JP2005003249A - 空気調和装置及び空気調和装置の制御方法 - Google Patents

空気調和装置及び空気調和装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】過熱度の検出精度が向上し、制御性が向上する空気調和装置及び空気調和装置の制御方法を提供することにある。
【解決手段】圧縮機1、室外熱交換器3、蓄熱コイル51、室内側膨張弁21並びに室内熱交換器31を冷媒配管で接続し、圧縮機1の駆動により、冷房運転、氷蓄熱運転、及び氷蓄熱利用冷房運転を可能にし、氷蓄熱利用冷房運転時、圧縮機1の吸込冷媒の過熱度に基づいて、室内側膨張弁21の開度を制御する空気調和装置において、氷蓄熱利用冷房運転時、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒の流れが、液単相流であるか否かを判断し、この判断結果、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒の流れが液単相流である場合、室内熱交換器31における冷媒経路の中間部の冷媒温度と圧縮機1の冷媒吸込温度に基づいて、圧縮機1の吸込冷媒の過熱度を検出する制御装置80を備えた。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、冷房運転、氷蓄熱運転、及び氷蓄熱利用冷房運転を可能にした空気調和装置及び空気調和装置の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、圧縮機、室外熱交換器、蓄熱コイル、室内側膨張弁並びに室内熱交換器を冷媒配管で接続し、圧縮機の駆動により、冷房運転、氷蓄熱運転、及び氷蓄熱利用冷房運転を可能にした空気調和装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。そして、この種の空気調和装置では、氷蓄熱利用冷房運転時、圧縮機の吸込冷媒の過熱度に基づいて、過熱度が目標過熱度になるように、室内側膨張弁の開度を制御するのが一般的である。
【0003】
この種の空気調和装置では、例えば、電気料金が安価な深夜に、氷蓄熱運転を行い、この蓄熱エネルギを利用して、昼間に氷蓄熱利用冷房運転を行い、昼間の冷房効率を向上させている。また、室内熱交換器は、並列に接続された複数の冷媒経路を有し、室内熱交換器における冷媒の圧力損失の低減が図られている。
【0004】
ところで、従来、氷蓄熱利用冷房運転時、冷媒経路の中間部の冷媒温度を蒸発温度とみなし、この蒸発温度と圧縮機の冷媒吸込温度に基づいて圧縮機の吸込冷媒の過熱度を検出していたが、室内熱交換器における冷媒経路の冷媒の分流が悪いと、冷媒経路の中間部の冷媒温度が上昇して過熱領域に達してしまい、検出した過熱度が実際の過熱度よりも低くなってしまう恐れがあった。従って、室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度と冷媒経路の中間部の冷媒温度との差温に基づいて、複数の冷媒経路における冷媒の分流の良否を判断し、分流が悪い場合、室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度を蒸発温度とみなし、この蒸発温度と圧縮機の吸込冷媒温度とに基づいて、圧縮機の吸込冷媒の過熱度を検出することで、過熱度検出の正確性の向上を図っていた。
【0005】
【特許文献1】
特開2002−372325号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記の空気調和装置において、氷蓄熱利用冷房運転時、室内熱交換器の冷媒入口における冷媒の流れが、気液二相流から液単相流になることがある。
【0007】
このように、室内熱交換器の冷媒入口における冷媒の流れが、液単相流になる場合、室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度は、液冷媒の温度であるため、実際の蒸発温度よりも低くなってしまうことがある。室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度と冷媒経路の中間部の冷媒温度との差温に基づいて、複数の冷媒経路における冷媒の分流の良否を判断する場合、室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度の低下によってこの差温が大きくなってしまうため、分流が悪いと判断されてしまい、実際の蒸発温度よりも低い室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度が、蒸発温度とみなされ、検出した過熱度と実際の過熱度との誤差が大きくなってしまい、制御性が低いものとなってしまうという問題がある。
【0008】
つまり、氷蓄熱利用冷房運転時、室内熱交換器の冷媒入口における冷媒の流れが、気液二相流のみではなく液単相流にもなる空気調和装置では、上記の従来の制御では、検出した過熱度と実際の過熱度との誤差が大きくなってしまうことがあり、制御性が低いものとなってしまうという問題がある。
【0009】
そこで、本発明の目的は、上述した従来の技術が有する課題を解消し、過熱度検出の精度の向上を図り、制御性の向上を図る空気調和装置及び空気調和装置の制御方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、圧縮機、室外熱交換器、蓄熱コイル、室内側膨張弁並びに室内熱交換器を冷媒配管で接続し、前記圧縮機の駆動により、冷房運転、氷蓄熱運転、及び氷蓄熱利用冷房運転を可能にし、前記氷蓄熱利用冷房運転時、前記圧縮機の吸込冷媒の過熱度に基づいて、前記室内側膨張弁の開度を制御する空気調和装置において、前記氷蓄熱利用冷房運転時、前記室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度と前記室内側膨張弁の冷媒入口の冷媒温度に基づいて、前記室内熱交換器の冷媒入口における冷媒の流れが、液単相流であるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段による判断の結果、前記室内熱交換器の冷媒入口における冷媒の流れが前記液単相流である場合、前記室内熱交換器における冷媒経路の中間部の冷媒温度と前記圧縮機の冷媒吸込温度に基づいて、前記圧縮機の吸込冷媒の過熱度を検出する過熱度検出手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0011】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記室内熱交換器は、並列に接続された複数の冷媒経路を有し、前記判断手段による判断の結果、前記室内熱交換器の入口における冷媒の流れが前記液単相流ではない場合、前記室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度と前記複数の冷媒経路の内いずれかの冷媒経路の中間部の冷媒温度に基づいて、前記複数の冷媒経路における冷媒の分流の良否を判断する分流判断手段を備え、前記過熱度検出手段は、前記分流判断手段により前記複数の冷媒経路における冷媒の分流が悪いと判断された場合、前記室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度と前記圧縮機の冷媒吸込温度に基づいて、前記圧縮機の吸込冷媒の過熱度を検出することを特徴とするものである。
