JP2004536362A - ベンダ情報を編成するための方法およびシステム - Google Patents
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Abstract
Description
(発明の技術分野)
本発明は一般に金融情報処理に関し、より詳細には、ベンダ情報を編成するための方法およびシステムに関する。
【0002】
(発明の背景)
コンピュータが今日の社会においてより重要になってきたので、効率の向上およびコスト削減のために多数の組織がコンピュータ化された買掛金システムを、使用している。しかし、大組織では、既存の買掛金システムは、組織全体のベースにおける支出に関して最小限のビジネスインテリジェンスを提供している。したがって、大組織が、特定のベンダに、あるいは特定の商品およびサービスのクラスについて、どれだけの金銭を費やしているかを追跡することは困難である。組織が多国籍なものであり、異なる通貨が支払いに使用される可能性があり、かつ異なる買掛金ソフトウェアが使用される可能性があるとき、この問題が拡大される。大組織はしばしば購入する商品およびサービスのコストを削減しようと試みるが、しばしば、大規模なコスト削減プログラムにおいて有用となる可能性のある、組織によるグローバルな支出に関するビジネスインテリジェンスを欠いている。
【0003】
加えて、買掛金システムは、特定のベンダについてのある情報を提供することができるが、関連ベンダについての情報は最小限である。具体的には、既存の買掛金システムでは通常、項目の購入元のベンダを編成するための柔軟性のあるツールを欠いている。多数のベンダが互いに関係付けられるところでは、既存のシステムは、共にグループ化された多数のベンダについての支出を閲覧するための柔軟性をもたらさない。
【0004】
(発明の概要)
本発明の一態様は、ベンダ情報を編成するための方法であり、複数の買掛金項目を含むデータを受信することを含む。各買掛金項目は、関連付けられたベンダ名を有し、ベンダ名は、買掛金項目によって表された購入取引に関連付けられたビジネスを表す。買掛金項目に属するものが、第1のベンダ名に関連付けられる。この方法はさらに、第1のベンダ識別子および第2のベンダ識別子を、第1のベンダ名に関連付けられた買掛金項目に属するものに、コンピュータを使用して関連付けることを含む。
【0005】
本発明は重要な技術的利点を提供する。本発明の様々な実施形態は、これらの利点のいずれも有する可能性がなく、あるいは一部または全部を有する可能性がある。本発明により、買掛金項目を編成することができ、また、項目の購入者、項目の購入元のベンダ、項目に関連付けられたカテゴリおよびサブカテゴリのいずれかに応答して、項目の購入者をグループ化することによって、かつ項目のベンダをグループ化することによって、レポートを生成することができる。また本発明により、ベンダの所有者および子会社の間の、かつ項目の複数の購入者の間の関係を定義することもできる。
【0006】
以下の詳細な説明を添付の図面と共に考慮することから、本発明についてよりよく理解できよう。
【0007】
(図面の詳細な説明)
本発明の好ましい実施形態およびその利点は、図1〜6を参照することによって最も理解されるものであり、同様の数字は様々な図の同様かつ対応する部分について使用される。
【0008】
図1は、グローバル購入情報システム10の一実施例を例示するブロック図である。システム10は、複数の買掛金データ項目14を受信するように、かつデータ準備アプリケーション16と通信するように動作するグローバル購入情報リポジトリ(GPIR)12、複数の地域サーバ18、1つまたは複数の勘定サーバ19、GPIRアプリケーション20、および、通信リンク24にリンクされたインターフェイス22を含む。これらのコンポーネントのうちいくつかを省略することができ、あるいは他のコンポーネントを追加して、本発明の範囲から逸脱することなく以下に記載する機能を補足することができる。
【0009】
GPIR12は、データベース機能性を提供するように動作可能なハードウェアおよびソフトウェアのいずれかの適切な組み合わせを含む。GPIR12は、買掛金データ項目14を、データ準備アプリケーション16、サーバ18、GPIRアプリケーション20およびインターフェイス22によって使用するために格納する。一実施形態では、GPIR12は、サーバコンピュータ上で実行するOracleデータベースを含む。しかし、リレーショナル、オブジェクトまたは階層データベースなど、いずれかのタイプのデータベースを、本発明の範囲から逸脱することなく使用することができる。また、GPIR12を、本発明の範囲から逸脱することなく、分散システムとして実施することもできることに留意されたい。
【0010】
各買掛金データ項目14は、1つまたは複数の購入済項目を指示する買掛金情報、現地通貨における項目のコスト32、項目を購入した組織内のコストセンタ30、金額の支払先のベンダ名34、支払日(明示的に図示せず)、勘定35および項目説明36を含むことができる。多数の項目14を生成して、多数の異なるライン項目を有する購入注文からの個々のライン項目を表すことができる。項目14が商品、サービス、および、システム10のユーザに関連付けられたコストセンタ30によって購入される他の項目に関連付けられる。加えて、商品の汎用カテゴリを含めることができる(明示的に図示せず)。本発明の範囲から逸脱することなく、データの一部を除外するか、あるいは他のデータを含めることができる。
【0011】
システム10のユーザには、会社に関連付けられた支出を追跡するためにシステム10を使用する会社、この会社および1つまたは複数の子会社に関係付けられた支出を追跡するためにシステム10を使用する会社、産業コンソーシアムなど、協力し合う1つまたは複数の無関係の会社についての支出を追跡するためにシステム10を使用する会社、サードパーティからのサービスについて契約している1つまたは複数の取引先会社についての支出を追跡するサードパーティ、および、他のタイプの団体および組織が含まれる可能性がある。一般に、システム10のユーザは、1つまたは複数の会社、またはいずれかの理由のために会社の一部の支出を追跡するいずれかの組織、または組織のグループにすることができる。
【0012】
データ準備アプリケーション16は、GPIR12に格納された項目14を利用して、項目14を、GPIRアプリケーション20およびインターフェイス22によって使用するために編成かつフォーマットする。具体的には、GPIR12によって受信された項目14を、異なる勘定サーバ19によって異なるフォーマットで編成することができ、データ準備アプリケーション16は異なるフォーマットを、GPIRアプリケーション20およびインターフェイス22によって使用するために単一のフォーマットに、あるいは複数の標準フォーマットのうちの1つに再フォーマットする。別法として、GPIRアプリケーション20およびインターフェイス22を、異なるデータフォーマットを直接処理するように設計することができる。データ準備アプリケーション16はまた、地域サーバ18からの情報を単一のフォーマットまたは複数の標準フォーマットに再フォーマットするようにも動作可能である。
【0013】
地域サーバ18は、特定の地理的領域、会社の特定の課または子会社、会社の特定の施設、または、購入情報追跡のいずれかの他の論理的分割に関連付けられた、購入情報リポジトリを含む。一実施例では、地域購入情報リポジトリは、特定の地域についての買掛金項目14を格納する。たとえば、ある地域サーバ18を南米に、もう1つのものをヨーロッパに、第3のものをアジアに関連付けることができる。地域サーバ18は、1つまたは複数のサーバコンピュータを利用して購入情報リポジトリをサポートし、かつ買掛金項目14をGPIR12に通信する。
【0014】
勘定サーバ19がコストセンタ30に関連付けられ、これは関連付けられたコストセンタ30についての項目14を処理する。勘定サーバ19は、コストセンタ30についての項目14をGPIR12に通信する。異なる勘定サーバ19を、異なるクラスの商品またはサービスについて、異なる通貨を使用する勘定などについて使用することもできる。すなわち、異なる勘定サーバ19を使用して、買掛金タスクをいずれかの論理組織に分割することができる。
【0015】
GPIRアプリケーション20がGPIR12に関連付けられ、1つまたは複数のコンピュータによって実行される。GPIRアプリケーション20は、買掛金項目14に応答して1つまたは複数のレポートを生成し、買掛金項目14をソートし、かつGPIR12に関連付けられた他のオペレーションを実行するように動作可能である。GPIRアプリケーション20の一実施例を、図2〜4に関連してさらに詳細に記載する。GPIRアプリケーション20はさらに、ベンダ調整ツール(VAT)モジュール23を含むことができ、これを図5に関連してより詳細に記載する。
