JP2004535085A - デジタルデータ・オン・デマンド放送ケーブルモデム端末システム - Google Patents
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Abstract
【課題】
【解決手段】本発明は、少なくとも1つのチャネルの通信媒体を介して、データ・オン・デマンド(DOD)デジタル放送システムによるデジタルDODサービスの提供を可能とするケーブルモデム端末システム(CMTS)と方法を教示する。これらは、DODデジタル放送システムから少なくとも1つのDODサービスを受信するための通信ネットワークであって、DODサービスの最初のデータブロックが、選択された任意の期間にアクセス可能であるようにDODサービスがスケジュール構成されたデータブロックストリームのフォーマットをとり、データブロックストリームを複数のユーザに提供するための単方向ネットワークインターフェースであって、複数のユーザが前記最初のデータブロックに任意の期間にアクセス可能であるとともに、データブロックストリームの後続のデータブロックにアクセスして少なくとも1つのDODサービスにアクセス可能である。
【選択図】図4
【解決手段】本発明は、少なくとも1つのチャネルの通信媒体を介して、データ・オン・デマンド(DOD)デジタル放送システムによるデジタルDODサービスの提供を可能とするケーブルモデム端末システム(CMTS)と方法を教示する。これらは、DODデジタル放送システムから少なくとも1つのDODサービスを受信するための通信ネットワークであって、DODサービスの最初のデータブロックが、選択された任意の期間にアクセス可能であるようにDODサービスがスケジュール構成されたデータブロックストリームのフォーマットをとり、データブロックストリームを複数のユーザに提供するための単方向ネットワークインターフェースであって、複数のユーザが前記最初のデータブロックに任意の期間にアクセス可能であるとともに、データブロックストリームの後続のデータブロックにアクセスして少なくとも1つのDODサービスにアクセス可能である。
【選択図】図4
Description
【0001】
【発明の簡単な説明】
本発明は、ビデオ・オン・デマンドおよびデジタル放送の技術に関する。本発明は、具体的には、単方向および双方向のデータ・オン・デマンドデジタル放送ネットワークの両方に使用するためのデジタル放送システムケーブルモデム端末システムを教示する。
【0002】
【発明の背景】
既存のケーブルテレビ配線および光ファイバ網を通じたデータ・オン・デマンド(DOD)サービスの配信には、様々なメカニズムを使用することが可能である。既存のケーブルテレビ配信システムが組み込まれたこのようなシステムは、データ・オーバ・ケーブルシステムと称される。これらの方法は、それぞれの顧客に大容量のデータを提供する必要があり、いずれも高価で且つ複雑な機器を必要とする。既存のケーブルネットワークは、6MHzの物理伝送チャネルを通じて30Mbpsを超える速度でデータを伝送することができる。DODサービスプロバイダが使用される場合は、大容量のデータは、「ヘッドエンド」またはデータ配信ハブを介してそれぞれの顧客に伝送される。ヘッドエンドは、ケーブルネットワークを通してDODサービスを1つ1つ顧客に配信し、所望のDODサービスに関する要求をそれぞれの顧客から受信する。
【0003】
従来技術の図1は、DODサービスを提供するための既存の方法にしたがった、代表的なDODデジタル放送配信システム10を示している。DOD放送サーバシステム12は、データネットワーク16を介してヘッドエンド14にDODサービスを伝送する。データネットワークは、一般に、非同期転送モード(ATM)伝送プロトコルを実装した光ファイバケーブルのネットワークであるが、インターネット、衛星伝送ネットワーク、電話伝送ネットワーク、または専用の電気ケーブルネットワークを単独または共同で含んでも良い。各DODサービスは、DODサーバシステム12によって、時間的に線形なデータストリームの形で伝送される。
【0004】
ケーブルモデム端末システム(CMTS)18は、伝送されたDODサービスを、CMTSネットワークシステムインターフェース20を介して受信する。CMTS18は、次いで、選択されたDODサービスを、選択されたケーブルモデムレシーバ22に宛てて、ケーブルネットワーク24を介してルーティングする。ケーブルネットワークは、一般に、同軸ケーブルインフラを有した既存のケーブルテレビ伝送ネットワークであるが、衛星網や電話回線網、光ファイバ網などを使用しても良い。あるいは、ケーブルネットワークの代わりに、広域ネットワーク(WAN)またはローカルエリアネットワーク(LAN)が使用されても良い。ユーザは、選択されたDODサービスに、ケーブルモデム22に接続されたコンピュータシステム26を介してアクセスして良い。
【0005】
ユーザは、コンピュータ26を介して、受信したい所望のDODサービスを要求する。要求は、ケーブルモデム22からCMTS18に、ケーブルネットワーク24のアップストリームチャネルを介して伝送される。あるいは、ケーブルモデム22は、無線接続、衛星接続、または他の技術による接続を介してCMTSと直接に接続することによって、ダウンストリームケーブル伝送経路を通さずにデータをアップストリームに伝送しても良い。
【0006】
CMTSシステム18は、どのDODサービスをどのケーブルモデム22にアドレス指定するかを示したDODサービス要求を受信する。1つのヘッドエンド14は、1つまたはそれ以上のケーブルモデム22を有した数百ものDODサービスユーザに奉仕可能である。ヘッドエンド14は、自身よりダウンストリームに位置する全ての受信ケーブルモデム22のデータベースを維持しなければならない。
【0007】
CMTS18は、DOD放送システム12に要求を送り返す。DOD放送サービスシステムは、次いで、要求された全てのDODサービスをCMTS18に伝送して配信に備える。CMTSは、次に、ダウンロードされた各DODサービスに要求中のユーザの個別アドレスを割り当てて、そのDODサービスを伝送する。
【0008】
従来技術の図2は、従来技術の図1のDOD配信システムにしたがったCMTS18のブロック図である。CMTSシステム18は、一般に、プロセッサ50と、メモリ52と、双方向通信インターフェース58と、アップストリーム/ダウンストリーム双方向インターフェース60とを含み、各構成要素は、システムバス62を介して互いに可通信結合されている。プロセッサ50は、メモリ52の中のアドレステーブル(不図示)に、ダウンストリームにある全てのケーブルモデム22(図1)のアドレスを格納する。プロセッサは、アップストリーム/ダウンストリーム双方向インターフェース60を介し、個々のユーザから要求を受信する。これらの要求は、双方向通信インターフェース58を介してDOD放送システム12(図1)に転送される。
【0009】
DOD放送システムからダウンロードされたDODサービスは、アップストリーム/ダウンストリーム双方向インターフェース60を介してケーブルネットワーク24(図1)に伝送される。伝送された各DODサービスは、単数または複数の適切なユーザに宛ててアドレス指定される。
【0010】
従来技術の図3は、ユーザにDODサービスを提供する目的で従来技術の図2のケーブルモデム端末システム(CMTS)によって実施されるプロセス80を示している。プロセス80は、ステップ82から開始する。ステップ82において、CMTSユニットは、ケーブルモデム22と、ケーブルネットワーク24のアップストリームチャネルとを介し、ユーザからの選択されたDODサービスに関する要求を受信する。続くステップ84において、CMTSユニットは、DODサービス要求をDODサーバ12(図1)に中継する。続くステップ86において、CMTSユニットは、要求されたDODサービスをDODサーバから受信する。ステップ88において、CMTSは、要求中のユーザのネットワークアドレスを、ヘッドエンド14(図1)のダウンストリームに位置する全てのケーブルモデムのネットワークアドレスを含んだアドレステーブルから検索する。ユーザアドレスの検索は、本明細書で詳述されていない個々の動作を多数ともなった非常に複雑なプロセスである。
【0011】
ステップ90において、CMTSユニットは、要求されたDODサービスに対して要求中のユーザのネットワークアドレスを指定する。最後のステップ92において、CMTSユニットは、ケーブルネットワークを介し、正しくアドレス指定されたDODサービスを要求中のユーザのケーブルモデムに伝送する。要求中のユーザに伝送されるDODサービスは、時間的に線形なデータストリームで構成される。なお、上述の説明は、CMTSによって実施される複雑な動作のごく一部に過ぎない。
【0012】
既存のケーブル・オーバ・データシステムの問題の1つは、DODサービスをエンドユーザに配信するために、高価で且つ複雑な双方向CMTSシステムが必要とされる点にある。また、各CMTSシステムは、限られた数のケーブルモデムレシーバしかサポートできないので、既存の双方向DODサービス配信ネットワークは、多数の双方向CMTSシステムを必要とする。また、双方向DOD配信システムは、大きめの帯域幅を必要とするので、双方向DODサービスは、多数の双方向CMTSシステムを必要とする。
【0013】
したがって、既存の双方向CMTSユニットよりも多数のエンドユーザに単方向放送DODサービスを配信することができる単方向CMTSシステムが必要とされている。また、既存の双方向CMTSユニットよりも単純で且つ安価な単方向CMTSが必要とされている。さらに、使用される単方向CMTSシステムの数が少なく且つ各システムで使用される伝送帯域幅が従来の双方向システムよりも小さい単方向DOD放送サービスが必要とされている。
【0014】
【発明の概要】
