JP2004538537A - 投資家プロフィールに基づき潜在的な投資家と金融商品とをマッチさせる自動システム及びその方法 - Google Patents
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- G06Q30/00—Commerce
- G06Q30/02—Marketing; Price estimation or determination; Fundraising
Abstract
取引の性質及びそれに関連する投資家の好みに基づき潜在的な投資家と金融商品とを自動的にマッチさせるシステム及びその方法が開示される。本発明によれば、上記投資家の投資好みに関連する複数のプロフィール属性を受信し、記憶するステップと、上記金融商品に関連する複数の取引属性を受信し、記憶するステップと、上記プロフィール属性と上記取引属性とを関連付けるステップと、上記取引属性に対応する上記プロフィール属性を識別するステップと、上記対応する属性の評価に応じて、上記投資家を上記金融商品に投資するよう招請するステップとを含む投資家と金融商品とをマッチさせる方法が開示されている。シンジケータは、所定の取引属性に基づき、かつマッチング感度レベルに応じて投資家を選定することができる。本発明のシステムの他の実施例において、シンジケータは以前に金融商品に投資するよう招請した投資家のプロフィール属性を検索基準として用い、または相似のプロフィール属性をもつ有望な投資家のグループを形成することによってこのような投資家のリストを作成することができる。さらにまた、本発明は見込みのある顧客に提供される商品を適宜顧客の仕様に合わせるため、ダイナミックなマッチングを必要し、かつ大量の自己申し出および/または履歴データが存在する顧客仕様商品の販売にも用いることができる。
Description
【0001】
関連特許出願へのクロース参照
本件の特許出願は、出願シリアル番号09/xxxxxx、発明の名称「投資家商品情報へのリモートアクセスシステム及びその方法」、発明者ジョン・トレントス、イレネ・M.エディ、出願日2000年9月8日の特許出願に関連し、当該出願の開示内容は本出願の参考のためにここに取り入れられている。
【0002】
(技術分野)
本発明は、それぞれの投資家のプロフィール及び取引の性質に基づいて、潜在的な投資家と金融商品、例えばリースまたはローンの販売とをマッチさせる自動システム及びその方法に関するものである。
【0003】
(背景技術)
過去二十年間、一の金融組織またはリース会社によって他の組織のために作成したリースまたはローンを販売する成長市場が発展してきた。これらの金融商品の販売において、特に設備リース業またはローン産業、及び商用不動産のリース業の成長ぶりは顕著であった。このような販売は、通常リースまたはローンの即金売買か、または参加取り決めに取りまとめられ、そこでリースまたはローンの最初の保有者は参加約款を作成し、各参加者は販売のリスクと利益を共有しあい、最初の保有者は取引の仲介者として残される。
【0004】
金融組織がそのリースまたはローンを販売に付する理由は幾つかあるが、最も一般的なのはキャッシュフローを整え、多様化によりリスクを軽減する狙いである(即ち、金融組織はすでに特定の顧客向けに、特定の業種にまたは特別な種類の資産に関する重要な商品開示を行っていた)。しかし、銀行のような金融組織はこのような販売を行うデスクのみならず、リースまたはローンを取得してそれを購入するデスクまで備えるのは一般的ではない。このようなリースまたはローンは、その金融組織にとって地理的にその営業地域の外側における領域であって、それ自身が有する販売力がアクセスできず、ビジネスを生み出すことができない。会社にとって毎年成長し続けなければならない重圧から、第3のパティーから資産を受け入れることは、成長性または多様性の見地からみて有効な手段である。一部の金融組織にとって、それらはもっとも重要な成長手段でもある。
【0005】
資産を購入または取得する機関投資家は、取得しようとする資産の種類に関する判断基準または属性(即ち、プロフィール)を持っている。これらの属性は、資産の種類、製品の種類、末端ユーザの信用格付け、産業種類及びその他多数を含む。さらに、各投資家はそれぞれの組織のファンドコスト及び価格マトリクスに基づき、資産の取得に対する価格設定に制限を加えている。このような属性は多数であり、かつ任意の時間において変化している。
【0006】
任意の時間において市場には数百種類にも及ぶ資産が販売されているため、一の資産家に対して当該資産家のプロフィールまたは甘いスポットに当てはまる取引を紹介するのは効率的であり、かつ成功する可能性が高い。現在、販売者は可能性のある投資家のリストまたはスプレッドシート、及び当該資産家の属性に関連し、特に履歴の観察に基づく情報を維持している。販売される取引または取引のポートフォリオが提供可能となると、販売者は手引きとおりにそのスプレッドシートにおいて取引の属性と投資家の属性とをマッチさせ、またさらにその取引にどの投資家が興味を示すだろうかランダムな記憶を呼び起そうとする。販売員はいつも投資家市場において広範囲でテレフォン調査を努めて行い、どの投資家に取引に関する情報を送り届けるかを決める。しかし、この方法の短所は、投資家のプロフィールが変更したことにより、または販売員が取引に関する正確な変数に基づいた取引に投資家が興味を示さないだろうとの確信により、投資家はいつも除外されるか見逃されることである。
【0007】
したがって、提供商品の属性に関連する投資家の属性に基づき、投資家と取引または提供商品とをマッチさせる自動システム及びその方法に対する需要が現に存在する。このようなシステム及び方法は、販売員が投資家データ(投資家がみずから報告したものと販売員の関連する各投資家のマネージャーによって報告された履歴に基づいて販売員よって内部作成したもの)をダイナミックに用いて提供商品と投資家をマッチさせることを可能にせしめるように設計されるべきである。好ましくはデータフィールドの数は大きく(例えば、175を超える)、かつ価格パラメータ、好みの資産、リースとローンの種類のようなデータエリア、さらに、投資家の会計年度の終わりのような特定データエリアをも含む。このシステム及び方法は、正確なマッチを発見するために用いられるか、または特定のフィールドを強調したマッチを発見するためにも用いられる。何れにせよこのようなシステム及び方法は、投資家の好み及び属性に応じてかなり高い精度で投資の機会を販売者に提供し、これにより投資家の時間を節約し、投資家−顧客の信頼を高め、最終的に販売員の利益の拡大に転換する。また、販売員はこのシステム及び方法を用いて、投資家が実際にすでに完了した取引の種類と当該投資家のプロフィールが示した彼が完了させたい取引とを比較させることにより、パフォーマンスをはかることができる。またこれは、販売員が投資家のニーズに合わせる能力に基づき新しい製品の提供を構築するにも利用可能である。最後に、これはリースまたはローンの市場に限られることはない。これはダイナミックなマッチングを要求し、大量の自己報告および/または顧客に適切な注文商品を提供する履歴データが存在する顧客指向製品の販売にも適用することができる。
【0008】
本発明は、取引の属性及びそれに関連する投資家の好みに基づき、潜在的な投資家と金融商品とのマッチングを自動化させることで従来技術にある不備を克服する。
【0009】
(発明の開示)
本発明によれば、投資家と金融商品とをマッチさせるシステム及びその方法が提供される。本発明の方法は、投資家の投資好みに関連する複数のプロフィール属性を受け取り、記憶するステップと、金融商品に関連する複数の取引属性を受け取り、記憶するステップと、プロフィール属性と取引属性とを関連付けて、上記取引属性に対応するプロフィール属性を確認し、対応する属性の評価に応じて上記投資家に上記金融商品への投資を招請するステップとを有する。
【0010】
また、本発明の一の観点によれば、上記投資家は任意の時間において、および/または自分が選択した任意の頻度において、自分のプロフィール属性を更新または修正する。
【0011】
また、本発明の他の観点によれば、利用者(特に管理者)にウェブ上で利用可能なアプリケーションを通じて双方向的に潜在的な投資家と提供される金融商品とをマッチさせることを可能にせしめるオンライン利用者インターフェースが提供される。このため、オフライン処理によって生じる遅延が回避される。
【0012】
また、本発明の他の観点によれば、管理者、即ち、シンジケータは、所定の取引属性に基づき、さらにマッチング感度レベルに従って投資家をフィルタ(選定)する。
【0013】
また、本発明の他の観点によれば、取引シンジケータによって直前に選択され、金融商品への投資が招請される投資家のプロフィールに基づき、相似のプロフィールをもつ投資家グループが形成される。
【0014】
また、本発明の他の観点によれば、マッチング感度および/または選別基準を調整することにより精選された共通の属性をもつ投資家グループが結成される。
【0015】
また、本発明の他の観点によれば、取引属性及び複数の投資家それぞれのプロフィール属性の両方に数値が与えられ、各投資家に当該二つのセットの数値の関数としてマッチングスコアが計算される。各投資家はそれぞれのマッチングスコアに基づき投資家グループにマッチされる。
【0016】
(発明を実施するための最良の形態)
システムの概観
好適な実施形態において、本発明の情報ポータルは、ワールドワイドウェブサイト、例えば、http://www.profilematchmaker.com によって実行される。図1は本発明に係るシステムの一実施形態を示す図であり、そこに複数のシンジケータ110はコンテンツ入力ディスクトップにおいてインターネット/エキストラネット120を介してサーバ200との間で情報交換を行う。サーバ200は、通常記憶している投資家プロフィールデータを再生し、さらにシンジケータの取引に関連する判断基準にマッチする変数値をもつプロフィールを有する投資家を確認して、投資家を選択してその取引に加える。インターネット/エキストラネット120を介して、離れたセッションにおいて投資家プロフィールフォーム(後述する)を完成させ、または修正することにより、各シンジケータ110によって投資家プロフィールデータが入力され、または更新される。投資家プロフィールフォームは、シンジケータ110に投資家プロフィールの変数を定義する幾つかのフィールドより属性を選択させる。
【0017】
各シンジケータ110は、パーソナルコンピュータ上でよく知られているウェブブラウザ(例えば、Netscape(登録商標)またはインターネットExplorer(登録商標))を用いて、またはウェブブラウザの代わりに、よく知られている、例えばWeb−TV(登録商標),Palm(登録商標)手持ち型デバイス、移動電話、ページャ及びその他の個人ディジタル端末(PDA)を用いて、ウェブサイトhtt://www.profilematchmaker.com にアクセスすることによってサーバ200と非同期的に通信する。本発明は、インターネット/エキストラネット120を用いて情報交換を行うため、システムをサポートする組織の内部ファイアウォールの内部で動作するように構成されたパーソナルコンピュータ、顧客またはその他組織の外側にいるが、組織から選択された情報を必要とする人間のみがシステムへのアクセスが許可される。言い換えれば、システムはインターネットに一般的に開放されるわけではない。インターネット/エキストラネット120及びアクセスの操作は通常知られているため、ここではその詳細な説明を省く。
【0018】
図1に示すように、サーバ200は実際に三つのサーバ、即ち、ウェブサーバ210、アプリケーションサーバ220及びデータベースサーバ230の組合せである。なお、図1では特に示していないが、サーバ200は実際に一つのユニットに集合した複数のウェブサーバ210及びアプリケーションサーバ220を含むことも可能である。
【0019】
サーバ210、220及び230は、それぞれ特定の標準ハードウェア構成部分、例えば共有のデータバスまたは専用回線を介してランダムアクセスメモリ(RAM)及び読み出し専用メモリ(ROM)に接続されている中央処理装置(CPU)を有している。CPUは、ROMに格納されている操作システム(OS)に応じてサーバ210、220及び230のすべての処理機能を行い、かつマルチータスク能力を有している。本発明のシステムは多数のシンジケータ110向けに構築されているため、RAMの容量は同時に多数の接続が確立しようとの試みがあった場合でもロード速度の低下及びシステムの誤動作を回避できるだけ十分なサイズを有することが望ましい。
【0020】
本システムの好適な実施例として、ウェブサーバ210は、それぞれ1GBのRAM、二つの300MHzのCPU、そして9GBのディスク容量をもつ二つのSunultra2サーバの集合体を有し、シンジケータ110からの要求は、CISCOLocalDirector430ロードバランサーによってサーバの間で配信される。アプリケーションサーバ220は、それぞれ4GBのRAM、二つの400MHzのCPU、そして16GBのディスク容量をもち、ロードバランシングモードにまとめられた二つのSunE450サーバを有する。データベースサーバ230は、二つのCPU、2GBのRAM、そして9GBのディスク容量を持ち、三つのデータベース(後述する)と通信を行うSunE450を有する。これらのデータベースは、実際にデータベースサーバ230及び36.4GBのディスク容量を優先的にミラーに提供し、完全にミラーとなった1000台の冗長アレイIndependentDisk(RAID)に記憶されている。
【0021】
ウェブサーバ210は、標準的な保護プロトコル(例えば、保護ソケット層(SSL)暗号化ソフトウェア)を用いて保護されたハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)の上で、入力/出力通信ポートを介してシンジケータ110と直接通信を行う。シンジケータ110(例えば、組織の外側にある)からドメインネームhttp://www.profilematchmaker.comを送信することによって、ウェブサイトへのアクセスを要求したとき、シンジケータの要求はシンジケータのISPからウェブサーバ210に接続されているホストISP(図示せず)に転送される。そして、ホストISPは同様に通信線(例えば、T1またはT3線)を介して投資家の要求をウェブサイトの通信ポートに転送する。この種類の通信線はホストISPとウェブサーバ210との間で高速なデータ接続を提供する。
【0022】
ウェブサーバ210は内部通信線を通して、アプリケーションサーバ220の入力/出力通信ポートを介してアプリケーションサーバ220と直接通信を行う。また、アプリケーションサーバ220は、内部通信線を介してデータベースサーバ230にも接続されている。好適な実施例において、ウェブ及びアプリケーションサーバ210と220に用いられる入力/出力通信ポートは、Cisco2924XL冗長付きスイッチである。
【0023】
