JP2005010493A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】転写ロール12の表面に付着したトナーを簡易かつ安定的に除去する。転写ロール12の高寿命化を図るため転写ロール12表面にブレードを接触させることをせず、かつ転写紙が通過する間に直接転写ロール12に転写するトナーを転写バイアスの切り替え時間が確保できなくても転写紙の裏汚れの発生を防止する。
【解決手段】トナーによって可視化されたトナー像を担持する中間転写ベルト7とこの中間転写ベルト7に対して圧接可能に設けられ、中間転写ベルト7に担持されたトナー像を用紙に転写させる二転外写ロール12がありこの二転外ロール12に接触する状態で回転可能に設けられる接地されている導電性ロール36が設けられている。バックアップロール11から中間転写体7を介して二転外ロール12へ転写電流が流れこむ構造となっている。また。導電性ロール36からは、もうひとつの導電性ロール50へも電流が流れ込む構造となっている。
【選択図】 図1
【解決手段】トナーによって可視化されたトナー像を担持する中間転写ベルト7とこの中間転写ベルト7に対して圧接可能に設けられ、中間転写ベルト7に担持されたトナー像を用紙に転写させる二転外写ロール12がありこの二転外ロール12に接触する状態で回転可能に設けられる接地されている導電性ロール36が設けられている。バックアップロール11から中間転写体7を介して二転外ロール12へ転写電流が流れこむ構造となっている。また。導電性ロール36からは、もうひとつの導電性ロール50へも電流が流れ込む構造となっている。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、トナー像担持体を用いて画像形成を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ等の画像形成装置のなかには、ベルト状の像担持体(以下、「像担持体ベルト」と言う)を用いて画像形成を行うものがある。この種の画像形成装置では、感光体上に形成した静電潜像をトナーで現像し、これによって可視化したトナー像を像担持体ベルトに転写したのち、像担持体ベルト上のトナー像を用紙(記録媒体)に一括転写する方式を採用している。この方式は、一般に「中間転写方式」と呼ばれ、これに用いられる像担持体ベルトは「中間転写ベルト」と呼ばれている。
【0003】
また、上記中間転写方式を採用したフルカラー複写機等では、複数色のトナー像、例えばY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の4色のトナー像を像担持体ベルト上に順次重ね合わせて転写することにより、一つのカラー画像を形成している。このとき、各色のトナー像の転写位置にずれが生じたり、トナー像の濃度が規定濃度からずれていたりすると、色ずれや色ムラなどの弊害を招く。そこで、特にカラー画像を形成する場合においては、像担持体ベルトに対して、用紙に転写される通常のトナー像の形成領域とは別の領域(以下、「無効領域」と言う)に、トナー像の位置合わせや濃度制御のためのパッチ画像(以下、「プロコンパッチ」と言う)を形成し、そのパッチ画像の読取結果に基づいて各種の制御パラメータを適宜設定・変更することにより、色ずれや色ムラのないカラー画像を形成するようにしている。
【0004】
ところで、像担持体ベルトの走行経路上には、感光体から像担持体ベルトへのトナー像の転写位置となる「一次転写位置」と、像担持体ベルトから用紙へのトナー像の転写位置となる「二次転写位置」とが設定されており、そのいずれにも転写ロールが配置されている。このうち、一次転写位置に配置された転写ロールは、像担持体ベルトを介して感光体表面に圧接状態に支持され、二次転写位置に配置された転写ロール(以下、「二転外ロール」という)は、像担持体ベルトを内周側から支持するバックアップロールに対して接離可能に支持されている。
【0005】
ここで上記二次転写位置においては、バックアップロールにて支持された像担持体ベルトの表面側(トナー像が転写される面側)に用紙を介して二転外ロールが圧接し、この状態でバックアップロール及び二転外ロールのいずれか一方または両方に転写バイアスが印加されることで、像担持体ベルト上のトナー像が用紙の表面に転写される。(例えば特許文献1)
【0006】
【特許文献1】
特開2001−312154号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、像担持体ベルトの無効領域に形成されたプロコンパッチは、用紙を介在せずに直に二転外ロールに接触することから、プロコンパッチを構成するトナーが像担持体ベルトから二転外ロールへと付着(転写)する。一方、像担持体ベルトと二転外ロールとの間に用紙がニップされた状態では、用紙の裏面側に二転外ロールが圧接することから、上述のように二転外ロールに付着したトナーが用紙の裏面に転写(再転写)され、これによって用紙の裏面汚れを引き起こすという問題がある。また、プロコンパッチ以外にも、像担持体ベルトに担持されたトナー像とその転写対象となる用紙との間にサイズのミスマッチがあると、像担持体ベルト上のトナーが二転外ロールに付着して用紙の裏面汚れを引き起こすことがある。
【0008】
この対策として、例えば特開平8−328401号公報には、像担持体ベルトから用紙にトナー像を転写する際に印加される転写バイアスと逆極性のバイアス(以下、「逆バイアス」と略称する)を二転外ロールに印加することで、二転外ロールに付着したトナーをクリーニングする技術が開示されている。また、特開平9−218623号公報には、二転外ロールにクリーニング用のブレード押し当てて、ロール表面からトナーを取り除く技術が開示されている。
【0009】
しかしながら、上記2つの公報に開示された技術には、以下のような制限がある。先ず、特開平8−328401号公報に開示された技術では、二転外ロールに付着したトナーに転写と逆のバイアスを印加する時間を最低でも二転外ロールが一周回転する時間確保する必要があり、更にジャム(用紙詰まり)が発生したときや、プロコンパッチが直接二転外ロールに付着した場合には、より長時間逆バイアスを印加して念入りに取り除く必要がある。かかる構成は、画像間にプロコンパッチを現像する画像形成装置の構成においては、画像間距離が二転外ローラー二周分以上確保できていない限り成り立たないが、通常は、プロダクティビティーと画像形成装置のダウンサイズ化の要請からその成立条件は採用しない。また、特開平9−218623号公報に開示された技術では、(1)ブレードの押し当てによって二転外ロールの表面が劣化し、二転外ロールの寿命が短くなる、(2)二転外ロールの表面には、用紙との剥離性及びクリーニング性を良好にするためのコーティング処理(フッ素コーティング等)が施されているが、このコーティング被膜がブレードによって徐々に剥がれてしまうため、二転外ロールに用紙が巻き付いてジャムが発生しやすくなる、(3)コーティング被膜を含めた二転外ロール表面の摩耗やブレード自体の摩耗により、ブレードによるクリーニング効果が低下する、などの問題があった。
【0010】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像形成装置においては、トナーによって可視化されたトナー像を担持する像担持体ベルトと、像担持体ベルトに対して圧接可能に設けられ、像担持体ベルトに担持されたトナー像を記録媒体に転写させる二転外ロール12と、像担持体ベルトとの圧接によって二転外ロール12に付着したトナーを電界により二転外ロール12から再度転写させるために、該二転外ロール12に接触する二本の導電性ロール36,50を構成要素とするものである。
