JP2005006822A

JP2005006822A - Endoscope and its washing method

Info

Publication number: JP2005006822A
Application number: JP2003173360A
Authority: JP
Inventors: Katsuji Watanabe; 勝司渡辺
Original assignee: Olympus Corp
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 2003-06-18
Filing date: 2003-06-18
Publication date: 2005-01-13

Abstract

<P>PROBLEM TO BE SOLVED: To provide an endoscope for which the enlargement of an operation part is prevented and a duct for sending air and sending water incorporated in an insertion part connected to the operation part can be surely and easily washed entirely. <P>SOLUTION: The endoscope 1 comprises: a cylinder 20 opened in a direction different from the axial direction of the insertion part 2 at the operation part 3; a duct 11b for sending the water provided with a communication hole 23 communicated to the inner hole of the cylinder 20 near the opening part 21 of the cylinder 20 and extended to the distal side of the insertion part 2; a duct 12b for sending the air provided with the communication hole 24 communicated to the inner hole of the cylinder 20 and extended to the distal side of the insertion part 2; a merging part 40 for merging the duct 11b for the sending the water and the duct 12b for sending the air into one; and a duct 42 for sending the air and sending the water provided roughly linearly to the duct 12b for sending the air, extended from the merging part 40 to the tip part 8 of the insertion part 2 and opened at the distal part 8 of the insertion part 2. <P>COPYRIGHT: (C)2005,JPO&NCIPI

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、加圧空気や液体を流すための管路（流路）が挿入部に挿通された内視鏡およびその洗浄方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
例えば一般的な医療用の内視鏡には、挿入部の内部に送気送水用管路が内蔵されている。この送気送水用管路の先端には、挿入部の先端部に設けられた対物レンズに向けて送気や送水を行なうためのノズルが設けられている。内視鏡の挿入部を体腔内に挿入して適当な部位を観察する際、対物レンズに血液や汚物などが付着して視野が妨げられることがある。この場合、操作部を操作して送気送水用管路を通してノズルから対物レンズに向けて送水する。その後、ノズルから対物レンズに向けて送気して対物レンズに付着した水滴を除去する。
【０００３】
このように、内視鏡の挿入部の先端部には、対物レンズと、この対物レンズを洗浄するためのノズルとが固定されている。このノズル内の送気送水用管路は、内径が小さく、急激にカーブを描くように形成されている。このため、内視鏡使用後にノズル内をブラッシング洗浄する際、洗浄用ブラシを挿入する作業を行ない難く、ブラッシング作業が煩雑であるという問題があった。
【０００４】
この問題を解決した内視鏡が、例えば特許文献１に開示されている。この内視鏡の挿入部の先端部の先端面には、ノズルを固定的に設けずに、送気送水用管路をそのまま開口させている。この内視鏡の挿入部の先端部に着脱自在のシースを装着し、このシースの先端面に設けたフランジ部（壁部）に送気送水用管路の開口から前方に噴出する流体を当てて、対物レンズ面に流体を偏向させて対物レンズ表面を洗浄する。このように構成した内視鏡は、シースを内視鏡の挿入部の先端部から取り外すことによってノズル部として機能するフランジ部が挿入部の先端部から分離するので、送気送水用管路を容易に洗浄することができる。
【０００５】
また、特許文献２には、他の内視鏡の技術が開示されている。図７に示すように、この内視鏡１０１における送気送水用管路は挿入部１０２の基端部側に送気用管路１０３ａおよび送水用管路１０３ｂを備えている。送気用管路１０３ａおよび送水用管路１０３ｂの基端は、操作部１０４に設けられ、挿入部１０２の先端側への送気および送水を切り替える送気送水用シリンダ１０５に接続されている。送気用管路１０３ａおよび送水用管路１０３ｂの先端は、三又の合流部１０６によって互いの管路１０３ａ，１０３ｂが連通（合流）されている。この合流部１０６の先端から送気用管路１０３ａの軸方向に沿って送気送水用管路１０７が挿入部１０２の先端部１０２ａに向けて延出され、挿入部１０２の先端部１０２ａの先端で開口されている。すなわち、内視鏡１０１の挿入部１０２の先端部１０２ａには、送気用および送水用の２つの管路１０３ａ，１０３ｂではなく、２つの管路１０３ａ，１０３ｂを合流させた１つの管路１０７のみが配設される。このため、内視鏡１０１の挿入部１０２の先端部１０２ａの限られたスペースを有効に利用することができる。また、合流部１０６において、送気用管路１０３ａと送気送水用管路１０７とが略直線状に接合されている。送水用管路１０３ｂは合流部１０６で送気送水用管路１０７に屈曲されて接合されている。
【０００６】
また、操作部１０４の送気送水用シリンダ１０５に接続される２つの管路１０３ａ，１０３ｂのうち、送気用管路１０３ａの基端開口は、送気送水用シリンダ１０５の開口部１０５ａに近い部位に配置されている。さらに、この送気用管路１０３ａの基端開口（連通孔）は、シリンダ１０５の開口部１０５ａ側に向くように接続されている。このため、シリンダ１０５の開口部１０５ａから送気用管路１０３ａ内を洗浄する洗浄用ブラシ１０８を挿通し易い。このように構成された内部管路１０３ａ，１０３ｂ，１０７をブラッシング洗浄する際、送気送水用シリンダ１０５の開口部１０５ａから送気用管路１０３ａに洗浄用ブラシ１０８を挿通させ、送気送水用管路１０７の先端の開口（挿入部１０２の先端部１０２ａの開口）まで洗浄用ブラシ１０８を突出させる。
【０００７】
なお、この内視鏡１０１の挿入部１０２には、シース１０９が装着される。シース１０９の先端部には、送気送水用管路１０７の前方に配設されるノズルとしてフランジ部１１０が形成されている。このため、送気送水用管路１０７の先端の開口から噴出する気体や液体をフランジ部１１０で偏向して挿入部１０２の先端部１０２ａに設けられた対物レンズ１１１に付着した汚物などを除去する。
【０００８】
また、特許文献３には、有底円筒状の送気送水用シリンダから、その内周面側方と底部方向とにそれぞれ送水用管路と送気用管路とを配置した内視鏡が開示されている。この内視鏡は、送気送水用シリンダの軸方向に対して斜め下方向に向けて送水用管路および送気用管路を備えている。このシリンダの上端部近傍に送水用管路が設けられ、シリンダの下端部近傍に送気用管路が設けられている。このため、送気送水用シリンダの開口部から送水用管路および送気用管路の両方の管路に洗浄用ブラシを挿通し易い。すなわち、内視鏡の送水用管路および送気用管路を洗浄し易い。
【０００９】
【特許文献１】
特開２００１−３２１３２３号公報
【００１０】
【特許文献２】
特開平８−２１５１３７号公報
【００１１】
【特許文献３】
特開平８−２５２２１５号公報
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献２に開示された内視鏡の挿入部における内部管路構成は、最も汚れが残留しやすい送気用管路を容易に洗浄することができるようにしたものである。すなわち、挿入部の先端部のノズルおよびこのノズルに連通した内部管路としての送気用管路に対しては洗浄用ブラシを容易に挿通させることができる。しかし、図７中の２つの管路１０３ａ，１０３ｂのうち、下側の送水用管路１０３ｂは送気送水用シリンダ１０５の軸方向に対して直交する方向に管路１０３ｂが設けられているので、洗浄用ブラシ１０８をこの管路１０３ｂ内に挿入し難く、洗浄用ブラシ１０８で送水用管路１０３ｂの内周面を洗浄し難い可能性がある。このため、この技術の内視鏡１０１においては、内部管路１０３ａ，１０３ｂ，１０７の全てを洗浄するには、多くの手間を要している。
【００１３】
また、特許文献３には、特に送気送水用シリンダの底部から斜め下方向に延出された送気用管路によって、送気送水用シリンダ全体の高さが大きくなる。このため、このシリンダを収容する操作部が大型化する可能性がある。
【００１４】
この発明は、このような事情に着目してなされたもので、その目的とするところは、操作部の大型化を防止するとともに、操作部に接続された挿入部に内蔵された送気送水用の管路を全体にわたって確実かつ容易に洗浄することができる内視鏡およびその洗浄方法を提供することにある。
【００１５】
【課題を解決するための手段】
このような課題を解決するために、この発明の内視鏡は、被検体に挿入される細長い挿入部の基端側に操作部が配設され、この操作部に管路切換え用の管路切換え部が配設されるとともに、前記管路切換え部に前記挿入部の軸方向に対して略直交する方向に開口した開口部を有するシリンダを備えている。そして、この内視鏡は、前記シリンダの内孔に連通し、前記挿入部の先端部側に向けて延出される第１および第２の管路と、前記第１および第２の管路を１つに合流させる合流部と、前記合流部から前記挿入部の先端部に向けて延出され、前記挿入部の先端部に開口を有する第３の管路とを備え、前記第１の管路の基端で前記シリンダの内孔に連通する連通孔が前記シリンダの開口部の近傍に設けられているとともに、前記第２および第３の管路が略直線状に連結されていることを第１の特徴とする。
【００１６】
このような構成を有するので、シリンダの開口の近傍の連通孔から第１の管路を通して洗浄用ブラシを挿入部の先端部に向けて挿通させることができるとともに、挿入部の先端部に開口した第３の管路から、この第３の管路に対して直線状に配設された第２の管路を通してシリンダまで洗浄用ブラシを挿通させることができる。このため、挿入部の内部管路全体に容易に洗浄用ブラシを行き渡らせることが可能となり、送気送水用の管路が全体にわたって確実かつ容易に洗浄される。
