JP2005011722A - ランプ調光時誤動作防止方法およびその回路 - Google Patents
ランプ調光時誤動作防止方法およびその回路 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】容易にLEDランプの調光時に電圧低下による誤動作を防止できるランプ調光時誤動作防止方法およびその回路を提供する。
【解決手段】検出回路部7により出力電圧の所定の低下を検出すると、制御回路部8により巻線部の作動用出力を制御することによってスイッチング素子Q1の作動状態を制御して、出力トランスT1からの出力を停止または低下させるので、調光により所定の電圧に低下するとLEDランプ5を直ちに消灯させるから簡単な構成で、容易にLEDランプ5の調光時に電圧低下による明るさのちらつき等の誤動作を安全かつ直ちに防止することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】検出回路部7により出力電圧の所定の低下を検出すると、制御回路部8により巻線部の作動用出力を制御することによってスイッチング素子Q1の作動状態を制御して、出力トランスT1からの出力を停止または低下させるので、調光により所定の電圧に低下するとLEDランプ5を直ちに消灯させるから簡単な構成で、容易にLEDランプ5の調光時に電圧低下による明るさのちらつき等の誤動作を安全かつ直ちに防止することができる。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光ダイオード(LED)ランプの調光時に誤動作を防止できるランプ調光時誤動作防止方法およびその回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、白熱ランプ用の調光器は、白熱ランプと直列に接続したサイリスタの導通角をスイッチング制御して平均電流を変化させて、調光する。この調光器をけい光ランプに用いた場合、電極を別途加熱した状態で熱電子の放出を確保し、半サイクルごとに一定値以上の電圧を印加する必要がある。また、けい光ランプは、電流が増えると端子電圧が減少するため、点灯に安定器(バラスト)を必要とし回路の構成が複雑になる(例えば、特許文献1)。
【0003】
ところで最近、発光ダイオード(以下、LEDという)が、量産による低コスト化や機能向上に伴い、従来からのディスプレイ用のほかに、LEDランプとして一般照明にも使用され始めている。
【0004】
【特許文献1】
特開昭59−60890号公報
【0005】
前記LEDランプは、けい光ランプのような放電ランプでないから安定器(バラスト)を必要とせず、また温度依存性も比較的低いため回路の構成が簡単になるが、入力する直流電力がそのまま出力トランスから出力され、また多数のLED素子を用いた場合にLED素子ごとの電圧の不均衡が生じやすいことから、入力する直流電力の変動の影響を大きく受ける。しかも、前記白熱ランプ用の調光器をLEDランプに用いた場合、調光器によって入力電圧が低下すると、1次側の平滑コンデンサのリップル電圧が大きくなり安定した出力電圧を維持できなくなる。そのことによってLEDランプのちらつき等の誤動作が生じ、LEDランプの寿命低下や、時には破損に至る場合もあり、調光時の入力電圧低下による誤動作を防止する必要性が高い。
【0006】
本発明は前記の問題点を解決して、容易にLEDランプの調光時に電圧低下による誤動作を防止できるランプ調光時誤動作防止方法およびその回路を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の一構成によるランプ調光時誤動作防止方法によれば、ランプ調光器からの出力を制御して出力トランスの1次側に印加するスイッチング素子と、前記出力を変成して2次側のLEDランプへ出力するとともに、巻線部から前記スイッチング素子の作動用出力を発生する出力トランスとを有する発光ダイオードランプの点灯回路内で、ランプ調光時に前記ランプ調光器からの出力電圧の所定の低下を検出し、その出力電圧の所定の低下を検出すると、前記巻線部の作動用出力を制御することにより前記スイッチング素子の作動状態を制御して、前記出力トランスからの出力を停止または低下させるものである。
【0008】
この構成によれば、ランプ調光器からの出力電圧の所定の低下を検出すると、巻線部の作動用出力を制御することによりスイッチング素子の作動状態を制御して、出力トランスからの出力を停止または低下させるので、調光により所定の電圧に低下するとLEDランプを直ちに消灯させるから、容易にLEDランプの調光時に電圧低下による明るさのちらつき等の誤動作を安全かつ直ちに防止することができる。
【0009】
本発明の一構成によるランプ調光時誤動作防止回路によれば、ランプ調光器からの出力を制御して出力トランスの1次側に印加するスイッチング素子と、前記出力を変成して2次側のLEDランプへ出力するとともに、巻線部から前記スイッチング素子の作動用出力を発生する出力トランスとを有する発光ダイオードランプの点灯回路内に設けられ、ランプ調光時に前記ランプ調光器からの出力電圧の所定の低下を検出する検出回路部と、その出力電圧の所定の低下を検出すると、前記巻線部の作動用出力を制御することにより前記スイッチング素子の作動状態を制御して、前記出力トランスからの出力を停止または低下させる制御回路部とを備えている。
