JP2004536241A - Co2ドライクリーニングプロセスのためのフレグランス組成物 - Google Patents

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スミス,レスリー・シー
マクダーモツト,キース
ゾネンベルク,シユテフエン
ズアング,ジジー・ジユデイ
フインケ,アンヤ
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シムライズ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング・ウント・コンパニー・コマンジツト・ゲゼルシヤフト
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Abstract

液体もしくは超臨界COシステムを使用して汚れた衣類及び布材料をクリーニングする方法であって、少なくとも4の相対的布親和性値(y)を有する成分少なくとも75%を有するか又は少なくとも6の相対的布親和性値(y)を有する成分少なくとも60%を有するフレグランスシステムを該COに加える、前記クリーニング方法を開示する。フレグランスCOは、一旦衣類及び/又は布材料に適用されると、永続的でありそして長く続く匂いを与える。

Description

【技術分野】
【0001】
フレグランスシステム(fragrance system)が少なくとも4の相対的永続性値(relative substantivity value)(y)を有するフレグランス成分75%を含有する、液体又は超臨界COシステムを使用して汚れた衣類(soiled garments)及び布(fabric)材料をクリーニングする方法に関する。フレグランス成分は、一旦洗浄プロセスから適用されると、永続的匂い(substantive odor)を有する衣類及び/又は布材料を生じさせるであろう。
【背景技術】
【0002】
今日、ドライクリーニングシステムは典型的には溶媒として塩素化炭化水素を使用する。塩素化炭化水素の使用は環境、健康及びコストの問題を生じることがある。
【0003】
一般に、ドライクリーニングシステムによりクリーニングされる衣類はなんらの匂いもないのが最善である。このような「クリーンな」衣類は「化学」臭又は悪臭(foul smell)を有することが有さないことより多いであろう。
【0004】
液体二酸化炭素の使用はより普通の溶媒と関連した環境、健康及びコストの問題の多くを回避しそして従来のドライクリーニング方法よりもクリーニングにおいてより効果的である。
【0005】
特許文献1はクリーニングのために衣類を入れる加圧式容器を有する液体二酸化炭素ドライクリーニングシステムを開示している。伝導性穴付きクリーニングドラム(conductive perforated cleaning drum)も容器内に配置されている。液体二酸化炭素は加圧された貯蔵タンクから加圧可能な容器にポンプで送られる。容器はクリーニング期間中衣類を撹拌するための撹拌手段も含む。布の審美性を改良するために、帯電防止剤をドライクリーニング流体に加えて摩擦により発生した静電荷を消散させる。付香剤(odorizing agent)又は脱臭剤(deodorizing agent)をクリーニング溶液に加えてクリーニングプロセスの「臭覚」出力(“olfactory” output)を改良するか又は「改良された液体二酸化炭素ドライクリーニング流体」を与える。
【0006】
しかしながら、水及び洗剤を使用する従来の洗浄機械に普通は適するフレグランスはこのシステムでは十分な永続性を与えない。永続性は長く続く匂いをもたらす乾燥布におけフレグランス成分の付着(deposition)として定義される。布におけるフレグランス成分の永続性を高めるために、受注製造フレグランス組成物が必要である。
【0007】
特許文献2は、水、洗剤及び/又は布柔軟剤を使用する従来の布洗浄方法のためのフレグランス組成物を記載している。この特許では、ClogP及び沸点の如き分子デスクリプター(molecular descriptors)を使用して、乾燥布における増加した永続性を有する持久力のあるフレグランス化学品を同定する。CO洗浄プロセス期間中布におけるフレグランス化学品付着の理解を高めるためにClogP及び沸点デスクリプターを使用することは不十分な状況をもたらす。
【特許文献1】
米国特許第5,784,905号明細書(Townsend,et al.)
【特許文献2】
米国特許第5,500,138号明細書(Bacon,et al.)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は進歩した分子モデル化技術を使用して液体二酸化炭素の匂いを改良するのみならず、フレグランス成分の付着も増加させて布自体における永続的匂いを生成する。更に本発明は溶媒として超臨界COも意図する。最後に、本発明は溶媒としてCOを使用するドライクリーニングシステムのみならずいかなる洗浄システムも意図する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、汚れた衣類又は布材料をクリーニングする方法であって、
A)該汚れた衣類又は布材料を密封可能で且つ加圧可能な装置に入れ、
B)フレグランスシステムを含んでなる、COを含んでなるクリーニング剤を該装置に導入し、
C)該汚れた衣類又は布材料を該クリーニング流体と接触させて望まれないしみ(stains)又は汚れ(soiles)を除去しそして該衣類又は布材料に永続的な長く続く(substantive long−lasting)フレグランスを付着させる、段階を含んでなる方法に関する。
【0010】
発明の詳しい記述
本発明は、フレグランスシステムをクリーニング剤に加える、衣類及び/又は布をクリーニングするための洗浄又はドライクリーニングシステムに関する。
【0011】
クリーニング剤は液体又は超臨界二酸化炭素である。二酸化炭素の臨界温度は31℃でありそして臨界温度より上の且つ臨界圧力付近(又はより上)の密な(又は圧縮された)気相はしばしば「超臨界」二酸化炭素と呼ばれる。
