JP2004533274A - 送出マトリックスから治療剤を送出する方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
Description
発明の分野
本発明は、標的部位への治療剤の送出に関する。詳細には、本発明は、患者の体内の標的部位への送出マトリックスからの巨大分子量治療剤の送出に関する。
【0002】
発明の背景
治療物質の送出は様々な方法及び手段によって行われる。治療剤は針及び注射器を用いて患者の体内に注入してよく、表皮吸収パッチにより患者の皮膚を通して吸収させてよく、及び埋め込まれたデバイスを用いて標的部位に直接体内で放出させてもよい。
【0003】
この埋め込み可能なデバイスは送出される治療剤でコートしてもよい。高分子量治療剤を送出しようとする場合、従来はエマルジョンをベースとするコーティングシステムが用いられてきた。このエマルジョンをベースとするシステムにおいて、コートされるデバイスは、治療剤を封入するキャリヤの微小球を含む溶液に浸漬される。この封入された微小球は治療剤を保持し、デバイスが体内に埋め込まれた後に放出する。
【0004】
このエマルジョンをベースとするコーティングシステムは限界があり、欠点がある。例えば、送出しようとする治療剤が処理された材料である場合、この処理された材料の比較的もろい特性は、封入する微小球を形成するために用いられるキャリヤの選択を制限する。同様に、他の状況において、その溶液自体がコートされる医用デバイスと適合しない。従って、あるエマルジョンをベースとするシステムにおいて、医薬送出システムの様々な成分の各々を最適にすることができない。例えば、特定の治療剤が腫瘍の治療に有効であるが、封入キャリヤは適切な選択ではない。それは、治療剤と相溶性ではないからである。同様に、ほとんどの有効な治療剤は適切に封入されない場合には適切ではない。従って、ある状況では、それほど最適ではないキャリヤもしくは治療剤が選ばれ望ましくない結果となる。
【0005】
発明の概要
1態様において、医用デバイスをコートする方法が提供される。この態様は、医用デバイスにマトリックスを適用し、この医用デバイスに多数の治療用粒子を適用することを含み、ここでこの治療用粒子はマトリックスに保持されており、このマトリックスはデバイスが患者の体内に入れられた後にマトリックスから治療用粒子を放出するようにされている。
【0006】
他の態様において、患者の体に挿入するための医用デバイスが提供される。このデバイスは、表面、この表面を覆うマトリックス、及びこのマトリックスと放出可能なように結合された多数の治療用粒子を含み、マトリックスからの治療用粒子の放出速度はマトリックスにより制御されている。
【0007】
さらに他の態様において、患者の体に挿入するための医用デバイスが提供される。この態様において、医用デバイスは、表面、及び医用デバイスの表面に多数の治療用粒子を放出可能に接着する手段を含み、医用デバイスの表面を覆う手段が、このデバイスを患者に挿入した後に患者の体に治療用粒子を放出することを制御する。
【0008】
詳細な説明
図1は、本発明の1態様によりコートされたチューブ状ステント12の端面図である。この図において、マトリックス10はステント12の周囲全体を囲んでいる。また、治療用粒子15がマトリックス全体に分布し、かつマトリックスに保持されている。これらの治療用粒子15は、高分子量治療剤のナノ粒子であってよく、好ましくはラセン状の形状であり、長さ100nm未満であってよい。または、これは様々な他の形状であってよく、その大きさは1nm〜1000nmもしくはそれ以上であってもよい。この態様におけるマトリックス10はキャリヤもしくは足場ポリマーであってよく、ステント12が体外にある際にその織物繊維13内に治療用粒子15を保持し、ステント12が患者の体内に埋め込まれた後に、体内の標的部位にマトリックス10から治療用粒子15の放出を制御する。マトリックス10は原則として、マトリックスからの治療用粒子の放出を制御するが、治療剤の特性のようなマトリックスの外の他の因子及び体内のステントの位置もステント12からの治療用粒子15の放出に影響を与える。換言すると、たとえ他の外的因子は治療用粒子の放出に影響を与える二次的影響を与えるにもかかわらず、ステント12を覆うマトリックス10は治療用粒子15をその繊維内に保持し、体への治療用粒子の放出を制御する。
