JP2005011775A - Aluminum flat cable - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気機器や自動車の電気配線等に用いられるアルミニウムもしくはアルミニウム合金からなるフラット導体を有するフラットケーブルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気機器や自動車等に搭載された電子機器の電気配線において、図2に示すようなフラット導体12間ピッチPで平行に配置された複数のフラット導体12に、例えばポリエチレンテレフタレートなどの絶縁材料からなる絶縁被覆13が施されたフラットケーブル11が用いられることがある。通常はフラット導体12として銅が用いられた銅フラットケーブル11が使用されることが多いが、最近電気機器や自動車等の軽量化を目的として、図2におけるフラットケーブルのフラット導体12をアルミニウムもしくはアルミニウム合金に置き換えた図1のようなアルミニウムフラットケーブル1を使用することも期待されている。こうしたフラット導体2にアルミニウムを用いる例が、特許文献1に記載されている。
【0003】
図1においてフラット導体2として銅に代えてアルミニウムを使用した場合、アルミニウムの導電率は銅の約60%であるため、同じ断面積のアルミニウムフラット導体2と銅フラット導体12とでは、許容電流が同じとはならない。そこで、アルミニウムフラット導体2を銅フラット導体12と同等もしくはそれ以上の良好な導電性を有するために、前記アルミニウムフラット導体2の断面積SAを従来のフラット導体12の断面積SCよりも大きくすることが必要となる。つまり、アルミニウムからなる図1に示したようなフラット導体2の幅WAや厚さtAを大きくすることにより、従来の銅フラット導体12と同等もしくはそれ以上の良好な導電性を実現することが可能となる。
【0004】
【特許文献1】
特開昭61−80712
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のようにアルミニウムフラットケーブル1のアルミニウムフラット導体2の幅WAを変更することに伴い、アルミニウムフラット導体2間ピッチPを従来の銅フラットケーブル11の銅フラット導体12間ピッチPと大きく異なったものに変更せざるを得ない場合がある。この場合、前記アルミニウムフラットケーブル1が、前記銅フラットケーブル11の形状に合わせて設計されたフラットケーブル1接続用のコネクタや機器端末接続部と形状が合わず接続が不可能になるため、アルミニウムフラット導体2間ピッチPに合わせて前記コネクタや前記機器端末接続部を変更する必要があり、コストの面などにおいて問題となる。
【0006】
また、アルミニウムフラット導体2の幅WAを大きくすることに伴い隣接するフラット導体2間の間隔Dが小さくなると、フラットケーブル1末端部の隣接する露出したフラット導体2間において、水滴や湿気の存在により、水が介在して前記フラット導体2間に電気的導通経路を形成するマイグレーション現象が起こり、前記フラット導体2間の短絡が生じる危険性がある。
【0007】
また、アルミニウムフラット導体2の厚さtAを大きくした場合には、フラット導体2間の間隔Dを大きくすることができるので、上記問題の発生を抑えることができる反面、フラット導体2の曲げ応力が増大するため機械的強度が低下する。従って、アルミニウムフラット導体2が銅フラット導体12と同等以上の機械的強度を有するためには、アルミニウムフラット導体2の厚さtAを適当な値に設計する必要がある。
【0008】
本発明の目的は、従来の銅フラットケーブル11と同等以上の電気的特性及び機械的強度を有するアルミニウムフラットケーブル1を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のアルミニウムフラットケーブル1は、平行に配置された複数の銅フラット導体12に絶縁被覆13が施された銅フラットケーブル11の該銅フラット導体12をアルミニウムフラット導体2に置き換えて構成したアルミニウムフラットケーブル1において、前記アルミニウムフラットケーブル1のフラット導体2間ピッチが前記銅フラットケーブル11のフラット導体12間ピッチと同じであり、且つ前記アルミニウムフラット導体2が前記銅フラット導体12の電気抵抗以下、且つ前記銅フラット導体12の曲げ応力以下であるアルミニウムフラット導体2を有することを特徴とするアルミニウムフラットケーブル1である。
【0010】