【0012】
該二転外ロールの軸は接地されておらず、以下の1〜3のバイアス条件になるように設定する。
【0013】
転写のバックアップロールの軸の電位が該転外ロールの軸の電位よりも低いこと。
【0014】
該転写ロールの軸の電位が該転写ロールに接触しているある導電性ロール(図2における導電性ロール36)よりも低いこと。
【0015】
該転写ロールの軸の電位が該転写ロールに接触しているもう一方の導電性ロール(図2における導電性ロール50)よりも高いこと。
【0016】
これらの条件を満足し、以下実施例に記載している実数に設定することにより、本発明の意とする通常の「転写」、「二転外ロール12のクリーニング」が達成できる。
【0017】
1の条件により、転写ロールの軸からバックアップロールの軸に向かって電流が流れることができ、マイナスに帯電したトナーは、これと反対の挙動すなわち、バックアップロールから転写ロール側へ移動することができることとなる。よって像担持体上から、転写ロール側に向かってトナーが移動することとなる。そして、
2の条件により、転写ロールの軸から、導電性ロール36に向かって電流が流れ込むことができ、マイナスに帯電したトナーはこれと反対の挙動をすることとなる。すなわち、転写ロールに付着したトナーは導電性ロールに回収されることとなる。さらに3の条件は、転写ロール上のトナーが、転写ロールと導電性ロール36との間に形成された電界によって一部反転化するので、該反転したトナーが転写ニップに到達する前に予め導電性ロール50に回収する為である。
【0018】
このように、中間転写ベルト7との接触によって二転外ロール12に付着したトナーを導電性ロール36、50により除去することで紙裏汚れを防止することができる。
【0019】
本発明の特徴としては、例えば記録媒体の裏面汚れを顕著に引き起こすプロコンパッチを構成するトナーが転写ロールに付着した場合でも、殆どのトナーが二転外ロール12から電界により除去されることとなり、転写紙の裏汚れを防止できることとなる。転写バックアップロール11及び二転外ロール12の間に生ぜしめられた転写電界により移動させられたトナーは、再び電界により除去することができ、この方法によることが最適だからである。また、従来のようにブレードの突き当てによってトナーを強制的に掻き取るクリーニング方式とは異なり、主として電界によりトナーを移動せしめることとしているので、二転外ロール12に過度のダメージを与えることもない。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明が適用される画像形成装置の構成例を示す側面概略図である。図1において、感光体ドラム1の周囲には、帯電装置2、露光装置3、ロータリー式の現像装置4、中間転写ロール5及び感光体クリーナー6が配置されている。また現像装置4には、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色に対応した現像器4a,4b,4c,4dが組み込まれている。
【0021】
一方、感光体ドラム1の下方には、無端状の中間転写ベルト(像担持体ベルト)7が張設されている。この中間転写ベルト7は、駆動ロール8、従動ロール9テンションロール10、バックアップロール11によって支持されている。このうち、駆動ロール8は図示せぬモータ等の駆動力を受けて回転し、この回転に従って中間転写ベルト7が図のA矢視方向に走行駆動する構成となっている。
【0022】
ちなみに、中間転写ベルト7は、例えばポリイミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリプロピレン等の樹脂又は各種ゴムにカーボンブラック等の帯電防止剤を適当量含有された材料を用いて、体積抵抗率が106〜1010Ω・cmとなるように形成され、その厚みは0.1mm程度に設定される。
【0023】
また、中間転写ベルト7の走行経路上には、一次転写位置P1と二次転写位置P2とが設定されている。一次転写位置P1では、感光体ドラム1と中間転写ロール5との間に中間転写ベルト7が通されている。一方、二次転写位置P2では、バックアップ11との対向位置に二転外ロール12が配置され、この二転外ロール12とバックアップロール11との間に中間転写ベルト7が通されている。
【0024】
ちなみに、バックアップロール11は、例えば表面にカーボンを分散したEPDM(エチレンプロピレンゴム)とNBR(ニトリルゴムブタジエンゴム)のブレンドゴムのチューブによって構成され、その内部はEPDMによって構成される。また、バックアップロール11は、その表面抵抗率が107〜1010Ω/□で、ロール径がφ28mmとなるように形成され、硬度は例えば65°(アスカC)に設定される。
【0025】
一方、二転外ロール12は、例えば表面にカーボンを分散したウレタンゴムのチューブによって構成され、その内部はカーボンを分散した発砲ウレタンゴムによって構成される。また、二転外ロール12は、ロール表面にフッ素コーティングを施し、その体積抵抗率が103〜1010Ω・cmで、ロール径がφ28mmとなるように形成され、硬度は例えば30°(アスカC)に設定される。
【0026】
さらに、中間転写ベルト7の内周側には、ベルト走行方向における中間転写ベルト7の位置を検出するための位置検出センサ13と、環境変化を検出するための湿度センサ14とが配置されている。また、駆動ロール8の近傍には、中間転写ベルト7上に残留付着したトナーを取り除くためのベルトクリーナー15が配置されている。
【0027】
これに対して、記録媒体となる用紙は、トレイ17に積載されてセットされている。トレイ17から二次転写位置P2(バックアップロール11と二転外ロール12のニップ位置)に至る用紙搬送経路(図中破線で示す)には、その上流側から下流側に向かってフィードロール18、レジロール19及び用紙検知センサ20が順に配置されている。フィードロール18は、トレイ17にセットされた用紙を1枚ずつ呼び出して搬送経路に送り出すもので、レジロール19は、そこに到達した用紙を所定のタイミングで二次転写位置P2へと送り出すものである。また、用紙検知センサ20は、レジロール19によって送り出された用紙の通過タイミングを検知するものである。さらに二次転写位置P2の下流側には、用紙搬送経路に沿って案内部材22、用紙搬送用ベルト23及び定着器24が順に配置されている。
【0028】
続いて、上記構成からなる画像形成装置の動作について説明する。先ず、感光体ドラム1が回転した状態で、帯電装置3により感光体ドラム1の表面が一様に帯電されるとともに、露光装置3から感光体ドラム1に向けてレーザービームが照射されることにより、画像情報に対応した静電潜像が感光体ドラム1の表面に形成される。
【0029】
このとき、感光体ドラム1に形成された静電潜像がイエローの画像情報に対応したものであれば、この静電潜像はイエロー(Y)のトナーを内包する現像器4aによって現像される。これにより、感光体ドラム1には、イエローのトナーによって可視化されたトナー像が形成され、このトナー像が感光体ドラム1に担持されて一次転写位置P1へと送られる。
【0030】
