JP2004529706A - ほ乳びん洗浄機 - Google Patents

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ジョン ヒュン ミョン
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Abstract

【課題】水と洗剤とが混合された洗浄液を高圧で噴射することにより、ほ乳びんや乳首及びほ乳びんのキャップに付いた汚れを取り除く洗浄処理を行い、乾燥及び殺菌を行い得るほ乳びん洗浄機を提供する。
【解決手段】本発明によるほ乳びん洗浄機においては、高圧の洗浄液を噴射し、ほ乳びんを洗浄するときに、ほ乳びんやほ乳びんのキャップが回転しないように支持できる支持具を提供し、安定してほ乳びんを洗浄することができ、ほ乳びん洗浄室内に収容されたほ乳びんの上、中、下部に洗浄液を噴射するために、ノズル配管を一体に設けることにより、ノズル配管の設置作業を簡単化できることを特徴とする。
【選択図】図23

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、ほ乳びんや乳首、ほ乳びんのキャップからなるほ乳びんの洗浄を自動的に行い得るほ乳びん洗浄機に関し、より詳しくは、水と洗剤とが混合された洗浄液を高圧で噴射することにより、ほ乳びんや乳首及びほ乳びんのキャップに付いた汚れを取り除く洗浄処理を行い、乾燥及び殺菌を行い得るほ乳びん洗浄機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来には、前記ほ乳びんや乳首及びほ乳びんのキャップをそれぞれ水や洗剤を使用して、たわしやほ乳びんの内部を拭い取ることができる簡単な道具を用いて手作業で洗浄を行っていた。
【0003】
食器を洗浄するための食器洗浄機があるが、特に、ほ乳びんは、内部が奥深くなっており、ほ乳びんを洗浄するのが難しかった。
【0004】
特に、外出の際に野外や車両などでほ乳びんを洗浄する場合に、水や洗剤のみを供給して簡単に洗浄できる携帯型ほ乳びん洗浄機の必要性が出ているが、未だ製品化には至っていない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、ほ乳びんや乳首、及びほ乳びんのキャップを自動的に洗浄できる新しいほ乳びん洗浄機を提供することを目的とする。
また、本発明は、ほ乳びんを洗浄した後、乾燥や殺菌を行い得るほ乳びん洗浄機を提供することを他の目的とする。
【0006】
また、本発明は、外出の際に野外でも水のみを供給して簡単かつ衛生的にほ乳びんを洗浄できる携帯型ほ乳びん洗浄機を提供することを他の目的とする。
【0007】
また、本発明は、高圧の洗浄液を噴射し、ほ乳びんを洗浄するとき、ほ乳びんやほ乳びんのキャップが回転しないように支持できる支持具を備えたほ乳びん洗浄機を提供することを他の目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するため、本発明によるほ乳びん洗浄機は、内部に複数のほ乳びんやほ乳びんのキャップ及び乳首を収容できるほ乳びん洗浄室を備え、洗浄液を前記ほ乳びん洗浄室に供給するための給液具と、ほ乳びんの洗浄後に洗浄液を外部に排出するための排出口とが形成された本体と、前記ほ乳びん洗浄室にほ乳びんを取り込み、取り出しするために、開閉可能に前記本体に設置されたドアと、前記収容されたほ乳びんやほ乳びんのキャップ及び乳首に洗浄液を噴射できるように前記ほ乳びん洗浄室の内部に設けられた複数の噴射ノズルと、前記複数の噴射ノズルに洗浄液を高圧で供給するためのポンプと、前記ポンプを駆動するためのモータと、前記複数の噴射ノズルと前記ポンプの吐出口を連結し、前記本体の洗浄空間に設置されたノズル配管と、前記ポンプの入口に連結され、ポンプに洗浄液を供給し、洗浄液の流入口に供給される洗剤と水とを混合するための洗浄液混合板が内部に設けられた洗浄液混合チャンバーと、前記洗浄液混合チャンバーの前記洗浄液の流入口に連結された洗剤格納容器と、前記洗浄液混合チャンバーの前記洗浄液の流入口に連結された給水栓と、前記洗剤格納容器から前記混合チャンバーへの洗剤の供給を調整するための洗剤調整バルブと、前記給水栓から前記混合チャンバーへの水の供給を調整するための給水調整バルブと、前記モータ、前記洗剤調整バルブ及び前記給水調整バルブをそれぞれ制御したり、設定の順序で制御するための制御手段とを備えることを特徴とする。
【0009】
また、本発明によるほ乳びん洗浄機は、前記複数のほ乳びんの入口が前記ほ乳びん洗浄室の底面から一定の間隔で離れており、前記ほ乳びん洗浄室の底面を対向して支持する複数のほ乳びん支持具と、前記複数のほ乳びんのキャップや前記複数の乳首が一方向に並んで収容される面を有する補助支持具とをさらに備え、前記複数のノズルは、前記複数のほ乳びんの内部を洗浄するために、前記本体の底に設けられた複数の第1のノズルと、前記ほ乳びんの外部、ほ乳びんのキャップ、及び乳首を洗浄するための複数の第2のノズルとを備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明によるほ乳びん洗浄機は、前記本体の底面は、洗浄液が容易に排出されるように、排出口から遠くなるほど高さが高くなるように傾斜していることを特徴とする。
【0011】
また、本発明によるほ乳びん洗浄機は、前記本体の前面部に前記ほ乳びん洗浄室の内部を透視して見ることができる材料からなる透視窓をさらに備えることを特徴とする。
【0012】
また、本発明によるほ乳びん洗浄機は、前記複数の第1のノズルが前記複数のほ乳びん支持具の第1の挿入リング上に延びていることを特徴とする。
【0013】
また、本発明によるほ乳びん洗浄機は、前記複数の噴射ノズルの一部が回転ノズルであることを特徴とする。
【0014】
また、本発明によるほ乳びん洗浄機は、前記洗浄液混合板の一部には、複数の貫通孔が設けられていることを特徴とする。
【0015】
また、本発明によるほ乳びん洗浄機は、前記ほ乳びん支持具は、第1の挿入リングと、前記第1の挿入リングより直径の大きい第2の挿入リングと、前記第1の挿入リングと第2の挿入リングとを一定の間隔で平行に支持できるように前記第1の挿入リングと第2の挿入リングとを連結する挿入リング支持部材とを備えた複数のほ乳びん支持具ユニットから構成され、前記補助支持具のほ乳びんのキャップと乳首とを取り外して収容する面は、ほ乳びんのキャップを収容する面と、乳首を収容する面とからなり、前記複数のほ乳びん支持ユニットと前記補助支持具は、噴射液が通過できるワイヤフレームからなり、前記ほ乳びん支持ユニットは、前記補助支持具に結合されて一体になっていることを特徴とする。
