JP2004536215A - 着色製剤 - Google Patents

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Abstract

以下の成分を含む着色製剤:
a)少なくとも1種の、実質的に水不溶性である分散状態の染料、
b)水、
c)少なくとも1種の分散剤、
d)以下の一般式I
【化1】
Figure 2004536215

[但し、
、Rが、水素、(CH−CH−O)H又は(CH(CH)−CH−O)−H(但しnが1〜8の整数である。);(CH−CH−O)−(CH(CH)−CH−O)−(CH−CH−O)−(CH(CH)−CH−O)−H、(但しa、b、c、dは0〜7の整数であり、a+b+c+d≦9である。)から独立して選ばれ、
が、直鎖C−C10−アルキル、水素若しくはC−C−アルキルによって全く同じに又は異なって置換されたC−C14−アリール、CH−O−R(但し、RがC−C10−アルキルから選ばれる。)、から選ばれる。]

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、
a)少なくとも1種の、実質的に非水溶性である分散染料、
b)水、
c)少なくとも1種の分散剤、
d)以下の一般式I
【0002】
【化1】
Figure 2004536215
【0003】
[但し、
、Rが、水素、(CH−CH−O)H又は(CH(CH)−CH−O)−H(但しnが1〜8の整数である。)、(CH−CH−O)−(CH(CH)−CH−O)−(CH−CH−O)−(CH(CH)−CH−O)−H、(但しa、b、c、dは0〜7の整数であり及びa+b+c+d≦9である。)から独立して選ばれ、
が、直鎖C−C10−アルキル、水素若くはC−C−アルキルによって全く同じに又は異なって置換されたC−C14−アリール、CH−O−R(但し、RがC−C10−アルキルから選ばれる。)から選ばれる。]
を含む着色製剤に関する。
【0004】
更に本発明は、着色製剤をインクジェット法のインクとして又はインク中において使用する方法、及び本発明の着色製剤を使用したインクジェット処理によりシート状又は3次元に形成された支持体、特に織物の支持体に印刷する方法に関する。最後に本発明は、例えば転写印刷法により本発明のインクで印刷された支持体に関する。
【背景技術】
【0005】
インクジェット法(熱インクジェット法、ピエゾインクジェット法、連続インクジェット法、バルブインクジェット法、転写印刷法、等)で使用するインクは以下に続く必要条件の全てを満足させなければならない。これらは、印刷に適した粘度及び表面張力を有していなければならず、これらは貯蔵安定性を示す必要があり、即ち凝固又は凝集してはならず、そしてこれらは、特に分散状態、即ち不溶性の着色剤粒子を含むインクの場合に問題となり得るプリンターノズルの詰まりを引き起こしてはならない。更に貯蔵安定性には、分散状態の着色剤粒子が沈殿しないインクが要求される。更に、連続インクジェットの場合、インクは導電塩の添加に対して安定であり、イオン含有量の増加でかたまりとなる傾向がないことが必要である。更に、これにより得られた印刷物は彩色者の要求、即ち光沢及び色合いの深さを示し、そして良好な堅牢性、例えば汚れ堅牢度、光堅牢度、水堅牢度及び湿潤摩擦堅牢度、並びに良好な乾燥特性を示すものでなければならない。
【0006】
更に、インクは支持体上で迅速に乾燥して、印刷されるべき像又は文字がにじみ、例えば、異なる色のインク小滴が混合しないことが必要である。ニードルシャープ印刷物の製造では、この点で、印刷乾燥時間を最小にすることだけでなく印刷乾燥時間中に支持体上でインク小滴のにじみ出し制御を必要とする。小滴がにじみ出ないインクは、良好な持続性を有していると言える。従来技術のインクの持続性には更なる改良が必要である。
【0007】
WO99/01516には、アリールスルホン酸−ホルムアルデヒド縮合生成物又はアルコキシル化されたフェノールから選ばれる分散剤を含む着色化インクジェットインクが記載されている。これにより得られる、インクの持続性は未だに改良の余地がある。
【0008】
US5141556は、染料又は分散状態の顔料を含み、そして成分c)としてヘキシン−1,2−ジオール又は脂肪族1,2−ジオール若しくは1,3−ジオール(分枝した1,2−ジオールが好ましい)を含む水性インク及びこの水性インクのインクジェット印刷における使用方法を開示している。記載されているインクの持続性は不十分であり、特に非常に微細な線を有するニードルシャープ画像に不十分である。
【0009】
EP0649888には、水及び染料の他に、プロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル及び/又はジプロピレングリコールモノ−n−ブチルエーテル、及び他の水溶性ブチルエチルも含むインクジェットインク組成物が記載されている。得られるインクは再生紙に良好な画像を与えるが、しかしながら、吸収性の低い材料上でのインク小滴の持続性は満足するものではない。
【0010】
US5364461には、1,2−ペンタエジオール又は1,2−ヘキサンエヂオールを水溶性染料を含むインクに付加して支持体に既に印刷された画像のにじみ出を制御することについて記載されている。しかしながら、水溶性染料を含むインクは、US5116409に記載されているように、にじみ出し軽減機構を利用しており、このにじみ出し緩和機構は、水に対して最少限だけしか溶解しない着色剤の場合のにじみ出し緩和機構と本質的に異なる。
【0011】
US5531815には、可溶性染料と双性イオンベタイン構造を有する塩基とを含むインクへの1,2−アルカンジオール添加が記載されている。ベタイン構造を有する塩基への1,2−ジオールの添加により、薄い支持体上の仕上げ処理したインクの乾燥時間を減少させる。しかしながら、このようなジオールと双性イオン塩基とを組み合わせて添加することは、インクが分散染料を使用して製造されるべき場合に効果がない。
【0012】
EP0863189には8〜20質量%の1,2−ペンタジオール又は1,2−ヘキサンジオール又はこれらの混合物の可溶性染料を含むインクへの添加が記載されている。
【0013】
EP0892025には、水溶性染料と、少なくとも1種の水不溶性有機組成物を含むマイクロエマルジョン、及び水不溶性の有機混合物と混和可能な別の有機組成物、例えば1,2−ペンタンジオール、及び少なくとも1種の両親媒性化合物、を含む水性インクジェットインクが開示されている。しかしながら、これらの調整は可溶性染料にのみ適当である。多くの場合に技術上有利である着色化インクを、開示された方法では有利に調剤できない。
【0014】
EP1029903は、例えば、2−メチル−2,4−ペンタジオール又は1,2−オクタンジオール等の分枝ジオールと3−ヘキシン−2,5−ジオールの混合物が、可溶性染料を基礎として処方された着色インクで印刷された紙上の領域に、黒色着色化インクのにじみ出しを制御することを示している。しかしながら、例えば織物のような吸収性の小さい支持体においてでもインクは良好な持続性を有していることが必要である。
【0015】
EP−A1029904は良好な貯蔵安定性を有するインクが、高分子ポリマーラテックを1,2−オクタンジオールと3−ヘキシン−2,5−ジオールの混合物と共に調剤へ添加することにより得られることを教示している。
【0016】
EP−A1041127は、表面処理顔料及びグリセロールさらに多官能性アルコール又はアセチレングリコールに加え、分散剤として1,2−ブタンジオール、1,2−ペンタンジオール及び1,2−ヘキサンジオールから選ばれるアルカン−1,2−ジオールを含む水性インクジェットインクを開示している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
着色剤が実質的に水不溶性の染料、すなわち分散染料又は溶媒染料であるインクは、支持体、特に織物の支持体に印刷された時に、特にブリランテの色を与えることが注目すべきことである。この色は、転写印刷法が使用された場合、特にブリランテである。しかしながら、従来技術のインクは、持続性が不十分であることと、印刷開始(印刷出だし:start-of-print)能力がしばしば不適切なことが注目すべきことである。この理由は、着色剤成分の大きな結晶がプリンタノズルを詰まらせ、そして1個以上のノズルを使用不可にするからである。最も悪い場合では、印刷物が縞状になり又は個々の色が全く印刷されない。
【0018】
本発明の目的は、例えば、分散染料又は溶媒染料である実質的に不溶性の着色剤を含み、そして特に良好な印刷開始性能と結びつけられた良好な持続性と許容できる乾燥時間を含む、インクジェット法に有利な利用性を有する新規な着色製剤を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0019】
発明者等は、この目的は冒頭で定義した着色製剤によって達成されることを見出した。
【0020】
本発明の着色製剤は、実質的に水不溶性で、分散状態の染料a)を含む。これらの染料は、分散染料又は溶媒染料としても知られている。重要な例はアゾ染料及びアントラキノン染料である。
【0021】
