JP2004520680A - プラズマディスプレイパネルの隔壁構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】プラズマディスプレイパネルに用いられる3種(R,G,B)の蛍光体による相異の発光特性を補完して全体的な輝度向上とホワイトバランスを改善することができ、延いては、製造工程が簡単であるだけでなく後工程の作業安定性および信頼性を高めることができるプラズマデイスプレイパネルの隔壁構造を提供する。
【解決手段】その隔壁構造は、走査および表示のためのそれぞれのパルスを多数の電極に順次印加することにより発生する放電現象を利用して3種(R,G,B)の蛍光体層24を多数の隔壁間で発光させることにより画像を表示するためのプラズマデイスプレイパネルにおいて;前記多数の隔壁が隔壁間に突出する突出部38,39;49が形成された少なくとも一つの半格子型隔壁35,36,37;45,46,47,48を含み構成する。
【選択図】図4a
【解決手段】その隔壁構造は、走査および表示のためのそれぞれのパルスを多数の電極に順次印加することにより発生する放電現象を利用して3種(R,G,B)の蛍光体層24を多数の隔壁間で発光させることにより画像を表示するためのプラズマデイスプレイパネルにおいて;前記多数の隔壁が隔壁間に突出する突出部38,39;49が形成された少なくとも一つの半格子型隔壁35,36,37;45,46,47,48を含み構成する。
【選択図】図4a
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラズマディスプレイパネル(以下単にPDPともいう)に用いられる3種(R,G,B)の蛍光体の相異の発光特性を補完して全体的な輝度向上とホワイトバランスを改善することができ、延いては、製造工程が簡単になるだけでなく、後工程の作業安定性および信頼性を高めることができる、プラズマディスプレイパネルの隔壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1には従来公知のAC型PDPの概略的な構成が、図示された部分断面図で示されている。この図1において、第1基板11と第2基板21が互いに平行に、且つ対向に設置されており、その第1基板11と第2基板21との間には、第1基板11と第2基板21が一定間隔に維持されて放電空間30を形成するように隔壁25が設置されている。放電空間30にはXe,Ne,Heなどの放電ガスが充填される。複数の第1基板電極は、第2基板21と対向している第1基板11の表面に互いに平行に一定間隔を空けて設けられており、この複数の第1基板電極は、透明の電極12,13と金属電極14,15から成る複合電極12,13,14及び15で形成されている。これらの複合電極12,13,14及び15上には誘電体層17とMgO保護層18が順に形成されている。前記放電空間30は複数の放電セルを構成し、隣接する放電セルの間には、ブラックストライプ16を形成することができる。
【0003】
また、第2基板21には、前記複合電極12,13,14,15から成る複数の第1基板電極と交差して多数の放電セル10を形成するように多数のアドレス電極22が互いに平行に形成され、また、これを覆って誘電体層27が形成されており、また、放電空間30に露出する隔壁25の壁面と放電セル10の底面を覆うように蛍光体層24が設置されている。前記多数のアドレス電極22と第2基板21との間には、隣接機能層に拡散されて浸透(migration)される問題を防止し、電極など機能層の印刷性を向上させるために下部層23が形成されることもある。
【0004】
このようなAC型PDPにおいては、第1基板11上の複合電極12,13,14,15間に交流電源から所定の電圧を印加して電場を形成することにより、第1基板11と第2基板21と隔壁25で区画される表示要素としての各放電セル10内で放電が行われる。そして、この放電により発生する紫外線により蛍光体層24が発光し第1基板11を透過して画像を形成するようになる。
【0005】
また、図示例では第2基板21上に、下部層23および誘電体層27が形成されるが、下部層23および誘電体層27が設置されないこともある。
【0006】
