JP3922421B2

JP3922421B2 - Toilet device

Info

Publication number: JP3922421B2
Application number: JP2000165242A
Authority: JP
Inventors: 義郎寺田; 実古小路
Original assignee: 東陶機器株式会社
Priority date: 2000-06-01
Filing date: 2000-06-01
Publication date: 2007-05-30
Anticipated expiration: 2020-06-01
Also published as: JP2001342662A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は便器装置に関し、詳しくは用便後の便器洗浄を行う便器装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、用便後に便器を洗浄する装置として、洗浄水タンクの側面等に設けた洗浄操作レバーを回転操作することでタンク底部に設けた洗浄弁を開弁させ、タンク内部の洗浄水を便器に向けて放出し、便器の洗浄を行うようにした便器装置が広く用いられている。
この種洗浄装置は、通常、操作レバーを一方向に回転操作することで大量の洗浄水を放出させて便器の大洗浄を行い、また逆方向に回転操作することで少量の洗浄水を放出して便器を小洗浄するようになっている。
しかしながらこの種洗浄装置の場合、いちいち操作レバーに手を触れて回転操作することが必要で、面倒であるとともに操作レバーに汚れが付き易く、次の使用者が操作レバーに手を触れたときに手が汚れてしまい、必ずしも衛生的でないといった問題があった。また便器使用者が便器使用後において操作レバーの操作をし忘れたりしたときに、便器の洗浄が行われず、次に便器を使用する人が快適に便器を使用できないといった問題があった。
【０００３】
一方、特開平１１−１６６２５８号等で知られるように、便器に着座センサを設け、用便後に着座センサが人体の着座を検知しなくなったときに自動的に洗浄水を放出させて便器洗浄を行うようにしたものも考えられている。この場合、使用者は洗浄操作レバーに触らなくてもよく、また、操作レバーの操作をし忘れたときにも便器洗浄を自動的に行わせることができ、衛生的である。
また、特開平１１−１６６２５８号記載の便器装置では、着座時間により大便、小便の判定を行って大量の洗浄水放出、少量の洗浄水放出を行っており、不必要な水の消費を減らし、経済的である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながらこの従来の自動洗浄装置の場合、着座後、直ぐに便器洗浄が行われるため、健康管理の為に便を確認したい時でも便が流れてしまうという不具合が有った。
【０００５】
【課題を解決するための手段及び作用・効果】
本願の発明はこのような課題を解決するためになされたものである。而して請求項１の発明では、便座への人体の着座を検知する着座検知センサと、便器本体の使用を検知する人体検知センサと、便器本体へ洗浄水を放出させる洗浄弁と、該洗浄弁を該大量放出又は少量放出状態に開弁させて該便器本体の大洗浄又は小洗浄動作を行う弁駆動装置と、該弁駆動装置の作動を制御する制御部とを有し、該制御部は、前記着座検知センサが着座を検知していないことを条件に、便器使用者の前記便座への着座時間が設定時間未満の短時間であるときに人体検知センサによる検知信号消失後前記弁駆動装置を自動的に小洗浄動作させ、また設定時間以上の長時間であるときに、人体検知センサによる検知信号消失後該弁駆動装置を自動的に大洗浄動作させるので、便器前から立ち去った後に便器洗浄を開始させることができ、使用者が健康管理などの目的で便状態を確認することができる。
【０００６】
請求項２の発明では、請求項１記載の発明に加え、便座の起立・倒伏姿勢に関わらず、着座検知センサによる着座時間を検知するようにしたので、水回り用車いすを利用する使用者でも確実に着座時間に応じた洗浄水量とすることができる。
【０００７】
請求項３の発明では、便座への人体の着座を検知する着座検知センサと、便器本体の使用を検知する人体検知センサと、便器本体へ洗浄水を放出させる洗浄弁と、該洗浄弁を該大量放出又は少量放出状態に開弁させて該便器本体の大洗浄又は小洗浄動作を行う弁駆動装置と、該弁駆動装置の作動を制御する制御部と、便座の起立姿勢を検知する検知手段とを有し、該制御部は、前記着座検知センサが着座を検知していないことを条件に、便器使用者の前記便座への着座時間が設定時間以上の長時間であるときに、人体検知センサによる検知信号消失後前記弁駆動装置を自動的に大洗浄動作させ、また設定時間未満の短時間であるとき若しくは該着座時間の長短に関わりなく、便座の起立姿勢を検知したとき、人体検知センサによる検知信号消失後に自動的に該弁駆動装置を小洗浄動作させるので、男子小用の場合には確実に小量の洗浄水量で便器を洗浄することができるので、不必要な水の消費を減らすことができる。
【０００８】
請求項４の発明では、請求項１乃至請求項３のいずれか１項記載の発明に加え、前記弁駆動装置を大洗浄動作又は小洗浄動作させる大洗浄操作部及び小洗浄操作部が更に備えられており、それら大洗浄操作部又は小洗浄操作部の操作が行われたとき、前記制御部が該操作に応じた大洗浄動作又は小洗浄動作を前記弁駆動装置に行わせるので、使用者の意志に応じたタイミング、洗浄水量で洗浄することができる。
【０００９】
請求項５の発明では、請求項４記載の発明に加え、前記制御部は、前記大洗浄操作部又は小洗浄操作部の操作に基づいて前記弁駆動装置を大洗浄動作若しくは小洗浄動作させた場合において、該操作後設定した時間内に人体検知センサによる検知信号消失があった場合には再度の便器洗浄を行わせないので、使用者の意志による洗浄がなされた場合に重複して自動洗浄することを防止することができる。また、用便時の音を消す目的でなされた洗浄の場合には、自動洗浄を行うことができる。
【００１０】
請求項６の発明では、請求項１乃至請求項５のいずれか１項記載の発明に加え、便蓋及び便蓋の倒伏・起立姿勢を検知する検知手段を設け、前記制御部は、該検知手段により便蓋が倒伏している状態を検知している状態で前記人体検知センサが人体を検知した場合には、前記人体検知センサ消失に基づく便器洗浄を行わせないので、掃除等でトイレ内に出入りした人による洗浄を行わないようにすることができ、無駄な洗浄水の使用を防止することができる。
【００１１】
請求項７の発明では、請求項１乃至請求項６のいずれか１項記載の発明に加え、着座検知センサにより着座を検出している間は、前記人体検知センサの検知信号に関わらず人体検知があるものとみなすので、何らかの原因で着座中にも関わらず人体検知センサの検知信号が消失した場合でも、確実に使用者が居ることを判別できる。このため、着座中に不意に便器洗浄が行われるといった不具合が無い。