【0012】
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明において、前記判断手段は、前記室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度と前記室内側膨張弁の冷媒入口の冷媒温度との温度差が、所定の温度差を下回るとき、前記室内熱交換器の冷媒入口における冷媒の流れが前記液単相流であると判断することを特徴とするものである。
【0013】
請求項4に記載の発明は、圧縮機、室外熱交換器、蓄熱コイル、室内側膨張弁並びに室内熱交換器を冷媒配管で接続し、前記圧縮機の駆動により、冷房運転、氷蓄熱運転、及び氷蓄熱利用冷房運転を可能にし、前記氷蓄熱利用冷房運転時、前記圧縮機の吸込冷媒の過熱度に基づいて、前記室内側膨張弁の開度を制御する空気調和装置の制御方法において、前記氷蓄熱利用冷房運転時、前記室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度と前記室内側膨張弁の冷媒入口の冷媒温度に基づいて、前記室内熱交換器の冷媒入口における冷媒の流れが、液単相流であるか否かを判断する判断過程と、前記判断過程における判断の結果、前記室内熱交換器の冷媒入口における冷媒の流れが前記液単相流である場合、前記室内熱交換器における冷媒経路の中間部の冷媒温度と前記圧縮機の冷媒吸込温度に基づいて、前記圧縮機の吸込冷媒の過熱度を検出する過熱度検出過程と、を備えたことを特徴とするものである。
【0014】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、前記判断過程における判断の結果、前記室内熱交換器の入口における冷媒の流れが前記液単相流ではない場合、前記室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度と、前記室内熱交換器における複数の冷媒経路の内、いずれかの冷媒経路の中間部の冷媒温度とに基づいて、前記複数の冷媒経路における冷媒の分流の良否を判断する分流判断過程を備え、前記過熱度検出過程では、前記分流判断過程で前記複数の冷媒経路における冷媒の分流が悪いと判断された場合、前記室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度と前記圧縮機の冷媒吸込温度に基づいて、前記圧縮機の吸込冷媒の過熱度を検出することを特徴とするものである。
【0015】
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の発明において、前記判断過程では、前記室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度と前記室内側膨張弁の冷媒入口の冷媒温度との温度差が、所定の温度差を下回るとき、前記室内熱交換器の冷媒入口における冷媒の流れが前記液単相流であると判断することを特徴とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を添付した図面を参照して説明する。
【0017】
[1]第1の実施の形態
図1は、本第1の実施の形態にかかる空気調和装置を示す冷媒回路である。図1において、100は空気調和装置を示し、この空気調和装置100は、室外ユニット10と、蓄熱ユニット20と、室内ユニット30の3つのユニットを備えて構成されている。この空気調和装置100に用いられる冷媒は、HFC系冷媒(例えば、R407CやR410A)である。
【0018】
室外ユニット10は、圧縮機1と、四方弁2と、室外熱交換器3と、アキュームレータ4とを備えて構成される。室内ユニット30は、室内熱交換器31を備えて構成される。蓄熱ユニット20は、室外ユニット10に接続されるブリッジ回路40と、蓄熱コイル51と、室外側膨張弁47と、室内側膨張弁21と、を含んで構成される。
【0019】
蓄熱ユニット20のブリッジ回路40は、第1逆止弁41、第2逆止弁42、第3逆止弁43、第4逆止弁44、並びにこれら逆止弁の内、2つの逆止弁の組み(逆止弁41と43、及び逆止弁42と44)を連通させるメイン管路45を含み、このメイン管路45には、受液器46及び室外側膨張弁47が直列に接続されている。また、受液器46の上部からバイパス管路(均圧管)48が導出され、このバイパス管路48には均圧弁49が接続され、この均圧弁49は室外側膨張弁47の下流のメイン管路45に接続されている。
【0020】
蓄熱ユニット20には、蓄熱槽50が含まれる。この蓄熱槽50の中には、蓄熱コイル51が水没状態で配置され、この蓄熱コイル51の一端は、第1管路52、二方弁54を介してガス管60に接続されている。蓄熱コイル51の他端は、第2管路53、蓄熱弁55を介して液管61、すなわちブリッジ回路40と室内側膨張弁21との間の液管61に接続されている。
【0021】
ブリッジ回路40のメイン管路45であって、受液器46と室外側膨張弁47の間のメイン管路45には、第3管路63が接続され、この第3管路63は、解氷弁56、逆止弁57を介して第1管路52、すなわち二方弁54と蓄熱コイル51との間の第1管路52に接続されている。
【0022】
上述のブリッジ回路40には、液管61を介して、室内側膨張弁21が接続され、この室内側膨張弁21には室内ユニット30の室内熱交換器31が接続され、この室内熱交換器31にはガス管60を介して四方弁2が接続されている。
【0023】
空気調和装置100には、空気調和装置100全体を制御する制御装置80が備えられている。この制御装置80は、例えば、室外ユニット10に備えられている。
【0024】
次に、本実施形態における空気調和装置100の運転動作を説明する。
【0025】