サーバ210,220及び230は、すべて所定のソフトウェア構成を有し、例えば、情報を記憶し、複数の要求及び取引を行うソフトウェアサーバ及びソフトウェアデータベースを有する。中心サーバに接続されているインターネット直結ソフトウェアを実行させるソフトウェアサーバは、既存技術として一般的に知られているため、ここでサーバの詳しい構成について説明を省略する。
【0024】
ウェブサーバ210は、シンジケータ110とアプリケーションサーバ220との間でリエゾンとして動作する機能を実行するソフトウェア構成部分を有する。例えば、ウェブサーバ210は静的なコンテンツを記憶し、シンジケータ110に提供するとともに、アプリケーションサーバ220によって指示されたとおりシンジケータ110に情報を要求する。
【0025】
図2を参照すると、アプリケーションサーバ220は、二つの異なるソフトウェア構成部分を有する。第1の構成部分240は、ビジネスロジックと呼ばれ、基本的にサーバ220などのダイナミックコンテントロジックを制御する。即ち、データベースサーバ230にある取引データベース260、投資家プロフィールデータベース270及び投資家割り当てデータベース280をそれぞれ更新し、HTML及びデータベース結果セットを一時記憶し、検索及びコンテンツ入力、認証、ログ処理、権限授与及びその他のビジネスロジックを処理する。第2の構成部分は、統計ライブラリと呼ばれ、通常アルゴリズムを記憶し、当該アルゴリズムは、投資家プロフィールデータを用いて実行され、特定の取引のためシンジケータ110に提供する投資家リストを生成する。
【0026】
上述したように、データベースサーバは、三つのデータを含む。即ち、現在シンジケータに公開されている商品のリストを含む取引データベース260、現在システムに登録されているすべての投資家のリスト及びそれぞれの投資家に関連付けられるプロフィールを含む投資家プロフィールデータベース270、過去及び現在の商品及びこれらの商品に関連付けられた見込みのあるまたはすでに委託した投資家のリストを含む投資家割り当てデータベース280である。
【0027】
図3A−3Qは、本発明の好適な実施例におけるデータベースサーバ230に記憶されているテーブル/変数のレコードリストの図を含む。図のフィールド310に、データベース260に記憶されているテーブルの識別子が設けられている。関連する情報が記憶されている異なる変数は、フィールド320の同じレコードに記載されている。システム動作時にシンジケータ110から入力されるすべての情報が図3A−3Qにある適宜なテーブル/変数に記憶される。
【0028】
次にフィールド310に記載されているテーブル及びそれに含まれている情報について説明する。表DEAL_CRED_QUAL_TYPE(フィールド321)は、各取引の信用格付けに関する情報を格納し、表TCMS_BID(フィールド322)は、取引の付け値に関する情報を格納し、表TCMS_CONTACT(フィールド323)は、セキュリタイゼーションプログラムコンタクトを格納し、表TCMS_CONTACT_TYP(フィールド324)は、コンタクトの種類に関する情報を格納し(例えば、ディーラー、格付け、代理など)、表TCMS_COUNTRY(フィールド325)は、国名及びコードを格納し、表 TCMS_CRED_FOCUS_TYPE (フィールド326)は、特定の種類を取引に関する信用情報を格納し、表TCMS_CURRENCY(フィールド327)は、国々の通貨に関する情報を格納し、表TCMS_DEAL(フィールド328)は、シンジケーション取引に関する情報を格納し、表TCMS_DEAL_CATEGORY(フィールド329)は、シンジケーション取引の分類に関する情報を格納し、表 TCMS_DEAL_CATEGORY_REF (フィールド330)は、シンジケーション取引に関する好み情報を格納し、表TCMS_DEAL_SIZE_TYPE(フィールド331)は、取引規模に関する情報を格納し、表TCMS_DEAL_STATUS(フィールド332)は、取引の等級に関する情報を格納し、表TCMS_DEAL_SUB_CAT(フィールド333)は、シンジケーション取引のサブ分類に関する情報を格納し、表TCMS_DEAL_TERM_TYPE(フィールド334)は、取引の項目に関する情報を格納し、表TCMS_DEAL_TEXT(フィールド335)は、取引に関する要約情報を格納し、表TCMS_DEAL_TYPE(フィールド336)は、取引の種類に関する情報を格納し、表TCMS_DEBT_RATING(フィールド337)は、負債格付け情報を格納し、表TCMS_DOC_EVENT(フィールド338)は、書類イベント関連情報(例えば、データダウンロードなど)を格納し、表TCMS_EMAIL_NOTIFY_TYP(フィールド339)は、電子メイル通知種類を格納し、表TCMS_EQUIP_TYPE(フィールド340)は、設備に関する情報を格納し、表TCMS_EVENT_TYP(フィールド341)は、書類イベントの種類(例えば、修正、アップロード、ダウンロードなど)を格納し、表TCMS_FACTORY(フィールド342)は、ファクトリーに関する情報(例えば、シンジケーション、セキュリタイゼーションなどのビジネスクラス)、及びそれに対して用いられるユニット(取引、コンジットなど)を格納し、表TCMS_FIELD_ACCESS(フィールド343)は、ロールへのマッピングフィールドのアクセス可能性情報を格納し、表TCMS_FILE(フィールド344)は、シンジケーション書類に関連するオペレーテングシステムファイルに関する情報を格納し、表TCMS_FIXED_TYPE(フィールド345)は、取引の種類に関する情報を格納し、表TCMS_FLOAT_TYPE(フィールド346)は、取引の種類に関する情報を格納し、表TCMS_GE_BUSINESS(フィールド347)は、GEの種々のビジネスユニットに関する情報を格納し、表TCMS_GLOBAL_PARAM(フィールド348)は、グローバルパラメータを格納し、表TCMS_INDUS_TYPE(フィールド349)は、産業情報及び説明を格納し、表TCMS_INTL_REGION(フィールド350)は、国際地域情報を格納し、表TCMS_INTL_REGION_CTRY(フィールド351)は、国際における国の情報を格納し、表TCMS_LANGUAGE(フィールド352)は、言語情報を格納し、表TCMS_METHOD_TYPE(フィールド353)は、取引方法の情報を格納し、表TCMS_MODE_TYPE(フィールド354)は、取引モード情報を格納し、表TCMS_PLACEMENT_TYPE(フィールド355)は、取引プレスメント情報を格納し、表TCMS_PRESCREEN_TYPE(フィールド356)は、プリスクリーニング情報を格納し、表TCMS_PROD_TYPE(フィールド357)商品の説明を格納し、表TCMS_PROGRAM(フィールド358)は、セキュリタイゼーションプログラムに関する情報を格納し、表TCMS_ROLE(フィールド359)は、シンジケーション及びセキュリタイゼーション両方に対する管理/非管理投資家ロールを格納し、表TCMS_SCREEN(フィールド360)は、会社のスクリーンに関する情報を格納し、表TCMS_SEC_DOC(フィールド361)は、セキュリタイゼーション書類に関する情報を格納し、表TCMS_SEC_DOC_TYP(フィールド362)は、セキュリタイゼーション書類の種類を格納し、表TCMS_SIC_CODE(フィールド363)は、標準産業コードを格納し、表TCMS_STATE(フィールド364)は、アメリカの州を格納し、表TCMS_SYN_DOC(フィールド365)は、シンジケーション書類に関する情報を格納し、表TCMS_SYN_DOC_TO_USRGRP(フィールド366)は、シンジケーション書類に関する情報を格納し、表TCMS_TENDER_TYPE(フィールド367)は、テンダーに関する情報を格納し、表TCMS_TEXT_TYPE(フィールド368)は、取引に関する要約情報を格納し、表TCMS_TRANCHE(フィールド369)は、シンジケーション取引トランチャーズに関する情報を格納し、表TCMS_TRANCHE_TYP(フィールド370)は、シンジケーショントランチャーズの種類を格納し、表TCMS_TRANSACTION_TYPE(フィールド371)は、取引の説明を格納し、表TCMS_URL(フィールド372)は、URLに関する情報を格納し、表TCMS_US_REGION(フィールド373)は、アメリカの地域情報を格納し、表TCMS_US_REGION_STATE(フィールド374)は、アメリカの州の情報を格納し、表TCMS_USER(フィールド375)は、申し込みユーザに関する情報(即ち、データベースユーザではない)を格納し、表TCMS_USER_CRED_PREF(フィールド376)は、ユーザのクレジット好みに関する情報を格納し、表TCMS_USER_CURR_PREF(フィールド377)は、ユーザの通貨好みに関する情報を格納し、表TCMS_USER_DEAL_SIZE_PREF(フィールド378)は、ユーザの取引規模に関する情報を格納し、表TCMS_USER_EMAIL_PREFS_PROGRAM(フィールド379)は、投資家が受信を希望するセキュタイゼーションプログラムの電子メイルに関する情報を格納し、表TCMS_USER_EQUIP_PREF(フィールド380)は、ユーザの設備好みに関する情報を格納し、表TCMS_USER_GROUP(フィールド381)は、ユーザグループに関する情報を格納し、表TCMS_USER_INDUS_PREF(フィールド382)は、ユーザの産業好みに関する情報を格納し、表TCMS_USER_INTL_REG_PREF(フィールド383)は、ユーザの国際地域好みに関する情報を格納し、表TCMS_USER_PROD_PREF(フィールド384)は、ユーザの商品好みに関する情報を格納し、表TCMS_USER_REG_PREF(フィールド385)は、ユーザの地域好みに関する情報を格納し、表TCMS_USER_STATUS(フィールド386)は、投資家に割り当てられる異なる等級(例えば、有効、無効など)を格納し、表TCMS_USER_TERM_PREF(フィールド387)は、ユーザの項目好みに関する情報を格納し、表TCMS_USER_TO_PROG_ROLE(フィールド388)は、ユーザに付与されるセキュリタイゼーションプログラムロールに関する情報を格納し、表TCMS_USR_DEAL_DET(フィールド389)は、投資家を種々のシンジケーション取引にマッピングする情報を格納し、表TCMS_USR_EMAIL_PREFS_DEAL(フィールド390)は、ユーザが受信を希望するシンジケーション取引の電子メイルに関する情報を格納する。
【0029】
次に、本発明の好適な実施形態にかかる上述のシステムを用いて有望な投資家と商品とをマッチさせる方法について詳しく説明する。
【0030】
投資家プロフィール
投資家の投資好み及び属性を示す投資家プロフィールは、投資家が取引にマッチされる前に、システムに取り入れて記憶されなければならない。図11A−11Eには、投資家にこれらの情報を提供させるためのフォーム(例えば、投資プロフィールフォーム)の一具体例が示されている。好ましくはこのフォームは、関連する特許出願に説明した登録処理において投資家に提供される。関連出願は、ペンディグ中の出願シリアル番号09/xxxxxxの出願であり、参考のためにその開示内容がここに組み入れられる。
【0031】
投資家プロフィールフォームのセクション1110は、取引明細(Transaction Specification)に関連する変数、例えば、取引規模、項目、信用の質、主な信用フォーカス、融資(固定または変動金利)及び地理などに対して、投資家に自分の特有の要求にもっとも合致する基準を選択させる。図の全般にわたって用いられているように、一つのカテゴリにおいて変数の隣にある矩形のボックスは、投資家またはシンジケータ110が、カテゴリにおいて適合したボックスを選択またはチェックできることを示し、変数の隣に円を有するカテゴリにおいて、投資家またはシンジケータ110は、カテゴリ内に一つの変数しか選択できない。さらに、図11A−11Eに示す基準及びカテゴリは、排他的ではなく、システムに関連付けられた組織のニーズ及び要求に基づいて、顧客仕様に合わせることも可能である。前述したように、本発明はリース/ローン及び金融取引の販売に限定されるものではなく、従って、顧客に顧客仕様の製品を提供する要求のある他種類のビジネスのニーズを満たために、基準及びカテゴリを作成並びに適合することができる。
【0032】
セクション1120は、投資家に設備種類のリスト(例えば、農業、ソフトウェア、材木加工など)の中から自分の投資注目レベルを記入させる。各設備種類に対して、投資家が自分の投資注目レベル(例えば、なし、ある程度あり、強い)に関連して一つを選択するために、三つのフィールドが投資家に提供されている。投資家の利便性を考慮して、投資注目レベルのデフォルト状態は、「なし」に設定される。さらに、リストに含まれていない設備種類を取り入れるために、「その他」のラベルを有するスペースが投資家に提供されている。
【0033】
セクション1130及び1140は、産業種類(例えば、バイオ技術、林業、医療など)及び商品種類(例えば、オペレーティングリース、ローン、QTEなど)それぞれに対して、セクション1120における設備種類に対して説明した方法とまったく同じ方法で、投資家に自分の好みを記入させる。セクション1150は、投資家の特殊の興味及び能力の領域(例えば、ドットコム企業、税金免除など)に関連する一般的な情報に対して投資家が自分の好みを記入させる。
【0034】
図11A−Eに示すフォームの代わりとして、知的な手法を用いてプロフィール情報を収集するも可能である。特に、投資家にフォームにあるすべてのパラメータをチェックするよう要請する代わりに、投資家は一連の質問について回答するよう進めることができる。典型的に、続きの質問は投資家の直前の質問への応答に依存するので、投資家から収集された特有の情報が当該投資家が記入した好みと適合させられる。一定の状況において、この技術を用いて投資家のプロフィール情報を収集する方がもっと効率的である。
【0035】
セクション1160は、投資家に希望の年間取引高を記入させるために設けられている。投資家に前年度からの取引額のドル換算額、会計年度の終わり(ドロップダウンメニューから選択)、及び複合税率のパーセンテージを記入させるフィールドが設けられている。
【0036】
投資家プロフィールフォームを送信することによって、投資家のプロフィールデータにマッチした特定の取引の必要な基準に基づいて投資家が取り入れられた商品に含まれている売り出された私募商品に関して、投資家はウェブサイトで利用可能な適切な書類及び情報を受信することに同意することになる。
【0037】
