JP2004521706A - モーションシミュレーションパッド - Google Patents
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- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C3/00—Chairs characterised by structural features; Chairs or stools with rotatable or vertically-adjustable seats
- A47C3/02—Rocking chairs
Abstract
【課題】シミュレータのサイズを最小化できるシミュレータ構造の設計を行い、小型シミュレータを具現するのに適したモーションシミュレーションパッドを提供する。
【解決手段】下部プレート;支持用ユニバーサルジョイントを介して前記下部プレートから離隔した状態で前記下部プレートの上部に設置される上部プレート;前記上部プレートの上部に回動可能に設置される回転板;及び、前記支持用ユニバーサルジョイントをシーソー軸にして前記上部プレートをシーソー運動させるために、前記上部プレートの2つの支点に駆動力を伝達する2つの駆動手段;を含む。
【選択図】図5a
【解決手段】下部プレート;支持用ユニバーサルジョイントを介して前記下部プレートから離隔した状態で前記下部プレートの上部に設置される上部プレート;前記上部プレートの上部に回動可能に設置される回転板;及び、前記支持用ユニバーサルジョイントをシーソー軸にして前記上部プレートをシーソー運動させるために、前記上部プレートの2つの支点に駆動力を伝達する2つの駆動手段;を含む。
【選択図】図5a
Description
【0001】
(技術分野)
本発明はモーションシミュレーションパッドに係り、さらに詳しくは仮想現実(バーチャルリアリティー)体感ゲームなどのための小型軽量及び安価型モーションシミュレーションパッドに関する。
【0002】
仮想現実(バーチャル・リアリティ、VR:Virtual Reality)とは人間感覚の錯誤を誘発させて実際には存在しない現象を現実らしく見せる技術であって、現在はゲームを含む多くの分野で多様に常用されている。このような仮想現実ゲームまたは訓練状況を具現するためのシミュレータとして、従来には油空圧または電気モータを用いたシミュレータが知られているが、本発明はこれを小型化、軽量化すると共に、一般人が安価で購入し、利用できるように改良したモーションシミュレーションパッドに関する。
【0003】
(従来の技術)
従来の油空圧を用いたシミューレータに関連した大韓民国特許公開第99−0071426号公報はモーションベース装置は、下部プレートと、前記下部プレートの上側に下部プレートから一定間隔を置いて位置し、搭乗機が設置される上部プレートと、前記下部プレートと上部プレートとの間に三角構図で配置され、上部プレートを上下運動及び揺動運動させる3つの油圧シリンダと、前記3つの油圧シリンダのそれぞれの作動のために油圧動力を提供する油圧提供手段とから構成され;前記3つの油圧シリンダのうち第1シリンダは前記下部プレート上に固設され、自由屈折手段を介して前記上部プレートと連結され、第2シリンダと第3シリンダは下部プレート及び上部プレートに自由屈折手段を介してそれぞれ連結されることを特徴とする。
【0004】
しかし、このような油空圧式シミュレータは高価という点以外にも、大きい騒音と汚染問題を引き起こすという問題点があった。このため家庭用モーションシミューレータとしての製作は不可能であった。即ち、従来のブース型の大サイズと高価の価格を有する大型シミュレータの場合は、家庭や小型ゲームセンターで使用できないという不具合があった。したがって、最近一般家庭へのコンピュータ普及の普遍化に伴い、ゲーム用小型モーションシミュレータの必要性が高まっているにも関らず、それに対応できないという問題点があった。
【0005】
このような要請に応じ、電気モータを用いたモーションシミュレータが現われはじめた。図1は電気モータを用いたモーションシミュレータであって、大韓民国実用新案登録第173399号の仮想現実用3次元シミュレータの構成の概略図である。
【0006】
前記図1のシミュレータは、下部支持フレーム1上にそれぞれ設置されたブラケット2に設けられたボールスクリューを内蔵したシリンダ6と、サボモータ8により左右回転するボールスクリューによって昇降する昇降作動具16と、前記昇降作動具16の上端に設置されたユニバーサルジョイント17と、前記ユニバーサルジョイント17の上方に固定した上部作動板18と、前記ブラケット2を固定する下部支持フレーム1の下方に、シミュレータ本体を回転させる回転手段19(19A、19B、19C、19D、19E、19F)とを備えることを特徴とする。
【0007】
未説明符号5はプーリハウジング、25はカプセル、26はシミュレータカバー、27は椅子である。
【0008】
プーリハウジング5内には、サボモータ8の軸に設置される主プーリにかけられたベルトの他端をかける従動プーリを設け、従動プーリの中心部には右螺子部を有するボールスクリューを立設し、前記ボールスクリューの下端にはキャリッジハウジング内の左螺子部を有するキャリッジを螺合する。
【0009】
図2は従来の他の電気モータを用いたシミュレータであって、大韓民国特許公開第1999−0043649号公報は仮想現実体感用シミュレータの構成の概略図である。
【0010】
