JP2004532367A - 複合糸 - Google Patents

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JP2004532367A JP2003508756A JP2003508756A JP2004532367A JP 2004532367 A JP2004532367 A JP 2004532367A JP 2003508756 A JP2003508756 A JP 2003508756A JP 2003508756 A JP2003508756 A JP 2003508756A JP 2004532367 A JP2004532367 A JP 2004532367A
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チリオ,ローラン
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    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
    • D02GCRIMPING OR CURLING FIBRES, FILAMENTS, THREADS, OR YARNS; YARNS OR THREADS
    • D02G3/00Yarns or threads, e.g. fancy yarns; Processes or apparatus for the production thereof, not otherwise provided for
    • D02G3/44Yarns or threads characterised by the purpose for which they are designed
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    • D02YARNS; MECHANICAL FINISHING OF YARNS OR ROPES; WARPING OR BEAMING
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Abstract

本発明は鮮明色の複合糸に関する。複合糸は少なくとも2つの種類の糸または繊維、すなわち、鮮明色の糸または繊維と、熱安定性および/または消火性の糸または繊維とから得られる。この糸から得られる糸またはテキスタイル製品は熱および/または火炎に対して優れた保護性を与える。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、鮮明色の複合糸の分野に関し、具体的には高視認性の複合糸に関する。本発明は、より具体的には、鮮明色でしかも高視認性で、且つ、熱および/または火炎に対する良好な保護性を与える衣類を作製するために使用可能な複合糸に関する。
【背景技術】
【0002】
産業の或る分野では、作業者は熱または火炎に曝される可能性がある。したがって、作業者は特に適切なテキスタイル糸から作製された保護衣類を着用する必要がある。これらの保護衣類は、保護の基準を保証するための規格によって規制されている。特にEN531の規格が挙げられる。
【0003】
別の面では、作業者の存在を標識化するために、高い視認性を示すための鮮明色の衣類が要求される場合がある。そこで、ロイヤルブルー、蛍光の黄色、蛍光のオレンジ色、蛍光の赤色の糸が存在する。色の異なる衣類を使用することは、識別性のある標識として役立つ可能性があり、例えば、幾つかのチームを工事現場または処置領域で識別することが可能になる。作業者の衣類の鮮明色は広範囲の色調に沿って異なる。
【0004】
例えば、良好なレベルの視認性を可能にするロイヤルブルー色の糸が知られている。同様に、例えばEN471規格の中で定義された視認性の基準を満たすレベルの視認性を可能にする、黄色の糸、オレンジ色の糸、赤色の糸が知られている。
【0005】
数種類の活動区域では、作業者は、火炎に隣接する危険に対して保護すると同時に鮮明色とくに高視認性でもある衣類を着用することが必要である。このために、高視認性の基準と火炎に対する保護とに答える、鮮明色とくに黄色の糸が知られている。これは黄色の顔料を含み本質的に耐熱性である糸を指している。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この解決手段は、EN471規格の基準に適応する高視認性と熱に対する保護性とを有するオレンジ色の糸を得るためには適していない。火炎に対する十分な保護性を与える蛍光オレンジ色の糸は知られていない。
【0007】
本発明の目的は、鮮明色で特に高視認性で、火炎に隣接する危険に対する保護性を与える新規なテキスタイル糸、特に新規なオレンジ色のテキスタイル糸を提供することによって、この問題に対する一つの解決策を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
