JP2005006898A - Toilet seat device and urine anti-splash device - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は尿飛散防止機能をもつ便座装置、尿飛散防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、便座装置は、一般的には、便器に据え付けられる基部と、基部に回動可能に枢支された便座とを有する。便器に放尿するときには、上記した便座装置の便座を上方に回動させて開放した状態で行う(特許文献1,2等)。
【0003】
【特許文献1】特開平9−111841号公報
【特許文献2】特開平7−79883号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前述したように、使用者が便器内に放尿するときには、一般的には、上記した便座装置の便座を上方に回動させて開放した状態で、使用者が立ったままの姿勢で行っている。しかしながら、便器内の特定の部位が明示されているわけでなく、便器内に確実に放尿されるとは必ずしも限らず、特に子供等が放尿するときには、床面等の便器周辺を汚すおそれがあった。
【0005】
本発明は上記した実情に鑑みてなされたものであり、尿により床面等の便器周辺を汚すおそれを低減させることができる便座装置、尿飛散防止装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
(1)第1様相の本発明に係る便座装置は、便器に据え付けられる便座と、便器内に対面する使用位置と使用位置から退避する退避位置とに移動可能に設けられた保持部材と、保持部材に保持され保持部材が使用位置に設定されるとき使用者の放尿の目標となるように便器内に突出する目標部とを具備することを特徴とするものである。使用者が放尿するとき、保持部材が使用位置に移動され、便器内に対面する。このように保持部材が使用位置に移動されるとき、保持部材に保持されている目標部は便器内に突出しており、使用者の放尿の目標となる。このため尿の飛散が抑制され、床面等の便器周辺を汚すおそれが低減する。
【0007】
(2)第2様相の本発明に係る便座装置は、便器に据え付けられる便座と、便器内に対面する使用位置に設定される保持部材と、保持部材に保持され使用者の放尿の目標となるように便器内に突出する目標部とを具備しており、目標部は、尿の飛散を抑制する緩衝性を有する緩衝部を有することを特徴とするものである。使用者が放尿するとき、保持部材に保持されている目標部は便器内に突出しており、使用者の放尿の目標となる。このため尿の飛散が抑制され、床面等の便器周辺を汚すおそれが低減する。また目標部は、尿の飛散を抑制する緩衝性を有する緩衝部を有するため、尿が目標部に当たったとしても、尿の跳ね返りは抑制され、床面等の便器周辺を汚すおそれが一層低減する。
【0008】
(3)第3様相の本発明に係る便座装置は、便器に据え付けられる便座と、便器内に対面する使用位置に設定される保持部材と、保持部材に保持され使用者の放尿の目標となるように便器内に突出する目標部とを具備しており、目標部を洗浄する目標部洗浄部を有することを特徴とするものである。使用者が放尿するとき、保持部材に保持されている目標部は便器内に突出しており、使用者の放尿の目標となる。このため尿の飛散が抑制され、床面等の便器周辺を汚すおそれが一層低減する。尿は目標部に当てられるため、目標部は汚れる。しかし目標部を洗浄する目標部洗浄部が設けられているため、目標部を洗浄することができ、目標部の汚れを除去できる。
【0009】
(4)第4様相の本発明に係る便座装置は、便器に据え付けられる便座と、便器内に対面する使用位置に設定される保持部材と、保持部材に保持され使用者の放尿の目標となるように便器内に突出する目標部とを具備しており、尿が目標部に当たるとき音響を発生させる音響発生部を有することを特徴とするものである。使用者が放尿するとき、保持部材に保持されている目標部は便器内に突出しており、使用者の放尿の目標となる。このため尿の飛散が抑制され、床面等の便器周辺を汚すおそれが一層低減する。尿が目標部に当たるとき、音響発生部は音響を発生させるため、使用者はその音響を聞きながら放尿でき、気分が爽快となったり、気ばらしにもなる。更に、尿が便器内の水に当たる不快音も音響により軽減または解消できるため、狭い室内においても他人に気兼ね無く放尿でき、環境上有利となる。音響としては、音楽、水流音、格言、放尿動作に対する助言、動物の鳴き声の少なくとも1種を例示できる。
【0010】
(5)第5様相の本発明に係る便座装置は、便器に据え付けられる便座と、便器内に対面する使用位置に設定される保持部材と、保持部材に保持され使用者の放尿の目標となるように便器内に突出する目標部とを具備しており、尿に含まれる物質と反応して変色する試薬成分を収容可能な試薬収容手段と、試薬収容手段に収容されている試薬成分を目標部に供給する試薬供給手段とを有することを特徴とするものである。使用者が放尿するとき、保持部材に保持されている目標部は便器内に突出しており、使用者の放尿の目標となる。このため尿の飛散が抑制され、床面等の便器周辺を汚すおそれが一層低減する。尿の検査を行うときには、試薬収容手段に収容されている試薬成分を試薬供給手段の作動により目標部に供給する。この状態で、尿が目標部に当たるため、試薬成分と尿とが接触し、尿の検査を簡易的に行うことができる。
【0011】
(6)第6様相の本発明に係る尿飛散防止装置は、基部と、基部に設けられ便器内に対面する使用位置と使用位置から退避する退避位置とに移動可能に設けられた保持部材と、保持部材に保持され保持部材が使用位置に設定されるとき使用者の放尿の目標となるように便器内に突出する目標部とを具備することを特徴とするものである。使用者が放尿するときには、保持部材が使用位置に移動され、便器内に対面する。このように保持部材が使用位置に移動されるとき、保持部材に保持されている目標部は便器内に突出しており、使用者の放尿の目標となる。このため尿の飛散が抑制され、床面等の便器周辺を汚すおそれが一層低減する。この尿飛散防止装置は、便座装置に最初から組み込まれていても良いし、あるいは、便座装置に後付けで取り付けることにしても良い。なお、尿飛散防止装置は、局部洗浄用の水を噴出する洗浄ノズルや温風装置等の機器と共に、あるいは、スペースが制約されるときには温風装置等の機器を廃止して便座装置に組み込むこともできる。
【0012】
【発明の実施の形態】
各様相の本発明によれば次の形態を採用することができる。保持部材は、便器内に対面する使用位置と使用位置から退避する退避位置とに移動可能に設けられている形態を採用することができる。保持部材は、使用位置と退避位置との間において伸縮可能なシリンダ方式でも良いし、あるいは、使用位置と退避位置との間において揺動可能なスイング方式でも良い。この場合、目標部は保持部材に保持されており、保持部材が使用位置に設定されるとき、目標部は便器内に突出して使用者の放尿の目標となる。
【0013】
更に、便座の開放に伴い保持部材を使用位置に移動させる可動機構が設けられている形態を採用することができる。可動機構としては、便座の閉鎖に伴い保持部材を退避位置に退避させると共に、目標部も放尿箇所から退避させることが好ましい。可動機構としては、便座の開放に伴い供給される水の圧力により保持部材を使用位置に設定する方式でも良いし、あるいは、便座の開放に伴い駆動モータが駆動して保持部材を使用位置に設定する方式でも良い。
【0014】
尿の飛散を一層抑制させるためには、目標部は、尿の飛散を抑制する緩衝性を有する緩衝部を有する形態を採用することができる。緩衝部としては、尿の跳ね返りを抑制するものであればよく、起毛状、多孔質状、網状、軟質状等を例示できる。目標部を洗浄する目標部洗浄部を有する形態を例示することができる。目標部洗浄部は、保持部材が退避位置に向けて退避する途中のとき、または、退避位置に退避しているとき、目標部を水等の液体で洗浄することが好ましい。目標部洗浄部が目標部を洗浄する時期としては、これに限定されるものではない。
【0015】
尿が目標部に当たると、音響を発生させる音響発生部を有する形態を採用することができる。この場合、尿が目標部に当たる度合を検知する検知手段を有し、検知手段が検知した尿が目標部に当たる度合に応じて、音響発生部は音響を発生させることが好ましい。ここで、『尿が目標部に当たる度合』としては、尿が目標部の目標中心域に当たる命中率、尿が目標部に当たる時間等が例示される。また目標部の向きを調整する調整機構を有する形態を採用することができる。この場合、使用者の身長の高低に応じて目標部の向きを調整することができる。
