JP2005013329A - ミシン - Google Patents

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Yuichi Inoue
祐一 井上
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Aisin Corp
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Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

【課題】互いに接合可能な接合係合部を有する複数個のブロックを有し、複数個のブロックの接合係合部同士を互いに接合し、ベッド部のベッド面を拡張する補助テーブルを構成することができるミシンを提供する。
【解決手段】ミシンは、ベッド面16をもつベッド部1とアーム部2とをもつミシン本体3と、針20を保持する針保持部21とを具備する。互いに接合可能な接合係合部6を有するブロック5が複数個設けられている。複数個のブロック5の接合係合部6同士を互いに接合することにより、複数のブロック5は、ベッド部1に連設されベッド面16を拡張する補助テーブル7を構成する。補助テーブル7の形状は、複数個のブロック5の接合を変更することにより変更可能とされている。ブロック5は小物入れとしても使用できる。
【選択図】図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はベッド面をもつベッド部をもつミシンに関し、ベッド部のベッド面を拡張させる補助テーブル機能を有するミシンに関する。
【0002】
【従来の技術】
特許文献1には、ベッド部とアーム部とを備えたミシン本体と、逆L字形のミシンカバーとを備え、ミシン本体から外した逆L字形のミシンカバーを寝かせてベッド部に連設することにより、ベッド面を拡張させる補助テーブルとしてミシンカバーを用いるミシンが開示されている。更に、特許文献2にも、ミシン本体と、ミシン本体の針保持部付近を覆う筒形状をなすミシンカバーとを備え、ミシン本体から外したミシンカバーを寝かせてベッド部に連設することにより、ベッド面を拡張させる補助テーブルとしてミシンカバーを用いるミシンが開示されている。
【0003】
特許文献3には、ベッド部がフリーアーム状態にされるとき、補助テーブルをミシン本体から外し、補助テーブルの貫通孔に支持棒を挿通させることにより、ミシン本体のアーム部に補助テーブルを固定し、補助テーブルの紛失を防止するミシンが開示されている。更にまた、特許文献4,特許文献5には、ミシンカバー本体と分割カバーとで形成したミシンカバーをミシン本体とは別に設け、刺繍枠を左右方向に駆動する左右駆動機構をカバー本体に組み込み、刺繍枠を前後方向に駆動する前後駆動機構を分割カバーに組み込み、更に、カバー本体と分割カバーとをミシン本体のベッド部に連設させて補助テーブルとして用いるミシンが開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開平6−343787号公報
【特許文献2】特開2002−28391号公報
【特許文献3】特開平6−7572号公報
【特許文献4】特開平10−263249号公報
【特許文献5】特開平10−263250号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記した公報に係るミシンによれば、ベッド部のベッド面を拡張させる補助テーブルを形成することができる。本発明は上記した補助テーブルを形成できる機能をもつミシンを更に技術的に進めたものであり、互いに接合可能な接合係合部を有する複数個のブロックを有することを共通の主要部構成とし、複数個のブロックの接合係合部同士を互いに接合することにより、ベッド部のベッド面を拡張させる補助テーブルを構成することができるミシンを提供することを共通の課題とするにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)第1の様相の本発明に係るミシンは、ベッド面をもつベッド部とベッド部から上方に延設されたアーム部とをもつミシン本体と、ミシン本体のアーム部に設けられ針を保持する針保持部とを具備するミシンにおいて、