【0012】
COクリーニングプロセスはフレグランスシステムも含む。フレグランスシステムをクリーニングシステムにいかに導入することができるかについてのいくらかの非限定的例:洗浄プロセスの前又は洗浄プロセス期間中液体又は超臨界COにフレグランスシステムを予備ブレンドすること。これらは、錠剤、シート、粉末及びゲル(これらに限定はされない)の如き、固体形態、又は液体形態、例えば、溶液又もしくは純粋なフレグランスを包含することができる。
【0013】
本発明のフレグランスシステムはフレグランス成分及びそれらの混合物を含有する。本発明に従うこのようなフレグランス成分は、例えば、
【0014】
【表1】
Figure 2004536241
【0015】
に見いだすことができる。
【0016】
下記はフレグランス成分の例である。
【0017】
天然原料から抽出物、例えば精油、コンクリート、アブソリュート、レジン、レジノイド、バルサム、チンクチャー、例えば、アンバーグリスチンクチャー;アミリス油;アンゼリカ種油;アンゼリカルート油;アニス油;バレリアン油;バジル油;ツリーモスアブソリュート;ベイ油;アルモイス油;ベンゾエレジノイド;ベルガモット油;ミツローアブソリュート;カンバタール油(birch tar oil);苦扁桃油;セイボリー油;ブチュリーフ油;カブリューバ油;ケイド油(cade oil);カラムス油;カンファー油;カナンガ油;カルダモン油;カスカリラ油;カッシャ油;カッシーアブソリュート;カストリウムアブソリュート;セダーリーフ油;セダーウッド油;ゴジアオイ油(cistus oil);シトロネラ油;レモン油;コパイババルサム;コパイババルサム油;コリアンダー油;コスタスルート油;クミン油;サイプレス油;ダバナ油;ディル(dill weed oil)油;ディルシード油;オードブルアブソリュート;オークモスアブソリュート;エレミ油;エストラゴン油;ユーカリプトスシトリオドーラ油(eucalyptus citriodora oil);ユーカリ油(シネオール型);フェンネル油;樅の葉油(fir needle oil);ガルバナム油;ガルバナムレジン;ゼラニウム油;グレープフルーツ油;グアヤック油;ガージャンバルサム;ガージャンバルサム油;ヘリクリスムアブソリュート;ヘリクリスム油(helichrysum oil);ショウガ油;アイリスルートアブソリュート;アイリスルート油;ジャスミンアブソリュート;カラムス油;ブルーカモミル油;ローマカモミル油;キャロットシード油;カスカリラ油;パインニードル油;スペアミント油;キャラウエー油;ラブダナム油;ラブダナムアブソリュート;ラブダナムレジン;ラバンジンアブソリュート;ラバンジン油;ラベンダーアブソリュート;ラベンダー油;レモングラス油;ロベージ油;ライムディスティルド油(lime oil distilled);ライムエキスプレス油(lime oil expressed);リナロエ油;リトシークベバ油(Litsea cubeba oil);ローレルリーフ油;メース油;マヨラナ油;マンダリン油;マッソイ(バーク)油(massoi(bark)oil);ミモザアブソリュート;アンブレットシード油;ムスクチンクチャー;クラーリセージ油;ナツメグ油;ミル(myrrh)アブソリュート;ミル油;ミルテ油;クローブリーフ油;クローブ芽油(clove bud oil);ネロリ油;乳香アブソリュート;乳香油;オポパナックス油;オレンジフラワーアブソリュート;オレンジ油;オノガヌム油;パルマローザ油;パチョリ油;シソ油;ペルーバルサム油;パセリリーフ油;パセリシード油;プチグレイン油;ペパーミント油;ペッパー油;ピメント油;パイン油;ペニーロイヤル油;ローズアブソリュート;ローズウッド油;ローズ油;ローズマリーン油;ダルマティアンセージ油;スパニッシュセージ油;サンダルウッド油;セロリシード油;スパイクラベンダー油;スターアニス油;ストラックス油(storax oil);センジュギク油;樅の葉油;茶の木油;ターペンチン油;タイム油;トルーバルサム;トンカ豆アブソリュート;チュベロースアブソリュート;バニラエキス;バイオレットリーフアブソリュート,クマツヅラ油(verbana ol);ベチバー油;ジュニパーベリー油;ブドウ酒粕油;アブシント草油(wormwood oil);ウインターグリーン油;イランイラン油;ヒソップ油;シベットアブソリュート;シンナモンリーフ油;シンナモンバーク油;及びそのフラクション又はそれから単離された成分。
【0018】
炭化水素,例えば、3−カレン;α−ピネン;β−ピネン;α−テルピネン;γ−テルピネン;p−シメン;ビスアボレン;カンフェン;カリオフィレン;セドレン;ファルネセン;リモネン;ロンギホレン;ミルセン;オシメン;バレンセン;(E,Z)−1,3,5−ウンデカトリエン;スチレン;ジフェニルメタンを含んでなる群からの個々のフレグランス;
脂肪族アルコール、例えば、ヘキサノール;オクタノール;3−オクタノール;2,6−ジメチルヘプタノール;2−メチル−2−ヘプタノール;2−メチル−2−オクタノール;(E)−2−ヘキセノール;(E)−及び(Z)−3−ヘキセノール;1−オクテン−3−オール;3,4,5,6,6−ペンタメチル−3/4−ヘプテン−2−オール及び3,5,6,6−テトラメチル−4−メチレンヘプタン−2−オールの混合物;(E,Z)−2,6−ノナジエノール;3,7−ジメチル−7−メトキシオクタン−2−オール;9−デセノール;10−ウンデセノール;4−メチル−3−デセン−5−オール;脂肪族アルデヒド及びそれらのアセタール、例えば、ヘキサナール;ヘプタナール;オクタナール;ノナナール;デカナール;ウンデカナール;ドデカナール;トリデカナール;2−メチルオクタナール;2−メチルノナナール;(E)−2−ヘキセナール;(Z)−4−ヘプテナール;2,6−ジメチル−5−ヘプテナール;10−ウンデセナール;(E)−4−デセナール;2−ドデセナール;2,6,10−トリメチル−5,9−ウンデカジエナール;ヘプタナールジエチルアセタール;1,1−ジメトキシ−2,2,5−トリメチル−4−ヘキセン;シトロネリルオキシアセトアルデヒド;
