JP2004538667A - 等時性サービスへのサポートを有する分散型ワイヤレス媒体アクセス制御プロトコル - Google Patents

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Abstract

本発明は、ネットワークのノード間における干渉を防ぎ、同時通信の機会を増やし、よってワイヤレス・ネットワークの容量を増やす分散型ワイヤレス・ネットワーク用MACプロトコルに関する。ネットワークにおける第一のノードが所定のチャネルにおいて第二のノードからデータを受信していることを示す信号が生成される場合、該信号は、該所定のチャネルにおいて、1以上の他のノードに送信される。更に、該信号が受信された場合、該所定のチャネルにおける、上記1以上の他のノードからのデータ送信が妨げられる。ネットワークにおける第一のノードが所定のチャネルにおいて第二のノードからデータを受信していないことを示す信号が生成される場合、該信号は、該所定のチャネルにおいて、1以上の他のノードに送信される。更に、該信号が受信された場合、該所定のチャネルにおいて、上記1以上の他のノードからデータが送信される。

Description

【0001】
本発明は、概して、ワイヤレス・ネットワークに係り、特に、等時性サービスをサポートし得る分散型ワイヤレス・ネットワーク用の媒体アクセス制御プロトコルに関する。
【0002】
媒体アクセス制御(MAC)プロトコルは、ユーザによる通信チャネルへのアクセス方法を規定する。ワイヤレス・ネットワーク用のこのようなプロトコルの一例は、中央制御アーキテクチャ(Central Control Architecture)に基づくものである。図1に示すように、このアーキテクチャは、中央コントローラCCと、複数の移動端末若しくは移動局S1〜S4を有する。中央コントローラCCは、局S1〜S4がいつ通信媒体にアクセスするかを判断する。携帯電話システムにおいて、中央コントローラCCは、基地局として知られている。
【0003】
上記説明したMACプロトコルは、特定の利用分野ではよく機能するが、いくつかの欠点も有する。1つの欠点は、ほとんどの場合、ネットワークのチャネル容量が完全に利用されないということである。中央制御アーキテクチャにおいて、1つの局は、通常、図1からも判るように、いつでも、一度にそのチャネルのみを使うことができる。しかし、S1からS2への通信と、S3からS4への通信とは同時に発生し得る。
【0004】
中央制御アーキテクチャに基づくMACプロトコルは、更に、「中央コントローラ選択(Central Controller Selection;CCS)」アルゴリズムを要求する。このアルゴリズムは、ワイヤレス・ネットワークの全容量を影響を与えることは明らかにすべきである。ネットワークの容量は、「最良に配置された」中央コントローラが選択されているか否かによって異なる。更に、新しい局がネットワークに加えられる度に、新しい中央コントローラが「CCS」アルゴリズムによって選択されなければならないとすると、ネットワーク帯域幅容量の大部分は、このアルゴリズムに関する管理パケットの送受信に費やされてしまう。
【0005】
更に、新しい中央コントローラが選択される時に「中央コントローラ(CC)・ハンドオフ」手順も必要となる場合が多い。現在の中央コントローラの電源が切られるか、使用不可能になる場合に、このような状況が起こる。新しい局に電源が入れられ、CCSアルゴリズムが現在の中央コントローラよりも別の局の方が「より良い配置」にいることを示す場合にも、上記のような状況が起こる。更に、特殊な「仲介」局を要求する「隠れ局」のせいで、追加の中央コントローラが要求される場合や、通信する2つの局が同じ中央コントローラに属していないために、リレー/ブリッジ局が要求される場合にも、上記のような状況が起こる。
【0006】
ワイヤレス・ネットワーク用プロトコルの別の例は、分散型アーキテクチャに基づくものである。このアーキテクチャにおいて、中央コントローラが要求されず、よってネットワークにおけるより一層の局が直接通信することができる。これは、通信チャネルが一局以上によって同時に用いられるのをより頻繁にすることを可能にするため、望ましい。更に、「CCS」アルゴリズムなどの中央コントローラ・アーキテクチャをサポートするために要求されるすべてのプロトコルが、もはや要求されない。これらの理由に基づき、分散型MACプロトコルは、いくつかの実用シナリオ下で、中央コントローラに基づくMACよりも、33〜100%多い容量若しくはデータ・スループットを提供するポテンシャルを有する。
【0007】