【００１２】
請求項８の発明では、請求項１乃至請求項７のいずれか１項記載の発明に加え、着座検知センサにより着座検出の消失後、さらに人体検知センサにより人体を確認し、その後人体検知センサにより人体が消失したことをもって便器洗浄を行うので、使用者が便器を使用し、便器前から立ち去ったことを確実に検知した場合のみ便器洗浄を行うことができ、誤検知による無駄な洗浄水の使用を防止することができる。
【００１３】
請求項９の発明では、請求項８記載の発明に加え、着座検知センサによる着座検出の消失後、所定時間以内に人体検知センサによる人体検知が無い場合には便器洗浄を行わないので、使用者が便器を使用し、便器前から立ち去ったことを確実に検知した場合のみ便器洗浄を行うことができ、誤検知による無駄な洗浄水の使用を防止することができる。
【００１４】
請求項１０の発明では、請求項１乃至請求項７のいずれか１項記載の発明に加え、前記着座検知センサによる着座検出がなくなった時点で、該着座検出がなくなるまでの第２所定時間以内に人体検知センサによる検知信号が消失していた場合には、前記人体検知センサによる検知信号消失後第２所定時間経過した時点以降に便器洗浄を行うので、例えば便器横にドアがあり、人体検知センサによる検知信号消失が着座検知センサによる検知信号消失よりも早い場合でも、使用者が便器を使用し、便器前から立ち去ったことを確実に検知した場合のみ便器洗浄を行うことができ、誤検知による無駄な洗浄水の使用を防止することができる。
【００１６】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施例を図面に基づいて詳しく説明する。図１は本例の便器装置を示したもので、図中１０は便器本体、１２、１４は便器本体１０に対して開閉可能に取り付けられた便座及び便蓋である。
本例の便器本体１０内には、局部洗浄水を上向きに噴出して肛門を局部洗浄する洗浄ノズル１８が備えられ、その洗浄ノズル１８からの洗浄水噴出操作を行うノズルスイッチ（局部洗浄操作部）２０を有するリモコン装置２２が付設されている。このリモコン装置２２には、各種操作スイッチの操作に基づく操作信号を光信号として発信する発光部２４が設けられている。
３６は外郭ケーシングで、内部に便器洗浄水を貯える洗浄水タンクが収容されている。この外郭ケーシング３６の後面隅部には受光部２８が設けられており、リモコン装置２２における発光部２４から発せられた光信号が、この受光部２８で受信されるようになっている。
外郭ケーシング３６の内部には、また、上記洗浄水タンクとともに制御部３０が収容されており、上記受光部２８で受信された信号がこの制御部３０へと送られる。制御部３０はその信号に基づいて噴出機能部３２を作動させ、洗浄ノズル１８先端から局部洗浄水の噴出を行わせる。或いはまた後述の弁駆動装置３４を作動させ、便器洗浄を行わせる。具体的には、便器本体１０に対して洗浄水タンク内部の洗浄水を放出させ、便器本体１０の洗浄を行わせる。
【００１７】
上記リモコン装置２２には、その便器洗浄操作のための操作スイッチ、詳しくは大洗浄操作のための大洗浄スイッチ（大洗浄操作部）２６Ａ及び小洗浄スイッチ（小洗浄操作部）２６Ｂが備えられている。
このリモコン装置２２には、また、使用頻度の低いその他の操作スイッチを隠蔽する開閉可能な蓋２５が備えられており、その蓋２５の内側に非接触即ちノンタッチで自動的に便器洗浄を行わせるための、即ち自動洗浄モードを選択するための入／切スイッチ２７が設けられている。このスイッチ２７を入の状態にすることでかかる自動洗浄モードを実行させることができる。
【００１８】
図１に示しているように本例の便器装置には、便座に着座した人体を検知する着座検知センサ１６、便器前方の人体を検知する人体検知センサ１７が組み込まれている。ここで着座検知センサ１６及び人体検知センサ１７は、図２に示すように、便座１２の姿勢に連動して移動することで便座後端部分を避けて、便座倒伏状態／便座起立状態の何れにおいても、着座及び便器前方の人体を検知可能なものとしている。これは便座のヒンジ部に組込んだ磁石とその磁力を検知するホールＩＣによる便座姿勢検知手段（便座姿勢検知センサ）５１（図４参照）と、着座検知センサ１６及び人体検知センサ１７を駆動するステッピングモータ及びその駆動力を伝達するタイミングベルトとによるセンサ駆動部５０（図４参照）とで実現することが可能である。
【００１９】
図１に示しているように洗浄水タンクの底部には、その内部に貯えられた便器洗浄のための洗浄水を排出させる排出口４０が設けられており、その排出口４０が、洗浄弁としての排水弁４２によって開閉されるようになっている。
排水弁４２は、外郭ケーシング３６に回転可能に設けられた引上げロッド４４に対して鎖４６を介して連結されており、その引上げロッド４４の回転操作に基づいて排水弁４２が引き上げられ、排出口４０が開かれるようになっている。
この引上げロッド４４には、外郭ケーシング３６の外側にレバー形式の操作レバー４８が取り付けられている。また更に外郭ケーシング３６の内部において、引上げロッド４４に対し弁駆動装置３４が連結されている。
弁駆動装置３４は、駆動モータと、内部において互いに噛み合う２つのギヤとを有している。一方のギヤは駆動モータの出力軸に固設されており、また他方のギヤは引上げロッド４４に固設されており、それらのギヤの噛合いに基づいて、引上げロッド４４が駆動モータに対し作動的に連結されている。
【００２０】
この弁駆動装置３４は排水弁４２を自動で開閉するためのものであり、また操作レバー４８は排水弁４２を手動で開閉操作するためのものである。ここで上記引上げロッド４４は、操作レバー４８を図中左方向、つまり時計方向に回転操作すると同方向に大きく回転し、排水弁４２を大きく引き上げて排出口４０を全開状態とする。ここにおいて洗浄水タンク内部の洗浄水全体が一挙に便器本体１０に向けて大量放出され、便器本体１０の大洗浄が行われる。
一方、操作レバー４８を図中右方向、つまり反時計方向に回転操作すると、引上げロッド４４が同方向に比較的小さな角度で回転させられ、排水弁４２が排出口４０から僅かに持ち上げられた状態に保持される。
従ってこのときには洗浄水タンク内の洗浄水は、排出口４０と排水弁４２との間の比較的小さな隙間を通じて便器本体１０に排出され、便器本体１０の小洗浄が行われる。即ち洗浄水タンク内の洗浄水が少量放出されて、便器本体１０の小洗浄が行われる。而して操作レバー４８を反時計方向に一定時間回転維持した後、これを元に戻すと、排水弁４２が排出口４０を閉じて洗浄水の放出が停止する。
上記弁駆動装置３４は、操作レバー４８の手動操作に代わって機械的に同様の操作を行い、以て便器本体１０の大洗浄若しくは小洗浄動作を行う。
【００２１】
