JP2005007246A - Treatment method for organic waste water - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【技術分野】
本発明は、有機性廃水の処理方法に関し、特に、印刷工場、染料工場や染色工場から排出される、染料、有機顔料等の有機化合物を多量に含む着色廃水の処理に好適な発明に係る。
【0002】
【背景技術】
着色廃水等の有機性廃水の処理方法との一つとして、無機及び有機高分子凝集剤を使用して凝集沈殿(浮上)させ、更に、固液分離(ろ過脱水)する方法がある(特許文献1・2等参照)。
【0003】
【特許文献1】特公昭61−2006号公報
【特許文献2】特開2000−153280公報
【0004】
【発明の開示】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記にかんがみて、固液分離性に優れたフロックが得られる凝集工程を含む新規な有機性廃水の処理方法を提供することを目的(課題)とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の一つである有機性廃水の処理方法は、下記構成からなる。
【0007】
下記工程(1)及び(2)を含むことを特徴とする有機性廃水の処理方法。
【0008】
(1)イオン性の異なる2種以上の高分子凝集剤を併用して、有機廃水中に浮遊している固形分を凝集させて3mm以上のフロック(凝塊)を生成させる凝集工程
(2)該凝集工程で凝集させたフロックを固液分離(ろ過脱水)してケーキとして回収する固液分離工程。
【0009】
イオン性の異なる2種以上の高分子凝集剤を併用して平均径3mm以上の粗大なフロックとすることにより、有機性廃水の清澄化効率が良好であるとともに、固液分離(ろ過脱水)効率が良好で低水分のケーキが得ることができる。これは、本発明者らが種々の実験結果から知見したものである。
【0010】
本発明の他の一つである有機性廃水の処理方法は、下記構成からなる。
【0011】
下記工程(1)及び(2)を含むことを特徴とする有機性廃水の処理方法。
【0012】
(1)、カチオン系とアニオン系との高分子凝集剤を併用して、有機廃水中に浮遊している固形分を凝集させてフロック(凝塊)とする凝集工程
(2)該凝集工程で生成したフロックを固液分離(ろ過脱水)してケーキとして回収する固液分離工程。
【0013】
高分子凝集剤としてカチオン系とアニオン系とを併用することにより、特に、カチオン系を2種以上併用することにより、上記発明の平均径3mm以上の粗大なかつ強度が大きいフロックを得やすくなる。その結果、フロックを脱水ろ過して得るケーキの含水率も低くなる。
【0014】
カチオン系を2種以上併用する場合は、アンモニウム塩ポリマー系(ポリカチオン系)とポリアクリル酸エステル系又はポリメタクリル酸エステル系とを併用することが望ましい。上記効果が顕著となる。
【0015】
上記固液分離は、スクリュープレス式脱水機で行なうことが望ましい。無機凝集剤を採用して凝集したフロックは強度が高すぎて、スクリュープレス式では目詰まりして固液分離(脱水ろ過)ができない。高分子凝集剤を採用した本発明では、フロック強度が、スクリュープレス式で固液分離可能なものとなった。スクリュープレス式は、他の遠心式、ベルトプレス式ないしフィルタープレス式に比して、連続化が容易であり、さらには、低水分化も容易である。
【0016】
後処理工程を、回収されるケーキの水分(湿量基準含水率)が85質量%以下とすることが望ましい。後処理が容易なためである。
【0017】
上記各構成の発明は、有機性廃水を着色廃水とした場合の凝集効率の向上を図ることができ、特にフレキソインキ洗浄廃水のような着色廃水の場合の凝集効率を向上させることができ、カチオン系高分子凝集剤を添加して一次凝集反応をさせた後、アニオン系高分子凝集剤で二次凝集反応をさせることが、凝集効率(粗大粒子化)を促進することができる。
【0018】
【発明を実施するための最良の形態】
以下、本発明を実施する望ましい形態について図1の廃水処理プラントのフロー図(流図)に基づいて説明をする。ここでは、着色廃水(フレオソインキ洗浄廃水)を有機性廃水とする場合を例に採る。
【0019】
本実施形態の有機性廃水の処理方法は、基本的には、凝集工程と固液分離工程とを含むものである。
【0020】
なお、以下の説明で、アニオン系・カチオン系・両性高分子凝集剤は、それぞれ、アニオン・カチオン・両性凝集剤と略すことがある。
【0021】
本実施形態で使用する廃水処理システムは、基本的には▲1▼凝集工程装置Iと▲2▼固液分離工程装置IIと、▲3▼後処理工程装置IIIとを備えている。
【0022】
(1)凝集工程装置Iは、廃水を貯留する廃水貯槽(原液貯槽)12、一次・二次凝集反応をそれぞれ行なわせる一次凝集槽20、二次凝集槽26及びそれらの凝集槽に各凝集剤を供給するアニオン・第一カチオン・第二カチオン凝集剤槽27、27A、27Bを備えたものである。
【0023】
ここで、凝集槽は一次凝集槽、二次凝集槽に分けなくても、一個の凝集槽で一次・二次凝集を行なう構成としてもよい。
【0024】
ここで廃水貯槽12は、液均一化攪拌機14及び廃水供給ポンプ16及び上・下限水位検知器18を備えている。そして、廃水供給ポンプ16は、一次凝集槽20に接続された廃水供給配管17と接続されており、廃水を一次凝集槽20へ供給可能となっている。
【0025】
一次凝集槽20は、一次処理水移送ポンプ22、フロキュレータである攪拌ポンプ24、及び上・下限水位検知器18Aを備えている。
【0026】
二次凝集槽26は、一次処理水を導入させる導入部26aと、アニオン凝集剤を添加して凝集操作を行なう凝集部26bと、導入部26aと凝集部26bとの間に上開き・下開き堰板で区画された緩衝部26cとを備えている。