【0016】
また、本発明によるほ乳びん洗浄機は、前記補助支持具の上部に分離可能に取付けられるワイヤーフレーム板と、前記ワイヤーフレーム板のワイヤーの一部が延長され、前記ほ乳びんの底を押さえる複数の押さえバーからなるほ乳びん離脱防止具をさらに備えることを特徴とする。
【0017】
また、本発明によるほ乳びん洗浄機は、前記ほ乳びん離脱防止具のワイヤーフレーム板の上部に連結され、前記ドアを閉じた場合に、ドアと接触して前記ほ乳びん離脱防止具を押さえるプレッシングワイヤフレームをさらに備えることを特徴とする。
【0018】
また、本発明によるほ乳びん洗浄機は、前記洗浄された複数のほ乳びん、ほ乳びんのキャップ及び乳首を乾燥するために、空気を加熱するヒーターと、前記加熱された空気を前記ほ乳びん洗浄室に吹き込むブロワーと、前記ブロワーから排出される空気を前記ほ乳びん洗浄室に案内する空気配管をさらに備え、前記本体には、前記空気配管を収容するための穴をさらに設けており、前記制御器は、前記ブロワーやヒーターを制御する機能をさらに備えていることを特徴とする。
【0019】
また、本発明によるほ乳びん洗浄機は、前記洗浄空間の内部に収容された複数のほ乳びん、ほ乳びんのキャップ及び乳首を消毒するために、前記本体のほ乳びん洗浄室内に設けられた紫外線殺菌ランプをさらに備え、前記制御手段は、前記紫外線殺菌ランプの点滅を調節する機能をさらに備えることを特徴とする。
【0020】
また、本発明によるほ乳びん洗浄機は、前記制御器の設定の制御順序は、洗剤洗浄工程及び水洗浄工程を選択するステップを含み、前記洗剤洗浄工程は、一定の時間の間、給水バルブを開放し、ポンプを作動して水洗浄を行うステップと、一定の時間の間、給水バルブや洗剤バルブを開放し、ポンプを作動して洗剤洗浄を行うステップと、再び一定の時間の間、給水バルブを開放し、ポンプを作動して水洗浄を行うステップと、一定の時間の間、紫外線殺菌ランプを点灯して殺菌するステップを含み、かつ、前記水洗浄工程は、一定の時間の間、給水バルブを開放し、ポンプを作動して水洗浄を行うステップと、一定の時間の間、ヒーターやブロワーを作動して乾燥するステップと、一定の時間の間、紫外線殺菌ランプを点灯して殺菌するステップを含むことを特徴とする。
【0021】
また、本発明によるほ乳びん洗浄機は、前記洗剤洗浄工程の水洗浄を行うステップと殺菌を行うステップとの間に、一定の時間の間、ヒーターやブロワーを作動して乾燥するステップをさらに含むことを特徴とする。
【0022】
また、本発明によるほ乳びん洗浄機は、前記水洗浄工程の水洗浄を行うステップと殺菌を行うステップとの間に、一定時間の間、ヒーターやブロワーを作動して乾燥するステップをさらに含むことを特徴とする。
【0023】
また、本発明によるほ乳びん洗浄機は、内部に一定量の水を溜めることができる容器体であり、前記本体の上部に取り外し可能に設けられ、底部に水を排出するための排出孔が設けられており、前記本体に設置したときに内部に溜まっている水が前記給水栓に排出されるようにするバルブ手段を有する供給水貯蔵容器をさらに備えることを特徴とする。
【0024】
また、本発明によるほ乳びん洗浄機は、前記供給水貯蔵容器のバルブ手段が、前記供給水貯蔵容器の排出孔を内部で閉塞できる円板形状であり、前記排出孔を対向する面に排出孔を貫通するように設けられた突起と、前記突起の周りに付着されたゴムパッキングを備えるバルブ板と、前記洗浄液の流入口の給水栓の内部に突出された突起を備えることを特徴とする。
【0025】
また、本発明によるほ乳びん洗浄機は、前記本体の排出口から排出される洗浄液が流入される開口部が上部に設けられ、内部に一定量の水を溜めることができる容器体であり、前記本体の下部に取り外し可能に設けることができる手段を備える排出水貯蔵容器をさらに備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0026】
このような本発明によるほ乳びん洗浄機によれば、ほ乳びんや乳首及びほ乳びんのキャップを自動的に洗浄できる新しいほ乳びん洗浄機を提供することができる。
【0027】
また、本発明によれば、ほ乳びんを洗浄した後、乾燥及び殺菌を行い得るほ乳びん洗浄機を提供してほ乳びんを衛生的に使用することができる。
【0028】
また、本発明によれば、外出の際に野外でも水のみを供給してほ乳びんを洗浄することが可能となり、便利かつ衛生的な携帯型ほ乳びん洗浄機を提供することができる。
【0029】
また、本発明によれば、高圧の洗浄液を噴射してほ乳びんを洗浄するとき、ほ乳びんやほ乳びんのキャップが移動しないように支持できる支持具を提供して安定してほ乳びんを洗浄することができる。
【0030】
また、ほ乳びん洗浄室内に収容されたほ乳びんの上、中、下部に洗浄液を噴射するために設けられるノズル配管を一体に構成し、ノズル配管の設置作業を簡単に行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0031】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、添付図面に基づいて詳しく説明する。
【0032】
図1は、本発明によるほ乳びん洗浄機の一実施の形態を示す斜視図であり、図2は、図1の正面図であり、図3は、図2のA−A線断面図であり、図4は、図3のB−B線断面図である。
【0033】
本発明の一実施の形態によるほ乳びん洗浄機は、ほ乳びん洗浄室130を備える本体100と、前記本体の上部に開閉自在に設置されたドア200と、本体のほ乳びん洗浄室130の他の箇所に設けられた駆動部120とから構成されている。また、本体100には、洗浄液を前記ほ乳びん洗浄室に供給するための給液具139と、ほ乳びんの洗浄後、洗浄液を外部に排出するための排出口132が設けられている。前記排出口132は、本実施の形態においては、本体の側面に設けられているが、他の実施の形態として、本体の底部位に設けてもよい。
【0034】
駆動部120には、図16に示すように、噴射ノズルに洗浄液を高圧で供給するためのポンプ129と、前記ポンプを駆動するためのモータ127を備えており、かつ、前記ポンプの流入口に連結され、ポンプ129に洗浄液を供給し、洗浄液流入口に供給される洗剤と水とを混合するための洗浄液混合板124が内部に設けられた洗浄液混合チャンバー128を備えている。洗浄液混合板124は、複数の貫通孔124aが設けられた板状になっている。前記貫通孔は、洗浄液混合板124の一部のみ設けてもよい。