その概略的な構成は、下部支持板110の上部に設置される遊動板120と;前記遊動板120の周縁部に回転可能に結合される回転棒130(131、132;133、134;135、136)と; 上端部がユニバーサルジョイント160で前記各回転棒130(131、132;133、134;135、136)にそれぞれ連結され、下端部がボールジョイント170で前記下部支持板110にそれぞれ連結される作動要素150と;前記作動要素150を作動させるための駆動手段190と;を含んで構成されることを特徴とする。
【0011】
ここで、前記駆動手段190は、前記下部支持板110の上部に配置される中間支持板191上に結合される複数のモータ192と、一端部が前記モータ192の出力軸に軸着され、他端部が前記作動要素150の中間部に軸着されるレバー194とから構成される。また、前記遊動板120の上部には椅子が結合される。
【0012】
未説明符号101は支え板、102は支え棒、171はボールソケット、172はボールである。
【0013】
しかし、図1及び図2のシミュレータはシミュレータのサイズを最小化するのに限界があって、小型シミュレータの実現に難点があった。また、回転及び振動出力機能を備えていないので、最近多様化しつつあるシミュレーションゲームに添えられないという限界があった。また、シミュレータが出力手段としてのみで使用されるので、ユーザにシミュレータとの一体感を感じさせにくいという問題点があった。また図1のシミュレータはベルト伝動による3軸制御方式を、図2のシミュレータは基本的にリンク折を介する3軸制御方式をそれぞれ採用することにより、制御しにくくなる。特に図1の場合、ベルト伝動の特性と言える低い精密度のため、シミュレータの全体的な精密制御が難しく、ベルトの老巧化のため、シミュレータの耐久性に問題点があった。
【0014】
【特許文献1】 韓国特許公開第99−0071426号公報
【特許文献2】 韓国実用新案登録第173399号
【特許文献3】 韓国特許公開第1999−43649号公報
【0015】
(発明が解決しようとする課題)
本発明はかかる従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、シミュレータのサイズを最小化できるシミュレータ構造の設計を行い、小型シミュレータを具現するのに適したモーションシミュレーションパッドを提供することにある。
【0016】
本発明の他の目的は、モーションシミュレーションパッドの設置及び移動が容易で、パソコン/ゲーム機器などとの連結が容易であって、一般人がゲームセンターを利用しなくても家庭でシミュレーションゲームなどを簡便に楽しむべく、ノートパソコン程度のサイズで椅子または床上に置いて使用できるようにすることにより、安価及び小型化を実現したモーションシミュレーションパットを提供することにある。
【0017】
本発明のまた他の目的は、モーションシミュレーションパッドに回転及び振動出力機能を与えることにより、多様化しつつあるシミュレーションゲームに対応して力動的なモーションを創出し得るモーションシミュレーションパッドを提供することにある。
【0018】
本発明のまた他の目的は、シミュレータが両方向入出力機構として機能できるようにし、ユーザの動作をシミュレータが認識してこれをゲーム構成の一部として使用し得るモーションシミュレーションパッドを提供することにある。
【0019】
本発明のまた他の目的は、モーションシミュレーションパッドにシーソー動作による2軸駆動方式を採用することにより、制御の容易性を実現し、耐久性面でも優れたモーションシミュレーションパッドを提供することにある。
【0020】
(課題を解決するための手段)
本発明のモーションシミュレーションパッドは、下部プレート;支持用ユニバーサルジョイントを介して前記下部プレートから離隔した状態で前記下部プレートの上部に設置される上部プレート;前記上部プレートの上部に回動可能に設置される回転板;及び、前記支持用ユニバーサルジョイントをシーソー軸にして前記上部プレートをシーソー運動させるために、前記上部プレートの2つの支点に駆動力を伝達する2つの駆動手段;を含むことを特徴とする。
【0021】
本発明の好適な具体例によれば、前記駆動手段は、前記下部プレートに固設されるスクリュー方式の推力モータ;及び、一端は前記推力モータの往復動モータ軸に連結され、他端は前記上部プレートに連結され、前記上部プレートがシーソー運動を行えるように前記モータ軸の推力運動を前記上部プレートに伝達する媒介機能を果たす電動用ユニバーサルジョイント;を含む。
【0022】
前記推力モータの代わりに多様な具体例が可能なのは言うまでもない。例えば、一般的なモータとベベルギヤ対及びスクリューギヤ対を推力モータの代わりに使用することができる。動力伝達経路において、水平のモータ軸を有するモータの駆動力はそのモータ軸に設置された駆動側ベベルギヤに伝達される。次いで、前記駆動力は駆動側ベベルギヤに噛み合っている従動側ベベルギヤに伝達される。その後、その駆動力は従動側ベベルギヤの回転により、従動側ベベルギヤ軸に設置された駆動軸スクリューギヤに伝達される。次に、駆動軸スクリューギヤの回転により、駆動側スクリューギヤに噛み合っている従動側スクリューギヤは往復動運動をすることになる。前記往復動運動は電動用ユニバーサルジョイントを介して上部プレートに伝達される。
【0023】
本発明の好適な具体例によれば、前記上部プレートには、前記回転板を回転駆動するための回転出力モータが設置される。
【0024】
本発明の好適な具体例によれば、前記上部プレートには、前記回転板の回転運動を検出するための回転検出器が設置される。
【0025】
本発明の好適な具体例によれば、前記モーションシミュレーションパッドは前記モータ軸の変位量を検出するための変位検出器を含む。
【0026】
本発明の好適な具体例によれば、前記上部プレートには、前記上部プレートを振動駆動するための振動モータが設置される。振動モータは振動の大きさが異なるモータを用いてモータの振動量を可変することができ、各振動モータの有機的な組み合わせにより、多様な振動をユーザに提供することができる。