一次転写位置P1では、中間転写ロール5によって感光体ドラム1の表面に中間転写ベルト7が圧接され、この状態で感光体ドラム1と中間転写ベルト7とが互いに同期して回転している。感光体ドラム1に担持されたトナー像が一次転写位置に到達する際には、トナーの帯電極性と逆極性のバイアスが中間転写ロール5に印加され、これに伴う静電吸引力と中間転写ロール5の加圧作用により、中間転写ベルト7上のトナー像が中間転写ベルト7へと転写される。
【0031】
その後、中間転写ベルト7に転写されたイエローのトナー像は、従動ロール9、テンションロール10、バックアップロール11及び駆動ロール8を経て再び一次転写位置P1へと送られる。この間、二転外ロール12は、バックアップロール11及び中間転写ベルト7から離間した状態に保持される。
【0032】
一方、感光体ドラム1の表面はドラムクリーナー6によってクリーニングされる。そして、上記同様の手順で感光体ドラム1の表面に再び静電潜像が形成される。ただし、このとき形成される静電潜像は、先に形成したイエロー以外の色、例えばマゼンタに対応したものとなる。したがって、現像装置4においては、それ自身の回転動作によって、感光体ドラム1との対向位置にマゼンタ(M)のトナーを内包する現像器4bを配置し、感光体ドラム1上の静電潜像をマゼンタのトナーで現像する。
【0033】
こうして可視化されたマゼンタのトナー像は、感光体ドラム1に担持されて一次転写位置P1へと送られ、そこで、先ほど中間転写ベルト7に転写されたイエローのトナー像の上に重ね合わせて転写される。以降は、上記同様の動作の繰り返しによってシアン(C)及びブラック(K)のトナー像が一次転写位置P1で順に中間転写ベルト7に転写され、これによって中間転写ベルト7上には、4色分(Y,M,C,K)のトナー像を重ね合わせたフルカラーのトナー像(以下、「カラートナー像」と言う)が得られる。ちなみに、モノクロ(単色)の画像(白黒画像等)を形成する場合においては、中間転写ベルト7に転写されたトナー像が直ちに二次転写位置P2で用紙に転写されることになる。
【0034】
続いて、中間転写ベルト7上のカラートナー像は、用紙搬送路に面した二次転写位置P2へと送られる。このとき、二次転写位置P2へのカラートナー像の到達に先立って転写ロール11がバックアップロール11側に接近移動し、そのバックアップロール11との間で中間転写ベルト7を挟持した状態となる。一方、トレイ17からはフィードロール18によって用紙が送り出され、この用紙がレジロール19によって所定のタイミングで二次転写位置P2へと搬送される。
二次転写位置P2では、バックアップロール11へ中間転写ベルト7上の転写と同極の転写バイアスが印加され、これによって中間転写ベルト7上のカラートナー像が用紙25に静電転写される。こうしてカラートナー像が転写された用紙25は、中間転写ベルト7から分離される前に、その転写紙の裏面に帯電された電荷のうち余剰の電荷が除電針35により除電される。かかる除電針電位は0Vであるので、除電針による除電効果により除電針35の下流で紙搬送が不安定になることもないし、アースにおちている板金等に接触して紙上トナー像が乱されることもない。また、後に記載する除電針35と二転外ロール12の電位差により除電針35による除電効果は高水準で安定することとなる。
【0035】
転写紙は除中間転写ベルト7から分離された後、案内板22及び用紙搬送用ベルト23を経て定着器24に送り込まれ、そこで最終的なカラートナー像の定着処理がなされる。
【0036】
ここで、先の従来技術の述べたように、中間転写ベルト7にプロコンパッチを形成したり、中間転写ベルト7上のトナー像と用紙25とのサイズミスマッチが発生したりすると、二次転写位置P2において、中間転写ベルト7上のトナーがこれに圧接する二転外ロール12に付着し、これが用紙の裏面に再転写することにより、用紙の裏面汚れが発生する。
【0037】
そこで本実施形態においては、図2に示すような装置構成を採用している。図2においては、二転外ロール12の近傍に、これに接触する状態で円柱状の導電性ロール36と導電性ロール50が配置されている。該導電性ロール36と導電性ロール50は二転外ロール12と順方向に回転し、その周速は二転外ロール12の周速に対して150%で回転している。その回転駆動は二転外ロール12の駆動をギア(不図示)で介して受けている。そして、該導電性ロール36に対しては回転方向に対して各々カウンターでスクレーパー37、スクレーパー51が当接している。転写ローラー12に付着したトナーを導電性ロール36,50上に吸着させて、更にスクレーパー37と51で当該導電性ロールから除去するためである。
【0038】
ここで、転写位置P2での電気的な構成について詳説する。まず、二転ロール12周囲の電荷の流れ及びトナーの移動について図3の概念図に基づいて説明する。正確さを期すれば、本来コンデンサーモデルも採用するべきであるが、省略した。また、二転外ロール12の内の電荷の移動としては、二転外ロール12の芯金を経由せずに移動するものもあるが、簡単の為すべて芯金を経由するモデルで表現した。
【0039】
トナーがネガトナーなので、転写ニップP2では電流I1が二転外ロール12からバックアップロール11側に流れる様にバックアップロール11の芯金に負極の電源を接続している。ここで、二転外ロール12はその外表に接触する導電性ロール36から電流I0を供給することとなる。また、導電性ロール36から供給された電流I0はその一部の電流I2が導電性ロール50に流れ込む。導電性ロール50には負極の電源が接続されている。これらの回路構成によって、二転のニップP2で二転外ロール12に転写されたトナーの動きをT1で表現する。二転外ロール12の表面P2位置でその表層に付着したトナーは殆どが正規トナーすなわち正規の極性である負極に帯電したトナーである。そして付着したトナーは二転外ロール12の回転により結果として導電性ロール36対向位置に運ばれる。導電性ロール36に対向する位置において、トナーはT2の方向に移動する。負極に帯電しているトナーは電流I0と逆行することとなるからである。ただし、二転外ロール12の表面には一部のトナーが残留する場合がある。かかるトナーは正極に帯電しているトナーである。この正極に帯電しているトナーは二転外ロール12が回転することで、導電性ロール50と対向する位置に運ばれると電流I2に逆行してT3の方向すなわち導電性ロール50の方向に移動することとなる。この最後のトナーの移動T3がない場合には二転ニップP2にトナーが再び搬送されると、転写紙の裏汚れにつながることとなる。反転トナーはP2位置での電流I0に逆行して、二転外ロール12の表面からバックアップロール11側に移動することとなり、間に搬送されてきた転写紙の裏面に付着することとなるからである。
【0040】
かかる反転トナーが何故二転外ロール12上に存在する理由としては、1、P2位置での転写において反転トナーも、メカ的な力によって電界に逆行して転写される。2、P2位置での転写バイアスによりトナー電荷が反転する。3、導電性ロール36と二転外ロール間の電界によりトナーの電荷が反転するというメカニズムが考えられている。
【0041】
なお、上記電流間の関係としては、I1+I2=I0の関係が成り立っている。二転外ロールの芯金においてキルヒホッフの法則が成り立っているからである。
【0042】
