JP2004532662A - 紙幣およびクレジットカードを保持するための方法と装置 - Google Patents
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Abstract
通貨を保持するための方法、および、全ての枚数および量の紙幣を効率的に収容するために構成された通貨クリップまたはバンドである。通貨クリップは、挿入された紙幣を受けて保持するために、外側部材と内側部材との互いに関する長手方向の移動を提供する連結システムによって相互連結された外側部材と内側部材の連続した列を使用する。バンドは、両側が露出された外側表示面として使用されるように、180度の裏返しを提供するために非常に強固で可撓性である。露出された外側表示面は、魅力的な表示を備えて表わされている。
Description
【0001】
I.発明の分野
本発明は通貨クリップ(money clip)に関し、特に、紙幣(paper currency)およびクレジットカード(credit card)のような通貨の種々の量を受けて保持するために、リンク(link)の長手方向の相対的な移動を提供するために相互連結(interlink)された連続的な部材の2つの列を提供する拡大バンド(expansion band)に関する。
【0002】
II.従来技術の説明
従来、相互連結された部材の2つの隣接する列(row)は、ブレスレットが人の手を受けるように拡大し、ついで、時計を保持するために人の手首を取り囲むように接触する時計用のブレスレットとして使用されてきた。
【0003】
種々のタイプの連結構造が、時計用の拡大可能なブレスレットに使用されてきて、リプリ(Ripley)に許可された表題「時計バンドまたは類似の対象物に使用するための拡大可能な連結装置(linkage)」の米国特許第4、723、406号;リース(Rieth)に許可された表題「時計バンド、ブレスレットおよび類似のものを作るための拡大可能な連結装置」の米国特許第4、096、688号;リース(Rieth)に許可された表題「時計バンドまたは類似の対象物に使用するための拡大可能な連結装置」の米国特許第3、786、629号;レビンガー(Levinger)に許可された表題「時計ブレスレットまたは類似の対象物のための連結装置を作るために使用されるリンクおよびそれによって作られた拡大可能な連結装置」の米国特許第3、625、001号;リース(Rieth)に許可された表題「時計バンドまたは貴金属の類似する対象物を作るのに使用するための拡大可能な連結装置」の米国特許第3、587、226号;リース(Rieth)に許可された表題「時計ブレスレット用の調整可能部」の米国特許第3、416、305号;バノーバァー(Vanover)に許可された表題「時計バンドまたは宝石の類似の対象物を作るのに使用するための拡大可能な連結装置」の米国特許第3、307、348号;クリストフ(Christoff)に許可された表題「拡大可能なバンド」の米国特許第3、307、347号;ドランスキー(Dolansky)に許可された表題「旋回可能に接続されたリンクと偏倚スプリング用の間隙開口を有する弾性的なバンド」の米国特許第2、941、351号;ドランスキー(Dolansky)に許可された表題「引き込まされた連結リンクを有する拡大可能なブレスレット」の米国特許第2、799、135号;および、スティーゲレ(Stiegele)に許可された表題「拡大可能なブレスレット」の米国特許第2、689、450号に開示されている。
【0004】
出願人は、上記段落に列記された米国特許に開示されたブレスレットの連結構造を参照する。出願人の発明は、発行された上記特許に開示された連結構造を使用するけれども、従来技術は、そのような連結構造が通貨ホルダーとして有用であるということについては教示も示唆もしていない。
【0005】
通貨クリップは、系統的な方法(organized fashion)で紙幣またはクレジットカードを保持するために長い間使用されてきた。代表的な通貨クリップは、金属ベント(bent)の単一部品またはその中間点で折られたものからなっている。中間点の周りに折られた端部は、折られた端部と中間点との間に間隙を形成するために、互いに同じ高さ(flush)に配置されている。通貨またはクレジットカードは、折られた端部間で間隙内に挿入され、通貨またはクレジットカードの折られた端部を挟むことによって適切な位置に保持される。この通貨クリップの欠点は、この通貨クリップがその折られた中間点に間隙の厚さを画定し、また、それゆえ、この通貨クリップがこの通貨クリップによって保持されるべき通貨の寸法と厚さを制限することである。さらに、通貨クリップの端部が非常に離間して拡がった場合、通貨クリップは、それが比較的小さい寸法および厚さの通貨を保持するために使用できなくするように恒久的に変形される。他の欠点は、折られた端部が互いに十分に離間して移動された場合に、通貨クリップが、その中間点で破れやすいことである。その他の欠点は、通貨の一部分が露出され通貨クリップ内に完全に確保されないで残り、それゆえ、通貨が、通貨クリップからの所望でない取出しに対して損傷を受け易いことである。
【0006】
通貨クリップが通貨を完全に確保していないことによる通貨の所望でない取出しに関する上記通貨クリップの欠点は、ニックル(Knickle)に許可された表題「クレジットカードと通貨の保持装置」の米国特許第5、279、019号において解決された。これは、可撓性であってバンド内に通貨を完全に確保するために拡大を可能にする弾性的な材料のバンドを使用した保持装置を開示している。この弾性的な材料は、バンドの自由端部が一体に固定された場合にバンド内に形成される。バンドの端部は、バンドの端部が取着されたバンドの回りにクリンプ(crimp)された金属カバープレートによって適切な位置に保持され保護される。この保持装置の欠点は、バンドの自由端部が固定された弱点をバンドが有していることである。したがって、バンドは、連続使用または磨耗後に容易に破損しまた裂け易い。この装置の他の欠点は、自由端部が一体に固定されているところにバンドを保護するカバーが必要であるということである。他の欠点は、カバーの長さが、保持装置によってどれだけ多くの通貨の厚さが保持されるかを制限することである。さらに、バンドは、バンドと布のポケットとの間の摩擦によって利用者のポケット内に容易に滑り込まないことである。
