JP2004519509A - う蝕のオゾン処置で用いるためのレダクタントリンス - Google Patents

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Abstract

キシリトールを含めたレダクタントリンスは、う蝕処置用装置中のオゾン運搬ライン中で付着を防止する。

Description

【0001】
本発明は、う蝕の処置におけるオゾン中のレダクタントの使用に関する。
きわめて破壊的な歯の疾患は、歯垢として知られる歯への沈着物中に生存する微生物の代謝の結果としての、エナメル質、象牙質またはセメント質の酸溶解として定義することができるう蝕である。う蝕は、特定の微生物に関連していると考えられるが、その主なものは、Streptococcus Mutans、乳酸桿菌属(Lactobacilli)、Actinomyces Visosus Serovar 2、ネスルンド放線菌(Actinomyces Naeslundii)および「中間」放線菌属(”Intermediate” Actinomyces)、他の連鎖球菌属(Streptococci)および酵母である。これらは、酢酸および乳酸のような酸を食餌性炭水化物から生産する酸生産性微生物である。う蝕に関連したこれら微生物は独特であり、例えば、感染した歯根管に関連したものとは、生態学的にきわめて異なる。
【0002】
う蝕は、現在、次の内の一つまたはそれを超えるものによって処置されている。
(i)例えば、食餌および口腔衛生の手段による予防的処置であって、化学療法薬の局所適用が含まれうる処置;
(ii)活発なう蝕の兆候を示している象牙質の除去;
(iii)新たに露出する非う蝕象牙質全ての修復材料での保護。
【0003】
う蝕の予防または阻止を目的とする手段は、主に、歯根表面からの歯垢の除去、および容易に発酵しうる炭水化物摂取の頻度および量を減少させる食餌管理習慣に基づく。歯垢の機械的除去は、かなり長い間、う蝕予防の主要な基盤となっていた。しかしながら、これは、初期歯根う蝕の場合、接近し難さのために、特別な問題を提起する。象牙質は、ヌープ硬度11のエナメル質とは対照的に、68のヌープ硬度を有するので、その表面からの歯垢の機械的除去は、必然的に、ある程度の組織損傷も引き起こす。歯ブラシ研磨は、現在、きわめて一般的な現象であるが、歯の美顔的側面から、常に、歯根象牙質の損傷をもたらす。その結果、う蝕の予防における伝統的な歯垢制御方法は、有効に利用することができるとしても、更に問題を生じる。
【0004】
慣用的なう蝕除去および窩洞形成は、高速および低速のハンドピースの使用を伴う。しかしながら、このシステムの欠点には、ドリリングが患者にとって不快であるおよび局所麻酔がしばしば必要であるという認識が含まれる。更に、ハンドピースは、購入し且つ維持するのに費用がかかり、そしてそれらの使用は、軟化しているが感染していない象牙質の除去をもたらして、歯組織の過度の損傷を引き起こすことがあり得る。
【0005】
修復が必要とされる場合、う蝕病変を修復するのに用いられる全ての材料には、限界がある。例えば、金およびセラミックは高価であり、実務家に技術的挑戦を与える。アマルガムは、耐久性のある、予想通りの材料であるが、それは、美的品質が不十分であり、潜在的に毒性であり、しかもある人々にアレルギー反応を引き起こすことがあり得る。
【0006】
本発明の目的は、先行技術の欠点を軽減することである。
ここで、予想外にも、オゾンは、う蝕組織に浸透することができ、したがって、う蝕の処置に用いることができるということが発見された。
【0007】
本発明により、う蝕の処置のための治療システムの製造におけるオゾンの使用を提供する。
本明細書中で用いられる「オゾン」という用語は、純粋オゾン、オゾン化空気、およびチオシアン酸塩またはペパーミントのようなレダクタントを含有していてよい水などのオゾン化水性基剤を包含する意味である。
【0008】