しかし、分散型MACにおいて、ネットワーク容量の所定量は、局が互いに干渉するのを防ぐために用いられる。しかし、「CCS」及び「CCハンドオフ」アルゴリズムも、時間が経てば隣接する局間での関連する管理パケットの交換を要求し、これらパケットは、同様にネットワーク容量の幾分占める。
【0008】
本発明は、ネットワークのノード間における干渉を防ぎ、同時通信の機会を増やし、よってワイヤレス・ネットワークの容量を増やす分散型ワイヤレス・ネットワーク用MACプロトコルに関する。本発明は、更に、タイムスロットの予約と誤りの再送信とについての基礎を提供するフレーム構成と共に、シグナリング・スキームを提供する。
【0009】
ネットワークにおける第一のノードが、所定のチャネルにおいて第二のノードからデータを受信していることをあらわす信号が生成される場合、該信号は、該所定のチャネルにおいて、1以上の他のノードに送信される。更に、該信号が受信された場合、該所定のチャネルにおける、上記1以上の他のノードからのデータ送信が妨げられる。
【0010】
ネットワークにおける第一のノードが、所定のチャネルにおいて第二のノードからデータを受信していないことをあらわす信号が生成される場合、該信号は、該所定のチャネルにおいて、1以上の他のノードに送信される。更に、該信号が受信された場合、該所定のチャネルにおいて、上記1以上の他のノードからデータが送信される。
【0011】
更に、ノードがデータを受信している若しくは受信していないことを表す信号は、エネルギ・バースト、トーン、若しくは制御パケットによって実現され得る。更に、上記1以上の他のノードは、上記第一のノードの1ホップ隣接ノードである。しかし、該1以上の他のノードは、上記第二のノードの1ホップ隣接ノードではない。
【0012】
ここで、図面を参照する。同じ符号は、対応する部分を表す。
【0013】
本発明は、分散型ワイヤレス・ネットワーク用の媒体アクセス制御(MAC)プロトコルに関する。本発明に係るMACプロトコルは、通信中、ネットワークに含まれる移動端末若しくは移動局間の干渉を回避する。よって、該プロトコルは、局間の同時通信の機会を増やし、よってネットワークの容量を増やす。
【0014】
図2に、分散型ネットワークの一例を示す。見受けられるように、この特定のネットワークは、中央コントローラを含まない。前に説明したように、より一層のネットワークにおけるノード若しくは移動局が、直接通信することができる。これは、通信チャネルのより頻繁な同時使用を可能にし、よってネットワークの容量を増やすため、望ましい。
【0015】
図2から判るように、移動局S1〜S6は、接続ラインによって加えられる。各ラインは、加わった局が互いに1ホップで隣接することを表す。この議論に関し、「隣接局」及び「1ホップ隣接局」は、断りの無い限り、交換可能に用いられる。1ホップ隣接局とは、両局が互いに送信範囲にあり、よって互いに聞き取れることを意味する。例えば、S2及びS3は、S1の1ホップ隣接局であるが、S4はそうでない。これは、S2及びS3がS1と直接送受信することが可能であり、S4は可能でないことを意味する。すべての局S1〜S4が互いに1ホップ隣接局でないため、これは図2のネットワークは多ホップ・ネットワークであることを意味する。
【0016】
引き続き図2を参照する。多ホップ・ネットワークには多くの問題が起こり得る。特に、S2がS1に送信する場合、S3はS2からの送信を聞き取れない。よって、S2は、S3との関係において、「隠れ局(hidden station)」と呼ばれる。このケースにおいて、S3は、S1が単にチャネルを聞いているだけの受信モードであるか否かを判断することができない。よって、S3は、そのチャネルを送信に使うことができると誤って結論付けるおそれがある。この問題を回避するために、S3は、その1ホップで隣接する局、ここではS1、のいずれかが受信モードであるか否かを解明しなければならない。
【0017】
S2がS1に送信中に、S4がS3にデータを送信すると、別の問題が起きる。S4がチャネルを聞き、S2からの送信が聞こえた場合、S3に送信できないと誤って結論付けるおそれがある。このシナリオは、「出現局(exposed station)」問題として知られている。異なる局によるチャネルの利用を調整するための中央コントローラ(CC)が無い場合、分散型MACは、「隠れ局及び出現局」の両問題を防ぐメカニズムを持たなければならない。
【0018】
以下の議論について、ワイヤレス局は同期しており、単一のチャネルにおいて、TDMフレーム構成が採用されているものとする。しかし、本発明はこの特定のアプリケーションに限定されない。FDM、CDM、若しくはハイブリッドなどの他のアプリケーションも考えられる。これらのアプリケーションについて、一チャネル若しくは一スロットは、それぞれ、単一の周波数帯、若しくは単一のコードである。
【0019】
