JP2005010517A - Method for manufacturing color sample - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商談等で用いる色見本の作製方法に関する。
【0002】
【従来技術】
現在、建設業界等の商談等の際には、現物を一目でイメージしやすくするために、色見本が頻繁に用いられている。さらに色見本は、より良く見せるために、色見本を複数枚貼り並べた見本帳や見本帳ファイルとして用いられている。このような色見本または見本帳や見本帳ファイルは、通常、現物の一部をそのまま台紙に貼り付け、一目で現物をイメージできるものとして、商談の際や、デザインの決定時等に有効に活用される。(例えば、特許文献1等)
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような現状の色見本は、以下のような問題を抱えている。
1.色見本に用いる現物下地は、実際スレート板、コンクリート、合板、織布、石板等の材料からなり、嵩張ると共に重量があり、取扱いや持ち運びに不適切である。
2.現物下地の大きさや厚さ等を調整する必要があり、作製に面倒な作業を必要とする。
3.現物下地がスレート板、コンクリート、合板、織布、石板等の材料からなるために、廃棄処理が面倒な場合がある。
【0004】
【特許文献1】特開2001−350415号公報
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、上記1.〜3.の問題を解決するために、鋭意研究を行った結果、印刷により現物下地の絵柄を表現した紙基材の上に、該現物下地の絵柄が見えるように半透明の仕上塗料を塗付して得られる色見本が、現物を忠実に再現し、製作作業が簡単で、かつ軽く薄いため持ち運びやすく、廃棄処理も容易であることを見出し、本発明の完成に至った。
【0006】
すなわち、本発明は、以下の特徴を有するものである。
1.印刷により現物下地の絵柄を表現した紙基材の上に、該現物下地の絵柄が見えるように半透明の仕上塗料を塗付することを特徴とする色見本の作製方法。
2.印刷により現物下地の絵柄を表現した紙基材の上に、該現物下地の絵柄が見えるように半透明の下地調整塗料を塗付し、次いで該現物下地の絵柄が見えるように半透明の仕上塗料を塗付することを特徴とする色見本の作製方法。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
【0008】
本発明は、印刷により現物下地の絵柄を表現した紙基材の上に、該現物下地の絵柄が見えるように半透明の仕上塗料を塗付して得られる色見本の製造方法に関するものである。
【0009】
本発明の色見本は、現物下地の絵柄(本発明では、凹凸感、艶、色調、量感、触感、質感等も含む)を活かすような塗装仕上を施す箇所に用いられるものである。例えば、スレート板、コンクリート、合板、織布、石板等の現物下地に対して、半透明の仕上塗料を塗付し、現物下地の絵柄(例えば、コンクリート調、木質調、石材調等)を活かすような塗装仕上を施す場合に、本発明の色見本が有効である。また、旧塗膜の絵柄を活かすような塗装仕上、下塗塗膜の絵柄を活かすような塗装仕上の場合にも適用できる。この場合、旧塗膜や下塗塗膜の絵柄を紙基材に印刷すればよい。
【0010】
下地として現物そのものを用いた従来の色見本では、製作数量分の現物を一点一点全て調達しなければならず、さらに調達した現物の大きさや厚さ等を調整する必要がある。また、現物下地として用いられているスレート板、コンクリート、合板、織布、石板等の材料は、廃棄処理が面倒な場合があり、環境上好ましいとはいえない。
さらに、現物下地は一点一点の絵柄にムラがあり、また材質も一点一点にもムラがあるため、現物下地の上に塗料を塗付した場合、塗装ムラや吸込みムラが発生する可能性が高い。したがって、色見本として用いる場合、不適当な色見本が作製される可能性が高く、不適当となったものについては廃棄するしかない、という問題もある。
【0011】
本発明の色見本は、紙基材を用いることにより、上述したような従来の問題点を解決したものであり、下記のような特徴を有するものである。
1.基材として、紙基材を用いるため、色見本の製作を容易に行うことができ、材料や製作工程等においてコスト的に有利である。
