JP2005013370A

JP2005013370A - Adhesive member for ankle and method of using the same

Info

Publication number: JP2005013370A
Application number: JP2003180504A
Authority: JP
Inventors: Osamu Ohira; 治大平; Kotaro Shimobayashi; 浩太郎下林; Keichu Morikawa; 敬忠森川
Original assignee: Nitto Denko Corp
Current assignee: Nitto Denko Corp
Priority date: 2003-06-25
Filing date: 2003-06-25
Publication date: 2005-01-20

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an adhesive member for an ankle allowing a person having no expertise on taping to speedily and easily fix an ankle joint etc. without such inconvenience that a shoe can not be worn because of a fat layered tape, and a method of using the same. <P>SOLUTION: The adhesive member for the ankle is a deformed H-shaped adhesive member consisting of a rectangular bottom, first rear and front tape bodies whose axes are parallel, extended from one side of the bottom, and second rear and front tape bodies whose axes are parallel, extended from the opposite side of the bottom. The length of the first and second rear tape bodies is shorter than that of the first and second front tape bodies. It is preferable that tips of the first rear tape body, first front tape body, second rear tape body and second front tape body are tongue-shaped respectively. It is also preferable that a peelable liner covering an adhesive layer of the H-shaped adhesive member is halved at a plurality of positions, and that letters or images are displayed in each section of the peelable liner divided by the halving. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、足首部用粘着部材及びその使用方法に関する。詳しくは、医療、スポーツや整体等の分野において、足首関節等を固定等するために用いられる足首部用粘着部材及びその使用方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
足首は全身を支えて体重がかかる部位であり、また、スポーツや日常生活等の動作において捻挫等が発生しやすい部位である。足首は歩行動作に深く関与しているため、足首に痛みが生じると日常の動作が困難になる。そのため、足首に生じる痛みを軽減する対策が強く求められており、例えば、足首関節等を固定する処置がとられる。
専門知識を要せずに足首関節等を固定するための方法として、足首にサポータを装着する方法があるが（例えば、特許文献１参照）、このサポータは極厚に形成された脛当てパッド等を有していて装着太りするので、装着した状態で靴等を履くことはできず、日常動作に不都合があった。また、足首に巻き締めるアンカーストラップと、８の字状に足の甲及び足底を巻き締めるフィギュアエイトストラップと、内果から足底を回り外果を通って巻き締めるスターアップストラップとを備えた、伸縮性のテープ状体からなる足関節サポータがあるが（例えば、特許文献２参照）、装着した後、時間の経過につれて緩みが生じ、十分な足首関節等の固定ができなかった。
足首の痛みを軽減させるために粘着テープを用いて足首関節を固定等すること（テーピング）は、スポーツや医療の分野において従来から行われている処置方法である。適切なテーピングが施されれば、足首を十分に固定して痛みを軽減することができ、かつ、足首等の運動能力を低下させることもないが、適切なテーピングを行うためには専門の知識が必要とされるため手軽に行うことができない、という欠点があった。また、支持、固定力を強化するために、粘着テープを足首に回旋状に重ねて巻きつけるテーピングが行われると、締め付け過ぎによる局部の循環障害や神経障害が生じやすい、という問題があった。
【０００３】
【特許文献１】
特開平１０−２４０５５号公報
【特許文献２】
特開平１０−２４８８６５号公報
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、上記問題に鑑み、本発明は、テーピングの専門知識を有しない人であっても迅速かつ簡易に足首を固定することができ、かつ、固定用部材等の装着やテープの貼り太りによって靴が履けない等の不都合も生じない足首部用粘着部材を提供することを目的とする。また、この足首部用粘着部材を用いて足首関節等を固定する方法を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
本発明の足首部用粘着部材は、矩形状の底部、該底部の一辺から延設され、軸を平行にする第一の後テープ体と前テープ体、及び、該底部の対辺から延設され、軸を平行にする第二の後テープ体と前テープ体、からなる変形Ｈ字型粘着部材であって、該第一の後テープ体及び該第二の後テープ体の長さは、該第一の前テープ体及び該第二の前テープ体の長さより短いことを特徴とする。
ここで、前記第一の後テープ体、前記第一の前テープ体、前記第二の後テープ体、及び、前記第二の前テープ体の先端はそれぞれ舌状に形成されていることができる。
また、前記第一の前テープ体の先端辺から前記第二の前テープ体の先端辺までの長さが４００ｍｍ〜６５０ｍｍであり、前記前テープ体の幅と前記後テープ体の幅との合計が５０ｍｍ〜１５０ｍｍであることができる。
また、前記第一の前テープ体及び前記第二の前テープ体の長さは、それぞれ独立に２００ｍｍ〜２７０ｍｍであることができる。
また、前記第一の後テープ体及び前記第二の後テープ体の長さは、それぞれ独立に８０ｍｍ〜１５０ｍｍであることができる。
また、前記変形Ｈ字型粘着部材の粘着層は剥離ライナーで覆われており、該剥離ライナーには複数箇所背割りが施されていることができる。
ここで、前記変形Ｈ字型粘着部材の粘着層を覆い、かつ、背割りによって区画された各剥離ライナーには、文字又は画像が表示されていることができる。
また、前記背割りによって区画された剥離ライナーに付された文字又は画像から、順番を認識することができることが好ましい。
また、足首部関節用粘着部材を構成する支持体は、強撚布からなることができる。
また、足首部用粘着部材を構成する粘着層は、アクリル系粘着剤又はゲル系粘着剤から形成されていることができる。
また、足首部用粘着部材を構成する粘着層の厚みと支持体の厚みの合計が、３００μｍ〜１１００μｍであり、前記粘着層と前記支持体とからなる粘着部材の伸張率が１１０％以下であることができる。
【０００６】