【0016】
【実施例】
(第1実施例)
以下、本発明の第1実施例を図1〜図6を参照して具体的に説明する。図1に示すように、本実施例に係る便座装置1は便器9に据え付けられており、便器9の取付面9aに着脱可能に取り付けられる基部10と、基部10に枢支部14を介して回動可能に保持された便座11と、基部10に回動可能に保持された便蓋12とを有する。更に便座装置1の基部10には尿飛散防止装置16が組み込まれている。尿飛散防止装置16は、便器9内に突出して対面する使用位置P1と使用位置P1から退避する退避位置P2とに移動可能に設けられた保持部材2と、保持部材2の先端部に保持され保持部材2が使用位置P1に設定されるとき使用者の放尿の目標となる目標部3とを有する。
【0017】
使用者(主として男性)が便器9内へ放尿するとき、図1に示すように、保持部材2が斜め下方向(矢印A1方向)に前進して使用位置P1に移動され、便器9内に突出して対面する。このように保持部材2が使用位置P1に移動されるとき、保持部材2の先端部に保持されている目標部3は、便器9内に貯留されている水の水面WAよりも上方に位置するように便器9内に突出し、使用者の放尿の目標位置となる。このように目標部3が放尿の目標位置とされるため、便器9周辺への尿の飛散が抑制される。便器9内に突出した目標部3の高さ位置は、便器9の上面9uよりも下方となる。
【0018】
以下、更に説明を加える。図2に示すように、目標部3をもつ保持部材2の移動を行う可動機構4が基部10に設けられている。可動機構4は、水圧応答式の主筒40と、主筒40に供給する水を溜めるタンク室53をもつタンク50と、タンク50の水を主筒40に給水する通水路60とをもつ。主筒40は、便座11の開放に伴い保持部材2を使用位置P1に配置させるものであり、給水口47をもつ水室41と、水室41に同軸的に接続された水室41の内径よりも相対的に小さい内径をもつ副室42と、水室41の一端側に設けられた第1ストッパ部43と、水室41の他端側に設けられた第2ストッパ部44と、保持部材2が退避位置P2に設定されたとき目標部3に対面する洗浄口45とを有する。
【0019】
図2に示すように、タンク50は、入水口51と、出水口52と、タンク室53とをもつ。入水口51は、水道管に繋がる止水栓54に止水用バルブ55を介して接続されている。止水用バルブ55はソレノイド55cを有する。通水路60は、便座11の開放に伴い保持部材2を使用位置P1に移動させると共に、便座11の閉鎖に伴い保持部材2を退避位置P2に移動させるものである。通水路60は、タンク50の出水口52に繋がる主通水路60aと、主通水路60aに対して分岐された第1通水路60b及び第2通水路60cとを有する。第1通水路60bは、保持部材2を使用位置P1にするための水を供給する第1給水手段として機能する第1バルブ61を有しており、水室41の給水口47に繋がる。第1バルブ61はドレン通路63を経て排水口に繋がる。第1バルブ61はソレノイド61cを有する。第2通水路60bは、目標部洗浄部である洗浄口45に洗浄用の水を供給する第2給水手段として機能する第2バルブ62を有しており、洗浄口45に繋がる。第2バルブ62はソレノイド62cを有する。図2に示すように、洗浄口45は、保持部材2が退避位置P2に向けて矢印A2方向に退避する途中のとき、または、保持部材2が退避位置P2に退避しているとき、目標部3を洗浄する目標部洗浄部として機能するものであり、目標部3の上面に対面可能である。
【0020】
図2に示すように、保持部材2は、主筒40の水室41にスライド可能に且つ同軸的に設けられたピストン状の可動本体20と、可動本体20に取付具23を介して同軸的に設けられた可動ロッド部21とを有する。可動ロッド部21は副室42内に延設されている。可動ロッド部21を退避位置P2に向けて矢印A2方向に付勢する付勢手段として機能する付勢バネ22が副室42内に設けられている。付勢バネ22は、使用位置P1に設定された可動ロッド部21を矢印A2方向に移動させて退避位置P2に帰還させる帰還手段として機能できる。付勢バネ22は主筒40のバネ座46とピストン状の可動本体20との間に介装されている。付勢バネ22はコイルバネ形状とされているが、これに限定されるものではなく、板バネ等としても良い。図2に示すように、目標部3は保持部材2の可動ロッド部21の先端部21mに保持されており、保持部材2が使用位置P1に設定されるとき、使用者の尿を命中させる目標となる。目標部3は可動ロッド部21の先端部21mに取付具36により着脱可能に設けられており、可動ロッド部21の先端部21mに嵌合する嵌合孔30を有する本体31と、本体31の外面に着脱可能に被着された衝撃緩和性つまり緩衝性を有する起毛部32fをもつ緩衝部32とを有する。緩衝部32は軟質樹脂や軟質ゴムなどの軟質材料で形成されており、尿の跳ね返りを抑えるものである。目標部3の本体31が汚れたり、損傷したりしたときには、取付具36を外せば、目標部3の本体31を可動ロッド部21の先端部21mから取り外すことができ、目標部3の清掃、交換に有利である。また緩衝部32が汚れたり、損傷したりしたときには、緩衝部32を本体31から取り外すことができ、緩衝部32の清掃、交換に有利である。本体31は軟質樹脂や軟質ゴムなどの軟質材料で形成されており、尿の飛び跳ねを抑えるのに有利である。図4に示すように、本体31は、中空室33とセンサホルダ34とを有する。本体31は中空室33を有するため、軟質性に一層富み、尿の飛び跳ねを抑えるのに有利である。
【0021】
尿が目標部3に当たる度合に応じて音響を発生させる音響発生部7(図6参照)が設けられている。音響発生部7はスピーカ70とスピーカ駆動回路71とを有しており、基部10に設けられている。この場合、尿が目標部3に当たる度合を検知する検知手段としてのセンサ74を有し、センサ74が検知した尿が目標部3に当たる度合に応じて、音響発生部7は音響を発生させる。図4に示すように、センサ74は目標部3のセンサホルダ34に設けられている。センサ74は装填材35により水密状態にセンサホルダ34に維持されている。センサ74としては、力を検知する力センサ、衝撃力を検知する衝撃センサを例示できる。
【0022】
図5に示すように、便座11の開放を検知する便座開放検知手段として機能できる便座スイッチ13が便座11の枢支部14付近に設けられている。便座11が上方(矢印U1方向)に回動して開放されると、便座11の枢支部14に設けられた操作部としての突起15が便座スイッチ13のスイッチ部13kを押圧操作してオンさせるため、便座11の開放が検知される。開放状態の便座11が下方(矢印U2方向)に回動して閉鎖されると、便座11の枢支部14に設けられた突起15が便座スイッチ13のスイッチ部13kを押圧操作しないため、便座スイッチ13はオフとされ、便座11の閉鎖が検知される。
【0023】
【表1】
【0024】
ここで、表1は、便座11の開閉状態、便座スイッチ13、止水用バルブ55、第1バルブ61、第2バルブ62の作動関係を示す。表1のNo.1に示すように、便座11が開放されているときには、便座スイッチ13がオン、止水用バルブ55がオン、第1バルブ61がオン、第2バルブ62がオフとなり、タイマ76はオフである。また、表1のNo.2に示すように、尿のため開放していた便座11が閉鎖された直後では、便座スイッチ13がオフ、止水用バルブ55がオン、第1バルブ61がオフ、第2バルブ62がオンとなり、タイマ76がオンとなる。また、表1のNo.3に示すように、便座11が閉鎖され続けている通常の状態では、便座スイッチ13がオフ、止水用バルブ55がオフ、第1バルブ61がオフ、第2バルブ62がオフとなり、タイマ76がオフとなる。
【0025】
更に使用について説明を加える。便座11が閉鎖され続けている通常の状態では、表1のNo.3に示すように、便座スイッチ13がオフ、止水用バルブ55がオフ、第1バルブ61がオフ、第2バルブ62がオフとなり、タイマ76がオフとなる。このため吐水栓54からタンク50への給水は停止されており、第1通水路60から給水口47への給水、第2通水路60から洗浄口45への給水は停止されている。このため可動ロッド部21は付勢バネ22の付勢力により矢印A2方向に退避位置P2に付勢されており、図2に仮想線で示すように、保持部材2の可動本体20の取付具23は第2ストッパ部44に接近または接触している。この結果、図2に仮想線で示すように、目標部3は退避箇所M2に退避しており、目標部3の上面は洗浄口45に対面している。目標部3が退避箇所M2に退避しているとき、目標部3は主筒40のカバー部40pにより覆われている。