【0027】
前記回転検出器及び変位検出器としては、センサ又はスイッチを使用することができ、センサが使用される場合にも非接触式又は接触式を選択的に使用することができる。
【0028】
(発明の実施の形態)
以下、添付図を参照して本発明の好適な実施例を詳細に説明する。
図3は本発明の好適な具体例に係るモーションシミュレーションパッドの分解斜視図である。同図に示すように、図3のモーションシミュレーションパッドの下部プレート200、上部プレート300、回転板400及び駆動手段を含む。
【0029】
上部プレート300は支持用ユニバーサルジョイント310を介して下部プレート200と連結される。
【0030】
駆動手段は推力モータ510と電動用ユニバーサルジョイント560とからなる。推力モータ510の出力は電動用ユニバーサルジョイント560を介して上部プレート300に伝達される。したがって、全体的な上部プレート300の運動は、支持用ユニバーサルジョイント310をシーソー軸とし、電動用ユニバーサルジョイント560を介した外力によってシーソー運動を行う。前記ユニバーサルジョイント560の代わりにボールジョイントを使用し得る。従来のシミュレータが3軸、4軸または6軸の形でモーションを作り出すに反し、図3のモーションシミュレーションパッドは僅か2軸のシーソー作用による小さな力で相応のモーションを作ることができるという長所を持つ。
【0031】
推力モータ510は、ロータの回転により、ロータに螺合しているモータ軸が往復動運動を行い、前記モータ軸の往復動運動は電動用ユニバーサルジョイント560を介して上部プレート300に伝達される。この際、モータとしてはAC/DCモータ、サボモータ、パンケーキモータなど多様な方式のモータを使用することができる。
【0032】
下部プレート200は2段プレート型にし、下端プレート230に推力モータ510が装着される。推力モータ510としてはスクリュー方式の推力モータが使用されるが、往復動運動をするモータ軸にはモータ軸ブロック520が装着される。
【0033】
モータ軸ブロック520には案内ローラ530が装着され、前記案内ローラ530は下部プレート200の下端プレート230と上端プレート210との間を連結する垂直プレート220との接触ロール運動により、モータ軸ブロック520の円滑な往復動運動を案内する。また、モータ軸ブロック520の往復動運動による変位は変位検出器540によって検出され、これによりゲーム機本体とのフィードバック制御によって精密な制御が可能になる。変位検出器540としては、例えば可変抵抗式の検出器を使用することができる。未説明の符号550は回路基板である。
【0034】
下部プレート200と上部プレート300との間にスプリング240を設けることにより、ユーザにスムーズな作動性能を提供すると共に、振動に対する機械的耐性を上昇させる。
【0035】
上部プレート300の下部には振動モータ320が装着される。前記振動モータ320の振動出力は上部プレート300を介して回転板400に伝達され、その振動がユーザに生動感を感じさせる。
【0036】
上部プレート300と回転板400との間には回転出力モータ330が組み込まれる。前記回転出力モータ330は、例えばゲームプログラムの制御により、回転板400を介して回転出力をユーザに伝達することにより、生動感あるシミュレーションを実現する。
【0037】
また、上部プレート300と回転板400との間には回転検出器340が設置される。前記回転検出器340は、ユーザが回転板400を回転させることにより、ゲーム機本体に対して入力手段として活用される。前記回転検出器340についてさらに詳しく説明すると、例えばユーザが回転板400上に着席して身体を左右に回転させると、ユーザの動作は回転板400及び回転検出器340を介してゲーム機本体に伝達されゲームに反映される。即ち、飛行モーションシミュレーションの場合、ユーザが身体を左側に回転させると、これによりゲーム機のモニタにディスプレイされる飛行機模型をも左側に旋回飛行するようにプログラムを構成する。
【0038】
前記回転出力モータ330及び回転検出器340は、その回転軸が水平に位置するように設置される。前記回転軸には、上部プレート300及び回転板400の間で上部プレート300及び回転板400と接触ロール運動を行うことにより、上部プレート300に対する回転板400の回転運動を出力するか、入力されるローラが装着される。
【0039】
また、上部プレート300と回転板400との間にはベアリング(軸受)410が設けられる。図3にボールベアリングが示されている。
【0040】
図3のモーションシミュレーションパッドは、例えば中心軸が2方向15°の動作を行えるように設計し、これによりユーザは全方向ローリングとピッチング動作を体感することができ、また例えばシートポジションに30度回転可能な回転板400を取り付けることにより、パソコン/ゲーム機に入力またはモーションシミュレーションパッドへの出力時におけるローリング効果を極大化することができる。
【0041】
図3のモーションシミュレーションパッドは訓練シミュレータやゲームシミュレータなどに備えられるモーションベース装置または3次元シミュレータとして使用され、特に前後左右作動、回転作動及び振動を有機的に行い、仮想的な模擬娯楽、模擬飛行、模擬運転などに適しているという長所を持つ。従来の大型油空圧式シミュレータの大型性、高価性、高騒音性などの問題点を解決して携帯性及び家庭用としての適用性を高めるために、単純に椅子または床上に置いて使用することができ、また図3のモーションシミュレーションパッドはコンピュータやゲーム機器に容易に連携して使用することができるという長所を持つ。