オゾンは、う蝕組織に浸透するのに十分な圧力で、およびう蝕病変中の実質的に全ての微生物を死滅させるのに十分な濃度および時間で供給される。
好ましくは、微生物不含水性基剤、例えば、レダクタントを含有していてよい水のシュラウド中の純粋オゾンまたはオゾン化空気のニードルサイズジェットを、所望の場所に注入する。
【0009】
所望ならば、当該技術分野において知られているタイプのシーラントを、オゾン処置後のう蝕病変に適用してよい。
う蝕の処置にオゾンを使用する利点には、次が含まれる。
【0010】
1.それは、ドリリングおよびそれに付随する問題を排除する;
2.それは、迅速で且つ無痛である;
3.それは、歯を分離する洗練された方法を必要としない;
4.局所麻酔を必要としない。
本発明を、次の実施例で詳しく説明する。特に断らない限り、次の実施例で供給されるオゾンは、空気中に5.2%の濃度で存在する。
【0011】
実施例1
オゾンの臨床的評価に関する多数の研究は、それが与えるかもしれない何らかの治療的利点を示すよりもむしろ、その有害な作用の評価に基づいていた。オゾンは、細菌、胞子およびウイルスを死滅させるその能力の原因となる、天然の最も強力なオキシダントの一つである。唯一、オゾンは、無害な、無毒性のおよび環境上安全な物質(酸素)に分解する。この研究では、オゾン(O)による唾液生体分子の酸化的消費の多成分評価が、高分解能プロトン(H)核磁気共鳴(NMR)分光分析法を用いて行われてきた。この研究で用いられるオゾン発生装置は、Purezone Ltd.(Ipswich, U.K.)によって設計された。刺激されていないヒト唾液試料を8人の患者から集め、それらを各々、2等分(0.60ml)に分けた。これらの第一を、上の装置から発生したOで30秒間処置し;第二群の部分を対照とした。試料に、600MHzの作業周波数でのH NMR分析を行った。得られた結果は、O処置が、(1)唾液電子供与体ピルビン酸塩の酸化的脱炭酸(酢酸塩およびCOを生成物として生じる)、(2)揮発性硫黄化合物前駆体メチオニンのその該当するスルホキシドへの酸化および(3)唾液多不飽和脂肪酸の酸化的消費を生じたことを示した。更に、唾液3−D−ヒドロキシブチラートのOに媒介される酸化の証拠も得られた。高磁場H NMR分光分析法は、ヒト唾液中のOの結末に関して、可能性のあるその in vivo の治療的作用にはるかに適切な情報である、はるかに有用な分析データを与える。
【0012】
実施例2
初期歯根う蝕からの微生物叢への ex−vivo のオゾン作用
初期歯根う蝕病変(PRCL)は、主要な臨床的問題である。この研究の目的は、オゾンが、PRCL中の有効な微生物死滅を達成しうるかどうか決定することであった。PRCLへのオゾンの使用を評価するこの ex−vivo 研究では、オゾン発生装置(Purezone Ltd., Ipswich, U.K.)を用いた。この研究では、修復を必要としている軟質PRCLが、ヒトで見いだされる最も重症のタイプの病変であるので、これらを用いた。修復を必要としているPRCLを含む20例の新たに抜去した歯を用いた。ハンドヘルド標準微細ナイロン繊維滅菌歯ブラシを用いた、表面を清浄にする滑沢剤としての滅菌水での歯垢除去後、各々の歯を、滅菌生綿ロールを用いて分離し、乾燥滅菌生綿ロールを用いて乾燥させた。PRCL試料は、病変の最も活発な部分の半分から、滅菌エキスカベーターを用いて採取した。次に、10秒間のオゾン化水を病変に適用し、そして別の試料を、病変の最も活発な部分のもう一方の半分から採取した。各々の試料を秤量し、直ちに、1mlの Fastidious Anaerobe Broth(FAB)中に入れた。う蝕またはオゾン処置されたう蝕の象牙質生検が入っている各1mlのFABに、滅菌ガラスビーズを加えた。それらを30秒間旋回させて、う蝕象牙質からの全ての微生物の抽出を促し、凝集塊を全て分散させた。FABで十進法希釈後、これらの100mlアリコートを、5%(V/V)ウマ血液を補足した Fastidious Anaerobe Agar(LabM,Bury, Lancs., U.K.)上に、嫌気性室中において37℃で4日間展開させた。各々のコロニータイプ数の平均±SEを計数し且つ計算した。