前記第1基板電極の透明電極12,13は、ITOまたはSnO2をコーティングした後、写真蝕刻法によりパターニングされ、金属電極14,15はCr/Cu/CrまたはCr/Al/Crなどで形成される。その他の構造物である誘電体層17、ブラックストライプ16、及び隔壁25は、スクリーン印刷方法、オフセット印刷方法などの印刷方法や、サンドブラスト法、スクイジング(squeezing)法、写真蝕刻法などにより形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記蛍光体層24を構成するための一般化されているPDP用蛍光体のうちR蛍光体である(Y,Gd)BO3:Euと、B蛍光体であるBaMgAl10O17:Euとは、+の帯電特性を有するが、G蛍光体であるZn2SiO4:Mnは−の帯電特性を有し放電電圧が高いため、動マージン(Margin)に問題がある。
【0008】
また、前述の通り、蛍光体層24の各蛍光体の特性が相異するため、ホワイトバランスの調整が難しいという問題がある。
【0009】
一方、図2aおよび図2bに示したような従来公知の隔壁構造は、隔壁25がストライプ形状であって製造工程は簡単であるが、放電時に発生された可視光がその隔壁25のストライプ方向に漏れるようになる問題がある。
【0010】
また、図3aおよび図3bに示したような従来公知の格子形状の隔壁25の構造は、各カラーセルを指定するのが可能であるため輝度を向上させたり、漏れ光を遮断したり、あらゆる方向でのクロストーク(Crosstalk)を防止することができるが、製造工程がややこしいため製作が難しいという問題がある。
【0011】
従って、本発明は、このような問題を解決するためのもので、簡単な製造工程によりプラズマディスプレイパネルに用いられる3種(R、G、B)の蛍光体による相異の発光特性を補完して、全体的な輝度向上とホワイトバランスを改善することができ、延いては、後工程の作業安定性および信頼性を高めることができるプラズマディスプレイパネルの隔壁構造を提供することにその目的がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本発明の一実施例によるプラズマディスプレイパネルの隔壁構造は、走査および表示のためのそれぞれのパルスを多数の電極に順次に印加することにより発生する放電現象を利用して3種(R,G,B)の蛍光体層を多数の隔壁間で発光させることにより画像を表示するためのプラズマディスプレイパネルにおいて;前記多数の隔壁が隔壁間に突出する突出部が形成された少なくとも一つの半格子型隔壁を含み構成されることを特徴とする。
【0013】
前記多数の隔壁は、その隔壁間を連結する連結部を含み構成されることにより、格子型隔壁を一部含むことができ、半格子型隔壁の突出部の対向側の幅を互いに相異に構成することもでき、また、同じ方向の突出部の幅が3種(R,G,B)の蛍光体層の配列により増大または減少する配列で構成することもできる。
【0014】
また、前記半格子型隔壁とその突出部の幅が前記蛍光体層の種類を基準として互いに相異に構成したり、プラズマディスプレイパネルの画面の位置との関係で互いに相異に構成することもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の望ましい実施例を詳細に説明すると次の通りである。
【0016】
本発明が適用されるカラープラズマディスプレイ装置は、一般的に図1に示した通り、2枚のガラス基板に電極と隔壁、誘電体、蛍光体などの構造物を配置し、これらのガラス基板を対向に配置して封着した後、内部の不純ガスを排出し放電ガスを充填して、電極間放電時に放射される紫外線により励起される蛍光体の発光色を特定の色相表示に応用する表示装置である。
【0017】
構造物のうち隔壁の機能は、2枚の基板間にギャップ(gap)を形成して放電空間30を確保し、蛍光体の塗布空間を提供することである。
【0018】
図4a〜図5bには、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの隔壁構造の複数の実施例が斜視図と平面図で示されている。
【0019】
図4a〜図5bにおける通り、基本的な本発明の隔壁構造は、多数の隔壁のうち互いの隔壁間に突出する突出部38,39;49が形成された少なくとも一つの半格子型隔壁35,36,37;45,46,47,48を含み構成されるものである。
【0020】
即ち、図4aおよび図4bに示したように、隔壁を全て半格子型隔壁35,36,37で構成することができる。また、図5aおよび図5bに示したように、隔壁の構造は、純粋な半格子型隔壁48と、一側に隔壁間を連結する連結部50を有し、他側に突出部を有する混合型の半格子型隔壁45と、一側に隔壁間を連結する連結部50を有し、他側をストライプ形状に形成した混合型の半格子型隔壁46と、一側をストライプ形状に形成し、他側に突出部を有する半格子型隔壁47とを含み構成することもできる。