したがって、拡大バンドの要望があり、また、通貨を効率的に保持するためにバンド内に挿入される通貨の寸法と厚さに対応して拡大する通貨クリップとして使用するための部材の相互連結システムを使用する拡大バンドが全く開示されてきていない。
【0007】
III.本発明の目的
通貨クリップとして使用するために構成された連結システムを提供することが本発明の本質的な目的である。
本発明の関連する目的は、紙幣の全ての変更と量を保持するのに拡大可能な通貨クリップを提供することである。
本発明の他の目的は、ズボンのポケット、上着のポケット、または、利用者による他の適切な方法で保持されるように構成された通貨クリップを提供することである。本発明の関連する目的は、通貨クリップが、ズボンのポケットの裏地、上着のポケット、または、利用者による他の適切な方法において接触するための表面を有して構成されているである。
【0008】
本発明の関連するさらに他の目的は、使用するのが容易で便利な通貨クリップを提供することである。他の目的は、両方の側が露出された側として作用できるように裏返し可能な(reversible)可撓性の通貨クリップを提供することである。
さらに他の目的は、彫刻された構造または装飾的宝石がその上に配置されるような、中実(solid)の伸ばされた長さのリンク(extended length link)を収容することができる拡大通貨クリップを提供することである。
本発明の他の目的は、本発明が添付した図面と関連して述べられた以下の記述から、関係するこの分野の通常の知識を有する人にとってより明らかとなるであろう。
【0009】
IV.発明の概要
本発明は、全ての寸法と量の通貨を系統立てた効率的な方法で確実に保持するための連結システムを有する連続的なバンドを使用する装置に関する。このバンドは、連続的で拡大可能なループを形成するためのリンクの使用によって相互連結された部材の2つの列からなる。
部材の2つの列は、外側の列と内側の列とに分離されている。外側の列の各部材は、2つのリンクによって内側の列の2つの対応する部材に連結されている。同様に、内側の列の各部材は、2つのリンクによって外側の列の2つの対応する部材に連結されている。リンクは、外側の列の部材と内側の列の部材とをその隣接する部材から離間して長手方向に拡大し、挿入された通貨を保持することを可能にする。リンクはまた、部材の2つの列が露出された表面になることができるように、連続的なバンドを反対側にする(turned around)ことを可能にする。
好ましい実施例の記述は、図面を参照することによってより理解することができる。
【0010】
VI.好ましい実施例の詳細な説明
最初に図1に戻ると、通貨クリップホルダー10が示されていて、特に、クレジットカード13および紙幣15の形状の通貨を利用者(user)が保持するバンド11に関する。好ましくは、バンド11に挿入される通貨は、限定するものではないが、紙幣、小切手(check)、およびクレジットカードである。バンド11は、銅、銀、金、プラチナ、またはどのような金属あるいは合金で作られてもよい。バンド11は、開始部も終端部もない連続的なバンドである。
【0011】
図2に戻ると、近接した平坦な構造の外側部材12と内側部材14とを有する従来のバンド11の一部分が示されている。バンド11を完成する外側部材12と内側部材14との数は予め定められているが、しかし、所望のバンド直径を達成するために製造中に変更され得る。好ましい実施例において、外側部材12の数は、内側部材14の数と等しくなければならない。
【0012】
外側部材12は、リンク16によって内側部材14に接続されている。外側部材12と内側部材14とは、リンク16の反対側に位置されている。閉成された平坦な構造において、外側部材12は隣接する外側部材12と同一高さの点(flush point)18で当接する。内側部材14もまた他の内側部材14と隣接しているけれども、最も近接した内側部材14から分離距離20で位置されている。閉成された円形の構造において、外側部材12は、同一高さの点18で隣接する外側部材12と当接するために連続している。内側部材14のために、分離距離20は、内側部材14が他の内側部材14に向かって押されるのでより小さくなるか、または見えなくなる。各外側部材12は、外側部材12から内側部材14に向かって垂直に延びた2つのリンク16を有している。外側部材12から延びた各リンク16は、個別の内側部材14に対応している。同様に、内側部材14は、個別の対応する外側部材12に接続された2つのリンク16を有している。代表的には、外側部材12と内側部材14とは互いに平行を維持し、また、リンク距離22によって分離されている。さらに、外側部材12と内側部材14との間の相互連結は、隣接する外側部材12と隣接する内側部材14とが相互に相対的に軸回転できるかまたは角度をなして配置されるように構成されている。これは、分解または連結解除されるどのような部材またはリンクも必要としないで、バンド11を180°回転することによって裏返しできることを可能にする。
【0013】
外側部材12は、頂面24を有して図2に示されている。好ましい実施例において、頂面24は、平坦であるかわずかに埋め込まれた構造であり、頂面24は触れたときに滑らかさを維持する。頂面24は、バンド11の一部分であり、利用者によって最初に触れられ、ズボンのポケット、上着のポケット、またはシャツのポケットの裏地(lining)と接触してその中に入れられ、多くの場合この裏地を通して使用者の身体に感じられる。滑らかな頂面24は、バンド11がどのような位置におかれても利用者にとって快適なバンド11を提供する。これはまた、見たところ心地よい露出した外側表示(display)面を提供する。