さらに、これらの実数的な値を示す。本実施例に使用して画像形成装置の中間転写ベルト7の回転速度は、その周速が300mm/secであり、二転外ロール12の周速もそのずれ分は3%以内である。ここに、P2での転写時にはいわゆるベタ濃度をしかも、二色以上重ねて転写する必要があることから、通常環境下ではP2位置での必要転写電流値は50uAと設定しており、中間転写ベルト7の動的抵抗が約1.5×107(Ω)でありバックアップロール11の動的抵抗は1×105(Ω)未満に設定しており、中間転写ベルト7の動的抵抗に比べて桁違いに大きい。よってP2でバックアップロール11と二転外ロール12の転写紙搬送面との電位差は750Vとなる。本実施例で使用している中間転写ベルト7の抵抗値はその使用環境や使用時間にあまり大きく影響しないので、当該電位差が1000Vを超えることはない。バックアップロール11と二転外ロール12および導電ロール36、50は図示のとおりに配置されている。導電性ロール36は接地されており、導電性ロール50にはバックアップロール11とほぼ同じ電圧5500Vが印加されている。
【0043】
本実施例で使用する。二転外ロール12の軸から表層までの動的抵抗値は表層に当接させた金属ローラーと軸間に2000v印加したところ、いわゆるN/N(23℃/60%)環境下で7×107(Ω)なので、二転外ロール12の軸と二転外ロール12のバックアップロール11側表面間電位差は約3500Vとなる。これら、の電位差を確保し、さらにP2を通過する転写材の抵抗値を考慮に入れ、本実施例ではバックアップロール11に印加するバイアス値の中心値を5500Vとしている。かかる5500Vというバイアス値は画像形成動作を行う環境等により合わせこみを行う必要があるが、転写材がP2に位置しているときに必要転写電流(I1)が50uA流れる電圧を制御および転写材の抵抗値データを基礎に算出し、これをフィードバックして印加することとしている。
【0044】
なお、二転外ロール12はその軸から表層に向かって段階的に体積抵抗率が高くなっている構成を採用している。表層近傍での電流の回り込みを防止する為である。
【0045】
二転外ロール12の転写紙搬送方向下流に位置する除電針35は接地している。さらに案内ガイド22もまた接地しているが、二転外ロール12の転写紙搬送面側との電位差が確保できるのでP2から搬出される転写紙の紙裏電荷は除電針35により十分除電されるとともに、案内ガイド22に対して転写紙が吸着することから、P2排出後の転写紙の分離性が安定することとなる。
【0046】
二転外ロール12の回転軸は図示せぬブラケットに支持されている。このブラケットは、図示せぬアクチュエータの動作に連動したかたちで二転外ロール12を上下動させ、これによりバックアップロール11に対して二転外ロール12を接離移動させるものである。
【0047】
(実施例2)
本実施例においては、実施例1の構成と同等の構成を採用するが、二転外ロール12が転写ベルト7から離間している時にもクリーニング動作を行えることとする。本実施例の構成を採用することで、ジャム処理後のクリーニングシーケンスとして、二転外ロール12周りのブランケット内で二転外ロール12のクリーニングを行うことができる。
【0048】
二転外ロール12と導電性ロール36及び導電性ロール50の各回転軸を共通のブラケットで支持し、これによって二転外ロール12が中間転写体7に対して接離動作した際にも、二転外ロール12と導電性ロール36と導電性ロール50の間の軸間距離及び両者の相対的な位置関係が常に一定に保持されるように構成してある。そして、必要に応じて、二転ロール12が転写ベルト7と離間している間にも、バックアップロール11の電源のみをOFFし、導電性ロール50へはバイアスを印加し、導電性ロール36の接地を確保し、更に、二転外ロール12を回転させることで、離間中にも二転外ロール12の清掃をしつづけることが可能となる。
【0049】
上記実施形態においては、一つの感光体ドラム1上に各色のトナー像を順に形成し、これを中間転写ベルト7に順に転写することでカラー画像を得る画像形成装置への適用例について説明したが、これ以外にも、例えば各色毎に独立した画像形成ユニット(感光体ドラムとその周辺機器から成る作像ユニット)を備えた4タンデム方式の画像形成装置、或いは2つの独立した画像形成ユニットにそれぞれ2色ずつ割り当てた2タンデム方式の画像形成装置、さらにはモノクロタイプの画像形成装置などでも、像担持体ベルトで担持したトナー像を転写ロールとの間でニップした用紙(記録媒体)に転写する中間転写方式を採用したものであればもちろん、像担持体が感光体であり、感光体から転写紙に直接転写する系に対して、転写手段のクリーニング構成として同様に適用可能である。但し、この場合には感光体の基層電位を高電位とする必要がある。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の画像形成装置によれば、従来のようにブレードを用いて二転外ロール12の表面からトナーを取り除かなくても、二転外ロール12に付着したトナーを主として電気的に除去でき、二転外ロール12の表面を極力劣化させずに、用紙の裏面汚れを有効に防止することが可能となる。また、二転外ロール12の表面に施されたフッ素コーティング膜の剥がれも有効に防止できるため、長期間にわたって用紙の剥離性を良好に維持することができる。さらに常時、転写バイアスを応用してクリーニング作用を発揮することから、クリーニング用の別のシーケンスを設ける必要はなく、転写動作と同時に転写面と逆面が清掃されていることとなり、常に綺麗な転写面を確保することができる。
【0051】
加えて、二転外ロールの高抵抗化が防止できるという利点もある。本発明の実施例中には特に触れていないが、半導電性ロール材料で作成されている二転外ロールに一定方向の電圧が印加されると、半導電性ロール内の導電材(電子導電材とイオン導電材)の偏りが生じる。長期にわたって一方向のみにこの傾向が維持されると、いずれ当該導電材料の偏りが解消されず結果として導電性が低下し、二転外ロールの抵抗が上昇する。従来の技術では、二転外ロール12の芯金から、半径方向に向かって一定の電圧が転写ニップ位置で印加されることとなる。ところが、本発明においては、導電性ロール36と二転外ロール12の軸間で転写位置P2に対向している時と逆の電圧が印加されることとなる。このことにより、転写時に生じるであろう導電材料の偏りが逆の電界により解消されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の構成例を示す側面概略図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す要部側面図である。
【図3】本発明に係る画像形成装置の電気的な概念を説明する図である。
【符号の説明】
7 中間転写ベルト(像担持体ベルト)
11 バックアップロール
12 二転外ロール
36 導電性ロール
50 導電性ロール
37 スクレーパー
51 スクレーパー
39 除電針
【発明の属する技術分野】
本発明は、トナー像担持体を用いて画像形成を行う画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電子写真方式を利用した複写機、プリンタ等の画像形成装置のなかには、ベルト状の像担持体(以下、「像担持体ベルト」と言う)を用いて画像形成を行うものがある。この種の画像形成装置では、感光体上に形成した静電潜像をトナーで現像し、これによって可視化したトナー像を像担持体ベルトに転写したのち、像担持体ベルト上のトナー像を用紙(記録媒体)に一括転写する方式を採用している。この方式は、一般に「中間転写方式」と呼ばれ、これに用いられる像担持体ベルトは「中間転写ベルト」と呼ばれている。