【0021】
このような半格子型隔壁35,36,37;45,46,47,48の突出部38,39;49は、対向側の幅m,nが互いに同一に構成されることもでき、互いに相異に構成されることもできる。また、同じ方向の突出部38,39;49の幅は、3種(R,G,B)の蛍光体層124,125,126;134,135,136の配列により増大または減少する配列で構成することもできる。
【0022】
即ち、第1乃至第3蛍光体層124,125,126;134,135,136の蛍光体の特性により、1種または2種にのみ半格子型隔壁を形成することもでき、また、その突出部38,39;49の幅m,nも互いに相異に構成することもできる。
【0023】
また、図4bにおいて、3種(R,G,B)の蛍光体層124,125,126の配列により、同じ方向の突出部38,39;49の幅n1,n2,n3が増大または減少するように半格子型隔壁35,36,37を形成することもできる。
【0024】
また、半格子型隔壁35,36,37;45,46,47,48は、図示を省略しているが、プラズマディスプレイパネルの画面の位置との関係で、中央部と周辺部乃至コーナー部により、全格子型隔壁と半格子型隔壁35,36,37;45,46,47,48の種類を互いに相異の組み合わせで配置することもでき、また、その突出部38,39;49の幅を変化させて形成することもできる。
【0025】
例えば、R,G,B蛍光体層に対し、それぞれ互いに異なる構造、即ち、Rの第2蛍光体層(図5Bで“135”)に対してはその両側をストライプ形状の隔壁構造にし、Gの第3蛍光体層(図5bで“136”)に対してはその両側を半格子型隔壁構造にし、Bの第1蛍光体層(図5bで“134”)に対しては全格子型隔壁構造で構成することができ、また、R,G,B蛍光体のうちいずれか一つまたは二つの蛍光体に対しては、全格子型隔壁構造にし、残りは半格子型隔壁構造にするなどの色々な組み合わせが蛍光体の特性とプラズマディスプレイパネルの構造およびその駆動特性により利用されることができる。
【0026】
また、図4aおよび図4bにおいて、半格子型隔壁35,36,37の突出部38,39間の長さaは、突出部38,39の長さbより長く形成されている。
【0027】
このように、半格子型隔壁35,36,37;45,46,47,48を形成することにより、蛍光体塗布面積(表面広さ)を調節することができ、また、組立工程で排気時に排気の誘導(conductance)を向上させることができ、さらに、充填ガスの注入/平衡が容易になり、延いては、セルとセル間の荷電粒子の移動が容易になり、蛍光体コーテイング性が向上されるようになり、隔壁の形成品質が優れるようになるなどの利点がある。
【0028】
このような半格子型隔壁35,36,37;45,46,47,48は、AC型やDC型のプラズマディスプレイパネルを始めとし、透過型や反射型および対向放電型や面放電型などの全てのプラズマディスプレイパネルに適用可能である。
【0029】
【発明の効果】
以上で説明した本発明の実施例によるプラズマディスプレイパネルの隔壁構造の構成と作用によれば、簡単な製造工程によりプラズマディスプレイパネルに用いられる3種(R,G,B)の蛍光体による相異の発光特性を補完して全体的な輝度向上とホワイトバランスを改善することができ、延いては、後工程の作業安定性および信頼性を高めることができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】
従来のプラズマディスプレイパネル(PDP)の構成を説明するための概略部分断面図である。
【図2a】
従来のストライプ形状の隔壁構造を一部図示した斜視図である。
【図2b】
従来のストライプ形状の隔壁構造を一部図示した平面図である。
【図3a】
従来の格子形状の隔壁構造を一部図示した斜視図である。
【図3b】
従来の格子形状の隔壁構造を一部図示した平面図である。
【図4a】
本発明の一実施例による半格子形状の隔壁構造を一部図示した斜視図である。
【図4b】
本発明の一実施例による半格子形状の隔壁構造を一部図示した平面図である。
【図5a】
本発明の別の実施例により半格子形状の隔壁と格子形状の隔壁を含む隔壁構造を一部図示した斜視図である。
【図5b】
本発明の別の実施例により半格子形状の隔壁と格子形状の隔壁を含む隔壁構造を一部図示した平面図である。
【符号の説明】
35,36,37 半格子型隔壁
38,39 突出部
45,46,47,48 半格子型隔壁
49 突出部
50 連結部
124,134 第1蛍光体層
125,135 第2蛍光体層
