JP2004527805A - 部品の標準化されたセットから注文により構成可能なビジネスのアプリケーションを提供する方法および装置 - Google Patents
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Abstract
部品の標準のセットからの顧客が構成可能なビジネス用アプリケーションを提供する少なくとも1つの方法および装置である。1つのサーバの装置は、このサーバの装置を具備する最良品質の部品を包含するよう構成される。最良品質のサーバのアプリケーションもまた包含されこのことはサーバの機能性を提供する。部品のモジュール式のセットは、ユーザの要求に応じてビジネスのサービスのアプリケーションを構築するに使用される、部品は入力および出力のポートの規定されたセットについての操作であるビジネスの段階を包含することが可能であり、各ポートはパラメータおよび顧客の特定のビジネス慣行を獲得するに使用されるビジネスの規則の1つの規定されたセットを有する。ビジネスの規則は、基底にあるビジネスの目的に関連する条件のトリガーに依存して相異なる結果を発生させるために使用されることができる。サーバ装置と該装置の外部のシステムの間のデータ表現、およびユーザとビジネスサービスのアプリケーションの間のデータ表現は、ビジネスの目的として利用される。データの倉庫は、種々のビジネスサービスのアプリケーションおよびサーバ機能性に関連するデータを格納し検索するために使用される。コンミュニティ可能化の技術特徴は多種類の始源からのデータが集合させられ、観察され、および/または共有され、ユーザが特定の製品に関する情報を便利に分析することが可能になる。
Description
【0001】
先行出願との関係
本出願はシリアル番号60/164,021を有する1999年8月23日に出願された名称「標準化されたコンポーネントセットからカスタム構築可能なビジネスアプリケーションを提供する方法および装置」の米国仮出願特許と、シリアル番号09/440,326を有する1999年11月15日に出願された名称「標準化されたコンポーネントセットからカスタム構築可能なビジネスアプリケーションを提供する方法」の米国出願(代理人ドケット番号ASRAP001)と、シリアル番号09/439,764を有する1999年11月15日に出願された名称「標準化されたコンポーネントセットからカスタム構築可能なビジネスアプリケーションを提供する装置」の米国出願(代理人ドケット番号ASRAP002)と、シリアル番号09/547,161を有する2000年4月11日に出願された名称「標準化されたコンポーネントセットからカスタム構築可能なビジネスアプリケーションを提供するビジネス方法」の米国出願(代理人ドケット番号ASRAP004)の優先権を主張するものであり、それら全てがそのまま引用されて合体される。
【0002】
発明の分野
本発明は一般的には標準化されたコンポーネントセットからカスタム構築可能なビジネスアプリケーションあるいはチャンネルアプリケーションを提供する方法および装置に関する。さらに詳細には本発明は各ビジネスがアプリケーションセットから選択できるように、および/またはそのアプリケーションセットをカスタマイズできるように、および/または開発コンポーネントのセットから新しいカスタマイズされたアプリケーションを開発できるようにする。
【0003】
背景技術
ビジネスのやり取りは伝統的に一定の供給チェーンあるいは需要チェーンを形成するに見合う人および/または他のビジネスを集めることを必要とする。供給チェーンは時々企業ビジネスの「上流」と言われ、製造者は企業の「買い手側」にある。供給チェーンは供給元から製造者への種々の材料の供給を促進する種々の関係者で構成される。需要チェーンはしばしば「下流」と言われ、顧客は「売り手側」にある。需要チェーンは企業(または製造者)から取引相手(またはユーザ)への製品の供給を促進する種々の関係者で構成される。これらの関係者間の種々の取引、即ち人と人との間のやり取りが伝統的にチェーン上の種々の点において用いられてきた。しばしばこれらのやり取りにはハードコピー形式等が付随した。現在、情報交換するための様々な電子手段の開発は一定のビジネスビジネス関連業務の完成に関して多くの新しい取組みをもたらした。
【0004】
コンピュータネットワークはネットワーク上の(即ちネットワークに接続された)ワークステーションあるいは端末間の効率的なデータ搬送手段を提供する。そのようなネットワークはローカルエリアネットワーク(LAN)から成り、これは一般的には一つの地理的範囲または場所に限定される。そのようなネットワークはまたワイドエリアネットワーク(WAN)を含んでもよく、これは大きな地理的範囲にわたり多数のコンピュータを接続する。インターネットはそのようなネットワークの一例である。インターネットはコンピュータネットワークの世界規模のシステム、言い換えればネットワークのネットワークであり、許可さえあればどのコンピュータのユーザも他のどのコンピュータからも情報を入手することができる。インターネットは1969年に米国政府の先端研究プロジェクト機関(the Advanced Research Project Agency、ARPA)により考え出され、先ずAPARANetとして知られた。元のねらいはある大学の研究用コンピュータのユーザが他の大学の研究用コンピュータと「会話」可能にするネットワークを作り出すことであった。APARANet設計の副次的利点がメッセージを一つ以上の方向に送信あるいは再送信し、万一軍事攻撃あるいは他の災害(単純な構成部品の中断期間を含む)を受けた場合、たとえその一部分が破壊されてもネットワークが機能し続けることを可能にした。
【0005】
現在、インターネットは世界中の何億という人々にアクセス可能な公の、協同的かつ自立した施設である。インターネットはそれにより一定の認可された関係者間の情報交換のための低コストの手段を提供している。多数の商人がユーザあるいは顧客に商品やサービスを直接提供するためにインターネットを使用している。さらにインターネットは商人と他の関係者、特に需要側の関係者との間の情報輸送手段として用いられている。商人はインターネットリンクを介して例えば一定のOEM(Original Equipment Manufacturers)、配給者および/または小売に対し、またその商人のウェブサイトに戻ってやり取りすることもできる。そのようなやり取りはおそらく電話、ファックスのやり取りおよび/または人と人とのやり取りの回数を減らし、それにより関係する両当事者に対し時間と金を節約するであろう。
【0006】
インターネットを介する迅速な情報交換は開発者が一定のビジネスプロセス、例えば販売関連業務を自動化する誘因となってきた。開発者は以前から「後端」業務(例えば定型用紙の作成、後端ERPシステムにおける注文処理等)の自動化にかなりの注意を払ってきた。製造者はすでにそのような後端プロセスの自動化によりコスト削減ができることを見出している。需要側には製造者と買い手(取引相手)との間の多くのビジネスプロセスがある。例えば個々の買い手のそれぞれに対してどの程度の割引を提案すべきかを決定するプロセスは自動化できる。別の業務としては種々のビジネスチャンネルに関する運営活動もあろう。「チャンネル」は通常直接的なものも間接的なものも指す。直接的チャンネルの例には会社の販売力があり、これは顧客と関わる。間接的チャンネルの例にはVARがあり、これは小売店等を含むであろう。また他の業務として顧客支援、マーケッティング情報の蓄積と呼び出し、販売促進の運営も含むであろう。そのような業務をもっと多く自動化することによりどのような製造者も販売力がもっと強化され、それにより総合販売コストを低減できる。需要チェーンにおける販売、顧客支援、マーケッティング/販売促進等のビジネスプロセスの自動化は製造者に相当なコスト削減を提供する。
【0007】
一定の新しい取組みではチャンネル関係に関する取引の全部をどのように自動化するかに焦点を当ててきた。これには購買、販売、顧客支援、新しい市場情報の作成、販売促進等が含まれる。また一定の取引を私企業ネットワーク(等)を介して行なうのではなく、全てのそのようなプロセスをインターネット(しばしば「ウェブ」と言われる)を介して自動化する取組みが試みられている。従って全チェーン(例えば顧客、VAR、配給者、製造者)の全ての関係者が自動化されたウェブに基づくサービスを提供されることになる。しかしながら開発者は下流フロー全体にわたりカスタマイズされたアプリケーションを自動化し、あるいは即座に作成できる完全で好都合な需要チェーンソリューションを実行できていない。
【0008】
インターネットを介する需要チェーンの自動化には一つの場所に統合された機能性の幅が必要である。例えば製造者は買い手に対し自身を証明し、製品カタログを拾い読みし、製品を構築し、注文書を出し(後端ERPシステムに)、注文状況をチェックする等々の機能を提供する必要がある。製造者は需要チェーン機能性に備える種々の製品を取得し、それらをつじつまの合うように統合する必要がある。インターネット技術は急速に進行しているので製造者には所望の機能性とそれらの統合を提供するために最良種の製品を選択するという尻込みさせるような仕事が託されている。
【0009】
インターネット取引は一般的には二つのカテゴリー、1)ビジネス対ビジネスの取引と、2)ビジネス対消費者の取引に分けられる。取引を自動化するほとんどのソリューションはビジネス対消費者の取引を扱ってきた。そのためこのような取引はビジネス対ビジネスの取引よりずっと直截的である。ビジネス対消費者の取引においては商人はこのウェブを見たいどのような数の多様化された顧客に対しても製品を提供する「店頭」即ちウェブを供給する。次に消費者は選択と支払方法を終えて製品を購入し、製品が消費者に出荷される。一方一つのビジネスが別のビジネスを扱う場合、生ずる取引にはずっと多くのビジネスプロセスとカスタマイズがある。例えば大石油製造者とガソリンスタンドの小チェーン間に起こる取引はガソリンスタンドのずっと大きな(世界的な)チェーンとの間の取引とは非常に異なる。これらの異なるタイプの購買には異なる数量割引、褒奨計画等が提案される。ビジネス対ビジネスの取引は日日の責務を遂行するために必要な知識をユーザに与える施設を欠いている。製造者は信用と忠誠心を向上し、彼らの顧客を教育し、仲間対仲間のコミュニケーションを奨励し、彼らのユーザに今の産業動向、つまり現行システムがコミュニティサービスとして何を提供するかを知らせるウェブに基づくシステムを必要とする。製造者が彼らの製品を効率よく売り込むことのできる、商業サービスとコミュニティサービスの間の継ぎ目のない統合を提供する必要がある。そのようなコミュニティフィーチャは「ネットマーケットメーカ」と呼ばれる急成長の縦断的に焦点を当てられたマーケットメーカにとって大いに必要とされる。これらのネットマーケットメーカは種々の製造者の製品を売り込む彼らの唯一の手段としてインターネットを用いている。
【0010】
そういうわけで製造者の特定の製品ラインに関するビジネス取引を扱うために製造者により一定の社内システム(即ち社内で開発された)が開発されてきた(例えばルータを製造販売するCisco)。社内システムは異なる取引を望む異なる顧客により必要とされる種々の取引を扱うように構築されている。しかしながらそのような社内システムは開発と保守が非常に高価になり、統合された製品というよりも製品の集積になってしまう可能性がある。カスタマイズされたシステムは開発に何年もかかり、計画実施に多くの従業員時間を必要とする。ほとんどの小さなビジネスは必要な資源を持っていない。また小さなビジネスはそのような社内システムの開発に付随するリスク、即ち時間(このリスクは特定の製品に関して市場投入時間の潜在的な遅れを伴う)を正当化できない。その結果、そのようなビジネスは古いモデルと慣習の下に運用され続けなければならず、従ってそのような自動化されたサービスから得られる節約を何ら実現できない。
【0011】
自動化されたビジネスサービス(インターネットおよび他のネットワークを介した)、特にビジネス対ビジネスの取引に関するビジネスサービスのカスタマイズにおける一定の困難に取組むシステム(即ち方法等)に対する要求が存在する。システムはそのようなサービスをもっとタイミングよく、広くアクセスできる方法で提供すべきである。システムはどのような数の製品および/または技術に対してももっと適応性があり、もっとスケーラブルなアプリケーションソリューションに対して備えるべきである。ユーザはこのシステムを多くの立ち上げ時間と開発コストを負うことなく利用できるべきである。各ユーザの要求に従ってカスタマイズできるビジネスアプリケーションが提供されるべきである。他のビジネスアプリケーションが開発ルーチンやツールを用いて直ぐに作り出されるべきである。最終アプリケーションはシステムアーキテクチャ全体と継ぎ目なしにつながっているべきである。従ってこの取組みはシステムを使用する個々の会社のそれぞれに対してカスタマイズされた自動化ビジネスアプリケーションの迅速な展開を提供すべきである。
【0012】
発明の概要
以上を達成するために、また本発明の目的に従って説明される方法と装置は例えば「アシーラコマースサーバ(Asera Commerce Server、ACS)」と言われるサーバ装置を含む。ACSはカスタマイズされ、自動化されたウェブに基づいたビジネスサービスアプリケーションの開発と実行を提供する。ACSは、最良種のサービスおよび/またはアプリケーションが継ぎ目なく統合され、またそれが企業ビジネスに提供されるというサーバに基づいた方法に備えるが、企業ビジネスはそのシステムを使用することによりカスタマイズされたビジネスサービスアプリケーションを開発する。
【0013】
ACSは販売の大部分を占める開発チャンネル忠誠心の啓発に加えて間接的な販売効率を劇的に改善したい売り主に対して設計されている。ACSは注文の記入、製品構築、注文状態、販売促進活動、顧客支援、保証/クレームサービスといった高度な総合的なチャンネル運営機能を最適化することにより製造者が彼らの配給チャンネルと、チャンネルパートナー即ち配給者とディーラーとの重要な関係とをより良く運営することを可能にする。ACSの一つの最終目標は取引、マーケッティング、販売前、販売後およびコミュニティサービスを提供することにより製造者とディーラーに対してeビジネスプラットフォームを提供することである。
【0014】
ACSは完全に自動化された取引の開発を容易にすることによりチャンネル関係の性質を変える。そのような取引は以前はセルフサービスの概念により手動で行なわれていた。ACSはさらにディーラーが互いにやり取りできるようにするコミュニティサービスを提供することにより製造者がディーラーのネットワークに重要な価値を加えるためのインフラストラクチャーを提供する。eメール、産業フォーラム、取引サービスのようなカスタマイズされたコミュニティサービスは在庫交換と最良業務割り当ての奨励および促進に役立ち、ひいてはチャンネル効率とチャンネル忠誠心に貢献する。
【0015】
現在、ほとんどの製造者とディーラーのやり取りは電話、ファックス、フェデックスそして多分eメールから成り立っている。これらの関係の自動化は実質的に最終費用を低減する。製造者はディーラーが製造者とのビジネスを行い易いようにするので、これらのやり取りの自動化は個々の販売効率も改善する。企業が一からはじめ、ACSにより提案されたのと同様の特徴を開発する場合コストは非常に高くなり、開発努力は長期の市場投入時間という不利益(即ち機会コスト)を伴う。社内チャンネル運営システムの例では4〜5年かかり、5000万ドルの年予算を伴う。
【0016】
ACSは実質的には記入コストを低減し、機会コストを除去する。本システムは最良種のコンポーネントを継ぎ目のない外部調達されたサービスに組み上げる。ACSは間接配給チャンネルが販売プロセスに重要な価値を付加する高度な技術市場部門において製造者と配給者の関係の改善された運営を提供する。ACSの使用の最終結果は短期的には改善された会社の競争力位置付けであり、長期的には資産に対するより高い還付である。
【0017】
ACSは技術(あるいはアプリケーション)サービスの中核セットを提供する「コマースサーバ(Commerce Server)」を含む。ユニークなアーキテクチャおよびフレームワークが「コマースサーバ」により提供され、これはここで説明する方法を容易にする。外部システムとのやり取り、あるいはユーザとのやり取りはビジネスオブジェクトとして扱われる。サービスアプリケーションコードがデータから分離して保守され、それにより大量の新しいコードを書く必要なしにシステムが新しいビジネスプロセスや技術コンポーネントを迅速に取り込み、あるいは変更することができる。ビジネス成果はカスタマイズされたより迅速な顧客展開および/または修正であり、(もし望むなら)契約会社専有のあるいは競争力のあるビジネス業務を含むレベルまでである。
【0018】
ACSはこのようにASP即ち「アプリケーションサービスプロバイダ(Application Service Provider)」と見なすことができる。ASPは一般的には外部調達用ビジネスモデルである。ASPビジネスモデルはシステムが短期間に顧客特有のビジネスソリューションを実行できるような解放された拡張可能なアーキテクチャを必要とする。ACSは最良種のアプリケーションを取り入れ、ASPを提供するためにそれらを一つの統合されたソリューションに合体する。そのアーキテクチャはスケーラブルであり、伸張可能である。カスタマイズされたビジネス(あるいはチャンネル)アプリケーションソリューションは各企業会社に対して構築される。ソリューションは新しいアプリケーションを構築するための「モジュラー」の、あるいは段階的な、あるいは「プラグアンドプレー」の取組み方法を用いる。企業会社はそこで彼らのチャンネル関係を自動化するためのターンキーeコマースソリューションを取得する。本システムはソリューションが現行システムで構築されているので企業会社に対してリスクをほとんど(あるいは全然)与えない。
【0019】
そのような開発を行なうコストは現行システムの固定された開発コストとして存在する。最終的にカスタマイズされたソリューションは従来のシステムよりかなり少ない時間で実行される。企業会社はアプリケーションサービスに対して取引あたりの費用で支払っても、固定料金で支払ってもよい。
【0020】
ACSは定められた顧客に対する特別化された(あるいは特定の)ビジネスプロセスを捕捉するために使用され、これらのビジネスプロセスはカスタマイズされたアプリケーションセットに変換される。ACSはビジネスステップと、アプリケーションを構築するルールとを使用する。オブジェクトはデータ表現である。ステップは定められた入力および出力ポートのセットをもつビジネスオペレーションであり、各ポートは定められたパラメータセットを有している。ビジネスルールは顧客特有のビジネス業務を捕捉するために使用される。グラフィックなユーザインターフェース(GUI)を採用するユニークなツールは開発者が種々のステップ(あるいは合成ステップ)をビジネスプロセスあるいはワークフローに編集することを可能にする。ツールは種々のオブジェクトに適用されるステップのライブラリーカタログを提供する。ステップ間の接続の正しいことが確認される。ビジネスプロセスのグラフ表示が示され、そのあとに一定の点を条件付でタグ付けすることにより更なるカスタマイズを提供するためにルールが適用される。それからどのビジネスに対してもビジネスプロセス(あるいはアプリケーション)を作り出すためにモジュール(あるいはステップ)を接続可能にし、あるいはそれを潜在的なプロセスにするツールが提供される。ステップは移動でき、接続は修正できる。ビジネス(あるいは顧客)との人対人の(あるいは他のタイプの)最初のインタビューはその特定のビジネス(即ちカスタマイズされたルーチン)の要求に従ってステップを編集するフレームワークを生み出すのに使用される。
【0021】
本システムのモジュラー態様はこれを比較的迅速に実行し、修正することを可能にする。例えばプロセスが作り出されても顧客が二つの異なるやり方で行動することを望む場合は所望の結果を提供するために基礎となるビジネスオブジェクトに関連する条件付きトリガーによって一定のルールを適用できる。
【0022】
基礎となるコマースサーバは一定の機能コンポーネントを提供する。そのあとに種々の縦断的アプリケーションが特定の企業ビジネスのために構築(および/またはカスタマイズ)される。最良種のコンポーネントおよび基礎となるアプリケーションの組がコマースサーバを構成するために選択され、あるいはコマースサーバの上部で実行される。これらのコンポーネントを一定の所望の効率、コスト削減等を提供するための最良の技術として選択できる。そのあとに最良種のコンポーネントがAPIを通じてビジネスアプリケーションと合体(あるいは接続)される。APIのカタログはアプリケーションの開発者に提供できる。基礎となる最良種のコンポーネントのどれかが変わってもコマースサーバ構造はどのユーザインターフェースとも干渉しないで変更できる。
【0023】
開発された種々のアプリケーションとサーバ機能の間でコミュニティ態様が提供される。コミュニティフィーチャはACSおよび他の外部データの異なる機能コンポーネントからデータおよび情報へアクセスし、それによりチャンネルの参加者に更なる情報を提供することを可能にする。ユーザは別のサーバあるいはサイトに接続する必要なしにシステム上のデータ間を広くあちこちに飛ぶことができる。そのようなデータの使用は種々のタスクを介した速度に対しコンテキストセンシティブにされ、ほしくない情報を除去できる。例えばある人がセキュリティー製品の購入に導くアプリケーションを使用中であるとする。コンテキストセンシティブな能力によりそのようなセキュリティー製品についての産業展望、雑誌評論、競争者のコメントおよび/または最新の動向等を見るためにそのユーザをコミュニティ領域に切替えることができる。コミュニティフィーチャの例にはメッセージボード、ライブチャットリンク、新しいリンク、新しい製品販売促進、研究リンク等が含まれる。
【0024】
本システムはまたユーザが異なるデータあるいは情報を一つの便利な表示領域に集合および提出することを要求できるという特徴を提供する。本システムはそのような特徴を助長するためにテンプレートマネージメントコンポーネントを採用している。マスターテンプレートには一連のページにわたり適用されるべき企業情報(即ちロゴや色構成)を含んでもよい。マイクロテンプレートあるいはワイヤフレームとしてのマイクロテンプレートの集合は種々のソースからの動的なデータを選択的に表示するために使用される。データは指定されたデータソースからページに動的にリンクされ、ページの適当な部分に表示される。従ってデータはページの開発者により、あるいはページを表示するアプリケーションにより明示されるどのようなやり方ででも表示され、集められる。
【0025】
以上により本システムのアーキテクチャは何よりもコマースサーバ、アプリケーション開発ツール、コミュニティイネーブラを提供する。アーキテクチャは拡張可能でありスケーラブルである。システムのユーザはカスタマイズされたビジネスアプリケーションのターンキーセットを取得できる。アプリケーションは中央集中されたACSにより開発され、実行されるのでソリューションは高度の信頼性を提供する。単一ソースログオンも提供され、その場合ユーザはサーバからサーバへと移動する必要はない。そのあと情報はコミュニティフィーチャを経由して種々の情報ソース間で共有される。
【0026】
本発明のビジネスの特徴は同一ターンキー操作性とコミュニティフィーチャである。ビジネス企業は種々のビジネス業務の自動化への低コストかつ低リスクの加入を提供される。企業のビジネス業務はビジネスプロセスのカスタマイズされたセットとして捕捉できまた開発できる。基礎となるコマースサーバ上でビジネスアプリケーションを実行するために最良種のコンポーネントが提供される。ビジネス(あるいは顧客)はそのようなサービスを迅速に展開することによりそのチャンネル効率を改善することができる。サーバ上で種々のビジネスの主役を務めることでコミュニティフィーチャの態様が可能になりまた増強される。
【0027】
従って本発明の一つの態様はサーバ装置に関連する標準化されたコンポーネントセットからカスタム構築可能なサービスアプリケーションを提供する方法を少なくとも含み、前記方法は前記サーバ装置の外部のシステムと通信するための最良種のコンポーネントおよび関連するサーバ装置アプリケーションを構築するステップと、前記サーバ装置の外部の前記システムとやり取りするためのデータ表現であるオブジェクトの第1のセットを形成かつ利用するステップと、アプリケーションステップとアプリケーションルールのモジュラーセットからサービスアプリケーションを構築して前記サービスアプリケーションが前記最良種のコンポーネントとやり取りしながらユーザ要求に従うサービスを実行するステップと、前記サービスアプリケーションを介してユーザとやり取りするためのデータ表現であるオブジェクトの少なくとも第2のセットを形成かつ利用するステップとを含む。
【0028】
本発明のさらに別の態様はサーバ装置を介してユーザにカスタム構築可能なビジネスサービスを提供する方法を少なくとも含み、前記方法は最良種のコンポーネントで構成される前記サーバ装置を構築するステップと、前記最良種のコンポーネントとやり取りしかつサーバ機能性を提供するための最良種のサーバアプリケーションを有する前記サーバ装置を構築するステップと、ユーザの要求に従って動的に編集できるコンポーネントのモジュラーセットから、前記サーバ機能性をユーザに提供するために前記サーバアプリケーションとやり取りするビジネスサービスアプリケーションを構築するステップと、外部のシステムと通信するために構築されたアダプタを経由して前記サーバ装置の外部の前記システムとやり取りするステップとを含む。
【0029】
本発明のさらに別の態様はサーバ装置に関連するコンポーネントの標準化されたセットからカスタム構築可能なサービスアプリケーションを提供する装置を少なくとも含み、前記装置は、最良種のコンポーネントから構築されかつ一定のサーバ機能性を提供するために最良種のサーバアプリケーションを実行するサーバ装置であって、前記サーバ装置は前記サーバ装置の外部のシステムとやり取りするためのデータ表現を含むサーバデータを有しており、前記データ表現がオブジェクトとして扱われるサーバ装置と、アプリケーションステップとアプリケーションルールのモジュラーセットから少なくとも一つのサービスアプリケーションを構築するために使用されるグラフィックデザインツールであって、前記サービスアプリケーションがユーザの要求に従ってサービスを実行し、前記サービスアプリケーションが前記最良種のコンポーネントとサーバアプリケーションとやり取りでき、前記サーバデータがユーザとやり取りためのデータ表現をさらに含み、前記データ表現がオブジェクトとして扱われるグラフィックデザインツールと、前記サーバ装置の外部の前記システムとやり取りする少なくとも一つのアダプタと、サーバデータを記憶かつ検索するリポジトリであって、前記リポジトリは中央集中記憶および検索を容易にしかつサーバデータを前記サーバ装置コンポーネントとサーバアプリケーションとサービスアプリケーションの全ての間で共有するリポジトリとを備える。
【0030】
本発明のさらに別の態様はサーバ装置を介してユーザにカスタム構築可能なビジネスサービスアプリケーションを提供する装置を少なくとも含み、前記装置は、最良種のコンポーネントで構成され、前記最良種のコンポーネントとやり取りしかつサーバ機能性を提供するための最良種のサーバアプリケーションで構築されたサーバ装置と、ユーザの要求に従って編集できるコンポーネントセットからビジネスサービスアプリケーションを開発する構築ツールであって前記ビジネスサービスアプリケーションがサーバ機能性をユーザに提供するために前記サーバアプリケーションとやり取りするツールと、外部システムと通信するために構築されたアダプタを利用する、サーバ装置と前記サーバ装置の外部の前記システムの間のインターフェースとを備える。
【0031】
本発明のさらに別の態様はソリューションの中央集中されたプロバイダに接触する少なくとも一つの企業会社に対してカスタマイズされたビジネスアプリケーションソリューションを提供する方法を含み、前記方法は、最良種のコンポーネントの集合を組み上げて前記中央集中されたプロバイダから外部調達されたサービスに継ぎ目のない接続を提供するステップと、前記少なくとも一つの企業会社の詳細なビジネスプロセスを捕捉するステップと、ビジネスサービスアプリケーションを構築するためのモジュラーの取組み方法を前記少なくとも一つの企業会社に提供するステップと、前記モジュラー構築されたビジネスサービスアプリケーションを、前記捕捉したビジネスプロセスに従ってカスタマイズするステップとを含む。
【0032】
本発明のさらに別の態様は中央集中された装置に関連したコンポーネントのモジュラーセットからビジネスサービスアプリケーションを開発かつカスタマイズするための中央集中されたフレームワークをユーザに提供するビジネス方法を含み、前記方法は前記中央集中された装置の外部のソースと通信するための最良種のコンポーネントで前記中央集中された装置を構築するステップと、ユーザの詳細なビジネスプロセスを捕捉するステップと、前記ユーザの詳細なビジネスプロセスに従ってビジネスサービスアプリケーションを形成するように編集できる一定のモジュラーコンポーネントを提供するステップと、前記ユーザの前記詳細なビジネスプロセスに従ってビジネスサービスアプリケーションを形成するように前記モジュラーコンポーネントの前記編集をカスタマイズするステップとを含む。
【0033】
本発明のさらに別の態様は中央サーバ装置を介して複数の標準化されたビジネスサービスアプリケーションとカスタマイズされたビジネスサービスアプリケーションを提供するビジネス方法を含み、前記方法はアプリケーションインターフェース(APIs)を介して前記サーバの外部のデータソースと通信するために最良種のコンポーネントを構築するステップと、前記中央サーバ装置と接触するユーザビジネスのビジネスプロセスを決定するステップと、現存の標準化されたビジネスサービスアプリケーションから、前記中央サーバ装置により提供されたモジュラーコンポーネントにより修正されたカスタマイズされたビジネスサービスアプリケーションを形成するステップと、ビジネスサービスアプリケーションと前記中央サーバ装置との間のコミュニティのやり取りに備えるステップとを含む。
本発明のこれらおよび他の態様と利点は以下の詳細な説明を読み、また種々の図面を検討すれば明らかになるであろう。
【0034】
詳細な説明
本発明は、自動化されたビジネスアプリケーションを顧客に迅速に展開することを望む企業にリスクの低い代替案を提供する。従来のモデルにおいては、会社は社内ソリューションを開発するか(又は開発してもらうか)、統合すべき他の製品を評価しなければならない。その後、企業会社内のスタッフはこのようなソフトウェアの使用方法をトレーニングを受け、その評価を完了しなければならない。ソフトウェア製品のプロトタイプは評価プロセスからのフィードバックに基づいてその後に開発される。ソフトウェアが完成すると、以後パブリックに対して関連アプリケーションのベータ展開を行うことができる。この長々としたプロセスは2百万ドルもコストを押し上げ、アプリケーションプログラムの複雑さの程度によっては、デベロッパがそれを完成させるまで8ヶ月から12ヶ月もかかる場合がある。その上、このようなプログラムが収益を産み出したり(あるいは節約したり)することに関して成功するか否かはなお未知である。
【0035】
対照的に、本発明は、開発済みで、しかも特定のビジネスエンタープライズ用にカスタマイズ可能なビジネスアプリケーションを提供するための方法および装置を提供する。たとえば、本システムは −− およそ60日から90日以内に − このビジネスエンタープライズ向けの稼動ビジネスアプリケーションソリューション(又はソリューション一式)を生成することが可能である。このビジネスエンタープライズは開発コストとして大金を支払わない。代わりに、このビジネスエンタープライズは、システムの管理者トランザクションごとに一定額を支払う(つまり、固定額、使用料金、又はトランザクションの価格に対する一定のパーセント)ことを含む計画を選択することが可能である。
【0036】
