JP2004520919A - マークアップ言語対応デバイスおよびデバイス操作方法 - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、マークアップ言語対応デバイスと、これら一群のマークアップ言語対応デバイスの操作方法に関する。
【0002】
多くの人がより簡便にインターネットを利用できるように、HTML(HyperText Markup Language)と、HTMLファイルを読むことのできるブラウザが開発された。HTMLは基本的にドキュメントを記述し、ドキュメント間をリンクする言語である。ブラウザは、HTMLコードを読み取り、テキストから成るドキュメントをPC画面上に表示し、リンクさせる。
【0003】
テキストのみというHTMLの制限的な性質を拡張するために、JAVA(R)が開発された。JAVA(R)はプログラム言語である。JAVA(R)プログラム(一般にJAVA(R)アプレットと呼ばれているもの)は、ソースコードからオブジェクトコードにコンパイルされ、HTMLリンクによってアドレスされて、画面上の適切な箇所にグラフィクスなどを生成する。すなわち、HTMLドキュメントは、それ自体の中に、コンパイルされたJAVA(R)アプレットへのリンクを含むことができる。
【0004】
インターネットで転送される情報をさらに拡張するために、VRMLが開発された。VRMLは、本来はVirtual Reality Markup Language(仮想現実マークアップ言語)の頭文字をとったものであるが、今では、Mはモデリング(modeling)を意味する場合が多い。VRMLは3次元の空間や物体をそのジオメトリ(幾何学配置)によって描写し、三次元画像がユーザ操作可能な画面上に表示される。
【0005】
しかし、上述した言語のいずれも、リアルワールド(現実世界)の体験をそっくりそのままの形で表現してエンドユーザに提供するにはいたっていない。また、これらの言語のいずれも、ユーザの体験を高めるための装置で用いられるには不適当である。
【0006】
エンターテイメント用の装置で走るプログラムで用いるために情報を追加する方法が知られている。EP−A−0992268号公報は、記録媒体に追加情報を記録することのできるシステムを開示している。このシステムは、ゲームプログラム中のキャラクタや背景の数を増やしたり、ユーザにとってさらなる楽しみを追加したりできる。
【0007】
しかし、上述したエンターテイメント用の装置に組み込まれる追加情報は、ユーザにとってリアルワールドな体験を付与するものではない。
【0008】
そこで、本発明は、エンターテイメント用の装置とともに用いられ、ユーザにリアルワールドな体験を与えることのできる装置を提供することを目的とする。
【0009】
本発明の第1の側面では、マークアップ言語対応デバイスを提供する。このデバイスは、リアルワールドな体験を増大させることのできるデータを格納する格納手段と、前記データを送信する送信手段と、リアルワールドを描写する記述をマークアップ言語の命令セットの形式で受信する受信手段と、前記記述にしたがって当該デバイスの1以上のパラメータを調節する調節手段とを備える。
【0010】
この構成によれば、リアルワールドな体験を創出するシステムに追加の情報を送信する装置が提供され、この装置自体がリアルワールドの体験の中に組み込まれる。
【0011】
このようなマークアップ言語対応デバイスは、受信した命令列に応じて、映画やゲームなどのオーディオ/ビデオストリームに特別の機能性を与えるように構成される。たとえば、サウンド、光、におい、触覚に関連する出力を調整する。このデバイスは、アニマトロニック的な効果を与えるように構成されてもよい。したがって、ユーザは、エンターテイメント関係のシステムアプリケーションに、マークアップ言語対応デバイスを導入することによって、そのアプリケーションと関連する総合的なリアルワールドの体験を付加することができ、娯楽性を高めることができる。
【0012】
前記データは、コンピュータ読取可能なプログラム、マークアップ言語の命令セット、および/またはURLなどである。格納手段に格納されたこれらのデータは、リアルワールド演出システムに送信され、リアルワールドの実感あふれる描写を可能にする。データは、ワイヤレスのネットワークや送電線キャリアネットワークで送信され得る。
【0013】
受信手段は、記録担体に格納され配置されたブラウザ部を含む。このブラウザ部で、マークアップ言語の命令セットを解釈し、前記調節手段に命令セットの内容を伝達する。ブラウザ部は、一般的な記述を解釈して、調節手段で用いられる特定のパラメータ命令値を生成する。
【0014】
本発明の第2の側面によれば、リアルワールドの体験を創出する一群のデバイスの操作方法を提供する。この方法は、マークアップ言語対応デバイスを設置し、前記マークアップ言語対応デバイスからリアルワールドの体験を高めることのできるデータを送信し、前記デバイスにおいて、リアルワールドを描写する記述をマークアップ言語の命令セットの形式で受信し、前記記述にしたがって、前記一群のデバイスの少なくともひとつを操作する工程を含む。