【００１７】
また、前記挿入部の先端部には、対物レンズが設けられ、前記挿入部の外周には、前記第３の管路から前方に噴出される流体の流れ方向を前記対物レンズに向けて偏向するノズルを先端部に有するシースが着脱可能に配設されることを第２の特徴とする。
【００１８】
このような構成を有するので、挿入部の先端面から前方に向かって送気送水すると、ノズルによって送気した気体や送水した液体の向きが偏向されて挿入部の先端部の対物レンズを送気送水することができる。すなわち、使用中に対物レンズに付着した汚れが除去される。
【００１９】
また、内視鏡は、被検体に挿入可能な細長い挿入部と、この挿入部の基端側に操作部を有する。そして、この内視鏡は、前記操作部に設けられ、開口を有する凹部と、前記凹部の内周面に形成された第１の開口と、前記挿入部の先端に設けられた第２の開口とを連通する第１の流路と、前記第１の開口よりも前記凹部の開口側で前記凹部の内周面に形成された第３の開口と前記第１の流路の内壁に設けられた第４の開口とを連通した第２の流路とを備えていることを第３の特徴とする。
【００２０】
このような構成を有するので、第２の開口から第１の流路を通して第１の開口まで洗浄用ブラシを挿通させることができるとともに、第３の開口から第２の流路、第４の開口を通して第１の流路まで洗浄用ブラシを到達させることができる。このため、挿入部の内部流路全体に洗浄用ブラシを行き渡らせることが可能となり、送気送水用の流路が全体にわたって確実かつ容易に洗浄される。
【００２１】
また、前記第３の開口は、前記凹部の開口の近傍に設けられていることを第４の特徴とする。
【００２２】
このような構成を有するので、凹部の開口から第３の開口を視認し易くなり、洗浄用ブラシが第２の流路に確実かつ容易に挿通される。すなわち、洗浄用ブラシを用いて第２の流路を確実かつ容易に洗浄することができる。
【００２３】
また、被検体に挿入される細長い挿入部の内部管路にブラシを挿入して管路内をブラッシング洗浄する内視鏡の洗浄方法においては、前記挿入部の先端の開口から前記内部管路に洗浄用ブラシを挿入してブラッシング洗浄する第１のブラシ挿入工程と、操作部のシリンダの開口部近傍に配設された連通孔から前記内部管路に洗浄用ブラシを挿入してブラッシング洗浄する第２のブラシ挿入工程とを組み合わせて行なうことを第５の特徴とする。
【００２４】
このような工程を備えているので、内視鏡の内部管路が挿入部の先端部から操作部のシリンダまで洗浄用ブラシでブラッシング洗浄される。また、操作部のシリンダから内視鏡の内部管路が洗浄用ブラシでブラッシング洗浄される。
【００２５】
また、前記第１のブラシ挿入工程は、前記挿入部に装着された状態で使用され、前記内部管路内を流れる流体の流路を前記挿入部の先端部で偏向するノズルを有するシースを内視鏡の挿入部から取り外す工程をさらに含むことを第６の特徴とする。
【００２６】
このような工程を有するので、挿入部からシースが取り外され、ノズルもそれに追従して取り外すことができ、内部管路が容易に洗浄される。
【００２７】
また、前記第２のブラシ挿入工程は、前記シリンダの内孔に着脱自在に配設され、前記内部管路にそれぞれ気体および液体を適宜切り替えて送る流体切替機構を取り外す工程をさらに含むことを第７の特徴とする。
【００２８】
このような工程を有するので、挿入部の先端部から噴出させる気体および液体を切り替える流体切替機構が取り外された状態で内部管路がブラッシング洗浄される。
【００２９】
【発明の実施の形態】
以下、図１ないし図６を参照しながらこの発明の好ましい実施の形態について説明する。
【００３０】
図１に示すように、この実施の形態に係わる例えば医療用の内視鏡１は、体腔内（被検体）に挿入される細長い挿入部２と、この挿入部２の基端部に設けられた操作部３と、この操作部３に基端部が接続されたユニバーサルコード４とを備えている。
【００３１】
このユニバーサルコード４の先端部には、ライトガイドコネクタ５が配設されている。このライトガイドコネクタ５は、図示しない光源装置に接続される。この光源装置は、後述するライトガイドファイバー（照明光学系）に向けて光を導く。ライトガイドコネクタ５の側面からは、カメラケーブル６が分岐されて延出されている。このカメラケーブル６の先端部には、カメラコネクタ７が設けられている。このカメラコネクタ７は、後述する観察光学系を制御する図示しないビデオプロセッサーに接続される。
【００３２】
一方、内視鏡１の挿入部２は、その先端側から先端硬質部（先端部）８、湾曲部９および硬性挿入部１０を備えている。すなわち、硬性挿入部１０の基端部で操作部３に接続されている。この挿入部２の硬性挿入部１０および湾曲部９の内部には、複数のワイヤ（図示せず）が配設されている。これらワイヤの先端は湾曲部９の先端に接続され、基端は操作部３の湾曲操作部（図示せず）に接続されている。操作部３の湾曲操作部のノブを操作すると、ワイヤが押引きされて湾曲部９が所望の方向に湾曲する。
【００３３】
内視鏡１の挿入部２、操作部３、ユニバーサルコード４およびライトガイドコネクタ５の内部には、観察光学系（図示せず）と、照明光学系（図示せず）と、内蔵管路１１，１２とが設けられている。図２（Ｂ）に示すように、内視鏡１の先端硬質部８の先端面は、挿入部２の軸方向に直交する面として形成されている。すなわち、この内視鏡１は、いわゆる直視型に形成されている。
【００３４】
図２（Ａ）に示すように、先端硬質部８の先端面には、対物カバーガラス（対物レンズ）１５と、ライトガイドカバーガラス（照明レンズ）１６とが設けられている。対物カバーガラス１５は、観察光学系の先端に備えられている。また、ライトガイドカバーガラス１６は、ライトガイドファイバーの先端面に当接するように備えられている。
【００３５】
図１に示すように、上述した内蔵管路１１，１２は、それぞれ送水用管路１１ａ，１１ｂと、送気用管路１２ａ，１２ｂとを備えている。図３に示すように、送水用管路１１ａ，１１ｂの基端および、送気用管路１２ａ，１２ｂの基端は、操作部３に設けられた管路切換え部１８にそれぞれ接続されている。この管路切換え部１８は、送気送水用シリンダ２０と、このシリンダ２０の内孔に着脱自在に嵌め込まれる送気送水用ボタン３０とを備えている。
【００３６】
この送気送水用シリンダ２０は、有底の略円筒形状に円筒部（凹部）として形成され、操作部３に装着されている。この送気送水用シリンダ２０の内部は、段付きの円筒内腔形状を有する。送気送水用シリンダ２０の開口部２１は、操作部３のハウジングよりも外側に突出して口金２１ａとして形成されている。
【００３７】
このシリンダ２０の内周面には、４つの連通孔２３，２４，２７，２８が形成されている。連通孔（第３の開口）２３は、シリンダ２０の開口部２１の近傍に設けられている。この連通孔２３には、送水用管路（第２の流路）１１ｂの基端が接続され、挿入部２の先端部８側に延出されている。このとき、この連通孔２３から送水用管路１１ｂの内部の一部が視認されることが好ましい。すなわち、連通孔２３の軸線は開口部２１側に延出され、送水用管路１１ｂは、シリンダ２０の近傍で斜め下方向に向かって延びている。
【００３８】
また、他の連通孔（第１の開口）２４は、送気送水用シリンダ２０の開口部２１に対して遠位側の内周面に設けられている。この連通孔２４には、送気用管路１２ｂの基端が接続され、挿入部２の先端部８側に延出されている。この送気用管路１２ｂの軸線は、シリンダ２０の軸方向に対して略直交する方向に延びている。
【００３９】
一方、連通孔２７，２８は、上述した連通孔２３，２４に対向するシリンダ２０の内周面に設けられている。連通孔２７は、上述した連通孔２３，２４の間の高さに設けられている。連通孔２７には、送水用管路１１ａの基端が接続され、ユニバーサルコード４の後端（先端部）側に向けて延出されている。この連通孔２７の近傍のシリンダ２０内周面は、シリンダ２０の軸方向に対して直交する方向が他の部位よりも拡径されている。このように、送気送水用シリンダ２０には、送水用管路１１ａからシリンダ２０の内部に送水するための空間が設けられている。
【００４０】
また、他の連通孔２８は、送気送水用シリンダ２０の後述する段部２０ｂよりもさらに下方の内周面下端部に設けられている。この連通孔２８には、送気用管路１２ａの基端が接続されている。この送気用管路１２ａは、シリンダ２０の軸方向に対して略直交する方向で、かつ、ユニバーサルコード４の後端（先端部）側に向けて延出されている。
【００４１】
図４（Ａ）および図４（Ｂ）に示す送気送水用ボタン３０は、挿入部２の先端部８に向けて送気および送水を行なうか、送気および送水を遮断するかを切り替える流体切替機構として設けられている。この送気送水用ボタン３０は、シリンダ２０の内孔に配設される径を有する円筒形の軸部３０ａと、この軸部３０ａの中心軸上に設けられた連通孔３０ｂとを備えている。
【００４２】
この送気送水用ボタン３０は、送気送水用シリンダ２０の開口部２１の口金２１ａにボタン取付部材３１を装着することによって取り付けられる。このボタン取付部材３１は、円筒状に形成され、その内周面には、送気送水用ボタン３０の移動を所定の範囲内で規制するストッパー３３が設けられている。なお、送気送水用ボタン３０は、その上端が軸部３０ａに対して拡径されている。ボタン３０の上端に指７０がかけられてボタン３０が押圧されると、このボタン３０の上端はボタン取付部材３１の上端近傍まで移動する。また、送気送水用ボタン３０の軸部３０ａとボタン取付部材３１の内周面との間には、押圧バネ３２が設けられているので、このボタン３０は、上方に向けて付勢されている。このため、術者の指７０でボタン３０を押圧バネ３２の付勢力に抗して押圧した後、その押圧を解除すると、所定の位置までボタン３０が戻る。
【００４３】
この送気送水用ボタン３０には、その軸部３０ａの外周部に複数のシール弁（第１ないし第３のシール弁２５ａ，２５ｂ，２５ｃ）２５と、１つの逆止弁２６とが配置されている。第１のシール弁２５ａは、ボタン３０が押圧されるか否かに関わらず、送水用管路１１ｂの上側をシールする位置に設けられている。第２のシール弁２５ｂは、ボタン３０が押圧されたときに上述した送水用管路１１ａの拡径された部分に入って２つの送水用管路１１ａ，１１ｂ間の液体の流れを許容し、押圧が解除されると２つの送水用管路１１ａ，１１ｂ間の液体の流れを遮断する位置に設けられている。第３のシール弁２５ｃは、ボタン３０が押圧されるか否かに関わらず、送水用管路１１ａの下側をシールする位置に設けられている。すなわち、送水用の液体と送気用の気体とが混ざり合うことが防止される。逆止弁２６は、ボタン３０の軸部３０ａの外周面に装着される弁部２６ａと、この弁部２６ａに一体的に設けられた弁本体２６ｂとを備えている。この弁本体２６ｂは、弁部２６ａから斜め上方にフランジ状に突出している。このため、加圧空気が逆止弁２６の下方側から上方側に向かって流れると、加圧空気が弁本体２６ｂを押圧して弁本体２６ｂとシリンダ２０の内周面との間に隙間を生じる。この隙間から加圧空気が逆止弁２６の上方に流れる。一方、加圧空気が逆止弁２６の上方側から下方側に向かっても、その圧力によってさらに弁本体２６ｂがシリンダ２０の内周面に強く当接されるので、加圧空気の流れは遮断された状態が保たれる。
【００４４】
このため、逆止弁２６はボタン３０が押圧されると段部２０ａに当接されて２つの送気用管路１２ａ，１２ｂ間の気体の流れを遮断する。ボタン３０の押圧が解除されると２つの送気用管路１２ａ，１２ｂ間の気体の圧力によってはその流れを許容する位置に設けられている。
【００４５】