ACS (Asera Commerce Server)にはサーバインフラストラクチャ、ツール、およびカスタマイズされ、自動化された、ウェブベースのビジネスサービスアプリケーションの開発およびインプリメント用に提供される他の製品との統合が含まれる。ACSは、このシステムを使用してカスタマイズされたビジネスサービスアプリケーションを開発するエンタープライズビジネスに、最良品質の製品、アプリケーション、および/またはサービスがシームレスに統合され、提供される、サーバベースのインプリメント方法を提供する。
【0037】
このACSは、1顧客用に特殊な、あるいは特定のビジネスプロセスを捕捉するために使用され、そのビジネスプロセスは一式のカスタマイズされたアプリケーションに変換される。このACSは、ビジネスオブジェクト、ステップ、および規則を使用してアプリケーションを構築する。このオブジェクトはデータ表現である。このステップは定義された一組の入出力ポートを備えたオブジェクトであり、各ポートはそれぞれ定義済パラメータ一式を備える。ビジネス規則はさまざまなビジネスオブジェクト間の対話を詳細にカスタマイズする際に使用する。グラフィカルユーザインターフェイス(GUI)を提供する固有のツールによって、ディベロッパはさまざまなステップ(またはコンポジットステップ)をビジネスプロセス、つまりワークフローにアレンジすることができる。このツールは各種オブジェクトに適用されるステップのライブラリカタログを提供する。ステップ相互間の接続も正しいことが確認される。ビジネスプロセスのグラフィック表示が示され、その後規則が適用され、特定ポイントに条件付のタグを付けることによって詳細なカスタマイズを行う。そのため、所定ビジネスのビジネスプロセス(あるいはアプリケーション)を作成するために、モジュール(あるいはステップ)を潜在的なプロセスにプラグインしたり、ドロップしたりすることのできるツールが提供される。最初のビジネス(つまり顧客)との人対人(あるいはその他のタイプの)インタビューを使用して、その特定ビジネスのニーズに合わせてステップ(つまり、カスタマイズされたルーチン)をアレンジするためのフレームワークを作成することができる。
【0038】
本システムのモジュール的な性格により、これは相対的に迅速に行なわれ、および修正が行なわれることができる。たとえば、プロセスが作成されているが、ビジネス(または顧客)がこのプロセスに2つの異なる動きをさせたければ、基本ビジネスオブジェクトと関連付けることができる条件付トリガによって、希望する結果が提供されるように特定の規則を適用することができる。
【0039】
基礎のコマースサーバは、特定の機能コンポーネントを提供する。その後、特定エンタープライズビジネス用の各種のバーティカルアプリケーションが構築される(および/またはカスタマイズされる)。最良品質のコンポーネントと基礎のアプリケーションの1式が選択され、これらによりコマースサーバが構成される。つまりコマースサーバ上で実行される。これらのコンポーネントは一定の希望効率、コスト削減、その他を提供するための最良のテクノロジーとして選択することができる。最良品質のコンポーネントはその後APIを経由してビジネスアプリケーションに組み込まれる(あるいはインターフェイスされる)。APIのカタログがアプリケーションディベロッパ向けに用意される。基礎の最良品質のコンポーネントが変更された場合には、ユーザインターフェイスあるいは他のACSアプリケーションを妨害することなく、コマースサーバのコンフィグレーションを変更することができる。
【0040】
コミュニティの性格も各種開発済アプリケーションとサーバ機能との間に提供される。コミュニティ機能によって、ACSの異なる機能コンポーネントからのデータならびに情報、およびその他の外部データへのアクセスが可能になり、その結果このチャネルの参加者にさらに多くの情報を提供することができる。
【0041】
図1を参照すると、先行技術ブロックダイアグラム100では、これらの各種価値連鎖関係が示されている。エンタープライズビジネス102が連鎖の中央に示されている。デマンドチェーン104はエンタープライズ102から顧客106まで伸びている。このデマンドチェーンにはOEM(外部装置製造者)108、販売者110、直売者112、あるいはVAR(付加価値再販業者)114などで示された関係者例を含んでも良い。サプライチェーン120は、エンタープライズビジネス102に商品/サービスを提供する一連の製造者122、124および126で示される。
【0042】
図2を参照すると、先行技術プロット200においては、典型的なエンタープライズITアジェンダが示されている。このチャートは顧客関係を自動化する方向に向かうにつれ、エンタープライズのIT費用はほとんどの企業では耐えられないレベルに達することになるということを示している。これは、このような開発努力に対して大きな見返りがある場合にも事実である。そのため、本発明は開発済で、顧客の外部でメンテナンスされる、自動化顧客ソリューションを提供する。これによって、顧客はIT費用を負担することなく、これらの付加価値サービスを取得できる。
【0043】
ホスティングのアーキテクチャ。
次に図3、ブロックダイアグラム300においては、本システムのアーキテクチャをホスティングするために使用する特定の代表的な要素が示されている。ディーラー302のセットはブラウザ(または類似品)304を使用してインターネット(またはその他の類似ネットワーク)306と対話することが示されている。本発明のホスティングされたサービス308には、ファイアウォール312を経由して冗長認証サーバ314と対話する少なくとも1台のルータ310を含む。
【0044】
これらのサーバ314は、次に冗長Asera Commerce Server (ACS)と通信する。これらのサーバはUUNet、ExodusまたはQwestなどのコロケーションサービスを使用してデバイス間でデータを搬送する。複製データセンター318は冗長機能目的で示されている。管理者320はホスティングされたサービス308と対話する。この管理者はシステムのメンテナンスを行い、および/またはシステムを使用してエンタープライズクライアントとの人間的な対話を提供する。メーカーのネットワーク322には、ルータ324一台、ファイアウォール326、およびコンピュータ328が含まれる。このメーカーのネットワーク322は専用接続330を経由してホスティングされたサービス308と対話してもよい。ディーラ302はインターネット306を介した接続332を経由してホスティングされたサービス308と対話してもよい。VPN(バーチャルプライベートネットワーク)334を使用して表示されている各種エレメントと対話することもできる。VPNは公衆通信インフラストラクチャを利用する1つのプライベートデータネットワークであり、トンネリングプロトコルおよびセキュリティ手順を使用してプライバシーを維持する。バーチャルプライベートネットワークは、1つの会社だけが使用可能な、所有回線あるいは専用回線のシステムと対比できる。
【0045】
ASERAのコマースサーバアーキテクチャ。
図4を参照すると、ブロックダイアグラム400においては、本発明のAsera Commerce Server (ACS)コンフィグレーション401を形成する、特定の代表的エレメントが示されている。本発明には以下のような特定のコンポーネント部品からなるコンフィグレーションを含む。1)各種アプリケーションの実行および対話を行うサーバデバイス402一台。このサーバはAseraコマースサーバ、あるいはアプリケーションサーバと呼ばれることがある。2)外部ユーザと対話するバーティカルアプリケーション404; 3)各種バックエンドシステムと通信を行うバックエンド(ERP、その他)インターフェイス406; 4)情報が多くの異なるアプリケーション、および多くの異なる情報ソースエリアからの共有集合体とすることが可能なコミュニティインターフェイス環境408。このアプリケーションサーバは一定の最良品質のコンポーネントを使用し、標準インターフェイスを利用してサーバフレームワークを活用する。その後、在庫のコンポーネント、その他を使用してサーバを構築することができ、そのサーバ上で複数のアプリケーションを実行できる。これらのアプリケーションは以下に詳細に説明するように、エンタープライズビジネスユーザ用にカスタマイズ(あるいは特別に開発)することができる。
【0046】
本システムの別の特徴にはスケーラビリティが含まれる。ウェブ環境で動作している既知のシステムは一般的にアーキテクチャをデスクトップ環境まで小さくすることができない。完全な機能性(およびスケーラビリティ)を達成するため、実質的にあらゆる完璧なアプリケーションサーバを使用してよい。ただし、関係者はネットワーキングなしで、切断モードでデスクトップあるいはリモートのマシンを稼動することのできる、パーソナライズドサーバ1台を使用することを選択してもよい。このモードでも、本発明は実質的に同じアーキテクチャを使用してインプリメントすることができる。後者の場合、同一システムを提供するであろう「軽量」ウェブサーバエンジンを使用することができるが、小型デバイス、つまりラップトップあるいはPCで稼動するウェブサーバエンジンである。これら2例バージョン間のどのレベルのスケーリングも達成することができる。デスクトップ(あるいは非ネットワーク)バージョンを使用した場合、システムが過負荷にならないように特定の最良品質コンポーネントだけしか組み入れることができない。このようなコンポーネントは、必要とされる各種バックエンド接続に対して同期をとり、デスクトップで識別され、使用される。
【0047】
アプリケーション。
「バーティカル」アプリケーション一式404が本例で示されている。本発明の1つの重要な点は、ビジネスプロセス、つまりワークフローを開発することによってこのエリアであらゆるアプリケーションを開発、提供することが可能であるということである。このワークフローはビジネスオブジェクト、ステップ、規則を使用する(以下に詳細に説明する)。さらに、特定ユーザそれぞれに適切なものとなるようにアプリケーションのカスタマイズを実行した、特定のアプリケーション一式を開発し、特定エンタープライズユーザに提供してもよい。これらのアプリケーションは、コマースコミュニティ、プリセール、サポート、サービスなどの機能ごとにグループ化される。図のアプリケーションには、管理/セキュリティ403、製品カタログ405、製品コンフィグレーション407、注文管理409、サポート/サービス管理411、販売ツール413、マーケティング415、教育およびトレーニング417、およびビジネスインテリジェンス419を含まれる。
【0048】
これらのアプリケーションは本システム内のスタンドアロン製品として開発してもよい。好ましくは、アプリケーションはシステム全体で統合されるように開発され、そのため各種アプリケーション間のデータ/情報の流れを活用できるものがよい。他のシステムでは即座に提供されない、有意義なトランザクションを構成するシーケンスを用いて、ユーザは次々とアプリケーションに入ることができる。
【0049】
コアサービス。
このサーバ上で実行されているコンポーネントおよびアプリケーションの操作に必要な特定のコアサービス410が提供される。豊富なコアサービスが用意されており、次の例のコアサービスがあるがそれらはサービス内容を限定するものではない。1つのコアサービスは、サーバデバイスコンフィグレーション401と接触する可能性のあるエンタープライズ(あるいはその他のタイプの)ユーザを処理するセッション管理機能412を含むであろう。このセッション管理サービスは、受信セッショントラヒックを処理し、適宜リソースを割り当てる、サーバの一般的な機能を考慮しているものである。
【0050】
別のサービスでは、データ/メタデータキャッシング414を含むであろう。このようなキャッシングは、パフォーマンスおよび接続性を強化するものである。たとえば、仮にあるアプリケーションがあるバックエンドシステムからデータを要求する予定の場合、このアプリケーションはこのバックエンドからさらに情報を要求することなく(このキャッシュが提供対象の情報を保有している間)実行しつづけることができる。さらに、情報の流れが遅れる予定であっても、このアプリケーションは各種のキャッシュ化データにもとづいて、なお実行されることもある。このバックエンドシステムは一般的に、たとえば、各種メーカー(その他類似のもの)のファイアウォールの後ろ側に常駐するため、一定のデータフローに対し本システムの即時コントロールが及ばないことがよくある。スループットレートが変動し始めた場合、あるいはデータの宛先が間違ったり、データが紛失した場合は、連続操作が達成可能である。
【0051】
また別のコアサービスはバッチ/キュー管理416を含む。後に別のデバイスに転送するため、特定の情報がキューに繋がれる(あるいはバッチされる)。さらに、時間が重要ではない情報はキューに繋がれ、より優先順位の高いトラヒックにより多くの帯域を提供することができる。そのため、仮に対応するデバイスが機能を停止、つまりデータの受信を停止することになれば、システムは結果的に効率的な方法で引き続き動作することもある。
【0052】
また別のコアサービスにはXMLサービス418が含まれる。各種バックエンドデバイスと通信するためには、一般的に1つのコア言語が必要である。XML (Extensible Markup Language)は、共通情報フォーマットを作成し、このフォーマットおよびデータをワールドワイドウェブ、イントラネット、その他の場所で共有するための柔軟な方法である。たとえば、コンピュータメーカーは、あるコンピュータ製品に関する情報(プロセッサ速度、メモリーサイズ等)を説明するための標準、つまり共通の方法について合意し、XMLを使用してその製品情報を説明することができる。このようなデータを記述する標準的な方法により、ユーザはインテリジェントエージェント(つまり、プログラム)を各コンピュータメーカーのウェブサイトに送信することができる。このようなエージェントはデータを収集し、比較を行っても良い。そのため、XMLは、一貫した方法で情報を共有したい、個人、あるいは個人または企業のグループが使用することができる。XMLは共通ウェブ言語であるHTML (Hypertext Markup Language)と類似している。XMLおよびHTMLは共にページあるいはファイルの内容を記述するために使用するマークアップシンボルを持っている。HTMLは表示と対話という観点から、ウェブページの内容(主にテキストおよびグラフィックイメージ)を記述する。XMLはどのデータを説明しているかという観点から内容を記述する。XMLはHTMLと異なり、マークアップシンボルが無限で、自己定義されるため、「拡張可能」である。XMLは一般にStandard Generalized Markup Language (SGML) − つまり、文書構造を作成する方法に関する標準よりも簡単で使いやすいサブセットである。HTML (Hypertext Markup Language)およびXMLは共にウェブアプリケーションで一緒に使用してもよい。
【0053】
本アプリケーションでは、XMLはHTMLよりもの一定の利点を持つ★新興標準として採用された(ただし、HTMLおよびその他のこういった言語を使用してもよい)。XML文書は、異なる最良品質製品から収集され、ウェブ画面上の表示可能な(かつ使用可能な)ページ上にまとめられる。ウェブページは、特定の情報に関して顧客が希望しているニーズに合うような方法でフォーマットされ、XML情報はそれに従って表示される。ウェブページの作成は以下に詳しく説明するように、テンプレート(つまり、マイクロテンプレートおよびマクロテンプレート)の使用により簡単に行える。
【0054】
その他のコアサービスには通信機能420が含まれる。通信サービスはサーバ401に接続されている各種データソースからの情報のフローを管理するものである。
【0055】
機能コンポーネント。
特定機能コンポーネントもサーバ402を構成する。このようなプロセスに限定する意図はないが、図4に示されたコンフィグレーション例は、以下のような機能コンポーネントを使用している。ビジネスプロセスマネージャ430、テンプレートマネージャ432、アクティビティマネージャ434、セキュリティマネージャ436、プロファイルマネージャ438、コンテンツアグリゲータ440、プロダクトカタログコンフィグレーションマネージャ442、およびアクセスマネージャ444。このようなコンポーネントについては個別に説明する。
【0056】
ビジネスプロセスのマネージャ。
主要コンポーネントの一つはビジネスプロセスマネージャ430である。この機能コンポーネントはメーカーとこのメーカーのチャネル間の対話を捕捉するために使用される。たとえば、エンタープライズビジネスは、多くの異なるチャネル、あるいはチャネルパートナ(つまり、小規模事業者、大規模事業者、VAR(付加価値再版業者)など)と取引をする。これらの対話はそれぞれ異なるものであり、そのためチャネルパートナとこのエンタープライズビジネスとの間のこのような対話をカスタマイズ可能であることが重要となる。特定エンタープライズビジネスのアイデンティティ(つまりステータス)は、許可された対話に分解される。その他の要因としては、このエンタープライズビジネスの信用限度、そのエンタープライズの格付けランクなどがある(つまり、エリートゴールドパートナ、通常のパートナなど)。これような要因の例はすべて、エンタープライズとそのチャネルパートナ間で行われる対話型ビジネス経歴に組み入れられる必要がある。
【0057】
この機能性はビジネスフローエンジンにより得られる。一般に、一連のビジネスステップが具備され、クライアント/ユーザはこのようなステップを利用し、集合して所望のビジネルの流れを構築する。これらのステップは一般にオブジェクト(object)上で機能する。例えば、ある物が販売されると、次に関連オブジェクトは実際の発注を含むこともある。他のこのようなオブジェクトには製品、顧客、および出荷宛先を含むこともある。その後は、一組の業務(operation)がオブジェクト上で遂行される。例えば、ある業務は特定のユーザが有効ユーザであるかを調べるものである。(単純な、双方向性の、あるいは複合の)ビジネスステップは一組の限定入力パラメータと出力パラメータ(すなわちポート)に関連してオブジェクト上で所定の業務を遂行するものと定義する。単純ステップは基本ユニットである。複合ステップは“共に縫い合せる”単純ステップから生じて大きな複合ユニットを形成する。双方向性ステップはアプリケーションから外部双方向性システムへの入力や出力を伴う。最終的に(単純、双方向性、あるいは複合の)ステップは(アプリケーションデザインツール等により)双方向に共に縫い合わされてビジネスアプリケーションを構成する。
【0058】
一組のビジネスルールも定義され、データの流れをさらに特別注文に応じて作るようにサービスアプリケーションに適用される。例えば、一つのルールは1日の所定の時間の間にのみ注文する特定の顧客に制限する。このような場合、このルールは、(ルールである)条件付入力次第で、ビジネスプロセス内の所定のポイント間のデータの流れをオンオフするのに使用される。このようなルールを集めて適用すると、このサービスアプリケーションは所定のオブジェクトに関連した一定の組のデータ上で任意組の業務を遂行するように特別に構築される。
【0059】
このビジネスプロセスの開発に関する詳細を第8図と第9図を参照にして説明する。このようなアプリケーションを構築するのに役立つユーザツールが具備され、さらに図13を参照に説明される。
【0060】
テンプレートのマネジャ。
機能性コンポネント432は、Webページやその他でエンドユーザへのデータの表示を管理するのに使用されるテンプレートマネジャを示す。テンプレートは最終的にユーザに表示されるページの“見て感じる”およびポジショニングを受注生産する。このようなテンプレートにより処理された所定の関心事には、例えば、企業ロゴの配置や、所定スクリーンサイドバーや、スクリーンの各種部分に関連する色の選択がある。表示スクリーンは、特定の顧客がスクリーンを用いようとする理由次第で特別に注文される。それゆえ、一連のテンプレートを用いてスクリーンの各部分用に視覚表示を提供する。ページ上に常に再発生する領域、例えばビジネス企業ロゴや、配色は一つのこのようなテンプレートによりカバーされる。このような広い(および再発生する)テンプレートはしばしばマスターテンプレートと呼ばれる。所定のデータ入力により動的に変る領域に対して視覚表示を作るには他のテンプレートを使用する。特に、データ入力は多くの異なるソース(すなわち、ある領域からのグラフィック像、別の領域からの統計データ)から得られる。この種のテンプレートはマイクロテンプレートと呼ばれる。意味あるアプリケーションを作るのに分類されたマイクロテンプレートの集まりをワイヤフレームと呼ぶ。所定のワイヤフレームを組合せたマスタテンプレートはマクロテンプレートを形成できる。マクロテンプレートの選択により、ワイヤフレームの選択と組合せると、このような表示スクリーンの特注作成を注文した特定の企業ビジネスのルック&フィールとポジショニングを持つウェブ表示スクリーンは比較的短い時間の周期で特別に作成される。このような受注生産では、スクリーンは各種ソースからのコンテンツを集成し、ページ上の情報はユーザ(またはユーザにサービスするビジネス企業)のニーズにより構成される。
【0061】
このようなテンプレートは、所定の代表的テンプレート領域のブロック図を示す図500に関連してさらに説明される。標準情報504を示すためにマクロテンプレートを含むページ502を示す。なお別のテンプレート506を用い、そのページに関連した各種ユーザの選択肢を示すこともある。テンプレート508は各種マイクロテンプレートを示すためにコンテンツ集成領域として使用される。構成領域510はデータベース512にリンクして構成データを作成する。領域514はデータベース516からリンクされるとプロダクトの像を表示するのに使用される。プロダクトのレビューは領域518に表示され、ここで情報はリンク経由でデータベース520に与えられる。コンテンツ集成領域はユーザにより所望されるいかなるデータをも含むように構成される。それによりデータはテンプレートマネジャを通じて、テンプレートの使用による表示のために構成される。
【0062】
アクティビティのマネジャ。
アクティビティマネジャ434はコマースサーバに到来する要請を全て管理し、ユーザが適切な管理の下で誘導されるのを確認する。各オブジェクトは関連のAPIを持つ。開発者はアプリケーションの形成時に各種APIsを使用する。開発者が各種オブジェクトを共にリンクし、ACSと繋がるようにAPIsの対応カタログを作成する。それゆえにAPIs431の層は開発アプリケーション404の組と機能性サーバコンポネントとの間に存在する。したがって、開発アプリケーションの特注可能な面はAPIsの周知の組の使用により開発者に利用されることになる。
【0063】
アクティビティのマネジャの機能性の一つの例は「バックボタン(back button)」機能を支えることである。本発明は、ユーザが取引用ウェブサイトのブラウザ上でバックボタンを使う場合にユーザが指示を見失ったり誤るのを防ぐものである。情報の各種ビジネスフローが作成され、ユーザに表示されるが、一般的にユーザにこのような情報のプロセスフローにより「後援する(back up)」ことをさせない。それよりも本発明は「バックボタン」を引用してユーザを適当なページに指示する。このような指示はコンテキストに基づくものである。例えば、この指示はユーザにより遂行される任務に前後関係から見て関連するものである。同じく、この指示はユーザが偶然に表示した現ページ等に関連する。
【0064】
図4Aを参照すると、一連のページによりユーザによりプログレッション1500が示される。これらの事例ページはページ1(カタログを見る)1502、ページ2(品目を注文する)1504、ページ3(割引を行う)1506、ページ4(値段を見る)1508、およびページ5(出荷情報を付加する)1510を含む。ユーザが1512に示すようにブラウザ上でバックボタンを必要とする場合に、ユーザは誤ってページ4からページ3に指示されることもある。これらのことが何回も行なわれると、割引は誤ってたびたび行なわれる。代って本解決策はユーザをページ4に戻すことであり、ユーザがページ3に戻れないことをそのユーザに命じて誤りメッセージを表示する。
【0065】
セキュリティ/エンタイトルメントのマネジャ。
さらに別のファンクショナル・コンポネントはセキュリティ(あるいはエンタイトルメント)マネジャ436を含む。従来から、各種システムは各システムのために(パスワードおよび/あるいは認可証により)個々のログオンを必要とした単一構成の下に集成された。これは扱い難く、管理が難しいことが分かった。本システムでは、共通のサインオン(すなわち単一なサインオンや、ログオン)を備え、構成を通じてアクセスできる全システム用の共通の統一セキュリティを提供する。さらに、一度ユーザが認証されると、そのシステムはユーザに所定のタスクを遂行できる(またはできない)資格を与える。これは開発されたワークフロー内のオブジェクト/オペレーションに適用される一組の限定セキュリティルール(すなわちエンタイトルメント/承認ルール)により行なわれる。例えば、このルールはユーザが所定の組織に属するかを条件付で調べる。もしそうであれば、その人はその後に所定の種類の注文をすることが許されるし、所定の割引を受けることも許可される。
【0066】
認証プロセスに関しては、新しいプロダクトすなわちソフトウエアが必ずしも作成される必要はない。その代りに、ベストオブブリードプロダクトを用いて認証業務を行うのが望ましい。一般に、ビジネスプロセスマネジャを用い、エンタイトルメントや認証ルールを形成したワークフローに適用することにより所定のベストオブブリードセキュリティ処置を捕える。一度、単一シングルオンが得られると、ユーザは認証アプリケーションのどれかと対話でき、次に取付外部(ERPや他の種類の)デバイスのどれかとバックエンドを通じて対話できる。
【0067】
本発明では、セキュリティモデルを総合的な組織モデルに統合する。これまでは、セキュリティモデルはモデル内の一つの特定項目を保護することに向けられていた。本システムは、各種マネジャコンポネントやそれらが互いに相互作用する方法を含む顧客階層構造等のようなものと良く統合する。
【0068】
例えば、販売代表者は単一のサインオン能力を用いてシステムにアクセスできる。その販売代表者は特定の地理的領域(およびアクセス)に責任がある。このような地理的情報はあるデータベース領域内のERPデバイスを通じてアクセスされる。セキュリティ情報は別のデータベース内に保持される。本システムでは、これらの全コンポネントが集成され、シームレス方式で統合される。
また、ベストオブブリードセキュリティプロダクトの使用により、多くの最新のセキュリティ情報が製作者に利用される。
【0069】
製品カタログ構成マネジャ。
本発明により提供された別のファンクショナル・コンポネントは製品カタログ構成マネジャ442を含む。各種製品は多様な異なる物理的構成配列に形成できる局面を伝える。企業ビジネスはエンドユーザに種々の製品説明と構成の全てを提供する試みの期待に直面している。別の集約能力では、本デバイスは企業製品ラインに対して目録を作り、および構成の選択を与える能力を提供する。構成マネジャデバイスは全体のシステムに統合される最良品質のコンポネントである。
【0070】
管理者が製品情報を作成できるインフラストラクチャが含まれる。例えば、製品のアイデンティティ、関係企業、製品説明等をバックエンドERPシステム(あるいはデータベース)から検索する。この情報は本サーバシステムにより利用されるので、各種ビジネスアプリケーションはこの製品カタログ種類情報を容易に呼出せる。従って、本システムはこのようなデータのステージ領域として機能し、バックエンドERP接続によるよりも本システムからこのようなデータをアクセスすることが非常に効率的である。この構成はこのようなデータの利用度を高め、それに符合してシステム全体の性能を高める。
【0071】
一般に、より高度な製品はより複雑な構成要件を持つ。この構成業務を完成するために、所定の製品情報へのアクセスが一般に必要になる。このような情報は仕様データ、価格情報、割引情報等を含むことができる。本システムはこのような構成データと情報の提示において所定レベルの柔軟性を維持するので、種々の製品ラインとコンポネント部品は用意に収納される。
【0072】
それゆえ、この情報は製品の適切な構成を完成するのに容易に利用される。製品カタログ情報はこのような製品情報に属するように他の全てのアプリケーションのためのアンカー点として機能する。それゆえに、カタログマネジャは多くの点で製品情報データベースのように機能する、これまでの構成では、製品カタログ情報は単に製品カタログとして使用された。しかしながら、本システムはこの情報を他の全てのアプリケーションに対して利用してアンカー点として用いる。
【0073】
図6で、カタログ構成マネジャを含む(および関係する)所定の代表的要素のブロック図600を示す。中央カタログ情報データベース602を示す。このデータベース602は、例えばマーケティングデータベース604、技術支援データベース606、他のERPシステム608を含む多様な他のデータベースのどれかと相互作用する。目録作成アプリケーション610はデータベース602を呼出してディスプレー612を形成する。その後に構成オペレーション614がカタログ情報データベース602から製品構成情報を用いて遂行(あるいは選択)される。この構成は識別可能名618、例えば“3Com Ethernet500combo”等に関連しそうである。その後に、注文入力オペレーション616が行なわれ、データベース602の情報と名前618とに相互作用する注文620を作る。
【0074】
データベース602と、このデータベース602と相互作用する一般化要素との間を前後に切換えると、製品統合等の多様化のために差異が起る。それゆえ本システムはカタログ情報データベース602内部のフィールドとして代替IDs622(すなわち識別子)を用いる。この代替IDを用いてIDに関連した情報の幾つか(あるいは全て)をリクエスト要素にリンクする。上記項目のための代替IDは“3C500combo”を含むこともある。一般に、構成デバイス(あるいは他のこのようなデバイス)はデータベース内のカタログ情報に容易にアクセスできない。しかし、機能的方法では、本実施例はこのようなアクセスを行ない、代替IDは、その情報用、構成用あるいは他のサービスのカタログ情報データベースへの鍵(あるいは指標)である。
【0075】
それゆえ、ユーザは特定ページを見ることができ、所望製品を構成するようにライン項目を選択できる。ライン項目は(代替IDの使用により)所望情報を検索するようにカタログ情報データベースに戻るアンカー点として機能する。上述の様に、他のファンクショナルコンポネントは代替IDsによりカタログ情報データベースにつなぐことができる。
【0076】
図6A〜6Dでは、製品カタログ構成マネジャに関する事例のページとしてスクリーンショットを示す。これには次のカタログ探索ページ(図6A)、製品構成ページ(図6)および引用ページ(図6C〜6D)を含む。
【0077】
バックエンドシステムへのアダプターネットワーク。一組のバックエンドシステムすなわちデータベースを要素406として示す。このようなシステムすなわちデータベースはBaanデータベース462、Oracleデータベース464、SAP466、およびLegacyデータベース468の事例を示すことができる。さらにフロントオフィス470(すなわちSiebel、Vantive)、EDI(電子データ交換)ゲートウエイ472のようなインタフェイスを通じて別の種類のシステムにメッセージを送信することが望まれる。本発明では、アダプターはジビネス対象情報を、形成するビジネスステップに関連するものとして、各種ビジネスアプリケーションを取り入れ、且つ、それを各種バックエンドシステムと接合することができる。このビジネス対象情報はリンク474によりアダプター407に移される。優先言語媒体はXMLおよび/あるいはHTTPを含む。他の言語は同じく使用できる。
【0078】
上述の様に、任意のアプリケーションは、本発明のオブジェクト指向フレームワークにより、ビジネス対象物と相互作用する。これらのビジネス対象を用いて企業のビジネスデータを捕える。このようなビジネス対象にはオーダオブジェクト、ユーザオブジェクト、顧客オブジェクト等があり、これらのオブジェクトに関して操作を行う。それによりオブジェクトの対象概念を書き込み、次にこのオブジェクト対象概念をバックエンドERP(や他の種類の)システム内に作図する。このようなバックエンドシステム、データベースシステム、垂直アプリケーション、およびコミュニティ機能の統合は本発明により与えられた一つの便益である。