本発明による特定の実施形態は、従来の双方向CMTSユニットよりも多数のエンドユーザにDODサービスを配信することができる単方向ケーブルモデム端末システム(CMTS)を提供するための方法およびシステムを教示する。また、本発明は、これまでの双方向CMTSユニットよりも単純で且つ安価な単方向CMTSユニットを提供する。さらに、本発明は、従来の双方向DOD CMTSシステムよりも狭い帯域幅で、より多くのDODサービスをより多数のユーザに配信することができる単方向CMTSシステムを提供する。
【0015】
本発明の第1の実施形態は、少なくとも1つのチャネルの通信媒体を介して、データ・オン・デマンド(DOD)デジタル放送システムによるデジタルDODサービスの提供を可能とするケーブルモデム端末システム(CMTS)を教示する。ケーブルモデム端末システムは、DODデジタル放送システムから少なくとも1つのDODサービスを受信するための通信ネットワークインターフェースであって、DODサービスの最初のデータブロックが選択された任意の期間にアクセス可能であるようにDODサービスがスケジュール構成されたデータブロックストリームのフォーマットをとる通信ネットワークインターフェースと、データブロックストリームを複数のユーザに提供するための単方向ネットワークインターフェースであって、複数のユーザが最初のデータブロックに任意の期間にアクセス可能であるとともに、データブロックストリームの後続のデータブロックにアクセスして少なくとも1つのDODサービスにアクセス可能である、単方向ネットワークインターフェースとを備える。
【0016】
本発明の別の一実施形態によれば、少なくとも1つのDODサービスは、スケジュール構成されたデータブロックストリームのフォーマットをとる少なくとも1つの複数のDODサービスであるので、少なくとも1つの複数のDODサービスの任意の1つの最初のデータブロックは、選択された任意の期間にアクセス可能であり、ユーザは、少なくとも1つの複数のDODサービスの任意の1つの後続のデータブロックにアクセスすることによって、複数のDODサービスの任意の1つにアクセスして良い。ほかに、ダウンストリームネットワークインターフェースがケーブルネットワークを介して複数のセットトップボックスに可通信結合されているケーブルモデム端末システムも開示される。
【0017】
本発明の別の一態様は、少なくとも1つのチャネルの通信媒体を介して、データ・オン・デマンド(DOD)デジタルサービスを提供するためのケーブルモデム端末システム(CMTS)における方法を教示する。ケーブルモデム端末システム(CMTS)における方法は、DOD放送システムから少なくとも1つのDODサービスを受信する動作であって、DODサービスの最初のデータブロックが選択された任意の期間にアクセス可能であるように、DODサービスがスケジュール構成されたデータブロックストリームのフォーマットをとる動作と、データブロックストリームを複数のユーザに提供する動作であって、複数のユーザが最初のデータブロックに任意の期間にアクセス可能であるとともに、データブロックストリームの後続のデータブロックにアクセスして少なくとも1つのDODサービスにアクセスして可能である動作とを備える。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下では、発明の実施の形態の一部を構成する添付の図面を参照にしながら発明の実施の形態が詳細に説明される。これらの図面は、本発明が実施される特定の実施形態を例として示している。これらの実施形態は、当業者が本発明を実施できるように充分に詳細に説明されているが、その他の実施形態を利用することも可能であり、本発明の趣旨および範囲から逸脱しない範囲内において、構造的、理論的、および電気的な変更ならびにその他の変更形態を実現することが可能である。
【0019】
好ましい実施形態は、従来の双方向CMTSユニットよりも多数のエンドユーザにDODサービスを配信することができる、より安価な単方向ケーブルモデム端末システム(CMTS)を提供するための方法およびシステムを教示する。本発明は、より具体的には、データ・オン・デマンド(DOD)デジタル放送システムが、通信媒体および1つまたはそれ以上のチャネルを通じてデジタルDODサービスを提供することを可能にする、単方向ケーブルモデム端末システム(CMTS)を提供するための、方法およびシステムを教示する。ケーブルモデム端末システムは、DODデジタル放送システムから少なくとも1つのDODサービスを受信するための通信インターフェースであって、DODサービスは、スケジュール構成されたデータブロックストリームのフォーマットをとるので、DODサービスの最初のデータブロックは、選択された任意の期間にアクセス可能である、通信インターフェースと、データブロックストリームを複数のユーザに提供するためのダウンストリームネットワークインターフェースであって、ユーザは、任意の期間に最初のデータブロックにアクセスして良く、さらに、データブロックストリームの後続のデータブロックにアクセスすることによって、少なくとも1つのDODサービスにアクセスして良い、ダウンストリームネットワークインターフェースとを備える。
【0020】
図4は、本発明の一実施形態にしたがったデジタルデータ・オン・デマンド(DOD)放送システム100を示したブロック図である。DOD放送システム100は、DOD放送サーバ112と、放送データネットワーク116と、CMTSネットワークシステムインターフェース120およびCMTSユニット118をそれぞれ含んだ複数のヘッドエンドユニット114と、ケーブルネットワーク124と、複数のセットトップボックス(STB)DODレシーバ122と、複数の音響映像(A/V)表示ユニット126とを備える。
【0021】
DOD放送サーバ112は、利用可能な全てのDODサービスを、1つまたはそれ以上のDODデータストリームの形で伝送する。代表的な一実施形態では、DOD放送サーバは、DODサービスに加えてケーブルテレビ信号も伝送する。DODデータストリームの数は、ケーブルチャネルの帯域幅(例えば6MHz、6.5MHz、または8MHz)と、QAM変調の種類(例えばQAM64またはQAM256)と、DODデータストリームの圧縮標準/ビットレート(すなわちMPEG−1またはMPEG−2)とに依存する。各DODサービスは、スケジューリングマトリックスにしたがって配列された複数のデータブロック(T0〜Tx)の形で伝送される。データブロックが伝送されるので、受信STB122は、任意のDODサービスのT0データブロックへのアクセスをいつ開始しても良く、さらに、選択されたDODサービスを構成する後続の各データブロックを続けて受信しても良い。従来のDOD放送システム10と異なり、伝送された一連のデータブロックは、時間的に線形ではなく、選択されたDODサービスのデータブロックのなかには、他のデータブロックよりも頻繁に伝送されるものもある。
【0022】
DODサービスを放送するこの方法は、いずれもKhoi Nhu Hoangによる特許出願である、2001年5月30日出願の特許出願「Universal STB Architectures and Control Methods(汎用STBアーキテクチャおよび制御方法)」と、2000年5月31日出願の特許出願09/584,832「Systems and Methods for Providing Video on Demand Services for Broadcasting Systems(放送システムのためにビデオ・オン・デマンドサービスを提供するためのシステムおよび方法)」と、2000年11月10日出願の特許出願09/709,948「Methods for Providing Video on Demand Services for Broadcasting Systems(放送システムのためにビデオ・オン・デマンドサービスを提供するための方法)」と、2001年4月24日出願の特許出願09/841,792「Universal Digital Broadcast System and Methods(汎用デジタル放送システムおよび方法)」とにおいて、詳細に議論されており、これらの各文献は、引用によって本明細書に組み込まれるものとする。
【0023】
データネットワーク116は、ケーブルシステム114のヘッドエンドにDODデータストリームを伝送する。データネットワーク116は、光ファイバ伝送システム、または衛星伝送システムなどのように大きいデータストリームを伝送できる任意の伝送システムを含んでいて良い。
【0024】
ケーブルモデム端末システム(CMTS)112は、このDODデータストリームを、CMTSネットワークシステムインターフェース120を介して受信する。代表的な一実施形態では、CMTSネットワークインターフェースシステム120は、DODデータストリームの伝送を促進する目的で、CMTS118とDOD放送システム112との間にリンクを確立する。
【0025】
CMTS118は、ケーブルネットワーク124を介して各ダウンストリームセットトップボックス(STB)DODレシーバ122にDODデータストリームを伝送する。各STBレシーバ122は、DODデータからなる同一のストリームを受信する。
【0026】
図5は、本発明の一実施形態にしたがった、単方向CTMSユニットを組み込まれたDOD放送サーバ112の基本設計概念を示している。CMTSユニットがDOD放送サーバシステムに組み込まれると、ヘッドエンドを別個に設ける必要はなくなる。DODサーバ112は、複数のチャネルサーバ211と、それぞれが各チャネルサーバ211に対応している複数のアップコンバータ212と、コンバイナアンプリファイヤ214と、中央制御サーバ202と、図のようにデータバス206を介して結合された中央ストレージ204とを含む。後述するように、中央制御サーバ202は、チャネルサーバ211のオフライン動作を制御するとともに、チャネルサーバ211の準備が整い次第にリアルタイム伝送を開始する。中央ストレージ204は、一般に、データファイルをデジタルフォーマットで格納する。しかしながら、大容量で永続的な任意の適切なデータストレージデバイスが使用可能である。
【0027】