脂肪族ケトン及びそれらのオキシム、例えば、2−ヘプタノン;2−オクタノン;3−オクタノン;2−ノナノン;5−メチル−3−ヘプタノン;5−メチル−3−ヘプタノンオキシム;2,4,4,7−テトラメチル−6−オクテン−3−オン;脂肪族硫黄含有化合物、例えば、3−メチルチオヘキサノール;3−メチルチオヘキシルアセテート;3−メルカプトヘキサノール;3−メルカプトヘキシルアセテート;3−メルカプトヘキシルブチレート;3−アセチルチオヘキシルアセテート;1−メンテン−8−チオール;脂肪族ニトリル、例えば、2−ノネンニトリル;2−トリデセンニトリル;2,12−トリデセンニトリル;3,7−ジメチル−2,6−オクタジエンニトリル;3,7−ジメチル−6−オクテンニトリル;
脂肪族カルボン酸及びそれらのエステル、例えば、(E)−及び(Z)−3−ヘキセニルホルメート;エチルアセトアセテート;イソアミルアセテート;ヘキシルアセテート;3,5,5−トリメチルヘキシルアセテート;3−メチル−2−ブテニルアセテート;(E)−2−ヘキセニルアセテート;(E)−及び(Z)−3−ヘキセニルアセテート;オクチルアセテート;3−オクチルアセテート;1−オクテン−3−イルアセテート;エチルブチレート;ブチルブチレート;イソアミルブチレート;ヘキシルブチレート;(E)−及び(Z)−3−ヘキセニルイソブチレート;ヘキシルクロトネート;エチルイソバレレート;エチル−2−メチルペンタノエート;エチルヘキサノエート;アリルヘキサノエート;エチルヘプタノエート;アリルヘプタノエート;エチルオクタノエート;エチル−(E,Z)−2,4−デカジエノエート;メチル−2−オクチネート;メチル−2−ノニネート;アリル−2−イソアミルオキシアセテート;メチル−3,7−ジメチル−2,6−オクタジエノエート;
非環状テルペンアルコール、例えば、シトロネロール;ゲラニオール;ネロール;リナロール;ラバンズロール;ネロリドール;ファルネソール;テトラヒドロリナロール;テトラヒドロゲラニオール;2,6−ジメチル−7−オクテン−2−オール;2,6−ジメチルオクタン−2−オール;2−メチル−6−メチレン−7−オクテン−2−オール;2,6−ジメチル−5,7−オクタジエン−2−オール;2,6−ジメチル−3,5−オクタジエン−2−オール;3,7−ジメチル−4,6−オクタジエン−3−オール;3,7−ジメチル−1,5,7−オクタトリエン−3−オール;2,6−ジメチル−2,5,7−オクタトリエン−1−オール;並びにそれらのホルメート、アセテート、プロピオネート、イソブチレート、ブチレート、イソバレレート、ペンタノエート、ヘキサノエート、クロトネート、チグリネート及び3−メチル−2−ブテノエート;
非環状テルペンアルデヒド及びケトン、例えば、ゲラニアール;ネラール;シトロネラール;7−ヒドロキシ−3,7−ジメチルオクタナール;7−メトキシ−3,7−ジメチルオクタナール;2,6,10−トリメチル−9−ウンデセナール;α−シネンサール;β−シネンサール;ゲラニルアセトン;並びに、ゲラニアール、ネラール及び7−ヒドロキシ−3,7−ジメチルオクタナールのジメチル−及びジエチルアセタール;
環状テルペンアルコール、例えば、メントール;イソプレゴール;α−テルピネオール、テルピネン−4−オール、メンタン−8−オール;、メンタン−1−オール;メンタン−7−オール;ボルネオール;イソボルネオール;リナロールオキシド;ノポール;セドロール;アンブリノール;ベチベロール;グアイオール;並びに、α−テルピネオール、テルピネン−4−オール、メンタン−8−オール;、メンタン−1−オール;メンタン−7−オール;ボルネオール;イソボルネオール;リナロールオキシド;ノポール;セドロール;アンブリノール;ベチベロール;グアイオールのホルメート、アセテート、プロピオネート、イソブチレート、ブチレート、イソバレレート、ペンタノエート、ヘキサノエート、クロトネート、チグリネート及び3−メチル−2−ブテノエート;
環状テルペンアルデヒド及びケトン、例えば、メントン;イソメントン;8−メルカプトメンタン−3−オン;カルボーン;カンファー;フェンチョン;α−イオノン;β−イオノン;α−n−メチルイオノン;β−n−メチルイオノン;α−イソメチルイオノン;β−イソメチルイオノン;α−イロン;α−ダマスコン;β−ダマスコン;β−ダマセノン;δ−ダマスコン;γ−ダマスコン;1−(2,4,4−トリメチル−2−シクロヘキセン−1−イル)−2−ブテン−1−オン;1,3,4,6,7,8a−ヘキサヒドロ−1,1,5,5−テトラメチル−2H−2,4a−メタノナフタレン−8(5H)−オン;ノートカトン;ジヒドロノートカトン;アセチル化セダーウッド油(セドリルメチルケトン);
環状アルコール、例えば、4−tert−ブチルシクロヘキサノール;3,3,5−トリメチルシクロヘキサノール;3−イソカンフィルシクロヘキサノール;2,6,9−トリメチル−Z2,Z5,E9−シクロドデカトリエン−1−オール;2−イソブチル−4−メチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−オール;
環状脂肪族アルコール、例えば、α,3,3−トリメチルシクロ−ヘキシルメタノール;2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペント−1−イル)ブタノール;2−メチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペント−1−イル)−2−ブテン−1−オール;2−エチル−4−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペント−1−イル)−2−ブテン−1−オール;3−メチル−5−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペント−1−イル)−ペンタン−2−オール;3−メチル−5−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペント−1−イル)−4−ペンテン−2−オール;3,3−ジメチル−5−(2,2,3−トリメチル−3−シクロペント−1−イル)−4−ペンテン−2−オール;1−(2,2,6−トリメチルシクロヘキシル)ペンタン−3−オール;1−(2,2,6−トリメチルシクロヘキシル)ヘキサン−3−オール;
