JP2004537726A - 密閉バイアル安定性の改良された血液対照製品 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、血液判定用の電子的および光学的手段を用いた装置のための、赤血球成分に対して特に有用な血液組成物に使用する新規な懸濁媒質、ならびにこの懸濁媒質の使用方法に関する。
【背景技術】
【0002】
血液対照製品は、新鮮血の試験試料が注目の判定値に関して構成する値を、対比基準に基づき、正確に示さなければならないことは明らかである。さらに、赤血球などの血液成分はゆっくり溶血し、供血者から採血して数時間以内にサイズおよび形状が変化をきたす可能性があるので、この対照製品が新鮮血をシミュレートすることがいかに重要であるかも明らかである。同様に白赤球は退化性の変化を受ける。
【0003】
懸濁用媒質調合物は、それらの中に懸濁させた細胞および/または粒子の属性を安定化させるように、また起こり得る汚染性微生物の成長を抑えるのに十分な抗菌特性を有するように設計される。測定が望まれる赤血球および白赤球の特定のパラメータにより、血液対照製品にとって好適な懸濁媒質のいくつかの必要な特徴が必然的に決まる。赤血球の体積を知ることが望ましい。いったんこの測定値が把握され、赤血球が数えられると、詰め込まれている細胞の体積または赤血球容積率を計算することができる。したがってこの対照製品の懸濁媒質は、その試料中の赤血球の体積を均衡させ、安定化させることができることになり、その結果その平均粒子体積(MCV)および赤血球分布幅(RDW)を測定することができる。
【0004】
懸濁媒質中に含有されている化合物に対する赤血球成分、白赤球成分、および血小板成分などの血液対照製品の成分の感度のせいで、分析されるべき血球成分の特性を、特に様々な貯蔵時間にわたって退化させないまたは望ましくない方向に変えることのない化合物の組合せを発見することが困難であった。血球成分または或る機能特性の安定性を維持するために化合物がしばしば加えられることが多いが、それがこの血球または他の血球判定値の1または複数の物理的パラメータに悪影響を及ぼすことがある。
【0005】
従来技術による血液対照製品の懸濁媒質の欠点の一つは、赤血球成分と一緒に用いた場合、その対照製品の密閉バイアル貯蔵寿命が短いことである。対照製品の貯蔵寿命が過ぎた後では、その対照製品は測定が望まれる血球の1または複数の特定のパラメータをシミュレートしない。
【0006】
歴史的に個々の懸濁媒質調合物の有効性は、明確な傾向を変えるかまたは示すことが知られている細胞および/または粒子のそれら固有の属性について観察される安定化の量(変化の量)によって測定されてきた。「全血」の血液対照の調合に用いられる哺乳類の赤血球(RBC)は、時間が経つにつれてそれらのMCVおよびRDWの変化を示すことはよく知られている。多重パラメータ自動式血液測定機器の較正、操作、および品質保証データの蓄積を適切に助けるには、血液対照製品中の赤血球成分は十分な期間にわたって或る限られた範囲内に或るMCVを維持することが重要である。一般には製造仕様は、6フェムトリットル未満、好ましくは4フェムトリットル未満のずれ、すなわち製品の有効寿命の間の最高MCV値から最低MCV値までの変化を規定する。6フェムトリットルを超える変化は、血液対照製品に必要な実用性を提供しない。付随してRDWは、血液対照製品に必要な実用性を与えるためには十分な期間にわたって不変のままであるべきである。
【0007】
一つの一般的なアプローチが、「全血」対照に利用されるRBCによって示される多少の安定性を与えるために、すなわちMCVの変化の量を低減するために用いられてきた。この一般的なアプローチは、Huntの米国特許第3,873,467号(1975)、およびWong他の米国特許第4,777,139号(1988)と第4,698,312号(1987)に示され、彼等は懸濁RBCの形状およびサイズを安定化するために少量の様々な水性アルデヒドを用いた。しかしながらWong他の米国特許第4,777,139号(1988)に記載されたこれら安定化RBC製剤の欠点の一つは、示されるMCVの変化が最少になるまでに必要とされる安定化期間が、この処理製剤の初期レベルまたはサイズに左右されることである。平衡させるにはレベルI、II、およびIIIに対してそれぞれ約35日、25日、および10日を要した。しかしながらいったんその見積もられたMCVの変化を止めると、それらは90日間以上の間不変のまま(1 MCV単位の許容誤差内)であった。しかしながらこれらの一様でない平衡時間は、製造の状況設定においてこれらの教示を実行するのに事業遂行上の困難さを増す。