【0014】
内側部材14は、内面26を有して図2に示されている。代表的には、内面26は平坦である。好ましい実施例において、内面26は、バンド11内に挿入される通貨を収容するために触れるので平坦で滑らかである。内面26が滑らかでない場合、内面26はバンド11内に挿入された紙幣を捕捉し絡ませるので、したがって紙幣を破損する。
【0015】
図3には、外側部材12と内側部材14とが拡大された平坦な構造を有する従来技術のバンド11の断面が示されている。拡大された構造において、外側部材12は拡大された外側距離28によって分離されるようになり、また、内側部材14は拡大された内側距離30によって分離されるようになる。外側部材12と内側部材14との分離の際、リンク16はリンク角度32によって回転される。好ましくは、最大のリンク角度32はほぼ45°である。
これに替えて、リンク角度32はバンド11のさらなる拡大または収縮を可能にするために変更することができる。
【0016】
外側部材12と内側部材14との両方のリンク16の接続と、リンク16がどのようにして外側部材12と内側部材14との拡大を可能にするかについての種々の連結構造の詳細は、参照して編入した米国特許に開示されている。好ましい実施例において、バンド11は、図1と2において議論したどのようなバンド11でもよく、また、参照して編入した米国特許に開示されたようなどのような連結構造も使用する。
【0017】
図4〜6は、バンド11のこれに替わる実施例である。各図において、バンド11は連続的なループ34を形成する。ループ34の内側は、図1に示されたように、通貨がどこに挿入されバンド11によって確実に保持されるかを画定している。図4において、外側部材12と内側部材14とは、完全で連続的なバンド11を形成するために組み合わされる。
【0018】
図5において、バンド11の外側部材12と内側部材14とは、実質的に平坦なプレートのように構成された伸ばされた長さのリンク36によって接続されている。伸ばされた長さのリンク36は、リンク幅35とリンク長さ37とを有している。好ましくは、リンク幅35はバンド11と同一の幅を有していて、バンド11の周囲と同一の方向に延びている。好ましい実施例において、伸ばされた長さのリンク36は、ズボンのポケット、上着のポケット、またはシャツのポケットの裏地、および、多くの場合裏地を通して感じられる利用者の身体との接触を調整するために平坦で滑らかであるリンク頂面38を有している。リンク頂面38は、彫刻するかまたは宝石をちりばめることが想起される。
【0019】
図6において、バンド11は、伸ばされた長さのリンク36と伸ばされた長さのリンク40とを有している。好ましくは、伸ばされた長さのリンク40は、伸ばされた長さのリンク36と等しく、伸ばされた長さのリンク36の位置に直接対向してバンド11に沿った位置に配置されている。互いに対向した伸ばされた長さのリンク36と伸ばされた長さのリンク40との位置付けは、通貨クリップ10のより容易な使用と、バンド11内ヘの通貨のより容易な挿入と、バンド11によって保持される間の通貨の便利で適切な取付けを可能にする。伸ばされた長さのリンク36と40は、リンク底面42を有している。好ましい実施例において、リンク底面42は、バンド11内に挿入される通貨を受けるために平坦で、接触して滑らかである。
【0020】
図7において、通貨クリップ10のバンド11は、数枚のまたは多数枚の紙幣(bill)を保持するためにわずかに拡大されている。数枚のまたは多数枚の紙幣用に、外側部材12は通貨の寸法、および/または、枚数を調整するために軸回転(pivot)する。これは、外側部材12が、バンド11の周囲と同一の方向へ長手方向に移動され、また、拡大された位置44と46とになることによって図7に表わされている。外側部材12の拡大が拡大された位置44と46とになるために、内側部材14によって可能なように、また、位置48、50、52、および54に配置された内側部材14によって表わされているように、リンク16はリンク角度32によって回転される。
【0021】
より大きい寸法およびより多い量の通貨を収容するために、付加的な外側部材12と内側部材14とが、図8に示されたような拡大部を提供するために長手方向に配置されている。この構造において、複数の外側部材12が、追加された量の通貨または多くのクレジットカードを収容するために、バンド11の両側に配置されている。しかしながら、内側部材14は依然として、バンド11の長さに沿って平坦でかなり一定な水平面に維持される。これに替えて、利用者が、沢山の量の紙幣を折り曲げる替わりにそれ自身上に巻くことを望む場合、バンド11は拡大され、ループ34に巻かれた紙幣を受ける。
【0022】
外側部材12と内側部材14とは、互いに関して拡大するために必要な力を制御する内部スプリングによってさらに接続されている。この力は、数ドルのみがループ34に挿入された場合、スプリングの力が外側部材12と内側部材14とを接触するようにするために、また、紙幣がそれら自身上に占められたり折り曲げられたりしないように最低限である。このようにして、1ドルのように少ない場合であっても、そのドルがしわになったり締められたりしないで、バンド11によって保持される。
一方において、数百ドルのように多い場合であっても同様に、外側部材12と内側部材14とを互いに相対的に拡大することによって、ループ34で受けることができる。
【0023】