126,136 第3蛍光体層
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラズマディスプレイパネル(以下単にPDPともいう)に用いられる3種(R,G,B)の蛍光体の相異の発光特性を補完して全体的な輝度向上とホワイトバランスを改善することができ、延いては、製造工程が簡単になるだけでなく、後工程の作業安定性および信頼性を高めることができる、プラズマディスプレイパネルの隔壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図1には従来公知のAC型PDPの概略的な構成が、図示された部分断面図で示されている。この図1において、第1基板11と第2基板21が互いに平行に、且つ対向に設置されており、その第1基板11と第2基板21との間には、第1基板11と第2基板21が一定間隔に維持されて放電空間30を形成するように隔壁25が設置されている。放電空間30にはXe,Ne,Heなどの放電ガスが充填される。複数の第1基板電極は、第2基板21と対向している第1基板11の表面に互いに平行に一定間隔を空けて設けられており、この複数の第1基板電極は、透明の電極12,13と金属電極14,15から成る複合電極12,13,14及び15で形成されている。これらの複合電極12,13,14及び15上には誘電体層17とMgO保護層18が順に形成されている。前記放電空間30は複数の放電セルを構成し、隣接する放電セルの間には、ブラックストライプ16を形成することができる。
【0003】
また、第2基板21には、前記複合電極12,13,14,15から成る複数の第1基板電極と交差して多数の放電セル10を形成するように多数のアドレス電極22が互いに平行に形成され、また、これを覆って誘電体層27が形成されており、また、放電空間30に露出する隔壁25の壁面と放電セル10の底面を覆うように蛍光体層24が設置されている。前記多数のアドレス電極22と第2基板21との間には、隣接機能層に拡散されて浸透(migration)される問題を防止し、電極など機能層の印刷性を向上させるために下部層23が形成されることもある。
【0004】
このようなAC型PDPにおいては、第1基板11上の複合電極12,13,14,15間に交流電源から所定の電圧を印加して電場を形成することにより、第1基板11と第2基板21と隔壁25で区画される表示要素としての各放電セル10内で放電が行われる。そして、この放電により発生する紫外線により蛍光体層24が発光し第1基板11を透過して画像を形成するようになる。
【0005】
また、図示例では第2基板21上に、下部層23および誘電体層27が形成されるが、下部層23および誘電体層27が設置されないこともある。
【0006】
前記第1基板電極の透明電極12,13は、ITOまたはSnO2をコーティングした後、写真蝕刻法によりパターニングされ、金属電極14,15はCr/Cu/CrまたはCr/Al/Crなどで形成される。その他の構造物である誘電体層17、ブラックストライプ16、及び隔壁25は、スクリーン印刷方法、オフセット印刷方法などの印刷方法や、サンドブラスト法、スクイジング(squeezing)法、写真蝕刻法などにより形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記蛍光体層24を構成するための一般化されているPDP用蛍光体のうちR蛍光体である(Y,Gd)BO3:Euと、B蛍光体であるBaMgAl10O17:Euとは、+の帯電特性を有するが、G蛍光体であるZn2SiO4:Mnは−の帯電特性を有し放電電圧が高いため、動マージン(Margin)に問題がある。
【0008】
また、前述の通り、蛍光体層24の各蛍光体の特性が相異するため、ホワイトバランスの調整が難しいという問題がある。
【0009】
一方、図2aおよび図2bに示したような従来公知の隔壁構造は、隔壁25がストライプ形状であって製造工程は簡単であるが、放電時に発生された可視光がその隔壁25のストライプ方向に漏れるようになる問題がある。
【0010】
また、図3aおよび図3bに示したような従来公知の格子形状の隔壁25の構造は、各カラーセルを指定するのが可能であるため輝度を向上させたり、漏れ光を遮断したり、あらゆる方向でのクロストーク(Crosstalk)を防止することができるが、製造工程がややこしいため製作が難しいという問題がある。
【0011】