【0079】
アクセスマネジャ。別のファンクショナルコンポネントはアクセスマネジャ444を含む。このコンポネントを用いてサーバ構成401内のチャネル全て(あるいはデータ相互作用デバイス)を外部データソース、例えばデータベースや他のハードウエアシステムに接続する。このようなものに限定するものではないが、外部ハードウエアには主にERPデバイス等がある。ERP(企業リソースプランニング)は、製品企画、部品購入、在庫管理、メーカとの対話、顧客サービス、および注文の追跡を含むビジネスの重要な部分で製造業者を助けたり他のビジネスマネージメントを行うアプリケーションソフトウエアにより支援された広い意味の活動の工業用語である。ERPはビジネスの資金調達および人的資源面のアプリケーションモジュールをも含む。一般に、ERPシステムは関係データベースシステムを用い、それに統合される。ERPシステムの開発はこれまでは相当なビジネスプロセス分析、社員再教育、および新しい業務手法を伴うことになる。本システムでは、サーバ構成401内に限定されるオブジェクト(すなわちオーダ)をバックエンドERPシステム406に変換しなければならない。アクセスマネジャ444とERPデバイス406の間にアダプター407を備える。実施態様によれば、アクティブ・ソフトウェア・アダプターはアクセス・マネジャとERPシステム間の仲介者として役立つ。EAI(事業アプリケーション統合)ベンダー製品にインテグレーションを備える。
【0080】
図7では、オブジェクトデータフローのある代表的な要素のブロック図700を示す。ビジネスオブジェクト704、次にはオーダオブジェクト706になることもある、を送信する事例アプリケーション702を示す。本発明の特徴は外部ソースアダプタ等によりERPアクセスを提供することである。ERPシステムは総合的なビジネス環境により各種データベースと統合される。この事例では、図示のオーダオブジェクト706は第一オブジェクト部708と第二オブジェクト部710に分割される。これらのオブジェクト部は異なるバックエンドERPデータベース等に作図される。本事例では、第一オブジェクト部は第一データベース712に作図され、第二オブジェクト部は第二データベース714に作図される。このような“プラグおよびプレー”モジュール性は多様な外部源(ERPやその他)とつながるようにアプリケーションのデータ集成と実施を可能にする。
【0081】
コミュニティのインタフェイス。
コミュニティインタフェイシングの機能は各種チャネルを互いに効率的に同調して作用させる。あるチャネルが効果をあげるためには、商取引に影響を及ぼすかもしれない多様な情報を理解する(および/あるいはアクセスする)ことが重要になる。このことはグループとして作用するチャネルに特にあてはまる。特に、インタネットはこれれまで以上にコミュニティの相互作用を促進した。この媒体の使用により、チャネルはチャットルームを通じて、所定の取引領域の情況において情報を共有できる。このような情報の共有化はメッセージボード、チャットルーム、討論フォーラム、競売等を通じて行なわれる。従って、ACSは一ページあるいは領域(所望すれば一連のページ)上のユーザに所望情報の集合を提供できる。
【0082】
さらに、コミュニティ機能は各種垂直タイプの業務(operation)の方に向けられる。例えば、一群の企業は全て化学薬品のような特定分野に含まれる。特定化学薬品に関する商取引は類似性を持つ傾向にある。化学薬品生産者も所定の化学薬品に属する情報(製品レビュー、分析、批評等を含む)を発表する傾向にある。それにより各種チャネルの参加者の間に情報の流れを作ることによりチャネルの有効性は高まる。コミュニティインタフェイスは以下のようなものを含む多様な機能を強化できる。
【0083】
信用と忠実性。
コミュニティ機能はチャネル参加者間の信用と忠節を改善することを意図する。このような改善を促すコミュニティの姿には、このシステムのユーザがチャネル情報のプールに彼ら自身のコンテンツを提供しているという事実がある。信用と忠節はチャネル参加者をより成功させることによりさらに助長される。成功を増やす一つの方法はチャネル参加者に多くの情報を与えることによる。
【0084】
ピア対ピアのコミュニケション。
コミュニティ機能は教育およびピア対ピアコミュニケーションを助長するものである。商人が他の商品より優れた商品を持ち、主要な業界発表がこの事実を勧めれば、チャネル参加者はこの情報が周知であることを確かめようとする。このような遣り取りを促すのにリサーチフィードとメッセージボードを使用できる。
【0085】
産業の意識。
エキスパートのアドバイスや業界意識は新しいフィード等を通じて促進される。一般に、どの業界も特定業界に関する情報を集め、客観的な評価文章や引用文献(すなわち雑誌やウェブサイト)を備える“ネットマーケットメーカ”を組み込む。情報の共有化は本発明により提供された無料サービスにより(一般的に)促進されることになる。
【0086】
研究。
本集中システムはコミュニティリンクを通じて研究能力を多いに高めるものである。例えば、当事者がセキュリティやファイヤウォールに関心を持つ場合に,共通のポータルウェブサイト上を探索すると多量の“未フィルタ”情報をもたらすことになる。しかし、このようなコンテンツをフィルタでき、本システムにこのような情報を供給できる多くの既存の(ベストオブブリード)会社がある。リサーチ団体が信用と忠節を構築するように製品に関する不偏で客観的な情報を受けることが重要である。特定製品に関する多様な情報源はコミュニティ機能により容易にアクセスされるので、製品の小売商人は広告的手法で彼等の製品の価値を勧めることができない。その代りに、業界の情報源(等)からの客観的メッセージを提供する。このことはこのような製品の購買者(および事業商人)からの本システムに対する信用と忠節をさらに構築する。
【0087】
製品の発表。
新製品が発表され、情報はコミュニティ面によりACSサイトに結び付いた多数の種々の会社に提供された。
【0088】
パーソナル化とカスタム化。
ユーザカスタム化は顧客プロファイリング、アップセリング、クロスセリング等により促進される。顧客の購買傾向が追跡できるので、品目をさらに販売する機会を投資で利用できる。アップセリングとは、例えば、主要コンポネントの購買者への周辺品目の販売(すなわち計算機の購買者へのスキャナーのアップセリング)を含むものである。クロスセリングとは、例えば、顧客への他の種類の販売(種々の製品等)を対象にすることである。本発明は、一つのシステムによりこのような取引の流れとして、この能力を提供できる。この絶対的な一対一販売は、種々の取引を完成するのにユーザが種々のサーバ間を切換えることを必要とする他のシステムでは得られない。
【0089】
コンテクストの感度。
本システムはコンテキスト感受方式で種々の情報源から引上げられる情報を提供する。例えば、ユーザがリサーチルータであり、それに関するセキュリティを出せば、本システムはコンテキスト感受方式において販売される必要のある製品に加えて、この話題に関する他の情報を引上げる。それゆえに、このユーザはルータセキュリティの各種アスペクトを探索するためにサイト間を移動する必要がなくなる。その代りに、本システムのコミュニティ能力が一つの便利化機能ページ(あるいは複数のページ)上に全ての情報を提供する。
【0090】
在庫および顧客サービスの支援。
コミュニティアスペクトは顧客サービス支援を提供する際に多数の参加者を支援するのに使用される。またコミュニティアスペクトは在庫を最新状態に維持するのを支援する。例えば、ツールは各種スケジュールとこのようなスケジュールに関連した問題点を分析できる。車の所有者が車を修理点検したい場合に、彼は本システムにログして予約を入れる。その車に問題があれば、彼は同じことを記述する。これらの問題のルールに基づく分析は車を修理するのに必要とされる可能な部品のリストを作成する。他のルーティンはこのような部品のディーラ在庫を調べることになる。部品のどれかがそのディーラの在庫に存在しない場合、この問題はそのディーラの注目のために旗で合図される。この特定ディーラ以外に、この問題を解決するように働く他のディーラに問合せを行い、自動的に部品を注文するので、顧客が修理にきた場合に可能な部品のリストが手元にある。このために顧客が部品を待つ状態を最小にし、それにより顧客のこのディーラに対する信用と忠節を構築できる。従って、本システムにより効率と顧客満足度を高めることになり、このディーラは付加価値を与えられる。
【0091】
図4Bを参照すると、Asera Portal全体と提供される各種事例の特徴を示すスクリーンショットが示される。
【0092】
図4Cは、各種事例垂直アプリケーション1600を有するブロック図を示す。メッセージボード/チャット機能1604、工業ニュース1606、競売1608、レーティング1610、技術フォーラム1612、キャリア開発1614、および無料サービス1616を含む所定のコミュニティ機能1602を示す。
【0093】
図4D−1および4D−2は、事例コミュニティスクリーンにより提供された機能を示す。
【0094】
プロファイルのマネジャ。
ユーザ挙動を追跡し、販売効率の改良(例えば、クロスセルとアップセル)の戦略を推薦するのにプロファイルマネジャを備える。
【0095】
コンテンツのアグリゲータ。
コンテンツアグリゲータ(すなわちマネジャ)440は本システム全体に関連した多くの種々の情報源からコンテンツを集成する。例えば、本システムは所定の情報を作成(あるいは所有や取得)する。このような情報は任意の月に行った販売水準のような取引関連情報である。さらに、このような情報は以下のどれか:適当なデータベースに保存された販売情報、製品情報、データシート、を含むことになるが、それに限定されるものではない。この情報はユーザ情報、例えば度重なる問合せとそれらに対応する返答を含む。それゆえに、この事例情報ベースは運用情報、取引情報、販売情報、および顧客サポート情報を含むように一般化される。各種コンテンツはこのような情報に対して適当な位置(すなわちデータベース)に保存される。本発明では、このようなコンテンツは多様な情報源から集成され、ユーザに提示される。例えば、ユーザは多様な組の情報;写真による製品説明、製品に関する世間の評判に関するコメント、度重なる消費者の質問、および製品関連問題の集録を含む情報を見ることに興味を示す。この多様な組の情報は本システムに連動した様々なデータ記憶装置から集められ、単一のページ(または一連のページ)上でユーザに提示される。これらの機能を満たすために、コンテンツアグリゲータは二つの部分;コンテンツ配送とコンテンツ表示を含む。
【0096】
レポジトリ。
本アーキテクチャを支援するのに必要な各種データベースを含む多様な情報を保存するのにレポジトリ450を用いる。このレポジトリはデータベース、データ記憶装置等を含み、ルール、データ、およびオブジェクトのような情報を記憶する。ロックマネジャ422はコアサービスに含まれ、レポジトリ源(すなわちデバイス)へのデータの出し入れ−徹底した確実な方法で−の流れを管理する。多数の人がレポジトリ内のデータを用いるときには常に、このような活動を同期化することが重要になる。
【0097】
例えば、ビジネスアプリケーションの形成に関連したビジネスオブジェクトはコマースビジネスルール451として記憶されたルールを持つ。テンプレートマネジャはテンプレートドメインルール461として記憶されたルールを用いる。このようなルールは企業ロゴを置く場所とロゴ自身の記憶装置に付属する。セキュリティデータ459は本システムにログオンできる各ユーザ用の識別および/パスワード情報に関係する。プロファイルおよび構成データ455は部分的にコミュニティ機能408に関係する。さらに、所定の製品を異なるマシン上に提示し、データをこれらのマシン間に配置しなければならない。
【0098】
本システムを通じて行う任意の取引では、一組のログデータ457を記憶する。この取引データは、データミニング等を行うために−プロファイルマネジャにより−ビジネスインテリジェンスアプリケーション(419)により後で使用される。例えば、この取引データを採掘して所定の販売傾向、購買傾向等を見つける。このようなデータは非常に貴重なものであることが後で分かり、本発明は多くの異なる(カスタム化された)アプリケーション上でこのようなデータの開発と追跡を行うものである。
【0099】
これらのビジネスオブジェクト(およびステップ)は、エレメント453としてストアされる。この種のステップは、単純ステップ、インタラクティブステップ、および複合ステップを含んでいる。それらのビジネス・オブジェクト(およびステップ)453は、商業ビジネス規則(原文は複数形)451と緊密に関連付けされている。場合によっては、それらのオブジェクト、ステップ、および規則を緊密に関連させつつ、これら2つのエレメントを、単一のストレージエレメントとして構成する(あるいは示す)こともできる。
【0100】
ビジネスのプロセスの開発。
ここで図8を参照すると、ビジネスプロセス(またはアプリケーション)の開発に関係する特定の代表的なエレメントのブロック図800が示されている。この開発は、概して3つのエレメントを伴うことになる:すなわち、ビジネスオブジェクト、ビジネスステップ、およびビジネス規則(原文はすべて複数形)である。ビジネスオブジェクトは、ビジネスデータの論理的な表現として定義することができる。この種のビジネスオブジェクトの例としては、販売指令、購入注文、カスタマ等が挙げられる。
【0101】
アプリケーション802が書き込まれると、それがビジネスオブジェクト804としてデータにアクセスする。ライン806は、データの論理表現(左側)とデータの物理表現(右側)の間の分離を表す。ビジネスオブジェクト804に対しては、この種のデータの論理表現から物理表現へ、あるいはデータソースへのマッピングが行われる。データソースは、データを生成する任意のデバイスまたはリソースとすることができる。このアーキテクチャにおいては、これをデータベーステーブル、ERPシステム、あるいはそのほかのサード‐パーティ製ソフトウエアとすることができる。このシステムにおける例には、製品コンフィグレーションデバイス、および/またはデータの生成が可能な任意のシステムもしくはソフトウエアを含めることができる。このシステムは、そのデータをビジネスオブジェクト表現にマップし、アプリケーションは、これらのビジネスオブジェクトを介してデータを操作する。
【0102】
その後、808、810、および812として図示されている一連のアダプタ(またはプラグ‐インのアダプタ)が使用されて、データがデータ源(たとえばERPソース)820にマップされる。ビジネスのオブジェクトは、複数のアダプタからデータを得ることができる。アダプタは、データ源による使用のために、任意のその種のデータを表現に、あるいはスキーマに変換する役割を担う。
【0103】
ビジネスオブジェクトが、いくつかの異なるアダプタに、部分的にマップされることもある。たとえば、ビジネスのオブジェクトを、5つのフィールドを含む上側セット814、および5つのフィールドを含む下側セット816から構成することが可能である。それにおいて、最初の5つのフィールドをアダプタ808にマップし、下側の5つのフィールドをアダプタ812にマップすることができる。それに加えて、ビジネスオブジェクトのデータを、第2のデータ源822との通信のために、第2の(下にある)アダプタ810にマップすることもできる。各アダプタを、異なるデータ源と通信するべく設計することも可能である。
【0104】
次のレベルにおいては、ビジネスのプロセスをワークフロー(またはプロセスフロー)として記述することができる。ここで図9を参照すると、ブロック図900の形式を用いて、例とする一連のステップが示されている。最初のステップ902は、在庫品目の追加に関する。ステップ904は価格の計算であり、ステップ906は製品の入手可否の問い合わせである。この問い合わせの結果が「イエス」であればステップ908に進み、在庫目録の割り当てが示される。それぞれのステップは入力ポートおよび出力ポートを有しており、ステップ908に注目すると、入力ポート910および出力ポート912が例示されている。ステップ914は、在庫目録の割り当ての後に税金を計算する単純ステップを示す。ステップ916は、この特定のフロー内に、このほかの各種ステップの任意のいくつかが存在可能であることを意味している。ステップ906における問い合わせの結果が「ノー」である場合として、クロスセル/アップセルのステップ918が示されている。
【0105】
ステップ918は、複合ステップ920として示されており、それにおいては、そのほかの一連のステップが全体的な複合結果を構成する。それぞれのステップを、別のステップの階層的な構成とすることが可能であり、そのことから複合ステップと呼ばれる。それに対して、単に計算のみを行う関数ボックスは単純ステップと呼ばれる。ステップのそれぞれは、複数の入力ポートならびに出力ポートを有することが可能であり、それぞれのポートは、複数のパラメータを有することができる。パラメータは、個々の入力ポートおよび出力ポートのそれぞれについて異なるものとすることができる。したがって、各関数ボックス(またはステップ)が複数の関数を有し、各関数が異なるパラメータのセットに関して作用するということがあり得る。それに代えて、1つのボックスが単一の関数のみを実行するが、パラメータの値に応じてそれを異なる形で実行するということも可能である。単純ステップが複数のポートおよびパラメータを有することさえもあり得る。複合ステップに関する入力/出力ポートおよびパラメータは、その複合ステップのインターフェース設計の部分として決定される。
【0106】
このアプローチの主要な利点は、(ステップ、ポート、およびパラメータの構成および配列のための)ビジュアルのツールのセットを、容易にワークフロー上に持ち込むことができるという点である。それに加えて、このアプローチによって、アプリケーションのデベロッパとコンシューマサービスの要員(またはサービスのピープル)の間における容易な通信が可能になる。コンシューマサービスのピープルは、新しい関数の追加を希望する場合に、たとえば、全体的なフロートに関して複合ステップからのデータの全体的なフローを観察することができる。関数ボックスは追加が可能であり、データの正しさに関して、ワークフローを迅速に解析することもできる。
【0107】
上記に加えて、このシステムは、インタラクティブのステップを提供する。インタラクティブのステップ911は、外側の世界に対する入力/出力ワークフローのアプリケーションに類似している。概してこれは、ユーザに対するプロンプト、すなわちユーザが特定の製品の購入を希望しているか否かの問い合わせを伴う。この種のプロンプトは、ユーザとインターフェースするブラウザ912等を介して行うことができる。インタラクティブのステップは、置き換え可能である。たとえば、1つの構成においては、ブラウザへのトークがサポートされる。しかしながら、今後の構成において、このインタラクティブのステップがEDI(またはその類似)イネーブルのケイパビリティに置き換えられることも考えられる。その結果、後者の構成は、EDIインターフェースを介してワークフローとの通信を開始することができる。
【0108】
ここに例示したワークフローは、2つの異なる表現を提供することができる:すなわち、(1)どのようにアプリケーションを実装するべきか、ということ;および(2)1つのスクリーンから別のスクリーンへ、どのように表示ナビゲーションを行うべきか、ということである。あらゆるこの種の実装は、これら2つの、基礎をなしているアプローチの分離を伴うことがあり得る。しかしながら、ここでは全体的なワークフローを、一般化した結果として呈示している。
【0109】
次に、コンシューマ(またはカスタマ)サービス要員によって、ワークフローまたはプロセスにビジネス規則(原文は複数形)が適用される。それぞれの規則は名前を有し、その名前は、その規則が実行することになる特定の関数を識別するために使用される。1つの規則は、特定のアプリケーションに対するコールアウトとして機能する。また1つの規則が、ビジネスのオブジェクトに関するイン‐メモリトリガとして機能することもある。図9に示した特定の例においては、製品の入手可否の問い合わせ(906)によって、その種の在庫目録に関する倉庫のチェック932のコールアウト930を保証することができる。コンシューマサービス要員は、現存するワークフローに適用されているように、適切な規則を使用してこの結果を導くことになる。
【0110】
メモリトリガとしての規則の使用は、関連付けされたトリガポイントに対する作用(または移動)を伴う。ビジネスのオブジェクト自体は、データのユニットを表す。アプリケーションがビジネスのオブジェクトをトリガするときは、常に、デベロッパ(またはユーザ)が、データの妥当性検査、もしくは変換の実行、あるいはビジネスのオブジェクトに関する何らかの副次的効果の実行を希望することが考えられる。そのためにプロセスは、そのビジネスのオブジェクトが操作される特定の、周知のポイントを識別する。たとえば、プロフェッショナルサービスの人員が、ビジネスのオブジェクトの共通属性を設定したいと希望することが考えられる。それに代えてプロフェッショナルサービスの人員は、ビジネスのオブジェクト間の関係を変更することができる。これらの明確なポイントは、トリガとして機能することになる。
【0111】
アプリケーションがビジネスのオブジェクトを操作するのであれば、トリガのポイントとの関連付けが可能なビジネス規則が存在することになる。その結果、このビジネス規則条件は、トリガとして機能することになる。たとえば、トリガのポイントを属性とし、特定のユーザに関する購入申し込みの価格リミットとしたトリガ条件とともに定義することができる。再度図8を参照するが、アプリケーションは第1の価格総額830を有している。そのトリガのポイントにおいては、ビジネス規則の適用を介して妥当性検査を実行することができる。それに代えてユーザは、購入申し込みを、たとえば1000ドルといった特定の総額より低く制限することがある。これは、第2の価格総額832を表していると考えることができる。トリガは、第1のポイントから第2のポイントに移動することができる。プロセス(および適用されるビジネス規則)は、その後、後の方の(つまり前の方ではなく)適用された条件を検証することになる。
【0112】
図8および9におけるこの後半の記述は、前述したビジネスプロセスを形成した後(つまり、各種のビジネスのステップを「縫い合わせた後」)、各種のビジネス規則を適用して、結果のアプリケーションをさらにカスタマイズするプロセスに対応する。上記の議論は、トリガのポイントの「移動」に関して言及しているが、実際には、メモリ内に存在している物理的なポイントは1つしかない。2人のユーザが(たとえば)、行動の実行を価格によって制限することがある。両方のユーザは、メモリ内の同一ポイントに到達する。しかしながら、ユーザごとに異なる条件付き制限が関連付けされていることから、いずれのユーザが当該メモリのポイントにコンタクトしているかに応じて、異なる結果が保証される。
【0113】
規則は、データ変換にも使用することができる。たとえば、ユーザが遠隔地(つまり日本)からログインする場合、データを円からドルに換算することができる。この種の変換は、価格、ユーザ、およびユーザのプロファイルといった条件ファクタに応じることになる。
【0114】
総じて言えば、規則は、このほかのカスタマ固有関数を包含することができる。たとえば、注文が提出されたが、購入申し込みのステータスが変更された場合には、e‐メールメッセージを、ステータス変更に関する管理関係者に送ることができる。この(または別の)特定の機能を達成するために規則を作成し、適用することができる。概して、ビジネスオブジェクトごとに1つの規則仕様が存在し、そのため、グラフィカルデベロッパツールが使用されてその規則が実装される。
【0115】
テンプレートの構成および使用。
テンプレートを使用し、マクロ‐テンプレートを介して、多くのスクリーンにわたって反復する形式で、ビジネス全体に関する特定の情報を表示することができる。動的に変化する情報を表示するために、ミクロ‐テンプレートを使用することもできる。さらにそれらとは別のワイヤフレームを使用して、ページ内に関数(または結果)を動的にリンクさせることもできる。
【0116】
ここで図10を参照すると、ウェブページのブロック図1000が図示されている。ここには、特定の例とするラベル1002、1004が示されている。これらのラベルは、ワイヤフレーム、すなわち別のコードのリンク(または呼び出し)のためのスロットを示している。一例のHTMLラベルには、ACSに関連付けされたエリア「foo」に関するルーチンを呼び出すことができる「$BCMS_FOO_BCMS$」を含めることができる。このラベルは、ページを構成するHTML内に埋め込まれることになる。ページの左には、メニューのセット1006が示されるが、これは、ユーザが期待している、操作容易な標準ウインドウである。マスタ‐テンプレート1008が含められており、それがタイトルおよび/またはロゴといった企業ビジネス情報を有している。ワイヤフレームおよびマスタ‐テンプレートは、相互に伴ってマクロ‐テンプレートを形成する。ミクロ‐テンプレート(後述する)のそれぞれについては、ワイヤフレーム内においてバック‐エンドサーバ側の機能が使用され、それぞれの表示されるスクリーンごとに、オン‐ザ‐フライでHTMLが生成される。
【0117】
図11を参照すると、カタログ表示ステップが示されており、それにおいてこのステップは、複合ステップ1101である。この場合、ユーザが、カタログ化されたステップ(またはオブジェクト)のサーチの実行を、それに従った結果のリスト(エレメント1102に関する)の表示ともに希望している。キーワード1104が入力され、それがデータベース1106に対するクエリを行う。ユーザ/要求者に対し、結果のセット1108の表示1110が行われる。その後ユーザは、特定のエントリの選択1112を行い、この場合にはそれが「注文エントリ」1114となる。
【0118】
図12を参照すると、本発明の別の特徴1200が、一例の複合ステップに関連して示されている。複合ステップ1202は、さらに単純ステップ1203(原文は複数形)を包含している。任意の一般的な複合ステップ1202の部分として、情報1204に関する問い合わせが、データベース1206に送られる。それに従って、要求者に対して結果1208が返され、HTML等を使用してフォーマットされる。続いて、フォーマットされたデータが、ブラウザ1210を介してそのデータを閲覧すると考えられるクライアント/ユーザに送られる。これにより、そのブラウザを使用する者は、ディスプレイ上に呈示されている何らかの特徴をクリック(または選択)することが可能となり、それにより要求1212がサーバに返される。この時点において、サーバがそのデータの妥当性検査の実行を希望することがある。また名前‐値ペアのアンマーシャリング(unmarshalling)が実行されることもある。たとえば、特定のデータが何らかのエンドクオータを伴って返されることがあるが、その種のデータは、データのアンマーシャリング(unmarshalling)を介して有効にする必要がある。純粋なJAVA(ジャバ)コーディングは(この例においては)単純ステップと考えることができる。
【0119】
ミクロ‐テンプレートは、その定義により、プロトコルに関係なく、任意のデータ源から到来するデータの動的な埋め込み、および生成のための、HTMLページ内のHTMLの断片に関するプレースホルダであり、言語に依存しない態様でレンダリングすることができる。つまり、ミクロ‐テンプレートは、HTMLページ上の「不動産(real estate)」と考えることができる。ミクロ‐テンプレートは、標準エディタを使用し、ドラッグ‐アンド‐ドロップ形式で作成することができる。ミクロ‐テンプレートは、グループ(ワイヤフレーム)として1つのマクロ‐テンプレート内に宣言することが可能であり、マクロ‐テンプレートは、マスタ‐テンプレートを使用してインスタンスを作成することができる。表示されるページのすべてにわたって一貫してロゴ(あるいはその類似物)のセットが現れるようにするために、多くのページにわたり一貫性のあるルック‐アンド‐フィールが提供されることを希望する企業ビジネスによって、マスタ‐テンプレートが供給される。仮に(たとえば)ウェブサイトが多くのページを有している場合には、これらの多くのページにわたってマスタ‐テンプレートが伝播されることになる。各マクロ‐テンプレートは、ミクロ‐テンプレートのグループを有することが可能であり、ランタイム間において異なるソースからの情報をコンパイルするためにそれらが使用される。
【0120】
インタラクティブステップ1214は、「前」「メイン」および「後」処理セグメントに分けられる。「前」セグメントは、特定のJAVA(ジャバ)コードを伴い、それが、特定のデータエリアをあらかじめ占有する方法をステップに伝える。「メイン」エリアは、データが実際に運ばれ、何がどこに行くかを人が宣言できるところであり、「後」セグメントは、ユーザ入力を処理するJAVA(ジャバ)コードを含んでいる。
【0121】
本発明の1つの利点は、テンプレートの静的な部分のいくつかが、以前の展開環境から生成されることであり、それにおいては動的な部分が、任意タイプの独立した動的ソースから到来することができる。また任意タイプの言語を使用してテンプレートのレンダリングを行うこともできる。たとえば、このアプリケーションは、JSP/ASPモデルを使用する。JSPにおいてプログラマは、ジャヴア(JAVA)のみを使用することができる。ASPにおいてプログラマは、仮想のベーシックまたはジャヴァ(JAVA)のスクリプトのみを使用することができる。このケースでは、クリエーティビティとプログラマビリティが分離されている。概して、ウェブページはアーティストによって作られる。しかしながら、プログラミングは、技術(IT)者によって行われる。仮にASPが使用されとすれば、同一の者が両方のスキルを有していなければならない。このシステムの下においては、クリエーティブな者がマクロ‐テンプレートの作成に専念することが可能であり、それにおいて技術者はミクロ‐テンプレートの作成に専念することができる。両方の結果は、ランタイム間に併合されることになる。各種のテンプレートのレンダリングを、ジャヴァ(JAVA)、もしくはXSL、またはストレートURLで行うことができる。また「C」ビジュアルベーシックもしくはそのほかの言語の使用に関して実装を提供することもできる。
【0122】
意味のあるアプリケーションを作るために、ワイヤフレームには、ミクロ‐テンプレートのグループを含むべく意図が持たされる。本発明の下においては、これらのワイヤフレームが各アプリケーションの基本エレメントになる。これらのワイヤフレームを取り、それを任意の別のウェブページに落とすことによって、最小限の努力で同一のアプリケーションおよび/または機能を達成することができる。主としてこれは、アプリケーションが言語非依存であることによる。たとえば、1つのウェブサイトを他者のためにカスタマイズすることが、ほとんど追加を伴わずに、またいずれのウェブサイトに使用される言語とも無関係に可能となる。
【0123】
アプリケーションを構成するツール。
ACSアプリケーションを作成するために、アプリケーションエンジニアはいくつかのタイプのアーティファクトを作成しなければならない:すなわち(1)ビジネスのオブジェクト;(2)ビジネスオブジェクトの形態;(3)(a)単純、(b)インタラクティブ、(c)要求、および(d)複合を含むビジネスのステップ;(4)ワイヤフレームのファイル;および(5)マスタ‐テンプレートのファイルである。要求ステップは、別のステップに対するコールアウトであり、「goto」プログラミングのステップに類似である。最初の3つのタイプのアーティファクトはXMLファイルにエンコードされ、残りの2つはHTMLにエンコードされる。XMLファイルであることに加えて、この種のオブジェクト、コンフィグレーション、およびステップは、互いを参照することが可能であり、したがってXMLファイルは、独立でなくなることもある。
【0124】