代表的な一実施形態では、中央ストレージ204に格納されたデータファイルは、ネットワークに接続された例えば中央制御サーバ202などの許可コンピュータによって、標準的なネットワークインターフェース(例えばイーサネット接続)を介してアクセス可能である。チャネルサーバ211は、中央制御サーバ202からの命令にしたがって、中央ストレージ204から検索されたデータファイルを提供する。デジタルデータの検索と、DOD用のデジタルデータ伝送のスケジューリングとは、いずれも「オフライン」で実施されるので、各チャネルサーバ211は、リアルタイムデータ伝送の準備を完全に整えることができる。各チャネルサーバ211は、DODを提供する準備が整った時点で中央制御サーバ202に通知するので、中央制御サーバ202は、この段階で、DOD伝送を開始するようにチャネルサーバ211を制御することができる。
【0028】
好ましい一実施形態では、サービスプロバイダが、ドラッグ・アンド・ドロップ動作によってデータ配送をスケジューリングできるようにするため、中央制御サーバ202は、グラフィックユーザインターフェース(不図示)を含んでいる。さらに、中央制御サーバ202は、チャネルサーバ210の認証および制御を行うことによって、配送マトリックスにしたがって開始させたり停止させたりする。単方向のDOD放送マトリックスを提供するためのシステムおよび方法は、2000年5月31日に出願されたKhoi Hoangによる特許出願09/584,832号「Systems and Methods for Providing Video on Demand Services for Broadcasting Systems(放送システムのためにビデオ・オン・デマンドサービスを提供するためのシステムおよび方法)」において教示されており、本文献は、引用として本明細書に組み込まれるものとする。
【0029】
各チャネルサーバ211は、それぞれ1つのチャネルに割り当てられており、さらに、各アップコンバータ212にDOD情報を伝送する単方向CMTSユニット218にそれぞれ結合されている。各CMTSユニット218の出力は、対応するアップコンバータ212に適した周波数を有し且つ直交振幅変調(QAM)によって変調された中間周波数(IF)信号である。QAMによって変調されたIF信号は、業界標準に依存する。米国における現行の業界標準は、DOCSIS(data−over−cable−systems−interface−specification)標準であり、約43.75MHzのIF周波数を必要とする。
【0030】
アップコンバータ212は、CMTSユニット218から受信されたIF信号を高周波信号(RF信号)に変換する。周波数および帯域幅を含むRF信号は、所望のチャネルおよび業界の標準に依存する。例えば、米国におけるケーブルテレビチャネル80の現行の標準のもとでは、RF信号は、約559.25MHzの周波数と約6MHzの帯域幅とを有する。
【0031】
アップコンバータ212の出力は、コンバイナ/アンプリファイヤ214に供給される。コンバイナ/アンプリファイヤ214は、受信されたRF信号を増幅し、調節し、統合し、次いでデータネットワーク116へと出力する(図4)。
【0032】
図6は、本発明の一実施形態にしたがった単方向DODケーブルモデム端末システム118の基本設計構造を示している。CMTSシステム118は、プロセッサ150と、メモリ152と、通信ネットワークインターフェース158と、単方向ダウンストリームインターフェース160とを含み、各構成要素は、システムバス162を介して互いに通信可能に結合されている。データネットワーク116(図4)を介してDOD放送システムから受信されたDODサービスは、通信ネットワークインターフェース160を介してケーブルネットワーク124(図4)に伝送される。DODサービスのデータストリームは、全て、ケーブルネットワーク124を介して各STB122に伝送される。各ユーザは、自身のSTB122がアクセス権限を有する任意のDODサービスにアクセスして良い。
【0033】
これまでの双方向CMTS18(図1)ユニットと異なり、本発明による単方向CMTS118は、受信した全てのDODデータを、ケーブルネットワーク124に接続されたダウンストリームの全てのSTB122に単純に引き渡す。利用可能な全てのDODサービスが、全てのSTB122に伝送されるので、CMTS118は、DODサービスを1つ1つそれぞれのユーザにルーティングする必要はない。また、CMTS118は、エンドユーザからデータを受信する必要もない。プロセッサ102の機能は、主に、DOD放送サーバシステム112との通信を維持することにある。CMTS118は、アドレステーブルを格納しておらず、ユーザからのアップストリーム通信も受信しない。代表的な一実施形態では、CMTSユニットは、サーバシステム112からのデジタルケーブルテレビ信号もダウンストリームユーザに中継する。
【0034】
DODデータストリームが、通信ネットワークインターフェース112によって受信されると、ダウンストリームネットワークインターフェース118は、そのDODデータストリームを、表示に適したフォーマットで全てのSTB122にケーブルネットワーク124を介して伝送する。代表的な一実施形態では、ダウンストリームネットワークインターフェース160は、DODデータストリームを、ケーブルネットワークを通じて放送するのに適したQAM変調されたIFストリームの形で伝送する。単方向CMTSシステムは、STBからは何の通信も受信しない。代表的な一実施形態では、DODデータストリーム信号の強さを増幅することによって、全てのダウンストリームユーザに明確な信号が到達するように保証する。
【0035】
本発明による単方向CMTS118は、DODサービスを1つ1つそれぞれのユーザにルーティングする必要がないので、これまでのシステムよりも多数のダウンストリームユーザをサポートすることができる。また、CMTS118は、選択されたDODサービスに関するユーザからのアップストリーム要求を処理しないので、より多数のユーザをサポートすることが可能である。
【0036】
図7は、本発明の一実施形態にしたがった、DODサービスを配信するためのCMTSプロセス300を示している。ステップ302において、CMTS118(図4)は、データネットワーク116を介して、DOD放送サーバシステム112(図1)から利用可能である全てのDODサービスを含んだ1つまたはそれ以上のデータストリームを受信する。DODデータストリームは、一連のデータブロックのフォーマットをとっているので、任意のDODサービスは、任意の開始時間にアクセス可能である。
【0037】
ステップ303において、単方向CMTSは、DODデータストリームを、受信STB122によるアクセスに適したフォーマットに変換する。代表的な一実施形態では、DODデータストリームは、例えばQAM64またはQAM256などの、QAM変調されたIF周波数信号のフォーマットに変換される。
【0038】
ステップ304において、CMTS118(図4)は、受信した全てのDODデータストリームを、ケーブルネットワーク124(図4)を介して全てのダウンストリームSTB122に伝送するので、各受信STBは、利用可能な任意のDODサービスにアクセス可能となる。代表的な一実施形態では、DODサービスは、映画などの時間的に線形な映像表示であり、ユーザは、その表示の頭に任意の時間にアクセスして良い。例えば、ユーザは、ユーザ自身が選択する任意の時間に映画「スターウォーズ」を最初から見ることができる。
【0039】
図8は、本発明の一実施形態にしたがった汎用STB122を示している。STB122は、QAM復調器402と、CPU404と、ローカルメモリ408と、バッファメモリ410と、映像および音声をデコードする機能を有したデコーダ412と、グラフィックオーバーレイモジュール414と、ユーザインターフェース418と、通信リンク420と、図のようにこれらのデバイスを連結する高速データバス422とを備える。CPU402は、クライアントからの要求に応じてデータを選択し、選択されたデータをデコードし、デコードされたデータを解凍し、デコードされたデータを再組み立てし、デコードされたデータをローカルメモリ408またはバッファメモリ410に格納し、格納されたデータをデコーダ412に配送するように、汎用STB400の動作全般を制御する。代表的な一実施形態では、ローカルメモリ408は不揮発性メモリ(例えばハードドライブ)およびセキュアメモリ(例えばROMチップ)の両方を備え、バッファメモリ410は揮発性メモリを備える。
【0040】
一実施形態では、QAM復調器402は、トランスミッタモジュールと、レシーバモジュールと、プライバシ暗号化/非暗号化モジュール、順方向誤り訂正デコーダ/エンコーダ、チューナ制御、アップストリームおよびダウンストリームプロセッサ、ならびにCPUおよびメモリインターフェース回路のうちの1つまたはそれ以上とを備える。QAM復調器402は、変調されたIF信号を受信し、信号を抽出および復調することによってデータを復元する。
【0041】
代表的な一実施形態では、デコーダ412は、アクセス権が付与された時点で少なくとも1つのデータブロックをデコードすることによって、そのデータブロックを出力画面に表示可能な画像に変換する。デコーダ412は、再生、停止、一時停止、ステップ、巻き戻し、早送りなどの、加入クライアントからのコマンドをサポートする。デコーダ412は、デコードされたデータを、クライアントによる使用に備えて出力デバイス624に供給する。出力デバイス424は、テレビやコンピュータ、適切な任意の表示モニタ、そしてVCRなど、適切な任意のデバイスであって良い。
【0042】
グラフィックオーバーレイモジュール414は、表示された画像の質を、例えばαブレンディングまたはピクチャ・イン・ピクチャ機能によって向上させる。代表的な一実施形態では、グラフィックオーバーレイモジュール414は、ゲームプレイングモード時にグラフィックスを加速させるために使用することができる。ゲームプレイングモードとは、例えば、サービスプロバイダが、本発明にしたがったシステムを使用してゲーム・オン・デマンドサービスを提供する場合などである。