また、送気送水用ボタン３０の下端が段部２０ｂに接離することにともなって逆止弁２６が段部２０ａに接離する。このため、ボタン３０が指７０の腹部で押圧されて連通路３０ｂが閉塞されると、気体が連通路３０ｂを通して内視鏡１の操作部３の外部に流れることが防止される。ボタン３０の押圧が解除されると、指７０の腹部がボタン３０の開口端（上端）３０ｃにあるか否かによって送気用管路１２ａから連通路３０ｂおよび送気用管路１２ｂに選択的に気体が流れる。
【００４６】
図３に示すように、内視鏡１の挿入部２内では、送水用管路（第１の管路）１１ｂと、送気用管路（第２の管路）１２ｂとが略Ｙ字状（三又状）の合流部４０を介して１つの管路である送気送水用管路（第３の管路）４２に合流されている。すなわち、送気用管路１２ｂと送気送水用管路４２とによって、１つの管路（第１の流路）が形成されている。そして、この送気送水用管路４２の先端は、先端硬質部８の先端面で開口され、先端開口部４２ａが形成されている。
【００４７】
送水用管路１１ｂと、送気用管路１２ｂとが合流する合流部４０は、例えばステンレスなどの金属材で略直線状のパイプ状に形成された直線部４０ａと、この直線部４０ａに接合され、曲線状に屈曲した曲線部４０ｂとを備えている。曲線部４０ｂは直線部４０ａと同様にステンレスなどの金属材で形成され、直線部４０ａの内壁に設けられた開口（第４の開口）に曲線部４０ｂの先端に設けられた開口が接続（連通）されるように直線部４０ａと曲線部４０ｂとが例えば半田などによって接合されている。このため、直線部４０ａと曲線部４０ｂとの内部が互いに連通されている。このような構成によって、直線部４０ａは、送気送水用管路４２と送気用管路１２ｂとの軸線方向を合わせて接続することができる。また、送水用管路１１ｂの軸線方向が送気送水用管路４２もしくは送気用管路１２ｂの軸線方向と交わるように曲線部４０ｂは送水用管路１１ｂを直線部４０ａを介して送気送水用管路４２に接続している。
【００４８】
一方、図１に示すように、ユニバーサルコード４内には、上述したように、それぞれ送水用管路１１ａおよび送気用管路１２ａが設けられている。送水用管路１１ａの先端部は、送水用タンク口金４６に接続されている。この送水用タンク口金４６には、送水用タンク４７が接続される。
【００４９】
送水用タンク４７には、上述した管路１１ａ，１１ｂを通して対物カバーガラス１５を洗浄するための液体５０が充填されている。このタンク４７は密閉され、送水用管路１１ａに接続される送水管（流体管路）５１の先端開口は、液体５０の中に浸漬されている。一方、送気用管路１２ａに接続される送気管（流体管路）５２の先端開口は、タンク４７の内部で液体５０の中に浸漬されず、液体５０の上部の空間に配置されている。
【００５０】
また、送気用管路１２ａの先端部は分岐され、一方がライトガイドコネクタ５に設けられた送水用タンク口金４６に接続されている。送気用管路１２ａの先端部の他方は、送気用口金４８に接続されている。この送気用口金４８には、送気用ポンプ４９が接続される。
【００５１】
また、図１に示すように、内視鏡１の挿入部２には、挿入部２の先端硬質部８から硬性挿入部１０に向けてシース６０が着脱自在に装着される。このシース６０の先端部には例えば天然ゴム、シリコーンゴム、フッ素ゴムなどのゴム材や、変性ＰＰＯ、ＰＳＦ、ＰＥＴ、ＰＰなど硬質のプラスチック材といった硬性部材で形成された略円筒状の先端枠６１が設けられている。この先端枠６１の後端には、例えば天然ゴム、フッ素ゴム、シリコーンゴムなど可撓性を有するプラスチック材料など軟性部材で形成された湾曲チューブ６２が設けられている。この湾曲チューブ６２の後端には、ステンレスなどの金属材や硬質のプラスチック材料など硬性のパイプで形成された硬性部６３が設けられている。この硬性部６３の基端側には、シース本体６４が設けられている。このシース本体６４は、シース６０を挿入部２に着脱する際に、操作部３の挿入部２側の端部に着脱される。なお、シース６０が内視鏡１の挿入部２に装着されたときには、先端硬質部８に対応して先端枠６１が外周に配設される。同様に、湾曲部９に対応して湾曲チューブ６２が外周に配設され、硬性挿入部１０に対応して硬性部６３が外周に配設される。このため、湾曲部９を湾曲させると、シース６０の湾曲チューブ６２が追従して湾曲する。すなわち、先端硬質部８が湾曲部９の湾曲により偏向されると、湾曲チューブ６２および先端枠６１が追従して偏向される。
【００５２】
図２に示すように、シース６０の先端枠６１の先端には、送気送水用管路（第３の管路）４２の先端開口部４２ａを覆うフランジ状のノズル（壁部）６７が設けられている。このノズル６７の裏面、すなわち送気送水用管路４２と対面する位置には、送気送水時に気体および液体を対物カバーガラス１５に向かって偏向させる溝部６８が設けられている。
【００５３】
また、シース６０の先端枠６１のノズル６７に対向する位置には、ノズル６７の厚みと同じか、それ以上の厚みを有するフランジ部６９が略半円状に設けられている。このフランジ部６９は、先端枠６１の内側から外側に向かうにつれて前方に突出する斜面に形成されている。このため、ノズル６７の溝部６８によって偏向された気体および液体は、挿入部２の先端硬質部８の先端面に沿った状態からフランジ部６９を通して斜め前方に向かう。
【００５４】
なお、このような構成を有する内視鏡１の管路１１ｂ，１２ｂ，４２をブラッシング洗浄するために、図５に示すブラシ８０が用いられる。このブラシ８０は、ブラシ軸部８１と、このブラシ軸部８１の基端部に設けられたブラシ把持部８１ａとを備えている。このブラシ軸部８１の先端部には、毛を円管状に密に植毛されたブラシ刷毛部８２が形成されている。このブラシ軸部８１の先端部から先端側に突出する位置には、先端刷毛部８３が形成されている。
【００５５】
次に、このような構成を有する内視鏡１の作用について説明する。
【００５６】
まず、内視鏡１の挿入部２にシース６０を装着する。このとき、先端開口部４２ａの前方にノズル６７が配置されるように先端枠６１を挿入部２の先端硬質部８に対して位置決めする。すなわち、内視鏡１の挿入部２にシース６０を所定の向きに装着する。
【００５７】
また、送気用ポンプ４９を送気用口金４８に接続し、送水用タンク４７を送水用タンク口金４６に接続しておく。押圧バネ３２を装着した送気送水用ボタン３０を送気送水用シリンダ２０に配設し、ボタン取付部材３１を口金２１に取り付けておく。この状態で内視鏡１の挿入部２を体腔内の所望の位置まで挿入する。
【００５８】
そして、送気用ポンプ４９で送気用管路１２ａに加圧空気を供給する。すると、加圧空気はユニバーサルコード４内の送気用管路１２ａを経由し、送気送水用シリンダ２０に流れ込む。
【００５９】
図４（Ａ）に示すように、送気送水用ボタン３０の連通路３０ｂの開口端（上端）３０ｃに指７０が触れていない開放状態では、送気送水用ボタン３０の底部側から連通路３０ｂを通って大気中に放出される。このため、加圧空気の圧力が低下し、逆止弁２６の弁本体２６ｂによりその進路（流路）は遮られた状態にある。このため、送気用管路１２ｂには加圧空気が流れない。すなわち、送気送水用ボタン３０が押圧されず、かつ、連通路３０ｂの開口端３０ｃが開放されているときには、挿入部２の先端側には空気も液体も送られない状態（待機状態）である。
【００６０】
そして、内視鏡１の使用時には、対物カバーガラス１５に汚れが付着し、観察視野を遮ることがある。この対物カバーガラス１５に付着した汚れを除去する場合、送気送水用ボタン３０の開口端３０ｃに指７０の腹部を当て、加圧空気が連通路３０ｂを通して開口端３０ｃから大気中に放出される流路を遮断する。この状態で、送気送水用ボタン３０を押圧バネ３２の付勢力に抗して押圧し、送気送水用ボタン３０の底部（下端部）が送気送水用シリンダ２０内の段部２０ｂに突き当てられるまで押し込む。
【００６１】
このとき、逆止弁２６の弁部２６ａが送気送水用シリンダ２０の内周面に設けられた段部２０ａに圧接され、送気用管路１２ｂへの流路も遮断される。このため、送気送水用シリンダ２０からの加圧空気の抜け道が無くなる。そうすると、加圧空気は図１に示すユニバーサルコード４の先端部近傍で分岐された送気用管路１２ａから送気管５２にその多くが流れる。このため、加圧空気はライトガイドコネクタ５に接続された送水用タンク４７の送気管５２を通って送水用タンク４７内を加圧する。送水用タンク４７内の液体５０の液面は、加圧空気に押されるのでタンク４７内の液体５０が送水管５１を通してライトガイドコネクタ５の送水用管路１１ａに流れ込む。すると、この液体５０は送水用管路１１ａから送気送水用シリンダ２０内に流れ込む。
【００６２】
そして、送気送水用シリンダ２０内に流れ込んだ液体５０は送気送水用シリンダ２０と送気送水用ボタン３０との隙間（図４（Ｂ）参照）を通って送水用管路１１ｂに流れ込む。すなわち、送水用管路１１ａから送気送水用シリンダ２０に液体５０が流れ込んだときに、第２のシール弁２５ｂがシリンダ２０の内周面の拡径された位置にあるので、第１および第３のシール弁２５ａ，２５ｃの間を液体５０が自由に流れる。そうすると、送水用管路１１ｂに液体５０が流れ込む。送水用管路１１ｂに流れ込んだ液体５０は挿入部２の先端部８に向かい、合流部４０で送気送水用管路４２に流れ込む。このため、送気送水用管路４２の先端開口部４２ａから液体５０が噴出する。
【００６３】
噴出した液体５０はシース６０の先端枠６１に設けられたノズル６７によって流路が略直角方向に偏向される。そして、液体５０は溝部６８を通過して対物カバーガラス１５に向けられる。このとき、送気用管路１２ｂは第３のシール弁２５ｃおよび逆止弁２６によって送気送水用シリンダ２０内で遮断されるため、液体５０が合流部４０から送気用管路１２ｂに逆流することが防止される。
【００６４】
対物カバーガラス１５を洗浄した後、送気送水用ボタン３０の押圧を解除する（図４（Ａ）参照）。そして、送気送水用ボタン３０の連通路３０ｂの開口端３０ｃを指７０の腹部で塞ぐ。すると、送気用管路１２ａを通ってきた加圧空気は大気中に放出されなくなる。加圧空気が送気用管路１２ａからシリンダ２０内に流入すると、逆止弁２６の弁本体２６ｂに圧力をかける。加圧空気は逆止弁２６の弁本体２６ｂを押し退けて隙間を作り、送気用管路１２ｂに流れる。このため、送気用管路１２ｂを通して送気送水用管路４２の先端開口４２ａから加圧空気が噴出する。
【００６５】
噴出した空気はノズル６７によって偏向される。すると、先端硬質部８の先端面に付着した液体（残水）が吹き飛ばされる。すなわち、先端硬質部８の先端面の対物カバーガラス１５に付着した残水が除去され、内視鏡１の観察視野が確保される。なお、このとき、送水用管路１１ａは第２および第３のシール弁２５ｂ，２５ｃによって遮断されるためノズル６７に送液されることはない。
【００６６】
そして、送水、送気時に対物カバーガラス１５上を通過した液体（水滴）は、ノズル６７の対面に形成されたフランジ部６９に乗り上げるようにしてつたい、挿入部２の先端の縁に水滴となって残ることなく挿入部２の先端から落下する。
【００６７】
内視鏡１を被検体に使用した後、洗浄を行なう。この場合、内視鏡１の挿入部２からシース６０を取り外し、送水用管路１１ｂ、送気用管路１２ｂ、送気送水用管路４２およびシース６０の内周面を洗浄用ブラシ８０でブラッシングするとともに、その他の外表面部分を洗浄する。
【００６８】
このとき、内視鏡１からシース６０を取り外すと、それにともなって送気送水用管路４２の先端部からノズル６７が取り外される（除去される）。このため、ブラッシング時にブラシ８０のブラシ軸部８１を送気送水用管路４２および送気用管路１２ｂ内で進退し易い。また、ノズル６７の溝部６８にも洗浄用ブラシ８０のブラシ刷毛部８２および先端刷毛部８３を当てて洗浄することができる。
【００６９】
さらに、挿入部２に内蔵された内蔵管路１１ｂ，１２ｂおよび送気送水用管路４２の内腔を洗浄する際は、以下に説明するように洗浄用ブラシ８０を送水用管路１１ｂおよび送気用管路１２ｂおよび送気送水用管路４２に挿通させる。