アプリケーションエンジニア(またはプロフェッショナルサービスのエンジニア、もしくはコンシューマサービスの人員)は、テキストのエディタもしくはXMLエディタを使用してXMLファイルの作成ならびに編集を行うことができる。しかしながら、このプロセスは、ときとして単調で長たらしく、エラーを生じやすい、長時間を消費するものとなり得る。それに加えて、(ワークフローを作成するために使用される)複合ビジネスのステップ等の特定タイプのアーティファクトの記述は、グラフィカルな(図式的な)方法を用いることによってもっとも自然な形に表される。さらに、ビジネスのオブジェクト等の比較的単純なアーティファクトであっても、XMLによる記述が比較的複雑なものとなり得るが、カスタム化したグラフィカルエディタを使用してより容易に記述することができる。
【0125】
ACSアプリケーションのデザイナ/ビルダ(以下ツールと言う)は、ACSアーティファクトの作成および操作のための統合開発環境(IDE)であり、汎用拡張可能フレームワーク、および一連のカスタムのプラグ‐イン「エディタ」であってそれぞれが各タイプのアーティファクト用にカスタム化されているもの、を包含する。ツールは、XMLアーティファクトのロード時に入力の追加の妥当性検査を行い、それによって設計プロセスの極めて早い時期にエラーが識別される。さらに、各カスタムのエディタのほとんどは、ユーザによって定義誤りの、もしくは無効なアーティファクトが作成されることを防止する。
【0126】
ツールのアーキテクチャは、メニュー構造を介して、新しいオブジェクトのタイプを容易に追加できるように構成される。オブジェクトのリポジトリは、ローカル(ファイルシステム)およびリモート(HTML)のいずれとすることもできる。ツールは、コンピュータ内もしくはウェブブラウザ内においてスタンド‐アロンで実行することができる。プラグ‐インのエディタのフレームワークは、拡張可能タブ付きビューメタファも使用する。たとえば、それぞれの新しいオブジェクトに編集タブのセットを持たせる形で新しいオブジェクトを容易に追加することができる。複合ワークフローエディタは、複合ビジネスアプリケーションプロセスのフローを単純な態様で表示する。これによりユーザが、現存するコンポーネントから新しいワークフローロジックを組み立てることが可能になる。ビジネスオブジェクトコンフィグレーションは、エディタのセットを含んでおり、それによってユーザは、特定のカスタマ展開のための迅速なビジネスオブジェクトのカスタマイズが可能になる。またそれには、デフォルトフィルタエディタ、カスタムフィルタエディタ、および名前付き規則も含まれている。統合されたツールには、オン‐ザ‐フライで特徴のコンパイルおよび構築を行える機能が含まれる。また、結果として得られたアプリケーションにワイヤフレームを併合し、ディスプレイスクリーンからそれを呼び出せるようにすることもできる(テンプレートの説明を参照されたい)。
【0127】
ここで図13を参照すると、一連のアプリケーションデザイナスクリーンが示されており、それによってさらに上記の特徴の機能的な実装が立証される。この例においては、材料がプロジェクト‐ベースでグループ化される。図1300は、プロジェクトツリーウインドウ1304、メッセージウインドウ1306、およびタブ付きエディタウインドウ1308を伴うウインドウ1302を示している。プロジェクトツリーウインドウ1304は、プロジェクト内のすべてのアイテムをリストする。一意的なアイコンおよびフォルダ階層が使用されて、異なるタイプのアーティファクトの識別ならびにグループ化が行われる。これらのアーティファクトには、ビジネスオブジェクト、ビジネスオブジェクトコンフィグレーション、ビジネスステップ、ワイヤフレーム、およびマスタ‐テンプレートを含めることができる。メッセージウインドウ1306は、各種の警告メッセージ、エラーメッセージ、およびステータスメッセージ等をリストする。これらの警告メッセージは、各種のステップを縫い合わせてアプリケーションを構成しているデベロッパを補助する。入力ポートおよび出力ポートに関連付けされた各種のパラメータは、型(つまり、実数または整数値)によって拘束されることもある。各種のボックス(またはステップ)をリンクするためには、問題が、コネクタを用いて1つのボックスを別のボックスに単純にリンクするといったものを超える。各ステップに関連付けされた各種のパラメータにわたってデータのフローを一致させる必要もある。互換性についてポートの妥当性の検査も行わなければならない(つまり、必ずしもすべてのポートが、いずれか別のポートに接続できるわけではない)。たとえば、あるポートが3つの整数を期待しており、別のポートが3つの文字列変数を期待していることもあり得る。グラフィカルツールは、新しいポートの追加または削除を可能にし、同様に、与えられた任意のステップに関して、新しいパラメータを定義することを可能にする。
【0128】
特定の入力ポート、出力ポート、およびこれらのポートのそれぞれにおいて関連するデータパラメータが適正に一致しない場合には、エラーメッセージによる補助が与えられ、ワークフローに対する訂正が促される。ウインドウ1308には、各種のステップのグラフィカルな実装ならびに配置を考慮したタブ付きエディタが示される。これらのステップは、この種のステップのカタログに従ってストアならびにリストが行われ、カタログはサーチすることができる。特定の標準化されたタスクを実行するために、あらかじめ定義済みのステップのコレクションが存在する。たとえば、特定の情報の表示、あるいは特定のデータのテーブル作成は、同一の基本ロジックを伴う。
【0129】
1つのインタラクティブステップの各ミクロ‐テンプレートに関して、デベロッパの選択によってプロセッサタイプ(つまり、JAVA(ジャバ)、XSL、URL等)を指定することも可能である。これは、多くの異なるシステムにわたって異なる開発言語を扱うときの追加の柔軟性を考慮している。
したがって、一般化されたルーチン(またはステップ)を、別のルーチン(またはステップ)から呼び出すことができる。つまり、デベロッパは、あらかじめ定義され、テストが済んでいるステップのカタログ、またはパレットを使用してビジネスルーチンを構築することができる。これは、新しいルーチンの構成をはるかに容易なものとし、特に技術以外の専門家にとって扱いやすいものとする。
【0130】
タブ付きエディタ・ウインドウ内の各アイテムは、多数のアイテム固有タブを介して編集することができる。この例においては、3つのタブ1310、1312、および1314を介して複合ステップを編集することができる。ここで選択されているタブ(「workflow」(ワークフロー)タブ1314)は、選択された複合(または単純)ステップの遷移およびステップのインスタンスをアッセンブルするために使用されるワークフローエディタを表示する。この特定の実施態様においては、名前に先行する「s」によってそれが単純ステップであることが示され、名前に先行する「c」によってそれが複合ステップであることが示される。各種コネクタ1316は、ステップ間のデータフローを示す。グラフィックアイコン1318は、その接続の中で渡されるパラメータの特定の側面を示すために使用される。タブ1310は、特定のステップ(複合またはそれ以外)に関する各種の入力ポートを示すために使用することができる。タブ1312は、各種の出力ポートを示すために使用することができる。ステップ間における各種のデータインターフェース要件をすばやく引き寄せることによって、有用な(つまりエラーがなく、データの衝突を伴わない)アプリケーションを構成することができる。
【0131】
表示フィルタを使用して、表示の各種の側面を迅速に変更することもできる。たとえば、表示されているテキストを、フィルタ内の特定のフィールドに関連付けすることが考えられる。したがってデベロッパは、開発したルーチンの全体的な機能に影響を与えることなく、このフィールドのみを変更することができる。 前述した規則を、グラフィカルインターフェースを介して適用することも可能である。ある意味において、規則はデータベーストリガとして作用する。概して規則は、特定のオブジェクトを伴うときに何を行うかということに関して条件付きの指示を提供する(前述の説明を参照されたい)。
【0132】
ここで図13A〜13Oを参照すると、そこにはGUIツールに関連した例とするスクリーンのセットが示されている。図13Aは、一例の「製品(product)」のオブジェクトがプロジェクトツリーのウインドウ1304内において選択されているスクリーンを示している。このオブジェクト選択に関して、タブのセット1322(すなわち、実行、属性、関係、およびアクセスオペレーション)が示されている。オブジェクトのタイプが異なれば、異なるタブのセットが使用されることもある。図においては、「実行(implementation)」のタブ1324が選択されている。この結果として、メインウインドウ1325が、そのオブジェクトに関係して定義されたメソッドに関するJAVA(ジャバ)コードを表示している。
【0133】
次の図13Bは、「属性(attributes)」のタブ1326が選択された状態を示している。属性は、名前によってリストされ、プロパティが示される。属性は、通常、「ドメイン(domain)」、「濃度(cardinality)」、および「キイ(key)」を有する。属性には、「必須(required)」であるか否かについてフラグが付けられることもある。また属性を「持続(persistent)」もしくはそれ以外に区別することもある。コメントセクション1327は説明的なコメントを表示し、そこには、なぜ/どのように各フィールドが使用されるかといったことがさらに詳細に示される。
【0134】
図13Cは、「関係(relations)」のタブ1328が選択された状態を示している。このスクリーンによって本発明は、各種オブジェクト間の関係を示すことができる。たとえば「従業者(employee)」のオブジェクトは、「マネージャー(manager)」のオブジェクト等との関係を有することになる。
【0135】
ビジネスオブジェクトコンフィグレーションは、概して各カスタマに関するビジネスオブジェクトをカスタマイズするために使用される。この例においては、ビジネスオブジェクトコンフィグレーションが3つのパーツを有する:すなわち、デフォルトフィルタ、カスタムフィルタ、および名前付き規則である。図13Dは、一例とする「製品(Product)」1332に関するビジネスオブジェクトコンフィグレーションを示している。このコンフィグレーションは、プロジェクトツリーリストに示されているように、「形態(configuration)」のカタログ1330内にストアされる。「default filter」1335の選択では、それぞれの選択されたオブジェクトコンフィグレーションに関して使用されている属性/関係のセット1334が示される。使用していない属性/関係のセット1336についても示される。属性は、「add/remove」のフィルタボタンを介して、使用状態から不使用状態に移すことができる。選択されている「Price 1」1338の属性が、「format」1340および「currency」1342を含む名前付きペアとして示されている。別の例としては「Date」(選択肢として示していない)に、長形式または短形式の日付フォーマット等を持たせることが挙げられる。「edit rules」のボタン1344によってユーザは、属性/関係に関連付けされた暗黙の規則の作成および修正が可能になる(後述する図13Hと類似)。
【0136】
図13Eは、「custom filters」(カスタムフィルターズ)タブ1346が選択されている状態を示す。カスタム・フィルタのリストがメインウインドウ内に現れ、それにおいては「Productfeatures」のフィルタが選択されている。ボタン1349は、フィルタの追加、削除、編集、および名前の変更に使用される。図13Fに、「edit」のフィルタボタン1350が選択されたときの状態を示す。ウインドウ1352は、この特定のフィルタにおける属性/関係を示している。「up/down」のボタンを使用すれば、リスト内を移動することができる。ウインドウ1354は、このフィルタ内にない属性/関係を示している。ウインドウ1358は、選択されたアイテムに関連付けされているプロパティ/値を示している。特殊(非属性)アイテム(たとえば1360)をリストし、それを使用してオブジェクトを表示する方法(つまり、カラー属性等)をコントロールすることも可能である。アイテム1360は、概して属性のサブセットをコントロールするために使用することができる。
【0137】
図13Gは、「named rules」のタブ1362が選択された状態を示す。プロジェクトツリーウインドウ内においては、「quote」のコンフィグレーション1364が選択されている。見積もりコンフィグレーションに関連付けされている名前付き規則のリストがメインウインドウ内に示される。「CalculateLinesDiscount」の規則1366が選択されている。「edit」のボタン1368を選択することによって、その結果として得られる図13Hに、この規則によって定義されるタスクを完成する一例のコード1370(XMLまたはそれ以外)が示される。この場合、この規則は、単純な計算を実行する。この他にも多くのこの種の規則(および規則の複雑性)が存在することが可能であり、それらが異なるイベントと結びつけられることになる。
【0138】
次に、ステップを操作するためのスクリーンを例示する。ステップは、特定のデータの入力および結果の生成、もしくはデータの出力を伴う。ステップを操作するためのタブには、「implementation」、「input ports」、および「output ports」(インプリメンテーション、インプットポーツ、アウトプットポーツ)が含まれる。図13Iでは、プロジェクトツリーリスティングウインドウ1372内にステップのリストを示している。この例においては、単純ステップ「sGetBOMRelations」(読み=エスゲットBOMリレーションズ;単語の意味=単純のs+獲得+BOM+関係の合成語)1374が選択されている。また、「implementation」(インプリメンテーション)タブ1376が選択されている。この結果として、メイン・ウインドウ1378内にJAVA(ジャバ)コードが表示される。図13Jに、「input ports」(インプットポーツ)タブ1380が選択されたときの状態を示す。多くのポートが存在し得るが、この例においては、入力ポートが1つだけ、つまり「GetBOMListPort」(読み=ゲットBOMリストポート;単語の意味=獲得+BOM+リスト+ポートの合成語)1382が示されている。図13Kは、「edit」(エディット)1384を選択した結果を示している。そこには、この入力ポートのパラメータが、各パラメータの名前および型(つまり整数、文字列等)とともに示されている。
【0139】
インタラクティブステップは、前‐、メイン‐、および後‐実装を提供する。前述したように、インタラクティブステップは、ユーザのために出力を表示し、ユーザから入力を獲得する。たとえば、インタラクティブステップが静的な表示を提供し、かつ/またはユーザからデータ入力を引き出すことができる。この例においては、「iShowProdDetails」(アイショウプロッドディーテールズ)インタラクティブステップ1386が選択されている。前実装(「Pre Impl」)タブ1388を選択すると、この前実装ステップに関連付けされたJAVA(ジャバ)コードが表示される。
【0140】
図13Mに、メイン実装ステップが選択されている状態を示す。マクロ‐テンプレート名1392が、関連するミクロ‐テンプレートのリスト1394とともにリストされている。ミクロ‐テンプレート「MTProductFeatures」(エムティープロダクトフィーチャーズ)1396が選択されており、関連するタイプ・フィールドおよびオブジェクト名フィールドが示されている。このミクロ‐テンプレートは、「processor name」(プロセッサネーム)1395および「processor value」(プロセッサバリュー)1396に関連付けされている。
【0141】
図13Nは、「post implementation」(ポストインプリメンテーション)タブ1398が選択された状態を示す。メインインタラクティブステップの結果を操作するために、メイン・ウインドウ内には、JAVA(ジャバ)コードが表示される。たとえば、このコードが、直前のユーザ入力に応答して出力ポートにデータを渡す操作を行うことが考えられる(ユーザ入力がそのようなものであった場合)。
【0142】
図13Oは、複合ステップ「cProductCatalogMain」(シープロダクトカタログメイン)1397に関して「workflow」(ワークフロー)タブ1399が選択された状態を示す。グラフィックワークフローディスプレイには、接続されている各種の複合ステップおよびインタラクティブステップが示される。例示したコネクタ1395は、ステップ間の単一の遷移を示す。コネクタ1393は、両方向の複数の遷移を示す。コネクタ1391は、いずれかの方向への単一の遷移を示す。アクティビティを表示するために、これらのコネクタに関連してカラーコーディングが使用されている。これが、ワークフローの開発をさらに補助することになる。
【0143】
以上は、明瞭な理解のために、ある程度詳細に本発明を説明してきたが、添付の特許請求の範囲内において特定の変更あるいは修飾が可能であることは明らかである。したがって、ここで説明した実施態様は、限定ではなく例示ととらえられるべきであり、本発明は、ここに示される詳細な説明に限定されるべきではなく、添付の特許請求の範囲およびそれの等価物の全範囲によって規定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、拡張価値連鎖の特定の代表的エレメントの先行技術ブロックダイアグラムである。
【図2】
図2は、企業ビジネスが顧客関係を自動化する方向に進むにつれ必要となるIT費用の傾向を示した先行技術のプロットである。
【図3】
図3は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、ホスティングアーキテクチャを示す。
【図4】
図4は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、ACSアーキテクチャを示す。
【図4A】
図4Aは、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、バックボタン機能を示す。
【図4B】
図4Bは、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、Aseraポータル画面全体の一例である。
【図4C】
図4Cは、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、サーバとの関係で特定バーティカルアプリケーションおよびコミュニティ機能を示す。
【図4D−1】
図4D−1は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、コミュニティ機能画面の一例である。(上半部)
【図4D−2】
図4D−1と同様の図である。(下半部)
【図5】
図5は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、表示されているページの情報のコンテンツ集合体を示す。
【図6】
図6は、本発明の1つの観点から見た、1つのカタログアプリケーションと、システム内のその他のアプリケーションとの対話を示す。
【図6A】
図6Aは、本発明の1つの観点から見た、製品カタログコンフィグレーションマネージャと関連する特定の画面を示している。
【図6B】
図6Aと同様の図である。
【図6C】
図6Aと同様の図である。
【図6D】
図6Aと同様の図である。
【図7】
図7は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、オブジェクトデータフローを示す。
【図8】
図8は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、ビジネスオブジェクトフロー例を示す。
【図9】
図9は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、ビジネスプロセスフロー例を示す。
【図10】
図10は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、テンプレートアレンジメントを示す。
【図11】
図11は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、コンポジットステップ例を示す。
【図12】
図12は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、対話ステップ例を示す。
【図13】
図13は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、アプリケーションデザイナ用ウィンドウのアナトミー例を示す。
【図13A】
図13Aは、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、グラフィカルビジネスアプリケーションデザインツールと関連する特定の画面例である。
【図13B】
図13Aと同様の図である。
【図13C】
図13Aと同様の図である。
【図13D】
図13Aと同様の図である。
【図13E】
図13Aと同様の図である。
【図13F】
図13Aと同様の図である。
【図13G】
図13Aと同様の図である。
【図13H】
図13Aと同様の図である。
【図13I】
図13Aと同様の図である。
【図13J】
図13Aと同様の図である。
【図13K】
図13Aと同様の図である。
【図13L】
図13Aと同様の図である。
【図13M】
図13Aと同様の図である。
【図13N】
図13Aと同様の図である。
【図13O】
図13Aと同様の図である。
先行出願との関係
本出願はシリアル番号60/164,021を有する1999年8月23日に出願された名称「標準化されたコンポーネントセットからカスタム構築可能なビジネスアプリケーションを提供する方法および装置」の米国仮出願特許と、シリアル番号09/440,326を有する1999年11月15日に出願された名称「標準化されたコンポーネントセットからカスタム構築可能なビジネスアプリケーションを提供する方法」の米国出願(代理人ドケット番号ASRAP001)と、シリアル番号09/439,764を有する1999年11月15日に出願された名称「標準化されたコンポーネントセットからカスタム構築可能なビジネスアプリケーションを提供する装置」の米国出願(代理人ドケット番号ASRAP002)と、シリアル番号09/547,161を有する2000年4月11日に出願された名称「標準化されたコンポーネントセットからカスタム構築可能なビジネスアプリケーションを提供するビジネス方法」の米国出願(代理人ドケット番号ASRAP004)の優先権を主張するものであり、それら全てがそのまま引用されて合体される。
【0002】
発明の分野
本発明は一般的には標準化されたコンポーネントセットからカスタム構築可能なビジネスアプリケーションあるいはチャンネルアプリケーションを提供する方法および装置に関する。さらに詳細には本発明は各ビジネスがアプリケーションセットから選択できるように、および/またはそのアプリケーションセットをカスタマイズできるように、および/または開発コンポーネントのセットから新しいカスタマイズされたアプリケーションを開発できるようにする。
【0003】
背景技術
ビジネスのやり取りは伝統的に一定の供給チェーンあるいは需要チェーンを形成するに見合う人および/または他のビジネスを集めることを必要とする。供給チェーンは時々企業ビジネスの「上流」と言われ、製造者は企業の「買い手側」にある。供給チェーンは供給元から製造者への種々の材料の供給を促進する種々の関係者で構成される。需要チェーンはしばしば「下流」と言われ、顧客は「売り手側」にある。需要チェーンは企業(または製造者)から取引相手(またはユーザ)への製品の供給を促進する種々の関係者で構成される。これらの関係者間の種々の取引、即ち人と人との間のやり取りが伝統的にチェーン上の種々の点において用いられてきた。しばしばこれらのやり取りにはハードコピー形式等が付随した。現在、情報交換するための様々な電子手段の開発は一定のビジネスビジネス関連業務の完成に関して多くの新しい取組みをもたらした。
【0004】
コンピュータネットワークはネットワーク上の(即ちネットワークに接続された)ワークステーションあるいは端末間の効率的なデータ搬送手段を提供する。そのようなネットワークはローカルエリアネットワーク(LAN)から成り、これは一般的には一つの地理的範囲または場所に限定される。そのようなネットワークはまたワイドエリアネットワーク(WAN)を含んでもよく、これは大きな地理的範囲にわたり多数のコンピュータを接続する。インターネットはそのようなネットワークの一例である。インターネットはコンピュータネットワークの世界規模のシステム、言い換えればネットワークのネットワークであり、許可さえあればどのコンピュータのユーザも他のどのコンピュータからも情報を入手することができる。インターネットは1969年に米国政府の先端研究プロジェクト機関(the Advanced Research Project Agency、ARPA)により考え出され、先ずAPARANetとして知られた。元のねらいはある大学の研究用コンピュータのユーザが他の大学の研究用コンピュータと「会話」可能にするネットワークを作り出すことであった。APARANet設計の副次的利点がメッセージを一つ以上の方向に送信あるいは再送信し、万一軍事攻撃あるいは他の災害(単純な構成部品の中断期間を含む)を受けた場合、たとえその一部分が破壊されてもネットワークが機能し続けることを可能にした。
【0005】
現在、インターネットは世界中の何億という人々にアクセス可能な公の、協同的かつ自立した施設である。インターネットはそれにより一定の認可された関係者間の情報交換のための低コストの手段を提供している。多数の商人がユーザあるいは顧客に商品やサービスを直接提供するためにインターネットを使用している。さらにインターネットは商人と他の関係者、特に需要側の関係者との間の情報輸送手段として用いられている。商人はインターネットリンクを介して例えば一定のOEM(Original Equipment Manufacturers)、配給者および/または小売に対し、またその商人のウェブサイトに戻ってやり取りすることもできる。そのようなやり取りはおそらく電話、ファックスのやり取りおよび/または人と人とのやり取りの回数を減らし、それにより関係する両当事者に対し時間と金を節約するであろう。
【0006】
インターネットを介する迅速な情報交換は開発者が一定のビジネスプロセス、例えば販売関連業務を自動化する誘因となってきた。開発者は以前から「後端」業務(例えば定型用紙の作成、後端ERPシステムにおける注文処理等)の自動化にかなりの注意を払ってきた。製造者はすでにそのような後端プロセスの自動化によりコスト削減ができることを見出している。需要側には製造者と買い手(取引相手)との間の多くのビジネスプロセスがある。例えば個々の買い手のそれぞれに対してどの程度の割引を提案すべきかを決定するプロセスは自動化できる。別の業務としては種々のビジネスチャンネルに関する運営活動もあろう。「チャンネル」は通常直接的なものも間接的なものも指す。直接的チャンネルの例には会社の販売力があり、これは顧客と関わる。間接的チャンネルの例にはVARがあり、これは小売店等を含むであろう。また他の業務として顧客支援、マーケッティング情報の蓄積と呼び出し、販売促進の運営も含むであろう。そのような業務をもっと多く自動化することによりどのような製造者も販売力がもっと強化され、それにより総合販売コストを低減できる。需要チェーンにおける販売、顧客支援、マーケッティング/販売促進等のビジネスプロセスの自動化は製造者に相当なコスト削減を提供する。
【0007】
一定の新しい取組みではチャンネル関係に関する取引の全部をどのように自動化するかに焦点を当ててきた。これには購買、販売、顧客支援、新しい市場情報の作成、販売促進等が含まれる。また一定の取引を私企業ネットワーク(等)を介して行なうのではなく、全てのそのようなプロセスをインターネット(しばしば「ウェブ」と言われる)を介して自動化する取組みが試みられている。従って全チェーン(例えば顧客、VAR、配給者、製造者)の全ての関係者が自動化されたウェブに基づくサービスを提供されることになる。しかしながら開発者は下流フロー全体にわたりカスタマイズされたアプリケーションを自動化し、あるいは即座に作成できる完全で好都合な需要チェーンソリューションを実行できていない。
【0008】
インターネットを介する需要チェーンの自動化には一つの場所に統合された機能性の幅が必要である。例えば製造者は買い手に対し自身を証明し、製品カタログを拾い読みし、製品を構築し、注文書を出し(後端ERPシステムに)、注文状況をチェックする等々の機能を提供する必要がある。製造者は需要チェーン機能性に備える種々の製品を取得し、それらをつじつまの合うように統合する必要がある。インターネット技術は急速に進行しているので製造者には所望の機能性とそれらの統合を提供するために最良種の製品を選択するという尻込みさせるような仕事が託されている。
【0009】
インターネット取引は一般的には二つのカテゴリー、1)ビジネス対ビジネスの取引と、2)ビジネス対消費者の取引に分けられる。取引を自動化するほとんどのソリューションはビジネス対消費者の取引を扱ってきた。そのためこのような取引はビジネス対ビジネスの取引よりずっと直截的である。ビジネス対消費者の取引においては商人はこのウェブを見たいどのような数の多様化された顧客に対しても製品を提供する「店頭」即ちウェブを供給する。次に消費者は選択と支払方法を終えて製品を購入し、製品が消費者に出荷される。一方一つのビジネスが別のビジネスを扱う場合、生ずる取引にはずっと多くのビジネスプロセスとカスタマイズがある。例えば大石油製造者とガソリンスタンドの小チェーン間に起こる取引はガソリンスタンドのずっと大きな(世界的な)チェーンとの間の取引とは非常に異なる。これらの異なるタイプの購買には異なる数量割引、褒奨計画等が提案される。ビジネス対ビジネスの取引は日日の責務を遂行するために必要な知識をユーザに与える施設を欠いている。製造者は信用と忠誠心を向上し、彼らの顧客を教育し、仲間対仲間のコミュニケーションを奨励し、彼らのユーザに今の産業動向、つまり現行システムがコミュニティサービスとして何を提供するかを知らせるウェブに基づくシステムを必要とする。製造者が彼らの製品を効率よく売り込むことのできる、商業サービスとコミュニティサービスの間の継ぎ目のない統合を提供する必要がある。そのようなコミュニティフィーチャは「ネットマーケットメーカ」と呼ばれる急成長の縦断的に焦点を当てられたマーケットメーカにとって大いに必要とされる。これらのネットマーケットメーカは種々の製造者の製品を売り込む彼らの唯一の手段としてインターネットを用いている。
【0010】
そういうわけで製造者の特定の製品ラインに関するビジネス取引を扱うために製造者により一定の社内システム(即ち社内で開発された)が開発されてきた(例えばルータを製造販売するCisco)。社内システムは異なる取引を望む異なる顧客により必要とされる種々の取引を扱うように構築されている。しかしながらそのような社内システムは開発と保守が非常に高価になり、統合された製品というよりも製品の集積になってしまう可能性がある。カスタマイズされたシステムは開発に何年もかかり、計画実施に多くの従業員時間を必要とする。ほとんどの小さなビジネスは必要な資源を持っていない。また小さなビジネスはそのような社内システムの開発に付随するリスク、即ち時間(このリスクは特定の製品に関して市場投入時間の潜在的な遅れを伴う)を正当化できない。その結果、そのようなビジネスは古いモデルと慣習の下に運用され続けなければならず、従ってそのような自動化されたサービスから得られる節約を何ら実現できない。
【0011】