【0035】
また、洗剤格納容器122が前記洗浄液混合チャンバー128に連結されており、水を供給するための給水栓121もチャンバー128に連結されている。給水栓121とチャンバー128との間には、混合チャンバー128への水の供給を調整するための給水調整バルブ123aが設けられ、洗剤格納容器122とチャンバー128との間には、洗剤の供給を調節するための洗剤調整バルブ123bが設けられている。
【0036】
また、本体100のほ乳びん洗浄室130内には、ほ乳びんを消毒するための紫外線殺菌ランプ300が設けられている。前記紫外線殺菌ランプ300は、制御手段110の制御により一定の時間の間点灯されて殺菌作業を行う。複数の紫外線殺菌ランプ300をほ乳びん洗浄室の内部に設けてもよい。
【0037】
また、後述するように、前記駆動部120には、洗浄されたほ乳びんを乾燥するために、空気を加熱するヒーター125と、前記加熱された空気を前記ほ乳びん洗浄室に吹き込むブロワー125aとをさらに備えてもよい。前記ブロワー125aは、モータ125bにより駆動される。ヒーター125により加熱された空気は、ほ乳びん洗浄室130と連結された空気配管126を介してほ乳びん洗浄室130に供給される。
【0038】
また、前記ほ乳びん洗浄機の本体100の前面には、ほ乳びん洗浄室130の内部を透視して見ることのできる材料からなる透視窓透視窓101が設けられている。
【0039】
また、前記ドア200の上部面には、ドア200の開閉を容易化するための取っ手部210が設けられている。
【0040】
制御手段110は、モータ127と、洗剤調整バルブ123bと、給水調整バルブ123aと、ヒーター125と、ブロワーモータ125bと、殺菌紫外線ランプ300とをそれぞれ制御したり、あるいは、設定の順序で所定の時間の間動作を制御したりすることができる。
【0041】
制御手段110は、スイッチ、リレー、タイマーなどを用いて制御回路を機械式に構成してもよく、マイクロプロセッサを用いて電子式に制御してもよい。制御手段の選択は、当業者にとっては明らかなものであり、詳しい説明は省略する。
【0042】
制御手段には、電源の供給を断続できるオン/オフボタン111と、それぞれ駆動部の制御対象を制御できる予備洗浄ボタン112と、洗剤洗浄ボタン113と、水洗浄ボタン114と、熱風殺菌ボタン115と、紫外線殺菌ボタン119とを備えている。また、ほ乳びん洗浄機の動作状態を示す表示窓116をさらに備えている。前記オン/オフボタン111と予備洗浄ボタン112との間には、1サイクル循環動作とや各単位別動作及び動作開始を選択できる設定/開始ボタン117がある。
【0043】
一方、前記ほ乳びん洗浄機の本体100の上部面とドア200の下部面との間には、ドア200が開くと、作動の電源を強制に遮断するためのスイッチ(SW)が設けられており、前記スイッチは、制御手段110に連結されている。
【0044】
前記ほ乳びん洗浄室130の底は、排出ホース150に洗浄液が容易に排出されるように排出口132から制御手段110の方向に行くほど高さが益々高くなり、同時に排出口132から透視窓101の方向に行くほど高さが益々高くなる傾斜面131となっている。排出口132には、排出ホース150と螺合するネジが設けられている。
【0045】
また、前記ほ乳びん洗浄室130の両壁の一側には、後述するほ乳びんのキャップ載置台を上部から一定の長さの下部に嵌合して回転しないように取り付け、ほ乳びんのキャップが後面上部に設けられたノズル配管から噴射される流体により洗浄されるように、ほ乳びんのキャップ載置台係止部134を備えている。前記ほ乳びんのキャップ載置台係止部134の他側には、後述する乳首載置台を上部から一定の長さの下部に嵌合して回転しないように取り付け、乳首の内側に噴射される流体に洗浄できるように、乳首載置台係止部135を備えている。
【0046】
ここで、前記ほ乳びんのキャップ載置台係止部134や乳首載置台係止部135は、後述するほ乳びんのキャップ載置台や乳首載置台の回転を防止するように、四角溝状に設けられており、別の部材を設けて一緒に下りて係止してもよい。
【0047】
また、前記ノズル配管140は、前記駆動部120のポンプ129と連結され、前記ほ乳びん洗浄室130の傾斜面131の中央に設置される第1のノズル管141と、前記駆動部120のポンプ129と連結され、前記ほ乳びん洗浄室130の前面や後面の下部に配置されるように設置された第2のノズル管142と、前記駆動部120のポンプ129と連結され、前記ほ乳びん洗浄室130の前面側壁や後面側壁の上部に配置されるように設置された第3のノズル管143と、前記第1のノズル管141の上部に垂直に立設され、洗浄液をほ乳びん(W)の内部に噴射するほ乳びん噴射ノズル144と、前記第2のノズル管142の長手方向の内側に一定の間隔で設けられ、洗浄液を噴射できるように設置された乳首噴射ノズル145と、前記第3のノズル管143の長手方向の内側に一定の間隔で設けられ、洗浄液を噴射できるように設置されたほ乳びんのキャップ噴射ノズル146とを備えている。
【0048】
前記ノズル配管140には、複数の噴射ノズルを設けるか、あるいは、ノズル配管の自体に複数の穴144aを設けており、噴射ノズルを使用することなく、洗浄液を噴射することができる。
【0049】
一方、ほ乳びんのキャップ載置台160は、ほ乳びんのキャップ(X)を取り込んで収容するほ乳びんのキャップ固定部材161を一定の間隔で配列されるようにほ乳びんのキャップ固定部材支持台162に嵌合して前記ほ乳びん洗浄室130に備えたほ乳びんのキャップ載置台係止部134に支持でき、逆様になったほ乳びん(W)の底を加圧して洗浄時に遊動を抑制する。
【0050】
前記ほ乳びんのキャップ固定部材161は、図3や図4、及び図6や図7に示すように、ヌック(nuk)型ほ乳びんのキャップを固定するヌックほ乳びんのキャップ固定リング161aと、このヌックほ乳びんのキャップ固定リング161aの下部に配置されるように、連結ロッド161bでアベント(avent)型のほ乳びんのキャップを固定するアベントほ乳びんのキャップ固定リング161cと、前記アベントほ乳びんのキャップ固定リング161cの下部に突出された連結ロッド161bの下端部に多角形孔が設けられた支持台嵌合部161dとから構成される。
【0051】
