JP2005003654A - 携帯電話のgps機能を利用した方位案内及び移動情報案内に関するプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】処理時間が早く、通信コストが安価で、分かり易い地図の表示方法ができるようプログラムを提供する。
【解決手段】GPS携帯電話内に本プログラムを保存、立ち上げるだけで動作し目的地まで案内する。刻一刻と変わる進行方向に対して、目的地方向、東西南北方位、距離(残距離)、近隣市の距離を表示する。目的地は全国の都市名から選択可能とし、更に訪問先等でユーザー登録することで2回目の訪問からは任意の位置を目的地とできる。日本地図上に現在地、目的地、近隣市、走行経路を表示し、どこまで走行したのか感覚的に分かる。経路表示は様々な表示に対応して画面縮尺を自動的に変化させ、経路登録で次回走行に利用できる。更に緯度、経度、高度情報を表示することで万一の遭難時でも自分の居場所を連絡できる。
【選択図】図1
【解決手段】GPS携帯電話内に本プログラムを保存、立ち上げるだけで動作し目的地まで案内する。刻一刻と変わる進行方向に対して、目的地方向、東西南北方位、距離(残距離)、近隣市の距離を表示する。目的地は全国の都市名から選択可能とし、更に訪問先等でユーザー登録することで2回目の訪問からは任意の位置を目的地とできる。日本地図上に現在地、目的地、近隣市、走行経路を表示し、どこまで走行したのか感覚的に分かる。経路表示は様々な表示に対応して画面縮尺を自動的に変化させ、経路登録で次回走行に利用できる。更に緯度、経度、高度情報を表示することで万一の遭難時でも自分の居場所を連絡できる。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】携帯電話機のGPS機能を利用し、目的地までの行き先案内及び出発地から現在地までの経路表示するナビゲーション機能のプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話におけるナビゲーション機能(以下ナビ機能と略す)においては、グローバルポジショニングシステム(以下GPSと略す)機能で現在地情報を取得し、その情報を外部のサーバー計算機に送信し、サーバー計算機で処理することで現在地の地図を見ることができる。目的地までの経路や、目的地の地図を入手する場合もサーバー計算機に処理させることで成り立っている。携帯電話からサーバー計算機にアクセスし、サーバー計算機からの選択情報要求に沿って何度も交信することで、地図を取得できる方式が多く、1枚の地図を入手後に、入手した隣接地の地図を要求すると、再びサーバー計算機との交信が始まる。目的地までの地図を見たい場合には何度も要求と取得を繰り返す必要がある。それを避けるため、縮尺の大きな地図を要求した場合には、細かい道などが判別できないため、地図を頼りに行動するには無理が生じる。サーバー計算機で処理するために、情報取得要求から情報取得までの待ち時間が生じ、情報入手に時間が掛かり、更に通信費用も大きくなる。
【0003】GPS機能を有する携帯電話はセルラー電話が最初であり、最も普及している。セルラー電話は使用できる言語をJAVAとし、1プログラムの使用可能な記憶領域の大きさは50kBと制約されている。日本全国の詳細な地図情報を50kBに収めることは不可能であり、地図以外でも目的地を選択するための地域、県名、都市名等の情報に関して、サーバー計算機に情報を持たせており、携帯電話内部にはそのような地図や全国の都市名等の情報を持っていない。
【0004】現在地の地図を取得しても、自分の向いている方向が判らないため、自分がどの方向に走行しているのか、目的地に向かうにはどの方向に行けば良いのか判断しにくい。判断するには、取得した地図と自分の立つ位置の景色や行先案内表示、現在地の地名など回りに見える物と比較する必要がある。方位案内するための方位磁石付き携帯電話が商品として存在するが、方位磁石が無い携帯電話には使えない。
【0005】携帯電話機以外では、車載のナビシステム等の専用機が商品として存在するが、高価であるだけでなく、歩行者、自転車利用者が使うには大きさ、重さ、電源の供給方法等の困難さが伴い利用が難しい。携帯できる専用ナビ機も存在するが、専用の場合は汎用性に欠け、電話機の付加機能としてナビ機能を利用したいニーズには答えられない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の方式ではサーバー計算機との交信によりナビ情報を入手し、動作させているため、処理時間の遅さや通信コストの多さが生じてしまう。それに対し最初から携帯電話内にもつプログラムで動作させることで解決を図る。まず携帯電話内に本発明のプログラムをダウンロードし保存することで、以後プログラムを立ち上げるだけで動作し、目的地まで案内できるものとする。この方式の課題は携帯電話内部での処理となるため、サーバー計算機と比較し、プログラム自体の大きさを格段に小さくしなければならないことと、内部の計算処理速度を上げる工夫が必要となる。実際にナビをするには多くの情報が必要となるため、多くの情報をいかにコンパクトにまとめたプログラムにできるかと、情報処理に掛かる時間を短くして、いかに使い易くするかが重要となる。
【0007】携帯電話サイトから入手するGPS情報により現在地の緯度、経度情報を処理するとともに、現在の進行方向、目的地方向、東西南北の方位が分かることを目的とし、刻一刻と変わる進行方向に対して移動中の人が向かう方向を正しく示すことができるかが重要となる。
【0008】方向と距離だけでは情報不足で目的地までたどり着くことが難しいと考えられ、地図が必要となる。しかし詳細地図を持つことは容量の問題があり、日本地図を白地図とし、その地図に現在地や目的地を表すとともに、走行経路を表示することでどこまで走行したのか感覚的に分かるようにし、その走行経路を帰り道に利用するとともに、経路を登録することで次回の走行にも利用できるものとする。
【0009】目的地は設定が必要となるため、全国の都市名等の情報を持つことで、その中から選択可能とし、更に任意の位置についても設定可能とする。更に出発地から目的地点までの直線距離を自動的に更新し、表示するものとする。
【0010】走行経路の表示で、ユーザーが移動するに従い現在地と近隣の都市との距離感が分かるようにすることで、どの付近を走行中か判断できるようにし、この現在地に対する近隣都市を自動的に表示するものとする。
【0011】地図上に現在地や目的地を正確に貼り付け、出発地から目的地までの表示、最近の走行経路等様々な表示方法に対応して自動的に縮尺を変化させる方式とする。
【0012】移動中の走行距離、平均速度、走行速度変化グラフを分かるようにすることで走行の参考データとする。
【課題を解決するための手段】
【0013】GPS機能付き携帯電話内にこの発明したプログラムをダウンロードし保存し、以後プログラムを立ち上げるだけで動作し、目的地まで案内できるものとする。この方式は携帯電話内部での処理となるため、使用できる言語をJAVAとし、1プログラムの使用可能な記憶領域の大きさは50kBと制約され、プログラム自体の大きさを格段に圧縮処理し、内部の計算処理速度を上げることで、この制約の範囲内で動作するものとする。
