JP2004537924A - タイムバーストパイロットおよび分数間隔等化器を備えたシステムにおける遅延を調整するための方法および装置 - Google Patents

タイムバーストパイロットおよび分数間隔等化器を備えたシステムにおける遅延を調整するための方法および装置 Download PDF

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Abstract

【課題】タイムバーストパイロットおよび分数間隔等化器を備えたシステムにおける遅延を調整するための方法および装置。
【解決手段】レイク受信機(604)からの経路到着時刻およびエネルギーを用いて決定される重み付けされた平均到着時刻が、分数間隔等化器(350)に関する遅延オフセットを決定する。重み付けされた平均到着時刻および現在の遅延オフセット間の差は、等化器タップ間隔(608)の単位で差Xにセットされる。差Xが1よりもより大きいかあるいは等しいか、あるいは、−1よりもより小さいかあるいは等しい場合は、そこで現在の遅延オフセットは増分遅延オフセットによって更新され、そして等化器濾波器係数は、いくつかのタップ間隔だけシフトされる。そうでない場合は、現在の遅延オフセットは更新されず、そして分数間隔等化器に関する(350)濾波器係数はシフトされない。
【選択図】図6

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、一般的に無線通信システムに、そしてより特別には無線通信システムにおける等化器タイミング回復技術に関する。
【背景技術】
【0002】
無線通信環境において、信頼できる通信はいくつかのチャネル損傷によって、逆に影響されることが可能である。受信した信号を劣化させる典型的な原因は、雑音、他局間干渉、符号間干渉(“ISI”;intersymbol interference)、およびマルチパス干渉である。マルチパス干渉はその中においてフェージングを発生する信頼できる通信にとって、しばしば歪みに関する非常に破壊的な形態である。
【0003】
符号分割多元接続(“CDMA”;code division multiple access)等のコヒーレント通信システムにおいては、一般的に無線受信機は、送信機との一定した接続を維持するために無線送信機と一定した同期にあることが必要である。もしも受信機が同期を失った場合は、送信機との“ロック;(lock)”の損失が発生する。この状態はしばしば無線サービスのユーザに対するサービスの損失に至る。
【0004】
セルラ電話環境においては、このことは電話のユーザに対する呼の不通、あるいは無線データ環境においてはユーザに対する、遅い、信頼できないネットワーク接続に至ることが可能である。不十分な信頼性は、もしも状況が持続する場合は、プロバイダとのサービスを中止することを求めるかも知れない怒ったユーザを生み出すことが可能である。もしも不十分な信頼性がかなり頻繁に発生すれば、無線サービスプロバイダは市場のシェアおよび利益を失うかも知れない。
【0005】
チャネルが原因かも知れないこの悪い結果と闘うためには、よく設計された受信機はレイク処理装置(Rake processor)、分数間隔等化器、あるいは両者を使用することが可能である。レイク処理装置は1個あるいはそれ以上の“フィンガ(finger)”を含み、その各々は各フィンガからのマルチパス放射が、構成的にともに加算されることが可能であるように、個々のマルチパス放射を追跡する。レイク受信機は、当業界においては、低い搬送波対干渉“C/I”環境においてよく動作することが知られている。
【0006】
分数間隔等化器(“FSE”;fractionally spaced equalizer)は、その係数が信号のレシプロカル帯域幅(reciprocal bandwidth)よりもより小さいかあるいは等しい時刻間隔を保たれた、有限長のタップつき遅延線濾波器である。もしもレシプロカル帯域幅がT秒である場合は、そこで一例として、FSEタップつき遅延線は、T/2あるいは3T/4秒の間隔を保たれることが可能である。濾波器は、ISIの影響をマルチパス干渉およびパルス濾波から減少する。
【0007】
FSEが正しく干渉を軽減するように、濾波器はチャネルの全インパルス応答に亙らなければならない。濾波器の遅延オフセットはこれが実際にそうであることを保証するように調整されなければならない。さらに、チャネルのインパルス応答は時間と共に変化するかもしれないので、FSEの遅延はそれが常にチャネルのインパルス応答に亙っているように連続的に変化されなければならない。
【0008】
最強のレイクフィンガ(Rake finger)に関するタイミング情報を等化器に対する遅延オフセットとして使用する等の、FSEに対する遅延オフセットを決定し調整するための既知の方法は信頼できないことが見出されてきている。その結果当業界においては、分数間隔等化器に対して遅延オフセットを決定しそして調整するための効率的な方法に対するニーズが存在する。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0009】
ここに開示された実施例は、分数間隔等化器に対する遅延オフセットを決定するための効率的な方法を与えることによって、上に述べたニーズを処理するものである。
ここに開示された実施例は、分数間隔等化器における遅延オフセットを決定するための方法および装置に向けられている。本発明の一つの観点に従って、分数間隔等化器の遅延オフセットを決定するために、重み付けされた平均到着時刻が用いられる。重み付けされた平均到着時刻は、第1および第2のレイク受信機からの到着時刻および信号エネルギーを用いて決定される。Xは重み付けされた平均到着時刻および現在の遅延オフセット間の差を、等化器のタップ間隔の単位で示しているとしよう。Q(Z)は、zを超えない最大の整数を示しているとしよう。もしも、これも増分遅延オフセットとして参照されるQ(|X|)が1よりもより大きいか等しければ、そこで現在の遅延オフセットは更新される。また、複数の濾波器係数はタップ間隔Q(|X|)に関する整数値シフトされる。そうでない場合は、もしもQ(|X|)が0であれば、そこで、現在の遅延オフセットは更新されず、そして線形等化器の複数の濾波器係数もシフトされない。線形等化器の複数の濾波器係数の適応は、適応過渡を最小とするようにパイロットバーストの期間中のみ生じる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
ここに開示された実施例は、分数間隔等化器において遅延を調整するための方法および装置に向けられている。以下の記述は本発明の実現に適している特別な情報を含む。当業界において熟練した人は、本発明が本出願の中に特に論じられたものから異なった方法で実現されることが可能であることを認めるであろう。さらに、本発明の特定の細部のいくつかは、本発明を不明瞭にしないために論じられない。本出願において記述されない特定の細部は、当業界において通常に熟練した人の知識の範囲内にある。