TDMチャネルにおけるあらゆるタイムスロットについて、「隠れ局及び出現局」問題のせいで起こるデータ・パケットの衝突は、ネットワークにおいて以下の規則が実行される場合、回避され得る。
1. 局は、その1ホップ隣接局が同じタイムスロット中にいずれも受信モードでない場合のみ、送信できる。
2. 局は、その1ホップ隣接局が同じタイムスロット中にいずれも送信モードでない場合のみ、受信できる。
【0020】
更に、局は、同じスロットについて、一部の隣接局を受信モードにし、他の隣接局を送信モードすることも可能であることも注意されるべきである。この場合、該局は、そのスロットにおいてデータの送受信はできない。上記2つの規則は、該局がその1ホップ隣接局が受信モードであるか否か、若しくは送信モードであるか否かを知っていることを前提としている。
【0021】
チャネルを聞くことによって、局は、その隣接局のいずれかが所定のスロットで送信しているか否かを判断することができる。しかし、局は、受信局が受信モードであることを明らかに示さない限り、チャネルを聞くことによって、別の局が受信モードである場合を判断することができない。これは、受信モードの局は、他の局の1ホップ隣接局である局からデータを受信していることが非常によくあるからである。よって、この情報を得るための発見メカニズムが必要となる。この詳細は後述する。
【0022】
図3は、本発明に係る分散型ネットワークにおける前述の規則を実施する一例を示す。見受けられるように、S1及びS2は、データを交換している。よって、S1からS2への送信は、TDMスロット1において発生し、S2からS1への送信は、ストッロ2において発生する。残りの局はアイドル状態である。前述のメカニズムを用いることによって、S3及びS4は、以下の情報を得る。S3は、一隣接局がスロット1において送信モードであること、及び一隣接局がスロット2において受信モードであることを知る。S4は、一隣接局がスロット1において受信モードであること、及び一隣接局がスロット2において送信モードであることを知る。この情報と前述の2つの規則に基づき、S3はスロット1をS4へのデータ送信に用い、S4は、スロット2をS3へのデータ送信に用いることができる。
【0023】
上記述べたように、本発明に係るMACプロトコルは、その1ホップ隣接局のいずれかが受信モードであるか否か、若しくは送信モードであるか否かを判断するための発見メカニズムを利用する。本発明に係る該メカニズムは、受信モードであることを示す信号をそのすべての1ホップ隣接局に対して送信することを含む。この特定の信号の送信は、ネットワークのほとんどの局が同時に送信していいない場合に、最も有益である。しかし、ネットワークのほとんどの局が同時に送信している場合、受信モードでないことを示す信号をそのすべての1ホップ隣接局へ送信する方が良い。
【0024】
更に、上記述べた信号の送信は、上記両状況において、時間上の所定位置で発生し、他の隣接局がこれらの位置を監視し、当該エリアにおける稼動中の受信器を発見できるようにする。データとして同じチャネルで送信されるこの信号は、多チャネルの使用を回避するため、本発明の重要な機能である。
【0025】
本発明に係るMACプロトコルの一実施形態は、図4に示すように、単一のチャネルにおけるフレームを含む。見受けられるように、フレーム2は、5つのTDMセグメントに分割される。ネットワーク同期セグメント4は、局のMACレイヤーを同期させるために用いられる。この同期メカニズムは、既知である。予約スロット・セグメント6は、等時性及び非同期のデータ・パケットの両方に対して予約され得るN個のスロットを有する。予約が衝突する場合、等時性パケットが優先される。分散型MACに対する管理及び制御パケットは、管理セグメント8において送信される。非同期データ・セグメント10は、非同期データ・パケットに対して用いられる。最初、再送信を要求する予約スロット・セグメント6において送信される等時性パケットは、等時性再送信セグメント12において送信される。
【0026】
本発明によれば、ある局の隣接局の1つが受信モードであることを該局に知らせるために、信号が受信スロットにおいて送信され得る。図5は、このような受信スロット・セグメント6の一実施例を示す。見受けられるように、各受信スロット1−Nは、In−Receive−Mode(IRM)サブスロットと、データ・サブスロットとを含む2つのサブスロットに分割される。ある局が所定のスロットにおいて受信モードである場合は、常に、該局がIRM信号を対応するIRMサブスロットにおいてその1ホップ隣接局のすべてに送信しなければならない。本発明によれば、IRM信号は、基本物理層によって異なるエネルギ・バースト若しくはトーンか、又は制御パケットかのいずれかでよい。
【0027】