外側部材12と内側部材14とが接続される方法は非常に強固であるけれども、依然として可撓性のバンド11を提供する。事実、連結配置は可撓性であるので、バンド11は、外側部材12と内側部材14とが実際に180度回転されるようにその周りに回転できる。バンド11はそれゆえ図9に示されたような構造になることができる。外側部材12は内側部材14によって事前に保持された位置になることができ、同様に、内側部材14は外側部材12によって事前に保持された位置になり得る。
【0024】
バンドの裏返し可能な態様は、本発明に付加的な利点を与える。バンドの方向付けを裏返しすることによって、利用者は、外側部材12または内側部材14のいずれかを露出された表示面として表示することが得られる。このように、外側部材12と内側部材14とは、異なった材料と外観を備えることができ、また、利用者は、露出された外側表示面としてどちらの部材を好むかを選択できる。例えば、外側部材12は銀であって、内側部材14は金であってもよい。利用者は、銀または金のいずれかを露出された外側表示面とするかの選択権を有している。同様に、伸ばされた長さのリンク36がバンド11に使用された場合、伸ばされた長さのリンク36の一方の側は彫刻されていてもよく、これに対して他方の側は宝石の原石がその中に埋め込まれていてもよい。
【0025】
このように、通貨の効率的で便利な保持を可能にするために拡張しまた収縮する連結構造を使用することによって、相互連結された外側部材と内側部材のバンドを使用する通貨クリップが提供される。本発明は、特定の実施例に関連して述べられてきたけれども、多くの変更、修正および改変が、上述の記述に照らしてみればこの分野の当業者にとって明らかであることが理解できる。したがって、請求の範囲の精神および範囲に入るような全ての変更、修正および改変を包含するように企図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙幣およびクレジットカードを保持するための出願人のバンドの斜視図。
【図2】近接された平坦な構造に一体に連結された外側と内側の列の部材を示す従来技術のブレスレットの一部を取り除いた側面段面図。
【図3】拡大された平坦な構造に一体に連結された外側と内側の列の部材を示す従来技術のブレスレットの一部を取り除いた側面段面図。
【図4】連続した中断されていないループの外側および内側部材を有する通貨クリップバンドの斜視図。
【図5】伸ばされた長さのリンクによって分離された連続したループの外側および内側部材を有する通貨クリップバンドの斜視図。
【図6】2つの対向する中実で伸ばされた長さのリンクによって分離された連続したループの外側および内側部材を有する通貨クリップバンドの斜視図。
【図7】通貨が取り除かれていて、少数の量の通貨を保持するためにわずかに拡大された図1の通貨クリップの側面図。
【図8】沢山の量の通貨を保持するために大きく拡大された通貨クリップの図7に類似した側部立面図。
【図9】通貨クリップのバンドが裏返しされていることを除く図8に類似した側部立面図。
I.発明の分野
本発明は通貨クリップ(money clip)に関し、特に、紙幣(paper currency)およびクレジットカード(credit card)のような通貨の種々の量を受けて保持するために、リンク(link)の長手方向の相対的な移動を提供するために相互連結(interlink)された連続的な部材の2つの列を提供する拡大バンド(expansion band)に関する。
【0002】
II.従来技術の説明
従来、相互連結された部材の2つの隣接する列(row)は、ブレスレットが人の手を受けるように拡大し、ついで、時計を保持するために人の手首を取り囲むように接触する時計用のブレスレットとして使用されてきた。
【0003】
種々のタイプの連結構造が、時計用の拡大可能なブレスレットに使用されてきて、リプリ(Ripley)に許可された表題「時計バンドまたは類似の対象物に使用するための拡大可能な連結装置(linkage)」の米国特許第4、723、406号;リース(Rieth)に許可された表題「時計バンド、ブレスレットおよび類似のものを作るための拡大可能な連結装置」の米国特許第4、096、688号;リース(Rieth)に許可された表題「時計バンドまたは類似の対象物に使用するための拡大可能な連結装置」の米国特許第3、786、629号;レビンガー(Levinger)に許可された表題「時計ブレスレットまたは類似の対象物のための連結装置を作るために使用されるリンクおよびそれによって作られた拡大可能な連結装置」の米国特許第3、625、001号;リース(Rieth)に許可された表題「時計バンドまたは貴金属の類似する対象物を作るのに使用するための拡大可能な連結装置」の米国特許第3、587、226号;リース(Rieth)に許可された表題「時計ブレスレット用の調整可能部」の米国特許第3、416、305号;バノーバァー(Vanover)に許可された表題「時計バンドまたは宝石の類似の対象物を作るのに使用するための拡大可能な連結装置」の米国特許第3、307、348号;クリストフ(Christoff)に許可された表題「拡大可能なバンド」の米国特許第3、307、347号;ドランスキー(Dolansky)に許可された表題「旋回可能に接続されたリンクと偏倚スプリング用の間隙開口を有する弾性的なバンド」の米国特許第2、941、351号;ドランスキー(Dolansky)に許可された表題「引き込まされた連結リンクを有する拡大可能なブレスレット」の米国特許第2、799、135号;および、スティーゲレ(Stiegele)に許可された表題「拡大可能なブレスレット」の米国特許第2、689、450号に開示されている。
【0004】
出願人は、上記段落に列記された米国特許に開示されたブレスレットの連結構造を参照する。出願人の発明は、発行された上記特許に開示された連結構造を使用するけれども、従来技術は、そのような連結構造が通貨ホルダーとして有用であるということについては教示も示唆もしていない。
【0005】