【0003】
また、上記中間転写方式を採用したフルカラー複写機等では、複数色のトナー像、例えばY(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン),K(ブラック)の4色のトナー像を像担持体ベルト上に順次重ね合わせて転写することにより、一つのカラー画像を形成している。このとき、各色のトナー像の転写位置にずれが生じたり、トナー像の濃度が規定濃度からずれていたりすると、色ずれや色ムラなどの弊害を招く。そこで、特にカラー画像を形成する場合においては、像担持体ベルトに対して、用紙に転写される通常のトナー像の形成領域とは別の領域(以下、「無効領域」と言う)に、トナー像の位置合わせや濃度制御のためのパッチ画像(以下、「プロコンパッチ」と言う)を形成し、そのパッチ画像の読取結果に基づいて各種の制御パラメータを適宜設定・変更することにより、色ずれや色ムラのないカラー画像を形成するようにしている。
【0004】
ところで、像担持体ベルトの走行経路上には、感光体から像担持体ベルトへのトナー像の転写位置となる「一次転写位置」と、像担持体ベルトから用紙へのトナー像の転写位置となる「二次転写位置」とが設定されており、そのいずれにも転写ロールが配置されている。このうち、一次転写位置に配置された転写ロールは、像担持体ベルトを介して感光体表面に圧接状態に支持され、二次転写位置に配置された転写ロール(以下、「二転外ロール」という)は、像担持体ベルトを内周側から支持するバックアップロールに対して接離可能に支持されている。
【0005】
ここで上記二次転写位置においては、バックアップロールにて支持された像担持体ベルトの表面側(トナー像が転写される面側)に用紙を介して二転外ロールが圧接し、この状態でバックアップロール及び二転外ロールのいずれか一方または両方に転写バイアスが印加されることで、像担持体ベルト上のトナー像が用紙の表面に転写される。(例えば特許文献1)
【0006】
【特許文献1】
特開2001−312154号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、像担持体ベルトの無効領域に形成されたプロコンパッチは、用紙を介在せずに直に二転外ロールに接触することから、プロコンパッチを構成するトナーが像担持体ベルトから二転外ロールへと付着(転写)する。一方、像担持体ベルトと二転外ロールとの間に用紙がニップされた状態では、用紙の裏面側に二転外ロールが圧接することから、上述のように二転外ロールに付着したトナーが用紙の裏面に転写(再転写)され、これによって用紙の裏面汚れを引き起こすという問題がある。また、プロコンパッチ以外にも、像担持体ベルトに担持されたトナー像とその転写対象となる用紙との間にサイズのミスマッチがあると、像担持体ベルト上のトナーが二転外ロールに付着して用紙の裏面汚れを引き起こすことがある。
【0008】
この対策として、例えば特開平8−328401号公報には、像担持体ベルトから用紙にトナー像を転写する際に印加される転写バイアスと逆極性のバイアス(以下、「逆バイアス」と略称する)を二転外ロールに印加することで、二転外ロールに付着したトナーをクリーニングする技術が開示されている。また、特開平9−218623号公報には、二転外ロールにクリーニング用のブレード押し当てて、ロール表面からトナーを取り除く技術が開示されている。
【0009】
しかしながら、上記2つの公報に開示された技術には、以下のような制限がある。先ず、特開平8−328401号公報に開示された技術では、二転外ロールに付着したトナーに転写と逆のバイアスを印加する時間を最低でも二転外ロールが一周回転する時間確保する必要があり、更にジャム(用紙詰まり)が発生したときや、プロコンパッチが直接二転外ロールに付着した場合には、より長時間逆バイアスを印加して念入りに取り除く必要がある。かかる構成は、画像間にプロコンパッチを現像する画像形成装置の構成においては、画像間距離が二転外ローラー二周分以上確保できていない限り成り立たないが、通常は、プロダクティビティーと画像形成装置のダウンサイズ化の要請からその成立条件は採用しない。また、特開平9−218623号公報に開示された技術では、(1)ブレードの押し当てによって二転外ロールの表面が劣化し、二転外ロールの寿命が短くなる、(2)二転外ロールの表面には、用紙との剥離性及びクリーニング性を良好にするためのコーティング処理(フッ素コーティング等)が施されているが、このコーティング被膜がブレードによって徐々に剥がれてしまうため、二転外ロールに用紙が巻き付いてジャムが発生しやすくなる、(3)コーティング被膜を含めた二転外ロール表面の摩耗やブレード自体の摩耗により、ブレードによるクリーニング効果が低下する、などの問題があった。
【0010】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る画像形成装置においては、トナーによって可視化されたトナー像を担持する像担持体ベルトと、像担持体ベルトに対して圧接可能に設けられ、像担持体ベルトに担持されたトナー像を記録媒体に転写させる二転外ロール12と、像担持体ベルトとの圧接によって二転外ロール12に付着したトナーを電界により二転外ロール12から再度転写させるために、該二転外ロール12に接触する二本の導電性ロール36,50を構成要素とするものである。
【0012】
該二転外ロールの軸は接地されておらず、以下の1〜3のバイアス条件になるように設定する。
【0013】
転写のバックアップロールの軸の電位が該転外ロールの軸の電位よりも低いこと。
【0014】
該転写ロールの軸の電位が該転写ロールに接触しているある導電性ロール(図2における導電性ロール36)よりも低いこと。
【0015】
該転写ロールの軸の電位が該転写ロールに接触しているもう一方の導電性ロール(図2における導電性ロール50)よりも高いこと。
【0016】
これらの条件を満足し、以下実施例に記載している実数に設定することにより、本発明の意とする通常の「転写」、「二転外ロール12のクリーニング」が達成できる。
【0017】
1の条件により、転写ロールの軸からバックアップロールの軸に向かって電流が流れることができ、マイナスに帯電したトナーは、これと反対の挙動すなわち、バックアップロールから転写ロール側へ移動することができることとなる。よって像担持体上から、転写ロール側に向かってトナーが移動することとなる。そして、
2の条件により、転写ロールの軸から、導電性ロール36に向かって電流が流れ込むことができ、マイナスに帯電したトナーはこれと反対の挙動をすることとなる。すなわち、転写ロールに付着したトナーは導電性ロールに回収されることとなる。さらに3の条件は、転写ロール上のトナーが、転写ロールと導電性ロール36との間に形成された電界によって一部反転化するので、該反転したトナーが転写ニップに到達する前に予め導電性ロール50に回収する為である。
【0018】
このように、中間転写ベルト7との接触によって二転外ロール12に付着したトナーを導電性ロール36、50により除去することで紙裏汚れを防止することができる。
【0019】