本発明の着色製剤は染料混合物も含むが、1種類の染料のみが存在することが好ましい。製剤は、地紋染料として、染料、特にダイレクト、酸性又は反応性染料の色相に類似する可溶性染料を含んでも良い。
【発明を実施するための最良の形態】
【0022】
以下のものは、バット染料が同様に列挙されているが、適当な分散染料a)の例である。
【0023】
バット染料:
−C.I.Vat Yellow2、3、4、5、9、10、12、22、26、33、37、46、48、49および50;
−C.I.Vat Orange1、2、5、9、11、13、15、19、26、29、30及び31;
−C.I.Vat Red2、10、12、13、14、16、19、21、31、32、37、41、51、52及び61;
−C.I.Vat Violet2、9、13、14、15、17及び21;
−C.I.Vat Blue1、3、5、10、12、13、14、16、17、18、19、20、22、25、26、29、30、31、35、41、42、43、64、65、66、72及び74;
−C.I.Vat Green1、2、3、5、7、8、9、13、14、17、26、29、30、31、32、33、40、42、43、44及び49;
−C.I.Vat Brown1、3、4、5、6、9、11、17、25、32、33、35、38、39、41、42、44、45、49、50、55、57、68、72、73、80、81、82、83及び84;
−C.I.Vat Black1、2、7、8、9、13、14、16、19、20、22、25、27、28、29、30、31、32、34、36、56、57、58、63、64及び65;
有効な染料a)は、既述したバット染料と同様に実質的に水−溶媒混合物に不溶解であり、特に酸性又はイオン性の基を含まないアゾ、アントラキノン、キノフタロン、ベンゾジフラン、メチン、及びアザメチン染料を含む。
【0024】
有効な染料a)は、特に例えば:
−C.I.Disperese Yellow1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、11:1、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57,58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、114、115、116、117、118、119、120、121、179、180、181、182、183、184、184:1、198、200、201、202、203、204、205、206、207、208、209、210、211、212、213、214、215、216、217、218、219、220、221、222、223、224、225、226、227及び228;
−C.I.Disperese Orange1、2、3、3:3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、25:1、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、41:1、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、61、62、63、64、65、66、67、68、69、70、71、72、73、74、75、76、77、78、79、80、81、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、126、127、128、129、130、131、136、137、138、139、140、141、142、143、145、146、147、及び148;
−C.I.Disperse Red1、2、3、4、5、5:1、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、30:1、31、32、33、34、35、36、38、39、40、41、43、43:1、46、48、50、51、52、53、54、55、55:1、56、58、59、60、61、63、65、66、69、70、72、73、74、75、76、77、79、80、81、82、84、85、86、86:1、87、88、89、90、91、92、93、94、96、97、98、100、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112、113、115、116、117、118、120、121、122、123、125、126、127、128、129、130、131、132、133、134、135、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、151:1、152、153、154、155、156、157、158、159、160、161、162、163、164、165、166、167、167:1、168、169、170、171、172、173、174、175、176、177、178、179、180、181、182、183、184、185、186、187、188、189、190、190:1、191、191:1、192、193、194、195、211、223、224、273、274、275、276、277、278、279、280、281、302:1、305、306、307、308、309、310、311、312、313、314、315、316、317、318、319、320、321、322、323、324、325、326、327、328、329、330、331、332、333、334、335、336、338、339、340、341、342、343、344、346、347、348、349、352、356及び367;
【0025】
−C.I.Disperse Violet1、2、3、4、4:1、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、31、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、50、51、52、53、54、55、56、57、58、59、60、70、81、86、87、88、89、91、92、93、94、96、及び97;
−C.I.Disperse Blue1、1:1、2、3、3:1、4、5、6、7:1、8、9、10、11、12、13、13:1、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、23:1、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、38、39、40、42、43、44、45、47、48、49、51、52、53、54、55、56、58、60、60:1、61、62、63、64、64:1、65、66、68、70、72、73、75、76、77、79、80、81、81:1、82、83、84、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、96、97、98、99、100、101、102、103、104、105、106、107、108、109、111、112、113、114、115、116、117、118、119、121、122、123、124、125、126、127、128、130、131、132、133、134、136、137、138、139、140、141、142、143、144、145、146、147、148、149、150、151、152、153、154、155、156、158、159、160、161、162、163、164、165、165:2、166、167、168、169、170、171、172、173、174、175、195、281、282、283、283:1、284、285、286、287、288、289、290、291、292、293、294、316、317、318、319、320、321、322、323、324、325、326、327、328、329、330、331、332、333、334、335、336、337、338、339、340、341、342、343、344、345、346、347、349、351及び359;
−C.I.Disperese Green1、2、5、6及び9;
−C.I.Disperese Brown1、2、3、4、4:1、5、7、8、9、10、11、18、19、20及び21;
−C.I.Disperese Black1、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、20、22、24、25、26、27、28、29、29:1、30、31、32、33、34及び36;
−C.I.Solvent Yellow2、3、7、12、13、14、16、18、19、21、25、25:1、27、28、29、30、33、34、36、42、43、44、47、56、62、72、73、77、79、81、82、83、83:1、88、89、90、93、94、96、98、104、107、114、116、117、124、130、131、133、135、141、143、144、145、146、157、160:1、161、162、163、167、169、172、173、176、179、180、181、182、183、184、185、186、187、189、190及び191;