【0027】
そして、導入部26aの底部には、一次凝集槽20の一次処理水移送ポンプ22と接続された一次処理水移送配管23と接続されている。二次凝集槽26の導入部26aの底部と凝集部26bには、フロキュレータであるプロペラ型攪拌機28と多段水位検出器30とを備え、凝集部26bの側部には、二次処理水を脱水機32に溢流・自重落下させる二次処理水移送給配管34が接続され、他方、底部には、沈殿物を一次凝集槽20へ間欠的に戻す第一戻し配管36がバルブを介して接続されている。
【0028】
また、各凝集剤槽27、27A、27Bは、均一化攪拌機29、29A、29Bと凝集剤供給ポンプ31、31A、31Bとを備えている。各凝集剤槽27、27A、27Bの各凝集剤供給ポンプ31、31A、31Bは、廃水供給ポンプ16の供給量に対応させて各凝集剤を各凝集槽20、26に供給可能に、廃水供給ポンプ16及び一次処理水移送ポンプ22と信号配線により接続されている。さらには、廃水供給ポンプ16及び一次処理水供給ポンプ22は、廃水貯槽12及び一次凝集槽20の各上・下限水位検出器18、18Aの信号もフィードパックされるようなっており、更には、一次処理水移送ポンプ22は、二次凝集槽26の多段水位検出器30の信号がフィードバックされるようになっている。
【0029】
(2)固液分離工程装置IIは、本実施形態では、二次処理水を固液分離(脱水ろ過)するスクリュープレス脱水機32と、該脱水機32からのケーキを受けるケーキ受けコンテナ38と、前段ろ過水及び後段ろ過水をそれぞれ受ける前段ろ過水受け槽40及び後段ろ過水受け槽42とを備えている。
【0030】
さらに、前段ろ過水受け槽40の底部は、自重により前段ろ過水を後処理工程装置IIIの処理水沈殿槽48へ移送するろ過水移送配管49が接続されている。また、後段ろ過水受け槽42の低部には一次凝集槽20へ戻す第二戻し配管36Aが接続されている。
【0031】
なお、脱水機32の上側には、浄水配管44とバルブを介して接続された洗浄用シャワー46が配されている。
【0032】
(3)後処理工程装置IIIは、処理水沈殿槽48と処理水貯槽50とを備えている。沈殿槽48は脱水機32の前段ろ過水を受けて沈降分離するもので、底部には、引き抜きポンプ52を介して沈殿物を一次凝集槽20へ戻す第三戻し配管36Bが接続されている。さらに、側部には、溢流室48aを介して処理水貯槽50へ処理水移送配管54を介して処理水貯槽50へ移送可能となっている。
【0033】
処理水貯槽50は、放流ポンプ56および上・下限水位検知器18Bを備えている。この上・下限水位検知器18Bは、信号配線により放流ポンプ56と接続されている。また、放流ポンプ56にはフィルター60を備えた放流配管58が接続されている。
【0034】
次に、上記廃水処理システムを用いての本実施形態における有機性廃水の処理方法について説明をする。
【0035】
(1)工場(施設)から排出された廃水を廃水貯槽(原液槽)12に貯留する。このとき、処理対象物である廃水(原液)を攪拌機14で攪拌して均一化状態としておく。
【0036】
ここで、対象処理とする廃水の性状は、pH(水素イオン濃度):5.0〜8.0の範囲で、浮遊固形分量(浮遊物質量)(SS:Suspension Solid):100〜50000ppmのものが望ましく、更には1000〜50000ppmのものが望ましい。
【0037】
pHが低すぎても高過ぎても、高分子凝集剤の凝集作用が阻害され易い。そのような場合は、適宜、pH調節剤でpH調節を行なう。pH調節剤としては、通常、苛性ソーダ(NaOH)や硫酸(H2SO4)を使用する。
【0038】
SSが低すぎる場合は、処理する必要が少なくかつ処理効率が良好でなく、SSが高過ぎると、処理能力を超えて凝集による廃水処理(廃水清澄化)が困難となり、処理効率も悪い。
【0039】
そして、廃水処理量(廃水移送量)は、廃水のSS等により異なるが、例えば、フレキソインク洗浄廃水の場合、200L/h以上とする。
【0040】
(2)凝集処理工程:
▲1▼廃水供給ポンプ16により一次凝集槽(汚泥サービスタンク)20へ廃水(処理対象物)を移送させる。そして、該廃水移送量に対応する量の第一・第二カチオン凝集剤を、各凝集剤タンク29A、29Bから一次凝集槽20へ各凝集剤供給ポンプ31A、31Bを介して移送させることにより添加する。このときの、第一・第二カチオン凝集剤の添加時期は、経時的でも同時的でもよい。
【0041】
このときのカチオン凝集剤の対廃水添加量は、廃水のSS及び凝集剤のタイプにより異なるが、例えば、廃水がフレキソインク洗浄水で、カチオン凝集剤がアンモニウム塩ポリマー系単独使用の場合、1000〜5000ppmとする。アンモニウム塩ポリマー系/ポリアクリル酸エステル系併用の場合、前者:100〜1500ppm、後者:50〜500ppmとする。
【0042】
そして、カチオン凝集剤により廃水に凝集(反応)を発生させて一次凝集(一次処理)を行なう。なお、この一次凝集を良好に行なわせるために、攪拌ポンプ(フロキュレータ)24で軽く攪拌を行なう。
【0043】
▲2▼次に、一次凝集を行った一次処理水は、一次処理水移送ポンプ22により二次凝集(混和槽)26ヘ移送させる。そして、一次処理水にアニオン凝集剤により凝集(反応)を発生せて二次凝集を行なう。
【0044】
このときのアニオン凝集剤の対廃水添加量は、一次処理水のSS及び凝集剤のタイプにより異なるが、例えば、廃水がフレキソインク洗浄廃水で、アニオン凝集剤がポリアクリルアミド系の場合、5〜400ppmとする。
【0045】
そして、アニオン凝集剤により一次処理水に凝集(反応)を発生させて二次凝集を行なう。なお、この一次凝集反応を良好に行なわせるために、二次フロキュレータ(二次反応攪拌機)で軽く攪拌を行なう(攪拌羽根)。この攪拌の回転速度は、例えば、2〜4min−1とする。