互いに接合可能な接合係合部を有するブロックが複数個設けられており、
複数個のブロックの接合係合部同士を互いに接合することにより、複数のブロックは、ベッド部に連設されベッド面を拡張させる補助テーブルを構成し、且つ、補助テーブルの形状は、複数個のブロックの接合を変更することにより変更可能とされていることを特徴とするものである。
【0007】
第1の様相の本発明に係るミシンによれば、複数個のブロックの接合係合部同士を互いに接合することにより、複数のブロックは、ベッド部に連設されベッド面を拡張させる補助テーブルを構成する。更に、補助テーブルの形状は、複数個のブロックの接合を変更することにより複数に変更可能とされている。従って、縫製物のサイズや形態、縫製の都合等に適応するように、複数個のブロックの接合を変更することにより、補助テーブルの形状を変更することができる。
【0008】
(2)第2の様相の本発明に係るミシンは、ベッド面をもつベッド部とベッド部から上方に延設されたアーム部とをもつミシン本体と、ミシン本体のアーム部に設けられ針を保持する針保持部とを具備するミシンにおいて、
互いに接合可能な接合係合部を有するブロックが複数個設けられており、
複数個のブロックの接合係合部同士を互いに接合することにより、複数のブロックは、ベッド部に連設されベッド面を拡張させる補助テーブルを構成し、且つ、
複数のブロックのうち少なくとも1個は、小物類を収容できる収容室を有することを特徴とするものである。
【0009】
第2の様相の本発明に係るミシンによれば、複数個のブロックの接合係合部同士を互いに接合することにより、複数のブロックは、ベッド部に連設されベッド面を拡張させる補助テーブルを構成する。複数のブロックのうち少なくとも1個は、小物類を収容できる収容室を有するため、糸や針等に代表される裁縫用具等を収容する小物入れとして機能することができる。裁縫の際には、白糸、赤糸、黒糸等のように色別の多数の糸が使用され、様々な針も使用される。更に針山、ボタン等の多数の小物類が用いられるため、小物入れが用意されていることは便利である。複数のブロックがそれぞれ小物入れとして機能する場合には、小物入れの数が増加し、便利である。
【0010】
(3)第3の様相の本発明に係るミシンは、ベッド面をもつベッド部とベッド部から上方に延設されたアーム部とをもつミシン本体と、ミシン本体のアーム部に設けられ針を保持する針保持部とを具備するミシンにおいて、
互いに接合可能な接合係合部を有するブロックが複数個設けられており、
複数個のブロックの接合係合部同士を互いに接合することにより、複数のブロックは、ベッド部に連設されベッド面を拡張させる補助テーブルを構成する形態と、ベッド部に連設され針保持部を覆うミシンカバーを構成する形態とに切替可能とされていることを特徴とするものである。
【0011】
第3の様相の本発明に係るミシンによれば、ミシンの使用時には、複数個のブロックの接合係合部同士を互いに接合することにより、複数のブロックは、ベッド面を拡張させる補助テーブルを構成する。更にミシンの収容時等の不使用時には、複数個のブロックの接合係合部同士の接合を変更することにより、複数のブロックは、針保持部を覆うミシンカバーを構成する形態に切替可能とされている。ブロックで形成されたミシンカバーでミシン本体の針保持部を覆えば、針や針保持部に対する保護性が向上する。
【0012】
【発明の実施の形態】