一方、前記ほ乳びんのキャップ固定部材161は、図6の実施の形態においては、複数に分離されており、図21の実施の形態のほ乳びんのキャップ固定部材161は、前記連結ロッド161bにより複数の前記ヌックほ乳びんのキャップ固定リング161aと、アベントほ乳びんのキャップ固定リング161cとが一体に連結して設けられ、下部に一定の間隔で支持台嵌合部161dを備えて使用しても良い。
【0052】
前記ほ乳びんのキャップ固定部材支持台162は、前記支持台嵌合部161dに嵌合され、前記ほ乳びんのキャップ載置台係止部134に取り付けられるハンガー支持部162aと、このハンガー支持部162の一端部で「┐」形状に折り曲げられた位置移動部162bと、この位置移動部162bの他端に前記ハンガー支持部162aと、平行に延長され、前記 逆様になったほ乳びん(W)の底を加圧するようになっているほ乳びん加圧部162cとから構成される。
【0053】
また、ヌック型乳首(Y)またはアベント型乳首(Z)を選択的に嵌合して左右側に移動して固定し、前記乳首載置台係止部135に支持することにより、前記乳首噴射ノズル145に噴射される流体で洗浄される乳首載置台170を備えている。
【0054】
ここで、前記乳首載置台170は、図3及び図8〜図12に示すように、ヌック型乳首(Y)を使用する場合、ヌック型乳首の挿入を案内するように弧状に一定の間隔で折り曲げられたヌック型乳首導入部171と、アベント型乳首(Z)を使用する場合、アベント型乳首の挿入を案内するように弧状に一定の間隔で折り曲げられると共に、ヌック型乳首流入部導入部171と一定の間隔を置いて配置されたアベント型乳首導入部172と、前記ヌック型乳首導入部171と、アベント型乳首導入部172との間に配置されて選択的に嵌合されたヌック型乳首やアベント型乳首の下部を支持する乳首下部支持部173と、前記ヌック型乳首導入部171やアベント型乳首導入部172及び乳首下部支持部173の両端にそれぞれを一体に連結すると共に、長手方向に延長され、前記乳首載置台係止部135に回転しないように嵌合される回転防止支持台174とから構成される。
【0055】
また、前記ほ乳びん噴射ノズル144の上部には、ほ乳びん支持部材147が設けられており、前記ほ乳びん(W)を安全に支持できる。
【0056】
ほ乳びん支持部材147は、図13に示すように、前記ほ乳びん噴射ノズル144の上部に嵌合して固定される固定リング部147aと、この固定リング147aに一定の間隔を置いて固定され、折り曲げ部がほ乳びん(W)の内部を支持するようになっているほ乳びん支持部147bと構成される。前記ほ乳びん支持部147bは、図13においては、上部のみ設けられているが、下部にも対称して設けても良い。また、前記ほ乳びん支持部147bの折り曲げ部は、ほ乳びんの内側が損傷しないようにラウンド処理を十分に行う。また、ほ乳びん支持部の材質は、十分な弾性を有するものを使用してほ乳びんの直径に関わらずに、使用することができ、着脱が容易なものとする。
【0057】
先ず、給水前にほ乳びん洗浄機を連結設置し、電源を接続した後、ほ乳びんの一体を洗浄するためには、前記ドア200を開けてそれぞれのほ乳びん噴射ノズル144に洗浄したいほ乳びん(W)を嵌めて取り付けると、前記ほ乳びん支持部材147によりほ乳びん(W)が支持される。次に、前記ほ乳びんのキャップ載置台160にほ乳びんのキャップ(X)を収容したまま、図3に示すように、ほ乳びんのキャップ載置台係止部134にほ乳びんのキャップ固定部材支持台162のハンガー支持部162aを嵌合して設けている。次に、前記乳首載置台170にヌック型乳首(Y)またはアベント型乳首(Z)のうち、使用する乳首を嵌めて前記回転防止支持台174を乳首載置台係止部135に乳首の内側が乳首噴射ノズル145に対向して嵌合すると、洗浄位置に載置される。次に、ドア200を閉じ、制御手段110の設定/開始ボタン117を操作して洗剤洗浄または水洗浄工程を選択する。動作が終了した後、洗浄工程が十分でない場合には、それぞれのボタンを別に操作して追加の洗浄を行う。
【0058】
駆動部120のそれぞれのバルブ123a、123bやモータ127は、洗浄工程により制御手段110の信号を受けて作動する。予備洗浄の時には、給水調整バルブ123aが開いて水が供給され、ポンプのインペラ127aが回転し、チャンバー128やポンプ129を介して第1のノズル管141やほ乳びん噴射ノズル144及びノズルまたは穴144aを通してほ乳びん(W)の内部に水が噴射される。また、前記第2のノズル管142や乳首噴射ノズル145を通して乳首(Y、Z)の側に噴射され、第3のノズル管143とほ乳びんのキャップ噴射ノズル146とを通してはほ乳びんのキャップ(X)に水が噴射されて予備洗浄を行うことになる。
【0059】
次に、洗剤洗浄時には、前記給水調整バルブ123aや洗剤調整バルブ123bが全て開き、水や洗剤が同時に供給され、洗浄液混合板124で水と洗剤が混合され、前記予備洗浄時と同様に前記ほ乳びん噴射ノズル144や乳首噴射ノズル145及びほ乳びんのキャップ噴射ノズル146を通して水や洗剤の混合された洗浄液が噴射される。
【0060】
次に、洗浄が終了すると、前記予備洗浄時と同様に、水のみが前記ほ乳びん噴射ノズル144や乳首噴射ノズル145及びほ乳びんのキャップ噴射ノズル146を通してほ乳びん(W)や乳首(Y、Z)及びほ乳びんのキャップ(X)に噴射される。
【0061】
もちろん、前記予備洗浄や洗剤洗浄及び水洗浄時に洗浄液が排出ホース150を通して排出される。
【0062】
次に、水洗浄が終了すると、ヒーター125で空気を加熱し、加熱された空気をブロワー125aで空気配管126に流入させ、ほ乳びんを乾燥する。
【0063】
次に、乾燥時または乾燥後に前記紫外線殺菌ランプ300を点灯し、前記ほ乳びん(W)や乳首(Y、Z)及びほ乳びんのキャップ(X)を殺菌することができる。
【0064】
洗浄が終了すると、前記ドア200の取っ手部210を握ってドア200を開けた後、前記ほ乳びんのキャップ載置台160をほ乳びん洗浄室130から取り外し、ほ乳びんのキャップ固定部材支持台162を支持台嵌合部161dから分離することにより、洗浄されたほ乳びんのキャップ(X)が得られる。
【0065】
また、前記ほ乳びん(W)は、上方に持ち上げる動作だけで洗浄されたほ乳びん(W)を得ることができる。
【0066】
前記乳首載置台170は、前記ほ乳びん洗浄室130の乳首載置台係止部135に沿って上部に持ち上げ、ほ乳びん洗浄室130から取り出した後、前記乳首(Y、Z)を前記ヌック型乳首導入部171やアベント型乳首導入部172に移動して洗浄された乳首(Y、Z)を取り出す。