【００７０】
図３に示すように、送気送水用シリンダ２０から送気送水用ボタン３０を取り外し、送気送水用シリンダ２０の開口部２１から送水用管路１１ｂへの連通孔（第２の基端開口）２３に向けて洗浄用ブラシ８０を挿通させる。すなわち、このブラシ８０の先端刷毛部８３からブラシ軸部８１を挿入部２の先端側に向けて押し込み、先端刷毛部８３を合流部４０まで押し進める。すると、ブラシ８０のブラシ刷毛部８２および先端刷毛部８３によって送水用管路１１ｂの内周面がブラッシングされる。このとき、連通孔２３は送気送水用シリンダ２０の開口部２１から視認できる位置に設けてあるので、洗浄用ブラシ８０のブラシ軸部８１を連通孔２３にスムーズに挿入することができる。そして、図３に示すように、合流部４０内で洗浄用ブラシ８０の先端（先端刷毛部８３）を直線部４０ａに何度か突き当てる。このように合流部４０（曲線部４０ｂ）までの送水用管路１１ｂの内周面の洗浄を行なった後、ブラシ８０の軸部８１を引き抜く。
【００７１】
次に、先端硬質部８に開口した送気送水用管路４２の先端開口部（第２の開口）４２ａから挿入部２の基端側に向けて洗浄用ブラシ８０を挿通させる。洗浄用ブラシ８０を送気送水用管路４２、合流部４０（直線部４０ａ）、送気用管路１２ｂを経て送気用管路１２ｂの連通孔（第１の基端開口）２４から送気送水用シリンダ２０の内腔に洗浄用ブラシ８０の先端が突出するまで押し進める。すると、ブラシ８０のブラシ刷毛部８２および先端刷毛部８３によって送気用管路１２ｂの内周面がブラッシングされる。このとき、送気送水用管路４２と送気用管路１２ｂとは合流部４０（直線部４０ａ）により略直線状に連結されているため、洗浄用ブラシ８０を抵抗なく挿脱することができる。
【００７２】
そして、このようなブラッシング作業を適宜に組み合わせて管路１１ｂ，１２ｂ，４２の内部をブラッシング洗浄する。
【００７３】
このようにブラッシング洗浄された内視鏡１は、内視鏡１の全体が洗浄、消毒、滅菌されて再利用される。
【００７４】
以上説明したように、この実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
【００７５】
内視鏡１の使用後、挿入部２に装着していたシース６０を取り外すと、送気送水用管路４２の先端開口部４２ａの前方からノズル６７が除去される。このため、送気送水用管路４２の先端開口部４２ａからこの送気送水用管路４２に直線状に接続された送気用管路１２ｂを洗浄用ブラシ８０を用いて確実かつ容易に洗浄することができる。また、送水用管路１１ｂのシリンダ２０の連通孔２３をシリンダ２０の開口部２１から視認することができる位置に設けている。さらに、この送水用管路１１ｂに洗浄用ブラシ８０を挿入し易い斜め方向に設けたので、送水用管路１１ｂを送気用管路１２ｂとの合流部４０まで確実かつ容易に洗浄することができる。
【００７６】
また、送気送水用シリンダ２０から内視鏡１の挿入部２の先端側に延出される内蔵管路１１ｂ，１２ｂを従来と同じように送気送水用シリンダ２０に対して略直交する方向に延出させた。このように、シリンダ２０の軸方向に管路１２ｂが延出しないので、操作部３の大きさを従来と同じような大きさに保つことができる。すなわち、操作部３の大型化を防止することができる。
【００７７】
したがって、この実施の形態の内視鏡１は、操作部３の大型化を防止して内視鏡１の操作性を損なうことがなく、挿入部２内の内蔵管路１１ｂ，１２ｂおよび送気送水用管路４２の全てに洗浄用ブラシ８０を確実かつ容易に行き届かせることができ、内蔵管路１１ｂ，１２ｂおよび送気送水用管路４２の洗浄作業の効率を大きく向上させることができる。
【００７８】
なお、図６に示すように、シース６０の先端枠６１の斜面で形成されたフランジ部６９には、シース６０の長手方向に向かって複数の切欠溝７５が設けられていることが好ましい。すなわち、フランジ部６９が複数設けられ、フランジ部６９間に切欠溝７５が形成されている。この場合、各切欠溝７５の長さは、シース６０の先端枠６１を挿入部２の先端硬質部８に装着したとき、先端硬質部８の先端面が切欠溝７５から露呈するくらいであることが望ましい。
【００７９】
このように、フランジ部６９に切欠溝７５を設けたときに対物カバーガラス１５に送水すると、フランジ部６９を水滴がつたって挿入部２の先端部８から斜め前方に落下することに加え、フランジ部６９と先端硬質部８との辺縁部６９ａの残水が切欠溝７５を通って効果的に外周方向に掃き出される。したがって、これらフランジ部６９、切欠溝７５により効果的に噴出液（液体）を挿入部２の先端部８の先端面から落下させることができる。そうすると、対物カバーガラス１５に残水が水滴となって付着し、内視鏡１の視野を妨げることが防止される。
【００８０】
なお、この実施の形態では、内視鏡１の挿入部２に硬性挿入部１０を備え、いわゆる硬性鏡を用いて説明したが、軟性の内視鏡であっても良い。
【００８１】
これまで、一実施の形態について図面を参照しながら具体的に説明したが、この発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で行なわれるすべての実施を含む。
【００８２】
上記説明によれば、下記の事項の発明が得られる。また、各項の組み合わせも可能である。
【００８３】
［付記］
（付記項１）被検体に挿入される挿入部と、この挿入部の基端側に設けられた操作部と、少なくとも前記挿入部内と前記操作部内とに挿通された内蔵管路を有する内視鏡において、
前記操作部に開口し、本体が略円筒形状の円筒部と、
前記円筒部に連通し、前記挿入部の先端側に向けて配置される第１、第２の２つの管路と、
前記第１、第２の２つの管路を１つに合流させる合流部と、
前記合流部から延出し、前記挿入部先端に開口する第３の管路とを有し、
少なくとも前記第１の管路の前記円筒部に連通した連通孔が、前記円筒部の開口部より視認できる位置に設けられるとともに、前記合流部は前記第２の管路と前記第３の管路を略直線状に連結してなることを特徴とする内視鏡。
【００８４】
（付記項２）前記挿入部に対し、着脱自在なシースを設けるとともに、前記シース先端部には少なくとも前記第３の管路の開口部を覆う壁部が設けられていることを特徴とする付記項１の内視鏡。
【００８５】
（付記項３）前記壁部における、前記第３の管路の開口部に対面する部位には、前記第３の管路から前方に噴出される加圧空気あるいは液体の流れ方向を、前記挿入部先端の対物レンズ側に偏向するための溝部が形成されていることを特徴とする付記項２の内視鏡。
【００８６】
（付記項４）前記円筒部には、前記第１、第２の管路に加圧空気あるいは液体を適宜切り替えて送るための切替手段が配置される付記項１の内視鏡。
【００８７】
（付記項５）前記円筒部の開口部から前記第１の管路の連通孔内に向けて挿通した管路洗浄用ブラシが、少なくとも前記合流部まで到達するとともに、前記挿入部先端側から前記第３の管路に挿通した管路洗浄用ブラシが前記第２の管路を通って前記円筒部まで到達するように構成した付記項１の内視鏡。
【００８８】
（付記項６）被検体に挿入可能な挿入部と、この挿入部の基端側に操作部を有する内視鏡において、
前記操作部に設けられ、開口部を有する凹部と、
前記内視鏡の内部に設けられ、前記凹部の内周面に設けられる第１の管路開口と、前記挿入部の先端部に設けられる第２の管路開口とを連通する第１の管路と、
前記内視鏡の内部に設けられ、前記凹部の内周面の前記第１の管路開口に対して前記凹部の開口部側に配置される第３の管路開口と前記第１の管路とを連通する第２の管路と
を具備することを特徴とする内視鏡。
【００８９】
（付記項７）前記第３の管路開口は、前記凹部の開口部の近傍に設けられていることを特徴とする付記項６に記載の内視鏡。
【００９０】
（付記項８）被検体に挿入される細長い挿入部と、この挿入部の基端側に設けられた操作部とを有する内視鏡において、
前記操作部で挿入部の軸方向とは異なる方向に開口を有する略円筒形の円筒部と、
この円筒部の内孔に連通した第１の連通孔を前記円筒部の開口の近傍に備え、前記挿入部の先端側に向けて延出された第１の管路と、
前記円筒部の内孔に連通した第２の連通孔を備え、前記挿入部の先端側に向けて延出された第２の管路と、
前記第１および第２の管路を１つに合流させる合流部と、
前記第２の管路に対して略直線状に設けられているとともに、前記合流部から前記挿入部の先端部に向けて延出され、前記挿入部の先端部に開口を有する第３の管路と
を具備することを特徴とする内視鏡。
【００９１】
（付記項９）細長い挿入部に内蔵され、先端部に先端開口を有する第１の流路と、
この第１の流路から分岐されて前記挿入部の手元側に延出された第２の流路と、
前記挿入部の軸方向とは異なる方向に開口部を備え、前記第１および第２の流路の基端で内部に連通されているとともに、前記第２の流路の基端開口を前記開口部の近傍に有する凹部と
を有する内視鏡の洗浄方法において、
前記第１の流路の先端開口から前記凹部まで前記第１の流路を洗浄用ブラシで洗浄する工程と、
前記凹部の第２の流路の基端開口から前記第１の流路が分岐された位置まで前記洗浄用ブラシで洗浄する工程と
組み合わせて行なうことを特徴とする内視鏡の洗浄方法。
【００９２】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、操作部の大型化を防止するとともに、操作部に接続された挿入部に内蔵された送気送水用の管路を全体にわたって確実かつ容易に洗浄することができる内視鏡およびその洗浄方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施の形態に係わる内視鏡の概略的な全体構成図。
【図２】この発明の一実施の形態に係わる内視鏡における挿入部にシースを装着した状態を示し、（Ａ）は挿入部の軸方向に沿って観察した状態を示す正面図、（Ｂ）は（Ａ）に示す挿入部の２Ｂ−２Ｂ線に沿う断面図。
【図３】この発明の一実施の形態に係わる内視鏡における挿入部および操作部内に配置される内部管路構造を示すとともに、内部管路を洗浄する際の外略図。
【図４】この発明の一実施の形態に係わる内視鏡における操作部に設けられた送気送水用シリンダおよび送気送水用ボタンの構造を示し、（Ａ）はシリンダに対してボタンの押圧を解除した状態を示す概略的な断面図、（Ｂ）はシリンダに対してボタンを押圧した状態を示す概略的な断面図。
【図５】この発明の一実施の形態に係わる内視鏡を洗浄するための洗浄用ブラシの概略図。
【図６】この発明の一実施の形態に係わる内視鏡における挿入部にシースを装着した状態のシースの変形例を示し、（Ａ）は挿入部の軸方向に沿って観察した状態を示す正面図、（Ｂ）は（Ａ）に示す挿入部を下側から観察したときの下面図。
【図７】従来の技術に係わる内視鏡の内部構造を示す概略的な全体構成図。
【符号の説明】
１…内視鏡、２…挿入部、３…操作部、８…先端硬質部（先端部）、１１，１２…内蔵管路、１１ａ，１１ｂ…送水用管路、１２ａ，１２ｂ…送気用管路、１５…対物カバーガラス、１８…管路切換え部、２０…送気送水用シリンダ、２１…開口部、２３…連通孔、２４…連通孔、４０…合流部、４０ａ…直線部、４０ｂ…曲線部、４２…送気送水管路、４２ａ…先端開口部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an endoscope in which a pipeline (flow path) for flowing pressurized air or liquid is inserted through an insertion portion, and a cleaning method thereof.