【0015】
この方法によると、マークアップ言語対応デバイスから送信されるデータによって、より効果的なリアルワールドの体験を与えることが可能になる。マークアップ言語対応デバイスそれ自体が、受信したリアルワールドの記述部分を演出する。
【0016】
上記の方法は、好ましくは、前記記述を、前記一群のデバイス間に配布するか、あるいはローカルサーバで前記記述を読み取る工程をさらに含む。前記記述は、ブロードキャスト信号の一部を構成してもよいし、ユーザが現在行っている行為と関連するものであってもよい。
【0017】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
【0018】
図1は、リアルワールド演出システムの一例を示す。このシステムは、ディスプレイ10、オーディオスピーカ12、照明装置14、暖房装置16、壁18、フロア20を含む一群のデバイスで構成される。これらのデバイスが一体的に寄与することによって周囲の環境が創出される。各デバイスは、1以上のリアルワールドパラメータを有する。たとえば、照明装置14は、輝度レベルと、色調を定義する。これらのデバイスは、電子機器であっても、純粋な機械的な構造体であってもよく、無線ネットワークや有線によって相互接続されている。有線は、たとえば、送電線キャリアネットワークや、RS232ケーブルなどの一般的なケーブルシステムを含む。
【0019】
ディスプレイ10だけではなく、壁18やフロア20も、構造体として表示手段を構成する。天井中央のプロジェクタが壁18やフロア20の目に見える部分を照らし出す。また、環境が許せば、壁18をバックライトで照らすこともできる。
【0020】
このようなリアルワールド演出システムを構成するデバイスのうち、少なくともひとつは、リアルワールドを描写する記述をマークアップ言語による命令セットとしての形式で受信するように構成される。システム内のデバイスは、受信された記述にしたがって動作する。この例では、記述によって、ユーザがプレイしているコンピュータゲームの娯楽性を補強するものとする。ゲーム中のキャラクタが新たな環境に遭遇するたびに、システムを構成するデバイスに記述が送信され、各デバイスは記述にしたがった演出を行う。
【0021】
補強装置17(図2でより詳細に図示される)は、マークアップ言語対応デバイスであり、リアルワールド演出システムの機能性を高める役割を果たす。ユーザは補強装置17を購入して、ゲームなどの娯楽性を高めることができる。ゲームはマークアップ言語の命令セットの形式で、リアルワールドを描写する記述を含む。補強装置17は、ゲームから受けとった命令セットに応じて、ゲームに特別の機能性を付与する。
【0022】
補強装置17は、リアルワールドの体験を高めることのできるデータを格納する格納手段21を有する。このデータによって、リアルワールド演出システムにさらなる機能性を付与することができる。補強装置17はまた、格納されたデータを送信する送信手段23と、リアルワールドを描写する記述をマークアップ言語の命令セットの形式で受信する受信手段25と、前記記述にしたがって、当該装置の1以上のパラメータを調整する調節手段7とを有する。
【0023】
図3は、図1に示す1群のデバイスを操作する方法を示すフローチャートである。まず、補強装置17を設置する。たとえば、リアルワールド演出システムが設けられている室内に、補強装置17を持ち込む。次に、補強装置17から、リアルワールドの体験を高めることのできるデータを送信する。送信されたデータは、リアルワールド演出システムを構成する少なくともひとつのデバイスで受信され、これによって、システムが補強装置17の機能性に関する情報を受けとることを可能にする。次に、マークアップ言語の命令セットの形式でリアルワールドを描写する記述を受信する。最後に、受信した記述にしたがって、リアルワールド演出システムを構成する一群のデバイスの少なくともひとつを操作する。
【0024】
たとえば、ゲームが、夏の夕方の森の中のシーンを含むとする。このシーンになった時点で、多様なマークアップ言語対応デバイスがそのシーンに合致するようにパラメータを調整する。たとえば、補強装置17が石油ランプ17だとすると、当初はランプの特性が存在していないゲーム中に、この石油ランプ中に導入される。ゲームには、当初はランプの特徴は存在せず、夏の夕方の森の中のシーンに到達した時点で、石油ランプ17はリアルワールド演出システムの一部に組み込まれる。格納手段21に格納されたデータは、送信手段23を介して送信される。データは、プレイ中のファンタジーゲームに石油ランプの特色を加えるのに必要な情報を含む。データはたとえばコンピュータ読取可能なプログラム、マークアップ言語の命令セット、および/またはURLである。
【0025】