【0067】
前記乳首載置台170は、ヌック型乳首導入部171やアベント型乳首導入部172の何れかのみで構成して使用することができる。
【0068】
一方、前記ノズル配管140の第2、3のノズル管142、143をほ乳びん洗浄機本体100のほ乳びん洗浄室130に設置する方法は、図14に示すように、ほ乳びん洗浄室130に固定溝136を設け、第2、3のノズル管142、143を溝に嵌合して設置する方法、あるいは、図15に示すように、スクリューのような締め付け部材締め付け部材137を使用してほ乳びん洗浄室130に固定される仕切り固定部材138で第2、3のノズル管142、143を固定する方法がある。
【0069】
また、前記ほ乳びん洗浄室130の内部は、錆びないステンレスの材質を用いることが好ましい。
【0070】
また、洗浄液混合板124は、洗剤が供給されると、一部が閉塞されており、水と混合されて供給されるように洗剤投入面124bを有し、図16に示すように、曲面状に折り曲げられていたり、あるいは、一定の角度で折り曲げられていても良い。
【0071】
モータ127または制御手段110には、初期駆動及び起動時に位相角の制御のためにコンデンサを追加しても良く、さらに、使用用途によって食器ほ乳びん洗浄機用ポンプやモータを使用しても良い。
【0072】
また、ポンプ129の吐出口には、前記第1、2、3のノズル管141、142、143に供給される洗浄水や洗剤の供給と噴射圧力を調整できるように、前記ノズル配管140の第1、2、3のノズル管141、142、143がそれぞれ嵌合される分岐連結管400を設置しても良い。
【0073】
一方、前記ノズル配管140のそれぞれのノズル管の端部は、図17に示すように、図16のポンプ129への取付けが容易となるように、フック141a、142a、143aからなると共に、このフックの後方の外周面に2乃至3個の三からなるゴムパッキング141b、142b、143bが付着されて、水や洗剤の流出を防止し、連結が容易となる。
【0074】
また、前記ほ乳びん(W)がさらに多く取り付けられる場合には、図18示すように、ほ乳びんが嵌合される第1のノズル管141が2列に並んでおり、この第1のノズル管141に嵌合された両方のほ乳びん(W)の外観及び両方の下部に設けられた乳首を洗浄するように噴射される第2のノズル管142が設置され、かつ、前記第1のノズル管141に嵌合されたほ乳びん(W)の外側壁及び上部のほ乳びんのキャップに水や洗剤が噴射されるように第3のノズル管143をさらに設置してもよい。
【0075】
一方、前記第1のノズル管141の上部には、図19及び図20に示すように、ほ乳びん(W)の口部を嵌合して支持できるほ乳びん取り付け具500を前記ほ乳びん洗浄室130の内部に設けても良い。ほ乳びん(W)の口部を取付けるようになっている第1の挿入リング510が連結ロッド520により連続的に連結され、前記連結ロッド520から垂直に立てられた垂直連結ロッド530によりほ乳びんの口部が大きいものを嵌合して支持できるように第2の挿入リング540が設けられている。ここで、前記第1、第2の挿入リング510,540の何れか1つのみで構成しても良い。また、図21において、前記アベントほ乳びんのキャップ固定リング161c及びヌックほ乳びんのキャップ固定リング161aの何れか1つのみで構成しても良い。
【0076】
また、前記洗剤格納容器122は、図22に示すように、上部に設けられた洗剤カバー122aをスライディングして開閉できるように構成することが好ましい。
【0077】
一方、図23及び図24は、本発明の第2の実施の形態によるほ乳びん洗浄機を示す分解斜視図及び要部断面図である。
【0078】
本発明の第2の実施の形態においては、一体になった単一のノズル配管614を通してほ乳びんの内部や上下、内外周面に洗浄液が噴射されるようにノズル配管が配置されていることを特徴とする。
【0079】
前記ノズル配管614は、ポンプ129に連結され、かつ、円形に設けられてほ乳びんの上部の外周面に噴射するようになっている第1の噴射面(614a、第2のノズル)と、前記第1の噴射面でほ乳びん洗浄機600を構成する本体610の内側のほ乳びん洗浄室611の底に延びており、円形に設けられて所定の間隔でほ乳びんの口部が嵌合されるように、上方に突出された内部ノズル(N、第1のノズル)を含む第2の噴射面614bと、前記第2の噴射面から延長され、中央に垂直に立てされてほ乳びんや乳首及びほ乳びんのキャップに噴射するようになっている第3の噴射面614cとから構成される。
【0080】
未説明符号612は、制御手段であり、640は、カバーである。
【0081】
また、本発明の第2の実施の形態においては、前記ほ乳びん洗浄室611の内部には、ほ乳びんの種類によってほ乳びんの口部が取り付けられるように、設けられた複数のほ乳びん取り付け部(621、ほ乳びん支持具)と、このほ乳びん取り付け部(621、ほ乳びん支持具)と連結され、中央部が上部に一定の高さに突出され、中央部には複数の乳首が取り付けられ、周辺部には、ほ乳びんのキャップが取り付けられ、上部面の所定の位置には、上部に突出された突出ピン622aを有する乳首/ほ乳びんのキャップ取り付け部(622、補助支持具)とからなるほ乳びん取り付け手段620を備えていることを他の特徴とする。
【0082】
即ち、ほ乳びん取り付け部(621、ほ乳びん支持具)は、複数のほ乳びんの口部が前記ほ乳びん洗浄室611の底面から一定の間隔だけ離れており、前記ほ乳びん洗浄室611の底面に対向して支持され、乳首/ほ乳びんのキャップ取り付け部(622、補助支持具)は、前記複数のほ乳びんのキャップと前記複数の乳首とが一方向に並ぶように収容できる面を有する。また、所定の間隔を置いてほ乳びんの口部が嵌合されるように、上方に突出された内部ノズル(N、第1のノズル)を含む第2の噴射面614bは、前記複数のほ乳びんの内部を洗浄するために前記本体の底に設けられている。
【0083】
また、ほ乳びんの底面を支持できるように延長され、所定の位置にフック631aや穴631bを備えたほ乳びん支持部(631、押さえバー)と、このほ乳びん支持部631を支持できるように補強する補強部(632、ワイヤーフレーム板)を備えたほ乳びん支持手段(630、ほ乳びん離脱防止具)とを備えている。
【0084】
従って、複数のほ乳びんやほ乳びんのキャップ及び乳首がほ乳びん洗浄室611内に一体に設けられたノズル配管614の内側にほ乳びん取り付け手段620やほ乳びん支持手段630により支持されるため、洗浄の際に移動したり、離脱したりすることがない。