環状及び環状脂肪族エーテル、例えば、シネオール;セドリルメチルエーテル;シクロドデシルメチルエーテル;
(エトキシメトキシ)シクロドデカン;α−セドレンエポキシド;3a,6,6,9a−テトラメチルドデカヒドロナフト[2,1−b]フラン;3a−エチル−6,6,9a−トリメチルドデカヒドロナフト[2,1−b]フラン;1,5,9−トリメチル−13−オキサビシクロ[10.1.0]−トリデカ−4,8−ジエン;ローズオキシド;2−(2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−1−イル)−5−メチル−5−(1−メチルプロピル)−1,3−ジオキサン;
環状ケトン、例えば、4−tert−ブチルシクロヘキサノン;2,2,5−トリメチル−5−ペンチルシクロペンタノン;2−ヘプチルシクロペンタノン;2−ペンチルシクロペンタノン;2−ヒドロキシ−3−メチル−2−シクロペンテン−1−オン;3−メチル−シス−2−ペンテン−1−イル−2−シクロペンテン−1−オン;3−メチル−2−ペンチル−2−シクロペンテン−1−オン;3−メチル−4−シクロペンタデセノン;3−メチル−5−シクロペンタデセノン;3−メチルシクロペンタデカノン;4−(1−エトキシビニル)−3,3,5,5−テトラメチルシクロヘキサノン;4−tert.−ペンチルシクロヘキサノン;5−シクロヘキサデセン−1−オン;6,7−ジヒドロ−1,1,2,3,3−ペンタメチル−4(5H)−インダノン;5−シクロヘキサデセン−1−オン;8−シクロヘキサデセン−1−オン;9−シクロヘプタデセン−1−オン;シクロペンタデカノン;
環状脂肪族アルデヒド、例えば、2,4−ジメチル−3−シクロヘキセン−カルブアルデヒド;2−メチル−4−(2,2,6−トリメチル−シクロヘキセン−1−イル)−2−ブテナール;4−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル)−3−シクロヘキセンカルブアルデヒド;4−(4−メチル)−3−ペンテン−1−イル)−3−シクロヘキセンカルブアルデヒド;
環状脂肪族ケトン、例えば、1−(3,3−ジメチルシクロヘキシル)−4−ペンテン−1−オン;1−(5,5−ジメチル−1−シクロヘキセン−1−イル)−4−ペンテン−1−オン;2,3,8,8−テトラメチル−1,2,3,4,5,6,7,8−オクタヒドロ−2−ナフタレニルメチルケトン;メチル−2,6,10−トリメチル−2,5,9−シクロドデカトリエニルケトン;tert.−ブチル−(2,4−ジメチル)−3−シクロヘキセン−1−イル)ケトン;
環状アルコールのエステル、例えば、2−tert.−ブチルシクロヘキシルアセテート;4−tert.−ブチルシクロヘキシルアセテート;2−tert.−ペンチルシクロヘキシルアセテート;4−tert.−ペンチルシクロヘキシルアセテート;デカヒドロ−2−ナフチルアセテート;3−ペンチルテトラヒドロ−2H−ピラン−4−イルアセテート;デカヒドロ−2,5,5,8a−テトラメチル−2−ナフチルアセテート;4,7−メタノ−3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−5もしくは6−インデニルアセテート;4,7−メタノ−3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−5もしくは6−インデニルプロピオネート;4,7−メタノ−3a,4,5,6,7,7a−ヘキサヒドロ−5もしくは6−インデニルイソブチレート;4,7−メタノオクタヒドロ−5もしくは6−インデニルアセテート;
環状脂肪族カルボン酸のエステル、例えば、アリル−3−シクロヘキシル−プロピオネート;アリルシクロヘキシルオキシアセテート;メチルジヒドロジャスモネート;メチルジャスモネート;メチル−2−ヘキシル−3−オキソシクロペンタンカルボキシレート;エチル−2−エチル−6,6−ジメチル−2−シクロヘキセンカルボキシレート;エチル2,3,6,6−テトラメチル−2−シクロヘキセンカルボキシレート;エチル2−メチル−1,3−ジオキソラン−2−アセテート;
芳香脂肪族(araliphatic)アルコール、例えば、ベンジルアルコール;1−フェニルエチルアルコール;2−フェニルエチルアルコール;3−フェニルプロパノール;2−フェニルプロパノール;2−フェノキシエタノール;2,2−ジメチル−3−フェニルプロパノール;2,2−ジメチル−3−(3−メチルフェニル)プロパノール;1,1−ジメチル−2−フェニルエチルアルコール;1,1−ジメチル−3−フェニルプロパノール;1−エチル−1−メチル−3−フェニルプロパノール;2−メチル−5−フェニルペンタノール;3−メチル−5−フェニルペンタノール;3−フェニル−2−プロペン−1−オール;4−メトキシベンジルアルコール;1−(4−イソプロピルフェニル)エタノール;
芳香脂肪族アルコールと脂肪族カルボン酸のエステル、例えば、ベンジルアセテート;ベンジルプロピオネート;ベンジルイソブチレート;ベンジルイソバレレート;2−フェニルエチルアセテート;2−フェニルエチルプロピオネート;2−フェニルエチルイソブチレート;2−フェニルエチルイソバレレート;1−フェニルエチルアセテート;α−トリクロロメチルベンジルアセテート;α,α−ジメチルフェニルエチルアセテート;α,α−ジメチルフェニルエチルブチレート;シンナミルアセテート;2−フェノキシエチルイソブチレート;4−メトキシベンジルアセテート;芳香脂肪族エーテル、例えば、2−フェニルエチルメチルエーテル;2−フェニルエチルイソアミルエーテル;2−フェニルエチル−1−エトキシエチルエーテル;フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール;フェニルアセトアルデヒドジエチルアセタール;ヒドラトロパアルデヒドジメチルアセタール;フェニルアルデヒドグリセロールアセタール;2,4,6−トリメチル−4−フェニル−1,3−ジオキサン;4,4a,5,9b−テトラヒドロインデノ[1,2−d]−m−ジオキシン;4,4a,5,9b−テトラヒドロ−2,4−ジメチルインデノ[1,2−d]−m−ジオキシン;