【0014】携帯電話のGPS機能を利用し、GPSで現在地点の緯度、経度及び次の進行地点の緯度、経度を求め、二点の緯度、経度を結ぶことで、元の地点から次の地点までの方位、距離、所要時間を求める。この処理を一定時間毎に自動的に行い、そのデータから東西南北の方位線の上に進行方向を重ねる処理を行い、自らの進行方位及び設定した目的地の方位を携帯電話の表示部に案内する。
【0015】方位の表示方法は「北固定モード」「方位測定モード」の2種類とし、「北固定モード」は、携帯電話の表示上で北を上、南を下、東を右、西を左し、「北固定モード」は、携帯電話の表示上で北を上、南を下、東を右、西を左として方位線を固定し、その固定された方位線に対し、現在地点から見た目的地の方向を示す矢印線を正しい方向に変化させる。「北固定モード」は道路地図と併用することにより目的地を分かりやすくする機能で、市販地図のほとんどが「北」が上になっており、地図に携帯電話の表示を重ね合わせることで目的地がより分かりやすくなる。
【0016】「方位測定モード」は、自らの進行方向を携帯電話の表示上の下から上の垂直方向とし、その進行方向に対し、方位線及び目的地の方向を示す矢印線を正しい方向に変化させる。この「方位測定モード」を使うと、道路地図が無くても目的地の方向を矢印線で常に把握できるため、例えば渋滞を避けるために細い路地に入ると方向感覚が失われることがあるが、目的地を示す矢印が右側を指すと右折が必要と判断できるようにする。
【0017】GPSと自動交信する「タイマー間隔」を設け、間隔は30秒、1分、2分・・・30分と1分刻みで設定可能とし、この設定で一定時間毎にGPSと自動的に交信する。タイマー間隔が短い程、道路の曲がりや右左折に応じた情報を記録できるので市街地での走行に適している。道路の曲がりが少ない高速道路では間隔を長くしてもズレが大きくならないことと、GPSとの交信回数を減らすことで交信に掛かるコストを抑えることができるようにしている。尚、右左折やUターンした場合のことを考慮し、「手動でGPSを実行」のモードも設けている。
【0018】目的地の設定を行うに当たり日本全国の市と大都市の区の中からユーザー側で選択可能としている。そのために日本全国 全ての市の「市役所位置」と大都市にある区の「区役所位置」の緯度、経度を調査し、データベース化した。選択し易いように「地方」「都道府県」「市又は区」の順でツリー構造とし、目的地を選択することで都市名が表示し緯度、経度がその裏に張り付くようにしている。この処理では北は稚内市から南は石垣市までの漢字名称を「札幌函館小樽・・博多区西区幸区」とブランク無しの連続データとし、漢字の区切り位置の差をバイナリーファイルとすることで圧縮すると同時に、ユーザーが選択した都市名を漢字位置から素早く検索し表示している。
【0019】各都市の緯度、経度データについても圧縮処理を行い、緯度・経度の数値を16進数に演算しバイナリーファイルとしてDB化することで小さくするだけでなく、都市名称のバイナリーファイルと連携処理することで、都市名に緯度、経度データを付けている。ユーザーが目的地の都市名を選択すると、現在地の緯度、経度と目的地の緯度、経度の差を求め、距離と方向を算出している。この処理で目的地を設定すると、瞬時に「目的地までの方向と距離」が表示される。
【0020】目的地までの走行経路を日本地図上に記録するため、日本地図のビットマップを圧縮処理し表示している。地図はメモリ使用量が極端に大きくなるため、海、湖を青色、陸地を白色で表示し、道路等の情報は表示していない。メルカトル図法の日本地図を1031ピクセル、ヨコ1184ピクセルに分割し、日本地図の左上から右下方向に白黒判別処理し、バイナリーファイルに置き換えることでDBのメモリ使用量を最小限とするとともに、地図表示の処理速度を上げている。
【0021】目的地に「ユーザー登録地点」を追加できるようにしている。この機能を使うと、例えば訪問先でGPS交信し、訪問先名称を登録することで2度目に訪問する時などに便利である。他にも店、レストラン、駅など様々な場所を登録することで、現在地からその行きたい場所までの距離と方向が表示される。
【0022】経度1度当りの距離は赤道位置での地球1周40000kmから算出されるが、緯度が上がるにつれて経度1度の距離が小さくなるため、緯度による距離補正を加えた計算を行っている。モバイル用JAVAではsin,cos等の関数の使用が認められていないため、この距離補正には使用可能な二次関数の組み合わせで近似式を作成し使用している。
【0023】交信地点の緯度、経度を記憶させることで、出発地から現在地点までの走行経路を線で結び、日本地図上に走行経路を表示する。地図上に現在地や目的地を正確に貼り付けるため、1ピクセル当たりの距離、緯度・経度との相関の計算を行っている。地図は出発地から目的地までの表示、現在地から目的地までの表示等様々な表示方法に対応して自動的に縮尺を変化させている。走行経路の記録は「経路全体表示」「目的地と経路」「最近の経路」「最近と目的地」「近隣の市町村」のそれぞれの画面に表示するが、GPSとの交信の都度上記の処理を行い、前回交信地点と今回交信地点の緯度、経度を直線で結ぶ処理を繰り返すことで、走行経路としている。例えばこの走行経路表示機能を使い、市販の地図と照合することで、更に正確なナビゲーションとなる。目的地からの帰り道で迷う場合もあるが、この来たときの走行経路を見ながら帰ることも可能となる。更に走行経路を登録する機能を付けており、同じ場所に2度目の走行時に走行経路を見ながら行くことも可能となる。
【0024】走行中の近隣都市を表示する機能を設け、現在地点と近隣都市の位置関係及び、近隣都市までの距離を表示し、近隣都市は、現在地から最も距離的に近い3箇所の市役所(区の場合は区役所)位置を自動的に選択し、表示している。ここで近い順に3市を抽出するために全ての市、区と距離比較するが、この計算を普通に行うと処理時間が長くなり全く実用的でなくなるため、都市検索用バイナリーファイルの現在地都市と隣接している都市位置から3都市を選び距離を計算し、まず3都市の中で最も遠い都市を選定する。そこで得られた距離と4箇所目の都市と距離比較し近いほうを選択する。5箇所目、6箇所目と次々と距離比較するが、徐々に簡略計算で済むようにしている。この近隣都市の表示処理でユーザーがどこの付近を走行中か常に把握できるようにしている。
【0025】GPSとの交信地点情報と交信時刻情報を基に、出発地点から現在地点までの「走行速度変化グラフ」を表示する。しかし、地下街や長いトンネル内で電話交信が可能な場所ではGPS情報が大幅な誤差を生じることが起き、走行速度が跳ね上がる事象が発生する。このような誤差を生じさせないため異常データ判別処理を行い、異常と判断した場合にデータとして使わない処理を加えている。この「走行速度変化グラフ」でユーザーが出発地からの走行状態を把握できるようにしている。
【0026】GPSとの交信地点情報を基に、出発地から現在地までの「走行距離」、「走行時間」、「平均速度」、「最高速度」、「積算距離」を計算し表示する機能を付けている。これらの情報は車の速度メーター、距離メーター、時計を見で、車以外の電車、バス、自転車、徒歩での移動の場合でも見ることが可能となる。更に現在地の「緯度」、「経度」、「高度」を表示する機能を付けている。これらの情報は例えば万一の遭難時に自分の居場所を緊急連絡する時に有効となる。