【0008】
従来技術による媒質の別の欠点は、長期間密閉バイアル中に貯蔵されていた赤血球および固定したヒトの白赤球または白赤球類似体と一緒に用いた場合、その対照製品は新鮮血の試験試料が注目の判定値に関して構成する値を対比基準に基づき正確に示さないことである。
【0009】
従来技術の懸濁媒質があるにもかかわらず、新鮮血の試験試料がMCVおよびRDWの判定値に関して構成する値を、血液対照製品の貯蔵密閉バイアルが対比基準に基づく分析の際に示すような血液対照製品に用いる新しい懸濁媒質に対する必要性はまだ存在する。貯蔵寿命が増すことにより、製造の後方支援に関連する問題ならびに使用することができる時間が短い製品が得られることへの顧客の不満を回避する。
【発明の開示】
【0010】
本発明は、等張懸濁媒質に溶かした溶解性赤血球成分およびキサンチン化合物の密閉バイアルを備えた血液対照製品に関する。そのキサンチン化合物は血液対照製品の長期貯蔵寿命を可能にするのに十分な量であり、またその溶解性赤血球成分は自動化された血液測定機器で測定可能であるように十分な量で存在する。この血液対照製品は、ヒトの全血のMCVに実質上一致する報告されているMCVを有する。この血液対照製品は約200〜400ミリオスモルの容量オスモル濃度を有する。好ましくはこのキサンチン化合物は約0.1〜1.0w/v%の量が存在する。より好ましくはこのキサンチン化合物はカフェインを含む。
【0011】
この血液対照製品はさらに、殺真菌および殺菌活性を与えるのに十分な量の相溶性の保存剤組成物を含有することができる。これに加えてこの血液対照製品は、約5.8〜6.8の範囲のpHを与えるために1または複数種のpH調整剤を含有することができる。
【0012】
別の実施形態においてこの血液対照製品は、さらに白赤球成分を含有する。好ましくはこの白赤球成分は、少なくとも3つの亜群の白赤球をシミュレートする。
【0013】
さらに別の実施形態においてこの血液対照製品は、少なくとも4つの亜群の白血球をシミュレートする白赤球成分を含有する。
【0014】
本発明はまた下記のステップ、すなわち
a)等張懸濁媒質に溶かした溶解性赤血球成分およびキサンチン化合物を含む血液対照製品を準備するステップであって、このキサンチン化合物が血液対照製品の長期貯蔵寿命を可能にするのに十分な量で存在し、かつこの溶解性赤血球成分が自動化された血液測定機器で測定可能であるように十分な量で存在し、かつこの血液対照製品がヒトの全血のMCVに実質上一致する報告されているMCVを有し、またこの血液対照製品がその製品中に存在する成分の型それぞれについて既知の基準値を有する、ステップと、
b)自動化された血液測定機器を用いて血液対照製品中の成分の型それぞれについて基準値を求めるステップと、
c)上記ステップb)で得られた成分の型それぞれに対する基準値を上記ステップa)で得られた成分の型それぞれに対する既知の基準値と比較するステップ、
とを含む血液測定機器の操作の精度および再現性を判定するために上記血液対照製品を使用する方法に関する。
【0015】
好ましい実施形態においてこの方法は、基準値として血球の平均細胞体積の値を用いる。これに加えて、またはその代わりにこの方法は基準値としてその血球の赤血球分布幅の値を用いることもできる。
好ましい実施形態の詳細な説明
本発明は、改良型の等張懸濁媒質を提供する。この懸濁媒質は、血球および血球成分の分析、列挙、および区別をもたらす電子的および光学的測定法によって分析される血液対照製品に特に適している。この懸濁媒質は、長期間にわたって血液対照製品の貯蔵寿命を保つのに特に有用である。長期貯蔵寿命は、寿命の短い製品では以前に利用できなかった製品の流通経路を血液対照製品の製造業者に提供する。これに加えて長期貯蔵寿命は、エンドユーザーが既存の貯蔵品を使い果たすかまたは短い貯蔵寿命のせいで期限が切れた後になってようやく新しい血液対照製品を購入するのではなく、次の使用のために多量の血液対照製品を購入することを可能にすることによりエンドユーザーに便宜を与える。