【0026】
なお、本実施例に係る便座装置1は、人体の局部(肛門等)を洗浄処理する洗浄ノズル18を基部10に有する。
【0027】
図6は制御系のブロック図を示す。図6に示すように、便座スイッチ13の信号、洗浄ノズル18を作動させる洗浄スイッチ77の信号、後述のキャンセルスイッチ78の信号、後述の音響キャンセルスイッチ79の信号は、制御装置100に入力される。制御装置100からの指令信号は止水用バルブ55の駆動回路55w、第1バルブ61の駆動回路61w、第2バルブ62の駆動回路62w、スピーカ駆動回路71、洗浄ノズル18の駆動回路18w、タイマ76の駆動回路76wに出力され、これにより止水用バルブ55、第1バルブ61、第2バルブ62、スピーカ70、洗浄ノズル18、タイマ76が制御される。なおタイマ76はマイコンの内部タイマとすることもできる。
【0028】
次に、使用者(主として男性)が便器9内において放尿するときについて説明を加える。この場合には、便蓋12、便座11を持ち上げて開放させる。使用者自身により、あるいは、使用者を検知した信号に応じて図略の開閉機構が便蓋12、便座11を持ち上げて開放させる。このように便座11が開放されると、便座スイッチ13が便座11の開放を検知する。すると、制御装置100は、表1のNo.1に示すように、止水用バルブ55をオンし、第1バルブ61をオン、第2バルブ62をオフにする。これにより吐水栓54からの水がタンク50に給水されると共に、タンク50内の水は第1通水路60b、給水口47を経て主筒40の水室41に供給される。
【0029】
この結果、水室41の水圧により、付勢バネ22の付勢力に抗して可動ロッド部21が矢印A1方向に前進し使用位置P1に向けて移動し、可動本体20が第1ストッパ部43に当たった位置で可動ロッド部21は停止する。この状態では、目標部3は目標箇所M1に設定されている。この場合、図1に示すように、目標部3は便器9内に突出すると共に、便器9内に貯留されている水の水面WAよりも上方に位置している。このように放尿の目標が便器9内に設定されているため、使用者は自然と目標部3に命中させようと放尿することになり、尿が便器9外方に飛び散ることが抑制される。殊に、使用者が子供のときに有効である。このため、床面等といった便器9周辺への尿の飛散が抑制され、トイレの清潔性を向上させることができる。殊に目標部3は、尿の飛散を抑制する緩衝性を有する緩衝部32を有するため、目標部3における尿の跳ね返りが抑制され、便器9周辺への尿の飛散が抑制され、トイレの清潔性を向上させることができる。
【0030】
目標部3に尿が当たったとしても、水室41には水が供給されているため、保持部材2の可動ロッド部21が矢印A2方向に後退することは抑えられている。従って水が供給された水室41は、目標部3に尿が当たったとき、保持部材2の可動ロッド部21が後退することを抑える後退抑制手段として機能することができる。更に図2に示すように、保持部材2の可動ロッド部21は、主筒40のうち可動ロッド部21の外径と相応する内径をもつ受け部40tで支持されていると共に、保持部材2の可動本体20が水室41の内壁面の拘束面41tに対面して拘束されているため、尿が目標部3に衝撃的に当たったとしても、保持部材2の可動ロッド部21の揺動は抑えられている。従って、受け部40t及び拘束面41tは、目標部3に尿が衝撃的に当たったとき、保持部材2の可動ロッド部21の揺動を拘束する拘束手段として機能することができる。
【0031】
本実施例によれば、尿が目標部3に当たったとき、目標部3に搭載したセンサ74によりこの衝撃力を検知する。センサ74の検知信号は制御装置100に入力され、制御装置100は、音響発生部7のスピーカ駆動回路71を駆動させ、スピーカ70から音響を鳴らす。音響としては音楽、水流音、格言、放尿に対する助言、動物の鳴き声等を採用することができる。即ち、制御装置100に搭載されている記憶手段として機能するメモリ102のエリアには、音響として、複数の音楽(a1,a2…)、複数の水流音(b1,b2…)、複数の格言(c1,c2…)、放尿動作に対する複数の助言(d1,d2…)、複数の動物の鳴き声(e1,e2…)がそれぞれ格納されている。従って、使用者は、基部10の操作パネルに装備されている選択スイッチ75により音楽、水流音、格言、放尿に対する助言、動物の鳴き声のいずれかを使用者の好みに応じて選択することができる。音響が放尿動作に対する助言であれば、この助言に従って放尿動作をすれば、使用者が幼児であっても、尿の飛散を防止するのに有利となる。
【0032】
このように尿が目標部3に当たっているとき、音響がスピーカ70から鳴るため、その音響を聞きながら放尿でき、気分が爽快となったり、気ばらしにもなる。更に、尿が便器9内の水に当たる不快音も音響によって軽減または解消できるため、狭い室内においても他人に気兼ね無く放尿でき、環境上有利となる。
【0033】
また上記したように尿が目標部3に当たっているとき、音響がスピーカ70から鳴るため、尿が目標部3に当たっていないときには、その音響を中断させたり、音響の種類を変更させたりすれば、暗がり時においても、尿が目標部3に当たっていないことが認識されるため、便器9内に対する放尿の方向性を高めるのに貢献することができる。
【0034】
更に放尿後には、便座11が便蓋12と共に閉鎖される。この場合、使用者自身により、あるいは、トイレからの使用者の退室を検知した信号に応じて図略の開閉機構が便蓋12、便座11を開放させる。表1のNo.2に示すように、開放していた便座11が閉鎖されるため、便座スイッチ13がオフとなり、止水用バルブ55のオンが維持され、第1バルブ61がオフとなり、第2バルブ62がオンとなり、タイマ76がオンとなり、タイマ作動を開始する。タイマ76は第2バルブ62のオン時間を規定するものであり、タイマ設定時間の間、第2バルブ62のオンは維持される。
【0035】
このように便座11の閉鎖に伴い第1バルブ61がオフとなるため、止水栓54の水はタンク50に供給されるものの、タンク50の水は給水口47には供給されない。このように第1バルブ61がオフとなると、ドレン通路63が開放される。このため水室41の水は、付勢バネ22で付勢されている可動本体20により矢印E1方向(図2参照)に押し返される。つまり、水室41の水の圧力よりも付勢バネ22の付勢力が打ち勝ち、水室41の水はドレン通路63を経て排水口から排出されると共に、付勢バネ22によりピストン状の可動本体20及び可動ロッド部21は矢印A2方向に移動して退避位置P2となり、目標部3が退避箇所M2に退避される。このように保持部材2が退避位置P2に退避すると共に、目標部3が退避箇所M2に退避されるとき、目標部3の上面は洗浄口45に対面する。このとき止水用バルブ55及び第2バルブ62がオンとなっているため、止水栓54の水はタンク50に供給され、更にタンク50の水は第2バルブ62、第2通水路60cを経て洗浄口45に供給され、ひいては、洗浄口45から吐出される水により目標部3は洗浄される。これにより目標部3の汚れが取り除かれる。尿は主として目標部3の上面にかかるが、洗浄用の水を吐出する洗浄口45は目標部3の上面に対面するため、目標部3の上面の清掃に有利である。
【0036】
タイマ76の設定時間がオフとなるまで、第2バルブ62のオンは維持されるため、タイマ76の設定時間がオフとなるまで、目標部3の洗浄は実行される。従って、タイマ76は、目標部3を洗浄する洗浄時間を設定する洗浄時間設定手段として機能できる。目標部3に対する洗浄能力を可変とするため、タイマ76の設定時間は調整可能とすることができる。タイマ76の設定時間がオフとなると、止水用バルブ55、第2バルブ62はオフとなり、目標部3の洗浄処理は終了する。このように尿が当たる目標部3は、尿が終了して便座11、便蓋12が閉鎖される都度、洗浄口45から吐出される水によって目標部3は洗浄されるため、目標部30を衛生的に維持できる。
【0037】