各様相の発明によれば、互いに接合可能な接合係合部を有するブロックが複数個設けられている。ブロックの数が多いと、ブロック同士の組み付けに時間を要する他に、コストも高くなる。ブロックの数が少ないと、補助テーブルの形状の変更性が充分に得られない。これらを考慮し、ブロックの数としては3個〜7個を例示でき、殊に、3個〜6個、3個〜4個を採用することができる。各ブロックは、収容室をもつ容器と、容器に脱着可能に被着される蓋部材とで形成されている形態を例示することができる。ブロックの収容室には、糸や針等の小物類を収容可能である。従ってブロックは小物入れとして機能することができる。また各ブロックとしては、収容室をもたない構造とすることもできる。ブロックの形状としては、基本的には箱形状等の直方体形状とすることができるが、これに限定されるものではなく、あたかも玩具ブロックの形状とすることもできる。複数個のブロックは、それぞれ同一形状または近似形状である形態を例示することができる。場合によっては、複数個のブロックをそれぞれ別の形状に異ならせても良いし、あるいは、複数個のブロックを2または3種類の別の形状に異ならせても良い。
【0013】
各様相の発明によれば、各ブロックの接合係合部は凹部及び凸部で形成されており、隣設するブロック同士の凹部と凸部とが係合することにより、隣設するブロック同士は脱着可能に接合可能とされている形態を例示することができる。凹部としては、溝や孔を例示できる。凸部としては、溝に嵌まる突条、孔に嵌まる突起を例示できる。また、ベッド部等のミシン本体は、ブロックの接合係合部に脱着可能に係合する第2接合係合部を有する形態を例示することができる。この場合、ブロックの接合係合部とベッド部の第2接合係合部とを接合すれば、ベッド部にブロックを連設させることができる。この場合、複数個のブロックを互いに接合して組み付けることにより、ベッド部の側面側に接合される補助テーブルとしたり、ベッド部の上面側に接合されるミシンカバーとして用いるのに有利である。ミシン本体に形成される第2接合係合部としては凹部及び凸部とすることができる。この場合、一般的には、第2接合係合部の凹部はブロックの接合係合部の凸部と嵌まり、第2接合係合部の凸部はブロックの接合係合部の凹部と嵌まる。
【0014】
【実施例】
(第1実施例)
以下、本発明の実施例を図面を参照して具体的に説明する。本実施例に係るミシンは家庭用ミシンであり、図1に示すように、水平面状をなすベッド面16をもつベッド部1とベッド部1から上方に延設されたアーム部2とをもつミシン本体3と、アーム部2に設けられ針20を保持する針保持部21とを備えている。ミシン本体3にはモータや針棒腕等が内蔵されている。ベッド面16は、針挿入孔を有する針板15を保持する。針保持部21は、アーム部2に内蔵されている図略の針棒腕の先端部に取り付けられており、布押さえ22をもつ。アーム部2は、ベッド部1から縦方向に延設された縦胴部23と、横方向に延設された横胴部24とを有する。
【0015】
ミシン本体3のベッド部1のサイズは、図1に示すように、基本的には、長さL1×幅D1×高さH1で規定されている。ベッド部1は、針板15を保持する共にアーム部2をもつ第1固定ベッド部分11と、縦胴部23の手前(使用者側)に位置するように第1固定ベッド部分11に繋がる第2固定ベッド部分12と、第1固定ベッド部分11及び第2固定ベッド部分12に対して脱着可能に装備された可動ベッド部分13とを有する。なお図1に示すように、第1固定ベッド部分11、第2固定ベッド部分12、可動ベッド部分13の幅は基本的にはそれぞれE1として規定されている。
【0016】
可動ベッド部分13の底側には延設部14が設けられている。延設部14は、第1固定ベッド部分11の下側に配置されるように、可動ベッド部分13の底側に延設されている。可動ベッド部分13をベッド部1から外方(図1に示す矢印A1方向)に移動させれば、第1固定ベッド部分11及び第2固定ベッド部分12から取り外すことができる。可動ベッド部分13を外方(矢印A1方向)に移動させて取り外せば、可動ベッド部分13の延設部14を取り外した跡は空間となるため、ズボン等の筒状の縫製物をその空間に差し込んで、筒状の縫製物で第1固定ベッド部分11を包囲するように縫製物を縫製するいわゆるフリーアーム構造となる。
【0017】
図1に示すように、ベッド部1の上面及び側面には、後述するブロック5に係合可能な第2接合係合部6Wが形成されている。具体的には、図1に示すように、第2接合係合部6Wは、ベッド部1の可動ベッド部分13の正面13mの底側及び側面13sの底側、第2固定ベッド部分12の正面12mの底側に水平に沿って直線状に延設されている。更に、第2接合係合部6Wは、可動ベッド部分13の上面13u、第2固定ベッド部分12の上面12uにも直線状に延設されている。更にミシン本体3の背面を表す図4に示すように、第2接合係合部6Wは、ベッド部1の背面1rの底側にも水平に沿って直線状に形成されている。