本発明のテーピング方法は、底部の剥離ライナーを除去した後、垂直に上に持ち上げた前テープ体が踝表面上を覆うように、底部に踵底面を乗せて貼着し、足首部の外側に貼着すべき、一方の後テープ体の剥離ライナーを除去し、該後テープ体の先端部を持って後テープ体を垂直に持ち上げて伸張させながら足首部の外側踝を覆うように貼着し、続いて、足首部の内側に貼着すべき、他方の後テープ体の剥離ライナーを除去した後、該後テープ体を垂直に持ち上げて伸張させながら足首部の内側踝を覆うように貼着し、次いで、足首部の外側に位置する、一方の前テープ体の剥離ライナーを除去してから、該前テープ体の先端部を持って前テープ体を伸張させながら、足の甲上方足首部を通って内側踝の上を覆い、さらに足首の後ろのアキレス腱を通過して外側踝までの１周を貼着し、続いて、足首部の内側に位置する、他方の前テープ体の剥離ライナーを除去してから、該前テープ体の先端部を持って前テープ体を伸張させながら、足の甲上方足首部で交差して外側踝の上を覆うようにし、アキレス腱を通り、内側踝までの１周を貼着することによって、足首関節をテーピングすることを特徴とする。
ここで、前記先端部を貼着するときは、先端部の伸張を弛めてから貼着することができる。
また、さらに矩形状の補助用粘着部材を用いて、テーピングを補強することができる。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、同一の構成要素には同一の参照番号を付して、説明を省略する。
図１は、本発明の実施形態の１つである足首部用粘着部材を示す図であり、図１の（ａ）は平面図であり、図１の（ｂ）は正面図である。ここでは、外形がほぼ台形状である変形Ｈ字型粘着部材からなる足首部用粘着部材について説明する。
【０００８】
図１の（ａ）において、足首部用粘着部材は、外形がほぼ台形状であり、台形状のほぼ中央には、足の踵底面に貼付するための底部１を有する。この底部１の両側には、それぞれ、第一の後テープ体２と前テープ体３、及び、第二の後テープ体２’と前テープ体３’を有する。第一の後テープ体２と第一の前テープ体３とは軸を平行にしている。また、同様に、第二の後テープ体２’と第二の前テープ体３’とは軸を平行にしている。第一の後テープ体２及び第二の後テープ体２’は、足首側面に貼着するためのテープであり、踝を十分に覆うことができる長さであることは必要であるが、長すぎない適度な長さ、例えば、踝のやや上方に達する程度の長さであることが好ましい。このような長さに設定されていれば、テーピングした粘着部材が靴下の上端から、はみ出さないので、見栄えが良くなる。なお、このような長さとなるように、各自が適当に切断して使用してもよい。第一の前テープ体３及び第二の前テープ体３’は、アキレス腱を覆うように足首周りに貼着されるテープであり、後テープ体２、２’の長さよりは長くなっている。
また、第一の後テープ体、第一の前テープ体、第二の後テープ体、及び、第二の前テープ体の各先端は舌状に形成されている。本発明において、舌状とは矩形状の角部が切断されたような形状を意味し、例えば、曲線に類するような多角形状、半円形状、楕円形状、Ｒ字状曲線等も含むものとする。先端部が角を有する矩形状であると、既に貼着されている粘着部材の上（自背面を含む）に重ね貼りをした際に剥がれやすくなるが、先端部を舌状に形成することによって、重ね貼りしても剥がれにくくなる。
底部１は矩形状をしており、その一辺には第一の後テープ体２と前テープ体３が、この辺の対辺には第二の後テープ体２’と前テープ体３’が配置されている。
【０００９】
本発明の足首部用粘着部材の層構成については後述するが、使用時まで粘着層へ埃等が付着することを防ぎ、粘着層を保護するために、粘着層の上には剥離ライナーが積層されている。この剥離ライナーには数箇所背割りが施されている。例えば図１の（ａ）においては、底部１と、底部左側に配置されている第一の後テープ体２及び第一の前テープ体３との境界部分４、及び、同様に、底部右側に配置されている第二のテープ体との境界部分４’に背割りが施されている。この足首部用粘着部材では、背割りされた各パーツの剥離ライナーに▲１▼、▲２▼等の数字が印刷等されて、印刷部５が形成されている。この印刷部５は数字に限定されるものではないが、例えば、テーピングを容易にするために、テーピング順序を示すような文字（数字を含む）、貼着方法を示す挿絵等の画像が何らかの方法で示されていることが好ましい。
【００１０】
図１に示すほぼ台形状の足首部用粘着部材は、台形の下底辺の長さ、すなわち、第一の前テープ体３の先端辺から第二の前テープ体３’の先端辺までの長さ（Ｌ１０）が４００ｍｍ〜６５０ｍｍであり、台形の高さ、すなわち、前テープ体（３、３’）の幅（Ｗ１２）と後テープ体（２、２’）の幅（Ｗ１１）の合計（Ｗ１０）が５０ｍｍ〜１５０ｍｍであることが好ましく、かかる範囲内で、体型、足型等を考慮して適宜設計されることが好ましい。後テープ体２（又は２’）の長さ（Ｌ１１）は８０ｍｍ〜１５０ｍｍであることが好ましく、前テープ体３（又は３’）の長さ（Ｌ１３）は２００ｍｍ〜２７０ｍｍであることが好ましい。また、底部１の長さ（Ｌ１２）は踵の幅より大きくてもよく、例えば５０ｍｍ〜９０ｍｍであることが好ましい。これらの長さ及び底部の大きさ等も、体型、足型等を考慮して適宜設計されることが好ましい。
【００１１】
図１の（ｂ）に足首部用粘着部材の層構成を例示する。図１の（ｂ）において、足首部用粘着部材は、支持体１１と粘着層１２と剥離ライナー１３とからなる。ここでは、支持体１１が基材１４のみからなる構成であるが、図２に示すように、基材１４に他の層１５を積層してもよい。他の層１５の種類等は、必要に応じて、適宜選択することができる。剥離ライナー１３は無くても良いが、使用時まで粘着層１２を汚染から防ぎ、粘着力を保護するためには、粘着層１２の上に剥離ライナー１３を積層することが好ましい。
図１の（ｂ）において、剥離ライナー１３には各パーツの境界部分（４、４’）に背割りが施されており、各パーツを覆う剥離ライナーの各々には、数字（▲１▼、▲２▼等）が印刷された印刷部５が形成されている。
この剥離ライナーは、一般的に皮膚へ貼付する粘着テープ等に用いられるものを使用することができる。具体的には、上質紙、グラシン紙、パーチメント紙等の表面に、シリコーン等の剥離性能を有する剥離剤をコーティングしたものや、上質紙にレジンをアンカーコートしたもの又はポリエチレンをラミネートしたもの等の表面にシリコーン等の剥離性能を有する剥離剤をコーティングしたもの等を使用することができる。
【００１２】
本発明の足首部用粘着部材は、良好なハンドリング性（作業性）と固定性とを有することが好ましい。したがって、本発明の足首部用粘着部材（例えば、剥離ライナーを除いた粘着部材、すなわち、支持体と粘着層とからなる粘着部材）は、長手方向（矩形状の長さの長い方向）の伸張率（伸張度）が３０％〜１１０％程度であることが好ましく、３０％〜７０％であることが更に好ましい。また、かかる粘着部材は、引張強度が１０Ｎ／１９ｍｍ幅以上、２００Ｎ／１９ｍｍ幅以下であることが好ましく、２０％モジュラス（２０％伸張時における引張り応力）が０．５Ｎ／１９ｍｍ幅以上、８Ｎ／１９ｍｍ幅以下であることが好ましい。伸張率が１１０％より大きいと、足首部と接触する領域の粘着部材が足首部の伸縮動作等に応じて繰り返し伸縮させられることによって、粘着部材が伸びきってしまう恐れがある。ここで、２０％モジュラスとは、所定形状の試料片を、所定速度で２０％伸張するまで引っ張った時の引張強度をいう。
【００１３】
本発明の足首部用粘着部材を構成する基材１４としては、例えば、伸縮性を有する天然ゴム系シート、合成ゴム系シート、これらのシートで穿孔等が施された透湿性を有するシート、長手方向（縦糸）に伸縮糸を用いたタテ伸び布（例えば、ウレタンを糸の芯にした伸縮糸を用いたスパンデックス織布）、縦糸及び横糸に伸縮糸を用いた伸縮布、長手方向に強撚糸を打込んだ強撚布、これらの織布や編布とポリウレタンフィルムとをラミネートしたもの等を用いることができる。本発明においては、長手方向の伸張率が３０％〜１１０％程度、引張強度が１０Ｎ／１９ｍｍ幅〜２００Ｎ／１９ｍｍ幅、２０％モジュラスが０．５Ｎ／１９ｍｍ幅〜８Ｎ／１９ｍｍ幅である強撚布を用いることが好ましい。かかる強撚布を使用することによって、テーピングを行う際に重要な良好なハンドリング性（作業性）、追従性、固定性、圧迫性（キックバック性）等を発揮することができる。
【００１４】
基材１４の厚さは、基材の材料特性等によって適宜決定されることが好ましいが、皮膚への追従性、テープ固定性、テーピング作業性等を考慮すると、３００μｍ〜１０００μｍが好ましく、さらに好ましくは５００μｍ〜８００μｍである。基材１４は単層構成でも多層構成でもよく、多層構成の場合には、全層の合計の厚さが上記範囲内であることが好ましい。