【0016】
Webインターフェイス22は、システム10のユーザによってWorld Wide Web(WWW)ネットワーク接続を介してGPIR12にアクセスするために使用するための、ユーザインターフェイスを含む。この実施形態では、インターフェイス22は、webブラウザ(図示せず)を使用した、GPIR12におけるデータのアクセスおよび検索をサポートする。GPIR12には、本発明の範囲から逸脱することのない、いかなる方法によってもアクセスすることができる。
【0017】
通信リンク24には、ローカルエリアネットワーク(LAN)、メトロポリタンエリアネットワーク(MAN)、広域ネットワーク(WAN)、インターネット、光リンク、衛星リンク、または、複数のコンピュータシステムの間のデータの通信をサポートするように動作可能な他の適切なデータ通信リンクまたはネットワークが含まれる可能性がある。
【0018】
コストセンタ30は、部門、グループ、プロジェクト、または、項目14を購入した他の課金エンティティ(billing entity)を指示するデータを含む。項目14は単一の項目または項目のグループを表すことができることに留意されたい。コスト32は、特定の通貨における項目14の価格の指示を含む。説明36は項目14の説明を含み、これは、「ペン」、「ボンド紙」、「コンピュータモニタ」、「事務用品」、または、問題の項目について適切な他のテキストの説明などである。項目14は購入済サービスも含むことができることにも留意されたい。勘定35は、項目14について支払われる特定の予算または購入勘定を指示する。
【0019】
オペレーションでは、勘定サーバ19および地域サーバ18はそれぞれ1つまたは複数の買掛金項目14を生成する。次いで、買掛金項目14がGPIR12へリアルタイムで、ランダムな間隔で、あるいは所定の間隔で送信される。一実施形態では、買掛金項目14がGPIR12へ、各営業日の最後に通信されるが、通信が所定の間隔で起こるとき、項目14をGPIR12に通信するための他の時間を設定することもできる。多国籍企業が関わるところでは、GPIR12への通信が多数の異なる時間で起こる可能性がある。データ準備アプリケーション16は、GPIR12によって受信された項目14を再フォーマットする。具体的には、様々なサーバ18および19は項目14についての異なるフォーマットを使用する可能性があるが、GPIR12は買掛金項目14を格納するための単一のフォーマットまたはフォーマットのグループを使用する。データ準備アプリケーション16は買掛金項目14を、サーバ18および19によって使用されるフォーマットから、GPIR12によって使用されるフォーマットに変換する。上述のように、このような変換はオプショナルであり、サーバ18および19は項目14を、認識されたフォーマットにおいて通信することができ、あるいは、GPIR12を、多数の異なるフォーマットを認識するように設計することができる。
【0020】
GPIRアプリケーション20は、カテゴリ、ベンダ識別子およびレポート構造識別子を、各買掛金項目14に関連付け、これをより詳細に図2に関連して記載する。GPIRアプリケーション20はまた、支出レポート、ベンダレポートおよび他のものなど、様々なレポートを買掛金項目14に応答して生成することもでき、これを様々な基準によってソートすることができる。
【0021】
図1Aは、システム10と共に使用することができる汎用コンピュータ37の一実施形態を例示する。具体的には、コンピュータ37は、サーバ18および19のいずれかについて、またGPIR12、データ準備アプリケーション16およびインターフェイス22をサポートするために使用することができる。汎用コンピュータ37は、周知のMS−DOS、PC−DOS、OS/2、UNIX、MAC−OS、メインフレーム、ミニコンピュータおよびWindowsオペレーティングシステムまたは他のオペレーティングシステムのいずれかを実行するように適合させることができる。汎用コンピュータ37は、プロセッサ38、ランダムアクセスメモリ(RAM)39、読み取り専用メモリ(ROM)40、マウス41、キーボード42、および、ディスクドライブ43、プリンタ44、ディスプレイ45および通信リンク46などの入力/出力デバイスを含む。本発明は、RAM39、ROM40またはディスクドライブ43に格納することができ、かつプロセッサ38によって実行することができるプログラムを含む。通信リンク46はリンク24に接続され、これに、電話回線、アンテナ、ゲートウェイまたは他のいずれかのタイプの通信リンクを介して接続することができる。ディスクドライブ43には様々なタイプの記憶媒体が含まれる可能性があり、これはたとえば、フロッピーディスクドライブ、ハードディスクドライブ、CD−ROMドライブ、光ドライブまたは磁気テープドライブなどである。一実施形態は、複数のディスクドライブ43を使用することができるが、単一のディスクドライブ43を、本発明の範囲から逸脱することなく、使用することができる。図1Aは、本発明と共に使用することができるコンピュータ37の一実施例を提供するだけである。本発明を、汎用コンピュータ以外のコンピュータ上で、ならびに、従来のオペレーティングシステムなしの汎用コンピュータ上で使用することができる。
【0022】
図2は、GPIR12の一実施例の実施形態のブロック図である。GPIR12は、データベースサーバ52によってサポートされたデータベース50を含むことができる。データベース50は、買掛金項目14、および関連付けられたコストセンタ30、ベンダ名34、コスト32、全社通貨(global company currency)49および説明36を格納する。データベース50はまた、カテゴリ54および1つまたは複数の関連付けられたサブカテゴリ55、ベンダ識別子58、および、項目14に関連付けられたレポート構造識別子56も格納する。レポート構造グループ60およびベンダグループ62についての情報も、データベース50に格納することができる。レポート構造グループ60は、複数のレポート構造識別子56の複数のグループを関連付け、ベンダグループ62は、複数のベンダ識別子58の複数のグループを関連付ける。データベースサーバ52は、データベース50をGPIR12でサポートするように動作可能ないずれかの適切なハードウェアおよびソフトウェアを含む。この実施形態はいずれかのタイプのデータベースを使用して情報を格納するが、単層ファイルなど、他のタイプの格納を使用することができる。上述のように、本発明の範囲を逸脱することなく、より多くの、あるいはより少ないデータの項目を含めることができる。
【0023】
全社通貨49は、所定の通貨におけるコスト32の表現を含む。通貨49は、コスト32に応答して、標準の通貨為替レート変換方法を使用して生成される。一実施形態では、全社通貨49はU.S.ドルを含むが、いかなる通貨も使用することができる。
【0024】
カテゴリ54は、項目14に関連付けられたカテゴリの指示を含む。カテゴリ54は、GPIR12のユーザによって所望されたいずれかの適切なカテゴリを指定することができる。カテゴリ54を、説明36に応答して項目14について決定することができる。カテゴリ54は、たとえば、コンピュータサービス、コンピュータ装置および事務用品を指示することができる。したがって、カテゴリ54を、項目14のより汎用の説明または複数の項目14の集まりにすることができる。カテゴリ54は、1つまたは複数の関連付けられたサブカテゴリを有することができる。
【0025】
サブカテゴリ55は、項目14に関連付けられたより詳細なカテゴリ情報を含む。サブカテゴリ55がカテゴリ54に関連付けられる。項目14についてのサブカテゴリ55を、勘定35に応答して、あるいは、人による入力または説明36など、他のいずれかの基準に基づいて決定することができる。1つまたは複数の勘定35を、複数のサブカテゴリ55に関連付けることができる。たとえば、カテゴリ54は「法務サービス」を指定することができるが、1つの関連付けられたサブカテゴリ55は「法務サービス−特許」を指定することができ、別のサブカテゴリは「法務サービス−法人」を指定することができる。別の実施例では、ある勘定35は「レターヘッドレーザプリンタ用紙」を指示することができ、別の勘定35は「レターヘッドコピー用紙」を指示することができ、これを「事務用品−レターヘッド用紙」を指示するサブカテゴリ55に関連付けることができる。一般に、カテゴリ54およびサブカテゴリ55のいずれかの編成を、システム10のユーザによって使用することができる。
【0026】