自動化されたビジネスサービス(インターネットおよび他のネットワークを介した)、特にビジネス対ビジネスの取引に関するビジネスサービスのカスタマイズにおける一定の困難に取組むシステム(即ち方法等)に対する要求が存在する。システムはそのようなサービスをもっとタイミングよく、広くアクセスできる方法で提供すべきである。システムはどのような数の製品および/または技術に対してももっと適応性があり、もっとスケーラブルなアプリケーションソリューションに対して備えるべきである。ユーザはこのシステムを多くの立ち上げ時間と開発コストを負うことなく利用できるべきである。各ユーザの要求に従ってカスタマイズできるビジネスアプリケーションが提供されるべきである。他のビジネスアプリケーションが開発ルーチンやツールを用いて直ぐに作り出されるべきである。最終アプリケーションはシステムアーキテクチャ全体と継ぎ目なしにつながっているべきである。従ってこの取組みはシステムを使用する個々の会社のそれぞれに対してカスタマイズされた自動化ビジネスアプリケーションの迅速な展開を提供すべきである。
【0012】
発明の概要
以上を達成するために、また本発明の目的に従って説明される方法と装置は例えば「アシーラコマースサーバ(Asera Commerce Server、ACS)」と言われるサーバ装置を含む。ACSはカスタマイズされ、自動化されたウェブに基づいたビジネスサービスアプリケーションの開発と実行を提供する。ACSは、最良種のサービスおよび/またはアプリケーションが継ぎ目なく統合され、またそれが企業ビジネスに提供されるというサーバに基づいた方法に備えるが、企業ビジネスはそのシステムを使用することによりカスタマイズされたビジネスサービスアプリケーションを開発する。
【0013】
ACSは販売の大部分を占める開発チャンネル忠誠心の啓発に加えて間接的な販売効率を劇的に改善したい売り主に対して設計されている。ACSは注文の記入、製品構築、注文状態、販売促進活動、顧客支援、保証/クレームサービスといった高度な総合的なチャンネル運営機能を最適化することにより製造者が彼らの配給チャンネルと、チャンネルパートナー即ち配給者とディーラーとの重要な関係とをより良く運営することを可能にする。ACSの一つの最終目標は取引、マーケッティング、販売前、販売後およびコミュニティサービスを提供することにより製造者とディーラーに対してeビジネスプラットフォームを提供することである。
【0014】
ACSは完全に自動化された取引の開発を容易にすることによりチャンネル関係の性質を変える。そのような取引は以前はセルフサービスの概念により手動で行なわれていた。ACSはさらにディーラーが互いにやり取りできるようにするコミュニティサービスを提供することにより製造者がディーラーのネットワークに重要な価値を加えるためのインフラストラクチャーを提供する。eメール、産業フォーラム、取引サービスのようなカスタマイズされたコミュニティサービスは在庫交換と最良業務割り当ての奨励および促進に役立ち、ひいてはチャンネル効率とチャンネル忠誠心に貢献する。
【0015】
現在、ほとんどの製造者とディーラーのやり取りは電話、ファックス、フェデックスそして多分eメールから成り立っている。これらの関係の自動化は実質的に最終費用を低減する。製造者はディーラーが製造者とのビジネスを行い易いようにするので、これらのやり取りの自動化は個々の販売効率も改善する。企業が一からはじめ、ACSにより提案されたのと同様の特徴を開発する場合コストは非常に高くなり、開発努力は長期の市場投入時間という不利益(即ち機会コスト)を伴う。社内チャンネル運営システムの例では4〜5年かかり、5000万ドルの年予算を伴う。
【0016】
ACSは実質的には記入コストを低減し、機会コストを除去する。本システムは最良種のコンポーネントを継ぎ目のない外部調達されたサービスに組み上げる。ACSは間接配給チャンネルが販売プロセスに重要な価値を付加する高度な技術市場部門において製造者と配給者の関係の改善された運営を提供する。ACSの使用の最終結果は短期的には改善された会社の競争力位置付けであり、長期的には資産に対するより高い還付である。
【0017】
ACSは技術(あるいはアプリケーション)サービスの中核セットを提供する「コマースサーバ(Commerce Server)」を含む。ユニークなアーキテクチャおよびフレームワークが「コマースサーバ」により提供され、これはここで説明する方法を容易にする。外部システムとのやり取り、あるいはユーザとのやり取りはビジネスオブジェクトとして扱われる。サービスアプリケーションコードがデータから分離して保守され、それにより大量の新しいコードを書く必要なしにシステムが新しいビジネスプロセスや技術コンポーネントを迅速に取り込み、あるいは変更することができる。ビジネス成果はカスタマイズされたより迅速な顧客展開および/または修正であり、(もし望むなら)契約会社専有のあるいは競争力のあるビジネス業務を含むレベルまでである。
【0018】
ACSはこのようにASP即ち「アプリケーションサービスプロバイダ(Application Service Provider)」と見なすことができる。ASPは一般的には外部調達用ビジネスモデルである。ASPビジネスモデルはシステムが短期間に顧客特有のビジネスソリューションを実行できるような解放された拡張可能なアーキテクチャを必要とする。ACSは最良種のアプリケーションを取り入れ、ASPを提供するためにそれらを一つの統合されたソリューションに合体する。そのアーキテクチャはスケーラブルであり、伸張可能である。カスタマイズされたビジネス(あるいはチャンネル)アプリケーションソリューションは各企業会社に対して構築される。ソリューションは新しいアプリケーションを構築するための「モジュラー」の、あるいは段階的な、あるいは「プラグアンドプレー」の取組み方法を用いる。企業会社はそこで彼らのチャンネル関係を自動化するためのターンキーeコマースソリューションを取得する。本システムはソリューションが現行システムで構築されているので企業会社に対してリスクをほとんど(あるいは全然)与えない。
【0019】
そのような開発を行なうコストは現行システムの固定された開発コストとして存在する。最終的にカスタマイズされたソリューションは従来のシステムよりかなり少ない時間で実行される。企業会社はアプリケーションサービスに対して取引あたりの費用で支払っても、固定料金で支払ってもよい。
【0020】
ACSは定められた顧客に対する特別化された(あるいは特定の)ビジネスプロセスを捕捉するために使用され、これらのビジネスプロセスはカスタマイズされたアプリケーションセットに変換される。ACSはビジネスステップと、アプリケーションを構築するルールとを使用する。オブジェクトはデータ表現である。ステップは定められた入力および出力ポートのセットをもつビジネスオペレーションであり、各ポートは定められたパラメータセットを有している。ビジネスルールは顧客特有のビジネス業務を捕捉するために使用される。グラフィックなユーザインターフェース(GUI)を採用するユニークなツールは開発者が種々のステップ(あるいは合成ステップ)をビジネスプロセスあるいはワークフローに編集することを可能にする。ツールは種々のオブジェクトに適用されるステップのライブラリーカタログを提供する。ステップ間の接続の正しいことが確認される。ビジネスプロセスのグラフ表示が示され、そのあとに一定の点を条件付でタグ付けすることにより更なるカスタマイズを提供するためにルールが適用される。それからどのビジネスに対してもビジネスプロセス(あるいはアプリケーション)を作り出すためにモジュール(あるいはステップ)を接続可能にし、あるいはそれを潜在的なプロセスにするツールが提供される。ステップは移動でき、接続は修正できる。ビジネス(あるいは顧客)との人対人の(あるいは他のタイプの)最初のインタビューはその特定のビジネス(即ちカスタマイズされたルーチン)の要求に従ってステップを編集するフレームワークを生み出すのに使用される。
【0021】
本システムのモジュラー態様はこれを比較的迅速に実行し、修正することを可能にする。例えばプロセスが作り出されても顧客が二つの異なるやり方で行動することを望む場合は所望の結果を提供するために基礎となるビジネスオブジェクトに関連する条件付きトリガーによって一定のルールを適用できる。
【0022】
基礎となるコマースサーバは一定の機能コンポーネントを提供する。そのあとに種々の縦断的アプリケーションが特定の企業ビジネスのために構築(および/またはカスタマイズ)される。最良種のコンポーネントおよび基礎となるアプリケーションの組がコマースサーバを構成するために選択され、あるいはコマースサーバの上部で実行される。これらのコンポーネントを一定の所望の効率、コスト削減等を提供するための最良の技術として選択できる。そのあとに最良種のコンポーネントがAPIを通じてビジネスアプリケーションと合体(あるいは接続)される。APIのカタログはアプリケーションの開発者に提供できる。基礎となる最良種のコンポーネントのどれかが変わってもコマースサーバ構造はどのユーザインターフェースとも干渉しないで変更できる。
【0023】
開発された種々のアプリケーションとサーバ機能の間でコミュニティ態様が提供される。コミュニティフィーチャはACSおよび他の外部データの異なる機能コンポーネントからデータおよび情報へアクセスし、それによりチャンネルの参加者に更なる情報を提供することを可能にする。ユーザは別のサーバあるいはサイトに接続する必要なしにシステム上のデータ間を広くあちこちに飛ぶことができる。そのようなデータの使用は種々のタスクを介した速度に対しコンテキストセンシティブにされ、ほしくない情報を除去できる。例えばある人がセキュリティー製品の購入に導くアプリケーションを使用中であるとする。コンテキストセンシティブな能力によりそのようなセキュリティー製品についての産業展望、雑誌評論、競争者のコメントおよび/または最新の動向等を見るためにそのユーザをコミュニティ領域に切替えることができる。コミュニティフィーチャの例にはメッセージボード、ライブチャットリンク、新しいリンク、新しい製品販売促進、研究リンク等が含まれる。
【0024】
本システムはまたユーザが異なるデータあるいは情報を一つの便利な表示領域に集合および提出することを要求できるという特徴を提供する。本システムはそのような特徴を助長するためにテンプレートマネージメントコンポーネントを採用している。マスターテンプレートには一連のページにわたり適用されるべき企業情報(即ちロゴや色構成)を含んでもよい。マイクロテンプレートあるいはワイヤフレームとしてのマイクロテンプレートの集合は種々のソースからの動的なデータを選択的に表示するために使用される。データは指定されたデータソースからページに動的にリンクされ、ページの適当な部分に表示される。従ってデータはページの開発者により、あるいはページを表示するアプリケーションにより明示されるどのようなやり方ででも表示され、集められる。
【0025】
以上により本システムのアーキテクチャは何よりもコマースサーバ、アプリケーション開発ツール、コミュニティイネーブラを提供する。アーキテクチャは拡張可能でありスケーラブルである。システムのユーザはカスタマイズされたビジネスアプリケーションのターンキーセットを取得できる。アプリケーションは中央集中されたACSにより開発され、実行されるのでソリューションは高度の信頼性を提供する。単一ソースログオンも提供され、その場合ユーザはサーバからサーバへと移動する必要はない。そのあと情報はコミュニティフィーチャを経由して種々の情報ソース間で共有される。
【0026】
本発明のビジネスの特徴は同一ターンキー操作性とコミュニティフィーチャである。ビジネス企業は種々のビジネス業務の自動化への低コストかつ低リスクの加入を提供される。企業のビジネス業務はビジネスプロセスのカスタマイズされたセットとして捕捉できまた開発できる。基礎となるコマースサーバ上でビジネスアプリケーションを実行するために最良種のコンポーネントが提供される。ビジネス(あるいは顧客)はそのようなサービスを迅速に展開することによりそのチャンネル効率を改善することができる。サーバ上で種々のビジネスの主役を務めることでコミュニティフィーチャの態様が可能になりまた増強される。
【0027】
従って本発明の一つの態様はサーバ装置に関連する標準化されたコンポーネントセットからカスタム構築可能なサービスアプリケーションを提供する方法を少なくとも含み、前記方法は前記サーバ装置の外部のシステムと通信するための最良種のコンポーネントおよび関連するサーバ装置アプリケーションを構築するステップと、前記サーバ装置の外部の前記システムとやり取りするためのデータ表現であるオブジェクトの第1のセットを形成かつ利用するステップと、アプリケーションステップとアプリケーションルールのモジュラーセットからサービスアプリケーションを構築して前記サービスアプリケーションが前記最良種のコンポーネントとやり取りしながらユーザ要求に従うサービスを実行するステップと、前記サービスアプリケーションを介してユーザとやり取りするためのデータ表現であるオブジェクトの少なくとも第2のセットを形成かつ利用するステップとを含む。
【0028】
本発明のさらに別の態様はサーバ装置を介してユーザにカスタム構築可能なビジネスサービスを提供する方法を少なくとも含み、前記方法は最良種のコンポーネントで構成される前記サーバ装置を構築するステップと、前記最良種のコンポーネントとやり取りしかつサーバ機能性を提供するための最良種のサーバアプリケーションを有する前記サーバ装置を構築するステップと、ユーザの要求に従って動的に編集できるコンポーネントのモジュラーセットから、前記サーバ機能性をユーザに提供するために前記サーバアプリケーションとやり取りするビジネスサービスアプリケーションを構築するステップと、外部のシステムと通信するために構築されたアダプタを経由して前記サーバ装置の外部の前記システムとやり取りするステップとを含む。
【0029】
本発明のさらに別の態様はサーバ装置に関連するコンポーネントの標準化されたセットからカスタム構築可能なサービスアプリケーションを提供する装置を少なくとも含み、前記装置は、最良種のコンポーネントから構築されかつ一定のサーバ機能性を提供するために最良種のサーバアプリケーションを実行するサーバ装置であって、前記サーバ装置は前記サーバ装置の外部のシステムとやり取りするためのデータ表現を含むサーバデータを有しており、前記データ表現がオブジェクトとして扱われるサーバ装置と、アプリケーションステップとアプリケーションルールのモジュラーセットから少なくとも一つのサービスアプリケーションを構築するために使用されるグラフィックデザインツールであって、前記サービスアプリケーションがユーザの要求に従ってサービスを実行し、前記サービスアプリケーションが前記最良種のコンポーネントとサーバアプリケーションとやり取りでき、前記サーバデータがユーザとやり取りためのデータ表現をさらに含み、前記データ表現がオブジェクトとして扱われるグラフィックデザインツールと、前記サーバ装置の外部の前記システムとやり取りする少なくとも一つのアダプタと、サーバデータを記憶かつ検索するリポジトリであって、前記リポジトリは中央集中記憶および検索を容易にしかつサーバデータを前記サーバ装置コンポーネントとサーバアプリケーションとサービスアプリケーションの全ての間で共有するリポジトリとを備える。
【0030】
本発明のさらに別の態様はサーバ装置を介してユーザにカスタム構築可能なビジネスサービスアプリケーションを提供する装置を少なくとも含み、前記装置は、最良種のコンポーネントで構成され、前記最良種のコンポーネントとやり取りしかつサーバ機能性を提供するための最良種のサーバアプリケーションで構築されたサーバ装置と、ユーザの要求に従って編集できるコンポーネントセットからビジネスサービスアプリケーションを開発する構築ツールであって前記ビジネスサービスアプリケーションがサーバ機能性をユーザに提供するために前記サーバアプリケーションとやり取りするツールと、外部システムと通信するために構築されたアダプタを利用する、サーバ装置と前記サーバ装置の外部の前記システムの間のインターフェースとを備える。
【0031】
本発明のさらに別の態様はソリューションの中央集中されたプロバイダに接触する少なくとも一つの企業会社に対してカスタマイズされたビジネスアプリケーションソリューションを提供する方法を含み、前記方法は、最良種のコンポーネントの集合を組み上げて前記中央集中されたプロバイダから外部調達されたサービスに継ぎ目のない接続を提供するステップと、前記少なくとも一つの企業会社の詳細なビジネスプロセスを捕捉するステップと、ビジネスサービスアプリケーションを構築するためのモジュラーの取組み方法を前記少なくとも一つの企業会社に提供するステップと、前記モジュラー構築されたビジネスサービスアプリケーションを、前記捕捉したビジネスプロセスに従ってカスタマイズするステップとを含む。
【0032】
本発明のさらに別の態様は中央集中された装置に関連したコンポーネントのモジュラーセットからビジネスサービスアプリケーションを開発かつカスタマイズするための中央集中されたフレームワークをユーザに提供するビジネス方法を含み、前記方法は前記中央集中された装置の外部のソースと通信するための最良種のコンポーネントで前記中央集中された装置を構築するステップと、ユーザの詳細なビジネスプロセスを捕捉するステップと、前記ユーザの詳細なビジネスプロセスに従ってビジネスサービスアプリケーションを形成するように編集できる一定のモジュラーコンポーネントを提供するステップと、前記ユーザの前記詳細なビジネスプロセスに従ってビジネスサービスアプリケーションを形成するように前記モジュラーコンポーネントの前記編集をカスタマイズするステップとを含む。
【0033】
本発明のさらに別の態様は中央サーバ装置を介して複数の標準化されたビジネスサービスアプリケーションとカスタマイズされたビジネスサービスアプリケーションを提供するビジネス方法を含み、前記方法はアプリケーションインターフェース(APIs)を介して前記サーバの外部のデータソースと通信するために最良種のコンポーネントを構築するステップと、前記中央サーバ装置と接触するユーザビジネスのビジネスプロセスを決定するステップと、現存の標準化されたビジネスサービスアプリケーションから、前記中央サーバ装置により提供されたモジュラーコンポーネントにより修正されたカスタマイズされたビジネスサービスアプリケーションを形成するステップと、ビジネスサービスアプリケーションと前記中央サーバ装置との間のコミュニティのやり取りに備えるステップとを含む。
本発明のこれらおよび他の態様と利点は以下の詳細な説明を読み、また種々の図面を検討すれば明らかになるであろう。
【0034】
詳細な説明
本発明は、自動化されたビジネスアプリケーションを顧客に迅速に展開することを望む企業にリスクの低い代替案を提供する。従来のモデルにおいては、会社は社内ソリューションを開発するか(又は開発してもらうか)、統合すべき他の製品を評価しなければならない。その後、企業会社内のスタッフはこのようなソフトウェアの使用方法をトレーニングを受け、その評価を完了しなければならない。ソフトウェア製品のプロトタイプは評価プロセスからのフィードバックに基づいてその後に開発される。ソフトウェアが完成すると、以後パブリックに対して関連アプリケーションのベータ展開を行うことができる。この長々としたプロセスは2百万ドルもコストを押し上げ、アプリケーションプログラムの複雑さの程度によっては、デベロッパがそれを完成させるまで8ヶ月から12ヶ月もかかる場合がある。その上、このようなプログラムが収益を産み出したり(あるいは節約したり)することに関して成功するか否かはなお未知である。
【0035】
対照的に、本発明は、開発済みで、しかも特定のビジネスエンタープライズ用にカスタマイズ可能なビジネスアプリケーションを提供するための方法および装置を提供する。たとえば、本システムは −− およそ60日から90日以内に − このビジネスエンタープライズ向けの稼動ビジネスアプリケーションソリューション(又はソリューション一式)を生成することが可能である。このビジネスエンタープライズは開発コストとして大金を支払わない。代わりに、このビジネスエンタープライズは、システムの管理者トランザクションごとに一定額を支払う(つまり、固定額、使用料金、又はトランザクションの価格に対する一定のパーセント)ことを含む計画を選択することが可能である。
【0036】
ACS (Asera Commerce Server)にはサーバインフラストラクチャ、ツール、およびカスタマイズされ、自動化された、ウェブベースのビジネスサービスアプリケーションの開発およびインプリメント用に提供される他の製品との統合が含まれる。ACSは、このシステムを使用してカスタマイズされたビジネスサービスアプリケーションを開発するエンタープライズビジネスに、最良品質の製品、アプリケーション、および/またはサービスがシームレスに統合され、提供される、サーバベースのインプリメント方法を提供する。
【0037】
このACSは、1顧客用に特殊な、あるいは特定のビジネスプロセスを捕捉するために使用され、そのビジネスプロセスは一式のカスタマイズされたアプリケーションに変換される。このACSは、ビジネスオブジェクト、ステップ、および規則を使用してアプリケーションを構築する。このオブジェクトはデータ表現である。このステップは定義された一組の入出力ポートを備えたオブジェクトであり、各ポートはそれぞれ定義済パラメータ一式を備える。ビジネス規則はさまざまなビジネスオブジェクト間の対話を詳細にカスタマイズする際に使用する。グラフィカルユーザインターフェイス(GUI)を提供する固有のツールによって、ディベロッパはさまざまなステップ(またはコンポジットステップ)をビジネスプロセス、つまりワークフローにアレンジすることができる。このツールは各種オブジェクトに適用されるステップのライブラリカタログを提供する。ステップ相互間の接続も正しいことが確認される。ビジネスプロセスのグラフィック表示が示され、その後規則が適用され、特定ポイントに条件付のタグを付けることによって詳細なカスタマイズを行う。そのため、所定ビジネスのビジネスプロセス(あるいはアプリケーション)を作成するために、モジュール(あるいはステップ)を潜在的なプロセスにプラグインしたり、ドロップしたりすることのできるツールが提供される。最初のビジネス(つまり顧客)との人対人(あるいはその他のタイプの)インタビューを使用して、その特定ビジネスのニーズに合わせてステップ(つまり、カスタマイズされたルーチン)をアレンジするためのフレームワークを作成することができる。
【0038】
本システムのモジュール的な性格により、これは相対的に迅速に行なわれ、および修正が行なわれることができる。たとえば、プロセスが作成されているが、ビジネス(または顧客)がこのプロセスに2つの異なる動きをさせたければ、基本ビジネスオブジェクトと関連付けることができる条件付トリガによって、希望する結果が提供されるように特定の規則を適用することができる。
【0039】
基礎のコマースサーバは、特定の機能コンポーネントを提供する。その後、特定エンタープライズビジネス用の各種のバーティカルアプリケーションが構築される(および/またはカスタマイズされる)。最良品質のコンポーネントと基礎のアプリケーションの1式が選択され、これらによりコマースサーバが構成される。つまりコマースサーバ上で実行される。これらのコンポーネントは一定の希望効率、コスト削減、その他を提供するための最良のテクノロジーとして選択することができる。最良品質のコンポーネントはその後APIを経由してビジネスアプリケーションに組み込まれる(あるいはインターフェイスされる)。APIのカタログがアプリケーションディベロッパ向けに用意される。基礎の最良品質のコンポーネントが変更された場合には、ユーザインターフェイスあるいは他のACSアプリケーションを妨害することなく、コマースサーバのコンフィグレーションを変更することができる。
【0040】
コミュニティの性格も各種開発済アプリケーションとサーバ機能との間に提供される。コミュニティ機能によって、ACSの異なる機能コンポーネントからのデータならびに情報、およびその他の外部データへのアクセスが可能になり、その結果このチャネルの参加者にさらに多くの情報を提供することができる。
【0041】
図1を参照すると、先行技術ブロックダイアグラム100では、これらの各種価値連鎖関係が示されている。エンタープライズビジネス102が連鎖の中央に示されている。デマンドチェーン104はエンタープライズ102から顧客106まで伸びている。このデマンドチェーンにはOEM(外部装置製造者)108、販売者110、直売者112、あるいはVAR(付加価値再販業者)114などで示された関係者例を含んでも良い。サプライチェーン120は、エンタープライズビジネス102に商品/サービスを提供する一連の製造者122、124および126で示される。
【0042】
図2を参照すると、先行技術プロット200においては、典型的なエンタープライズITアジェンダが示されている。このチャートは顧客関係を自動化する方向に向かうにつれ、エンタープライズのIT費用はほとんどの企業では耐えられないレベルに達することになるということを示している。これは、このような開発努力に対して大きな見返りがある場合にも事実である。そのため、本発明は開発済で、顧客の外部でメンテナンスされる、自動化顧客ソリューションを提供する。これによって、顧客はIT費用を負担することなく、これらの付加価値サービスを取得できる。
【0043】
ホスティングのアーキテクチャ。
次に図3、ブロックダイアグラム300においては、本システムのアーキテクチャをホスティングするために使用する特定の代表的な要素が示されている。ディーラー302のセットはブラウザ(または類似品)304を使用してインターネット(またはその他の類似ネットワーク)306と対話することが示されている。本発明のホスティングされたサービス308には、ファイアウォール312を経由して冗長認証サーバ314と対話する少なくとも1台のルータ310を含む。
【0044】
これらのサーバ314は、次に冗長Asera Commerce Server (ACS)と通信する。これらのサーバはUUNet、ExodusまたはQwestなどのコロケーションサービスを使用してデバイス間でデータを搬送する。複製データセンター318は冗長機能目的で示されている。管理者320はホスティングされたサービス308と対話する。この管理者はシステムのメンテナンスを行い、および/またはシステムを使用してエンタープライズクライアントとの人間的な対話を提供する。メーカーのネットワーク322には、ルータ324一台、ファイアウォール326、およびコンピュータ328が含まれる。このメーカーのネットワーク322は専用接続330を経由してホスティングされたサービス308と対話してもよい。ディーラ302はインターネット306を介した接続332を経由してホスティングされたサービス308と対話してもよい。VPN(バーチャルプライベートネットワーク)334を使用して表示されている各種エレメントと対話することもできる。VPNは公衆通信インフラストラクチャを利用する1つのプライベートデータネットワークであり、トンネリングプロトコルおよびセキュリティ手順を使用してプライバシーを維持する。バーチャルプライベートネットワークは、1つの会社だけが使用可能な、所有回線あるいは専用回線のシステムと対比できる。
【0045】
ASERAのコマースサーバアーキテクチャ。
図4を参照すると、ブロックダイアグラム400においては、本発明のAsera Commerce Server (ACS)コンフィグレーション401を形成する、特定の代表的エレメントが示されている。本発明には以下のような特定のコンポーネント部品からなるコンフィグレーションを含む。1)各種アプリケーションの実行および対話を行うサーバデバイス402一台。このサーバはAseraコマースサーバ、あるいはアプリケーションサーバと呼ばれることがある。2)外部ユーザと対話するバーティカルアプリケーション404; 3)各種バックエンドシステムと通信を行うバックエンド(ERP、その他)インターフェイス406; 4)情報が多くの異なるアプリケーション、および多くの異なる情報ソースエリアからの共有集合体とすることが可能なコミュニティインターフェイス環境408。このアプリケーションサーバは一定の最良品質のコンポーネントを使用し、標準インターフェイスを利用してサーバフレームワークを活用する。その後、在庫のコンポーネント、その他を使用してサーバを構築することができ、そのサーバ上で複数のアプリケーションを実行できる。これらのアプリケーションは以下に詳細に説明するように、エンタープライズビジネスユーザ用にカスタマイズ(あるいは特別に開発)することができる。
【0046】
本システムの別の特徴にはスケーラビリティが含まれる。ウェブ環境で動作している既知のシステムは一般的にアーキテクチャをデスクトップ環境まで小さくすることができない。完全な機能性(およびスケーラビリティ)を達成するため、実質的にあらゆる完璧なアプリケーションサーバを使用してよい。ただし、関係者はネットワーキングなしで、切断モードでデスクトップあるいはリモートのマシンを稼動することのできる、パーソナライズドサーバ1台を使用することを選択してもよい。このモードでも、本発明は実質的に同じアーキテクチャを使用してインプリメントすることができる。後者の場合、同一システムを提供するであろう「軽量」ウェブサーバエンジンを使用することができるが、小型デバイス、つまりラップトップあるいはPCで稼動するウェブサーバエンジンである。これら2例バージョン間のどのレベルのスケーリングも達成することができる。デスクトップ(あるいは非ネットワーク)バージョンを使用した場合、システムが過負荷にならないように特定の最良品質コンポーネントだけしか組み入れることができない。このようなコンポーネントは、必要とされる各種バックエンド接続に対して同期をとり、デスクトップで識別され、使用される。
【0047】
アプリケーション。
「バーティカル」アプリケーション一式404が本例で示されている。本発明の1つの重要な点は、ビジネスプロセス、つまりワークフローを開発することによってこのエリアであらゆるアプリケーションを開発、提供することが可能であるということである。このワークフローはビジネスオブジェクト、ステップ、規則を使用する(以下に詳細に説明する)。さらに、特定ユーザそれぞれに適切なものとなるようにアプリケーションのカスタマイズを実行した、特定のアプリケーション一式を開発し、特定エンタープライズユーザに提供してもよい。これらのアプリケーションは、コマースコミュニティ、プリセール、サポート、サービスなどの機能ごとにグループ化される。図のアプリケーションには、管理/セキュリティ403、製品カタログ405、製品コンフィグレーション407、注文管理409、サポート/サービス管理411、販売ツール413、マーケティング415、教育およびトレーニング417、およびビジネスインテリジェンス419を含まれる。
【0048】
これらのアプリケーションは本システム内のスタンドアロン製品として開発してもよい。好ましくは、アプリケーションはシステム全体で統合されるように開発され、そのため各種アプリケーション間のデータ/情報の流れを活用できるものがよい。他のシステムでは即座に提供されない、有意義なトランザクションを構成するシーケンスを用いて、ユーザは次々とアプリケーションに入ることができる。
【0049】
コアサービス。
このサーバ上で実行されているコンポーネントおよびアプリケーションの操作に必要な特定のコアサービス410が提供される。豊富なコアサービスが用意されており、次の例のコアサービスがあるがそれらはサービス内容を限定するものではない。1つのコアサービスは、サーバデバイスコンフィグレーション401と接触する可能性のあるエンタープライズ(あるいはその他のタイプの)ユーザを処理するセッション管理機能412を含むであろう。このセッション管理サービスは、受信セッショントラヒックを処理し、適宜リソースを割り当てる、サーバの一般的な機能を考慮しているものである。
【0050】
別のサービスでは、データ/メタデータキャッシング414を含むであろう。このようなキャッシングは、パフォーマンスおよび接続性を強化するものである。たとえば、仮にあるアプリケーションがあるバックエンドシステムからデータを要求する予定の場合、このアプリケーションはこのバックエンドからさらに情報を要求することなく(このキャッシュが提供対象の情報を保有している間)実行しつづけることができる。さらに、情報の流れが遅れる予定であっても、このアプリケーションは各種のキャッシュ化データにもとづいて、なお実行されることもある。このバックエンドシステムは一般的に、たとえば、各種メーカー(その他類似のもの)のファイアウォールの後ろ側に常駐するため、一定のデータフローに対し本システムの即時コントロールが及ばないことがよくある。スループットレートが変動し始めた場合、あるいはデータの宛先が間違ったり、データが紛失した場合は、連続操作が達成可能である。