【0010】
この構成によれば、検出回路部により出力電圧の所定の低下を検出すると、制御回路部により巻線部の作動用出力を制御することによってスイッチング素子の作動状態を制御して、出力トランスからの出力を停止または低下させるので、調光により所定の電圧に低下するとLEDランプを直ちに消灯させるから、簡単な構成で、容易にLEDランプの調光時に電圧低下による明るさのちらつき等の誤動作を安全かつ直ちに防止することができる。
【0011】
本発明の他の構成によるランプ調光時誤動作防止方法によれば、ランプ調光器からの出力を制御して出力トランスの1次側に印加するスイッチング素子と、前記出力を変成して2次側の発光ダイオード(LED)ランプへ出力するとともに、巻線部から前記スイッチング素子の作動用出力を発生する出力トランスとを有する発光ダイオードランプの点灯回路内で、ランプ調光時にランプ調光器からの出力電圧の所定の低下を検出し、その出力電圧の所定の低下を検出すると、前記巻線部の作動用出力を制御することにより前記スイッチング素子をオフにして、このオフを保持することにより前記出力トランスからの出力を停止させるものである。
【0012】
この構成によれば、ランプ調光器からの出力電圧の所定の低下を検出すると、巻線部の作動用出力を制御することによりスイッチング素子をオフにして、このオフを保持することにより出力トランスからの出力を停止させるので、調光によりLEDランプの点灯が不安定となる電圧に低下するとLEDランプを直ちに消灯させるから、簡単な構成で、容易にLEDランプの調光時に電圧低下による明るさのちらつき等の誤動作を安全かつ直ちに防止することができる。
【0013】
本発明の他の構成によるランプ調光時誤動作防止回路によれば、ランプ調光器からの出力を制御して出力トランスの1次側に印加するスイッチング素子と、前記出力を変成して2次側の発光ダイオード(LED)ランプへ出力するとともに、巻線部から前記スイッチング素子の作動用出力を発生する出力トランスとを有する発光ダイオードランプの点灯回路内に設けられ、ランプ調光時にランプ調光器からの出力電圧の所定の低下を検出する検出回路と、その出力電圧の所定の低下を検出すると、前記巻線部の作動用出力を制御することにより前記第1のスイッチング素子をオフにして、このオフを保持することにより前記出力トランスからの出力を停止させる制御回路部とを備えている。
【0014】
この構成によれば、検出回路部により出力電圧の所定の低下を検出すると、制御回路部により巻線部の作動用出力を制御することによってスイッチング素子をオフにして、このオフを保持することにより出力トランスからの出力を停止させるので、調光によりLEDランプの点灯が不安定となる電圧に低下するとLEDランプを直ちに消灯させるから、簡単な構成で、容易にLEDランプの調光時に電圧低下による明るさのちらつき等の誤動作を安全かつ直ちに防止することができる。
【0015】
好ましくは、前記点灯回路内で、前記出力トランスは1次側に第1および第2の入力端を有し、この巻線部に設けられた3次巻線は第3および第4の出力端を有して、前記出力トランスの第1の入力端と前記整流器の第1の出力端が接続され、前記3次巻線の第4の出力端と前記整流器の第2の出力端が接続され、前記スイッチング素子は第1のトランジスタからなり、コレクタが前記出力トランスの第2の入力端と接続され、エミッタが前記3次巻線の第4の出力端と接続され、
前記検出回路部は、前記整流器の第1および第2の出力端間に接続された分圧抵抗を有して、この分圧抵抗の接続点がツェナーダイオードと接続されてなり、前記制御回路部は、ベースが前記ツェナーダイオードと接続され、コレクタが前記3次巻線の第3の出力端と接続され、エミッタが前記3次巻線の第4の出力端と接続されて、常時オン状態にある第2のトランジスタと、信号入力部が前記第2のトランジスタのコレクタと接続されて、前記第2のトランジスタの常時オンにより前記3次巻線の作動用出力の入力が常時阻止され、信号出力部が前記第1のトランジスタのベースと接続されて、前記第1のトランジスタへ常時オン信号を出力して常時オン状態にする遮断制御部とを有してなり、
ランプ調光時に、前記検出回路部が所定の出力電圧の低下を検出すると、前記第2のトランジスタがオフして、前記3次巻線の作動用出力が前記遮断制御部の信号入力部に入力して、これにより信号出力部から前記第1のトランジスタへ出力するオン信号を消滅させて前記第1のトランジスタをオフにし、このオフを保持することにより前記出力トランスからの出力を停止させるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るランプ調光時誤動作防止回路のブロック図を示す。本回路は、LEDランプ5の調光時に電圧低下による明るさのちらつき等の誤動作を防止するものであり、以下のLEDランプ5を点灯する回路内に設けられる。