また、本発明の足首部用粘着部材は、剥離ライナーを除いた粘着部材の厚さが、３００μｍ〜１１００μｍであることが好ましい。
【００１５】
粘着層１２は、貼着した皮膚に追従できる程度の柔軟性や粘弾性を有し、皮膚に対して刺激の少ない粘着剤を用いて形成することが好ましく、一般的なテーピング用粘着テープの分野等で周知、あるいは実用されている種々の粘着剤を使用することができる。具体的には、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、合成ゴム系粘着剤、ビニルエーテル系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ゲル系粘着剤を用いることができるが、皮膚刺激性等を考慮すると、アクリル系粘着剤もしくはゲル系粘着剤を用いることが好ましい。例えば、油性ゲル粘着剤は、接着力は比較的低いが、皮膚との密着性に優れ、テーピング等の用途には充分であり、剥離する際には皮膚表面の角質を傷つけることがないため、好適に使用することができる。なお、ゲル系粘着剤については、公表特許公報２０００−５１３２８７号を参照されたい。
【００１６】
粘着層１２は、支持体１１の片面全面に設けてもよいが、部分的に設けてもよい。支持体１１の基材面上に部分的に設ける場合には、粘着層をドット状または条状に形成することができ、粘着層が形成されていない領域が通気路としても機能するので、膝部用粘着部材の通気性や透湿性を向上させることができ、発汗によるムレやカブレ等を予防することができる。条状の形状としては、直線状、波状等が挙げられる。一般的には条間空間の断面積の経時的な変化が少ない波状とすることが好ましいが、使用する粘着剤の特性等によって適宜決定することが好ましい。また、粘着層を基材面上に部分的に設ける場合には、条間に通気路として機能する空間が確保されるように、ドットの大きさや配置、条間空間の大きさ等を適宜設計することが好ましい。
所望の領域に粘着剤を塗布する場合には、剥離ライナー上に、例えば、櫛形状の型を用いて塗工中にその櫛を固定したり、振幅移動させたりして、所望のスジ状又はウエイブ状等の形状を有する粘着層を剥離ライナー上に形成し、これを基材１４の面上に転写すればよい。
【００１７】
粘着層１２の厚さは、使用される粘着剤の種類、特性等によって適宜決定されることが好ましいが、例えば、２０μｍ〜１２０μｍであることが好ましく、４０μｍ〜１００μｍであることが更に好ましい。
【００１８】
足首部用粘着部材には、本発明の効果を阻害しない範囲内であれば、必要に応じて穿孔を施してもかまわない。
【００１９】
本発明の足首部用粘着部材を用いてテーピングを行う方法の一例として、図１に示すほぼ台形状の変形Ｈ字型足首部用粘着部材を、足首部に適用した例を図を用いて以下に説明する。本発明においてテーピングとは、粘着テープ等を用いて関節部、筋肉、腱等の施部を固定することであり、この施部を支持、補正、補強等することにより、痛みを軽減したり、治療を促進したりする効果がある。
【００２０】
図３〜図５は、本発明の足首部用粘着部材を用いて足首関節等を固定する方法を説明する図である。
図３の（ａ）において、足首部用粘着部材を、例えば床や地面等のように貼着作業が行い易い場所に、剥離ライナーが上を向くようにして置く。底部１の剥離ライナー（表示▲１▼）を除去した後、後テープ２、２’を上に引き上げた時に踝の真上を通過するように、すなわち底部１の後ろの辺（台形の上底辺）から踵がややはみ出すようにして、踵底面を底部１の粘着層の上に乗せて貼着する。図３の（ｂ）において、足首部の角度（θ）を９０度に保った状態で、足首部の外側に貼着すべき第一の後テープ体２の剥離ライナー（表示▲２▼）を除去し、第一の後テープ体２の先端部を手で持って真上に引き上げ、第一の後テープ体２を伸張させながら足首関節の外側踝を覆うように、第一の後テープ体２を途中まで貼着した後、第一の後テープ体の先端部を、伸張を弛めた状態で貼着する。このように、テープ体を伸張させた状態で途中まで貼着するのは、施部位に適度な固定力を付与するためであり、先端部の伸張を弛めてから貼着するのは、皮膚と粘着部材との接着面間の物理的ストレスを少なくし、皮膚刺激を軽減するためであり、また、テープ体の端部の応力歪による剥がれを少なくするためである。
続いて、図３の（ｃ）に示すように、足首部の内側に貼着すべき第二の後テープ体２’の剥離ライナー（表示▲２▼’）を除去した後、その先端部を手で持って、内側の踝を覆うように第二のテープ体２’を真上方向に引張って伸張させながら途中まで貼着した後、第二のテープ体２’の先端部の伸張を弛めてから先端部を貼着する。これが、いわゆる「スターアップ」に相当するものであり、距骨、踵骨の内反を抑制、制限することができる。
【００２１】
次に、図４の（ａ）に示すように、足首部の外側に位置する第一の前テープ体３の剥離ライナー（表示▲３▼）を除去してから、第一の前テープ体３の先端部を手で持ち伸張させながら、足首の甲の上を通過させ、アキレス腱を覆うように足首関節の後ろを通した後（図４の（ｂ）参照）、足首の前にもってきて、すなわち第一の前テープ体３を足首の周りにほぼ一周させ、第一の前テープ体３を先端部を残して貼着し、続いて、先端部の伸張を弛めてから先端部を貼着する（図４の（ｃ）参照）。
【００２２】
同様にして、図５の（ａ）に示すように、足首関節の内側に位置する第二の前テープ体３’の剥離ライナー（表示▲３▼’）を除去してから、第二のテープ体３’の先端部を手で持ち引っ張って伸張させながら、足の甲を通って、アキレス腱を覆うように足首関節の後ろを通し（図５の（ｂ）参照）、足首をほぼ一周させ、第二のテープ体３’を先端部を残して貼着し、続いて、先端部の伸張を弛めてから先端部を既に貼着されている第二のテープ体３の基材面上に重ねて貼着する（図５の（ｃ）参照）。これが、いわゆる「フィギュア−エイト」に相当するものであり、スターアップのテーピング機能と共に、足関節の内かえしを抑制、制限し、距骨が前方へ移動することを抑制、制限することができる。また、アキレス腱を保護し、足首部の固定力を強化してスターアップのテーピングを固定する役割もある。
また、必要に応じて、底部に適度に体重をかけながらテーピングを行ってもよい。このようにすれば、運動時に足首関節等に負荷がかかった状態に近い状態でテーピングを行うことになる。
【００２３】
本発明によれば、上記したように、外形がほぼ台形状の変形Ｈ字型粘着部材を用いてテーピングすることによって、足首関節等を適切に固定することができる。
本発明においては、変形Ｈ字型粘着部材でテーピングを行った後、さらに、非伸縮性の綿テープ又は伸縮テープで形成された矩形状の補助部材を適宜用い、変形Ｈ字型粘着部材の上に重ねてテーピングすることによって変形Ｈ字型粘着部材によるテーピングを補強してもよい。以下に補助用粘着部材を用いてテーピングを補強する方法について説明する。なお、補助用粘着部材は変形Ｈ字型粘着部材を貼着した後、この上に更に重ねて貼着されるが、重ねて貼着された形態で示すと煩雑な図面になるので、以下では、貼着した変形Ｈ字型粘着部材を省略し、補助用粘着部材のみを貼着した図面で説明することにする。
【００２４】
図６の（ａ）及び（ｂ）に、補助用粘着部材を用いてテーピングを補強する第一のテーピング補強方法を示す。これは、足首が内側に捩れること、すなわち足首の内がえし（内反）を防ぐために有効なテーピング補強方法である。図６の（ａ）において、足首の外側踝を覆うように、指の付け根から補助用粘着部材３１を伸張させながら貼着し、次に、足首後ろに回してアキレス腱を覆った後、図６の（ｂ）に示すように、足首内側から足首前面に回し、補助用粘着部材の端の伸張を弛めてから貼着する。
【００２５】
図７の（ａ）及び（ｂ）に、補助用粘着部材を用いてテーピングを補強する第二のテーピング補強方法を示す。これは、足首が外側に捩れること、すなわち足首の外がえし（外反）を防ぐために有効なテーピング補強方法である。図７の（ａ）において、足首の内側踝を覆うように、指の付け根から補助用粘着部材３１を伸張させながら貼着し、次に、足首後ろに回してアキレス腱を覆った後、図７の（ｂ）に示すように、足首外側から足首前面に回し、補助用粘着部材の端の伸張を弛めてから貼着する。
【００２６】