【0018】
第2接合係合部6Wは、後述するブロック5の凸部62に接合可能な凹部61Wと、ブロック5の凹部61に接合可能な凸部62Wとで形成されている。従って、ミシン本体3に形成されている第2接合係合部6Wは、ブロック5に形成した接合係合部6と嵌まりあって係合する。
【0019】
図1に示すように、小物入れとして機能できる上面開口をもつ箱体4がミシン本体3に対して脱着可能な別体として設けられている。箱体4は、針20を保持する針保持部21を挿入する挿入空間40をもち、更に、挿入空間40の両側に、第1収容空間41を形成する第1箱体42と、第2収容空間43を形成する第2箱体44とをもつ。箱体4の挿入空間40が針保持部21に納まるように、箱体4がセット方向(図1に示す矢印A2方向)に針保持部21に向けて挿入されると、箱体4は、ベッド部1の第1固定ベッド部分11とアーム部2の横胴部24との間に位置するように、ミシン本体3のベッド部1の上側に脱着可能にセットされる。
【0020】
本実施例によれば、図2に示すように、ブロック5(5A,5B,5C,5D)が複数個(本実施例では4個)設けられている。各ブロック5は任意の組み付け形態に接合して組み付けることが可能なレイアウトフリー構造されており、複数の機能(補助テーブル機能、ミシンカバー機能、小物入れ機能)を有するものであり、硬質または比較的硬質の樹脂を基材として形成されている。各ブロック5は基本的には直方体の箱形状をなしており、横長となるように横に寝かせた状態でも、縦長となるように縦に立てた状態でも使用することができる。各ブロック5(5A,5B,5C,5D)は基本的には同一形状または近似形状とされている。
【0021】
図5〜図9はブロック5の各形態を示す。図9に示すように、各ブロック5は、収容室50及び開口51をもつ箱形状の容器52と、容器52に脱着可能に被着される箱形状の蓋部材54とで形成されている。ブロック5の収容室50には、糸や針等に代表される裁縫用具等の小物類を収容可能である。故に、ブロック5を構成する容器52に蓋部材54を被着すれば、各ブロック5(5A,5B,5C,5D)は小物入れとして使用することができる。裁縫の際には、白糸、赤糸、黒糸等のように色別の多数の糸が使用され、様々な針も使用される。更に針山、ボタン、ホック等の多数の小物類が用いられるため、複数個の小物入れが用意されていることは便利である。
【0022】
容器52及び蓋部材54は共に箱形状されており、容器52及び蓋部材54の重合部分はN(図7参照)で示され、かなりの量とされている。従ってブロック5同士を組み付けるときにおいて、ブロック5の容器52から蓋部材54が簡単に離脱することは抑制されている。従って、ブロック5同士を組み付けるときにおいて、ブロック5内に収容する小物類の収容性が確保されており、小物類が飛散することが抑えられている。
【0023】
図9に示すように、ブロック5の容器52は、蓋部材54が被着可能な容器本体55と、容器本体55の底側つまり蓋部材54と反対側に一体的に成形された底板部57とで形成されている。本実施例によれば、各ブロック5(5A,5B,5C,5D)は、あたかも玩具ブロックのように形成されており、隣設するブロック5同士を接合するための接合係合部6を有する。隣設するブロック5の接合係合部6同士を互いに接合することにより、複数のブロック5は玩具ブロックのごとく互いに脱着可能に接続可能とされている。隣設するブロック5の接合係合部6同士の接合を変更すれば、複数のブロック5を接合した形状を変更することができる。更に、ブロック5の接合ブロック5の接合係合部6は、ベッド部1の前記した第2接合係合部6Wに対しても脱着可能に接合することができる。従ってブロック5(5A,5B,5C,5D)は、ミシン本体3のベッド部1の側面側及び上面側にそれぞれ脱着可能に接合することができる。
【0024】