【0017】
LEDランプ5の点灯回路1は、交流電源2からの交流電力が白熱ランプ用のランプ調光器3により調光された後に、ランプ調光器3からの交流電力を直流電力に変換する整流器4と、この直流電力を図示しない2次側の出力検出回路の検出に基づき制御して出力トランスT1の1次側に印加する第1のトランジスタ(スイッチング素子)Q1と、前記直流電力を変成して2次側のLEDランプ5へ出力するとともに、巻線部に設けられた例えば3次巻線T2から、前記第1のトランジスタQ1の作動用出力を発生する出力トランスT1とを有する。
【0018】
前記整流器4は第1および第2の出力端O1、O2間に直流電力を平滑にする平滑コンデンサC1が接続されている。出力トランスT1は第1および第2の入力端I1、I2を有し、3次巻線T2は第3および第4の出力端O3、O4を有する。整流器4の第1の出力端O1と出力トランスT1の第1の入力端I1が接続され、整流器4の第2の出力端O2と3次巻線T2の第4の出力端O4が接続されている。第1のトランジスタQ1は、コレクタCが出力トランスT1の第2の入力端I2に接続され、エミッタEが3次巻線T2の第4の出力端O4に接続されている。ベースBは後述する遮断制御部6の信号出力部S2に接続されている。
【0019】
前記ランプ調光時誤動作防止回路10は、この点灯回路1内の平滑コンデンサC1と出力トランスT1の間に設けられて、ランプ調光時にランプ調光器3から整流器4を介した出力電圧の所定の低下を検出する検出回路部7と、出力電圧の所定の低下を検出すると、3次巻線T2の作動用出力を制御することにより第1のトランジスタQ1をオフにして、このオフを保持することにより出力トランスT1からの出力を停止させる制御回路部8とを有している。
【0020】
前記検出回路部7は、整流器4の第1および第2の出力端O1、O2間に平滑コンデンサC1と並列に接続された分圧抵抗R1、R2を有して、この分圧抵抗R1、R2の接続点がツェナーダイオードZD1と接続されてなる。第1のトランジスタQ1をオフにする電圧は、これらの分圧抵抗R1、R2、ツェナーダイオードZD1の値によって調整される。
【0021】
前記制御回路部8は、第2のトランジスタQ2と遮断制御部(IC)6とを有してなる。第2のトランジスタQ2は、ベースBがツェナーダイオードZD1と接続され、コレクタCが抵抗R3と接続され、さらにこれと直列でダイオードD1、並列のコンデンサC2を介して3次巻線T2の第3の出力端O3と接続され、エミッタEが3次巻線T2の第4の出力端O4と接続されて、常時オン状態にある。
【0022】
IC6は、信号入力部S1が第2のトランジスタQ2のコレクタCと直に接続されて、第2のトランジスタQ2の常時オンにより3次巻線T2の第3の出力端O3から発生する作動用出力の入力が常時阻止され、信号出力部S2が第1のトランジスタQ1のベースBと接続されて、第1のトランジスタQ1へ常時オン信号を出力することにより常時オン状態にする。IC6の電源入力部S3は、3次巻線T2の第3の出力端O3と接続されて、3次巻線T2からIC6に動作電源を供給する。電源入力部S3には抵抗R4を介して整流器4の第1の出力端O1も接続されている。
【0023】
なお、IC6のFB(フィードバック)端子S4と出力トランスT1との間に、例えばトランジスタQ3、シャントレギュレータIC2および分圧抵抗R5、R6からなる定電圧回路が設けられており、LEDランプ5に供給される電圧が入力電圧や負荷条件が変化しても定電圧となるようにフィードバックされる。
【0024】
以下、上記構成のランプ調光時誤動作防止回路の動作について説明する。
まず、定常時には、検出回路部7の抵抗R1、R2で分圧された電圧が、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧以上に設定されており、ツェナーダイオードZD1を通して第2のトランジスタQ2が常時オン状態にあるので、3次巻線T2の第3の出力端O3からIC6の信号入力部S1への作動用出力の入力が常時阻止されている。
【0025】
ランプ調光時には、整流器4からの出力電圧が低下するので検出回路部7の抵抗R1、R2で分圧された電圧も低下してツェナー電圧より低くなると、この検出によりツェナーダイオードZD1が遮断されて、第2のトランジスタQ2がオフする。第2のトランジスタQ2がオフすると、3次巻線T2の作動用出力がIC6の信号入力部S1に入力して、この入力に基づき信号出力部S2から第1のトランジスタQ1へ出力するオン信号を消滅させて、第1のトランジスタQ1をオフにする。IC6内ではラッチ動作により第1のトランジスタQ1へ出力するオン信号の消滅を保持する。LEDランプ5の最低動作電圧の近辺ではLEDランプ5の点灯が不安定となって明るさのちらつき等の誤動作の原因となるから、第1のトランジスタQ1のオフを保持して完全に出力トランスT1からの直流電力出力を停止させる。なお、IC6がラッチ機能を有するICであれば、そのラッチ機能を用いてオン信号の消滅を保持させてもよい。これにより、出力トランスT1からの出力が停止され、LEDランプ5は安全かつ直ちに消灯されて、LEDランプ5をランプ調光器3によって調光する時に電圧低下による明るさのちらつき等の誤動作が防止される。