図８の（ａ）及び（ｂ）に、補助用粘着部材を用いてテーピングを補強する第三のテーピング補強方法を示す。これは、足先が床側に捩れること、すなわち足首先の底屈を防ぐために有効なテーピング補強方法である。図８の（ａ）において、足首の角度を９０度にした後、足首の付け根に補助用粘着部材３１を貼着し、次に、この部分を押さえて粘着部材の一方の端をつま先の方向へ引っ張って途中まで貼着した後、先端部の伸張を弛めてから指の付け根に貼着する。続いて、図８の（ｂ）に示すように、足首の付け根に貼着した補助用粘着部材３１を押さえて他方の端を脛の方向へ引っ張って途中まで貼着した後、先端部の伸張を弛めてから脛に貼着する。
【００２７】
図９の（ａ）及び（ｂ）に、補助用粘着部材を用いてテーピングを補強する第四のテーピング補強方法を示す。これは、足先が脛側に捩れること、すなわち足首先の背屈を防ぐために有効なテーピング補強方法である。図９の（ａ）において、足首先を背屈させた状態、すなわち、足首の角度を９０度より小さくした後、足指の付け根から足裏に補助用粘着部材３１を伸張させつつ貼着する。次に、図９の（ｂ）に示すように、アキレス腱を伸ばすようにして、足首後ろから、脹脛の方向へ補助用粘着部材３１を引っ張って伸張させつつ途中まで貼着した後、先端部の伸張を弛めてから貼着する。
【００２８】
本発明に使用される補助用粘着部材はほぼ矩形状をしており、足の甲及びアキレス腱を覆うことができるような大きさであることが好ましい。例えば、矩形状の短辺が３．８ｃｍ〜７．５ｃｍであり、長辺が７．５ｃｍ〜２０ｃｍであることが好ましい。また、矩形状の端部は舌状に形成されていることが好ましい。
補助用粘着部材が伸縮テープで構成される場合には、本発明の変形Ｈ字型粘着部材と同様の材料とすることができ、また同様の層構成とすることができる。また、非伸縮性テープで構成される場合には、一般的なテーピング用の非伸縮性綿テープと同様の材料とすることができる。あるいは、市販のテーピング用テープで代用することもできる。
【００２９】
本発明の足首部用粘着部材、及び必要に応じて使用される補助用粘着部材の剥離ライナーに貼着順序を示す表示がなされていれば、この順序に従って貼着することによって、テーピングの専門知識がない人でも、容易に、しかも適切な位置にテーピングすることができる。
また、本発明のテーピング方法にさらに追加して、従来のテーピング方法を行ってもよい。
【００３０】
【実施例】
以下に本発明の実施例を示し、さらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の応用が可能である。
【００３１】
実施例１
２−エチルヘキシルアクリレート９０重量部、及び、アクリル酸９重量部の混合物を、不活性ガス雰囲気下で酢酸エチルによって共重合することによりアクリル系粘着剤を得た。このアクリル系粘着剤を、上質紙にポリエチレンをラミネートした面にシリコーン処理を施した剥離ライナーの処理面に、乾燥後の厚さが８０μｍとなるように塗布し、１２０℃で３分間乾燥させて粘着層を形成した。この粘着層の上に、基材として用意した綿とレーヨンからなる混紡糸を綾織した布（強撚織布）を重ね、貼合せることにより、基材／粘着層／剥離ライナーの層構成を有する積層体を得た。ただし、基材及び粘着層の厚さは、７５０μｍであった。
得られた積層体に打ち抜き加工を施して、図１に示すような形状の足首部用粘着部材を得た。ただし、外形がほぼ台形である変形Ｈ字状粘着部材は、図１における台形の高さ（Ｗ１０）が１００ｍｍ、後テープ体の幅（Ｗ１１）及び前テープ体の幅（Ｗ１２）がそれぞれ５０ｍｍであり、台形の下底辺の長さ（Ｌ１０）が５５０ｍｍであった。また、後テープ体の長さ（Ｌ１１）は１１５ｍｍであり、前テープ体の長さが２４０ｍｍであった。また、底部の長さ（Ｗ１２）は７０ｍｍであった。
剥離ライナーには各部の境界部分に背割りが施されており、背割りで区画された各剥離ライナーには貼付順番を示す連続数字のスタンプが押されてあった。
得られた足首部用粘着部材を用い、上記変形Ｈ字型粘着部材のテーピング方法に従って、足首部にテーピングを行った。
【００３２】
実施例２
上質紙にポリエチレンをラミネートした面にシリコーン処理を施した剥離ライナーの処理面に、油性ゲル粘着剤を乾燥後の厚さが６５μｍとなるように塗布し、１２０℃で３分間乾燥させることにより粘着層を形成した。次に、ポリエステル７５デニール糸をスムーズ編で伸縮するように編み込んだ、厚さ約２５２μｍの伸縮性編布である基材の一方の面に、約１３μｍのポリウレタンフィルムを接着積層して支持体を形成した。支持体の基材面に、粘着層を重ねて貼合せることにより、ポリウレタンフィルム／基材／粘着層／剥離ライナーの層構成を有する積層体を得た。ただし、積層体（剥離ライナーを除く）の厚さ、具体的には支持体と粘着層の合計の厚さが約３２０μｍであった。
得られた積層体に打ち抜き加工を施して、図１に示すような形状の足首部用粘着部材を得た。ただし、外形がほぼ台形である変形Ｈ字状粘着部材は、図１における台形の高さ（Ｗ１０）が１００ｍｍ、後テープ体の幅（Ｗ１１）及び前テープ体の幅（Ｗ１２）がそれぞれ５０ｍｍであり、台形の下底辺の長さ（Ｌ１０）が５６０ｍｍであった。また、後テープ体の長さ（Ｌ１１）は９０ｍｍであり、前テープ体の長さが２１５ｍｍであった。また、底部の長さ（Ｗ１２）は５０ｍｍであった。
剥離ライナーには各部の境界部分に背割りが施されており、背割りで区画された各剥離ライナーには貼付順番を示す連続数字のスタンプが押されてあった。
得られた足首部用粘着部材を用い、上記変形Ｈ字型粘着部材のテーピング方法に従って、足首部にテーピングを行った。
【００３３】
比較例１
一般にスポーツ用テーピングテープとして知られている通常のテープを用い、一般的な方法でテーピングを行った。すなわち、まず、足首を中心にアンダーラップテープを貼る。次に、非伸縮性の綿テープであるアンカーテープ（３８ｍｍ幅）を２本、足首より約５ｃｍ上の位置に貼着する。ただし、２本のアンカーテープは、１／３〜１／２程度ずらして貼られており、また、回旋して巻きつけられている。次に、スターアップテープ（３８ｍｍ幅）を、内側のアンカーテープの位置から内側踝を通って外側のアンカーテープの位置まで引き上げて貼着する。ただし、スターアップテープは、１／３〜１／２程度ずらして３本貼着される。その後、アンカーテープでスターアップテープの端部を止めるために、足首より約５ｃｍ上の位置でアンカーテープを２本巻きつけて貼着する。次に、足首周辺に圧迫を加えて足首がぐらつくことを抑制するために、フィギュアエイトテープを、アキレス腱の位置を起点とし、ここから外側踝を通り足の甲にまわし、土踏まずを通って再び甲で交差させ、内側踝の上を通して起点に戻り、さらにアキレス腱を越えて外側まで半周させて貼着する。その後、ヒールロックテーピングを行う。すなわち、強撚布の伸縮テープを、足の甲を起点とし、内側踝から踵の後ろを通し、外側踝の下方を通して土踏まずへまわし、再び甲で交差させる。続いて、外側踝の上を通過させ、アキレス腱を経由して踵へまわし、内側踝の下方を通して土踏まずを斜めに通過させた後、甲へまわす。この操作を繰り返して行い、足首上方に貼着してあるアンカーテープの位置まで、連続的に上方へ巻き上げていく。
【００３４】
上記の実施例１、実施例２、及び、比較例１に示すテーピング方法で、年齢層が３０代以上のボランティア２０人の足首に粘着部材を貼付してもらい、下記基準に基づき、テーピングの操作性、及び、テーピング直後の状態を評価してもらった。また、粘着部材を貼着後、ジョッギングを１時間実施した後で、下記基準に基づき、運動後の接着持続性と固定能の評価を行った。各評価基準の該当人数を表１に示す。
【００３５】
《評価基準》
▲１▼ テーピングの操作性
「１」…非常に貼付しやすく、３分以内でテーピングを行うことができた場合
「２」…貼付し難く、テーピング時間は、３分より長く、１０分未満であった
「３」…非常に貼付しにくく、テーピングに１０分以上かかった場合
▲２▼ テーピング直後の状態
「１」…局部の貼り太りが生じず、非常に快適であった
「２」…貼付後、不快感は感じないが、やや違和感があった
「３」…貼付後、テーピングを意識させる不快感があり、苦痛であった
「４」…非常に苦痛で不快であり、通常の靴を履くことができなかった
▲３▼ 運動後の接着持続性と固定能
「１」…貼着した粘着部材は９０％以上剥がれておらず、足首へのテーピング機能が十分に持続していた
「２」…剥がれてない部分が５０％以上、９０％未満残存し、１部に緩みが生じたがテーピング機能は有していた
「３」…剥がれていない部分が５０％未満であり、あるいは緩みが生じ、テーピング機能が失われていた
【００３６】
【表１】