通貨クリップは、系統的な方法(organized fashion)で紙幣またはクレジットカードを保持するために長い間使用されてきた。代表的な通貨クリップは、金属ベント(bent)の単一部品またはその中間点で折られたものからなっている。中間点の周りに折られた端部は、折られた端部と中間点との間に間隙を形成するために、互いに同じ高さ(flush)に配置されている。通貨またはクレジットカードは、折られた端部間で間隙内に挿入され、通貨またはクレジットカードの折られた端部を挟むことによって適切な位置に保持される。この通貨クリップの欠点は、この通貨クリップがその折られた中間点に間隙の厚さを画定し、また、それゆえ、この通貨クリップがこの通貨クリップによって保持されるべき通貨の寸法と厚さを制限することである。さらに、通貨クリップの端部が非常に離間して拡がった場合、通貨クリップは、それが比較的小さい寸法および厚さの通貨を保持するために使用できなくするように恒久的に変形される。他の欠点は、折られた端部が互いに十分に離間して移動された場合に、通貨クリップが、その中間点で破れやすいことである。その他の欠点は、通貨の一部分が露出され通貨クリップ内に完全に確保されないで残り、それゆえ、通貨が、通貨クリップからの所望でない取出しに対して損傷を受け易いことである。
【0006】
通貨クリップが通貨を完全に確保していないことによる通貨の所望でない取出しに関する上記通貨クリップの欠点は、ニックル(Knickle)に許可された表題「クレジットカードと通貨の保持装置」の米国特許第5、279、019号において解決された。これは、可撓性であってバンド内に通貨を完全に確保するために拡大を可能にする弾性的な材料のバンドを使用した保持装置を開示している。この弾性的な材料は、バンドの自由端部が一体に固定された場合にバンド内に形成される。バンドの端部は、バンドの端部が取着されたバンドの回りにクリンプ(crimp)された金属カバープレートによって適切な位置に保持され保護される。この保持装置の欠点は、バンドの自由端部が固定された弱点をバンドが有していることである。したがって、バンドは、連続使用または磨耗後に容易に破損しまた裂け易い。この装置の他の欠点は、自由端部が一体に固定されているところにバンドを保護するカバーが必要であるということである。他の欠点は、カバーの長さが、保持装置によってどれだけ多くの通貨の厚さが保持されるかを制限することである。さらに、バンドは、バンドと布のポケットとの間の摩擦によって利用者のポケット内に容易に滑り込まないことである。
したがって、拡大バンドの要望があり、また、通貨を効率的に保持するためにバンド内に挿入される通貨の寸法と厚さに対応して拡大する通貨クリップとして使用するための部材の相互連結システムを使用する拡大バンドが全く開示されてきていない。
【0007】
III.本発明の目的
通貨クリップとして使用するために構成された連結システムを提供することが本発明の本質的な目的である。
本発明の関連する目的は、紙幣の全ての変更と量を保持するのに拡大可能な通貨クリップを提供することである。
本発明の他の目的は、ズボンのポケット、上着のポケット、または、利用者による他の適切な方法で保持されるように構成された通貨クリップを提供することである。本発明の関連する目的は、通貨クリップが、ズボンのポケットの裏地、上着のポケット、または、利用者による他の適切な方法において接触するための表面を有して構成されているである。
【0008】
本発明の関連するさらに他の目的は、使用するのが容易で便利な通貨クリップを提供することである。他の目的は、両方の側が露出された側として作用できるように裏返し可能な(reversible)可撓性の通貨クリップを提供することである。
さらに他の目的は、彫刻された構造または装飾的宝石がその上に配置されるような、中実(solid)の伸ばされた長さのリンク(extended length link)を収容することができる拡大通貨クリップを提供することである。
本発明の他の目的は、本発明が添付した図面と関連して述べられた以下の記述から、関係するこの分野の通常の知識を有する人にとってより明らかとなるであろう。
【0009】
IV.発明の概要
本発明は、全ての寸法と量の通貨を系統立てた効率的な方法で確実に保持するための連結システムを有する連続的なバンドを使用する装置に関する。このバンドは、連続的で拡大可能なループを形成するためのリンクの使用によって相互連結された部材の2つの列からなる。
部材の2つの列は、外側の列と内側の列とに分離されている。外側の列の各部材は、2つのリンクによって内側の列の2つの対応する部材に連結されている。同様に、内側の列の各部材は、2つのリンクによって外側の列の2つの対応する部材に連結されている。リンクは、外側の列の部材と内側の列の部材とをその隣接する部材から離間して長手方向に拡大し、挿入された通貨を保持することを可能にする。リンクはまた、部材の2つの列が露出された表面になることができるように、連続的なバンドを反対側にする(turned around)ことを可能にする。
好ましい実施例の記述は、図面を参照することによってより理解することができる。
【0010】
VI.好ましい実施例の詳細な説明
最初に図1に戻ると、通貨クリップホルダー10が示されていて、特に、クレジットカード13および紙幣15の形状の通貨を利用者(user)が保持するバンド11に関する。好ましくは、バンド11に挿入される通貨は、限定するものではないが、紙幣、小切手(check)、およびクレジットカードである。バンド11は、銅、銀、金、プラチナ、またはどのような金属あるいは合金で作られてもよい。バンド11は、開始部も終端部もない連続的なバンドである。
【0011】
図2に戻ると、近接した平坦な構造の外側部材12と内側部材14とを有する従来のバンド11の一部分が示されている。バンド11を完成する外側部材12と内側部材14との数は予め定められているが、しかし、所望のバンド直径を達成するために製造中に変更され得る。好ましい実施例において、外側部材12の数は、内側部材14の数と等しくなければならない。