ここで、前記アルミニウムフラット導体2の組成は、純粋なアルミニウムに限定されず、他の元素成分を含有したアルミニウム合金であっても良い。
【0011】
請求項1記載に係るアルミニウムフラットケーブル1によれば、従来の銅フラットケーブル11と同じフラット導体2,12間ピッチPを有するため、前記銅フラットケーブル11の構造に合わせて設計された前記銅フラットケーブル11との接続用のコネクタや機器端末接続部との接続が可能であり、アルミニウムフラット導体2間ピッチに合わせて前記コネクタや前記機器端末接続部を変更する必要がなくなる。また同時に、本発明のアルミニウムフラットケーブル1は、前記銅フラットケーブル11と同等以上の電気的特性及び機械的強度を有している。
【0012】
かかる銅フラットケーブル11と同等以上の電気的特性及び機械的強度を有するアルミニウムフラットケーブル1を実現するための具体的な形態として、請求項2記載に係るアルミニウムフラットケーブル1のように、銅フラット導体12のヤング率EC、抵抗率ρC、厚さtC、アルミニウムフラット導体2のヤング率をEA、抵抗率ρA、厚さtAとした関係において、以下の関係、
tA/ρA≧ tC/ρA(電気的特性の条件)
EA×tA< EC×tC(機械的強度の条件)
を満たすようにすれば良い。
【0013】
さらに、請求項3記載に係るアルミニウムフラットケーブル1ように、アルミニウムフラット導体2間の間隔Dが0.5mm以上であることが好ましい。これにより、マイグレーション現象により隣接するフラット導体2間の短絡を防止することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を以下に具体的に説明する。
既に説明したように本発明に係るアルミニウムフラットケーブル1は図1のように、フラット導体2間ピッチPで平行に配置された複数のフラット導体2に、例えばポリエチレンテレフタレートなどの絶縁材料からなる絶縁被覆3が施されたフラットケーブル1において、フラット導体2がアルミニウム又はアルミニウム合金からなるものである。ここで、このアルミニウムフラットケーブル1のフラット導体2間ピッチPは図2のようなフラット導体12が銅からなる従来の銅フラットケーブル11と同じである。
【0015】
かかるアルミニウムフラットケーブル1を製造する場合、すでに説明したようにアルミニウムの導電率が銅の60%であるため、前記アルミニウムフラット導体2が前記銅フラット導体12以下の電気抵抗を有するためには、銅フラット導体12の厚さをtC、アルミニウムフラット導体2の厚さをtA、銅の低効率をρC、アルミニウムフラットの抵抗率ρA(ρC/ρA≒0.6。ρC=1.55×10−8Ω/cm,ρA=2.5×10−8Ω/cm )とすると、オームの法則より以下の数1の式を満たすようにアルミニウムフラット導体2の厚さtAを設定することが必要となる。ここではアルミニウムフラットケーブル1のフラット導体2の幅WAは従来の前記銅フラットケーブル11のフラット導体12の幅WCと同じとしている。
【0016】
【数1】
【0017】
なお、アルミニウムフラットケーブル1のフラット導体2の幅WAを考慮する場合、すなわち、フラット導体2間ピッチPはそのままであるが、アルミニウムフラット導体2に置き換えて構成した図1に示したフラットケーブル1のフラット導体2の幅WAが図2に示した銅フラットケーブル11のフラット導体12の幅WCと異なる場合には、フラット導体2の断面積を考慮しなければならない。ここでは、図1及び図2においてフラットケーブル1,11、フラット導体2,12の断面積Sをアルミニウムフラット導体2についてはSA、銅フラット導体12についてはSCとおいて、オームの法則より以下の数2の関係を満たすことが必要である。
【0018】
【数2】
【0019】
また、図1及び図2のフラットケーブル1,11の曲げ半径Rに対するアルミニウムフラット導体2にかかる曲げ応力σA及び銅フラット導体12にかかる曲げ応力σCは、EAをアルミニウムのヤング率、ECを銅のヤング率、tAをアルミニウムフラット導体2の厚さ、tCを銅フラット導体12の厚さとすると、数3,数4の式で表すことができる。
【0020】
【数3】
【0021】
【数4】
【0022】
なお、上記応力σの式は、文献「材料力学 改訂版(野口尚一監修 基礎機械工学全書 1)」(茨城大学長・工学博士 黒木剛司郎著 森北出版株式会社 p52〜p53)に記載されているものを参照した。
【0023】