【0009】
マトリックス10からの治療用粒子15の放出速度は、マトリックス10の様々な特性を変えることにより、並びにマトリックスに対する治療用粒子15の特性を調整することにより調節される。これらの特性は、マトリックス10の多孔度を含み、これはマトリックスを形成する製造工程の間にノズルを通して材料に加えられる圧力を制御することによって影響される。この特性はまた、マトリックスを含む個々の繊維13の直径、治療用粒子のサイズ及び形状、並びにキャリヤポリマーに混入される治療用粒子の量も含む。繊維の直径は、マトリックスが医用デバイスに適用される距離を変えることによって調節され、ポリマーに混入される粒子の量はマトリックスを変える上記同じパラメーターを代えることによって影響される。さらに、マトリックス10からの放出速度は、コーティング工程の間に治療用粒子15及びマトリックス10のいくつかの層を重ねることによって調節される。
【0010】
この態様及び他の態様において、多くの巨大分子化合物をマトリックス10用に及び治療用粒子15用に用いてよい。これらの巨大分子化合物、マトリックス化合物、及び治療用化合物(これは治療用粒子に分割される)の各々はそれらの特性について選択される。換言すると、両者はその目的によって最適にされる。例えば、マトリックス10はその耐久性、適用性、及び強度について選択され、一方治療用粒子15を形成するために用いられる治療剤はDNAのような化合物と体内の標的部位へのDNAの送出を促進する縮合剤の組み合わせであってよい。
【0011】
これらの様々な態様におけるマトリックス10化合物は、生物再吸収性、生物安定性、疎水性、溶解性巨大分子及びポリマー、並びにバイオポリマー、例えば蛋白質を含む。生物再吸収性化合物は、治療用粒子15が体内の標的部位に放出された後に体内に再吸収されるポリ乳酸グリコール酸(PLGA)のようなポリマーであってよい。生物安定性及び親水性化合物は、スチレン及びイソブチレンスチレンを含み、体内で容易に分解せず、体内の標的部位への送出に用いられるSIBS(スチレン−イソブチレン−スチレン)のようなポリマーであってよい。溶解性化合物は蛋白質もしくは多糖のような生物的に作り上げられたポリマー(バイオポリマー)を含む。これらの溶解性材料はある種の移植によるような移植後の処置を必要としない短時間送出用途に用いてもよい。
【0012】
この態様及び他の態様における治療用粒子15は遺伝子的に操作されたポリマー及び他の巨大分子から構成され、その治療特性によって選択される。この遺伝子的に操作されたポリマーは、オリゴヌクレオチド、プラスミドデオキシリボ核酸、組換えウイルスベクター、及び蛋白質を含む。これは、例えば、医薬的に活性な化合物、蛋白質、細胞、オリゴヌクレオチド、リボ酵素、アンチセンスオリゴヌクレオチド、DNA緻密化剤、遺伝子/ベクターシステム(すなわち、核酸の取り込み及び発現を可能にするあらゆるビヒクル)、核酸(例えば、組換え核酸、裸のDNA、cDNA、RNA、ゲノムDNA、cDNA又は非感染ベクターもしくはウイルスベクター中のRNA(これはペプチド標的シーケンスに結合していてもよい)、アンチセンス核酸(RNAもしくはDNA)、ヘルペス単体ウイルス−1(VP22)及び膜置換シーケンス(MTS)のようなフェリー蛋白質をエンコードし、遺伝子シーケンスを含むDNAキメラ、ウイルス、リポソーム、カチオン及びアニオンポリマー、及び所望の用途に応じて多くのタイプより選ばれる天然ポリマーを含む。ウイルスベクターもしくはウイルス源由来のベクターの非限定例は、アデノウイルスベクター、ヘルペス単体ベクター、パピローマベクター、アデノ会合ベクター、レトロウイルスベクター等を含む。