本実施例によれば、前述の記載から理解できるように、タンク50の水は、第1通水路60bを介して保持部材2を使用位置P1に移動するため給水口47に供給されると共に、第2通水路60bを介して目標部洗浄部である洗浄口45に洗浄用の水として供給される。このためタンク50の水は、保持部材2を使用位置P1に移動させる用途と、尿で汚れた目標部3を洗浄させる用途とに共用されており、しかも双方の用途の使用タイミングは基本的には同一ではなく、時間的にずれているため、タンク50の数、タンク50のタンク容積を減少させるのに貢献できる。本実施例によれば、便座11を開放されると自動的に保持部材2が使用位置P1に前進して目標部3が目標箇所M1に設定されている。従って便座11を上方に回動させて便座11を開放していない限り、保持部材2が使用位置P1に前進しないため目標部3が便器9内の目標箇所M1に突出されない。即ち、便座11が下方に回動して閉鎖されているときには、目標部3が便器9内の目標箇所M1に突出されない。故に、下方に回動して閉鎖されている便座11の上に使用者の腰部が載って使用者が排便するときには、保持部材2が使用位置P1に前進せず、ひいては目標部3が便器9内の目標箇所M1に突出されず、退避箇所M2に退避しており、従って便が保持部材2や目標部3に接触することが抑えられ、便による保持部材2や目標部3の汚れを未然に防止することができる。
【0038】
本実施例によれば前述したように、便座11が開放されると、水室41内の水圧により自動的に保持部材2が矢印A1方向に前進して使用位置P1に移動するが、この動作をキャンセルするキャンセル手段として機能するキャンセルスイッチ78が基部10の操作パネルに設けられている。即ち、キャンセルスイッチ78は、放尿のために便座11を開放したとして、保持部材2を使用位置P1に移動させず、ひいては目標部3を目標箇所M1に移動させないものである。
【0039】
従ってキャンセルスイッチ78を操作すれば、第1バルブ61はオフとされ、水室41に水が給水されないため、便座11を開放したとしても保持部材2が使用位置P1に前進せず、退避位置P2に退避したままに維持される。このため、便座11を開放したとしても、付勢バネ22によりピストン状の可動本体20及び可動ロッド部21は矢印A2方向に移動して退避位置P2となり、目標部3が退避箇所M2に退避された状態に維持される。故に便器9内の清掃時にはキャンセルスイッチ78を清掃者が操作すれば、目標部3が便器9内に突き出さず、目標部3が便器9内の清掃の邪魔になることを防止でき、便利である。
【0040】
上記した実施例の通常の制御則によれば、前述したように尿が目標部3に当たったとき、これをセンサ74により検知し、センサ74の検知信号は制御装置100に入力され、制御装置100は音響発生部7のスピーカ駆動回路71を駆動させ、スピーカ70から音響を鳴らすことにしている。更に、スピーカ70から音響を鳴らすことを中止する音響キャンセル手段としての音響キャンセルスイッチ79が基部10の操作パネルに設けられている。従って、夜間等のように静粛性が要請される場合等には、必要に応じて音響キャンセルスイッチ79を使用者が操作し、スピーカ70から音響を鳴らすことを中止することもできる。
【0041】
(第2実施例)
第2実施例は第1実施例と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。以下、第1実施例と異なる部分を中心として説明する。図7は本実施例の制御則を示す。本実施例によれば、尿が目標部3に当たる度合に応じて音響を発生させる。使用者がした尿が目標部3の中心域に当たる命中率を制御装置100が求め、命中率に応じて音響の種類を変更する。尿が目標部3の中心域に当たる命中率は、センサ74が検知する衝撃力の大きさ、あるいは、センサ74が検知する衝撃の時間によって判定する。この制御則を規定するフローチャート(図7参照)は、便座が開放されて便座スイッチ13が操作されると共に起動する。即ち、図7に示すように、初期設定(ステップS102)後に、センサ74の信号を所定回数読み込む(ステップS104,ステップS106)。そして、制御装置100は、目標部3に対する尿の命中率を求める(ステップS108)。従って、ステップS108は、目標部3に対する尿の命中率を演算する演算手段として機能できる。
【0042】
命中率が相対的に低いとき(目標部3に対して外れているときも含む)には、制御装置100は、第1音響を発生させる信号をスピーカ駆動回路71に出力する(ステップS110,ステップS112)。命中率が相対的に中程度のときには第2音響を発生させる信号をスピーカ駆動回路71に出力する(ステップS114,ステップS116)。また命中率が相対的に高いときには第3音響を発生させる信号をスピーカ駆動回路71に出力する(ステップS118,ステップS120)。センサ74が検知する命中率が極めて高いときには第4音響を発生させる信号をスピーカ駆動回路71に出力する(ステップS122)。音響の過度の変更を防止すべく、ステップS124において所定時間待機し、便座11が閉鎖されていなければ、放尿が継続されている可能性が高いため、ステップS104に戻る。また便座11が閉鎖されていれば、放尿が終了しているため、制御装置100は、音響停止信号を出力し(ステップS126,ステップS128)、制御を終了する。ステップS126,ステップS128は、音響を停止させる音響停止手段として機能できる。また便座11の開放が継続したとしても所定時間経過すれば、使用者が便座11の閉鎖動作を忘れたことが推定されるため、音響停止信号を出力し(ステップS130,ステップS128)、制御を終了する。
【0043】
第1音響〜第4音響としては音楽、水流音、格言、放尿に対する助言、動物の鳴き声等を採用することができ、命中率の高低関係を識別できるように命中率の高低関係を明示または暗示する音響を採用することができる。従って、第1音響は、命中率が低いことを明示または暗示する音響とする。第2音響は、命中率が中程度であることを明示または暗示する音響とする。第3音響は、命中率が高いことを明示または暗示する音響とする。第4音響は、命中率が極めて高いことを明示または暗示する音響とする。
【0044】
本実施例においても、尿が目標部3に当たっているときに音響が発生され、その音響を聞きながら放尿できるため、気分が爽快となったり、気ばらしにもなる。更に、尿が目標部3に当たる度合い(命中率)に応じて、音響が発生されるため、気分が一層爽快となったり、気ばらしにもなり、更に、尿を目標部3に命中させようとする使用者の意識を高めることができ、楽しみつつ放尿できるばかりか、便器9周辺への尿の飛散が一層抑制され、トイレの清潔性を更に向上させることができる。
【0045】
(第3実施例)
図8は第3実施例を示す。第3実施例は第1実施例と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。以下、第1実施例と異なる部分を中心として説明する。図8に示すように、センサ74Bを可動ロッド部21のうち目標部3と反対側の部位に搭載している。この場合、尿がかかる目標部3からセンサ74Bを遠ざけることができる。可動ロッド部21に先端部の目標部3に尿がかかると、この衝撃力がモーメントとして可動ロッド部21のうち目標部3と反対側の部位に作用するため、これをセンサ74Bが検知することができる。従って、この検知信号を制御装置100に入力させて音響発生部7のスピーカ駆動回路71を駆動させ、スピーカ70を鳴らす。
【0046】
(第4実施例)
図9は第4実施例を示す。第4実施例は第1実施例と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。以下、第1実施例と異なる部分を中心として説明する。可動機構4の主要素である主筒40は、目標部3の向きを調整する調整機構として機能できる回動部92に矢印R1,R2方向に回動可能に設けられている。回動部92は駆動モータまたは手動操作により回動可能とされている。使用者の好み、使用者の身長(子供、大人)等に応じて、回動部92の回動作用により、主筒40の向きを調整でき、便器9に対する目標部3の向きを調整することができる。
【0047】
(第5実施例)