−C.I.Solvent Orange1、2、3、4、5、7、11、14、20、23、25、31A、40:1、41、45、54、56、58、60、62、63、70、75、77、80、81、86、99、102、103、105、106、107、108、109、110、111、112、及び113;
【0026】
−C.I.Solvent Red1、2、3、4、8、16、17、18、19、23、24、25、26、27、30、33、35、41、42、45、48、49、52、68、69、72、73、83:1、84:1、89、90、90:1、91、92、106、109、111、118、119、122、124、125、127、130、132、135、141、143、145、146、149、150、151、155、160、161、164、164:1、165、166、168、169、172、175、179、180、181、182、195、196、197、198、207、208、210、212、214、215、218、222、223、225、227、229、230、233、234、235、236、238、239、240、241、242、243、244、245、247及び248;
−C.I.Solvent Violet2、8、9、11、13、14、21、21:1、26、31、36、37、38、45、46、47、48、49、50、51、55、56、57、58、59、60及び61;
−C.I.Solvent Blue2、3、4、5、7、18、25、26、35、36、37、38、43、44、45、48、51、58、59、59:1、63、64、67、68、69、70、78、79、83、94、97、98、99、100、101、102、104、105、111、112、122、124、128、129、132、136、137、138、139及び143;
−C.I.Solvent Green1、3、4、5、7、28、29、32、33、34及び35;
−C.I.Solvent Brown1、3、4、5、12、20、22、28、38、41、42、43、44、52、53、59、60、61、62及び63;
−C.I.Solvent Black3、5、5:2、7、13、22、22:1、26、27、28、29、34、35、43、45、48、49及び50である。
【0027】
更に有用な染料a)は、置換されたベンゾジフラノン染料を含み、その基本構造は式Aに従う。
【0028】
【化2】
Figure 2004536215
【0029】
このような染料は、どちらかの、又は両方のフェニール環で置換されて良い。有用な置換基X及びXは、ハロゲン、隣接しない酸素原子によって遮断されない又は遮断されたアルキル、酸素原子によって遮断されない又は遮断され、アルキル部分で置換されたアルコキシ、ヒドロキシル、置換又は無置換アミノ、シアノ、ニトロ及びアルコキシカルボニルである。
【0030】
更に有用な染料は、以下の式B〜Eで表される染料を含む:
【0031】
【化3】
Figure 2004536215
【0032】
【化4】
Figure 2004536215
【0033】
実質的に水不溶性の染料a)の例示は、WO97/46623、WO98/24850及びWO99/29783に列挙されている。
【0034】
この実質的に水不溶性で分散状態の染料a)は、超微粒子(状)でなければならない。染料粒子a)の95%、更には好ましくは99%以上が1μm及び好ましくは0.5μmの平均粒径を有していることが好ましい。
【0035】
本発明の着色製剤は通常、0.01〜20質量%、好ましくは0.2〜10質量%、特に好ましくは1〜6質量%の染料a)を含む。
【0036】
水は、本発明の着色製剤の主成分b)であり、例えばイオン交換器により得られる、脱塩され、完全にイオン除去された水であることが好ましい。水の含有量は通常に50〜95質量%である。本発明の製剤は、水の含有量が60〜80質量%であることが好ましい。
【0037】
更に本発明の着色製剤は、0.1〜25質量%、好ましくは0.5〜10質量%の分散剤c)を含む。
【0038】
有用な分散剤c)は、原則として水性組成物として知られているすべての分散剤を含む。
【0039】
特に有用な分散剤c)は、1種以上の可溶性アルコキシル化されたフェノールに基づいた水溶性分散剤c1)、1種以上のアリールスルホン酸−ホルムアルデヒド縮合生成物に基づいた水溶性分散剤c2)、1種以上の、少なくとも二官能性のイソシアナートと1個のイソシアナート反応基を有する化合物との縮合生成物に基づいた水溶性分散剤c3)、又は1種以上のアルコキシル化ヒドロキシナフタレンに基づいた水溶性分散剤c4)である。
【0040】
有用な分散剤c1)は、下式C1a
【0041】
【化5】
Figure 2004536215
【0042】
又は
下式C1b
【0043】
【化6】
Figure 2004536215
【0044】
[但し、
mが、0と180の間、好ましくは0と125の間であり、
hが、15と200の間、好ましくは37と180の間であり、且つn≧mであり、
Mがアルカリ金属、好ましくはNa又はK、特に好ましくはNaであり;
rが0又は1である。]
のアルコキシル化フェノール又はこれらの混合物を含む。
【0045】
化合物C1a及びC1bは、以下のフェノールC1a.1又はC1a.2をプロピレンオキシドと反応させ、次いで付加体をエチレンオキシドと反応させるか、又は以下のC1a.1又はC1a.2をエチレンオキシドと反応させることによって製造されることが有利である。
【0046】
【化7】
Figure 2004536215
【0047】
次に付加体を、クロロスルホン酸又は三酸化硫黄と反応させ、これらを完全に又は部分的に酸性の硫酸エステルに転化し、そしてこれにより得られる酸エステルをアルカリで中和する。
【0048】
式C1a.1及び式C1a.2のフェノールは、触媒としての酸の存在下でビスフェノールA(2,2−(p,p’−ビスヒドロキシジフェニル)プロパン)又はフェノールと、それぞれ4又は2モルのスチレンとを反応させることにより得ることができる。フェノールC1a.1及びフェノールC1a.2を公知の方法に従い、酸性又はアルカリ性の触媒、例えばNaOCH又はSbClの存在下で最初にプロピレンオキシドと、次にエチレンオキシドと、又はエチレンオキシドのみと反応させて、それぞれ対応するアルコキシル化生成物C1a及びC1b[但しr=0である。]を形成する。このアルコキシル化は、例えばUS2979528に記載されている方法に従って行われても良い。
【0049】
酸性の硫酸エステルは、アルコキシル化された生成物とクロロスルホン酸又は三酸化硫黄との反応によって製造され、その際クロロスルホン酸又は三酸化硫黄の量は、全ての遊離ヒドロキシル基が硫酸化されるか又はこれらの所定部分が硫酸化されるように選択される。後者の場合では、遊離及び硫酸化ヒドロキシル基を含む式C1a及び式C1bの化合物の混合物を生成する。分散剤として使用するために、合成用の硫酸の酸エステルが水溶性の塩に添化される。有利な水溶性塩はアルカリ金属塩、例えば、ナトリウム又はカリウム塩である。このためにクロロスルホン酸の場合に2当量の塩基性化合物が必要とされ、三酸化硫黄の場合、1等量が必要とされる。使用される基本化合物は水性のアルカリ金属水酸化物であることが有利である。中和温度は70℃を超えるべきではない。得られた塩は、水溶液の状態で使用でき、それ自体単離されて固体の状態で使用される。
【0050】
mが1から平均して2.5、hが平均して37から250及びrが平均して0.5以下である分散剤c1)が好ましい。mが0〜平均して2.5、hが平均して50〜100及びrが平均して0.5以下である分散剤c1)が特に好ましい。
【0051】
分散剤c1)は知られており、例えばUS4218218に記載されている。
【0052】
分散剤c2)は、ナフタレン自体又はナフタレン含有混合物等の芳香族化合物のスルホン化、及び次に行われるアリールスルホン酸のホルムアルデヒドとの縮合によって得ることができる。
【0053】
アリールスルホン酸の製造用の好ましい出発材料(starting material)は、表1に特性が述べられ、そしてナフテン系の残油の1400〜1700℃での熱分解、及び分解生成物(1013mbar及び100〜120℃で通過する留分)の分別によって得られた芳香族化合物の混合物である。ナフテンの残余オイルは軽油の分解において得られ、高沸点芳香族炭化水素油と称される。
【0054】
芳香族留分は、その構造と量が詳細に決定することは実際に不可能である多様な芳香族物質の混合物である。以下のアリール化合物は、この芳香族留分の最も重要な代表例である。
【0055】
【表1】
Figure 2004536215
【0056】
更に芳香族の留分は、同定化組成分に関して、0.1〜約2質量%の量で以下の芳香族化合物を含む:フルオレン、インダン、α−メチルスチレン、フェナントレン、メチルインダン、ジメチルナフタレン、エチルナフタレン、キシレン、テトラリン、スチレン、メチルエチルベンゼン、アントラセン、フルオルアントレン、ピレン及びトルエンである。