【0016】
第一の実施形態においてこの懸濁媒質は、赤血球測定値の判定に用いられる血液対照製品中に含有された成分のための懸濁用媒質として有用である。この血液対照製品の測定値には、細胞のサイズ、形状、含有量、および体積を含めることができる。測定は、光散乱、低周波電流、高周波電流、蛍光、およびそれらの組合せを用いて行うことができる。第二の実施形態においてこの懸濁媒質は、さらに白赤球を3つの亜群に区別するために用いられる血液対照製品中に含有される追加の成分用の懸濁用媒質として有用である。第三の実施形態においてこの懸濁媒質は、さらに白赤球を少なくとも4つの亜群に区別するために用いられる血液対照製品中に含有される追加の成分用の懸濁用媒質として有用である。この懸濁媒質は、長期貯蔵寿命用の血液基準対照の赤血球成分のMCVおよびRDWを保つのに特に有用である。
【0017】
この懸濁媒質は、特性をその意図する用途に合わすべきである。第一にその懸濁媒質中の組成物はこの血液対照製品の貯蔵寿命の間、血液対照製品中の成分を劣化させてはならない。血液対照製品のこの貯蔵寿命は、製品の製造時から製品を顧客が使用する時までを考慮に入れる。好ましくはこの懸濁媒質は、血液対照製品に60日を超える、好ましくは75日を超える、最も好ましくは90日を超える貯蔵寿命を持たせる。本発明の調合物における組成物の組合せは、この必要条件を満たすことが分かった。
【0018】
この懸濁媒質はキサンチン化合物の水溶液を含む第一の組成物を含有し、このキサンチン化合物は赤血球を含有する血液対照製品の長期貯蔵寿命を可能にするのに十分な量で赤血球の代謝変更因子として働く。キサンチン化合物の例には、カフェインおよびペントキシフィリン(Sigma Chemical Company, St. Louis, Mo.により販売されているC13H18N4O3)。この第一の組成物は、長期間にわたって安定な赤血球MCVを有する赤血球を含有する血液対照製品を得るのに有効な量が用いられる。この第一の組成物の好ましい量は、約0.1〜1.0w/v%、より好ましくは約0.2〜0.7w/v%である。1.0w/v%を超えるキサンチン化合物は追加の貯蔵寿命安定性を与えず、またより高濃度では血液対照製品の開けたバイアルの安定性を下げる傾向を有することが分かった。
【0019】
この懸濁媒質はまた、pHを約5.8〜6.8、好ましくは約6.0〜6.5の範囲に調整するために1または複数種の適切なpH調整剤を含有する。上記pH範囲よりも高いまたは低いpHレベルではその赤血球成分のMCVは、その対照製品のMCV測定値がこの測定のための計器の適正な機能の指標として最適には使用できないように質が低下することが分かっている。必要とするpHを与えるのに好適なpH調整用組成物の例には、酸類、一般にはクエン酸、塩酸、または硫酸や、アルカリ金属の水酸化物などの塩基類や、当業者に知られているような他の物質がある。血液試料の分析を妨げないならば他の酸類に置き換えることもできる。許容できるpH調整剤の例には、クエン酸三ナトリウムおよびリン酸ナトリウムがある。許容できるアルカリ金属の水酸化物の例には、水酸化ナトリウムおよび水酸化カリウムがある。
【0020】
この懸濁媒質はまた、溶解から赤血球を守るのに有効な範囲の重量オスモル濃度を与える1または複数種の適切な重量オスモル濃度調整剤を含有する。アルカリ金属の塩化物およびアルカリ金属の硫化物を用いて血液対照製品中の血液成分に悪影響を及ぼさないような適切な重量オスモル濃度を与えることができる。一般には懸濁媒質は等浸透圧のはずである。より具体的には重量オスモル濃度は約200〜400ミリオスモル(mOsm)、好ましくは250〜350mOsm、最も好ましくは280〜330mOsmのはずである。重量オスモル濃度の制御は付随して赤血球のMCVに影響する。好適な重量オスモル濃度および張性の調整剤には、塩化ナトリウム、塩化カリウム、ラクトース、デキストラン、および当業者に知られているような他の化合物がある。
【0021】