[0002]
[Prior art]
For example, in a general medical endoscope, an air supply / water supply conduit is built in the insertion portion. At the tip of this air / water supply conduit, there is provided a nozzle for supplying air and water toward the objective lens provided at the tip of the insertion portion. When an appropriate part is observed by inserting the insertion portion of the endoscope into the body cavity, the visual field may be obstructed by blood or dirt attached to the objective lens. In this case, the operation unit is operated to supply water from the nozzle toward the objective lens through the air / water supply conduit. Thereafter, air is supplied from the nozzle toward the objective lens to remove water droplets attached to the objective lens.
[0003]
Thus, the objective lens and the nozzle for cleaning the objective lens are fixed to the distal end portion of the insertion portion of the endoscope. The air / water supply conduit in the nozzle has a small inner diameter and is formed so as to draw a curve rapidly. For this reason, when brushing and cleaning the inside of the nozzle after using the endoscope, there is a problem that it is difficult to perform the operation of inserting the cleaning brush, and the brushing operation is complicated.
[0004]
An endoscope that solves this problem is disclosed in Patent Document 1, for example. On the distal end surface of the distal end portion of the insertion portion of the endoscope, an air / water supply conduit is opened as it is without providing a fixed nozzle. A removable sheath is attached to the distal end portion of the insertion portion of the endoscope, and a fluid ejected forward from the opening of the air / water supply conduit is applied to a flange portion (wall portion) provided on the distal end surface of the sheath. Then, the surface of the objective lens is cleaned by deflecting the fluid toward the objective lens surface. In the endoscope configured in this manner, the flange portion that functions as the nozzle portion is separated from the distal end portion of the insertion portion by removing the sheath from the distal end portion of the insertion portion of the endoscope. Easy to clean.
[0005]
Patent Document 2 discloses another endoscope technique. As shown in FIG. 7, the air / water supply conduit in the endoscope 101 includes an air supply conduit 103 a and a water supply conduit 103 b on the proximal end side of the insertion portion 102. The proximal ends of the air supply conduit 103 a and the water supply conduit 103 b are provided in the operation unit 104, and are connected to an air supply / water supply cylinder 105 that switches between air supply and water supply to the distal end side of the insertion portion 102. The leading ends of the air supply conduit 103a and the water supply conduit 103b are connected (combined) with each other by the trifurcated junction 106. An air / water supply conduit 107 extends from the front end of the merging portion 106 along the axial direction of the air supply conduit 103 a toward the distal end portion 102 a of the insertion portion 102, and the distal end of the distal end portion 102 a of the insertion portion 102. It is opened at. That is, at the distal end portion 102a of the insertion portion 102 of the endoscope 101, instead of the two conduits 103a and 103b for air supply and water supply, one conduit 107 in which two conduits 103a and 103b are merged. Only. For this reason, the limited space of the front-end | tip part 102a of the insertion part 102 of the endoscope 101 can be used effectively. Further, at the junction 106, the air supply conduit 103a and the air / water supply conduit 107 are joined in a substantially straight line. The water supply pipe 103 b is bent and joined to the air / water supply pipe 107 at the junction 106.
[0006]
Of the two pipes 103 a and 103 b connected to the air / water supply cylinder 105 of the operation unit 104, the proximal end opening of the air supply pipe 103 a is close to the opening 105 a of the air / water supply cylinder 105. It is placed at the site. Further, the proximal end opening (communication hole) of the air supply conduit 103 a is connected to face the opening 105 a of the cylinder 105. For this reason, it is easy to insert the cleaning brush 108 for cleaning the inside of the air supply conduit 103a from the opening 105a of the cylinder 105. When the internal conduits 103a, 103b, 107 configured in this manner are subjected to brushing cleaning, the cleaning brush 108 is inserted into the air supply conduit 103a from the opening 105a of the air supply / water supply cylinder 105, thereby supplying air and water. The cleaning brush 108 is projected to the opening at the tip of the pipe 107 (opening at the tip 102a of the insertion portion 102).
[0007]
A sheath 109 is attached to the insertion portion 102 of the endoscope 101. A flange portion 110 is formed at the distal end portion of the sheath 109 as a nozzle disposed in front of the air / water supply conduit 107. For this reason, the gas or liquid ejected from the opening at the tip of the air / water supply conduit 107 is deflected by the flange portion 110 to remove filth attached to the objective lens 111 provided at the tip portion 102a of the insertion portion 102. .
[0008]
Patent Document 3 discloses an endoscope in which a water supply conduit and an air supply conduit are arranged from the bottomed cylindrical air supply / water supply cylinder to the inner peripheral side and the bottom direction, respectively. It is disclosed. This endoscope is provided with a water supply conduit and an air supply conduit obliquely downward with respect to the axial direction of the air / water supply cylinder. A water supply conduit is provided near the upper end of the cylinder, and an air supply conduit is provided near the lower end of the cylinder. For this reason, it is easy to insert the cleaning brush from the opening of the air / water supply cylinder into both the water supply line and the air supply line. That is, it is easy to wash the water supply conduit and the air supply conduit of the endoscope.
[0009]
[Patent Document 1]
JP 2001-321323 A
[0010]
[Patent Document 2]
JP-A-8-215137
[0011]
[Patent Document 3]
JP-A-8-252215
[0012]
[Problems to be solved by the invention]
The internal conduit configuration in the insertion portion of the endoscope disclosed in Patent Document 2 described above can easily clean the air supply conduit where dirt is most likely to remain. That is, the cleaning brush can be easily inserted into the nozzle at the distal end of the insertion portion and the air supply conduit as the internal conduit communicating with the nozzle. However, of the two pipes 103a and 103b in FIG. 7, the lower water supply pipe 103b is provided with a pipe 103b in a direction orthogonal to the axial direction of the air / water supply cylinder 105. It is difficult to insert the cleaning brush 108 into the conduit 103b, and it may be difficult to clean the inner peripheral surface of the water supply conduit 103b with the cleaning brush 108. For this reason, in the endoscope 101 of this technique, much labor is required to clean all of the internal conduits 103a, 103b, and 107.
[0013]
Further, in Patent Document 3, the height of the entire air supply / water supply cylinder is increased by an air supply conduit extending obliquely downward from the bottom of the air supply / water supply cylinder. For this reason, the operation part which accommodates this cylinder may enlarge.
[0014]
The present invention has been made paying attention to such circumstances, and its object is to prevent the enlargement of the operation part and to supply air and water in an insertion part connected to the operation part. It is an object of the present invention to provide an endoscope capable of reliably and easily cleaning the entire pipe line and a method for cleaning the endoscope.
[0015]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve such a problem, the endoscope of the present invention is provided with an operating portion on the proximal end side of an elongated insertion portion to be inserted into a subject, and a conduit for switching a conduit is provided in the operating portion. A switching portion is provided, and the pipe switching portion includes a cylinder having an opening that is open in a direction substantially orthogonal to the axial direction of the insertion portion. The endoscope communicates with the inner hole of the cylinder, and includes first and second pipes that extend toward the distal end side of the insertion part, and the first and second pipes. The first pipe having a joining portion to be joined together, and a third pipe line extending from the joining portion toward the distal end portion of the insertion portion and having an opening at the distal end portion of the insertion portion. A communication hole communicating with the inner hole of the cylinder at the base end of the path is provided in the vicinity of the opening of the cylinder, and the second and third pipe lines are connected in a substantially linear shape. First feature.
[0016]
Since it has such a configuration, the cleaning brush can be inserted through the first conduit from the communicating hole near the opening of the cylinder toward the distal end of the insertion portion, and opened at the distal end of the insertion portion. The cleaning brush can be inserted from the third pipe line to the cylinder through the second pipe line arranged linearly with respect to the third pipe line. For this reason, it is possible to easily spread the cleaning brush over the entire internal pipe line of the insertion portion, and the air / water supply pipe line is reliably and easily cleaned throughout.
[0017]
In addition, an objective lens is provided at the distal end of the insertion portion, and the flow direction of the fluid ejected forward from the third conduit is deflected toward the objective lens on the outer periphery of the insertion portion. A second feature is that a sheath having a nozzle at the tip is detachably disposed.
[0018]
With such a configuration, when air is supplied to the front from the distal end surface of the insertion portion, the direction of the gas supplied or the liquid supplied by the nozzle is deflected to supply the objective lens at the distal end of the insertion portion. Water can be sent. That is, dirt attached to the objective lens during use is removed.
[0019]
In addition, the endoscope has an elongated insertion portion that can be inserted into a subject, and an operation portion on the proximal end side of the insertion portion. The endoscope is provided in the operation portion, and includes a recess having an opening, a first opening formed on an inner peripheral surface of the recess, and a second opening provided at a distal end of the insertion portion. Are provided on the inner wall of the first channel and the third opening formed on the inner peripheral surface of the recess on the opening side of the recess with respect to the first opening. A third feature is that a second flow path communicating with the fourth opening is provided.
[0020]
With such a configuration, the cleaning brush can be inserted from the second opening to the first opening through the first flow path, and from the third opening to the second flow path and the fourth opening. The cleaning brush can reach the first flow path through. For this reason, it becomes possible to spread the washing brush over the entire internal flow path of the insertion portion, and the air / water flow path is reliably and easily washed throughout.
[0021]
The fourth feature is that the third opening is provided in the vicinity of the opening of the recess.
[0022]
Since it has such a structure, it becomes easy to visually recognize 3rd opening from the opening of a recessed part, and the brush for washing | cleaning is reliably and easily penetrated by the 2nd flow path. That is, the second flow path can be reliably and easily cleaned using the cleaning brush.
[0023]
Further, in an endoscope cleaning method in which a brush is inserted into an internal conduit of an elongated insertion portion to be inserted into a subject and the inside of the conduit is brushed and cleaned, the opening from the distal end of the insertion portion is connected to the internal conduit. A first brush insertion step of brushing and cleaning by inserting a cleaning brush; and a brushing and cleaning step of inserting a cleaning brush into the internal conduit from a communication hole provided in the vicinity of the opening of the cylinder of the operation unit. The fifth feature is that the second brush insertion step is performed in combination.
[0024]
Since such a process is provided, the internal conduit of the endoscope is brushed and cleaned with a cleaning brush from the distal end portion of the insertion portion to the cylinder of the operation portion. In addition, the internal pipe line of the endoscope is brushed and cleaned with a cleaning brush from the cylinder of the operation unit.
[0025]
The first brush insertion step is used in a state of being attached to the insertion portion, and includes a sheath having a nozzle that deflects the flow path of the fluid flowing in the internal conduit at the distal end portion of the insertion portion. A sixth feature is that the method further includes a step of removing from the insertion portion of the endoscope.
[0026]
Since it has such a process, a sheath can be removed from an insertion part, a nozzle can also be removed following it and an internal pipe line is washed easily.
[0027]
In addition, the second brush insertion step further includes a step of removing a fluid switching mechanism that is detachably disposed in the inner hole of the cylinder, and appropriately switches and sends gas and liquid to the internal conduit. 7 features.
[0028]
Since it has such a process, an internal pipe line is brushed and washed in the state where the fluid switching mechanism for switching the gas and liquid to be ejected from the distal end portion of the insertion portion is removed.
[0029]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, a preferred embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
[0030]
As shown in FIG. 1, for example, a medical endoscope 1 according to this embodiment is provided at an elongated insertion portion 2 to be inserted into a body cavity (subject) and a proximal end portion of the insertion portion 2. The operation unit 3 and a universal cord 4 having a base end connected to the operation unit 3 are provided.
[0031]
A light guide connector 5 is disposed at the tip of the universal cord 4. The light guide connector 5 is connected to a light source device (not shown). This light source device guides light toward a light guide fiber (illumination optical system) described later. A camera cable 6 is branched and extended from the side surface of the light guide connector 5. A camera connector 7 is provided at the tip of the camera cable 6. The camera connector 7 is connected to a video processor (not shown) that controls an observation optical system to be described later.