【0057】
分散剤c2)は、芳香族又は長鎖脂肪族カルボン酸、これらの塩、無水物又は混合物の存在下で製造されて良い。
【0058】
適当な芳香族カルボン酸及びこれらの誘導体の例は、ナフタレンカルボン酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、安息香酸、トリメリト酸、フェニル酢酸、フェノキシ酢酸、サリチル酸、p−ヒドロキシ安息香酸、ジフェニル酢酸、m−ヒドロキシ安息香酸、ベンゼンテトラカルボン酸、又は、無水トリメリト酸、ベンゼン−1,2,4,5−テトラカルボン酸の二無水物又は無水フタル酸等の酸無水物である。
【0059】
適当な長鎖脂肪族カルボン酸は、特に飽和又はオレフィン性不飽和で、8〜22個、好ましくは8〜18個の炭素原子を有する自然又は合成の直鎖又は分岐の脂肪族モノカルボン酸、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、リノレン酸又はリノール酸等の高級脂肪酸又は2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸又はイソトリデカン酸等の合成して生成されたカルボン酸、を含む。
【0060】
上述したカルボン酸の適当な塩は、アルカリ金属、アンモニウム又はアルカリ土類金属塩、上述のアルカリ金属、アンモニウム又は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウムで対応するカルボン酸を中和して得られるアルカリ土類金属塩、アンモニア、又はエタノールアミン、ジエタノールアミン又はトリエタノールアミン等のアルカノールアミンである。
【0061】
安息香酸ナトリウム、フェニール酢酸ナトリウム、サリチル酸塩ナトリウム、4−ヒドロキシ安息香酸ナトリウム、テレフタル酸ナトリウム、2−ヒドロキシ−3−ナフタレンカルボン酸ナトリウム、ナフタレン−1−カルボン酸、無水フタル酸又は安息香酸が特に好ましい。
【0062】
本場合において特に適当な分散剤c2)は、50〜97質量%、特に70〜95質量%のアリールスルホン酸−ホルムアルデヒド縮合生成物を含み、そして3〜50質量%、特に5〜30質量%の芳香族又は長鎖脂肪族カルボン酸、これらの塩、又は無水物又はこれらの混合物を含む。
【0063】
これらの混合物は、最初に縮合スルホン酸又は10〜65質量%のSO成分を有する発煙硫酸と、120〜160℃好ましくは135〜145℃で反応することによりスルホン化される。芳香族化合物の質量に対して、65質量%のSO成分を有する発煙硫酸又はより低含有量のSO成分を有する対応する発煙硫酸を0.7〜1.5質量部、使用することが有利である。反応時間は、通常145℃で1.5〜3時間の範囲であり、140℃で21/4(2.25)〜4時間の範囲であり、135℃で31/4(3.25)〜6時間の範囲である。
【0064】
スルホン化の後、アリールスルホン酸混合物は、α−のβ−異性体に対する割合が、通常、20:1〜1:8の範囲、特に10:1〜1:5の範囲及び1:1〜1:2の範囲が最も好ましい、少なくとも30質量%のα−及びβ−ナフタレンスルホン酸を含む。
【0065】
スルホン処理された生成物は、引き続きホルムアルデヒドによって縮合される。
これは、通常、スルホン化反応の混合物を水で薄め、そしてホルムアルデヒドを好ましくは、全体で10〜50質量%の水溶液の状態で添加することにより実施される。このように生成された混合物は、90〜105℃で4〜12時間及び好ましくは7〜9時間保持される。高圧力ならば、例えば1.1〜10バールの範囲において、105〜150℃の範囲の反応温度を使用することが可能である。スルホン化された生成物に対し、通常0.05〜0.2及び0.07〜0.17質量部のホルムアルデヒドが使用される。
【0066】
反応終了後、反応混合物は、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、又は重炭酸ナトリウム、が水溶液の状態で、通常pHが6〜11の範囲になるまで中和される。
【0067】
上述した芳香族化合物の断片から得られた縮合生成物は、40質量%以下のスルホン酸基の成分を有する。この製造方法は、縮合生成物がスルホン酸基に対して10質量%以下のNaSOと25モル%以下の硫酸を付加的に含んでも良い。
【0068】
分散剤c2)及びこれらの製剤は公知である;例えばUS−A−5186846、DE−A−137005又はEP−A−380778参照。
【0069】
分散剤c3)は、少なくとも、イソシアナート反応基によって一方の端に終結し、固体粒子を作り分散媒体と両立して分散する重合合成物(以降安定剤ブロックとする)との付着位置として作用する二官能性のイソシアナート及び、窒素含有モノマー又は有機スルホン酸エステルのホモ−又はコポリマーのどちらでもあり得、それぞれがイソシアナート反応グループを有し、そしてそれぞれが固体粒子に吸着されて分散されるアンカーグループブロックの縮合生成物である。
【0070】
安定剤ブロック及びアンカーグループブロックと結合したイソシアナートは、ジイソシアナート又は平均2.0〜4.5のNCO官能性を有するより高機能性ポリイソシアナートである。
【0071】
ジイソシアナートは、芳香族又は脂肪族、好ましくは、テトラメチレンジイソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、オクタメチレンジイソシアナート、デカメチレンジイソシアナート、ドデカメチレンジイソシアナート、テトラデカメチレンジイソシアナート、トリメチルヘキサンジイソシアナート、又はテトラメチルヘキサンジイソシアナート、1,4−、1,3−又は1,2−ジイソシアナートシクロヘキサン、4−4’−ジ(イソシアナートシクロヘキシル)メタン、1−イソシアナート−3,3,5−トリメチル−5−(イソチアナートメチル)シクロヘキサン(イソホロンジイソシアナート)又は2,4−又は2,6−ジイソシアナート1−メチルシクロヘキサン、特に好ましくは、ヘキサメチレンジイソシアナート及びイソホロンジイソシアナート等の脂肪族ジイソシアナートである。
【0072】
高級ポリイソシアナートが同様に芳香族又は脂肪族であって良い。ここで、脂肪族ポリイソシアナート、特に1.7〜5特に約3の平均NCO官能性を有する脂肪族ポリイソシアナートに多くの選択物を与えた。以下の群が例示される:
(a)脂肪族のポリイソシアナート及び/又は脂環式ジイソシアナートを含むイソシアヌレート基。ヘキサメチレンジイソシアナート及びイソホロンジイソシアナートに基づいた対応するイソシアナート−イソシアヌレートが特に好ましい。これらイソシアヌル酸塩は、特に単純なトリスイソシアナートアルキル又はトリスイソシアナートシクロアルキルイソシアヌレートであり、これらは、ジイソシアナートの環式の三量体又はジイソシアナート又は、1個以上のイソシアヌレート環を含むこれらのより高級同族体との混合物である。イソシアナート−イソシアヌレートは通常、10〜30質量%、特に15〜25質量%、及び2.6〜4.5の平均NCO官能性であるNCO成分を有している。
(b)脂肪族で(aliphatically)、及び/又は脂環式(cycloaliphatically)で付着したイソシアナート基を有するウレットジオンジイソシアナート、これらは、ヘキサメチレンジイソシアナート又はイソホロンジイソシアナートから誘導されることが好ましい。ウレットジオンジイソシアナートは、ジイソシアナートの環式二量化物である。
(c)脂肪族で付着したイソシアナート、特に、トリス(6−イソシアナートヘキシル)ビウレット又はそのより高級同族体との混合物、を有するポリイソシアナートを含むビウレット基。これらポリイソシアナートを含むビウレット基は、通常18〜25質量%のNCO及び3〜4.5の平均NCO官能性有している。
(d)例えば、過剰のヘキサメチレンジイソシアナート又はイソホロンジイソシアナートとトリメチルオルプロパン、グリセロール、1,2−ジヒドロプロパン又はこれらの混合物等の単純な多価アルコールとの反応によって得ることができる、脂肪族上、又は脂環式で付着したイソシアナート基を有する、ポリイソシアナートを含むウレタン及び/又はアロファナート基。これらポリイソシアナートを含むウレタン及び/又はアロファナート基は、通常12〜20質量%のNCO及び2.5〜3の平均NCO官能性有している。
(e)好ましくはヘキサメチレンジイソシアナート又はイソホロンジイソシアナートから誘導される、ポリイソアン酸塩を含む、オキサジアジントリオネ(Oxadiazinetrione)。ポリイソアン酸塩は、ジイソシアナート及び二酸化炭素から調合可能である。
(f)変性ポリイソシアナート。
【0073】
安定剤ブロックを形成する高分子化合物は、一般式C3a、
【0074】
【化8】
Figure 2004536215
の高分子化合物であることが好ましい。
[但し、
が、水素、
−C28−アルキル、好ましくは、C−C10−アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソ−ペンチル、sec−ペンチル、ネオ−ペンチル、1,2−ジメチルプロピル、イソ−アミル、n−ヘキシル、イソ−ヘキシル、sec−ヘキシル、n−ヘプチル、イソ−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、及びn−デシル;