図1では、一般的な冷房運転(氷蓄熱未利用冷房運転)時の冷媒の流れを太線で示す。圧縮機1で圧縮され、吐出された高圧のガス冷媒は、四方弁2を介して室外熱交換器3に流入し、ここで凝縮する。この凝縮した冷媒はブリッジ回路40に入る。このブリッジ回路40では、第1逆止弁41を経てメイン管路45に入り、メイン管路45に接続された受液器46を介して室外側膨張弁47に入る。
【0026】
そして、室外側膨張弁47を経た後、第3逆止弁43を介して液管61に向かい、ここから、室内側膨張弁21を経て、室内ユニット30の室内熱交換器31に流入する。この室内熱交換器31では、冷媒が蒸発して、周囲から蒸発潜熱を奪い、室内を冷房する。そして、室内熱交換器31を経た冷媒は、ガス管60を通り、四方弁2、アキュームレータ4を経て、圧縮機1の吸込管に戻される。
【0027】
本実施形態では、夜間の安価な電気を使用して氷蓄熱運転が行われる。この氷蓄熱運転では、図2に太線で示すように冷媒が流される。すなわち、圧縮機1で圧縮された冷媒は、四方弁2、室外熱交換器3を通り、ブリッジ回路40に流入し、このブリッジ回路40の第1逆止弁41を経てメイン管路45に流入する。メイン管路45に流入した冷媒は、受液器46、室外側膨張弁47を経て第3逆止弁43に至り、ここから液管61に流入する。この液管61に流入した冷媒は、蓄熱弁55、第2管路53を通り蓄熱コイル51に流入し、ここで蒸発し蓄熱槽50内に製氷する。
【0028】
蓄熱槽50内に製氷させた冷媒は、第1管路52、二方弁54を通りガス管60に流入し、更に、四方弁2、アキュームレータ4を経て圧縮機1に戻される。
【0029】
冷房運転には、図1に示す氷蓄熱未利用冷房運転の他に、図2に示す製氷を利用した、氷蓄熱利用冷房運転が含まれる。
【0030】
この氷蓄熱利用冷房運転では、図3に示すように、冷媒制御が行われる。すなわち、圧縮機1で圧縮された冷媒は四方弁2、室外熱交換器3を経て、ブリッジ回路40に流入し、このブリッジ回路40の第1逆止弁41、メイン管路45、受液器46を経て、一方は第3管路63に流入し、他方はそのままメイン管路45を流れて室外側膨張弁47に至る。
【0031】
第3管路63に流入した冷媒は、解氷弁56、逆止弁57を経て蓄熱槽50内の蓄熱コイル51に入る。この冷媒は、蓄熱コイル51内で氷により過冷却され、その後に、第2管路53を経て蓄熱弁55を通り液管61に流入する。また、ブリッジ回路40の受液器46を経て、そのまま室外側膨張弁47に流入した冷媒は、第3逆止弁43を通り液管61に流入する。
【0032】
この液管61では、蓄熱コイル51を経て過冷却された冷媒と、室外側膨張弁47を経た冷媒とが合流し、この合流した冷媒は、室内側膨張弁21を通り、室内ユニット30の室内熱交換器31に流入する。この室内熱交換器31では、冷媒が蒸発し、これにより室内が冷房される。そして、室内熱交換器31を経た冷媒は、ガス管60を通り、四方弁2、アキュームレータ4を経て、圧縮機1の吸込管に戻される。
【0033】
この場合、本実施形態では、冷媒が蓄熱コイル51で過冷却された分だけ、冷房効率を向上させることができる。
【0034】
上記構成では暖房運転が可能である。この暖房運転では、図4に示すように、冷媒の流れが制御される。
【0035】
すなわち、圧縮機1に吐出された冷媒は、四方弁2を通りガス管60に流入し、このガス管60を経て室内ユニット30の室内熱交換器31に流入し、この室内熱交換器31で凝縮し、これにより、室内が暖房される。この室内熱交換器31を経た冷媒は、室内側膨張弁21を通り、液管61に流入し、更にブリッジ回路40に流入する。このブリッジ回路40に入ると、冷媒は、第2逆止弁42を経てメイン管路45に流入し、受液器46、室外側膨張弁47を経て第4逆止弁44に至り、この第4逆止弁44を通過して、室外ユニット10の室外熱交換器3に流入する。この室外熱交換器3では、冷媒が蒸発し、これによりガス化された冷媒が、四方弁2、アキュームレータ4を経て圧縮機1に戻される。
【0036】
この暖房運転が、厳冬期等の著しい低外気温の状態下で行われた場合、室外熱交換器3のフィンに着霜する。この室外熱交換器3の着霜を除去するため、除霜運転が行われる。
【0037】
図5は、空気除霜運転を示す。この除霜運転では、暖房運転を一時的に停止し、四方弁2を冷房位置に切り換え、圧縮機1を駆動する。すると、図5に示すように、圧縮機1で圧縮された冷媒が、四方弁2を経て、室外熱交換器3に直接流入し、ここに直接流入したホットガスにより室外熱交換器3が除霜される。この室外熱交換器3を経た冷媒は、図1に示す冷房運転の場合とほぼ同様の流れを経て圧縮機1に戻される。
【0038】
この場合、室内熱交換器31の送風ファンの運転は停止し、冷媒を蒸発させない。本来の要求は暖房運転であり、除霜運転時に室内に冷風が吹き出されないようにするためである。
【0039】
図6は、蓄熱槽50に温水を生成する温水蓄熱運転を示す。この温水蓄熱運転では、蓄熱槽50内の水の温度を上昇させる。この温水蓄熱運転では、圧縮機1で圧縮された冷媒が、四方弁2を通り、ガス管60に流入し、このガス管60から二方弁54、第1管路52を経て、蓄熱コイル51に流入する。冷媒は、この蓄熱コイル51で凝縮し、蓄熱槽50内の水温を上昇させる。この蓄熱コイル51を経た冷媒は、第2管路53、蓄熱弁55を通りブリッジ回路40に流入し、このブリッジ回路40に流入した冷媒は、第2逆止弁42を通りメイン管路45に入り、受液器46、室外側膨張弁47を経て第4逆止弁44に至る。
【0040】
そして、第4逆止弁44を経て室外ユニット10の室外熱交換器3に至り、ここで蒸発し、ガス化した冷媒が、四方弁2、アキュームレータ4を経て圧縮機1に戻される。
【0041】
この温水蓄熱運転によって、蓄熱槽50内に温蓄されたエネルギは、図7に示すように、専ら温水除霜運転に利用される。
【0042】
すなわち、圧縮機1で圧縮された冷媒は、四方弁2を経て、室外熱交換器3に流入し、この室外熱交換器3で凝縮し、この室外熱交換器3のフィンに付着した霜を除去する。室外熱交換器3を経た冷媒は、ブリッジ回路40に入り、このブリッジ回路40の第1逆止弁41、メイン管路45、受液器46、室外側膨張弁47を経て第3逆止弁43に至り、ここから蓄熱弁55、第2管路53を通り、蓄熱コイル51に流入する。
【0043】
この蓄熱コイル51では、冷媒が、蓄熱槽50内の温蓄エネルギから熱を奪い、いわゆる冷媒加熱されて第1管路52を経て二方弁54に至る。そして、二方弁54からガス管60に入り、四方弁2、アキュームレータ4を経て圧縮機1に戻される。
【0044】
この温水利用による除霜運転では、蓄熱槽50内で冷媒が加熱されて圧縮機1に戻されるため、除霜運転の効率が向上し、除霜運転を、図5の除霜運転に比べて短時間のうちに終了させることができる。
【0045】