IRM信号として制御パケットの代わりにトーンを用いることは、潜在的なデータ・レートがより高い場合に、望ましい。トーンに対するIRMサブスロットの期間は、IRMパケットの期間よりも短くすることができる。なぜなら、IRMパケットは、トーンが必要としない、追加の物理層及びMAC層オーバーヘッドを必要とするからである。よって、トーンに基づくメカニズムを作ることが、より光速のデータ・レートにおいては、より効果的である。
【0028】
他方、IRM信号として制御パケットを用いることは、発信元(送信器)及び着信先(受信器)についての情報を含ませることができるため、有益となり得る。例えば、IRMパケットにおける予想される発信元の局IDを含ませることは、1つの局のみが対応するデータ・サブスロットにおいてパケットを送信できるようにすることによって、曖昧さを防ぎ、よってパケット衝突を防ぐ。更に、IRMパケットが特定の局が受信モードにあることが予想されるフレーム番号をも含む場合、チャネルを聞く局は、スロットが空く時を予測することができる。ネットワークに加わったばかりの新しいノードは、同様に、IRMパケットにおける情報を用いることができるが、管理セグメントにおいて追加の管理パケットを送信することが必要となる。しかし、トポロジ及びトラフィックがIRMパケットの頻繁な衝突が発生するようなものであれば、IRMパケットに含まれる追加の情報はほとんどの場合にデコードせず、IRMパケットはより長いIRMトーンと同等のものとする。
【0029】
IRM信号の使用を図示するために、図6A及び6Bと共に、図3において説明した状況を考える。既に述べたように、S1からS2への送信は、予約スロット・セグメントのスロット1において発生し、S2からS1への送信は、スロット2において発生する。更に、S3とS4との間でデータが送信される場合について考える。図6Aに示すように、予約スロット・セグメントにおけるスロットを監視することによって、S3は、スロット1では送信することができ、スロット2ではすることができないということを知る。これは、S1が、スロット2においてS1から送信されたIRM信号に基づいて、スロット2においてデータ受信しているためである。図6Aに示すように、S3も、S1がスロット1で送信しているため、スロット2では受信することができるが、スロット1においてはできないということを知る。同様に、図6Bから、S4は、スロット1において受信することができ、スロット2において送信することができるということを知る。
【0030】
前に述べた2つの規則と共に上記情報に基づいた、本発明に係るプロトコルの一例は以下の通りである。
1. S3は、スロットを監視し、スロット1が送信用に空いていると判断する。
2. S4は、スロットを監視し、スロット1において受信できると判断する。
3. S3は、「S3は、S4と共にスロット1を要求する」(要求)パケットを管理セグメント8においてブロードキャストする。
4. S4は、要求パケットを受信する。
5. S4は、「スロット1は、S3及びS4用のリザーブである」と配信する。
6. 管理セグメント8における(確認)パケット
7. S4は、スロット1においてIRM信号をブロードキャストし、次のフレームを開始する。
8. S3は、確認パケットを受信し、スロット1を聞き、IRM信号を検知した時にデータ・サブスロットにおいてS4へのパケット送信を開始する。
【0031】
要求及び確認パケットのブロードキャストは、進行中の予約処理について他の局に知らせるための管理パケットとして用いられ、これら他の局は、スロット1に対する同様の要求を始めること若しくは終えることを回避する。これら管理パケットは、管理セグメント8において、ランダムな若しくは優先度に基づいたメカニズムを用いて、スケジューリングされる。S4が要求されたスロットについて使用可能でない場合、又は予約の衝突が発生した場合に対処するために、追加の管理パケット若しくは誤り回復パケットが要求される。図5に示すタイミング構成の別の実施形態として、すべてのIRMサブスロットがIRMサブセグメント6Aを形成するように集められることも可能である。よって、このIRMサブセグメント6Aは、図7に示すように、予約スロット・セグメント6の先頭に配置され得る。これは、IRM信号のついてトーンの代わりに制御パケットが用いられる場合に、望ましい代替案である。
【0032】
図5のタイミング構成において、制御パケットが用いられる場合、IRMとデータ・サブスロットとの間の時間間隔は、当該局の送受信器が受信から送信へ切り替わる時間を含む。しかし、図7のIRMサブスロットにおいて、送受信器が受信から送信へ切り替わる時間は、重大ではなく、IRMパケット間の間隔をより小さくすることができ、よって上記構成を従前のものよりもより効率的にする。しかしながら、サブスロットにおける親和的でないエネルギのバーストが後続のすべてのデータ・サブスロットに影響を与え得るため、IRMサブスロット構成はより干渉の影響を受けやすい。これは、IRMサブスロットが予約スロット・セグメント6の全区間にわたって分散されている従前のタイミング構成においては、より起きにくい。