【0012】
外側部材12は、リンク16によって内側部材14に接続されている。外側部材12と内側部材14とは、リンク16の反対側に位置されている。閉成された平坦な構造において、外側部材12は隣接する外側部材12と同一高さの点(flush point)18で当接する。内側部材14もまた他の内側部材14と隣接しているけれども、最も近接した内側部材14から分離距離20で位置されている。閉成された円形の構造において、外側部材12は、同一高さの点18で隣接する外側部材12と当接するために連続している。内側部材14のために、分離距離20は、内側部材14が他の内側部材14に向かって押されるのでより小さくなるか、または見えなくなる。各外側部材12は、外側部材12から内側部材14に向かって垂直に延びた2つのリンク16を有している。外側部材12から延びた各リンク16は、個別の内側部材14に対応している。同様に、内側部材14は、個別の対応する外側部材12に接続された2つのリンク16を有している。代表的には、外側部材12と内側部材14とは互いに平行を維持し、また、リンク距離22によって分離されている。さらに、外側部材12と内側部材14との間の相互連結は、隣接する外側部材12と隣接する内側部材14とが相互に相対的に軸回転できるかまたは角度をなして配置されるように構成されている。これは、分解または連結解除されるどのような部材またはリンクも必要としないで、バンド11を180°回転することによって裏返しできることを可能にする。
【0013】
外側部材12は、頂面24を有して図2に示されている。好ましい実施例において、頂面24は、平坦であるかわずかに埋め込まれた構造であり、頂面24は触れたときに滑らかさを維持する。頂面24は、バンド11の一部分であり、利用者によって最初に触れられ、ズボンのポケット、上着のポケット、またはシャツのポケットの裏地(lining)と接触してその中に入れられ、多くの場合この裏地を通して使用者の身体に感じられる。滑らかな頂面24は、バンド11がどのような位置におかれても利用者にとって快適なバンド11を提供する。これはまた、見たところ心地よい露出した外側表示(display)面を提供する。
【0014】
内側部材14は、内面26を有して図2に示されている。代表的には、内面26は平坦である。好ましい実施例において、内面26は、バンド11内に挿入される通貨を収容するために触れるので平坦で滑らかである。内面26が滑らかでない場合、内面26はバンド11内に挿入された紙幣を捕捉し絡ませるので、したがって紙幣を破損する。
【0015】
図3には、外側部材12と内側部材14とが拡大された平坦な構造を有する従来技術のバンド11の断面が示されている。拡大された構造において、外側部材12は拡大された外側距離28によって分離されるようになり、また、内側部材14は拡大された内側距離30によって分離されるようになる。外側部材12と内側部材14との分離の際、リンク16はリンク角度32によって回転される。好ましくは、最大のリンク角度32はほぼ45°である。
これに替えて、リンク角度32はバンド11のさらなる拡大または収縮を可能にするために変更することができる。
【0016】
外側部材12と内側部材14との両方のリンク16の接続と、リンク16がどのようにして外側部材12と内側部材14との拡大を可能にするかについての種々の連結構造の詳細は、参照して編入した米国特許に開示されている。好ましい実施例において、バンド11は、図1と2において議論したどのようなバンド11でもよく、また、参照して編入した米国特許に開示されたようなどのような連結構造も使用する。
【0017】
図4〜6は、バンド11のこれに替わる実施例である。各図において、バンド11は連続的なループ34を形成する。ループ34の内側は、図1に示されたように、通貨がどこに挿入されバンド11によって確実に保持されるかを画定している。図4において、外側部材12と内側部材14とは、完全で連続的なバンド11を形成するために組み合わされる。
【0018】
図5において、バンド11の外側部材12と内側部材14とは、実質的に平坦なプレートのように構成された伸ばされた長さのリンク36によって接続されている。伸ばされた長さのリンク36は、リンク幅35とリンク長さ37とを有している。好ましくは、リンク幅35はバンド11と同一の幅を有していて、バンド11の周囲と同一の方向に延びている。好ましい実施例において、伸ばされた長さのリンク36は、ズボンのポケット、上着のポケット、またはシャツのポケットの裏地、および、多くの場合裏地を通して感じられる利用者の身体との接触を調整するために平坦で滑らかであるリンク頂面38を有している。リンク頂面38は、彫刻するかまたは宝石をちりばめることが想起される。
【0019】
図6において、バンド11は、伸ばされた長さのリンク36と伸ばされた長さのリンク40とを有している。好ましくは、伸ばされた長さのリンク40は、伸ばされた長さのリンク36と等しく、伸ばされた長さのリンク36の位置に直接対向してバンド11に沿った位置に配置されている。互いに対向した伸ばされた長さのリンク36と伸ばされた長さのリンク40との位置付けは、通貨クリップ10のより容易な使用と、バンド11内ヘの通貨のより容易な挿入と、バンド11によって保持される間の通貨の便利で適切な取付けを可能にする。伸ばされた長さのリンク36と40は、リンク底面42を有している。好ましい実施例において、リンク底面42は、バンド11内に挿入される通貨を受けるために平坦で、接触して滑らかである。
【0020】