【0011】
本出願中の図面およびそれらに伴う詳細な記述は、本発明の単に実例となる実施例に向けられている。簡潔さを保つために、本発明の原理を用いている本発明の他の実施例は、本出願の中には特に記述されず、そしてこの図面によって特に示されない。用語“典型的な”は、ここでは、“実例、事実、あるいは例証として役立つ”を意味するために限定的に使用される。ここに“典型的”にとして記述されたいずれの実施例も、他の実施例よりも優れて選定されたあるいは有利なものとして解釈される必要はない。
【0012】
ここで図1を参照して、ブロック100は、通信受信機のベースバンド処理の部分を示す。ブロック100は、簡潔のためにベースバンド受信機の部分のみを示すが、本出願においてはベースバンド受信機100として参照されるであろう。ベースバンド受信機100は、図1には示されていない無線周波数(“RF”)フロントエンドから到着するサンプルバッファ入力102を受信するサンプルバッファ110を含む。これもまた単にレイク処理装置120として参照される、Nフィンガレイク処理装置120は、レイクフィンガ122およびレイクフィンガ124等のいくつかのレイクフィンガを含む。レイクフィンガ122は、サンプルバッファ110からレイクフィンガ入力107を受信する。同様に、レイクフィンガ124は、サンプルバッファ110からレイクフィンガ入力105を受信する。サンプルバッファ出力104は、これもまたレイクフィンガ122およびレイクフィンガ124それぞれから与えられるレイクフィンガ到着時刻および信号エネルギー132、およびレイクフィンガ到着時刻および信号エネルギー130を受信する、“最強フィンガ時刻トラッキングモジュール(strongest finger time tracking module)”140に与えられる。最強フィンガ時刻トラッキングモジュール出力106は分数間隔等化器150に与えられる。分数間隔等化器出力108は、さらなるベースバンド処理のために与えられる。レイク処理装置120および分数間隔等化器150は、マルチパス干渉およびISIを軽減するために利用される。
【0013】
示されたベースバンド受信機100は、無線モデム等の高データレート(“HDR”;(High Data Rate))CDMAシステム内のアクセス端末に置かれるかも知れないが、しかしあるいは基地局トランシーバ、衛星トランスポンダ、あるいはセルラ電話等の無線移動ユニットの部分であるかも知れない。
【0014】
CDMA通信システムの一般的な原理、およびとくに、通信チャネル上への伝送のためのスペクトル拡散信号の発生に関する一般的な原理は、“衛星あるいは地上中継器を用いるスペクトル拡散多元接続通信システム”と題された、そして本発明の譲受人に譲渡された、米国特許4,901,307の中に記述されている。その特許、すなわち米国特許4,901,307における開示は、参照によって本出願にこの結果完全に組み込まれている。さらに、“CDMAセルラ電話システムにおける信号波形を発生するためのシステムおよび方法”と題された、そして本発明の譲受人に譲渡された、米国特許5,103,459は、PN拡散、ウォルシュカバリング、およびCDMAスペクトル拡散通信信号を発生するための技術に関係した原理を開示している。その特許、すなわち米国特許5,103,459における開示はまた、参照によって本出願にこの結果完全に組み込まれている。さらに、本発明は、データの時刻マルチプレクシングおよび“高データレート”通信システムに関係する種々の原理を利用しており、そして本発明は、“高レートパケットデータ伝送のための方法および装置”と題された、1997年11月3日に出願され、そして本発明の譲受人に譲渡された、米国特許出願シリアル番号08/963,386の中に開示された“高データレート”通信システムに使用されることが可能である。その特許出願における開示はまた、この結果本出願の中に参照によって完全に組み込まれている。
【0015】
ベースバンド受信機100に関する高レベル全体像に戻って、サンプルバッファ110へのサンプルバッファ入力102は、一般的に図1には示されていないRFフロントエンドから到着した、受信された複素ベースバンドサンプルを含む。サンプルバッファ入力102は、オーバーサンプルされること(すなわち、信号のナイキストレートよりもより大きい割合でサンプルされる)ことが可能である。そしてサンプルは、そこでそれらが後の処理のために仮に保存されるサンプルバッファ110に通されるであろう。オーバーサンプリング処理は、通常受信機設計の中に使用されそして当業界においてはよく知られている。
【0016】
一般的にサンプルは、標準の受信機動作期間中、サンプルバッファ110が継続的に新しいサンプルを加えそして古いサンプルを落としてゆくために、規則的な間隔で到着する。サンプルバッファ110は、ファーストイン‐ファーストアウト(“FIFO”)バッファとして実現されることが可能である。
【0017】
レイク処理装置120はサンプルバッファ110からのサンプルを、レイクフィンガ122および124の各々一つに対する種々の到着時刻で受け入れる。レイクフィンガ122はレイクフィンガ到着時刻および信号エネルギー132を、最強フィンガ時刻トラッキングモジュール140に与える。同様にレイクフィンガ124もまたレイクフィンガ到着時刻および信号エネルギー130を、最強フィンガ時刻トラッキングモジュール140に与える。最強フィンガ時刻トラッキングモジュール140は、サンプルバッファ出力104を通ってサンプルバッファ110に結合されている。最強フィンガ時刻トラッキングモジュール140は、遅延されたベースバンドサンプルを、そこで分数間隔等化器出力108をさらなるベースバンド処理のために与えるところの、分数間隔等化器150に与える。
【0018】
一般的に、ベースバンド受信機100は、レイクフィンガ122および124のいずれか一つを、異なった割り当て到着時刻で、追跡サンプルバッファ入力102に割り当てることが可能である。レイクフィンガ122および124に対して割り当てられた到着時刻は、図1には示されていない探索器(searcher)によって決定される。レイクフィンガ122は、サンプルバッファ入力102を、割り当てられた到着時刻によって遅延されてきている局部PN発生器と互いに関係づけることによって、信号エネルギー強度を決定することが可能である。レイクフィンガ124はレイクフィンガ122と同じ処理を異なった到着時刻において実行する。局部PN発生器は、ベースバンド処理装置の部分であるが、しかし図1には示されていない。
【0019】
レイクフィンガ到着時刻および信号エネルギー130および132は、最強フィンガ時刻トラッキングモジュール140に入力として与えられる。最強フィンガ時刻トラッキングモジュール140は、分数間隔等化器150に対する遅延オフセットを決定するために“最強レイクフィンガ(strongest Rake finger)”に関する到着時刻を選定する。そしてそこでは、“最強レイクフィンガ”は、信号エネルギーの最大の量を有するレイクフィンガに帰せられる。最強フィンガ時刻トラッキングモジュール140は、最強レイクフィンガ到着時刻に等しい遅延オフセットをもったサンプルバッファ110からのサンプルを分数間隔等化器150への入力として選定する。
