JP2005013375A - 薬液内蔵ブラシ - Google Patents

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JP2005013375A JP2003180560A JP2003180560A JP2005013375A JP 2005013375 A JP2005013375 A JP 2005013375A JP 2003180560 A JP2003180560 A JP 2003180560A JP 2003180560 A JP2003180560 A JP 2003180560A JP 2005013375 A JP2005013375 A JP 2005013375A
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Ryusuke Ota
隆介 大田
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Abstract

【課題】前記口腔衛生具は、ブラシ部から薬液を供給する際に、薬液がブラシ部から垂れ落ちてしまう問題があった。そのため、使用者はブラシ部を口内へ挿入した状態で薬液の供給操作を行わなければならず、不便さを強いられていた。また、それ故に、使用者は薬液の供給量を目視によって確認できないため、使用者の意図よりも多く、又は少なく供給してしまうなどの不具合が発生してしまっていた。
【解決手段】ハンドル部とそのハンドル部の前方に設けられたヘッド部、並びに、そのヘッド部に設けられたブラシ部とからなるブラシであって、前記ハンドル部に液体貯蔵室を設けると共に、その液体貯蔵室からブラシ部への液体供給を可能とし、また、前記ブラシ部を形成する毛束に微粒子を付着した薬液内蔵ブラシ。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、歯ブラシの内部に液体歯磨きやデンタルリンスなどの薬液を備えた口腔衛生具や、髪の毛を梳く櫛の内部に毛染め液や整髪剤など薬剤を備えた整髪具のブラシ部に前記薬剤を供給する薬液内蔵ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、歯ブラシのハンドルの中に液体歯磨きやデンタルリンスなどの薬液を充填して、それをブラシ部に供給する構造を持つ口腔衛生具が広く知られている(特許文献1参照)。
また、ブラシ部の繊維体の内部に薬液を浸透させて供給する構造もつ口腔衛生具も知られている(特許文献2参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−266339号(請求項1、図1など)。
【特許文献2】
特開2003−52460号(段落0015、図2、図6)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記口腔衛生具は、ブラシ部から薬液を供給する際に、薬液がブラシ部から垂れ落ちてしまう問題があった。そのため、使用者はブラシ部を口内へ挿入した状態で薬液の供給操作を行わなければならず、不便さを強いられていた。また、それ故に、使用者は薬液の供給量を目視によって確認できないため、使用者の意図よりも多く、又は少なく供給してしまうなどの不具合が発生してしまっていた。
【0005】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は、薬液供給操作時におけるブラシ部からの薬液の垂れ落ちを抑制することを目的とし、ハンドル部とそのハンドル部の前方に設けられたヘッド部、並びに、そのヘッド部に設けられたブラシ部とからなるブラシであって、前記ハンドル部に液体貯蔵室を設けると共に、その液体貯蔵室からブラシ部への液体供給を可能とし、また、前記ブラシ部を形成する毛束に微粒子を付着したことを第1の要旨とし、ハンドル部とそのハンドル部の前方に設けられたヘッド部、並びに、そのヘッド部に設けられたブラシ部とからなるブラシであって、前記ハンドル部に液体貯蔵室を設けると共に、その液体貯蔵室からブラシ部への液体供給を可能とし、また、前記ヘッド部の内側、或いは、表面に吸収体を配置したことを第2の要旨とする。
【0006】
【作用】