ところで、室内熱交換器31は、図8に示すように、並列に接続された複数(例えば、3本)の冷媒経路32,33,34と、複数のフィン35とを有している。各冷媒経路32,33,34は、フィン35に挿通される複数本のチューブ36と、2本のチューブ36同士を接続するUベンド37とを有している。室内熱交換器31が蒸発器として機能する場合、液管61から室内熱交換器31に流入した冷媒は、室内熱交換器31の冷媒入口を経て各冷媒経路32,33,34に分流し、各冷媒経路32,33,34を通過した後に合流して室内熱交換器31の冷媒出口を経て室内熱交換器31からガス管60に流出する。このように、室内熱交換器31が、並列に接続された複数の冷媒経路32,33,34を有するので、1つの冷媒経路を有する場合と比較して、圧力損失が低減する。
【0046】
圧縮機1の冷媒吸込側には、圧縮機1の吸込冷媒温度Eiを検出するための吸込温度センサ81が設けられている。具体的には、吸込温度センサ81は、アキュムレータ4の冷媒吸込側に設けられている。
【0047】
また、氷蓄熱利用冷房運転時に蒸発器として機能する室内熱交換器31の冷媒入口には、室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度E1を検出するための第1の温度センサ82が設けられている。
【0048】
また、複数の冷媒経路32,33,34の内、いずれかの冷媒経路の中間部、例えば、冷媒経路32の中間部38におけるUベンド37には、この中間部38の冷媒温度E2を検出するための第2の温度センサ83が設けられている。
【0049】
また、氷蓄熱利用冷房運転時に室内側膨張弁21の冷媒入口となる液管60(図3参照)には、室内側膨張弁21の冷媒入口の冷媒温度E3を検出するための第3の温度センサ84が設けられている。
【0050】
本実施形態では、制御装置80は、氷蓄熱利用冷房運転時、圧縮機1の吸込冷媒温度Eiと、室内熱交換器31の蒸発温度Eeとの差温に基づいて圧縮機1の吸込冷媒の過熱度SHを検出し、圧縮機1の吸込冷媒の過熱度SHに基づいて、過熱度SHが目標過熱度になるように、室内側膨張弁21の開度を制御する。蒸発温度Eeは、冷媒温度E1或いは冷媒温度E2に設定される。
【0051】
図9は、空気調和装置100の氷蓄熱利用冷房運転時における冷媒状態の一例を示すp−h線図である。ここで、記号pは、冷媒圧力を示し、記号hは、エンタルピを示す。
【0052】
この図9における冷媒状態X(太線実線)は、例えば、氷蓄熱利用冷房運転開始直後のように、蓄熱コイル51周囲が氷である場合を示している。そして、点A0は、圧縮機1により吐出された冷媒の状態、点A1は、室内側膨張弁21の冷媒入口における冷媒の状態、点A2は、室内熱交換器31の冷媒入口の冷媒の状態、点A3は、室内熱交換器31における冷媒経路の中間部(例えば、冷媒経路32の中間部38)の冷媒の状態、点A4は、圧縮機1に吸込まれる冷媒の状態を示している。つまり、点A4−A0間は、圧縮機1による圧縮工程、点A0−A1間は、室外熱交換器3及び蓄熱コイル51による凝縮工程、点A1−A2間は、室内側膨張弁21による膨張工程、点A2−A4間は、室内熱交換器31による蒸発工程を示している。なお、図9中破線は、等温線を示している。
【0053】
空気調和装置100の氷蓄熱利用冷房運転時、冷媒が蓄熱コイル51で過冷却された分だけ、冷媒の過冷却度SCが増加するので、室内側膨張弁21により減圧された冷媒、即ち、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒は、液単相流となることがある。つまり、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒状態である点A2は、液相領域にある。このように、室内側膨張弁21による膨張行程(点A1−A2間)において、冷媒が液相から変化しない場合は、冷媒が液相から気液二相に変化する場合に比べて、冷媒の温度変化は僅かである。
【0054】
また、室内熱交換器31内では、僅かに冷媒の圧力損失があるものの、室内熱交換器31の冷媒入口の冷媒(図9中点A2)と冷媒出口の冷媒(図9中点A4)とは、略等圧である。
【0055】
室内熱交換器31において、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒は、液相領域である点A2の状態である。そして、室内熱交換器31に流入した冷媒は、エンタルピhが点A2におけるエンタルピh1から液相領域と気液二相領域の境界におけるエンタルピh2に上昇する際に、冷媒の温度が上昇する。つまり、室内熱交換器31に流入した液冷媒は、温度が上昇して気液混合状態となる。言い換えれば、室内熱交換器31の冷媒入口の冷媒温度E1は、冷媒経路32の中間部38の冷媒温度E2よりも低い状態である。
【0056】
次に、室内熱交換器31内の冷媒は、エンタルピh2から気液二相領域と気相領域の境界におけるエンタルピh3に上昇する際に、略等温で変化する。次に、室内熱交換器31内の冷媒は、エンタルピh3から気相領域であるエンタルピh4に上昇する際に、過熱蒸気となって昇温する。そして、過熱蒸気となった冷媒が、室内熱交換器31から流出し、圧縮機1の吸込口に戻される。
【0057】
図10は、空気調和装置100の氷蓄熱利用冷房運転時における冷媒状態の一例を示すp−h線図である。この図10における冷媒状態Y(太線実線)は、例えば、氷蓄槽50の解氷が進行した場合を示している。
【0058】
過冷却度SCは、氷蓄槽50の解氷とともに低下していき、室内側膨張弁21による膨張工程(点A1−A2間)において、冷媒が液相から気液二相に変化し、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒は、気液二相流となる(図10中、点A2)。そして、気液二相領域において室内側膨張弁21により冷媒が減圧される場合は、液相領域において室内側膨張弁21により冷媒が減圧される場合と比較して、温度変化が大きい。また、室内熱交換器31の冷媒入口の冷媒温度E1と、室内熱交換器31の冷媒経路32の中間部38の冷媒温度E2とは、室内熱交換器31内の冷媒の分流がよければ、略等しくなる。
【0059】
本実施形態において、制御装置80は、氷蓄熱利用冷房運転時、室内熱交換器31の冷媒入口の冷媒温度E1と冷媒経路32の中間部38の冷媒温度E2に基づいて、複数の冷媒経路32,33,34における冷媒の分流の良否を判断して、室内熱交換器31の蒸発温度Eeを、冷媒温度E1又は冷媒温度E2に設定する制御を行う。更に、制御装置80は、氷蓄熱利用冷房運転時、室内熱交換器31の冷媒入口の冷媒温度E1と室内側膨張弁21の冷媒入口の冷媒温度E3に基づいて、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒の流れが、液単相流であるか否か(つまり、液単相流と気液二相流のいずれであるか)を判断して、室内熱交換器31の蒸発温度Eeを、冷媒温度E1又は冷媒温度E2に設定する制御を行う。