図３は、着座検知センサ１６及び人体検知センサ１７の夫々の概略の検知範囲を説明するための側面図、図４は制御システムのブロック図、図５は、本例の便器装置の動作を説明するための説明図，図６、図７、図８は本例における動作を示すタイムチャートである。
本例では使用者が便座１２に一定時間ｔ１以上（本例では６秒以上）着座したときに、そこで初めて実質的に着座動作が行われたものとみなし、以下の動作を実行する。
【００２２】
図６において、手動洗浄スイッチ、即ちリモコン装置２２における大洗浄スイッチ２６Ａ（又は小洗浄スイッチ２６Ｂ）がオン操作されたときに弁駆動装置３４が駆動させられ、便器本体１０の大洗浄（又は小洗浄）が実行される。
その後所定時間ｔ２内（この例では６０秒以内）に使用者がトイレ室内から立ち去ると、再び便器洗浄は行われず（図６（ｂ）参照）、着座時間の計測値がリセットされる。
使用者が便座１２に所定時間ｔ３（この例では３０秒）継続して着座した後、便座１２から離座し且つ所定時間ｔ４（この例では３秒程度）以内に使用者を検知すれば、その検知信号消失後所定時間ｔ５経過後（この例では６秒程度）に弁駆動装置３４が大洗浄動作させられ、便器本体１０の大洗浄が行われるとともに着座時間の計測値がリセットされる。（図６（ａ）参照）
【００２３】
なお、所定時間ｔ４（ここでは３秒）以内に人体検知がされない場合には便器洗浄を実行しない（図７（ｂ）参照）が、これは退室する前には必然的に人体検知がなされるはずなので、検知がなされない場合には何らかの異常が発生したと判断したためである。なお、図３に示すような人体検知範囲、着座検出範囲であるため、使用者が便器装置１０の横方向に離座した場合は図７に示すように人体検知センサ１７による検出信号が着座検知センサ１６による検出信号よりも先に消失する場合があるので、所定時間ｔ４以内に人体検知がされない場合でも、着座検知信号消失前の所定時間ｔ６（ここでは３秒）内に人体検知信号の消失があったかを確認し、該消失があった場合には、消失があった時点から所定時間ｔ６及び所定時間ｔ５経過後に弁駆動装置３４を大洗浄動作する(図７（ａ）参照)。なお、所定時間ｔ５を待たず、人体検知信号の消失時点から所定時間ｔ６経過後、ただちに便駆動装置３４を大洗浄動作するようにしてもよく、いずれにしても人体検知信号消失から所定時間ｔ６を経過以降の時点で大洗浄を行う。
【００２４】
なお、図８に示すように、着座検知中に人体検知信号が消失した場合でも、人体検知信号はあるものとみなして制御を続行する。
【００２５】
また、着座からｔ３（３０秒）未満の短時間で使用者が便座１２から離座したときには、自動的に使用者が小用をなしたものとみなして、便座１２から離座し且つ所定時間ｔ４（この例では３秒程度）以内に使用者を検知すれば、その検知信号消失後所定時間ｔ５経過後（この例では６秒程度）に制御部３０が弁駆動装置３４を小洗浄動作させ、便器本体１０を小洗浄させるとともに着座時間の計測値がリセットされる。（図９参照）
【００２６】
一方、大洗浄スイッチ及び小洗浄スイッチ２６Ａ，２６Ｂの何れもが操作されず、且つ着座から３０秒以上経過した後に使用者が便座１２から脱座したときには、使用者が大用をなしたものとみなして、上述と同様に便器本体１０の大洗浄が自動的に行われるとともに着座時間の計測値のリセットが行われる。（図７（ａ）参照）
上記のように本例の便器装置にあっては、便座１２への使用者の着座時間が計測され、そしてその着座時間が所定時間ｔ３（この例では３０秒）未満の短時間である場合には使用者が便器洗浄のための操作を行わなくても、退室後において自動的に便器本体１０の小洗浄が行われる。
即ち着座時間が短時間である場合には使用者が小用をしたものとみなされ、便器本体１０の小洗浄が行われる。一方において着座時間が所定時間ｔ３以上の長時間である場合、退室後において便器本体１０の大洗浄が自動的に行われる。
即ち本例の便器装置は、着座時間の長短に基づいて大用か小用かが判定され、それに応じて便器本体１０が自動的に大洗浄又は小洗浄される。これにより便器本体１０を、無駄に多量の水を使うことなく適正に洗浄することができる。
【００２７】
一方において本例の便器装置では、着座信号消失後所定時間ｔ４以内に人体検知信号が無い場合には異常とみなして便器洗浄をキャンセルする。
【００２８】
本例の便器装置の場合、便器使用後において自動的に便器洗浄を行うため、使用者が便器洗浄のための操作部を操作し忘れることがあっても、便器洗浄が行われずに次の使用者が不快感を感じるといった問題を解消することができる。また、トイレ室内に滞在している間は便器洗浄を行わないので、使用者が自分の便の状態を確認することができるので、自己の健康管理を行うことができる。
【００２９】
本例の便器装置では、大洗浄スイッチ２６Ａ，小洗浄スイッチ２６Ｂの操作が行われたとき、その操作に応じた大洗浄動作又は小洗浄動作を優先的に行わせるようにしている。これら大洗浄スイッチ２６Ａ，小洗浄スイッチ２６Ｂの操作は使用者の直接的な意志に基づくものであり、従ってそれらスイッチ２６Ａ，２６Ｂの操作に応じた大洗浄動作又は小洗浄動作を優先的に行うようにすることで、より正確に大用，小用に応じた便器洗浄を適正に行わせることができる。
【００３０】
本例では、便座１２への入室中に大洗浄スイッチ２６Ａ，小洗浄スイッチ２６Ｂの操作があり、所定時間ｔ２（本例では６０秒）以内に使用者が立ち去った場合には、自動的な便器洗浄を行わない様にしているが、この理由は、もし用便前に操作された場合には、これは本来の便器洗浄ではなく、洗浄音を発生させる目的で大洗浄スイッチ２６Ａ，小洗浄スイッチ２６Ｂが操作されたのであるから、その後用を足す時間及び退室するまでの準備時間があるので、その場合には６０秒は少なくとも時間がかかるとみなし、そういった場合にも自動的な洗浄を行わせるためである。同時に、用便後に離座して大洗浄スイッチ２６Ａ，小洗浄スイッチ２６Ｂの操作を行った場合には少なくとも６０秒以内には退室するであろうから、そういった場合には重複した無駄な洗浄を行わない様にするためでもある。
【００３１】
尚、着座時間の長短を判定するための所定時間ｔ３は、リモコン装置２２における所定の操作部で変更できるようにしておくことができる。
【００３２】
尚、本例では実質的に便器の洗浄動作時に着座時間の計測値がリセットされるようになっているが、これを人体検知信号消失から所定時間（例えば６秒）経過後にリセットするようにしてもよい。
【００３３】
他方、男性の小便時には、図５(III)に示すようにリモコン装置２２を操作することで便座開閉装置（図示無）を駆動し、便座１２を自動的に開くことができる。この便座１２、便蓋６１４開放位置においても、人体検知センサ１７は前方に開放される状態（投光部と受光部が便座に遮られない状態）となり、便座１２の上方に向けて投光を行うので、図５（IV）に示すように便器前方の人体を検知することが可能となる。従って、便器前の人体が小用を済ませ、立ち去った際には、人体検知センサ１７による人体検知信号が消失するため、その信号に基づき、弁駆動装置３４を駆動し、自動的に洗浄を行うことができる。この際、便座１２の起立姿勢を検知し、この検知信号に基づいて少な目の洗浄水量で便器洗浄することが可能である。