【0051】
また別のコアサービスはバッチ/キュー管理416を含む。後に別のデバイスに転送するため、特定の情報がキューに繋がれる(あるいはバッチされる)。さらに、時間が重要ではない情報はキューに繋がれ、より優先順位の高いトラヒックにより多くの帯域を提供することができる。そのため、仮に対応するデバイスが機能を停止、つまりデータの受信を停止することになれば、システムは結果的に効率的な方法で引き続き動作することもある。
【0052】
また別のコアサービスにはXMLサービス418が含まれる。各種バックエンドデバイスと通信するためには、一般的に1つのコア言語が必要である。XML (Extensible Markup Language)は、共通情報フォーマットを作成し、このフォーマットおよびデータをワールドワイドウェブ、イントラネット、その他の場所で共有するための柔軟な方法である。たとえば、コンピュータメーカーは、あるコンピュータ製品に関する情報(プロセッサ速度、メモリーサイズ等)を説明するための標準、つまり共通の方法について合意し、XMLを使用してその製品情報を説明することができる。このようなデータを記述する標準的な方法により、ユーザはインテリジェントエージェント(つまり、プログラム)を各コンピュータメーカーのウェブサイトに送信することができる。このようなエージェントはデータを収集し、比較を行っても良い。そのため、XMLは、一貫した方法で情報を共有したい、個人、あるいは個人または企業のグループが使用することができる。XMLは共通ウェブ言語であるHTML (Hypertext Markup Language)と類似している。XMLおよびHTMLは共にページあるいはファイルの内容を記述するために使用するマークアップシンボルを持っている。HTMLは表示と対話という観点から、ウェブページの内容(主にテキストおよびグラフィックイメージ)を記述する。XMLはどのデータを説明しているかという観点から内容を記述する。XMLはHTMLと異なり、マークアップシンボルが無限で、自己定義されるため、「拡張可能」である。XMLは一般にStandard Generalized Markup Language (SGML) − つまり、文書構造を作成する方法に関する標準よりも簡単で使いやすいサブセットである。HTML (Hypertext Markup Language)およびXMLは共にウェブアプリケーションで一緒に使用してもよい。
【0053】
本アプリケーションでは、XMLはHTMLよりもの一定の利点を持つ★新興標準として採用された(ただし、HTMLおよびその他のこういった言語を使用してもよい)。XML文書は、異なる最良品質製品から収集され、ウェブ画面上の表示可能な(かつ使用可能な)ページ上にまとめられる。ウェブページは、特定の情報に関して顧客が希望しているニーズに合うような方法でフォーマットされ、XML情報はそれに従って表示される。ウェブページの作成は以下に詳しく説明するように、テンプレート(つまり、マイクロテンプレートおよびマクロテンプレート)の使用により簡単に行える。
【0054】
その他のコアサービスには通信機能420が含まれる。通信サービスはサーバ401に接続されている各種データソースからの情報のフローを管理するものである。
【0055】
機能コンポーネント。
特定機能コンポーネントもサーバ402を構成する。このようなプロセスに限定する意図はないが、図4に示されたコンフィグレーション例は、以下のような機能コンポーネントを使用している。ビジネスプロセスマネージャ430、テンプレートマネージャ432、アクティビティマネージャ434、セキュリティマネージャ436、プロファイルマネージャ438、コンテンツアグリゲータ440、プロダクトカタログコンフィグレーションマネージャ442、およびアクセスマネージャ444。このようなコンポーネントについては個別に説明する。
【0056】
ビジネスプロセスのマネージャ。
主要コンポーネントの一つはビジネスプロセスマネージャ430である。この機能コンポーネントはメーカーとこのメーカーのチャネル間の対話を捕捉するために使用される。たとえば、エンタープライズビジネスは、多くの異なるチャネル、あるいはチャネルパートナ(つまり、小規模事業者、大規模事業者、VAR(付加価値再版業者)など)と取引をする。これらの対話はそれぞれ異なるものであり、そのためチャネルパートナとこのエンタープライズビジネスとの間のこのような対話をカスタマイズ可能であることが重要となる。特定エンタープライズビジネスのアイデンティティ(つまりステータス)は、許可された対話に分解される。その他の要因としては、このエンタープライズビジネスの信用限度、そのエンタープライズの格付けランクなどがある(つまり、エリートゴールドパートナ、通常のパートナなど)。これような要因の例はすべて、エンタープライズとそのチャネルパートナ間で行われる対話型ビジネス経歴に組み入れられる必要がある。
【0057】
この機能性はビジネスフローエンジンにより得られる。一般に、一連のビジネスステップが具備され、クライアント/ユーザはこのようなステップを利用し、集合して所望のビジネルの流れを構築する。これらのステップは一般にオブジェクト(object)上で機能する。例えば、ある物が販売されると、次に関連オブジェクトは実際の発注を含むこともある。他のこのようなオブジェクトには製品、顧客、および出荷宛先を含むこともある。その後は、一組の業務(operation)がオブジェクト上で遂行される。例えば、ある業務は特定のユーザが有効ユーザであるかを調べるものである。(単純な、双方向性の、あるいは複合の)ビジネスステップは一組の限定入力パラメータと出力パラメータ(すなわちポート)に関連してオブジェクト上で所定の業務を遂行するものと定義する。単純ステップは基本ユニットである。複合ステップは“共に縫い合せる”単純ステップから生じて大きな複合ユニットを形成する。双方向性ステップはアプリケーションから外部双方向性システムへの入力や出力を伴う。最終的に(単純、双方向性、あるいは複合の)ステップは(アプリケーションデザインツール等により)双方向に共に縫い合わされてビジネスアプリケーションを構成する。
【0058】
一組のビジネスルールも定義され、データの流れをさらに特別注文に応じて作るようにサービスアプリケーションに適用される。例えば、一つのルールは1日の所定の時間の間にのみ注文する特定の顧客に制限する。このような場合、このルールは、(ルールである)条件付入力次第で、ビジネスプロセス内の所定のポイント間のデータの流れをオンオフするのに使用される。このようなルールを集めて適用すると、このサービスアプリケーションは所定のオブジェクトに関連した一定の組のデータ上で任意組の業務を遂行するように特別に構築される。
【0059】
このビジネスプロセスの開発に関する詳細を第8図と第9図を参照にして説明する。このようなアプリケーションを構築するのに役立つユーザツールが具備され、さらに図13を参照に説明される。
【0060】
テンプレートのマネジャ。
機能性コンポネント432は、Webページやその他でエンドユーザへのデータの表示を管理するのに使用されるテンプレートマネジャを示す。テンプレートは最終的にユーザに表示されるページの“見て感じる”およびポジショニングを受注生産する。このようなテンプレートにより処理された所定の関心事には、例えば、企業ロゴの配置や、所定スクリーンサイドバーや、スクリーンの各種部分に関連する色の選択がある。表示スクリーンは、特定の顧客がスクリーンを用いようとする理由次第で特別に注文される。それゆえ、一連のテンプレートを用いてスクリーンの各部分用に視覚表示を提供する。ページ上に常に再発生する領域、例えばビジネス企業ロゴや、配色は一つのこのようなテンプレートによりカバーされる。このような広い(および再発生する)テンプレートはしばしばマスターテンプレートと呼ばれる。所定のデータ入力により動的に変る領域に対して視覚表示を作るには他のテンプレートを使用する。特に、データ入力は多くの異なるソース(すなわち、ある領域からのグラフィック像、別の領域からの統計データ)から得られる。この種のテンプレートはマイクロテンプレートと呼ばれる。意味あるアプリケーションを作るのに分類されたマイクロテンプレートの集まりをワイヤフレームと呼ぶ。所定のワイヤフレームを組合せたマスタテンプレートはマクロテンプレートを形成できる。マクロテンプレートの選択により、ワイヤフレームの選択と組合せると、このような表示スクリーンの特注作成を注文した特定の企業ビジネスのルック&フィールとポジショニングを持つウェブ表示スクリーンは比較的短い時間の周期で特別に作成される。このような受注生産では、スクリーンは各種ソースからのコンテンツを集成し、ページ上の情報はユーザ(またはユーザにサービスするビジネス企業)のニーズにより構成される。
【0061】
このようなテンプレートは、所定の代表的テンプレート領域のブロック図を示す図500に関連してさらに説明される。標準情報504を示すためにマクロテンプレートを含むページ502を示す。なお別のテンプレート506を用い、そのページに関連した各種ユーザの選択肢を示すこともある。テンプレート508は各種マイクロテンプレートを示すためにコンテンツ集成領域として使用される。構成領域510はデータベース512にリンクして構成データを作成する。領域514はデータベース516からリンクされるとプロダクトの像を表示するのに使用される。プロダクトのレビューは領域518に表示され、ここで情報はリンク経由でデータベース520に与えられる。コンテンツ集成領域はユーザにより所望されるいかなるデータをも含むように構成される。それによりデータはテンプレートマネジャを通じて、テンプレートの使用による表示のために構成される。
【0062】
アクティビティのマネジャ。
アクティビティマネジャ434はコマースサーバに到来する要請を全て管理し、ユーザが適切な管理の下で誘導されるのを確認する。各オブジェクトは関連のAPIを持つ。開発者はアプリケーションの形成時に各種APIsを使用する。開発者が各種オブジェクトを共にリンクし、ACSと繋がるようにAPIsの対応カタログを作成する。それゆえにAPIs431の層は開発アプリケーション404の組と機能性サーバコンポネントとの間に存在する。したがって、開発アプリケーションの特注可能な面はAPIsの周知の組の使用により開発者に利用されることになる。
【0063】
アクティビティのマネジャの機能性の一つの例は「バックボタン(back button)」機能を支えることである。本発明は、ユーザが取引用ウェブサイトのブラウザ上でバックボタンを使う場合にユーザが指示を見失ったり誤るのを防ぐものである。情報の各種ビジネスフローが作成され、ユーザに表示されるが、一般的にユーザにこのような情報のプロセスフローにより「後援する(back up)」ことをさせない。それよりも本発明は「バックボタン」を引用してユーザを適当なページに指示する。このような指示はコンテキストに基づくものである。例えば、この指示はユーザにより遂行される任務に前後関係から見て関連するものである。同じく、この指示はユーザが偶然に表示した現ページ等に関連する。
【0064】
図4Aを参照すると、一連のページによりユーザによりプログレッション1500が示される。これらの事例ページはページ1(カタログを見る)1502、ページ2(品目を注文する)1504、ページ3(割引を行う)1506、ページ4(値段を見る)1508、およびページ5(出荷情報を付加する)1510を含む。ユーザが1512に示すようにブラウザ上でバックボタンを必要とする場合に、ユーザは誤ってページ4からページ3に指示されることもある。これらのことが何回も行なわれると、割引は誤ってたびたび行なわれる。代って本解決策はユーザをページ4に戻すことであり、ユーザがページ3に戻れないことをそのユーザに命じて誤りメッセージを表示する。
【0065】
セキュリティ/エンタイトルメントのマネジャ。
さらに別のファンクショナル・コンポネントはセキュリティ(あるいはエンタイトルメント)マネジャ436を含む。従来から、各種システムは各システムのために(パスワードおよび/あるいは認可証により)個々のログオンを必要とした単一構成の下に集成された。これは扱い難く、管理が難しいことが分かった。本システムでは、共通のサインオン(すなわち単一なサインオンや、ログオン)を備え、構成を通じてアクセスできる全システム用の共通の統一セキュリティを提供する。さらに、一度ユーザが認証されると、そのシステムはユーザに所定のタスクを遂行できる(またはできない)資格を与える。これは開発されたワークフロー内のオブジェクト/オペレーションに適用される一組の限定セキュリティルール(すなわちエンタイトルメント/承認ルール)により行なわれる。例えば、このルールはユーザが所定の組織に属するかを条件付で調べる。もしそうであれば、その人はその後に所定の種類の注文をすることが許されるし、所定の割引を受けることも許可される。
【0066】
認証プロセスに関しては、新しいプロダクトすなわちソフトウエアが必ずしも作成される必要はない。その代りに、ベストオブブリードプロダクトを用いて認証業務を行うのが望ましい。一般に、ビジネスプロセスマネジャを用い、エンタイトルメントや認証ルールを形成したワークフローに適用することにより所定のベストオブブリードセキュリティ処置を捕える。一度、単一シングルオンが得られると、ユーザは認証アプリケーションのどれかと対話でき、次に取付外部(ERPや他の種類の)デバイスのどれかとバックエンドを通じて対話できる。
【0067】
本発明では、セキュリティモデルを総合的な組織モデルに統合する。これまでは、セキュリティモデルはモデル内の一つの特定項目を保護することに向けられていた。本システムは、各種マネジャコンポネントやそれらが互いに相互作用する方法を含む顧客階層構造等のようなものと良く統合する。
【0068】
例えば、販売代表者は単一のサインオン能力を用いてシステムにアクセスできる。その販売代表者は特定の地理的領域(およびアクセス)に責任がある。このような地理的情報はあるデータベース領域内のERPデバイスを通じてアクセスされる。セキュリティ情報は別のデータベース内に保持される。本システムでは、これらの全コンポネントが集成され、シームレス方式で統合される。
また、ベストオブブリードセキュリティプロダクトの使用により、多くの最新のセキュリティ情報が製作者に利用される。
【0069】
製品カタログ構成マネジャ。
本発明により提供された別のファンクショナル・コンポネントは製品カタログ構成マネジャ442を含む。各種製品は多様な異なる物理的構成配列に形成できる局面を伝える。企業ビジネスはエンドユーザに種々の製品説明と構成の全てを提供する試みの期待に直面している。別の集約能力では、本デバイスは企業製品ラインに対して目録を作り、および構成の選択を与える能力を提供する。構成マネジャデバイスは全体のシステムに統合される最良品質のコンポネントである。
【0070】
管理者が製品情報を作成できるインフラストラクチャが含まれる。例えば、製品のアイデンティティ、関係企業、製品説明等をバックエンドERPシステム(あるいはデータベース)から検索する。この情報は本サーバシステムにより利用されるので、各種ビジネスアプリケーションはこの製品カタログ種類情報を容易に呼出せる。従って、本システムはこのようなデータのステージ領域として機能し、バックエンドERP接続によるよりも本システムからこのようなデータをアクセスすることが非常に効率的である。この構成はこのようなデータの利用度を高め、それに符合してシステム全体の性能を高める。
【0071】
一般に、より高度な製品はより複雑な構成要件を持つ。この構成業務を完成するために、所定の製品情報へのアクセスが一般に必要になる。このような情報は仕様データ、価格情報、割引情報等を含むことができる。本システムはこのような構成データと情報の提示において所定レベルの柔軟性を維持するので、種々の製品ラインとコンポネント部品は用意に収納される。
【0072】
それゆえ、この情報は製品の適切な構成を完成するのに容易に利用される。製品カタログ情報はこのような製品情報に属するように他の全てのアプリケーションのためのアンカー点として機能する。それゆえに、カタログマネジャは多くの点で製品情報データベースのように機能する、これまでの構成では、製品カタログ情報は単に製品カタログとして使用された。しかしながら、本システムはこの情報を他の全てのアプリケーションに対して利用してアンカー点として用いる。
【0073】
図6で、カタログ構成マネジャを含む(および関係する)所定の代表的要素のブロック図600を示す。中央カタログ情報データベース602を示す。このデータベース602は、例えばマーケティングデータベース604、技術支援データベース606、他のERPシステム608を含む多様な他のデータベースのどれかと相互作用する。目録作成アプリケーション610はデータベース602を呼出してディスプレー612を形成する。その後に構成オペレーション614がカタログ情報データベース602から製品構成情報を用いて遂行(あるいは選択)される。この構成は識別可能名618、例えば“3Com Ethernet500combo”等に関連しそうである。その後に、注文入力オペレーション616が行なわれ、データベース602の情報と名前618とに相互作用する注文620を作る。
【0074】
データベース602と、このデータベース602と相互作用する一般化要素との間を前後に切換えると、製品統合等の多様化のために差異が起る。それゆえ本システムはカタログ情報データベース602内部のフィールドとして代替IDs622(すなわち識別子)を用いる。この代替IDを用いてIDに関連した情報の幾つか(あるいは全て)をリクエスト要素にリンクする。上記項目のための代替IDは“3C500combo”を含むこともある。一般に、構成デバイス(あるいは他のこのようなデバイス)はデータベース内のカタログ情報に容易にアクセスできない。しかし、機能的方法では、本実施例はこのようなアクセスを行ない、代替IDは、その情報用、構成用あるいは他のサービスのカタログ情報データベースへの鍵(あるいは指標)である。
【0075】
それゆえ、ユーザは特定ページを見ることができ、所望製品を構成するようにライン項目を選択できる。ライン項目は(代替IDの使用により)所望情報を検索するようにカタログ情報データベースに戻るアンカー点として機能する。上述の様に、他のファンクショナルコンポネントは代替IDsによりカタログ情報データベースにつなぐことができる。
【0076】
図6A〜6Dでは、製品カタログ構成マネジャに関する事例のページとしてスクリーンショットを示す。これには次のカタログ探索ページ(図6A)、製品構成ページ(図6)および引用ページ(図6C〜6D)を含む。
【0077】
バックエンドシステムへのアダプターネットワーク。一組のバックエンドシステムすなわちデータベースを要素406として示す。このようなシステムすなわちデータベースはBaanデータベース462、Oracleデータベース464、SAP466、およびLegacyデータベース468の事例を示すことができる。さらにフロントオフィス470(すなわちSiebel、Vantive)、EDI(電子データ交換)ゲートウエイ472のようなインタフェイスを通じて別の種類のシステムにメッセージを送信することが望まれる。本発明では、アダプターはジビネス対象情報を、形成するビジネスステップに関連するものとして、各種ビジネスアプリケーションを取り入れ、且つ、それを各種バックエンドシステムと接合することができる。このビジネス対象情報はリンク474によりアダプター407に移される。優先言語媒体はXMLおよび/あるいはHTTPを含む。他の言語は同じく使用できる。
【0078】
上述の様に、任意のアプリケーションは、本発明のオブジェクト指向フレームワークにより、ビジネス対象物と相互作用する。これらのビジネス対象を用いて企業のビジネスデータを捕える。このようなビジネス対象にはオーダオブジェクト、ユーザオブジェクト、顧客オブジェクト等があり、これらのオブジェクトに関して操作を行う。それによりオブジェクトの対象概念を書き込み、次にこのオブジェクト対象概念をバックエンドERP(や他の種類の)システム内に作図する。このようなバックエンドシステム、データベースシステム、垂直アプリケーション、およびコミュニティ機能の統合は本発明により与えられた一つの便益である。
【0079】
アクセスマネジャ。別のファンクショナルコンポネントはアクセスマネジャ444を含む。このコンポネントを用いてサーバ構成401内のチャネル全て(あるいはデータ相互作用デバイス)を外部データソース、例えばデータベースや他のハードウエアシステムに接続する。このようなものに限定するものではないが、外部ハードウエアには主にERPデバイス等がある。ERP(企業リソースプランニング)は、製品企画、部品購入、在庫管理、メーカとの対話、顧客サービス、および注文の追跡を含むビジネスの重要な部分で製造業者を助けたり他のビジネスマネージメントを行うアプリケーションソフトウエアにより支援された広い意味の活動の工業用語である。ERPはビジネスの資金調達および人的資源面のアプリケーションモジュールをも含む。一般に、ERPシステムは関係データベースシステムを用い、それに統合される。ERPシステムの開発はこれまでは相当なビジネスプロセス分析、社員再教育、および新しい業務手法を伴うことになる。本システムでは、サーバ構成401内に限定されるオブジェクト(すなわちオーダ)をバックエンドERPシステム406に変換しなければならない。アクセスマネジャ444とERPデバイス406の間にアダプター407を備える。実施態様によれば、アクティブ・ソフトウェア・アダプターはアクセス・マネジャとERPシステム間の仲介者として役立つ。EAI(事業アプリケーション統合)ベンダー製品にインテグレーションを備える。
【0080】
図7では、オブジェクトデータフローのある代表的な要素のブロック図700を示す。ビジネスオブジェクト704、次にはオーダオブジェクト706になることもある、を送信する事例アプリケーション702を示す。本発明の特徴は外部ソースアダプタ等によりERPアクセスを提供することである。ERPシステムは総合的なビジネス環境により各種データベースと統合される。この事例では、図示のオーダオブジェクト706は第一オブジェクト部708と第二オブジェクト部710に分割される。これらのオブジェクト部は異なるバックエンドERPデータベース等に作図される。本事例では、第一オブジェクト部は第一データベース712に作図され、第二オブジェクト部は第二データベース714に作図される。このような“プラグおよびプレー”モジュール性は多様な外部源(ERPやその他)とつながるようにアプリケーションのデータ集成と実施を可能にする。
【0081】
コミュニティのインタフェイス。
コミュニティインタフェイシングの機能は各種チャネルを互いに効率的に同調して作用させる。あるチャネルが効果をあげるためには、商取引に影響を及ぼすかもしれない多様な情報を理解する(および/あるいはアクセスする)ことが重要になる。このことはグループとして作用するチャネルに特にあてはまる。特に、インタネットはこれれまで以上にコミュニティの相互作用を促進した。この媒体の使用により、チャネルはチャットルームを通じて、所定の取引領域の情況において情報を共有できる。このような情報の共有化はメッセージボード、チャットルーム、討論フォーラム、競売等を通じて行なわれる。従って、ACSは一ページあるいは領域(所望すれば一連のページ)上のユーザに所望情報の集合を提供できる。
【0082】
さらに、コミュニティ機能は各種垂直タイプの業務(operation)の方に向けられる。例えば、一群の企業は全て化学薬品のような特定分野に含まれる。特定化学薬品に関する商取引は類似性を持つ傾向にある。化学薬品生産者も所定の化学薬品に属する情報(製品レビュー、分析、批評等を含む)を発表する傾向にある。それにより各種チャネルの参加者の間に情報の流れを作ることによりチャネルの有効性は高まる。コミュニティインタフェイスは以下のようなものを含む多様な機能を強化できる。
【0083】
信用と忠実性。
コミュニティ機能はチャネル参加者間の信用と忠節を改善することを意図する。このような改善を促すコミュニティの姿には、このシステムのユーザがチャネル情報のプールに彼ら自身のコンテンツを提供しているという事実がある。信用と忠節はチャネル参加者をより成功させることによりさらに助長される。成功を増やす一つの方法はチャネル参加者に多くの情報を与えることによる。
【0084】
ピア対ピアのコミュニケション。
コミュニティ機能は教育およびピア対ピアコミュニケーションを助長するものである。商人が他の商品より優れた商品を持ち、主要な業界発表がこの事実を勧めれば、チャネル参加者はこの情報が周知であることを確かめようとする。このような遣り取りを促すのにリサーチフィードとメッセージボードを使用できる。
【0085】
産業の意識。
エキスパートのアドバイスや業界意識は新しいフィード等を通じて促進される。一般に、どの業界も特定業界に関する情報を集め、客観的な評価文章や引用文献(すなわち雑誌やウェブサイト)を備える“ネットマーケットメーカ”を組み込む。情報の共有化は本発明により提供された無料サービスにより(一般的に)促進されることになる。
【0086】
研究。
本集中システムはコミュニティリンクを通じて研究能力を多いに高めるものである。例えば、当事者がセキュリティやファイヤウォールに関心を持つ場合に,共通のポータルウェブサイト上を探索すると多量の“未フィルタ”情報をもたらすことになる。しかし、このようなコンテンツをフィルタでき、本システムにこのような情報を供給できる多くの既存の(ベストオブブリード)会社がある。リサーチ団体が信用と忠節を構築するように製品に関する不偏で客観的な情報を受けることが重要である。特定製品に関する多様な情報源はコミュニティ機能により容易にアクセスされるので、製品の小売商人は広告的手法で彼等の製品の価値を勧めることができない。その代りに、業界の情報源(等)からの客観的メッセージを提供する。このことはこのような製品の購買者(および事業商人)からの本システムに対する信用と忠節をさらに構築する。
【0087】
製品の発表。
新製品が発表され、情報はコミュニティ面によりACSサイトに結び付いた多数の種々の会社に提供された。
【0088】
パーソナル化とカスタム化。
ユーザカスタム化は顧客プロファイリング、アップセリング、クロスセリング等により促進される。顧客の購買傾向が追跡できるので、品目をさらに販売する機会を投資で利用できる。アップセリングとは、例えば、主要コンポネントの購買者への周辺品目の販売(すなわち計算機の購買者へのスキャナーのアップセリング)を含むものである。クロスセリングとは、例えば、顧客への他の種類の販売(種々の製品等)を対象にすることである。本発明は、一つのシステムによりこのような取引の流れとして、この能力を提供できる。この絶対的な一対一販売は、種々の取引を完成するのにユーザが種々のサーバ間を切換えることを必要とする他のシステムでは得られない。
【0089】
コンテクストの感度。
本システムはコンテキスト感受方式で種々の情報源から引上げられる情報を提供する。例えば、ユーザがリサーチルータであり、それに関するセキュリティを出せば、本システムはコンテキスト感受方式において販売される必要のある製品に加えて、この話題に関する他の情報を引上げる。それゆえに、このユーザはルータセキュリティの各種アスペクトを探索するためにサイト間を移動する必要がなくなる。その代りに、本システムのコミュニティ能力が一つの便利化機能ページ(あるいは複数のページ)上に全ての情報を提供する。
【0090】
在庫および顧客サービスの支援。
コミュニティアスペクトは顧客サービス支援を提供する際に多数の参加者を支援するのに使用される。またコミュニティアスペクトは在庫を最新状態に維持するのを支援する。例えば、ツールは各種スケジュールとこのようなスケジュールに関連した問題点を分析できる。車の所有者が車を修理点検したい場合に、彼は本システムにログして予約を入れる。その車に問題があれば、彼は同じことを記述する。これらの問題のルールに基づく分析は車を修理するのに必要とされる可能な部品のリストを作成する。他のルーティンはこのような部品のディーラ在庫を調べることになる。部品のどれかがそのディーラの在庫に存在しない場合、この問題はそのディーラの注目のために旗で合図される。この特定ディーラ以外に、この問題を解決するように働く他のディーラに問合せを行い、自動的に部品を注文するので、顧客が修理にきた場合に可能な部品のリストが手元にある。このために顧客が部品を待つ状態を最小にし、それにより顧客のこのディーラに対する信用と忠節を構築できる。従って、本システムにより効率と顧客満足度を高めることになり、このディーラは付加価値を与えられる。
【0091】
図4Bを参照すると、Asera Portal全体と提供される各種事例の特徴を示すスクリーンショットが示される。
【0092】
図4Cは、各種事例垂直アプリケーション1600を有するブロック図を示す。メッセージボード/チャット機能1604、工業ニュース1606、競売1608、レーティング1610、技術フォーラム1612、キャリア開発1614、および無料サービス1616を含む所定のコミュニティ機能1602を示す。
【0093】
図4D−1および4D−2は、事例コミュニティスクリーンにより提供された機能を示す。
【0094】
プロファイルのマネジャ。
ユーザ挙動を追跡し、販売効率の改良(例えば、クロスセルとアップセル)の戦略を推薦するのにプロファイルマネジャを備える。
【0095】
コンテンツのアグリゲータ。
コンテンツアグリゲータ(すなわちマネジャ)440は本システム全体に関連した多くの種々の情報源からコンテンツを集成する。例えば、本システムは所定の情報を作成(あるいは所有や取得)する。このような情報は任意の月に行った販売水準のような取引関連情報である。さらに、このような情報は以下のどれか:適当なデータベースに保存された販売情報、製品情報、データシート、を含むことになるが、それに限定されるものではない。この情報はユーザ情報、例えば度重なる問合せとそれらに対応する返答を含む。それゆえに、この事例情報ベースは運用情報、取引情報、販売情報、および顧客サポート情報を含むように一般化される。各種コンテンツはこのような情報に対して適当な位置(すなわちデータベース)に保存される。本発明では、このようなコンテンツは多様な情報源から集成され、ユーザに提示される。例えば、ユーザは多様な組の情報;写真による製品説明、製品に関する世間の評判に関するコメント、度重なる消費者の質問、および製品関連問題の集録を含む情報を見ることに興味を示す。この多様な組の情報は本システムに連動した様々なデータ記憶装置から集められ、単一のページ(または一連のページ)上でユーザに提示される。これらの機能を満たすために、コンテンツアグリゲータは二つの部分;コンテンツ配送とコンテンツ表示を含む。
【0096】
レポジトリ。
本アーキテクチャを支援するのに必要な各種データベースを含む多様な情報を保存するのにレポジトリ450を用いる。このレポジトリはデータベース、データ記憶装置等を含み、ルール、データ、およびオブジェクトのような情報を記憶する。ロックマネジャ422はコアサービスに含まれ、レポジトリ源(すなわちデバイス)へのデータの出し入れ−徹底した確実な方法で−の流れを管理する。多数の人がレポジトリ内のデータを用いるときには常に、このような活動を同期化することが重要になる。
【0097】
例えば、ビジネスアプリケーションの形成に関連したビジネスオブジェクトはコマースビジネスルール451として記憶されたルールを持つ。テンプレートマネジャはテンプレートドメインルール461として記憶されたルールを用いる。このようなルールは企業ロゴを置く場所とロゴ自身の記憶装置に付属する。セキュリティデータ459は本システムにログオンできる各ユーザ用の識別および/パスワード情報に関係する。プロファイルおよび構成データ455は部分的にコミュニティ機能408に関係する。さらに、所定の製品を異なるマシン上に提示し、データをこれらのマシン間に配置しなければならない。
【0098】
本システムを通じて行う任意の取引では、一組のログデータ457を記憶する。この取引データは、データミニング等を行うために−プロファイルマネジャにより−ビジネスインテリジェンスアプリケーション(419)により後で使用される。例えば、この取引データを採掘して所定の販売傾向、購買傾向等を見つける。このようなデータは非常に貴重なものであることが後で分かり、本発明は多くの異なる(カスタム化された)アプリケーション上でこのようなデータの開発と追跡を行うものである。