【0046】
なお、二次凝集槽は、必然的ではなく、一次凝集槽で兼ねてもよいが、処理効率の見地からはあった方が望ましい。
【0047】
(3)固液分離工程(脱水処理工程):
上記で発生した二次処理水は、二次凝集槽26から二次処理水移送配管34を介して溢流自重落下にスクリュープレス式脱水機32に移送させて、脱水ろ過(固液分離)を行なう。
【0048】
固液分離により発生した固体成分であるケーキは、ケーキ受コンテナ38で受けて、廃棄処理を行なう。なお、当該ケーキの水分は、後処理工程との関係から85%以下、さらに望ましくは、70%以下となるように脱水処理を行なう。また、当該ケーキが再利用可能な場合は、当然、適宜貯留しておいて、再利用工程に搬送する。
【0049】
(4)後処理工程:
上記脱水処理工程で、脱水機32前段で発生したろ過水(二次処理水)は、処理水沈殿槽48へろ過水移送配管49を介して連続的に自重落下により移送させた後、沈殿槽48で沈降分離を行なう。
【0050】
なお、脱水機32後段で発生したろ過水は、SSが高いため、一次凝集槽20へ第二戻し配管36Aにより自重落下により戻し、再度、上記一次凝集処理、さらには二次凝集処理を行なう。
【0051】
沈殿槽48で発生した底部沈殿物は、引き抜きポンプ52により、再度、上記一次凝集槽20へ戻し、再度、上記一次凝集処理さらには二次凝集処理を行なう。
【0052】
沈殿槽48の上澄み液は、オーバフロートラフ(溢流受け樋)48aから処理水移送配管54を介して、最終処理水として処理水貯槽50に貯留させて、放流ポンプ56から放流配管58を介して放流又は高次処理工程へと移送する。
【0053】
なお、上記脱水処理工程においては、脱水機として、スクリュープレス式を用いたが、遠心式、ベルトプレス式、フィルタープレス式も使用可能である。
【0054】
上記カチオン・アニオン凝集剤としては、下記のようなものを適宜、1種又は2種以上選択して使用可能である。そして、上記実施形態では、2種のカチオン凝集剤で一次凝集を、1種のアニオン凝集剤で二次凝集を行う構成としたが、カチオン凝集剤を1種又は3種以上、アニオン凝集剤を2種以上としてもよく、廃水の種類によっては、少量の無機凝集剤を適宜併用することもできる。
【0055】
<カチオン凝集剤>
▲1▼ポリメタクリル酸エステル系:
代表的に下記構造式により示されるアクリルアミドとN,N−ジメチルアミノエチルメタクリレートとの共重合体であり、具体的には「センカフロックSM5000C」(センカ(株)商品名)等を挙げることができる。
【0056】
【化1】
▲2▼ポリアクリル酸エステル系:
代表的に下記構造式により示されるアクリルアミドとN,N−ジメチルアミノエチルアクリレートとの共重合体であり、具体的には「センカフロックSA7580C」、「センカフロックAK3050C」(センカ(株)商品名)等を挙げることができる。
【0057】
【化2】
▲3▼ビニルポリアミジン系:
代表的に下記構造式により示されるアクリロニトリルとN−ビニルホルムアミドとの共重合体である。
【0058】
【化3】
▲4▼ジシアンジアミド系:
具体的に「センカフロックZ−150C」(センカ(株)商品名)等を挙げることができる。
【0059】
▲5▼アンモニウム塩ポリマー系(ポリカチオン系):
具体的は「センカフロックDE−30」(センカ(株)商品名)等を挙げることができる。
【0060】
これらのうちで、アンモニウム塩ポリマー系(ポリカチオン系)とポリアクリル酸エステル系又はポリメタクリル酸エステル系とを併用することが、凝集作用(フロック粒子粗大化)が促進されて望ましい。
【0061】
<アニオン凝集剤>
▲1▼ポリアクリルアミド系:
代表的に下記構造式により示されるアクリルアミドとアクリル酸ナトリウムとの共重合体で、具体的には「ハイパークリヤーC−30」、「ハイパークリヤーA−40」(新東ブレーター(株)商品名)等を挙げることができる。
【0062】
【化4】
また、上記実施形態において、上記カチオン凝集剤又はアニオン凝集剤に代えて下記例示の両性凝集剤のうち、カチオン寄り又はアニオン寄りのものと置換しても、ある程度の凝集作用の増大が期待できるものである。
【0063】
<両性凝集剤>
▲1▼ポリメタクリル酸エステル系:
代表的に下記構造式により示されるアクリルアミドとアクリル酸ナトリウムとN,N−ジメチルアミノエチルメタクリレートとの共重合体である。
【0064】
【化5】
▲2▼ポリアクリル酸エステル系:
代表的に下記構造式により示されるアクリルアミドとアクリル酸ナトリウムとN,N−ジメチルアミノエチルアクリレートとの共重合体であり、具体的には「ハイブリッドHB−3040」(アムコン(株)商品名)、「センカフロックASK5040C」・「センカフロックASZ2530C」(センカ(株)商品名
【0065】
【化6】
【0066】
【試験例】
本発明の効果を確認するために、フレキソインク洗浄廃水(pH:7.6、SS:2000ppm)について、凝集沈降試験及びろ過脱水試験を行った。
【0067】
(1)凝集沈降試験;
▲1▼廃水に対して表1に示すカチオン系/アニオン系の高分子凝集剤(希釈液)を表示の各量となるように添加して、攪拌(300rpm×20s)して、一次凝集処理を行なう。
【0068】
▲2▼続いて、アニオン系の高分子凝集剤(希釈液)を表示の各量となるように添加して、攪拌(300rpm×20s)して、一次凝集処理を行なう。
【0069】
▲3▼得られた二次処理廃水におけるフロック径を、物差しを当てて目視測定した。
【0070】
試験結果を、表1・2に示すが、カチオン系のみでは本発明の範囲のフロック径を得難いことが分かる。なお、カチオン系/両性系、両性系/アニオン系の組み合わせでも、3mm以上のフロック径は得難いことを確認している。