図7において、通貨クリップ10のバンド11は、数枚のまたは多数枚の紙幣(bill)を保持するためにわずかに拡大されている。数枚のまたは多数枚の紙幣用に、外側部材12は通貨の寸法、および/または、枚数を調整するために軸回転(pivot)する。これは、外側部材12が、バンド11の周囲と同一の方向へ長手方向に移動され、また、拡大された位置44と46とになることによって図7に表わされている。外側部材12の拡大が拡大された位置44と46とになるために、内側部材14によって可能なように、また、位置48、50、52、および54に配置された内側部材14によって表わされているように、リンク16はリンク角度32によって回転される。
【0021】
より大きい寸法およびより多い量の通貨を収容するために、付加的な外側部材12と内側部材14とが、図8に示されたような拡大部を提供するために長手方向に配置されている。この構造において、複数の外側部材12が、追加された量の通貨または多くのクレジットカードを収容するために、バンド11の両側に配置されている。しかしながら、内側部材14は依然として、バンド11の長さに沿って平坦でかなり一定な水平面に維持される。これに替えて、利用者が、沢山の量の紙幣を折り曲げる替わりにそれ自身上に巻くことを望む場合、バンド11は拡大され、ループ34に巻かれた紙幣を受ける。
【0022】
外側部材12と内側部材14とは、互いに関して拡大するために必要な力を制御する内部スプリングによってさらに接続されている。この力は、数ドルのみがループ34に挿入された場合、スプリングの力が外側部材12と内側部材14とを接触するようにするために、また、紙幣がそれら自身上に占められたり折り曲げられたりしないように最低限である。このようにして、1ドルのように少ない場合であっても、そのドルがしわになったり締められたりしないで、バンド11によって保持される。
一方において、数百ドルのように多い場合であっても同様に、外側部材12と内側部材14とを互いに相対的に拡大することによって、ループ34で受けることができる。
【0023】
外側部材12と内側部材14とが接続される方法は非常に強固であるけれども、依然として可撓性のバンド11を提供する。事実、連結配置は可撓性であるので、バンド11は、外側部材12と内側部材14とが実際に180度回転されるようにその周りに回転できる。バンド11はそれゆえ図9に示されたような構造になることができる。外側部材12は内側部材14によって事前に保持された位置になることができ、同様に、内側部材14は外側部材12によって事前に保持された位置になり得る。
【0024】
バンドの裏返し可能な態様は、本発明に付加的な利点を与える。バンドの方向付けを裏返しすることによって、利用者は、外側部材12または内側部材14のいずれかを露出された表示面として表示することが得られる。このように、外側部材12と内側部材14とは、異なった材料と外観を備えることができ、また、利用者は、露出された外側表示面としてどちらの部材を好むかを選択できる。例えば、外側部材12は銀であって、内側部材14は金であってもよい。利用者は、銀または金のいずれかを露出された外側表示面とするかの選択権を有している。同様に、伸ばされた長さのリンク36がバンド11に使用された場合、伸ばされた長さのリンク36の一方の側は彫刻されていてもよく、これに対して他方の側は宝石の原石がその中に埋め込まれていてもよい。
【0025】
このように、通貨の効率的で便利な保持を可能にするために拡張しまた収縮する連結構造を使用することによって、相互連結された外側部材と内側部材のバンドを使用する通貨クリップが提供される。本発明は、特定の実施例に関連して述べられてきたけれども、多くの変更、修正および改変が、上述の記述に照らしてみればこの分野の当業者にとって明らかであることが理解できる。したがって、請求の範囲の精神および範囲に入るような全ての変更、修正および改変を包含するように企図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】紙幣およびクレジットカードを保持するための出願人のバンドの斜視図。
【図2】近接された平坦な構造に一体に連結された外側と内側の列の部材を示す従来技術のブレスレットの一部を取り除いた側面段面図。
【図3】拡大された平坦な構造に一体に連結された外側と内側の列の部材を示す従来技術のブレスレットの一部を取り除いた側面段面図。
【図4】連続した中断されていないループの外側および内側部材を有する通貨クリップバンドの斜視図。
【図5】伸ばされた長さのリンクによって分離された連続したループの外側および内側部材を有する通貨クリップバンドの斜視図。
【図6】2つの対向する中実で伸ばされた長さのリンクによって分離された連続したループの外側および内側部材を有する通貨クリップバンドの斜視図。
【図7】通貨が取り除かれていて、少数の量の通貨を保持するためにわずかに拡大された図1の通貨クリップの側面図。
【図8】沢山の量の通貨を保持するために大きく拡大された通貨クリップの図7に類似した側部立面図。
【図9】通貨クリップのバンドが裏返しされていることを除く図8に類似した側部立面図。
Claims (23)
- 少なくとも2つの対向する端部を有する紙幣またはクレジットカードを確実に保持するための方法であって:
互いに関して長手方向に移動可能な複数の相互連結された隣接するリンクを備えた連続的で拡大可能なバンドを備えるステップと;
相互連結された隣接するリンクを長手方向に移動するために力を適用し、それによってバンドを径方向外側に拡大するステップと;
保持されるべき紙幣またはクレジットカードの周りに配置されたリンクを収縮するために前記力を解放するステップと;および
紙幣またはクレジットカードを確実に保持するために、拡大可能なバンドとともに紙幣またはクレジットカードの少なくとも2つの対向する端部を取り囲むステップと;
を備えた方法。 - 外側表示面を有する複数の隣接する外側部材を備え、また、隣接する外側部材の内側に平行な隣接する内側部材の第2の列を備えるステップをさらに備えていて、内側部材は裏返し可能な内面を有していて、隣接する外側部材と隣接する内側部材とは連結リンクによって結合されている請求項1記載の方法。