[0032]
On the other hand, the insertion portion 2 of the endoscope 1 includes a distal end hard portion (tip portion) 8, a bending portion 9, and a rigid insertion portion 10 from the distal end side. That is, the proximal end portion of the rigid insertion portion 10 is connected to the operation portion 3. A plurality of wires (not shown) are disposed inside the rigid insertion portion 10 and the bending portion 9 of the insertion portion 2. The distal ends of these wires are connected to the distal end of the bending portion 9, and the proximal ends are connected to a bending operation portion (not shown) of the operation portion 3. When the knob of the bending operation unit of the operation unit 3 is operated, the wire is pushed and pulled, and the bending unit 9 is bent in a desired direction.
[0033]
Inside the insertion portion 2, the operation portion 3, the universal cord 4 and the light guide connector 5 of the endoscope 1, an observation optical system (not shown), an illumination optical system (not shown), and a built-in conduit 11 , 12 are provided. As shown in FIG. 2B, the distal end surface of the distal end hard portion 8 of the endoscope 1 is formed as a surface orthogonal to the axial direction of the insertion portion 2. That is, the endoscope 1 is formed in a so-called direct view type.
[0034]
As shown in FIG. 2A, an objective cover glass (objective lens) 15 and a light guide cover glass (illumination lens) 16 are provided on the distal end surface of the distal end hard portion 8. The objective cover glass 15 is provided at the tip of the observation optical system. Further, the light guide cover glass 16 is provided so as to abut on the tip surface of the light guide fiber.
[0035]
As shown in FIG. 1, the built-in conduits 11 and 12 described above include water supply conduits 11a and 11b and air supply conduits 12a and 12b, respectively. As shown in FIG. 3, the proximal ends of the water supply pipelines 11 a and 11 b and the proximal ends of the air supply pipelines 12 a and 12 b are connected to the pipeline switching unit 18 provided in the operation unit 3. . The pipe switching unit 18 includes an air / water supply cylinder 20 and an air / water supply button 30 that is detachably fitted into an inner hole of the cylinder 20.
[0036]
The air / water supply cylinder 20 is formed as a cylindrical portion (concave portion) in a substantially cylindrical shape with a bottom, and is attached to the operation portion 3. The inside of the air / water supply cylinder 20 has a stepped cylindrical lumen shape. The opening 21 of the air / water supply cylinder 20 protrudes outward from the housing of the operation unit 3 and is formed as a base 21a.
[0037]
Four communication holes 23, 24, 27, and 28 are formed on the inner peripheral surface of the cylinder 20. The communication hole (third opening) 23 is provided in the vicinity of the opening 21 of the cylinder 20. The communication hole 23 is connected to the proximal end of a water supply conduit (second flow path) 11 b and extends toward the distal end 8 of the insertion portion 2. At this time, it is preferable that a part of the inside of the water supply conduit 11b is visually recognized from the communication hole 23. That is, the axis of the communication hole 23 extends toward the opening 21, and the water supply conduit 11 b extends obliquely downward near the cylinder 20.
[0038]
The other communication hole (first opening) 24 is provided on the inner peripheral surface on the distal side with respect to the opening 21 of the air / water supply cylinder 20. The communication hole 24 is connected to the proximal end of the air supply conduit 12 b and extends toward the distal end 8 of the insertion portion 2. The axis of the air supply conduit 12b extends in a direction substantially orthogonal to the axial direction of the cylinder 20.
[0039]
On the other hand, the communication holes 27 and 28 are provided on the inner peripheral surface of the cylinder 20 facing the communication holes 23 and 24 described above. The communication hole 27 is provided at a height between the communication holes 23 and 24 described above. The communication hole 27 is connected to the proximal end of the water supply conduit 11 a and extends toward the rear end (front end) of the universal cord 4. In the inner peripheral surface of the cylinder 20 in the vicinity of the communication hole 27, the diameter orthogonal to the axial direction of the cylinder 20 is larger than that of other portions. As described above, the air / water supply cylinder 20 is provided with a space for supplying water from the water supply pipe 11 a to the inside of the cylinder 20.
[0040]
Further, the other communication hole 28 is provided in the lower end portion of the inner peripheral surface further below the step portion 20b described later of the air / water supply cylinder 20. The communication hole 28 is connected to the proximal end of the air supply conduit 12a. The air supply conduit 12 a extends in a direction substantially orthogonal to the axial direction of the cylinder 20 and toward the rear end (front end) of the universal cord 4.
[0041]
The air / water supply button 30 shown in FIGS. 4 (A) and 4 (B) is a fluid that switches between air supply and water supply toward the distal end portion 8 of the insertion portion 2 and shutting off the air supply and water supply. It is provided as a switching mechanism. The air / water supply button 30 includes a cylindrical shaft portion 30a having a diameter disposed in the inner hole of the cylinder 20, and a communication hole 30b provided on the central axis of the shaft portion 30a. .
[0042]
The air / water supply button 30 is attached by attaching a button attachment member 31 to the base 21 a of the opening 21 of the air / water supply cylinder 20. The button mounting member 31 is formed in a cylindrical shape, and a stopper 33 that restricts the movement of the air / water feeding button 30 within a predetermined range is provided on the inner peripheral surface thereof. The air / water button 30 has an upper end that is larger in diameter than the shaft portion 30a. When the finger 70 is put on the upper end of the button 30 and the button 30 is pressed, the upper end of the button 30 moves to the vicinity of the upper end of the button mounting member 31. Further, since a pressing spring 32 is provided between the shaft portion 30a of the air / water feeding button 30 and the inner peripheral surface of the button mounting member 31, the button 30 is urged upward. Yes. For this reason, when the operator presses the button 30 against the urging force of the pressing spring 32 with the finger 70 and then releases the pressing, the button 30 returns to a predetermined position.
[0043]
The air / water button 30 has a plurality of seal valves (first to third seal valves 25a, 25b, 25c) 25 and one check valve 26 arranged on the outer periphery of the shaft portion 30a. ing. The first seal valve 25a is provided at a position to seal the upper side of the water supply conduit 11b regardless of whether or not the button 30 is pressed. When the button 30 is pressed, the second seal valve 25b enters the expanded portion of the water supply conduit 11a described above and allows the flow of liquid between the two water supply conduits 11a and 11b. When the pressure is released, it is provided at a position where the flow of the liquid between the two water supply pipes 11a and 11b is blocked. The third seal valve 25c is provided at a position to seal the lower side of the water supply conduit 11a regardless of whether or not the button 30 is pressed. That is, mixing of the water supply liquid and the air supply gas is prevented. The check valve 26 includes a valve portion 26a attached to the outer peripheral surface of the shaft portion 30a of the button 30, and a valve main body 26b provided integrally with the valve portion 26a. The valve body 26b protrudes in a flange shape obliquely upward from the valve portion 26a. For this reason, when the pressurized air flows from the lower side to the upper side of the check valve 26, the pressurized air presses the valve body 26 b, leaving a gap between the valve body 26 b and the inner peripheral surface of the cylinder 20. Arise. Pressurized air flows above the check valve 26 from this gap. On the other hand, even when the pressurized air is directed from the upper side to the lower side of the check valve 26, the pressure main body 26b is further abutted against the inner peripheral surface of the cylinder 20 by the pressure, so that the flow of the pressurized air is blocked. Maintained.
[0044]
For this reason, when the button 30 is pressed, the check valve 26 is brought into contact with the stepped portion 20a to block the gas flow between the two air supply conduits 12a and 12b. When the push of the button 30 is released, it is provided at a position that allows the flow depending on the pressure of the gas between the two air supply conduits 12a and 12b.
[0045]
Further, as the lower end of the air / water feeding button 30 comes in contact with and separates from the stepped portion 20b, the check valve 26 comes in contact with and separates from the stepped portion 20a. For this reason, when the button 30 is pressed by the abdomen of the finger 70 and the communication path 30b is closed, the gas is prevented from flowing outside the operation unit 3 of the endoscope 1 through the communication path 30b. When the pressing of the button 30 is released, the gas supply line 12a is selectively switched from the air supply line 12a to the communication path 30b and the air supply line 12b depending on whether or not the abdomen of the finger 70 is at the open end (upper end) 30c of the button 30. Gas flows through
[0046]
As shown in FIG. 3, in the insertion portion 2 of the endoscope 1, a water supply conduit (first conduit) 11b and an air supply conduit (second conduit) 12b are substantially Y-shaped. Is joined to an air / water supply conduit (third conduit) 42, which is one conduit, via a concentric (trifurcated) junction 40. That is, the air supply conduit 12b and the air / water supply conduit 42 form one conduit (first flow path). And the front-end | tip of this air / water supply pipe line 42 is opened by the front end surface of the front-end | tip hard part 8, and the front-end | tip opening part 42a is formed.
[0047]
The junction 40 where the water supply conduit 11b and the air supply conduit 12b merge is joined to the straight portion 40a formed in a substantially straight pipe shape with a metal material such as stainless steel, for example. And a curved portion 40b bent in a curved shape. The curved portion 40b is formed of a metal material such as stainless steel like the straight portion 40a, and the opening provided at the tip of the curved portion 40b is connected (communication) to the opening (fourth opening) provided on the inner wall of the straight portion 40a. ), The straight portion 40a and the curved portion 40b are joined by, for example, solder. For this reason, the inside of the linear part 40a and the curved part 40b is mutually connected. With such a configuration, the straight portion 40a can be connected by aligning the axial directions of the air / water supply conduit 42 and the air supply conduit 12b. Further, the curved portion 40b supplies the water supply pipe 11b via the straight line portion 40a so that the axial direction of the water supply pipe 11b intersects the axial direction of the air supply / water supply pipe 42 or the air supply pipe 12b. It is connected to the water supply pipeline 42.
[0048]
On the other hand, as shown in FIG. 1, the universal cord 4 is provided with a water supply conduit 11a and an air supply conduit 12a as described above. The tip of the water supply conduit 11 a is connected to a water supply tank base 46. A water supply tank 47 is connected to the water supply tank base 46.
[0049]
The water supply tank 47 is filled with a liquid 50 for cleaning the objective cover glass 15 through the pipe lines 11a and 11b. The tank 47 is hermetically sealed, and the front end opening of a water supply pipe (fluid pipe) 51 connected to the water supply pipe 11 a is immersed in the liquid 50. On the other hand, the opening at the front end of the air supply pipe (fluid pipe) 52 connected to the air supply pipe 12 a is not immersed in the liquid 50 inside the tank 47, but is disposed in the space above the liquid 50. .
[0050]
Further, the tip of the air supply conduit 12 a is branched, and one end is connected to a water supply tank base 46 provided in the light guide connector 5. The other end of the air supply conduit 12 a is connected to an air supply base 48. An air supply pump 49 is connected to the air supply base 48.
[0051]
As shown in FIG. 1, a sheath 60 is detachably attached to the insertion portion 2 of the endoscope 1 from the distal end hard portion 8 of the insertion portion 2 toward the rigid insertion portion 10. A substantially cylindrical tip frame 61 formed of a hard member such as a rubber material such as natural rubber, silicone rubber, or fluororubber, or a hard plastic material such as modified PPO, PSF, PET, or PP is provided at the tip of the sheath 60. Is provided. A curved tube 62 formed of a flexible material such as a flexible plastic material such as natural rubber, fluorine rubber, or silicone rubber is provided at the rear end of the front end frame 61. At the rear end of the curved tube 62 is provided a hard portion 63 formed of a hard pipe such as a metal material such as stainless steel or a hard plastic material. A sheath body 64 is provided on the proximal end side of the rigid portion 63. The sheath body 64 is attached to and detached from the end portion of the operation portion 3 on the insertion portion 2 side when the sheath 60 is attached to and detached from the insertion portion 2. When the sheath 60 is attached to the insertion portion 2 of the endoscope 1, the distal end frame 61 is disposed on the outer periphery corresponding to the distal end hard portion 8. Similarly, a bending tube 62 is disposed on the outer periphery corresponding to the bending portion 9, and a rigid portion 63 is disposed on the outer periphery corresponding to the rigid insertion portion 10. For this reason, when the bending portion 9 is bent, the bending tube 62 of the sheath 60 follows and bends. That is, when the distal end hard portion 8 is deflected by the bending of the bending portion 9, the bending tube 62 and the distal end frame 61 follow and are deflected.