2.基材が紙基材であるため、従来の色見本と比べて、はるかに軽く、薄いため、持ち運びやすく、取り扱いやすい。
3.廃棄処理が容易であり、環境面においても優れている。
4.色見本の保管にも場所を取らず、管理しやすい。
5.現物下地の絵柄を表現した紙基材の上に、実際の塗料を塗付するため、印刷のみにより仕上状態(凹凸感、艶、色調、量感、触感、質感等)を表現した色見本や、コンピュータ等を用いて表現したものと比べて、より忠実に仕上状態を表現することができる。
6.紙基材に印刷しているため現物下地の絵柄を一定にすることができ、塗装ムラや吸込みムラが起こりにくく仕上状態を一定に保つことができる。
特に、現物下地がスレート板、コンクリート等のセメント系材料の場合、一点一点調達するのが困難であり、さらに調達した現物下地は重量が大きく、一点一点の絵柄、材質、表面状態等が異なり、上述した問題が起こりやすいため、本発明色見本が有効である。
【0012】
本発明の色見本を、図面を用いて以下に詳細に説明する。
【0013】
図1、図2、図3は本発明の色見本の一例を示す図、図4は印刷により現物下地を表した紙基材の一例を示す図、図5は図1のX−X断面図、図6は図2のY−Y断面図、図7は図3のZ−Z断面図である。
【0014】
(色見本)
本発明の色見本は図1〜図3、図5〜図7に示すように、印刷により現物下地を表現した紙基材2(図4)の上に、半透明の仕上塗料3を塗付して作製されるものである。
【0015】
(紙基材)
紙基材2としては、図4に示すように、印刷により現物下地の絵柄を表現したものである。印刷方法は特に限定されず、実際の下地に合わせて絵柄を選択し、公知の方法で印刷すればよい。本発明は、印刷によって仕上げ状態を表現するのではなく、実際の現物下地の絵柄を表現するものである。よって、現物下地の絵柄を一定にすることができ、材質のムラも少ないため、塗装ムラや吸込みムラが発生する可能性が極めて低く、色見本として、好適に用いることができる。例えば、実際の下地が、スレート板、コンクリート、合板、石板である場合は、コンクリート調、木質調、石材調等に印刷したものを用いる。
紙基材2としては、特に限定されないが、ボール紙等の剛性のある紙、コーティング紙等が挙げられる。
【0016】
紙基材2の大きさは、特に限定されないが、通常、2cm〜15cm四方に、収まるような大きさであればよい。また、紙基材2の形も、特に限定されず、例えば、四角形、円形、多角形等が挙げられる。
本発明では、基材が紙であるため、紙基材2または紙基材2の上に仕上塗料3を塗付した色見本1を、特殊な機器を用いなくても、一般に用いられるハサミやカッター等を用いて簡単に、種々の大きさに加工できる。
【0017】
(仕上塗料)
本発明の色見本は、前述した紙基材2の上に半透明の仕上塗料3を塗装する。塗装方法としては、特に限定されないが、実際の塗装方法と同様の方法で行うことが好ましい。例えば、刷毛、コテ、ローラー、スプレーガン等の塗装器具を用いて塗装すればよい。塗付量としては、実際塗装する塗付量であることが好ましいが、通常0.1〜0.5kg/m2程度であることが好ましい。
【0018】
半透明の仕上塗料3は、現物下地の絵柄が見える程度の隠蔽率であれば特に限定されないが、隠蔽率が好ましくは3〜90%、さらに好ましくは3〜70%、より好ましくは3〜50%である。
本発明のこのような半透明の仕上塗料3を、紙基材2の上に実際に塗付することにより、凹凸感、艶、色調、量感、触感、質感等を現物の仕上状態により近づけることができ、色見本としてイメージしやすくなる。
【0019】
半透明の仕上塗料3としては、通常、実際に塗装する塗料を用いればよく、例えば、結合剤、溶剤を構成成分とする塗料等が挙げられる。
結合剤としては、例えば、アクリル樹脂、アクリルシリコン樹脂、シリコン樹脂、ウレタン樹脂、アルキッド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、メラミン樹脂、アミノ樹脂等から選ばれる溶剤可溶型、溶剤分散型、水可溶型、水分散型のうち1種または2種以上を用いることができる。
溶剤としては、例えば、水や、公知の水溶性溶剤、脂肪族系溶剤、芳香族系溶剤等を用いることができる。
結合剤と溶剤の比率は、特に限定されず、実際に塗装する塗料と同様の比率にすればよいが、通常、結合剤の固形分100重量部に対し、溶剤20〜500重量部(さらに好ましくは50〜300重量部)程度にすればよい。