【００３４】
なお、図２に示しているように、便座１２が起立した状態にあるときには、人体検知センサ１７がそのままの位置では便座１２の後端にて一部の検知領域が隠れた状態となり、使用者が便器使用後に便器前から立ち去ったとき、人体検知センサ１７はこれを検知できない。そこで、便座１２の開検知信号（便座のヒンジ部分に組込まれた磁石による磁界を検出するホールＩＣにて構成する便座姿勢検知センサ５１）により、人体検知センサ１７及び着座検知センサ１６をセンサ用駆動部５０により下方に移動させる。これにより、図５（IV）に示すように便器前方の人体を検知することが可能となる。
そして、便蓋６及び便座５が閉じられると、便座２の閉検知信号により、人体検知センサ１７及び着座検知センサ１６をセンサ駆動部５０により上方に移動させ、元の位置に戻す。これにより、再び、人体検知センサ１７が前方に開放される状態となり、便蓋１４の上方に向けて投光ができる。
従って、再び、便器前方の人体を検知することが可能となり、使用者が近づいたときは、人体検知センサ１７による人体検知を行うことが可能となる。なお、便蓋１４が倒伏状態においても人体検知を行っているので、掃除等でトイレ室内に出入りした人を検知して、自動洗浄することが考えられるので、便座姿勢検知手段５１と同様の機構を用いた便蓋姿勢検知手段５２を設け、便蓋閉止時には自動洗浄を行わないようにすることもできる。
【００３５】
前記した例では、便座起立姿勢を検知し、起立時には自動的に小洗浄を行うこととしたが、水回り用車いすで用を足す場合には、便座１２を持ち上げて大便を行う。従って、このような使用者を考慮して、便座起立時にも着座検知センサ１６の信号を用いて、図６乃至図９に示した制御と同様に、大小判定を行い、自動洗浄することも可能である。なお、この切換はリモコン装置２２に設けた水回り対応入切スイッチ２１で行うことができる。
【００３６】
また、図１０に示すように、人体検知信号消失後ｔ５秒後に自動洗浄を開始するのではなく、着座検知信号消失後ｔ５秒後に自動洗浄を開始するようリモコン装置２２に設けた洗浄開始タイミング選択スイッチ２９を操作することで変更することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例である便器装置の全体図である。
【図２】同実施例の着座検知センサ１６及び人体検知センサ１７の便座１２に連動した動作を説明するための概略側断面図
【図３】同実施例の着座検知センサ１６及び人体検知センサ１７の各検出範囲Ａ、Ｂの概略を示す側面図
【図４】同実施例の制御系統のブロック図である。
【図５】同実施例の便器装置の動作を示す説明図である。
【図６】同実施例の便器装置における制御システムのタイムチャート図（洗浄スイッチと自動洗浄との関係を示す）
【図７】同実施例の便器装置における制御システムのタイムチャート図（着座検知信号消失と人体検知信号消失との時間差による自動洗浄実施有無）
【図８】同実施例の便器装置における制御システムのタイムチャート図（着座信号発生中は人体検知信号有りとみなした場合）
【図９】同実施例の便器装置における制御システムのタイムチャート図（小判定時）
【図１０】同実施例の便器装置における制御システムのタイムチャート図（着座信号消失時／人体信号消失時の洗浄開始タイミング切換）
【符号の説明】
１０便器本体
１２便座
１６着座検知センサ
１７人体検知センサ
１８洗浄ノズル
２０ノズルスイッチ（局部洗浄操作部）
２６Ａ大洗浄スイッチ（大洗浄操作部）
２６Ｂ小洗浄スイッチ（小洗浄操作部）
２９選択スイッチ
３０制御部
３４弁駆動装置
４０排出口
４２排水弁（洗浄弁）
５１便座の起立姿勢を検知する検知手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a toilet device, and more particularly to a toilet device that performs toilet cleaning after use.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a device for washing toilet bowls after toilets, the washing valve provided at the bottom of the tank is opened by rotating the washing operation lever provided on the side of the washing water tank, etc., and the washing water inside the tank is put into the toilet bowl. Toilet devices that are discharged toward and wash toilets are widely used.
This kind of washing device usually performs large washing of the toilet by releasing a large amount of washing water by rotating the operation lever in one direction, and releasing a small amount of washing water by rotating in the opposite direction. The toilet bowl is washed slightly.
However, in this type of cleaning device, it is necessary to rotate the operation lever by touching it one by one, which is cumbersome and easy to get dirty on the operation lever. When the next user touches the operation lever, There was a problem that hands were dirty and not necessarily hygienic. Further, when the toilet user forgets to operate the operation lever after using the toilet bowl, the toilet bowl is not washed, and the person who uses the toilet bowl cannot use the toilet comfortably.