【0071】
(2)ろ過脱水試験
▲1▼凝集沈降試験で得た試料(二次凝集処理水)の全量を、濾布で、常温ろ過する。
【0072】
▲2▼ろ過後の濾液についてSSを目視判定した。判定基準は下記の如くとした。
【0073】
−:澄んでいる
+:わずかに濁っている
++:濁っている
▲3▼ろ過後の濾布上に残ったケーキのフロック強度を手触りにより判定した。判定基準は下記の如くとした。
【0074】
◎:強
○:中
△:弱
▲4▼ろ過後の濾布上に残ったケーキを加圧脱水(圧力条件:0.98kPa×1min)して得た脱水ケーキを加熱乾燥(120℃×90min)し、その加熱乾燥前後のケーキ重量を測定して、水分(湿潤基準含水率)を算定した。
【0075】
試験結果を表2に示すが、カチオン系(アンモニウム塩ポリマー系)のみでは(比較例3)、フロック強度が十分でなく、フロックが加圧脱水させるとろ布を通過してしまい、含水率も測定不可であった。当然、含水率は85%以上であると推定される。また、アンモニウム塩ポリマー系/ポリアクリル酸エステル系併用の場合(比較例1・2)でも、ポリアクリル酸エステルが160ppm未満では、フロック径が小さすぎてろ過脱水できなかった。
【0076】
これに対し、カチオン系2種の場合の実施例1・2においては、ケーキ水分が61〜62%と、低水分のものがろ過脱水により得られた。また、カチオン系1種の場合でも、ケーキ水分75.6%のものが得られた。
【0077】
【表1】
【0078】
【表2】
【0079】
【産業上の利用可能性】
本発明の有機性廃水の処理方法は、上記着色廃水以外に、他の、下水、し尿等の都市廃水、各種産業廃水への適用も期待できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する廃水処理プラントの一例を示すフローシートである。
【符号の説明】
12 廃水貯槽
20 一次凝集槽
26 二次凝集槽
32 スクリュープレス脱水機
48 処理水沈殿槽
50 処理水貯槽
I 凝集工程装置
II 固液分離工程装置
III 後処理工程装置[0001]
【Technical field】
The present invention relates to a method for treating organic wastewater, and particularly relates to an invention suitable for treatment of colored wastewater containing a large amount of organic compounds such as dyes and organic pigments discharged from printing factories, dye factories and dyeing factories.
[0002]
[Background]
One method of treating organic wastewater such as colored wastewater is a method of coagulating and precipitating (floating) using inorganic and organic polymer flocculants, and further solid-liquid separation (filter dehydration) (Patent Document) (See 1 and 2 etc.)
[0003]
[Patent Document 1] Japanese Patent Publication No. 61-2006 [Patent Document 2] Japanese Patent Application Laid-Open No. 2000-153280 [0004]
DISCLOSURE OF THE INVENTION
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
In view of the above, the present invention has an object (problem) to provide a novel organic wastewater treatment method including a coagulation step in which a floc excellent in solid-liquid separation is obtained.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
An organic wastewater treatment method according to the present invention has the following configuration.
[0007]
A method for treating organic wastewater, comprising the following steps (1) and (2).
[0008]
(1) Aggregation step (2) in which two or more kinds of polymer flocculants having different ionic properties are used in combination to agglomerate solids floating in organic wastewater to produce a floc (agglomerate) of 3 mm or more. A solid-liquid separation step in which the flocs aggregated in the aggregation step are collected as a cake by solid-liquid separation (filter dehydration).