【0020】
さらに本発明の仕上塗料は、紫外線吸収能を有するものが好ましい。紫外線吸収能を有することにより、紙基材や紙基材上の絵柄、あるいは仕上塗料を紫外線から保護することができ、長期に亘り仕上状態を維持することができる。紫外線吸収能を付与する方法としては、公知の方法で行えばよいが、例えば、シアノアクリレート系紫外線吸収性モノマーやベンゾトリアゾール系紫外線吸収性モノマー等の紫外線吸収性モノマーを上記結合剤と共重合させる方法、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾトリアゾール系紫外線吸収剤、サリチル酸系紫外線吸収剤、シアノアクリレート系紫外線吸収剤、トリアジン系紫外線吸収剤、蓚酸アニリド系紫外線吸収剤、アミノ安息香酸系紫外線吸収剤、ケイ皮酸系紫外線吸収剤、微粒酸化チタン、微粒酸化亜鉛等の紫外線吸収剤を仕上塗料に混合する方法等が挙げられる。紫外線吸収性モノマーの混合比率としては、特に限定されないが、結合剤を形成する全モノマー100重量部に対し、0.1〜20重量部程度であることが好ましい。紫外線吸収剤の混合比率としては、特に限定されないが、結合剤の固形分100重量部に対し、0.1〜20重量部であることが好ましい。
【0021】
さらに、仕上塗料として、通常用いられる塗料構成成分を含有することもできる。塗料構成成分としては、例えば、顔料、骨材、可塑剤、防腐剤、防黴剤、消泡剤、増粘剤、レベリング剤、沈降防止剤、たれ防止剤、艶消し剤、酸化防止剤等が挙げられる。
【0022】
実際に、現物の上に仕上塗料を塗装した場合と、紙基材の上に塗装した場合では、凹凸感、艶、色調、量感、触感、質感等の仕上状態が少なからず異なる場合もある。
この原因は、多々考えられるが、例えば、下地の違いの他に、仕上塗料の塗装方法や塗装回数あるいは乾燥過程の違い、仕上塗料と異なる塗料を用いる場合、仕上塗料の塗装以外に別の塗料(例えば、下塗塗料、中塗塗料、トップコート等)を塗装する場合、仕上塗料等の塗料の一部が現物に吸収される場合、現物が濡れ色になる場合等の原因が考えられる。
【0023】
したがって、実際の現物を、より忠実に表現するためには、仕上状態を何らかの方法で補正することが必要な場合がある。この補正の仕方として、仕上塗料の成分を調整し仕上状態の違いを補正する方法、仕上塗料を塗装した後に別の上塗塗料を塗装し仕上状態の違いを補正する方法、下地調整塗料(補正塗料)を塗装することにより仕上状態の違いを補正する方法等が挙げられる。本発明では、特に、下地調整塗料を塗装することが好ましく、例えば、印刷により現物下地を表現した紙基材の上に、該現物下地の絵柄が見えるように半透明の下地調整塗料を塗付し、次いで該現物下地の絵柄が見えるように半透明の仕上塗料を塗付し、色見本を作製することができる。このような方法では、仕上塗料は実際のものと同様のものを用いながら、仕上状態を補正することができるため好ましい。
【0024】
(下地調整塗料)
本発明の色見本1は、前述した仕上塗料3を塗付することにより、現物の凹凸感、艶、色調、量感、触感、質感等の仕上状態を忠実に表現したものであるが、より忠実に表現するために、紙基材2の上に、半透明の下地調整塗料4を塗付することが好ましい(例えば図3、図7)。
塗装方法としては、特に限定されないが、例えば、刷毛、コテ、ローラー、スプレーガン等の塗装器具を用いて塗装する方法等が挙げられる。また、塗付量としては、通常、0.05〜0.5kg/m2程度であることが好ましい。
【0025】
下地調整塗料4としては、前述した仕上塗料3と結合剤、溶剤を構成成分とする塗料等が挙げられる。
下地調整塗料の隠蔽率としては、特に限定されないが、好ましくは3〜90%、さらに好ましくは3〜70%、より好ましくは3〜50%である。
さらに仕上塗料と同様に、紫外線吸収能を有することが好ましい。その他に、顔料、骨材、可塑剤、防腐剤、防黴剤、消泡剤、増粘剤、レベリング剤、沈降防止剤、たれ防止剤、艶消し剤、酸化防止剤等の塗料構成成分を含有してもよい。
【0026】
なお、本発明の仕上塗料、下地調整塗料の隠蔽率は、各塗料の乾燥膜厚が40μmとなるようにフィルムアプリケータで隠蔽率試験紙に塗り付け、温度23℃、相対湿度50%下にて48時間乾燥させることによって作製した試験片を、黒地上塗膜と白地上塗膜の視感反射率を色彩色差計「CR−300」(ミノルタ株式会社製)を用いて測定し、算出した値である。