投資家プロフィールデータを受信したあと、投資家プロフィールデータベース270にある投資家に対応する変数として各データが記憶される。後ほどさらに詳しく説明されるように、各変数はマッチが行われる取引にその変数が関連するか否かに応じて投資家マッチングに用いられる値が割り当てられる。投資家は任意の時間においてまたは自分が選択した任意の頻度で自分のプロフィールを更新または訂正する機会が提供されるので、そのプロフィールは当該投資家が現在の投資興味及びニーズを適切に反映する。これによって、シンジケータ110によって投資家に興味のない取引を誤って選択することを排除できる。
【0038】
取引プロフィール
シンジケータ110は、手動で投資家を取引に取り入れるか(関連するペンディング中のシリアル番号09/0xxxxxxの特許出願に説明されたように)、またはプロフィールマッチメーカ(登録商標)プログラムを用いて見込みのある投資家リストを作成し、そこから投資家を選択して取引に加えることも可能である。しかし、プロフィールマッチメーカプログラムを利用する前に、シンジケータ110は、当該シンジケータ110にその取引の詳細及びその取引に参加を招請したい投資家の種類に対する要求を認識せしめる基準フィルタリングフォーム(図示しない)を完成させなければならない。
【0039】
ここで図示しないにもかかわらず、基準フィルタリングフォームは一般的にそのフィールドに対応する基準がその取引に関連する場合、またはシンジケータ110は当該基準を用いて見込みのある投資家を選定する場合にシンジケータ110が選択する投資家プロフィールフォームと同じフィールドを有する。例えば、取引規模が$3百万で、期間が5年の場合、シンジケータ110は、取引明細セクションにおいて「$百万−$5百万」及び「3−5年」及び「5−7年」のフィールドに対応するボタンを選択する。またシンジケータ110は、取引に関連し、かつそこに記載された各基準に対して付加的な二つのフィールド(例えば、「すでに実行」、または「シンジケータ選択」)を選択できる識別種類に関連する管理識別情報を含めて、設備種類、産業種類、商品種類及び一般的な情報を選択することもできる。
【0040】
取引プロフィールデータを受信したあと、取引データベース250にある取引に対応する変数として、各データが記憶される。投資家プロフィールと同様に、シンジケータ110は、取引プロフィールを更新または訂正することができるので、取引プロフィールは現在の取引状態を適切に反映する。このため、後にプロフィールマッチメーカプログラムが実行されるとき、適格な投資家のみが選定される。
【0041】
プロフィールマッチメーキング
前述したように、プロフィールマッチメーキング処理は、シンジケータ110が投資家を選択して取引への参加を招請する手法を簡略化させる。一般的に、この処理は従来の経験と、投資家及び取引変数を考慮に取り入れた統計モデルとに基づき、特定の取引にもっとも適合している潜在的な投資家をシンジケータ110に選択せしめる投資家スクリーン処理において、シンジケータ110をリードする。
【0042】
図8A−8Bは、サーバ200の見通しからシンジケータ110によって始められたマッチメーキング処理を説明するフローチャートを示している。
【0043】
この処理は、ステップ800から始まり、ステップ805において投資家リストフォームがシンジケータ110に転送され、選択されたある取引に有望な投資家及びすでに委託した投資家の今現在のリストが提供される。
【0044】
図4には投資家リストフォームの一具体例が示されている。図4を参照すると、このフォームは一般的に二つのセクションに分割されている。セクション410は投資家の名前が提供された特定の取引またはリース、例えば、「ABCリース投資家」を表示する。また、このセクションはシンジケータ110が他の異なる取引の投資家リストを閲覧または訂正したい場合、シンジケータ110がアクセスをもつ(図示しない)その他の取引リストへのリンクを提供する。セクション420は、セクション410に表記されている取引の現在の投資家リストを与える。投資家の氏名の隣に設けられている「編集」リンクをクリックすることで、投資家の取引書類を検査する許可及び取引状態(例えば、有効、委託または辞退)を変更し、または設けられている「削除」リンクをクリックすることでその取引から投資家を完全に削除するオプションが与えられている。投資家がある金融商品に投資するよう招請された場合、当該投資家の状態が自動的に「有効」に変更され、当該投資家はこのような招請について電子的に通知される。
【0045】
ステップ810において、シンジケータ110が所定の投資家の書類の許可/状態を編集することを選択したと決定した場合、ステップ815において情報を編集するために、当該投資家に対応する利用者分類フォーム(シリアル番号09/xxxxxxの特許出願に説明される)がシンジケータ110に転送され、マッチメーキング処理が終了する。ステップ810においてそうではない場合、ステップ820において、シンジケータ110が取引から特定の投資家を削除するのを選択したか否かが決定される。選択した場合、ステップ825において、選択された投資家の氏名が投資家リストフォームから削除され、ステップ805より処理は繰り返される。
【0046】
再度図4を参照すると、「検索」ボタン430をクリックすることによって、シンジケータ110は、手動で検索項目を選択し、これによって所定の取引基準で投資家を見つける。「プロフィールマッチメーカ」ボタン440をクリックすることによって、システムは格納されているプロフィールマッチメーカプログラムを用いて、シンジケータ110の代わりに自動的に投資家を見つける。ステップ830において、シンジケータ110が手動「検索」オプションを選択したか否かを決定する。選択した場合、シンジケータ110はステップ835の手動検索フォーム(ここに図示または説明せず)にリンクされる。選択していない場合、ステップ840において、シンジケータ110が「プロフィールマッチメーカ」ボタン440を選択したか否かを決定する。選択した場合、ステップ845においてシンジケータ110に優先権付き投資家リストフォームが転送される。選択していない場合、ステップ830から始まった処理が繰り返される。
【0047】
優先権付き投資家リストフォームの一具体例が図5に示されている。セクション510は、特定の取引またはリース、例えば、「ABCリース」を示し、また、シンジケータ110がアクセスをもつ他の取引(図4に対する前記説明と同様)のリストに対するリンクを提供している。セクション520は、基準フィルタリングフォームにおいて特定の取引に対して、シンジケータ110によって入力される少なくとも一部分の基準がマッチする投資家の列のグラフリストを有する。リストにおいて各投資家がそれぞれのプロフィールがどの程度取引の基準(例えば、ドルにして$5,000,000の取引規模、5年間の期間、投資等級、変動金利、コンピュータである設備種類及びエネルギーである産業種類)にマッチしているかに応じてランク付けされ、それぞれに投資家が基準を満たしているかを示す点を含む列が設けられている。各投資家の氏名及び会社に隣り合って、シンジケータ110がその投資家を取引に加えるか否かをチェックするボックスが設けられている(また、後にそのオプションが選択された場合、プロフィールマッチメーカを介して投資家のプロフィールを実行し、相似の投資家の同一性を確認する)。フォームの下部にシンジケータ110が何れか(もしあれば)の投資家を選択して取引に加えるときに選択する4つのボタンが設けられている。即ち、「戻り」ボタン530、「リセット」ボタン540、「次へ」ボタン550及び「実行」ボタン560。
【0048】
ステップ850において、シンジケータ110が「戻り」ボタン530を選択したか否かを決定する。戻りボタン830を選択した場合、ステップ805から始まった処理が繰り返され、そこで特定の取引に対する投資家リストフォームがシンジケータ110に転送される。一方、「戻り」ボタンを選択していない場合、ステップ855においてシンジケータ110がリセットボタン540を選択したか否かの決定が行われる。リセットボタン540を選択した場合、空白の優先権付き投資家リストフォームがシンジケータ110に転送され、ステップ845から始まった処理が繰り返される。リセットボタンを選択していない場合、ステップ860において、シンジケータ110が「次へ」のボタン550を選択したか否かが判断される。選択した場合、プロフィールマッチメーカプログラムが実行される(次の図9A−9Dに対する討議のとおり)。選択していない場合、ステップ865において、シンジケータ110が実行ボタン560を選択したか否かの決定が行われる。選択した場合、選択された投資家が取引に加えられ、当該取引に対して有効状態となり、そしてマッチメーキング処理が終了する。幾つかの具体例において、この簡略化されたマッチメーキング処理は投資家を見極めて取引に加えるには十分である。他の具体例において、次に示すようなもっと高性能なアルゴリズムを用いてマッチメーイング処理をさらに洗練させるには有利である。
【0049】
図9A−9Dは、ステップ900から始まるプロフィールマッチメーカプログラムの好適な実施形態を示すフローチャートである。
プロフィールマッチメーカプログラムの処理には二つのアルゴリズムが用いられている:シード(seeded)アルゴリズムとアンシード(unseeded)アルゴリズムである。シードアルゴリズムは、シードグループとして用いられている以前選択された投資家と相似のプロフィールを持つ有望な投資家を選定するために用いられるアルゴリズムである。シンジケータ110は、マッチング感度レベルまたはフィルタリング(選定処理)に用いられるプロフィール基準を調整することによって、選定結果として得られる投資家の数を制限することができる。他方では、アンシードアルゴリズムは、シードグループを用いない。代わりにこのアルゴリズムは、マッチング感度レベル及び選択された選定基準に従って、シンジケータ110にすべての有望な投資家のプロフィールを検索させ、さらに相似の基準に応じて投資家をグループ化させることができる。アンシードの特徴は、存在する取引のみに対して投資家を見つける一般的な処理を好都合に裏返して、投資家達自身からの要求を取り入れさせて、シンジケータ110が将来に組み入れる取引の種類を定義する。例えば、多数の投資家が相似の地理、取引規模及び取引期間の好みを共有している場合、シンジケータ110は、これらの投資家を満たす取引をコーディネットすることが可能である。両方のアルゴリズムがここで述べたプロフィールマッチメーカプログラムから独立に実行することによって実現できることが分かってほしい。
【0050】
まず、ステップ902から始まり、シードアルゴリズムが実行される。ステップ904において、二乗ユークリッド距離、そしてシングル(最近隣)アルゴリズムに基づき集団クラスタ解析が行われる。この解析にかかわるパラメータは、次のとおりである:取引に対応する変数セットに割り当てられた重み付き数値、有望な投資家の数、投資家グループと累積グループのメンバーシップを結合させる規格化された距離に基づいて予備選択された投資家(即ち、優先権付き投資家リストから選択された投資家)である。
【0051】
規格化された変数に割り当てられる重み付き値について、例えば、設備または投資種類について、投資家は三つの興味レベルの中から一つを選択しなければならない。投資家が「なし」と選択したらポイント値“0”が与えられ、投資家が「ある程度ある」と選択したらポイント値“3”が与えられ、そして投資家が「強い」と選択したらポイント値“5”が与えられる。このようなポイント割り当ての合理性は、「ある程度ある」と「強い」との間の二乗差(即ち、(5−3)2 =4)が「なし」と「強い」との間の二乗差(即ち、(3−0)2 =9)よりも小さくならなければならないところにある。バイナリ変数に割り当てられる重み付き値について、例えば、一般的な興味カテゴリにおいて変数に対応するボックスはチェックされるか否かの何れである。変数に対応する未チェックのボックスにポイント値“0”が与えられ、変数に対応するチェック済ボックスにポイント値“4”が与えられる。このようなポイント割り当ての理屈は、チェック項目が0からの二乗ユークリッド距離(即ち16)が3レベル規格を用いる「ある程度ある」または「強い」のそれらの平均値(即ち、(25+9)/2=17)と同じくすることである。その他のデータカテゴリは調整した重み付けを要求する可能性もある。例えば、重要性の低い項目を過度に重み付けするのを回避するために、もっと密度のあるデータエントリーがその例である。これらの値、及びここで説明した他の所定のデフォルトセッティングは、システムが記憶されている“初期化マッチングルール”の一部分である。
【0052】
ステップ906において、投資家グループは予備選択された投資家がグループに加わる距離に応じて、1から10までのスケールに基づいたマッチング感度レベルに基づき選択される。所定のデフォルトセッティング(即ち、“1”)に等しい感度レベルをもつグループが省略される。
【0053】
図10には、シミュレートされた投資家プロフィールデータのために作成したクラスタ図の一例が示されている。図10を参照すれば、図の左側に距離計算が含まれ、図の右側に0から10に規格化したマッチング感度が含まれている。各グループの感度レベルの値がグループの木の交差点に示されている。感度レベルが高いほど(例えば、10)、もっと精選されたグループが選出し、一方感度レベルが低い程(例えば、1)、多数のグループが選出する。図示のように、各投資家が感度レベル1に含まれ、これはこれらのグループがステップ906において省略された理由である。
【0054】
ステップ908において、投資家グループがはじめて分類され、投資家がグループに加わる増加する規格化距離によりラベルが付けられる。
【0055】
ステップ910において、所定のシンジケータが選択したマッチング感度レベルよりも大きい規格化距離でグループに加わる投資家が除かれる。
【0056】
ステップ912において、投資家グループが再び分類され、予備選択された投資家が分離されたサブグループに表示される。ステップ914において、予備選択から残された投資家は分離された非グループカテゴリにリストされ、これらの投資家がグループに加わるための感度レベル(即ち、マッチングスコア)もリストされる。
【0057】
ステップ916において、選択された各グループ(非グループ化カテゴリを除き)に対して、グループメンバーの各変数の平均値が決定される。ステップ918において、変数の中間分割が行われ、そして、ステップ920において標準偏差の降順でもっとも高い平均値より半分の変数が選択され、ソートされる。これはほぼゼロである変数を排除し、なぜならこれらにはシンジケータ110が興味をもたないからである。ステップ922において、これらのうちトップにある“x”(xは5−10の範囲にある所定の値に等しい)個が、まずロジックカテゴリ、次に標準偏差の昇順に応じてもう一度選択され、ソートされる。
【0058】