[0003]
On the other hand, as known in Japanese Patent Application Laid-Open No. 11-166258, a toilet is provided with a seating sensor, and when the seating sensor no longer detects seating of the human body after the toilet, the flushing water is automatically discharged to clean the toilet. Something to do is also considered. In this case, the user does not need to touch the washing operation lever, and when the user forgets to operate the operation lever, the toilet bowl can be automatically washed, which is hygienic.
Further, in the toilet device described in JP-A-11-166258, stool and urine are determined according to the sitting time to release a large amount of washing water and a small amount of washing water, thereby reducing unnecessary water consumption, Economical.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of this conventional automatic washing apparatus, since the toilet bowl is washed immediately after sitting, the stool flows even when it is desired to check the stool for health management.
[0005]
[Means for solving the problems and actions / effects]
The invention of the present application has been made to solve such problems. Thus, in the invention of claim 1, a seating detection sensor for detecting the seating of the human body on the toilet seat, a human body detection sensor for detecting the use of the toilet body, a cleaning valve for discharging cleaning water to the toilet body, and the cleaning A valve drive device that opens the valve in a large discharge or small discharge state to perform a large washing or small washing operation of the toilet body, and a control unit that controls the operation of the valve drive device, the control unit The valve drive after the detection signal disappears by the human body detection sensor when the seating time of the toilet user is shorter than the set time on the condition that the seating detection sensor does not detect the seating. After leaving the front of the toilet, the device automatically performs a small washing operation, and the valve driving device automatically performs a large washing operation after the detection signal from the human body detection sensor disappears when it is longer than the set time. Starting toilet flushing It can be, the user can check the flight status for the purpose of health management.
[0006]
In the invention of claim 2, in addition to the invention of claim 1, the seating time is detected by the seating detection sensor regardless of the standing / falling posture of the toilet seat, so even a user using a water wheelchair The amount of washing water according to the sitting time can be surely set.
[0007]
In the invention of claim 3, a seating detection sensor for detecting the seating of a human body on the toilet seat, a human body detection sensor for detecting use of the toilet body, a cleaning valve for discharging cleaning water to the toilet body, and the cleaning valve A valve driving device that opens a large amount or a small amount of the valve to perform a large washing or small washing operation of the toilet body, a control unit that controls the operation of the valve driving device, and a detection means that detects the standing posture of the toilet seat The controller detects the human body when the sitting time of the toilet user on the toilet seat is longer than a set time on the condition that the seating detection sensor does not detect the seating. After the detection signal from the sensor disappears, the valve drive device is automatically washed greatly, and human body detection is performed when the posture of the toilet seat is detected for a short time less than the set time or regardless of the length of the seating time. Detection signal extinction by sensor Since the valve drive device is automatically made to perform a small washing operation later, it is possible to reliably wash the toilet bowl with a small amount of washing water in the case of small boys, thus reducing unnecessary water consumption. .
[0008]
In addition to the invention according to any one of claims 1 to 3, the invention according to claim 4 further includes a large washing operation section and a small washing operation section for causing the valve drive device to perform a large washing operation or a small washing operation. When the large washing operation unit or the small washing operation unit is operated, the control unit causes the valve driving device to perform the large washing operation or the small washing operation according to the operation. Can be cleaned with the timing and amount of water according to the will.
[0009]
In the invention of claim 5, in addition to the invention of claim 4, the control unit causes the valve drive device to perform a large washing operation or a small washing operation based on an operation of the large washing operation unit or the small washing operation unit. In this case, when the detection signal disappears by the human body detection sensor within the set time after the operation, the toilet bowl is not washed again. Can be prevented. Moreover, in the case of the washing | cleaning made in order to silence the sound at the time of a stool, automatic washing | cleaning can be performed.
[0010]
In addition to the invention of any one of claims 1 to 5, the invention of claim 6 is provided with a detection means for detecting the toilet lid and the lying / standing posture of the toilet lid, and the control unit is configured to detect the detection. When the human body detection sensor detects a human body in a state where the toilet lid is in a lying state by means, the toilet cleaning based on the disappearance of the human body detection sensor is not performed. Therefore, it is possible to prevent the person who has entered and exited from performing the cleaning, and it is possible to prevent the use of unnecessary cleaning water.
[0011]
In the invention of claim 7, in addition to the invention according to any one of claims 1 to 6, while detecting the seating by the seating detection sensor, the human body detection regardless detection signal of the human body detection sensor Therefore, even when seated for some reason, the detection signal of the human body detection sensor disappears, it can be determined that there is a user reliably. For this reason, there is no malfunction that toilet bowl washing is performed unexpectedly while sitting.
[0012]
In the invention of claim 8, in addition to the invention of any one of claims 1 to 7 , after the disappearance of the seating detection by the seating detection sensor, the human body is further confirmed by the human body detection sensor, and then the human body detection sensor. Since the toilet is washed when the human body disappears, the toilet can be washed only when the user uses the toilet and it is detected that it has left the toilet. Can be prevented.
[0013]
In the invention of claim 9, in addition to the invention of claim 8, after the disappearance of the seating detection by the seating detection sensor, if the human body detection by the human body detection sensor is not performed within a predetermined time, the toilet bowl is not washed. However, the toilet bowl can be washed only when the toilet is used and when it is reliably detected that the person has left the toilet bowl, and wasteful washing water due to erroneous detection can be prevented.
[0014]
In the invention of claim 10, in addition to the invention according to any one of claims 1 to 7, when the by seating detection the seating detection sensor Tsu of no, the second predetermined until the seating detection is eliminated when detection known signals that by the human body detection sensor had lost Tei within time, since the toilet flushing after the elapse said human body detection that by the sensor detection known signal a second predetermined time after the disappearance, for example toilet bowl Even if there is a door on the side and the detection signal disappears by the human body detection sensor earlier than the detection signal disappears by the seating detection sensor, the toilet is washed only when the user uses the toilet and reliably detects that he has left the toilet. It is possible to prevent the use of wasted cleaning water due to erroneous detection.
[0016]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Next, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. FIG. 1 shows a toilet device of the present example, in which 10 is a toilet body, and 12 and 14 are a toilet seat and a toilet lid attached to the toilet body 10 so as to be openable and closable.
In the toilet body 10 of the present example, a cleaning nozzle 18 is provided for spraying the local cleaning water upward to locally clean the anus, and a nozzle switch (local cleaning operation unit) for performing the cleaning water ejection operation from the cleaning nozzle 18 ) 20 is attached. The remote control device 22 is provided with a light emitting unit 24 that transmits operation signals based on operations of various operation switches as optical signals.