図5〜図10に示すように、接合係合部6は、直方体形状のブロック5の底側の周囲を1周するように、あるいは、実質的に1周するように直線状に延設されている。接合係合部6は、直線状に延びる溝状で形成された凹部61と、直線状に延びる突条で形成された凸部62とで形成されている。図5は、蓋部材54を上側に被着した横に寝かせた状態のブロック5の平面形態を上方から視認する平面図を示す。図5に示すように、ブロック5は、互いに平行な2個1組の長辺5xと、互いに平行な2個1組の短辺5yとを有する。ここで、図5に示すように、凹部61はブロック5の一方の長辺5x及び一方の短辺5yにおいてL字形態に延設されていると共に、凸部62は凹部61に隣設するようにブロック5の他方の長辺5x及び他方の短辺5yにおいて逆L字形態に延設されている。
【0025】
ここで図10に示すように、隣設するブロック5同士を接続するときには、一方のブロック5の凸部62は、一方のブロック5に隣設する他方のブロック5の凹部61に嵌まって係合する。また一方のブロック5の凹部61は、一方のブロック5に隣設する他方のブロック5の凸部62に嵌まって係合する。
【0026】
本実施例によれば、補助テーブルを使用しないときには、図1に示すようにブロック5をミシン本体3から外した状態で、ミシン本体3は使用される。補助テーブルを使用するときについて説明を加える。即ち、図3に示す使用形態のように、横長に寝かせた複数個(3個)のブロック5(5A,5B,5C)をミシン本体3のベッド部1の手前側(使用者側)に並設状態に固定することにより、ベッド面16を拡張させる補助テーブル7Aを構成することができる。図3に示す補助テーブル7Aによれば、ミシン本体3の手前側(使用者側)のテーブル面を大きくすることができる。ここで補助テーブル7Aが構成されるとき、各ブロック5の接合係合部6(凹部61及び凸部62同士)は、互いに接合されて脱着可能に接合されていると共に、ベッド部1の可動ベッド部分13の正面13m及び第2固定ベッド部分12の正面12mの第2接合係合部6Wに脱着可能に接合されている。なお、図4は、図3に示すミシン本体3を後方から視認した状態を示す。
【0027】
また、図12に示す使用形態のように、横長に寝かせた複数個(4個)のブロック5(5A,5B,5C,5D)をベッド部1の手前側(使用者側)において並設状態に固定することにより、ベッド面16を拡張させる補助テーブル7Bを構成することができる。図12に示す補助テーブル7Bによれば、ミシン本体3の手前側においてテーブル面を大きくすることができる。ここで、補助テーブル7Bが構成されるとき、各ブロック5の接合係合部6(凹部61及び凸部62同士)は、互いに接合されて脱着可能に接合されていると共に、ベッド部1の可動ベッド部分13の正面13m、第2固定ベッド部分12の正面12mの第2接合係合部6Wに脱着可能に接合されている。
【0028】
ここで、ブロック5を横長に寝かせたときには、図12に示すように、各ブロック5の幅D2は、ベッド部1の長さL1を均等分割(補助テーブル7Bを構成するブロック5の数に応じて均等分割)したサイズに設定されている。即ち、各ブロック5の幅D2は、ベッド部1の長さL1を基本的には1/4づつに均等分割したサイズに設定されている。このため4個のブロック5で補助テーブル7Bを形成するときには、補助テーブル7Bの長さLB(図12参照)はベッド部1の長さL1に整合(LB=L1,LB≒L1)するように設定されており、ミシンの縫製操作性及び外観意匠が確保されている。
【0029】
また図13に示す使用形態のように、横長に寝かせた3個のブロック5(5A,5B,5C)をベッド部1の左側に固定すると共に1個のブロック5(5D)をベッド部1の向こう側に固定することにより、ベッド部1のベッド面16を拡張させる補助テーブル7Cを構成することができる。図13に示す補助テーブル7Cによれば、ミシンの左側及び後側においてテーブル面を大きくすることができる。図13に示すように補助テーブル7Cが構成されるとき、各ブロック5の接合係合部6(凹部61及び凸部62同士)は、互いに接合されて脱着可能に接合されていると共に、ベッド部1の第1固定ベッド部分11の側面11s、可動ベッド部分13の側面13sの第2接合係合部6Wに脱着可能に接合されている。