【0020】
ベースバンド受信機100内の分数間隔等化器150は、線形等化器の一つの形式である。分数間隔等化器150は、有限インパルス応答(“FIR”;finite impulse response)濾波器として実現されることが可能である。分数間隔等化器150は、一般的に、IS‐2000およびIS‐95標準等の若干のCDMAシステムに対しては、1.2288MHzであるチップレートよりもより速いレートで、最強フィンガ時刻トラッキングモジュール出力106を濾波する。
【0021】
図1において、最強レイクフィンガに関する到着時刻を使用することは、分数間隔等化器150に対する遅延オフセットを確立するための既知の方法である。この方法は、分数間隔等化器150を最大のエネルギーを含むチャネル応答の領域付近で中心に置く。プリカーソル、あるいはポストカーソルISIは、通常最強レイクフィンガの付近にあるために、このようにして、分数間隔等化器150はチャネル応答の大部分を等化する。したがって、変化のないチャネル応答を仮定して、分数間隔等化器150は一般的に信号の最も歪んだ部分の大部分を消去する。
【0022】
実際問題として、分数間隔等化器150に対する遅延オフセットとして最強レイクフィンガの到着時刻を用いることはいくつかの欠点を有している。一般的に、レイクフィンガ122あるいはレイクフィンガ124の何れかの最強レイクフィンガの到着時刻は一定してはおらず、それは最強フィンガ時刻トラッキングモジュール140の時刻トラッキングループが連続的にタイミング調整をしているために、そして受信機の位置の変化あるいは環境のゆっくりした変化のために、むしろ絶えず変化している。分数間隔等化器150は、最強フィンガ時刻トラッキングモジュール140によってなされるタイミング調整をタイミングジッタとして有効に認知している。
【0023】
タイミングジッタは、分数間隔等化器150が頼りにしている適応アルゴリズムに対して非常に問題であることが可能である。分数間隔等化器150は、濾波器係数をそれらの最小平均二乗解(“MMSE”;Minimum Mean Square Solution)に適応させるために、確率的勾配降下適応アルゴリズムのクラスから、よく知られたLMS(Least Mean Square)アルゴリズムを使用するかも知れない。MMSE濾波器係数は、FSE出力における信号対干渉および雑音比(“SINR”;Signal-to-interference-and-Noise Ratio)を最大化する。LMSアルゴリズムはいくつかの理由のために、分数間隔等化器150を適応する場合に使用するための望ましい選択である。第1の理由はLMSアルゴリズムは容易に実行できることである。第2の理由はLMSアルゴリズムは一般的に他の適応アルゴリズムに比して複雑さが低いことである。LMSアルゴリズムは一般的に安定であるが、最強フィンガ時刻トラッキングモジュール140によってなされる時刻トラッキングループ調整に関して、しばしばゆっくり適応する。
【0024】
ベースバンド受信機100においてもしも時刻トラッキングループ調整が発生する場合は、分数間隔等化器150はタイミング調整に対して適応する必要があろう。もしも時刻トラッキングループ調整がしばしば十分に行われる場合は、そこで、分数間隔等化器150はこれらの変化に常に適応し、そして濾波器係数はそれらのMMSE解の近くに決して収束しないかも知れない。その結果、分数間隔等化器150は多分適切に適応することはできず、そして検出特性は次善(sub-optimal)であることが可能であろう。その結果、全体のシステム特性は満足できないものとなるかも知れない。
【0025】
タイミング調整の生起を少なくする一つの方法は、最強フィンガ時刻トラッキングモジュール140のループ時定数をより大きくすることである。ループ時定数は、最強フィンガ時刻トラッキングモジュール140によって行われるタイミング調整が、分数間隔等化器150が適応するための適応アルゴリズムに対して十分に遅いように、十分に大きくされなければならないであろう。しかしながらこのアプローチは、最強フィンガのトラッキング特性が劣化されているために、問題を与えることが可能である。もしもレイクフィンガ122あるいは124の何れかが、十分敏速に追跡することが不可能な場合は、そこでレイクフィンガ122あるいは124はそれぞれロックを失う可能性がある。
【0026】
図2は、最強レイクフィンガに関する到着時刻を、分数間隔等化器150の遅延オフセットとして用いることに伴う他の問題を示している。プロット200、210、および220は、時間領域チャネル応答の、1あるいは2スロットのオーダーの、いくらかの小さな時間間隔Δの間隔における経時的なスナップショットを示している。
【0027】
プロット200は瞬間kにおけるチャネル応答を示している。ピーク202および204は、チャネル応答に於いて見られた2個のマルチパス成分に対応する。ベースバンド受信機100において、レイクフィンガ124はピーク202に割り当てられ、そしてレイクフィンガ122はピーク204に割り当てられている。最初は、ピーク204はこの二つのピークのより大きい方であり、そしてピーク204の到着時刻は最強フィンガ時刻トラッキングモジュール140の動作によって分数間隔等化器150に対する遅延オフセットとして使用される。
【0028】
プロット210に示される次の瞬間において、受信機はピーク214によって示されたマルチパス信号から移り去っており、そしてフィンガ時刻トラッキングループは、ロックを維持するためにそのタイミングを常に調整するであろう。ピーク214は、信号強度が減少しているとして示され、一方ピーク212は強度が大きくなっている。
【0029】
次の瞬間プロット220において、ピーク224は強度が減少しており、そしてピーク222は今や最強のピークである。したがって、最強フィンガ時刻トラッキングモジュール140は、レイクフィンガ124を最強レイクフィンガとして選定するであろう。ピーク222はピーク224から数チップ離れた遅延にあることが可能である。したがって、分数間隔等化器150の遅延オフセットは数チップだけ変化しているであろう。ピーク222に対する到着時刻に等しい遅延オフセットをもった、分数間隔等化器150に対するMMSE濾波器係数は、ピーク224に関する到着時刻に等しい遅延オフセットをもった、分数間隔等化器150に対するMMSE濾波器係数から非常に異なっているであろう。HDR CDMAシステムにおいては、チャネル特性における激しい変化としてシステムが効率的に認知する値に適応するために、等化器に対して数スロットをとることが可能である。シンボル誤り率は、もしも濾波器の係数がいくつかのフレームに対するそれらのMMSEセッティングから遠く離れている場合は非常に増加することが可能である。