【0060】
以下、氷蓄熱利用冷房運転時の制御装置80による具体的な過熱度SHの検出動作について、図11に示すフローチャートを参照しながら説明する。ここで、図11に示す制御装置80による過熱度SHの検出動作は、所定のインターバル(例えば、20秒)毎に行われる。
【0061】
まず、制御装置80は、圧縮機1の吸込冷媒温度Eiを検出する(ステップS1;圧縮機吸込冷媒温度検出手段)。つまり、制御装置80は、吸込温度センサ81の温度を示す信号を検出する。
【0062】
また、制御装置80は、室内熱交換器31の冷媒入口の冷媒温度E1を検出する(ステップS2;第1の温度検出手段)。つまり、制御装置80は、第1の温度センサ82の温度を示す信号を検出する。
【0063】
更に、制御装置80は、室内熱交換器31における冷媒経路32の中間部38の冷媒温度E2を検出する(ステップS3;第2の温度検出手段)。つまり、制御装置80は、第2の温度センサ83の温度を示す信号を検出する。
【0064】
更にまた、制御装置80は、室内側膨張弁21の冷媒入口の冷媒温度E3を検出する(ステップS4;第3の温度検出手段)。つまり、制御装置80は、第3の温度センサ84の温度を示す信号を検出する。
【0065】
次に、制御装置80は、室内熱交換器31の冷媒入口の冷媒温度E1と室内側膨張弁21の冷媒入口の冷媒温度E3に基づいて、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒の流れが、液単相流であるか否か(つまり、液単相流と気液二相流のいずれであるか)を判断する(ステップS5)。具体的には、ステップS5では、制御装置80は、冷媒温度E1と冷媒温度E3との温度差(E3−E1)が、所定の温度差を下回るか否かを判断する。この所定の温度差は、温度差(E3−E1)が当該所定の温度差を下回るときに液単相流となるような値(例えば、2[K])に設定される。つまり、室内熱交換器31の冷媒入口の冷媒の流れが、液単相流の場合は、室内側膨張弁21の冷媒出入口の温度差は僅かであり、2[K]よりも小さい。一方、室内熱交換器31の冷媒入口の冷媒の流れが、気液二相流の場合は、室内側膨張弁21の冷媒出入口の温度差は2[K]よりも大きい。言い換えれば、所定の温度差は、室内熱交換器31の冷媒入口の冷媒の流れが、液単相流と気液二相流との境界のときの温度差(E3−E1)と同じ値に設定される。
【0066】
従って、ステップS5において、制御装置80は、温度差(E3−E1)が所定の温度差を下回る場合、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒の流れが液単相流であると判断し、温度差(E3−E1)が所定の温度差を上回る場合、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒の流れが気液二相流であると判断する。
【0067】
このように、ステップS5における判断の結果、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒の流れが液単相流である場合、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒温度E1は、実際の蒸発温度よりも低い値となってしまう。
【0068】
仮に、この実際の蒸発温度よりも低い値である冷媒温度E1を蒸発温度Eeに設定し、過熱度SH(=Ei−Ee)を検出すると、検出した過熱度SHが実際の過熱度よりも高くなってしまう。つまり、過熱度SHの誤差が大きくなってしまうことになる。
【0069】
従って、ステップS5における判断の結果、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒の流れが液単相流である場合(ステップS5;Yes)、制御装置80は、室内熱交換器31における冷媒経路32の中間部38の冷媒温度E2と圧縮機1の冷媒吸込温度Eiに基づいて、圧縮機1の吸込冷媒の過熱度SHを検出する。
【0070】
つまり、ステップS5における判断の結果、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒の流れが液単相流である場合、制御装置80は、室内熱交換器31の蒸発温度Eeを、冷媒温度E2に設定する(ステップS6;第1の蒸発温度設定手段)。そして、制御装置80は、圧縮機1の吸込冷媒温度Eiと設定された蒸発温度Eeとの温度差(Ei−Ee)を、過熱度SHとして検出する(ステップS7)。これによって、過熱度SHの検出の精度が向上し、制御性が向上する。
【0071】
次に、第2の温度センサ83は、複数の冷媒経路32,33,34の内、いずれか1つの冷媒経路(本実施形態では、冷媒経路32)にのみ設けられている。そして、冷媒経路32への冷媒の分流が悪い(つまり、冷媒経路32に流れる冷媒量が他の冷媒経路33,34よりも減少してしまう)と、特に、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒の流れが気液二相流の場合、この冷媒経路32を流れる冷媒が、中間部38において過熱蒸気になってしまうことがある。つまり、冷媒経路32の中間部38における冷媒温度E2が、室内熱交換器31の冷媒入口の冷媒温度E1よりも上昇してしまうことがある。
【0072】
仮に、この過熱蒸気となった冷媒の冷媒温度E2を蒸発温度Eeに設定し、過熱度SH(=Ei−Ee)を検出すると、検出した過熱度SHが実際の過熱度よりも低くなってしまう。つまり、過熱度SHの誤差が大きくなってしまうことになる。ここで、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒の流れが、液単相流の場合は、冷媒経路32への冷媒の分流が悪くても、冷媒経路32の中間部38において冷媒が過熱蒸気となることはほとんどないため、検出した過熱度SHの誤差は無視できる程度である。
【0073】
従って、ステップS5における判断の結果、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒の流れが液単相流でない場合(ステップS5;No)、つまり、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒の流れが気液二相流である場合、制御装置80は、室内熱交換器31の冷媒入口の冷媒温度E1と室内熱交換器31の冷媒経路32の中間部38の冷媒温度E2に基づいて、複数の冷媒経路32,33,34の内、冷媒温度が検出される冷媒経路32への冷媒の分流の良否を判断する(ステップS8)。