【0027】
【発明の実施の形態】請求項1は現在地点、次の進行地点の緯度、経度を求め、二点の緯度、経度の差をベクトルの係数表示に変換する。2点のベクトルの係数表示を差し引きし、X,Y座標上の角度を求め、進行方向の方位とする。その進行方位に対して東西南北方位及び目的地方位を回転させる計算を行う。そのデータから東西南北の方位線の上に進行方向を重ねる処理を行い、自らの進行方位及び設定した目的地の方位を携帯電話の表示部に案内する。(図1 右下部分)
【0028】距離は緯度1度当りの距離を地球1周40000kmから求める。経度については赤道位置で40000kmであるが、緯度が上がるにつれて経度1度の距離が小さくなるため、緯度による距離補正を加えた計算を行っている。モバイル用JAVAではsin,cos等の関数の使用が認められていないため、この距離補正には使用可能な二次関数の組み合わせで近似式を作成し使用している。
【0029】この処理を一定時間毎に自動的に行い、前回と今回の交信時間差と緯度、経度の差から距離(km)及び速度(km/h)を求める。(図1左部分) 尚、交信時間差は携帯電話内のタイマーを使い、GPS情報の入手タイミングを監視し、今回入手した時刻と前回入手時刻の時間差を用いる。距離については5km以上は「km」、5km未満は「m」表示としている。
【0030】請求項2の方位線の「北固定モード」は、携帯電話の表示上で北を上、南を下、東を右、西を左として方位線を固定し、その固定された方位線に対し、現在地点から見た目的地の方向を示す矢印線を正しい方向に変化させる機能としている(図2−1)。
【0031】方位線の「方位測定モード」は、自らの進行方向を携帯電話の表示上の下から上の垂直方向とし、その進行方向に対し、方位線及び目的地の方向を示す矢印線を正しい方向に変化させる機能としている(図2−2)。このモード切替えはユーザーが「Menu」から選択して行う。
【0032】請求項3はGPSと自動交信する「タイマー間隔」を30秒、1分、2分・・・30分と1分刻みで設定可能とし、この設定は割り付けられたキーをユーザーが操作することで時間間隔が変わり、設定時間毎にGPSと自動的に交信する。
【0033】走行経路を日本地図上に記録するため、日本地図をビットマップとし圧縮処理している。日本地図の左上から右下方向に白黒判別処理し、0,1の判定後、0と1の連続回数を黒は最大+125白は−125までを1個の数値としてバイナリーファイルに置き換えることでDBのメモリ使用量を最小限とし、処理速度を上げている。
【0034】ここで初期に発売されたGPS付き携帯電話は処理速度が遅いため、日本地図を表示させると内部処理に時間が掛かり、画面切り替え等の動作が遅くなる。そのために、「地図非表示モード」を設け、ユーザーが「Menu」から選択して背景となる日本地図を表示させないことも可能としている。
【0035】現在地の緯度、経度を背景となる日本地図上で合わせるため、メルカトル図の日本地図を1031ピクセル、ヨコ1184ピクセルに分割。その地図の左上隅を基準点をとし、基準点に緯度、経度を付加する。1ピクセル当たりのタテ、ヨコの距離を求め、基準点から現在地までの緯度、経度差とピクセル数から背景となる日本地図と現在地を合わせている。目的地、近隣地、ユーザー登録地点についても同様の処理を行い日本地図と合わせている。
【0036】請求項4は目的地選択機能を設け、日本全国の全ての市役所及び大都市の区役所の名称及び緯度、経度を予めDBとしてプログラムに格納している。このDBはメモリ使用量を最小限とし処理速度を上げるため特殊処理を行っている。北は稚内市から南は石垣市までの漢字名称をブランク無しの連続データとし、
例えば「稚内名寄士別門別旭川富良野歌志内砂川・・・」と並ぶと稚内は0,1、名寄は2,3、士別は4,5、門別は6,7、旭川は8,9、富良野は10,11,12、歌志内は13,14,15の漢字位置となり、各都市名の区切り位置は2,4,6,8,10,13,16となり、更に4−2=2、6−4=2、8−6=2、10−8=2、13−10=3、16−13=3と区切り位置の差を取り、差の連続回数を2が4回、3が2回となり、これを42、23と表現する。例えば2文字で表せる都市名が15個続いた場合にF2と表現でき、これをバイナリーファイルとしている。都市名に区切りを入れた通常の処理に比べ5分の1以下に領域使用量を圧縮するとともに、ユーザーが選択した都市名を素早く検索し表示している。
【0037】各都市の緯度、経度データについても圧縮処理を行い、例えば138度35分59秒69の経度を(138×60×60×60)+(35×60×60)+(59×60)+(69×60÷100)=29937581.4とし、これを16進数で表現している。この各都市の緯度、経度データもバイナリーファイルとしてDB化し、都市名称のバイナリーファイルと連携処理することで、選択した都市名に緯度、経度データを付けている。
【0038】これらの処理と請求項1での距離と方向の計算方法で目的地名称を選択しただけで、現在地から目的地までの直線距離と方向を表示している。又、ユーザー登録地点を記憶させる機能で、任意の位置を登録する機能とは、Menuから「現在地を新規登録」を選択し、測定した緯度・経度を表示し登録名として「ユーザー登録地点○○」と表示する。ここで○○は登録した順の最後の数字で表示する。ここで「ユーザー登録地点○○」を別名称(例えば訪問先の名前)に変えることでユーザー自身分かりやすい地名として登録する機能である。
【0039】請求項5は現在地に対し最も距離が近い近隣都市を3箇所検索し、近隣市までの距離を表示するとともに、経路図に現在地と近隣市の位置関係が分かるように表示している。(図3)ここで近い順に3市を抽出するために全ての市、区と距離比較するが、この計算を普通に行うと処理時間が長くなり全く実用的でないため、都市検索用バイナリーファイルの現在地都市と隣接している都市位置から3都市を選び距離を計算し、まず3都市の中で最も遠い都市を選定する。そこで得られた距離と4箇所目の都市と距離比較し近いほうを選択する。5箇所目、6箇所目と次々と距離比較するが、都市検索用バイナリーファイルの中で距離を意識した並びとしてあるため、徐々に簡略計算で済むように工夫している。例えば現在地が世田谷区であれば、多摩市、静岡市、鹿児島市と距離比較する場合は多摩市であれば正確なm単位まで距離計算し比較するが、静岡市との比較であれば数キロの誤差が出ても問題無いし、鹿児島市であれば例え数十キロの誤差が生じても問題無い。このようにして短時間で全ての都市と比較して近隣都市の3箇所を抽出しているため、この処理に掛かる時間は数百ミリsecオーダーとしている。(近隣地までの距離表示は画面1)
【0040】請求項6は「経路全体表示」「目的地と経路」「最近と経路」「最近と目的地」「近隣の市町村」の5種類の走行経路画面を有し、それぞれの画面が出発地からの走行距離、目的地までの距離、近隣市役所又は区役所までの距離に応じて画面縮尺を自動的に変化させることで現在地との位置関係を分かりやすく表示する機能を有している。