【0043】
ユーザインターフェース418は、STB122のユーザ制御を可能にする、遠隔制御デバイスやキーボード、スマートカードなどの任意の適切なデバイスであって良い。通信リンク420は、さらなる通信接続を提供する。これは、別のコンピュータに接続しても良いし、双方向の通信を実現するために使用しても良い。データバス422は、本発明の要求に応じてリアルタイム方式でデータ通信するのに適した市販の「高速」データバスであることが好ましい。適切な例として、USBやファイヤワイヤなどが挙げられる。サービスは、全てのケーブルテレビ加入者に対して放送されるが、選択されたそのサービスをデコードして享受することができるのは、選択されたDODサービスを見る権限を有したSTB122を有するDOD加入者のみである。
【0044】
上述した実施例は、本発明による特定の代表的な実施形態を示したものであり、当業者ならば、これらをもとにして変更形態および代替形態を考え付くことが可能である。したがって、本発明は、上述した特定の実施形態に限定されるのではなく、添付した特許請求の範囲によって規定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
代表的なDODデジタル放送配信システムの概略を示したブロック図である。
【図2】
従来技術の図1のDOD配信システムにしたがったケーブルモデム端末システム(CMTS)の概略を示したブロック図である。
【図3】
ユーザにDODサービスを提供する目的で従来技術の図2のケーブルモデム端末システム(CMTS)によって実施されるプロセスの概略を示したフローチャートである。
【図4】
本発明の一実施形態にしたがったデジタルデータ・オン・デマンド(DOD)放送システムの概略を示したブロック図である。
【図5】
本発明の一実施形態にしたがった単方向CTMSを組み込まれたDOD放送サーバの概略を示したブロック図である。
【図6】
本発明の一実施形態にしたがったDODケーブルモデム端末システム(CMTS)の基本設計概念を示したブロック図である。
【図7】
DODサービスを配信する目的で図6のCMTSシステムによって実施されるプロセスの概略を示したフローチャートである。
【図8】
本発明の一実施形態にしたがった汎用セットトップボックス(STB)の概略を示したブロック図である。
【符号の説明】
10…DODデジタル放送配信システム
12…DOD放送サーバシステム
14…ヘッドエンド
16…データネットワーク
18…ケーブルモデム端末システム(CMTS)
20…CMTSネットワークシステムインターフェース
22…ケーブルモデムレシーバ
24…ケーブルネットワーク
26…コンピュータシステム
50…プロセッサ
52…メモリ
58…双方向通信インターフェース
60…アップストリーム/ダウンストリーム双方向インターフェース
62…システムバス
100…DOD放送システム
112…DOD放送サーバ
114…ヘッドエンドユニット
116…放送データネットワーク
118…CMTSユニット
120…CMTSネットワークシステムインターフェース
122…セットトップボックス(STB)DODレシーバ
124…ケーブルネットワーク
126…音響映像(A/V)表示ユニット
150…プロセッサ
152…メモリ
158…通信ネットワークインターフェース
160…単方向ダウンストリームインターフェース
162…システムバス
202…中央制御サーバ
204…中央ストレージ
206…データバス
211…チャネルサーバ
212…アップコンバータ
214…コンバイナアンプリファイヤ
218…CMTSユニット
402…QAM復調器
404…CPU
408…ローカルメモリ
410…バッファメモリ
412…デコーダ
414…グラフィックオーバーレイモジュール
418…ユーザインターフェース
420…通信リンク
422…高速データバス
424…出力デバイス
【発明の簡単な説明】
本発明は、ビデオ・オン・デマンドおよびデジタル放送の技術に関する。本発明は、具体的には、単方向および双方向のデータ・オン・デマンドデジタル放送ネットワークの両方に使用するためのデジタル放送システムケーブルモデム端末システムを教示する。
【0002】
【発明の背景】
既存のケーブルテレビ配線および光ファイバ網を通じたデータ・オン・デマンド(DOD)サービスの配信には、様々なメカニズムを使用することが可能である。既存のケーブルテレビ配信システムが組み込まれたこのようなシステムは、データ・オーバ・ケーブルシステムと称される。これらの方法は、それぞれの顧客に大容量のデータを提供する必要があり、いずれも高価で且つ複雑な機器を必要とする。既存のケーブルネットワークは、6MHzの物理伝送チャネルを通じて30Mbpsを超える速度でデータを伝送することができる。DODサービスプロバイダが使用される場合は、大容量のデータは、「ヘッドエンド」またはデータ配信ハブを介してそれぞれの顧客に伝送される。ヘッドエンドは、ケーブルネットワークを通してDODサービスを1つ1つ顧客に配信し、所望のDODサービスに関する要求をそれぞれの顧客から受信する。
【0003】
従来技術の図1は、DODサービスを提供するための既存の方法にしたがった、代表的なDODデジタル放送配信システム10を示している。DOD放送サーバシステム12は、データネットワーク16を介してヘッドエンド14にDODサービスを伝送する。データネットワークは、一般に、非同期転送モード(ATM)伝送プロトコルを実装した光ファイバケーブルのネットワークであるが、インターネット、衛星伝送ネットワーク、電話伝送ネットワーク、または専用の電気ケーブルネットワークを単独または共同で含んでも良い。各DODサービスは、DODサーバシステム12によって、時間的に線形なデータストリームの形で伝送される。
【0004】
ケーブルモデム端末システム(CMTS)18は、伝送されたDODサービスを、CMTSネットワークシステムインターフェース20を介して受信する。CMTS18は、次いで、選択されたDODサービスを、選択されたケーブルモデムレシーバ22に宛てて、ケーブルネットワーク24を介してルーティングする。ケーブルネットワークは、一般に、同軸ケーブルインフラを有した既存のケーブルテレビ伝送ネットワークであるが、衛星網や電話回線網、光ファイバ網などを使用しても良い。あるいは、ケーブルネットワークの代わりに、広域ネットワーク(WAN)またはローカルエリアネットワーク(LAN)が使用されても良い。ユーザは、選択されたDODサービスに、ケーブルモデム22に接続されたコンピュータシステム26を介してアクセスして良い。
【0005】
ユーザは、コンピュータ26を介して、受信したい所望のDODサービスを要求する。要求は、ケーブルモデム22からCMTS18に、ケーブルネットワーク24のアップストリームチャネルを介して伝送される。あるいは、ケーブルモデム22は、無線接続、衛星接続、または他の技術による接続を介してCMTSと直接に接続することによって、ダウンストリームケーブル伝送経路を通さずにデータをアップストリームに伝送しても良い。
【0006】
CMTSシステム18は、どのDODサービスをどのケーブルモデム22にアドレス指定するかを示したDODサービス要求を受信する。1つのヘッドエンド14は、1つまたはそれ以上のケーブルモデム22を有した数百ものDODサービスユーザに奉仕可能である。ヘッドエンド14は、自身よりダウンストリームに位置する全ての受信ケーブルモデム22のデータベースを維持しなければならない。
【0007】
CMTS18は、DOD放送システム12に要求を送り返す。DOD放送サービスシステムは、次いで、要求された全てのDODサービスをCMTS18に伝送して配信に備える。CMTSは、次に、ダウンロードされた各DODサービスに要求中のユーザの個別アドレスを割り当てて、そのDODサービスを伝送する。
【0008】
従来技術の図2は、従来技術の図1のDOD配信システムにしたがったCMTS18のブロック図である。CMTSシステム18は、一般に、プロセッサ50と、メモリ52と、双方向通信インターフェース58と、アップストリーム/ダウンストリーム双方向インターフェース60とを含み、各構成要素は、システムバス62を介して互いに可通信結合されている。プロセッサ50は、メモリ52の中のアドレステーブル(不図示)に、ダウンストリームにある全てのケーブルモデム22(図1)のアドレスを格納する。プロセッサは、アップストリーム/ダウンストリーム双方向インターフェース60を介し、個々のユーザから要求を受信する。これらの要求は、双方向通信インターフェース58を介してDOD放送システム12(図1)に転送される。
【0009】
DOD放送システムからダウンロードされたDODサービスは、アップストリーム/ダウンストリーム双方向インターフェース60を介してケーブルネットワーク24(図1)に伝送される。伝送された各DODサービスは、単数または複数の適切なユーザに宛ててアドレス指定される。
【0010】
従来技術の図3は、ユーザにDODサービスを提供する目的で従来技術の図2のケーブルモデム端末システム(CMTS)によって実施されるプロセス80を示している。プロセス80は、ステップ82から開始する。ステップ82において、CMTSユニットは、ケーブルモデム22と、ケーブルネットワーク24のアップストリームチャネルとを介し、ユーザからの選択されたDODサービスに関する要求を受信する。続くステップ84において、CMTSユニットは、DODサービス要求をDODサーバ12(図1)に中継する。続くステップ86において、CMTSユニットは、要求されたDODサービスをDODサーバから受信する。ステップ88において、CMTSは、要求中のユーザのネットワークアドレスを、ヘッドエンド14(図1)のダウンストリームに位置する全てのケーブルモデムのネットワークアドレスを含んだアドレステーブルから検索する。ユーザアドレスの検索は、本明細書で詳述されていない個々の動作を多数ともなった非常に複雑なプロセスである。