【0026】
このように、本回路は、検出回路部7により出力電圧の所定の低下を検出すると、制御回路部8により3次巻線T2の作動用出力を制御することによって第1のスイッチング素子Q1をオフにして、このオフを保持することにより出力トランスT1からの出力を停止させる。また、点灯回路のトランジスタQ1の作動用として一般に用いられる3次巻線T2の作動用出力を、遮断制御部(IC)6の制御信号用とともに動作電源用に流制御信号用とともに動作電源用に流り簡単にしている。
【0027】
こうして、本発明は簡単な構成で、容易にLEDランプ5の調光時に電圧低下による明るさのちらつき等の誤動作を安全かつ直ちに防止し、LEDランプ5の寿命低下や破損等を防止することができる。
【0028】
なお、検出回路部7がランプ調光器3からの出力電圧の所定の低下を検出すると、制御回路部8が、出力トランスT1からの出力電圧をLEDランプ5を消灯させる一定電圧以下に低下させるように制御することにより、LEDランプ5を直ちに消灯させてもよい。これはLEDランプ5がその最低動作電圧より一定以下に低くなると、前記した最低動作電圧の近辺と異なり、安定して消灯することによる。
【0029】
なお、第1のトランジスタQ1の作動用出力を、出力トランスT1の巻線部に設けられた3次巻線T2から発生させているが、例えば出力トランスT1の1次巻線から発生させてもよい。
【0030】
また、この実施形態では、第1および第2のトランジスタを使用しているが、これに代えて、FET、MOS FETなどを用いてもよい。
【0031】
なお、この実施形態では、検出回路部7を整流器4の後段に設けているが、整流器4の前段で、ランプ調光器3と整流器4の間に設けてもよい。
また、遮断制御部6にICのようなディジタル回路を用いているが、R.C.C回路などのようなアナログ回路を用いてもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、出力電圧の所定の低下を検出すると、巻線部の作動用出力を制御することによりスイッチング素子の作動状態を制御して、出力トランスからの出力を停止または低下させるので、調光により所定の電圧に低下するとLEDランプを直ちに消灯させるから、容易にLEDランプの調光時に電圧低下による明るさのちらつき等の誤動作を安全かつ直ちに防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るランプ調光時誤動作防止回路を示す構成図である。
【符号の説明】
1…点灯回路、3…ランプ調光器、4…整流器、5…発光ダイオード(LED)ランプ、6…遮断制御部、7…検出回路部、8…制御回路部、10…ランプ調光時誤動作防止回路、T1…出力トランス、T2…3次巻線、Q1…第1のトランジスタ(スイッチング素子)、Q2…第2のトランジスタ。
【発明の属する技術分野】
本発明は、発光ダイオード(LED)ランプの調光時に誤動作を防止できるランプ調光時誤動作防止方法およびその回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、白熱ランプ用の調光器は、白熱ランプと直列に接続したサイリスタの導通角をスイッチング制御して平均電流を変化させて、調光する。この調光器をけい光ランプに用いた場合、電極を別途加熱した状態で熱電子の放出を確保し、半サイクルごとに一定値以上の電圧を印加する必要がある。また、けい光ランプは、電流が増えると端子電圧が減少するため、点灯に安定器(バラスト)を必要とし回路の構成が複雑になる(例えば、特許文献1)。
【0003】
ところで最近、発光ダイオード(以下、LEDという)が、量産による低コスト化や機能向上に伴い、従来からのディスプレイ用のほかに、LEDランプとして一般照明にも使用され始めている。
【0004】
【特許文献1】
特開昭59−60890号公報
【0005】
前記LEDランプは、けい光ランプのような放電ランプでないから安定器(バラスト)を必要とせず、また温度依存性も比較的低いため回路の構成が簡単になるが、入力する直流電力がそのまま出力トランスから出力され、また多数のLED素子を用いた場合にLED素子ごとの電圧の不均衡が生じやすいことから、入力する直流電力の変動の影響を大きく受ける。しかも、前記白熱ランプ用の調光器をLEDランプに用いた場合、調光器によって入力電圧が低下すると、1次側の平滑コンデンサのリップル電圧が大きくなり安定した出力電圧を維持できなくなる。そのことによってLEDランプのちらつき等の誤動作が生じ、LEDランプの寿命低下や、時には破損に至る場合もあり、調光時の入力電圧低下による誤動作を防止する必要性が高い。
【0006】