好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソ−ペンチル、sec−ペンチル、ネオ−ペンチル、1,2−ジメチルプロピル、イソ−アミル、n−ヘキシル、イソ−ヘキシル、sec−ヘキシル等のC−C−アルキル、
特に好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル及びtert−ブチル等のC−C−アルキル。
【0075】
−1個以上の二重結合を有する、置換又は不置換のC−C28−アルケニル、
例えば、ビニル、1−アリール、3−アリール、ω−ブテニル、ω−ペンテニル、ω−ヘキセニル、ω−デセニル、ω−ウンデセニル、ω−エイコセニル、1−cis−ブタ−1,3−ジエニル又は1−cis−ヘキサ−1,5−ジエニル。置換C−C28−アルケニル基の例は、イソプロペニル、1−イソプレニル、α−スチリル、β−スチリル、1−cis−1,2−フェニルエセニル又は1−trans−1,2−フェニレンエセニルである。
【0076】
1個以上の三重結合を有する、置換又は不置換の、及び随意に二重結合を有するC−C28−アルキニル、
例えば、エチニル、プロパルギル、ω−ブチニル、ブト−2−イニル、ω−ペンチニル、ペント−2−イニル、ペント−3−イニル、2−メチルペント−3−イニル、ω−ヘキイニル、オメガ−デシニル、ω−ウンデシニル、ω−エイコシニル、
又は重合出発材料又は連鎖調節剤の残余物、
Yが、同一の又は異なった、α、β−エチレン不飽和のモノ−又はジカルボン酸から成る群から選ばれるモノマーの重合単位をあらわす、表す、すなわち;
不置換の、又はヒドロキシル−、C−C−アルコキシ−、ポリアルキレンオキシ−又はハロゲン−モノ−又は−多置換されたC−C20−(シクロ)アルコキル又はC−C20−アラルキルエステル、アミド、ニトリル、又はα、β−エチレン不飽和のモノ−又はジカルボン酸の無水物;脂肪族又は芳香族カルボン酸のビニル又はアリールエステル;ビニル又はアリールエステル;エチレン不飽和のスルホン酸又はスルホン酸誘導体、ハロゲン化された、又はハロゲン化されていない、エチレン不飽和の脂肪族C−C20炭化水素;芳香族エチレン不飽和の化合物及びポリホスフェセンを形成する重合可能な化合物;又は下式
【0077】
【化9】
Figure 2004536215
【0078】
[但し、R〜Rが、独立して、
水素、
−C−アルキル、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソ−ペンチル、sec−ペンチル、ネオ−ペンチル、1,2−ジエチルプロピル、イソ−アミル、n−ヘキシル、イソ−ヘキシル、sec−ヘキシル、特に好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル及びtert−ブチル等のC−C−アルキルである。
【0079】
−C20−アリル、例えばフェニル、1−ナフチル、2−ナフチル、1−アンスリル(anthryl)、2−アンスリル、9−アンスリル、1−フェンアンスリル、2−フェンアンスリル、3−フェンアンスリル、4−フェンアンスリル及び9−フェンアンスリル、好ましくは1−ナフチル及び2−ナフチル特に好ましくは、フェニルである。]
−CH−Cl又は−CH−OH、
及びY、Yは例えば、p−フェニレン又はm−フェニレン又はアラルキレン基等の独立したC−C20−アルキレン、C−C14−アリレン、
xが、0と10000の間の整数、好ましくは≧2、特に≧3及び特に好ましくは、30〜1000の範囲であり、及び
Xが、COO、O、S又はNR10[但しR10が、上記に定義したようにH又はC−C−アルキル基である。]である。]
高分子化合物C3aは、好ましくはC−C−アルキル(メタ)アクリレートを使用して構成されたものであり。特に好ましくは、1種以上のC−C−アルキルメタクリル、特にメチルメタクリレート、及び/又はブチルメタクリレートの重合である。イソシアナート反応基のXHは、分解時に遊離水酸基を供給する出発材料の補助、及び/又は水酸基を含む連鎖調整剤の補助でポリアクリレートの末端の位置に取り込まれる水酸基が好ましい。
【0080】
高分子化合物C3aは、最も好ましくは、モノ(通常、C−C18、好ましくはポリ(特にC−C)アルキレングリコールの、C−C)アルキルエーテルであり、これは例えばアルカノールをエチレンオキシド、プロピレンオキシド及びブチレンオキシド等のアルケンオキシド、又はエピクロロヒドリンと反応させて得ることができる。特に適切なものは、5〜10000、好ましくは5〜80モルのエチレンオキシド及び/又はプロピレンオキシドでアルコキシル化されたC−C18(特にC−C)アルカノールであり、そしてプロピレングリコールモノメチルエーテルが非常に有効である。
【0081】
安定剤ブロックの平均分子量は、好ましくは、約250〜100000の範囲内であり、特に約500〜7000の範囲内である。
【0082】
分散剤c3の構成に有効なアンカー基ブロックの具体例は、N−ビニルアミド、N−ビニルラクタム、及びビニル−又はアリル−置換された含窒素ヘテロ環から選ばれる1種以上のモノマーのホモ−又はコポリマーに基づいている。特に有効なモノマーは、N−ビニルピロリドン、N−ビニルピリジン、N−ビニルカプロラクタム、N−ビニルイミダゾール、及びN−ビニルホルムアミドであり、これらの内N−ビニルピロリドンが好ましい。ホモ−又はコポリマーは、10〜100特に10〜30のK値を有していることが好ましい。イソシアナート反応基として、酸化水素基を有する形態で終結(termination)させることは、水又はイソプロパノール等の低級アルコール存在下での重合、又は適当な連鎖調節剤及び/又は出発材料の存在下での重合により達成される。
【0083】
分散剤c3)を構成するのに有効な更なるアンカー基ブロックの具体例は、一般式C3b
【0084】
【化10】
Figure 2004536215
【0085】
[但し、
11及びR12が、独立してメチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル及びtert−ブチル、特にR11=R12=メチル又はエチル等のC−C−アルキルであり、;
Qが、NR(2−P)又はCR(3−P)(R=H又はC−C−アルキル)であり、
及びYが独立して化学結合した、又は不置換の又はC−C−アルキル−又はアリール−置換された、(1個以上のO、NR、CO、COO、OCO、CONR又はNRCOを伴う又は伴わない)C−C10−アルカンであり、
pが、1又は2であり;及び
が、COO、O、S又はNR13、[但し、NR13が、上記に定義したH又はC−C−アルキル基である。]
のホスホン酸エステルによって形成される。
【0086】
ホスホン酸エステルのより好ましい実施例は、ジエチルN,N−ビス(ヒドロキシエチル)アミノメチルホスホネート、3−ヒドロキシメチルアミノ−3−オキソプロピルホスホン酸、3−アミノプロピルホスホン酸、1−アミノプロピルホスホン酸、2−アミノオクチルホスホン酸、1−アミノオクチルホスホン酸、1−アミノブチルホスホン酸、ヒドロキシメチルホスホン酸及び1−ヒドロキシエチルホスホン酸のジメチル又はジエチルエステルである。
【0087】
ジ−又はポリイソシアナートと安定剤ブロック及びアンカー基ブロックとの反応は2段階又は1ポット反応(pot reaction)で実施可能である。しかしながら反応は、第一段階でジ−又はポリイソシアナートが安定剤ブロックと反応する2段階で行われることが好ましい。反応は、溶媒の不存在又は存在下で行われ、好ましくはアセトン、THF、トルエン、ジオキサン等の溶媒存在下で行われる。安定剤がエチレン不飽和の化合物の重合によって調合された場合、安定剤のジ−又はポリイソシアナートとの反応は、遊離基重合用と同一の溶媒で有利に実施される。この反応は触媒不存在下で実施でき、又は好ましくは第3級のアミン、特にトリメチルアミン、又は金属塩、特にオクタン酸錫又はオクタン酸鉛又はジブチル錫のジラウレート又はチタニウムテトラメトキシド等の有機金属化合物等の触媒存在下で実施される。この反応は、室温〜125℃、特に40〜90℃の範囲の温度で実施される。
【0088】
分散剤c3)の更なる詳細は、DE−A−19842952に記載されている。
【0089】
分散剤c4)はアルコキシレート化されたヒドロキシナフタレン、好ましくはエトキシレート化されたβ−ヒドロキシナフタレンである。分散剤c4)は通常、2000〜40000g/モル、特に20000〜35000g/モル、及び特に25000〜30000g/モルの平均分子量Mを有している。
【0090】
分散剤c4)は一般的に知られており、そしてヒドロキシナフタレンのアルコキシル化による通常の方法で利用できる。
【0091】
本発明の着色製剤は更に一般式Iの化合物を含む。
【0092】
式Iにおける変化(バリエーション)が以下に明示されている:
及びRが、
ハロゲン、
(CH−CH−O)H又は(CH(CH)−CH−O)−H、(但し、nが1〜8の整数、好ましくは1〜4の整数である。);