芳香族及び芳香脂肪族アルデヒド、例えば、ベンズアルデヒド;フェニルアセトアルデヒド;3−フェニルプロパナール;ヒドラトロパアルデヒド;4−メチルベンズアルデヒド;4−メチルフェニルアセトアルデヒド;3−(4−エチルフェニル)−2,2−ジメチルプロパナール;2−メチル−3−(4−イソプロピルフェニル)プロパナール;2−メチル−3−(4−tert.−ブチルフェニル)プロパナール;3−(4−tert.−ブチルフェニル)プロパナール;シンナムアルデヒド;α−ブチルシンナムアルデヒド;α−アミルシンナムアルデヒド;α−ヘキシルシンナムアルデヒド;3−メチル−5−フェニルペンタナール;4−メトキシベンズアルデヒド;4−ヒドロキシ−3−メトキシベンズアルデヒド;4−ヒドロキシ−3−エトキシベンズアルデヒド;3,4−メチレン−ジオキシベンズアルデヒド;3,4−ジメトキシベンズアルデヒド;2−メチル−3−(4−メトキシフェニル)プロパナール;2−メチル−3−(4−メチレンジオキシフェニル)プロパナール;
芳香族及び芳香脂肪族ケトン、例えば、アセトフェノン;4−メチルアセトフェノン;4−メトキシアセトフェノン;4−tert.−ブチル−2,6−ジメチルアセトフェノン;4−フェニル−2−ブタノン;4−(4−ヒドロキシフェニル)−2−ブタノン;1−(2−ナフタレニル)エタノン;ベゾフェノン;1,1,2,3,3,6−ヘキサメチル−5−インダニルメチルケトン;6−tert.−ブチル−1,1−ジメチル−4−インダニルメチルケトン;1−[2,3−ジヒドロ−1,1,2,6−テトラメチル−3−(1−メチルエチル)−1H−5−インデニル]エタノン;5′,6′,7′,8′−テトラヒドロ−3ダ,5′,5′,6′,8′,8′−ヘキサメチル−2−アセトナフトン;
芳香族及び芳香脂肪族カルボン酸及びそのエステル、例えば、安息香酸;フェニル酢酸;メチルベンゾエート;エチルベンゾエート;ヘキシルベンゾエート;ベンジルベンゾエート;メチルフェニルアセテート;エチルフェニルアセテート;ゲラニルフェニルアセテート;フェニルエチルフェニルアセテート;メチルシンナメート;エチルシンナメート;ベンジルシンナメート;フェニルエチルシンナメート;シンナミルシンナメート;アリルフェノキシアセテート;メチルサリチレート;イソアミルサリチレート;ヘキシルサリチレート;シクロヘキシルサリチレート;シス−3−ヘキセニルサリチレート;ベンジルサリチレート;フェニルエチルサリチレート;メチル−2,4−ジヒドロキシ−3,6−ジメチルベンゾエート;エチル3−フェニルグリシデート;エチル3−メチル−3−フェニルグリシデート;
窒素含有芳香族化合物、例えば、2,4,6−トリニトロ−1,3−ジメチル−5−tert.−ブチルベンゼン;3,5−ジニトロ−2,6−ジメチル−4−tert.−ブチルアセトフェノン;シンナモニトリル;5−フェニル−3−メチル−2−ペンテノニトリル;5−フェニル−3−メチルペンタノニトリル;メチルアントラニレート;メチル−N−メチルアントラニレート;7−ヒドロキシ−3,7−ジメチルオクタナール、2−メチル−3−(4−tert.−ブチルフェニル)プロパナールもしくは2,4−ジメチル−3−シクロヘキセンカルブアルデヒドとメチルアントラニレートのシッフ塩基;6−イソプロピルキノリン;6−イソブチルキノリン;6−sec.−ブチルキノリン;インドール;スカトール;2−メトキシ−3−イソプロピルピラジン;2−イソブチル−3−メトキシピラジン;
フェノール類、フェニルエーテル及びフェニルエステル、例えば、エストラゴール;アネトール;オイゲノール;オイゲニルメチルエーテル;イソオイゲノール;イソオイゲノールメチルエーテル;チモール;カルバクロール;ジフェニルエーテル;β−ナフチルメチルエーテル;β−ナフチルエチルエーテル;β−ナフチルイソブチルエーテル、1,4−ジメトキシベンゼン;オイゲニルアセテート;2−メトキシ−4−メチルフェノール;2−エトキシ−5−(1−プロペニル)フェノール;p−クレジルフェニルアセテート;
複素環式化合物、例えば、2,5−ジメチル−4−ヒドロキシ−2H−フラン−3−エオン;2−エチル−4−ヒドロキシ−5−メチル−2H−フラン−3−オン;3−ヒドロキシ−2−メチル−4H−ピラン−4−オン;2−エチル−3−ヒドロキシ−4H−ピラン−4−オン;
ラクトン、例えば、1,4−オクタノリド;3−メチル−1,4−オクタノリド;1,4−ノナノリド;1,4−デカノリド;8−デセン−1,4−オリド;1,4−ウンデカノリド;1,4−ドデカノリド;1,5−デカノリド;1,5−ドデカノリド;1,15−ペンタデカノリド;シス−及びトランス−11−ペンタデセン−1,15−オリド;シス−及びトランス−12−ペンタデセン−1,15−オリド;1,16−ヘキサデカノリド;9−ヘキサデセン−1,16−オリド;10−オキサ−1,16−ヘキサデカノリド;11−オキサ−1,16−ヘキサデカノリド;12−オキサ−1,16−ヘキサデカノリド;エチレン−1,12−ドデカンジオエート;エチレン−1,13−トリデカンジオエート;クマリン;2,3−ジヒドロクマリン;オクタヒドロクマリン;
フレグランスシステムは、希釈剤もしくは増量剤(extenders)として知られている、臭いを持たない又は非常に弱い臭いを有する物質も含有することができる。これらの物質の非限定的例は、ジプロピレングリコール、ジエチルフタレート、クエン酸トリエチル、イソプロピルミリステート、及び安息香酸ベンジルである。これらの物質は、ある他の香料成分を希釈及び安定化するために使用される。これらの希釈剤は追加の成分と考えられそしてフレグランス成分とはみなされない。
【0019】
フレグランスシステムは他の臭いのない活性成分を包含する。いくらかの非限定的例は抗微生物成分、紫外線フィルター、帯電防止成分、光学的増白剤、冷却剤及び加温剤である。
【0020】
衣類又は布に永続的フレグランスを生成するために、CO洗浄プロセスにおけるモデルフレグランス(A)に関して研究が行われた。このモデルフレグランスにおけるフレグランス成分の付着が分析された。分子モデル化を適用して種々の分子デスクリプターを計算した。線形回帰を適用してフレグランス成分の分子の特徴とそれらの衣類に付着する能力との相関関係を調べた。