【００３７】
表１から明らかなように、実施例１及び実施例２の足首部用粘着部材を用いて、実施例１、２の方法によってテーピングを行った場合には、テーピングの操作性、テーピング直後の状態、及び、運動後の接着持続性と固定能の全ての評価において、２０人中１３人以上が、最高レベルの評価点をつけた。すなわち、装着感及び操作性において良好であり、テーピング機能も十分であることが分かった。また、実施例２の足首部用粘着テープは防水性を有していることが分かった。
一方、従来の方法によってテーピングを行った比較例１では、テーピングに時間がかかり、テーピングの装着感に不快感を訴える人が多数いることが分かった。
【００３８】
【発明の効果】
以上詳しく説明したように、本発明の足首部用粘着部材を用いれば、テーピングの専門知識を有しない人でも、例えば剥離ライナーに表示された順序に従ってテーピングを行うことにより、容易に、短時間で、適切なテーピングを行うことができる。また、このように、誰でも、手軽に簡単にテーピングを行うことができるので、くせになりやすい捻挫の再発予防に役立ち、また、大きなケガを予防することができる。
本発明の足首部用粘着部材を用いれば、足首関節等を十分に固定することができ、しかも固定能が持続するので、ウオーキング、ジョッギング、登山者、種々の運動競技者、足関節の機能回復訓練者等が便利に利用することができる。また、本発明の足首部用粘着部材を用いれば、貼り太りが生じず、日常生活にも不便を感じさせないので、通常の靴を履くことができ、運動競技者等の靴の使用も妨げない。
本発明のテーピング方法によれば、踵底面をＨ字状粘着部材の底部に乗せて、体重をかけつつテーピングを行うことができるので、片手で粘着部材を押さえておく必要がなく、両手が自由に使える状態でテーピングを行うことができる。また、運動時に足首関節等に負荷がかかった状態に近い状態でテーピングを行うことができるので、有効なテーピング効果が得られやすい。
本発明のテーピング方法によれば、足首に回旋状に巻きつけないので締め付け過ぎによる局部の循環障害や神経障害が生じることもない。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態の１つである足首部用粘部材を示す図であり、（ａ）はその平面図、（ｂ）はその正面図である。
【図２】本発明の足首部用粘着部材の層構成を示す図である。
【図３】本発明の足首部用粘着部材を用いてテーピングを行う方法を説明するための図である。
【図４】本発明の足首部用粘着部材を用いてテーピングを行う方法を説明するための図である。
【図５】本発明の足首部用粘着部材を用いてテーピングを行う方法を説明するための図である。
【図６】本発明の補助用粘着部材を更に用いてテーピングを行う方法を説明するための図である。
【図７】本発明の補助用粘着部材を更に用いてテーピングを行う方法を説明するための図である。
【図８】本発明の補助用粘着部材を更に用いてテーピングを行う方法を説明するための図である。
【図９】本発明の補助用粘着部材を更に用いてテーピングを行う方法を説明するための図である。
【符号の説明】
１底部
２第一の後テープ体
２’ 第二の後テープ体
３第一の前テープ体
３’ 第二の前テープ体
４、４’ 境界部分
５印刷部
１１支持体
１２粘着層
１３剥離ライナー
１４基材
２０足
３１補助用粘着部材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an ankle adhesive member and a method of using the same. More specifically, the present invention relates to an ankle part pressure-sensitive adhesive member used for fixing an ankle joint and the like in the fields of medical treatment, sports, and body modification, and a method of using the same.
[0002]
[Prior art]
The ankle is a part that supports the whole body and gains weight, and is also a part where sprains and the like are likely to occur in sports, daily activities, and the like. Since the ankle is deeply involved in walking movement, daily movement becomes difficult when pain occurs in the ankle. Therefore, there is a strong demand for measures to reduce pain in the ankle. For example, a measure for fixing an ankle joint or the like is taken.
As a method for fixing an ankle joint or the like without requiring specialized knowledge, there is a method of attaching a supporter to the ankle (see, for example, Patent Document 1). Therefore, it is impossible to wear shoes or the like in a worn state, which is inconvenient for daily operations. In addition, it was equipped with an anchor strap that wraps around the ankle, a figure eight strap that wraps the instep and bottom of the foot in a figure-eight shape, and a star-up strap that wraps around the sole from the inner fruit through the outer fruit. Although there is an ankle joint supporter made of a stretchable tape-like body (see, for example, Patent Document 2), after wearing, loosening occurred over time, and sufficient ankle joint and the like could not be fixed.
Fixing an ankle joint with an adhesive tape (taping) in order to reduce ankle pain is a treatment method conventionally performed in the fields of sports and medicine. If appropriate taping is applied, the ankle can be sufficiently fixed to alleviate pain, and it does not reduce the exercise capacity of the ankle, etc. However, there is a disadvantage that it cannot be easily performed. Further, in order to strengthen the support and fixing force, there has been a problem that local circulatory disturbance and neurological disorder due to excessive tightening are likely to occur when taping is performed in which the adhesive tape is wound around the ankle in a convoluted manner.
[0003]
[Patent Document 1]
JP-A-10-24055
[Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-248865
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, in view of the above problems, the present invention can fix an ankle quickly and easily even by a person who does not have taping expertise, and the shoes can be attached by attaching a fixing member or the like, or by attaching a tape. An object of the present invention is to provide an ankle part pressure-sensitive adhesive member that does not cause inconvenience such as being unable to wear. Moreover, it aims at providing the method of fixing an ankle joint etc. using this adhesive member for an ankle part.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
The pressure-sensitive adhesive member for an ankle portion according to the present invention extends from a rectangular bottom portion, a first rear tape body and a front tape body, which extend from one side of the bottom portion, and whose axes are parallel, and from opposite sides of the bottom portion. A deformed H-shaped adhesive member comprising a second rear tape body and a front tape body, the axes of which are parallel, wherein the lengths of the first rear tape body and the second rear tape body are: It is shorter than the length of the first front tape body and the second front tape body.
Here, the front ends of the first rear tape body, the first front tape body, the second rear tape body, and the second front tape body may each be formed in a tongue shape. .
Moreover, the length from the front end side of the first front tape body to the front end side of the second front tape body is 400 mm to 650 mm, and the total of the width of the front tape body and the width of the rear tape body Can be between 50 mm and 150 mm.
The lengths of the first front tape body and the second front tape body may be 200 mm to 270 mm independently.
The lengths of the first rear tape body and the second rear tape body may be independently 80 mm to 150 mm.
The adhesive layer of the deformed H-shaped adhesive member may be covered with a release liner, and the release liner may be split at multiple locations.
Here, characters or images can be displayed on each release liner that covers the adhesive layer of the deformed H-shaped adhesive member and is partitioned by splitting the spine.
Moreover, it is preferable that the order can be recognized from characters or images attached to the release liner partitioned by the spine.
Moreover, the support body which comprises the adhesive member for ankle joints can be made of a strong twisted cloth.
Moreover, the adhesive layer which comprises the ankle part adhesive member can be formed from an acrylic adhesive or a gel adhesive.
The total thickness of the pressure-sensitive adhesive layer constituting the pressure-sensitive adhesive member for the ankle portion and the thickness of the support is 300 μm to 1100 μm, and the stretch rate of the pressure-sensitive adhesive member composed of the pressure-sensitive adhesive layer and the support is 110% or less. be able to.
[0006]
In the taping method of the present invention, after removing the release liner at the bottom, the front tape body, which is lifted vertically upward, is attached with the bottom of the heel on the bottom so that it covers the surface of the heel. Remove the release liner from one of the rear tape bodies to be attached, and hold the tip of the rear tape body so that the rear tape body is lifted vertically and stretched to cover the outer heel of the ankle. Next, after removing the release liner from the other rear tape body to be attached to the inside of the ankle part, the rear tape body is attached so as to cover the inner heel of the ankle part while lifting and stretching it vertically. Then, after removing the release liner of one front tape body located outside the ankle portion, the front tape body is stretched by holding the front tape body, and the upper ankle portion above the instep Through the top of the inner heel and the back of the ankle After passing through the tendon and sticking one round to the outer heel, remove the release liner of the other front tape body located inside the ankle, and then hold the tip of the front tape body Tap the ankle joint by stretching the front tape body, crossing at the upper ankle of the foot and covering the outer heel, pasting the Achilles tendon, and sticking one round to the inner heel It is characterized by that.
Here, when sticking the said front-end | tip part, after extending | stretching a front-end | tip part, it can stick.
Further, taping can be reinforced by using a rectangular auxiliary adhesive member.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. The same constituent elements are denoted by the same reference numerals, and the description thereof is omitted.
FIG. 1 is a view showing an ankle part pressure-sensitive adhesive member which is one embodiment of the present invention, FIG. 1 (a) is a plan view, and FIG. 1 (b) is a front view. Here, an ankle part adhesive member made of a deformed H-shaped adhesive member having a substantially trapezoidal outer shape will be described.
[0008]
In FIG. 1 (a), the ankle portion adhesive member has a substantially trapezoidal outer shape, and has a bottom portion 1 for sticking to the bottom surface of the foot at substantially the center of the trapezoidal shape. On both sides of the bottom portion 1, there are a first rear tape body 2 and a front tape body 3, and a second rear tape body 2 ′ and a front tape body 3 ′, respectively. The first rear tape body 2 and the first front tape body 3 have axes in parallel. Similarly, the second rear tape body 2 ′ and the second front tape body 3 ′ have axes in parallel. The first rear tape body 2 and the second rear tape body 2 ′ are tapes for adhering to the side surface of the ankle and need to be long enough to cover the heel. It is preferable that the length is only an appropriate length, for example, a length that reaches slightly above the ridge. If the length is set to such a length, the taped adhesive member does not protrude from the upper end of the sock, so that the appearance is improved. In addition, you may cut | disconnect and use each suitably so that it may become such length. The first front tape body 3 and the second front tape body 3 ′ are tapes attached around the ankle so as to cover the Achilles tendon, and are longer than the lengths of the