【0041】「経路全体表示」画面はタテ寸法を出発地の緯度と目的地の緯度から距離を求め、画面のヨコ寸法は出発地の経度と目的地の経度から距離を求め、それぞれの距離を画面上のタテ、ヨコのピクセル数と比較し、1ピクセル当たりの距離を決定する。表示する中心点を計算した上で、画面からはみ出さないように画面の90%となる縮尺に自動的に合わせる処理を行う。
【0042】「目的地と経路」画面は現在地の緯度、経度と目的地の緯度、経度から上記と同様の処理を行い画面の90%となる縮尺に自動的に合わせる処理を行う。
【0043】「最近の経路」画面は現在地の緯度、経度とGPSとの交信回数5回前の緯度、経度から上記と同様の処理を行い画面の90%となる縮尺に自動的に合わせる処理を行う。
【0044】「最近と目的地」画面は現在地の緯度、経度と目的地の緯度、経度から上記と同様の処理を行い画面の90%となる縮尺に自動的に合わせる処理を行う。
【0045】「近隣の市町村」画面は現在地の緯度、経度と近隣の都市3ヶ所の緯度、経度の合計4箇所の地点を比較し、4地点が画面上に表示されるようにそれぞれの距離を画面上のタテ、ヨコのピクセル数と比較し、1ピクセル当たりの距離を決定する。表示する中心点を計算した上で、画面からはみ出さないように処理を行い画面の90%となる縮尺に自動的に合わせる処理を行う。
【0046】走行経路の記録は「経路全体表示」「目的地と経路」「最近の経路」「最近と目的地」「近隣の市町村」のそれぞれの画面に記録するが、GPSとの交信の都度上記の処理を行い、前回交信地点と今回交信地点の緯度、経度を直線で結ぶ処理を繰り返すことで、走行経路とする。
【0047】請求項7の「走行距離」はGPSとの交信時間差と緯度、経度の差から距離(km)を求めることを繰り返し、その積算した値を走行距離として表示している(図1画面)。
【0048】「走行時間」は「開始ボタン」を押した時刻(測定開始時刻)から現在時刻までの差から求めるが、途中に「停止ボタン」を押し、再度「開始ボタン」を押した場合は中断中の時間を除いている(図1画面)。
【0049】「平均速度」は出発地(測定開始時刻)から現在地までの平均速度を上記の走行距離と走行時間から算出している(図5画面)。
【0050】「最高速度」は「走行速度グラフ」を算出するデータの中から、最高速度を抽出している(図5画面)。
【0051】「走行速度グラフ」は、前回と今回のGPSとの交信時間差と緯度、経度の差から距離(km)及び速度(km/h)を求め、棒グラフとして表す(図4画面)。1回交信ごとに1本の速度の棒とし、100回交信した場合は100本の速度棒とする。表示は最新交信分を右軸側とし20回前分を左軸側とし20回分を表示する。21回より以前のデータはキー操作で画面を右送りのスクロールで見ることが出来る。グラフの縦軸はkm/hとし、表示している20個のデータの中で最大速度から縦軸のスケールを決め、速度変化に応じて縦軸を自動的に変化させる。ただし「走行速度」の誤差が大きく出るケースが見られ、前記の「手動でGPSを実行」を行った場合で、前回と今回のGPSとの交信時間差が小さすぎるケース、携帯電話が交信可能な地下街や長いトンネルを通過中のケース、原因不明だが明らかに間違った緯度、経度が送られてくるケースが稀に発生する。その対策として、異常データ判別処理を行い、異常と判断した場合にデータとして使わない処理を加えている。
【0052】交信地点の「緯度」、「経度」、「高度」を表示する機能はGPS情報から得られたデータを表示している(図5画面)。
【0053】
【発明の効果】既にユーザーが使用しているGPS付携帯電話に発明のプログラムをインストールするだけで、ナビ機能として利用でき、サーバーとの交信が不要なため情報表示に掛かる処理時間が早く、通信コストが安くなる。
【0054】目的地選択を日本全国の都市、区から選べ、更にユーザー登録した訪問先、店、駅等を目的地とできるため、例えば自分の行きたい場所を友人宅とした場合に、そこまでの方向と距離が表示され、走行中に友人宅方向を矢印で示し、残距離も分かるため、知らない道路でも矢印を見ながら目的地にたどり着ける。
【0055】遊園地等の大きな駐車場に車を止めたときに自分の車位置を登録することで、戻ってきたときに車を探しやすい。
【0056】観光地で自由解散する時に集合場所を登録することで、後で集合場所に戻りやすい。
【0057】海釣りの時に釣れたポイントを登録することで、次の釣りに行くときに、矢印を見ながらポイントにたどり着ける。港を登録しておけば霧が出ても方向が分かるため戻ることが可能。
【0058】走行経路の表示画面で出発地からの経路が表示され、現在の走行場所付近の近隣都市との位置関係、目的地との位置関係が自動的に地図に表示され、その表示も自動的に縮尺が変わるため分かりやすい。
【0059】走行速度グラフ、走行時間、平均速度、最高速度の情報を表示するため、走行状態が分かる。これは車以外の電車、自転車、歩行にも使える。使い方を工夫することでジョギング等運動の記録にも利用できる。
【0060】現在地の緯度、経度、高度が表示されるため、山や海で救助を呼びたい場合に正確な位置を伝えることができる。
【0061】山の測量などで、緯度、経度、高度と2点の直線距離が分かるため、事前調査的な概算値を知るための測量に利用できる。
図の説明
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯電話のナビ機能を説明するための図である。
この画面で目的地の方向、東西南北方位、目的地までの距離、近隣都市の距離、走行距離、平均速度、走行時間の表示形態を表している。
【図2】本発明の一実施形態に係る携帯電話のナビ機能を説明するための図である。
この図2−1北固定モード画面、図2−2方位測定モード画面の表示形態を表している。
【図3】本発明の一実施形態に係る携帯電話のナビ機能を説明するための図である。
この画面で走行経路画面の表示形態を表している。
【図4】本発明の一実施形態に係る携帯電話のナビ機能を説明するための図である。
この画面で走行中の速度変化グラフの表示形態を表している。
【図5】本発明の一実施形態に係る携帯電話のナビ機能を説明するための図である。
この画面の情報表示画面で経度、緯度、高度、最高速度、平均速度の表示形態を表している。
【発明の属する技術分野】携帯電話機のGPS機能を利用し、目的地までの行き先案内及び出発地から現在地までの経路表示するナビゲーション機能のプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話におけるナビゲーション機能(以下ナビ機能と略す)においては、グローバルポジショニングシステム(以下GPSと略す)機能で現在地情報を取得し、その情報を外部のサーバー計算機に送信し、サーバー計算機で処理することで現在地の地図を見ることができる。目的地までの経路や、目的地の地図を入手する場合もサーバー計算機に処理させることで成り立っている。携帯電話からサーバー計算機にアクセスし、サーバー計算機からの選択情報要求に沿って何度も交信することで、地図を取得できる方式が多く、1枚の地図を入手後に、入手した隣接地の地図を要求すると、再びサーバー計算機との交信が始まる。目的地までの地図を見たい場合には何度も要求と取得を繰り返す必要がある。それを避けるため、縮尺の大きな地図を要求した場合には、細かい道などが判別できないため、地図を頼りに行動するには無理が生じる。サーバー計算機で処理するために、情報取得要求から情報取得までの待ち時間が生じ、情報入手に時間が掛かり、更に通信費用も大きくなる。