ハンドル部より薬液がブラシ部に供給されてきた際、供給された薬液が微粒子を付着したブラシ部(毛束)やその周囲に配置された吸収体で吸収・保持される。よって、ブラシ部を口内に挿入しなくても、目視することによって、好みに応じて容易に薬液の供給を行うことができる。
【0007】
【実施例】
以下、本発明の実施例を添付図面を参照しながら、詳細に説明する。図1に本発明の実施例1を示す。口腔衛生具である歯ブラシに適用したときの例である。ハンドル1は、押圧変形可能で且つ歯ブラシのハンドルとしても使用に耐えるような強度を持つブロー成型品で構成されている。そのハンドル1の内部には、空間部が形成されていおり、薬液を充填した薬液タンク11となっている。さらに、ハンドル1の開口端部には、ネジ部12が形成されており、そのネジ部12にはヘッド2が着脱自在に取り付けられている。このようにヘッド2とハンドル1を着脱自在に構成することによって、ハンドル1をカートリッジとして利用することも可能であるし、また、使用者が自分でハンドル1の内部に薬液を補充することも可能となる。
前記ヘッド2の先端には、ヘッドカバー4が超音波溶着や接着剤によって接着されており、その接合面からの液体の漏れが防止されている。そして、そのヘッドカバー4には、表面に微粒子を付着した(例えば、コロイド処理)複数の毛束(ブラシ部)3が貫通した状態で固定されている。さらに、ヘッド2には、薬液流通路21が形成されており、その薬液流通路21は前記ハンドル1の薬液タンク11と毛束3の根元の空間部22とを連通させている。
【0008】
ハンドル1を潰すように押圧操作するとハンドル1が変形し、薬液タンク11が加圧される。その加圧によって内蔵された薬液が薬液流通路21を通って毛束3の根元に到達し、薬液が毛束3の中に浸透して外部に滲出する。
この際、毛束3の表面には、微粒子が付着、即ち、コロイド処理が施されている為、そのコロイド効果によって薬液の浸透性が大幅に向上している。その結果、毛束3を通して滲出した薬液は素早く、効率的に全ての毛束3に行き渡る。よって、毛束3が本来保持できる以上の保持力が得られるため、滲出した薬液の垂れ落ち防止効果が向上される。これによって、使用者は毛束3に薬液が浸透していく様を目視によって確認しながら、任意の量の薬液を滲出させることができる。
ここで、毛束3にコロイド処理を施す方法の例としてはスノーテックス(日産化学工業(株)製)などのシリカコロイドゾルを0.05〜5.0wt%、PH1.0〜12.0程度の水溶液としたものに毛束を浸たし、後にそれを乾燥させて処理を行う方法などがある。
【0009】
図2に本発明の実施例2を示す。ハンドル1とヘッド2の構成・機能は実施例1と同様であるが、ヘッド2内の毛束3の根元が位置する空間部22には、薬液を吸収・保持可能な、スポンジやウレタンなどの多孔質体からなる吸収体5が配置されている。また、吸収体5と毛束3の隙間は少なく、密着した状態で当接している。即ち、吸収体5は、空間部22の内域のほとんど全てを満たしている。そのため、薬液タンク11から薬液流通路21を通って供給された薬液は、吸収体5の内部を通過して毛束3の根元に到達することになる。
上記構成によって、薬液流通路21を通って供給される薬液は、毛束3に到達する前に必ず吸収体5に吸収され、その後、毛束3に供給される。従って、ハンドル1を潰すように押圧操作して発生した圧力は、直接毛束3に伝わることはなく、一旦、吸収体5に吸収され、その吸収作用によって薬液の圧力が若干減少し、その減圧された状態で毛束3に浸透する。よって、薬液の滲出が若干緩和され、垂れ落ちてしまう危険性が少なくなる。
尚、吸収体5は、前例の他に微細な隙間が多数形成された樹脂成形品としても良く、ヘッド2やヘッドカバー4と一体、或いは、2色成形などの手段によって一体的に形成しても良い。
また、毛束3が実施例1と同様にコロイド処理されている場合には、実施例1の効果も同時に得られるばかりでなく、吸収体とコロイド処理による相乗効果も発生し、信頼性、即ち、垂れ落ち防止効果が飛躍的に向上する。
【0010】
図3に本発明の実施例3を示す。ハンドル1とヘッド2の構成・機能は実施例1と同様であるが、ヘッドカバー4の外側(表面)に薬液を吸収・保持可能な吸収体5を配置している。また、吸収体5と毛束3は、ほぼ密着した状態で当接している。具体的に説明すると、吸収体5には複数の貫通孔が形成されており、その貫通孔に貫通孔よりも若干大径な毛束3が貫通している。即ち、毛束3は、貫通孔に隙間無く、若干圧入された状態で嵌り込んでいるのである。