Reference numeral 36 denotes an outer casing in which a wash water tank for storing toilet flush water is accommodated. A light receiving unit 28 is provided at the rear corner of the outer casing 36, and an optical signal emitted from the light emitting unit 24 in the remote control device 22 is received by the light receiving unit 28.
A control unit 30 is housed in the outer casing 36 together with the washing water tank, and a signal received by the light receiving unit 28 is sent to the control unit 30. Based on the signal, the control unit 30 activates the ejection function unit 32 to eject the local washing water from the tip of the washing nozzle 18. Alternatively, a later-described valve driving device 34 is operated to perform toilet cleaning. Specifically, the toilet body 10 is caused to discharge the cleaning water inside the cleaning water tank, and the toilet body 10 is cleaned.
[0017]
The remote control device 22 includes an operation switch for the toilet cleaning operation, specifically, a large cleaning switch (large cleaning operation unit) 26A and a small cleaning switch (small cleaning operation unit) 26B for the large cleaning operation. Yes.
The remote control device 22 is also provided with an openable / closable lid 25 that conceals other operation switches that are not frequently used. The toilet 25 automatically performs non-contact, that is, non-touch, toilet cleaning. An on / off switch 27 for selecting the automatic cleaning mode is provided. The automatic cleaning mode can be executed by setting the switch 27 to the on state.
[0018]
As shown in FIG. 1, the toilet device of this example incorporates a seating detection sensor 16 for detecting a human body seated on a toilet seat and a human body detection sensor 17 for detecting a human body in front of the toilet bowl. Here, as shown in FIG. 2, the seating detection sensor 16 and the human body detection sensor 17 move in conjunction with the posture of the toilet seat 12 to avoid the rear end portion of the toilet seat, and in either the toilet seat lying state or the toilet seat standing state. In addition, it is possible to detect the human body in front of the sitting and toilet. This drives a toilet seat posture detection means (toilet seat posture detection sensor) 51 (see FIG. 4), a seating detection sensor 16 and a human body detection sensor 17 using a Hall IC that detects a magnet incorporated in the hinge portion of the toilet seat and its magnetic force. This can be realized by a sensor driving unit 50 (see FIG. 4) using a stepping motor and a timing belt that transmits the driving force.
[0019]
As shown in FIG. 1, the bottom of the wash water tank is provided with a discharge port 40 for discharging wash water stored in the toilet for washing the toilet bowl, and the discharge port 40 serves as a wash valve. The drain valve 42 is opened and closed.
The drain valve 42 is connected to a pull-up rod 44 rotatably provided in the outer casing 36 via a chain 46. The drain valve 42 is lifted based on the rotation operation of the pull-up rod 44, and the discharge port 40 is opened.
A lever-type operation lever 48 is attached to the pulling rod 44 outside the outer casing 36. Further, a valve driving device 34 is connected to the pulling rod 44 inside the outer casing 36.
The valve drive device 34 has a drive motor and two gears that mesh with each other. One gear is fixed to the output shaft of the drive motor, and the other gear is fixed to the pulling rod 44, and the pulling rod 44 operates with respect to the drive motor based on the meshing of these gears. Connected.
[0020]
The valve drive device 34 is for automatically opening and closing the drain valve 42, and the operation lever 48 is for manually opening and closing the drain valve 42. Here, the pulling rod 44 rotates greatly in the same direction when the operating lever 48 is rotated in the left direction in the drawing, that is, in the clockwise direction, and the drain valve 42 is largely pulled up so that the discharge port 40 is fully opened. Here, the entire wash water inside the wash water tank is discharged in a large amount toward the toilet main body 10 at once, and the toilet main body 10 is largely washed.
On the other hand, when the operating lever 48 is rotated in the right direction in the drawing, that is, counterclockwise, the pulling rod 44 is rotated at a relatively small angle in the same direction, and the drain valve 42 is slightly lifted from the discharge port 40. Retained.
Accordingly, at this time, the wash water in the wash water tank is discharged to the toilet body 10 through a relatively small gap between the discharge port 40 and the drain valve 42, and the toilet body 10 is subjected to small washing. That is, a small amount of washing water in the washing water tank is discharged, and the toilet main body 10 is slightly washed. Thus, after the operating lever 48 is kept rotating counterclockwise for a certain period of time and then returned to its original position, the drain valve 42 closes the discharge port 40 and the discharge of the washing water stops.
The valve drive device 34 performs a mechanically similar operation in place of the manual operation of the operation lever 48, thereby performing a large washing or a small washing operation of the toilet body 10.
[0021]
FIG. 3 is a side view for explaining the approximate detection ranges of the seating detection sensor 16 and the human body detection sensor 17, FIG. 4 is a block diagram of the control system, and FIG. 5 illustrates the operation of the toilet device of this example. FIG. 6, FIG. 7, and FIG. 8 are time charts showing the operation in this example.
In this example, when the user sits on the toilet seat 12 for a predetermined time t1 or more (6 seconds or more in this example), it is assumed that the seating operation is substantially performed for the first time, and the following operation is executed.
[0022]
In FIG. 6, when the manual washing switch, that is, the large washing switch 26A (or the small washing switch 26B) in the remote control device 22 is turned on, the valve driving device 34 is driven, and the toilet main body 10 is largely washed (or small washed). ) Is executed.
Thereafter, when the user leaves the toilet room within a predetermined time t2 (in this example, within 60 seconds), toilet flushing is not performed again (see FIG. 6B), and the measured value of the sitting time is reset.
If the user sits on the toilet seat 12 continuously for a predetermined time t3 (30 seconds in this example), then leaves the toilet seat 12 and detects the user within the predetermined time t4 (about 3 seconds in this example), After a predetermined time t5 elapses after the detection signal disappears (in this example, about 6 seconds), the valve drive device 34 is caused to perform a large washing operation, the toilet body 10 is largely washed, and the measured value of the sitting time is reset. (See Fig. 6 (a))
[0023]
If the human body is not detected within the predetermined time t4 (here, 3 seconds), the toilet bowl cleaning is not executed (see FIG. 7B), but this is inevitably performed before leaving the room. This is because it is determined that some abnormality has occurred when no detection is made. Since the human body detection range and the seating detection range are as shown in FIG. 3, when the user is seated in the lateral direction of the toilet device 10, the detection signal from the human body detection sensor 17 is shown as the seating detection as shown in FIG. Since it may disappear before the detection signal from the sensor 16, even if the human body is not detected within the predetermined time t4, the human body detection signal disappears within the predetermined time t6 (here, 3 seconds) before the seating detection signal disappears. If there is a disappearance, the valve drive device 34 is subjected to a large washing operation after the elapse of the predetermined time t6 and the predetermined time t5 from the time of the disappearance (see FIG. 7A). Note that the stool drive device 34 may be subjected to a large washing operation immediately after the elapse of the predetermined time t6 from the disappearance of the human body detection signal without waiting for the predetermined time t5, and in any case, the predetermined time t6 from the disappearance of the human body detection signal. Large washing is performed at the time after elapse of
[0024]
As shown in FIG. 8, even if the human body detection signal disappears during the seating detection, the human body detection signal is regarded as being present and the control is continued.