【0030】
ここで、図13に示すようにブロック5を横長に寝かせたときには、各ブロック5の長さL2はミシン本体3のベッド部1の長さL1を均等分割(L1の1/2づつの均等分割)したサイズに設定されていると共に、各ブロック5の幅D2はベッド部1の第2固定ベッド部分12や可動ベッド部分13の幅E1に整合(D2=E1,D2≒E1)するように設定されている。また図13から理解できるように、D2×2=D1の関係、またはD2×2≒D1の関係に設定されている。このため、補助テーブル7Bを形成するとき、ミシンの縫製操作性及び外観意匠が確保されている。
【0031】
また、図14に示すように、横長に寝かせた複数個(3個)のブロック5(5A,5B,5C)をベッド部1の左側において並設状態に固定すると共に、1個のブロック5(5D)をベッド部1の可動ベッド部分13の手前側(使用者側)に固定することにより、ベッド面16を拡張させる補助テーブル7Dを構成することができる。図14に示す補助テーブル7Dによれば、ミシンの左側及び手前側においてテーブル面を大きくすることができる。補助テーブル7Dを構成する各ブロック5の接合係合部6(凹部61及び凸部62同士)は、互いに接合されて脱着可能に接合されていると共に、ベッド部1の第1固定ベッド部分11の第2接合係合部6W、可動ベッド部分13の第2接合係合部6Wに脱着可能に接合されている。
【0032】
なお、上記したように補助テーブル7,7B,7C,7Dを形成するとき、横に寝かせたブロック5の上面は、ベッド部1のベッド面16と同一高さとされており、縫製物等の円滑な移動性を確保するようにされている。
【0033】
以上の説明から理解できるように本実施例によれば、複数個のブロック5の接合形態を変更することにより、補助テーブル7の平面形状は複数に変更可能とされている。従って、縫製物のサイズや形態、縫製の都合、使用者の好み等に適応するように、複数個のブロック5の接合を変更することにより、補助テーブル7の平面形状を変更することができる利点が得られる。
【0034】
更に本実施例によれば、複数のブロック5(5A,5B,5C,5D)は、糸、針、はさみ等に代表される裁縫用具等を収容する小物入れとして使用することができるため、小物入れを別途設けずともよく、あるいは、仮に小物入れを設けたとしてもその数を減少させることができ、ミシン全体のコンパクト化を図ることができる。
【0035】
また本実施例によれば、補助テーブル7,7B,7C,7Dを形成するとき、図3等に示すように、接合係合部6が底側になるように各ブロック5は配置される。この場合、接合係合部6の凸部62が底側に位置するため、凸部62に糸等がひっかからないようにすることができ、ミシンの操作性が確保されている。また本実施例によれば、補助テーブル7,7B,7C,7Dを形成するとき、ベッド部1を構成する第1固定ベッド部分11、第2固定ベッド部分12、可動ベッド部分13は、基本的には、ブロック5に近似する直方体形状されているため、ベッド部1に複数個のブロック5に適宜連設しても、ミシンの外観意匠が確保される。
【0036】
更に本実施例によれば、図15及び図16に示すように、ミシンの収容時等のような不使用時には、複数個のブロック5(5A,5B,5C,5D)を縦長に立てた状態とし、ベッド部1のベッド面16上に並設状態に載せることにより、複数個のブロック5は、ミシンカバー8を構成する形態となるように切替可能とされている。即ち、図15に示すように、ミシンカバー8は、ベッド部1の可動ベッド部分13の上面13u、第2固定ベッド部分12の上面12uに立てられており、これによりミシン本体3の針保持部21を覆うことができ、針保持部21付近への埃の進入も防止できる。このようにミシンカバー8を構成するときには、各ブロック5の接合係合部6は互いに接合されて脱着可能に接合されていると共に、ベッド部1の可動ベッド部分13の上面13uの第2接合係合部6W、第2固定ベッド部分12の上面12uの第2接合係合部6Wに脱着可能に接合されており、各ブロック5の離脱が抑制されている。