【0003】GPS機能を有する携帯電話はセルラー電話が最初であり、最も普及している。セルラー電話は使用できる言語をJAVAとし、1プログラムの使用可能な記憶領域の大きさは50kBと制約されている。日本全国の詳細な地図情報を50kBに収めることは不可能であり、地図以外でも目的地を選択するための地域、県名、都市名等の情報に関して、サーバー計算機に情報を持たせており、携帯電話内部にはそのような地図や全国の都市名等の情報を持っていない。
【0004】現在地の地図を取得しても、自分の向いている方向が判らないため、自分がどの方向に走行しているのか、目的地に向かうにはどの方向に行けば良いのか判断しにくい。判断するには、取得した地図と自分の立つ位置の景色や行先案内表示、現在地の地名など回りに見える物と比較する必要がある。方位案内するための方位磁石付き携帯電話が商品として存在するが、方位磁石が無い携帯電話には使えない。
【0005】携帯電話機以外では、車載のナビシステム等の専用機が商品として存在するが、高価であるだけでなく、歩行者、自転車利用者が使うには大きさ、重さ、電源の供給方法等の困難さが伴い利用が難しい。携帯できる専用ナビ機も存在するが、専用の場合は汎用性に欠け、電話機の付加機能としてナビ機能を利用したいニーズには答えられない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の方式ではサーバー計算機との交信によりナビ情報を入手し、動作させているため、処理時間の遅さや通信コストの多さが生じてしまう。それに対し最初から携帯電話内にもつプログラムで動作させることで解決を図る。まず携帯電話内に本発明のプログラムをダウンロードし保存することで、以後プログラムを立ち上げるだけで動作し、目的地まで案内できるものとする。この方式の課題は携帯電話内部での処理となるため、サーバー計算機と比較し、プログラム自体の大きさを格段に小さくしなければならないことと、内部の計算処理速度を上げる工夫が必要となる。実際にナビをするには多くの情報が必要となるため、多くの情報をいかにコンパクトにまとめたプログラムにできるかと、情報処理に掛かる時間を短くして、いかに使い易くするかが重要となる。
【0007】携帯電話サイトから入手するGPS情報により現在地の緯度、経度情報を処理するとともに、現在の進行方向、目的地方向、東西南北の方位が分かることを目的とし、刻一刻と変わる進行方向に対して移動中の人が向かう方向を正しく示すことができるかが重要となる。
【0008】方向と距離だけでは情報不足で目的地までたどり着くことが難しいと考えられ、地図が必要となる。しかし詳細地図を持つことは容量の問題があり、日本地図を白地図とし、その地図に現在地や目的地を表すとともに、走行経路を表示することでどこまで走行したのか感覚的に分かるようにし、その走行経路を帰り道に利用するとともに、経路を登録することで次回の走行にも利用できるものとする。
【0009】目的地は設定が必要となるため、全国の都市名等の情報を持つことで、その中から選択可能とし、更に任意の位置についても設定可能とする。更に出発地から目的地点までの直線距離を自動的に更新し、表示するものとする。
【0010】走行経路の表示で、ユーザーが移動するに従い現在地と近隣の都市との距離感が分かるようにすることで、どの付近を走行中か判断できるようにし、この現在地に対する近隣都市を自動的に表示するものとする。
【0011】地図上に現在地や目的地を正確に貼り付け、出発地から目的地までの表示、最近の走行経路等様々な表示方法に対応して自動的に縮尺を変化させる方式とする。
【0012】移動中の走行距離、平均速度、走行速度変化グラフを分かるようにすることで走行の参考データとする。
【課題を解決するための手段】
【0013】GPS機能付き携帯電話内にこの発明したプログラムをダウンロードし保存し、以後プログラムを立ち上げるだけで動作し、目的地まで案内できるものとする。この方式は携帯電話内部での処理となるため、使用できる言語をJAVAとし、1プログラムの使用可能な記憶領域の大きさは50kBと制約され、プログラム自体の大きさを格段に圧縮処理し、内部の計算処理速度を上げることで、この制約の範囲内で動作するものとする。
【0014】携帯電話のGPS機能を利用し、GPSで現在地点の緯度、経度及び次の進行地点の緯度、経度を求め、二点の緯度、経度を結ぶことで、元の地点から次の地点までの方位、距離、所要時間を求める。この処理を一定時間毎に自動的に行い、そのデータから東西南北の方位線の上に進行方向を重ねる処理を行い、自らの進行方位及び設定した目的地の方位を携帯電話の表示部に案内する。
【0015】方位の表示方法は「北固定モード」「方位測定モード」の2種類とし、「北固定モード」は、携帯電話の表示上で北を上、南を下、東を右、西を左し、「北固定モード」は、携帯電話の表示上で北を上、南を下、東を右、西を左として方位線を固定し、その固定された方位線に対し、現在地点から見た目的地の方向を示す矢印線を正しい方向に変化させる。「北固定モード」は道路地図と併用することにより目的地を分かりやすくする機能で、市販地図のほとんどが「北」が上になっており、地図に携帯電話の表示を重ね合わせることで目的地がより分かりやすくなる。
【0016】「方位測定モード」は、自らの進行方向を携帯電話の表示上の下から上の垂直方向とし、その進行方向に対し、方位線及び目的地の方向を示す矢印線を正しい方向に変化させる。この「方位測定モード」を使うと、道路地図が無くても目的地の方向を矢印線で常に把握できるため、例えば渋滞を避けるために細い路地に入ると方向感覚が失われることがあるが、目的地を示す矢印が右側を指すと右折が必要と判断できるようにする。
【0017】GPSと自動交信する「タイマー間隔」を設け、間隔は30秒、1分、2分・・・30分と1分刻みで設定可能とし、この設定で一定時間毎にGPSと自動的に交信する。タイマー間隔が短い程、道路の曲がりや右左折に応じた情報を記録できるので市街地での走行に適している。道路の曲がりが少ない高速道路では間隔を長くしてもズレが大きくならないことと、GPSとの交信回数を減らすことで交信に掛かるコストを抑えることができるようにしている。尚、右左折やUターンした場合のことを考慮し、「手動でGPSを実行」のモードも設けている。
【0018】目的地の設定を行うに当たり日本全国の市と大都市の区の中からユーザー側で選択可能としている。そのために日本全国 全ての市の「市役所位置」と大都市にある区の「区役所位置」の緯度、経度を調査し、データベース化した。選択し易いように「地方」「都道府県」「市又は区」の順でツリー構造とし、目的地を選択することで都市名が表示し緯度、経度がその裏に張り付くようにしている。この処理では北は稚内市から南は石垣市までの漢字名称を「札幌函館小樽・・博多区西区幸区」とブランク無しの連続データとし、漢字の区切り位置の差をバイナリーファイルとすることで圧縮すると同時に、ユーザーが選択した都市名を漢字位置から素早く検索し表示している。