【0042】
図4aは図3のモーションシミュレーションパッドの概略右側面図である。同図に示すように、図4aのモーションシミュレーションパッドは、椅子上に3〜4cm間隔で2つのプレートを位置させ、推力モータ510などの駆動手段を椅子の前部に設置することにより、小型モータの出力のみで大きい力を出すことができる構造と動力伝達方式とを使用している。
【0043】
勿論、駆動手段などを椅子のクッション部分に挿入し、シミュレーション専用椅子を構成することもできる。
【0044】
図4aのモーションシミュレーションパッドを、椅子の背や椅子の頭のところに装着可能なサラウンド立体音響システムと連携して使用することにより、一層生動感を高めることができる。また、 ヘッドピース(立体眼鏡)、ドライブ・ホイール、ドライブ・ペダル、ジョイスティック、振動マウスなどと連動させることにより、リアリティをさらに極大化することができる。
【0045】
図4aのモーションシミュレーションパッドはシリアル通信またはUSB通信を介してパソコン/ゲーム機に接続され、従来のフォース・フィードバック信号や機器動作のモーションコードを受けてDC推力モータ510を制御し、しかも直接垂直のモータ軸を前述の可変抵抗にて制御することにより、体感及び反応速度を高める。
【0046】
未説明の符号350はカバーである。カバーは異物によるモーションシミュレーションパッドの損傷、安全事故などを防止する役割を果たす。
【0047】
図4bは図4aのモーションシミュレーションパッドにおけるモータ軸ブロック520、電動用ユニバーサルジョイント560及び支持用ユニバーサルジョイント310の力学関係をモーションシミュレーションパッドの右側面から示す説明図である。
【0048】
図5aは図3のモーションシミュレーションパッドの概略正面図であり、図5bは図5aのモーションシミュレーションパッドにおけるモータ軸ブロック520、電動用ユニバーサルジョイント560及び支持用ユニバーサルジョイント310の力学関係をモーションシミュレーションパッドの正面から示す説明図である。
【0049】
推力モータ510の運動によるモータ軸の往復動運動による基本8方向の上下降運動を表1に示す。方向は、モーションシミュレーションパッドを上から見下ろした時を基準として、左側面、右側面、正面及び背面をそれぞれ東、西、南及び北にした。
【0050】
【表1】
【0051】
基本8方向モーションの他に所望のモーションに合わせた変位検出器540信号を把握して多様なフィードバック制御方式にて検出誤差を最小化すると、さらに多様な方向のモーションと位置制御が可能である。
【0052】
図6は図3のモーションシミュレーションパッドの概略平面図である。
【0053】
表2は回転板400の時計方向または反時計方向の回転に対して、入出力形態によるゲーム機本体とユーザとの相互作用の例を示す。
【0054】
【表2】
【0055】
(発明の効果)
本発明は安価な小型シミュレータを具現するのに適したモーションシミュレーションパッドを提供することができる。
【0056】
本発明は一般人がゲームセンターを利用しなくても家庭でシミュレーションゲームなどを簡便に楽しむことができる。
【0057】
本発明は回転及び振動出力機能を提供することにより、多様化しつつあるシミュレーションゲームに対応して力動的なモーションを創出し得るモーションシミュレーションパッドを提供することができる。
【0058】
本発明はシミュレータが両方向入出力機構として機能できるようにし、ユーザの動作をシミュレータが認識してそれをゲーム構成の一部として使用することができる。
【0059】
本発明はシーソー動作による2軸駆動方式を採用することにより、制御の容易性を実現し、耐久性面でも優れたモーションシミュレーションパッドを提供することができる。
【0060】
さらに、本発明は明細書に開示された特定の実施例に限定されるものではなく、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者によって本発明の技術的思想を外れない範囲内で修正または変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
従来の電気モータを用いたシミューレータであり、大韓民国実用新案登録第173399号の仮想現実用3次元シミュレータの構成を示す概略図である。
【図2】
従来の他の電気モータを用いたシミューレータであり、大韓民国特許公開第1999−43649号公報の仮想現実体感用シミューレータの構成を示す概略図である。
【図3】
本発明の好適な具体例に係るモーションシミュレーションパッドの分解斜視図である。
【図4】
図4aは図3のモーションシミュレーションパッドの概略右側面図であり、図4bは図4aのモーションシミュレーションパッドにおけるモータ軸ブロック、電動用ユニバーサルジョイント及び支持用ユニバーサルジョイントの力学関係をモーションシミュレーションパッドの右側面から示す説明図である。
【図5】
図5aは図3のモーションシミュレーションパッドの概略正面図であり、図5bは図5aのモーションシミュレーションパッドのにおけるモータ軸ブロック、電動用ユニバーサルジョイント及び支持用ユニバーサルジョイントの力学関係をモーションシミュレーションパッドの正面から示す説明図である。
【図6】
図3のモーションシミュレーションパッドの概略平面図である。
【符号の説明】
200 下部プレート
300 上部プレート
310 支持用ユニバーサルジョイント
320 振動モータ
330 回転出力モータ
340 回転検出器
400 回転板
410 ベアリング
510 推力モータ
540 変位検出器
560 電動用ユニバーサルジョイント
(技術分野)