数3,4は、文献で参照した式において、フラット導体2,12にかかる曲げ応力を計算する位置は、厚さtのフラット導体2,12の中点とし、曲率半径を曲げ半径のR、フラット導体2,12のヤング率Eをとしたものである。なお、曲げ半径Rは、フラットケーブル1,11を使用するときに曲げられる半径であり、この値はフラット導体2,12が破損しない限りにおいて任意の値をとることができる。さらに、文献記載の式を用いて曲率半径を考える場合においては曲げ半径Rだけでなく、フラット導体2,12の厚さも考慮しなければならないが、フラット導体2,12の厚さtは曲げ半径Rと比較して小さいので無視した。もちろん、曲げ半径Rが小さい場合はこのような近似はできない。
【0024】
上記σA,σCが、以下の数5を満足するようにアルミニウムフラット導体2の厚さtAを設定することにより、いかなる使用態様においても図2に示した銅フラットケーブル11よりも良好な機械的強度を有することができる。
【0025】
【数5】
【0026】
ここで、本発明において図2に示した銅フラットケーブル11と同等以上機械的強度を有するアルミニウムフラットケーブル1を提供するためには、上記数5の条件を満たすことが必要である。しかし、本フラットケーブル1は銅フラットケーブル11の該銅フラット導体12をアルミニウムフラット導体2に置き換えて構成したアルミニウムフラットケーブル1なので、使用時のフラットケーブル1の曲げ半径Rは共通である。そのため、この条件は以下の数6のように簡略化することができる。
【0027】
【数6】
【0028】
上記数1及び数6の関係を満たすようにすれば、アルミニウムフラット導体2間ピッチPが銅フラット導体12間ピッチPと同じで、且つ前記アルミニウムフラット導体2が前記銅フラット導体12の電気抵抗以下、且つ前記銅フラット導体12の曲げ応力以下であるアルミニウムフラット導体2を有するアルミニウムフラットケーブル1の設計ができる。これにより、図2に示した従来の銅フラットケーブル11と同等以上の電気的特性、機械的強度を有する本発明のアルミニウムフラットケーブル1を製造することができる。
【0029】
一方、図1に示したような、銅フラット導体12に代えてアルミニウムフラット導体2に置き換えて構成したフラットケーブル1のフラット導体2の幅WAが図2に示した銅フラットケーブル11のフラット導体12の幅WCと異なる場合には、数2及び数6の式の関係を満たすようにすれば、従来の銅フラットケーブル11と同等以上の電気的特性、機械的強度を有する本発明のアルミニウムフラットケーブル1を製造することもできる。
【0030】
ところで、図1のアルミニウムフラットケーブル1において、マイグレーション現象による隣接するフラット導体2間の短絡が生じないように前記アルミニウムフラット導体2間の間隔Dが0.5mm以上となっていれば、アルミニウムフラット導体2の幅WAが銅フラット導体12の幅WC以上であっても良い。この場合も、図2に示した銅フラットケーブル11と同等以上の電気的特性を満たすために、数2の条件を満たす必要がある。
【0031】
以下、実施例に基づいて具体的に説明する。
(実施例1)
図2のようなポリエチレンテレフタレートからなる絶縁被覆13に覆われ、厚さtCが0.15mm、幅WCが2.5mmの銅フラット導体12を有し、前記銅フラット導体12のフラット導体12間ピッチPが4.0mm、フラット導体12間の間隔Dが1.5mmである従来の銅フラットケーブル11において、図1のようにフラット導体12を、厚さtAが0.25mm、幅WAが前記銅フラット導体12の幅WCと同じく2.5mmであり、純粋なアルミニウムからなるアルミニウムフラット導体2に置き換えたアルミニウムフラットケーブル1を作製した。ここで、アルミニウムフラット導体2の厚さtAは数1の式の関係から求めたものであり(数1の不等式で等号が成り立つ関係において求めた)、前記アルミニウムフラット導体2は前記銅フラット導体12と同じ電流容量となる。また、前記アルミニウムフラットケーブル1のフラット導体2間ピッチPや、フラット導体2間の間隔Dは、図2に示した前記銅フラットフラットケーブル11のものと同じである。
【0032】
さらに、銅のヤング率EC、アルミニウムのヤング率EAはそれぞれ125GPa、70GPaであるため、数6の条件をも満たす。
【0033】
このようにして製造された本実施例1のアルミニウムフラットケーブル1は、図2に示した前記銅フラットケーブル11と同等以上の電気的特性、及び機械的強度を有していることが確認された。
【0034】
(実施例2)