【0019】各都市の緯度、経度データについても圧縮処理を行い、緯度・経度の数値を16進数に演算しバイナリーファイルとしてDB化することで小さくするだけでなく、都市名称のバイナリーファイルと連携処理することで、都市名に緯度、経度データを付けている。ユーザーが目的地の都市名を選択すると、現在地の緯度、経度と目的地の緯度、経度の差を求め、距離と方向を算出している。この処理で目的地を設定すると、瞬時に「目的地までの方向と距離」が表示される。
【0020】目的地までの走行経路を日本地図上に記録するため、日本地図のビットマップを圧縮処理し表示している。地図はメモリ使用量が極端に大きくなるため、海、湖を青色、陸地を白色で表示し、道路等の情報は表示していない。メルカトル図法の日本地図を1031ピクセル、ヨコ1184ピクセルに分割し、日本地図の左上から右下方向に白黒判別処理し、バイナリーファイルに置き換えることでDBのメモリ使用量を最小限とするとともに、地図表示の処理速度を上げている。
【0021】目的地に「ユーザー登録地点」を追加できるようにしている。この機能を使うと、例えば訪問先でGPS交信し、訪問先名称を登録することで2度目に訪問する時などに便利である。他にも店、レストラン、駅など様々な場所を登録することで、現在地からその行きたい場所までの距離と方向が表示される。
【0022】経度1度当りの距離は赤道位置での地球1周40000kmから算出されるが、緯度が上がるにつれて経度1度の距離が小さくなるため、緯度による距離補正を加えた計算を行っている。モバイル用JAVAではsin,cos等の関数の使用が認められていないため、この距離補正には使用可能な二次関数の組み合わせで近似式を作成し使用している。
【0023】交信地点の緯度、経度を記憶させることで、出発地から現在地点までの走行経路を線で結び、日本地図上に走行経路を表示する。地図上に現在地や目的地を正確に貼り付けるため、1ピクセル当たりの距離、緯度・経度との相関の計算を行っている。地図は出発地から目的地までの表示、現在地から目的地までの表示等様々な表示方法に対応して自動的に縮尺を変化させている。走行経路の記録は「経路全体表示」「目的地と経路」「最近の経路」「最近と目的地」「近隣の市町村」のそれぞれの画面に表示するが、GPSとの交信の都度上記の処理を行い、前回交信地点と今回交信地点の緯度、経度を直線で結ぶ処理を繰り返すことで、走行経路としている。例えばこの走行経路表示機能を使い、市販の地図と照合することで、更に正確なナビゲーションとなる。目的地からの帰り道で迷う場合もあるが、この来たときの走行経路を見ながら帰ることも可能となる。更に走行経路を登録する機能を付けており、同じ場所に2度目の走行時に走行経路を見ながら行くことも可能となる。
【0024】走行中の近隣都市を表示する機能を設け、現在地点と近隣都市の位置関係及び、近隣都市までの距離を表示し、近隣都市は、現在地から最も距離的に近い3箇所の市役所(区の場合は区役所)位置を自動的に選択し、表示している。ここで近い順に3市を抽出するために全ての市、区と距離比較するが、この計算を普通に行うと処理時間が長くなり全く実用的でなくなるため、都市検索用バイナリーファイルの現在地都市と隣接している都市位置から3都市を選び距離を計算し、まず3都市の中で最も遠い都市を選定する。そこで得られた距離と4箇所目の都市と距離比較し近いほうを選択する。5箇所目、6箇所目と次々と距離比較するが、徐々に簡略計算で済むようにしている。この近隣都市の表示処理でユーザーがどこの付近を走行中か常に把握できるようにしている。
【0025】GPSとの交信地点情報と交信時刻情報を基に、出発地点から現在地点までの「走行速度変化グラフ」を表示する。しかし、地下街や長いトンネル内で電話交信が可能な場所ではGPS情報が大幅な誤差を生じることが起き、走行速度が跳ね上がる事象が発生する。このような誤差を生じさせないため異常データ判別処理を行い、異常と判断した場合にデータとして使わない処理を加えている。この「走行速度変化グラフ」でユーザーが出発地からの走行状態を把握できるようにしている。
【0026】GPSとの交信地点情報を基に、出発地から現在地までの「走行距離」、「走行時間」、「平均速度」、「最高速度」、「積算距離」を計算し表示する機能を付けている。これらの情報は車の速度メーター、距離メーター、時計を見で、車以外の電車、バス、自転車、徒歩での移動の場合でも見ることが可能となる。更に現在地の「緯度」、「経度」、「高度」を表示する機能を付けている。これらの情報は例えば万一の遭難時に自分の居場所を緊急連絡する時に有効となる。
【0027】
【発明の実施の形態】請求項1は現在地点、次の進行地点の緯度、経度を求め、二点の緯度、経度の差をベクトルの係数表示に変換する。2点のベクトルの係数表示を差し引きし、X,Y座標上の角度を求め、進行方向の方位とする。その進行方位に対して東西南北方位及び目的地方位を回転させる計算を行う。そのデータから東西南北の方位線の上に進行方向を重ねる処理を行い、自らの進行方位及び設定した目的地の方位を携帯電話の表示部に案内する。(図1 右下部分)
【0028】距離は緯度1度当りの距離を地球1周40000kmから求める。経度については赤道位置で40000kmであるが、緯度が上がるにつれて経度1度の距離が小さくなるため、緯度による距離補正を加えた計算を行っている。モバイル用JAVAではsin,cos等の関数の使用が認められていないため、この距離補正には使用可能な二次関数の組み合わせで近似式を作成し使用している。
【0029】この処理を一定時間毎に自動的に行い、前回と今回の交信時間差と緯度、経度の差から距離(km)及び速度(km/h)を求める。(図1左部分) 尚、交信時間差は携帯電話内のタイマーを使い、GPS情報の入手タイミングを監視し、今回入手した時刻と前回入手時刻の時間差を用いる。距離については5km以上は「km」、5km未満は「m」表示としている。
【0030】請求項2の方位線の「北固定モード」は、携帯電話の表示上で北を上、南を下、東を右、西を左として方位線を固定し、その固定された方位線に対し、現在地点から見た目的地の方向を示す矢印線を正しい方向に変化させる機能としている(図2−1)。
【0031】方位線の「方位測定モード」は、自らの進行方向を携帯電話の表示上の下から上の垂直方向とし、その進行方向に対し、方位線及び目的地の方向を示す矢印線を正しい方向に変化させる機能としている(図2−2)。このモード切替えはユーザーが「Menu」から選択して行う。
【0032】請求項3はGPSと自動交信する「タイマー間隔」を30秒、1分、2分・・・30分と1分刻みで設定可能とし、この設定は割り付けられたキーをユーザーが操作することで時間間隔が変わり、設定時間毎にGPSと自動的に交信する。
【0033】走行経路を日本地図上に記録するため、日本地図をビットマップとし圧縮処理している。日本地図の左上から右下方向に白黒判別処理し、0,1の判定後、0と1の連続回数を黒は最大+125白は−125までを1個の数値としてバイナリーファイルに置き換えることでDBのメモリ使用量を最小限とし、処理速度を上げている。