[0009]
By using two or more kinds of polymer flocculants with different ionic properties together to form a coarse floc with an average diameter of 3 mm or more, the clarification efficiency of organic wastewater is good, and the solid-liquid separation (filter dehydration) efficiency A good and low moisture cake can be obtained. This has been discovered by the present inventors from various experimental results.
[0010]
Another method of treating organic wastewater according to the present invention has the following configuration.
[0011]
A method for treating organic wastewater, comprising the following steps (1) and (2).
[0012]
(1) An agglomeration step using both a cationic and anionic polymer flocculant to agglomerate solids floating in organic wastewater to form a floc (agglomeration) (2) In the agglomeration step A solid-liquid separation process in which the produced floc is separated into solid and liquid (filter dehydration) and recovered as a cake.
[0013]
By using a cation system and an anion system together as a polymer flocculant, in particular, by using two or more cation systems together, it becomes easy to obtain a coarse and high strength floc having an average diameter of 3 mm or more. As a result, the moisture content of the cake obtained by dehydrating and filtering the floc is also reduced.
[0014]
When using 2 or more types of cation type | system | group together, it is desirable to use together an ammonium salt polymer type | system | group (polycation type | system | group) and a polyacrylic acid ester type | system | group or a polymethacrylic acid ester type | system | group. The above effect becomes remarkable.
[0015]
The solid-liquid separation is preferably performed with a screw press type dehydrator. The flocs agglomerated by using an inorganic flocculant are too strong, and the screw press type is clogged and solid-liquid separation (dehydration filtration) is not possible. In the present invention employing a polymer flocculant, the floc strength is capable of solid-liquid separation by a screw press method. The screw press type is easier to be continuous than the other centrifugal type, belt press type or filter press type, and furthermore, it is easy to reduce moisture.
[0016]
In the post-treatment step, it is desirable that the moisture (humidity reference moisture content) of the recovered cake is 85% by mass or less. This is because post-processing is easy.