【0021】
下記の方法を使用してCOSMO−RS法によりフレグランス化学品についての進んだ分子デスクリプターを計算した。COSMO−RSはこの出願の主要な部分において十分に説明されたコンピュ−ター技術である。
【0022】
この方法はフレグランス化学品の三次元配座異性体(conformers)の発生で出発しそしてHiphop(Molecular Simulation Inc.,(USA)及びHyper Chem(Hypercube,Florida,USA)の如きプログラムにより支援された。
【0023】
その後、構造は、Discover(Insight,Molecular Simulation Inc.,(USA)、Merck Molecular Force Field(MMFF,Merck)又はOpen Force Field(OFF,MSI,USA)の如きプログラムにより力場最適化された(force field optimized)。
【0024】
その後、NMRClust(Oxford Molecular Ltd.,UK)によるクラスター分析を誘導された構造に適用して大きな構造的複雑性を得る。低い総エネルギーを有する配座異性体が好んで選ばれた。
【0025】
構造の次の最適化はPM3又はAM1(AMPAC,SemiChem又はMOPAC,Fujitsu Ltd)の如き半経験的計算プログラムによりなされた。
【0026】
追加のクラスター分析をNMRClustにより行って次の計算のための配座異性体を選択した(Oxford Molecular Ltd.,UK)。
【0027】
次の構造最適化及びエネルギー最適化は、アプイニシオ法(ab−initio methods)、例えば、Hartree−Fock又はMoller−Plesset、又は密度関数法(DFT)、例えば、コンダクターライクスクリーニングモデルオプション(conductor like screening model option)(COSMO)を包含する、RI−DFT(Turbomol,Chem.Phys.Letters 162(1989)165)又はGAUSSIAN 98(Gaussian Inc.)又はDMol3(Molecular Simulations Inc.)によりなされた。
【0028】
DFT/COSMO計算は、静電気的に理想的な取り囲まれた分子(electrostatic ideal surrounded molecule)の全エネルギー及び分子表面に生じる電荷密度σを与えた。
【0029】
次ぎの段階において、COSMO−RS(COSMOlogic,Germany)を使用して、理想的な取り囲まれた分子の接触相互作用を使用して液体中のフレグランス化学品と固体材料、例えば布との相互作用を調べる(Fluid Phase Equilibria 172(2000)43)。
【0030】
COSMO−RS計算は、フレグランス化学品Xの分子表面におけるすべての関連する表面電荷密度σの相互作用を頻度分布(frequency disribution)p(σ)に変形する。p(σ)、いわゆるσ−プロフィルは、特定のσ(specific σ)を有する分子表面のこれらの部分の分布を表す。
【0031】
テキスタイルは、フレグランス分子Xの親和性をσ−ポテンシャルμs(σ)により表すことができる複雑な相Sとみなすことができる。又はテキスタイルSに対するフレグランス分子Xの親和性は複雑な相に対する溶媒分子の親和性とみなすことができる。この親和性はσ−ポテンシャルμs(σ)により表すことができる。
【0032】
分子デスクリプターを展開するために、μS(σ)についての下記のテイラーロー(taylor row)をその後の計算のために展開した。
【0033】
【数1】
Figure 2004536241
【0034】
式中、
μs(σ):相のσ−ポテンシャル;
i:シリーズメンバーに対するインデックス:
m:シリーズメンバーの最も高い次数、
fi(σ):基本関数、
acc:水素結合アクセプター、
:テイラーローの係数、
don:水素結合ドナー、
σhb:水素橋結合に対する閾値。
フレグランス化学品Xについて与えられたいかなるσポテンシャルも、水素橋関数f cc(水素結合アクセプター)、fdon(水素結合ドナー)及び次数m=0〜m=4の5つの多項式M をデスクリプターとして使用する方程式の結果として回帰分析を通して適合させることができる。
【0035】
それ故、テキスタイルS上のフレグランス化学品Xの化学ポテンシャルは、
【0036】
【数2】
Figure 2004536241
【0037】
式中、
フレグランス分子XのσモーメントM
【0038】
【数3】
Figure 2004536241
【0039】
として定義される、
として表すことができる。
【0040】
これらの7つのσモーメント(facc、fdon、M 、M 、M 、M 、M )及びμ は、多重線形回帰(multiple linear regression)により例えば布親和性値(fabric affinity values)を計算するために式(4)に従って使用されうる分子デスクリプターの極めて一般的な組である。
【0041】
次いですべての種類のテキスタイルSは、モーメントM に関係した係数c により一次方程式における親和性特性により特徴付けられる。
【0042】
E COSMO(COSMO−RS法で計算された液体/固体相における分子のエネルギー)、EgasCOSMO(COSMO−RS法で計算された気相における分子のエネルギー)、EdielCOSMO(COSMO−RS法で計算された誘電エネルギー)、EvdwCOSMO(COSMO−RS法で計算された連続体における分子のファンデルワールスエネルギー)、ΔGCOSMO(COSMO−RSで計算された分子の自由エネルギー)の如きCOSMO−RS法で計算されうる追加のデスクリプターが多重線形回帰分析における7つのσモーメントと組み合わせて使用される。
【0043】