本発明は前記の問題点を解決して、容易にLEDランプの調光時に電圧低下による誤動作を防止できるランプ調光時誤動作防止方法およびその回路を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明の一構成によるランプ調光時誤動作防止方法によれば、ランプ調光器からの出力を制御して出力トランスの1次側に印加するスイッチング素子と、前記出力を変成して2次側のLEDランプへ出力するとともに、巻線部から前記スイッチング素子の作動用出力を発生する出力トランスとを有する発光ダイオードランプの点灯回路内で、ランプ調光時に前記ランプ調光器からの出力電圧の所定の低下を検出し、その出力電圧の所定の低下を検出すると、前記巻線部の作動用出力を制御することにより前記スイッチング素子の作動状態を制御して、前記出力トランスからの出力を停止または低下させるものである。
【0008】
この構成によれば、ランプ調光器からの出力電圧の所定の低下を検出すると、巻線部の作動用出力を制御することによりスイッチング素子の作動状態を制御して、出力トランスからの出力を停止または低下させるので、調光により所定の電圧に低下するとLEDランプを直ちに消灯させるから、容易にLEDランプの調光時に電圧低下による明るさのちらつき等の誤動作を安全かつ直ちに防止することができる。
【0009】
本発明の一構成によるランプ調光時誤動作防止回路によれば、ランプ調光器からの出力を制御して出力トランスの1次側に印加するスイッチング素子と、前記出力を変成して2次側のLEDランプへ出力するとともに、巻線部から前記スイッチング素子の作動用出力を発生する出力トランスとを有する発光ダイオードランプの点灯回路内に設けられ、ランプ調光時に前記ランプ調光器からの出力電圧の所定の低下を検出する検出回路部と、その出力電圧の所定の低下を検出すると、前記巻線部の作動用出力を制御することにより前記スイッチング素子の作動状態を制御して、前記出力トランスからの出力を停止または低下させる制御回路部とを備えている。
【0010】
この構成によれば、検出回路部により出力電圧の所定の低下を検出すると、制御回路部により巻線部の作動用出力を制御することによってスイッチング素子の作動状態を制御して、出力トランスからの出力を停止または低下させるので、調光により所定の電圧に低下するとLEDランプを直ちに消灯させるから、簡単な構成で、容易にLEDランプの調光時に電圧低下による明るさのちらつき等の誤動作を安全かつ直ちに防止することができる。
【0011】
本発明の他の構成によるランプ調光時誤動作防止方法によれば、ランプ調光器からの出力を制御して出力トランスの1次側に印加するスイッチング素子と、前記出力を変成して2次側の発光ダイオード(LED)ランプへ出力するとともに、巻線部から前記スイッチング素子の作動用出力を発生する出力トランスとを有する発光ダイオードランプの点灯回路内で、ランプ調光時にランプ調光器からの出力電圧の所定の低下を検出し、その出力電圧の所定の低下を検出すると、前記巻線部の作動用出力を制御することにより前記スイッチング素子をオフにして、このオフを保持することにより前記出力トランスからの出力を停止させるものである。
【0012】
この構成によれば、ランプ調光器からの出力電圧の所定の低下を検出すると、巻線部の作動用出力を制御することによりスイッチング素子をオフにして、このオフを保持することにより出力トランスからの出力を停止させるので、調光によりLEDランプの点灯が不安定となる電圧に低下するとLEDランプを直ちに消灯させるから、簡単な構成で、容易にLEDランプの調光時に電圧低下による明るさのちらつき等の誤動作を安全かつ直ちに防止することができる。
【0013】
本発明の他の構成によるランプ調光時誤動作防止回路によれば、ランプ調光器からの出力を制御して出力トランスの1次側に印加するスイッチング素子と、前記出力を変成して2次側の発光ダイオード(LED)ランプへ出力するとともに、巻線部から前記スイッチング素子の作動用出力を発生する出力トランスとを有する発光ダイオードランプの点灯回路内に設けられ、ランプ調光時にランプ調光器からの出力電圧の所定の低下を検出する検出回路と、その出力電圧の所定の低下を検出すると、前記巻線部の作動用出力を制御することにより前記第1のスイッチング素子をオフにして、このオフを保持することにより前記出力トランスからの出力を停止させる制御回路部とを備えている。
【0014】
この構成によれば、検出回路部により出力電圧の所定の低下を検出すると、制御回路部により巻線部の作動用出力を制御することによってスイッチング素子をオフにして、このオフを保持することにより出力トランスからの出力を停止させるので、調光によりLEDランプの点灯が不安定となる電圧に低下するとLEDランプを直ちに消灯させるから、簡単な構成で、容易にLEDランプの調光時に電圧低下による明るさのちらつき等の誤動作を安全かつ直ちに防止することができる。
【0015】
好ましくは、前記点灯回路内で、前記出力トランスは1次側に第1および第2の入力端を有し、この巻線部に設けられた3次巻線は第3および第4の出力端を有して、前記出力トランスの第1の入力端と前記整流器の第1の出力端が接続され、前記3次巻線の第4の出力端と前記整流器の第2の出力端が接続され、前記スイッチング素子は第1のトランジスタからなり、コレクタが前記出力トランスの第2の入力端と接続され、エミッタが前記3次巻線の第4の出力端と接続され、