【0099】
これらのビジネスオブジェクト(およびステップ)は、エレメント453としてストアされる。この種のステップは、単純ステップ、インタラクティブステップ、および複合ステップを含んでいる。それらのビジネス・オブジェクト(およびステップ)453は、商業ビジネス規則(原文は複数形)451と緊密に関連付けされている。場合によっては、それらのオブジェクト、ステップ、および規則を緊密に関連させつつ、これら2つのエレメントを、単一のストレージエレメントとして構成する(あるいは示す)こともできる。
【0100】
ビジネスのプロセスの開発。
ここで図8を参照すると、ビジネスプロセス(またはアプリケーション)の開発に関係する特定の代表的なエレメントのブロック図800が示されている。この開発は、概して3つのエレメントを伴うことになる:すなわち、ビジネスオブジェクト、ビジネスステップ、およびビジネス規則(原文はすべて複数形)である。ビジネスオブジェクトは、ビジネスデータの論理的な表現として定義することができる。この種のビジネスオブジェクトの例としては、販売指令、購入注文、カスタマ等が挙げられる。
【0101】
アプリケーション802が書き込まれると、それがビジネスオブジェクト804としてデータにアクセスする。ライン806は、データの論理表現(左側)とデータの物理表現(右側)の間の分離を表す。ビジネスオブジェクト804に対しては、この種のデータの論理表現から物理表現へ、あるいはデータソースへのマッピングが行われる。データソースは、データを生成する任意のデバイスまたはリソースとすることができる。このアーキテクチャにおいては、これをデータベーステーブル、ERPシステム、あるいはそのほかのサード‐パーティ製ソフトウエアとすることができる。このシステムにおける例には、製品コンフィグレーションデバイス、および/またはデータの生成が可能な任意のシステムもしくはソフトウエアを含めることができる。このシステムは、そのデータをビジネスオブジェクト表現にマップし、アプリケーションは、これらのビジネスオブジェクトを介してデータを操作する。
【0102】
その後、808、810、および812として図示されている一連のアダプタ(またはプラグ‐インのアダプタ)が使用されて、データがデータ源(たとえばERPソース)820にマップされる。ビジネスのオブジェクトは、複数のアダプタからデータを得ることができる。アダプタは、データ源による使用のために、任意のその種のデータを表現に、あるいはスキーマに変換する役割を担う。
【0103】
ビジネスオブジェクトが、いくつかの異なるアダプタに、部分的にマップされることもある。たとえば、ビジネスのオブジェクトを、5つのフィールドを含む上側セット814、および5つのフィールドを含む下側セット816から構成することが可能である。それにおいて、最初の5つのフィールドをアダプタ808にマップし、下側の5つのフィールドをアダプタ812にマップすることができる。それに加えて、ビジネスオブジェクトのデータを、第2のデータ源822との通信のために、第2の(下にある)アダプタ810にマップすることもできる。各アダプタを、異なるデータ源と通信するべく設計することも可能である。
【0104】
次のレベルにおいては、ビジネスのプロセスをワークフロー(またはプロセスフロー)として記述することができる。ここで図9を参照すると、ブロック図900の形式を用いて、例とする一連のステップが示されている。最初のステップ902は、在庫品目の追加に関する。ステップ904は価格の計算であり、ステップ906は製品の入手可否の問い合わせである。この問い合わせの結果が「イエス」であればステップ908に進み、在庫目録の割り当てが示される。それぞれのステップは入力ポートおよび出力ポートを有しており、ステップ908に注目すると、入力ポート910および出力ポート912が例示されている。ステップ914は、在庫目録の割り当ての後に税金を計算する単純ステップを示す。ステップ916は、この特定のフロー内に、このほかの各種ステップの任意のいくつかが存在可能であることを意味している。ステップ906における問い合わせの結果が「ノー」である場合として、クロスセル/アップセルのステップ918が示されている。
【0105】
ステップ918は、複合ステップ920として示されており、それにおいては、そのほかの一連のステップが全体的な複合結果を構成する。それぞれのステップを、別のステップの階層的な構成とすることが可能であり、そのことから複合ステップと呼ばれる。それに対して、単に計算のみを行う関数ボックスは単純ステップと呼ばれる。ステップのそれぞれは、複数の入力ポートならびに出力ポートを有することが可能であり、それぞれのポートは、複数のパラメータを有することができる。パラメータは、個々の入力ポートおよび出力ポートのそれぞれについて異なるものとすることができる。したがって、各関数ボックス(またはステップ)が複数の関数を有し、各関数が異なるパラメータのセットに関して作用するということがあり得る。それに代えて、1つのボックスが単一の関数のみを実行するが、パラメータの値に応じてそれを異なる形で実行するということも可能である。単純ステップが複数のポートおよびパラメータを有することさえもあり得る。複合ステップに関する入力/出力ポートおよびパラメータは、その複合ステップのインターフェース設計の部分として決定される。
【0106】
このアプローチの主要な利点は、(ステップ、ポート、およびパラメータの構成および配列のための)ビジュアルのツールのセットを、容易にワークフロー上に持ち込むことができるという点である。それに加えて、このアプローチによって、アプリケーションのデベロッパとコンシューマサービスの要員(またはサービスのピープル)の間における容易な通信が可能になる。コンシューマサービスのピープルは、新しい関数の追加を希望する場合に、たとえば、全体的なフロートに関して複合ステップからのデータの全体的なフローを観察することができる。関数ボックスは追加が可能であり、データの正しさに関して、ワークフローを迅速に解析することもできる。
【0107】
上記に加えて、このシステムは、インタラクティブのステップを提供する。インタラクティブのステップ911は、外側の世界に対する入力/出力ワークフローのアプリケーションに類似している。概してこれは、ユーザに対するプロンプト、すなわちユーザが特定の製品の購入を希望しているか否かの問い合わせを伴う。この種のプロンプトは、ユーザとインターフェースするブラウザ912等を介して行うことができる。インタラクティブのステップは、置き換え可能である。たとえば、1つの構成においては、ブラウザへのトークがサポートされる。しかしながら、今後の構成において、このインタラクティブのステップがEDI(またはその類似)イネーブルのケイパビリティに置き換えられることも考えられる。その結果、後者の構成は、EDIインターフェースを介してワークフローとの通信を開始することができる。
【0108】
ここに例示したワークフローは、2つの異なる表現を提供することができる:すなわち、(1)どのようにアプリケーションを実装するべきか、ということ;および(2)1つのスクリーンから別のスクリーンへ、どのように表示ナビゲーションを行うべきか、ということである。あらゆるこの種の実装は、これら2つの、基礎をなしているアプローチの分離を伴うことがあり得る。しかしながら、ここでは全体的なワークフローを、一般化した結果として呈示している。
【0109】
次に、コンシューマ(またはカスタマ)サービス要員によって、ワークフローまたはプロセスにビジネス規則(原文は複数形)が適用される。それぞれの規則は名前を有し、その名前は、その規則が実行することになる特定の関数を識別するために使用される。1つの規則は、特定のアプリケーションに対するコールアウトとして機能する。また1つの規則が、ビジネスのオブジェクトに関するイン‐メモリトリガとして機能することもある。図9に示した特定の例においては、製品の入手可否の問い合わせ(906)によって、その種の在庫目録に関する倉庫のチェック932のコールアウト930を保証することができる。コンシューマサービス要員は、現存するワークフローに適用されているように、適切な規則を使用してこの結果を導くことになる。
【0110】
メモリトリガとしての規則の使用は、関連付けされたトリガポイントに対する作用(または移動)を伴う。ビジネスのオブジェクト自体は、データのユニットを表す。アプリケーションがビジネスのオブジェクトをトリガするときは、常に、デベロッパ(またはユーザ)が、データの妥当性検査、もしくは変換の実行、あるいはビジネスのオブジェクトに関する何らかの副次的効果の実行を希望することが考えられる。そのためにプロセスは、そのビジネスのオブジェクトが操作される特定の、周知のポイントを識別する。たとえば、プロフェッショナルサービスの人員が、ビジネスのオブジェクトの共通属性を設定したいと希望することが考えられる。それに代えてプロフェッショナルサービスの人員は、ビジネスのオブジェクト間の関係を変更することができる。これらの明確なポイントは、トリガとして機能することになる。
【0111】
アプリケーションがビジネスのオブジェクトを操作するのであれば、トリガのポイントとの関連付けが可能なビジネス規則が存在することになる。その結果、このビジネス規則条件は、トリガとして機能することになる。たとえば、トリガのポイントを属性とし、特定のユーザに関する購入申し込みの価格リミットとしたトリガ条件とともに定義することができる。再度図8を参照するが、アプリケーションは第1の価格総額830を有している。そのトリガのポイントにおいては、ビジネス規則の適用を介して妥当性検査を実行することができる。それに代えてユーザは、購入申し込みを、たとえば1000ドルといった特定の総額より低く制限することがある。これは、第2の価格総額832を表していると考えることができる。トリガは、第1のポイントから第2のポイントに移動することができる。プロセス(および適用されるビジネス規則)は、その後、後の方の(つまり前の方ではなく)適用された条件を検証することになる。
【0112】
図8および9におけるこの後半の記述は、前述したビジネスプロセスを形成した後(つまり、各種のビジネスのステップを「縫い合わせた後」)、各種のビジネス規則を適用して、結果のアプリケーションをさらにカスタマイズするプロセスに対応する。上記の議論は、トリガのポイントの「移動」に関して言及しているが、実際には、メモリ内に存在している物理的なポイントは1つしかない。2人のユーザが(たとえば)、行動の実行を価格によって制限することがある。両方のユーザは、メモリ内の同一ポイントに到達する。しかしながら、ユーザごとに異なる条件付き制限が関連付けされていることから、いずれのユーザが当該メモリのポイントにコンタクトしているかに応じて、異なる結果が保証される。
【0113】
規則は、データ変換にも使用することができる。たとえば、ユーザが遠隔地(つまり日本)からログインする場合、データを円からドルに換算することができる。この種の変換は、価格、ユーザ、およびユーザのプロファイルといった条件ファクタに応じることになる。
【0114】
総じて言えば、規則は、このほかのカスタマ固有関数を包含することができる。たとえば、注文が提出されたが、購入申し込みのステータスが変更された場合には、e‐メールメッセージを、ステータス変更に関する管理関係者に送ることができる。この(または別の)特定の機能を達成するために規則を作成し、適用することができる。概して、ビジネスオブジェクトごとに1つの規則仕様が存在し、そのため、グラフィカルデベロッパツールが使用されてその規則が実装される。
【0115】
テンプレートの構成および使用。
テンプレートを使用し、マクロ‐テンプレートを介して、多くのスクリーンにわたって反復する形式で、ビジネス全体に関する特定の情報を表示することができる。動的に変化する情報を表示するために、ミクロ‐テンプレートを使用することもできる。さらにそれらとは別のワイヤフレームを使用して、ページ内に関数(または結果)を動的にリンクさせることもできる。
【0116】
ここで図10を参照すると、ウェブページのブロック図1000が図示されている。ここには、特定の例とするラベル1002、1004が示されている。これらのラベルは、ワイヤフレーム、すなわち別のコードのリンク(または呼び出し)のためのスロットを示している。一例のHTMLラベルには、ACSに関連付けされたエリア「foo」に関するルーチンを呼び出すことができる「$BCMS_FOO_BCMS$」を含めることができる。このラベルは、ページを構成するHTML内に埋め込まれることになる。ページの左には、メニューのセット1006が示されるが、これは、ユーザが期待している、操作容易な標準ウインドウである。マスタ‐テンプレート1008が含められており、それがタイトルおよび/またはロゴといった企業ビジネス情報を有している。ワイヤフレームおよびマスタ‐テンプレートは、相互に伴ってマクロ‐テンプレートを形成する。ミクロ‐テンプレート(後述する)のそれぞれについては、ワイヤフレーム内においてバック‐エンドサーバ側の機能が使用され、それぞれの表示されるスクリーンごとに、オン‐ザ‐フライでHTMLが生成される。
【0117】
図11を参照すると、カタログ表示ステップが示されており、それにおいてこのステップは、複合ステップ1101である。この場合、ユーザが、カタログ化されたステップ(またはオブジェクト)のサーチの実行を、それに従った結果のリスト(エレメント1102に関する)の表示ともに希望している。キーワード1104が入力され、それがデータベース1106に対するクエリを行う。ユーザ/要求者に対し、結果のセット1108の表示1110が行われる。その後ユーザは、特定のエントリの選択1112を行い、この場合にはそれが「注文エントリ」1114となる。
【0118】
図12を参照すると、本発明の別の特徴1200が、一例の複合ステップに関連して示されている。複合ステップ1202は、さらに単純ステップ1203(原文は複数形)を包含している。任意の一般的な複合ステップ1202の部分として、情報1204に関する問い合わせが、データベース1206に送られる。それに従って、要求者に対して結果1208が返され、HTML等を使用してフォーマットされる。続いて、フォーマットされたデータが、ブラウザ1210を介してそのデータを閲覧すると考えられるクライアント/ユーザに送られる。これにより、そのブラウザを使用する者は、ディスプレイ上に呈示されている何らかの特徴をクリック(または選択)することが可能となり、それにより要求1212がサーバに返される。この時点において、サーバがそのデータの妥当性検査の実行を希望することがある。また名前‐値ペアのアンマーシャリング(unmarshalling)が実行されることもある。たとえば、特定のデータが何らかのエンドクオータを伴って返されることがあるが、その種のデータは、データのアンマーシャリング(unmarshalling)を介して有効にする必要がある。純粋なJAVA(ジャバ)コーディングは(この例においては)単純ステップと考えることができる。
【0119】
ミクロ‐テンプレートは、その定義により、プロトコルに関係なく、任意のデータ源から到来するデータの動的な埋め込み、および生成のための、HTMLページ内のHTMLの断片に関するプレースホルダであり、言語に依存しない態様でレンダリングすることができる。つまり、ミクロ‐テンプレートは、HTMLページ上の「不動産(real estate)」と考えることができる。ミクロ‐テンプレートは、標準エディタを使用し、ドラッグ‐アンド‐ドロップ形式で作成することができる。ミクロ‐テンプレートは、グループ(ワイヤフレーム)として1つのマクロ‐テンプレート内に宣言することが可能であり、マクロ‐テンプレートは、マスタ‐テンプレートを使用してインスタンスを作成することができる。表示されるページのすべてにわたって一貫してロゴ(あるいはその類似物)のセットが現れるようにするために、多くのページにわたり一貫性のあるルック‐アンド‐フィールが提供されることを希望する企業ビジネスによって、マスタ‐テンプレートが供給される。仮に(たとえば)ウェブサイトが多くのページを有している場合には、これらの多くのページにわたってマスタ‐テンプレートが伝播されることになる。各マクロ‐テンプレートは、ミクロ‐テンプレートのグループを有することが可能であり、ランタイム間において異なるソースからの情報をコンパイルするためにそれらが使用される。
【0120】
インタラクティブステップ1214は、「前」「メイン」および「後」処理セグメントに分けられる。「前」セグメントは、特定のJAVA(ジャバ)コードを伴い、それが、特定のデータエリアをあらかじめ占有する方法をステップに伝える。「メイン」エリアは、データが実際に運ばれ、何がどこに行くかを人が宣言できるところであり、「後」セグメントは、ユーザ入力を処理するJAVA(ジャバ)コードを含んでいる。
【0121】
本発明の1つの利点は、テンプレートの静的な部分のいくつかが、以前の展開環境から生成されることであり、それにおいては動的な部分が、任意タイプの独立した動的ソースから到来することができる。また任意タイプの言語を使用してテンプレートのレンダリングを行うこともできる。たとえば、このアプリケーションは、JSP/ASPモデルを使用する。JSPにおいてプログラマは、ジャヴア(JAVA)のみを使用することができる。ASPにおいてプログラマは、仮想のベーシックまたはジャヴァ(JAVA)のスクリプトのみを使用することができる。このケースでは、クリエーティビティとプログラマビリティが分離されている。概して、ウェブページはアーティストによって作られる。しかしながら、プログラミングは、技術(IT)者によって行われる。仮にASPが使用されとすれば、同一の者が両方のスキルを有していなければならない。このシステムの下においては、クリエーティブな者がマクロ‐テンプレートの作成に専念することが可能であり、それにおいて技術者はミクロ‐テンプレートの作成に専念することができる。両方の結果は、ランタイム間に併合されることになる。各種のテンプレートのレンダリングを、ジャヴァ(JAVA)、もしくはXSL、またはストレートURLで行うことができる。また「C」ビジュアルベーシックもしくはそのほかの言語の使用に関して実装を提供することもできる。
【0122】
意味のあるアプリケーションを作るために、ワイヤフレームには、ミクロ‐テンプレートのグループを含むべく意図が持たされる。本発明の下においては、これらのワイヤフレームが各アプリケーションの基本エレメントになる。これらのワイヤフレームを取り、それを任意の別のウェブページに落とすことによって、最小限の努力で同一のアプリケーションおよび/または機能を達成することができる。主としてこれは、アプリケーションが言語非依存であることによる。たとえば、1つのウェブサイトを他者のためにカスタマイズすることが、ほとんど追加を伴わずに、またいずれのウェブサイトに使用される言語とも無関係に可能となる。
【0123】
アプリケーションを構成するツール。
ACSアプリケーションを作成するために、アプリケーションエンジニアはいくつかのタイプのアーティファクトを作成しなければならない:すなわち(1)ビジネスのオブジェクト;(2)ビジネスオブジェクトの形態;(3)(a)単純、(b)インタラクティブ、(c)要求、および(d)複合を含むビジネスのステップ;(4)ワイヤフレームのファイル;および(5)マスタ‐テンプレートのファイルである。要求ステップは、別のステップに対するコールアウトであり、「goto」プログラミングのステップに類似である。最初の3つのタイプのアーティファクトはXMLファイルにエンコードされ、残りの2つはHTMLにエンコードされる。XMLファイルであることに加えて、この種のオブジェクト、コンフィグレーション、およびステップは、互いを参照することが可能であり、したがってXMLファイルは、独立でなくなることもある。
【0124】
アプリケーションエンジニア(またはプロフェッショナルサービスのエンジニア、もしくはコンシューマサービスの人員)は、テキストのエディタもしくはXMLエディタを使用してXMLファイルの作成ならびに編集を行うことができる。しかしながら、このプロセスは、ときとして単調で長たらしく、エラーを生じやすい、長時間を消費するものとなり得る。それに加えて、(ワークフローを作成するために使用される)複合ビジネスのステップ等の特定タイプのアーティファクトの記述は、グラフィカルな(図式的な)方法を用いることによってもっとも自然な形に表される。さらに、ビジネスのオブジェクト等の比較的単純なアーティファクトであっても、XMLによる記述が比較的複雑なものとなり得るが、カスタム化したグラフィカルエディタを使用してより容易に記述することができる。
【0125】
ACSアプリケーションのデザイナ/ビルダ(以下ツールと言う)は、ACSアーティファクトの作成および操作のための統合開発環境(IDE)であり、汎用拡張可能フレームワーク、および一連のカスタムのプラグ‐イン「エディタ」であってそれぞれが各タイプのアーティファクト用にカスタム化されているもの、を包含する。ツールは、XMLアーティファクトのロード時に入力の追加の妥当性検査を行い、それによって設計プロセスの極めて早い時期にエラーが識別される。さらに、各カスタムのエディタのほとんどは、ユーザによって定義誤りの、もしくは無効なアーティファクトが作成されることを防止する。
【0126】
ツールのアーキテクチャは、メニュー構造を介して、新しいオブジェクトのタイプを容易に追加できるように構成される。オブジェクトのリポジトリは、ローカル(ファイルシステム)およびリモート(HTML)のいずれとすることもできる。ツールは、コンピュータ内もしくはウェブブラウザ内においてスタンド‐アロンで実行することができる。プラグ‐インのエディタのフレームワークは、拡張可能タブ付きビューメタファも使用する。たとえば、それぞれの新しいオブジェクトに編集タブのセットを持たせる形で新しいオブジェクトを容易に追加することができる。複合ワークフローエディタは、複合ビジネスアプリケーションプロセスのフローを単純な態様で表示する。これによりユーザが、現存するコンポーネントから新しいワークフローロジックを組み立てることが可能になる。ビジネスオブジェクトコンフィグレーションは、エディタのセットを含んでおり、それによってユーザは、特定のカスタマ展開のための迅速なビジネスオブジェクトのカスタマイズが可能になる。またそれには、デフォルトフィルタエディタ、カスタムフィルタエディタ、および名前付き規則も含まれている。統合されたツールには、オン‐ザ‐フライで特徴のコンパイルおよび構築を行える機能が含まれる。また、結果として得られたアプリケーションにワイヤフレームを併合し、ディスプレイスクリーンからそれを呼び出せるようにすることもできる(テンプレートの説明を参照されたい)。
【0127】
ここで図13を参照すると、一連のアプリケーションデザイナスクリーンが示されており、それによってさらに上記の特徴の機能的な実装が立証される。この例においては、材料がプロジェクト‐ベースでグループ化される。図1300は、プロジェクトツリーウインドウ1304、メッセージウインドウ1306、およびタブ付きエディタウインドウ1308を伴うウインドウ1302を示している。プロジェクトツリーウインドウ1304は、プロジェクト内のすべてのアイテムをリストする。一意的なアイコンおよびフォルダ階層が使用されて、異なるタイプのアーティファクトの識別ならびにグループ化が行われる。これらのアーティファクトには、ビジネスオブジェクト、ビジネスオブジェクトコンフィグレーション、ビジネスステップ、ワイヤフレーム、およびマスタ‐テンプレートを含めることができる。メッセージウインドウ1306は、各種の警告メッセージ、エラーメッセージ、およびステータスメッセージ等をリストする。これらの警告メッセージは、各種のステップを縫い合わせてアプリケーションを構成しているデベロッパを補助する。入力ポートおよび出力ポートに関連付けされた各種のパラメータは、型(つまり、実数または整数値)によって拘束されることもある。各種のボックス(またはステップ)をリンクするためには、問題が、コネクタを用いて1つのボックスを別のボックスに単純にリンクするといったものを超える。各ステップに関連付けされた各種のパラメータにわたってデータのフローを一致させる必要もある。互換性についてポートの妥当性の検査も行わなければならない(つまり、必ずしもすべてのポートが、いずれか別のポートに接続できるわけではない)。たとえば、あるポートが3つの整数を期待しており、別のポートが3つの文字列変数を期待していることもあり得る。グラフィカルツールは、新しいポートの追加または削除を可能にし、同様に、与えられた任意のステップに関して、新しいパラメータを定義することを可能にする。
【0128】
特定の入力ポート、出力ポート、およびこれらのポートのそれぞれにおいて関連するデータパラメータが適正に一致しない場合には、エラーメッセージによる補助が与えられ、ワークフローに対する訂正が促される。ウインドウ1308には、各種のステップのグラフィカルな実装ならびに配置を考慮したタブ付きエディタが示される。これらのステップは、この種のステップのカタログに従ってストアならびにリストが行われ、カタログはサーチすることができる。特定の標準化されたタスクを実行するために、あらかじめ定義済みのステップのコレクションが存在する。たとえば、特定の情報の表示、あるいは特定のデータのテーブル作成は、同一の基本ロジックを伴う。
【0129】
1つのインタラクティブステップの各ミクロ‐テンプレートに関して、デベロッパの選択によってプロセッサタイプ(つまり、JAVA(ジャバ)、XSL、URL等)を指定することも可能である。これは、多くの異なるシステムにわたって異なる開発言語を扱うときの追加の柔軟性を考慮している。
したがって、一般化されたルーチン(またはステップ)を、別のルーチン(またはステップ)から呼び出すことができる。つまり、デベロッパは、あらかじめ定義され、テストが済んでいるステップのカタログ、またはパレットを使用してビジネスルーチンを構築することができる。これは、新しいルーチンの構成をはるかに容易なものとし、特に技術以外の専門家にとって扱いやすいものとする。
【0130】
タブ付きエディタ・ウインドウ内の各アイテムは、多数のアイテム固有タブを介して編集することができる。この例においては、3つのタブ1310、1312、および1314を介して複合ステップを編集することができる。ここで選択されているタブ(「workflow」(ワークフロー)タブ1314)は、選択された複合(または単純)ステップの遷移およびステップのインスタンスをアッセンブルするために使用されるワークフローエディタを表示する。この特定の実施態様においては、名前に先行する「s」によってそれが単純ステップであることが示され、名前に先行する「c」によってそれが複合ステップであることが示される。各種コネクタ1316は、ステップ間のデータフローを示す。グラフィックアイコン1318は、その接続の中で渡されるパラメータの特定の側面を示すために使用される。タブ1310は、特定のステップ(複合またはそれ以外)に関する各種の入力ポートを示すために使用することができる。タブ1312は、各種の出力ポートを示すために使用することができる。ステップ間における各種のデータインターフェース要件をすばやく引き寄せることによって、有用な(つまりエラーがなく、データの衝突を伴わない)アプリケーションを構成することができる。
【0131】
表示フィルタを使用して、表示の各種の側面を迅速に変更することもできる。たとえば、表示されているテキストを、フィルタ内の特定のフィールドに関連付けすることが考えられる。したがってデベロッパは、開発したルーチンの全体的な機能に影響を与えることなく、このフィールドのみを変更することができる。 前述した規則を、グラフィカルインターフェースを介して適用することも可能である。ある意味において、規則はデータベーストリガとして作用する。概して規則は、特定のオブジェクトを伴うときに何を行うかということに関して条件付きの指示を提供する(前述の説明を参照されたい)。
【0132】
ここで図13A〜13Oを参照すると、そこにはGUIツールに関連した例とするスクリーンのセットが示されている。図13Aは、一例の「製品(product)」のオブジェクトがプロジェクトツリーのウインドウ1304内において選択されているスクリーンを示している。このオブジェクト選択に関して、タブのセット1322(すなわち、実行、属性、関係、およびアクセスオペレーション)が示されている。オブジェクトのタイプが異なれば、異なるタブのセットが使用されることもある。図においては、「実行(implementation)」のタブ1324が選択されている。この結果として、メインウインドウ1325が、そのオブジェクトに関係して定義されたメソッドに関するJAVA(ジャバ)コードを表示している。
【0133】
次の図13Bは、「属性(attributes)」のタブ1326が選択された状態を示している。属性は、名前によってリストされ、プロパティが示される。属性は、通常、「ドメイン(domain)」、「濃度(cardinality)」、および「キイ(key)」を有する。属性には、「必須(required)」であるか否かについてフラグが付けられることもある。また属性を「持続(persistent)」もしくはそれ以外に区別することもある。コメントセクション1327は説明的なコメントを表示し、そこには、なぜ/どのように各フィールドが使用されるかといったことがさらに詳細に示される。
【0134】
図13Cは、「関係(relations)」のタブ1328が選択された状態を示している。このスクリーンによって本発明は、各種オブジェクト間の関係を示すことができる。たとえば「従業者(employee)」のオブジェクトは、「マネージャー(manager)」のオブジェクト等との関係を有することになる。
【0135】
ビジネスオブジェクトコンフィグレーションは、概して各カスタマに関するビジネスオブジェクトをカスタマイズするために使用される。この例においては、ビジネスオブジェクトコンフィグレーションが3つのパーツを有する:すなわち、デフォルトフィルタ、カスタムフィルタ、および名前付き規則である。図13Dは、一例とする「製品(Product)」1332に関するビジネスオブジェクトコンフィグレーションを示している。このコンフィグレーションは、プロジェクトツリーリストに示されているように、「形態(configuration)」のカタログ1330内にストアされる。「default filter」1335の選択では、それぞれの選択されたオブジェクトコンフィグレーションに関して使用されている属性/関係のセット1334が示される。使用していない属性/関係のセット1336についても示される。属性は、「add/remove」のフィルタボタンを介して、使用状態から不使用状態に移すことができる。選択されている「Price 1」1338の属性が、「format」1340および「currency」1342を含む名前付きペアとして示されている。別の例としては「Date」(選択肢として示していない)に、長形式または短形式の日付フォーマット等を持たせることが挙げられる。「edit rules」のボタン1344によってユーザは、属性/関係に関連付けされた暗黙の規則の作成および修正が可能になる(後述する図13Hと類似)。
【0136】
図13Eは、「custom filters」(カスタムフィルターズ)タブ1346が選択されている状態を示す。カスタム・フィルタのリストがメインウインドウ内に現れ、それにおいては「Productfeatures」のフィルタが選択されている。ボタン1349は、フィルタの追加、削除、編集、および名前の変更に使用される。図13Fに、「edit」のフィルタボタン1350が選択されたときの状態を示す。ウインドウ1352は、この特定のフィルタにおける属性/関係を示している。「up/down」のボタンを使用すれば、リスト内を移動することができる。ウインドウ1354は、このフィルタ内にない属性/関係を示している。ウインドウ1358は、選択されたアイテムに関連付けされているプロパティ/値を示している。特殊(非属性)アイテム(たとえば1360)をリストし、それを使用してオブジェクトを表示する方法(つまり、カラー属性等)をコントロールすることも可能である。アイテム1360は、概して属性のサブセットをコントロールするために使用することができる。