[0052]
As shown in FIG. 2, a flange-like nozzle (wall portion) 67 is provided at the distal end of the distal end frame 61 of the sheath 60 so as to cover the distal end opening 42 a of the air / water feeding conduit (third conduit) 42. It has been. A groove portion 68 for deflecting gas and liquid toward the objective cover glass 15 during air / water feeding is provided on the back surface of the nozzle 67, that is, a position facing the air / water feeding conduit 42.
[0053]
A flange portion 69 having a thickness equal to or greater than the thickness of the nozzle 67 is provided in a substantially semicircular shape at a position facing the nozzle 67 of the distal end frame 61 of the sheath 60. The flange portion 69 is formed on a slope that protrudes forward as it goes from the inside to the outside of the front end frame 61. For this reason, the gas and the liquid deflected by the groove portion 68 of the nozzle 67 travel obliquely forward through the flange portion 69 from the state along the distal end surface of the distal end hard portion 8 of the insertion portion 2.
[0054]
Note that the brush 80 shown in FIG. 5 is used for brushing and cleaning the ducts 11b, 12b, and 42 of the endoscope 1 having such a configuration. The brush 80 includes a brush shaft portion 81 and a brush gripping portion 81 a provided at the base end portion of the brush shaft portion 81. A brush brush portion 82 in which hairs are closely planted in a circular tube shape is formed at the tip of the brush shaft portion 81. A tip brush portion 83 is formed at a position protruding from the tip portion of the brush shaft portion 81 toward the tip side.
[0055]
Next, the operation of the endoscope 1 having such a configuration will be described.
[0056]
First, the sheath 60 is attached to the insertion portion 2 of the endoscope 1. At this time, the tip frame 61 is positioned with respect to the tip hard portion 8 of the insertion portion 2 so that the nozzle 67 is disposed in front of the tip opening 42a. That is, the sheath 60 is attached to the insertion portion 2 of the endoscope 1 in a predetermined direction.
[0057]
Further, the air supply pump 49 is connected to the air supply base 48, and the water supply tank 47 is connected to the water supply tank base 46. An air / water supply button 30 equipped with a pressing spring 32 is disposed in the air / water supply cylinder 20, and a button attachment member 31 is attached to the base 21. In this state, the insertion portion 2 of the endoscope 1 is inserted to a desired position in the body cavity.
[0058]
Then, pressurized air is supplied to the air supply conduit 12 a by the air supply pump 49. Then, the pressurized air flows into the air / water supply cylinder 20 via the air supply pipe 12 a in the universal cord 4.
[0059]
As shown in FIG. 4A, in the open state where the finger 70 does not touch the open end (upper end) 30c of the communication passage 30b of the air / water supply button 30, the communication passage starts from the bottom side of the air / water supply button 30. It is released into the atmosphere through 30b. For this reason, the pressure of pressurized air falls and the course (flow path) is blocked by the valve body 26b of the check valve 26. For this reason, pressurized air does not flow through the air supply conduit 12b. That is, when the air / water supply button 30 is not pressed and the open end 30c of the communication passage 30b is opened, neither air nor liquid is sent to the distal end side of the insertion portion 2 (standby state). is there.
[0060]
When the endoscope 1 is used, dirt may adhere to the objective cover glass 15 and obstruct the viewing field. When removing the dirt adhered to the objective cover glass 15, the abdomen of the finger 70 is applied to the opening end 30c of the air / water feeding button 30, and the pressurized air is released from the opening end 30c into the atmosphere through the communication path 30b. Block the flow path. In this state, the air / water supply button 30 is pressed against the urging force of the pressing spring 32, and the bottom (lower end) of the air / water supply button 30 hits the step 20 b in the air / water supply cylinder 20. Push in until it hits.
[0061]
At this time, the valve portion 26a of the check valve 26 is pressed against the step portion 20a provided on the inner peripheral surface of the air / water supply cylinder 20, and the flow path to the air supply conduit 12b is also blocked. For this reason, there is no passage of pressurized air from the air / water supply cylinder 20. Then, most of the pressurized air flows into the air supply pipe 52 from the air supply pipe 12a branched near the tip of the universal cord 4 shown in FIG. Therefore, the pressurized air pressurizes the inside of the water supply tank 47 through the air supply pipe 52 of the water supply tank 47 connected to the light guide connector 5. Since the liquid level of the liquid 50 in the water supply tank 47 is pushed by the pressurized air, the liquid 50 in the tank 47 flows into the water supply line 11 a of the light guide connector 5 through the water supply pipe 51. Then, the liquid 50 flows into the air / water supply cylinder 20 from the water supply line 11a.
[0062]
Then, the liquid 50 that has flowed into the air / water supply cylinder 20 flows into the water supply line 11b through the gap between the air / water supply cylinder 20 and the air / water supply button 30 (see FIG. 4B). That is, when the liquid 50 flows into the air / water supply cylinder 20 from the water supply pipe 11a, the second seal valve 25b is located at the diameter-enlarged position on the inner peripheral surface of the cylinder 20, so the first and first The liquid 50 freely flows between the three seal valves 25a and 25c. Then, the liquid 50 flows into the water supply conduit 11b. The liquid 50 that has flowed into the water supply conduit 11 b is directed to the distal end portion 8 of the insertion portion 2 and flows into the air / water supply conduit 42 at the junction 40. For this reason, the liquid 50 is ejected from the front end opening 42 a of the air / water supply conduit 42.
[0063]
The flow of the ejected liquid 50 is deflected in a substantially perpendicular direction by a nozzle 67 provided on the distal end frame 61 of the sheath 60. Then, the liquid 50 passes through the groove 68 and is directed to the objective cover glass 15. At this time, since the air supply conduit 12b is blocked in the air supply / water supply cylinder 20 by the third seal valve 25c and the check valve 26, the liquid 50 flows backward from the junction 40 to the air supply conduit 12b. Is prevented.
[0064]
After the objective cover glass 15 is washed, the air / water supply button 30 is released (see FIG. 4A). Then, the open end 30 c of the communication passage 30 b of the air / water feeding button 30 is closed with the abdomen of the finger 70. Then, the pressurized air that has passed through the air supply conduit 12a is not released into the atmosphere. When the pressurized air flows into the cylinder 20 from the air supply conduit 12a, pressure is applied to the valve body 26b of the check valve 26. The pressurized air pushes the valve body 26b of the check valve 26 to create a gap, and flows into the air supply conduit 12b. For this reason, pressurized air is ejected from the front end opening 42a of the air / water supply conduit 42 through the air supply conduit 12b.
[0065]
The ejected air is deflected by the nozzle 67. Then, the liquid (residual water) adhering to the distal end surface of the distal end hard portion 8 is blown away. That is, the residual water adhering to the objective cover glass 15 on the distal end surface of the distal end rigid portion 8 is removed, and the observation visual field of the endoscope 1 is secured. At this time, since the water supply conduit 11a is blocked by the second and third seal valves 25b and 25c, no liquid is supplied to the nozzle 67.
[0066]
Then, the liquid (water droplets) that has passed over the objective cover glass 15 during the water supply and air supply forms water droplets on the edge of the distal end of the insertion portion 2 so as to ride on the flange portion 69 formed on the opposite surface of the nozzle 67. It falls from the tip of the insertion part 2 without remaining.
[0067]
After the endoscope 1 is used for the subject, cleaning is performed. In this case, the sheath 60 is removed from the insertion portion 2 of the endoscope 1, and the water supply conduit 11 b, the air supply conduit 12 b, the air / water supply conduit 42 and the inner peripheral surface of the sheath 60 are cleaned with the cleaning brush 80. Brush other parts of the outer surface.
[0068]
At this time, when the sheath 60 is removed from the endoscope 1, the nozzle 67 is removed (removed) from the distal end portion of the air / water supply conduit 42. For this reason, the brush shaft portion 81 of the brush 80 is easily moved forward and backward in the air / water supply conduit 42 and the air supply conduit 12b during brushing. Further, the brush portion 82 and the tip brush portion 83 of the cleaning brush 80 can be applied to the groove portion 68 of the nozzle 67 for cleaning.
[0069]
Further, when cleaning the internal pipes 11b and 12b and the lumens of the air / water supply pipe 42 built in the insertion portion 2, the cleaning brush 80 is connected to the water supply pipe 11b and the water supply pipe 11b as described below. The air pipe 12b and the air / water pipe 42 are inserted.
[0070]
As shown in FIG. 3, the air / water supply button 30 is removed from the air / water supply cylinder 20, and a communication hole (second base end opening) from the opening 21 of the air / water supply cylinder 20 to the water supply pipeline 11 b is obtained. ) Insert the cleaning brush 80 toward 23. That is, the brush shaft portion 81 is pushed from the front end brush portion 83 of the brush 80 toward the front end side of the insertion portion 2, and the front end brush portion 83 is pushed up to the joining portion 40. Then, the brush brush portion 82 and the tip brush portion 83 of the brush 80 brush the inner peripheral surface of the water supply conduit 11b. At this time, since the communication hole 23 is provided at a position that can be seen from the opening 21 of the air / water supply cylinder 20, the brush shaft 81 of the cleaning brush 80 can be smoothly inserted into the communication hole 23. Then, as shown in FIG. 3, the tip of the cleaning brush 80 (tip brush portion 83) is brought into contact with the linear portion 40 a several times in the merging portion 40. Thus, after washing | cleaning the internal peripheral surface of the pipe 11b for water supply to the confluence | merging part 40 (curve part 40b), the axial part 81 of the brush 80 is pulled out.
[0071]
Next, the cleaning brush 80 is inserted from the distal end opening (second opening) 42 a of the air / water supply conduit 42 opened to the distal end hard portion 8 toward the proximal end side of the insertion portion 2. The cleaning brush 80 is fed from the communication hole (first base end opening) 24 of the air supply conduit 12b through the air / water supply conduit 42, the merging portion 40 (straight portion 40a), and the air supply conduit 12b. The cleaning brush 80 is pushed forward until the tip of the cleaning brush 80 protrudes into the lumen of the pneumatic cylinder 20. Then, the brush brush portion 82 and the tip brush portion 83 of the brush 80 brush the inner peripheral surface of the air supply conduit 12b. At this time, since the air / water supply conduit 42 and the air supply conduit 12b are connected in a substantially straight line by the joining portion 40 (straight portion 40a), the cleaning brush 80 can be inserted and removed without resistance. it can.
[0072]
Then, the inside of the pipes 11b, 12b, and 42 is brushed and cleaned by appropriately combining such brushing operations.
[0073]
The endoscope 1 thus brushed and cleaned is reused after the entire endoscope 1 has been cleaned, disinfected and sterilized.
[0074]
As described above, according to this embodiment, the following effects can be obtained.