前記検出回路部は、前記整流器の第1および第2の出力端間に接続された分圧抵抗を有して、この分圧抵抗の接続点がツェナーダイオードと接続されてなり、前記制御回路部は、ベースが前記ツェナーダイオードと接続され、コレクタが前記3次巻線の第3の出力端と接続され、エミッタが前記3次巻線の第4の出力端と接続されて、常時オン状態にある第2のトランジスタと、信号入力部が前記第2のトランジスタのコレクタと接続されて、前記第2のトランジスタの常時オンにより前記3次巻線の作動用出力の入力が常時阻止され、信号出力部が前記第1のトランジスタのベースと接続されて、前記第1のトランジスタへ常時オン信号を出力して常時オン状態にする遮断制御部とを有してなり、
ランプ調光時に、前記検出回路部が所定の出力電圧の低下を検出すると、前記第2のトランジスタがオフして、前記3次巻線の作動用出力が前記遮断制御部の信号入力部に入力して、これにより信号出力部から前記第1のトランジスタへ出力するオン信号を消滅させて前記第1のトランジスタをオフにし、このオフを保持することにより前記出力トランスからの出力を停止させるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るランプ調光時誤動作防止回路のブロック図を示す。本回路は、LEDランプ5の調光時に電圧低下による明るさのちらつき等の誤動作を防止するものであり、以下のLEDランプ5を点灯する回路内に設けられる。
【0017】
LEDランプ5の点灯回路1は、交流電源2からの交流電力が白熱ランプ用のランプ調光器3により調光された後に、ランプ調光器3からの交流電力を直流電力に変換する整流器4と、この直流電力を図示しない2次側の出力検出回路の検出に基づき制御して出力トランスT1の1次側に印加する第1のトランジスタ(スイッチング素子)Q1と、前記直流電力を変成して2次側のLEDランプ5へ出力するとともに、巻線部に設けられた例えば3次巻線T2から、前記第1のトランジスタQ1の作動用出力を発生する出力トランスT1とを有する。
【0018】
前記整流器4は第1および第2の出力端O1、O2間に直流電力を平滑にする平滑コンデンサC1が接続されている。出力トランスT1は第1および第2の入力端I1、I2を有し、3次巻線T2は第3および第4の出力端O3、O4を有する。整流器4の第1の出力端O1と出力トランスT1の第1の入力端I1が接続され、整流器4の第2の出力端O2と3次巻線T2の第4の出力端O4が接続されている。第1のトランジスタQ1は、コレクタCが出力トランスT1の第2の入力端I2に接続され、エミッタEが3次巻線T2の第4の出力端O4に接続されている。ベースBは後述する遮断制御部6の信号出力部S2に接続されている。
【0019】
前記ランプ調光時誤動作防止回路10は、この点灯回路1内の平滑コンデンサC1と出力トランスT1の間に設けられて、ランプ調光時にランプ調光器3から整流器4を介した出力電圧の所定の低下を検出する検出回路部7と、出力電圧の所定の低下を検出すると、3次巻線T2の作動用出力を制御することにより第1のトランジスタQ1をオフにして、このオフを保持することにより出力トランスT1からの出力を停止させる制御回路部8とを有している。
【0020】
前記検出回路部7は、整流器4の第1および第2の出力端O1、O2間に平滑コンデンサC1と並列に接続された分圧抵抗R1、R2を有して、この分圧抵抗R1、R2の接続点がツェナーダイオードZD1と接続されてなる。第1のトランジスタQ1をオフにする電圧は、これらの分圧抵抗R1、R2、ツェナーダイオードZD1の値によって調整される。
【0021】
前記制御回路部8は、第2のトランジスタQ2と遮断制御部(IC)6とを有してなる。第2のトランジスタQ2は、ベースBがツェナーダイオードZD1と接続され、コレクタCが抵抗R3と接続され、さらにこれと直列でダイオードD1、並列のコンデンサC2を介して3次巻線T2の第3の出力端O3と接続され、エミッタEが3次巻線T2の第4の出力端O4と接続されて、常時オン状態にある。
【0022】
IC6は、信号入力部S1が第2のトランジスタQ2のコレクタCと直に接続されて、第2のトランジスタQ2の常時オンにより3次巻線T2の第3の出力端O3から発生する作動用出力の入力が常時阻止され、信号出力部S2が第1のトランジスタQ1のベースBと接続されて、第1のトランジスタQ1へ常時オン信号を出力することにより常時オン状態にする。IC6の電源入力部S3は、3次巻線T2の第3の出力端O3と接続されて、3次巻線T2からIC6に動作電源を供給する。電源入力部S3には抵抗R4を介して整流器4の第1の出力端O1も接続されている。
【0023】
なお、IC6のFB(フィードバック)端子S4と出力トランスT1との間に、例えばトランジスタQ3、シャントレギュレータIC2および分圧抵抗R5、R6からなる定電圧回路が設けられており、LEDランプ5に供給される電圧が入力電圧や負荷条件が変化しても定電圧となるようにフィードバックされる。