(CH−CH−O)−(CH(CH)−CH−O)−(CH−CH−O)−(CH(CH)−CH−O)−H、(但しa、b、c、dは0〜7の整数であり、a+b+c+d≦9である。)から独立して選ばれ、
が、
エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシルから選ばれる直鎖C−C10−アルキル、;好ましくは、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、等のC−C−アルキル;特に好ましくは、エチル、n−プロピル又はn−ブチル等のC−C−アルキルであり;
好ましい実施の形態では、R又はR又は他のR及びRが、(CH−CH−O)H又は(C(CH)−CH−O)−H、又は(CH−CH−O)−(C(CH)−CH−O)−(CH−CH−O)−(C(CH)−CH−O)−Hから選ばれ、及びRが直鎖C−C−アルキル、C−C14−アリール又はCH−O−Rから選ばれる。他の好ましい実施の形態では、R及びRがそれぞれ水素、及びRがC−C−アルキル、C−C14−アルキル又はCH−O−Rから選ばれる。
− C−C14アリール、例えばフェニル、1−ナフチル、及び2−ナフチル、1−アンスリル、2−アンスリル、9−アンスリル、1−フェナンスリル、2−フェナンスリル、3−フェナンスリル、4−フェナンスリル、及び9−フェナンスリル、好ましくはフェニル、1−ナフチル、及び2−ナフチル、特に好ましくはフェニルである。
【0093】
−C14アリール基は、C−C−アルキル、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソ−ペンチル、sec−ペンチル、ネオ−ペンチル、1,2−ジメチルプロピル、イソ−アミル、n−ヘキシル、iso−ヘキシル、sec−ヘキシル、n−ヘプチル、イソ−ヘプチル、及びn−オクチル;好ましくは、
メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソ−ペンチル、sec−ペンチル、ネオ−ペンチル、1,2−ジメチルプロピル、イソ−アミル、n−ヘキシル、iso−ヘキシル、sec−ヘキシル等のC−C−アルキル、特に好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、及びtert−ブチル等のC−C−アルキルから構成される群から選ばれる1種以上の同じか又は異なる置換基によって置換されても良い、
− CH−O−R
[但し、Rが、C−C10−アルキル、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソ−ペンチル、sec−ペンチル、ネオ−ペンチル、1,2−ジメチルプロピル、イソ−アミル、n−ヘキシル、イソ−ヘキシル、sec−ヘキシル、n−ヘプチル、イソ−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、及びn−デシル;好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、イソ−ペンチル、sec−ペンチル、ネオ−ペンチル、1,2−ジメチルプロピル、イソ−アミル、n−ヘキシル、イソヘキシル、sec−ヘキシル、等のC−C−アルキル、特に好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル及びtert−ブチル等のC−C−アルキル、である。]
好ましくは、R及びRが両方とも水素である。
【0094】
本発明の着色製剤に含まれる一般式Iの化合物はキラルであり、そしてこれらのd−又はl−鏡像(異性)体の形態、及び混合物の形態でも使用することができる。経済上の理由で、これらをラセミ化合物として使用することが賢明である。
【0095】
本発明に従って使用された一般式Iの1、2−ジオールは、例えば、対応するα−オレフィンとOSO又は他の酸化剤との反応及び引き続く酸化によって調合されて良い。1,2−ジオールの好ましい調合方法は、2段階プロセスによるものである。第1段階は、対応するα−オレフィンを例えば、m−クロロペル安息香酸又は過酸化水素でエポキシド化することを含む。第2段階は、第1段階で得られたエポキシドを酸性又は塩基性の状態で加水分解することを含む。
【0096】
本発明の更なる局面では、基が以下のように定義される、式Iのエチレングリコールエステル又はプロピレングリコールエステル又は混合エチレングリコール/プロピレングリコールエステル、
[但し、:
,Rが独立して(CH−CH−O)H又は(CH(CH)−CH−O)−H(但し、nが1〜8、好ましくは1〜4の整数である。);
(CH−CH−O)−(CH(CH)−CH−O)−(CH−CH−O)−(CH(CH)−CH−O)−H(但しa、b、c、dが0〜7の整数であり、a+b+c+d=9である。)、から選ばれ、
が、
− エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、n−ヘプチル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシルから選ばれる直鎖C−C10−アルキル;好ましくはエチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル等のC−C−アルキル;特に好ましくは、エチル、n−プロピル又はn−ブチル等のC−C−アルキル、から選ばれる。]
を提供する。
【0097】
本発明に従った一般式Iのエチレングリコールエステル又はプロピレングリコールエステルは、以下のエポキシド化されたα−オレフィンと、エチレングリコール誘導体又はプロピレングリコール誘導体又はこれらの混合物とを酸性又は塩基性触媒、好ましくは、塩基性触媒存在下で反応させることにより得られる。第2の水酸基が選択的にエーテル化されたならば、保護群(protecting group)の化学的使用は純粋物を生成する。最も好ましい、エーテル化された1,2−ジオールのd1−d3
【0098】
【化11】
Figure 2004536215
は、以下のように有利に製造される:
【0099】
d1:最初の(Acros Chenicalから商業上得られる)1,2−ヘキサンジオールは、標準状態下でベンジルクロライドの1種の同等物でベンジル化される。これは、次に塩基例えば、メトキシドナトリウム、NaOCHを使用して脱プロトンされ、そしてオートクレーブで100−150℃が有利である高温度でエチレンオキシドの2等量と反応される。有効な溶媒は例えばメタノールを含む。第3段階は、例えば触媒としての活性炭素を介して保護群を再分離し、例えばシリカゲル又はアルミナ及び溶媒エバポレーション(蒸発濃縮)を介した濾過後、その構造が例えばNMR分光分析、IR分光分析、質量分光分析等の通常の分光分析法で決定される所望の物質を得る、標準状態での水素化を含む。
d2:ナトリウムが過剰のメタノールと反応し、メトオキシドが形成される。
ジエチレングリコール及び1,2−エポキシヘキサンの等モル量が加えられ、そしてこの混合物が加熱されるが、加熱はオートクレーブにおいて、100〜150℃で数時間が有利である。過剰のメタノールが蒸留され、そして残留物が水で洗浄される。乾燥して、その構造がNMR分光分析、IR分光分析、及び質量分光分析等の通常の分光分析法で決定される所望の物質が残る。
【0100】
あるいは、d2は等モル量の1,2−エポキシヘキサンとジエチレングリコールとをDE2754576、9頁に従い、例えば、ボロンフロライドアセテート又は、SbClのルイス酸を触媒量使用して反応させることによっても得ることができる。
【0101】
d3:d3は、例えばd1をエチレンオキシドの2当量と反応させ、例えばNaOCH等の塩基を使用し、オートクレーブにおいて100〜150℃が有利である高温度、でエチレンオキシドの2当量との反応である脱プロトン化により得ることがでる。有用な溶媒は、例えばメタノールを含む。濾過、例えばシリカゲル又はアルミナ、及び溶媒蒸発により、その構造が、NMR分光分析、IR分光分析、及び質量分光分析等の通常の分光分析法で決定される所望の物質が残る。
【0102】
上述した本発明に従った化合物は、本発明に従った着色製剤の成分として同じく1、2−ジオールに使用されることが可能である。本発明に従った化合物の付加は、特に良好な持続性を有する着色製剤を提供する。
【0103】
上述の本発明に従った化合物は、更なる成分として1種以上の溶媒を含んでも良い。好ましい有機溶媒は、例えば、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコールの混合ポリエーテル、及びポリプロピレングリコール及び低分子量ポリTHF等のポリアルキレンエーテルである。低分子量のポリテトラヒドロフランは単独で使用可能であり、又は好ましくは1種以上の高沸点水溶性又は混和性有機溶媒との混合状態で使用可能である。驚くべきことにポリテトラヒドロフランの添加は、更に本発明に従ったインクの走行性を高めることが発見された。
【0104】
通常好適に使用されるポリテトラヒドロフランは、150〜500g/モル、好ましくは200〜300g/モル、そして特に好ましくは約250g/モルの平均分子量Mを有している(225〜275g/モルの分子量分布に対応;Poly−THF250、BASF Aktiengesellschaft)。