【0085】
一方、図25は、本発明の第3の実施の形態によるほ乳びん洗浄機を示す分解斜視図であり、図26は、図25の要部断面図であり、図27は、図26の断面図である。
【0086】
本発明の第3の実施の形態においては、第2の実施の形態と同様に、ノズル配管714がポンプ129に連結されて一体になっており、ほ乳びんの内部や上下、内外周面に噴射できるようになっていることを特徴とする。
【0087】
ノズル配管714は、直線に延びており、ほ乳びんの上部の外周面に噴射する第1の噴射面(714a、第2のノズル)と、前記第1の噴射面からほ乳びん洗浄室711の底に延びており、さらに、底から直線に延び、所定の間隔でほ乳びんの口部が嵌合されるように上方に突出された内部ノズル(N、第1のノズル)を含む第2の噴射面714bと、前記第2の噴射面から側面に平行に延長され、ほ乳びんの下部外周面及び後述する乳首/ほ乳びんのキャップ取り付け部の乳首及びほ乳びんのキャップに噴射する第3の噴射面714cとから構成される。
【0088】
また、本発明の第3の実施の形態においては、前記ほ乳びん洗浄室711の内部には、ほ乳びんの種類によってほ乳びんの口部が取付けられるように一定の間隔で配置された複数のほ乳びん取り付け部(721、ほ乳びん支持具)と、このほ乳びん取り付け部721と一側に延長され、内側には上部に一定の高さに突出され、乳首が一列に複数個取付けられ、ほ乳びん洗浄室711の壁面と近い側には、ほ乳びんのキャップが取付けられると共に、所定の位置には上部に突出された突出部722aを備えた乳首/ほ乳びんのキャップ取り付け部(722、補助支持具)とを一体に構成したほ乳びん取り付け手段720を備えていることを他の特徴とする。
【0089】
前記ほ乳びん取り付け手段720の上部には、ほ乳びんの後面を支持するように延長されると共に、所定の位置にフック731aや前記突出部722aが嵌合される穴731bを備えたほ乳びん支持部(731、押さえバー)と、このほ乳びん支持部731を一定の間隔で支持するように補強する補強部(732、ワイヤーフレーム板)を備えたほ乳びん支持手段(730、ほ乳びん離脱防止具)を備えている。
【0090】
未説明符号700は、ほ乳びん洗浄機であり、710は、本体であり、712は、制御手段であり、740は、カバーである。
【0091】
従って、複数のほ乳びんやほ乳びんのキャップ及び乳首がほ乳びん洗浄室711内に一体に設けられたノズル配管714の内側にほ乳びん取り付け手段720やほ乳びん支持手段730により支持されているため、洗浄の際に、移動したり、離脱したりすることがない。
【0092】
図28は、ほ乳びん洗浄室に設置されるノズル配管の他の実施例を示す図である。
【0093】
図28に示すノズル配管は、一体に設けられ、ほ乳びんが載せられる部分のノズル配管もノズル(穴)を設け(第2の噴射面、第1のノズル)、ほ乳びんのキャップや乳首が載せられる部分に、ノズル(穴)を設けた(第1、第3噴射面、第2のノズル)構造である。
【0094】
図29は、回転ノズルの噴射形態を示す概略図である。
【0095】
図29に示すように、回転ノズルを使用する場合には、洗浄液が渦巻き状に旋回しながら拡大噴射され、ほ乳びんの内部を容易に洗浄することが可能となる。
【0096】
図30は、ほ乳びん離脱防止具上に設けられたプレッシングワイヤフレームの実施例を示す図である。
【0097】
プレッシングワイヤフレームは、ほ乳びん離脱防止具730上に一定の角度で連結された複数の上部押さえバー635のみで設けるか、あるいは、前記上部押さえバー635に上部押さえ部材633を連結して構成しても良い。前記上部押さえバー635や上部押さえ部材633は、ドアを閉じたとき、ドアの面と接触して弾力的にほ乳びん離脱防止具730を押さえるようになる。
【0098】
図31は、ほ乳びん離脱防止具上に設けられたプレッシングワイヤフレームの他の実施例を示す図であり、ほ乳びん離脱防止具が多角形である場合である。
【0099】
図32は、ほ乳びん洗浄機の本体に供給水貯蔵容器が設けられた状態の側面図である。
【0100】
図32は、給水栓121が本体の後面から突出し、供給水貯蔵容器800の底に設けられた排出孔の周りに設けられた環状突起810と接触し、1つのナット840が前記環状突起810と給水栓121の外部の雄ネジ部位とを共通して締め付けている状態を示している。
【0101】
前記環状突起810の下部には、漏水を防ぐために、パッキング811を設けている。
【0102】
図33は、供給水貯蔵容器の斜視図である。供給水貯蔵容器800は、内部にバルブ830を備えている。バルブ830は、円板形状であり、排出孔に設けられた環状突起810を貫くように設けられた突起831と、前記突起の周りに付着されたゴムパッキング832を備えている。供給水貯蔵容器800は、内部に水が溜められる空間を設けている。また、底面は、排出孔から遠くなるほど高くなるように、傾斜しており、水が容易に排出できるようになっている。前記バルブ830は、供給水貯蔵容器に水が溜まっている場合、排出孔の周りにバルブのゴムパッキング832が密着し、水の排出を防止している。
【0103】
前記供給水貯蔵容器が本体上に載置されると、図34に示すように、給水栓121の内部に設けられた突起121aによりバルブが供給水貯蔵容器の上部に押し上げられ、供給水貯蔵容器の内部の水が給水栓121に供給されるようになる。
【0104】
図35は、ほ乳びん洗浄機の本体に設けられた排出水貯蔵容器の設置状態図である。排出水貯蔵容器900には、ほ乳びんを洗浄した水を溜めることができる内部空間を設けている。また、排出水貯蔵容器は、本体100の下部に引き出し型に収納できるように両側面に突起が形成されており、本体100の下部の排出水貯蔵容器の両側面と合う面には、前記突起を収容できる溝を設けている。逆に、排出水貯蔵容器に溝を設け、本体の下部に突起を形成しても良い。前記突起は、四角形断面、不等辺四辺形断面、円弧形断面を有するものであっても良い。
【0105】
前述のように、供給水貯蔵容器や排出水貯蔵容器を利用して、電源が供給されない野外でほ乳びんを洗浄する場合には、本発明によるほ乳びん洗浄機は、バッテリを電源として使用できるように、電圧変換機をさらに備えても良い。
【0106】