イオンバランスは、細胞膜を横切って水の流出をもたらす幾つかの要因の一つである。懸濁媒質中に存在する主なイオンがそれぞれ約0.001〜0.100モルの量で存在するべきである。主なイオンには、カリウム、ナトリウム、塩化物、リン酸塩、および硫酸塩がある。これらのイオンはその調整剤および重量オスモル濃度調整剤から得ることができる。この時点ではこれらのイオンの機能が長期貯蔵安定性に貢献するかどうかは未知である。この血液対照製品の懸濁媒質は、殺真菌および殺菌活性を与える任意選択の相溶性の保存剤組成物、ならびにデキストラン、塩化アンモニウムや、ジヒドロキシアセトン、フタル酸ジオクチル、アデノシン一リン酸、およびイノシンなどの任意選択の補足組成物を含むことができる。
【0022】
保存剤組成物は、懸濁媒質の物理的性質または機能に悪影響を及ぼす恐れのある真菌または細菌が成長しないようにする。好ましくはこの懸濁媒質は、2-ピリジンチオール-1-酸化ナトリウム(オマジンナトリウム)またはフッ化ナトリウムを含有しない。ナトリウムオマジンは、製品の機能に悪影響を及ぼす恐れのある光および酸化剤に対して不安定であることが分かった。フッ化ナトリウムの使用は、それがガラス製キュベットと反応することが分かっているので好適な保存剤ではない。
【0023】
好適な保存剤組成物には、ペニシリン属Gのナトリウム塩、硫酸ジヒドロストレプトマイシン、5-フルオロウラシル、イミダゾール、硫酸カナマイシン、硫酸ゲンタマイシン、および硫酸ネオマイシンがある。しかしながら硫酸ネオマイシンは赤血球のMCVに影響する可能性がある。保存剤組成物の量は、血液対照製品の分析に悪影響を及ぼすべきではない。保存剤成分の量は当業技術者による日常的な実験によって決めることができ、一般には懸濁媒質の0.5重量%未満である。
【0024】
本発明による懸濁媒質組成物を下記の表1に例示する。
【0025】
【表1】
【0026】
懸濁媒質は、1または複数種の血球(すなわち全血中に見出されるような成分をシミュレートするように対処または処理された細胞)、またはそれらの類似体(正しくは血球成分と呼ばれる)を含む成分と共に用いられ、それら血球または類似体は血液対照製品を形成するために懸濁用媒質中への最終的な懸濁に先立って他の処理により固定、安定化、または準備されてもよくまたされなくてもよい。この血液対照製品は、多重パラメータの自動式血液測定機器で用いることができる。測定機器により測定する場合、この血液対照組成物はその多重パラメータの自動式血液測定機器の較正、操作、および品質保証データの蓄積の助けとなるはずである。
【0027】
本明細書中で用いる用語「血液対照組成物」は、組み合わせられるかまたは単独で用いられる場合、測定機器が試験する全血の関連特性を十分にシミュレートする1または複数種の血球成分(すなわち血液構成要素およびそれらの類似体)を意味するものと理解されたい。この血液対照組成物は、カウント数、MCV、およびRDWなどの赤血球パラメータを提供する安定化した赤血球を含む。これに加えてこの血液対照組成物は、白赤球の少なくとも3つ、好ましくは5つの亜群をシミュレートする白赤球成分を加えることも意図する。この血液対照組成物はさらに、網状赤血球、血小板、および有核赤血球などの全血中の対応する成分に似るように他の血液成分を加えることも意図する。
【0028】
様々な実施形態においてこれらの血球成分は、ヒト、動物、またはほかの全血のサイズ、形状、または他の測定可能な特性を示すはずの供給源から得ることができる。非限定的な例としての米国特許第3,873,467号、第4,198,206号、第4,219,440号、第4,264,470号、第4,299,726号、第4,358,394号、第4,436,821号、第4,390,632号、第4,704,364第4,777,139号、第5,008,021号、第5,262,327号、第5,270,208号、第5,320,964号、第5,380,664号、第5,432,089号、第5,460,797号、第5,512,485号、第5,672,474号、第5,677,145号、第5,731,205号、第5,811,099号、第5,981,282号、第6,200,500号、および第6,221,668号はそれぞれ参考により本明細書に援用され、これらのそれぞれは3種類の血球成分の例を包含する。
【0029】