【0013】
オゾン処置前 オゾン処置の10秒後
全cfuの平均±SE
(Log10) 5.9±0.15 3.57±0.37
対のスチューデントt検定を用いて、二つの群の間に有意差(p<0.001)を認めた。明らかに、オゾンの使用に関連した死滅微生物百分率は、99%を超えた。
【0014】
実施例3
初期歯根う蝕からの微生物叢への ex−vivo のオゾン作用
オゾン化水を病変に20秒間適用することを除き、実施例2に手順を繰り返した。対のスチューデントt検定を用いて、オゾン化水群(log10 3.77±0.42,平均±SE)において、対照群(log10 6.18±0.21)と比較される有意差を認めた(p<0.001)。
【0015】
これら検定の結果は、オゾンの使用が、う蝕病変中の微生物を死滅させる有効で、迅速且つ簡単な手段を提供しうるということを示している。
実施例4
無傷およびう蝕の歯根象牙質へのシーラント剪断接着強さ
これらは、初期歯根う蝕病変(PRCL)と接着材料との間の相互作用についての僅かな研究であった。この研究の目的は、対照となる無傷象牙質を含むPRCLへの4種類の接着システムの剪断接着強さを調べることであった。用いられる接着システムは次であった。
【0016】
1.OptiBond FL Prime/OptiBond FL Adhesive/OptiGuard
2.OptiBond FL Prime/OptiGuard
3.OptiGuard および
4.ChemFil II
これら材料を、新たに抜去した歯の無傷歯根象牙質およびPRCLに in vitro で適用した。接着部位は肉眼的に無傷であり、平坦であり、少なくとも3.5mm直径を有していた。1→3の群の試料には、37%リン酸を15秒間用いたが、4の群には25%リン酸を用いた。接着後、これら試料を、湿り雰囲気中において37℃で7日間貯蔵した。剪断力を1mm/分で加えた。各群に少なくとも10個の試料であった。平均(s.e.)剪断接着強さ(MPa)は次であった。
【0017】
Figure 2004519509
統計的試験は、OptiBond FL Prime/OptiBond FL Adhesive/OptiGuard の剪断接着強さが有意に最高であることを示したが(p<0.001)、歯根表面のう蝕状態は、接着強さにほとんど影響を与えなかった。OptiBond FL Prime および OptiBond Adhesive と組み合わせた OptiGuard は、最高の接着強さを有していたが、これは、その表面のう蝕状態によって影響されなかった。
【0018】
Kerr, Romulus, Michigan, U.S.A.;
Dentsply, Konstanz, Germany
実施例5
初期歯根う蝕および関連微生物へのオゾンの作用
これら研究の目的は、初期歯根う蝕および関連微生物(Streptococcus sobrinus;TH21,Streptococcus mutans;NCTC10449)へのオゾンの効率を評価することであった。研究1では、新たに抜去した歯からの40例の軟質初期歯根う蝕病変(PRCL)を用い、ランダムに二つの群に分けて、10秒間かまたは20秒間のオゾンへの暴露を調べた。10秒間(log10 5.91±0.15)かまたは20秒間(log10 6.18±0.21)の対照試料と、10秒間(log10 3.57±0.37)かまたは20秒間(log10 3.77±0.42)のオゾン処置試料との間には、有意(p<0.001)差(平均±SE)があった。研究2では、対照群および試験群について、40個の滅菌唾液被覆ガラスビーズを、3mlの Todd Hewitt ブイヨンが入った小瓶(bijoux bottles)中に入れた。