表示部により音声表示、光表示あるいは画像表示のうち少なくとも1つ以上の表示により、前記滴下ピッチの表示を行い、前記点滴情報と点滴開始時刻を前記記憶部に一時記憶させ、前記演算部により点滴情報のデータから点滴時間を算出し、前記点滴開始時刻と前記点滴時間から点滴終了時刻を算出し、前記点滴終了時刻または終了間近の時刻に達したときに、音声表示、光表示あるいは画像表示のうち少なくとも1つ以上の表示により、点滴時間終了又は終了間近の表示を行うことを特徴とする看護支援装置とする。
点滴時間は、点滴液の量を点滴速度でわり算することにより得られるので、点滴時間を求めて点滴開始時刻に足せば点滴終了時刻を算出することができる。
【0006】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2のいずれかに記載した看護支援装置であって、局部照明機能を有することを特徴とする看護支援装置とする。
就寝時刻などの暗い中で点滴の調整を行う場合に、点滴筒などを局部的に照らして点滴速度の調整を行うことを可能として、就寝している患者に影響を与えずに、適切な点滴速度の調節を可能としたものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれかに記載した看護支援装置であって、入力部において複数の患者毎の注射情報等の入力を受け入れてこれを記憶部に記憶し、演算部において時刻情報と前記注射情報等から各患者に対する注射時刻や服薬時刻を算出し、所定の時刻に各患者への注射や飲み薬の服用を促す表示を行うことを特徴とする看護支援装置とする。
注射情報等には、注射液剤の種類、注射液剤の量、注射時間、飲み薬の種類、飲み薬の服用時間などが考えられ、患者毎に入力して記録させておく。
多数の患者に関する注射情報等の入力、記憶及び表示機能を有する看護支援装置とすることにより、注射の時間がいい加減になったり、ときには患者を取り違えて注射を行うなど、重大な医療ミスが発生するおそれをなくしたものである。
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載した看護支援装置であって、入力部において複数の患者毎の個人データの入力を受け入れ、これを記憶部に記憶し、入力部により任意の短時間内に測定した測定値の入力を受け入れ、演算部により前記測定値を表示時間あたりの測定値に換算して表示部に表示し、換算したデータを個人データの1部として記憶部に記憶し、使用者の入力指示に応じて前記個人データを、表示部に表示することを特徴とする看護支援装置とする。
患者毎の個人データを入力して記録させたり、任意の短時間内に測定した測定値、例えば10秒間に測定した脈拍数などを表示時間である1分間あたりの測定値に換算して記録する機能を有する看護支援装置とすることにより、看護師の計算や記憶する負担を軽減した看護支援装置としたものである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な1実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の1実施例である看護支援装置の主要機能の構成を示した。看護支援装置には、時計機能をベースに演算部(CPU)、記憶部(RAM)、表示部及び入力部などを有している。
また図3に示したように、看護支援装置8には表示部たる表示画面9があって、データを図形や文字などで表示し、また表示部たるLEDランプ13があってパルス発光による光表示し、さらに表示部たるスピーカー14があって音声表示をする機能を有している。
また、看護支援装置8には入力部としてメニュー選択キー10、入力キー11などがあり、点滴情報や注射情報、個人データ等を入力することができる。さらに、局部照明ランプ15がついている。
本実施例では、予め、使用する予定の点滴液毎に、適正な点滴速度と点滴ピッチの比例常数を記憶部に記憶させておく。そして、図5に示したように点滴前には各患者毎の点滴情報を入力する。点滴情報としては、点滴液の種類、点滴液の量等を入力して記憶部に記憶させておく。
すると、演算部は、点滴液のデータを基に記憶部に記憶させたデータから当該点滴液の適正な点滴速度と比例常数を取り出し、前記比例常数と点滴速度のデータから、点滴液の所望の滴下ピッチを各患者毎に算出し各患者毎に記憶部に記憶する。
図2に点滴セット1を示したが点滴セット1は、薬液パック2と、点滴チューブ3と、点滴チューブ3の途中についている点滴筒4と、クレンメ5とで構成されており、看護師はクレンメ5を回転させつつ点滴筒4における薬液の滴下ピッチを調節する。