第一の実施形態においてこの懸濁媒質は、赤血球測定値の判定に用いる血液対照組成物中に含有される赤血球成分の懸濁用媒質として有用である。好ましくはこの赤血球成分はヒト起源の赤血球を含む。これに加えて任意の適切な動物由来の類似の血球も採用することができると考えられる。しかしながら赤血球をアルデヒド固定液で固定または安定化する場合、その赤血球は代謝的に活性が著しく低下するので、長期間の貯蔵安定性を与えるこの懸濁媒質の有利な効果は最少限になると現在考えられている。
【0030】
下記の実施例は、本発明の懸濁媒質の使用方法を例示する。すべての製品試料は、COULTER COUNTER(登録商標)STKS(商標)血液分析計(Beckman Coulter, Inc., Miami, Florida製)で試験した。
【実施例1】
【0031】
赤血球成分を含む血液対照製品:
この実施例では全血中の赤血球の特性をシミュレートするために用いる対照の成分を生体適合性材料から調製する。より具体的にはこの材料は細胞性の生物材料であり、好ましくはこの材料はヒトの赤血球である。提供された細胞を、これには限定されないが遠心分離、濾過などを含めて任意の適切な分離技術により液状媒質または供給される上澄みから分離する。これらの細胞を一連の1または複数(例えば3ステップ)の連続した洗浄ステップで洗浄し、それにより過剰の上澄みを除去する。細胞は好ましくはリン酸塩緩衝液中で洗浄される。洗浄後、赤血球の体積当たり所望濃度でこれらの細胞を表1の懸濁媒質中に懸濁させる。これらの細胞のMCVおよびRDWは、赤血球濃度に関係なく懸濁媒質と混ぜて約25日後に安定する。より具体的には懸濁媒質中での細胞の懸濁の平衡時間は、それら細胞が安定なMCVおよびRDWを得ることを可能にする。平衡に達するまでの時間のあいだMCVおよびRDWはそれぞれ血液対照製品として用いることが可能になる安定した変化率に達するまで急速に変化する。
【0032】
キサンチン化合物は濃度5g/Lのカフェインからなる。赤血球の様々な濃度が、正常および異常レベルの血液対照製品を形成する。例えば正常な血液対照製品の場合、赤血球の濃度は正常レベルの赤血球を含有することを表す1マイクロリットル(μL)当たりの赤血球が約4,000,000個であり、一方異常な血液対照製品の場合、赤血球の濃度は低レベルの赤血球を含有することを表す約1,800,000 RBC/μLであり、また別の異常な血液対照製品の場合、RBCの濃度は高レベルの赤血球を含有することを表す約5,400,000 RBC/μLである。
【0033】
高レベルRBCの血液対照製品のMCVの分析により、この製品のMCVが200日を超える期間にわたって3フェムトリットル(ftL)未満の変化のMCV値を有することが定められる。本発明の懸濁媒質は、血液対照製品の血球体積が長期間の貯蔵に影響されにくくする。
【実施例2】
【0034】
赤血球成分および白赤球成分を含む血液対照製品:
第二の実施形態においてこの懸濁媒質は、赤血球パラメータを判定し、また白赤球成分を3つの亜群に区別するために用いる血液対照製品中に含有される成分用の懸濁用媒質として有用である。本発明の懸濁媒質の有用性の比較を、カフェインを含有する表1の懸濁媒質およびカフェインなしの表1の懸濁媒質を用いて行った。
【0035】
赤血球成分は実施例1で準備した方法に従って調製した。この白赤球成分は、単核細胞類似体の調製においてシチメンチョウの血球をガチョウの血球に置換し、また顆粒白赤球類似体の調製においてサメの血球をアリゲーターの血球に置換したCarver他の米国特許第4,704,364号の開示に従って調製した。
【0036】
4種類の製品をこの赤血球成分および白赤球成分から作製した。製品1は、低レベルの赤血球、多量の白赤球成分、およびカフェインなしの懸濁媒質を含有する。製品2は、製品1と同様の低レベルの赤血球、製品1と同様の量の白赤球成分、およびカフェインを含む懸濁媒質を含有する。製品3は、高レベルの赤血球、製品1よりも多量の白赤球成分、およびカフェインなしの懸濁媒質を含有する。製品4は、製品3と同様の高レベルの赤血球、製品3と同様の量の白赤球成分、およびカフェインを含む懸濁媒質を含有する。
【0037】
濃度約2w/v%のウシ血清アルブミン(BSA)を製品1、2、3、および4に加える。BSAはタンパク質源として働き、得られるヒストグラム中の白赤球成分の位置を改善させる。