【0105】
ポリテトラヒドロフランは、テトラヒドロフランのカチオン(陽イオン)性重合による通常の方法で製造可能である。
【0106】
ポリテトラヒドロフランが更なる有機溶媒との混合状態で存在する場合、本発明は、使用された溶媒が高沸点(すなわち、一般に沸点>100℃である)になりおよび、この故水に可溶又は混和可能な水−保持有機溶媒になる。
【0107】
有効な溶媒は、多価アルコール、好ましくは、分枝した又は分枝していない、エチレングリコール、1,2−及び1,3−プロピレングリコール、グリセロール、エリトリット、ペンタエリトリット、アラビトル、等のペンチトル、アドニトル、及びキシリトル、及びソルビトル等のヘキシトル、マンニトル、及びダルシトル等の2個〜8個、特に3個〜6個の炭素原子を含む、多価アルコールを含む。
【0108】
有効な溶媒は更にピロリドン及びアルキル鎖が、好ましくは1個〜4個、特に1個〜2個の炭素原子を含むN−アルキルピロリドンを含む。有効なアルキルピロリドンの例は、N−メチルピロリドン、N−エチルピロリドン、及びN−メチルピロリドン及びN−(2−ヒドロキシエチル)ピロリドンである。
【0109】
特に好ましい溶媒は、ピロリドン、N−メチルピロリドン及びN−(2−ヒドロキシエチル)ピロリドンである。
【0110】
ポリテトラヒドロフランが1種以上(例えば、2種、3種又は4種)の溶媒で混合されても良い。
【0111】
本発明の着色製剤は、通常0.1〜40質量%、好ましくは5〜30質量%、より好ましくは10〜25質量%及び最も好ましくは10〜20質量%の溶媒成分を含む。
【0112】
溶媒混合物の水−保持効果を更に高めるため、溶媒成分は、好ましくは尿素で(着色製剤の質量に対して、通常0.5〜3質量%)補足されても良い。
【0113】
本発明に従った着色製剤は、特に通常の水性インクジェットインク用に、そして印刷及び被覆産業において、この型の更なる補助剤を含めることができる。このような補助剤の例は、(1,2−ベンジゾチアゾリン−3−オン及びそのアルカリ金属塩、グルタルアルデヒド及び/又はテトラメチルオルアセチレンウレア等の)保存剤、酸化防止剤、脱ガス剤/(通常1モルのアセチレンジオールに対し20〜40モルのエチレンオキシドを含み、そして分散効果を有する、アセチレンジオール及びエトキシル化されたアセチレンジオール等の)脱泡剤、粘性調節剤、流動化剤、潤滑剤(例えば、エトキシル化された又はプロポキシル化された脂肪性又はオキソアルコール、プロピレンオキシド/エチレンオキシドブロックコポリマー、オレイン酸のエトキシレート又はアルキルフェノール、アルキルフェノールエーテルサルフェイト、アルキルポリグリコサイド、アルキルホスホネート、アルキルフェノールホスホネート、アルキルホスホネート、アルキルフェニールホスフェイト又は好ましくは、ポリエーテルシロキサンコポリマー、特に通常7〜20好ましくは7〜12のブロックのエチレンオキシド単位を有し、及び2〜20好ましくは2〜10ブロックのプロピレンオキシド単位を有し、そして着色製剤中に0.05〜1質量%の量を含むアルコキシレート化された2−(3−ヒドロキシプロピル)ヘプタメチルトリシロキサンに基づいた濡れ表面活性剤)、抗転移剤、表面光沢促進剤、潤滑剤、付着促進剤、抗剥離剤、光沢除去剤、乳化剤、安定剤、発水剤、光制御付加剤、ハンドインプルーバ(hand improver)、帯電防止材及びpH調整用のトリエタノールアミン等の塩基である。もし、このような補助剤が本発明の着色製剤の一部であれば、これらの総量は、着色製剤の質量に対し通常2質量%、好ましくは1質量%である。
【0114】
本発明に従った、固着剤を有しない着色製剤は、1〜7mm/sec、好ましくは、5mm/sec以下の、特に1〜3mm/secの動粘性を有している。
【0115】
本発明に従った着色製剤の表面張力は、通常24〜70mN/m、特に30〜60mN/mである。
【0116】
本発明に従った着色製剤のpHは、通常5〜10、好ましくは7〜9である。
【0117】
本発明に従った着色製剤は、以下のように製造されるのが有利である。
【0118】
第1段階では、分散剤c1)〜c4)を供給することを含む。非常に有効な分散剤の例は、WO01/12728及びUS5186846のナフタレンスルホン酸−ホルムアルデヒド縮合生成物及びアリールスルホン酸−ホルムアルデヒド縮合生成物C2−Aである。
【0119】
一般式Iの化合物を、アリールスルホン酸−ホルムアルデヒド縮合生成物C2)、特にC2−Aと共にインクジェット法用の着色製剤の調合に使用すると、特に良好な印刷開始挙動を示す特に安定したインクになる。本発明に従った最も好ましい着色製剤は、好ましくは、染料に対し10〜200質量%、好ましくは50〜150質量%のナフタレンスルホン酸−ホルムアルデヒド縮合生成物を使用して調合される。
【0120】
実質的に水不要性の着色剤a)は、例えば水性圧縮塊の状態で、上記分散剤及び分散剤c)と水存在下で混合され、そして適当な装置、例えば溶解器で分散される。結果物である混合物は、所望の粒子サイズ分布(通常1μm、好ましくは0.5μm)までミルで粉砕される。所望の着色製剤の濃度が、d)、水及び随意に更なる補助剤の添加によって設定された後、この製剤は1〜0.5μmの範囲の微粒子を除去可能な濾過手段を使用して濾過され、この結果本発明のインクになる。
【0121】
本発明は、更なる局面にインクジェット法によって、シート状又は3次元に形成された支持体に印刷する方法を有する。
【0122】
このため、本発明の着色製剤又は本発明のインクジェットインクは支持体上に印刷されそして結果印刷物は引き続き随意に定着される。
【0123】
インクジェット法において、典型的には水性インクが小滴として支持体の上に直接吹き付けられる。プロセスの一連の形態があり、このプロセスにおいてはインクがノズルを介して均一の割合で加圧され、そして印刷パターンに依存する電場によって支持体上に向けられ、そして、中断又はドロップ−オン−デマンドプロセスがあり、このプロセスにおいては着色された小点が現れるべき場所にのみインクが払い出され、プロセスの後者の形態では、インクシステムに圧力を働かせ、インク小滴を払い出すために、圧電性結晶又は加熱中空ニードル(バブル又は熱ジェットプロセス)を使用している。これらに技術は、Text.Chem.Color 19(1987),N0.8,23−29,及び21(1989),No.6,27−32に記載されている。
【0124】
本発明の着色製剤は、バブルジェット(登録商標)プロセス又は圧電性結晶(piezoelectric crystal)を使用したプロセス用のインクに特に有効である。
【0125】
インクジェットプロセスによって印刷された領域は、通常、熱処理して染料を定着又は現像する。加熱は、例えば水蒸気又は熱風を使用してもたらされる。5〜8分間用の温度範囲は、通常160〜180℃である。熱風の場合、印刷された織物を1分間180〜200℃で処理することが良好である。
【0126】
本発明の更なる実施の形態では、IR又はマイクロ波放射、高エネルギー電磁放射の作用によって現像が行われる。
【0127】
本発明の着色製剤は支持体材料すべての種類に印刷されても良い。支持体の例は、
− 紙、板紙、厚紙、木材、木台等の被覆された又は被覆されていないセルロース製材料、
− アルミニウム、鉄、銅、銀、金、亜鉛又はこれらの合金の箔、シート、又はワーク部材等の被覆された又は被覆されていない金属材料、
− ポリスチレン、ポリアミド、ポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレン、メラニン、レジン、ポリアクリレート、ポリアクリロニトリル、ポリウレタン、ポリカルボネート、ポリビニルクロライド、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビミル、ポリビニルピロリドン及び対応するコポリマー及びブロックコポリマー、生物分解性のあるポリマー及びゼラチン等の天然ポリマー等の重合材料の何れかの種類、
− 上記した重合材料で被覆されたガラス、磁器、及びセラミック、等のシリカ材料、
− ファイバー、ヤーン、糸、ニット、織布、不織布、及びポリエステル、改質ポリエステル、ポリエステル混和ファブリック、コットン、コットン混和ファブリック、黄麻、亜麻、麻、及びラミー、ビスコース、ウール、シルク等のセルロース製材料、ポリアミド、ポリアミド混和ファブリック、ポリアクリロニトリル、トリアセテート、アセテート、ポリカルボネート、ポリプロピレン、ポリビニールクロライド、ポリエステルマイクロファバー及びガラスファイバーファブリック等の衣類、
− 革−天然及び人工の両方−スムーズ革、ナッパ革又はスエード革、
− 食料品、化粧品である。
【0128】
好ましい支持体材料は織物、特にポリエステル又はポリアミド又はこれらのそれぞれと又はコットン、ポリ酢酸ビミル及びポリアクリロニトリルとの混合物である。ポリエステルが最も好ましい。
【0129】
支持体材料は、シート状又は3次元形状で良く、そして本発明の着色製剤で均一にそして画像状の両態様で印刷されて良い。
【0130】