【0074】
具体的には、ステップS8では、制御装置80は、冷媒温度E1と冷媒温度E2との温度差(E2−E1)が、第2の所定の温度差を上回るか否かを判断する。この第2の所定の温度差は、温度差(E2−E1)が当該第2の所定の温度差を上回るときに冷媒経路32の中間部38において冷媒が過熱蒸気となるような値(例えば、1[K])に設定される。つまり、中間部38において冷媒が過熱蒸気にならないような冷媒の分流が良い場合は、温度差(E2−E1)は僅かであり、1[K]よりも小さい。一方、中間部38において冷媒が過熱蒸気になるような冷媒の分流が悪い場合は、温度差(E2−E1)は、1[K]よりも大きい。言い換えれば、第2の所定の温度差は、冷媒経路32の中間部38における冷媒が、飽和蒸気と過熱蒸気との境界となる温度E2と、室内熱交換器31の冷媒入口の冷媒温度E1との温度差と同じ値に設定される。
【0075】
ここで、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒の流れが液単相流である場合、冷媒温度E1は、冷媒温度E2よりも低い値となってしまうため、冷媒温度E1と冷媒温度E2に基づいて冷媒の分流の良否を判断すると、分流が悪いと誤って判断されてしまうことがある。具体的に説明すると、冷媒温度E1の低下により温度差(E2−E1)が第2の所定の温度差を上回ってしまうと、分流が悪いと誤って判断されてしまう。
【0076】
したがって、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒の流れが液単相流である場合、冷媒温度E1と冷媒温度E2に基づく冷媒分流の良否の判断は行わない。
【0077】
ステップS8において、複数の冷媒経路32,33,34における冷媒の分流が悪い、つまり、冷媒経路32への冷媒の分流が悪いと判断された場合(ステップS8;Yes)、制御装置80は、室内熱交換器31の冷媒入口の冷媒温度E1と圧縮機1の冷媒吸込温度Eiに基づいて、圧縮機1の吸込冷媒の過熱度EHを検出する。
【0078】
具体的に説明すると、ステップS8において、温度差(E2−E1)が、第2の所定の温度差(例えば、1[K])を上回る場合、制御装置80は、室内熱交換器31の蒸発温度Eeを、冷媒温度E1に設定する(ステップS9;第2の蒸発温度設定手段)。そして、制御装置80は、圧縮機1の吸込冷媒温度Eiと設定された蒸発温度Eeとの温度差(Ei−Ee)を、過熱度SHとして検出する(ステップS7)。
【0079】
ここで、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒の流れが、気液二相流である場合、室内熱交換器31の中間部の冷媒温度は、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒温度よりも実際の蒸発温度に近い。そして、冷媒経路32への冷媒の分流が良い場合、冷媒経路32の中間部38の冷媒温度は、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒温度よりも実際の蒸発温度に近い。
【0080】
従って、ステップS8において、冷媒経路32への冷媒の分流が良い場合(ステップS8;No)、制御装置80は、冷媒温度E2を蒸発温度Eeに設定する(ステップS6)。そして、制御装置80は、圧縮機1の吸込冷媒温度Eiと設定された蒸発温度Eeとの温度差(Ei−Ee)を、過熱度SHとして検出する(ステップS7)。
【0081】
以上の制御装置80による過熱度SHの検出において、蓄熱槽50における製氷直後の氷蓄熱利用冷房運転時は、過冷却度SCが、図9に示すように、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒の流れが液単相流になる程度に大きいので、冷媒が気液二相領域である中間部38の冷媒温度E2が、室内熱交換器31の蒸発温度Eeに設定されることとなる。
【0082】
そして、蓄熱槽50における氷の解氷が進行するにつれて過冷却度SCが低下していき、過冷却度SCが、図10に示すように、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒の流れが気液二相流になる程度に低下した場合、制御装置80によって、冷媒経路32への分流の良否が判断され、分流が悪い場合は、冷媒温度E1が、室内熱交換器31の蒸発温度Eeに設定され、分流が良い場合は、冷媒温度E2が、室内熱交換器31の蒸発温度Eeに設定されることとなる。
【0083】
以上、本第1の実施の形態によれば、氷蓄熱利用冷房運転時、室内熱交換器31の冷媒入口の冷媒温度E1と室内側膨張弁21の冷媒入口の冷媒温度E3との温度差(E3−E1)に基づいて、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒の流れが、液単相流であるか否かが判断され、液単相流である場合、冷媒経路32の中間部38の冷媒温度E2と圧縮機1の冷媒吸込温度Eiに基づいて、圧縮機1の吸込冷媒の過熱度SHが検出されるので、検出した過熱度SHと実際の過熱度との誤差は、無視できる程度に小さくなり、過熱度SHの検出精度が向上し、制御装置80による室内側膨張弁21の制御性が向上する。
【0084】
また、本第1の実施の形態によれば、氷蓄熱利用冷房運転時、室内熱交換器31の冷媒入口における冷媒の流れが、液単相流であるか気液二相流であるかが判断され、気液二相流である場合、室内熱交換器31の冷媒入口の冷媒温度E1と、室内熱交換器31の冷媒経路32の中間部38の冷媒温度E2の温度差(E2−E1)に基づいて、分流の良否が判断されることから、室内熱交換器31の冷媒入口の冷媒の流れが液単相流である場合に、温度差(E2−E1)に基づいて、分流の良否が判断されることがないので、過熱度SHの検出精度より向上し、制御装置80による室内側膨張弁21の制御性がより向上する。
【0085】
[2]第2の実施の形態
次に、図12に第2の実施の形態としての空気調和装置の冷媒回路を示す。この図12において、図1に示す第1の実施の形態と異なる点は、蓄熱槽50周辺における配管系にある。
【0086】