rear tape bodies

2, 2 ′.
Moreover, each front-end | tip of a 1st back tape body, a 1st front tape body, a 2nd back tape body, and a 2nd front tape body is formed in the tongue shape. In the present invention, the tongue shape means a shape in which a rectangular corner portion is cut, and includes, for example, a polygonal shape similar to a curve, a semicircular shape, an elliptical shape, an R-shaped curve, and the like. If the tip has a rectangular shape with corners, it will be easy to peel off when it is overlaid on the adhesive member that has already been stuck (including the back), but by forming the tip in a tongue shape , It will be difficult to peel off even if it is laminated.
The bottom 1 has a rectangular shape, and a first rear tape body 2 and a front tape body 3 are arranged on one side thereof, and a second rear tape body 2 ′ and a front tape body 3 ′ are arranged on opposite sides of the side. ing.
[0009]
Although the layer structure of the pressure-sensitive adhesive member for an ankle portion of the present invention will be described later, a release liner is laminated on the pressure-sensitive adhesive layer in order to prevent dust and the like from adhering to the pressure-sensitive adhesive layer and protect the pressure-sensitive adhesive layer until use. Has been. This release liner is split in several places. For example, in FIG. 1A, the boundary portion 4 between the bottom portion 1 and the first rear tape body 2 and the first front tape body 3 arranged on the left side of the bottom portion, and similarly, on the right side of the bottom portion. A back split is applied to the boundary portion 4 'with the second tape body arranged. In this ankle part adhesive member, numbers such as (1) and (2) are printed on the release liner of each part that has been split apart to form the printing part 5. Although the printing unit 5 is not limited to numbers, for example, in order to facilitate taping, images such as letters (including numbers) indicating the taping order, illustrations indicating the sticking method, and the like are some methods. Is preferably shown.
[0010]
The substantially trapezoidal ankle adhesive member shown in FIG. 1 is the length of the lower base of the trapezoid, that is, the length from the leading edge of the first front tape body 3 to the leading edge of the second front tape body 3 ′. (L10) is 400 mm to 650 mm, and the height of the trapezoid, that is, the sum of the width (W12) of the front tape body (3, 3 ′) and the width (W11) of the rear tape body (2, 2 ′) ( W10) is preferably 50 mm to 150 mm, and within such a range, it is preferable to design appropriately considering the body shape, foot shape, and the like. The length (L11) of the rear tape body 2 (or 2 ′) is preferably 80 mm to 150 mm, and the length (L13) of the front tape body 3 (or 3 ′) is preferably 200 mm to 270 mm. Moreover, the length (L12) of the bottom part 1 may be larger than the width | variety of a collar, for example, it is preferable that they are 50 mm-90 mm. It is preferable that the length, the size of the bottom, and the like are appropriately designed in consideration of the body shape, the foot shape, and the like.
[0011]
FIG. 1B illustrates the layer configuration of the ankle adhesive member. In FIG. 1B, the ankle portion adhesive member includes a support 11, an adhesive layer 12, and a release liner 13. Here, the support 11 is composed of only the base material 14, but another layer 15 may be laminated on the base material 14 as shown in FIG. 2. The type of the other layer 15 and the like can be appropriately selected as necessary. The release liner 13 may be omitted, but it is preferable to laminate the release liner 13 on the pressure-sensitive adhesive layer 12 in order to prevent the pressure-sensitive adhesive layer 12 from being contaminated and protect the pressure-sensitive adhesive force until use.
In FIG. 1B, the release liner 13 is split at the boundary portions (4, 4 ') of each part, and each of the release liners covering each part has a number ((1), ▲ 2) and the like are printed.
As this release liner, those generally used for an adhesive tape or the like attached to the skin can be used. Specifically, the surface of high-quality paper, glassine paper, parchment paper, etc., coated with a release agent having a release performance such as silicone, or the high-quality paper coated with a resin anchor or polyethylene laminated What coated the release agent which has peeling performances, such as silicone, on the surface can be used.
[0012]
The ankle part pressure-sensitive adhesive member of the present invention preferably has good handling properties (workability) and fixability. Therefore, the pressure-sensitive adhesive member for an ankle portion according to the present invention (for example, the pressure-sensitive adhesive member excluding the release liner, that is, the pressure-sensitive adhesive member composed of the support and the pressure-sensitive adhesive layer) is elongated in the longitudinal direction (in the long rectangular direction). The rate (degree of elongation) is preferably about 30% to 110%, and more preferably 30% to 70%. The adhesive member preferably has a tensile strength of 10 N / 19 mm width or more and 200 N / 19 mm width or less, and a 20% modulus (tensile stress at 20% elongation) of 0.5 N / 19 mm width or more and 8 N / The width is preferably 19 mm or less. If the stretch rate is greater than 110%, the adhesive member in the region in contact with the ankle portion may be repeatedly expanded or contracted according to the expansion / contraction operation or the like of the ankle portion, thereby possibly extending the adhesive member. Here, the 20% modulus refers to the tensile strength when a specimen having a predetermined shape is pulled at a predetermined speed until it is stretched by 20%.
[0013]
Examples of the base material 14 constituting the ankle portion pressure-sensitive adhesive member of the present invention include, for example, a stretchable natural rubber-based sheet, a synthetic rubber-based sheet, a sheet having moisture permeability perforated by these sheets, a longitudinal direction, and the like. Vertical stretch fabric using stretch yarn in direction (warp) (for example, spandex woven fabric using stretch yarn with urethane core), stretch fabric using stretch yarn for warp and weft, strong twisted yarn in longitudinal direction Can be used, such as laminates of woven fabrics and knitted fabrics and polyurethane films. In the present invention, the tensile strength is about 30% to 110% in the longitudinal direction, the tensile strength is 10 N / 19 mm width to 200 N / 19 mm width, and the 20% modulus is 0.5 N / 19 mm width to 8 N / 19 mm width. It is preferable to use a cloth. By using such a strong twisted fabric, it is possible to exhibit good handling properties (workability), followability, fixing properties, compression properties (kickback properties) and the like that are important when taping.
[0014]
The thickness of the base material 14 is preferably determined as appropriate depending on the material properties of the base material, but is preferably 300 μm to 1000 μm, more preferably in consideration of the followability to the skin, tape fixability, taping workability, and the like. Is 500 μm to 800 μm. The base material 14 may have a single layer structure or a multilayer structure. In the case of a multilayer structure, the total thickness of all layers is preferably within the above range.
Moreover, it is preferable that the adhesive member for an ankle part of this invention is 300 micrometers-1100 micrometers in thickness of the adhesive member except a peeling liner.
[0015]
The pressure-sensitive adhesive layer 12 is preferably formed using a pressure-sensitive adhesive that has flexibility and viscoelasticity that can follow the attached skin and is less irritating to the skin. It is possible to use various pressure-sensitive adhesives that are well-known or practically used. Specifically, acrylic adhesives, rubber adhesives, synthetic rubber adhesives, vinyl ether adhesives, silicone adhesives, gel adhesives can be used, but considering skin irritation and the like, It is preferable to use an acrylic adhesive or a gel adhesive. For example, oil-based gel pressure-sensitive adhesive has a relatively low adhesive force, but it has excellent adhesion to the skin and is sufficient for taping and other applications, and does not damage the skin surface when it is peeled off. It can be preferably used. For the gel-based pressure-sensitive adhesive, see Published Patent Publication No. 2000-513287.
[0016]
The adhesive layer 12 may be provided on the entire surface of one side of the support 11 or may be provided partially. When the adhesive layer is partially provided on the base material surface of the support 11, the adhesive layer can be formed in a dot shape or a strip shape, and the region where the adhesive layer is not formed also functions as an air passage. The air permeability and moisture permeability of the adhesive member for a part can be improved, and stuffiness or fogging due to perspiration can be prevented. Examples of the stripe shape include a straight shape and a wave shape. In general, it is preferable that the cross-sectional area of the interstitial space has a wavy shape with little change over time, but it is preferable to appropriately determine it depending on the characteristics of the pressure-sensitive adhesive to be used. In addition, when the adhesive layer is partially provided on the substrate surface, the size and arrangement of dots, the size of the space between the stripes, etc. are appropriately designed so as to ensure a space that functions as an air passage between the stripes. It is preferable to do.
When applying a pressure-sensitive adhesive to a desired area, for example, a comb-shaped mold is used on the release liner to fix the comb during application, or to move the amplitude, so that a desired stripe shape or An adhesive layer having a wave shape or the like may be formed on the release liner and transferred onto the surface of the substrate 14.
[0017]
The thickness of the pressure-sensitive adhesive layer 12 is preferably determined as appropriate depending on the type and characteristics of the pressure-sensitive adhesive used, but is preferably 20 μm to 120 μm, and more preferably 40 μm to 100 μm, for example.
[0018]
The ankle part adhesive member may be perforated as necessary as long as the effect of the present invention is not impaired.
[0019]
As an example of a method of performing taping using the ankle part adhesive member of the present invention, an example in which the substantially trapezoidal deformed H-shaped ankle adhesive member shown in FIG. 1 is applied to the ankle part will be described below with reference to the drawings. Explained. Taping in the present invention means fixing joints such as joints, muscles, and tendons using an adhesive tape or the like, and by supporting, correcting, reinforcing, etc. this part, alleviating pain, It has the effect of promoting treatment.
[0020]
3-5 is a figure explaining the method of fixing an ankle joint etc. using the adhesive member for an ankle part of this invention.
In FIG. 3A, the ankle adhesive member is placed in a place where the sticking operation is easy to perform, such as the floor or the ground, with the release liner facing upward. After removing the release liner (indicated (1)) on the bottom 1, when the