- 外側部材と内側部材とが隣接する部材から長手方向に移動可能にするための相互連結手段を備えるステップをさらに備えた請求項2記載の方法。
- 外側部材または内側部材のいずれかが外側表示面として方向付けられるように選択し、選択された外側部材または選択された内側部材を外側表示面として方向付けるために必要なように外側部材および内側部材を180度回転するステップをさらに備えた請求項2記載の方法。
- 相互連結された隣接するリンクを互いに長手方向に移動するのを可能にするためのスプリング負荷された相互連結手段を備えるステップをさらに備えた請求項1記載の方法。
- 隣接するリンクよりも長く、また、その上に装飾表示を受けるのに適した少なくとも1つの伸ばされた長さのリンクを備えるステップをさらに備えた請求項1記載の方法。
- 隣接するリンクに相互連結されまたそれを分離する少なくとも1つの伸ばされた長さのリンクを備えるステップをさらに備えた請求項1記載の方法。
- 中実で平坦で滑らかな頂面を伸ばされた長さのリンク上に備えるステップをさらに備えた請求項7記載の方法。
- 伸ばされた長さのリンク上に彫刻を備えるステップをさらに備えた請求項8記載の方法。
- 伸ばされた長さのリンク上に宝石を備えるステップをさらに備えた請求項8記載の方法。
- 少なくとも2つの対向する端部を有する紙幣またはクレジットカードを確実に保持するための方法であって:
露出された装飾表示面を有し、装飾的表示面を有する隣接する金属の外側部材の複数の第1の列を備えた拡大可能な金属バンドを備えるステップと;
外側部材の内側に平行に隣接していて、裏返し可能な内側表示面を有する金属の内側部材の第2の列を備えるステップと;
外側部材と内側部材とを、隣接する外側部材と内側部材とから長手方向へ各移動することが可能なように外側部材を内側部材に相互連結するステップと;
外側部材の外側表示面と内側部材の裏返し可能な内側表示面とのいずれかを露出された表示面として方向付けられるように選択し、選択された外側表示面を有する外側部材か裏返し可能な内側表示面を有する内側部材かのいずれかを露出された表示面として方向付けるために必要なように、外側部材または内側部材を180度回転するステップと;
隣接する外側部材を互いに、また、隣接する内側部材を互いに長手方向へ移動しそれによってバンドを径方向外側へ拡大するための力を及ぼすステップと;
移動された外側部材と移動された内側部材とを保持されるべき紙幣またはクレジットカードの周りで収縮するために力を解放するステップと;および
紙幣またはクレジットカードを確実に保持するために、紙幣またはクレジットカードの少なくとも2つの対向する端部を拡大可能なバンドで取り囲むステップと;
を備えた方法。 - 紙幣またはクレジットカードを保持する通貨クリップとして使用するための拡大可能なバンドであって:
隣接する金属の外側部材の第1の列を備え;
外側部材の第1の列と相互連結された隣接する金属の内側部材の第2の列を備え;
外側部材と内側部材とを互いに相互連結するための複数のリンクを備え、各外側部材は少なくとも2つのリンクによって少なくとも2つの内側部材に相互連結され、また、各内側部材は少なくとも2つのリンクによって少なくとも2つの外側部材に相互連結され;
外側部材と内側部材とは、紙幣の少なくとも2つの端部を取り囲む拡大可能なバンドで外側部材を内側部材に相互連結することによって互いに関して長手方向の移動が可能である;
拡大可能なバンド。 - リンクは、外側部材と内側部材との長手方向の相対的な移動を可能にするためにリンク角度で回転する請求項12記載の通貨クリップ。
- 外側部材と内側部材とは、少なくとも1つの伸ばされた長さのリンクによって分離されている請求項12記載の通貨クリップ。
- 伸ばされた長さのリンクは、リンク頂面を有していて、このリンク頂面は平坦で滑らかである請求項14記載の通貨クリップ。
- リンク頂面は、彫刻されている請求項15記載の通貨クリップ。
- リンク頂面は、宝石がちりばめられている請求項15記載の通貨クリップ。
- 伸ばされた長さのリンクは、リンク底面を有していて、このリンク底面は平坦で滑らかである請求項15記載の通貨クリップ。
- 各外側部材は頂面を有していて、この頂面は平坦で滑らかである請求項12記載の通貨クリップ。
- 紙幣またはクレジットカードを保持するための方法であって、紙幣またはクレジットカードは少なくとも2つの端部を有していて:
互いに関して長手方向の移動が可能な複数の相互連結された金属リンクを備えた装飾的な表示面を有する連続的で拡大可能な金属バンドを備えるステップと;
隣接する金属リンクにリンクを連結することによって相互連結するステップと;
表示面を有する少なくとも1つ伸ばされた長さのリンクを隣接する金属リンクに接続するステップと;
隣接する金属リンクを長手方向に移動しそれによってバンドを径方向外側へ拡大するために力を適用するステップと;
保持される紙幣またはクレジットカードの周りに配置されたリンクを収縮するために力を解放するステップと;および
紙幣またはクレジットカードを確実に保持するために、紙幣またはクレジットカードの少なくとも2つの対向する端部を拡大可能なバンドで取り囲むステップと;
を備えた方法。 - その上に表示面を有する少なくとも2つの伸ばされた長さのリンクを設けるステップをさらに備えた請求項20記載の方法。
- 平坦で伸ばされた長さのリンクを設けるステップをさらに備えた請求項20記載の方法。
- 外面と裏返し可能な内面とを隣接する金属リンク上に設けるステップと;
隣接する金属リンクの外面と、隣接する金属リンクの内面とのいずれが表示面であるかを選択するステップと;および
外面または裏返し可能な内面を有する金属リンクを表示面として方向付けるために必要なように隣接する金属リンクを180度回転するステップと;
をさらに備えた請求項20記載の方法。
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