【0034】ここで初期に発売されたGPS付き携帯電話は処理速度が遅いため、日本地図を表示させると内部処理に時間が掛かり、画面切り替え等の動作が遅くなる。そのために、「地図非表示モード」を設け、ユーザーが「Menu」から選択して背景となる日本地図を表示させないことも可能としている。
【0035】現在地の緯度、経度を背景となる日本地図上で合わせるため、メルカトル図の日本地図を1031ピクセル、ヨコ1184ピクセルに分割。その地図の左上隅を基準点をとし、基準点に緯度、経度を付加する。1ピクセル当たりのタテ、ヨコの距離を求め、基準点から現在地までの緯度、経度差とピクセル数から背景となる日本地図と現在地を合わせている。目的地、近隣地、ユーザー登録地点についても同様の処理を行い日本地図と合わせている。
【0036】請求項4は目的地選択機能を設け、日本全国の全ての市役所及び大都市の区役所の名称及び緯度、経度を予めDBとしてプログラムに格納している。このDBはメモリ使用量を最小限とし処理速度を上げるため特殊処理を行っている。北は稚内市から南は石垣市までの漢字名称をブランク無しの連続データとし、
例えば「稚内名寄士別門別旭川富良野歌志内砂川・・・」と並ぶと稚内は0,1、名寄は2,3、士別は4,5、門別は6,7、旭川は8,9、富良野は10,11,12、歌志内は13,14,15の漢字位置となり、各都市名の区切り位置は2,4,6,8,10,13,16となり、更に4−2=2、6−4=2、8−6=2、10−8=2、13−10=3、16−13=3と区切り位置の差を取り、差の連続回数を2が4回、3が2回となり、これを42、23と表現する。例えば2文字で表せる都市名が15個続いた場合にF2と表現でき、これをバイナリーファイルとしている。都市名に区切りを入れた通常の処理に比べ5分の1以下に領域使用量を圧縮するとともに、ユーザーが選択した都市名を素早く検索し表示している。
【0037】各都市の緯度、経度データについても圧縮処理を行い、例えば138度35分59秒69の経度を(138×60×60×60)+(35×60×60)+(59×60)+(69×60÷100)=29937581.4とし、これを16進数で表現している。この各都市の緯度、経度データもバイナリーファイルとしてDB化し、都市名称のバイナリーファイルと連携処理することで、選択した都市名に緯度、経度データを付けている。
【0038】これらの処理と請求項1での距離と方向の計算方法で目的地名称を選択しただけで、現在地から目的地までの直線距離と方向を表示している。又、ユーザー登録地点を記憶させる機能で、任意の位置を登録する機能とは、Menuから「現在地を新規登録」を選択し、測定した緯度・経度を表示し登録名として「ユーザー登録地点○○」と表示する。ここで○○は登録した順の最後の数字で表示する。ここで「ユーザー登録地点○○」を別名称(例えば訪問先の名前)に変えることでユーザー自身分かりやすい地名として登録する機能である。
【0039】請求項5は現在地に対し最も距離が近い近隣都市を3箇所検索し、近隣市までの距離を表示するとともに、経路図に現在地と近隣市の位置関係が分かるように表示している。(図3)ここで近い順に3市を抽出するために全ての市、区と距離比較するが、この計算を普通に行うと処理時間が長くなり全く実用的でないため、都市検索用バイナリーファイルの現在地都市と隣接している都市位置から3都市を選び距離を計算し、まず3都市の中で最も遠い都市を選定する。そこで得られた距離と4箇所目の都市と距離比較し近いほうを選択する。5箇所目、6箇所目と次々と距離比較するが、都市検索用バイナリーファイルの中で距離を意識した並びとしてあるため、徐々に簡略計算で済むように工夫している。例えば現在地が世田谷区であれば、多摩市、静岡市、鹿児島市と距離比較する場合は多摩市であれば正確なm単位まで距離計算し比較するが、静岡市との比較であれば数キロの誤差が出ても問題無いし、鹿児島市であれば例え数十キロの誤差が生じても問題無い。このようにして短時間で全ての都市と比較して近隣都市の3箇所を抽出しているため、この処理に掛かる時間は数百ミリsecオーダーとしている。(近隣地までの距離表示は画面1)
【0040】請求項6は「経路全体表示」「目的地と経路」「最近と経路」「最近と目的地」「近隣の市町村」の5種類の走行経路画面を有し、それぞれの画面が出発地からの走行距離、目的地までの距離、近隣市役所又は区役所までの距離に応じて画面縮尺を自動的に変化させることで現在地との位置関係を分かりやすく表示する機能を有している。
【0041】「経路全体表示」画面はタテ寸法を出発地の緯度と目的地の緯度から距離を求め、画面のヨコ寸法は出発地の経度と目的地の経度から距離を求め、それぞれの距離を画面上のタテ、ヨコのピクセル数と比較し、1ピクセル当たりの距離を決定する。表示する中心点を計算した上で、画面からはみ出さないように画面の90%となる縮尺に自動的に合わせる処理を行う。
【0042】「目的地と経路」画面は現在地の緯度、経度と目的地の緯度、経度から上記と同様の処理を行い画面の90%となる縮尺に自動的に合わせる処理を行う。
【0043】「最近の経路」画面は現在地の緯度、経度とGPSとの交信回数5回前の緯度、経度から上記と同様の処理を行い画面の90%となる縮尺に自動的に合わせる処理を行う。
【0044】「最近と目的地」画面は現在地の緯度、経度と目的地の緯度、経度から上記と同様の処理を行い画面の90%となる縮尺に自動的に合わせる処理を行う。
【0045】「近隣の市町村」画面は現在地の緯度、経度と近隣の都市3ヶ所の緯度、経度の合計4箇所の地点を比較し、4地点が画面上に表示されるようにそれぞれの距離を画面上のタテ、ヨコのピクセル数と比較し、1ピクセル当たりの距離を決定する。表示する中心点を計算した上で、画面からはみ出さないように処理を行い画面の90%となる縮尺に自動的に合わせる処理を行う。
【0046】走行経路の記録は「経路全体表示」「目的地と経路」「最近の経路」「最近と目的地」「近隣の市町村」のそれぞれの画面に記録するが、GPSとの交信の都度上記の処理を行い、前回交信地点と今回交信地点の緯度、経度を直線で結ぶ処理を繰り返すことで、走行経路とする。
【0047】請求項7の「走行距離」はGPSとの交信時間差と緯度、経度の差から距離(km)を求めることを繰り返し、その積算した値を走行距離として表示している(図1画面)。
【0048】「走行時間」は「開始ボタン」を押した時刻(測定開始時刻)から現在時刻までの差から求めるが、途中に「停止ボタン」を押し、再度「開始ボタン」を押した場合は中断中の時間を除いている(図1画面)。
【0049】「平均速度」は出発地(測定開始時刻)から現在地までの平均速度を上記の走行距離と走行時間から算出している(図5画面)。
【0050】「最高速度」は「走行速度グラフ」を算出するデータの中から、最高速度を抽出している(図5画面)。