【0030】
ここで図3を参照して、ブロック300は通信受信機のベースバンド処理に関する部分を示している。ブロック300は簡潔のためにベースバンド受信機の一部分のみを示しているが、この特許出願の中ではベースバンド受信機300として参照されるであろう。ベースバンド受信機300は、図3には示されていないRFフロントエンドから到着するサンプルバッファ入力302を受信するサンプルバッファ310を含む。これもまた単にレイク処理装置320として参照される、Nフィンガレイク処理装置320はレイクフィンガ322およびレイクフィンガ324等のいくつかのレイクフィンガを含む。レイクフィンガ322は、サンプルバッファ310からレイクフィンガ入力307を受信する。同様にレイクフィンガ324は、サンプルバッファ310からレイクフィンガ入力305を受信する。サンプルバッファ出力304は、またレイクフィンガ322および324からそれぞれ、レイクフィンガ到着時刻および信号エネルギー322、およびレイクフィンガ到着時刻および信号エネルギー330を受信する“重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール(weighted mean time tracking module)”340に与えられる。重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール出力306は分数間隔等化器350に与えられる。分数間隔等化器出力308はさらなるベースバンド処理のために与えられる。
【0031】
ベースバンド受信機300は、マルチパス干渉およびISIを和らげるための、レイク処理装置320および分数間隔等化器350を含む無線通信受信機のベースバンド処理の一部分を示している。ベースバンド受信機300へのサンプルバッファ入力302は、一般的に、図3には示されていないRFフロントエンドから到着する受信された複素ベースバンドサンプルを含む。サンプルバッファ入力302はオーバーサンプルされることが可能であり、そしてサンプルは、そこでそれらが後の処理のために仮に保存されるサンプルバッファ310に通されるであろう。一般的に、サンプルは規則的な間隔で到着し、そしてそこでサンプルバッファ310は、標準の受信機動作期間中、連続的に新しいサンプルを加え、そして古いサンプルを落としてゆく。サンプルバッファ310は、FIFOバッファとして実現されることが可能である。
【0032】
レイク処理装置320は、各レイクフィンガ322および324に対する種々の到着時刻でサンプルバッファ310からサンプルを受け入れる。レイクフィンガ322はレイクフィンガ到着時刻および信号エネルギー322を、重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340に与える。同様に、レイクフィンガ324もまた、レイクフィンガ到着時刻および信号エネルギー330を、重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340に与える。重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340は、サンプルバッファ出力304を通ってサンプルバッファ310に結合される。
【0033】
重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340は、遅延されたベースバンドサンプルを、重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール出力306を通して分数間隔等化器350に与える。重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340は、分数間隔等化器350への入力として、サンプルバッファ310から“重み付けされた平均到着時刻”に等しい遅延オフセットをもつサンプルを選定する。そしてそれはそこで、分数間隔等化器出力308をベースバンド処理に関する残りに与える。“重み付けされた平均到着時刻”に関する決定は本出願の後の部分で論じられる。
【0034】
図4は、分数間隔等化器350に対する遅延オフセットとして重み付けされた平均到着時刻を用いることの利点のいくつかを示している。プロット400、410、および420は、ある時間にわたる重み付けされた平均到着時刻の変化を示している。プロット400、410、および420は、1あるいは2スロットのオーダーの、若干の小さな時間間隔Δの間隔における時間領域チャネル応答に関する経時的なスナップショットを示している。さらに、プロット400、410、および420は図2に示されたと同じ経時的スナップショットを示している。
【0035】
プロット400は、瞬間kにおけるチャネル応答を示している。ピーク402および404は、チャネル応答に見られる二つのマルチパス成分に対応している。ベースバンド受信機300において、レイクフィンガ324はピーク402に割り当てられ、そしてレイクフィンガ322はピーク404に割り当てられている。最初に、ピーク404は、ピーク402よりもより大きい。ピーク402および404の、重み付けされた平均到着時刻406は、ピーク402および404の間のほぼ中間の破線によって表される。重み付けされた平均到着時刻406は、重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340の動作当たりの、分数間隔等化器350に対するオフセット遅延として用いられる。
【0036】
プロット410に示される次の瞬間において、チャネル応答はプロット210において変化したとまさに同じに変化する。ここで、重み付けされた平均到着時刻416は、ピーク414が前の瞬間におけるよりもより少ないエネルギーを有し、そしてピーク412が前の瞬間よりもより多いために僅かに、しかし増分的にはより多く変化していることが見られる。
【0037】
プロット420の最後の時刻の瞬間において、ピーク422は支配的なピークであり、そしてピーク424はもはや最強レイクフィンガではない。重み付けされた平均到着時刻426はその前の位置416から変化しており、しかし、ピーク414からピーク422に変化した最強レイクフィンガに基づいた遅延オフセットのように徹底的ではない。
【0038】
一つの実施例はレイクフィンガ322および324から導出された重み付けされた平均到着時刻を、最強レイクフィンガに関する遅延オフセットよりむしろ、分数間隔等化器350に対する遅延オフセットとして用いることが可能である。レイクフィンガの重み付けされた平均到着時刻は、次のステップによって決定される。
【0039】