【0027】
本発明では、実際の塗装方法に合わせて、仕上塗料3や下地調整塗料4を1回または2回以上塗装して、より実際の塗装方法に近い方法で塗装し、より現物に近い仕上状態にすることができる。したがって、実際の仕上状態により近い色見本を作製することが可能である。
【0028】
(見本帳)
このようにして作製した色見本を用いて、見本帳や見本帳ファイルを作製することができる。
このような見本帳は、前述した少なくとも一つ以上の色見本と、少なくとも一つ以上の窓部を備えた型紙を重ね合わせ、該色見本の絵柄が該型紙の窓部から見ることができるように作製する。
【0029】
本発明の見本帳を、図面を用いて以下に詳細に説明する。
【0030】
図8は色見本を貼り並べ窓部を備えた型紙とを重ね合わせた見本帳の一例を示す図、図9は図8の見本帳から窓部を備えた型紙を見開いた状態を示す図、図10は図8のW−W断面図である。
【0031】
例えば図8に示す見本帳5は、図9に示すように、8種の絵柄を示す色見本(1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1h)を台紙7の上に貼り並べた色見本に、8つの窓部を設けた型紙6をそれぞれの絵柄がみえるように、重ね合わせたものである。
色見本紙1の絵柄の種類は、1種のみでもよいが、2種以上設けるものでもよい。2種以上設ける場合は、台紙7の上に、それぞれの色見本1を接着剤やホッチキス等を用いて、貼り並べて用いればよい。本発明の色見本1は、紙基材2と仕上塗料3で構成されており、非常に軽く、薄い。そのため、ごく一般に用いられている接着剤(のり等)でも簡単に貼ることができ、従来のような現物を貼り並べる作業に比べて、簡単に貼り並べることができる。
【0032】
窓部を備えた型紙6は、それぞれの色見本1の絵柄が窓部から見えるように、重ね合わせればよい。
重ね合わせ方法としては、特に限定されないが、例えば、図9に示すように、色見本(1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1h)を貼り並べた台紙7と8つの窓部を設けた型紙6が、連結されており、それぞれの絵柄が見えるように型紙6を折り返して、重ね合わせる方法等が挙げられる。また、型紙6の窓部の大きさ、形は、前述した色見本の大きさ、形に合わせればよい。
【0033】
このようにして作製した見本帳8は、簡便に作製することができ、図10に示すように、断面が非常に薄いため、持ち運びやすく、取り扱いやすくかつ廃棄処理も容易な見本帳である。なお、本発明の見本帳8は非常に薄いものであり、図10に示すバックアップ材8を必ずしも設ける必要はない。
【0034】
【発明の効果】
本発明は、特に、建設業界において、商談等の際に用いられる色見本に関するものであり、特に現物下地の絵柄を活かす塗装を施す場合に有効なものである。本発明の色見本は、簡単に作製することができ、現物をより忠実に再現しているため、実際の現場との色違いを未然に防ぐことができる。さらに、嵩張らないため、持ち運びやすく、取り扱いやすく、管理・整理用としても有効であり、廃棄処理も容易にできる。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の色見本の一例を示す図
【図2】本発明の色見本の一例を示す図
【図3】本発明の色見本の一例を示す図
【図4】印刷により現物下地を表した紙基材の一例を示す図
【図5】図1のX−X断面図
【図6】図2のY−Y断面図
【図7】図3のZ−Z断面図
【図8】本発明の見本帳の一例を示す図
【図9】図8の見本帳から窓部を備えた型紙を見開いた状態を示す図
【図10】図8のW−W断面図
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d、1e、1f、1g、1h:色見本
2:紙基材
3:仕上塗料
4:下地調整塗料
5:見本帳
6:型紙
7:台紙
8:バックアップ材[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a method for producing a color sample used in a business talk or the like.