図2のようなポリエチレンテレフタレートからなる絶縁被覆13に覆われ、厚さtCが0.3mm、幅WCが2.5mmの銅フラット導体12を有し、前記銅フラット導体12のフラット導体12間ピッチPが4.0mm、フラット導体12間の間隔Dが1.5mmである従来の銅フラットケーブル11の前記銅フラット導体12を図1の実施例1と同様にアルミニウムフラット導体2に置き換えてアルミニウムフラットケーブル1を作製しようとした場合、前記アルミニウムフラットケーブル1のアルミニウムフラット導体2が前記銅フラット導体12と同じ電流容量となるための数1の不等式において等号が成り立つ関係より前記アルミニウムフラット導体2の厚さtAは0.5mmである必要がある。
【0035】
しかしながら数6より、前記アルミニウムフラット導体2の厚さtAが0.5mmのものと、前記銅フラットケーブル11の銅フラット導体12の厚さtCが0.3mmのものを比較すると、前記アルミニウムフラット導体2の厚さtAが0.5mmのもののほうが、銅フラット導体12の厚さtCが0.3mmのものよりも曲げ応力が大きく、機械的強度が劣ることになる。
【0036】
そこで、前記アルミニウムフラット導体2の厚さtAを0.5mmから0.4mmとすることにより、数6の条件を満たすようにアルミニウムフラット導体2にかかる曲げ応力σAを銅フラット導体12にかかる曲げ応力σCよりも小さくなるようにした。これに伴い、アルミニウムフラット導体2の厚さtAを小さくした場合でも、銅フラット導体12と同等以上の電流容量を維持するためには前記アルミニウムフラット導体2の幅WAを大きくしなければならない。
【0037】
そこで、同等の電流容量とするため、前記アルミニウムフラット導体2の厚さtAが0.4mmとした時の前記アルミニウムフラット導体2の幅WAは、前記アルミニウムフラット導体2の厚さtAが0.5mm、幅WAが2.5mmの時と同じ断面積SAを有すれば良いことから、
WA=(0.5×2.5)/0.4=3.125
として、アルミニウムフラット導体2の幅WAを3.125mmとした。
以上の条件を満たすアルミニウムフラットケーブル1は、数2及び数6の条件をともに満たすので、図2に示した銅フラットケーブル11と同等以上の電気的特性、及び機械的強度を有するようになった。
【0038】
また、隣接するアルミニウムフラット導体2間の間隔Dが0.5mm以上である場合には、実験によりマイグレーション現象が生じないことが確認された。
【0039】
ここで、本実施例2のアルミニウムフラットケーブル1のアルミニウムフラット導体2の幅WAが3.125mmであることから、フラット導体2間の間隔Dは0.875mmとなり、0.5mm以上のフラット導体2間の間隔Dを有し、マイグレーション現象が生じることがなかった。
【0040】
このように、本実施例2のアルミニウムフラットケーブル1は、図2に示した銅フラットケーブル11と同等以上の電気特性、機械的強度を有することに加え、マイグレーション現象による隣接するフラット導体2間の短絡マイグレーション現象を防止した構造を有していた。
【0041】
【発明の効果】
請求項1及び請求項2に係る発明のアルミニウムフラットケーブルによれば、従来の銅フラットケーブルと比較すると軽量であり、前記銅フラットケーブルと同等以上の電気的特性及び機械的強度を有していると共に、前記銅フラットケーブルと同じフラット導体間ピッチを有するため、前記銅フラットケーブルの構造に合わせて設計された前記銅フラットケーブルとの接続用のコネクタや機器端末接続部との接続が可能であり、アルミニウムフラット導体間ピッチに合わせて前記コネクタや前記機器端末接続部を変更する必要がない。
【0042】
また、請求項3に係る発明のフラットケーブルによれば、フラット導体間の間隔が0.5mm以上とすることにより、マイグレーション現象による隣接するフラット導体間の短絡が防止されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るフラットケーブルの構造を示す断面図である。
【図2】従来技術に係るフラットケーブルの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フラットケーブル
2 フラット導体
3 絶縁被覆
11 フラットケーブル
12 フラット導体
13 絶縁被覆[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a flat cable having a flat conductor made of aluminum or an aluminum alloy, which is used for electric wiring of automobiles and automobiles.