図12において、蓄熱槽50の中に水没した蓄熱コイル51は、その一端が、第1管路52、二方弁54を介してガス管60に接続されると共に、同じく第1管路52、サブクール弁68、逆止弁69を介して液管61に接続される。蓄熱コイル51の他端は、第2管路53、蓄熱弁55を介して液管61、すなわちブリッジ回路40と室内側膨張弁21との間の液管61に接続されている。ブリッジ回路40のメイン管路45であって、受液器46と室外側膨張弁47の間のメイン管路45には、第3管路63が接続され、この第3管路63は、解氷弁56、逆止弁57を介して、上述した蓄熱コイル51の他端に接続されている。その他の構成は、図1に示すものとほぼ同じ構成である。
【0087】
次に、本実施形態の氷蓄熱利用冷房運転時の動作を説明する。
【0088】
氷蓄熱利用冷房運転では、冷媒制御が行われる。すなわち、圧縮機1で圧縮された冷媒は四方弁2、室外熱交換器3を経て、ブリッジ回路40に流入し、このブリッジ回路40の第1逆止弁41、メイン管路45、受液器46を経て、一方は第3管路63に流入し、他方はそのままメイン管路45を流れて室外側膨張弁47に至る。
【0089】
第3管路63に流入した冷媒は、解氷弁56、逆止弁57を経て蓄熱槽50内の蓄熱コイル51に入る。
【0090】
この冷媒は、蓄熱コイル51内で氷により過冷却され、その後に、第1管路52、サブクール弁68、逆止弁69を通り液管61に流入する。また、ブリッジ回路40の受液器46を経て、そのまま室外側膨張弁47に流入した冷媒は、第3逆止弁43を通り液管61に流入する。
【0091】
この液管61では、蓄熱コイル51を経て過冷却された冷媒と、室外側膨張弁47を経た冷媒とが合流し、この合流した冷媒は、室内側膨張弁21を通り、室内ユニット30の室内熱交換器31に流入する。この室内熱交換器31では、冷媒が蒸発し、これにより室内が冷房される。そして、室内熱交換器31を経た冷媒は、ガス管60を通り、四方弁2、アキュームレータ4を経て、圧縮機1の吸込管に戻される。
【0092】
この場合、本実施形態では、冷媒が蓄熱槽50で過冷却された分だけ、冷房効率を向上させることができる。
【0093】
制御装置80による過熱度SHの検出動作は、上記した第1の実施の形態における制御と同様である。つまり、本実施形態における制御装置80は、図11に示すフローチャートと同様の制御動作を行うものである。
【0094】
以上、本第2の実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、検出した過熱度SHと実際の過熱度との誤差は、無視できる程度に小さくなり、過熱度SHの検出精度が向上し、制御装置80による室内側膨張弁21の制御性が向上するという効果を奏するものである。
【0095】
[3]第3の実施の形態
次に、図13に第3の実施の形態としての空気調和装置の冷媒回路を示す。この図13において、図1に示す第1の実施の形態と異なる点は、蓄熱槽50周辺における配管系にある。本第3の実施の形態では、蓄熱槽50周辺における配管系は、室外ユニット10に備えられている。
【0096】
以下、図1の冷媒回路と異なる点について説明すると、図13において、室外ユニット10は、蓄熱コイル51を収容した蓄熱槽50を備えるとともに、液管61に、室外側膨張弁47、受液器46、蓄熱槽膨張弁71、第1電磁開閉弁72、逆止弁73及び室内側膨張弁21が、室外熱交換器3側から室内ユニット30へ向かい順次配設される。
【0097】
蓄熱コイル51の一端は、第1管路52、二方弁54を介してガス管60に接続されている。蓄熱コイル51の他端は、蓄熱槽膨張弁71と第1電磁開閉弁72との間の液管61に接続される。
【0098】
また、液管61には、受液器46と蓄熱槽膨張弁71との間に、第2電磁開閉弁74、逆止弁75を備えた接続配管76の一端が接続される。この接続配管76の他端は、第1管路52における二方弁54と蓄熱コイル51との間に接続される。
【0099】
更に、液管61には、逆止弁73の冷媒の流出側に、接続配管77の一端が接続される。この接続配管77の他端は、接続配管76における第2電磁開閉弁74の冷媒の流入側に接続される。また、この接続配管77には、第3電磁開閉弁78が備えられている。
【0100】
以上の構成において、氷蓄熱利用冷房運転は、図13中、太線で示すように冷媒が流れる。この場合、蓄熱槽膨張弁71の開度が制御される。また、二方弁54及び第3電磁開閉弁78が閉弁され、第1電磁開閉弁72及び第2電磁開閉弁74が開弁される。また、室内側膨張弁27の弁開度が制御される。
【0101】
具体的に冷媒の流れを説明すると、圧縮機1で圧縮されて吐出された高圧のガス冷媒が、四方弁2を通り、室外熱交換器3で凝縮する。そして、凝縮液化した冷媒が、室外側膨張弁47及び受液器46を経て、接続配管76と蓄熱槽膨張弁71とに分流する。接続配管76に流れた液冷媒は、第2電磁開閉弁74及び逆止弁75及び第1管路52を通過して、蓄熱コイル51で過冷却される。そして、蓄熱コイル51を通過した冷媒と蓄熱槽膨張弁71を通過した冷媒とが液管61で合流し、第1電磁開閉弁72及び逆止弁73を通過して、室内側膨張弁21で減圧(膨張)される。そして、減圧された冷媒は、室内熱交換器31で蒸発気化し、ガス管60を通過し、四方弁2及びアキュムレータ4を経て、圧縮機1に戻される。
【0102】
制御装置80による過熱度SHの検出動作は、上記した第1の実施の形態における制御と同様である。つまり、本実施形態における制御装置80は、図11に示すフローチャートと同様の制御動作を行うものである。
【0103】
以上、本第3の実施の形態でも、第1の実施の形態と同様に、検出した過熱度SHと実際の過熱度との誤差は、無視できる程度に小さくなり、過熱度SHの検出精度が向上し、制御装置80による室内側膨張弁21の制御性が向上するという効果を奏するものである。
【0104】
以上、一実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。
【0105】
例えば、上記第1、第2の実施の形態では、空気調和装置を、室外ユニット、蓄熱ユニット、及び室内ユニットの3つのユニットで構成したが、これに限定されるものではなく、室外ユニット及び蓄熱ユニットを一体化させることは可能である。
【0106】
また、上記第1、第2の実施の形態では、蓄熱ユニットが室内側膨張弁を備える場合について説明し、上記第3の実施の形態では、室外ユニットが室内側膨張弁を備える場合について説明したが、室内ユニットが室内側膨張弁を備える場合であってもよい。
【0107】
また、上記第1〜第3の実施の形態では、室内ユニットが1台の場合について説明したが、これに限るものではなく、室内ユニットが複数台の場合であってもよい。この場合、各室内機は、室内熱交換器及び室内側膨張弁を備えるようにすればよい。
【0108】
【発明の効果】