【0024】
以下、上記構成のランプ調光時誤動作防止回路の動作について説明する。
まず、定常時には、検出回路部7の抵抗R1、R2で分圧された電圧が、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧以上に設定されており、ツェナーダイオードZD1を通して第2のトランジスタQ2が常時オン状態にあるので、3次巻線T2の第3の出力端O3からIC6の信号入力部S1への作動用出力の入力が常時阻止されている。
【0025】
ランプ調光時には、整流器4からの出力電圧が低下するので検出回路部7の抵抗R1、R2で分圧された電圧も低下してツェナー電圧より低くなると、この検出によりツェナーダイオードZD1が遮断されて、第2のトランジスタQ2がオフする。第2のトランジスタQ2がオフすると、3次巻線T2の作動用出力がIC6の信号入力部S1に入力して、この入力に基づき信号出力部S2から第1のトランジスタQ1へ出力するオン信号を消滅させて、第1のトランジスタQ1をオフにする。IC6内ではラッチ動作により第1のトランジスタQ1へ出力するオン信号の消滅を保持する。LEDランプ5の最低動作電圧の近辺ではLEDランプ5の点灯が不安定となって明るさのちらつき等の誤動作の原因となるから、第1のトランジスタQ1のオフを保持して完全に出力トランスT1からの直流電力出力を停止させる。なお、IC6がラッチ機能を有するICであれば、そのラッチ機能を用いてオン信号の消滅を保持させてもよい。これにより、出力トランスT1からの出力が停止され、LEDランプ5は安全かつ直ちに消灯されて、LEDランプ5をランプ調光器3によって調光する時に電圧低下による明るさのちらつき等の誤動作が防止される。
【0026】
このように、本回路は、検出回路部7により出力電圧の所定の低下を検出すると、制御回路部8により3次巻線T2の作動用出力を制御することによって第1のスイッチング素子Q1をオフにして、このオフを保持することにより出力トランスT1からの出力を停止させる。また、点灯回路のトランジスタQ1の作動用として一般に用いられる3次巻線T2の作動用出力を、遮断制御部(IC)6の制御信号用とともに動作電源用に流制御信号用とともに動作電源用に流り簡単にしている。
【0027】
こうして、本発明は簡単な構成で、容易にLEDランプ5の調光時に電圧低下による明るさのちらつき等の誤動作を安全かつ直ちに防止し、LEDランプ5の寿命低下や破損等を防止することができる。
【0028】
なお、検出回路部7がランプ調光器3からの出力電圧の所定の低下を検出すると、制御回路部8が、出力トランスT1からの出力電圧をLEDランプ5を消灯させる一定電圧以下に低下させるように制御することにより、LEDランプ5を直ちに消灯させてもよい。これはLEDランプ5がその最低動作電圧より一定以下に低くなると、前記した最低動作電圧の近辺と異なり、安定して消灯することによる。
【0029】
なお、第1のトランジスタQ1の作動用出力を、出力トランスT1の巻線部に設けられた3次巻線T2から発生させているが、例えば出力トランスT1の1次巻線から発生させてもよい。
【0030】
また、この実施形態では、第1および第2のトランジスタを使用しているが、これに代えて、FET、MOS FETなどを用いてもよい。
【0031】
なお、この実施形態では、検出回路部7を整流器4の後段に設けているが、整流器4の前段で、ランプ調光器3と整流器4の間に設けてもよい。
また、遮断制御部6にICのようなディジタル回路を用いているが、R.C.C回路などのようなアナログ回路を用いてもよい。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、出力電圧の所定の低下を検出すると、巻線部の作動用出力を制御することによりスイッチング素子の作動状態を制御して、出力トランスからの出力を停止または低下させるので、調光により所定の電圧に低下するとLEDランプを直ちに消灯させるから、容易にLEDランプの調光時に電圧低下による明るさのちらつき等の誤動作を安全かつ直ちに防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るランプ調光時誤動作防止回路を示す構成図である。
【符号の説明】
1…点灯回路、3…ランプ調光器、4…整流器、5…発光ダイオード(LED)ランプ、6…遮断制御部、7…検出回路部、8…制御回路部、10…ランプ調光時誤動作防止回路、T1…出力トランス、T2…3次巻線、Q1…第1のトランジスタ(スイッチング素子)、Q2…第2のトランジスタ。
Claims (5)
- ランプ調光器からの出力を制御して出力トランスの1次側に印加するスイッチング素子と、前記出力を変成して2次側の発光ダイオード(LED)ランプへ出力するとともに、巻線部から前記スイッチング素子の作動用出力を発生する出力トランスとを有する発光ダイオードランプの点灯回路内で、