本発明の特徴としては、例えば記録媒体の裏面汚れを顕著に引き起こすプロコンパッチを構成するトナーが転写ロールに付着した場合でも、殆どのトナーが二転外ロール12から電界により除去されることとなり、転写紙の裏汚れを防止できることとなる。転写バックアップロール11及び二転外ロール12の間に生ぜしめられた転写電界により移動させられたトナーは、再び電界により除去することができ、この方法によることが最適だからである。また、従来のようにブレードの突き当てによってトナーを強制的に掻き取るクリーニング方式とは異なり、主として電界によりトナーを移動せしめることとしているので、二転外ロール12に過度のダメージを与えることもない。
【0020】
【発明の実施の形態】
(実施例1)
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は本発明が適用される画像形成装置の構成例を示す側面概略図である。図1において、感光体ドラム1の周囲には、帯電装置2、露光装置3、ロータリー式の現像装置4、中間転写ロール5及び感光体クリーナー6が配置されている。また現像装置4には、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),ブラック(K)の各色に対応した現像器4a,4b,4c,4dが組み込まれている。
【0021】
一方、感光体ドラム1の下方には、無端状の中間転写ベルト(像担持体ベルト)7が張設されている。この中間転写ベルト7は、駆動ロール8、従動ロール9テンションロール10、バックアップロール11によって支持されている。このうち、駆動ロール8は図示せぬモータ等の駆動力を受けて回転し、この回転に従って中間転写ベルト7が図のA矢視方向に走行駆動する構成となっている。
【0022】
ちなみに、中間転写ベルト7は、例えばポリイミド、ポリカーボネート、ポリエステル、ポリプロピレン等の樹脂又は各種ゴムにカーボンブラック等の帯電防止剤を適当量含有された材料を用いて、体積抵抗率が106〜1010Ω・cmとなるように形成され、その厚みは0.1mm程度に設定される。
【0023】
また、中間転写ベルト7の走行経路上には、一次転写位置P1と二次転写位置P2とが設定されている。一次転写位置P1では、感光体ドラム1と中間転写ロール5との間に中間転写ベルト7が通されている。一方、二次転写位置P2では、バックアップ11との対向位置に二転外ロール12が配置され、この二転外ロール12とバックアップロール11との間に中間転写ベルト7が通されている。
【0024】
ちなみに、バックアップロール11は、例えば表面にカーボンを分散したEPDM(エチレンプロピレンゴム)とNBR(ニトリルゴムブタジエンゴム)のブレンドゴムのチューブによって構成され、その内部はEPDMによって構成される。また、バックアップロール11は、その表面抵抗率が107〜1010Ω/□で、ロール径がφ28mmとなるように形成され、硬度は例えば65°(アスカC)に設定される。
【0025】
一方、二転外ロール12は、例えば表面にカーボンを分散したウレタンゴムのチューブによって構成され、その内部はカーボンを分散した発砲ウレタンゴムによって構成される。また、二転外ロール12は、ロール表面にフッ素コーティングを施し、その体積抵抗率が103〜1010Ω・cmで、ロール径がφ28mmとなるように形成され、硬度は例えば30°(アスカC)に設定される。
【0026】
さらに、中間転写ベルト7の内周側には、ベルト走行方向における中間転写ベルト7の位置を検出するための位置検出センサ13と、環境変化を検出するための湿度センサ14とが配置されている。また、駆動ロール8の近傍には、中間転写ベルト7上に残留付着したトナーを取り除くためのベルトクリーナー15が配置されている。
【0027】
これに対して、記録媒体となる用紙は、トレイ17に積載されてセットされている。トレイ17から二次転写位置P2(バックアップロール11と二転外ロール12のニップ位置)に至る用紙搬送経路(図中破線で示す)には、その上流側から下流側に向かってフィードロール18、レジロール19及び用紙検知センサ20が順に配置されている。フィードロール18は、トレイ17にセットされた用紙を1枚ずつ呼び出して搬送経路に送り出すもので、レジロール19は、そこに到達した用紙を所定のタイミングで二次転写位置P2へと送り出すものである。また、用紙検知センサ20は、レジロール19によって送り出された用紙の通過タイミングを検知するものである。さらに二次転写位置P2の下流側には、用紙搬送経路に沿って案内部材22、用紙搬送用ベルト23及び定着器24が順に配置されている。
【0028】
続いて、上記構成からなる画像形成装置の動作について説明する。先ず、感光体ドラム1が回転した状態で、帯電装置3により感光体ドラム1の表面が一様に帯電されるとともに、露光装置3から感光体ドラム1に向けてレーザービームが照射されることにより、画像情報に対応した静電潜像が感光体ドラム1の表面に形成される。
【0029】
このとき、感光体ドラム1に形成された静電潜像がイエローの画像情報に対応したものであれば、この静電潜像はイエロー(Y)のトナーを内包する現像器4aによって現像される。これにより、感光体ドラム1には、イエローのトナーによって可視化されたトナー像が形成され、このトナー像が感光体ドラム1に担持されて一次転写位置P1へと送られる。
【0030】
一次転写位置P1では、中間転写ロール5によって感光体ドラム1の表面に中間転写ベルト7が圧接され、この状態で感光体ドラム1と中間転写ベルト7とが互いに同期して回転している。感光体ドラム1に担持されたトナー像が一次転写位置に到達する際には、トナーの帯電極性と逆極性のバイアスが中間転写ロール5に印加され、これに伴う静電吸引力と中間転写ロール5の加圧作用により、中間転写ベルト7上のトナー像が中間転写ベルト7へと転写される。
【0031】
その後、中間転写ベルト7に転写されたイエローのトナー像は、従動ロール9、テンションロール10、バックアップロール11及び駆動ロール8を経て再び一次転写位置P1へと送られる。この間、二転外ロール12は、バックアップロール11及び中間転写ベルト7から離間した状態に保持される。
【0032】
一方、感光体ドラム1の表面はドラムクリーナー6によってクリーニングされる。そして、上記同様の手順で感光体ドラム1の表面に再び静電潜像が形成される。ただし、このとき形成される静電潜像は、先に形成したイエロー以外の色、例えばマゼンタに対応したものとなる。したがって、現像装置4においては、それ自身の回転動作によって、感光体ドラム1との対向位置にマゼンタ(M)のトナーを内包する現像器4bを配置し、感光体ドラム1上の静電潜像をマゼンタのトナーで現像する。
【0033】
こうして可視化されたマゼンタのトナー像は、感光体ドラム1に担持されて一次転写位置P1へと送られ、そこで、先ほど中間転写ベルト7に転写されたイエローのトナー像の上に重ね合わせて転写される。以降は、上記同様の動作の繰り返しによってシアン(C)及びブラック(K)のトナー像が一次転写位置P1で順に中間転写ベルト7に転写され、これによって中間転写ベルト7上には、4色分(Y,M,C,K)のトナー像を重ね合わせたフルカラーのトナー像(以下、「カラートナー像」と言う)が得られる。ちなみに、モノクロ(単色)の画像(白黒画像等)を形成する場合においては、中間転写ベルト7に転写されたトナー像が直ちに二次転写位置P2で用紙に転写されることになる。
【0034】