1)レイクフィンガiの到着時刻を用いて、すべてのレイクフィンガの全信号エネルギー強度に関するレイクフィンガの正規化された信号エネルギー強度、f(n)を決定する。ここで、“n”は、以下にさらに詳細に論じられるスロット数を示す。レイク処理装置320の中にはM個のアクティブなレイクフィンガがあると仮定して、レイクフィンガiに対する正規化された信号エネルギー強度は、次のように決定される。
【0040】
【数1】
Figure 2004537924
ここで、s(n)は、i番目のレイクフィンガのエネルギーである。
2)レイクフィンガiの正規化された信号エネルギー、 f(n)と、レイクフィンガiの到着時刻とを乗算する。積はレイクフィンガiの重み付けされた到着時刻である。
【0041】
3)上記ステップ1および2を、各レイクフィンガに対して繰り返す。そして
4)各レイクフィンガに関する重み付けされた到着時刻を、重み付けされた平均到着時刻を形成するために合計する。
上記ステップをまとめると、重み付けされた平均到着時刻は次のように決定される。
【0042】
【数2】
Figure 2004537924
ここでτは、i番目のレイクフィンガの到着時刻である。
遅延オフセットに対して重み付けされた平均到着時刻を用いることは、一つの典型的な実施例である。代わりの実施例は、重み付けされた平均以外の他の、レイクフィンガ到着時刻およびエネルギーに関する統計的結合を使用することが可能である。たとえば、他の実施例はレイクフィンガの到着時刻の中央値(median arrival time)を用いるかも知れない。
【0043】
到着時刻の中央値を決定するために、各レイクフィンガの到着時刻は、そのエネルギーと共に到着時刻に従って整列された表中に置かれる。表における中央の記載値(median entry)が選定され、そしてそのレイクフィンガの対応する到着時刻が、到着時刻の中央値として選定される。
【0044】
他の実施例は、重み付け手段よりはむしろ単純な手段を使用することが可能であろう。単純な手段を決定するために、K個のレイクフィンガの到着時刻はともに加算されそしてKによって除算される。ここでKは、1から利用可能なレイクフィンガの総数までに亘ることが可能である。Kはなおその上、アクティブなレイクフィンガの数に基づくことが可能である。統計的に導出された到着時刻の種々の形態が遅延オフセットを更新するために使用可能である。
【0045】
ベースバンド受信機300に対しては、分数間隔等化器350の遅延オフセットは、もしも重み付けされた平均到着時刻等の統計的に導出された到着時刻が、1個のタップ間隔より以上に変化する場合のみ変更することが望ましい。これは、無限長のFSEが、そのMMSE係数セッティングを通じて適切な遅延を合成することによって、いかなるタイミング誤りも訂正することが可能なためである。このことは、等化器がチャネルのインパルス応答の周囲に大まかに中心に置かれる限りは有限長FSEに対してもほぼ真実である。このことは、物理レイヤにスロットのあるデータフレームを有する任意の通信システムにおいて便利に実現されることが可能である。このようなシステムの一つの例はHDR CDMAシステムである。
【0046】
図5は、順方向リンクにおけるHDRスロット構造を示している。順方向リンクにおけるHDRフレーム501は、PNシーケンスロールオーバーで整列されている。PNシーケンスは26.67ミリ秒毎に繰り返し、そして長さは32768チップである。HDRフレーム501の中に、16個のHDRスロットが存在し、長さは各々2048チップ、すなわち1.67ミリ秒である。HDRスロット503は、拡大された図においてはHDRスロット505として示され、そしてそれは、HDRハーフスロット506および507を含む。各HDRハーフスロットはパイロットバーストを含む。パイロットバースト513は、HDRハーフスロット506に対する、そしてパイロットバースト533は、HDRハーフスロット507に対するものである。パイロットバースト513および533は、各々96チップ長でそれらのそれぞれのHDRハーフスロットの中間にパンクチャされている。
【0047】
HDRハーフスロット506および507は、512、514、532、および534に、制御チャネル情報を含んでいる。HDRハーフスロット506は、511および515に、データシンボルを含んでいる。同様に、HDRハーフスロット507は、531および535に、データシンボルを含んでいる。一つの実施例に従って、分数間隔等化器350は、パイロットバースト513および533等のパイロットバーストの期間中に適応される。パイロットバースト513および533のシンボルのシーケンスは、受信機にとっては既知である。このようにして、パイロットバースト513および533は、分数間隔等化器350をトレーニングするためのトレーニングシーケンスとして用いられることが可能である。
【0048】
分数間隔等化器350に関するより正確な適応のための一つの実施例に従って、分数間隔等化器350に関する遅延オフセットに対して更新の数を限定することが望ましい。スロットのあるシステムにおいて、分数間隔等化器350の遅延オフセットに対する更新の数を最小とするために、遅延オフセットの更新は、
1)スロットあたり多くて1回、そして
2)統計的に導出された到着時刻および分数間隔等化器350に関する現在の遅延オフセットが分数間隔等化器350に関するタップ間隔1個以上異なる場合のみ、発生する。
【0049】
さらに、分数間隔等化器350に関する遅延オフセットは、パイロットバースト513および533の開始のときのみ更新される。適応アルゴリズムは、更新された遅延オフセットに対応するMMSE解の近くに等化器濾波器係数を動かすために、次のパイロットバーストを使用することが可能であり、それらの以前は、濾波器係数は、制御、あるいはデータシンボルを復調するために使用される。もしも遅延オフセットの更新がHDRスロット期間中の任意の他の時刻に発生する場合は、そこでHDRスロットの制御あるいはデータ部分を復調するために適用される濾波器係数は、それらの最適のMMSE解から非常に異なるであろう。その結果受信機特性はおおいに損なわれるであろう。一つの実施例においては、もしもベースバンド受信機300がHDRスロットを処理している場合は、そこで分数間隔等化器350は、現在の遅延オフセットとして参照される遅延オフセットを有している。次に、重み付けされた平均到着時刻が、重み付けされた平均到着時刻を決定するための上述の方法を用いて、重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340によって決定される。次に、値Xは、重み付けされた平均到着時刻マイナス分数間隔等化器350に関する現在の遅延オフセットにセットされるであろう。Xは等化器タップ間隔の単位を有する。もしもXが1に等しいかより大きいか、あるいは、−1よりもより小さいかあるいは等しければ、そこで3個の課題が実行される。
【0050】