【0011】
ステップ90において、CMTSユニットは、要求されたDODサービスに対して要求中のユーザのネットワークアドレスを指定する。最後のステップ92において、CMTSユニットは、ケーブルネットワークを介し、正しくアドレス指定されたDODサービスを要求中のユーザのケーブルモデムに伝送する。要求中のユーザに伝送されるDODサービスは、時間的に線形なデータストリームで構成される。なお、上述の説明は、CMTSによって実施される複雑な動作のごく一部に過ぎない。
【0012】
既存のケーブル・オーバ・データシステムの問題の1つは、DODサービスをエンドユーザに配信するために、高価で且つ複雑な双方向CMTSシステムが必要とされる点にある。また、各CMTSシステムは、限られた数のケーブルモデムレシーバしかサポートできないので、既存の双方向DODサービス配信ネットワークは、多数の双方向CMTSシステムを必要とする。また、双方向DOD配信システムは、大きめの帯域幅を必要とするので、双方向DODサービスは、多数の双方向CMTSシステムを必要とする。
【0013】
したがって、既存の双方向CMTSユニットよりも多数のエンドユーザに単方向放送DODサービスを配信することができる単方向CMTSシステムが必要とされている。また、既存の双方向CMTSユニットよりも単純で且つ安価な単方向CMTSが必要とされている。さらに、使用される単方向CMTSシステムの数が少なく且つ各システムで使用される伝送帯域幅が従来の双方向システムよりも小さい単方向DOD放送サービスが必要とされている。
【0014】
【発明の概要】
本発明による特定の実施形態は、従来の双方向CMTSユニットよりも多数のエンドユーザにDODサービスを配信することができる単方向ケーブルモデム端末システム(CMTS)を提供するための方法およびシステムを教示する。また、本発明は、これまでの双方向CMTSユニットよりも単純で且つ安価な単方向CMTSユニットを提供する。さらに、本発明は、従来の双方向DOD CMTSシステムよりも狭い帯域幅で、より多くのDODサービスをより多数のユーザに配信することができる単方向CMTSシステムを提供する。
【0015】
本発明の第1の実施形態は、少なくとも1つのチャネルの通信媒体を介して、データ・オン・デマンド(DOD)デジタル放送システムによるデジタルDODサービスの提供を可能とするケーブルモデム端末システム(CMTS)を教示する。ケーブルモデム端末システムは、DODデジタル放送システムから少なくとも1つのDODサービスを受信するための通信ネットワークインターフェースであって、DODサービスの最初のデータブロックが選択された任意の期間にアクセス可能であるようにDODサービスがスケジュール構成されたデータブロックストリームのフォーマットをとる通信ネットワークインターフェースと、データブロックストリームを複数のユーザに提供するための単方向ネットワークインターフェースであって、複数のユーザが最初のデータブロックに任意の期間にアクセス可能であるとともに、データブロックストリームの後続のデータブロックにアクセスして少なくとも1つのDODサービスにアクセス可能である、単方向ネットワークインターフェースとを備える。
【0016】
本発明の別の一実施形態によれば、少なくとも1つのDODサービスは、スケジュール構成されたデータブロックストリームのフォーマットをとる少なくとも1つの複数のDODサービスであるので、少なくとも1つの複数のDODサービスの任意の1つの最初のデータブロックは、選択された任意の期間にアクセス可能であり、ユーザは、少なくとも1つの複数のDODサービスの任意の1つの後続のデータブロックにアクセスすることによって、複数のDODサービスの任意の1つにアクセスして良い。ほかに、ダウンストリームネットワークインターフェースがケーブルネットワークを介して複数のセットトップボックスに可通信結合されているケーブルモデム端末システムも開示される。
【0017】
本発明の別の一態様は、少なくとも1つのチャネルの通信媒体を介して、データ・オン・デマンド(DOD)デジタルサービスを提供するためのケーブルモデム端末システム(CMTS)における方法を教示する。ケーブルモデム端末システム(CMTS)における方法は、DOD放送システムから少なくとも1つのDODサービスを受信する動作であって、DODサービスの最初のデータブロックが選択された任意の期間にアクセス可能であるように、DODサービスがスケジュール構成されたデータブロックストリームのフォーマットをとる動作と、データブロックストリームを複数のユーザに提供する動作であって、複数のユーザが最初のデータブロックに任意の期間にアクセス可能であるとともに、データブロックストリームの後続のデータブロックにアクセスして少なくとも1つのDODサービスにアクセスして可能である動作とを備える。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下では、発明の実施の形態の一部を構成する添付の図面を参照にしながら発明の実施の形態が詳細に説明される。これらの図面は、本発明が実施される特定の実施形態を例として示している。これらの実施形態は、当業者が本発明を実施できるように充分に詳細に説明されているが、その他の実施形態を利用することも可能であり、本発明の趣旨および範囲から逸脱しない範囲内において、構造的、理論的、および電気的な変更ならびにその他の変更形態を実現することが可能である。
【0019】
好ましい実施形態は、従来の双方向CMTSユニットよりも多数のエンドユーザにDODサービスを配信することができる、より安価な単方向ケーブルモデム端末システム(CMTS)を提供するための方法およびシステムを教示する。本発明は、より具体的には、データ・オン・デマンド(DOD)デジタル放送システムが、通信媒体および1つまたはそれ以上のチャネルを通じてデジタルDODサービスを提供することを可能にする、単方向ケーブルモデム端末システム(CMTS)を提供するための、方法およびシステムを教示する。ケーブルモデム端末システムは、DODデジタル放送システムから少なくとも1つのDODサービスを受信するための通信インターフェースであって、DODサービスは、スケジュール構成されたデータブロックストリームのフォーマットをとるので、DODサービスの最初のデータブロックは、選択された任意の期間にアクセス可能である、通信インターフェースと、データブロックストリームを複数のユーザに提供するためのダウンストリームネットワークインターフェースであって、ユーザは、任意の期間に最初のデータブロックにアクセスして良く、さらに、データブロックストリームの後続のデータブロックにアクセスすることによって、少なくとも1つのDODサービスにアクセスして良い、ダウンストリームネットワークインターフェースとを備える。
【0020】
図4は、本発明の一実施形態にしたがったデジタルデータ・オン・デマンド(DOD)放送システム100を示したブロック図である。DOD放送システム100は、DOD放送サーバ112と、放送データネットワーク116と、CMTSネットワークシステムインターフェース120およびCMTSユニット118をそれぞれ含んだ複数のヘッドエンドユニット114と、ケーブルネットワーク124と、複数のセットトップボックス(STB)DODレシーバ122と、複数の音響映像(A/V)表示ユニット126とを備える。
【0021】
DOD放送サーバ112は、利用可能な全てのDODサービスを、1つまたはそれ以上のDODデータストリームの形で伝送する。代表的な一実施形態では、DOD放送サーバは、DODサービスに加えてケーブルテレビ信号も伝送する。DODデータストリームの数は、ケーブルチャネルの帯域幅(例えば6MHz、6.5MHz、または8MHz)と、QAM変調の種類(例えばQAM64またはQAM256)と、DODデータストリームの圧縮標準/ビットレート(すなわちMPEG−1またはMPEG−2)とに依存する。各DODサービスは、スケジューリングマトリックスにしたがって配列された複数のデータブロック(T0〜Tx)の形で伝送される。データブロックが伝送されるので、受信STB122は、任意のDODサービスのT0データブロックへのアクセスをいつ開始しても良く、さらに、選択されたDODサービスを構成する後続の各データブロックを続けて受信しても良い。従来のDOD放送システム10と異なり、伝送された一連のデータブロックは、時間的に線形ではなく、選択されたDODサービスのデータブロックのなかには、他のデータブロックよりも頻繁に伝送されるものもある。
【0022】
DODサービスを放送するこの方法は、いずれもKhoi Nhu Hoangによる特許出願である、2001年5月30日出願の特許出願「Universal STB Architectures and Control Methods(汎用STBアーキテクチャおよび制御方法)」と、2000年5月31日出願の特許出願09/584,832「Systems and Methods for Providing Video on Demand Services for Broadcasting Systems(放送システムのためにビデオ・オン・デマンドサービスを提供するためのシステムおよび方法)」と、2000年11月10日出願の特許出願09/709,948「Methods for Providing Video on Demand Services for Broadcasting Systems(放送システムのためにビデオ・オン・デマンドサービスを提供するための方法)」と、2001年4月24日出願の特許出願09/841,792「Universal Digital Broadcast System and Methods(汎用デジタル放送システムおよび方法)」とにおいて、詳細に議論されており、これらの各文献は、引用によって本明細書に組み込まれるものとする。
【0023】
データネットワーク116は、ケーブルシステム114のヘッドエンドにDODデータストリームを伝送する。データネットワーク116は、光ファイバ伝送システム、または衛星伝送システムなどのように大きいデータストリームを伝送できる任意の伝送システムを含んでいて良い。