上記の構成によって、薬液流通路21を通った後、毛束3の内部を通って供給されてた薬液は、前記毛束3の外周側に滲出する際に、吸収体5に吸収・保持されることになる。この吸収体5の保持力によって、仮に、ハンドル1を勢いよく押圧操作してしまっても、過剰に供給された薬液が吸収体5に吸収・保持される為、垂れ落ちが防止される。
また、この実施例3においても、毛束3が実施例1と同様にコロイド処理されている場合には、実施例1の効果も同時に得られるばかりでなく、吸収体とコロイド処理による相乗効果も発生し、信頼性、即ち、垂れ落ち防止効果が飛躍的に向上する。
また、前記実施例3と同様に、吸収体5は、前例の他に微細な隙間が多数形成された樹脂成形品としても良く、ヘッド2やヘッドカバー4と一体、或いは、2色成形などの手段によって一体的に形成しても良い。
【0011】
図4、図5に本発明の実施例4を示す。ハンドル1とヘッド2の構成・機能は実施例1と同様であるが、毛束3の根元の一つ一つに独立した吸収体5を配置している。また、実施例2や実施例3と同様に、吸収体5と毛束3は隙間がなく、密着した状態で当接している。
上記の構成によって、前記実施例2と同様に、薬液流通路21を通って供給される薬液は、毛束3に到達する前に必ず吸収体5に吸収される。しかし、本実施例においては、吸収体5が各毛束3にそれぞれ独立して取り付けられているため、吸収体5間には、隙間23が形成される。薬液供給の際、薬液はこの隙間23を通り各毛束3に達する為、実施例2に比し、薬液を素早く各毛束3に浸透させることができる。本実施例は、薬液の粘度が若干高い場合など、特に有効な手段となる。
【0012】
図6に本発明の実施例5を示す。本実施例は、薬液タンク11の加圧手段をノック操作による加圧機構としたものである。ノックボタン6を押し込むことで薬液タンク11を加圧し、薬液が薬液流通路21を通って毛束3に供給される。この様な加圧機構を使用することによって、使用者はより正確な加圧調整が可能となり、垂れ落ちの問題がさらに少なくなる。
【0013】
【発明の効果】
本発明は、ハンドル部とそのハンドル部の前方に設けられたヘッド部、並びに、そのヘッド部に設けられたブラシ部とからなるブラシであって、前記ハンドル部に液体貯蔵室を設けると共に、その液体貯蔵室からブラシ部への液体供給を可能とし、また、前記ブラシ部を形成する毛束に微粒子を付着したことを第1の要旨とし、ハンドル部とそのハンドル部の前方に設けられたヘッド部、並びに、そのヘッド部に設けられたブラシ部とからなるブラシであって、前記ハンドル部に液体貯蔵室を設けると共に、その液体貯蔵室からブラシ部への液体供給を可能とし、また、前記ヘッド部の内側、或いは、表面に吸収体を配置したことを第2の要旨としているので、使い勝手の良い薬液内蔵ブラシを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1の縦断面図である。
【図2】実施例2の要部拡大断面図である。
【図3】実施例3の要部拡大断面図である。
【図4】実施例4の要部拡大断面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】実施例5の縦断面図である。
【符号の説明】
1 ハンドル
11 薬液タンク
12 ネジ部
2 ヘッド
21 薬液流通路
3 毛束
4 ヘッドカバー
5 吸収体

Claims (2)

  1. ハンドル部とそのハンドル部の前方に設けられたヘッド部、並びに、そのヘッド部に設けられたブラシ部とからなるブラシであって、前記ハンドル部に液体貯蔵室を設けると共に、その液体貯蔵室からブラシ部への液体供給を可能とし、また、前記ブラシ部を形成する毛束に微粒子を付着したことを特徴とする薬液内蔵ブラシ。
  2. ハンドル部とそのハンドル部の前方に設けられたヘッド部、並びに、そのヘッド部に設けられたブラシ部とからなるブラシであって、前記ハンドル部に液体貯蔵室を設けると共に、その液体貯蔵室からブラシ部への液体供給を可能とし、また、前記ヘッド部の内側、或いは、表面に吸収体を配置したことを特徴とする薬液内蔵ブラシ。
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