この方法を使用して、得られる式は各フレグランス成分の布親和性値(y)を決定する。
【0044】
y=a+Σa
式中、
yは1〜7のスケールにおける、ここで7が最も永続性である芳香化学品(aroma chemical)の予測される相対的布親和性値又は永続性として定義され、
はCOSMO−RS計算から導かれる分子デスクリプターとして定義され、
及びaは線形回帰分析から導かれる係数として定義され、そして
nは1〜5の数として定義される。
【0045】
少なくとも4の相対的布親和性値(y)を有するフレグランス成分を使用する場合に中程度の匂い永続性が認められた。
【0046】
少なくとも6の相対的布親和性値(y)を有するフレグランス成分を使用する場合に高い匂い永続性が認められた。
【0047】
本発明は、少なくとも4の相対的布親和性値を有するフレグランスシステムにおける少なくとも60%、好ましくは少なくとも75%、最も好ましくは少なくとも85%のフレグランス成分を使用して、衣類又は布における永続性の匂いを生じさせる。
【0048】
更に、本発明は少なくとも6の相対的布親和性値を有するフレグランスシステムにおける少なくとも50%、好ましくは少なくとも60%、最も好ましくは少なくとも70%のフレグランス成分を使用して、衣類又は布における永続性の匂いを生じさせる。
【0049】
本発明を下記の実施例により更に説明するが、本発明はそれらに限定はされない。実施例においてすべての部及び百分率は特記しないかぎり重量による。
【実施例】
【0050】
この実験に使用される装置はHewlett Packard 7680T SFE Supercritical Fluid Extractorであった。綿布1gを7mlのシンブル(thimble)に入れた。0.01グラムのモデルフレグランスAをCOクリーニングプロセスの最も早い段階を表す布の最上部に適用した。
【0051】
【表2】
Figure 2004536241
【0052】
使用したCOの性質は:密度=0.25g/ml、圧力=77バール(Pc=73.8バール)、温度=43℃、であった。これらは、COの臨界温度が31.1℃であるので、超臨界条件であった。
【0053】
COをシンブルに導入しそして2分間ソーキングさせた。シンブルを2ml/分の流速で5分間COでフラッシユした。CO/フレグランス混合物をトラップに送り込み、そこでCOを蒸発させて−30℃に維持されている分析トラップパッキング上にフレグランスを残した。トラップをアセトンですすいだ。フレグランス/アセトン混合物を、フレームイオン化検出(GC FID)を伴うガスクロマトグラフィーを使用して分析した。
【0054】
GC FIDに基づく結果を使用して、布に保持された各フレグランス成分の%を計算した。(90%は、フレグランスの90%が布において永続的であったことを意味する)。下記(表2)は結果を示す。
【0055】
【表3】
Figure 2004536241
【0056】
ClogP、沸点及び蒸気圧の如き従来のデスクリプターを使用すると、実験値について低い相関係数しか達成されなかった。図1は沸点と布に残った%との相関を示す。r=0.52は劣った相関を示す。
【0057】
図2はlogPと布に残った%との相関を示さない。r=0.0065は極めて劣った相関を示す。
【0058】
図3は−log(蒸気圧)と布に残った%との相関を示す。r=0.54は劣った相関を示す。
【0059】
シングルデスクリプターでなされた上記相関及びすべてのデスクリプターを含む相関は布親和性値(y)の予測には適当ではなく、それ故フレグランス創製を支援するのに信頼性のある情報を与えることはできない。
【0060】
COMSO RSデスクリプターを使用することにより、はるかに優れた適合を達成することができ、優れた予測モデルの開発を可能とする。モデルフレグランスを使用して、種々の分子デスクリプターを計算した。下記のCOSMO RSデスクリプターを計算した。
【0061】
σ−モーメント M、M、M、M及びM
水素ドナー(fdon)とアクセプター(facc)についての水素結合モーメント、
自由エネルギー ΔGCosmo
本発明の詳細な説明に記載のとおり、これらのデスクリプター値は、COSMOlogic GmbH&Co.KG,Germanyにより配布されたCOSMOサームソフトウエア(COSMOtherm software)を使用してファイルフォーマット名.cosmo(Dmol/Turbomole format)又はファイルフォーマット名cos(MOPAC format)における三次元構造についての量子化学COSMO計算から計算された。
【0062】
この場合に、化合物の構造はエネルギー最小にされそして気相及び誘電場(dielectric fields)について配座異性体が発生した。これらの構造はやはりエネルギー最小にされ(CVFF力場)、次いでMOPACにより半経験的に計算しそしてターボモル(turbomole)のridft法(ridft−process)による量子化学エネルギー計算を行った。
【0063】
COSMOデスクリプター及び活性値を表(表3)に入れ、表3では化合物は行にありそして各化合物の活性値は列にある。この分析では、活性値は、「表2に示されたとおり洗浄後の乾燥布上に残った各物質のフラクション」として定義される。
【0064】
【表4】
Figure 2004536241
【0065】
洗浄におけるモデルフレグランスAに含まれた揮発性化学品の挙動を記述する式は上記デスクリプター及び活性の表を使用していくつかの多重線形回帰により決定された。最善の有効化データの故に下記の式が選ばれた。
【0066】
【数4】
Figure 2004536241
【0067】
計算された値は香料創製に使用されるべきであるので、布親和性値は下記式7を使用することにより1〜7の範囲の整数として計算された。この式7では、活性値は0.30と0.82との間で再スケール化されそして1〜7の布親和性値を生じさせる。これらの布親和性値は最も近い整数に丸められた。
【0068】
式7:
布親和性値(y)=8*活性/0.82+9−6.56/0.52