[0002]
[Prior art]
Currently, color samples are frequently used for business negotiations in the construction industry and the like in order to make it easier to image the actual product at a glance. Furthermore, the color sample is used as a sample book or sample book file in which a plurality of color samples are pasted in order to make it look better. Such a color sample or sample book or sample book file is usually used effectively at the time of business negotiations or when making a design decision so that a part of the actual product can be pasted on the mount as it is and the actual product can be imaged at a glance. Is done. (For example,
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, such current color samples have the following problems.
1. The actual substrate used for the color sample is actually made of a material such as slate board, concrete, plywood, woven cloth, stone board, etc., is bulky and heavy, and is unsuitable for handling and carrying.
2. It is necessary to adjust the size, thickness, etc. of the actual substrate, which requires troublesome work.
3. Since the actual substrate is made of a material such as a slate board, concrete, plywood, woven fabric, or stone board, the disposal process may be troublesome.
[0004]
[Patent Document 1] JP 2001-350415 A
[Means for Solving the Problems]
The present inventors have described the above 1. ~ 3. As a result of diligent research to solve this problem, a semi-transparent finish paint was applied on the paper base material on which the underlying pattern was printed. The obtained color sample faithfully reproduced the actual product, found that it was easy to carry because it was easy to manufacture, light and thin, and easy to dispose of, and completed the present invention.
[0006]
That is, the present invention has the following characteristics.
1. A method for producing a color sample, comprising: applying a translucent finish paint on a paper base material on which a pattern of an actual base is expressed by printing so that the pattern of the actual base is visible.
2. A semi-transparent base coating is applied on a paper base that represents the actual ground pattern by printing so that the actual ground pattern can be seen, and then the translucent finish is visible so that the actual ground pattern can be seen. A method for producing a color sample, which comprises applying a paint.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
[0008]
The present invention relates to a method of manufacturing a color sample obtained by applying a semi-transparent finish paint on a paper base material on which a base pattern is represented by printing so that the base pattern can be seen. .
[0009]
The color swatch of the present invention is used in places where a finish is applied to take advantage of the pattern on the actual substrate (in the present invention, including unevenness, gloss, color tone, volume, touch, texture, etc.). For example, a semi-transparent finish paint is applied to the actual groundwork such as slate board, concrete, plywood, woven fabric, stone board, etc. to make use of the actual groundwork pattern (for example, concrete tone, wood tone, stone tone, etc.) The color swatch of the present invention is effective when such a coating finish is applied. Further, the present invention can also be applied to a painting finish that makes use of the design of the old coating film and a painting finish that makes use of the design of the undercoat coating film. In this case, the pattern of the old coating film or the undercoating film may be printed on the paper substrate.
[0010]
In the conventional color sample using the actual product itself as the groundwork, it is necessary to procure all the actual products for each production quantity, and it is necessary to adjust the size and thickness of the actual product. In addition, materials such as slate board, concrete, plywood, woven cloth, and stone board that are used as an actual substrate may be cumbersome to dispose of and are not environmentally preferable.
In addition, because the actual groundwork has unevenness in the design of each point, and the material is also uneven in each point, when the paint is applied on the actual groundwork, uneven coating or suction unevenness occurs. Probability is high. Therefore, when used as a color sample, there is a high possibility that an inappropriate color sample is produced, and there is a problem that an unsuitable color sample can only be discarded.
[0011]
The color sample of the present invention solves the conventional problems as described above by using a paper base material, and has the following characteristics.
1. Since a paper base material is used as the base material, it is possible to easily manufacture a color sample, which is advantageous in terms of cost in materials, manufacturing processes, and the like.
2. Since the base material is a paper base material, it is much lighter and thinner than conventional color samples, so it is easy to carry and handle.
3. It is easy to dispose of and is excellent in terms of environment.
4). It is easy to manage without taking up space for storage of color samples.
5. In order to apply the actual paint on the paper base that expresses the pattern of the actual groundwork, a color sample that expresses the finished state (irregularity, gloss, tone, volume, touch, texture, etc.) only by printing, The finish state can be expressed more faithfully than that expressed using a computer or the like.
6). Since the printing is performed on the paper base material, the pattern of the actual groundwork can be made constant, and the finished state can be kept constant with little occurrence of coating unevenness and suction unevenness.
In particular, when the actual substrate is a cement-based material such as a slate plate or concrete, it is difficult to procure each item individually, and the actual substrate that is procured is heavy, and each point has its own design, material, and surface condition. The color sample of the present invention is effective because the above-described problems are likely to occur.