[0017]
The invention of each of the above constitutions can improve the coagulation efficiency when organic wastewater is colored wastewater, and in particular, can improve the coagulation efficiency in the case of colored wastewater such as flexo ink washing wastewater. It is possible to promote the aggregation efficiency (coarse particle size) by adding a secondary polymer flocculant to cause a primary agglutination reaction and then performing a secondary agglutination reaction with an anionic polymer flocculant.
[0018]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, the desirable form which implements this invention is demonstrated based on the flowchart (flow diagram) of the wastewater treatment plant of FIG. Here, a case where colored wastewater (fluoresco ink washing wastewater) is organic wastewater is taken as an example.
[0019]
The organic wastewater treatment method of this embodiment basically includes a coagulation step and a solid-liquid separation step.
[0020]
In the following description, anionic, cationic, and amphoteric polymer flocculants may be abbreviated as anionic, cationic, and amphoteric flocculants, respectively.
[0021]
The wastewater treatment system used in this embodiment basically includes (1) a coagulation process apparatus I, (2) a solid-liquid separation process apparatus II, and (3) a post-treatment process apparatus III.
[0022]
(1) The flocculation process apparatus I includes a waste water storage tank (raw solution storage tank) 12 for storing waste water, a primary flocculation tank 20 for performing primary and secondary flocculation reactions, a secondary flocculation tank 26, and a coagulant in each of the flocculation tanks. The anion, first cation and second cation flocculant tanks 27, 27A and 27B are provided.
[0023]
Here, the flocculation tank is not necessarily divided into the primary flocculation tank and the secondary flocculation tank, and the primary and secondary flocculation may be performed in one flocculation tank.
[0024]
Here, the waste water storage tank 12 includes a liquid homogenizing
[0025]
The primary flocculation tank 20 includes a primary treated
[0026]
The secondary flocculation tank 26 includes an
[0027]
And the primary treated water transfer piping 23 connected with the primary treated
[0028]
Each of the flocculant tanks 27, 27A, 27B includes a
[0029]
(2) In this embodiment, the solid-liquid separation process apparatus II is a screw press dehydrator 32 that performs solid-liquid separation (dehydration filtration) of the secondary treated water, and a cake receiving container 38 that receives the cake from the dehydrator 32. The first-stage filtered
[0030]
Furthermore, the bottom of the pre-stage filtered
[0031]
A washing shower 46 connected to the
[0032]
(3) The post-treatment process device III includes a treated water settling tank 48 and a treated water storage tank 50. The sedimentation tank 48 receives the pre-stage filtered water of the dehydrator 32 and settles and separates, and a
[0033]
The treated water storage tank 50 includes a
[0034]
Next, a method for treating organic wastewater in the present embodiment using the wastewater treatment system will be described.
[0035]
(1) The waste water discharged from the factory (facility) is stored in a waste water storage tank (raw liquid tank) 12. At this time, the waste water (raw solution) that is the object to be treated is stirred with the
[0036]
Here, the properties of the wastewater to be treated are those with pH (hydrogen ion concentration): 5.0 to 8.0, suspended solid content (suspended solid amount) (SS: Suspension Solid): 100 to 50000 ppm. Is desirable, and more preferably 1000 to 50000 ppm.
[0037]
If the pH is too low or too high, the aggregation action of the polymer flocculant is likely to be inhibited. In such a case, pH adjustment is appropriately performed with a pH adjusting agent. As the pH regulator, caustic soda (NaOH) or sulfuric acid (H 2 SO 4 ) is usually used.
[0038]
When SS is too low, there is little need to process and processing efficiency is not good, and when SS is too high, waste water treatment (waste water clarification) by coagulation becomes difficult and processing efficiency is poor.
[0039]
The wastewater treatment amount (wastewater transfer amount) varies depending on the SS of the wastewater, but is, for example, 200 L / h or more in the case of flexographic ink cleaning wastewater.
[0040]
(2) Aggregation treatment process:
(1) The waste water (treatment object) is transferred to the primary flocculation tank (sludge service tank) 20 by the waste
[0041]
The amount of the cationic flocculant added to the waste water at this time varies depending on the SS of the waste water and the type of the flocculant. For example, when the waste water is flexo ink washing water and the cationic flocculant is an ammonium salt polymer system alone, 1000 to 1000 Set to 5000 ppm. In the case of combined use of ammonium salt polymer / polyacrylic acid ester, the former: 100 to 1500 ppm and the latter: 50 to 500 ppm.
[0042]
Then, the flocculation (reaction) is generated in the waste water by the cationic flocculating agent to perform the primary flocculation (primary treatment). In addition, in order to perform this primary aggregation satisfactorily, light stirring is performed with a stirring pump (flocculator) 24.