本発明の着色製剤は、適用できる有利な全ての特徴、特に良好な印刷開始挙動及び良好な持続使用挙動(kogation)及び、特にポリテトラヒドロフランとの特に好ましい組み合わせが使用された場合、優秀な持続性を有するインクジェットインクにおいて又はインクジェットインクとして有効である。
【0131】
本発明は、更に複数、特に少なくとも2種及び更に特に少なくとも3種の異なる着色インクで構成され、及び本発明に従った着色製剤に基づいた少なくとも1種のインクを含む、インクジェット法用のインクセットを提供する。本発明に従ったインクセットは、好ましくは、本発明に従った着色製剤に基づいた少なくとも2種の異なる着色インクを含み、及び特に好ましくは、本発明に従った着色製剤に基づいた少なくとも3種の異なる着色インクを含む。更に特に、本発明に従ったインクセットは、全て、本発明に従ったシアンインク、イエローインク、及びマゼンダインクを含む。本発明に従ったインクセットは、特にインクジェット法による支持体印刷用に有効である。
【0132】
本発明の更なる実施例では、本発明に従った、上述の1種のプロセスによって印刷され及び、特に鮮明に印刷される絵や図画用に有効である、織物の支持体を提供する。
【0133】
本発明の着色製剤及び本発明のインクは転写印刷法に特に有効であることがわかった。転写印刷法では、第1段階は担体上例えば、紙上、特にColdenhove(オランダ)及びCam Tenero(スイス)提供の紙上に印刷されるように描く画像用のものであり、そしてそこから支持体、例えば織物支持体上に加熱によって転写される。本発明の更なる実施の形態では、従って、支持体、好ましくは織物支持体印刷用の、本発明に従った着色製剤又はインクを使用した転写印刷法によるプロセスを提供し、及び本発明に従った着色製剤又はインクを使用した転写印刷法によって印刷された支持体、好ましくは織物支持体を提供する。転写印刷用のインク又は着色製剤は好ましくは、分散剤に基づいて調合される。転写印刷インクは、特に好ましくは以下の着色製剤:
Disperse Yellow 54、
Disperse Red 11、60、
Disperse Blue 72、289、326、332、347、359;
Disperse Violet 17
によって調合される。
【0134】
[実施例]
本発明の着色製剤の調合。
【0135】
第1段階:分散剤C2−Aの調合。
分散剤C2−AがUS5186846に記載された「分散剤4」と同様の方法で調合された。
【0136】
以下の組成のクラッカーフラクション(表1a)が出発材料として使用された。
【0137】
【表2】
Figure 2004536215
【0138】
128gのクラッカーフラクションが25gの安息香酸と混合されそしてケトルで90℃まで加熱された。SO含有量65質量%の発煙硫酸107gが2時間に亘って加えられ、この間温度は95℃を越えないように注意された。発煙硫酸添加完了後、バッチは、140℃まで加熱され、そして140℃で約31/2(3.5)時間攪拌された。これは、次に80℃まで冷却されそして水が150ml加えられ、次に30質量%のホルマリン溶液50%が加えられた。引き続いて、縮合反応が100℃で8時間続けられた。その後、1/2リットルの水が加えられ、次に50質量%の水酸化ナトリウム水溶液131gが加えられた。この混合物は、90℃で1時間攪拌された。更に365mlの水が加えられ、20質量%のHSOでpH8.4に設定された。C2−B生成物は、最後にスプレイタワーでスプレイ乾燥により単離された。
【0139】
生成物は、以下の特徴的なパラメータを含んだ:1:4.5のα−:β−ナフタレンスルホン酸、NaSO含有量:1.5質量%。
【0140】
第2段階:混合成分の調合
溶解器で、Tectilon Blue Base 6G(商業的にCiba Specialtiesが提供)12.5gがPluriol E 400(登録商標)(商業的にBASF株式会社が提供)6.25g、C2−A分散剤、殺虫剤A0.3g、殺虫剤B0.4g、トリエタノールアミン0.5gと混合され、脱イオン水67.55mlが加えられた。この混合物は、最大粒子径1μmになるまで5時間ボールミルされた。
【0141】
これらの組成及び同様に製造された混合成分は、表2に明記されている。すべての投入物質はグラムで表されている。
【0142】
【表3】
Figure 2004536215
【0143】
1:商業的にCompton&Knowles提供
2:商業的にDystar GmbH提供
3:商業的にAdvance提供
【0144】
第3段階:インクの調剤
ブレーカにおいて、2に従って製造されたトルコ石混合成分17.78gが9gのグリセロール、5gのPluriol E 400(登録商標)、1.75gのPluriol E 4000(登録商標)、5gの1,2−ヘキサンジオール、0.5gの殺虫剤D及び0.3gのTego Wet 260(登録商標)及び60.7mlのDM水と混合された。
【0145】
更なるインクの組成が表3(以下を参照)に明記されている。インク3は比較である。
【0146】
第4段階
第3段階で得られたインクがOffice HP95 thermal head プリンターを使用して、A3紙上に印刷された。得られた印刷は、優秀な線明度を有していた。紙40枚、又は5m印刷後ノズルに支障はなかった。印刷物は6日間室温で保管後同様に優秀で剥がれのない状態であった。
【0147】
【表4】
Figure 2004536215
【0148】
殺虫剤Aがグルタルアルデヒドの50質%水溶液
殺虫剤Bがテトラメチロールオアセチレンジウレアの4質量%水溶液
殺虫剤Cがエチレングリコール水溶液中の1,2−ベンズイソチアゾロン−3−オンの20質量%溶液
殺虫剤Dがプロピレングリコール水溶液中の1,2−ベンズイソチアゾロン−3−オンの10質量%溶液。

Claims (17)

  1. a)少なくとも1種の、実質的に水不溶性である分散状態の染料、
    b)水、
    c)少なくとも1種の分散剤、
    d)以下の一般式I
    Figure 2004536215
    [但し、
    、Rが、水素、(CH−CH−O)H又は(CH(CH)−CH−O)−H(但しnが1〜8の整数である。)、(CH−CH−O)−(CH(CH)−CH−O)−(CH−CH−O)−(CH(CH)−CH−O)−H、(但しa、b、c、dは0〜7の整数であり、a+b+c+d≦9である。)から独立して選ばれ、
    が、直鎖C−C10−アルキル、水素若しくはC−C−アルキルによって全く同じに又は異なって置換されたC−C14−アリール、CH−O−R(但し、RがC−C10−アルキルから選ばれる。)、から選ばれる。]
    を含む着色製剤。
  2. が、分枝した又は分枝していないC−C−アルキルから選ばれる請求項1に記載の着色製剤。
  3. が、分枝していないC−C−アルキルから選ばれる請求項1又は2に記載の着色製剤。
  4. 及びRが、それぞれ水素である、請求項1〜3の何れかに記載の着色製剤。
  5. 及びRが、(CH−CH−O)H又は(CH(CH)−CH−O)−Hから選択され、及びnが1〜4の整数である、請求項1〜3の何れかに記載の着色製剤。
  6. 成分d)が、ポリテトラヒドロフランである請求項1〜5の何れかに記載の着色製剤。
  7. 分散剤c)がアリールスルホン酸−ホルムアルデヒド縮合生成物を含む請求項1〜6の何れかに記載の着色製剤。
  8. 成分a)が分散染料である請求項1〜7の何れかに記載の着色製剤。
  9. 成分a)が溶剤染料である請求項1〜7の何れかに記載の着色製剤。
  10. 成分a)がバット染料である請求項1〜7の何れかに記載の着色製剤。
  11. 請求項1〜10の何れかに記載の着色製剤を使用するインクジェットインクの製造方法。
  12. 複数の異なる着色インクで構成され、請求項1〜10の何れかに記載の着色製剤を基礎とした少なくとも1種のインクを含むインクジェット法用インクセット。
  13. 請求項1〜10の何れかに記載の着色製剤又は請求項11に記載のインクジェットインクを使用したインクジェット法により、及びその後任意に定着させることにより、シート状又は3次元に形成された支持体、特に織物の支持体に印刷する方法。
  14. IR又はマイクロ波放射によって現像が行われる請求項13に記載の方法。
  15. 請求項1〜10の何れかに記載の着色製剤又は請求項11に記載のインクを使用した転写印刷法によって支持体に印刷する方法。
  16. 請求項13〜15の何れかに記載の方法により印刷された支持体。
  17. 以下の一般式I
    Figure 2004536215
    [但し、
    、Rが、(CH−CH−O)H又は(CH(CH)−CH−O)−H(但しnが1〜8、好ましくは1〜4の整数である。)、(CH−CH−O)−(CH(CH)−CH−O)−(CH−CH−O)−(CH(CH)−CH−O)−H(但しa、b、c、dが0〜7の整数であり、a+b+c+d≦9である。)、から独立して選ばれ、
    が、直鎖C−C10−アルキルである。]
    で表される化合物。
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