ステップ924において、シードアルゴリズムにより生成されたデータがシードフォームにおいてシンジケータ110に表示される。シードフォームの一具体例は図6A−6Cに示されている。シードフォームは、選択された(即ち、フィルタされた)取引属性に基づいた投資家のプロフィール間の相似性に基づいて、投資家をグループ化し、分類する。セクション610は特定の取引またはリース、例えば、“ABCリース”を示し、またシンジケータ110がアクセスをもつ他の取引(上述した図4及び5に対する説明のとおり)のリストへのリンクを提供する。セクション620及び630は、それぞれ投資家グループA及びBを提供し、各グループにはそれぞれ、(i)優先権付き投資家リストフォーム(即ち、シード)より以前選択された投資家、(ii)主要な選出したマッチング基準に基づいた投資家と相似の属性を有する有望な投資家の両方を含む。すべての投資家には、上述したマッチングスコアがそれぞれ提供される。これらのマッチングスコアは、アルゴリズムの結果に基づいたマッチング基準に特定の投資家がどれほどマッチしているかに応じて数値1から10までの値であり、そこでスコア10は、よいマッチを示し、スコア1は悪いマッチを示している。各有望な投資家の氏名に隣り合ってシンジケータ110が当該投資家を取引に加えるか否かをチェックするためのボックスが設けられている。セクション640はステップ914によって生成した非グループ化投資家のリストを含む。このリストは、投資家に与えられたマッチング感度レベルにおいて他の投資家とグループ化されないシードを含む。なお、一つまたは複数のシードをもつグループに有望な投資家が属さない場合、セクション630及び640には、投資家グループを有しない。
【0059】
セクション650は、シンジケータ110にマッチングアルゴリズムのフィルタリング基準を修正するため基準フィルタリングフォームへのリンクを可能にする。例えば、設備種類は「建設」を含むように修正でき、信用の質=高利回りのように取引明細カテゴリを加えることもできる。また、セクション650もシンジケータ110にマッチング感度レベルを高い数値に変更することでさらに高精度のマッチを生成し、またはマッチング感度レベルを低い数値に変更することでより多くの投資家を見つけてリストするためのオプションを提供する。ページの下部にある「再計算」ボタン655を押すことによって、新しいフィルタリング基準および/またはマッチング感度レベルに基づき新しい投資家グループ化を行うことができる。また、このページの下部には「戻り」ボタン660、「リセット」ボタン665、「次へ」ボタン670及び「実行」ボタン675が設けられている。
【0060】
ステップ926において、シンジケータ110が再計算を選択したか否かを決定する。選択した場合、新しいフィルタ基準および/またはマッチング感度レベルを用いたシードアルゴリズムを用いて、ステップ902から始まる処理を繰り返される。選択していない場合、ステップ928において、シンジケータ110が「戻り」ボタン660を選択したか否かの決定が行われる。選択した場合、ステップ845から始まる処理を繰り返され、シンジケータ110に特定の取引の優先権付き投資家リストフォームが転送される。選択していない場合、ステップ930において、シンジケータ110が「リセット」ボタン665を選択したか否かの決定が行われる。選択した場合、ステップ924から始まる処理が繰り返され、空白のシードフォームがシンジケータ110に転送される。選択していない場合、ステップ932において、シンジケータ110が「次へ」ボタン670を選択したか否かの決定が行われる。選択した場合、選択された投資家(もしある場合)がその取引に加えられ、ステップ936(のちに説明する)において、アンシードプロフィールマッチメーカアルゴリズムが実行される。選択していない場合、ステップ934において、シンジケータ110が「実行」ボタン675を選択したか否かの決定が行われる。選択した場合、処理が終了し、シンジケータ110によりフォーム上で選択された投資家が取引に加えられる。選択していない場合、ステップ928から始まる処理が繰り返される。
【0061】
予備選択された投資家なしで実行されるにもかかわらず、(ステップ938にまとめられた)アンシードアルゴリズムの最初の三つのステップ(及びパラメータと重み付け)は、シードアルゴリズムと同じである。即ち、二乗ユークリッド距離、そしてシングル(最近隣)アルゴリズムに基づき集団クラスタ解析が行われ、予備選択された投資家がグループに加わる距離に応じて、1から10までのスケールに基づいたマッチング感度レベルに基づき投資家グループが選択され、また、所定のデフォルトセッティング(即ち、“1”)に等しい感度レベルをもつグループが除かれる。
【0062】
ステップ940において、グループメンバーの各変数の平均値が決定される。ステップ942において、変数の中間分割が行われ、そして、ステップ944において標準偏差の降順でもっとも高い平均値より半分の変数が選択され、ソートされる。ステップ946において、これらのうちトップにある“x”(x=5−10である)個が、まずロジックカテゴリ、次に標準偏差の昇順に応じてもう一度選択され、ソートされる。ステップ948において、その結果がアンシードフォームにおいてシンジケータ110に表示される。
【0063】
アンシードフォームの一具体例が図7A−7Bに示されている。アンシードフォームは、シンジケータ110によって選択されたマッチング感度レベル及びフィルタリング基準に従って、投資家のプロフィールの間の相似性に基づきデータベース270に記憶されているすべての投資家に対して分類及びグループ化を行う。セクション710は、特定の取引またはリース、例えば「ABCリース」を示し、またシンジケータ110がアクセスをもつ他の取引(上述した図4、5及び6Aに対する説明のとおり)のリストへのリンクを提供する。セクション720は、有望な投資家グループAを含み、これらの投資家はシンジケータ110が基準フィルタフォームにおいて選択した基準のうち主なマッチング基準に基づいてそのグループに選択され、マッチングスコアが提供される。セクション730及び740は、それぞれ有望な投資家のグループB及びグループCを含み、これらの投資家は、やはりそれらの主なマッチング基準に基づいてそれぞれのグループに選択され、マッチングスコアが提供される。それぞれのグループにおいて、各有望な投資家の氏名に隣り合って、シンジケータ110がその投資家を取引に加えるか否かをチェックするボックスが設けられている。セクション750は、セクション650におけるシードフォームに関する説明とまったく同じ方法で、シンジケータ110がフィルタ基準および/またはマッチング感度レベルを調整することを可能にする。また、このフォームに設けられている「グループ再計算」ボタン755、「戻り」ボタン760及び「リセット」ボタン765は、同様に上述したとおりに機能する。しかし、「実行」ボタン770が押された場合、ステップ950において、シンジケータが最後に選択した取引に加える投資家が投資家割り当てデータベース280に記憶される。
【0064】
本発明は好適な実施形態に関連付けて詳細に説明されたが、これにかかわらず、本発明は特定の特徴、機能及びステップに対し、当該技術分野の熟練者により発明の請求の範囲によって定義された本発明の真髄及び範囲を離れることなく種々の変更例を作ることができることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明に係るシステムの一実施形態を示すブロック図である。
【図2】
図2は、図1におけるアプリケーションサーバ及びデータベースサーバのブロック図である。
【図3】
図3A−3Qは、図2のデータベースサーバに記憶されているテーブルを示す図である。
【図4】
図4は、特定の商品に対して現在の投資家のリストを提供する投資家リストフォームの一実施例を示す図である。
【図5】
図5は、特定の商品の基準をマッチするランク付けされた投資家のリストを提供する優先権付き投資家リストフォームの一実施例を示す図である。
【図6】
図6A−6Cは、以前選択した投資家をシードグループとして用いて商品に加える投資家を選択するシードフォームの一実施例を示す図である。
【図7】
図7A−7Bは、シードグループを用いず商品に加える投資家を選択するアンシードフォームの一実施例を示す図である。
【図8】
図8A−8Bは、本発明に係るマッチメーキング処理の一実施例を示すフローチャートである。
【図9】
図9A−9Dは、本発明に係るプロフィールマッチメーカプログラムの一実施例を示すフローチャートである。
【図10】
図10は、図9A−9Dのプログラムに応じて生成されたクラスタ図の一例を示す図である。
【図11】
図11A−11Eは、投資家プロフィールを受信し、更新する投資家プロフィールフォームの一実施例を示す図である。
【符号の説明】
110…シンジケータ、120…イントラネット/エキストラネット、200…サーバ、210…ウェブサーバ、220…アプリケーションサーバ、230…データベースサーバ。
関連特許出願へのクロース参照
本件の特許出願は、出願シリアル番号09/xxxxxx、発明の名称「投資家商品情報へのリモートアクセスシステム及びその方法」、発明者ジョン・トレントス、イレネ・M.エディ、出願日2000年9月8日の特許出願に関連し、当該出願の開示内容は本出願の参考のためにここに取り入れられている。
【0002】
(技術分野)
本発明は、それぞれの投資家のプロフィール及び取引の性質に基づいて、潜在的な投資家と金融商品、例えばリースまたはローンの販売とをマッチさせる自動システム及びその方法に関するものである。
【0003】
(背景技術)
過去二十年間、一の金融組織またはリース会社によって他の組織のために作成したリースまたはローンを販売する成長市場が発展してきた。これらの金融商品の販売において、特に設備リース業またはローン産業、及び商用不動産のリース業の成長ぶりは顕著であった。このような販売は、通常リースまたはローンの即金売買か、または参加取り決めに取りまとめられ、そこでリースまたはローンの最初の保有者は参加約款を作成し、各参加者は販売のリスクと利益を共有しあい、最初の保有者は取引の仲介者として残される。
【0004】
金融組織がそのリースまたはローンを販売に付する理由は幾つかあるが、最も一般的なのはキャッシュフローを整え、多様化によりリスクを軽減する狙いである(即ち、金融組織はすでに特定の顧客向けに、特定の業種にまたは特別な種類の資産に関する重要な商品開示を行っていた)。しかし、銀行のような金融組織はこのような販売を行うデスクのみならず、リースまたはローンを取得してそれを購入するデスクまで備えるのは一般的ではない。このようなリースまたはローンは、その金融組織にとって地理的にその営業地域の外側における領域であって、それ自身が有する販売力がアクセスできず、ビジネスを生み出すことができない。会社にとって毎年成長し続けなければならない重圧から、第3のパティーから資産を受け入れることは、成長性または多様性の見地からみて有効な手段である。一部の金融組織にとって、それらはもっとも重要な成長手段でもある。
【0005】
資産を購入または取得する機関投資家は、取得しようとする資産の種類に関する判断基準または属性(即ち、プロフィール)を持っている。これらの属性は、資産の種類、製品の種類、末端ユーザの信用格付け、産業種類及びその他多数を含む。さらに、各投資家はそれぞれの組織のファンドコスト及び価格マトリクスに基づき、資産の取得に対する価格設定に制限を加えている。このような属性は多数であり、かつ任意の時間において変化している。
【0006】
任意の時間において市場には数百種類にも及ぶ資産が販売されているため、一の資産家に対して当該資産家のプロフィールまたは甘いスポットに当てはまる取引を紹介するのは効率的であり、かつ成功する可能性が高い。現在、販売者は可能性のある投資家のリストまたはスプレッドシート、及び当該資産家の属性に関連し、特に履歴の観察に基づく情報を維持している。販売される取引または取引のポートフォリオが提供可能となると、販売者は手引きとおりにそのスプレッドシートにおいて取引の属性と投資家の属性とをマッチさせ、またさらにその取引にどの投資家が興味を示すだろうかランダムな記憶を呼び起そうとする。販売員はいつも投資家市場において広範囲でテレフォン調査を努めて行い、どの投資家に取引に関する情報を送り届けるかを決める。しかし、この方法の短所は、投資家のプロフィールが変更したことにより、または販売員が取引に関する正確な変数に基づいた取引に投資家が興味を示さないだろうとの確信により、投資家はいつも除外されるか見逃されることである。
【0007】
したがって、提供商品の属性に関連する投資家の属性に基づき、投資家と取引または提供商品とをマッチさせる自動システム及びその方法に対する需要が現に存在する。このようなシステム及び方法は、販売員が投資家データ(投資家がみずから報告したものと販売員の関連する各投資家のマネージャーによって報告された履歴に基づいて販売員よって内部作成したもの)をダイナミックに用いて提供商品と投資家をマッチさせることを可能にせしめるように設計されるべきである。好ましくはデータフィールドの数は大きく(例えば、175を超える)、かつ価格パラメータ、好みの資産、リースとローンの種類のようなデータエリア、さらに、投資家の会計年度の終わりのような特定データエリアをも含む。このシステム及び方法は、正確なマッチを発見するために用いられるか、または特定のフィールドを強調したマッチを発見するためにも用いられる。何れにせよこのようなシステム及び方法は、投資家の好み及び属性に応じてかなり高い精度で投資の機会を販売者に提供し、これにより投資家の時間を節約し、投資家−顧客の信頼を高め、最終的に販売員の利益の拡大に転換する。また、販売員はこのシステム及び方法を用いて、投資家が実際にすでに完了した取引の種類と当該投資家のプロフィールが示した彼が完了させたい取引とを比較させることにより、パフォーマンスをはかることができる。またこれは、販売員が投資家のニーズに合わせる能力に基づき新しい製品の提供を構築するにも利用可能である。最後に、これはリースまたはローンの市場に限られることはない。これはダイナミックなマッチングを要求し、大量の自己報告および/または顧客に適切な注文商品を提供する履歴データが存在する顧客指向製品の販売にも適用することができる。
【0008】
本発明は、取引の属性及びそれに関連する投資家の好みに基づき、潜在的な投資家と金融商品とのマッチングを自動化させることで従来技術にある不備を克服する。
【0009】
(発明の開示)
本発明によれば、投資家と金融商品とをマッチさせるシステム及びその方法が提供される。本発明の方法は、投資家の投資好みに関連する複数のプロフィール属性を受け取り、記憶するステップと、金融商品に関連する複数の取引属性を受け取り、記憶するステップと、プロフィール属性と取引属性とを関連付けて、上記取引属性に対応するプロフィール属性を確認し、対応する属性の評価に応じて上記投資家に上記金融商品への投資を招請するステップとを有する。
【0010】
また、本発明の一の観点によれば、上記投資家は任意の時間において、および/または自分が選択した任意の頻度において、自分のプロフィール属性を更新または修正する。
【0011】
また、本発明の他の観点によれば、利用者(特に管理者)にウェブ上で利用可能なアプリケーションを通じて双方向的に潜在的な投資家と提供される金融商品とをマッチさせることを可能にせしめるオンライン利用者インターフェースが提供される。このため、オフライン処理によって生じる遅延が回避される。