システムはデータを受信して、リアルワールドの体験を構成する環境を調整する。たとえば、石油ランプ17の機能性が追加されたので、ゲーム中のシナリオにおいてリアルワールドを描写する記述として、「森」、「夏」、「夕方」、「石油ランプ」という記述が含まれるようになる。そして、システムを構成する多様なデバイスがこのような記述にしたがって、リアルワールドの体験を演出する。石油ランプ17の受信手段25は、マークアップ言語の命令セットの形式で記述を受信する。この記述に応じて、調節手段27は、補強装置17の少なくともひとつのパラメータを調節する。たとえば、石油ランプ27が灯りをともす、および/あるいは、実際の石油ランプの燃焼を擬態するにおいを発する。このようにして、補強装置17は、新たな特色を導入し、それが体感されるようにパラメータを調節することによって、ゲームに特別の機能性を追加し、その特色をゲーム中にも反映させることができる。
【0026】
リアルワールド演出システムを構成する各デバイスに記述を配布する方法として、2通りの方法がある。
【0027】
第1の方法は、図4のフローチャートに示すように、受信された記述は、リアルワールド演出システムを構成するデバイスの各々に送られる。システムを構成するマークアップ言語対応デバイスは、基本的に同じ動作をする。たとえば、照明器具14は、マークアップ言語の命令セットの形式で記述を受けとる受信手段(不図示)を有する。受信手段は、命令セットに含まれる命令を解釈すべく配置されたブラウザの一部を含む。受信手段においてブラウザの一部は、照明器具14の1以上のパラメータを調節する調節手段(不図示)と通信する。たとえば、リアルワールドを描写する記述は、「森」、「夏」、「夕方」という一般的な記述である。受信手段のブラウザ部分は、これらの記述を解釈して、調節手段のために色調と輝度レベルに関する特定の命令値に変換する。調整手段は、この命令値にしたがって、色調、輝度を調整する。たとえば、色調をプレザントグリーンに調整して、照明レベルをあたたかい感じに落とす。ブラウザ部分は、一般的な指示内容を解釈して、特定のパラメータ調整値を生成する。
【0028】
記述は、リアルワールド演出システムを構成するその他のデバイスに配置されたブラウザ部分で受信されてもよい。各デバイスは一般的な命令セットを解釈して、それにしたがってパラメータ値を調整する。特定の環境でシステムを構成するマークアップ言語対応デバイスの数が多いほど、より現実味をおびたリアルワールドの演出が実現される。特に、壁18とフロア20を表示デバイスとして機能させることにより、ユーザはリアルワールドの体験により深く浸ることができる。
【0029】
第2の方法は、図5のフローチャートに示すように、リアルワールドを描写する記述は、ローカルサーバで読み取られる。ローカルサーバは、専用デバイスであっても、別の用途に用いられるデバイスの機能の一部に含まれてもよい。第2の実施形態では、ローカルサーバのブラウザあるいはオペレーティングシステムが、リアルワールドを記述する命令を解釈し、関連するデバイスとコミュニケーションするための特定のパラメータ調整値を生成する。このようにして、現存のデバイスに変更や特定の用途を付加することなく、リアルワールド演出システムで用いることができる。
【0030】
記述は、ブロードキャスト信号の一部を構成してもよいし、ローカルあるいは遠隔の格納媒体から読み出されてもよい。記述は、ユーザが現に行っている行為と関連するものであってもよいし、ユーザインターフェイスからトリガされてもよい。あるいは、ユーザの入室などの所定の事象が起きた場合に、自動的に記述がトリガされる構成とすることもできる。
【0031】
リアルワールドを描写する記述を、テレビ放送信号のようなブロードキャスト信号に含めることによって、ユーザは、放送中のプログラムの内容とリンクする環境に浸ることができる。たとえば、ユーザがテレビで放映される映画を見ているときに、映画の場面の移り変わりにつれて、リアルワールド演出システムを構成する種々のデバイスが、映画の場面に対応する演出をかもし出す。テレビの画面で水中シーンになったときは、その放送信号は、「水」、「冷たい」というような記述を含む。これらの記述は、リアルワールド演出システムの関連の部分で解釈され、照明をブルーにするなど、水中にいるような効果をユーザに演出する。このような記述は、リアルワールド演出システムが動作している場所であれば、どのような場所でも受信することができる。各システムは、システムに含まれるデバイスが有する機能の範囲で、リアルワールドの体験を演出する。
【0032】
ゲームへの別の適用例として、ファンタジーのロールプレイゲームがある。ロールプレイゲームは、互いにインタラクトする複数のキャラクタやオブジェクトを含む。この場合、補強装置は、新たなキャラクタやオブジェクトを含み、これらのキャラクタやオブジェクトがゲーム中に組み込まれる。
【0033】