続いて、中間転写ベルト7上のカラートナー像は、用紙搬送路に面した二次転写位置P2へと送られる。このとき、二次転写位置P2へのカラートナー像の到達に先立って転写ロール11がバックアップロール11側に接近移動し、そのバックアップロール11との間で中間転写ベルト7を挟持した状態となる。一方、トレイ17からはフィードロール18によって用紙が送り出され、この用紙がレジロール19によって所定のタイミングで二次転写位置P2へと搬送される。
二次転写位置P2では、バックアップロール11へ中間転写ベルト7上の転写と同極の転写バイアスが印加され、これによって中間転写ベルト7上のカラートナー像が用紙25に静電転写される。こうしてカラートナー像が転写された用紙25は、中間転写ベルト7から分離される前に、その転写紙の裏面に帯電された電荷のうち余剰の電荷が除電針35により除電される。かかる除電針電位は0Vであるので、除電針による除電効果により除電針35の下流で紙搬送が不安定になることもないし、アースにおちている板金等に接触して紙上トナー像が乱されることもない。また、後に記載する除電針35と二転外ロール12の電位差により除電針35による除電効果は高水準で安定することとなる。
【0035】
転写紙は除中間転写ベルト7から分離された後、案内板22及び用紙搬送用ベルト23を経て定着器24に送り込まれ、そこで最終的なカラートナー像の定着処理がなされる。
【0036】
ここで、先の従来技術の述べたように、中間転写ベルト7にプロコンパッチを形成したり、中間転写ベルト7上のトナー像と用紙25とのサイズミスマッチが発生したりすると、二次転写位置P2において、中間転写ベルト7上のトナーがこれに圧接する二転外ロール12に付着し、これが用紙の裏面に再転写することにより、用紙の裏面汚れが発生する。
【0037】
そこで本実施形態においては、図2に示すような装置構成を採用している。図2においては、二転外ロール12の近傍に、これに接触する状態で円柱状の導電性ロール36と導電性ロール50が配置されている。該導電性ロール36と導電性ロール50は二転外ロール12と順方向に回転し、その周速は二転外ロール12の周速に対して150%で回転している。その回転駆動は二転外ロール12の駆動をギア(不図示)で介して受けている。そして、該導電性ロール36に対しては回転方向に対して各々カウンターでスクレーパー37、スクレーパー51が当接している。転写ローラー12に付着したトナーを導電性ロール36,50上に吸着させて、更にスクレーパー37と51で当該導電性ロールから除去するためである。
【0038】
ここで、転写位置P2での電気的な構成について詳説する。まず、二転ロール12周囲の電荷の流れ及びトナーの移動について図3の概念図に基づいて説明する。正確さを期すれば、本来コンデンサーモデルも採用するべきであるが、省略した。また、二転外ロール12の内の電荷の移動としては、二転外ロール12の芯金を経由せずに移動するものもあるが、簡単の為すべて芯金を経由するモデルで表現した。
【0039】
トナーがネガトナーなので、転写ニップP2では電流I1が二転外ロール12からバックアップロール11側に流れる様にバックアップロール11の芯金に負極の電源を接続している。ここで、二転外ロール12はその外表に接触する導電性ロール36から電流I0を供給することとなる。また、導電性ロール36から供給された電流I0はその一部の電流I2が導電性ロール50に流れ込む。導電性ロール50には負極の電源が接続されている。これらの回路構成によって、二転のニップP2で二転外ロール12に転写されたトナーの動きをT1で表現する。二転外ロール12の表面P2位置でその表層に付着したトナーは殆どが正規トナーすなわち正規の極性である負極に帯電したトナーである。そして付着したトナーは二転外ロール12の回転により結果として導電性ロール36対向位置に運ばれる。導電性ロール36に対向する位置において、トナーはT2の方向に移動する。負極に帯電しているトナーは電流I0と逆行することとなるからである。ただし、二転外ロール12の表面には一部のトナーが残留する場合がある。かかるトナーは正極に帯電しているトナーである。この正極に帯電しているトナーは二転外ロール12が回転することで、導電性ロール50と対向する位置に運ばれると電流I2に逆行してT3の方向すなわち導電性ロール50の方向に移動することとなる。この最後のトナーの移動T3がない場合には二転ニップP2にトナーが再び搬送されると、転写紙の裏汚れにつながることとなる。反転トナーはP2位置での電流I0に逆行して、二転外ロール12の表面からバックアップロール11側に移動することとなり、間に搬送されてきた転写紙の裏面に付着することとなるからである。
【0040】
かかる反転トナーが何故二転外ロール12上に存在する理由としては、1、P2位置での転写において反転トナーも、メカ的な力によって電界に逆行して転写される。2、P2位置での転写バイアスによりトナー電荷が反転する。3、導電性ロール36と二転外ロール間の電界によりトナーの電荷が反転するというメカニズムが考えられている。
【0041】
なお、上記電流間の関係としては、I1+I2=I0の関係が成り立っている。二転外ロールの芯金においてキルヒホッフの法則が成り立っているからである。
【0042】
さらに、これらの実数的な値を示す。本実施例に使用して画像形成装置の中間転写ベルト7の回転速度は、その周速が300mm/secであり、二転外ロール12の周速もそのずれ分は3%以内である。ここに、P2での転写時にはいわゆるベタ濃度をしかも、二色以上重ねて転写する必要があることから、通常環境下ではP2位置での必要転写電流値は50uAと設定しており、中間転写ベルト7の動的抵抗が約1.5×107(Ω)でありバックアップロール11の動的抵抗は1×105(Ω)未満に設定しており、中間転写ベルト7の動的抵抗に比べて桁違いに大きい。よってP2でバックアップロール11と二転外ロール12の転写紙搬送面との電位差は750Vとなる。本実施例で使用している中間転写ベルト7の抵抗値はその使用環境や使用時間にあまり大きく影響しないので、当該電位差が1000Vを超えることはない。バックアップロール11と二転外ロール12および導電ロール36、50は図示のとおりに配置されている。導電性ロール36は接地されており、導電性ロール50にはバックアップロール11とほぼ同じ電圧5500Vが印加されている。
【0043】
本実施例で使用する。二転外ロール12の軸から表層までの動的抵抗値は表層に当接させた金属ローラーと軸間に2000v印加したところ、いわゆるN/N(23℃/60%)環境下で7×107(Ω)なので、二転外ロール12の軸と二転外ロール12のバックアップロール11側表面間電位差は約3500Vとなる。これら、の電位差を確保し、さらにP2を通過する転写材の抵抗値を考慮に入れ、本実施例ではバックアップロール11に印加するバイアス値の中心値を5500Vとしている。かかる5500Vというバイアス値は画像形成動作を行う環境等により合わせこみを行う必要があるが、転写材がP2に位置しているときに必要転写電流(I1)が50uA流れる電圧を制御および転写材の抵抗値データを基礎に算出し、これをフィードバックして印加することとしている。
【0044】
なお、二転外ロール12はその軸から表層に向かって段階的に体積抵抗率が高くなっている構成を採用している。表層近傍での電流の回り込みを防止する為である。
【0045】