【0012】
また、本発明の他の観点によれば、管理者、即ち、シンジケータは、所定の取引属性に基づき、さらにマッチング感度レベルに従って投資家をフィルタ(選定)する。
【0013】
また、本発明の他の観点によれば、取引シンジケータによって直前に選択され、金融商品への投資が招請される投資家のプロフィールに基づき、相似のプロフィールをもつ投資家グループが形成される。
【0014】
また、本発明の他の観点によれば、マッチング感度および/または選別基準を調整することにより精選された共通の属性をもつ投資家グループが結成される。
【0015】
また、本発明の他の観点によれば、取引属性及び複数の投資家それぞれのプロフィール属性の両方に数値が与えられ、各投資家に当該二つのセットの数値の関数としてマッチングスコアが計算される。各投資家はそれぞれのマッチングスコアに基づき投資家グループにマッチされる。
【0016】
(発明を実施するための最良の形態)
システムの概観
好適な実施形態において、本発明の情報ポータルは、ワールドワイドウェブサイト、例えば、http://www.profilematchmaker.com によって実行される。図1は本発明に係るシステムの一実施形態を示す図であり、そこに複数のシンジケータ110はコンテンツ入力ディスクトップにおいてインターネット/エキストラネット120を介してサーバ200との間で情報交換を行う。サーバ200は、通常記憶している投資家プロフィールデータを再生し、さらにシンジケータの取引に関連する判断基準にマッチする変数値をもつプロフィールを有する投資家を確認して、投資家を選択してその取引に加える。インターネット/エキストラネット120を介して、離れたセッションにおいて投資家プロフィールフォーム(後述する)を完成させ、または修正することにより、各シンジケータ110によって投資家プロフィールデータが入力され、または更新される。投資家プロフィールフォームは、シンジケータ110に投資家プロフィールの変数を定義する幾つかのフィールドより属性を選択させる。
【0017】
各シンジケータ110は、パーソナルコンピュータ上でよく知られているウェブブラウザ(例えば、Netscape(登録商標)またはインターネットExplorer(登録商標))を用いて、またはウェブブラウザの代わりに、よく知られている、例えばWeb−TV(登録商標),Palm(登録商標)手持ち型デバイス、移動電話、ページャ及びその他の個人ディジタル端末(PDA)を用いて、ウェブサイトhtt://www.profilematchmaker.com にアクセスすることによってサーバ200と非同期的に通信する。本発明は、インターネット/エキストラネット120を用いて情報交換を行うため、システムをサポートする組織の内部ファイアウォールの内部で動作するように構成されたパーソナルコンピュータ、顧客またはその他組織の外側にいるが、組織から選択された情報を必要とする人間のみがシステムへのアクセスが許可される。言い換えれば、システムはインターネットに一般的に開放されるわけではない。インターネット/エキストラネット120及びアクセスの操作は通常知られているため、ここではその詳細な説明を省く。
【0018】
図1に示すように、サーバ200は実際に三つのサーバ、即ち、ウェブサーバ210、アプリケーションサーバ220及びデータベースサーバ230の組合せである。なお、図1では特に示していないが、サーバ200は実際に一つのユニットに集合した複数のウェブサーバ210及びアプリケーションサーバ220を含むことも可能である。
【0019】
サーバ210、220及び230は、それぞれ特定の標準ハードウェア構成部分、例えば共有のデータバスまたは専用回線を介してランダムアクセスメモリ(RAM)及び読み出し専用メモリ(ROM)に接続されている中央処理装置(CPU)を有している。CPUは、ROMに格納されている操作システム(OS)に応じてサーバ210、220及び230のすべての処理機能を行い、かつマルチータスク能力を有している。本発明のシステムは多数のシンジケータ110向けに構築されているため、RAMの容量は同時に多数の接続が確立しようとの試みがあった場合でもロード速度の低下及びシステムの誤動作を回避できるだけ十分なサイズを有することが望ましい。
【0020】
本システムの好適な実施例として、ウェブサーバ210は、それぞれ1GBのRAM、二つの300MHzのCPU、そして9GBのディスク容量をもつ二つのSunultra2サーバの集合体を有し、シンジケータ110からの要求は、CISCOLocalDirector430ロードバランサーによってサーバの間で配信される。アプリケーションサーバ220は、それぞれ4GBのRAM、二つの400MHzのCPU、そして16GBのディスク容量をもち、ロードバランシングモードにまとめられた二つのSunE450サーバを有する。データベースサーバ230は、二つのCPU、2GBのRAM、そして9GBのディスク容量を持ち、三つのデータベース(後述する)と通信を行うSunE450を有する。これらのデータベースは、実際にデータベースサーバ230及び36.4GBのディスク容量を優先的にミラーに提供し、完全にミラーとなった1000台の冗長アレイIndependentDisk(RAID)に記憶されている。
【0021】
ウェブサーバ210は、標準的な保護プロトコル(例えば、保護ソケット層(SSL)暗号化ソフトウェア)を用いて保護されたハイパーテキスト転送プロトコル(HTTP)の上で、入力/出力通信ポートを介してシンジケータ110と直接通信を行う。シンジケータ110(例えば、組織の外側にある)からドメインネームhttp://www.profilematchmaker.comを送信することによって、ウェブサイトへのアクセスを要求したとき、シンジケータの要求はシンジケータのISPからウェブサーバ210に接続されているホストISP(図示せず)に転送される。そして、ホストISPは同様に通信線(例えば、T1またはT3線)を介して投資家の要求をウェブサイトの通信ポートに転送する。この種類の通信線はホストISPとウェブサーバ210との間で高速なデータ接続を提供する。
【0022】
ウェブサーバ210は内部通信線を通して、アプリケーションサーバ220の入力/出力通信ポートを介してアプリケーションサーバ220と直接通信を行う。また、アプリケーションサーバ220は、内部通信線を介してデータベースサーバ230にも接続されている。好適な実施例において、ウェブ及びアプリケーションサーバ210と220に用いられる入力/出力通信ポートは、Cisco2924XL冗長付きスイッチである。
【0023】
サーバ210,220及び230は、すべて所定のソフトウェア構成を有し、例えば、情報を記憶し、複数の要求及び取引を行うソフトウェアサーバ及びソフトウェアデータベースを有する。中心サーバに接続されているインターネット直結ソフトウェアを実行させるソフトウェアサーバは、既存技術として一般的に知られているため、ここでサーバの詳しい構成について説明を省略する。
【0024】
ウェブサーバ210は、シンジケータ110とアプリケーションサーバ220との間でリエゾンとして動作する機能を実行するソフトウェア構成部分を有する。例えば、ウェブサーバ210は静的なコンテンツを記憶し、シンジケータ110に提供するとともに、アプリケーションサーバ220によって指示されたとおりシンジケータ110に情報を要求する。
【0025】
図2を参照すると、アプリケーションサーバ220は、二つの異なるソフトウェア構成部分を有する。第1の構成部分240は、ビジネスロジックと呼ばれ、基本的にサーバ220などのダイナミックコンテントロジックを制御する。即ち、データベースサーバ230にある取引データベース260、投資家プロフィールデータベース270及び投資家割り当てデータベース280をそれぞれ更新し、HTML及びデータベース結果セットを一時記憶し、検索及びコンテンツ入力、認証、ログ処理、権限授与及びその他のビジネスロジックを処理する。第2の構成部分は、統計ライブラリと呼ばれ、通常アルゴリズムを記憶し、当該アルゴリズムは、投資家プロフィールデータを用いて実行され、特定の取引のためシンジケータ110に提供する投資家リストを生成する。
【0026】
上述したように、データベースサーバは、三つのデータを含む。即ち、現在シンジケータに公開されている商品のリストを含む取引データベース260、現在システムに登録されているすべての投資家のリスト及びそれぞれの投資家に関連付けられるプロフィールを含む投資家プロフィールデータベース270、過去及び現在の商品及びこれらの商品に関連付けられた見込みのあるまたはすでに委託した投資家のリストを含む投資家割り当てデータベース280である。
【0027】
図3A−3Qは、本発明の好適な実施例におけるデータベースサーバ230に記憶されているテーブル/変数のレコードリストの図を含む。図のフィールド310に、データベース260に記憶されているテーブルの識別子が設けられている。関連する情報が記憶されている異なる変数は、フィールド320の同じレコードに記載されている。システム動作時にシンジケータ110から入力されるすべての情報が図3A−3Qにある適宜なテーブル/変数に記憶される。
【0028】
次にフィールド310に記載されているテーブル及びそれに含まれている情報について説明する。表DEAL_CRED_QUAL_TYPE(フィールド321)は、各取引の信用格付けに関する情報を格納し、表TCMS_BID(フィールド322)は、取引の付け値に関する情報を格納し、表TCMS_CONTACT(フィールド323)は、セキュリタイゼーションプログラムコンタクトを格納し、表TCMS_CONTACT_TYP(フィールド324)は、コンタクトの種類に関する情報を格納し(例えば、ディーラー、格付け、代理など)、表TCMS_COUNTRY(フィールド325)は、国名及びコードを格納し、表 TCMS_CRED_FOCUS_TYPE (フィールド326)は、特定の種類を取引に関する信用情報を格納し、表TCMS_CURRENCY(フィールド327)は、国々の通貨に関する情報を格納し、表TCMS_DEAL(フィールド328)は、シンジケーション取引に関する情報を格納し、表TCMS_DEAL_CATEGORY(フィールド329)は、シンジケーション取引の分類に関する情報を格納し、表 TCMS_DEAL_CATEGORY_REF (フィールド330)は、シンジケーション取引に関する好み情報を格納し、表TCMS_DEAL_SIZE_TYPE(フィールド331)は、取引規模に関する情報を格納し、表TCMS_DEAL_STATUS(フィールド332)は、取引の等級に関する情報を格納し、表TCMS_DEAL_SUB_CAT(フィールド333)は、シンジケーション取引のサブ分類に関する情報を格納し、表TCMS_DEAL_TERM_TYPE(フィールド334)は、取引の項目に関する情報を格納し、表TCMS_DEAL_TEXT(フィールド335)は、取引に関する要約情報を格納し、表TCMS_DEAL_TYPE(フィールド336)は、取引の種類に関する情報を格納し、表TCMS_DEBT_RATING(フィールド337)は、負債格付け情報を格納し、表TCMS_DOC_EVENT(フィールド338)は、書類イベント関連情報(例えば、データダウンロードなど)を格納し、表TCMS_EMAIL_NOTIFY_TYP(フィールド339)は、電子メイル通知種類を格納し、表TCMS_EQUIP_TYPE(フィールド340)は、設備に関する情報を格納し、表TCMS_EVENT_TYP(フィールド341)は、書類イベントの種類(例えば、修正、アップロード、ダウンロードなど)を格納し、表TCMS_FACTORY(フィールド342)は、ファクトリーに関する情報(例えば、シンジケーション、セキュリタイゼーションなどのビジネスクラス)、及びそれに対して用いられるユニット(取引、コンジットなど)を格納し、表TCMS_FIELD_ACCESS(フィールド343)は、ロールへのマッピングフィールドのアクセス可能性情報を格納し、表TCMS_FILE(フィールド344)は、シンジケーション書類に関連するオペレーテングシステムファイルに関する情報を格納し、表TCMS_FIXED_TYPE(フィールド345)は、取引の種類に関する情報を格納し、表TCMS_FLOAT_TYPE(フィールド346)は、取引の種類に関する情報を格納し、表TCMS_GE_BUSINESS(フィールド347)は、GEの種々のビジネスユニットに関する情報を格納し、表TCMS_GLOBAL_PARAM(フィールド348)は、グローバルパラメータを格納し、表TCMS_INDUS_TYPE(フィールド349)は、産業情報及び説明を格納し、表TCMS_INTL_REGION(フィールド350)は、国際地域情報を格納し、表TCMS_INTL_REGION_CTRY(フィールド351)は、国際における国の情報を格納し、表TCMS_LANGUAGE(フィールド352)は、言語情報を格納し、表TCMS_METHOD_TYPE(フィールド353)は、取引方法の情報を格納し、表TCMS_MODE_TYPE(フィールド354)は、取引モード情報を格納し、表TCMS_PLACEMENT_TYPE(フィールド355)は、取引プレスメント情報を格納し、表TCMS_PRESCREEN_TYPE(フィールド356)は、プリスクリーニング情報を格納し、表TCMS_PROD_TYPE(フィールド357)商品の説明を格納し、表TCMS_PROGRAM(フィールド358)は、セキュリタイゼーションプログラムに関する情報を格納し、表TCMS_ROLE(フィールド359)は、シンジケーション及びセキュリタイゼーション両方に対する管理/非管理投資家ロールを格納し、表TCMS_SCREEN(フィールド360)は、会社のスクリーンに関する情報を格納し、表TCMS_SEC_DOC(フィールド361)は、セキュリタイゼーション書類に関する情報を格納し、表TCMS_SEC_DOC_TYP(フィールド362)は、セキュリタイゼーション書類の種類を格納し、表TCMS_SIC_CODE(フィールド363)は、標準産業コードを格納し、表TCMS_STATE(フィールド364)は、アメリカの州を格納し、表TCMS_SYN_DOC(フィールド365)は、シンジケーション書類に関する情報を格納し、表TCMS_SYN_DOC_TO_USRGRP(フィールド366)は、シンジケーション書類に関する情報を格納し、表TCMS_TENDER_TYPE(フィールド367)は、テンダーに関する情報を格納し、表TCMS_TEXT_TYPE(フィールド368)は、取引に関する要約情報を格納し、表TCMS_TRANCHE(フィールド369)は、シンジケーション取引トランチャーズに関する情報を格納し、表TCMS_TRANCHE_TYP(フィールド370)は、シンジケーショントランチャーズの種類を格納し、表TCMS_TRANSACTION_TYPE(フィールド371)は、取引の説明を格納し、表TCMS_URL(フィールド372)は、URLに関する情報を格納し、表TCMS_US_REGION(フィールド373)は、アメリカの地域情報を格納し、表TCMS_US_REGION_STATE(フィールド374)は、アメリカの州の情報を格納し、表TCMS_USER(フィールド375)は、申し込みユーザに関する情報(即ち、データベースユーザではない)を格納し、表TCMS_USER_CRED_PREF(フィールド376)は、ユーザのクレジット好みに関する情報を格納し、表TCMS_USER_CURR_PREF(フィールド377)は、ユーザの通貨好みに関する情報を格納し、表TCMS_USER_DEAL_SIZE_PREF(フィールド378)は、ユーザの取引規模に関する情報を格納し、表TCMS_USER_EMAIL_PREFS_PROGRAM(フィールド379)は、投資家が受信を希望するセキュタイゼーションプログラムの電子メイルに関する情報を格納し、表TCMS_USER_EQUIP_PREF(フィールド380)は、ユーザの設備好みに関する情報を格納し、表TCMS_USER_GROUP(フィールド381)は、ユーザグループに関する情報を格納し、表TCMS_USER_INDUS_PREF(フィールド382)は、ユーザの産業好みに関する情報を格納し、表TCMS_USER_INTL_REG_PREF(フィールド383)は、ユーザの国際地域好みに関する情報を格納し、表TCMS_USER_PROD_PREF(フィールド384)は、ユーザの商品好みに関する情報を格納し、表TCMS_USER_REG_PREF(フィールド385)は、ユーザの地域好みに関する情報を格納し、表TCMS_USER_STATUS(フィールド386)は、投資家に割り当てられる異なる等級(例えば、有効、無効など)を格納し、表TCMS_USER_TERM_PREF(フィールド387)は、ユーザの項目好みに関する情報を格納し、表TCMS_USER_TO_PROG_ROLE(フィールド388)は、ユーザに付与されるセキュリタイゼーションプログラムロールに関する情報を格納し、表TCMS_USR_DEAL_DET(フィールド389)は、投資家を種々のシンジケーション取引にマッピングする情報を格納し、表TCMS_USR_EMAIL_PREFS_DEAL(フィールド390)は、ユーザが受信を希望するシンジケーション取引の電子メイルに関する情報を格納する。
【0029】
次に、本発明の好適な実施形態にかかる上述のシステムを用いて有望な投資家と商品とをマッチさせる方法について詳しく説明する。
【0030】
投資家プロフィール
投資家の投資好み及び属性を示す投資家プロフィールは、投資家が取引にマッチされる前に、システムに取り入れて記憶されなければならない。図11A−11Eには、投資家にこれらの情報を提供させるためのフォーム(例えば、投資プロフィールフォーム)の一具体例が示されている。好ましくはこのフォームは、関連する特許出願に説明した登録処理において投資家に提供される。関連出願は、ペンディグ中の出願シリアル番号09/xxxxxxの出願であり、参考のためにその開示内容がここに組み入れられる。
【0031】
投資家プロフィールフォームのセクション1110は、取引明細(Transaction Specification)に関連する変数、例えば、取引規模、項目、信用の質、主な信用フォーカス、融資(固定または変動金利)及び地理などに対して、投資家に自分の特有の要求にもっとも合致する基準を選択させる。図の全般にわたって用いられているように、一つのカテゴリにおいて変数の隣にある矩形のボックスは、投資家またはシンジケータ110が、カテゴリにおいて適合したボックスを選択またはチェックできることを示し、変数の隣に円を有するカテゴリにおいて、投資家またはシンジケータ110は、カテゴリ内に一つの変数しか選択できない。さらに、図11A−11Eに示す基準及びカテゴリは、排他的ではなく、システムに関連付けられた組織のニーズ及び要求に基づいて、顧客仕様に合わせることも可能である。前述したように、本発明はリース/ローン及び金融取引の販売に限定されるものではなく、従って、顧客に顧客仕様の製品を提供する要求のある他種類のビジネスのニーズを満たために、基準及びカテゴリを作成並びに適合することができる。
【0032】
セクション1120は、投資家に設備種類のリスト(例えば、農業、ソフトウェア、材木加工など)の中から自分の投資注目レベルを記入させる。各設備種類に対して、投資家が自分の投資注目レベル(例えば、なし、ある程度あり、強い)に関連して一つを選択するために、三つのフィールドが投資家に提供されている。投資家の利便性を考慮して、投資注目レベルのデフォルト状態は、「なし」に設定される。さらに、リストに含まれていない設備種類を取り入れるために、「その他」のラベルを有するスペースが投資家に提供されている。
【0033】
セクション1130及び1140は、産業種類(例えば、バイオ技術、林業、医療など)及び商品種類(例えば、オペレーティングリース、ローン、QTEなど)それぞれに対して、セクション1120における設備種類に対して説明した方法とまったく同じ方法で、投資家に自分の好みを記入させる。セクション1150は、投資家の特殊の興味及び能力の領域(例えば、ドットコム企業、税金免除など)に関連する一般的な情報に対して投資家が自分の好みを記入させる。
【0034】
図11A−Eに示すフォームの代わりとして、知的な手法を用いてプロフィール情報を収集するも可能である。特に、投資家にフォームにあるすべてのパラメータをチェックするよう要請する代わりに、投資家は一連の質問について回答するよう進めることができる。典型的に、続きの質問は投資家の直前の質問への応答に依存するので、投資家から収集された特有の情報が当該投資家が記入した好みと適合させられる。一定の状況において、この技術を用いて投資家のプロフィール情報を収集する方がもっと効率的である。
【0035】
セクション1160は、投資家に希望の年間取引高を記入させるために設けられている。投資家に前年度からの取引額のドル換算額、会計年度の終わり(ドロップダウンメニューから選択)、及び複合税率のパーセンテージを記入させるフィールドが設けられている。
【0036】
投資家プロフィールフォームを送信することによって、投資家のプロフィールデータにマッチした特定の取引の必要な基準に基づいて投資家が取り入れられた商品に含まれている売り出された私募商品に関して、投資家はウェブサイトで利用可能な適切な書類及び情報を受信することに同意することになる。
【0037】
投資家プロフィールデータを受信したあと、投資家プロフィールデータベース270にある投資家に対応する変数として各データが記憶される。後ほどさらに詳しく説明されるように、各変数はマッチが行われる取引にその変数が関連するか否かに応じて投資家マッチングに用いられる値が割り当てられる。投資家は任意の時間においてまたは自分が選択した任意の頻度で自分のプロフィールを更新または訂正する機会が提供されるので、そのプロフィールは当該投資家が現在の投資興味及びニーズを適切に反映する。これによって、シンジケータ110によって投資家に興味のない取引を誤って選択することを排除できる。
【0038】
取引プロフィール
シンジケータ110は、手動で投資家を取引に取り入れるか(関連するペンディング中のシリアル番号09/0xxxxxxの特許出願に説明されたように)、またはプロフィールマッチメーカ(登録商標)プログラムを用いて見込みのある投資家リストを作成し、そこから投資家を選択して取引に加えることも可能である。しかし、プロフィールマッチメーカプログラムを利用する前に、シンジケータ110は、当該シンジケータ110にその取引の詳細及びその取引に参加を招請したい投資家の種類に対する要求を認識せしめる基準フィルタリングフォーム(図示しない)を完成させなければならない。
【0039】
ここで図示しないにもかかわらず、基準フィルタリングフォームは一般的にそのフィールドに対応する基準がその取引に関連する場合、またはシンジケータ110は当該基準を用いて見込みのある投資家を選定する場合にシンジケータ110が選択する投資家プロフィールフォームと同じフィールドを有する。例えば、取引規模が$3百万で、期間が5年の場合、シンジケータ110は、取引明細セクションにおいて「$百万−$5百万」及び「3−5年」及び「5−7年」のフィールドに対応するボタンを選択する。またシンジケータ110は、取引に関連し、かつそこに記載された各基準に対して付加的な二つのフィールド(例えば、「すでに実行」、または「シンジケータ選択」)を選択できる識別種類に関連する管理識別情報を含めて、設備種類、産業種類、商品種類及び一般的な情報を選択することもできる。
【0040】
取引プロフィールデータを受信したあと、取引データベース250にある取引に対応する変数として、各データが記憶される。投資家プロフィールと同様に、シンジケータ110は、取引プロフィールを更新または訂正することができるので、取引プロフィールは現在の取引状態を適切に反映する。このため、後にプロフィールマッチメーカプログラムが実行されるとき、適格な投資家のみが選定される。
【0041】
プロフィールマッチメーキング
前述したように、プロフィールマッチメーキング処理は、シンジケータ110が投資家を選択して取引への参加を招請する手法を簡略化させる。一般的に、この処理は従来の経験と、投資家及び取引変数を考慮に取り入れた統計モデルとに基づき、特定の取引にもっとも適合している潜在的な投資家をシンジケータ110に選択せしめる投資家スクリーン処理において、シンジケータ110をリードする。
【0042】
図8A−8Bは、サーバ200の見通しからシンジケータ110によって始められたマッチメーキング処理を説明するフローチャートを示している。
【0043】
この処理は、ステップ800から始まり、ステップ805において投資家リストフォームがシンジケータ110に転送され、選択されたある取引に有望な投資家及びすでに委託した投資家の今現在のリストが提供される。
【0044】
図4には投資家リストフォームの一具体例が示されている。図4を参照すると、このフォームは一般的に二つのセクションに分割されている。セクション410は投資家の名前が提供された特定の取引またはリース、例えば、「ABCリース投資家」を表示する。また、このセクションはシンジケータ110が他の異なる取引の投資家リストを閲覧または訂正したい場合、シンジケータ110がアクセスをもつ(図示しない)その他の取引リストへのリンクを提供する。セクション420は、セクション410に表記されている取引の現在の投資家リストを与える。投資家の氏名の隣に設けられている「編集」リンクをクリックすることで、投資家の取引書類を検査する許可及び取引状態(例えば、有効、委託または辞退)を変更し、または設けられている「削除」リンクをクリックすることでその取引から投資家を完全に削除するオプションが与えられている。投資家がある金融商品に投資するよう招請された場合、当該投資家の状態が自動的に「有効」に変更され、当該投資家はこのような招請について電子的に通知される。
【0045】
ステップ810において、シンジケータ110が所定の投資家の書類の許可/状態を編集することを選択したと決定した場合、ステップ815において情報を編集するために、当該投資家に対応する利用者分類フォーム(シリアル番号09/xxxxxxの特許出願に説明される)がシンジケータ110に転送され、マッチメーキング処理が終了する。ステップ810においてそうではない場合、ステップ820において、シンジケータ110が取引から特定の投資家を削除するのを選択したか否かが決定される。選択した場合、ステップ825において、選択された投資家の氏名が投資家リストフォームから削除され、ステップ805より処理は繰り返される。
【0046】
再度図4を参照すると、「検索」ボタン430をクリックすることによって、シンジケータ110は、手動で検索項目を選択し、これによって所定の取引基準で投資家を見つける。「プロフィールマッチメーカ」ボタン440をクリックすることによって、システムは格納されているプロフィールマッチメーカプログラムを用いて、シンジケータ110の代わりに自動的に投資家を見つける。ステップ830において、シンジケータ110が手動「検索」オプションを選択したか否かを決定する。選択した場合、シンジケータ110はステップ835の手動検索フォーム(ここに図示または説明せず)にリンクされる。選択していない場合、ステップ840において、シンジケータ110が「プロフィールマッチメーカ」ボタン440を選択したか否かを決定する。選択した場合、ステップ845においてシンジケータ110に優先権付き投資家リストフォームが転送される。選択していない場合、ステップ830から始まった処理が繰り返される。
【0047】
優先権付き投資家リストフォームの一具体例が図5に示されている。セクション510は、特定の取引またはリース、例えば、「ABCリース」を示し、また、シンジケータ110がアクセスをもつ他の取引(図4に対する前記説明と同様)のリストに対するリンクを提供している。セクション520は、基準フィルタリングフォームにおいて特定の取引に対して、シンジケータ110によって入力される少なくとも一部分の基準がマッチする投資家の列のグラフリストを有する。リストにおいて各投資家がそれぞれのプロフィールがどの程度取引の基準(例えば、ドルにして$5,000,000の取引規模、5年間の期間、投資等級、変動金利、コンピュータである設備種類及びエネルギーである産業種類)にマッチしているかに応じてランク付けされ、それぞれに投資家が基準を満たしているかを示す点を含む列が設けられている。各投資家の氏名及び会社に隣り合って、シンジケータ110がその投資家を取引に加えるか否かをチェックするボックスが設けられている(また、後にそのオプションが選択された場合、プロフィールマッチメーカを介して投資家のプロフィールを実行し、相似の投資家の同一性を確認する)。フォームの下部にシンジケータ110が何れか(もしあれば)の投資家を選択して取引に加えるときに選択する4つのボタンが設けられている。即ち、「戻り」ボタン530、「リセット」ボタン540、「次へ」ボタン550及び「実行」ボタン560。
【0048】
ステップ850において、シンジケータ110が「戻り」ボタン530を選択したか否かを決定する。戻りボタン830を選択した場合、ステップ805から始まった処理が繰り返され、そこで特定の取引に対する投資家リストフォームがシンジケータ110に転送される。一方、「戻り」ボタンを選択していない場合、ステップ855においてシンジケータ110がリセットボタン540を選択したか否かの決定が行われる。リセットボタン540を選択した場合、空白の優先権付き投資家リストフォームがシンジケータ110に転送され、ステップ845から始まった処理が繰り返される。リセットボタンを選択していない場合、ステップ860において、シンジケータ110が「次へ」のボタン550を選択したか否かが判断される。選択した場合、プロフィールマッチメーカプログラムが実行される(次の図9A−9Dに対する討議のとおり)。選択していない場合、ステップ865において、シンジケータ110が実行ボタン560を選択したか否かの決定が行われる。選択した場合、選択された投資家が取引に加えられ、当該取引に対して有効状態となり、そしてマッチメーキング処理が終了する。幾つかの具体例において、この簡略化されたマッチメーキング処理は投資家を見極めて取引に加えるには十分である。他の具体例において、次に示すようなもっと高性能なアルゴリズムを用いてマッチメーイング処理をさらに洗練させるには有利である。