本発明はモーションシミュレーションパッドに係り、さらに詳しくは仮想現実(バーチャルリアリティー)体感ゲームなどのための小型軽量及び安価型モーションシミュレーションパッドに関する。
【0002】
仮想現実(バーチャル・リアリティ、VR:Virtual Reality)とは人間感覚の錯誤を誘発させて実際には存在しない現象を現実らしく見せる技術であって、現在はゲームを含む多くの分野で多様に常用されている。このような仮想現実ゲームまたは訓練状況を具現するためのシミュレータとして、従来には油空圧または電気モータを用いたシミュレータが知られているが、本発明はこれを小型化、軽量化すると共に、一般人が安価で購入し、利用できるように改良したモーションシミュレーションパッドに関する。
【0003】
(従来の技術)
従来の油空圧を用いたシミューレータに関連した大韓民国特許公開第99−0071426号公報はモーションベース装置は、下部プレートと、前記下部プレートの上側に下部プレートから一定間隔を置いて位置し、搭乗機が設置される上部プレートと、前記下部プレートと上部プレートとの間に三角構図で配置され、上部プレートを上下運動及び揺動運動させる3つの油圧シリンダと、前記3つの油圧シリンダのそれぞれの作動のために油圧動力を提供する油圧提供手段とから構成され;前記3つの油圧シリンダのうち第1シリンダは前記下部プレート上に固設され、自由屈折手段を介して前記上部プレートと連結され、第2シリンダと第3シリンダは下部プレート及び上部プレートに自由屈折手段を介してそれぞれ連結されることを特徴とする。
【0004】
しかし、このような油空圧式シミュレータは高価という点以外にも、大きい騒音と汚染問題を引き起こすという問題点があった。このため家庭用モーションシミューレータとしての製作は不可能であった。即ち、従来のブース型の大サイズと高価の価格を有する大型シミュレータの場合は、家庭や小型ゲームセンターで使用できないという不具合があった。したがって、最近一般家庭へのコンピュータ普及の普遍化に伴い、ゲーム用小型モーションシミュレータの必要性が高まっているにも関らず、それに対応できないという問題点があった。
【0005】
このような要請に応じ、電気モータを用いたモーションシミュレータが現われはじめた。図1は電気モータを用いたモーションシミュレータであって、大韓民国実用新案登録第173399号の仮想現実用3次元シミュレータの構成の概略図である。
【0006】
前記図1のシミュレータは、下部支持フレーム1上にそれぞれ設置されたブラケット2に設けられたボールスクリューを内蔵したシリンダ6と、サボモータ8により左右回転するボールスクリューによって昇降する昇降作動具16と、前記昇降作動具16の上端に設置されたユニバーサルジョイント17と、前記ユニバーサルジョイント17の上方に固定した上部作動板18と、前記ブラケット2を固定する下部支持フレーム1の下方に、シミュレータ本体を回転させる回転手段19(19A、19B、19C、19D、19E、19F)とを備えることを特徴とする。
【0007】
未説明符号5はプーリハウジング、25はカプセル、26はシミュレータカバー、27は椅子である。
【0008】
プーリハウジング5内には、サボモータ8の軸に設置される主プーリにかけられたベルトの他端をかける従動プーリを設け、従動プーリの中心部には右螺子部を有するボールスクリューを立設し、前記ボールスクリューの下端にはキャリッジハウジング内の左螺子部を有するキャリッジを螺合する。
【0009】
図2は従来の他の電気モータを用いたシミュレータであって、大韓民国特許公開第1999−0043649号公報は仮想現実体感用シミュレータの構成の概略図である。
【0010】
その概略的な構成は、下部支持板110の上部に設置される遊動板120と;前記遊動板120の周縁部に回転可能に結合される回転棒130(131、132;133、134;135、136)と; 上端部がユニバーサルジョイント160で前記各回転棒130(131、132;133、134;135、136)にそれぞれ連結され、下端部がボールジョイント170で前記下部支持板110にそれぞれ連結される作動要素150と;前記作動要素150を作動させるための駆動手段190と;を含んで構成されることを特徴とする。
【0011】
ここで、前記駆動手段190は、前記下部支持板110の上部に配置される中間支持板191上に結合される複数のモータ192と、一端部が前記モータ192の出力軸に軸着され、他端部が前記作動要素150の中間部に軸着されるレバー194とから構成される。また、前記遊動板120の上部には椅子が結合される。
【0012】
未説明符号101は支え板、102は支え棒、171はボールソケット、172はボールである。
【0013】
しかし、図1及び図2のシミュレータはシミュレータのサイズを最小化するのに限界があって、小型シミュレータの実現に難点があった。また、回転及び振動出力機能を備えていないので、最近多様化しつつあるシミュレーションゲームに添えられないという限界があった。また、シミュレータが出力手段としてのみで使用されるので、ユーザにシミュレータとの一体感を感じさせにくいという問題点があった。また図1のシミュレータはベルト伝動による3軸制御方式を、図2のシミュレータは基本的にリンク折を介する3軸制御方式をそれぞれ採用することにより、制御しにくくなる。特に図1の場合、ベルト伝動の特性と言える低い精密度のため、シミュレータの全体的な精密制御が難しく、ベルトの老巧化のため、シミュレータの耐久性に問題点があった。
【0014】
【特許文献1】 韓国特許公開第99−0071426号公報
【特許文献2】 韓国実用新案登録第173399号
【特許文献3】 韓国特許公開第1999−43649号公報
【0015】
(発明が解決しようとする課題)