生物活性溶質の非限定例は、抗血栓形成剤、例えばヘパリン、ヘパリン誘導体、ウロキナーゼ、及びPPACK(デキストロフェニルアラニンプロリンアルギニンクロロメチルケトン);抗酸化剤、例えばプロブコール及びレチノール酸;脈管形成及び抗脈管形成剤及びファクター;平滑筋細胞増殖剤、例えばラパマイシン、アンギオペプチン、及び平滑筋細胞増殖をブロックすることができるナノクローナル抗体;抗炎症剤、例えばデキサメタソン、プレドニソロン、ソルチコステロン、ブデソニド、エストロゲン、スルファサラジン、アセチルサリチル酸、及びメサルアミン;カルシウム侵入ブロッカー、たとえばベラパミル、ジリチアゼン及びニフェジピン;抗新生物/抗増殖/抗有糸分裂剤、例えばパクリタキセル、5−フルオロウラシル、メトトレキセート、ドキソルビシン、ダウノルビシン、シクロスポリン、シスプラチン、ビンブラスチン、ビンクリスチン、エポチオリン、エンドスタチン、アンギオスタチン及びチミジンキナーゼ阻害剤;抗微生物剤、例えばトリクロサン、セファロスポリン、アミノグリコシド、及びニトロフラントイン;麻酔剤、例えばリドカイン、ブピバカイン、及びロピバカイン;酸化窒素(NO)ドナー、例えばリシドマイン、モルシドマイン、L−アルギニン、NO−カーボハイドレート付加物、ポリマーもしくはオリゴマーNO付加物;抗凝集剤、例えばD−Phe−Pro−Argクロロメチルケトン、RGDペプチド含有化合物、ヘパリン、アンチトロンビン化合物、血小板受容体拮抗剤、アンチトロンビン抗体、アンチ血小板受容体抗体、エノキサパリン、ヒルジン、ワラフィンナトリウム、ジクマロール、アスピリン、プロスタグランジン阻害剤、血小板阻害剤及びアンチ血小板ファクター;血管細胞成長促進剤、例えば成長ファクター、成長ファクター受容体抗体、転写活性剤、及び翻訳促進剤;血管細胞成長阻害剤、例えば成長ファクター阻害剤、成長ファクター受容体拮抗剤、転写リプレッサー、翻訳レプレッサー、複製阻害剤、阻害抗体、成長ファクターに対する抗体、成長ファクターとサイトトキシンからなる2機能分子、抗体とサイトトキシンからなる2機能分子;コレステロール低下剤;血管拡張剤;内生的血管収縮調節メカニズムの妨害剤;細胞死を防ぐ生存遺伝子、例えばアンチアポプトティックBcl−2ファミリーファクター及びAktキナーゼ;並びにこれらの組み合わせを含む。細胞はヒト由来(自己由来又は他家由来)のものであっても、又は動物由来(他家由来)であってもよい。
【0013】
本発明の実施に有用なポリヌクレオチドシーケンスは、細胞によって取り込まれた後に治療作用を有するDNAもしくはRNAシーケンスを含む。治療用ポリヌクレオチドの例は、アンチセンスDNA及びRNA;アンチセンスRNAをコードするDNA;又は欠陥内生分子を置換するtRNAもしくはrRNAをコードするDNAを含む。本発明のポリヌクレオチドも治療用蛋白質もしくはポリペプチドをコードすることができる。ポリペプチドは、サイズにかかわらず、及びグリコシル化されているか否かにかかわらず、ポリヌクレオチドの翻訳生成物であると理解される。治療用蛋白質及びポリペプチドは、主要な例として、動物の欠陥種を補償する、又は体から有害な細胞を除去する毒性作用を及ぼす蛋白質もしくはポリペプチドを含む。さらに、注入されるポリペプチドもしくは蛋白質、又はそのDNAは、脈管形成ファクター及び脈管形成剤を含む他の分子成分、例えば、酸性もしくは塩基性フィブロブラスト成長ファクター、血管内皮成長ファクター、hif−1、表皮成長ファクター、変質成長ファクターα及びβ、血小板誘導内皮成長ファクター、血小板誘導成長ファクター、腫瘍壊死ファクターα、ヘパトサイト成長ファクター及びインシュリン様成長ファクター、成長ファクター;細胞サイクル阻害剤、例えばCDK阻害剤;アンチレステノシス剤、例えばp15、p16、p18、p19、p21、p27、p53、p57、Rb、nFkB及びE2Fデコイ、チミジンキナーゼ(TK)及びこれらの組み合わせ;細胞増殖を阻害するに有用な他の物質、例えば悪性腫瘍治療剤;並びにこれらの組み合わせを含む。ポリペプチドとして又はこのポリペプチドをエンコードするDNAとして提供される他の有用なファクターは、モノサイトケモアトラクタント蛋白質(MCP−1)、ラミニン、及び骨形態発生蛋白質(BMP)族を含む。この公知の蛋白質は、BMP−2、BMP−3、BMP−4、BMP−5、BMP−6(Vgr−1)、BMP−7(OP−1)、BMP−8、BMP−9、BMP−10、BMP−11、BMP−12、BMP−13、BMP−14、BMP−15、及びBMP−16を含む。現在好ましいBMPはBMP−2、BMP−3、BMP−4、BMP−5、BMP−6及びBMP−7である。これらのダイマー蛋白質は、ホモダイマー、ヘテロダイマー、又はこれらの組み合わせ(単独もしくは他の分子との組み合わせ)として提供される。または、BMPの作用を高めるもしくは低下させることのできる分子が提供される。そのような分子は「ハリネズミ」蛋白質又はこれらをエンコードするDNAを含む。