このために、本発明は、鞘部によって包囲された芯部を備えた鮮明色の複合糸であって、
・少なくとも、鮮明色のAの糸または繊維、
・以下のグループから選択された少なくとも一種の糸または繊維:
・熱安定性のBの糸または繊維、
・糸または繊維が火炎に曝された時に隣接する物質の燃焼を抑制する性質の気体の放出を促す消火性のCの糸または繊維、を備えていること、及び、
前記鞘部が少なくとも前記Aの糸または繊維を有することを特徴とする複合糸、を提案する。
【0009】
本発明の複合糸は、鮮明色の糸である。鮮明色としては、例えば鮮明な赤、ロイヤルブルーを例に挙げることができる。鮮明色の糸とは、好ましくはEN471の規格中で定義された輝度率βが少なくとも0.2に等しいものと解釈される。
【0010】
複合糸は、好ましくは黄色、オレンジ色、または赤色の高視認性の糸である。高視認性は、EN471の規格に従って、色度座標と輝度率とによって特徴付けられる。色度座標と輝度率の測定方法はCIE15:2:1968の規格に明記されている。
【0011】
本発明の一つの好適な実施形態によれば、複合糸は、色度座標と輝度率が、
・色度座標が、以下の座標の対(X;Y)(0.610;0.390)、(0.544;0.376)、(0.579;0.341)、(0.655;0.344)によって定義される楕円内にあり、輝度率βが0.40を上回る、
・色度座標が、以下の座標の対(X;Y)(0.387;0.610)、(0.356;0.494)、(0.398;0.452)、(0.460;0.540)によって定義される楕円内にあり、輝度率βが0.76を上回る、
・色度座標が、以下の座標の対(X;Y)(0.655;0.344)、(0.579;0.341)、(0.606;0.314)、(0.690;0.310)によって定義される楕円内にあり、輝度率βが0.25を上回る、から選択された高視認性の糸である。
【0012】
本発明の一つの好適な特徴によれば、Aの糸または繊維は、オレンジ色、黄色または赤色の糸または繊維であって、その光学特性は、これらの糸または繊維のみから実現された、本発明による複合糸の鞘部が、
・色度座標が、以下の座標の対(X;Y)(0.610;0.390)、(0.544;0.376)、(0.579;0.341)、(0.655;0.344)によって定義される楕円内にあり、輝度率βが0.40を上回る(これは蛍光オレンジ色の糸または繊維を指す)、
・色度座標が、以下の座標の対(X;Y)(0.387;0.610)、(0.356;0.494)、(0.398;0.452)、(0.460;0.540)によって定義される楕円内にあり、輝度率βが0.76を上回る(これは蛍光黄色の糸または繊維を指す)、
・色度座標が、以下の座標の対(X;Y)(0.655;0.344)、(0.579;0.341)、(0.606;0.314)、(0.690;0.310)によって定義される楕円内にあり、輝度率βが0.25を上回る(これは蛍光赤色の糸または繊維を指す)、から選択された色度座標と輝度率を有するようなものである。
【0013】
この複合糸は複数の種類の糸または繊維、すなわち、A、B、および/または、Cの糸または繊維から得られる。もしも一つの糸または繊維が同時に2つの種類の糸または繊維、例えばBとCの糸の性質を持つならば、その糸または繊維はこれら2つの種類の各々に属する。
【0014】
Aの糸または繊維は、本発明の複合糸の表面に表出するように、複合糸の鞘部の構成に含まれる。
【0015】
糸とは、連続したマルチフィラメントの物、単一の種類の繊維から得られた、または、例えばBおよびCの繊維あるいはBおよび/またはCの繊維と他の繊維を混繊(melange intime)した混合繊維から得られた、連続した紡績糸を指す。同様に、幾つかの糸またはフィラメントの組み合わせによって得られた連続した糸、または、連続したモノフィラメントをも指す。
【0016】
Aの糸または繊維は、ポリエチレンテレフタレートを主成分とし、紡績の前に導入されて糸または繊維に必要な色を与える顔料を含む糸または繊維とすることができる。顔料はオレンジ色であることが有利である。これは、例えば、Trevira社によってTexturgam Typ 501Vの品番で商品化されているオレンジ色の糸を指す。
【0017】
これは同様に、色が着色剤または染料によってもたらされたポリエチレンテレフタレートを主成分とした糸または繊維を指す。この表面処理は、例えば、糸または繊維を希望する色に対応した染料を含む溶液中に導入する工程を含むことができる。
【0018】
本発明の複合糸は互いに異なる性質のAの糸または繊維を含むことができる。
【0019】