[0025]
Further, when the user leaves the toilet seat 12 in a short time less than t3 (30 seconds) after sitting, the user is automatically regarded as having made a small use, and is separated from the toilet seat 12 for a predetermined time. If the user is detected within t4 (in this example, about 3 seconds), the control unit 30 causes the valve drive device 34 to perform a small cleaning operation after a predetermined time t5 has elapsed (in this example, about 6 seconds) after the detection signal disappears. The toilet body 10 is slightly washed and the measured value of the sitting time is reset. (See Figure 9)
[0026]
On the other hand, when neither the large washing switch nor the small washing switch 26A, 26B is operated, and the user leaves the toilet seat 12 after 30 seconds or more from the seating, the user makes a large use. Accordingly, the toilet main body 10 is automatically washed in the same manner as described above, and the measurement value of the sitting time is reset. (See Fig. 7 (a))
As described above, in the toilet device of this example, when the seating time of the user on the toilet seat 12 is measured and the seating time is shorter than the predetermined time t3 (30 seconds in this example), Even if the user does not perform an operation for cleaning the toilet bowl, the toilet main body 10 is automatically cleaned after leaving the room.
That is, when the sitting time is short, it is considered that the user has made a small use, and the toilet body 10 is washed slightly. On the other hand, when the sitting time is a long time that is equal to or longer than the predetermined time t3, the toilet body 10 is automatically washed after leaving the room.
That is, the toilet device of this example is determined to be large or small based on the length of the sitting time, and the toilet main body 10 is automatically largely or slightly washed accordingly. Thereby, the toilet body 10 can be appropriately washed without using a large amount of water unnecessarily.
[0027]
On the other hand, in the toilet device of this example, if there is no human body detection signal within a predetermined time t4 after the disappearance of the seating signal, it is regarded as abnormal and the toilet cleaning is cancelled.
[0028]
In the case of the toilet device of this example, since the toilet bowl is automatically washed after using the toilet bowl, even if the user forgets to operate the operation part for toilet bowl washing, the toilet bowl is not washed and the next use The problem that the person feels uncomfortable can be solved. In addition, since the toilet bowl is not washed while staying in the toilet room, the user can check the state of his / her stool, so that his / her health management can be performed.
[0029]
In the toilet apparatus of this example, when the large washing switch 26A and the small washing switch 26B are operated, the large washing operation or the small washing operation corresponding to the operation is performed preferentially. The operations of the large washing switch 26A and the small washing switch 26B are based on the direct will of the user, so that the large washing operation or the small washing operation corresponding to the operation of the switches 26A and 26B is performed preferentially. By doing so, it is possible to properly perform toilet cleaning appropriately for large and small use.
[0030]
In this example, when the large washing switch 26A and the small washing switch 26B are operated while entering the toilet seat 12, and the user leaves within a predetermined time t2 (60 seconds in this example), an automatic toilet is used. The reason for this is that the washing is not performed, but if this is operated before the stool, this is not an original toilet bowl wash, but a large washing switch 26A, a small washing switch for the purpose of generating a washing sound. Since 26B has been operated, there is time to add afterwards and preparation time until leaving the room. In that case, 60 seconds is considered to take at least time, and even in such a case, automatic cleaning is performed. Because. At the same time, if the large washing switch 26A and the small washing switch 26B are operated after leaving the stool, they will leave the room within at least 60 seconds. In such a case, redundant and unnecessary washing is performed. It is also to prevent it.
[0031]
It should be noted that the predetermined time t3 for determining the length of the sitting time can be changed by a predetermined operation unit in the remote control device 22.
[0032]
In this example, the measured value of the sitting time is reset substantially during the toilet cleaning operation, but this is reset after a predetermined time (for example, 6 seconds) has elapsed since the disappearance of the human body detection signal. Also good.
[0033]
On the other hand, in the case of male urination, the toilet seat opening / closing device (not shown) is driven by operating the remote control device 22 as shown in FIG. 5 (III), so that the toilet seat 12 can be opened automatically. Even when the toilet seat 12 and the toilet lid 614 are opened, the human body detection sensor 17 is in a state of being opened forward (a state where the light projecting portion and the light receiving portion are not blocked by the toilet seat), and the light is projected upward from the toilet seat 12. Therefore, as shown in FIG. 5 (IV), it is possible to detect the human body in front of the toilet. Accordingly, when the human body in front of the toilet has been used and left, the human body detection signal from the human body detection sensor 17 disappears, so that the valve driving device 34 is driven based on the signal to automatically perform washing. be able to. At this time, it is possible to detect the standing posture of the toilet seat 12 and wash the toilet bowl with a small amount of washing water based on this detection signal.
[0034]
As shown in FIG. 2, when the toilet seat 12 is in a standing state, a part of the detection area is hidden at the rear end of the toilet seat 12 when the human body detection sensor 17 remains in the position, and the user When the person leaves the toilet bowl after using the toilet bowl, the human body detection sensor 17 cannot detect this. Therefore, the human body detection sensor 17 and the seating detection sensor 16 are driven for the sensor by an opening detection signal of the toilet seat 12 (a toilet seat posture detection sensor 51 configured by a Hall IC that detects a magnetic field by a magnet incorporated in a hinge portion of the toilet seat). It is moved downward by the part 50. This makes it possible to detect the human body in front of the toilet as shown in FIG.
When the toilet lid 6 and the toilet seat 5 are closed, the human body detection sensor 17 and the seating detection sensor 16 are moved upward by the sensor driving unit 50 in accordance with the closing detection signal of the toilet seat 2 and returned to the original positions. As a result, the human body detection sensor 17 is again opened forward, and light can be projected upward of the toilet lid 14.