【0024】
ケーブルモデム端末システム(CMTS)112は、このDODデータストリームを、CMTSネットワークシステムインターフェース120を介して受信する。代表的な一実施形態では、CMTSネットワークインターフェースシステム120は、DODデータストリームの伝送を促進する目的で、CMTS118とDOD放送システム112との間にリンクを確立する。
【0025】
CMTS118は、ケーブルネットワーク124を介して各ダウンストリームセットトップボックス(STB)DODレシーバ122にDODデータストリームを伝送する。各STBレシーバ122は、DODデータからなる同一のストリームを受信する。
【0026】
図5は、本発明の一実施形態にしたがった、単方向CTMSユニットを組み込まれたDOD放送サーバ112の基本設計概念を示している。CMTSユニットがDOD放送サーバシステムに組み込まれると、ヘッドエンドを別個に設ける必要はなくなる。DODサーバ112は、複数のチャネルサーバ211と、それぞれが各チャネルサーバ211に対応している複数のアップコンバータ212と、コンバイナアンプリファイヤ214と、中央制御サーバ202と、図のようにデータバス206を介して結合された中央ストレージ204とを含む。後述するように、中央制御サーバ202は、チャネルサーバ211のオフライン動作を制御するとともに、チャネルサーバ211の準備が整い次第にリアルタイム伝送を開始する。中央ストレージ204は、一般に、データファイルをデジタルフォーマットで格納する。しかしながら、大容量で永続的な任意の適切なデータストレージデバイスが使用可能である。
【0027】
代表的な一実施形態では、中央ストレージ204に格納されたデータファイルは、ネットワークに接続された例えば中央制御サーバ202などの許可コンピュータによって、標準的なネットワークインターフェース(例えばイーサネット接続)を介してアクセス可能である。チャネルサーバ211は、中央制御サーバ202からの命令にしたがって、中央ストレージ204から検索されたデータファイルを提供する。デジタルデータの検索と、DOD用のデジタルデータ伝送のスケジューリングとは、いずれも「オフライン」で実施されるので、各チャネルサーバ211は、リアルタイムデータ伝送の準備を完全に整えることができる。各チャネルサーバ211は、DODを提供する準備が整った時点で中央制御サーバ202に通知するので、中央制御サーバ202は、この段階で、DOD伝送を開始するようにチャネルサーバ211を制御することができる。
【0028】
好ましい一実施形態では、サービスプロバイダが、ドラッグ・アンド・ドロップ動作によってデータ配送をスケジューリングできるようにするため、中央制御サーバ202は、グラフィックユーザインターフェース(不図示)を含んでいる。さらに、中央制御サーバ202は、チャネルサーバ210の認証および制御を行うことによって、配送マトリックスにしたがって開始させたり停止させたりする。単方向のDOD放送マトリックスを提供するためのシステムおよび方法は、2000年5月31日に出願されたKhoi Hoangによる特許出願09/584,832号「Systems and Methods for Providing Video on Demand Services for Broadcasting Systems(放送システムのためにビデオ・オン・デマンドサービスを提供するためのシステムおよび方法)」において教示されており、本文献は、引用として本明細書に組み込まれるものとする。
【0029】
各チャネルサーバ211は、それぞれ1つのチャネルに割り当てられており、さらに、各アップコンバータ212にDOD情報を伝送する単方向CMTSユニット218にそれぞれ結合されている。各CMTSユニット218の出力は、対応するアップコンバータ212に適した周波数を有し且つ直交振幅変調(QAM)によって変調された中間周波数(IF)信号である。QAMによって変調されたIF信号は、業界標準に依存する。米国における現行の業界標準は、DOCSIS(data−over−cable−systems−interface−specification)標準であり、約43.75MHzのIF周波数を必要とする。
【0030】
アップコンバータ212は、CMTSユニット218から受信されたIF信号を高周波信号(RF信号)に変換する。周波数および帯域幅を含むRF信号は、所望のチャネルおよび業界の標準に依存する。例えば、米国におけるケーブルテレビチャネル80の現行の標準のもとでは、RF信号は、約559.25MHzの周波数と約6MHzの帯域幅とを有する。
【0031】
アップコンバータ212の出力は、コンバイナ/アンプリファイヤ214に供給される。コンバイナ/アンプリファイヤ214は、受信されたRF信号を増幅し、調節し、統合し、次いでデータネットワーク116へと出力する(図4)。
【0032】
図6は、本発明の一実施形態にしたがった単方向DODケーブルモデム端末システム118の基本設計構造を示している。CMTSシステム118は、プロセッサ150と、メモリ152と、通信ネットワークインターフェース158と、単方向ダウンストリームインターフェース160とを含み、各構成要素は、システムバス162を介して互いに通信可能に結合されている。データネットワーク116(図4)を介してDOD放送システムから受信されたDODサービスは、通信ネットワークインターフェース160を介してケーブルネットワーク124(図4)に伝送される。DODサービスのデータストリームは、全て、ケーブルネットワーク124を介して各STB122に伝送される。各ユーザは、自身のSTB122がアクセス権限を有する任意のDODサービスにアクセスして良い。
【0033】
これまでの双方向CMTS18(図1)ユニットと異なり、本発明による単方向CMTS118は、受信した全てのDODデータを、ケーブルネットワーク124に接続されたダウンストリームの全てのSTB122に単純に引き渡す。利用可能な全てのDODサービスが、全てのSTB122に伝送されるので、CMTS118は、DODサービスを1つ1つそれぞれのユーザにルーティングする必要はない。また、CMTS118は、エンドユーザからデータを受信する必要もない。プロセッサ102の機能は、主に、DOD放送サーバシステム112との通信を維持することにある。CMTS118は、アドレステーブルを格納しておらず、ユーザからのアップストリーム通信も受信しない。代表的な一実施形態では、CMTSユニットは、サーバシステム112からのデジタルケーブルテレビ信号もダウンストリームユーザに中継する。
【0034】
DODデータストリームが、通信ネットワークインターフェース112によって受信されると、ダウンストリームネットワークインターフェース118は、そのDODデータストリームを、表示に適したフォーマットで全てのSTB122にケーブルネットワーク124を介して伝送する。代表的な一実施形態では、ダウンストリームネットワークインターフェース160は、DODデータストリームを、ケーブルネットワークを通じて放送するのに適したQAM変調されたIFストリームの形で伝送する。単方向CMTSシステムは、STBからは何の通信も受信しない。代表的な一実施形態では、DODデータストリーム信号の強さを増幅することによって、全てのダウンストリームユーザに明確な信号が到達するように保証する。
【0035】
本発明による単方向CMTS118は、DODサービスを1つ1つそれぞれのユーザにルーティングする必要がないので、これまでのシステムよりも多数のダウンストリームユーザをサポートすることができる。また、CMTS118は、選択されたDODサービスに関するユーザからのアップストリーム要求を処理しないので、より多数のユーザをサポートすることが可能である。
【0036】
図7は、本発明の一実施形態にしたがった、DODサービスを配信するためのCMTSプロセス300を示している。ステップ302において、CMTS118(図4)は、データネットワーク116を介して、DOD放送サーバシステム112(図1)から利用可能である全てのDODサービスを含んだ1つまたはそれ以上のデータストリームを受信する。DODデータストリームは、一連のデータブロックのフォーマットをとっているので、任意のDODサービスは、任意の開始時間にアクセス可能である。
【0037】
ステップ303において、単方向CMTSは、DODデータストリームを、受信STB122によるアクセスに適したフォーマットに変換する。代表的な一実施形態では、DODデータストリームは、例えばQAM64またはQAM256などの、QAM変調されたIF周波数信号のフォーマットに変換される。
【0038】
ステップ304において、CMTS118(図4)は、受信した全てのDODデータストリームを、ケーブルネットワーク124(図4)を介して全てのダウンストリームSTB122に伝送するので、各受信STBは、利用可能な任意のDODサービスにアクセス可能となる。代表的な一実施形態では、DODサービスは、映画などの時間的に線形な映像表示であり、ユーザは、その表示の頭に任意の時間にアクセスして良い。例えば、ユーザは、ユーザ自身が選択する任意の時間に映画「スターウォーズ」を最初から見ることができる。
【0039】
図8は、本発明の一実施形態にしたがった汎用STB122を示している。STB122は、QAM復調器402と、CPU404と、ローカルメモリ408と、バッファメモリ410と、映像および音声をデコードする機能を有したデコーダ412と、グラフィックオーバーレイモジュール414と、ユーザインターフェース418と、通信リンク420と、図のようにこれらのデバイスを連結する高速データバス422とを備える。CPU402は、クライアントからの要求に応じてデータを選択し、選択されたデータをデコードし、デコードされたデータを解凍し、デコードされたデータを再組み立てし、デコードされたデータをローカルメモリ408またはバッファメモリ410に格納し、格納されたデータをデコーダ412に配送するように、汎用STB400の動作全般を制御する。代表的な一実施形態では、ローカルメモリ408は不揮発性メモリ(例えばハードドライブ)およびセキュアメモリ(例えばROMチップ)の両方を備え、バッファメモリ410は揮発性メモリを備える。