レポート構造識別子56は、項目14に関連付けられたコストセンタ30に基づいた、項目14に関連付けられた整数、英数字または他のいずれかのタイプの識別子を含む。単一のレポート構造識別子56を、多数のコストセンタ30に関連付けることができる。また、単一のコストセンタ30は、多数の関連付けられた識別子30を有することができる。一実施形態では、特定のコストセンタ30は、その特定のコストセンタ30に一意に関連付けられた1つの識別子56を有することができるが、コストセンタ30に関連付けられた他の識別子は地域、組織、部門および他のセットの、特定のコストセンタ30が関係付けられる相手のコストセンタ30を指示する。たとえば、特定のコストセンタ30を「会社Aテキサス」にすることができ、これは、コストセンタ30を「会社Aテキサス」として識別する、一意の関連付けられた識別子56を有することができる。特定のコストセンタ30はまた、「会社Aテキサス」が「会社A南西部」、「会社A米国」および「会社A世界」の子会社であることを指示する、異なる関連付けられた識別子56も有することができる。「会社Aテキサス」に関連付けられた組織図は、「会社Aテキサス」が「会社A南西部」の子会社であり、「会社A南西部」が「会社A米国」の子会社であり、「会社A米国」が「会社A世界」の子会社であることを示すことができる。したがって、5つの異なる識別子56を、例示的「会社Aテキサス」コストセンタ30に関連付けることができ、ある識別子56はコストセンタ自体を指示し、他の識別子は他の、「企業Aテキサス」が属する先のさらに全体的なビジネスユニットを指示する。他のビジネスユニットは、所有者/子会社関係に制限されず、これは、会社内の部門および課など、いずれかのビジネス関係を含むことができる。多数の識別子56は、システム10のユーザのビジネスニーズに応答して、コストセンタ30を多数の方法でグループ化するための機能を提供する。一般に、1つまたは複数の識別子56を、システム10のユーザによって使用されたいずれかの組織的または他の構造を指示する特定のコストセンタ30に関連付けることができる。いかなる数の識別子56も、単一の項目14に関連付けることができる。
【0027】
レポート構造グループ60は、1つまたは複数のレポート構造識別子56をグループ化するためのデータまたはデータ構造を含む。グループ60は、コストセンタ、または、識別子56によって指示されたもの以外のレポート構造識別子56の間の関連付けを指示することができる。たとえば、多数の無関係のコストセンタ30を、それらの関連付けられた識別子56によって「技術購買グループ」にグループ化することができる。詳細が重要ではないとき、グループ60を使用してコストセンタ30をグループ化することができる。たとえば、あるビジネスが10個のコストセンタ30を異なるタイプの法務業務について有するが、すべての法務業務において消費された総額のみを見ることを望む場合、法務コストセンタ30を法務グループ60にグループ化することができる。購買グループ60はまた、それらの購買力を有用にプールして、商品およびサービスについてよりよい価格を得ることもできる。本発明は、データをレポート構造グループ60全体について集計できるようにすることによって、グループ購入を容易にする。グループ60をシステム10のユーザによって使用して、システム10のユーザのビジネス情報ニーズに応答して、識別子56のグループを編成かつ関係付けることができる。
【0028】
ベンダ名34は、項目14に関連付けられたベンダの名前の英数字指示を含む。ベンダ識別子58は、ベンダ名34を識別するための整数、英数字の値または他のいずれかのタイプの識別子を含む。ベンダ識別子58を、多数のベンダ名34に関連付けることができる。また、多数のベンダ識別子58を、単一のベンダ名34に関連付けることができる。一実施形態では、特定のベンダ名34は、その特定のベンダ名34に一意に関連付けられた1つの識別子58を有することができるが、ベンダ名34に関連付けられた他の識別子は、特定のベンダ名34が関連付けられるか、あるいは所有される相手である地域、組織、部門、子会社、所有権、合弁事業、パートナーシップ(partnership)、および他のセットのベンダ名34を指示する。たとえば、特定のベンダ名34を「会社Bテキサス」にすることができ、これはベンダ名34を「会社Bテキサス」として識別する、一意の関連付けられた識別子58を有することができる。特定のベンダ名34はまた、複数の関連付けられた識別子58も有することができ、これは「会社Bテキサス」が「会社B南西部」によって所有され、「会社B南西部」が「会社B米国」によって所有され、「会社B米国」が「会社B世界」によって所有されることを指示する。「会社Bテキサス」に関連付けられた組織図は、「会社Bテキサス」が「会社B南西部」の子会社であり、「会社B南西部」が「会社B米国」の子会社であり、「会社B米国」が「会社B世界」の子会社であることを示すことができる。したがって、5つの異なる識別子58が例示的「会社Bテキサス」ベンダ名34に関連付けられ、ある識別子58はベンダ名34自体を指示し、他の識別子は他の、「企業Bテキサス」が属する先の他のビジネスユニットを指示する。多数の識別子58は、システム10のユーザのビジネスニーズに応答して、ベンダ名34を多数の方法でグループ化するための機能を提供する。一般に、1つまたは複数の識別子58を、システム10のユーザが取引する相手であるベンダに関連付けられたいずれかの組織的または他の構造を指示する特定のベンダ名34に関連付けることができる。本発明のこの特徴は、関連ベンダのグループから購入された合計の商品およびサービスの検査を容易にする。コストセンタ30、システム10のユーザ、購入者またはレポート構造グループ60は、このような情報を使用して、よりよい価格設定またはサービスを考慮に入れることができる。いかなる数の識別子58も、単一の項目14に関連付けることができる。
【0029】
ベンダグループ62は、多数のベンダ識別子58をグループ化するための整数、英数字または他のいずれかのタイプの識別子を含む。ベンダグループ62は、有意なビジネス関係を有していないがある他の方法で関係付けられる複数のベンダ識別子58を編成することができる。たとえば、ベンダグループ62は、同じ産業、地理的位置において、あるいは他の基準に基づいて、ベンダのベンダ識別子58を関連付けることができる。ベンダに関する詳細が重要ではないとき、グループ62を使用してベンダをグループ化することもできる。たとえば、あるビジネスが、異なるタイプの法務業務を提供する10個のベンダを有するが、すべての法務業務において消費された総額のみを見ることを望む場合、法務サービスを提供するベンダを法務サービスグループ62にグループ化することができる。本発明のこの特徴は、産業、商品またはサービスのタイプ、または他の基準に基づいて、ベンダから購入された合計の商品およびサービスの検査を容易にする。コストセンタ30、システム10のユーザ、購入者は、このような情報を使用して、よりよい価格設定を考慮に入れることができる。
【0030】
オペレーションでは、GPIRアプリケーション20は基準70を使用して、項目14を1つまたは複数のカテゴリ54、サブカテゴリ55、レポート構造識別子56およびベンダ識別子58に関連付ける方法を決定する。GPIRアプリケーション20はまた基準70を使用して、ベンダ名34とベンダ識別子58の間、ベンダ識別子58とベンダグループ62の間、コストセンタ30とレポート構造識別子56の間、および、レポート構造識別子56とレポート構造グループ60の間の関連付けも決定する。基準70は、いずれかのソースからの、名前34、識別子58、コストセンタ30、識別子56および58、およびグループ60および62の間の関係を生成するために使用された情報を含む。たとえば、基準70をシステム10のユーザによって、ユーザに関連付けられたビジネス情報を表すために生成することができる。
【0031】
カテゴリ54、サブカテゴリ55および項目14を、説明36における項目14についての情報を使用して関連付けることができる。たとえば、カテゴリ54は、事務用品、コンサルティングサービスおよびコンピュータ機器を含むことができるが、サブカテゴリ55は、「事務用品−ペン」、「コンサルティングサービス−法務」および「コンピュータ機器−モニタ」を含むことができる。基準70は、ハードドライブについての買掛金項目である項目14をコンピュータ機器カテゴリ54および「コンピュータ機器−ハードドライブ」サブカテゴリ55に関連付けることができ、紙用クリップおよびペンが事務用品カテゴリ54およびそれぞれのサブカテゴリ55である「事務用品−ペン」および「事務用品−紙クリップ」に関連付けられる。一般に、説明36によって提供された項目14についての情報を使用して、基準70はいずれかの数のカテゴリ54、サブカテゴリ55、および、カテゴリ54とサブカテゴリ55の間の関連付け、および項目14を指定することができる。システム10のユーザは、このような基準を確立することができる。