[0043]
(2) Next, the primary treated water subjected to the primary flocculation is transferred to the secondary flocculation (mixing tank) 26 by the primary treated
[0044]
The amount of the anionic flocculant added to the waste water at this time varies depending on the SS of the primary treatment water and the type of the flocculant. For example, when the waste water is a flexo ink washing waste water and the anionic flocculant is a polyacrylamide type, 5 to 400 ppm. And
[0045]
Then, secondary aggregation is performed by causing aggregation (reaction) in the primary treated water with an anionic flocculant. In addition, in order to perform this primary agglutination reaction satisfactorily, light stirring is performed with a secondary flocculator (secondary reaction stirrer) (stirring blade). The rotation speed of this stirring is, for example, 2 to 4 min −1 .
[0046]
The secondary agglomeration tank is not inevitable and may serve as the primary agglomeration tank, but it is desirable from the viewpoint of processing efficiency.
[0047]
(3) Solid-liquid separation process (dehydration process):
The secondary treated water generated above is transferred from the secondary flocculation tank 26 to the screw press type dehydrator 32 in the overflow of its own weight through the secondary treated
[0048]
The cake which is a solid component generated by the solid-liquid separation is received by the cake receiving container 38 and discarded. Note that the dehydration process is performed so that the moisture of the cake is 85% or less, more desirably 70% or less, in relation to the post-treatment process. Moreover, when the said cake can be reused, naturally, it stores suitably and conveys to the reuse process.
[0049]
(4) Post-processing process:
The filtered water (secondary treated water) generated in the preceding stage of the dehydrator 32 in the dehydration process is continuously transferred to the treated water settling tank 48 through the filtered
[0050]
Since the filtered water generated in the subsequent stage of the dehydrator 32 has a high SS, it is returned to the primary flocculation tank 20 by its own weight drop through the
[0051]
The bottom sediment generated in the sedimentation tank 48 is returned again to the primary aggregation tank 20 by the drawing
[0052]
The supernatant of the sedimentation tank 48 is stored in the treated water storage tank 50 as final treated water from the overflow trough 48a through the treated
[0053]
In the dehydration process, a screw press type is used as a dehydrator, but a centrifugal type, a belt press type, and a filter press type can also be used.
[0054]
As the cation / anion flocculant, one or more of the following may be appropriately selected and used. And in the said embodiment, although it was set as the structure which performs a primary aggregation by 1 type of anionic flocculants with 2 types of cationic flocculants, 1 type or 3 types or more of anionic flocculants, anionic flocculants were used. Two or more types may be used, and a small amount of an inorganic flocculant may be used in combination as appropriate depending on the type of wastewater.
[0055]
<Cationic flocculant>
(1) Polymethacrylate type:
Typically, it is a copolymer of acrylamide and N, N-dimethylaminoethyl methacrylate represented by the following structural formula, and specific examples include “Senka Flock SM5000C” (trade name of SENKA Co., Ltd.). .
[0056]
[Chemical 1]
(2) Polyacrylate ester system:
Typically, it is a copolymer of acrylamide and N, N-dimethylaminoethyl acrylate represented by the following structural formula, specifically “Senka Flock SA7580C”, “Sen Cuff Lock AK3050C” (trade name of SENKA Co., Ltd.) Etc.
[0057]
[Chemical 2]
(3) Vinyl polyamidine series:
Typically, it is a copolymer of acrylonitrile and N-vinylformamide represented by the following structural formula.
[0058]
[Chemical 3]
(4) Dicyandiamide type:
Specific examples include “Senka Flock Z-150C” (trade name of Senka Co., Ltd.).
[0059]
(5) Ammonium salt polymer system (polycation system):
Specifically, “Senka Flock DE-30” (trade name of Senka Co., Ltd.) and the like can be mentioned.
[0060]
Of these, it is desirable to use an ammonium salt polymer system (polycation system) and a polyacrylic acid ester system or a polymethacrylic acid ester system in combination because the aggregating action (floc particle coarsening) is promoted.
[0061]
<Anionic flocculant>
(1) Polyacrylamide type:
Typically, a copolymer of acrylamide and sodium acrylate represented by the following structural formula, specifically “Hyperclear C-30” and “Hyperclear A-40” (trade name of Shinto Brater Co., Ltd.) Etc.
[0062]
[Formula 4]
Further, in the above-described embodiment, even if the amphoteric flocculant exemplified below is substituted for the cationic flocculant or the anionic flocculant, it can be expected to increase the flocculent action to some extent even if it is replaced with a cation flocculant or an anionic flocculant. It is.
[0063]
<Amotropic flocculant>
(1) Polymethacrylate type:
Typically, it is a copolymer of acrylamide, sodium acrylate and N, N-dimethylaminoethyl methacrylate represented by the following structural formula.