【0040】
一実施形態では、QAM復調器402は、トランスミッタモジュールと、レシーバモジュールと、プライバシ暗号化/非暗号化モジュール、順方向誤り訂正デコーダ/エンコーダ、チューナ制御、アップストリームおよびダウンストリームプロセッサ、ならびにCPUおよびメモリインターフェース回路のうちの1つまたはそれ以上とを備える。QAM復調器402は、変調されたIF信号を受信し、信号を抽出および復調することによってデータを復元する。
【0041】
代表的な一実施形態では、デコーダ412は、アクセス権が付与された時点で少なくとも1つのデータブロックをデコードすることによって、そのデータブロックを出力画面に表示可能な画像に変換する。デコーダ412は、再生、停止、一時停止、ステップ、巻き戻し、早送りなどの、加入クライアントからのコマンドをサポートする。デコーダ412は、デコードされたデータを、クライアントによる使用に備えて出力デバイス624に供給する。出力デバイス424は、テレビやコンピュータ、適切な任意の表示モニタ、そしてVCRなど、適切な任意のデバイスであって良い。
【0042】
グラフィックオーバーレイモジュール414は、表示された画像の質を、例えばαブレンディングまたはピクチャ・イン・ピクチャ機能によって向上させる。代表的な一実施形態では、グラフィックオーバーレイモジュール414は、ゲームプレイングモード時にグラフィックスを加速させるために使用することができる。ゲームプレイングモードとは、例えば、サービスプロバイダが、本発明にしたがったシステムを使用してゲーム・オン・デマンドサービスを提供する場合などである。
【0043】
ユーザインターフェース418は、STB122のユーザ制御を可能にする、遠隔制御デバイスやキーボード、スマートカードなどの任意の適切なデバイスであって良い。通信リンク420は、さらなる通信接続を提供する。これは、別のコンピュータに接続しても良いし、双方向の通信を実現するために使用しても良い。データバス422は、本発明の要求に応じてリアルタイム方式でデータ通信するのに適した市販の「高速」データバスであることが好ましい。適切な例として、USBやファイヤワイヤなどが挙げられる。サービスは、全てのケーブルテレビ加入者に対して放送されるが、選択されたそのサービスをデコードして享受することができるのは、選択されたDODサービスを見る権限を有したSTB122を有するDOD加入者のみである。
【0044】
上述した実施例は、本発明による特定の代表的な実施形態を示したものであり、当業者ならば、これらをもとにして変更形態および代替形態を考え付くことが可能である。したがって、本発明は、上述した特定の実施形態に限定されるのではなく、添付した特許請求の範囲によって規定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
代表的なDODデジタル放送配信システムの概略を示したブロック図である。
【図2】
従来技術の図1のDOD配信システムにしたがったケーブルモデム端末システム(CMTS)の概略を示したブロック図である。
【図3】
ユーザにDODサービスを提供する目的で従来技術の図2のケーブルモデム端末システム(CMTS)によって実施されるプロセスの概略を示したフローチャートである。
【図4】
本発明の一実施形態にしたがったデジタルデータ・オン・デマンド(DOD)放送システムの概略を示したブロック図である。
【図5】
本発明の一実施形態にしたがった単方向CTMSを組み込まれたDOD放送サーバの概略を示したブロック図である。
【図6】
本発明の一実施形態にしたがったDODケーブルモデム端末システム(CMTS)の基本設計概念を示したブロック図である。
【図7】
DODサービスを配信する目的で図6のCMTSシステムによって実施されるプロセスの概略を示したフローチャートである。
【図8】
本発明の一実施形態にしたがった汎用セットトップボックス(STB)の概略を示したブロック図である。
【符号の説明】
10…DODデジタル放送配信システム
12…DOD放送サーバシステム
14…ヘッドエンド
16…データネットワーク
18…ケーブルモデム端末システム(CMTS)
20…CMTSネットワークシステムインターフェース
22…ケーブルモデムレシーバ
24…ケーブルネットワーク
26…コンピュータシステム
50…プロセッサ
52…メモリ
58…双方向通信インターフェース
60…アップストリーム/ダウンストリーム双方向インターフェース
62…システムバス
100…DOD放送システム
112…DOD放送サーバ
114…ヘッドエンドユニット
116…放送データネットワーク
118…CMTSユニット
120…CMTSネットワークシステムインターフェース
122…セットトップボックス(STB)DODレシーバ
124…ケーブルネットワーク
126…音響映像(A/V)表示ユニット
150…プロセッサ
152…メモリ
158…通信ネットワークインターフェース
160…単方向ダウンストリームインターフェース
162…システムバス
202…中央制御サーバ
204…中央ストレージ
206…データバス
211…チャネルサーバ
212…アップコンバータ
214…コンバイナアンプリファイヤ
218…CMTSユニット
402…QAM復調器
404…CPU
408…ローカルメモリ
410…バッファメモリ
412…デコーダ
414…グラフィックオーバーレイモジュール
418…ユーザインターフェース
420…通信リンク
422…高速データバス
424…出力デバイス
Claims (45)
- 単方向ケーブルモデム端末システム(CMTS)であって、
データ伝送を受信するための通信インターフェースと、
データ伝送を提供するための単方向インターフェースと、
を備え、
前記単方向ケーブルモデム端末システムは、アップストリーム通信を必要としない、単方向ケーブルモデム端末システム。 - 請求項1記載の単方向ケーブルモデム端末システム(CMTS)であって、
前記通信インターフェースは、さらに、デジタル放送システムから少なくとも1つのデータファイルを受信するように動作可能であり、
前記データファイルは、前記データファイルの最初のデータブロックが、選択された任意の期間にアクセス可能であるように、スケジュール構成されたデータブロックストリームのフォーマットをとり、
前記単方向インターフェースは、さらに、前記データブロックストリームを複数のユーザに提供するように動作可能であり、
前記複数のユーザは、前記最初のデータブロックに任意の期間にアクセス可能であるとともに、前記データブロックストリームの後続のデータブロックにアクセスして前記少なくとも1つのデータファイルにアクセス可能である、単方向ケーブルモデム端末システム。 - 請求項2記載の単方向ケーブルモデム端末システムであって、
前記少なくとも1つのデータファイルは、前記少なくとも1つの複数のデータファイルの任意の1つの最初のデータブロックが、選択された任意の期間にアクセス可能であるように、スケジュール構成されたデータブロックストリームのフォーマットをとる少なくとも1つの複数のデータファイルであり、
ユーザは、前記少なくとも1つの複数のデータファイルの前記任意の1つの後続のデータブロックにアクセスして前記複数のデータファイルの前記任意の1つにアクセス可能である、単方向ケーブルモデム端末システム。 - 請求項2記載の単方向ケーブルモデム端末システムであって、
前記ユーザによる前記少なくとも1つのデータファイルに対する前記アクセスは、前記データブロックの少なくとも1つの画像表示の少なくとも一部を表示することを含む、単方向ケーブルモデム端末システム。 - 請求項3記載の単方向ケーブルモデム端末システムであって、
前記ダウンストリームネットワークインターフェースは、ケーブルネットワークを介して複数のセットトップボックスに通信可能に結合されている、単方向ケーブルモデム端末システム。 - 請求項5記載の単方向ケーブルモデム端末システムであって、
前記セットトップボックスは、前記データファイルの少なくとも1つの少なくとも一部を表示するための音響映像(AV)表示装置を含む、単方向ケーブルモデム端末システム。 - 請求項5記載の単方向ケーブルモデム端末システムであって、
前記ダウンストリームネットワークインターフェースは、前記複数のセットトップボックスからデータを受信する必要がない、単方向ケーブルモデム端末システム。 - 請求項3記載の単方向ケーブルモデム端末システムであって、
前記ケーブルモデム端末システムは、前記ユーザから情報を受信することができない、単方向ケーブルモデム端末システム。 - 請求項5記載の単方向ケーブルモデム端末システムであって、
前記ケーブルモデム端末システムは、前記複数のセットトップボックスに単方向に結合されている、単方向ケーブルモデム端末システム。 - 請求項2記載の単方向ケーブルモデム端末システムであって、
前記通信インターフェースは、デジタルコード化したデータを受信するように動作可能であり、
前記単方向ネットワークインターフェースは、前記受信したデジタルコード化したデータを伝送するように動作可能である、単方向ケーブルモデム端末システム。 - 請求項2記載の単方向ケーブルモデム端末システムであって、
前記単方向ネットワークインターフェースは、前記データブロックストリームを電気信号の形で提供する、単方向ケーブルモデム端末システム。 - 請求項2記載の単方向ケーブルモデム端末システムであって、
前記通信インターフェースは、サーバシステムからデータを受信するように動作可能であり、
前記複数のセットトップボックスの少なくとも1つは、通信媒体を介して前記サーバシステムと通信するように動作可能である、単方向ケーブルモデム端末システム。 - 請求項12記載の単方向ケーブルモデム端末システムであって、