【0038】
生産からの合計経過日数(TED)を通したMCVの変化の比較は、製品2が製品1よりもすぐれたMCV安定性を有することを示す。これを表2に示す。表示された日に2回の試料分析を行った。より具体的にはキサンチン化合物、すなわちカフェインを含有する製品2のMCVは、キサンチン化合物を含有しない製品1のMCVが223経過日の後に約4ftLを超えて逸れるのに比べて、223経過日の後に2ftL未満の逸れであることが分かった。これもまた添付の図1にグラフで示す。
【0039】
【表2】
【0040】
キサンチン化合物の効果をさらに例示するために製品3および4を比較した。製品4は、製品2と同様のカフェインの量を含有する。製品3はカフェインを含有しない。生産からの合計経過日数(TED)を通したMCVの変化の比較は、製品4が製品3よりもすぐれたMCV安定性を有することを示す。これを表3に示す。より具体的にはキサンチン化合物すなわちカフェインを含有する製品4のMCVは、キサンチン化合物を含有しない製品1のMCVが223日の期間を通して約6ftL逸れるのに比べて、223日の期間を通して約2ftLの逸れであることが分かった。これもまた添付の図2にグラフで示す。
【0041】
【表3】
【0042】
さらにこの懸濁媒質の有用性を判断するために製品3および製品4のRDWを比較した。生産からの合計経過日数(TED)を通したRDWの変化の比較は、製品4が製品3よりもすぐれたRDW均質性を有することを示す。これを表4に示す。表示された日に2回の試料分析を行った。より具体的にはキサンチン化合物すなわちカフェインを含有する製品4のRDWは、キサンチン化合物を含有しない製品3のRDWが223経過日の間の全範囲の値を通して約20%逸れるのに比べて、223経過日の間の全範囲の値を通して10%未満の逸れであることが分かった。これもまた添付の図5にグラフで示す。
【0043】
【表4】
【実施例3】
【0044】
赤血球成分および白赤球成分を含む血液対照製品:
第三の実施形態においてこの懸濁媒質は、赤血球パラメータを判定し、また白赤球成分を4つの亜群に区別するために用いる血液対照製品中に含有される成分用の懸濁用媒質として有用である。本発明の懸濁媒質の有用性の比較を、カフェインを含有する表1の懸濁媒質およびカフェインなしの表1の懸濁媒質を用いて行った。
【0045】
赤血球成分は実施例1で準備した方法に従って調製した。白赤球成分も実施例1で準備した方法に従って調製した。この白赤球成分はYoung他の米国特許第5,529,933号の開示に従って調製した。
【0046】
4種類の製品をこの赤血球成分および白赤球成分から作製した。製品5は、低レベルの赤血球、多量の白赤球成分、およびカフェインなしの懸濁媒質を含有する。製品6は、製品5と同様の低レベルの赤血球、製品5と同様の量の白赤球成分、およびカフェインを含む懸濁媒質を含有する。製品7は、高レベルの赤血球、製品5よりも多量の白赤球成分、およびカフェインなしの懸濁媒質を含有する。製品8は、製品7と同様の高レベルの赤血球、製品7と同様の量の白赤球成分、およびカフェインを含む懸濁媒質を含有する。
【0047】
赤血球成分および白赤球成分を4つ以上の白赤球の亜群の判定用の懸濁媒質に加え、混ぜ合わせて溶解試薬を使用する測定機器用の単一の多重分析基準血球対照製品を提供する場合、この懸濁媒質は結合コレステロールの水溶液を含有することが好ましい。結合コレステロールは、得られる散布図中の白赤球成分の位置を改善させる。最も好ましい結合コレステロールの好適な例は、Miles, Inc.に譲渡された米国特許第4,290,774号中に記載されており、胚乳と結合した高密度リポタンパク質のModucyte(商標)である。懸濁媒質中のコレステロールの最終濃度は、その血液対照製品中の細胞数に応じて100〜1000mg/L、好ましくは200〜700mg/Lの範囲である。別の好適な市販のリポタンパク質は、SUPERTRATE(Bayer社から入手できる)である。これは本質的に高密度リポタンパク質(すなわちHDL)からなり、血液対照製品中で約200〜1200mg/L、より好ましくは約300〜800mg/Lで用いられる。リポタンパク質の酸化によって生成する過酸化物を低減するためにさらにα-トコフェロールなどの抗酸化剤をリポタンパク質源に加えることもできる。この実施例では得られるヒストグラム中の白赤球の位置を改善させるために製品5、6、7、および8に濃度約2w/v%のModucyteを用いる。