本発明はかかる従来の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、シミュレータのサイズを最小化できるシミュレータ構造の設計を行い、小型シミュレータを具現するのに適したモーションシミュレーションパッドを提供することにある。
【0016】
本発明の他の目的は、モーションシミュレーションパッドの設置及び移動が容易で、パソコン/ゲーム機器などとの連結が容易であって、一般人がゲームセンターを利用しなくても家庭でシミュレーションゲームなどを簡便に楽しむべく、ノートパソコン程度のサイズで椅子または床上に置いて使用できるようにすることにより、安価及び小型化を実現したモーションシミュレーションパットを提供することにある。
【0017】
本発明のまた他の目的は、モーションシミュレーションパッドに回転及び振動出力機能を与えることにより、多様化しつつあるシミュレーションゲームに対応して力動的なモーションを創出し得るモーションシミュレーションパッドを提供することにある。
【0018】
本発明のまた他の目的は、シミュレータが両方向入出力機構として機能できるようにし、ユーザの動作をシミュレータが認識してこれをゲーム構成の一部として使用し得るモーションシミュレーションパッドを提供することにある。
【0019】
本発明のまた他の目的は、モーションシミュレーションパッドにシーソー動作による2軸駆動方式を採用することにより、制御の容易性を実現し、耐久性面でも優れたモーションシミュレーションパッドを提供することにある。
【0020】
(課題を解決するための手段)
本発明のモーションシミュレーションパッドは、下部プレート;支持用ユニバーサルジョイントを介して前記下部プレートから離隔した状態で前記下部プレートの上部に設置される上部プレート;前記上部プレートの上部に回動可能に設置される回転板;及び、前記支持用ユニバーサルジョイントをシーソー軸にして前記上部プレートをシーソー運動させるために、前記上部プレートの2つの支点に駆動力を伝達する2つの駆動手段;を含むことを特徴とする。
【0021】
本発明の好適な具体例によれば、前記駆動手段は、前記下部プレートに固設されるスクリュー方式の推力モータ;及び、一端は前記推力モータの往復動モータ軸に連結され、他端は前記上部プレートに連結され、前記上部プレートがシーソー運動を行えるように前記モータ軸の推力運動を前記上部プレートに伝達する媒介機能を果たす電動用ユニバーサルジョイント;を含む。
【0022】
前記推力モータの代わりに多様な具体例が可能なのは言うまでもない。例えば、一般的なモータとベベルギヤ対及びスクリューギヤ対を推力モータの代わりに使用することができる。動力伝達経路において、水平のモータ軸を有するモータの駆動力はそのモータ軸に設置された駆動側ベベルギヤに伝達される。次いで、前記駆動力は駆動側ベベルギヤに噛み合っている従動側ベベルギヤに伝達される。その後、その駆動力は従動側ベベルギヤの回転により、従動側ベベルギヤ軸に設置された駆動軸スクリューギヤに伝達される。次に、駆動軸スクリューギヤの回転により、駆動側スクリューギヤに噛み合っている従動側スクリューギヤは往復動運動をすることになる。前記往復動運動は電動用ユニバーサルジョイントを介して上部プレートに伝達される。
【0023】
本発明の好適な具体例によれば、前記上部プレートには、前記回転板を回転駆動するための回転出力モータが設置される。
【0024】
本発明の好適な具体例によれば、前記上部プレートには、前記回転板の回転運動を検出するための回転検出器が設置される。
【0025】
本発明の好適な具体例によれば、前記モーションシミュレーションパッドは前記モータ軸の変位量を検出するための変位検出器を含む。
【0026】
本発明の好適な具体例によれば、前記上部プレートには、前記上部プレートを振動駆動するための振動モータが設置される。振動モータは振動の大きさが異なるモータを用いてモータの振動量を可変することができ、各振動モータの有機的な組み合わせにより、多様な振動をユーザに提供することができる。
【0027】
前記回転検出器及び変位検出器としては、センサ又はスイッチを使用することができ、センサが使用される場合にも非接触式又は接触式を選択的に使用することができる。
【0028】
(発明の実施の形態)
以下、添付図を参照して本発明の好適な実施例を詳細に説明する。
図3は本発明の好適な具体例に係るモーションシミュレーションパッドの分解斜視図である。同図に示すように、図3のモーションシミュレーションパッドの下部プレート200、上部プレート300、回転板400及び駆動手段を含む。
【0029】
上部プレート300は支持用ユニバーサルジョイント310を介して下部プレート200と連結される。
【0030】
駆動手段は推力モータ510と電動用ユニバーサルジョイント560とからなる。推力モータ510の出力は電動用ユニバーサルジョイント560を介して上部プレート300に伝達される。したがって、全体的な上部プレート300の運動は、支持用ユニバーサルジョイント310をシーソー軸とし、電動用ユニバーサルジョイント560を介した外力によってシーソー運動を行う。前記ユニバーサルジョイント560の代わりにボールジョイントを使用し得る。従来のシミュレータが3軸、4軸または6軸の形でモーションを作り出すに反し、図3のモーションシミュレーションパッドは僅か2軸のシーソー作用による小さな力で相応のモーションを作ることができるという長所を持つ。
【0031】
推力モータ510は、ロータの回転により、ロータに螺合しているモータ軸が往復動運動を行い、前記モータ軸の往復動運動は電動用ユニバーサルジョイント560を介して上部プレート300に伝達される。この際、モータとしてはAC/DCモータ、サボモータ、パンケーキモータなど多様な方式のモータを使用することができる。