従って、本発明は、このような問題を解決するためのもので、簡単な製造工程によりプラズマディスプレイパネルに用いられる3種(R、G、B)の蛍光体による相異の発光特性を補完して、全体的な輝度向上とホワイトバランスを改善することができ、延いては、後工程の作業安定性および信頼性を高めることができるプラズマディスプレイパネルの隔壁構造を提供することにその目的がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために本発明の一実施例によるプラズマディスプレイパネルの隔壁構造は、走査および表示のためのそれぞれのパルスを多数の電極に順次に印加することにより発生する放電現象を利用して3種(R,G,B)の蛍光体層を多数の隔壁間で発光させることにより画像を表示するためのプラズマディスプレイパネルにおいて;前記多数の隔壁が隔壁間に突出する突出部が形成された少なくとも一つの半格子型隔壁を含み構成されることを特徴とする。
【0013】
前記多数の隔壁は、その隔壁間を連結する連結部を含み構成されることにより、格子型隔壁を一部含むことができ、半格子型隔壁の突出部の対向側の幅を互いに相異に構成することもでき、また、同じ方向の突出部の幅が3種(R,G,B)の蛍光体層の配列により増大または減少する配列で構成することもできる。
【0014】
また、前記半格子型隔壁とその突出部の幅が前記蛍光体層の種類を基準として互いに相異に構成したり、プラズマディスプレイパネルの画面の位置との関係で互いに相異に構成することもできる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の望ましい実施例を詳細に説明すると次の通りである。
【0016】
本発明が適用されるカラープラズマディスプレイ装置は、一般的に図1に示した通り、2枚のガラス基板に電極と隔壁、誘電体、蛍光体などの構造物を配置し、これらのガラス基板を対向に配置して封着した後、内部の不純ガスを排出し放電ガスを充填して、電極間放電時に放射される紫外線により励起される蛍光体の発光色を特定の色相表示に応用する表示装置である。
【0017】
構造物のうち隔壁の機能は、2枚の基板間にギャップ(gap)を形成して放電空間30を確保し、蛍光体の塗布空間を提供することである。
【0018】
図4a〜図5bには、本発明に係るプラズマディスプレイパネルの隔壁構造の複数の実施例が斜視図と平面図で示されている。
【0019】
図4a〜図5bにおける通り、基本的な本発明の隔壁構造は、多数の隔壁のうち互いの隔壁間に突出する突出部38,39;49が形成された少なくとも一つの半格子型隔壁35,36,37;45,46,47,48を含み構成されるものである。
【0020】
即ち、図4aおよび図4bに示したように、隔壁を全て半格子型隔壁35,36,37で構成することができる。また、図5aおよび図5bに示したように、隔壁の構造は、純粋な半格子型隔壁48と、一側に隔壁間を連結する連結部50を有し、他側に突出部を有する混合型の半格子型隔壁45と、一側に隔壁間を連結する連結部50を有し、他側をストライプ形状に形成した混合型の半格子型隔壁46と、一側をストライプ形状に形成し、他側に突出部を有する半格子型隔壁47とを含み構成することもできる。
【0021】
このような半格子型隔壁35,36,37;45,46,47,48の突出部38,39;49は、対向側の幅m,nが互いに同一に構成されることもでき、互いに相異に構成されることもできる。また、同じ方向の突出部38,39;49の幅は、3種(R,G,B)の蛍光体層124,125,126;134,135,136の配列により増大または減少する配列で構成することもできる。
【0022】
即ち、第1乃至第3蛍光体層124,125,126;134,135,136の蛍光体の特性により、1種または2種にのみ半格子型隔壁を形成することもでき、また、その突出部38,39;49の幅m,nも互いに相異に構成することもできる。
【0023】
また、図4bにおいて、3種(R,G,B)の蛍光体層124,125,126の配列により、同じ方向の突出部38,39;49の幅n1,n2,n3が増大または減少するように半格子型隔壁35,36,37を形成することもできる。
【0024】
また、半格子型隔壁35,36,37;45,46,47,48は、図示を省略しているが、プラズマディスプレイパネルの画面の位置との関係で、中央部と周辺部乃至コーナー部により、全格子型隔壁と半格子型隔壁35,36,37;45,46,47,48の種類を互いに相異の組み合わせで配置することもでき、また、その突出部38,39;49の幅を変化させて形成することもできる。
【0025】