rear tape

2, 2 ′ is pulled up, it passes over the top of the ridge, that is, the rear side of the bottom 1 (the upper base of the trapezoid) ) With the bottom surface of the heel on the adhesive layer of the bottom portion 1 so that the heel slightly protrudes from). In FIG. 3B, the release liner (display (2)) of the first rear tape body 2 to be adhered to the outside of the ankle part with the ankle angle (θ) kept at 90 degrees. Remove the first rear tape body 2 by holding the tip of the first rear tape body 2 by hand and stretch the first rear tape body 2 so as to cover the outer heel of the ankle joint. After pasting 2 partway, the tip of the first rear tape body is pasted in a state where the extension is loosened. In this way, the tape body is stuck in the stretched state in order to give an appropriate fixing force to the application site. This is to reduce the physical stress between the adhesive surfaces of the tape and the adhesive member, to reduce skin irritation, and to reduce peeling due to stress strain at the end of the tape body.
Subsequently, as shown in FIG. 3C, after removing the release liner (indication (2) ') of the second rear tape body 2 ′ to be adhered to the inside of the ankle portion, Hold it by hand and attach the second tape body 2 'to the middle while pulling and stretching the second tape body 2' so as to cover the inner ridge, and then loosen the extension of the tip of the second tape body 2 '. After that, attach the tip. This corresponds to a so-called “star-up”, and can suppress and limit the varus and varus varus.
[0021]
Next, as shown in FIG. 4A, the first front tape body 3 is removed after removing the release liner (indicated (3)) of the first front tape body 3 located outside the ankle portion. Passing the back of the ankle joint while covering the Achilles tendon (see Fig. 4 (b)), and then coming to the front of the ankle That is, the first front tape body 3 is made to make a full circle around the ankle, and the first front tape body 3 is pasted with the tip portion remaining, and then the tip portion is loosened after the tip portion is loosened. Adhere (see (c) of FIG. 4).
[0022]
Similarly, as shown in FIG. 5 (a), after removing the release liner (indication (3) ') of the second front tape body 3' located inside the ankle joint, the second tape While holding and pulling the tip of the body 3 'by hand, it passes through the back of the foot, passes the back of the ankle joint so as to cover the Achilles tendon (see FIG. 5 (b)), and makes the ankle almost complete, The second tape body 3 ′ is stuck on the base material surface of the second tape body 3 that has been stuck, after the tip part has been loosened after the tip part has been left unfastened. Affix and overlap (see (c) of FIG. 5). This corresponds to a so-called “figure-eight”, and, together with the star-up taping function, it can suppress and limit the flipping of the ankle joint and can suppress and limit the forward movement of the talus. In addition, it protects the Achilles tendon and strengthens the fixing force of the ankle part to fix the star-up taping.
If necessary, taping may be performed while applying a moderate weight to the bottom. If it does in this way, taping will be performed in the state near the state where load was applied to an ankle joint etc. at the time of exercise.
[0023]
According to the present invention, as described above, an ankle joint and the like can be appropriately fixed by taping using a deformed H-shaped adhesive member having a substantially trapezoidal outer shape.
In the present invention, after taping with the deformed H-shaped adhesive member, a rectangular auxiliary member formed of a non-stretchable cotton tape or stretchable tape is used as appropriate, and the top of the deformed H-shaped adhesive member is It is also possible to reinforce the taping by the deformed H-shaped adhesive member by overlapping and taping. A method for reinforcing taping using an auxiliary adhesive member will be described below. In addition, after adhering a deformation | transformation H-shaped adhesion member, the auxiliary adhesive member is further laminated | stacked on this, but since it becomes a complicated drawing when it shows in the form laminated | stacked and adhered, in the following, The attached deformed H-shaped adhesive member will be omitted, and only the auxiliary adhesive member will be described with reference to the attached drawings.
[0024]
FIGS. 6A and 6B show a first taping reinforcing method for reinforcing taping using an auxiliary adhesive member. This is an effective taping reinforcement method for preventing the ankle from being twisted inward, that is, preventing the inner ankle of the ankle (varying). In FIG. 6 (a), the auxiliary adhesive member 31 is stretched and applied from the base of the finger so as to cover the outer heel of the ankle, and then turned to the back of the ankle to cover the Achilles tendon. As shown in (b) of the above, it is rotated from the inner side of the ankle to the front surface of the ankle, and the extension of the end of the auxiliary pressure-sensitive adhesive member is loosened before being attached.
[0025]
FIGS. 7A and 7B show a second taping reinforcement method in which taping is reinforced using an auxiliary adhesive member. This is an effective taping reinforcement method for preventing the ankle from being twisted outward, that is, preventing the ankle from bulging (valgus). In FIG. 7 (a), the auxiliary adhesive member 31 is stretched and attached from the base of the finger so as to cover the inner heel of the ankle, and then turned to the back of the ankle to cover the Achilles tendon. As shown in (b) of the above, it is rotated from the outer side of the ankle to the front surface of the ankle to loosen the extension of the end of the auxiliary pressure-sensitive adhesive member, and then attached.
[0026]
FIGS. 8A and 8B show a third taping reinforcement method in which taping is reinforced using an auxiliary adhesive member. This is an effective taping reinforcing method for preventing the toes from being twisted to the floor side, that is, preventing the bottom of the ankle. In FIG. 8A, after the ankle angle is set to 90 degrees, the auxiliary adhesive member 31 is attached to the base of the ankle, and then this portion is pressed to place one end of the adhesive member in the toe direction. After pulling to the middle and sticking to the middle, loosen the extension of the tip, and then stick to the base of the finger. Subsequently, as shown in FIG. 8 (b), the auxiliary adhesive member 31 attached to the base of the ankle is pressed and the other end is pulled in the direction of the shin and attached to the middle, and then the distal end is extended. Loosen and stick to the shin.
[0027]
9A and 9B show a fourth taping reinforcement method for reinforcing taping using an auxiliary adhesive member. This is an effective taping reinforcement method for preventing the toes from twisting toward the shin side, that is, preventing ankle dorsiflexion. In FIG. 9A, after the ankle tip is bent back, that is, after the angle of the ankle is made smaller than 90 degrees, the auxiliary adhesive member 31 is attached to the foot sole while being extended from the base of the toes. . Next, as shown in FIG. 9 (b), the Achilles tendon is stretched, and the auxiliary adhesive member 31 is stretched in the direction of the calf from the back of the ankle while being stretched. Apply after loosening the extension.
[0028]
The auxiliary pressure-sensitive adhesive member used in the present invention has a substantially rectangular shape, and preferably has a size that can cover the instep and the Achilles tendon. For example, the rectangular short side is preferably 3.8 cm to 7.5 cm, and the long side is preferably 7.5 cm to 20 cm. The rectangular end is preferably formed in a tongue shape.
When the auxiliary pressure-sensitive adhesive member is composed of an elastic tape, it can be made of the same material as that of the modified H-shaped pressure-sensitive adhesive member of the present invention, and can have a similar layer structure. Moreover, when comprised with a non-stretchable tape, it can be set as the material similar to the non-stretchable cotton tape for general taping. Alternatively, a commercially available taping tape can be substituted.
[0029]
Taping expertise can be obtained by sticking in accordance with this order if the sticking order is indicated on the release liner of the ankle part pressure-sensitive adhesive member and auxiliary pressure-sensitive adhesive member used as necessary. Even people who do not have taping can easily tap into an appropriate position.
In addition to the taping method of the present invention, a conventional taping method may be performed.
[0030]
【Example】
Examples of the present invention will be described below and will be described in more detail. However, the present invention is not limited to these examples, and various applications are possible without departing from the technical idea of the present invention.
[0031]
Example 1
An acrylic pressure-sensitive adhesive was obtained by copolymerizing a mixture of 90 parts by weight of 2-ethylhexyl acrylate and 9 parts by weight of acrylic acid with ethyl acetate under an inert gas atmosphere. This acrylic pressure-sensitive adhesive was applied to a treated surface of a release liner obtained by applying silicone treatment to a surface of polyethylene laminated on high-quality paper so that the thickness after drying was 80 μm, and dried at 120 ° C. for 3 minutes. An adhesive layer was formed. On this adhesive layer, a base fabric / adhesive layer / release liner layer structure is obtained by laminating and laminating a fabric (strong twisted woven fabric) in which a mixed yarn made of cotton and rayon prepared as a base material is laminated. A laminate was obtained. However, the thickness of the base material and the adhesive layer was 750 μm.
The obtained laminate was punched to obtain an ankle part pressure-sensitive adhesive member having a shape as shown in FIG. However, the deformed H-shaped adhesive member having a substantially trapezoidal outer shape has a trapezoidal height (W10) in FIG. 1 of 100 mm, a rear tape body width (W11) and a front tape body width (W12) of 50 mm. Yes, the length (L10) of the lower base of the trapezoid was 550 mm. Moreover, the length (L11) of the back tape body was 115 mm, and the length of the front tape body was 240 mm. The bottom length (W12) was 70 mm.
The release liner is split at the boundary between each part, and each release liner partitioned by the back is stamped with a continuous number indicating the order of application.
Using the obtained ankle part adhesive member, taping was performed on the ankle part according to the taping method of the deformed H-shaped adhesive member.
[0032]
Example 2
An oily gel adhesive is applied to the treated surface of a release liner that has been treated with silicone on the surface of polyethylene laminated on high-quality paper so that the thickness after drying is 65 μm, and is dried by drying at 120 ° C. for 3 minutes. A layer was formed. Next, a polyurethane film having a thickness of about 13 μm is adhered and laminated on one surface of a base material, which is a stretchable knitted fabric having a thickness of about 252 μm, in which polyester 75 denier yarn is knitted so as to be stretched and contracted smoothly. Formed. A laminated body having a layer structure of polyurethane film / base material / adhesive layer / release liner was obtained by overlapping and laminating the adhesive layer on the base material surface of the support. However, the thickness of the laminate (excluding the release liner), specifically, the total thickness of the support and the adhesive layer was about 320 μm.
The obtained laminate was punched to obtain an ankle part pressure-sensitive adhesive member having a shape as shown in FIG. However, the deformed H-shaped adhesive member having a substantially trapezoidal outer shape has a trapezoidal height (W10) in FIG. 1 of 100 mm, a rear tape body width (W11) and a front tape body width (W12) of 50 mm. Yes, the length (L10) of the lower base of the trapezoid was 560 mm. Moreover, the length (L11) of the back tape body was 90 mm, and the length of the front tape body was 215 mm. The bottom length (W12) was 50 mm.
The release liner is split at the boundary between each part, and each release liner partitioned by the back is stamped with a continuous number indicating the order of application.
Using the obtained ankle part adhesive member, taping was performed on the ankle part according to the taping method of the deformed H-shaped adhesive member.
[0033]
Comparative Example 1
Taping was performed by a general method using a normal tape generally known as a sports taping tape. That is, first, an underwrap tape is applied around the ankle. Next, two anchor tapes (38 mm width), which are non-stretchable cotton tapes, are attached to a position approximately 5 cm above the ankle. However, the two anchor tapes are affixed with a shift of about 1/3 to 1/2, and are wound around. Next, the star-up tape (38 mm width) is attached by pulling up from the position of the inner anchor tape through the inner hook to the position of the outer anchor tape. However, three star-up tapes are attached with a shift of about 1/3 to 1/2. Then, in order to stop the end part of the star-up tape with the anchor tape, two anchor tapes are wound and stuck at a position about 5 cm above the ankle. Next, in order to prevent the ankle from wobbling by applying pressure to the area around the ankle, the figure eight tape starts from the position of the Achilles tendon, passes through the outer heel from here to the back of the foot, passes through the arch, and again Cross over, return to the starting point through the inner heel, and further past the Achilles tendon and wrap around the outer half. Thereafter, heel lock taping is performed. In other words, the elastic twisted tape of the strong twist cloth starts from the back of the foot, passes from behind the heel to the arch through the lower side of the outer heel, and crosses again at the upper. Next, it passes over the outer heel, turns to the heel via the Achilles tendon, passes obliquely through the arch through the lower side of the inner heel, and then turns to the instep. This operation is repeated to continuously wind up to the position of the anchor tape attached above the ankle.
[0034]
In the taping method shown in Example 1, Example 2 and Comparative Example 1 above, an adhesive member is affixed to the ankles of 20 volunteers aged 30 or older, and the taping operation is performed based on the following criteria. The condition immediately after taping was evaluated. In addition, after sticking the adhesive member, jogging was performed for 1 hour, and then the adhesion durability and fixing ability after exercise were evaluated based on the following criteria. Table 1 shows the number of people for each evaluation standard.
[0035]
"Evaluation criteria"
▲ 1 ▼ Taping operability
“1”: Very easy to apply and taping within 3 minutes
“2”: difficult to apply, taping time was longer than 3 minutes and shorter than 10 minutes
“3”: Very difficult to apply, taping takes more than 10 minutes
▲ 2 ▼ State immediately after taping
“1”… It was very comfortable with no local thickening.
“2”… After applying, there was no discomfort, but there was a slight sense of incongruity
“3”: After pasting, there was discomfort and pain that made me aware of taping.
“4”… Very painful and uncomfortable, unable to wear normal shoes
(3) Adhesive durability and fixing ability after exercise
“1”: Adhesive member attached was not peeled off more than 90%, and the taping function to the ankle was sufficiently sustained
“2”: 50% or more and less than 90% of the part that did not peel off remained, and a part of the part was loosened but had a taping function.
“3”: Less than 50% of the part is not peeled off or loosening occurs and the taping function is lost
[0036]
[Table 1]