【0032】
レポート構造識別子56および1つまたは複数のコストセンタ30を、コストセンタ30を編成するために関連付けることができる。具体的には、システム10を使用する企業の特定の部門および他の部分は、異なるラインに沿って編成される多数のコストセンタ30を含むことができる。たとえば、単一の企業は、このとき買収側企業によって2つのコストセンタ30のみとして見なされる2つの他の企業を買収している可能性があり、被買収側企業はそれら自体を多数のコストセンタとして見なす。論理的にコストセンタ30を編成するために、レポート構造識別子56を多数のコストセンタ30に関連付けることができ、多数の識別子56を単一のコストセンタ30に関連付けることができる。
【0033】
レポート構造グループ60を使用して、1つまたは複数のレポート構造識別子56を編成することができる。特定のレポート構造識別子56を多数のレポート構造グループ60に関連付けることができる。たとえば、特定の地域におけるコストセンタ30に関連付けられたすべてのレポート構造識別子56を、1つのレポート構造グループ60にグループ化することができる。別の実施例では、法務部門など、特定のタイプのコストセンタに関連付けられたレポート構造識別子56を、法務サービスに関連付けられたレポート構造グループ60に関連付けることができる。
【0034】
ベンダ識別子58を1つまたは複数のベンダ名34に関連付けることができ、1つまたは複数のベンダ識別子58を単一のベンダ名34に関連付けることができる。具体的には、ベンダ識別子58は、多数のベンダ名34を単一の論理エンティティに論理的に編成して、互いに関係付けられるか、あるいは関連付けられる多数のベンダ名34をより好都合に処理することに備える。また、多数の識別子58を単一のベンダ名34に関連付けて、このベンダ名34と他のベンダ名34の間の階層関係を識別することもできる。たとえば、第1のベンダ名は、関連付けられた第1のベンダ識別子を有し、第2のベンダ名は、異なる関連付けられた第2のベンダ識別子を有する。また、第1のベンダは第2のベンダの子会社である。第1のベンダ名は、第1のベンダ名に関連付けられた第1および第2のベンダ識別子を有して、第1のベンダ名が第2のベンダ名の子会社であることを指示することができる。第2のベンダ名は、それに関連付けられた第2のベンダのみを有することができ、これは、第2のベンダが第1のベンダの子会社ではないからである。別の実施例では、単一のベンダは、異なるベンダ名34を有する多数の子会社を含むことができるが、システム10に関連付けられたユーザは、単一のベンダ識別子58を、単一の実際のビジネスに関連付けられたすべてのベンダ名34に関連付けることができる。
【0035】
ベンダ識別子58のより好都合な編成を提供するために、ベンダグループ62を1つまたは複数のベンダ識別子58に関連付けることができる。特定のベンダ識別子58を多数のベンダグループ62に関連付けることができる。たとえば、ベンダグループ62はベンダ識別子58を、産業、コストセンタおよび他の適切な基準によって編成することができる。ベンダ名の詳細が重要ではないとき、ベンダグループ62を使用してベンダ名をグループ化することもできる。
【0036】
システム10は、ビジネスについての支出に関するビジネス情報を生成するための機能を提供する。ビジネス情報を使用して、支出の削減、浪費の識別およびベンダとの交渉においてビジネスを支援することができる。
【0037】
システム10は、1つまたは複数のビジネスに関連付けられた複数の地域およびコストセンタについての買掛金項目14の収集および編成をサポートする。ビジネスはシステム10を使用して、支出を指示するレポート74を生成することができ、このレポートを、ビジネスのビジネスニーズに応じて様々な情報によって編成することができる。
【0038】
たとえば、レポート構造識別子56によって編成されるレポート74を生成することができる。この実施例では、第1のレポート構造識別子が「購入者Aテキサス」に関連付けられ、第2のレポート構造識別子が「購入者A南西部」に関連付けられ、第1および第2のレポート構造識別子のそれぞれが異なる。第1のレポート構造識別子によって編成される第1のレポートが生成され、第2のレポート構造識別子によって編成される第2のレポートが生成される。これらのレポートを使用して、システム10のユーザは、コストセンタ「購入者A南西部」が多額を消費していることを決定することができ、「購入者A南西部」をコスト削減努力のための目標にする。次いで、他のレポート74を、コスト削減努力のために目標にされている第2のレポート構造識別子に関連付けられたベンダ識別子58について生成することができる。可能なコスト節約手段を決定するために、他のレポート74を、「購入者A南西部」に関連付けられたベンダ、ならびに、それらの購入力をプールすることができる「購入者A南西部」に関係付けられた会社に基づいて、生成することができる。
【0039】
上の実施例を続けると、それぞれ第1および第2のベンダ識別子を、「テキサスサービス」および「テキサス用品」に関連付けることができ、第3および第4のベンダ識別子を、「南西部産業」に関連付けることができ、これは「テキサス用品」および「テキサスサービス」を所有する。「テキサスサービス」および「テキサス用品」はまた第3のベンダ識別子にも関連付けられ、これは、「テキサス用品」および「テキサスサービス」が「南西部産業」の子会社であるからである。第4のベンダ識別子は「南西部産業」を一意に識別することができる。「購入者A南西部」について生成されたレポート74は、「購入者A南西部」が「南西部産業」、「テキサス用品」および「テキサスサービス」を含む多数のベンダから購入するが、これらの支出のうち特に著しく無類であるものがないことを示すことができる。しかし、レポート74は、「南西部産業」およびその子会社の合計の支出がかなりのものであることを示すことができる。次いで、システム10のユーザはレポート74を使用して、「南西部産業」との割引を交渉することによって「南西部産業」およびその関連会社からの購入が統合されるためにかなりの節約を実現できることを決定することができる。
【0040】
上の実施例の使用を続けると、「購入者Aテキサス」の支出を除く「購入者A南西部」による合計の支出のレポート74を、システム10のユーザについて生成することができる。一実施形態では、「購入者A南西部」を指示する第2のレポート構造識別子を有するすべての項目14を最初に発見すること、およびそれらをセットに入れることによって、レポートを生成することができる。しかし、「購入者Aテキサス」に関連付けられた項目14はまた、それらに関連付けられた第2のレポート構造識別子も有するので、次いでアプリケーション20はこのセットにおいて、それらに関連付けられた第1のレポート構造識別子を有する項目14を除去する。次いで、このセットは、それらに関連付けられた第2のレポート構造識別子のみを有する項目14を含む。
【0041】
一実施形態では、レポート構造識別子56を、複数のコストセンタ30の間の各関係に関連付けることができる。この実施形態では、かつ上の実施例を使用して、第3のレポート構造識別子が、「購入者A南西部」と「購入者Aテキサス」の間の関係に関連付けられる。次いで、「購入者Aテキサス」に関連付けられた項目14は、購入側コストセンタ30を一意に識別するためにそれらに関連付けられた第1のレポート構造識別子56を有し、また、項目14に関連付けられた「購入者A南西部」に関連付けられたレポート構造識別子56を有するのではなく、「購入者Aテキサス」、および、「購入者A南西部」などの関連コストセンタの間の各関係に関連付けられたレポート構造識別子56を有する。同様に、ベンダ識別子58は、複数のベンダの間の各関係に関連付けられる。
【0042】
一般に、レポート74は、いずれかの指定されたデータ範囲上での購入側のコストセンタ30、識別子56、グループ60、カテゴリ54、サブカテゴリ55のいずれかの組み合わせについてのデータを統合することができる。この機能を使用して、たとえば、単一の施設を構成する5個のコストセンタ全体の支出を指示するレポート74を、その施設についての価格割引を交渉するために生成することができる。たとえば、レポート構造識別子が施設をグループ化するように編成され、施設のグループ60が施設の各地域について作成される場合、地域に基づいて支出を示すレポート74を生成することができる。カテゴリ54およびサブカテゴリ55を使用して、特定の製品ライン全体の支出を閲覧することができる。たとえば、レポート74を、すべての項目14についての「事務用品−レターヘッドレーザプリンタ用紙」などのサブカテゴリについて、特定のグループ60に関連付けられたコストセンタ30または識別子58を使用する地域コストセンタによって購入されたそのサブカテゴリにおいて、生成することができる。この柔軟性により、システム10のユーザは、項目14の多数の異なる組み合わせを包含する多数の詳細のレベルでレポートを生成することができる。