[0064]
[Chemical formula 5]
(2) Polyacrylate ester system:
Typically, it is a copolymer of acrylamide, sodium acrylate, and N, N-dimethylaminoethyl acrylate represented by the following structural formula. Specifically, “Hybrid HB-3040” (trade name of Amcon Co., Ltd.), “Senka Flock ASK5040C” and “Sen Cuff Lock AZ2530C” (Senka Co., Ltd. trade name)
[Chemical 6]
[0066]
[Test example]
In order to confirm the effect of the present invention, a flocsink washing wastewater (pH: 7.6, SS: 2000 ppm) was subjected to a coagulation sedimentation test and a filtration dehydration test.
[0067]
(1) Coagulation sedimentation test;
(1) Addition of the cationic / anionic polymer flocculant (diluent) shown in Table 1 to the waste water to the indicated amounts, followed by stirring (300 rpm × 20 s) for primary flocculation treatment To do.
[0068]
{Circle around (2)} Subsequently, an anionic polymer flocculant (diluent) is added so as to have the indicated amounts, and stirred (300 rpm × 20 s) to perform primary aggregation treatment.
[0069]
(3) The floc diameter in the obtained secondary treatment wastewater was visually measured with a ruler.
[0070]
The test results are shown in Tables 1 and 2, and it can be seen that it is difficult to obtain a floc diameter in the range of the present invention only with the cationic system. It has been confirmed that it is difficult to obtain a floc diameter of 3 mm or more even in a combination of cationic / amphoteric and amphoteric / anionic.
[0071]
(2) Filtration dehydration test (1) The whole amount of the sample (secondary coagulation treated water) obtained in the coagulation sedimentation test is filtered at room temperature with a filter cloth.
[0072]
(2) The SS was visually determined for the filtrate after filtration. Judgment criteria were as follows.
[0073]
-: Clear +: Slightly cloudy ++: Cloudy (3) The floc strength of the cake remaining on the filter cloth after filtration was judged by touch. Judgment criteria were as follows.
[0074]
◎: Strong ○: Medium △: Weak (4) Dehydrated cake obtained by pressure dehydration (pressure condition: 0.98 kPa × 1 min) of the cake remaining on the filter cloth after filtration was dried by heating (120 ° C. × 90 min) ), And the weight of the cake (wet reference moisture content) was calculated by measuring the cake weight before and after the heat drying.
[0075]
The test results are shown in Table 2, but only with a cation system (ammonium salt polymer system) (Comparative Example 3), the floc strength is not sufficient, and when the floc is dehydrated under pressure, it passes through the filter cloth, and the moisture content is also measured. It was impossible. Naturally, the water content is estimated to be 85% or more. Even in the case of using ammonium salt polymer / polyacrylic acid ester in combination (Comparative Examples 1 and 2), if the polyacrylic acid ester was less than 160 ppm, the floc diameter was too small to be filtered and dehydrated.
[0076]
On the other hand, in Examples 1 and 2 in the case of two types of cationic systems, a cake moisture of 61 to 62% and a low moisture content was obtained by filtration dehydration. Even in the case of one cationic type, a cake having a moisture content of 75.6% was obtained.
[0077]
[Table 1]
[0078]
[Table 2]
[0079]
[Industrial applicability]
The organic wastewater treatment method of the present invention can be expected to be applied to city wastewater such as sewage and human waste and various industrial wastewaters in addition to the colored wastewater.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a flow sheet showing an example of a wastewater treatment plant used in the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 12 Waste water storage tank 20 Primary coagulation tank 26 Secondary coagulation tank 32 Screw press dehydrator 48 Processed water precipitation tank 50 Processed water storage tank I Coagulation process apparatus II Solid-liquid separation process apparatus III Post-processing process apparatus
Claims (8)
(1)イオン性の異なる2種以上のイオン性高分子凝集剤を併用して、廃水中に浮遊している固形分を平均径3mm以上のフロック(凝塊)に凝集させる凝集工程、
(2)該凝集工程で凝集させたフロックをろ過脱水してケーキとして回収する固液分離工程。A method for treating organic wastewater, comprising the following steps (1) and (2).
(1) A coagulation step in which two or more ionic polymer flocculants having different ionic properties are used in combination to agglomerate solids floating in the wastewater into flocs (coagulums) having an average diameter of 3 mm or more.
(2) A solid-liquid separation step in which flocs aggregated in the aggregation step are filtered and dehydrated and recovered as a cake.
(1)カチオン系とアニオン系との高分子凝集剤を併用して、廃水中に浮遊している固形分をフロック(凝塊)に凝集させる凝集工程、
(2)該凝集工程で凝集させたフロックをろ過脱水してケーキとして回収する固液分離工程。A method for treating organic wastewater, comprising the following steps (1) and (2).
(1) A coagulation step in which a solid component floating in waste water is aggregated into a floc (agglomerate) using a combination of cationic and anionic polymer coagulants,
(2) A solid-liquid separation step in which flocs aggregated in the aggregation step are filtered and dehydrated and recovered as a cake.
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