図10は第5実施例を示す。第5実施例は第1実施例と基本的には同様の構成、同様の作用効果を有する。以下、第1実施例と異なる部分を中心として説明する。尿に含まれている糖、蛋白、潜血等と反応して変色することにより、糖、蛋白、潜血等の異常の有無を簡易的に判定する試薬成分、試薬成分を担持した試験片が、従来、提供されている。そこで本実施例によれば、図10に示すように、当該試薬成分を含む収容する収容部200(試薬収容手段)と、収容部200と洗浄口45とを繋ぐ通路202と、通路202に設けられた開閉バルブ204とを基部10に装備しており、更に、開閉バルブ206を開閉する試薬供給スイッチ208を基部10の操作パネルに装備している。目標部3が退避箇所M2に退避している状態において、つまり、洗浄口45に目標部3が対面している状態において、放尿の際に、試薬供給スイッチ208を操作して開閉バルブ204を開放し、収容部200内の試薬成分を洗浄口45から目標部3に供給することができる。放尿の際に目標部3に尿を当たれば、目標部3に供給された試薬成分と尿とが接触するため、尿成分に異常があれば、試薬成分は尿と反応して変色するため、尿を簡易的に検査することができる。保持部材2が退避位置P2に退避して目標部3が退避箇所M2に退避する際に、目標部3に付着した洗浄成分は、洗浄口45から目標部3に向けて吐出される水により洗浄される。従って洗浄口45は、基部10に設けられ目標部3に付着した洗浄成分を洗浄して除去する試薬除去手段として機能できる。試薬供給スイッチ208及び開閉バルブ204は、基部10に設けられており、目標部3に試薬成分を供給する試薬供給手段として機能できる。
【0048】
(他の実施例)
上記した第1実施例によれば、尿が目標部3に当たったとき、音響発生部7のスピーカ駆動回路71を駆動させ、スピーカ70を鳴らして音響を発生させることにしているが、これに限らず、便座11の開放動作と、音響発生部7による音響発生とを連動させても良い。この場合、便座11が開放されて便座スイッチ13が便座11の開放を検知したとき、あるいは、便座スイッチ13が便座11の開放を検知して所定時間(便座11の開放から放尿開始までの時間を考慮したもの)経過したとき、音響発生部7のスピーカ駆動回路71を駆動させ、スピーカ70を鳴らして音響を発生させると共に、便座11の閉鎖に伴い音響の発生を停止させることにしても良い。この場合、目標部3に取り付けるセンサ74を廃止することができる。即ち、保持部材2が使用位置P1に設定される条件(便座11を開放させること)が満たされたとき、放尿されると推定できるため、放尿音を低減または解消すべく、音響発生部7が音響を発生させることにする。また上記した主筒40に供給する水を溜めるタンク50は、人体の局部を洗浄する洗浄ノズル18用の洗浄水を貯留する温水タンクと共用化しても良い。便座11をもつ便器9に適用しているが、便座11をもたない便器に適用しても良い。その他、本発明は上記し且つ図面に示した実施例のみに限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施できるものである。
【0049】
【発明の効果】
各様相の本発明によれば、使用者(主として男性)が放尿するとき、便器内の目標部は使用者の放尿の目標となる。このため便器内に放尿される確率が増加し、尿の飛散が抑制され、床面などの便器周辺の汚れを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】便器に据え付けられている便座を開放させた状態で、使用者が尿している状態を模式的に示す構成図である。
【図2】便座装置に組み込まれている尿飛散防止装置の構造を模式的に示す構成図である。
【図3】目標部が退避箇所に退避している状態を模式的に示す断面図である。
【図4】目標部の断面図である。
【図5】便座の枢支部付近を便座スイッチと共に示す断面図である。
【図6】制御系を示すブロック図である。
【図7】第2実施例に係り、尿飛散防止のために制御装置が実行するフローチャートである。
【図8】第3実施例に係り、便座装置に組み込まれている尿飛散防止装置の構造を模式的に示す構成図である。
【図9】第4実施例に係り、便座装置に組み込まれている尿飛散防止装置の構造を模式的に示す構成図である。
【図10】第5実施例に係り、便座装置に組み込まれている尿飛散防止装置の構造を模式的に示す構成図である。
【符号の説明】
図中、1は便座装置、10は基部、11は便座、12は便蓋、16は尿飛散防止装置、2は保持部材、20は可動本体、21は可動ロッド部、22は付勢バネ、3は目標部、31は本体、32は緩衝部4は可動機構、41は水室、45は洗浄口(目標部洗浄部)、47は給水口、50はタンク、60は通水路、61は第1バルブ、62は第2バルブ、7は音響発生部、70はスピーカ、74はセンサ(検知手段)、78はキャンセルスイッチ(キャンセル手段)、9は便器を示す。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a toilet seat device having a urine scattering prevention function and a urine scattering prevention device.
[0002]
[Prior art]
2. Description of the Related Art Conventionally, a toilet seat device generally has a base portion installed on a toilet and a toilet seat pivotally supported by the base portion. When urinating into the toilet bowl, the toilet seat of the toilet seat device described above is rotated upward and opened (
[0003]
[Patent Document 1] JP-A-9-111842
[Patent Document 2] JP-A-7-79883
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
As described above, when the user urinates in the toilet bowl, generally, the user is standing in a posture while the toilet seat of the above-described toilet seat device is rotated upward to be opened. . However, a specific part in the toilet bowl is not clearly shown, and it is not always possible to urinate reliably in the toilet bowl. In particular, when a child or the like urinates, there is a risk of contaminating the toilet area such as the floor surface. It was.
[0005]
This invention is made | formed in view of the above-mentioned situation, and makes it a subject to provide the toilet seat apparatus and urine scattering prevention apparatus which can reduce the possibility of soiling toilet surroundings, such as a floor surface, with urine.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