たとえば、おもちゃの兵士の外観を有する補強装置が、ゲームに導入され得る。格納手段に格納されたデータは、この補強装置の外観をなすキャラクタ(兵士)に関する情報と、このキャラクタがゲーム中に組み込まれたときに出力するセリフとを含む。データは室内の種々のマークアップ言語対応デバイスに配置されたブラウザに送信される。これらのマークアップ言語対応デバイスは、すでにゲーム中に登場したキャラクタやオブジェクトを表わすものであってもよい。リアルワールドを描写する記述は、補強装置(この例ではおもちゃの兵士)がゲーム中に取り込まれた時点で用いられ、新たなキャラクタの登場が現実的に体感されるように演出される。補強装置は、マークアップ言語の命令セットの形式で記述を受信し、この記述にしたがって、少なくともひとつのパラメータを調節する。たとえば、音声としてセリフを出力させる、光を放つ、アニメトロニックで実際に補強装置を動かす、などである。補強装置は、室内における装置自体の位置を検出し、位置情報をブラウザに送信することによって、ゲームとのインターフェイスをとる機能を有してもよい。この場合、補強装置で受信される記述が、補強装置の位置に依存したものになり得る。おもちゃの兵士を例にとると、兵士の位置に応じて、室内環境と兵士のアクションの双方がその位置を反映するような記述となる。キャラクタごと、オブジェクトごとにリアルワールドを描写する記述を異ならせることもできる。
【0034】
補強装置は、ビデオ出力として画像が表示される表示手段であってもよい。また、タッチスクリーンのような接触による入出力装置であってもよい。
【0035】
補強装置は、ユーザ環境に導入されて、命令セットを含むブロードキャスト信号としてのオーディオ/ビデオストリームに特別の機能性を付与することができる。この場合、補強装置は、受信したブロードキャスト信号に含まれる命令セットに応じて、オーディオ/ビデオストリームに特別の機能性を付与する。たとえば、補強装置は、特定の映画のための装置として構成され得るが、データストリームに実際に含まれる作品を表わす必要はない。たとえば、マークアップ言語対応デバイスはフィギュアの形をとり、音声出力と対応するジェスチャーで、その映画についてのナレーションを行う。ナレーション情報を構成するデータは格納手段に格納され、ブラウザやサーバに送信される。
【0036】
リアルワールドを描写する記述は、読書など、ユーザの現在の行為と直接関係するものであってもよい。読んでいる本の各ページが、異なる記述をリアルワールド演出システムへ送信するようにトリガする。各記述は、内容に応じて、その本のポイントごとに特定のテーマあるいは特定の場面とリンクされる。たとえば、グリム童話の『赤頭巾ちゃん』には、森の中、コテージの中など、数々の場面が含まれる。読者がたどり着いた物語の場面ごとに、リアルワールド演出システムを構成するデバイスによって、そのシーンを演出することができる。トリガするために、ページめくりを検出するモーションセンサを用いてもよい。また、本自体が、読者がどのページを見ているかを自動的に検出し、適切な記述がシステムによって演出されるようにトリガする機能を内蔵してもよい。トリガは、無線により行われるのが望ましい。
【0037】
ユーザは、リモートコントローラなどのユーザインターフェイスから、システムを容易に操作することができるし、PDAやその他のモバイル端末を用いて遠隔操作することもできる。ユーザは、あらかじめ設定された全体記述から所望の環境を選択してもよいし、新たな環境を描写する記述を創作することもできる。新たな記述は、あらかじめ定義された変数や、ユーザ定義による変数から生成することができる。たとえば。「チャイニーズレストラン」という記述により、リアルワールド演出システムを構成する各デバイスは、チャイニーズレストランに居るかのような環境を創出する。システムが演出する環境は、架空のものでも現実のものでもよい。
【0038】
ユーザは、ユーザインターフェイスを使用して、システムを構成するデバイスの動作に制限を設定することができる。たとえば、オーディオ機能を有するデバイスの音量を特定の範囲にしぼりたい場合や、最大ボリュームを設定したい場合は、ユーザインターフェイスからそのような設定を行える。これにより、ユーザにとって好ましくない体感環境が演出されることを防止する。照明レベルや照明強度の変化の頻度を制御することもできる。システム中のあらゆるパラメータをユーザは設定することができる。
【0039】
リアルワールドを演出する記述は、マークアップ言語の形式で生成される。マークアップ言語は、物理的な環境と、環境内のオブジェクト、それらの関係を、相互に伝えるとともに、ユーザや物理的空間に伝える。リアルワールドの体験を生み出すことのできる場所では、マークアップ言語の命令セットは、システムを構成するデバイスによって解釈され、命令セットに応じた体験の演出がなされる。マークアップ言語対応の各デバイスは、それが有する機能の範囲内で、命令セットを解釈する構成要素を有する。
【0040】
マークアップ言語は、リアルワールド演出システムを構成するデバイスによって解釈され演出される広範な態様を含む。たとえば、
画像表示については、特定のイメージやビデオストリームなど、
オーディオについては、音楽、音響効果、音声など、
雰囲気については、感情、周囲の環境、活動など、