【0014】
ある状況において、細胞膜を越えて治療用粒子15の取り込み及び移送を促進するため、及びその細胞認識性及び組織認識性を向上させるため、この治療用粒子15は様々な縮合剤、例えばポリL−リシン、ポリエチレンイミン、カチオンリピッド、プロタミン、ヒストン、シクロデキストラン含有ポリマー、及びポリビニルピロリドンによって縮合してもよい。これらの様々な縮合剤を用いることにより、治療用粒子15の細胞及び組織認識能は特定の用途に適合するようにされる。1つの具体例において、DNAが治療用粒子15に縮合し、分割される巨大分子である場合、治療用粒子の認識能を高めるために、ポリマー、たとえばシクロデキストラン、ポリエチレンアミン、及び両性ブロックコポリマー、例えばプルロニックス(BASFTM)及びこれらの混合物(L61及びF127(SupratekTM組成物)を含む)を用いてよい。
【0015】
この二元独立化合物形態(すなわち治療用粒子とマトリックス)の1つの利点は、非相溶性ポリマー、たとえば親水性であるDNAと、疎水性であるスチレン及びニトロブチレンスチレンを一緒に同じ医用デバイスに用いることができることである。それは、独立化合物が別々に加工され、送出システムを形成するためのデバイスのコーティングの間に医用デバイスの表面に噛み合わされるからである。同様に、蛋白質及び疎水性ポリマー(これは有機溶媒に溶解することが必要である)もこれらの手段によって適用することができ、用いられるマトリックスポリマーが有機溶媒に可溶であるあらゆる組み合わせ、例えばPLGA、PEG−PLGA及びPU、を用いることができる。
【0016】
親水性及び疎水性ポリマーの他の例は、限定するものではないが、ポリカルボン酸;セルロースポリマー、例えばセルロースアセテート及びセルロースニトラート;ゲラチン;ポリビニルピロリドン;架橋したポリビニルピロリドン;ヒドロゲル;ポリ無水物、例えば無水マレイン酸ポリマー;ポリアミド;ポリビニルアルコール;ビニルモノマー(例えばEVA)のコポリマー;ポリビニルエーテル;ポリビニル芳香族;ポリエチレンオキシド;ラミニン;グリコサミノグリカン;エチレンビニルアセテート;ポリエーテル、例えばポリエチレンテレフタレート;ポリアクリルアミド;ポリエーテル;ポリエーテルスルホン;ポリカーボネート;ポリアルキレン、例えばポリプロピレン;ポリエチレン及び高分子量ポリエチレン;ハロゲン化ポリアルキレン、例えばポリテトラフルオロエチレン;ポリウレタン;ポリオルトエステル;蛋白質;ポリペプチド;シリコーン;シロキサンポリマー;ポリ乳酸;ポリグリコール酸;ポリカプロラクトン;ポリヒドロキシブチレートバレレート、及びこれらの混合物及びコポリマー;並びに他の生分解性、生物吸収性及び生物安定性ポリマー及びコポリマーを含む。
【0017】
図2は図1のライン2−2に沿って切り取った部位の拡大図である。図2に示されているように、マトリックス10の個々の繊維13はステント12の外面にランダムに配置されており、ステント12の内部に侵入していてもよい。図2に示されているように、治療用粒子15はマトリックス10の個々の繊維13によって形成されているメッシュ内にランダムに配置されている。上記のように、これらの繊維13の密度及びサイズは、患者の体内の標的部位への治療用粒子の放出速度を制御するように用いてもよい。
【0018】
図3は、本発明の第1の態様による、図1からのステントの側面図である。この図より明らかなように、ステント12の外面全体は治療用粒子15及びマトリックス10の両者によってコートされている。または、ステント12全体をコートするのではなく、ステント12の一部のみを覆い、治療用粒子15の局部的移送を行ってもよい。
【0019】