Q(z)はzを超えない最大の整数を示すとしよう。第1の課題は、もしもXが1よりもより大きいかあるいは等しければ、分数間隔等化器350の現在の遅延オフセットをQ(|X|)だけ増加することであり、あるいはもしもXが−1よりもより小さいかあるいは等しければ、分数間隔等化器350の現在の遅延オフセットをQ(|X|)だけ減少することである。第2の課題は、分数間隔等化器に関する濾波器係数をQ(|X|)タップだけ時刻シフトすることである。そしてそれはXの符号によって、分数間隔等化器350に関する時刻の前進あるいは時刻の遅延であることが可能である。第3の課題は、分数間隔等化器350に関する第1のQ(|X|)係数は、もしも現在の遅延オフセットが増加された場合は0にセットされ、あるいは分数間隔等化器350の最後のQ(|X|)係数は、もしも現在の遅延オフセットが減少された場合は0にセットされることである。
【0051】
そうでなく、もしもQ(|X|)が0に等しい場合は、そこで更新は起きずそして処理は次のHDRスロットで繰り返される。
分数間隔等化器350の遅延オフセットを調整するための一つの実施例は、図6のフローチャートに示される。手順は、ステップ600において開始する。ステップ602において重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340は1ループ待ち、そしてスロットnの終端が到着するまで引き続いて質問(poll)される。
【0052】
ステップ604において重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340はスロットn+1に対する重み付けされた平均到着時刻を決定する。レイクフィンガ322および324は、それらのそれぞれの到着時刻および信号エネルギーを重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340に与える。重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340はそこで、重み付けされた平均到着時刻を決定する。
【0053】
ステップ608において、重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340はスロットn+1に対する重み付けされた平均到着時刻および現在の分数間隔等化器350に関する遅延オフセット間の差を、タップ間隔の単位で決定する。重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340はそこで、上記の差をXとセットする。
【0054】
ステップ610において、重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340は、差Xが1よりもより大きいかあるいは等しいか否かを決定する。もしも差が1よりもより大きいかあるいは等しい場合は、そこで重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340はステップ616に進む。もしも差が1よりもより小さい場合は、重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340はステップ612に進む。
【0055】
ステップ612において、重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340は、差Xが−1よりもより小さいかあるいは等しいか否かを決定する。もしも差が−1よりもより小さいかあるいは等しい場合は、そこで重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340は、ステップ614に進む。もしも差が−1よりもより大きい場合は、重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340は、ステップ622に進む。
【0056】
ステップ614において、重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340は、分数間隔等化器350に関する現在の遅延オフセットをQ(|X|)だけ減少する。ここでXはステップ608において決定されており、そしてQ(z)はzを超えない最大の整数として定義される。重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340はそこで、ステップ618に進む。
【0057】
ステップ616において、重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340は、分数間隔等化器350に関する現在の遅延オフセットをQ(|X|)だけ増加する。ここでXはステップ608において決定されており、そしてQ(z)はzを超えない最大の整数として定義される。重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340はそこで、ステップ620に進む。
【0058】
ステップ618において、分数間隔等化器350に関する係数はQ(|X|)タップだけ進められる。h(k,n)はスロットnにおけるk番目の濾波器係数を示すとしよう。ここでkは0からN−1の範囲にある。そこで、h(k,n+1)はh(k,n)から次のようにして形成される。k=0からN−1− Q(|X|)までに対して、 h(k,n+1)はh(k+ Q(|X|),n)に等しいとセットされ、k=N− Q(|X|)からN−1までに対して、 h(k,n+1)は0に等しいとセットされる。更新後の濾波器係数は h(k,n+1)であり、そして重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340は、ステップ622において手順の終端まで進む。
【0059】
ステップ620において、分数間隔等化器350に関する係数はQ(|X|)タップだけ時刻遅延される。h(k,n)はスロットnにおけるk番目の濾波器係数を示すとしよう。そこで、 h(k,n+1)はh(k,n)から次のようにして形成される。k= Q(|X|)からN−1までに対して、 h(k,n+1)はh(k− Q(|X|),n)に等しいとセットされ、k=0からQ(|X|)−1までに対して、 h(k,n+1)は0に等しいとセットされる。更新後の濾波器係数はh(k,n+1)であり、そして重み付けされた平均時刻トラッキングモジュール340は、ステップ622において、手順の終端まで進む。このようにして、上述の方法で、本発明は、分数間隔等化器における遅延オフセットを決定するための方法および装置を与える。
【0060】
当業界において熟練した人々は、情報および信号が、任意の種々の異なった技術および手法を用いて示されるかも知れないことを理解するであろう。たとえば、上の記述を通じて参照されるかも知れない、データ、命令、指令、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場あるいは粒子、光学的場あるいは粒子、あるいはそれらの任意の組み合わせによって示されるかも知れない。