(1) A toilet seat device according to the first aspect of the present invention includes a toilet seat installed in a toilet bowl, a holding member movably provided between a use position facing the toilet bowl and a retracted position retracted from the use position, And a target part that protrudes into the toilet so as to be a target for urination of the user when the holding member is set to the use position. When the user urinates, the holding member is moved to the use position and faces the toilet. As described above, when the holding member is moved to the use position, the target portion held by the holding member protrudes into the toilet and becomes a target for urination of the user. For this reason, scattering of urine is suppressed, and the possibility of soiling around the toilet such as the floor surface is reduced.
[0007]
(2) A toilet seat device according to the second aspect of the present invention is a toilet seat installed on a toilet, a holding member set at a use position facing the toilet, and a target for urination of the user held by the holding member. Thus, the target part protrudes into the toilet bowl, and the target part has a buffer part having a buffering property to suppress scattering of urine. When a user urinates, the target part currently hold | maintained at the holding member protrudes in the toilet bowl, and becomes a user's urination target. For this reason, scattering of urine is suppressed, and the possibility of soiling the toilet surroundings such as the floor surface is reduced. In addition, since the target part has a buffer part having a buffering property that suppresses scattering of urine, even if urine hits the target part, bounce of urine is suppressed, and the possibility of soiling the toilet area such as the floor surface is further reduced. To do.
[0008]
(3) A toilet seat device according to the third aspect of the present invention is a toilet seat installed in a toilet, a holding member set at a use position facing the toilet, and a target for urination of the user held by the holding member. Thus, it has a target part that protrudes into the toilet bowl, and has a target part cleaning part for cleaning the target part. When a user urinates, the target part currently hold | maintained at the holding member protrudes in the toilet bowl, and becomes a user's urination target. For this reason, scattering of urine is suppressed, and the possibility of soiling the toilet bowl such as the floor surface is further reduced. Since urine is applied to the target part, the target part becomes dirty. However, since the target part cleaning unit for cleaning the target part is provided, the target part can be cleaned and the dirt on the target part can be removed.
[0009]
(4) A toilet seat device according to the fourth aspect of the present invention is a toilet seat installed in a toilet bowl, a holding member set at a use position facing the toilet bowl, and held by the holding member as a target for urination of the user. And a target portion that protrudes into the toilet, and has a sound generating portion that generates sound when urine hits the target portion. When a user urinates, the target part currently hold | maintained at the holding member protrudes in the toilet bowl, and becomes a user's urination target. For this reason, scattering of urine is suppressed, and the possibility of soiling the toilet bowl such as the floor surface is further reduced. When the urine hits the target portion, the sound generating portion generates sound, so that the user can urinate while listening to the sound, and the user feels refreshed or distracted. Furthermore, since the unpleasant sound of urine hitting the water in the toilet can also be reduced or eliminated by sound, it can be urinated without hesitation even in a small room, which is environmentally advantageous. Examples of the sound include at least one of music, water currents, maxims, advice for urination, and animal calls.