本発明に係る看護支援装置8では、使用者の入力指示により、点滴液の所望の滴下ピッチを表示画面9に波形信号12で表示し、LEDランプ13によるパルス発光による光表示し、スピーカー14による音声表示する。
他にも、表示画面9には各患者毎の名称表示と点滴情報を表示しつつ、LEDランプ13によるパルス発光による光表示と、スピーカー14による音声表示を行うこともできる。
そこで、看護師は光表示や音声表示と点滴液の滴下ピッチとが合致するようクレンメ5の調整を行う。このとき、各患者毎の点滴情報が表示してあれば、正しく点滴セットを設置したことを再確認することができる。就寝時間に行う場合は患者を起こさないよう暗い中で行うが、本実施例の看護支援装置8には局部照明ランプ15がついているので必要な灯りは確保できる。
【0008】
本実施例の看護支援装置8は滴下開始ボタンをおすと、点滴開始時刻を記憶し点滴液の量と点滴速度のデータから点滴時間を算出し、点滴開始時刻に点滴時間を加えて点滴終了時間を予測する。
点滴終了予測時間あるいはその少し前になると、看護支援装置8は図4に示したように点滴終了の通知案内を表示する。具体的には、表示画面9には点滴終了アラーム表示16を行い、LEDランプ17を発光させて光表示し、スピーカ14から終了アラームの音声表示する。
本実施例の看護支援装置8は、複数の患者毎の注射情報等の入力を受け入れてこれを記憶部で記憶し、演算部において時刻情報と注射情報等から各患者に対する注射時刻や服薬時刻を算出し、所定の時刻に各患者への注射や飲み薬の服用を促す表示を表示画面9、光表示、音声表示などによって行うことが可能である。
また、本実施例の看護支援装置8は、複数の患者毎の個人データの入力を受け入れ、これを記憶部に記憶し、入力部により任意の短時間内に測定した測定値、例えば10秒間に測定した脈拍数を入力すると、演算部により前記測定値を表示時間である1分間あたりの測定値に換算して表示部に表示して、換算したデータを個人データの1部として記憶部に記憶し、使用者の指示入力に応じて前記個人データを表示部に表示する。
なを、個人データとしては、体温、血圧、脈拍数、呼吸数などを入力し記憶させておき、さらに個人情報として患者名、患者ID、担当医、病室、病名、住所、連絡先電話番号などを入力し記憶させておき、必要に応じて表示画面9に表示させることも可能である。
【0009】
なお、本発明の実施の形態は、前記図示した端末装置の形態に限らない。 すなわち、画面や操作キー、スピーカー等の配置方法や大きさ等は本実施例で図示したものに限るものでない。 また、本発明の装置は携帯型の構成を取るため、動力源は乾電池、充電式電池、燃料電池、太陽電池等のいずれか一つの形態を有するものとする。 ただし、本発明の看護支援装置には記憶装置として常時電力供給の必要なRAMを搭載しているので、RAMには二次電池としてセル型乾電池等を利用することが好ましい。
また、本発明の看護支援装置に含まれる主機能を、画像表示機能付き携帯電話やPHS、あるいは腕時計等に組み込ませて使用する形態にしても良い。 すなわち、発光表示や画像表示、および音声(着信音)表示機能が既に備わっている画像表示機能付き携帯電話やPHSに、本発明の請求項で記載した主機能を追加搭載させる形態とすると、すでに存在する機能を利用することができて好ましい。
【0010】
【発明の効果】
本発明により、点滴投与の場合における、薬液の種類や投与量さらには点滴速度等の調節を看護師が間違えないようにして、医療過誤が発生する問題をなくすことができた。
特に、患者に点滴を行う場合の薬液の滴下ピッチの調整を容易にし、何度も繰り返し調整しなくても、適切な滴下ピッチの調節を可能とすることができた。
さらに、適切な点滴速度の調節を容易にすることにより、点滴終了時刻の推定を正確なものとしたため、点滴セットの回収に訪れた看護師が無駄足を踏んだり、点滴が終了したのに看護師がなかなか点滴セットの回収に訪れないなどの事態を生じないようにすることができた。
また、就寝時刻などの暗い中で点滴の調整を行う場合に、点滴液や点滴筒などを局部的に照らす機能を有する看護支援装置としたため、就寝している患者に影響を与えずに、適切な点滴速度の調節を可能とすることができた。
また、多数の患者の注射情報等の入力、記憶及び表示機能を有する看護支援装置としたため、注射の時間がいい加減になったり、ときには患者を取り違えて注射を行うなど、重大な医療ミスが発生するおそれをなくすことができた。
さらに、患者毎の個人データを入力して記録させたり、任意の短時間内に測定した測定値、例えば脈拍数や呼吸数などを表示時間である1分間あたりの測定値に換算して記録する機能を有する看護支援装置としたため、看護師の計算や記憶する負担を軽減することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】看護支援装置の機能構成図である。