本発明によれば、過熱度の検出精度が向上し、制御性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す氷蓄熱未利用冷房運転時の冷媒回路図等である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す氷蓄熱運転時の冷媒回路図等である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す氷蓄熱利用冷房運転時の冷媒回路図等である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す暖房運転時の冷媒回路図等である。
【図5】本発明の第1の実施の形態を示す空気除霜運転時の冷媒回路図等である。
【図6】本発明の第1の実施の形態を示す温蓄運転時の冷媒回路図等である。
【図7】本発明の第1の実施の形態を示す温水除霜運転時の冷媒回路図等である。
【図8】室内熱交換器を示す概略図である。
【図9】氷蓄熱利用冷房運転時における冷媒状態の一例をp−h線図上に示した図である。
【図10】氷蓄熱利用冷房運転時における冷媒状態の一例をp−h線図上に示した図である。
【図11】制御装置による過熱度検出を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第2の実施の形態を示す氷蓄熱利用冷房運転時の冷媒回路図等である。
【図13】本発明の第3の実施の形態を示す氷蓄熱利用冷房運転時の冷媒回路図等である。
【符号の説明】
1 圧縮機
2 四方弁
3 室外熱交換器
10 室外ユニット
20 蓄熱ユニット
21 室内側膨張弁
30 室内ユニット
31 室内熱交換器
32、33、34 冷媒経路
38 中間部
47 室外側膨張弁
50 蓄熱槽
51 蓄熱コイル
80 制御装置(判断手段、過熱度検出手段)
81 吸込温度センサ
82 第1の温度センサ
83 第2の温度センサ
84 第3の温度センサ

Claims (6)

  1. 圧縮機、室外熱交換器、蓄熱コイル、室内側膨張弁並びに室内熱交換器を冷媒配管で接続し、前記圧縮機の駆動により、冷房運転、氷蓄熱運転、及び氷蓄熱利用冷房運転を可能にし、前記氷蓄熱利用冷房運転時、前記圧縮機の吸込冷媒の過熱度に基づいて、前記室内側膨張弁の開度を制御する空気調和装置において、
    前記氷蓄熱利用冷房運転時、前記室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度と前記室内側膨張弁の冷媒入口の冷媒温度に基づいて、前記室内熱交換器の冷媒入口における冷媒の流れが、液単相流であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段による判断の結果、前記室内熱交換器の冷媒入口における冷媒の流れが前記液単相流である場合、前記室内熱交換器における冷媒経路の中間部の冷媒温度と前記圧縮機の冷媒吸込温度に基づいて、前記圧縮機の吸込冷媒の過熱度を検出する過熱度検出手段と、を備えたことを特徴とする空気調和装置。
  2. 請求項1に記載の空気調和装置において、
    前記室内熱交換器は、並列に接続された複数の冷媒経路を有し、
    前記判断手段による判断の結果、前記室内熱交換器の入口における冷媒の流れが前記液単相流ではない場合、前記室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度と前記複数の冷媒経路の内いずれかの冷媒経路の中間部の冷媒温度に基づいて、前記複数の冷媒経路における冷媒の分流の良否を判断する分流判断手段を備え、
    前記過熱度検出手段は、前記分流判断手段により前記複数の冷媒経路における冷媒の分流が悪いと判断された場合、前記室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度と前記圧縮機の冷媒吸込温度に基づいて、前記圧縮機の吸込冷媒の過熱度を検出することを特徴とする空気調和装置。
  3. 請求項1又は2に記載の空気調和装置において、
    前記判断手段は、前記室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度と前記室内側膨張弁の冷媒入口の冷媒温度との温度差が、所定の温度差を下回るとき、前記室内熱交換器の冷媒入口における冷媒の流れが前記液単相流であると判断することを特徴とする空気調和装置。
  4. 圧縮機、室外熱交換器、蓄熱コイル、室内側膨張弁並びに室内熱交換器を冷媒配管で接続し、前記圧縮機の駆動により、冷房運転、氷蓄熱運転、及び氷蓄熱利用冷房運転を可能にし、前記氷蓄熱利用冷房運転時、前記圧縮機の吸込冷媒の過熱度に基づいて、前記室内側膨張弁の開度を制御する空気調和装置の制御方法において、
    前記氷蓄熱利用冷房運転時、前記室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度と前記室内側膨張弁の冷媒入口の冷媒温度に基づいて、前記室内熱交換器の冷媒入口における冷媒の流れが、液単相流であるか否かを判断する判断過程と、
    前記判断過程における判断の結果、前記室内熱交換器の冷媒入口における冷媒の流れが前記液単相流である場合、前記室内熱交換器における冷媒経路の中間部の冷媒温度と前記圧縮機の冷媒吸込温度に基づいて、前記圧縮機の吸込冷媒の過熱度を検出する過熱度検出過程と、を備えたことを特徴とする空気調和装置の制御方法。
  5. 請求項4に記載の空気調和装置の制御方法において、
    前記判断過程における判断の結果、前記室内熱交換器の入口における冷媒の流れが前記液単相流ではない場合、前記室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度と、前記室内熱交換器における複数の冷媒経路の内、いずれかの冷媒経路の中間部の冷媒温度とに基づいて、前記複数の冷媒経路における冷媒の分流の良否を判断する分流判断過程を備え、
    前記過熱度検出過程では、前記分流判断過程で前記複数の冷媒経路における冷媒の分流が悪いと判断された場合、前記室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度と前記圧縮機の冷媒吸込温度に基づいて、前記圧縮機の吸込冷媒の過熱度を検出することを特徴とする空気調和装置の制御方法。
  6. 請求項4又は5に記載の空気調和装置の制御方法において、前記判断過程では、前記室内熱交換器の冷媒入口の冷媒温度と前記室内側膨張弁の冷媒入口の冷媒温度との温度差が、所定の温度差を下回るとき、前記室内熱交換器の冷媒入口における冷媒の流れが前記液単相流であると判断することを特徴とする空気調和装置の制御方法。
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