Therefore, the human body in front of the toilet can be detected again, and when the user approaches, the human body can be detected by the human body detection sensor 17. Since the human body is detected even when the toilet lid 14 is in a lying state, it is conceivable to detect a person who enters and exits the toilet room by cleaning or the like and automatically cleans it. It is also possible to provide a toilet lid posture detecting means 52 using a so that automatic washing is not performed when the toilet lid is closed.
[0035]
In the above-described example, the toilet seat standing posture is detected and the small washing is automatically performed when standing up. However, when the water wheelchair is used, the toilet seat 12 is lifted to perform the stool. Therefore, in consideration of such a user, it is possible to perform automatic washing by making a size determination using the signal of the seating detection sensor 16 even when the toilet seat is standing up, similarly to the control shown in FIGS. It is. Note that this switching can be performed by a water supply on / off switch 21 provided in the remote control device 22.
[0036]
Further, as shown in FIG. 10, the cleaning start timing selection provided in the remote control device 22 to start the automatic cleaning t5 seconds after the disappearance of the seating detection signal, instead of starting the automatic cleaning t5 seconds after the disappearance of the human body detection signal. It can be changed by operating the switch 29.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall view of a toilet device according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a schematic side sectional view for explaining the operation of the seating detection sensor 16 and the human body detection sensor 17 in conjunction with the toilet seat 12 in the same embodiment. FIG. 3 shows the seating detection sensor 16 and the human body detection sensor 17 in the same embodiment. FIG. 4 is a block diagram of a control system of the same embodiment.
FIG. 5 is an explanatory view showing the operation of the toilet device of the embodiment.
FIG. 6 is a time chart of the control system in the toilet device of the same embodiment (shows the relationship between the washing switch and automatic washing).
FIG. 7 is a time chart of a control system in the toilet device of the same embodiment (whether or not automatic cleaning is performed due to a time difference between the disappearance of the seating detection signal and the disappearance of the human body detection signal).
FIG. 8 is a time chart of a control system in the toilet apparatus of the embodiment (when a human body detection signal is considered to be present while a seating signal is being generated).
FIG. 9 is a time chart of the control system in the toilet device of the embodiment (at the time of small judgment)
FIG. 10 is a time chart of a control system in the toilet device of the same embodiment (switching of washing start timing when the seating signal disappears / the human body signal disappears).
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Toilet body 12 Toilet seat 16 Seating detection sensor 17 Human body detection sensor 18 Cleaning nozzle 20 Nozzle switch (local cleaning operation section)
26A large washing switch (large washing operation part)
26B Small washing switch (small washing operation part)
29 selection switch 30 control part 34 valve drive device 40 outlet 42 drain valve (washing valve)
51 Detection means for detecting the standing posture of the toilet seat

Claims

A seating detection sensor that detects the seating of a human body on the toilet seat, a human body detection sensor that detects use of the toilet body, a cleaning valve that discharges cleaning water to the toilet body, and the cleaning valve is opened in a large discharge state or a small discharge state. A valve driving device that performs a large washing or a small washing operation of the toilet main body by a valve, and a control unit that controls the operation of the valve driving device, wherein the seating detection sensor detects the seating. If the seating time of the toilet user in the toilet seat is shorter than the set time, the valve drive device is automatically made to perform a small washing operation after the detection signal from the human body detection sensor disappears. A toilet device that automatically performs a large washing operation of the valve drive device after disappearance of a detection signal by a human body detection sensor when the time is longer than a set time.

2. The toilet device according to claim 1, wherein a seating time is detected by the seating detection sensor regardless of a standing or lying posture of the toilet seat.

A seating detection sensor that detects the seating of a human body on the toilet seat, a human body detection sensor that detects use of the toilet body, a cleaning valve that discharges cleaning water to the toilet body, and the cleaning valve is opened in a large discharge state or a small discharge state. A valve drive device that performs a large washing or a small washing operation of the toilet body by causing the valve to operate, a control unit that controls the operation of the valve drive device, and a detection unit that detects the standing posture of the toilet seat, the control unit , the on condition that the seating detection sensor does not detect the seating, when sitting time to the toilet seat of the toilet user is prolonged more than the set time, after the detection signal loss due to the human body sensor the automatically by the large flushing operation the valve drive, and when a short less than the set time or regardless of the length of the seating time, when detecting the standing posture of the seat, after the detection of signal loss due to the human body detecting sensor Automatically Toilet apparatus which comprises causing a small flushing operation the valve drive.

The toilet device according to any one of claims 1 to 3, further comprising a large washing operation unit and a small washing operation unit that cause the valve drive device to perform a large washing operation or a small washing operation, and the large washing operation unit. When the operation unit or the small washing operation unit is operated, the control unit causes the valve driving device to perform a large washing operation or a small washing operation according to the operation.

5. The toilet device according to claim 4, wherein the control unit performs a large washing operation or a small washing operation on the valve drive device based on an operation of the large washing operation unit or the small washing operation unit. toilet apparatus characterized by not perform flush again if the there is by the detection signal loss human body detection sensor in the second set time.

In the toilet apparatus according to any one of claims 1 to 5, a detecting means for detecting the fallen-standing posture of toilet lid and the toilet lid is provided, the control unit, the toilet lid is laid down by the sensing means the case where the human body detection sensor in a state in which detected that has has detected the human body, the toilet apparatus characterized by not perform toilet flushing based on the detection signal loss of the human body detection sensor.

In the toilet apparatus according to any one of claims 1 to 6, wherein while detecting the seating by the seating detection sensor, be regarded as the there is a human body detection regardless detection signal of the human body detection sensor A toilet device characterized by.

In the toilet apparatus according to any one of claims 1 to 7, after the disappearance of by that seating detection in the seating detection sensor, further confirmed the human body by the human body detection sensor, a human body is eliminated by then the human body detecting sensor A toilet device that performs toilet cleaning in accordance with the above.

In the toilet apparatus according to claim 8, toilet apparatus, characterized in that said after the disappearance of the seating detection by the seating detection sensor, when there is no human body detection by the human body detection sensor within the predetermined time does not perform the toilet flush.

In the toilet apparatus according to any one of claims 1 to 7, at the time when the seating detection by the seating detection sensor Tsu a no, by the human body detection sensor within a second predetermined time until the seating detection is eliminated when the detection signal was lost Tei is toilet apparatus which is characterized in that the toilet flushing after the elapse the human body detecting second predetermined time after the detection signal loss due to the sensor.