[0002]
[Prior art]
In the electric wiring of an electronic device mounted on an electric device or an automobile, a plurality of flat conductors 12 arranged in parallel at a pitch P between the flat conductors 12 as shown in FIG. 2 are made of an insulating material such as polyethylene terephthalate. A flat cable 11 provided with an insulating coating 13 may be used. In general, a copper flat cable 11 using copper as the flat conductor 12 is often used. Recently, the flat conductor 12 of the flat cable in FIG. It is also expected to use an aluminum
[0003]
In FIG. 1, when aluminum is used as the
[0004]
[Patent Document 1]
JP 61-80712
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
However, with the changing the width W A of the aluminum
[0006]
Further, when the distance D between the
[0007]
Further, when the thickness t A of the aluminum
[0008]
An object of the present invention is to provide an aluminum
[0009]
[Means for Solving the Problems]
The aluminum
[0010]
Here, the composition of the aluminum
[0011]
According to the aluminum
[0012]
As a specific form for realizing an aluminum
t A / ρ A ≧ t C / ρ A (Conditions for electrical characteristics)
E A × t A <E C × t C (Mechanical strength condition)
It should be satisfied.
[0013]
Further, as in the aluminum
[0014]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be specifically described below.
As described above, the aluminum
[0015]
When manufacturing such an aluminum
[0016]
[Expression 1]
[0017]
Incidentally, when considering the width W A of the
[0018]
[Expression 2]
[0019]
Further, FIGS. 1 and bending stress sigma C according to the bending stress sigma A and copper flat conductor 12 in the aluminum
[0020]
[Equation 3]
[0021]
[Expression 4]
[0022]
The above equation for stress σ is described in the document “Material Mechanics Revised Edition (Completed by Shoichi Noguchi, Basic Mechanical Engineering 1)” (Director of Ibaraki University / Doctor of Engineering, Takeshi Kuroki Morikita Publishing Co., Ltd., p52-p53). Referenced what is.
[0023]
In the equations referred to in the literature, the positions where the bending stress applied to the
[0024]
By setting the thickness t A of the aluminum
[0025]
[Equation 5]
[0026]
Here, in order to provide the aluminum
[0027]
[Formula 6]
[0028]
If the relationship of the
[0029]
On the other hand, as shown in FIG. 1, a copper flat width W A of the
[0030]
By the way, in the aluminum
[0031]
Hereinafter, specific description will be given based on examples.
(Example 1)
The copper flat conductor 12 is covered with an insulating coating 13 made of polyethylene terephthalate as shown in FIG. 2 and has a thickness t C of 0.15 mm and a width W C of 2.5 mm. In a conventional copper flat cable 11 having an inter-pitch P of 4.0 mm and an interval D between the flat conductors 12 of 1.5 mm, the flat conductor 12 has a thickness t A of 0.25 mm and a width W as shown in FIG. a was produced the a same 2.5mm width W C of the copper flat conductor 12, the aluminum
[0032]
Furthermore, the Young's modulus of copper E C, respectively aluminum Young's modulus E A of 125 GPa, for a 70 GPa, also meets the conditions of 6.
[0033]
It was confirmed that the aluminum
[0034]
(Example 2)
2, the copper flat conductor 12 is covered with an insulating coating 13 made of polyethylene terephthalate and has a thickness t C of 0.3 mm and a width W C of 2.5 mm. The copper flat conductor 12 of the conventional copper flat cable 11 having a pitch P of 4.0 mm and a distance D of 1.5 mm between the flat conductors 12 is replaced with an aluminum
[0035]
However, when the thickness t A of the aluminum
[0036]
Therefore, by setting the thickness t A of the aluminum
[0037]
Therefore, in order to obtain an equivalent current capacity, the width W A of the aluminum
W A = (0.5 × 2.5) /0.4=3.125
As was the width W A of the aluminum
Since the aluminum
[0038]
Moreover, when the distance D between the adjacent aluminum
[0039]
Here, since the width W A of the aluminum
[0040]
As described above, the aluminum
[0041]
【The invention's effect】
According to the aluminum flat cable of the invention which concerns on
[0042]
Moreover, according to the flat cable of the invention which concerns on
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a structure of a flat cable according to the present invention.
FIG. 2 is a cross-sectional view showing the structure of a flat cable according to the prior art.
[Explanation of symbols]
1
Claims (3)
tA/ρA≧ tC/ρC
EA×tA< EC×tC
を満たすことを特徴とする請求項1記載のアルミニウムフラットケーブル。In the relationship where Young's modulus E C , resistivity ρ C , thickness t C of the copper flat conductor and Young's modulus of the aluminum flat conductor are E A , resistivity ρ A , thickness t A ,
t A / ρ A ≧ t C / ρ C
E A × t A <E C × t C
The aluminum flat cable according to claim 1, wherein:
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