[0075]
After the use of the endoscope 1, when the sheath 60 attached to the insertion portion 2 is removed, the nozzle 67 is removed from the front of the distal end opening 42 a of the air / water supply conduit 42. For this reason, the air supply conduit 12b linearly connected to the air / water supply conduit 42 from the tip opening 42a of the air / water supply conduit 42 is reliably and easily cleaned using the cleaning brush 80. can do. Further, the communication hole 23 of the cylinder 20 of the water supply conduit 11 b is provided at a position where it can be seen from the opening 21 of the cylinder 20. Further, since the cleaning brush 80 is provided in the water supply conduit 11b in an oblique direction so that it can be easily inserted, the water supply conduit 11b can be reliably and easily cleaned up to the junction 40 with the air supply conduit 12b. it can.
[0076]
Further, the built-in conduits 11b and 12b extending from the air / water supply cylinder 20 to the distal end side of the insertion portion 2 of the endoscope 1 are arranged in a direction substantially orthogonal to the air / water supply cylinder 20 as in the prior art. It was extended. Thus, since the pipe line 12b does not extend in the axial direction of the cylinder 20, the size of the operation portion 3 can be kept the same size as the conventional one. That is, an increase in size of the operation unit 3 can be prevented.
[0077]
Therefore, the endoscope 1 according to this embodiment prevents the enlargement of the operation unit 3 and does not impair the operability of the endoscope 1, and the internal conduits 11b and 12b and the air supply in the insertion unit 2 are prevented. The cleaning brush 80 can be surely and easily delivered to all the water supply pipelines 42, and the efficiency of the cleaning operation of the built-in pipelines 11b and 12b and the air / water supply pipeline 42 can be greatly improved. .
[0078]
As shown in FIG. 6, it is preferable that a plurality of cutout grooves 75 are provided in the flange portion 69 formed by the inclined surface of the distal end frame 61 of the sheath 60 in the longitudinal direction of the sheath 60. That is, a plurality of flange portions 69 are provided, and a notch groove 75 is formed between the flange portions 69. In this case, the length of each notch groove 75 is such that the distal end surface of the distal end hard portion 8 is exposed from the notch groove 75 when the distal end frame 61 of the sheath 60 is attached to the distal end hard portion 8 of the insertion portion 2. Is desirable.
[0079]
In this way, when water is supplied to the objective cover glass 15 when the notch groove 75 is provided in the flange portion 69, water drops on the flange portion 69 and drops obliquely forward from the distal end portion 8 of the insertion portion 2. The remaining water at the edge portion 69 a between the portion 69 and the hard tip portion 8 is effectively swept out through the cutout groove 75 in the outer circumferential direction. Therefore, the jet liquid (liquid) can be effectively dropped from the distal end surface of the distal end portion 8 of the insertion portion 2 by the flange portion 69 and the notch groove 75. Then, residual water adheres as water droplets to the objective cover glass 15 and prevents the visual field of the endoscope 1 from being obstructed.
[0080]
In this embodiment, the insertion portion 2 of the endoscope 1 includes the rigid insertion portion 10 and has been described using a so-called rigid endoscope. However, a flexible endoscope may be used.
[0081]
The embodiment has been specifically described so far with reference to the drawings. However, the present invention is not limited to the above-described embodiment, and all the embodiments performed without departing from the scope of the invention are described. Including.
[0082]
According to the above description, the following matters can be obtained. Combinations of the terms are also possible.
[0083]
[Appendix]
(Additional Item 1) An endoscope having an insertion portion to be inserted into a subject, an operation portion provided on the proximal end side of the insertion portion, and a built-in conduit inserted through at least the insertion portion and the operation portion. In the mirror
A cylindrical portion having an opening in the operation portion and having a substantially cylindrical main body;
First and second two conduits that communicate with the cylindrical portion and are arranged toward the distal end side of the insertion portion;
A merging section for merging the first and second two conduits into one;
A third pipe extending from the junction and opening at the distal end of the insertion part;
At least a communication hole communicating with the cylindrical portion of the first conduit is provided at a position that can be seen from the opening of the cylindrical portion, and the merging portion includes the second conduit and the third conduit. An endoscope characterized by being connected in a substantially straight line.
[0084]
(Additional Item 2) A detachable sheath is provided for the insertion portion, and a wall portion that covers at least the opening of the third conduit is provided at the distal end portion of the sheath. Item 1. The endoscope according to item 1.
[0085]
(Additional Item 3) In the portion of the wall facing the opening of the third pipeline, the flow direction of pressurized air or liquid ejected forward from the third pipeline is inserted. The endoscope according to Additional Item 2, wherein a groove for deflecting toward the objective lens side of the distal end of the part is formed.
[0086]
(Additional Item 4) The endoscope according to Additional Item 1, wherein switching means for appropriately switching and sending pressurized air or liquid to the first and second pipelines is disposed in the cylindrical portion.
[0087]
(Additional Item 5) A conduit cleaning brush inserted from the opening of the cylindrical portion into the communication hole of the first conduit reaches at least the joining portion, and from the distal end side of the insertion portion The endoscope according to additional item 1, wherein a brush for cleaning a pipe line inserted through a third pipe line reaches the cylindrical part through the second pipe line.
[0088]
(Additional Item 6) In an endoscope having an insertion portion that can be inserted into a subject and an operation portion on the proximal end side of the insertion portion,
A recess provided in the operation portion and having an opening;
A first pipe provided in the endoscope and communicating with a first pipe opening provided on an inner peripheral surface of the recess and a second pipe opening provided at a distal end portion of the insertion portion. Road,
A third duct opening and the first duct provided inside the endoscope and disposed on the opening side of the recess with respect to the first duct opening on the inner peripheral surface of the recess A second conduit communicating with the
An endoscope comprising:
[0089]
(Additional Item 7) The endoscope according to Additional Item 6, wherein the third duct opening is provided in the vicinity of the opening of the concave portion.
[0090]
(Additional Item 8) In an endoscope having an elongated insertion portion to be inserted into a subject and an operation portion provided on the proximal end side of the insertion portion,
A substantially cylindrical cylindrical portion having an opening in a direction different from the axial direction of the insertion portion in the operation portion;
A first communication hole provided in the vicinity of the opening of the cylindrical portion, and a first pipe line extending toward the distal end side of the insertion portion;
A second communication passage provided with a second communication hole communicating with the inner hole of the cylindrical portion, and extending toward a distal end side of the insertion portion;
A merging section that merges the first and second pipes into one;
A third pipe that is provided substantially linearly with respect to the second pipe line, extends from the joining portion toward the distal end portion of the insertion portion, and has an opening at the distal end portion of the insertion portion. Road and
An endoscope comprising:
[0091]
(Additional Item 9) A first flow path built in the elongated insertion portion and having a tip opening at the tip portion;
A second flow path branched from the first flow path and extending to the proximal side of the insertion portion;
An opening is provided in a direction different from the axial direction of the insertion portion, communicated with the inside at the base ends of the first and second flow paths, and the base end opening of the second flow path is the opening. A recess in the vicinity of the
In an endoscope cleaning method having
Washing the first flow path with a cleaning brush from the tip opening of the first flow path to the recess;
Cleaning with the cleaning brush from the proximal end opening of the second flow path of the recess to a position where the first flow path is branched;
An endoscope cleaning method characterized by being performed in combination.
[0092]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, the enlargement of the operation portion is prevented, and the air / water supply conduit built in the insertion portion connected to the operation portion is reliably and easily washed throughout. It is possible to provide an endoscope that can be used and a cleaning method thereof.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic overall configuration diagram of an endoscope according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 shows a state in which a sheath is attached to an insertion portion in an endoscope according to an embodiment of the present invention, and FIG. 2 (A) is a front view showing a state observed along the axial direction of the insertion portion; ) Is a cross-sectional view taken along line 2B-2B of the insertion portion shown in FIG.
FIG. 3 is an external schematic view showing an internal conduit structure disposed in an insertion portion and an operation portion in an endoscope according to an embodiment of the present invention and cleaning the internal conduit.
4A and 4B show the structure of an air / water supply cylinder and an air / water supply button provided in an operation section in an endoscope according to an embodiment of the present invention. FIG. Sectional drawing which shows the state which cancelled | released, (B) is schematic sectional drawing which shows the state which pressed the button with respect to the cylinder.
FIG. 5 is a schematic view of a cleaning brush for cleaning an endoscope according to an embodiment of the present invention.
FIG. 6 shows a modification of the sheath in a state where the sheath is attached to the insertion portion in the endoscope according to the embodiment of the present invention, and (A) shows a state observed along the axial direction of the insertion portion. A front view and (B) are bottom views when the insertion part shown in (A) is observed from the lower side.
FIG. 7 is a schematic overall configuration diagram showing an internal structure of an endoscope according to a conventional technique.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Endoscope, 2 ... Insertion part, 3 ... Operation part, 8 ... Hard tip part (tip part), 11, 12 ... Built-in pipeline, 11a, 11b ... Pipe for water supply, 12a, 12b ... For air supply Pipe line, 15 ... Objective cover glass, 18 ... Pipe line switching part, 20 ... Air supply / water supply cylinder, 21 ... Opening part, 23 ... Communication hole, 24 ... Communication hole, 40 ... Merging part, 40a ... Linear part, 40b ... Curve part, 42 ... Air / water pipe, 42a ... End opening

Claims

An operation part is disposed on the proximal end side of the elongated insertion part to be inserted into the subject, a pipe line switching part for switching the pipe line is disposed in the operation part, and the insertion part is provided in the pipe line switching part. In an endoscope provided with a cylinder having an opening that opens in a direction substantially orthogonal to the axial direction of
First and second conduits communicating with the inner hole of the cylinder and extending toward the distal end side of the insertion portion;
A merging section that merges the first and second pipes into one;
A third pipe that extends from the merging section toward the distal end of the insertion section and has an opening at the distal end of the insertion section, and the inner end of the cylinder at the proximal end of the first duct An endoscope characterized in that a communication hole communicating with the hole is provided in the vicinity of the opening of the cylinder, and the second and third pipes are connected in a substantially straight line.

An objective lens is provided at the distal end of the insertion portion,
A sheath having a nozzle at the tip that deflects the flow direction of the fluid ejected forward from the third conduit toward the objective lens is detachably disposed on the outer periphery of the insertion portion. The endoscope according to claim 1, wherein the endoscope is characterized in that:

In an endoscope having an elongated insertion portion that can be inserted into a subject and an operation portion on the proximal end side of the insertion portion,
A recess provided in the operation portion and having an opening;
A first flow path that communicates the first opening formed in the inner peripheral surface of the recess and the second opening provided at the tip of the insertion portion;
A second opening that communicates a third opening formed on the inner peripheral surface of the recess on the opening side of the recess with respect to the first opening and a fourth opening provided on the inner wall of the first flow path. An endoscope comprising: a flow path.

The endoscope according to claim 3, wherein the third opening is provided in the vicinity of the opening of the concave portion.

In the endoscope cleaning method of brushing and cleaning the inside of the duct by inserting a brush into the internal duct of the elongated insertion section to be inserted into the subject,
A first brush insertion step of brushing and cleaning by inserting a cleaning brush into the internal conduit from the opening at the tip of the insertion portion;
A second brush insertion step of brushing and cleaning by inserting a cleaning brush into the internal pipe line from a communicating hole disposed in the vicinity of the opening of the cylinder of the operation unit;
A method for cleaning an endoscope, characterized by combining the above.

The first brush insertion step is used in a state of being attached to the insertion portion, and an endoscope including a sheath having a nozzle that deflects the flow path of the fluid flowing in the internal conduit at the distal end portion of the insertion portion. The endoscope cleaning method according to claim 5, further comprising a step of removing from the insertion portion of the endoscope.

The second brush insertion step further includes a step of removing a fluid switching mechanism that is detachably disposed in the inner hole of the cylinder and appropriately switches and sends gas and liquid to the internal conduit. The endoscope cleaning method according to claim 5.