[0037]
As is apparent from Table 1, when taping was performed by the methods of Examples 1 and 2 using the ankle adhesive members of Examples 1 and 2, the operability of taping, the state immediately after taping And in all evaluations of adhesion persistence and fixing ability after exercise, more than 13 out of 20 gave the highest score. That is, it was found that the wearing feeling and operability were good and the taping function was sufficient. Moreover, it turned out that the adhesive tape for an ankle part of Example 2 has waterproofness.
On the other hand, in Comparative Example 1 in which taping was performed by a conventional method, it was found that taping took time, and there were many people who complained about the wearing feeling of taping.
[0038]
【The invention's effect】
As described above in detail, if the adhesive member for an ankle portion of the present invention is used, even a person who does not have taping expertise can easily and quickly perform taping according to the order displayed on the release liner, for example. Appropriate taping can be performed. In addition, since anyone can easily tap tap in this way, it is useful for preventing recurrence of sprains that tend to be habitual, and can prevent large injuries.
By using the ankle adhesive member of the present invention, the ankle joint and the like can be sufficiently fixed, and the fixing ability is maintained, so that walking, jogging, mountain climbers, various athletes, ankle joint functional recovery It can be used conveniently by trainers. Moreover, if the adhesive member for an ankle part according to the present invention is used, sticking does not occur and inconvenience is not felt in daily life, so normal shoes can be worn and use of shoes of athletes and the like is not hindered. .
According to the taping method of the present invention, taping can be performed while putting the weight on the bottom of the H-shaped adhesive member, so that it is not necessary to hold the adhesive member with one hand and both hands are free. Taping can be performed in a usable state. Further, since taping can be performed in a state close to a state where an ankle joint or the like is loaded during exercise, an effective taping effect can be easily obtained.
According to the taping method of the present invention, since it is not wound around the ankle in a convoluted manner, local circulatory disturbance or nerve damage due to excessive tightening does not occur.
[Brief description of the drawings]
1A and 1B are diagrams showing an ankle part viscous member according to one embodiment of the present invention, in which FIG. 1A is a plan view and FIG. 1B is a front view thereof;
FIG. 2 is a view showing a layer structure of an ankle part pressure-sensitive adhesive member according to the present invention.
FIG. 3 is a diagram for explaining a method of performing taping using the ankle portion adhesive member of the present invention.
FIG. 4 is a diagram for explaining a taping method using the ankle portion adhesive member of the present invention.
FIG. 5 is a diagram for explaining a method of performing taping using the ankle portion adhesive member of the present invention.
FIG. 6 is a view for explaining a taping method using the auxiliary pressure-sensitive adhesive member of the present invention.
FIG. 7 is a view for explaining a taping method using the auxiliary pressure-sensitive adhesive member of the present invention.
FIG. 8 is a view for explaining a taping method using the auxiliary pressure-sensitive adhesive member of the present invention.
FIG. 9 is a view for explaining a taping method using the auxiliary pressure-sensitive adhesive member of the present invention.
[Explanation of symbols]
1 Bottom
2 First rear tape body
2 'Second rear tape body
3 First front tape body
3 'Second front tape body
4, 4 'border
5 Printing department
11 Support
12 Adhesive layer
13 Release liner
14 Base material
20 feet
31 Auxiliary adhesive material

Claims

A rectangular bottom, a first rear tape body and a front tape body extending from one side of the bottom and making the axis parallel, and a second rear tape extending from the opposite side of the bottom and making the axis parallel A deformed H-shaped adhesive member comprising a tape body and a front tape body, wherein the lengths of the first rear tape body and the second rear tape body are the first front tape body and the second tape body. An ankle part pressure-sensitive adhesive member characterized by being shorter than the length of the front tape body.

The tips of the first rear tape body, the first front tape body, the second rear tape body, and the second front tape body are each formed in a tongue shape. Item 2. An ankle-part adhesive member according to Item 1.

The length from the front end side of the first front tape body to the front end side of the second front tape body is 400 mm to 650 mm, and the total of the width of the front tape body and the width of the rear tape body is 50 mm. The ankle part pressure-sensitive adhesive member according to claim 1 or 2, wherein the pressure-sensitive adhesive member is ~ 150mm.

The length of said 1st front tape body and said 2nd front tape body is 200 mm-270 mm each independently, The adhesive member for an ankle part of any one of Claim 1 to 3 characterized by the above-mentioned. .

The length of the said 1st back tape body and the said 2nd back tape body is 80 mm-150 mm each independently, The adhesive member for an ankle part of any one of Claim 1 to 4 characterized by the above-mentioned. .

The ankle according to any one of claims 1 to 5, wherein the adhesive layer of the deformed H-shaped adhesive member is covered with a release liner, and the release liner is split at a plurality of positions. Adhesive member for parts.

The ankle part pressure-sensitive adhesive member according to claim 6, wherein a character or an image is displayed on each release liner that covers the pressure-sensitive adhesive layer of the deformed H-shaped pressure-sensitive adhesive member and is partitioned by splitting the back.

The ankle part pressure-sensitive adhesive member according to claim 7, wherein the order can be recognized from characters or images attached to the release liner partitioned by the spine.

The pressure-sensitive adhesive member for an ankle part according to any one of claims 1 to 8, wherein the support constituting the pressure-sensitive adhesive member for an ankle joint is made of a strong twisted cloth.

The pressure-sensitive adhesive layer for an ankle part according to any one of claims 1 to 9, wherein the pressure-sensitive adhesive layer constituting the pressure-sensitive adhesive member for an ankle part is formed from an acrylic pressure-sensitive adhesive or a gel-based pressure-sensitive adhesive.

The total thickness of the pressure-sensitive adhesive layer constituting the pressure-sensitive adhesive member for the ankle part and the thickness of the support is 300 μm to 1100 μm, and the expansion ratio of the pressure-sensitive adhesive member composed of the pressure-sensitive adhesive layer and the support is 110% or less. The pressure-sensitive adhesive member for an ankle portion according to claim 1, wherein the pressure-sensitive adhesive member is an ankle portion pressure-sensitive adhesive member.

After removing the release liner at the bottom, stick it with the bottom surface on the bottom so that the back tape body covers the top surface when it is lifted vertically, and remove the release liner from one back tape body. , Hold the tip of the rear tape body, lift the rear tape body vertically and stick it so as to cover the outer heel of the ankle part, and then stick it to the inside of the ankle part, After removing the release liner from the rear tape body, the rear tape body is vertically lifted and stretched so as to cover the inner heel of the ankle part, and then one front tape located outside the ankle part After removing the release liner from the body, while holding the tip of the front tape body and stretching the front tape body, it covers the inner heel through the upper ankle of the instep, and then the Achilles tendon behind the ankle Past one pass to the outer heel, and then, After removing the release liner of the other front tape body located inside the neck, hold the tip of the front tape body and extend the front tape body while crossing at the ankle above the instep A taping method characterized in that the ankle joint is taped by covering the top of the heel, passing through the Achilles tendon, and sticking one round to the inner heel.

13. The taping method according to claim 12, wherein when the tip portion is attached, the tip portion is attached after the extension of the tip portion is loosened.

The taping method according to claim 12 or 13, further comprising reinforcing the taping using a rectangular auxiliary adhesive member.