S.sobrinus およびS.mutans を接種し、嫌気的に一晩インキュベートした。各々のガラスビーズを2mlのPBSで洗浄した。直ちに、試験群のガラスビーズに、10秒間のオゾンを適用した。次に、試験群および対照群の各々のガラスビーズを、更に6個の滅菌ガラスビーズを含む3mlの Todd Hewitt ブイヨン中に入れ、30秒間旋回させた。十進法希釈後、100mlアリコートを、5%(V/V)ウマ血液を補足した血液寒天平板上に塗沫し、嫌気性室中に37℃で2日間入れた。各々のコロニータイプの数を計数し且つ計算した。対のスチューデントt検定を用いたところ、S.sobrinus(log10 4.61±0.13)およびS.mutans(log10 3.93±0.07)の対照試料と、S.sobrinus のオゾン処置試料(log10 1.09±0.36)との間に、有意の減少(p<0.0001)(平均±SE)があった。この処置計画は、したがって、初期歯根う蝕病変中の微生物を死滅させる有効、迅速、保守的且つ簡単な方法である。
本発明は、更に、酸化ガスを利用したう蝕の処置のための装置および製剤に関する。
【0019】
う蝕中での、例えば、Streptococcus mutans のような具体的な微生物の役割は、十分に証明されている。このような微生物によって生産される酵素は、食物または飲み物と一緒に口内を通過するスクロースからデキストランを合成して、歯垢およびう蝕の形成を引き起こす。
【0020】
う蝕は、歯表面に付着する細菌によって生産される有機酸でのエナメル質表面の無機質脱落によって引き起こされる歯の崩壊である。
これまで、う蝕は、慣用的な研磨用ハンドピース、レーザーおよび空気ブラスト装置の使用によって除去されてきた。しかしながら、高速タービンドリルまたは低速ドリルは、残念ながら、う蝕象牙質も無傷象牙質も研磨するであろう。したがって、実務家は、う蝕だけを選択し且つ研磨すべきであり、その結果、この方法は、実務家の技術に依存している。レーザーは、う蝕を除去するのに利用されているが、しかしながら、いろいろな理由で、大して成功していない。例えば、黒くなった炭化組織は、レーザー放射線を遮断し、順次、その下のう蝕にレーザーが達するのを妨げる。更に、加熱も、アブレーション過程を妨げる。
【0021】
う蝕の空気ブラスト処置に関して、無傷の象牙質が容易に除去されることもありうるので、歯科医師の技術がはるかに重要である。
本発明は、本明細書中の上に記載の先行技術の欠点を伴わないう蝕の処置を提供する。
【0022】
発明の要旨
本発明によるう蝕の処置用の装置には、概して、酸化ガス源およびそのガスを歯に供給するハンドピースが含まれる。そのハンドピースに取り付けられるカップは、ガスを受け取り且つ歯のある選択された部位をそのガスに暴露するために与えられている。
【0023】
そのカップには、その選択された部位の周りの歯に密封可能にかみ合わせて、そこを通ってガスを漏出させないための弾性縁(a resilient edge)が含まれうる。或いは、カップと歯との間に密封されたかみ合わせを与えるために、適当なシーラントを利用することができる。これは、歯にガスを適用するための完全密閉系を可能にする。
【0024】
酸化ガス源には、オゾン発生器およびオゾンポンプが含まれうる。吸引ポンプは、カップ縁の境界をなすカップ室中へのおよびからのガスの循環を可能にするために、ハンドピースに連通した吸引ラインと一緒に与えられてよい。それに関して、ガスを、カップ室中におよびカップ室から、歯との間の密封されたかみ合わせを通って漏出するには不十分な圧力で循環させるために、オゾンポンプおよび吸引ポンプを調節するための制御部が与えられてよい。
【0025】
この装置には、カップ室と流動連通するレダクタント源が更に含まれてよく、そして酸化ガスをカップ室から吸引ライン中へとフラッシさせるために、カップ室を介してレダクタントを循環させるためのレダクタントポンプが与えられてよい。