【0043】
レポート74はまた、いずれかの指定されたデータ範囲上でのベンダ側のコストセンタ30、識別子58、グループ62、カテゴリ54、サブカテゴリ55のいずれかの組み合わせについてのデータも統合することができる。この機能を使用して、たとえば、「事務用品」のカテゴリ54を、特定の会社のテキサス地域についてのレポート構造グループ60を構成する10個のコストセンタ30に供給する、5個のベンダ全体の支出を指示するレポート74を生成することができる。カテゴリ54およびサブカテゴリ55を使用して、様々なビジネスレベルでの多数のベンダ全体の支出を閲覧することができる。たとえば、すべてのコストセンタ30についてのすべてのベンダを示す、「コンピュータ機器−キーボード」のサブカテゴリ55についての支出を指示する、レポート74を生成することができる。このレポートは、コストセンタ30が個別に小額をキーボードに消費するが、会社は全体としてかなりの金額をキーボードに消費する可能性のあることを示すことができる。このレポートはまた、キーボードに消費された金額が、総計6個のベンダに広がっていることを示すこともできる。システム10のユーザはこの情報を使用して、特定のコストセンタ30および/または全体としての会社について、1つまたは複数のキーボードベンダからの価格割引を交渉することができる。
【0044】
加えて、先に記載したレポート74のいずれかを、全社通貨49、または項目14に本来関連付けられた地域通貨において提示することができる。これにより、異なる国々にいるがなお同じ会社の一部であるシステム10のユーザが柔軟性を得られる。多数の通貨を処理する機能により、システム10のユーザが地域通貨を使用して地域のベンダと、全社通貨49を使用してグローバルなベンダと交渉することができる。加えて、いずれかの上のデータのいずれかの組み合わせを、レポート74と共に使用することができる。さらに、レポート74を、いずれかの上のデータによってソートすることができ、多数の回数ソートすることができ、たとえば、最初にカテゴリ54によってソートし、次いで、ベンダ識別子58によってカテゴリ54内でソートすることができる。
【0045】
別の実施例では、ベンダグループ62によってソートされたレポート74を生成することによって、ビジネスは、年間合計200万ドルが3個のベンダからのコンピュータコンサルティングサービスにおいて消費されていることを決定することができる。次いで、ビジネスはこの情報を使用して、200万ドルのサービスのすべてを150万ドルで提供するように、3個のベンダのうち1個からの割引を交渉することができる。ビジネスはレポート74を使用して、ビジネスの購買力にてこ入れし、かつベンダとの割引および他の取り決めを交渉することができる。
【0046】
図3は、システム10の使用の一実施例を例示する流れ図である。この方法はステップ200で開始し、買掛金項目14がGPIR12に、サーバ18および19から伝送される。次いで、ステップ202で、項目14がGPIR12で格納される。ステップ204に進行して、コスト32に関連付けられた通貨を、所定の全社通貨49に変換することができる。これらの通貨が通貨49に変換され、これは、項目14の処理を簡素化するため、かつ、異なる通貨で購入された複数の項目14の間のコスト32の直接の比較を可能にするためである。いくつかの実施形態では、項目14がすでに共通通貨を使用するところで、このステップを省略することができる。一般に、元の通貨および通貨49が項目14と共に格納され、レポートを2つの通貨のいずれかにおいて生成できるようにされる。
【0047】
たとえば、多国籍企業の地域の子会社は、項目14を現地通貨において生成することができ、かつレポートを現地通貨で生成することができる。しかし、多国籍企業の本部は異なる通貨49を全社通貨として使用することができる。システム10が現地通貨および通貨49をサポートするので、本部および地域の子会社は共に項目14をそれらの好ましい通貨において取り扱うことができる。異なる通貨を有する多数の地域または国特有の子会社を有する多国籍企業では、本部がシステム10を使用して、すべての支出を全社通貨49において再検討することができ、子会社はそれらの現地通貨を継続して使用する。
【0048】
ステップ206で、項目14がカテゴリ54およびサブカテゴリ55に関連付けられる。具体的には、基準70が使用されて、複数の項目14、1つまたは複数のカテゴリ54、および1つまたは複数のサブカテゴリ55のうちの一部の間の関係が、項目14に関連付けられた詳細36に基づいて決定される。たとえば、詳細36が、項目14がコンピュータモニタであることを指示した場合、項目14を情報技術カテゴリ、「情報技術−モニタ」サブカテゴリ、事務用品カテゴリ、および「事務用品−コンピュータ機器」サブカテゴリに関連付けることができる。一般に、基準70は、項目14と、カテゴリ54およびサブカテゴリ55とのいずれかの関連付けを、説明36に基づいて指示することができる。カテゴリ54およびサブカテゴリ55を、システム10のユーザによって手動で割り当てることもできる。
【0049】
次いでステップ208で、項目14がベンダ識別子58に関連付けられる。項目14がベンダ識別子58に、基準70に基づいて関連付けられる。具体的には、項目14に関連付けられたベンダ名34を使用して、どのベンダ識別子58を項目14に関連付けるかを決定することができる。ベンダ識別子58を項目14に関連付けることにより、項目14に関連付けられたベンダの決定における容易さが増す。一実施形態では、ダンアンドブラッドストリートレポートを使用して、ベンダ名34とベンダ識別子58の間の階層および所有権関係を決定し、ベンダ名34の親および/または子会社ベンダに関連付けられたベンダ識別子58が、項目14に関連付けられるようにすることができる。たとえば、ある大規模なベンダは多数の子会社を使用して、異なるタイプの項目およびサービスを提供することができ、これは「会社Aコンサルティング」および「会社A用品」などである。1つのベンダ識別子を使用して、2つの会社名である「会社Aコンサルティング」および「会社A用品」が実際にはただ1つのベンダであることを指示することができる。また、多数のベンダ識別子58を使用して、「会社Aコンサルティング」が「会社A産業」の子会社であることを、「会社A産業」に関連付けられたベンダ識別子58を項目14にも関連付けることによって、指示することができる。
【0050】
次いでステップ210で、項目14がレポート構造識別子56に関連付けられる。基準70およびコストセンタ情報30に基づいて、項目14がレポート構造識別子56に関連付けられる。具体的には、会計または他の目的のために、項目14の購入者を、レポート構造識別子56によって指示することができる。1つのレポート構造識別子56を、基準70に基づいて多数のコストセンタ30に関連付けることができる。多数のレポート構造識別子56をまた項目14と関連付けて、他のコストセンタ30およびビジネス上の分割への、項目14に関連付けられたコストセンタ30の関係を指示することもできる。
【0051】
ステップ212に進行して、ベンダ識別子58がベンダグループ62に関連付けられる。たとえば、事務用品およびコンピュータコンサルティングサービスの両方を販売する会社Aを指示するベンダ識別子58を、2つのベンダグループ62に関連付けることができ、一方がコンサルティング会社についてのベンダグループ62、および他方が事務用品会社についてのベンダグループ62である。次に、ステップ214で、レポート構造識別子56をレポート構造グループ60に関連付けることができる。次いで、グループ60および62を使用して、たとえば、グループ60および62についての合計支出を決定することができる。
【0052】
ステップ218で、1つまたは複数のレポート74を生成することができる。レポート74が、システム10のユーザからのリクエストに応答して生成される。具体的には、レポート74はデータベース50における情報に基づき、1つまたは複数の項目14(または多数の項目14を統合するデータ)、および関連付けられたベンダ名34、ベンダ識別子58、コストセンタ30、コスト32、説明36、カテゴリ54、サブカテゴリ55およびレポート構造識別子56のいずれかの組み合わせを含むことができる。レポート74を、レポート74に含まれた要素のうちいずれかによってソートすることができる。
【0053】