【0032】
下部プレート200は2段プレート型にし、下端プレート230に推力モータ510が装着される。推力モータ510としてはスクリュー方式の推力モータが使用されるが、往復動運動をするモータ軸にはモータ軸ブロック520が装着される。
【0033】
モータ軸ブロック520には案内ローラ530が装着され、前記案内ローラ530は下部プレート200の下端プレート230と上端プレート210との間を連結する垂直プレート220との接触ロール運動により、モータ軸ブロック520の円滑な往復動運動を案内する。また、モータ軸ブロック520の往復動運動による変位は変位検出器540によって検出され、これによりゲーム機本体とのフィードバック制御によって精密な制御が可能になる。変位検出器540としては、例えば可変抵抗式の検出器を使用することができる。未説明の符号550は回路基板である。
【0034】
下部プレート200と上部プレート300との間にスプリング240を設けることにより、ユーザにスムーズな作動性能を提供すると共に、振動に対する機械的耐性を上昇させる。
【0035】
上部プレート300の下部には振動モータ320が装着される。前記振動モータ320の振動出力は上部プレート300を介して回転板400に伝達され、その振動がユーザに生動感を感じさせる。
【0036】
上部プレート300と回転板400との間には回転出力モータ330が組み込まれる。前記回転出力モータ330は、例えばゲームプログラムの制御により、回転板400を介して回転出力をユーザに伝達することにより、生動感あるシミュレーションを実現する。
【0037】
また、上部プレート300と回転板400との間には回転検出器340が設置される。前記回転検出器340は、ユーザが回転板400を回転させることにより、ゲーム機本体に対して入力手段として活用される。前記回転検出器340についてさらに詳しく説明すると、例えばユーザが回転板400上に着席して身体を左右に回転させると、ユーザの動作は回転板400及び回転検出器340を介してゲーム機本体に伝達されゲームに反映される。即ち、飛行モーションシミュレーションの場合、ユーザが身体を左側に回転させると、これによりゲーム機のモニタにディスプレイされる飛行機模型をも左側に旋回飛行するようにプログラムを構成する。
【0038】
前記回転出力モータ330及び回転検出器340は、その回転軸が水平に位置するように設置される。前記回転軸には、上部プレート300及び回転板400の間で上部プレート300及び回転板400と接触ロール運動を行うことにより、上部プレート300に対する回転板400の回転運動を出力するか、入力されるローラが装着される。
【0039】
また、上部プレート300と回転板400との間にはベアリング(軸受)410が設けられる。図3にボールベアリングが示されている。
【0040】
図3のモーションシミュレーションパッドは、例えば中心軸が2方向15°の動作を行えるように設計し、これによりユーザは全方向ローリングとピッチング動作を体感することができ、また例えばシートポジションに30度回転可能な回転板400を取り付けることにより、パソコン/ゲーム機に入力またはモーションシミュレーションパッドへの出力時におけるローリング効果を極大化することができる。
【0041】
図3のモーションシミュレーションパッドは訓練シミュレータやゲームシミュレータなどに備えられるモーションベース装置または3次元シミュレータとして使用され、特に前後左右作動、回転作動及び振動を有機的に行い、仮想的な模擬娯楽、模擬飛行、模擬運転などに適しているという長所を持つ。従来の大型油空圧式シミュレータの大型性、高価性、高騒音性などの問題点を解決して携帯性及び家庭用としての適用性を高めるために、単純に椅子または床上に置いて使用することができ、また図3のモーションシミュレーションパッドはコンピュータやゲーム機器に容易に連携して使用することができるという長所を持つ。
【0042】
図4aは図3のモーションシミュレーションパッドの概略右側面図である。同図に示すように、図4aのモーションシミュレーションパッドは、椅子上に3〜4cm間隔で2つのプレートを位置させ、推力モータ510などの駆動手段を椅子の前部に設置することにより、小型モータの出力のみで大きい力を出すことができる構造と動力伝達方式とを使用している。
【0043】
勿論、駆動手段などを椅子のクッション部分に挿入し、シミュレーション専用椅子を構成することもできる。
【0044】
図4aのモーションシミュレーションパッドを、椅子の背や椅子の頭のところに装着可能なサラウンド立体音響システムと連携して使用することにより、一層生動感を高めることができる。また、 ヘッドピース(立体眼鏡)、ドライブ・ホイール、ドライブ・ペダル、ジョイスティック、振動マウスなどと連動させることにより、リアリティをさらに極大化することができる。
【0045】
図4aのモーションシミュレーションパッドはシリアル通信またはUSB通信を介してパソコン/ゲーム機に接続され、従来のフォース・フィードバック信号や機器動作のモーションコードを受けてDC推力モータ510を制御し、しかも直接垂直のモータ軸を前述の可変抵抗にて制御することにより、体感及び反応速度を高める。
【0046】
未説明の符号350はカバーである。カバーは異物によるモーションシミュレーションパッドの損傷、安全事故などを防止する役割を果たす。
【0047】
図4bは図4aのモーションシミュレーションパッドにおけるモータ軸ブロック520、電動用ユニバーサルジョイント560及び支持用ユニバーサルジョイント310の力学関係をモーションシミュレーションパッドの右側面から示す説明図である。
【0048】