【0049】
図9A−9Dは、ステップ900から始まるプロフィールマッチメーカプログラムの好適な実施形態を示すフローチャートである。
プロフィールマッチメーカプログラムの処理には二つのアルゴリズムが用いられている:シード(seeded)アルゴリズムとアンシード(unseeded)アルゴリズムである。シードアルゴリズムは、シードグループとして用いられている以前選択された投資家と相似のプロフィールを持つ有望な投資家を選定するために用いられるアルゴリズムである。シンジケータ110は、マッチング感度レベルまたはフィルタリング(選定処理)に用いられるプロフィール基準を調整することによって、選定結果として得られる投資家の数を制限することができる。他方では、アンシードアルゴリズムは、シードグループを用いない。代わりにこのアルゴリズムは、マッチング感度レベル及び選択された選定基準に従って、シンジケータ110にすべての有望な投資家のプロフィールを検索させ、さらに相似の基準に応じて投資家をグループ化させることができる。アンシードの特徴は、存在する取引のみに対して投資家を見つける一般的な処理を好都合に裏返して、投資家達自身からの要求を取り入れさせて、シンジケータ110が将来に組み入れる取引の種類を定義する。例えば、多数の投資家が相似の地理、取引規模及び取引期間の好みを共有している場合、シンジケータ110は、これらの投資家を満たす取引をコーディネットすることが可能である。両方のアルゴリズムがここで述べたプロフィールマッチメーカプログラムから独立に実行することによって実現できることが分かってほしい。
【0050】
まず、ステップ902から始まり、シードアルゴリズムが実行される。ステップ904において、二乗ユークリッド距離、そしてシングル(最近隣)アルゴリズムに基づき集団クラスタ解析が行われる。この解析にかかわるパラメータは、次のとおりである:取引に対応する変数セットに割り当てられた重み付き数値、有望な投資家の数、投資家グループと累積グループのメンバーシップを結合させる規格化された距離に基づいて予備選択された投資家(即ち、優先権付き投資家リストから選択された投資家)である。
【0051】
規格化された変数に割り当てられる重み付き値について、例えば、設備または投資種類について、投資家は三つの興味レベルの中から一つを選択しなければならない。投資家が「なし」と選択したらポイント値“0”が与えられ、投資家が「ある程度ある」と選択したらポイント値“3”が与えられ、そして投資家が「強い」と選択したらポイント値“5”が与えられる。このようなポイント割り当ての合理性は、「ある程度ある」と「強い」との間の二乗差(即ち、(5−3)2 =4)が「なし」と「強い」との間の二乗差(即ち、(3−0)2 =9)よりも小さくならなければならないところにある。バイナリ変数に割り当てられる重み付き値について、例えば、一般的な興味カテゴリにおいて変数に対応するボックスはチェックされるか否かの何れである。変数に対応する未チェックのボックスにポイント値“0”が与えられ、変数に対応するチェック済ボックスにポイント値“4”が与えられる。このようなポイント割り当ての理屈は、チェック項目が0からの二乗ユークリッド距離(即ち16)が3レベル規格を用いる「ある程度ある」または「強い」のそれらの平均値(即ち、(25+9)/2=17)と同じくすることである。その他のデータカテゴリは調整した重み付けを要求する可能性もある。例えば、重要性の低い項目を過度に重み付けするのを回避するために、もっと密度のあるデータエントリーがその例である。これらの値、及びここで説明した他の所定のデフォルトセッティングは、システムが記憶されている“初期化マッチングルール”の一部分である。
【0052】
ステップ906において、投資家グループは予備選択された投資家がグループに加わる距離に応じて、1から10までのスケールに基づいたマッチング感度レベルに基づき選択される。所定のデフォルトセッティング(即ち、“1”)に等しい感度レベルをもつグループが省略される。
【0053】
図10には、シミュレートされた投資家プロフィールデータのために作成したクラスタ図の一例が示されている。図10を参照すれば、図の左側に距離計算が含まれ、図の右側に0から10に規格化したマッチング感度が含まれている。各グループの感度レベルの値がグループの木の交差点に示されている。感度レベルが高いほど(例えば、10)、もっと精選されたグループが選出し、一方感度レベルが低い程(例えば、1)、多数のグループが選出する。図示のように、各投資家が感度レベル1に含まれ、これはこれらのグループがステップ906において省略された理由である。
【0054】
ステップ908において、投資家グループがはじめて分類され、投資家がグループに加わる増加する規格化距離によりラベルが付けられる。
【0055】
ステップ910において、所定のシンジケータが選択したマッチング感度レベルよりも大きい規格化距離でグループに加わる投資家が除かれる。
【0056】
ステップ912において、投資家グループが再び分類され、予備選択された投資家が分離されたサブグループに表示される。ステップ914において、予備選択から残された投資家は分離された非グループカテゴリにリストされ、これらの投資家がグループに加わるための感度レベル(即ち、マッチングスコア)もリストされる。
【0057】
ステップ916において、選択された各グループ(非グループ化カテゴリを除き)に対して、グループメンバーの各変数の平均値が決定される。ステップ918において、変数の中間分割が行われ、そして、ステップ920において標準偏差の降順でもっとも高い平均値より半分の変数が選択され、ソートされる。これはほぼゼロである変数を排除し、なぜならこれらにはシンジケータ110が興味をもたないからである。ステップ922において、これらのうちトップにある“x”(xは5−10の範囲にある所定の値に等しい)個が、まずロジックカテゴリ、次に標準偏差の昇順に応じてもう一度選択され、ソートされる。
【0058】
ステップ924において、シードアルゴリズムにより生成されたデータがシードフォームにおいてシンジケータ110に表示される。シードフォームの一具体例は図6A−6Cに示されている。シードフォームは、選択された(即ち、フィルタされた)取引属性に基づいた投資家のプロフィール間の相似性に基づいて、投資家をグループ化し、分類する。セクション610は特定の取引またはリース、例えば、“ABCリース”を示し、またシンジケータ110がアクセスをもつ他の取引(上述した図4及び5に対する説明のとおり)のリストへのリンクを提供する。セクション620及び630は、それぞれ投資家グループA及びBを提供し、各グループにはそれぞれ、(i)優先権付き投資家リストフォーム(即ち、シード)より以前選択された投資家、(ii)主要な選出したマッチング基準に基づいた投資家と相似の属性を有する有望な投資家の両方を含む。すべての投資家には、上述したマッチングスコアがそれぞれ提供される。これらのマッチングスコアは、アルゴリズムの結果に基づいたマッチング基準に特定の投資家がどれほどマッチしているかに応じて数値1から10までの値であり、そこでスコア10は、よいマッチを示し、スコア1は悪いマッチを示している。各有望な投資家の氏名に隣り合ってシンジケータ110が当該投資家を取引に加えるか否かをチェックするためのボックスが設けられている。セクション640はステップ914によって生成した非グループ化投資家のリストを含む。このリストは、投資家に与えられたマッチング感度レベルにおいて他の投資家とグループ化されないシードを含む。なお、一つまたは複数のシードをもつグループに有望な投資家が属さない場合、セクション630及び640には、投資家グループを有しない。
【0059】
セクション650は、シンジケータ110にマッチングアルゴリズムのフィルタリング基準を修正するため基準フィルタリングフォームへのリンクを可能にする。例えば、設備種類は「建設」を含むように修正でき、信用の質=高利回りのように取引明細カテゴリを加えることもできる。また、セクション650もシンジケータ110にマッチング感度レベルを高い数値に変更することでさらに高精度のマッチを生成し、またはマッチング感度レベルを低い数値に変更することでより多くの投資家を見つけてリストするためのオプションを提供する。ページの下部にある「再計算」ボタン655を押すことによって、新しいフィルタリング基準および/またはマッチング感度レベルに基づき新しい投資家グループ化を行うことができる。また、このページの下部には「戻り」ボタン660、「リセット」ボタン665、「次へ」ボタン670及び「実行」ボタン675が設けられている。
【0060】
ステップ926において、シンジケータ110が再計算を選択したか否かを決定する。選択した場合、新しいフィルタ基準および/またはマッチング感度レベルを用いたシードアルゴリズムを用いて、ステップ902から始まる処理を繰り返される。選択していない場合、ステップ928において、シンジケータ110が「戻り」ボタン660を選択したか否かの決定が行われる。選択した場合、ステップ845から始まる処理を繰り返され、シンジケータ110に特定の取引の優先権付き投資家リストフォームが転送される。選択していない場合、ステップ930において、シンジケータ110が「リセット」ボタン665を選択したか否かの決定が行われる。選択した場合、ステップ924から始まる処理が繰り返され、空白のシードフォームがシンジケータ110に転送される。選択していない場合、ステップ932において、シンジケータ110が「次へ」ボタン670を選択したか否かの決定が行われる。選択した場合、選択された投資家(もしある場合)がその取引に加えられ、ステップ936(のちに説明する)において、アンシードプロフィールマッチメーカアルゴリズムが実行される。選択していない場合、ステップ934において、シンジケータ110が「実行」ボタン675を選択したか否かの決定が行われる。選択した場合、処理が終了し、シンジケータ110によりフォーム上で選択された投資家が取引に加えられる。選択していない場合、ステップ928から始まる処理が繰り返される。
【0061】
予備選択された投資家なしで実行されるにもかかわらず、(ステップ938にまとめられた)アンシードアルゴリズムの最初の三つのステップ(及びパラメータと重み付け)は、シードアルゴリズムと同じである。即ち、二乗ユークリッド距離、そしてシングル(最近隣)アルゴリズムに基づき集団クラスタ解析が行われ、予備選択された投資家がグループに加わる距離に応じて、1から10までのスケールに基づいたマッチング感度レベルに基づき投資家グループが選択され、また、所定のデフォルトセッティング(即ち、“1”)に等しい感度レベルをもつグループが除かれる。
【0062】
ステップ940において、グループメンバーの各変数の平均値が決定される。ステップ942において、変数の中間分割が行われ、そして、ステップ944において標準偏差の降順でもっとも高い平均値より半分の変数が選択され、ソートされる。ステップ946において、これらのうちトップにある“x”(x=5−10である)個が、まずロジックカテゴリ、次に標準偏差の昇順に応じてもう一度選択され、ソートされる。ステップ948において、その結果がアンシードフォームにおいてシンジケータ110に表示される。
【0063】
アンシードフォームの一具体例が図7A−7Bに示されている。アンシードフォームは、シンジケータ110によって選択されたマッチング感度レベル及びフィルタリング基準に従って、投資家のプロフィールの間の相似性に基づきデータベース270に記憶されているすべての投資家に対して分類及びグループ化を行う。セクション710は、特定の取引またはリース、例えば「ABCリース」を示し、またシンジケータ110がアクセスをもつ他の取引(上述した図4、5及び6Aに対する説明のとおり)のリストへのリンクを提供する。セクション720は、有望な投資家グループAを含み、これらの投資家はシンジケータ110が基準フィルタフォームにおいて選択した基準のうち主なマッチング基準に基づいてそのグループに選択され、マッチングスコアが提供される。セクション730及び740は、それぞれ有望な投資家のグループB及びグループCを含み、これらの投資家は、やはりそれらの主なマッチング基準に基づいてそれぞれのグループに選択され、マッチングスコアが提供される。それぞれのグループにおいて、各有望な投資家の氏名に隣り合って、シンジケータ110がその投資家を取引に加えるか否かをチェックするボックスが設けられている。セクション750は、セクション650におけるシードフォームに関する説明とまったく同じ方法で、シンジケータ110がフィルタ基準および/またはマッチング感度レベルを調整することを可能にする。また、このフォームに設けられている「グループ再計算」ボタン755、「戻り」ボタン760及び「リセット」ボタン765は、同様に上述したとおりに機能する。しかし、「実行」ボタン770が押された場合、ステップ950において、シンジケータが最後に選択した取引に加える投資家が投資家割り当てデータベース280に記憶される。
【0064】
本発明は好適な実施形態に関連付けて詳細に説明されたが、これにかかわらず、本発明は特定の特徴、機能及びステップに対し、当該技術分野の熟練者により発明の請求の範囲によって定義された本発明の真髄及び範囲を離れることなく種々の変更例を作ることができることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明に係るシステムの一実施形態を示すブロック図である。
【図2】
図2は、図1におけるアプリケーションサーバ及びデータベースサーバのブロック図である。
【図3】
図3A−3Qは、図2のデータベースサーバに記憶されているテーブルを示す図である。
【図4】
図4は、特定の商品に対して現在の投資家のリストを提供する投資家リストフォームの一実施例を示す図である。
【図5】
図5は、特定の商品の基準をマッチするランク付けされた投資家のリストを提供する優先権付き投資家リストフォームの一実施例を示す図である。
【図6】
図6A−6Cは、以前選択した投資家をシードグループとして用いて商品に加える投資家を選択するシードフォームの一実施例を示す図である。
【図7】
図7A−7Bは、シードグループを用いず商品に加える投資家を選択するアンシードフォームの一実施例を示す図である。
【図8】
図8A−8Bは、本発明に係るマッチメーキング処理の一実施例を示すフローチャートである。
【図9】
図9A−9Dは、本発明に係るプロフィールマッチメーカプログラムの一実施例を示すフローチャートである。
【図10】
図10は、図9A−9Dのプログラムに応じて生成されたクラスタ図の一例を示す図である。
【図11】
図11A−11Eは、投資家プロフィールを受信し、更新する投資家プロフィールフォームの一実施例を示す図である。