【0051】「走行速度グラフ」は、前回と今回のGPSとの交信時間差と緯度、経度の差から距離(km)及び速度(km/h)を求め、棒グラフとして表す(図4画面)。1回交信ごとに1本の速度の棒とし、100回交信した場合は100本の速度棒とする。表示は最新交信分を右軸側とし20回前分を左軸側とし20回分を表示する。21回より以前のデータはキー操作で画面を右送りのスクロールで見ることが出来る。グラフの縦軸はkm/hとし、表示している20個のデータの中で最大速度から縦軸のスケールを決め、速度変化に応じて縦軸を自動的に変化させる。ただし「走行速度」の誤差が大きく出るケースが見られ、前記の「手動でGPSを実行」を行った場合で、前回と今回のGPSとの交信時間差が小さすぎるケース、携帯電話が交信可能な地下街や長いトンネルを通過中のケース、原因不明だが明らかに間違った緯度、経度が送られてくるケースが稀に発生する。その対策として、異常データ判別処理を行い、異常と判断した場合にデータとして使わない処理を加えている。
【0052】交信地点の「緯度」、「経度」、「高度」を表示する機能はGPS情報から得られたデータを表示している(図5画面)。
【0053】
【発明の効果】既にユーザーが使用しているGPS付携帯電話に発明のプログラムをインストールするだけで、ナビ機能として利用でき、サーバーとの交信が不要なため情報表示に掛かる処理時間が早く、通信コストが安くなる。
【0054】目的地選択を日本全国の都市、区から選べ、更にユーザー登録した訪問先、店、駅等を目的地とできるため、例えば自分の行きたい場所を友人宅とした場合に、そこまでの方向と距離が表示され、走行中に友人宅方向を矢印で示し、残距離も分かるため、知らない道路でも矢印を見ながら目的地にたどり着ける。
【0055】遊園地等の大きな駐車場に車を止めたときに自分の車位置を登録することで、戻ってきたときに車を探しやすい。
【0056】観光地で自由解散する時に集合場所を登録することで、後で集合場所に戻りやすい。
【0057】海釣りの時に釣れたポイントを登録することで、次の釣りに行くときに、矢印を見ながらポイントにたどり着ける。港を登録しておけば霧が出ても方向が分かるため戻ることが可能。
【0058】走行経路の表示画面で出発地からの経路が表示され、現在の走行場所付近の近隣都市との位置関係、目的地との位置関係が自動的に地図に表示され、その表示も自動的に縮尺が変わるため分かりやすい。
【0059】走行速度グラフ、走行時間、平均速度、最高速度の情報を表示するため、走行状態が分かる。これは車以外の電車、自転車、歩行にも使える。使い方を工夫することでジョギング等運動の記録にも利用できる。
【0060】現在地の緯度、経度、高度が表示されるため、山や海で救助を呼びたい場合に正確な位置を伝えることができる。
【0061】山の測量などで、緯度、経度、高度と2点の直線距離が分かるため、事前調査的な概算値を知るための測量に利用できる。
図の説明
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る携帯電話のナビ機能を説明するための図である。
この画面で目的地の方向、東西南北方位、目的地までの距離、近隣都市の距離、走行距離、平均速度、走行時間の表示形態を表している。
【図2】本発明の一実施形態に係る携帯電話のナビ機能を説明するための図である。
この図2−1北固定モード画面、図2−2方位測定モード画面の表示形態を表している。
【図3】本発明の一実施形態に係る携帯電話のナビ機能を説明するための図である。
この画面で走行経路画面の表示形態を表している。
【図4】本発明の一実施形態に係る携帯電話のナビ機能を説明するための図である。
この画面で走行中の速度変化グラフの表示形態を表している。
【図5】本発明の一実施形態に係る携帯電話のナビ機能を説明するための図である。
この画面の情報表示画面で経度、緯度、高度、最高速度、平均速度の表示形態を表している。
Claims (7)
- 携帯電話のGPS機能を利用し、GPSで現在地点の緯度、経度及び次の進行地点の緯度、経度を求め、二点の緯度、経度を結ぶことで、元の地点から次の地点までの方位、距離、所要時間を求め、この処理を一定時間毎に自動的に行い、そのデータを東西南北の方位線の上に進行方向を重ねる処理を行い、自らの進行方位及び設定した目的地の方位を携帯電話の表示部に案内する機能を有し、携帯電話に本プログラムを格納し動作させることで、この機能を処理することを特徴としたナビゲーションプログラム。
- 請求項1のプログラムに方位線の北固定モードと方位測定モードを設け、北固定モードは、携帯電話の表示上で北を上、南を下、東を右、西を左として方位線を固定し、その固定された方位線に対し、現在地点から見た目的地の方向を示す矢印線を正しい方向に変化させる機能を有し、方位測定モードは、自らの進行方向を携帯電話の表示上の下から上の垂直方向とし、その進行方向に対し、方位線及び目的地の方向を示す矢印線を正しい方向に変化させる機能を有し、携帯電話に本プログラムを格納し動作させることで、この機能を処理することを特徴としたナビゲーションプログラム。
- 請求項1のプログラムにGPSと交信するタイマー間隔を設け、設定時間毎にGPSと自動的に交信し、交信地点の緯度、経度を記憶させることで、出発地から現在地点までの走行経路を線で結び、更に日本地図を予めプログラムに格納することで、日本地図上に走行経路を表示する機能を有し、携帯電話に本プログラムを格納し動作させることで、この機能を処理することを特徴としたナビゲーションプログラム。
- 請求項1のプログラムに目的地選択機能を設け、日本全国の全ての市役所及び大都市の区役所の緯度、経度を予めプログラムに格納することで、目的地名称を選択しただけで、現在地から目的地までの直線距離と方向を表示させる機能を有し、又、ユーザー登録地点を記憶させる機能で、任意の位置を登録する機能を有し、ユーザーが移動するに従い目的地までの直線距離を自動的に更新し、表示する機能を有し、携帯電話に本プログラムを格納し動作させることで、この機能を処理することを特徴としたナビゲーションプログラム。
- 請求項3のプログラムに、走行中の近隣都市を表示する機能を設け、現在地点と近隣都市の位置関係及び、近隣都市までの距離を表示し、近隣都市は、現在地から最も距離的に近い3箇所の市役所(区の場合は区役所)位置を自動的に選択し、表示する機能を有し、携帯電話に本プログラムを格納し動作させることで、この機能を処理することを特徴としたナビゲーションプログラム。
- 請求項3のプログラムに「経路全体表示」「目的地と経路」「最近と経路」「最近と目的地」「近隣の市町村」の5種類の走行経路画面を有し、それぞれの画面が出発地からの走行距離、目的地までの距離、近隣市役所又は区役所までの距離に応じて画面縮尺を自動的に変化させることで現在地との位置関係を分かりやすく表示する機能を有し、携帯電話に本プログラムを格納し動作させることで、この機能を処理することを特徴としたナビゲーションプログラム。
- 請求項1のプログラムにGPSとの交信地点情報と交信時刻情報を基に、出発地点から現在地点までの「走行距離」、「走行時間」、「平均速度」、「最高速度」を表示する機能を有し、GPS交信間隔毎の走行速度を求め、「走行中の速度をグラフとして表示」する機能を有し、交信地点の「緯度」、「経度」、「高度」を表示する機能を有し、携帯電話に本プログラムを格納し動作させることで、この機能を処理することを特徴としたナビゲーションプログラム。
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