それ故、芳香化学品の予測される布親和性値を計算するために、各化学品の活性を上記式6に従って相関COSMOデスクリプターで計算する。次いで活性を0.82と0.30との間でスケール化する。次いで式7に従って布親和性値を計算する。7より大きいと計算された化学品の値は定義により7に等しい組であり、1より小さいと計算された化学品の値は定義により1に等しい組である。
【0069】
上記した実験データ及び式6及び7を使用して、下記の表4はこのクリーニングシステムにおける選ばれた芳香化学品について布親和性値を示す。
【0070】
【表5】
Figure 2004536241
【0071】
【表6】
Figure 2004536241
【0072】
本発明を例示の目的で前記において詳細に説明して来たが、このような詳細は単にその目的のためのみでありそして本発明が特許請求の範囲により限定されうることを以外には本発明の精神及び範囲から逸脱することなく当業者により変更がそれにおいてなされうることは理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0073】
【図1】沸点とこのCOマトリックスからの布に残った%との相関を示す。
【図2】logP(オクタノール/水分配)と布に残った%との相関がないことをを示す。
【図3】−log(蒸気圧)と布に残った%との相関を示す。

Claims (21)

  1. 汚れた衣類又は布材料をクリーニングする方法であって、
    A)該汚れた衣類又は布材料を密封可能で且つ加圧可能な装置に入れ、
    B)フレグランスシステムを含んでなる、COを含んでなるクリーニング剤を該装置に導入し、
    C)該汚れた衣類又は布材料を該クリーニング剤と接触させて望まれないしみ又は汚れを除去しそして該衣類又は布材料に永続的な長く続くフレグランスを付着させる、
    段階を含んでなる方法。
  2. 該COが液体COである請求項1に記載の方法。
  3. 該COが超臨界COである請求項1に記載の方法。
  4. 該フレグランスシステムが、下記の数学的式
    y=a+Σa
    式中、
    yは約1〜7の範囲を有し、ここで7が最も永続性である芳香化学品の予測される相対的布親和性値として定義され、
    1−nはCOSMO−RS計算から導かれる分子デスクリプターとして定義され、
    nは該式で使用されるデスクリプターの数として定義され、
    0−nは線形回帰分析から導かれる係数として定義される、
    に従って衣類に対して永続性であることが決定されるフレグランス成分を含んでなる
    請求項1に記載の方法。
  5. =0.2771、a=−0.0042、a=−0.0094、a=0.0061、a=−0.2738及びa=−0.0377であり;そしてx=σ−モーメントM、x=σ−モーメントM、x=σ−モーメントM、x=fdon、そしてx=ΔGCosmoであり;そしてn=5である請求項4に記載の方法。
  6. 該フレグランス成分の少なくとも60%が少なくとも4の相対的布親和性値(y)を有する請求項4に記載の方法。
  7. 該フレグランス成分の少なくとも75%が少なくとも4の相対的布親和性値(y)を有する請求項6に記載の方法。
  8. 該フレグランス成分の少なくとも85%が少なくとも4の相対的布親和性値(y)を有する請求項7に記載の方法。
  9. 該フレグランス成分の少なくとも50%が少なくとも6の相対的布親和性値(y)を有する請求項4に記載の方法。
  10. 該フレグランス成分の少なくとも60%が少なくとも6の相対的布親和性値(y)を有する請求項9に記載の方法。
  11. 該フレグランス成分の少なくとも70%が少なくとも6の相対的布親和性値(y)を有する請求項10に記載の方法。
  12. 該フレグランスシステムが、抗微生物成分、紫外線フィルター、帯電防止成分、光学的増白剤、冷却剤及び加温剤よりなる群から選ばれる追加の添加剤を含んでなる請求項1に記載の方法。
  13. 下記の数学的式
    y=a+Σa
    式中、
    yは約1〜7の範囲を有し、ここで7が最も永続性である芳香化学品の予測される相対的永続性として定義され、
    1−nはCOSMO−RS計算から導かれた分子デスクリプターとして定義され、
    nは該式で使用されるデスクリプターの数として定義され、
    0−nは線形回帰分析から導かれる係数として定義される、
    に従って衣類に対して永続性であることが決定されるフレグランス成分を含んでなる液体COクリーニングシステムに使用するためのフレグランスシステム。
  14. =0.2771、a=−0.0042、a=−0.0094、a=0.0061、a=−0.2738及びa=−0.0377であり;そしてx=σ−モーメントM、x=σ−モーメントM、x=σ−モーメントM、x=fdon、そしてx=ΔGCosmoであり;そしてn=5である請求項13に記載の方法。
  15. 該フレグランス成分の少なくとも60%が少なくとも4の相対的布親和性値(y)を有する請求項13に記載のフレグランスシステム。
  16. 該フレグランス成分の少なくとも75%が少なくとも4の相対的布親和性値(y)を有する請求項15に記載のフレグランスシステム。
  17. 該フレグランス成分の少なくとも85%が少なくとも4の相対的布親和性値(y)を有する請求項16に記載のフレグランスシステム。
  18. 該フレグランス成分の少なくとも50%が少なくとも6の相対的布親和性値(y)を有する請求項13に記載のフレグランスシステム。
  19. 該フレグランス成分の少なくとも60%が少なくとも6の相対的布親和性値(y)を有する請求項18に記載のフレグランスシステム。
  20. 該フレグランス成分の少なくとも70%が少なくとも6の相対的布親和性値(y)を有する請求項19に記載のフレグランスシステム。
  21. 該フレグランスシステムが、抗微生物成分、紫外線フィルター、帯電防止成分、光学的増白剤、冷却剤及び加温剤よりなる群から選ばれる追加の添加剤を含んでなる請求項13に記載のフレグランスシステム。
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