【0026】
廃棄物アキュムレータは、レダクタントを受け取るための吸引ラインに与えられ且つ連通されていてよい。更に、吸引ラインから残留酸化ガスを全て除去するのためのフィルターが与えられてよい。
【0027】
本発明の一つの態様において、カップ縁には、歯の咬頭と歯肉との間に密封可能にかみ合わせるための比較的均一な境界面が含まれる。本発明のもう一つの態様において、カップ縁には、隣接した歯との密封可能なかみ合わせを可能にする輪郭が含まれうる。より詳しくは、カップ状の縁は、隣接した歯の咬頭に密封可能にかみ合わせるための輪郭となる境界面を有していてよい。
【0028】
詳細な記述
図1〜4に関して、う蝕の処置のための本発明による装置10を示すが、これには、酸化ガス、好ましくは、オゾンの源12、およびそのガスを歯に供給するための、図1〜3には示されていないハンドピース16(図2を参照されたい)が含まれる。オゾンのような酸化ガスの有効性は、Edward Lynch による“Use Of Ozone For The Preparation Of Medicaments For The Treatment of Dental Caries”と称される、現在は米国出願番号09/700,275号の同時係属国際特許出願PCT/EP99/04035号に記載されている。この出願は、この具体的な参考文献により、全ての明細書および図面を含めて、そのままこれと一緒に包含される。
【0029】
図1に示されるように、オゾン源12には、オゾン発生器20、およびライン24、コネクター28およびライン30を介してハンドピース16へとオゾンを供給するためのオゾンポンプ22が含まれる。本明細書中で用いられる「オゾン」という用語は、いずれか適当な酸化ガス、純水オゾン、イオン化空気および他のオゾンガス混合物を包含する意味である。
【0030】
引用された国際特許出願に記述されているように、オゾンは、う蝕組織に浸透し且つう蝕病変中の実質的に全ての微生物を死滅させるのに十分な圧力、濃度および時間で供給される。具体的なオゾン使用例は、引用される特許出願に記載されており、その具体的な参考文献によってこれと一緒に包含される。
【0031】
図2〜3に示されるように、ハンドピース16に取り付けられているカップ34、36は、ガスを受け取り且つ歯40のある選択された部位38を暴露するために与えられる。図3を参照されたい。カップ34は、ハンドピース16にいずれの慣用的な方法で取り付けられていてもよいが、歯40に密封可能にかみ合わせて、そこを通ってガスを漏出させないための弾性縁または側壁44を包含する。
【0032】
多数の異なったサイズおよび形状のカップを、例えば、図3に示されるように利用することができるが、カップ36には、図4に示される選択された部位38を覆うカップ36の配置を容易にするためのアーチ形幹部(trunk)50が含まれる。これらカップ34、36は、図4に示される歯40にカップ58と歯肉60との間で密封可能にかみ合わせるための比較的均一な境界面52、54を有していてよい。
【0033】
もう一つのカップ態様64は、図6に横断面で示されているが、歯40上のある選択された一層小さい部位(示されていない)への酸化ガスの適用に用いることができる先細になった側壁66を包含する。
【0034】
弾性縁または側壁を用いて、歯40上の選択された部位38にカップをつなぐことができるが、カップ64と歯40との間に密封可能なかみ合わせを与えるのに、別個のシーラント68(図6を参照されたい)を利用することができるということは理解されるはずである。この場合、側壁66は、弾性である必要はない。
【0035】
カップ70の別の態様は、図7に断面図で示されているが、これには、図8に示される隣接した歯74、76との密封可能なかみ合わせを可能にする輪郭である壁72が含まれる。図8に示されるように、カップ縁80は、隣接した歯74、76の、カップ86、88との密封可能なかみ合わせを与えるための境界面輪郭82を有する。