図4は、本発明の第2の態様によりコートされる医用デバイス44の側面図である。図4に示されているように、医用デバイス44(これはMeadoxTM Mesh及びニチノールワイヤを含む多くの埋め込みデバイスの1つであってもよい)は、その製造の間にマトリックス及び治療用粒子でコートしてもよい。明らかなように、矢印45で示すようにデバイス44を前後に移動させることにより、ノズル42及び43(これはホッパー41及び40より供給される)からデバイスの表面の大部分にスプレーされる。この態様において、第1のホッパー40は多糖のようなマトリックス化合物を含み、一方第2のホッパー41は遺伝的に操作されたDNAのような治療用化合物を含む。ホッパーに入れられると、この2種の化合物は加圧され、ホッパー及びノズルを通して、医用デバイス44の表面にマトリックス材料及び治療剤をスプレーする。この態様において、ノズル42及び43は、このノズルを出て医用デバイス44に達するマトリックス及び治療剤の量及びサイズを制御するように調整される。さらに、ホッパー内の圧力を調整することにより、ノズルから射出され製造品に付着される各化合物の濃度を調整し、医用デバイスの表面上において所定の濃度を達成する。さらに、医用デバイスの速度を調整し、医用デバイス44上へのマトリックスおよび治療用粒子の濃度及び付着速度を調節してもよい。
【0020】
図5は、本発明の第3の態様により製造された治療剤移送パッチの上面図である。これより明らかなように、繊維56を含むマトリックス58に治療用粒子57が混入されている。この態様においてマトリックス58の繊維56は医用デバイス54の周囲に張り出している。この態様における医用デバイス54はマトリックス58及び治療用粒子57によって両面でコートされ、又は医用デバイス54の用途によっては片面でコートしてもよい。
【0021】
図6は、本発明の第4の態様によりコートされたステント61の側面図である。明らかなように、この態様においてステント61は、矢印60で示されるように回転するシャフト610上に設置されている。回転するステント61の近くには多くのホッパー62〜65及び多くのノズル66〜69が配置され、これらは互いに接続され、流体が連通している。上記のように、この態様におけるホッパーにはマトリックス化合物又は治療用材料、及び縮合剤が充填されている。次いで、様々な材料及び化合物がノズルから同時に押出され、スプレーされ、回転しているステント61上に付着する。この態様においては、ステント61を移動させるのではなく、ノズルを、矢印611に示すようにステント61に沿って前後に移動させる。こうすることによって、ステントの外面全体をコートすることができる。移動速度、処理温度、及び他の条件は用いる個々の材料によってきまる。
【0022】
図7は、本発明の第5の態様によって製造したグラフトの端面図である。図7より明らかなように、グラフト71は治療用粒子70が固定された織物繊維72からなるマトリックス71から構成されている。この態様は、マトリックス材料が医用デバイスにスプレーされているが、自立形状(この場合、チューブ状グラフト)に成形されている点で前記態様と異なっている。この形状の1つの利点は、治療用粒子70がマトリックスの内面73と外面74の両方から放出されることである。この形状の他の利点は、マトリックスが生物吸収性材料より加工した場合に、このグラフトを、体内に吸収される短時間体内に埋め込むことができることである。特に、その生物吸収性のため、このグラフトは手術によって埋め込み、特定の時間治療剤を送出し、次いでその目的を達成し、必要な量の治療剤を送出した後、体内に吸収され、それによってグラフトを取り出すという第2の処置が排除される。
【0023】
上記のデバイス用途に加え、本発明は治療剤を送出する他のデバイスのコートにもちいることもできる。そのデバイスは、例えば、動脈瘤充填コイル、ステント、治療剤送出バルーン、コートされたトロカール、埋め込み可能なストーマ、注射針、コートされた治療剤送出布帛、及びコートされた治療剤送出メッシュを含む。
【0024】
上記の様々な態様は多くの医用用途を含む。そのような用途は、失禁予防;動脈瘤後の血管壁の再構成;哺乳類組織、例えば心臓、肺、肝臓、骨格筋、平滑筋、腎臓、膀胱、腸、胃、膵臓、卵巣、前立腺、目、腫瘍、軟骨及び骨の治療;脈管形成の誘発もしくは抑制;再狭窄の予防もしくは治療;心筋症もしくは心臓の他の機能障害の治療;パーキンソン病、脳卒中又は心臓の他の機能障害の治療;嚢胞もしくは肺の他の機能障害の治療;悪性細胞増殖の治療もしくは抑制;あらゆる悪性腫瘍の治療;神経、血管もしくは組織の再生;及び体内の標的部位への長期間の治療剤の送出を含む。さらに、これらの用途に加え、当業者はこれらの例は単なる例示であり、他の態様も包含されることを知っているであろう。
Claims (33)
- 医用デバイスをコーティングする方法であって、
医用デバイスにマトリックスを適用すること、及び