前記通信媒体は電話回線網を含む、単方向ケーブルモデム端末システム。 - 請求項12記載の単方向ケーブルモデム端末システムであって、
前記通信媒体は無線ネットワークを含む、単方向ケーブルモデム端末システム。 - 請求項12記載の単方向ケーブルモデム端末システムであって、
前記通信媒体はインターネットを含む、単方向ケーブルモデム端末システム。 - 少なくとも1つのチャネルの通信媒体を介して、データ・オン・デマンド(DOD)デジタル放送システムによるデジタルDODサービスの提供を可能とするケーブルモデム端末システム(CMTS)であって、
前記DODデジタル放送システムから少なくとも1つのDODサービスを受信するための通信ネットワークインターフェースであって、前記DODサービスの最初のデータブロックが、選択された任意の期間にアクセス可能であるように前記DODサービスがスケジュール構成されたデータブロックストリームのフォーマットをとる通信ネットワークインターフェースと、
前記データブロックストリームを複数のユーザに提供するための単方向ネットワークインターフェースであって、前記複数のユーザが前記最初のデータブロックに任意の期間にアクセス可能であるとともに、前記データブロックストリームの後続のデータブロックにアクセスして前記少なくとも1つのDODサービスにアクセス可能である単方向ネットワークインターフェースと、
を備えるケーブルモデム端末システム。 - 請求項16記載のケーブルモデム端末システムであって、
前記少なくとも1つのDODサービスは、前記少なくとも1つの複数のDODサービスの任意の1つの最初のデータブロックが選択された任意の期間にアクセス可能であるように、スケジュール構成されたデータブロックストリームのフォーマットをとる少なくとも1つの複数のDODサービスであり、
ユーザは、前記少なくとも1つの複数のDODサービスの前記任意の1つの後続のデータブロックにアクセスして前記複数のDODサービスの前記任意の1つにアクセス可能である、ケーブルモデム端末システム。 - 請求項16記載のケーブルモデム端末システムであって、
前記ユーザによる前記少なくとも1つのDODサービスに対する前記アクセスは、前記データブロックの少なくとも1つの画像表示の少なくとも一部を表示することを含む、ケーブルモデム端末システム。 - 請求項17記載のケーブルモデム端末システムであって、
前記単方向ネットワークインターフェースは、ケーブルネットワークを介して複数のセットトップボックスに通信可能に結合されている、ケーブルモデム端末システム。 - 請求項19記載のケーブルモデム端末システムであって、
前記セットトップボックスは、前記DODサービスの少なくとも1つの少なくとも一部を表示するための音響映像(AV)表示装置を含む、ケーブルモデム端末システム。 - 請求項19記載のケーブルモデム端末システムであって、
前記単方向ネットワークインターフェースは、前記複数のセットトップボックスからデータを受信する必要がない、ケーブルモデム端末システム。 - 請求項17記載のケーブルモデム端末システムであって、
前記ケーブルモデム端末システムは、前記ユーザから情報を受信することができない、ケーブルモデム端末システム。 - 請求項19記載のケーブルモデム端末システムであって、
前記ケーブルモデム端末システムは、前記複数のセットトップボックスに単方向に結合されている、ケーブルモデム端末システム。 - 請求項16記載のケーブルモデム端末システムであって、
前記通信ネットワークインターフェースは、デジタルコード化したデータを受信するように動作可能であり、
前記単方向ネットワークインターフェースは、前記受信したデジタルコード化したデータを伝送するように動作可能である、ケーブルモデム端末システム。 - 請求項16記載の汎用放送システムであって、
前記単方向ネットワークインターフェースは、前記データブロックストリームを電気信号の形で提供する、汎用放送システム。 - 少なくとも1つのチャネルの通信媒体を介して、データ・オン・デマンド(DOD)デジタルサービスを提供するためのケーブルモデム端末システム(CMTS)における方法であって、
DOD放送システムから少なくとも1つのDODサービスを受信する動作であって、前記DODサービスの最初のデータブロックが、選択された任意の期間にアクセス可能であるように、前記DODサービスがスケジュール構成されたデータブロックストリームのフォーマットをとる動作と、
前記データブロックストリームを複数のユーザに提供する動作であって、前記複数のユーザが前記最初のデータブロックに任意の期間にアクセス可能であるとともに、前記データブロックストリームの後続のデータブロックにアクセスして前記少なくとも1つのDODサービスにアクセス可能である動作と、
を備える方法。 - 請求項26記載の方法であって、
前記少なくとも1つのDODサービスは、前記少なくとも1つの複数のDODサービスの任意の1つの最初のデータブロックが、選択された任意の期間にアクセス可能であるように、スケジュール構成されたデータブロックストリームのフォーマットをとる少なくとも1つの複数のDODサービスであり、
ユーザは、前記少なくとも1つの複数のDODサービスの前記任意の1つの後続のデータブロックにアクセスして前記複数のDODサービスの前記任意の1つにアクセス可能である、方法。 - 請求項26記載の方法であって、
前記ユーザによる前記少なくとも1つのDODサービスに対する前記アクセスは、前記データブロックの少なくとも1つの画像表示の少なくとも一部を表示することを含む、方法。 - 請求項12記載の方法であって、
前記データブロックストリームは、ケーブルネットワークを介して複数のセットトップボックスに伝送される、方法。 - 請求項29記載の方法であって、
前記セットトップボックスは、前記DODサービスの少なくとも1つの少なくとも一部を表示するための音響映像(AV)表示装置を含む、方法。 - 請求項29記載の方法であって、
前記複数のセットトップボックスからデータを受信することを排除する方法。 - 請求項27記載の方法であって、
前記データブロックストリームは、前記複数のセットトップボックスに電気信号の形で伝送される、方法。 - 請求項32記載の方法であって、さらに、
前記データブロックストリームを増幅させる動作を備える方法。 - 請求項29記載の方法であって、
前記セットトップボックスは、内部にセットトップボックスを有した新型のテレビ受像器を含む、方法。 - 請求項29記載の方法であって、さらに、
デジタルコード化したデータを受信するとともに、前記デジタルコード化したデータを前記ケーブルネットワークを介して伝送する動作を備える方法。 - 少なくとも1つのチャネル通信媒体を介して、データ・オン・デマンド(DOD)デジタル放送システムによるデジタルDODサービスの提供を可能とするためのケーブルモデム端末システム(CMTS)であって、
前記DODデジタル放送システムから少なくとも1つのDODサービスを受信するための手段であって、前記DODサービスの最初のデータブロックが、選択された任意の期間にアクセス可能であるように、前記DODサービスがスケジュール構成されたデータブロックストリームのフォーマットをとる第1の手段と、
前記データブロックストリームを複数のユーザに提供するための手段であって、前記複数のユーザが前記最初のデータブロックに任意の期間にアクセス可能であるとともに、前記データブロックストリームの後続のデータブロックにアクセスして前記少なくとも1つのDODサービスにアクセス可能である第2の手段と、
を備えるケーブルモデム端末システム。 - 請求項36記載のケーブルモデム端末システムであって、
前記少なくとも1つのDODサービスは、前記少なくとも1つの複数のDODサービスの任意の1つの最初のデータブロックが、選択された任意の期間にアクセス可能であるように、スケジュール構成されたデータブロックストリームのフォーマットをとる少なくとも1つの複数のDODサービスであり、
ユーザは、前記少なくとも1つの複数のDODサービスの前記任意の1つの後続のデータブロックにアクセスして前記複数のDODサービスの前記任意の1つにアクセス可能である、ケーブルモデム端末システム。 - 請求項36記載のケーブルモデム端末システムであって、
前記ユーザによる前記少なくとも1つのDODサービスに対する前記アクセスは、前記データブロックの少なくとも1つの画像表示の少なくとも一部を表示することを含む、ケーブルモデム端末システム。 - 請求項37記載のケーブルモデム端末システムであって、
前記第2の手段は、ケーブルネットワークを介して複数のセットトップボックスに通信可能に結合されている、ケーブルモデム端末システム。 - 請求項39記載のケーブルモデム端末システムであって、
前記セットトップボックスは、前記DODサービスの少なくとも1つの少なくとも一部を表示するための音響映像(AV)表示装置を含む、ケーブルモデム端末システム。 - 請求項39記載のケーブルモデム端末システムであって、
前記第2の手段は、前記複数のセットトップボックスからデータを受信する必要がない、ケーブルモデム端末システム。 - 請求項38記載のケーブルモデム端末システムであって、
前記ケーブルモデム端末システムは、前記ユーザから情報を受信することができない、ケーブルモデム端末システム。 - 請求項39記載のケーブルモデム端末システムであって、
前記ケーブルモデム端末システムは、前記複数のセットトップボックスに単方向に結合されている、ケーブルモデム端末システム。 - 請求項36記載のケーブルモデム端末システムであって、
前記第1の手段は、デジタルコード化したデータを受信するように動作可能であり、
前記第2の手段は、前記受信したデジタルコード化したデータを伝送するように動作可能である、ケーブルモデム端末システム。 - 請求項36記載の汎用放送システムであって、
前記第2の手段は、前記データブロックストリームを電気信号の形で提供する、汎用放送システム。
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