【0137】
図13Gは、「named rules」のタブ1362が選択された状態を示す。プロジェクトツリーウインドウ内においては、「quote」のコンフィグレーション1364が選択されている。見積もりコンフィグレーションに関連付けされている名前付き規則のリストがメインウインドウ内に示される。「CalculateLinesDiscount」の規則1366が選択されている。「edit」のボタン1368を選択することによって、その結果として得られる図13Hに、この規則によって定義されるタスクを完成する一例のコード1370(XMLまたはそれ以外)が示される。この場合、この規則は、単純な計算を実行する。この他にも多くのこの種の規則(および規則の複雑性)が存在することが可能であり、それらが異なるイベントと結びつけられることになる。
【0138】
次に、ステップを操作するためのスクリーンを例示する。ステップは、特定のデータの入力および結果の生成、もしくはデータの出力を伴う。ステップを操作するためのタブには、「implementation」、「input ports」、および「output ports」(インプリメンテーション、インプットポーツ、アウトプットポーツ)が含まれる。図13Iでは、プロジェクトツリーリスティングウインドウ1372内にステップのリストを示している。この例においては、単純ステップ「sGetBOMRelations」(読み=エスゲットBOMリレーションズ;単語の意味=単純のs+獲得+BOM+関係の合成語)1374が選択されている。また、「implementation」(インプリメンテーション)タブ1376が選択されている。この結果として、メイン・ウインドウ1378内にJAVA(ジャバ)コードが表示される。図13Jに、「input ports」(インプットポーツ)タブ1380が選択されたときの状態を示す。多くのポートが存在し得るが、この例においては、入力ポートが1つだけ、つまり「GetBOMListPort」(読み=ゲットBOMリストポート;単語の意味=獲得+BOM+リスト+ポートの合成語)1382が示されている。図13Kは、「edit」(エディット)1384を選択した結果を示している。そこには、この入力ポートのパラメータが、各パラメータの名前および型(つまり整数、文字列等)とともに示されている。
【0139】
インタラクティブステップは、前‐、メイン‐、および後‐実装を提供する。前述したように、インタラクティブステップは、ユーザのために出力を表示し、ユーザから入力を獲得する。たとえば、インタラクティブステップが静的な表示を提供し、かつ/またはユーザからデータ入力を引き出すことができる。この例においては、「iShowProdDetails」(アイショウプロッドディーテールズ)インタラクティブステップ1386が選択されている。前実装(「Pre Impl」)タブ1388を選択すると、この前実装ステップに関連付けされたJAVA(ジャバ)コードが表示される。
【0140】
図13Mに、メイン実装ステップが選択されている状態を示す。マクロ‐テンプレート名1392が、関連するミクロ‐テンプレートのリスト1394とともにリストされている。ミクロ‐テンプレート「MTProductFeatures」(エムティープロダクトフィーチャーズ)1396が選択されており、関連するタイプ・フィールドおよびオブジェクト名フィールドが示されている。このミクロ‐テンプレートは、「processor name」(プロセッサネーム)1395および「processor value」(プロセッサバリュー)1396に関連付けされている。
【0141】
図13Nは、「post implementation」(ポストインプリメンテーション)タブ1398が選択された状態を示す。メインインタラクティブステップの結果を操作するために、メイン・ウインドウ内には、JAVA(ジャバ)コードが表示される。たとえば、このコードが、直前のユーザ入力に応答して出力ポートにデータを渡す操作を行うことが考えられる(ユーザ入力がそのようなものであった場合)。
【0142】
図13Oは、複合ステップ「cProductCatalogMain」(シープロダクトカタログメイン)1397に関して「workflow」(ワークフロー)タブ1399が選択された状態を示す。グラフィックワークフローディスプレイには、接続されている各種の複合ステップおよびインタラクティブステップが示される。例示したコネクタ1395は、ステップ間の単一の遷移を示す。コネクタ1393は、両方向の複数の遷移を示す。コネクタ1391は、いずれかの方向への単一の遷移を示す。アクティビティを表示するために、これらのコネクタに関連してカラーコーディングが使用されている。これが、ワークフローの開発をさらに補助することになる。
【0143】
以上は、明瞭な理解のために、ある程度詳細に本発明を説明してきたが、添付の特許請求の範囲内において特定の変更あるいは修飾が可能であることは明らかである。したがって、ここで説明した実施態様は、限定ではなく例示ととらえられるべきであり、本発明は、ここに示される詳細な説明に限定されるべきではなく、添付の特許請求の範囲およびそれの等価物の全範囲によって規定されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、拡張価値連鎖の特定の代表的エレメントの先行技術ブロックダイアグラムである。
【図2】
図2は、企業ビジネスが顧客関係を自動化する方向に進むにつれ必要となるIT費用の傾向を示した先行技術のプロットである。
【図3】
図3は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、ホスティングアーキテクチャを示す。
【図4】
図4は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、ACSアーキテクチャを示す。
【図4A】
図4Aは、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、バックボタン機能を示す。
【図4B】
図4Bは、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、Aseraポータル画面全体の一例である。
【図4C】
図4Cは、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、サーバとの関係で特定バーティカルアプリケーションおよびコミュニティ機能を示す。
【図4D−1】
図4D−1は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、コミュニティ機能画面の一例である。(上半部)
【図4D−2】
図4D−1と同様の図である。(下半部)
【図5】
図5は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、表示されているページの情報のコンテンツ集合体を示す。
【図6】
図6は、本発明の1つの観点から見た、1つのカタログアプリケーションと、システム内のその他のアプリケーションとの対話を示す。
【図6A】
図6Aは、本発明の1つの観点から見た、製品カタログコンフィグレーションマネージャと関連する特定の画面を示している。
【図6B】
図6Aと同様の図である。
【図6C】
図6Aと同様の図である。
【図6D】
図6Aと同様の図である。
【図7】
図7は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、オブジェクトデータフローを示す。
【図8】
図8は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、ビジネスオブジェクトフロー例を示す。
【図9】
図9は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、ビジネスプロセスフロー例を示す。
【図10】
図10は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、テンプレートアレンジメントを示す。
【図11】
図11は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、コンポジットステップ例を示す。
【図12】
図12は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、対話ステップ例を示す。
【図13】
図13は、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、アプリケーションデザイナ用ウィンドウのアナトミー例を示す。
【図13A】
図13Aは、本発明の1つの観点から見たブロックダイアグラムで、グラフィカルビジネスアプリケーションデザインツールと関連する特定の画面例である。
【図13B】
図13Aと同様の図である。
【図13C】
図13Aと同様の図である。
【図13D】
図13Aと同様の図である。
【図13E】
図13Aと同様の図である。
【図13F】
図13Aと同様の図である。
【図13G】
図13Aと同様の図である。
【図13H】
図13Aと同様の図である。
【図13I】
図13Aと同様の図である。
【図13J】
図13Aと同様の図である。
【図13K】
図13Aと同様の図である。
【図13L】
図13Aと同様の図である。
【図13M】
図13Aと同様の図である。
【図13N】
図13Aと同様の図である。
【図13O】
図13Aと同様の図である。
Claims (100)
- サーバ装置と関連づけられたコンポーネントの標準化されたから注文により構成可能なサービスのアプリケーションを提供する方法であって、
前記サーバ装置の外部のシステムと通信する最良品質のコンポーネントと関連サーバ装置アプリケーションとを構成し、
前記サーバ装置の外部の前記システムとインタラクトするデータ表現である第1のオブジェクトのセットを形成して使用し、
ユーザ要件にしたがったサービスを実行するアプリケーションのステップおよびアプリケーションルールのモジュールのセットから、前記最適コンポーネントとインターフェース通信を行うサービスのアプリケーションを構築し、
前記サービスのアプリケーションを介してユーザとインタラクトするデータ表現である少なくとも第2のオブジェクトのセットを形成して使用する方法。 - さらにデータのリポジトリからデータと情報とを格納して取り出すことを含み、それによって前記データのリポジトリは、アプリケーション間のそのようなデータと情報との一元化された格納、取り出し、および共有を容易化する請求項1に記載の方法。
- 前記注文により構成可能なサービスのアプリケーションは少なくともビジネスサービスのアプリケーションを含み、前記オブジェクトはビジネスのオブジェクトである請求項1に記載の方法。
- 少なくとも1つのビジネスサービスのアプリケーションは、エンタープライズのビジネス用の製品カタログを含む請求項3に記載の方法。
- また、少なくとも1つのビジネスサービスのアプリケーションは、前記エンタープライズのビジネスから製品を構成する製品構成マネジャーを含む請求項4に記載の方法。
- アプリケーションのステップの前記セットは、入出力ポートの定義されたセットを用いた動作を含むビジネスのステップであり、各ポートはパラメータの定義されたセットを有する請求項3に記載の方法。
- 前記アプリケーションのルールは、顧客特有のビジネスのプラクティスを獲得するために使用されるビジネスのルールである請求項6に記載の方法。
- 既存のビジネスサービスのアプリケーションは、選択され、さらに開発およびカスタマイズされることが可能である請求項7に記載の方法。
- 前記ビジネスのルールは、下位のビジネスのオブジェクトと関連づけられた条件つきトリガに応じて異なる結果を生成するために使用される請求項7に記載の方法。
- 前記構築工程は、ビジネスサービスのアプリケーションを含む前記ビジネスステップとビジネスのルールに対して、その間のデータ接続を構築するために、グラフィカルユーザインタフェースをさらに使用する請求項7に記載の方法。
- ビジネスサービスのアプリケーションを含む前記作成されたビジネスのステップとビジネスのルールとの間の前記データ接続の妥当性に関するフィードバックが供給される請求項10に記載の方法。
- 前記最良品質のコンポーネントと下位アプリケーションとは、商取引サーバを含み、動作する請求項1に記載の方法。
- 前記最良品質のコンポーネントは、APIを介して前記ビジネスサービスのアプリケーションとインターフェース接続される請求項7に記載の方法。
- 前記最良品質のコンポーネントとインタフェース接続するアプリケーションを開発する際に、開発者が参照するAPIのカタログをさらに提供する請求項13に記載の方法。
- バックエンドの外部システムと通信するアダプタをさらに提供する請求項7に記載の方法。
- 前記バックエンドの外部システムはERPシステムを含む請求項15に記載の方法。
- 各異なる外部システムに対して、個別のアダプタが提供される請求項15に記載の方法。
- 前記サーバ装置のさまざまな機能コンポーネントと、外部システムと、サービスのアプリケーションからのデータおよび情報にアクセスし、それによって、前記ユーザは、そのようなさまざまなデータまたは情報を少なくとも1つの表示領域に集約して表示することを要求することが可能なコミュニティのイネーブラをさらに提供する請求項1に記載の方法。
- 前記ユーザは、別のサーバ装置またはウェブサイトに接続しなくても、前記さまざまなデータまたは情報との間を行き来できる請求項18に記載の方法。
- 前記ユーザは、単一ソースのログオンを供給される請求項18に記載の方法。
- テンプレートは、ページを含むために使用され、前記データまたは情報は、対応するデータ源から前記ページへ動的にリンクされる請求項18に記載の方法。
- マスタのテンプレートは、一連のページに対して適用され、マイクロのテンプレートはさまざまなデータ源からのデータを選択的に表示するために使用される請求項21に記載の方法。
- 前記データまたは情報は、前記データまたは情報の少なくとも一部に敏感なコンテクストであるように、アクセスされる請求項18に記載の方法。
- 前記サービスのアプリケーションは、ネットワーク接続を介してユーザに提供される請求項1に記載の方法。
- 前記ネットワーク接続はインターネット接続である請求項24に記載の方法。
- 前記サービスのアプリケーションは、非接続モードを介してユーザに提供される請求項1に記載の方法。
- サーバ装置を介してユーザへカスタム構成可能サービス・アプリケーションを提供する方法であって、
前記サーバ装置を最良品質のコンポーネントを含むように構成し、
前記最適コンポーネントとインタラクトしサーバ機能を提供する最適サーバ・アプリケーションを用いて前記サーバ装置を構成し、
ユーザ要件にしたがって動的に作成されることが可能なコンポーネントのモジュールのセットからビジネスサービスのアプリケーションを構築し、前記ビジネスサービスのアプリケーションは、前記ユーザに前記サーバ機能を提供するために前記サーバのアプリケーションとインタラクトし、
前記外部システムと通信するように構成されたアダプタを介して、前記サーバ装置の外部のシステムとインタフェース接続することを含む方法。 - 前記ビジネスサービスのアプリケーションと前記サーバのアプリケーションとからのデータ表現を一元化されたリポジトリ中に格納し、そこから取り出すことを可能とし、それによって前記データ表現を、前記サーバ装置と関連づけられた全ての機能とアプリケーションとが容易に使用できるようにすることをさらに行なう請求項27に記載の方法。
- 前記サーバ装置と関連づけられた全てのアプリケーションとサーバ機能との間でデータと情報のコミュニティ送受信を可能とすることをさらに行なう請求項28に記載の方法。
- 前記ユーザは、前記さまざまなデータまたは情報を少なくとも1つの表示領域に集約して表示することを要求することが可能である請求項29に記載の方法。
- コンポーネントの前記モジュールのセットは、各ポートがパラメータの定義されたセットを有する入出力ポートの定義されたセットを用いた動作を含むビジネスステップと、顧客特有のビジネスのプラクティスを獲得するために使用されるビジネスルールとを含む請求項29に記載の方法。
- 前記ビジネスのルールは、下位のビジネスのオブジェクトと関連づけられた条件つきトリガに応じて異なる結果を生成するために使用される請求項31に記載の方法。
- 前記構築工程は、ビジネスサービスのアプリケーションを含むビジネスステップとビジネスのルールに対してその間のデータ接続を構築するために、グラフィカルユーザインタフェースを使用することをさらに行なう請求項31に記載の方法。
- 前記サーバ装置の外部のシステムとインタフェース接続する前記工程は、少なくともXMLを使用する請求項31に記載の方法。
- 前記ビジネスサービスのアプリケーションとユーザとの間のデータ表現は、ビジネスのオブジェクトとして形成され管理される請求項31に記載の方法。
- 前記サーバ装置と前記サーバ装置の外部のシステムとの間のデータ表現は、ビジネスのオブジェクトとして形成され管理される請求項に35記載の方法。
- 前記ビジネスのルールは、前記下位のビジネスのオブジェクトと関連づけられた条件つきトリガに応じて異なる結果を生成するように使用される請求項36に記載の方法。
- 企業の会社は、自社のチャネル関係を自動化するために、ターンキー電子商取引ソリューションを迅速に獲得できる請求項27に記載の方法。
- ネットマーケットのメーカーは、自社のチャネル関係を自動化するためにターンキー電子商取引ソリューションを迅速に獲得できる請求項27に記載の方法。
- サーバ装置と関連づけられたコンポーネントの標準化されたからカスタム構成可能サービスのアプリケーションを提供する装置であって、
最良品質のコンポーネントから構成されるサーバ装置で、ある一定のサーバ機能を提供するように最適サーバアプリケーションを動作させ、前記サーバ装置は前記サーバ装置の外部のシステムとインタラクトするためのデータ表現を含むサーバのデータを有し、前記データ表現はオブジェクトとして管理されるサーバ装置と、
アプリケーションのステップとアプリケーションのルールのモジュールのセットから少なくとも1つのサービスのアプリケーションを構築するために使用されるグラフィカルデザインのツールで、前記サービスのアプリケーションはユーザ要件にしたがってサービスを実行し、前記サービスのアプリケーションは前記最適コンポーネントとサーバのアプリケーションとのインタフェース接続を可能とし、前記サーバのデータは、ユーザとインタラクトするためのデータ表現をさらに含み、前記データ表現はオブジェクトとして管理されるグラフィカルデザインのツールと、
前記サーバ装置の外部の前記システムとインタフェース接続をする少なくとも1つのアダプタ装置と、
サーバのデータを格納して取り出すためのリポジトリで、全ての前記サーバ装置コンポーネントと、サーバのアプリケーションと、サービスのアプリケーションとの間におけるサーバデータの一元化された格納、取り出し、共有を容易化するリポジトリとを含む装置。 - 前記カスタム構成可能サービスのアプリケーションは、少なくともビジネスサービスのアプリケーションを含み、前記オブジェクトはビジネス・オブジェクトである請求項40に記載の装置。
- 少なくともビジネスサービスのアプリケーションは企業のビジネス用の製品カタログを含む請求項41記載の装置。
- また、少なくとも1つのビジネスサービスのアプリケーションは、前記企業のビジネスから製品を構成する製品構成マネジャーを含む請求項42に記載の装置。
- 前記アプリケーションのステップのセットは、各ポートがパラメータの定義されたセットを有する入出力ポートの定義されたセットを用いた動作を含むビジネスのステップである請求項41に記載の装置。
- 前記アプリケーションのルールは、顧客特有のビジネスのプラクティスを獲得するために使用されるビジネスのルールである請求項44に記載の装置。
- 既存のビジネスサービスのアプリケーションは、選択され、さらに開発およびカスタマイズされる請求項45に記載の装置。
- 前記ビジネスのルールは、下位のビジネスのオブジェクトと関連づけられた条件つきトリガに応じて異なる結果を生成するために使用される請求項45に記載の装置。
- さらに、前記デザインのツールは、ビジネスサービスのアプリケーションを含む前記ビジネスステップとビジネスのルールに対して、その間のデータ接続を構築するために、グラフィカルユーザインタフェースを使用する請求項45に記載の装置。
- 前記グラフィカルツールは、ビジネスサービスのアプリケーションを含む前記作成されたビジネスのステップとビジネスのルールとの間の前記データ接続の妥当性に関するフィードバックを供給する請求項48に記載の装置。
- 前記グラフィカルユーザインタフェースのツールは、接続されたステップ間の前記ポートとパラメータとを考慮する請求項49記載の装置。
- 前記最良品質のコンポーネントは、APIを介して前記ビジネス・サービス・アプリケーションとインターフェース接続される請求項47に記載の装置。
- さらに、前記最良品質のコンポーネントとインタフェース接続するアプリケーションを開発する際に、開発者が参照するAPIのカタログを提供する請求項51に記載の装置。
- 前記外部システムはバックエンドのシステムである請求項41に記載の装置。
- 前記バックエンドのシステムはERPシステムを含む請求項53に記載の装置。
- 各異なる外部システムに対して、個別のアダプタが提供される請求項40に記載の装置。
- 前記サーバ装置の前記さまざまな機能コンポーネントと、前記外部システムと、前記サービスのアプリケーションとからのデータおよび情報にアクセスし、それによって、前記ユーザは、そのようなさまざまなデータまたは情報を少なくとも1つの表示領域に集約して表示することを要求することが可能なコミュニティのイネーブラをさらに提供する請求項40に記載の装置。
- 前記ユーザは、別のサーバ装置またはウェブサイトに接続しなくても、前記さまざまなデータまたは情報との間を両方向に移行することができる請求項56に記載の装置。
- 前記ユーザは、単一ソースのログオンを供給される請求項56に記載の装置。
- テンプレートは、ページを含むために使用され、前記データまたは情報は、対応するデータ源から前記ページへ動的にリンクされる請求項56に記載の装置。
- マスタのテンプレートは一連のページに対して適用され、マイクロのテンプレートはさまざまなソースからのデータを選択的に表示するために使用される請求項59に記載の装置。
- 前記データまたは情報は前記データまたは情報の少なくとも一部に敏感なコンテクストであるようにアクセスされる請求項56に記載の装置。
- 前記サービスのアプリケーションは、ネットワーク接続を介してユーザに提供される請求項40に記載の装置。
- 前記ネットワーク接続はインターネット接続である請求項62に記載の装置。
- 前記サービスのアプリケーションは、非接続モードを介してユーザに提供される請求項40に記載の装置。
- カスタムの構成可能なビジネスサービスのアプリケーションを、サーバ装置を介してユーザに提供するサーバシステムであって、
最良品質のコンポーネントを含むサーバ装置で、前記最良品質のコンポーネントとインタラクトしサーバ機能を提供する最良品質のサーバのアプリケーションを使用して構成されるサーバ装置と、
ユーザ要件にしたがって動的に作成されることが可能なコンポーネントのモジュールのセットからビジネスサービスのアプリケーションを開発する構築ツールで、前記ビジネスサービスのアプリケーションは、前記ユーザに前記サーバ機能を提供するために前記サーバのアプリケーションとインタラクトする構築ツールと、
前記サーバ装置と前記サーバ装置の外部システムとの間のインタフェースで、前記外部システムとの通信のためにアダプタを使用するインタフェースとを含む装置。 - さらに、一元化リポジトリを含み、それによって前記ビジネスサービスのアプリケーションと、前記サーバのアプリケーションと、前記外部システムと、前記ユーザとからのデータ表現が前記一元化リポジトリ中に格納され取り出され、それによって前記データ表現を、前記サーバ装置と関連づけられた全ての機能とアプリケーションとが容易に使用できる請求項65に記載のサーバ・システム。
- 前記リポジトリは前記サーバ装置の外部である請求項66に記載のサーバのシステム。
- 前記リポジトリは、前記サーバ装置と密接に関連づけられた請求項66に記載のサーバのシステム。
- さらに、前記サーバ装置と関連づけられた全てのアプリケーションとサーバ機能との間でデータと情報のコミュニティ送受信を容易にすコミュニティのイネーブラを含む請求項68に記載のサーバのシステム。
- 前記ユーザは、前記さまざまなデータまたは情報を少なくとも1つの表示領域に集約して表示することを要求することが可能である請求項69に記載のサーバのシステム。
- コンポーネントの前記モジュールのセットは、各ポートがパラメータの定義されたセットを有する入出力ポートの定義されたセットを用いた動作を含むビジネスのステップと、顧客特有のビジネスのプラクティスを獲得するために使用されるビジネスのルールとを含む請求項69に記載のサーバシステム。
- 前記ビジネスのルールは、下位のビジネスのオブジェクトと関連づけられた条件つきトリガに応じて異なる結果を生成するために使用される請求項71に記載のサーバのシステム。
- さらに、前記デザインのツールは、ビジネスサービスのアプリケーションを含むビジネスステップとビジネスのルールに対してその間のデータ接続を構築するために、グラフィカルユーザインタフェースを使用する請求項71に記載の方法。
- 前記サーバ装置の外部のシステムとのインタフェースは、少なくともXMLを使用する請求項71に記載のサーバのシステム。
- 前記ビジネスサービスのアプリケーションとユーザとの間のデータ表現は、ビジネスのオブジェクトとして形成され管理される請求項71に記載のサーバのシステム。
- 前記サーバ装置と前記サーバ装置の外部のシステムとの間のデータ表現は、ビジネスのオブジェクトとして形成され管理される請求項75に記載のサーバのシステム。
- 前記ビジネスのルールは、前記下位のビジネスのオブジェクトと関連づけられた条件つきトリガに応じて異なる結果を生成するように使用される請求項76に記載のサーバのシステム。
- エンタープライズ企業は、自社のチャネル関係を自動化するために、ターンキー電子商取引ソリューションを迅速に獲得できる請求項67に記載のサーバのシステム。
- ネットマーケットのメーカーは、自社のチャネル関係を自動化するためにターンキー電子商取引ソリューションを迅速に獲得できる請求項67に記載のサーバ・システム。
- カスタマイズされたビジネスアプリケーションのソリューションを、該ソリューションの中央プロバイダと連絡する少なくとも1社のエンタープライズ企業に提供する方法であって、
前記中央プロバイダからアウトソーシングされたサービスへのシームレスな接続を提供するために最適コンポーネントの集合を組み立て、
前記少なくとも1社のエンタープライズ企業の特殊ビジネスのプロセスをキャプチャし、
前記少なくとも1社のエンタープライズ企業用のビジネスサービスのアプリケーションを構築することに対するモジュールのアプローチを提供し、
前記キャプチャされたビジネスのプロセスにしたがって、前記モジュール的に構築されたビジネスサービスのアプリケーションをカスタマイズする方法。 - それによって前記エンタープライズ企業は、チャネル関係を自動化するターンキー電子商取引ソリューションを獲得する請求項80に記載の方法。
- 前記ビジネスのプロセスを獲得する前記工程は、自動化した方法で前記ビジネスのプロセスを決定することを含む請求項80に記載の方法。
- さらに、前記ビジネスのプロセスを獲得する前記工程は、人間対話の態様によって前記ビジネスのプロセスを決定することを含む請求項82に記載の方法。
- モジュールのアプローチを提供する前記工程は、外部システムまたはユーザとの対話をビジネスのオブジェクトとして管理することを含む請求項80に記載の方法。
- 前記ビジネスのオブジェクトは、XMLとJavaが組み合わされた形式のデータ表現を含む請求項84に記載の方法。
- モジュールのアプローチを提供する前記工程は、前記ビジネスのアプリケーションを構築するためにビジネスのステップとビジネスルールとを使用することをさらに含む請求項84に記載の方法。
- 前記ビジネスのステップは、各ポートがパラメータの定義されたセットを有する入出力ポートの定義されたセットを用いたビジネス動作である請求項86に記載の方法。
- 前記ビジネスのルールは、顧客特有のビジネスのプラクティスをキャプチャするために使用される請求項87に記載の方法。
- 前記ビジネスのステップが、前記エンタープライズビジネスの要件にしたがって作成されることを可能とするツールをさらに提供する請求項86に記載の方法。
- 前記ツールは、開発者が、ビジネスのステップをビジネスのプロセスまたはワークフローとして視覚的に作成できるようにするグラフィカルユーザインタフェースを含む請求項89に記載の方法。
- 前記ツールは、前記開発者が、ビジネスルールを前記作成されたビジネスのステップと関連づけられることを可能にする請求項90に記載の方法。
- 開発されたアプリケーションと、前記中央プロバイダによって提供される機能との間のコミュニティアスペクトを提供することをさらに含む請求項80に記載の方法。
- 中央装置と関連づけられたコンポーネントのモジュールのセットからビジネスサービスのアプリケーションを開発およびカスタマイズする中央フレームワークをユーザに提供するビジネスの方法であって、
前記中央装置の外部のソースと通信する最適コンポーネントを用いて前記中央装置を構成し、
ユーザの特殊ビジネスのプロセスを獲得し、
ビジネスサービスのアプリケーションを形成するために作成されることが可能なある一定のモジュールのコンポーネントを提供し、
前記ユーザの前記特殊ビジネスのプロセスにしたがってビジネスサービスのアプリケーションを形成するために、前記モジュールのコンポーネントの前記作成をカスタマイズすることを含むビジネスの方法。 - 前記ユーザは、企業内で前記ソリューションの開発と維持とアップグレードを行わなくても電子商取引ビジネスのソリューションを作成する前記中央フレームワークと対話することが可能な企業の会社を含む請求項93に記載のビジネスの方法。
- 前記モジュールのコンポーネントは、XMLとJavaとが組み合わされた形式のデータ表現であるビジネスのオブジェクトを含む請求項93に記載のビジネスの方法。
- 前記モジュールのコンポーネントは、各ポートがパラメータの定義されたセットを有する入出力ポートの定義されたセットを用いたビジネス動作であるビジネスのステップを含む請求項95に記載のビジネスの方法。
- 前記モジュールのコンポーネントは下位のビジネスオブジェクトと関連づけられた条件つきトリガであるビジネスのルールをさらに含む請求項96に記載のビジネスの方法。
- ビジネスのプロセスを作成およびカスタマイズするために、前記モジュールのコンポーネントは移動されるか、またはその接続が修正される請求項97に記載のビジネスの方法。
- 中央サーバ装置を介して、複数の標準化されたビジネスサービスのアプリケーションとカスタマイズされたビジネスサービスのアプリケーションとを提供するビジネスの方法であって、
最良品質のコンポーネントから前記サーバ装置を構成し、
アプリケーションのインタフェース(API)を介して前記サーバ装置の外部のデータ源と通信するように前記最良品質のコンポーネントを構成し、
前記中央サーバ装置と連絡するユーザのビジネスのプロセスを決定し、
前記中央サーバ装置によって提供されたモジュールのコンポーネントによって修正されたように、既存の標準化されたビジネスサービスのアプリケーションから、カスタマイズされたビジネスサービスのアプリケーションを形成し、
ビジネスサービスのアプリケーションと前記中央サーバ装置との間にコミュニティの対話を提供することを含むビジネスの方法。 - 前記モジュールのコンポーネントは、
データ表現であるビジネスのオブジェクトと、
各ポートがパラメータの定義されたセットを有する入出力ポートの定義されたセットを用いたビジネス動作であるビジネスのステップと、
下位のビジネスのオブジェクトと関連づけられた条件つきトリガであるビジネスのルールとを含む請求項99に記載のビジネスの方法。
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