【0048】
生産からの合計経過日数(TED)を通したMCVの変化の比較は、製品6が製品5よりもすぐれたMCV安定性を有することを示す。これを表5に示す。より具体的にはキサンチン化合物すなわちカフェインを含有する製品6のMCVは、キサンチン化合物を含有しない製品5のMCVが223日後に8ftLを超えて逸れるのに比べて、223日後の逸れが約4ftL未満であることが分かった。これもまた添付の図3にグラフで示す。
【0049】
【表5】
【0050】
キサンチン化合物の効果をさらに例示するために製品7および製品8を比較した。製品8は製品6と同様の量のカフェインを含有する。生産からの合計経過日数(TED)を通したMCVの変化の比較は、製品8が製品7よりもすぐれたMCV安定性を有することを示す。これを表6に示す。より具体的にはキサンチン化合物すなわちカフェインを含有する製品8のMCVは、キサンチン化合物すなわちカフェインを含有しない製品5のMCVが223日後に約11ftLを超えて逸れるのに比べて、223日後の逸れが約5ftL未満であることが分かった。これもまた添付の図4にグラフで示す。
【0051】
【表6】
【0052】
さらにこの懸濁媒質の有用性を判断するために製品7および製品8のRDWを比較した。生産からの合計経過日数(TED)を通したRDW の変化の比較は、製品8が製品7よりもすぐれたRDW均質性を有することを示す。これを表7に示す。表示された日に2回の試料分析を行った。より具体的にはキサンチン化合物すなわちカフェインを含有する製品8のRDWは、キサンチン化合物を含有しない製品7のRDWが223経過日の間の全範囲の値を通して約10%を超えて逸れるのに比べて、223経過日の間の全範囲の値を通して5%未満の逸れであることが分かった。これもまた添付の図6にグラフで示す。
【0053】
【表7】
【実施例4】
【0054】
市販の製品と比較した本発明の懸濁媒質を含む血液対照製品:
赤血球成分および白赤球成分を含有する血液対照製品に使用したカフェインを含有する表1の懸濁媒質を用いることにより、同量の赤血球成分および同量の白赤球成分を含有するカフェインなしの懸濁媒質を用いて営利的に製造された血液対照製品と比べた本発明の懸濁媒質の有用性の比較を行った。製品9は、実施例2でさきに述べた製品2と同様のものであった。製品10は、懸濁媒質をCrews他の米国特許第4,358,394号(1982)に従って調製したことを除いて実施例2で先に述べた製品1と同様のものであった。製品11は、実施例3でさきに述べた製品6と同様のものであった。製品12は、懸濁媒質をYoung 他の米国特許第5,529,933号(1996)に従って調製したことを除いて実施例3でさきに述べた製品5と同様のものであった。
【0055】
製品9におけるMCVの変化の量は、製品10のMCVの変化の量よりも著しく少ない。これに加えて製品11におけるMCVの変化の量は、製品12のMCVの変化の量よりも著しく少ないことが分かった。さらに製品9および製品11に対する平衡時間は一定であり、MCVレベルにもRBC濃度にも左右されず、したがって製造の後方支援を容易にする。
【0056】
本明細書において本発明の詳細な説明は例示の目的で示した。しかしながら本発明の精神から逸脱することなく様々な変更を行うことができ、またこのような変更も添付の特許請求の範囲の範囲内に入ることを意図していることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】低レベルの赤血球と、3つの個体群の白赤球をシミュレートする白赤球成分と、キサンチン化合物とを含有する製品2の生産(TED)からの合計経過日数を通してのMCVの変化を、同じ成分を含有するがキサンチン化合物を含有しない製品1と比較して示すグラフである。
【図2】高レベルの赤血球と、3つの個体群の白赤球をシミュレートする白赤球成分と、キサンチン化合物とを含有する製品4のTEDを通してのMCVの変化を、同じ成分を含有するがキサンチン化合物を含有しない製品3と比較して示すグラフである。