Bの糸または繊維は、熱安定性を有する。これは火炎に対する短期間(約3から4秒間)の暴露の後における収縮と機械的特性の損失が限られている糸または繊維である。例として、ポリアミドイミド、ポリパラフェニレンテレフタルアミド、ポリメタフェニレン−イソフタルアミド、ポリイミド、ポリベンズイミダゾール(PBI)、ポリパラフェニレン−2,6−ベンゾビスオキサゾール(PBO)、メラミン、ポリアクリレートなどの熱安定性ポリマーを主成分とする糸または繊維を挙げることができる。これらの糸または繊維は好ましくはパラアラミドを主成分とする糸または繊維である。Bの糸は、繊維の混合物、一般には混繊糸によって構成されていても良い。これは、例えば、アラミド繊維とビスコースを主成分とする耐火性繊維とを混繊した物、例えば、ポリアミドイミドの繊維と耐火性ビスコースとの混合物、そして場合によってはこれにフェニレンテレフタルアミドを加えた混合物を指しても良い。この糸は同様に、ポリメタフェニレン−イソフタルアミドの繊維、または、この繊維と特にポリパラフェニレンテレフタルアミドとの混合物によって構成されていても良い。
【0020】
本発明のBの糸または繊維は、熱安定性を持たない糸または繊維と例えば消火性の糸または繊維などといった他の糸または繊維との組み合わせによって構成することが可能である。この組み合わせによって形成されるBの糸または繊維はEN531の規格に適応する。例えば、熱安定性を持たない木綿の糸または繊維とモダクリル繊維のような消火性の糸または繊維との組み合わせを例に挙げることができる。
【0021】
本発明の複合糸は互いに異なる性質のBの糸または繊維を含むことができる。
【0022】
本発明の複合糸の鞘部内に場合によって存在するBの糸または繊維は、鞘部のAの糸または繊維と一致する色を示すように、当業者によって知られる任意の技術によって、複合糸の調製に先立って着色されていても良い。
【0023】
Cの糸または繊維は、燃焼される時に気体の放出を促す消火性の糸または繊維である。これらの糸または繊維は、隣接する糸または繊維の燃焼を妨害または制限する。気体の放出は一般に、糸または繊維を構成する材料の分解に由来する。同様に、添加剤または仕上げ材に由来する可能性もある。消火性繊維の例としては、モダクリル繊維とPPAN繊維(未酸化ポリアクリロニトリル)が挙げられる。熱安定性の糸と消火性繊維を含む糸との、少なくとも2種類の糸を単独でまたは混合物として合撚された糸を有する複合糸を使用することができる。同様に、消火性繊維を単独でまたは混合物として含む、合撚されていない糸を使用することもできる。
【0024】
例として気体の放出を促す糸として、以下を使用することができる:
・モダクリル繊維またはPPAN繊維の紡績糸、
・モダクリル繊維またはPPAN繊維、および、例えばアラミド、ポリベンズイミダゾール、PBO、フェノール樹脂繊維、ガラス繊維、炭素繊維、メラミンから選択された熱安定性繊維を含む混繊による繊維の紡績糸、
・熱安定性繊維を単独でまたは混合物として含む糸、および、上記の繊維の紡績糸を含む合撚された糸。
【0025】
モダクリル繊維を含む繊維の紡績糸の例として、カネカ社によって商品化されているProtex MまたはProtex Sという繊維、Lufnen VF1およびVE1、Super valzerという繊維が挙げられる。
【0026】
Cの糸または繊維は30%を超える酸素限界率を有することが好ましい。
【0027】
本発明の複合糸は互いに異なる性質のCの糸または繊維を含むことができる。
【0028】
本発明の複合糸の鞘部内に場合によって存在するCの糸または繊維は、一般に、鞘部のAの糸または繊維と一致する色を示すように、当業者によって知られる任意の技術によって、複合糸の調製に先立って着色されている。
【0029】
本発明のA、Bおよび/またはCの糸または繊維は、複合糸の構造と構成の少なくとも一部を決定する。A、Bおよび/またはCの糸または繊維は、例えばA、BまたはCの糸とは別の種類の糸または繊維と組み合わせて使用することができる。本発明のA、Bおよび/またはCの糸または繊維の各種類は、互いに異なる種類の種類の糸または繊維を含むことができる。
【0030】
本発明の好適な実施形態によれば、本発明の複合糸の芯部は、少なくともBの糸または繊維および/またはCの糸または繊維を含む。複合糸の芯部は、例えば、混繊されたBの繊維とCの繊維から紡績された糸によって構成することができる。
【0031】
本発明の複合糸の芯部および/または鞘部は、各々、混繊された同じ性質のまたは互いに異なった性質の繊維から紡績された糸によって構成することができる。
【0032】
本発明の複合糸の鞘部は、Aの糸または繊維の他に、Bの糸または繊維および/またはCの糸または繊維をも含むことができる。
【0033】
本発明の一つの特殊な特徴によれば、本発明の複合糸の鞘部は、少なくともAの糸または繊維およびCの糸または繊維を含み、芯部は少なくともBの糸または繊維を含む。芯部は例えばBの繊維から、単独で、または、他の繊維との混繊による混合物として紡績された糸によって構成することができる。
【0034】