【0037】
ここで、図2に示すようにブロック5を縦長に立てたとき、縦長に立てたブロック5の高さH2(横長に寝かせたブロック5の長さL2に相当)は、ベッド面16からアーム部2の上面24uまでの高さH3と整合(H2=H3,H2≒H3)するように設定されている。このため図15に示すようにブロック5(5A,5B,5C,5D)でミシンカバー8を構成するとき、基本的には、ミシンカバー8の上面8uとミシン本体1のアーム部2の横胴部24の上面24uとを同一高さに設定することができる。この場合、図15に示すように、箱体4もミシン本体1に挿入され、ミシンは全体として実質的に直方体形状となり、ミシンの不使用時における保管性、外観意匠を向上させることができる。
【0038】
上記したような本実施例によれば、ミシンの使用時にはブロック5を横長な形状としてベッド部1の側面に連設させれば、ブロック5は、補助テーブル7として機能することができる。更に、ミシンの不使用時には、ブロック5を縦長な形状としてベッド部1の上面に連設させれば、ブロック5はミシンカバー8としても機能することができる。更にまた、ミシンの使用時及び不使用時に関係なく小物入れとしても機能することができ、このようにブロック5は複数の機能を備えている。なお本実施例によれば、ミシンの意匠性を高めるべく、各ブロック5は、共通の色彩が付されていても良いし、ブロック5毎に異なる色彩が付されていても良いし、1個のブロック5に複数の色彩を付しても良い。
【0039】
(他の例)
上記した実施例によれば、ブロック5は4個設けられているが、これに限らず、3個でも、5個でも、6個、それ以外の数でも良い。その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できるものである。上記した記載から次の技術的思想も認識できる。
(付記項1)ベッド面をもつベッド部と前記ベッド部から上方に延設されたアーム部とをもつミシン本体と、前記ミシン本体の前記アーム部に設けられ針を保持する針保持部と、前記ベッド部の前記ベッド面に載置可能であり前記針保持部を覆うミシンカバーと具備するミシンにおいて、前記ミシンカバーは、互いに接合可能な接合係合部を有する同一または近似形状をなす複数個のブロックに分割されていることを特徴とするミシン。ブロックは補助テーブルを形成することもできる。
【0040】
【発明の効果】
第1の様相の本発明に係るミシンによれば、補助テーブルの形状は、複数個のブロックの接合を変更することにより複数に変更可能とされている。従って、縫製物のサイズや形態、縫製の都合等に適応するように、複数個のブロックの接合を変更することにより、補助テーブルの形状を変更することができる。
【0041】
第2の様相の本発明に係るミシンによれば、複数個のブロックの接合係合部同士を互いに接合することにより、複数のブロックは、ベッド部に連設される補助テーブルを構成することができる。更に複数のブロックのうち少なくとも1個は、小物類を収容できる収容室を有するため、糸、針、はさみ等に代表される裁縫用具等を収容する小物入れとして使用することができる。
【0042】
第3の様相の本発明に係るミシンによれば、ミシンの使用時には、複数個のブロックの接合係合部同士を互いに接合することにより、複数のブロックは、ベッド部に連設される補助テーブルを構成する。更にミシンの収容時には、複数個のブロックの接合係合部同士の接合を変更することにより、複数のブロックは針保持部を覆うミシンカバーを構成することができ、ミシンの保管性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ブロック及び箱体をミシン本体から取り外した状態を示すミシンの斜視図である。
【図2】箱体を取り外すと共に複数個のブロックをミシン本体のベッド部から離間させた位置に立てると共に接合により並設させた状態を示すミシンの斜視図である。。
【図3】ミシンの補助テーブルの一の使用形態を示す斜視図である。
【図4】図3に示すミシンを後方から視認した状態を示す斜視図である。
【図5】ブロックの平面図である。