【符号の説明】
110…シンジケータ、120…イントラネット/エキストラネット、200…サーバ、210…ウェブサーバ、220…アプリケーションサーバ、230…データベースサーバ。
Claims (32)
- 投資家と金融商品とをマッチさせる方法であって、
上記投資家の投資好みに関連する複数のプロフィール属性を受信し、記憶するステップと、
上記金融商品に関連する複数の取引属性を受信し、記憶するステップと、
上記プロフィール属性と上記取引属性とを関連付けるステップと、
上記取引属性に対応する上記プロフィール属性を識別するステップと、
上記対応する属性の評価に基づき、上記投資家を上記金融商品に投資するよう招請するステップと
を有する方法。 - 上記投資好みは、設備の種類に関するものである
請求項1記載の方法。 - 上記投資好みは、産業の種類に関するものである
請求項1記載の方法。 - 上記投資好みは、商品の種類に関するものである
請求項1記載の方法。 - 上記投資好みは、上記金融商品の明細事項に関するものである
請求項1記載の方法。 - 上記投資好みは、上記投資家の投資データ履歴に関するものである
請求項1記載の方法。 - 上記取引属性は、上記金融商品のシンジケータから受け取る
請求項1記載の方法。 - 上記招請ステップは、上記シンジケータから指示を受け取り、上記投資家に上記金融商品に投資するよう招請するステップと、
上記投資家に上記招請を電気的に通知するステップと
を有する請求項7記載の方法。 - 投資家と金融商品とをマッチさせる方法であって、
複数の上記投資家の投資好みに関連する複数のプロフィール属性を受信し、記憶するステップと、
上記金融商品に関連する複数の取引属性を受信し、記憶するステップと、
上記各投資家の上記プロフィール属性に第1の数値を割り当てるステップと、
上記取引属性に第2の数値を割り当てるステップと、
上記各投資家にマッチングスコアを計算し、当該マッチングスコアは上記第1の数値及び第2の数値の関数であるステップと、
上記マッチングスコアに基づき、上記投資家を上記金融商品にマッチさせるステップと
を有する方法。 - 上記マッチステップは、所定の数値を超えたマッチングスコアを持つ投資家のリストを提供するステップと、
上記金融商品に投資するよう招請する投資家の選択を受信するステップと、
上記選択された投資家に当該選択を電気的に通知するステップと
を有する請求項9記載の方法。 - 投資家のマッチングスコアに応じて、上記リストは上記リストされる投資家をランク付けする
請求項10記載の方法。 - 上記リストは、上記取引属性に対応してリストされた投資家のプロフィール属性に応じてリストされた投資家の表示を提供する
請求項10記載の方法。 - 投資家と金融商品とをマッチさせる方法であって、
複数の上記投資家の投資好みに関連する複数のプロフィール属性を受信し、記憶するステップと、
シンジケータからシード投資家の身分証明を受信するステップと、
上記各投資家の上記プロフィール属性に第1の数値を割り当てるステップと、
上記シード投資家の各プロフィール属性に第2の数値を割り当てるステップと、
上記各投資家にマッチングスコアを決定し、当該マッチングスコアは上記第1の数値及び第2の数値の関数であるステップと、
上記マッチングスコアに基づき、上記金融商品にマッチする投資家を識別するステップと、
上記シンジケータに上記マッチした投資家のリストを提供するステップと
を有する方法。 - 上記マッチングスコアをフィルタリングするマッチング感度レベルを受信するステップを有し、上記投資家は、そのマッチングスコアが上記マッチング感度レベルに等しいまたはより大きいかどうかにより識別される
請求項13記載の方法。 - 上記シンジケータから上記金融商品に関する複数の取引属性を受信するステップと、
上記プロフィール属性を上記シード投資家及び上記取引属性に関連付けさせるステップと、
上記取引属性に対応する上記シード投資家のプロフィール属性を識別するステップとを有し、
上記第2の数値は、上記識別された上記シード投資家の各プロフィール属性に割り当てられる
請求項13記載の方法。 - 投資家と金融商品とをマッチさせる方法であって、
複数の上記投資家の投資好みに関連する複数のプロフィール属性を受信し、記憶するステップと、
シンジケータから上記金融商品に関連する複数の取引属性を受信するステップと、
上記シンジケータから上記複数の投資家からのシード投資家の身分証明を受信するステップと、
上記プロフィール属性を上記シード投資家及び上記取引属性に関連付けさせるステップと、
上記取引属性に対応する上記シード投資家のプロフィール属性を識別するステップと、
上記各プロフィール属性に第1の数値を割り当てるステップと、
上記識別された対応する各属性に第2の数値を割り当てるステップと、
上記各投資家にマッチングスコアを決定し、当該マッチングスコアは上記第1の数値及び第2の数値の関数であるステップと、
上記マッチングスコアをフィルタリングするマッチング感度レベルを受信ステップと、
上記金融商品にマッチする投資家を識別し、当該マッチした投資家は上記マッチ感度レベルに等しいまたはそれより大きいマッチングスコアを有する投資家からなるステップと、
上記シンジケータに上記マッチした投資家のリストを提供するステップと
を有する方法。 - 上記シード投資家を識別するために以前上記金融商品にマッチした投資家の名前を上記シンジケータに提供するステップ
をさらに有する請求項16記載の方法。 - 上記複数の投資家から第2のシード投資家の身分証明を受信するステップと、
上記プロフィール属性を上記第2のシード投資家及び上記取引属性に関連付けさせるステップと、
上記取引属性に対応する上記第2のシード投資家のプロフィール属性を識別するステップと、
上記識別された各対応する属性に第3の数値を割り当てるステップと、
を有し、
上記第1の数値、第2の数値及び第3の数値の関数として、上記各投資家にマッチングスコアが決定される
方法。 - 上記決定するステップは、上記第1の数値及び第2の数値を用いて、上記複数の投資家に対し集団クラスタ解析を行うステップ
を有する請求項16記載の方法。 - 上記決定するステップは、上記第1の数値、第2の数値及び第3の数値を用いて、上記複数の投資家に対し集団クラスタ解析を行うステップ
を有する請求項18記載の方法。 - 上記金融商品にマッチする投資家を識別するステップは、上記集団クラスタ解析に基づき、上記シード投資家と相似のプロフィール属性をもつ投資家の投資家グループを分類するステップ
を有する請求項19記載の方法。 - 上記金融商品にマッチする投資家を識別するステップは、上記集団クラスタ解析に基づき、上記シード投資家及び上記第2のシード投資家と相似のプロフィール属性をもつ投資家の投資家グループを分類するステップ
を有する請求項20記載の方法。 - 投資家グループに分類され、相似のプロフィール属性をもつ投資家がいない場合、上記第1及び第2のシード投資家は非グループ化に分類される
請求項20記載の方法。 - 上記シンジケータから、上記金融商品に対して参加を招請される上記マッチした投資家の表示を受信するステップ
をさらに有する請求項16記載の方法。 - 相似の投資家のグループをマッチさせる方法であって、
複数の上記投資家の投資好みに関連する複数のプロフィール属性を受信し、記憶するステップと、
複数の取引属性を受信するステップと、
投資家のグループを識別し、上記各グループは少なくとも一つの属性を共有する投資家を含むステップと、
上記各プロフィール属性に第1の数値を割り当てるステップと、
上記各取引属性に第2の数値を割り当てるステップと、
上記各投資家にマッチングスコアを決定し、当該マッチングスコアは上記第1の数値及び第2の数値の関数であるステップと、
上記マッチングスコアをフィルタリングするマッチング感度レベルを受信ステップと、
投資家がマッチしたグループを識別し、当該マッチしたグループは上記マッチ感度レベルに等しいまたはそれより大きいマッチングスコアを有する投資家からなるステップと、
上記シンジケータに上記グループのリストを提供するステップと
を有する方法。 - 商品に見込みのある顧客をマッチさせる方法であって、
複数の上記見込みのある顧客の購買好みに関連する複数のプロフィール属性を受信し、記憶するステップと、
上記商品に関連する複数の商品属性を受信し、記憶するステップと、
上記各見込みのある顧客に関連する各プロフィール属性に第1の数値を割り当てるステップと、
上記各商品属性に第2の数値を割り当てるステップと、
上記各見込みのある顧客にマッチングスコアを計算し、当該マッチングスコアは上記第1の数値及び第2の数値の関数であるステップと、
上記マッチングスコアに基づき、上記見込みのある顧客を上記商品にマッチさせるステップと
を有する方法。 - 投資家と金融商品とをマッチさせるシステムであって、
インターネットに接続され、上記投資家から情報を受信し、上記投資家に情報を送信するウェブサーバと、
上記ウェブサーバに接続されているアプリケーションサーバと、
上記アプリケーションサーバに接続されているデータベースサーバと、
上記データベースサーバに接続され、i)上記投資家の投資好みに関連する複数のプロフィール属性と、ii)上記金融商品に関連する複数の取引属性とを記憶する記憶装置と
を有し、上記システムは
上記プロフィール属性と上記取引属性とを関連付けさせ、
上記取引属性に対応するプロフィール属性を識別し、
上記対応する属性の評価に基づき上記金融商品に投資するよう上記投資家を招請するように構成されているシステム。 - 投資家と金融商品とをマッチさせるシステムであって、
インターネットに接続され、上記投資家から情報を受信し、上記投資家に情報を送信するウェブサーバと、
上記ウェブサーバに接続されているアプリケーションサーバと、
上記アプリケーションサーバに接続されているデータベースサーバと、
上記データベースサーバに接続され、i)複数の上記投資家のそれぞれの投資好みに関連する複数のプロフィール属性と、ii)上記金融商品に関連する複数の取引属性とを記憶する記憶装置と
を有し、上記システムは
上記各投資家の上記各プロフィール属性に第1の数値を割り当て、
上記各取引属性に第2の数値を割り当て、
上記各投資家にマッチングスコアを計算し、当該マッチングスコアは上記第1の数値及び第2の数値の関数であり、
上記マッチングスコアに基づき、上記投資家と上記金融商品とをマッチさせるように構成されているシステム。 - 投資家と金融商品とをマッチさせるシステムであって、
インターネットに接続され、上記投資家及びシンジケータから情報を受信し、上記投資家及びシンジケータに情報を送信するウェブサーバと、
上記ウェブサーバに接続されているアプリケーションサーバと、
上記アプリケーションサーバに接続されているデータベースサーバと、
上記データベースサーバに接続され、上記複数の投資家のそれぞれの投資好みに関連する複数のプロフィール属性を記憶する記憶装置と
を有し、上記システムは
上記シンジケータからシード投資家の身元証明を受信し、
上記各投資家の上記各プロフィール属性に第1の数値を割り当て、
上記シード投資家の上記各プロフィール属性に第2の数値を割り当て、
上記各投資家にマッチングスコアを計算し、当該マッチングスコアは上記第1の数値及び第2の数値の関数であり、
上記マッチングスコアに基づき、上記金融商品にマッチした投資家を識別し、
上記シンジケータに上記マッチした投資家のリストを提供する
ように構成されているシステム。 - 投資家と金融商品とをマッチさせるシステムであって、
インターネットに接続され、上記投資家及びシンジケータから情報を受信し、上記投資家及びシンジケータに情報を送信するウェブサーバと、
上記ウェブサーバに接続されているアプリケーションサーバと、
上記アプリケーションサーバに接続されているデータベースサーバと、
上記データベースサーバに接続され、i)複数の上記投資家のそれぞれの投資好みに関連する複数のプロフィール属性と、ii)上記金融商品に関連する複数の取引属性とを記憶する記憶装置と
を有し、上記システムは
上記シンジケータから上記複数の投資家からのシード投資家の身元証明を受信し、
上記プロフィール属性を上記シード投資家及び上記取引属性に関連付けさせ、
上記取引属性に関連する上記選択された投資家のプロフィール属性を識別し、
上記各投資家の上記各プロフィール属性に第1の数値を割り当て、
上記識別された各対応する属性に第2の数値を割り当て、
上記各投資家にマッチングスコアを計算し、当該マッチングスコアは上記第1の数値及び第2の数値の関数であり、
上記マッチングスコアをフィルタリングするマッチング感度レベルを受信し、
上記金融商品にマッチする投資家を識別し、上記マッチした投資家は上記マッチング感度レベルに等しいまたはそれより大きいマッチングスコアを有する投資家からなり、
上記マッチした投資家のリストを上記シンジケータに提供する
ように構成されているシステム。 - 相似の投資家のグループをマッチするシステムであって、
インターネットに接続され、上記投資家及びシンジケータから情報を受信し、
上記投資家及びシンジケータに情報を送信するウェブサーバと、
上記ウェブサーバに接続されているアプリケーションサーバと、
上記アプリケーションサーバに接続されているデータベースサーバと、
上記データベースサーバに接続され、上記複数の投資家のそれぞれの投資好みに関連する複数のプロフィール属性を記憶する記憶装置と
を有し、上記システムは
投資家のグループを識別し、上記各グループに少なくとも一つの属性を共有する投資家を含み、
上記各プロフィール属性に第1の数値を割り当て、
上記各取引属性に第2の数値を割り当て、
上記各投資家にマッチングスコアを計算し、当該マッチングスコアは上記第1の数値及び第2の数値の関数であり、
上記マッチングスコアをフィルタリングするマッチング感度レベルを受信し、
投資家がマッチしたグループを識別し、上記マッチしたグループは上記マッチング感度レベルに等しいまたはそれより大きいマッチングスコアを有する投資家を含み、
上記グループのリストを上記シンジケータに提供する
ように構成されているシステム。 - 商品に見込みのある顧客をマッチさせるシステムであって、
インターネットに接続され、上記見込みのある顧客から情報を受信し、上記見込みのある顧客に情報を送信するウェブサーバと、
上記ウェブサーバに接続されているアプリケーションサーバと、
上記アプリケーションサーバに接続されているデータベースサーバと、
上記データベースサーバに接続され、上記複数の見込みのある顧客それぞれの購買好みに関連する複数のプロフィール属性を記憶する記憶装置と
を有し、上記システムは
上記各見込みのある顧客の各プロフィール属性に第1の数値を割り当て、
上記各商品の属性に第2の数値を割り当て、
上記各見込みのある顧客にマッチングスコアを計算し、当該マッチングスコアは上記第1の数値及び第2の数値の関数であり、
上記マッチングスコアに基づき、上記見込みのある顧客と上記商品とをマッチさせる
ように構成されているシステム。
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