照明では、照明レベル(相対レベル/絶対レベル)、雰囲気、色、位置、フォーカシングなど、
ユーザディスプレイ/入力では、フィードバック、メニュー画面など、
時については、時間、日にち、季節など、
場所では、絶対位置、架空の場所、包括的な場所、
などである。
【0041】
物理的な体験に関連する任意の情報をマークアップ言語で表現することができる。マークアップ言語で命令セットを生成するのに、記述者は直接言語に書き込むか、あるいは命令セットを記述するコンピュータプログラムを用いてもよい。記述プログラムは、テキストやビデオの形式でデータ入力を取り込み、マークアップ言語のサブセットから成る命令セットを生成する。マークアップ言語の命令セットは、リアルワールド演出システムに送られて、システムを構成するデバイスに、取り込まれたテキストやビデオに対応する体験を演出させる。
【0042】
マークアップ言語は、たとえばXMLコンプライアントである、XMLは新しいマークアップ言語の標準構造を記述するメタ言語である。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】リアルワールド演出システムと補強装置の概略斜視図である。
【図2】図1に示す補強装置の斜視図である。
【図3】一群のデバイスの操作方法を示すフローチャートである。
【図4】一群のデバイスの制御方法を説明するフローチャートである。
【図5】一群のデバイスの制御方法の別の例を説明するフローチャートである。
Claims (17)
- マークアップ言語対応デバイスであって、
体験を高めることのできるデータを格納する格納手段と、
前記データを送信する送信手段と、
リアルワールドを描写する記述をマークアップ言語の命令セットの形式で受信する受信手段と、
前記記述にしたがって当該デバイスの1以上のパラメータを調節する調節手段と
を備えるマークアップ言語対応デバイス。 - 前記デバイスは、受信した命令セットに応じて、オーディオ/ビデオストリームに追加の機能性を付与するように構成されることを特徴とする請求項1に記載のデバイス。
- 前記オーディオ/ビデオストリームは映画を構成することを特徴とする請求項2に記載のデバイス。
- 前記デバイスは、受信した命令セットに応じて、ゲームに追加の機能性を付与するように構成されることを特徴とする請求項1または2に記載のデバイス。
- パラメータのひとつは、音声出力であることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のデバイス。
- パラメータのひとつは、光の出力であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のデバイス。
- パラメータのひとつは、においの出力であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のデバイス。
- パラメータのひとつは、触覚に関する出力であることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載のデバイス。
- 前記デバイスは、アニメトロニック機能を有することを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載のデバイス。
- 前記データは、コンピュータ読取可能なプログラムを含むことを特徴とする請求項1〜9のいずれかに記載のデバイス。
- 前記データは、マークアップ言語の命令セットを含むことを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載のデバイス。
- 前記データは、URLを含むことを特徴とする請求項1〜11のいずれかに記載のデバイス。
- 前記受信手段は、記録担体に格納され配置されたブラウザ部分を含み、前記ブラウザ部分は、前記命令セットを解釈し、前記調節手段に伝達することを特徴とする請求項1〜12のいずれかに記載のデバイス。
- 前記ブラウザ部分は、一般的な命令を解釈して、前記調節手段に伝達するための特定のパラメータ調整値を生成することを特徴とする請求項13に記載のデバイス。
- リアルワールドの体験を演出する一群のデバイスを操作する方法であって、
マークアップ言語対応デバイスを設置し、
前記マークアップ言語対応デバイスから前記体験を高めることのできるデータを送信し、
リアルワールドを描写する記述を、マークアップ言語の命令セットの形式で受信し、
前記記述にしたがって、前記一群のデバイスの少なくともひとつを動作させる
ことを特徴とする方法。 - 前記記述を、複数のマークアップ言語対応デバイスの間に配信する工程をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
- 前記記述をローカルサーバで読み取る工程をさらに含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
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