レポート74を、ベンダと交渉するために使用することができる。たとえば、レポート74がベンダ識別子58によってソートされ、これが多数の購入が単一のベンダから行われることを示す場合、レポートを使用して、ベンダからの値引きを交渉することができる。このような交渉は、購買グループ、組織または組織のサブセットによって行うことができる。加えて、ベンダ識別子58がベンダグループ62における複数の関連ベンダに関連付けられる場合、レポート74は、比較的に少額が個々のベンダで消費されているが、グループとして、これらのベンダが多額の項目およびサービスを提供することを明らかにすることができる。レポート74によって提供された追加の知識により、ユーザはかなりの価格割引を、グループとしてのベンダから獲得することができる可能性がある。一般に、レポート74をソートすること、カテゴリ54およびサブカテゴリ55を決定すること、識別子56および58を割り当てること、および、グループ60および62を決定することを、ベンダに関する項目14に関連付けられた支出の知識をシステム10のユーザに提供するためのいずれかの方法で行うことができる。
【0054】
レポート74を、支出を解析するために使用することもできる。たとえば、レポート74をカテゴリによりソートすることによって、特定のカテゴリにおける1つまたは複数のコストセンタ30についての合計支出を決定することができる。別の実施例では、多数のコストセンタ30を有するシステム10のユーザはレポート74を使用して、コストセンタ30によって購入中の重複したサービスを決定することができる。さらにもう1つの実施例では、他の比較可能なコストセンタ30よりも多くを消費中であるコストセンタ30を監視して、なぜより高い支出が生じているのかを決定することができる。一般に、レポート74をソートすること、カテゴリ54を決定すること、グループ60および62を決定することを、項目14およびコストセンタ30に関連付けられた支出の知識をシステム10のユーザに提供するためのいずれかの適切な方法で行うことができる。
【0055】
図4は、システム10を構成する方法を例示する流れ図である。判断ステップ308で、新しいコストセンタ30をGPIR12に、システム10に関連付けられたユーザ、および、サーバ18および19に関連付けられた管理者によって、追加することができる。新しいコストセンタ30を追加して、システム10のユーザに関連付けられた新しい分割、買収、合併、プロジェクトおよび他のイベントを説明することができる。新しいコストセンタ30を、将来を見越して(新しいコストセンタに関連付けられた項目14がGPIR12によって受信される前に)、あるいは遡及的に(新しいコストセンタに関連付けられた項目14がGPIR12によって受信された後)追加することができ、ここで、すでに受信された項目14を次いで新しいコストセンタに関連付けることができる。新しいコストセンタ30が追加されない場合、判断ステップ308のNO分岐の後にステップ318が続く。新しいコストセンタ30が追加される場合、判断ステップ308のYES分岐がステップ310に至る。ステップ310で、新しいコストセンタ30がGPIR12に、ユーザインターフェイス(明示的に図示せず)を使用して追加され、ステップ312で、説明を新しいコストセンタ30に関連付けることができる。またステップ310で、すでにGPIR12に通信された項目14を新しいコストセンタ30に関連付けることができる。ステップ318に進行して、コストセンタ30に関連付けられた既存の説明を、コストセンタ30に関連付けられた変更を表すように更新することができる。
【0056】
ステップ306から後に続く判断ステップ320で、新しいカテゴリ54およびサブカテゴリ55を、新しい勘定35に応答して追加することができる。新しいタイプの勘定35を処理するため、かつ他のいずれかの理由のために、新しいカテゴリおよびサブカテゴリを追加して、既存の項目14および勘定35における新しい展望を提供することができる。一実施形態では、新しいカテゴリおよびサブカテゴリが、項目14に関連付けられた新しい勘定35に応答して追加される。新しいカテゴリ54およびサブカテゴリ55をまた、予想された新しい勘定35を処理するために将来を見越して追加することもできる。たとえば、システム10のユーザは内部的にコンピュータサポートサービスを提供することから、外部契約者を使用することに切り替えることができ、新しいカテゴリ54を使用して、コンピュータサービスの外部購入を反映することができる。また、新しいサブカテゴリ55を追加して、購入されたコンピュータサービスのタイプを反映することができ、これは「コンピュータサービス−ネットワーク管理」などである。新しいカテゴリ54またはサブカテゴリ55が追加されない場合、判断ステップ320のNO分岐がステップ326に至る。新しいカテゴリ54またはサブカテゴリ55が追加される場合、この方法はステップ322に進行し、システム10のユーザが1つまたは複数の新しいカテゴリおよびサブカテゴリを追加することができる。ステップ324で、ステップ322で定義された新しいカテゴリおよびサブカテゴリを説明36に関連付けて、将来の項目14を新しいカテゴリおよびサブカテゴリに関連付けることができるようにすることが可能である。すでにGPIR12で受信された項目14もまた、新しいカテゴリ54およびサブカテゴリ55に関連付けることができる。次いでステップ326で、新しい、かつ既存のカテゴリおよびサブカテゴリに関連付けられた情報を更新することができる。たとえば、コンピュータサービスの新しいカテゴリを追加することができ、コンピュータサービスカテゴリに関連付けられた情報は、そのカテゴリが外部契約者へのコンピュータ支出を反映することを指示することができるが、既存のコンピュータメンテナンスカテゴリは、コンピュータメンテナンスカテゴリが内部コンピュータ支出のみを反映することを指示するように更新される。
【0057】
ステップ306から後に続く判断ステップ330で、新しいベンダ名34を追加することができる。商品およびサービスの新しいサプライヤを収容するために、新しいベンダ名34を追加することができる。新しいベンダ名34がGPIR12によって、項目14に関連して受信されるとき、新しいベンダ名34をシステム10の人のユーザによって手動で、あるいは、データ準備アプリケーション16によって自動的に追加することができる。新しいベンダ名が追加されない場合、判断ステップ330のNO分岐がステップ380に至る。新しいベンダ名34が追加される場合、判断ステップ330のYES分岐がステップ332に至る。ステップ332で、新しいベンダ名34を自動的に、データ準備アプリケーション16によって追加することができる。具体的には、データ準備アプリケーション16は、先にGPIR12で受信されていない、関連付けられたベンダ名34を有する項目14がGPIR12に送信されることに応答して、新しいベンダ名34を追加することができる。次いで、データ準備アプリケーション16はベンダ名34をデータベース50に、ベンダ識別子58との関連付けのために追加することができる。また、システム10のユーザは新しいベンダ名34を手動でデータベースに追加することができる。
【0058】
ステップ306から後に続く判断ステップ340で、新しいベンダ識別子58を追加することができる。ベンダ識別子58を、多数のベンダ名34が関係付けられるときなど、複数のベンダ名34の間の関係を指示するために追加することができる。新しいベンダ識別子58が追加されない場合、判断ステップ340のNO分岐がステップ346に至る。新しいベンダ識別子88が追加される場合、判断ステップ340のYES分岐がステップ342に至る。ステップ342で、新しいベンダ識別子58をデータベース50に、システム10のユーザによって、適切なインターフェイス(図示せず)を使用して追加することができる。
【0059】
次いでステップ344で、ベンダ識別子58の一部を1つまたは複数のベンダ名34と関連付けることができる。一実施形態では、ダンアンドブラッドストリートレポートなど、外部情報を使用して、ベンダ名34とベンダ識別子58を関連付けることができる。ベンダ識別子58が、異なるベンダ名34を有する関連ベンダを指示するので、ダンアンドブラッドストリートレポートを使用してこれらの関係を決定することができる。たとえば、単一の大企業は商品およびサービスを、多数のベンダ名34を使用する、システム10のユーザに関連付けられた多数のコストセンタ30に供給することができる。ベンダ識別子58は、複数の異なるベンダ名34の間の関係の指示を提供して、支出の実際の金額が単一の大企業の全部または一部に関係付けられるようにする。ステップ346に進行して、新しい、かつ既存のベンダ識別子58に関連付けられた説明を、新しい識別子58、および既存の識別子58における変更を反映するように、更新することができる。