【0036】
図5〜7に横断面図で示されるカップ34、64、70のいずれもが、カップ縁98、100、102の境界をなしたカップ室92、94、96を包含する。示されるように、カップ34、64、70には各々、室92、94、96を画成する壁44、66、72が含まれ、それら壁44、66、72をハンドピース16へと密封可能に連結させるための第一境界面106、108、110が含まれる。第二境界面112、114、116は、歯40に壁44、66、72をつなぎ且つ室92、94、96中の選択された部位38を循環するガスに暴露するために与えられる。
【0037】
図6に示されるように、態様64の第一境界面108は、第二境界面115より大きくてよいし、または図7に示されるように、第一境界面110は、第二境界面116より小さくてよい。したがって、カップ64、70設計のこの変化は、かなり多数の歯輪郭への酸化ガスの適用を可能にし、複数の歯への酸化ガスの適用は、本明細書中の上に記載されている。
【0038】
再度、図1に関して、装置12には、カップ室92、94、96中へのおよびからのオゾンの循環を可能にするための吸引ポンプ120およびハンドピースに連通したライン30、122、124が含まれる。
【0039】
制御部126は、いずれの慣用的な回路設計を有していてもよいが、カップ34、64、70と、歯40、86、88との間の密封されたかみ合わせを通るガスの漏出を許すには不十分な圧力でガスをカップ室92、94、96中におよびから循環させるために、22、120のオゾンポンプおよび吸引ポンプを調節するために与えられている。それらガス流の制御は、制御部126によって調節されるバルブ127、127によって行われてもよい。
【0040】
更に、装置10には、レダクタント源128が含まれてよいが、これは、ライン30、130およびパラスタリック(parastalic)ポンプ131を介してカップ室92、94、96と流動連通している。レダクタントは、チオシアン酸塩またはペパーミントの溶液であってよく、酸化ガスのカップ室92、94、96を洗い流す(フラッシュする:flush)のに利用される。酸化ガスは、歯40、86、88のオゾン処置後、吸引ライン122中に洗い流される。次に、レダクタントを、ライン122を介しておよび廃棄物アキュムレータ132中に吸引する。
【0041】
しかしながら、慣用的なレダクタントは、目詰まりを生じるかもしれないライン30、122、130中で付着を引き起こすことがあり得るということが判っている。付着を防止するために、次のような配合を有するレダクタントが開発されている。
【0042】
Figure 2004519509
次に、オゾンの最終除去のために、残留オゾンを全て、アキュムレータ132からライン124を介し、そしてライン136を介してキャニスター134中に吸引する。したがって、装置12は、歯40、86、88へのオゾンの適用およびそれらからの除去のための完全密閉系を提供する。
【0043】
カップ34、36、64を、歯40、138間で利用する場合(図4に示されていない)、歯40、138間の処置のためのある選択された部位を、カップ34、36、64(図4に示されていない)が密封可能に閉じることができるようにすることが必要とされるように、別個のダム140を利用してよいということも理解されるはずである。
実施例1
10秒間かまたは20秒間 in vivo オゾン適用後のオゾン分析器を用いたカップ周囲のオゾン検出(ppm)
研究または試験:10秒間かまたは20秒間 in vivo オゾン適用後のオゾン分析器を用いたカップ34周囲のオゾン検出(ppm)
目的:10秒間かまたは20秒間 in vivo オゾン適用後のカップ34周囲の最大オゾン検出可能レベル(ppm)を評価すること。
【0044】