【0033】
管理セグメント8で衝突が無いとすると、局は、アイドル状態、送信中、若しくは受信中などの隣接局の動きを追跡するために、管理セグメント8における要求及び制御パケットを監視することができる。よって、局は、該局に隣接する局のステータスに保存された情報に基づいて、パケットを送信できるか、又は受信できるかを決定することができる。この別のアプローチは、IRM信号の必要性を除去するように見え得る。しかし、ネットワークに加わった新しいノード若しくは局のシームレスな一体化をサポートするために、上記は正しくなり得ない。
【0034】
新しい局がネットワークに加わると、該局は、いずれの隣接局が送信しているかを素早く判断し得る。しかし、新しい局は、IRM信号が無い場合、該局の1以上の隣接局が受信モードであるか否かを学ぶことができない。他方、すべてのスロットでIRM信号を送信すると、局はその隣接局のステータス情報を保存することを要求されないにもかかわらず、より多くのオーバヘッドを生じる。
【0035】
新しい局をサポートすることとオーバヘッドを減らすこととの妥協は、kフレーム毎に混んでいるタイムスロットにおいてIRM情報を送信することである。よって、k個のフレームの中で、混んでいるタイムスロットは、(k−1)個のデータ・フレームと、IRM信号及びデータの両方含む1つの(1)フレームとを有する。次いで、ネットワークに加わった新しい局は、その隣接局のいずれかが特定の時間に受信しているか否かを、以下のようにして、判断することができる。
1. 該新しい局は、k個のフレームについて、タイムスロットを聞く。
2. その隣接局の一が該スロットにおいて情報を受信しており、且つ、対応する送信器が該新しい局のRFレンジの範囲内にいる場合、次いで、該新しい局は、上記k個のフレーム全部において、該タイムスロットのIRM部分中の活動を聞く。しかし、(k−1)個のフレームにおいて、聞こえる活動は、データのみによるものであり、一フレームにおいて、聞こえる活動は、受信モードのその隣接局から送信されたIRM信号であることは注意されるべきである。
3. その隣接局の一が該タイムスロットにおいて情報を受信しており、かつ、対応する送信器が該新しい局のRFレンジの範囲外にいる場合、次いで、該新しい局は、k個のフレーム毎の一において、該タイムスロットのIRM部分に活動を聞く。
4. その隣接局がいずれも受信モードでない場合、該新しい局はk個のフレーム毎の少なくとも一において、該タイムスロットのIRM部分に活動を聞かない。
【0036】
更に、「予約」及び「確認」メッセージを送信するための管理セグメント8を用いる代わりに、予約スロット・セグメント6において空のタイムスロットを用いてこれらのメッセージを交換することも可能であることに注意。例えば、あるノードが、隣接ノードのいずれとも干渉せずに、タイムスロット1において送信できると決定する場合、該ノードは、単に、自身のノードIDと宛先のノードIDとを含む「予約」メッセージを、タイムスロットiで送信すればよい。タイムスロットiにおいて該宛先の近くに活動が無い場合、次いで、該宛先局は、「確認」メッセージを送信することができる。2つの局が同じタイムスロットで「予約」メッセージを送信しようとすると、該2つの局は衝突する可能性があり、ランダムな時間、遅延させる。次の試みにおいて、該2つの局は、使用可能であれば、異なるタイムスロットをランダムに選択し得る。該宛先の隣接局(例えば局A)がスロットiにおいて受信している場合、該宛先局は、「確認」メッセージを直ちに送信することができない。この場合、該宛先局は、局AがIRM信号を送信したフレーム中に、「確認」メッセージを送信することができる。
【0037】
予約スロット・セグメント6における送信は予約に基づくため、IRM信号を送信している受信器は、対応するデータ・サブスロット中にデータ・パケットを受信することが期待される。該受信器がいかなるパケットも受信できない場合、又は受信したパケットを正しくデコードできない場合、該受信器は、管理セグメントにおいて、否定応答パケット(NAK)を期待された送信器に送信することができる。このNAKを受信すると、次いで、該送信器は、同じフレームの等時性再送信セグメントにおいて、該パケットの再送信をスケジューリングし得る。この等時性再送信セグメントにおける送信スケジュールは、ランダムでもよく、優先度に基づいてもよい。
【0038】