【図3】低レベルの赤血球と、4つの亜群の白赤球をシミュレートする白赤球成分と、キサンチン化合物とを含有する製品6のTEDを通してのMCVの変化を、同じ成分を含有するがキサンチン化合物を含有しない製品5と比較して示すグラフである。
【図4】高レベルの赤血球と、4つの亜群の白赤球をシミュレートする高レベルの白赤球成分と、およびキサンチン化合物とを含有する製品8のTEDを通してのMCVの変化を、同じ成分を含有するがキサンチン化合物を含有しない製品7と比較して示すグラフである。
【図5】製品4のTEDを通してのRDWの変化を、製品3と比較して示すグラフである。
【図6】製品8のTEDを通してのRDWの変化を、製品7と比較して示すグラフである。
Claims (20)
- 等張懸濁媒質に溶かした溶解性赤血球成分およびキサンチン化合物の密閉バイアルを含む血液対照製品であって、前記キサンチン化合物が血液対照製品の長期貯蔵寿命を実現するのに十分な量であり、前記溶解性赤血球成分が自動化された血液測定機器で測定可能であるように十分な量で存在し、また前記血液対照製品がヒトの全血のMCV(平均粒子体積)に実質上一致する報告されているMCVを有する、血液対照製品。
- 前記血液対照製品が約200〜400ミリオスモルの重量オスモル濃度を有する、請求項1に記載の血液対照製品。
- さらに殺真菌および殺菌活性を与えるのに十分な量の相溶性の保存剤組成物を含む、請求項2に記載の血液対照製品。
- 前記キサンチン化合物が体積当たり重量で約0.1〜1.0%である、請求項2に記載の血液対照製品。
- 前記キサンチン化合物がカフェインを含む、請求項1に記載の血液対照製品。
- さらに、約5.8〜6.8の範囲のpHを与えるために1または複数種のpH調整剤を含む、請求項5に記載の血液対照製品。
- さらに白赤球成分を含む、請求項1に記載の血液対照製品。
- 前記白赤球成分が白赤球の少なくとも3つの亜群をシミュレートする、請求項7に記載の血液対照製品。
- 前記白赤球成分が白赤球の5つの亜群をシミュレートする、請求項8に記載の血液対照製品。
- カリウム、ナトリウム、塩化物、リン酸、および硫酸イオンをそれぞれ約0.001〜0.1モルの量で含有する、請求項3に記載の血液対照製品。
- a)等張懸濁媒質中の溶解性赤血球成分およびキサンチン化合物を含む血液対照製品を準備するステップであって、前記キサンチン化合物が血液対照製品の長期貯蔵寿命を実現するのに十分な量であり、前記溶解性赤血球成分が自動化された血液測定機器で測定可能であるように十分な量で存在し、前記血液対照製品がヒトの全血のMCVに実質上一致する報告されているMCVを有し、また前記血液対照製品がその製品中に存在する各成分の型それぞれについて既知の基準値を有する、ステップと、
b)自動化された血液測定機器を用いて血液対照製品中の成分の型それぞれについてその基準値を求めるステップと、
c)上記ステップb)で得られた成分の型それぞれに対する前記基準値を、上記ステップa)で得られた成分の型それぞれに対する前記既知の基準値と比較するステップ
とを含む、血液測定機器の操作の精度および再現性を判定するために前記血液対照製品を使用する方法。 - 前記基準値が平均細胞体積の値を含む、請求項11に記載の方法。
- さらに前記基準値が赤血球分布幅の値を含む、請求項12に記載の方法。
- 前記血液対照製品が約200〜400ミリオスモルの重量オスモル濃度を有する、請求項11に記載の方法。
- 前記キサンチン化合物が体積当たり重量で約0.1〜1.0%である、請求項11に記載の方法。
- 前記キサンチン化合物がカフェインを含む、請求項15に記載の方法。
- さらに前記血液対照製品が約5.8〜6.8の範囲のpHを得るように1または複数種のpH調整剤を含む、請求項16に記載の方法。
- さらに前記血液対照製品が白赤球成分を含む、請求項15に記載の方法。
- 前記白赤球成分が白赤球成分の少なくとも3つの亜群をシミュレートする、請求項18に記載の方法。
- 前記白赤球成分が白赤球成分の5つの亜群をシミュレートする、請求項18に記載の方法。
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