多数の治療用粒子を医用デバイスに適用すること
を含み、前記治療用粒子がマトリックスに保持されており、
前記医用デバイスを患者の体内に入れた場合に、前記マトリックスがこのマトリックスから治療用粒子を放出するようにされている方法。 - 前記マトリックスが巨大分子から構成されている、請求項1記載の方法。
- 前記マトリックスがポリマーである、請求項1記載の方法。
- 前記マトリックスが生物安定なポリマーである、請求項1記載の方法。
- 前記治療用粒子が多数の治療用巨大分子を含むナノ粒子である、請求項1記載の方法。
- 前記治療用粒子が縮合剤を含む、請求項1記載の方法。
- 前記縮合剤が細胞認識能を有する、請求項6記載の方法。
- 前記縮合剤が組織認識能を有する、請求項6記載の方法。
- 前記縮合剤が患者の体内の治療用粒子の取り込みを高める、請求項6記載の方法。
- 前記治療用粒子が遺伝子的に操作されたポリマーを含む、請求項1記載の方法。
- 前記遺伝的に操作されたポリマーが縮合核酸を含む、請求項10記載の方法。
- マトリックスからの治療用粒子の放出がマトリックスの多孔度によって制御される、請求項1記載の方法。
- 前記マトリックスが個々の繊維を含み、マトリックスからの治療用粒子の放出がマトリックスの個々の繊維によって影響される、請求項1記載の方法。
- 患者の体内に埋め込まれる医用デバイスをコーティングする方法であって、
医用デバイスの外部にキャリヤポリマーをスプレーすること、及び
医用デバイスの外部に治療用粒子をスプレーすること
を含み、前記キャリヤポリマーが患者の体内でキャリヤポリマーから治療用粒子の放出を制御するようにされている方法。 - 前記キャリヤポリマー及び治療用粒子が医用デバイスに同時にスプレーされる、請求項14記載の方法。
- 前記キャリヤポリマーの多孔度がキャリヤポリマーからの治療用粒子の放出を制御する、請求項14記載の方法。
- キャリヤポリマーの繊維直径がキャリヤポリマーからの治療用粒子の放出を制御する、請求項14記載の方法。
- 医用デバイスの外部にスプレーされる治療用粒子の量がキャリヤポリマーからの治療用粒子の放出速度を制御する、請求項14記載の方法。
- 医用デバイスの外部にキャリヤポリマーを再スプレーすること、及び
医用デバイスの外部に治療用粒子を再スプレーすること
をさらに含む、請求項14記載の方法。 - 前記キャリヤポリマーが生物再吸収性ポリマーである、請求項14記載の方法。
- 前記治療用粒子が縮合剤と混合される、請求項14記載の方法。
- 前記縮合剤が細胞認識能を有する、請求項21記載の方法。
- 前記縮合剤が組織認識能を有する、請求項21記載の方法。
- 前記治療用粒子が巨大分子治療剤のナノ粒子である、請求項21記載の方法。
- 患者の体内の標的部位にポリマーを送出する方法であって、
キャリヤポリマー及び多数の治療用粒子を含む医用デバイスを提供すること、この治療用粒子はキャリヤポリマー内に混入され、キャリヤポリマーはこのキャリヤポリマーからの治療用粒子の放出を制御する、及び
医用デバイスを患者の体内に埋め込むこと
を含む方法。 - 患者の体内に挿入するための医用デバイスであって、
表面、
この表面を覆うマトリックス、及び
マトリックスと組み合わせた放出可能な多数の治療用粒子
を含み、マトリックスからの治療用粒子の放出速度がマトリックスにより制御される、医用デバイス。 - 前記治療用粒子が縮合剤を含む、請求項26記載の医用デバイス。
- 前記治療用粒子が組織認識能を有するように設計されている、請求項26記載の医用デバイス。
- 前記マトリックスが生物再吸収性ポリマーである、請求項26記載の医用デバイス。
- 前記マトリックスが生物安定性ポリマーである、請求項26記載の医用デバイス。
- 前記マトリックスが患者の体内において溶解可能である、請求項26記載の医用デバイス。
- 前記治療用粒子が遺伝的に操作された材料である、請求項26記載の医用デバイス。
- 患者の体内に挿入するための医用デバイスであり、
表面、
医用デバイスの表面に多数の治療用粒子を放出可能なように接着する手段、
医用デバイスの表面を覆う手段、及び
所定の速度で、患者の体内に治療用粒子を放出するよう制御する手段
を含む医用デバイス。
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