【図6】ブロックの正面図である。
【図7】図5のVII−VII線に沿って切断したブロックの断面図である。
【図8】ブロックの側面図である。
【図9】小物入れとして機能できるブロックを開けた状態を示す斜視図である。
【図10】ブロックを横に寝かせつつ接合させた状態を示す側面図である。
【図11】小物入れとして機能できるブロックを半ば開けた状態を示す斜視図である。
【図12】ミシンの補助テーブルの他の使用形態を示す斜視図である。
【図13】ミシンの補助テーブルの別の他の使用形態を示す斜視図である。
【図14】ミシンの補助テーブルの更に別の使用形態を示す斜視図である。
【図15】ブロックをミシンカバーとして使用しているミシンの使用形態を示す斜視図である。
【図16】図15に示すミシンを後方から視認した状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
図中、1はベッド部、2はアーム部、20は針、21は針保持部、3はミシン本体、4は箱体、5はブロック、50は収容室、51は開口、52は容器、54は蓋部材、55は容器本体、6は接合係合部、61は凹部、62は凸部、6Wは接合係合部、61Wは凹部、62Wは凸部、7,7B,7C,7Dは補助テーブル、8はミシンカバーを示す。

Claims (6)

  1. ベッド面をもつベッド部と前記ベッド部から上方に延設されたアーム部とをもつミシン本体と、前記ミシン本体の前記アーム部に設けられ針を保持する針保持部とを具備するミシンにおいて、
    互いに接合可能な接合係合部を有するブロックが複数個設けられており、
    複数個の前記ブロックの前記接合係合部同士を互いに接合することにより、複数の前記ブロックは、前記ベッド部に連設され前記ベッド面を拡張させる補助テーブルを構成し、且つ、
    前記補助テーブルの形状は、複数個の前記ブロックの接合を変更することにより変更可能とされていることを特徴とするミシン。
  2. ベッド面をもつベッド部と前記ベッド部から上方に延設されたアーム部とをもつミシン本体と、前記ミシン本体の前記アーム部に設けられ針を保持する針保持部とを具備するミシンにおいて、
    互いに接合可能な接合係合部を有するブロックが複数個設けられており、
    複数個の前記ブロックの前記接合係合部同士を互いに接合することにより、複数の前記ブロックは、前記ベッド部に連設され前記ベッド面を拡張させる補助テーブルを構成し、且つ、
    複数の前記ブロックのうち少なくとも1個は、小物類を収容できる収容室を有することを特徴とするミシン。
  3. ベッド面をもつベッド部と前記ベッド部から上方に延設されたアーム部とをもつミシン本体と、前記ミシン本体の前記アーム部に設けられ針を保持する針保持部とを具備するミシンにおいて、
    互いに接合可能な接合係合部を有するブロックが複数個設けられており、
    複数個の前記ブロックの接合係合部同士を互いに接合することにより、複数の前記ブロックは、前記ベッド部に連設され前記ベッド面を拡張させる補助テーブルを構成する形態と、前記ベッド部に連設され前記針保持部を覆うミシンカバーを構成する形態とに切替可能とされていることを特徴とするミシン。
  4. 請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項において、各前記ブロックは、収容室をもつ容器と、前記容器に脱着可能に被着される蓋部材とで形成されていることを特徴とするミシン。
  5. 請求項1〜請求項4のうちのいずれか一項において、前記ミシン本体は前記ブロックの前記接合係合部に脱着可能に係合する第2接合係合部を有することを特徴とするミシン。
  6. 請求項1〜請求項5のうちのいずれか一項において、各前記ブロックの前記接合係合部は凹部及び凸部で形成されており、隣設する前記ブロック同士において前記凹部と前記凸部とが係合することにより、隣設する前記ブロック同士は脱着可能に接合可能とされていることを特徴とするミシン。
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