本発明の上記説明は、説明目的で提供されたものであり、本発明を開示されたその形に限定することが意図されたものではない。上記教えに照らして多くの改良や変形例が可能である。よって、本発明の範囲は詳細な説明によって限定されるべきであるということが意図されたものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】
中央制御アーキテクチャ・ネットワークを示す図である。
【図2】
分散型ネットワークを示す図である。
【図3】
本発明に係る分散型ネットワークの動作を示す図である。
【図4】
本発明に係るフレーム構造の一実施形態を示す図である。
【図5】
本発明に係る反転スロット・チャネルの一実施例を示す図である。
【図6A】
本発明に係るIn−Receive−Mode(IRM)信号の使用を示す図である。
【図6B】
本発明に係るIn−Receive−Mode(IRM)信号の使用を示す図である。
【図7】
本発明に係る反転スロット・チャネルの別の実施例を示す図である。

Claims (8)

  1. ワイヤレス分散型ネットワークにおいて媒体アクセス制御を実行する方法であって、
    該ネットワークにおける第一のノードが所定のチャネルにおいて第二のノードからデータを受信している、ことを示す信号を生成する工程と、
    該信号を、該所定のチャネルにおいて、1以上の他のノードに送信する工程と、
    該信号が受信された場合、該第一の所定チャネルにおける、該1以上の他のノードからのデータ送信を妨げる工程とを有する方法。
  2. ワイヤレス分散型ネットワークにおいて媒体アクセス制御を実行する方法であって、
    該ネットワークにおける第一のノードが所定のチャネルにおいて第二のノードからデータを受信している、ことを示す信号を生成する工程と、
    該信号を、該所定のチャネルにおいて、1以上の他のノードに送信する工程と、
    該信号が受信された場合、該所定のチャネルにおいて、該1以上の他のノードからデータを送信する工程とを有する方法。
  3. ワイヤレス分散型ネットワークにおいて媒体アクセス制御を実行する方法であって、
    該ネットワークにおける第一のノードが所定のチャネルにおいてデータを受信している、ことを示す信号を該所定のチャネルにおいて送信する工程と、
    該信号が送信された場合、該所定チャネルにおける、該第二のノードからのデータ送信を妨げる工程とを有する方法。
  4. 請求項3記載の方法であって、
    前記所定のチャネルを、それぞれが第一のサブスロットと第二のサブスロットとを含む複数のタイムスロットに分割する工程を更に有し、
    前記信号のそれぞれは、該第一のサブスロットにおいて送信され、各ノードにおいて受信されたデータは、該第二のサブスロットにおいて送信される方法。
  5. 請求項3記載の方法であって、
    該第一の通信チャネルを複数のタイム・セグメントに分割する工程を更に有し、
    前記信号は、該タイム・セグメントの一において送信され、ノードによって受信されたデータは、残りのタイム・セグメントにおいて送信される方法。
  6. ワイヤレス分散型ネットワークにおいて媒体アクセス制御を実行する方法であって、
    該ネットワークにおける第一のノードが所定のチャネルにおいてデータを受信していない、ことを示す信号を該所定のチャネルにおいて送信する工程と、
    該信号が送信された場合、該所定のチャネルにおいて、第二のノードからデータを送信する工程とを有する方法。
  7. ワイヤレス分散型ネットワークであって、
    自ノードが所定のチャネルにおいて第二のノードからデータを受信していることを示す信号を生成し、該信号を該所定のチャネルにおいて1以上の他のノードに送信するように構成された該ネットワークにおける第一のノードと、
    該信号が受信された場合、該所定のチャネルにおいて、データ送信を妨げるように構成された該1以上の他のノードとを有するワイヤレス分散型ネットワーク。
  8. ワイヤレス分散型ネットワークであって、
    自ノードが所定のチャネルにおいて第二のノードからデータを受信していないことを示す信号を生成し、該信号を該所定のチャネルにおいて1以上の他のノードに送信するように構成された該ネットワークにおける第一のノードと、
    該信号が受信された場合、該所定のチャネルにおいて、データを送信するように構成された該1以上の他のノードとを有するワイヤレス分散型ネットワーク。
JP2001529135A 1999-10-05 2000-09-27 等時性サービスへのサポートを有する分散型ワイヤレス媒体アクセス制御プロトコル Pending JP2004538667A (ja)

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