【0061】
熟練した人々はさらに、ここに開示された実施例と関連して記述された、種々の実例となる論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップが、電子的ハードウエア、計算機ソフトウエア、あるいは両者の組み合わせとして実現されることが可能であることを正しく評価するであろう。ハードウエアおよびソフトウエアのこの互換性を明確に示すために、種々の例となる部品、ブロック、モジュール、回路、およびステップが、それらの機能の形で一般的に、上に述べられてきている。これらの機能がハードウエアあるいはソフトウエアとして実現されるか否かは、システム全体に課せられた、特定の応用および設計制約によって異なる。熟練した技術者は、記述された機能を各それぞれの応用に対して異なった方法で実現することが可能であるが、しかしこのような実現の決定は、本発明の範囲から逸脱する原因として解釈されるべきではない。
【0062】
ここに開示された実施例と関連して述べられた、種々の例となる論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用処理装置、ディジタル信号処理装置(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)あるいは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートあるいはトランジスタ論理、個別ハードウエア部品、あるいは、ここに述べられた機能を実行するために設計された任意のこれらの組み合わせを用いて実現されあるいは実行されることが可能である。汎用処理装置はマイクロ処理装置であるかも知れず、しかし代わりに処理装置は、任意の従来の処理装置、制御器、マイクロ制御器、あるいはステートマシンであるかも知れない。処理装置もまた、たとえば、DSPおよびマイクロ処理装置の組み合わせ、複数のマイクロ処理装置、DSPコアと結合した1個あるいはそれ以上のマイクロ処理装置、あるいは任意の他のこのような配列等の、計算デバイスの組み合わせとして実現されるかも知れない。
【0063】
ここに開示された実施例と関連して述べられた方法のステップあるいはアルゴリズムは、直接にハードウエア内で、処理装置によって実行されるソフトウエアモジュール内で、あるいはこの二つの組み合わせ内で実現されるかも知れない。ソフトウエアモジュールはRAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROMメモリ、抵抗器、ハードディスク、取り外し可能なディスク、CD‐ROM、あるいは当業界において知られる記憶媒体の任意の他の形態の中に置かれるかも知れない。典型的な記憶媒体は、処理装置がその記憶媒体から情報を読み、(その記憶媒体に)情報を書き込むことが可能なように処理装置に結合される。あるいは、記憶媒体は処理装置に一体化されるかも知れない。処理装置および記憶媒体はASICの中に置かれるかも知れない。ASICは、移動ユニット、基地局トランシーバ、あるいは衛星トランスポンダの中に置かれるかも知れない。あるいは処理装置および記憶媒体は、ユーザ端末の中に個別コンポーネントとして置かれるかも知れない。
【0064】
開示された実施例に関する以上の記述は、当業界において熟練したいかなる人にも、本発明を作成しあるいは使用することを可能とするために与えられる。これらの実施例に関する種々の変更が、当業界において熟練した人々にとっては容易に明白であろうし、そしてここに定義された一般的原理は、本発明の精神あるいは範囲から逸脱することなしに他の実施例に適用することが可能である。従って、本発明は、ここに示された実施例に限定されることを意図したものではなく、しかし、ここに開示された原理および新規の特徴と一致した最も広い範囲に一致されるべきものである。
【0065】
従って、分数間隔等化器において遅延オフセットを決定するための方法および装置が記述されている。
【図面の簡単な説明】
【0066】
【図1】図1は、分数間隔等化器に対する遅延オフセットを与えるために、最強レイクフィンガに関する到着時刻を使用している通信受信機に関するブロック線図である。
【図2】図2は、どのように最強のピークが時刻とともに変化するかを示す、チャネルのインパルス応答に関する経時的なスナップショットである。
【図3】図3は、分数間隔等化器に対する遅延オフセットとして、レイクフィンガの重み付けされた平均到着時刻を使用する通信受信機に関するブロック線図である。
【図4】図4は、どのように重み付けされた平均到着時刻が時刻とともに変化するかを示す、チャネルのインパルス応答に関する経時的なスナップショットである。
【図5】図5は、順方向リンク内におけるHDRスロット構造である。
【図6】図6は、濾波器係数更新手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0067】
100…ベースバンド受信機、 102…サンプルバッファ入力、 104…サンプルバッファ出力、 105…レイクフィンガ入力、 106…最強フィンガ時刻トラッキングモジュール出力、 107…レイクフィンガ入力、 108…分数間隔等化器出力、 110…サンプルバッファ、 120…レイク処理装置、 122…レイクフィンガ、 124…レイクフィンガ、 130…信号エネルギー、 132…信号エネルギー、 140…最強フィンガ時刻トラッキングモジュール、 150…分数間隔等化器、 200.210…プロット、 200…プロット、 202…ピーク、 204…ピーク、 210…プロット、 212…一方ピーク、 214…ピーク、 220…瞬間プロット、 222…ピーク、 224…ピーク、 300…ベースバンド受信機、 302…サンプルバッファ入力、 304…サンプルバッファ出力、 305…レイクフィンガ入力、 306…平均時刻トラッキングモジュール出力、 307…レイクフィンガ入力、 308…分数間隔等化器出力、 310…サンプルバッファ、 320…レイク処理装置、 322…レイクフィンガ、 322…信号エネルギー、 324…レイクフィンガ、 330…信号エネルギー、 340…平均時刻トラッキングモジュール、 350…分数間隔等化器、 400.410…プロット、 400…プロット、 402…ピーク、 404…ピーク、 406…平均到着時刻、 410…プロット、 412…ピーク、 414…ピーク、 416…平均到着時刻、 420…プロット、 422…ピーク、 424…ピーク、 426…平均到着時刻、 501…HDRフレーム、 503…HDRスロット、 505…HDRスロット、 506…HDRハーフスロット、 507…HDRハーフスロット、 513…パイロットバースト、 533…パイロットバースト、

Claims (27)

  1. 分数間隔等化器に関する現在の遅延オフセットを決定するための方法であって、方法は、
    第1および第2のレイク受信機フィンガからの到着時刻を決定し、