図5aは図3のモーションシミュレーションパッドの概略正面図であり、図5bは図5aのモーションシミュレーションパッドにおけるモータ軸ブロック520、電動用ユニバーサルジョイント560及び支持用ユニバーサルジョイント310の力学関係をモーションシミュレーションパッドの正面から示す説明図である。
【0049】
推力モータ510の運動によるモータ軸の往復動運動による基本8方向の上下降運動を表1に示す。方向は、モーションシミュレーションパッドを上から見下ろした時を基準として、左側面、右側面、正面及び背面をそれぞれ東、西、南及び北にした。
【0050】
【表1】
【0051】
基本8方向モーションの他に所望のモーションに合わせた変位検出器540信号を把握して多様なフィードバック制御方式にて検出誤差を最小化すると、さらに多様な方向のモーションと位置制御が可能である。
【0052】
図6は図3のモーションシミュレーションパッドの概略平面図である。
【0053】
表2は回転板400の時計方向または反時計方向の回転に対して、入出力形態によるゲーム機本体とユーザとの相互作用の例を示す。
【0054】
【表2】
【0055】
(発明の効果)
本発明は安価な小型シミュレータを具現するのに適したモーションシミュレーションパッドを提供することができる。
【0056】
本発明は一般人がゲームセンターを利用しなくても家庭でシミュレーションゲームなどを簡便に楽しむことができる。
【0057】
本発明は回転及び振動出力機能を提供することにより、多様化しつつあるシミュレーションゲームに対応して力動的なモーションを創出し得るモーションシミュレーションパッドを提供することができる。
【0058】
本発明はシミュレータが両方向入出力機構として機能できるようにし、ユーザの動作をシミュレータが認識してそれをゲーム構成の一部として使用することができる。
【0059】
本発明はシーソー動作による2軸駆動方式を採用することにより、制御の容易性を実現し、耐久性面でも優れたモーションシミュレーションパッドを提供することができる。
【0060】
さらに、本発明は明細書に開示された特定の実施例に限定されるものではなく、本発明の属する技術分野で通常の知識を有する者によって本発明の技術的思想を外れない範囲内で修正または変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】
従来の電気モータを用いたシミューレータであり、大韓民国実用新案登録第173399号の仮想現実用3次元シミュレータの構成を示す概略図である。
【図2】
従来の他の電気モータを用いたシミューレータであり、大韓民国特許公開第1999−43649号公報の仮想現実体感用シミューレータの構成を示す概略図である。
【図3】
本発明の好適な具体例に係るモーションシミュレーションパッドの分解斜視図である。
【図4】
図4aは図3のモーションシミュレーションパッドの概略右側面図であり、図4bは図4aのモーションシミュレーションパッドにおけるモータ軸ブロック、電動用ユニバーサルジョイント及び支持用ユニバーサルジョイントの力学関係をモーションシミュレーションパッドの右側面から示す説明図である。
【図5】
図5aは図3のモーションシミュレーションパッドの概略正面図であり、図5bは図5aのモーションシミュレーションパッドのにおけるモータ軸ブロック、電動用ユニバーサルジョイント及び支持用ユニバーサルジョイントの力学関係をモーションシミュレーションパッドの正面から示す説明図である。
【図6】
図3のモーションシミュレーションパッドの概略平面図である。
【符号の説明】
200 下部プレート
300 上部プレート
310 支持用ユニバーサルジョイント
320 振動モータ
330 回転出力モータ
340 回転検出器
400 回転板
410 ベアリング
510 推力モータ
540 変位検出器
560 電動用ユニバーサルジョイント
Claims (6)
- 下部プレート;
支持用ユニバーサルジョイントを介して前記下部プレートから離隔した状態で前記下部プレートの上部に設置される上部プレート;
前記上部プレートの上部に回動可能に設置される回転板;及び、
前記支持用ユニバーサルジョイントをシーソー軸にして前記上部プレートをシーソー運動させるために、前記上部プレートの2つの支点に駆動力を伝達する2つの駆動手段;を含むことを特徴とするモーションシミュレーションパッド。 - 前記駆動手段は、
前記下部プレートに固設されるスクリュー方式の推力モータ;及び、
一端は前記推力モータの往復動モータ軸に連結され、他端は前記上部プレートに連結され、前記上部プレートがシーソー運動を行えるように前記モータ軸の推力運動を前記上部プレートに伝達する媒介機能を果たす電動用ユニバーサルジョイント;を含むことを特徴とする請求項1記載のモーションシミュレーションパッド。 - 前記上部プレートには、前記回転板を回転駆動するための回転出力モータが設置されることを特徴とする請求項1または2記載のモーションシミュレーションパッド。
- 前記上部プレートには、前記回転板の回転運動を検出するための回転検出器が設置されることを特徴とする請求項1または2記載のモーションシミュレーションパッド。
- 前記モーションシミュレーションパッドは前記モータ軸の変位量を検出するための変位検出器を含むことを特徴とする請求項1または2記載のモーションシミュレーションパッド。
- 前記上部プレートには、前記上部プレートを振動駆動するための振動モータが設置されることを特徴とする請求項1または2記載のモーションシミュレーションパッド。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060425 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20061003 |