以上のように、上記実施の形態を参照して詳細に説明され図示されたが、本発明は、これに限定されるものでなく、このような本発明の基本的な技術的思想を逸脱しない範囲内で、当業界の通常の知識を有する者にとっては、他の多くの変更が可能であろう。また、本発明は、添付の特許請求の範囲により解釈されるべきであることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0107】
【図1】本発明によるほ乳びん洗浄機の一実施の形態を示す斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図2のA-A線断面図である。
【図4】図3のB-B線断面図である。
【図5】図4の洗浄駆動部を示す説明図である。
【図6】図3及び図4のほ乳びんのキャップ載置台を示す説明図である。
【図7】図6の右側面図である。
【図8】図3の乳首載置台を示す斜視図である。
【図9】図8の乳首載置台にヌック型の乳首が載置された状態を示す平面図である。
【図10】図9の平面図である。
【図11】図8の乳首載置台にアベント型の乳首が載置された状態を示す平面図である。
【図12】図11の平面図である。
【図13】図3及び図4のほ乳びん支持部材を示す斜視図である。
【図14】本発明によるほ乳びん洗浄室に溝を設け、ノズル管を設置する状態を示す説明図である。
【図15】本発明によるほ乳びん洗浄室に締め付け部材を使用してノズル管を設置する状態を示す説明図である。
【図16】図5の変形例を説明するための駆動部の断面図である。
【図17】図16のノズル配管を示す要部説明図である。
【図18】図3のノズル管の変形例を説明するためのノズル配管の平面図である。
【図19】本発明によるほ乳びん取り付け具を示す平面図である。
【図20】図19のほ乳びん取り付け具の斜視図である。
【図21】図6及び図7のほ乳びんのキャップ載置手段の変形例を示す斜視図である。
【図22】図16の洗剤供給部を示す詳細説明図である。
【図23】本発明によるほ乳びん洗浄機の他の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図24】図23の要部断面図である。
【図25】本発明によるほ乳びん洗浄機のさらに他の実施の形態を示す分解斜視図である。
【図26】図25の要部断面図である。
【図27】図26の断面図である。
【図28】ほ乳びん洗浄室に設置されるノズル配管の他の実施の形態を示す図である。
【図29】回転ノズルの噴射形態を示す概略図である。
【図30】ほ乳びん離脱防止具上に設けられたプレッシングワイヤフレームの実施例を示す図である。
【図31】ほ乳びん離脱防止具上に設けられたプレッシングワイヤフレームの他の実施例を示す図である。
【図32】ほ乳びん洗浄機の本体に供給水貯蔵容器が設けられた状態を示す側面図である。
【図33】供給水貯蔵容器の斜視図である。
【図34】供給水貯蔵容器のバルブ手段の作動原理を示す概略図である。
【図35】ほ乳びん洗浄機の本体に設けられた排出水貯蔵容器の設置状態図である。
【符号の説明】
【0108】
W ほ乳びん
X ほ乳びんのキャップ
Y ヌック型乳首(乳首)
Z アベント型乳首(乳首)
100 ほ乳びん洗浄機本体(本体)
101 透視窓
110 制御手段
120 駆動部
123a 給水調整バルブ(バルブ)
123b 洗剤調整バルブ(バルブ)
120 洗浄液混合チャンバー(チャンバーまたは液混合チャンバー)
130 ほ乳びん洗浄室
140 ノズル配管
150 排水ホース
160 ほ乳びんのキャップ載置台
170 乳首載置台
200 ドア
210 取っ手部
300 紫外線殺菌ランプ(紫外線ランプまたは殺菌紫外線ランプ)
400 分岐連結管
500 ほ乳びん取り付け具
614、714 ノズル配管
620、720 ほ乳びん取り付け手段
621 ほ乳びん取りつけ部(ほ乳びん支持具)
622 乳首/ほ乳びんのキャップ取り付け部(補助支持具)
630、730 ほ乳びん支持手段(離脱防止具)
640、740 ドア
800 供給水貯蔵容器
900 排出水貯蔵容器

Claims (21)

  1. 内部に複数のほ乳びんやほ乳びんのキャップ及び乳首を収容できるほ乳びん洗浄室を備え、洗浄液を前記ほ乳びん洗浄室に供給するための給液具と、ほ乳びんの洗浄後に洗浄液を外部に排出するための排出口とが形成された本体と、
    前記ほ乳びん洗浄室にほ乳びんを取り込み、取り出しするために、開閉可能に前記本体に設置されたドアと、
    前記収容されたほ乳びんやほ乳びんのキャップ及び乳首に洗浄液を噴射できるように前記ほ乳びん洗浄室に設けられた複数の噴射ノズルと、
    前記複数の噴射ノズルに洗浄液を高圧で供給するためのポンプと、
    前記ポンプを駆動するためのモータと、前記複数の噴射ノズルと前記ポンプの吐出口を連結し、前記本体の洗浄空間に設置されたノズル配管と、
    前記ポンプの入口に連結され、ポンプに洗浄液を供給し、洗浄液の流入口に供給される洗剤と水とを混合するための洗浄液混合板が内部に設けられた洗浄液混合チャンバーと、
    前記洗浄液混合チャンバーの前記洗浄液の流入口に連結された洗剤格納容器と、
    前記洗浄液混合チャンバーの前記洗浄液の流入口に連結された給水栓と、
    前記洗剤格納容器から前記混合チャンバーへの洗剤の供給を調整するための洗剤調整バルブと、
    前記給水栓から前記混合チャンバーへの水の供給を調整するための給水調整バルブと、
    前記モータ、前記洗剤調整バルブ及び前記給水調整バルブをそれぞれ制御したり、設定の順序で制御するための制御手段とを備えることを特徴とするほ乳びん洗浄機。
  2. 前記複数のほ乳びんの入口が前記ほ乳びん洗浄室の底面から一定の間隔で離れており、前記ほ乳びん洗浄室の底面を対向して支持する複数のほ乳びん支持具と、前記複数のほ乳びんのキャップや前記複数の乳首が一方向に並んで収容される面を有する補助支持具とをさらに備え、
    前記複数のノズルは、前記複数のほ乳びんの内部を洗浄するために、前記本体の底に設けられた複数の第1のノズルと、前記ほ乳びんの外部、ほ乳びんのキャップ、及び乳首を洗浄するための複数の第2のノズルとを備えることを特徴とする請求項1に記載のほ乳びん洗浄機。
  3. 前記本体の底面は、洗浄液が容易に排出されるように、排出口から遠くなるほど高さが高くなるように傾斜していることを特徴とする請求項2に記載のほ乳びん洗浄機。
  4. 前記本体の前面部に前記ほ乳びん洗浄室の内部を透視して見ることができる材料からなる透視窓をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載のほ乳びん洗浄機。