【図2】点滴セットの構成を表示した正面図である。
【図3】滴下ピッチを波形信号で表示した看護支援装置の正面図である。
【図4】点滴終了のアラームを表示した看護支援装置の正面図である。
【図5】処理の流れを表すフローチャート図である。
【符号の説明】
1:点滴セット 2:薬液パック 3:点滴チューブ
4:点滴筒 5:クレンメ 8:看護支援装置
9:表示画面 10:選択キー 11:入力キー
12:パルス波形表示 13:LEDランプ 14:スピーカー
15:局部照明ランプ 16:点滴終了アラーム 17:LEDランプ
Claims (5)
- 入力部と表示部と演算部及び記憶部を有する看護支援装置であって、
前記入力部において点滴情報の入力を受け入れ、前記演算部により前記点滴情報のデータから点滴液の所望の滴下ピッチを算出し、前記表示部により音声表示、光表示あるいは画像表示のうち少なくとも1つ以上の表示により、前記滴下ピッチの表示を行うことを特徴とする看護支援装置。 - 時計機能と、入力部と表示部と演算部及び記憶部を有する看護支援装置であって、
前記入力部において点滴情報の入力を受け入れ、前記演算部により前記点滴情報のデータから点滴液の所望の滴下ピッチを算出し、前記表示部により音声表示、光表示あるいは画像表示のうち少なくとも1つ以上の表示により、前記滴下ピッチの表示を行い、
前記点滴情報と点滴開始時刻を前記記憶部に一時記憶させ、前記演算部により点滴情報のデータから点滴時間を算出し、前記点滴開始時刻と前記点滴時間から点滴終了時刻を算出し、前記点滴終了時刻または終了間近の時刻に達したときに、音声表示、光表示あるいは画像表示のうち少なくとも1つ以上の表示により、点滴時間終了又は終了間近の表示を行うことを特徴とする看護支援装置。 - 請求項1又は請求項2のいずれかに記載した看護支援装置であって、局部照明機能を有することを特徴とする看護支援装置。
- 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載した看護支援装置であって、
入力部において複数の患者毎の注射情報や飲み薬情報(以下単に「注射情報等」という。)の入力を受け入れてこれを記憶部に記憶し、演算部において時刻情報と前記注射情報等から各患者に対する注射時刻や服薬時刻を算出し、所定の時刻に各患者への注射や飲み薬の服用を促す表示を行うことを特徴とする看護支援装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載した看護支援装置であって、
入力部において複数の患者毎の個人データの入力を受け入れ、これを記憶部に記憶し、
入力部により任意の短時間内に測定した測定値の入力を受け入れ、演算部により前記測定値を表示時間あたりの測定値に換算して表示部に表示し、換算したデータを前記個人データの1部として記憶部に記憶し、
使用者の指示入力に応じて前記個人データを表示部に表示することを特徴とする看護支援装置。
Priority Applications (1)
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JP2003183965A JP2005013542A (ja) | 2003-06-27 | 2003-06-27 | 看護支援装置 |
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Country | Link |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008539949A (ja) * | 2005-05-11 | 2008-11-20 | カーディナル ヘルス 303 インコーポレイテッド | 薬剤限度及び投与プログラムの図形表示 |
JP2009240428A (ja) * | 2008-03-28 | 2009-10-22 | Shizuoka Prefecture | 点滴計測システム |
JP2014171475A (ja) * | 2013-03-05 | 2014-09-22 | Toshiba Tec Corp | 点滴監視装置、サーバおよびプログラム |
-
2003
- 2003-06-27 JP JP2003183965A patent/JP2005013542A/ja not_active Withdrawn
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