【0060】
ステップ306の後に続く判断ステップ350で、新しいレポート構造識別子56を追加することができる。レポート構造識別子56を追加して、複数のコストセンタ30の間の関係を指示することができ、これは、多数のコストセンタ30が単一の地理的位置に位置するか、あるいは類似の部門(法務部門など)を表すとき、あるいは、多数のコストセンタ30がいくつかの所有権または他のビジネス関係を有するときなどである。新しいレポート構造識別子56が追加されない場合、判断ステップ350のNO分岐がステップ356に至る。新しいレポート構造識別子56が追加される場合、判断ステップ350のYES分岐がステップ352に至る。ステップ352で、新しいレポート構造識別子56をデータベース50に、システム10のユーザによって、適切なインターフェイス(図示せず)を使用して追加することができる。
【0061】
次にステップ354で、レポート構造識別子56を複数のコストセンタ30に関連付けることができる。たとえば、単一の大企業がいくつかのコストセンタを、所与の地理的位置において有することができる。多数のコストセンタ30を単一のレポート構造識別子56に関連付けることにより、たとえば、同じ商品およびサービスについての多数の支出をより容易に検出できることが可能となる。また、多数の識別子56を単一のコストセンタ30に関連付けることを使用して、複数のコストセンタ30の間の組織的関係を指示することもできる。一実施形態では、複数のコストセンタ30が、そのコストセンタ30を一意に識別する少なくとも1つの識別子56に関連付けられるが、他の識別子をオプショナルで特定のコストセンタ30に関連付けて、それらのコストセンタの間の関係を指示することができる。一般に、いずれかの関係、情報の目的または他の適切な基準を使用して、コストセンタ30と識別子56の間の関連付けを決定することができる。ステップ356に進行して、新しい、かつ既存のレポート構造識別子56に関連付けられた説明を、新しい識別子56、および既存の識別子56における変更を反映するように、更新することができる。
【0062】
ステップ306の後に続く判断ステップ360で、新しいベンダグループ62を追加することができる。ベンダグループ62を追加して、複数のベンダ識別子58を互いに、複数の識別子58によって識別された複数の会社の間の関係に基づいて、関連付けることができる。通常は関連ベンダのベンダ名34をグループ化する識別子58とは対照的に、ベンダグループ62は通常、複数の識別子58に関連付けられた複数のベンダが所有権またはビジネス上のつながりを有するかどうかということ以外の基準によって、ベンダをグループ化する。たとえば、グループ62はベンダを産業または規模によってグループ化することができる。ベンダの詳細が重要ではなく、グループ情報のみが所望されるときにも、グループ62を使用することができる。たとえば、ホテルのベンダをホテルのグループ62に入れることができ、これは合計のホテルの支出のみが有用であるからである。一般に、グループ62を使用して、複数の識別子58に関連付けられた複数のベンダを、システム10のユーザによっていずれかの適切な基準に基づいてグループ化することができ、これは、複数のベンダを編成するため、あるいは、支出がどのようにベンダによるよりも高いレベルで分析されるかについてのビジネス上の洞察を得るためである。加えて、複数の識別子58を多数のグループ62に関連付けることができるので、異なる方式を使用することができる。
【0063】
新しいベンダグループ62が追加されない場合、判断ステップ360のNO分岐がステップ366に至る。新しいベンダグループ62が追加される場合、判断ステップ360のYES分岐がステップ362に至る。ステップ362で、新しいグループ62をデータベース50に、システム10のユーザによって、適切なインターフェイス(図示せず)を使用して追加することができる。次いでステップ364で、グループ62を識別子58に関連付けることができる。ステップ366に進行して、新しい、かつ既存のベンダグループ62に関連付けられた説明を、新しいグループ62、および既存のグループ62における変更を反映するように、更新することができる。
【0064】
ステップ306の後に続く判断ステップ370で、新しいレポート構造グループ60を追加することができる。レポート構造グループ60を追加して、複数のレポート構造識別子56を互いに、複数のレポート構造識別子56の間の関係に基づいて関連付けることができる。通常は関連コストセンタ30をグループ化する識別子56とは対照的に、レポート構造グループ60は通常、複数の識別子56に関連付けられた複数の購入者が地理的または組織的関係を有するかどうかということ以外の基準によって、購入者をグループ化する。ベンダグループ62と同様に、詳細が重要ではなく、合計支出のみが必要とされるとき、グループ60を使用してコストセンタ30をグループ化することができる。一般に、グループ60が使用されて、複数の識別子56に関連付けられた複数の購入者が、いずれかの基準に基づいてグループ化され、これは、複数の購入者を編成するため、あるいは、支出がどのように識別子56によって提供されたものよりも高いレベルで分析されるかについてのビジネス上の洞察を得るためである。加えて、複数の識別子56を多数のグループ60に関連付けることができるので、異なる方式を使用して、異なる目標を実施することができる。
【0065】
新しいレポート構造グループ60が追加されない場合、判断ステップ370のNO分岐がステップ376に至る。新しいレポート構造グループ60が追加される場合、判断ステップ370のYES分岐がステップ372に至る。ステップ372で、新しいグループ60をデータベース50に、システム10のユーザによって、適切なインターフェイス(図示せず)を使用して追加することができる。次いでステップ374で、グループ60を識別子56に関連付けることができる。ステップ376に進行して、新しい、かつ既存のベンダグループ60に関連付けられた説明を、新しいグループ60、および既存のグループ60における変更を反映するように、更新することができる。
【0066】
次にステップ380で、データベース50がいずれかの変更により更新される。次いで、この方法が終了する。
【0067】
図5は、VATモジュール23の一実施例を例示するブロック図である。モジュール23は、ベンダ名34をベンダ識別子58に、かつ識別子58をグループ62に関連付けるように動作する。モジュール23は関連付けを、人による入力500に応答して手動で、あるいは外部情報502に応答して自動的に実行することができる。外部情報502は、名前34と識別子58の間の関係を示すいずれかの適切な情報を含むことができる。たとえば、ダンアンドブラッドストリートレポートは、複数のベンダ名34の間の所有権関係を指示する外部情報502を含むことができる。
【0068】
一実施例を図5において提示し、より明らかにモジュール23のオペレーションを例示する。ベンダ名「A」がベンダ識別子「AA」に関連付けられ、ベンダ名「B」がベンダ識別子「BB」に関連付けられ、ベンダ名「C」および「D」がベンダ識別子「CC」に関連付けられる。ベンダ名「A」および「B」は、有意な所有権または他のビジネス関係を有していない、複数の異なる会社を表す。ベンダ名「C」および「D」は「A」および「B」とは異なるが、互いに関係付けられ、共通の親会社によって所有されているか、あるいは、「C」が「D」を子会社として所有しているなどである。ベンダ「A」および「B」は別々の識別子を受け取り、これは、これらが互いに有意に関係付けられていないからであり、一方、「C」および「D」は関係付けられているので単一の識別子を受け取る。
【0069】
ベンダグループ「AAA」が識別子「AA」、「BB」および「CC」に関連付けられ、これは、ベンダ「A」、「B」および「C」および「D」はビジネス関係を有していない可能性があるが、これらがすべて同じ産業に関連付けられるからである。ベンダグループ「AAA」はコンピュータコンサルティング産業を表すことができる。ベンダグループ「BBB」は識別子「CC」にのみ関連付けられる。グループ「BBB」はコンピュータハードウェア産業を表すことができ、識別子「CC」は、コンピュータコンサルティングサービスおよびコンピュータハードウェアを共に実施する「C」および「D」などの会社を表すが、識別子「AA」および「BB」はコンピュータコンサルティングサービスのみを提供する。
【0070】
一般に、識別子58、名前34およびグループ62の間のいずれかの適切な関連付けを、ユーザ500によって、ビジネス目標、情報の必要性または他の基準に基づいて作成することができる。この柔軟性により、システム10のユーザが、複数のベンダの間の多数の関係を作成かつ利用することができ、これは、システム10のユーザまたはシステム10のユーザのクライアントによってより明瞭に支出を決定するためである。