  5. 前記複数の第1のノズルが前記複数のほ乳びん支持具の第1の挿入リング上に延びていることを特徴とする請求項2に記載のほ乳びん洗浄機。
  6. 前記複数の噴射ノズルの一部が回転ノズルであることを特徴とする請求項2に記載のほ乳びん洗浄機。
  7. 前記洗浄液混合板の一部には、複数の貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項2に記載のほ乳びん洗浄機。
  8. 前記ほ乳びん支持具は、第1の挿入リングと、前記第1の挿入リングより直径の大きい第2の挿入リングと、前記第1の挿入リングと第2の挿入リングとを一定の間隔で平行に支持できるように前記第1の挿入リングと第2の挿入リングとを連結する挿入リング支持部材とを備えた複数のほ乳びん支持具ユニットから構成され、
    前記補助支持具のほ乳びんのキャップと乳首とを取り外して収容する面は、ほ乳びんのキャップを収容する面と、乳首を収容する面とからなり、
    前記複数のほ乳びん支持ユニットと前記補助支持具は、噴射液が通過できるワイヤフレームからなり、前記ほ乳びん支持ユニットは、前記補助支持具に結合されて一体になっていることを特徴とする請求項2に記載のほ乳びん洗浄機。
  9. 前記補助支持具の上部に分離可能に取付けられるワイヤーフレーム板と、前記ワイヤーフレーム板のワイヤーの一部が延長され、前記ほ乳びんの底を押さえる複数の押さえバーからなるほ乳びん離脱防止具をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載のほ乳びん洗浄機。
  10. 前記ほ乳びん離脱防止具のワイヤーフレーム板の上部に連結され、前記ドアを閉じた場合に、ドアと接触して前記ほ乳びん離脱防止具を押さえるプレッシングワイヤフレームをさらに備えることを特徴とする請求項9に記載のほ乳びん洗浄機。
  11. 前記洗浄された複数のほ乳びん、ほ乳びんのキャップ及び乳首を乾燥するために、空気を加熱するヒーターと、前記加熱された空気を前記ほ乳びん洗浄室に吹き込むブロワーと、前記ブロワーから排出される空気を前記ほ乳びん洗浄室に案内する空気配管をさらに備え、
    前記本体には、前記空気配管を収容するための穴をさらに設けており、
    前記制御手段は、前記ブロワーやヒーターを制御する機能をさらに備えていることを特徴とする請求項2乃至10の何れかに記載のほ乳びん洗浄機。
  12. 前記ほ乳びん洗浄室の内部に収容された複数のほ乳びん、ほ乳びんのキャップ及び乳首を消毒するために、前記本体のほ乳びん洗浄室内に設けられた紫外線殺菌ランプをさらに備え、
    前記制御手段は、前記紫外線殺菌ランプの点滅を調節する機能をさらに備えることを特徴とする請求項11に記載のほ乳びん洗浄機。
  13. 前記制御器の設定の制御順序は、洗剤洗浄工程及び水洗浄工程を選択するステップを含み、
    前記洗剤洗浄工程は、一定の時間の間、給水調整バルブを開放し、ポンプを作動して水洗浄を行うステップと、一定の時間の間、給水調整バルブや洗剤調整バルブを開放し、ポンプを作動して洗剤洗浄を行うステップと、再び一定の時間の間、給水調整バルブを開放し、ポンプを作動して水洗浄を行うステップと、一定の時間の間、紫外線殺菌ランプを点灯して殺菌するステップを含み、
    前記水洗浄工程は、一定の時間の間、給水調整バルブを開放し、ポンプを作動して水洗浄を行うステップと、一定の時間の間、ヒーターやブロワーを作動して乾燥するステップと、一定の時間の間、紫外線殺菌ランプを点灯して殺菌するステップを含むことを特徴とする請求項12に記載のほ乳びん洗浄機。
  14. 前記洗剤洗浄工程の水洗浄を行うステップと殺菌を行うステップとの間に、一定の時間の間、ヒーターやブロワーを作動して乾燥するステップをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載のほ乳びん洗浄機。
  15. 前記水洗浄工程の水洗浄を行うステップと殺菌を行うステップとの間に、一定時間の間、ヒーターやブロワーを作動して乾燥するステップをさらに含むことを特徴とする請求項13に記載のほ乳びん洗浄機。
  16. 内部に一定量の水を溜めることができる容器体であり、前記本体の上部に取り外し可能に設けられ、底部に水を排出するための排出孔が設けられており、前記本体に設置したときに内部に溜まっている水が前記給水栓に排出されるようにするバルブ手段を有する供給水貯蔵容器をさらに備えることを特徴とする請求項2乃至10に記載のほ乳びん洗浄機。
  17. 前記供給水貯蔵容器のバルブ手段は、前記供給水貯蔵容器の排出孔を内部で閉塞できる円板形状であり、前記排出孔を対向する面に排出孔を貫通するように設けられた突起と、前記突起の周りに付着されたゴムパッキングを備えるバルブ板と、
    前記洗浄液の流入口の給水栓の内部に突出された突起を備えることを特徴とする請求項16に記載のほ乳びん洗浄機。
  18. 前記本体の排出口から排出される洗浄液が流入される開口部が上部に設けられ、内部に一定量の水を溜めることができる容器体であり、前記本体の下部に取り外し可能に設けることができる手段を備える排出水貯蔵容器をさらに備えていることを特徴とする請求項17に記載のほ乳びん洗浄機。
  19. 内部に一定量の水を溜めることができる容器体であり、前記本体の上部に取り外し可能に設けられ、底部に水を排出するための排出孔が設けられており、前記本体に設置したときに内部に溜まっている水が前記給水栓に排出されるようにするバルブ手段を有する供給水貯蔵容器をさらに備えることを特徴とする請求項12乃至15に記載のほ乳びん洗浄機。
  20. 前記供給水貯蔵容器のバルブ手段は、前記供給水貯蔵容器の排出孔を内部で閉塞できる円板形状であり、前記排出孔を対向する面に排出孔を貫通するように設けられた突起と、前記突起の周りに付着されたゴムパッキングを備えるバルブ板と、
    前記洗浄液の流入口の給水栓の内部に突出された突起を備えることを特徴とする請求項19に記載のほ乳びん洗浄機。
  21. 前記本体の排出口から排出される洗浄液が流入される開口部が上部に設けられ、内部に一定量の水を溜めることができる容器体であり、前記本体の下部に取り外し可能に設けることができる手段を備える排出水貯蔵容器をさらに備えていることを特徴とする請求項20に記載のほ乳びん洗浄機。
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