二転外ロール12の転写紙搬送方向下流に位置する除電針35は接地している。さらに案内ガイド22もまた接地しているが、二転外ロール12の転写紙搬送面側との電位差が確保できるのでP2から搬出される転写紙の紙裏電荷は除電針35により十分除電されるとともに、案内ガイド22に対して転写紙が吸着することから、P2排出後の転写紙の分離性が安定することとなる。
【0046】
二転外ロール12の回転軸は図示せぬブラケットに支持されている。このブラケットは、図示せぬアクチュエータの動作に連動したかたちで二転外ロール12を上下動させ、これによりバックアップロール11に対して二転外ロール12を接離移動させるものである。
【0047】
(実施例2)
本実施例においては、実施例1の構成と同等の構成を採用するが、二転外ロール12が転写ベルト7から離間している時にもクリーニング動作を行えることとする。本実施例の構成を採用することで、ジャム処理後のクリーニングシーケンスとして、二転外ロール12周りのブランケット内で二転外ロール12のクリーニングを行うことができる。
【0048】
二転外ロール12と導電性ロール36及び導電性ロール50の各回転軸を共通のブラケットで支持し、これによって二転外ロール12が中間転写体7に対して接離動作した際にも、二転外ロール12と導電性ロール36と導電性ロール50の間の軸間距離及び両者の相対的な位置関係が常に一定に保持されるように構成してある。そして、必要に応じて、二転ロール12が転写ベルト7と離間している間にも、バックアップロール11の電源のみをOFFし、導電性ロール50へはバイアスを印加し、導電性ロール36の接地を確保し、更に、二転外ロール12を回転させることで、離間中にも二転外ロール12の清掃をしつづけることが可能となる。
【0049】
上記実施形態においては、一つの感光体ドラム1上に各色のトナー像を順に形成し、これを中間転写ベルト7に順に転写することでカラー画像を得る画像形成装置への適用例について説明したが、これ以外にも、例えば各色毎に独立した画像形成ユニット(感光体ドラムとその周辺機器から成る作像ユニット)を備えた4タンデム方式の画像形成装置、或いは2つの独立した画像形成ユニットにそれぞれ2色ずつ割り当てた2タンデム方式の画像形成装置、さらにはモノクロタイプの画像形成装置などでも、像担持体ベルトで担持したトナー像を転写ロールとの間でニップした用紙(記録媒体)に転写する中間転写方式を採用したものであればもちろん、像担持体が感光体であり、感光体から転写紙に直接転写する系に対して、転写手段のクリーニング構成として同様に適用可能である。但し、この場合には感光体の基層電位を高電位とする必要がある。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の画像形成装置によれば、従来のようにブレードを用いて二転外ロール12の表面からトナーを取り除かなくても、二転外ロール12に付着したトナーを主として電気的に除去でき、二転外ロール12の表面を極力劣化させずに、用紙の裏面汚れを有効に防止することが可能となる。また、二転外ロール12の表面に施されたフッ素コーティング膜の剥がれも有効に防止できるため、長期間にわたって用紙の剥離性を良好に維持することができる。さらに常時、転写バイアスを応用してクリーニング作用を発揮することから、クリーニング用の別のシーケンスを設ける必要はなく、転写動作と同時に転写面と逆面が清掃されていることとなり、常に綺麗な転写面を確保することができる。
【0051】
加えて、二転外ロールの高抵抗化が防止できるという利点もある。本発明の実施例中には特に触れていないが、半導電性ロール材料で作成されている二転外ロールに一定方向の電圧が印加されると、半導電性ロール内の導電材(電子導電材とイオン導電材)の偏りが生じる。長期にわたって一方向のみにこの傾向が維持されると、いずれ当該導電材料の偏りが解消されず結果として導電性が低下し、二転外ロールの抵抗が上昇する。従来の技術では、二転外ロール12の芯金から、半径方向に向かって一定の電圧が転写ニップ位置で印加されることとなる。ところが、本発明においては、導電性ロール36と二転外ロール12の軸間で転写位置P2に対向している時と逆の電圧が印加されることとなる。このことにより、転写時に生じるであろう導電材料の偏りが逆の電界により解消されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される画像形成装置の構成例を示す側面概略図である。
【図2】本発明に係る画像形成装置の一実施形態を示す要部側面図である。
【図3】本発明に係る画像形成装置の電気的な概念を説明する図である。
【符号の説明】
7 中間転写ベルト(像担持体ベルト)
11 バックアップロール
12 二転外ロール
36 導電性ロール
50 導電性ロール
37 スクレーパー
51 スクレーパー
39 除電針
Claims (10)
- トナーによって可視化されたトナー像を担持する像担持体と、前記像担持体に対して圧接可能に設けられ、前記像担持体に担持されたトナー像を記録媒体に転写させる転写手段と、転写手段に接触する導電性部材があり、該転写手段とから該導電性部材の方向へトナーを転写させる方向の電位差を設けることを特徴とする画像形成装置。
- 転写手段に接触する導電性部材は二つであり、一の導電性部材との間には転写させる方向の電位差と同じ方向の電位差を確保し、もう一方の導電性部材との間には転写させる方向の電位差と逆方向の電位差を確保することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 該導電性部材のうちのひとつが接地されていることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
- 転写手段がローラーであることを特徴とする請求項1から3に記載の画像形成装置。
- 転写手段の中心から外に向かう方向を正とすると、転写手段の回転方向、転写位置の次にその表面に接触する導電性部材との間においては、転写位置と逆の電界が生じることを特徴とする請求項1から4に記載の画像形成装置。
- 転写手段の中心から外に向かう方向を正とすると、転写手段の回転方向、転写位置の手前に接触する導電性部材との間においては、転写位置と同じ方向の電界が生じることを特徴とする請求項1から5に記載の画像形成装置。
- 該転写手段が電気的にフローととなっていることを特徴とする請求項1から6に記載の画像形成装置。
- 該導電性部材には該導電性部材表面に付着したトナーを除去する部材が当接していることを特徴とする請求項1から7に記載の画像形成装置。
- 該転写手段が複数の抵抗層を有することを特徴とする請求項1から8に記載の画像形成装置。
- 該転写手段を中間転写系の画像形成装置における二次転写に用いることを特徴とする請求項1から9に記載の画像形成装置。
Priority Applications (1)
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-
2003
- 2003-06-19 JP JP2003174912A patent/JP2005010493A/ja not_active Withdrawn
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CN104768702A (zh) * | 2012-12-04 | 2015-07-08 | 上野精机株式会社 | 移载装置 |
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