    前記到着時刻および、前記分数間隔等化器に関する前の遅延オフセット間の差を決定し、
    前記差が1個のタップ間隔よりもより大きいかあるいは等しい場合は、前記分数間隔等化器に関する前記現在の遅延オフセットを1個の増分遅延オフセットだけ修正する
    ステップを含む方法。
  2. ここで、前記到着時刻は統計的に導出される、請求項1記載の方法。
  3. ここで、前記統計的に導出された到着時刻は、重み付けされた平均到着時刻である、請求項2記載の方法。
  4. さらに、
    前記第1のレイク受信機フィンガからの第1の到着時刻、および第1の信号エネルギーを収集し、
    前記第2のレイク受信機フィンガからの第2の到着時刻、および第2の信号エネルギーを収集し、そして
    第1の重み付けされた到着時刻を決定するために、前記第1の到着時刻を前記第1の信号エネルギーによって重み付けし、
    第2の重み付けされた到着時刻を決定するために、前記第2の到着時刻を前記第2の信号エネルギーによって重み付けし、
    前記重み付けされた平均到着時刻を決定するために、前記第1の到着時刻および前記第2の到着時刻を利用する
    ステップをさらに含む、請求項3記載の方法。
  5. ここで、前記統計的に導出された到着時刻は、到着時刻の中央値である、請求項2記載の方法。
  6. ここで、前記統計的に導出された到着時刻は、単純な平均到着時刻である、請求項2記載の方法。
  7. さらに、前記第1の信号エネルギーを正規化するために前記第1および第2の信号エネルギーの合計エネルギーを利用するステップを含む、請求項4記載の方法。
  8. ここで、前記第1のレイク受信機フィンガはサンプルバッファからデータを受信する、請求項1記載の方法。
  9. ここで、前記第2のレイク受信機フィンガはサンプルバッファからデータを受信する、請求項1記載の方法。
  10. ここで、前記増分遅延オフセットは、前記差の絶対値よりもより小さい最大の整数を選定することによって決定される、請求項1記載の方法。
  11. さらに、前記タップ間隔の倍数だけ複数の濾波器係数をシフトするステップを含む、請求項1記載の方法。
  12. ここで、前記修正ステップは前記差の絶対値が1よりもより大きい場合に生じる、請求項1記載の方法。
  13. ここで、前記修正ステップはパイロットバーストの期間中に生じる、請求項1記載の方法。
  14. ここで、前記分数間隔等化器は、有限インパルス応答濾波器である、請求項1記載の方法。
  15. ここで、前記分数間隔等化器への入力は前記現在の遅延オフセットだけ遅延される、請求項1記載の方法。
  16. 無線通信システムにおける受信機であって、前記受信機は、
    第1および第2のレイク受信機フィンガに結合されたサンプルバッファと、そして
    前記第1および前記第2のレイク受信機フィンガおよび前記サンプルバッファに結合された重み付けされた平均時刻トラッキングモジュールと、そしてここで、前記重み付けされた平均時刻トラッキングモジュールは前記受信機内の、前記分数間隔等化器に関する現在の遅延オフセットを、重み付けされた平均到着時刻にセットするように形成されている、
    を含む受信機。
  17. ここで、前記重み付けされた平均時刻トラッキングモジュールはさらに、前記第1のレイク受信機フィンガから第1の到着時刻および第1の信号エネルギーを収集し、そして前記第2のレイク受信機フィンガから第2の到着時刻および第2の信号エネルギーを収集するように形成されている、請求項16記載の受信機。
  18. ここで、前記重み付けされた平均時刻トラッキングモジュールはさらに、第1の重み付けされた到着時刻を決定するために、前記第1の到着時刻を前記第1の信号エネルギーによって重み付けし、そして第2の重み付けされた到着時刻を決定するために、前記第2の到着時刻を前記第2の信号エネルギーによって重み付けするように形成されている、請求項17記載の受信機。
  19. ここで、前記重み付けされた平均時刻トラッキングモジュールはさらに、前記第1の、および前記第2の重み付けされた到着時刻から前記重み付けされた平均到着時刻を決定するよう形成されている、請求項18記載の受信機。
  20. ここで、前記重み付けされた平均時刻トラッキングモジュールは、前記第1の信号エネルギーを正規化するために前記第1および第2の信号エネルギーの合計エネルギーを決定する、請求項17記載の受信機。
  21. ここで、前記重み付けされた平均時刻トラッキングモジュールは、前記第2の信号エネルギーを正規化するために前記第1および第2の信号エネルギーの合計エネルギーを決定する、請求項17記載の受信機。
  22. ここで、前記重み付けされた平均時刻トラッキングモジュールは、前記重み付けされた平均到着時刻が前の遅延オフセットと1個のタップ間隔よりもより大きいかあるいは等しい値だけ異なる場合は、1個の増分遅延オフセットだけ前記現在の遅延オフセットを増加する、請求項16記載の受信機。
  23. ここで、前記重み付けされた平均時刻トラッキングモジュールは、前記重み付けされた平均到着時刻が前の遅延オフセットと負の1個のタップ間隔よりもより小さいかあるいは等しい値だけ異なる場合は、1個の増分遅延オフセットだけ前記現在の遅延オフセットを減少する、請求項16記載の受信機。
  24. ここで、前記分数間隔等化器に関する複数の濾波器係数はパイロットバーストの期間中にシフトされる、請求項16記載の受信機。
  25. ここで、前記分数間隔等化器は有限長のインパルス応答濾波器である、請求項16記載の受信機。
  26. 分数間隔等化器に関する現在の遅延オフセットを決定するためのディジタル信号処理装置であって、前記処理装置は、
    記憶装置と、
    前記記憶装置に結合され、そして
    第1および第2のレイク受信機フィンガから統計的に導出された到着時刻を決定し、
    前記統計的に導出された到着時刻および前記分数間隔等化器に関する前の遅延オフセット間の差を決定し、そして
    前記差が1個のタップ間隔よりもより大きいかあるいは等しい場合は、1個の増分遅延オフセットだけ前記分数間隔等化器に関する前記現在の遅延オフセットを修正することによって、
    ディジタル信号を解釈するために用いられるディジタル信号処理装置とを含む、
    処理装置。
  27. 無線通信システムにおける受信機であって、前記受信機は、
    第1および第2のレイク受信機手段と結合されたバッファリング手段と、
    前記第1および前記第2のレイク受信機手段および前記バッファ手段と結合された、重み付けされた平均時刻トラッキング手段と、ここで前記重み付けされた平均時刻トラッキング手段は前記受信機内の分数間隔等化器手段に関する現在の遅延オフセットを重み付けされた平均到着時刻にセットするように形成されている、
    を含む受信機。
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