[0010]
(5) A toilet seat device according to the fifth aspect of the present invention is a toilet seat installed in a toilet bowl, a holding member set at a use position facing the toilet bowl, and held by the holding member as a target for urination of the user. A target portion projecting into the toilet bowl, and a reagent storage means capable of storing a reagent component that reacts with a substance contained in urine and changes color, and a reagent component stored in the reagent storage means And reagent supply means for supplying to the section. When a user urinates, the target part currently hold | maintained at the holding member protrudes in the toilet bowl, and becomes a user's urination target. For this reason, scattering of urine is suppressed, and the possibility of soiling the toilet bowl such as the floor surface is further reduced. When the urine test is performed, the reagent component stored in the reagent storage unit is supplied to the target unit by the operation of the reagent supply unit. In this state, since urine hits the target portion, the reagent component and urine come into contact with each other, and the urine test can be easily performed.
[0011]
(6) A urine scattering prevention device according to the sixth aspect of the present invention includes a base, and a holding member provided on the base so as to be movable between a use position facing the toilet and a retreat position retracted from the use position. And a target portion that protrudes into the toilet so as to be a target for urination of the user when the holding member is held at the use position. When the user urinates, the holding member is moved to the use position and faces the toilet. As described above, when the holding member is moved to the use position, the target portion held by the holding member protrudes into the toilet and becomes a target for urination of the user. For this reason, scattering of urine is suppressed, and the possibility of soiling the toilet bowl such as the floor surface is further reduced. This urine scattering prevention device may be incorporated in the toilet seat device from the beginning, or may be retrofitted to the toilet seat device. In addition, the urine scattering prevention device is incorporated into the toilet seat device together with devices such as washing nozzles and hot air devices that eject water for local washing, or when space is limited, the devices such as hot air devices are eliminated. You can also.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
According to the present invention of each aspect, the following forms can be adopted. The holding member can adopt a form that is provided so as to be movable between a use position that faces the toilet and a retreat position that retreats from the use position. The holding member may be a cylinder system that can be expanded and contracted between the use position and the retracted position, or a swing system that can swing between the use position and the retracted position. In this case, the target portion is held by the holding member, and when the holding member is set at the use position, the target portion protrudes into the toilet and becomes a target for urination of the user.
[0013]
Furthermore, the form provided with the movable mechanism which moves a holding member to a use position with opening of a toilet seat is employable. As the movable mechanism, it is preferable that the holding member is retracted to the retracted position as the toilet seat is closed, and the target portion is also retracted from the urination location. The movable mechanism may be a method in which the holding member is set to the use position by the pressure of water supplied when the toilet seat is opened, or the holding motor is set to the use position by driving the drive motor when the toilet seat is opened. The method to do is also acceptable.
[0014]
In order to further suppress the scattering of urine, the target portion can adopt a form having a buffer portion having a buffering property to suppress the scattering of urine. The buffer portion may be anything that suppresses urine rebound, and examples thereof include a brushed shape, a porous shape, a net shape, and a soft shape. The form which has the target part washing | cleaning part which wash | cleans a target part can be illustrated. It is preferable that the target unit cleaning unit cleans the target unit with a liquid such as water when the holding member is in the process of retracting toward the retracted position or when retracting to the retracted position. The time when the target part cleaning unit cleans the target part is not limited to this.
[0015]
When urine hits the target part, a form having a sound generating part that generates sound can be adopted. In this case, it is preferable that detection means for detecting the degree to which urine hits the target part is provided, and the sound generation part generates sound according to the degree to which the urine detected by the detection means hits the target part. Here, examples of the “degree of urine hitting the target portion” include a hit rate when the urine hits the target central region of the target portion, a time when the urine hits the target portion, and the like. Moreover, the form which has the adjustment mechanism which adjusts the direction of a target part is employable. In this case, the orientation of the target portion can be adjusted according to the height of the user.
[0016]
【Example】
(First embodiment)
Hereinafter, a first embodiment of the present invention will be described in detail with reference to FIGS. As shown in FIG. 1, the
[0017]
When the user (mainly male) urinates into the
[0018]
Further explanation will be given below. As shown in FIG. 2, a movable mechanism 4 that moves the holding
[0019]
As shown in FIG. 2, the
[0020]
As shown in FIG. 2, the holding
[0021]
A sound generation unit 7 (see FIG. 6) that generates sound according to the degree to which urine hits the
[0022]
As shown in FIG. 5, a
[0023]
[Table 1]
[0024]
Here, Table 1 shows the opened / closed state of the
[0025]
Furthermore, explanation is added about use. In the normal state where the
[0026]
The
[0027]
FIG. 6 shows a block diagram of the control system. As shown in FIG. 6, the signal of the
[0028]
Next, a description will be given of when the user (mainly male) urinates in the
[0029]
As a result, due to the water pressure in the
[0030]
Even if urine hits the
[0031]
According to the present embodiment, when the urine hits the
[0032]
When the urine is hitting the
[0033]
Further, as described above, when the urine is hitting the
[0034]
Further, the
[0035]
Since the
[0036]
Since the
[0037]
According to this embodiment, as can be understood from the above description, the water in the
[0038]
According to the present embodiment, as described above, when the
[0039]
Therefore, if the cancel
[0040]
According to the normal control law of the above-described embodiment, when urine hits the
[0041]
(Second embodiment)
The second embodiment has basically the same configuration and the same function and effect as the first embodiment. Hereinafter, a description will be given centering on differences from the first embodiment. FIG. 7 shows the control law of this embodiment. According to this embodiment, sound is generated according to the degree to which urine hits the
[0042]
When the hit rate is relatively low (including when it is out of the target unit 3), the
[0043]
As the first to fourth sounds, music, water currents, maxims, advice for urination, animal calls, etc. can be adopted, and the level of accuracy is clearly indicated or implied so that the level of accuracy can be identified. Sound can be adopted. Therefore, the first sound is sound that clearly or implies that the hit rate is low. The second sound is a sound that clearly or implies that the hit rate is medium. The third sound is a sound that clearly or implies that the hit rate is high. The fourth sound is a sound that clearly or implies that the hit rate is extremely high.