本発明の別の特殊な特徴によれば、本発明の複合糸の鞘部は、少なくともAの糸または繊維およびBの糸または繊維を含み、芯部は少なくともCの糸または繊維を含む。芯部は例えばCの繊維から、単独で、または、他の繊維との混繊による混合物として紡績された糸によって構成することができる。
【0035】
例えばポリエチレンテレフタレートを主成分とするAの糸または繊維は、好ましくは本発明の高視認性の糸の表面の少なくとも60%を被覆する。
【0036】
Aの糸または繊維は、本発明の糸の総重量に対して少なくとも20重量%を示すことが有利であり、好ましくは少なくとも40重量%を示す。一般にこの重量比は70%に等しい或いはこれを下回る。
【0037】
本発明の複合糸内におけるBの糸または繊維の重量比は好ましくは30%を超える。Cの糸または繊維の、例えばポリエチレンテレフタレートを主成分とするAの糸または繊維に対する重量比は、好ましくは25/75と75/25の間である。
【0038】
本発明の複合糸は、鞘部を構成する糸または繊維と芯部を構成する糸または繊維との同時紡績(filature concomitante)に関して当業者に知られている全ての技術によって得られて良い。特に、芯部を構成する糸または繊維に対して鞘部を構成する糸または繊維を巻き付ける全ての方法を指すことができる。巻き付けの技術としては、例えば連続した糸または繊維の紡績糸の周囲に対して行われる例えばカバーリング(le guipage)を挙げることができる。この方法は当業者に知られている。同様に、Fehrer社の紡績機で使用されている、Drefの名称で知られている方法を挙げることができる。この方法によれば、糸または繊維は芯部の周囲に巻き付けられるので、芯部は古典的な紡績方法におけるような軸芯周りの捩れを受けない。
【0039】
特に、Dref 3という方法は、本発明による複合糸の獲得のために使用できる。この方法とその作用はテキスタイルの専門文献の中に既に数回記載されており、特に、Fuchs H.による“Herstellung von Mehrkomponentengamen mit Hilfe des Friktionsspinverfahrens”Melliand Textilberichte、Band 64、1983、s.618−622の論文中に記載されている。
【0040】
Dref 2という方法も同様に本発明の複合糸を調製するために使用可能である。この方法も同様にテキスタイルの専門文献の中に数回記載されている。一般に、この方法によって得られた糸はDref 3の方法によって得られた糸よりも太い。
【0041】
上記の方法は何らの限定的な性質も持たない。
【0042】
本発明の複合糸はテキスタイル製品を得るために使用することができる。これらのテキスタイル製品は織られたものでも、編まれたものでも良い。本発明による複合糸は、このテキスタイル製品の構造と構成の少なくとも一部を決定する。例えば、本発明の複合糸の他に、このテキスタイル製品は同様にこれらと異なる種類の糸を含むことができる。このテキスタイル製品は、例えば、A、BまたはCの糸、或いは、他の種類の糸を含むことができる。このテキスタイル製品は、特に、複合糸がBの糸または繊維を含まない時に、Bの糸を含むことができる。同様に、このテキスタイル製品は、複合糸が例えばCの糸または繊維を含まない時に、Cの糸または繊維を含むことができる。
【0043】
織られた製品における例えば織られた表面においては、本発明の複合糸は例えば緯糸(よこいと)および/または経糸(たていと)を構成することができる。
【0044】
本発明のその他の詳細と利点については、限定的な効果を有することなく以下に与えられた実施例によって、より明らかになるであろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0045】
実施例
複合糸が、鞘部の繊維の紡績糸の、芯部の繊維の紡績糸の周囲に対する同時紡績(“core−spinning”)によって調製された。
【0046】
芯部の繊維の紡績糸は、糸の総重量に対して以下の重量を示す:
・30重量%のパラアラミドの繊維と、
・10重量%のモダクリル繊維、とを混繊したもの。
鞘部の繊維の紡績糸は以下を含む:
・50重量%のポリエチレンテレフタレートの繊維と、
・10重量%のモダクリル繊維、とを混繊したもの。
【0047】
この糸がEN471およびEN531の規格の中で定義された試験に供された。糸はこれらの規格に適合し、EN531の規格ではA、B1、C1に分類された。

Claims (14)

  1. 鞘部によって包囲された芯部を備えた鮮明色の複合糸であって、
    ・鮮明色のAの糸または繊維、
    ・以下のグループから選択された少なくとも一種の糸または繊維:
    ・熱安定性のBの糸または繊維、
    ・糸または繊維が火炎に曝された時に隣接する物質の燃焼を抑制する性質の気体の放出を促す消火性のCの糸または繊維、を少なくとも備えていること、及び、