【0071】
図6は、VATモジュール23のもう1つの実施例を例示するブロック図である。モジュール23はまた、ベンダ識別子58を項目14に関連付けるようにも動作する。モジュール23は関連付けを、人による入力500に応答して手動で、あるいは外部情報502に応答して自動的に実行することができる。この実施例では、第1の項目14Aおよび第2の項目14Bがそれぞれベンダ名34Aおよび34Bに関連付けられる。ベンダ名34Aおよび34Bはそれぞれ一意のベンダ識別子58Aおよび58Bを有する。ベンダ名34Cは34Aおよび34Bを所有し、関連付けられた一意の識別子58Cを有する。ベンダ名34Dは34Cを所有し、関連付けられた一意の識別子58Dを有する。ベンダ名34Eは34Dを所有し、関連付けられた一意の識別子58Eを有する。
【0072】
VATモジュール23は34A〜Eの間の関係を使用して、識別子58A、58C、58Dおよび58Eを項目14Aに、かつ、識別子58B、58C、58Dおよび58Eを項目14Bに関連付ける。たとえば、VATモジュール23は、ダンアンドブラッドストリートレポートなど、外部情報502を使用して、34A〜Eの間の関係を決定することができる。人による入力500を使用して、34A〜Eの間の関係を決定することもできる。
【0073】
項目14Aは最初に、GPIR12で受信されるとき、ベンダ名34Aに関連付けられる。次いで、VATモジュール23は、ベンダ名34Aがベンダ名34Cによって所有され、34Cが34Dによって所有され、34Dが34Eによって所有されることを決定する。識別子58Aが項目14Aに関連付けられ、これはベンダ名34Aが項目14Aに関連付けられるからである。識別子58C〜Eをさらに項目14Aに関連付けることができ、これはベンダ名34Aが34C〜Eによって所有されるからである。同様に、識別子58B〜Eを項目14Bに関連付けることができ、これはベンダ名34Bが34C〜Eによって所有されるからである。
【0074】
複数のベンダの間の各関係がベンダ識別子58に関連付けられる実施形態では、さらにベンダ識別子58が34A〜Eの間の各関係に関連付けられる。たとえば、項目14Aは、それに関連付けられた識別子58Aを有して、「会社Aアリゾナ」を項目14Aについてのベンダとして識別する。次いで、項目14Aは、それに関連付けられた異なる識別子58を有し、これが34Aと34C、34Aと34D、および34Aと34Eの間の関係を指示する。
【0075】
以下の特許請求の範囲によって定義されるような本発明の精神および範囲から逸脱することなく、他の変更、代用および改変も可能であることも理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明によって構築された、グローバル購入情報システムの一実施形態を例示する図である。
【図1A】
図1のシステムと共に使用可能な汎用コンピュータの一実施形態を例示する図である。
【図2】
図1のグローバル購入情報システムのさらなる詳細を例示する図である。
【図3】
購入情報を追跡するための方法の一実施例を例示する流れ図である。
【図4】
図1のシステムを構成する一実施例の方法の詳細を例示する流れ図である。
【図5】
本発明の一実施形態において使用することができるベンダ調整ツールモジュールを例示する図である。
【図6】
図5のベンダ調整ツールモジュールのオペレーションの一実施例を例示するブロック図である。
Claims (22)
- ベンダ情報を編成するための方法であって、
各買掛金項目が、関連付けられたベンダ名を有し、ベンダ名が、買掛金項目によって表された購入取引に関連付けられたビジネスを表し、買掛金項目に属するものが、第1のベンダ名に関連付けられている、複数の買掛金項目を含むデータを受信すること、および、
第1のベンダ識別子および第2のベンダ識別子を、第1のベンダ名に関連付けられた買掛金項目に属するものに、コンピュータを使用して関連付けることを含む、ベンダ情報を編成するための方法。 - 第1のベンダ識別子が、第1のベンダ名に関連付けられた単一のベンダを一意に識別する、請求項1に記載のベンダ情報を編成するための方法。
- 第2のベンダ識別子が、ベンダと、第1のベンダ名を有するベンダの間の関係を指示する、請求項1に記載のベンダ情報を編成するための方法。
- 関係が、子会社関係、合弁事業関係、パートナーシップ関係または所有権関係のうちのいずれかである、請求項3に記載のベンダ情報を編成するための方法。
- 第1のベンダ識別子および第2のベンダ識別子が、第1のベンダ名に応答して、項目に属するものに関連付けられる、請求項1に記載のベンダ情報を編成するための方法。
- 1つまたは複数のベンダ識別子を第1のベンダ名に関連付けるデータベースを維持することをさらに含む、請求項5に記載のベンダ情報を編成するための方法。
- データベースが少なくとも部分的に、複数のベンダ名の間の関係を記述するデータベースに応答して作成されている、請求項6に記載のベンダ情報を編成するための方法。
- データベースが少なくとも部分的に、データベースに関連付けられたコンピュータソフトウェアのユーザによって定義された複数のベンダの間の関係に応答して作成されている、請求項6に記載のベンダ情報を編成するための方法。
- 複数のベンダ識別子をベンダグループに関連付けることをさらに含む、請求項1に記載のベンダ情報を編成するための方法。
- ベンダグループが、産業、製品、所有権関係、戦略的提携および合弁事業からなるグループから選択された共通の特性を有する複数のベンダを含む、請求項9に記載のベンダ情報を編成するための方法。
- 第3のベンダ識別子を、第1および第2のベンダ識別子に関連付けられた複数のベンダの間の関係を指示する買掛金項目に属するものに関連付けることをさらに含む、請求項1に記載のベンダ情報を編成するための方法。
- ベンダ情報を編成するためのシステムであって、
コンピュータ可読記憶媒体と、
記憶媒体上に格納され、かつ、
各買掛金項目が、関連付けられたベンダ名を有し、ベンダ名が、買掛金項目によって表された購入取引に関連付けられたビジネスを表し、買掛金項目に属するものが、第1のベンダ名に関連付けられている、複数の買掛金項目を含むデータを受信すること、および、
第1のベンダ識別子および第2のベンダ識別子を、第1のベンダ名に関連付けられた買掛金項目に属するものに、コンピュータを使用して関連付けることを行うように動作可能であるソフトウェアとを含む、ベンダ情報を編成するためのシステム。 - 第1のベンダ識別子が、第1のベンダ名に関連付けられた単一のベンダを一意に識別する、請求項12に記載のベンダ情報を編成するためのシステム。
- 第2のベンダ識別子が、ベンダと、第1のベンダ名を有するベンダの間の関係を指示する、請求項12に記載のベンダ情報を編成するためのシステム。
- 関係が、子会社関係、合弁事業関係、パートナーシップ関係または所有権関係のうちのいずれかである、請求項14に記載のベンダ情報を編成するためのシステム。
- 第1のベンダ識別子および第2のベンダ識別子が、第1のベンダ名に応答して、項目に属するものに関連付けられる、請求項12に記載のベンダ情報を編成するためのシステム。
- ソフトウェアが、1つまたは複数のベンダ識別子を第1のベンダ名に関連付けるデータベースを維持するようにさらに動作可能である、請求項16に記載のベンダ情報を編成するためのシステム。
- データベースが少なくとも部分的に、複数のベンダ名の間の関係を記述するデータベースに応答して作成されている、請求項17に記載のベンダ情報を編成するためのシステム。
- データベースが少なくとも部分的に、データベースに関連付けられたコンピュータソフトウェアのユーザによって定義された複数のベンダの間の関係に応答して作成されている、請求項17に記載のベンダ情報を編成するためのシステム。
- ソフトウェアが、複数のベンダ識別子をベンダグループに関連付けるようにさらに動作可能である、請求項12に記載のベンダ情報を編成するためのシステム。
- ベンダグループが、産業、製品、所有権関係、戦略的提携および合弁事業からなるグループから選択された共通の特性を有する複数のベンダを含む、請求項20に記載のベンダ情報を編成するためのシステム。
- ソフトウェアが、第3のベンダ識別子を、第1および第2のベンダ識別子に関連付けられた複数のベンダの間の関係を指示する買掛金項目に属するものに関連付けるようにさらに動作可能である、請求項12に記載のベンダ情報を編成するためのシステム。
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