例えば、R,G,B蛍光体層に対し、それぞれ互いに異なる構造、即ち、Rの第2蛍光体層(図5Bで“135”)に対してはその両側をストライプ形状の隔壁構造にし、Gの第3蛍光体層(図5bで“136”)に対してはその両側を半格子型隔壁構造にし、Bの第1蛍光体層(図5bで“134”)に対しては全格子型隔壁構造で構成することができ、また、R,G,B蛍光体のうちいずれか一つまたは二つの蛍光体に対しては、全格子型隔壁構造にし、残りは半格子型隔壁構造にするなどの色々な組み合わせが蛍光体の特性とプラズマディスプレイパネルの構造およびその駆動特性により利用されることができる。
【0026】
また、図4aおよび図4bにおいて、半格子型隔壁35,36,37の突出部38,39間の長さaは、突出部38,39の長さbより長く形成されている。
【0027】
このように、半格子型隔壁35,36,37;45,46,47,48を形成することにより、蛍光体塗布面積(表面広さ)を調節することができ、また、組立工程で排気時に排気の誘導(conductance)を向上させることができ、さらに、充填ガスの注入/平衡が容易になり、延いては、セルとセル間の荷電粒子の移動が容易になり、蛍光体コーテイング性が向上されるようになり、隔壁の形成品質が優れるようになるなどの利点がある。
【0028】
このような半格子型隔壁35,36,37;45,46,47,48は、AC型やDC型のプラズマディスプレイパネルを始めとし、透過型や反射型および対向放電型や面放電型などの全てのプラズマディスプレイパネルに適用可能である。
【0029】
【発明の効果】
以上で説明した本発明の実施例によるプラズマディスプレイパネルの隔壁構造の構成と作用によれば、簡単な製造工程によりプラズマディスプレイパネルに用いられる3種(R,G,B)の蛍光体による相異の発光特性を補完して全体的な輝度向上とホワイトバランスを改善することができ、延いては、後工程の作業安定性および信頼性を高めることができるなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】
従来のプラズマディスプレイパネル(PDP)の構成を説明するための概略部分断面図である。
【図2a】
従来のストライプ形状の隔壁構造を一部図示した斜視図である。
【図2b】
従来のストライプ形状の隔壁構造を一部図示した平面図である。
【図3a】
従来の格子形状の隔壁構造を一部図示した斜視図である。
【図3b】
従来の格子形状の隔壁構造を一部図示した平面図である。
【図4a】
本発明の一実施例による半格子形状の隔壁構造を一部図示した斜視図である。
【図4b】
本発明の一実施例による半格子形状の隔壁構造を一部図示した平面図である。
【図5a】
本発明の別の実施例により半格子形状の隔壁と格子形状の隔壁を含む隔壁構造を一部図示した斜視図である。
【図5b】
本発明の別の実施例により半格子形状の隔壁と格子形状の隔壁を含む隔壁構造を一部図示した平面図である。
【符号の説明】
35,36,37 半格子型隔壁
38,39 突出部
45,46,47,48 半格子型隔壁
49 突出部
50 連結部
124,134 第1蛍光体層
125,135 第2蛍光体層
126,136 第3蛍光体層
Claims (6)
- 走査および表示のためのそれぞれのパルスを多数の電極に順次印加することにより発生する放電現象を利用して3種(R,G,B)の蛍光体層を多数の隔壁間で発光させることにより画像を表示するためのプラズマディスプレイパネルにおいて、
前記多数の隔壁を、該隔壁間に突出する突出部が形成された少なくとも一つの半格子型隔壁を含み構成したことを特徴とする、プラズマディスプレイパネルの隔壁構造。 - 前記多数の隔壁は、その隔壁間を連結する連結部を含み構成されることを特徴とする、請求項1記載のプラズマディスプレイパネルの隔壁構造。
- 前記半格子型隔壁の突出部は、対向側の幅が互いに相異することを特徴とする、請求項1記載のプラズマディスプレイパネルの隔壁構造。
- 前記半格子型隔壁の同じ方向の突出部の幅が、3種(R,G,B)の蛍光体層の配列により増大または減少する配列で構成されることを特徴とする、請求項1記載のプラズマディスプレイパネルの隔壁構造。
- 前記半格子型隔壁とその突出部の幅が、前記蛍光体層の種類を基準として互いに相異に構成されることを特徴とする、請求項1記載のプラズマディスプレイパネルの隔壁構造。
- 前記半格子型隔壁とその突出部の幅が、プラズマディスプレイパネルの画面の位置との関係で互いに相異に構成されることを特徴とする、請求項1記載のプラズマディスプレイパネルの隔壁構造。
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