    前記鞘部が少なくとも前記Aの糸または繊維を有することを特徴とする複合糸。
  2. 前記糸の色度座標および輝度率が以下のグループ
    ・色度座標が、以下の座標の対(X;Y)(0.610;0.390)、(0.544;0.376)、(0.579;0.341)、(0.655;0.344)によって定義される楕円内にあり、輝度率βが0.40を上回る、
    ・色度座標が、以下の座標の対(X;Y)(0.387;0.610)、(0.356;0.494)、(0.398;0.452)、(0.460;0.540)によって定義される楕円内にあり、輝度率βが0.76を上回る、
    ・色度座標が、以下の座標の対(X;Y)(0.655;0.344)、(0.579;0.341)、(0.606;0.314)、(0.690;0.310)によって定義される楕円内にあり、輝度率βが0.25を上回る、から選択されることを特徴とし、
    且つ、少なくとも、
    ・Aの糸または繊維のみからなる複合糸の鞘部が、以下のグループ
    ・色度座標が、以下の座標の対(X;Y)(0.610;0.390)、(0.544;0.376)、(0.579;0.341)、(0.655;0.344)によって定義される楕円内にあり、輝度率βが0.40を上回る、
    ・色度座標が、以下の座標の対(X;Y)(0.387;0.610)、(0.356;0.494)、(0.398;0.452)、(0.460;0.540)によって定義される楕円内にあり、輝度率βが0.76を上回る、
    ・色度座標が、以下の座標の対(X;Y)(0.655;0.344)、(0.579;0.341)、(0.606;0.314)、(0.690;0.310)によって定義される楕円内にあり、輝度率βが0.25を上回る、から選択される色度座標および輝度率を備えるような光学特性を備えているAの糸または繊維、及び、
    ・以下のグループ、
    ・熱安定性のBの糸または繊維
    ・火炎に曝された時に気体の放出を促す消火性のCの糸または繊維、から選択された少なくとも一種類の糸または繊維を有することを特徴とし、且つ、
    前記鞘部が少なくともAの糸または繊維を有することを特徴とする、請求項1による複合糸。
  3. 前記芯部が少なくとも:
    ・前記Bの糸または繊維、及び/又は、
    ・前記Cの糸または繊維を有することを特徴とする請求項1または2による複合糸。
  4. 前記鞘部が前記Cの糸または繊維を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項による複合糸。
  5. 前記鞘部が前記Bの糸または繊維を有することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項による複合糸。
  6. ・前記鞘部が少なくとも前記Aの糸または繊維及び前記Cの糸または繊維を有し、
    ・前記芯部が少なくとも前記Bの糸または繊維を有する、ことを特徴とする先行する請求項のいずれか一項による複合糸。
  7. ・前記鞘部が少なくとも前記Aの糸または繊維及び前記Bの糸または繊維を有し、
    ・前記芯部が少なくとも前記Cの糸または繊維を有する、ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項による複合糸。
  8. 前記Aの糸または繊維がポリエチレンテレフタレートを主成分にしており、必要な色を与えるために紡績前に導入された顔料を含むことを特徴とする先行する請求項のいずれか一項による複合糸。
  9. 前記Bの糸または繊維が、ポリアミドイミド、ポリパラフェニレンテレフタルアミド、ポリメタフェニレン−イソフタルアミド、ポリベンズイミダゾール、ポリパラフェニレン−2,6−ベンゾビスオキサゾール、メラミン、ポリアクリレートから選択された合成材料を主成分にしていることを特徴とする先行する請求項のいずれか一項による複合糸。
  10. 前記Cの糸または繊維がモダクリル又は未酸化ポリアクリロニトリルを主成分にしていることを特徴とする先行する請求項のいずれか一項による複合糸。
  11. 前記Aの糸または繊維が鮮明色の糸の表面の少なくとも60%を被覆していることを特徴とする先行する請求項のいずれか一項による複合糸。
  12. 前記Aの糸または繊維が糸の全重量に対して少なくとも20重量%、好ましくは少なくとも40重量%となることを特徴とする先行する請求項のいずれか一項による複合糸。
  13. 例えばカバーリングのような、前記鞘部の糸または繊維と前記芯部の糸または繊維との同時紡績技術によって得られることを特徴とする先行する請求項のいずれか一項による複合糸。
  14. テキスタイル製品を得るための先行する請求項のいずれか一項による複合糸の使用。
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