ランプ調光時にランプ調光器からの出力電圧の所定の低下を検出し、その出力電圧の所定の低下を検出すると、前記巻線部の作動用出力を制御することにより前記第1のスイッチング素子の作動状態を制御して、前記出力トランスからの出力を停止または低下させるランプ調光時誤動作防止方法。 - ランプ調光器からの出力を制御して出力トランスの1次側に印加するスイッチング素子と、前記出力を変成して2次側の発光ダイオード(LED)ランプへ出力するとともに、巻線部から前記スイッチング素子の作動用出力を発生する出力トランスとを有する発光ダイオードランプの点灯回路内で、
ランプ調光時にランプ調光器からの出力電圧の所定の低下を検出し、その出力電圧の所定の低下を検出すると、前記巻線部の作動用出力を制御することにより前記第1のスイッチング素子をオフにして、このオフを保持することにより前記出力トランスからの出力を停止させるランプ調光時誤動作防止方法。 - ランプ調光器からの出力を制御して出力トランスの1次側に印加するスイッチング素子と、前記出力を変成して2次側の発光ダイオード(LED)ランプへ出力するとともに、巻線部から前記スイッチング素子の作動用出力を発生する出力トランスとを有する発光ダイオードランプの点灯回路内に設けられ、
ランプ調光時にランプ調光器からの出力電圧の所定の低下を検出する検出回路部と、その出力電圧の所定の低下を検出すると、前記巻線部の作動用出力を制御することにより前記第1のスイッチング素子の作動状態を制御して、前記出力トランスからの出力を停止または低下させる制御回路部とを備えたランプ調光時誤動作防止回路。 - ランプ調光器からの出力を制御して出力トランスの1次側に印加するスイッチング素子と、前記出力を変成して2次側の発光ダイオード(LED)ランプへ出力するとともに、巻線部から前記スイッチング素子の作動用出力を発生する出力トランスとを有する発光ダイオードランプの点灯回路内に設けられ、
ランプ調光時にランプ調光器からの出力電圧の所定の低下を検出する検出回路部と、その出力電圧の所定の低下を検出すると、前記巻線部の作動用出力を制御することにより前記第1のスイッチング素子をオフにして、このオフを保持することにより前記出力トランスからの出力を停止させる制御回路部とを備えたランプ調光時誤動作防止回路。 - 請求項4において、前記点灯回路内で、前記出力トランスは1次側に第1および第2の入力端を有し、この巻線部に設けられた3次巻線は第3および第4の出力端を有して、前記出力トランスの第1の入力端と前記整流器の第1の出力端が接続され、前記3次巻線の第4の出力端と前記整流器の第2の出力端が接続され、前記スイッチング素子は第1のトランジスタからなり、コレクタが前記出力トランスの第2の入力端と接続され、エミッタが前記3次巻線の第4の出力端と接続され、
前記検出回路部は、前記整流器の第1および第2の出力端間に接続された分圧抵抗を有して、この分圧抵抗の接続点がツェナーダイオードと接続されてなり、
前記制御回路部は、ベースが前記ツェナーダイオードと接続され、コレクタが前記3次巻線の第3の出力端と接続され、エミッタが前記3次巻線の第4の出力端と接続されて、常時オン状態にある第2のトランジスタと、信号入力部が前記第2のトランジスタのコレクタと接続されて、前記第2のトランジスタの常時オンにより3次巻線の作動用出力の入力が常時阻止され、信号出力部が前記第1のトランジスタのベースと接続されて、前記第1のトランジスタへ常時オン信号を出力することにより常時オン状態にする遮断制御部とを有してなり、
ランプ調光時に、前記検出回路部が所定の出力電圧の低下を検出すると、前記第2のトランジスタがオフして、前記3次巻線の作動用出力が前記遮断制御部の信号入力部に入力して、これにより信号出力部から前記第1のトランジスタへ出力するオン信号を消滅させて前記第1のトランジスタをオフにし、このオフを保持することにより前記出力トランスからの出力を停止させるものであるランプ調光時誤動作防止回路。
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JP2003175672A JP2005011722A (ja) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | ランプ調光時誤動作防止方法およびその回路 |
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JP2010153111A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Panasonic Corp | 電球形ランプおよび照明装置 |
JP2010244959A (ja) * | 2009-04-09 | 2010-10-28 | Sanyo Electric Co Ltd | 発光素子の制御回路 |
-
2003
- 2003-06-20 JP JP2003175672A patent/JP2005011722A/ja active Pending
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