[0044]
Also in the present embodiment, sound is generated when urine hits the
[0045]
(Third embodiment)
FIG. 8 shows a third embodiment. The third embodiment has basically the same configuration and the same function and effect as the first embodiment. Hereinafter, a description will be given centering on differences from the first embodiment. As shown in FIG. 8, the
[0046]
(Fourth embodiment)
FIG. 9 shows a fourth embodiment. The fourth embodiment has basically the same configuration and the same function and effect as the first embodiment. Hereinafter, a description will be given centering on differences from the first embodiment. A
[0047]
(5th Example)
FIG. 10 shows a fifth embodiment. The fifth embodiment has basically the same configuration and the same function and effect as the first embodiment. Hereinafter, a description will be given centering on differences from the first embodiment. Reagent components for easily determining the presence or absence of abnormalities such as sugar, protein, occult blood, etc. by reacting with sugar, protein, occult blood, etc. contained in urine, and test pieces carrying the reagent components Provided. Therefore, according to the present embodiment, as shown in FIG. 10, a storage section 200 (reagent storage means) that stores the reagent component, a
[0048]
(Other examples)
According to the first embodiment described above, when the urine hits the
[0049]
【The invention's effect】
According to each aspect of the present invention, when the user (mainly male) urinates, the target portion in the toilet becomes the urination target of the user. For this reason, the probability of urination in the toilet increases, scattering of urine is suppressed, and contamination around the toilet such as the floor surface can be suppressed.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram schematically showing a state in which a user is urine with a toilet seat installed in a toilet bowl open.
FIG. 2 is a configuration diagram schematically showing a structure of a urine scattering prevention device incorporated in a toilet seat device.
FIG. 3 is a cross-sectional view schematically showing a state in which the target portion is retracted to the retreat location.
FIG. 4 is a cross-sectional view of a target portion.
FIG. 5 is a cross-sectional view showing the vicinity of a pivotal support portion of a toilet seat together with a toilet seat switch.
FIG. 6 is a block diagram showing a control system.
FIG. 7 is a flowchart according to the second embodiment that is executed by the control device to prevent urine scattering.
FIG. 8 is a configuration diagram schematically showing a structure of a urine scattering prevention device incorporated in a toilet seat device according to the third embodiment.
FIG. 9 is a configuration diagram schematically showing a structure of a urine scattering prevention device incorporated in a toilet seat device according to the fourth embodiment.
FIG. 10 is a configuration diagram schematically showing a structure of a urine scattering prevention device incorporated in a toilet seat device according to the fifth embodiment.
[Explanation of symbols]
In the figure, 1 is a toilet seat device, 10 is a base, 11 is a toilet seat, 12 is a toilet lid, 16 is a urine scattering prevention device, 2 is a holding member, 20 is a movable body, 21 is a movable rod portion, 22 is a biasing spring, 3 is a target unit, 31 is a main body, 32 is a buffer unit 4 is a movable mechanism, 41 is a water chamber, 45 is a cleaning port (target cleaning unit), 47 is a water supply port, 50 is a tank, 60 is a water passage, and 61 is The first valve, 62 is the second valve, 7 is the sound generator, 70 is the speaker, 74 is a sensor (detecting means), 78 is a cancel switch (cancelling means), and 9 is a toilet.
Claims (12)
便器内に対面する使用位置と前記使用位置から退避する退避位置とに移動可能に設けられた保持部材と、
前記保持部材に保持され前記保持部材が前記使用位置に設定されるとき使用者の放尿の目標となるように便器内に突出する目標部とを具備することを特徴とする便座装置。A toilet seat installed on the toilet,
A holding member provided movably between a use position facing the toilet and a retreat position retracted from the use position;
A toilet seat device comprising: a target portion that is held by the holding member and projects into the toilet so as to be a target for urination of the user when the holding member is set at the use position.
便器内に対面する使用位置に設定される保持部材と、
前記保持部材に保持され使用者の放尿の目標となるように便器内に突出する目標部とを具備しており、
前記目標部は、尿の飛散を抑制する緩衝性を有する緩衝部を有することを特徴とする便座装置。A toilet seat installed on the toilet,
A holding member set in a use position facing the toilet,
A target portion that is held by the holding member and protrudes into the toilet so as to be a target for urination of the user,
The said target part has a buffer part which has the buffering property which suppresses scattering of urine, The toilet seat apparatus characterized by the above-mentioned.
便器内に対面する使用位置に設定される保持部材と、
前記保持部材に保持され使用者の放尿の目標となるように便器内に突出する目標部とを具備しており、
前記目標部を洗浄する目標部洗浄部を有することを特徴とする便座装置。A toilet seat installed on the toilet,
A holding member set in a use position facing the toilet,
A target portion that is held by the holding member and protrudes into the toilet so as to be a target for urination of the user,
A toilet seat device having a target part cleaning part for cleaning the target part.
前記目標部洗浄部は、前記保持部材が前記退避位置に向けて退避する途中のとき、または、前記保持部材が前記退避位置に退避しているとき、前記目標部を洗浄することを特徴とする便座装置。The holding member according to claim 5, wherein the holding member is movably provided between a use position facing the toilet and a retracted position retracted from the use position, and
The target part cleaning unit cleans the target part when the holding member is in the process of being retracted toward the retracted position or when the holding member is retracted to the retracted position. Toilet seat device.
便器内に対面する使用位置に設定される保持部材と、
前記保持部材に保持され使用者の放尿の目標となるように便器内に突出する目標部とを具備しており、
尿が目標部に当たるとき音響を発生させる音響発生部を有することを特徴とする便座装置。A toilet seat installed on the toilet,
A holding member set in a use position facing the toilet,
A target portion that is held by the holding member and protrudes into the toilet so as to be a target for urination of the user,
A toilet seat device having a sound generation unit that generates sound when urine hits a target unit.
便器内に対面する使用位置に設定される保持部材と、
前記保持部材に保持され使用者の放尿の目標となるように便器内に突出する目標部とを具備しており、
尿に含まれる物質と反応して変色する試薬成分を収容可能な試薬収容手段と、前記試薬収容手段に収容されている試薬成分を前記目標部に供給する試薬供給手段とを有することを特徴とする便座装置。A toilet seat installed on the toilet,
A holding member set in a use position facing the toilet,
A target portion that is held by the holding member and protrudes into the toilet so as to be a target for urination of the user,
A reagent containing means capable of containing a reagent component that reacts with a substance contained in urine and changes color, and a reagent supply means for supplying the reagent component contained in the reagent containing means to the target unit. Toilet seat device.
前記基部に設けられ便器内に対面する使用位置と前記使用位置から退避する退避位置とに移動可能に設けられた保持部材と、
前記保持部材に保持され前記保持部材が使用位置に設定されるとき使用者の放尿の目標となるように便器内に突出する目標部とを具備することを特徴とする尿飛散防止装置。The base,
A holding member provided at the base and movably provided between a use position facing the toilet and a retreat position retracted from the use position;
A urine scattering prevention device, comprising: a target portion that is held by the holding member and protrudes into the toilet so as to be a target for urination of the user when the holding member is set at a use position.
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