[0012]
The color sample of the present invention will be described in detail below with reference to the drawings.
[0013]
1, 2, and 3 are diagrams illustrating an example of a color sample according to the present invention, FIG. 4 is a diagram illustrating an example of a paper base material showing an actual substrate by printing, and FIG. 5 is a sectional view taken along line XX in FIG. 1. 6 is a YY sectional view of FIG. 2, and FIG. 7 is a ZZ sectional view of FIG.
[0014]
(color sample)
As shown in FIGS. 1 to 3 and FIGS. 5 to 7, the color sample of the present invention is coated with a
[0015]
(Paper substrate)
As shown in FIG. 4, the
The
[0016]
Although the magnitude | size of the
In the present invention, since the base material is paper, the
[0017]
(Finish paint)
In the color sample of the present invention, a
[0018]
The
By actually applying such a
[0019]
As the
As the binder, for example, a solvent soluble type selected from acrylic resin, acrylic silicon resin, silicon resin, urethane resin, alkyd resin, polyester resin, epoxy resin, phenol resin, melamine resin, amino resin, etc., solvent dispersion type, One or more of water-soluble and water-dispersed types can be used.
As the solvent, for example, water, a known water-soluble solvent, an aliphatic solvent, an aromatic solvent, or the like can be used.
The ratio of the binder and the solvent is not particularly limited and may be the same ratio as that of the paint to be actually applied. Usually, the solvent is 20 to 500 parts by weight (more preferably, 100 parts by weight of the solid content of the binder). May be about 50 to 300 parts by weight).
[0020]
Further, the finish paint of the present invention preferably has ultraviolet absorbing ability. By having ultraviolet absorbing ability, it is possible to protect the paper substrate, the pattern on the paper substrate, or the finish paint from ultraviolet rays, and the finished state can be maintained for a long time. As a method for imparting ultraviolet absorbing ability, a known method may be used. For example, an ultraviolet absorbing monomer such as a cyanoacrylate ultraviolet absorbing monomer or a benzotriazole ultraviolet absorbing monomer is copolymerized with the binder. Method, benzophenone UV absorber, benzotriazole UV absorber, salicylic acid UV absorber, cyanoacrylate UV absorber, triazine UV absorber, oxalic anilide UV absorber, aminobenzoic acid UV absorber, silica Examples thereof include a method of mixing an ultraviolet absorbent such as a cinnamate-based ultraviolet absorbent, finely divided titanium oxide, finely divided zinc oxide and the like into a finish paint. The mixing ratio of the UV-absorbing monomer is not particularly limited, but is preferably about 0.1 to 20 parts by weight with respect to 100 parts by weight of all monomers forming the binder. Although it does not specifically limit as a mixing ratio of a ultraviolet absorber, It is preferable that it is 0.1-20 weight part with respect to 100 weight part of solid content of a binder.
[0021]
Furthermore, as a finish paint, it is also possible to contain commonly used paint constituents. Examples of paint constituents include pigments, aggregates, plasticizers, preservatives, antifungal agents, antifoaming agents, thickeners, leveling agents, anti-settling agents, anti-sagging agents, matting agents, and antioxidants. Is mentioned.
[0022]
Actually, when the finish paint is applied on the actual product and when it is applied on the paper base material, the finish state such as unevenness, gloss, color tone, volume, touch, and texture may vary.
There are many possible causes for this. For example, in addition to the difference in the groundwork, the method of painting the finish paint, the number of paintings or the drying process, and when using a paint different from the finish paint, other paints besides the finish paint are applied. When applying (for example, undercoat paint, intermediate coat paint, top coat, etc.), a part of the paint such as the finish paint is absorbed by the actual product, or the actual product becomes a wet color.
[0023]
Therefore, in order to more accurately represent the actual actual product, it may be necessary to correct the finishing state by some method. This can be done by adjusting the finish paint components to correct the difference in the finish, applying the finish paint and then applying another top coat to correct the difference in the finish, and ground adjustment paint (correction paint) ) To correct the difference in the finished state. In the present invention, it is particularly preferable to apply a base adjustment paint. For example, a translucent base adjustment paint is applied on a paper base on which the actual base is expressed by printing so that the picture of the actual base can be seen. Then, a semi-transparent finish paint is applied so that the pattern of the actual substrate can be seen, and a color sample can be produced. Such a method is preferable because the finishing state can be corrected using the same finishing paint as the actual one.
[0024]
(Base adjustment paint)
The
Although it does not specifically limit as a coating method, For example, the method of coating using coating tools, such as a brush, a trowel, a roller, a spray gun, etc. are mentioned. Moreover, as a coating amount, it is usually preferable that it is about 0.05-0.5 kg / m < 2 >.
[0025]
Examples of the base preparation coating material 4 include the finishing
Although it does not specifically limit as a concealment rate of a base preparation coating material, Preferably it is 3-90%, More preferably, it is 3-70%, More preferably, it is 3-50%.
Furthermore, it is preferable that it has an ultraviolet absorbing ability like the finish paint. In addition, paint components such as pigments, aggregates, plasticizers, antiseptics, antifungal agents, antifoaming agents, thickeners, leveling agents, anti-settling agents, anti-sagging agents, matting agents, and antioxidants You may contain.
[0026]
In addition, the concealment ratio of the finish paint and the base preparation paint of the present invention is applied to the concealment ratio test paper with a film applicator so that the dry film thickness of each paint is 40 μm, and the temperature is 23 ° C. and the relative humidity is 50% lower. The specimens prepared by drying for 48 hours were measured by calculating the luminous reflectance of the black ground paint film and the white ground paint film using a color difference meter “CR-300” (manufactured by Minolta Co., Ltd.). Value.
[0027]
In the present invention, the
[0028]
(Sample book)
A sample book and a sample book file can be produced using the color sample produced in this way.
In such a sample book, the above-described at least one color sample and the pattern paper having at least one window portion are overlapped so that the pattern of the color sample can be seen from the window portion of the pattern paper. To make.
[0029]
A sample book of the present invention will be described below in detail with reference to the drawings.
[0030]
FIG. 8 is a diagram showing an example of a sample book in which a color sample is pasted and a pattern paper having a window portion arranged thereon, and FIG. 9 is a diagram showing a state in which the pattern paper having a window portion is opened from the sample book in FIG. FIG. 10 is a WW sectional view of FIG.
[0031]
For example, in the
Only one type of pattern may be provided on the
[0032]
The pattern 6 provided with the window may be overlapped so that the pattern of each
The overlaying method is not particularly limited. For example, as shown in FIG. 9, a
[0033]
The sample book 8 produced in this way can be produced easily and, as shown in FIG. 10, is a sample book that is easy to carry, easy to handle, and easy to dispose of because it has a very thin cross section. Note that the sample book 8 of the present invention is very thin, and the backup material 8 shown in FIG. 10 is not necessarily provided.
[0034]
【The invention's effect】
In particular, the present invention relates to a color sample used in a business talk or the like in the construction industry, and is particularly effective when a paint that makes use of the pattern of the actual groundwork is applied. Since the color sample of the present invention can be easily produced and the actual product is reproduced more faithfully, the color difference from the actual site can be prevented. Furthermore, since it is not bulky, it is easy to carry, easy to handle, effective for management and organization, and can be easily disposed of.
[0035]
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing an example of a color sample of the present invention. FIG. 2 is a diagram showing an example of a color sample of the present invention. FIG. 3 is a diagram showing an example of a color sample of the present invention. FIG. 5 is a sectional view taken along line XX in FIG. 1. FIG. 6 is a sectional view taken along line YY in FIG. 2. FIG. 7 is a sectional view taken along line ZZ in FIG. FIG. 9 is a view showing an example of a sample book according to the present invention. FIG. 9 is a view showing a state in which a paper pattern provided with a window is opened from the sample book shown in FIG. 8. FIG. ]
1, 1a, 1b, 1c, 1d, 1e, 1f, 1g, 1h: Color swatch 2: Paper base material 3: Finish paint 4: Base coating paint 5: Sample book 6: Paper pattern 7: Mount 8: Backup material
Claims (2)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003175194A JP2005010517A (en) | 2003-06-19 | 2003-06-19 | Method for manufacturing color sample |
Applications Claiming Priority (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005010517A (en) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020118861A (en) * | 2019-01-24 | 2020-08-06 | 貼りアップ株式会社 | Film checking tool |
-
2003
- 2003-06-19 JP JP2003175194A patent/JP2005010517A/en active Pending
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JP2020118861A (en) * | 2019-01-24 | 2020-08-06 | 貼りアップ株式会社 | Film checking tool |
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