研究または試験プロトコール:20例の初期歯根う蝕病変(PRCL)を、横断面研究を行った時に、無作為に選択した。センサーの先端は常に、カップの縁2mm以内に保持し、カップの近心側と咬合側との間の中程に位置した。10秒間オゾン適用後にオゾン分析器を用いた、抜去した歯からカップ周囲の最大オゾン検出可能レベル(ppm)。用いられたオゾン分析器は、ENVIRO Technologies, UK から入手可能なAPI450型であり、受け渡しの前の週中に供給者が検量したが、この装置は、その間、この研究以外の他のいずれの目的にも用いなかった。
【0045】
次に、上にある歯垢を、ハンドヘルド標準微細ナイロン繊維滅菌歯ブラシを用いて、滑沢剤として水で除去した。各々の歯を、乾燥滅菌生綿ロールおよび1−エアシリンジに歯科用3を用いて乾燥させた。エキスカベーターブレードを用いて、最大の歯肉/咬合寸法にわたる歯の長軸を含む線で病変を横断した。各病変の半分を、滅菌エキスカベーターを用いて取り出した。次に、残りの病変を、オゾンガスに室温(23℃)で10秒間かまたは20秒間暴露し、そして最大検出可能オゾンレベルも、このオゾン分析器を用いて測定した。
【0046】
試験結果:
歯根う蝕病変の処置中の10秒間(表1および図1)かまたは20秒間(表2および図2)のオゾン適用についての病変からカップ周囲の最大オゾン検出可能レベル(ppm)は、次のようであった。
【0047】
【表1】
Figure 2004519509
【0048】
【表2】
Figure 2004519509
結論:カップの使用は、歯根う蝕病変にオゾンを10秒間かまたは20秒間適用した場合の安全なオゾン供給法である。
【0049】
実施例2
10秒間オゾン使用後の抜去した歯からの最大オゾンレベルの評価−in vitro 試験報告
研究または試験:in vitro で10秒間オゾン使用後の抜去した歯からのカップに隣接して検出される最大検出可能オゾンレベルの評価。
【0050】
目的:10秒間オゾン適用後の抜去した歯からカップ周囲の最大オゾン検出可能レベル(ppm)を評価すること。
1.研究または試験プロトコール:14個の抜去した歯を選択した。センサーの先端は常に、カップの縁2mm以内に保持し、カップの近心側と咬合側との間の中程に位置した。オゾン分析器を用いた、抜去した歯からカップ周囲の最大オゾン検出可能レベル(ppm)を、レベル10で最大に設定した発生器で10秒間オゾン適用中に記録した。用いられたオゾン分析器は、API450型であったが、これは、受け渡しの前の週中に供給者が検量した。この装置は、その間、この研究以外の他のいずれの目的にも用いなかった。
【0051】
オゾンデリバリーシステム
2個の滅菌生綿ロールで歯垢除去後、その病変を、1歯科用シリンジの規格3を用いて3秒間乾燥させた後、抜去された歯各々の初期歯根う蝕病変の各表面上に、オゾンガスを10秒間供給した。
【0052】
試験結果:
歯根う蝕病変の処置中の10秒間オゾン適用後の抜去された歯からカップ周囲の最大オゾン検出可能レベル(ppm)は、表3に示される通りであった。
【0053】
【表3】
Figure 2004519509
結論:カップの使用は、抜去された歯の歯根う蝕病変にオゾンを10秒間適用した場合の安全なオゾン供給法である。
【0054】
実施例3
ハンドピースからのオゾンの測定
オゾン発生器20からのハンドピース16を、オゾン検出器 Mini−HiContm の入口管(示されていない)に直接的に取り付けた。
【0055】
【表4】
Figure 2004519509
【0056】
【表5】
Figure 2004519509
ピーク読みは、(発生器に僅か5秒間しかスイッチを入れなかった場合でも)約8秒後に得たが、おそらくは、発生器/検出器組合せが>20秒間安定化する前に、「行過ぎ量」を示した。その後、そのレベルは、3.6〜4.7g/Nmで全く一定のままであった。
【0057】
g/mからppmへ変換すること:
オゾンの式量は48gであるので、1gのオゾンは1/48モルである。理想気体のモル容積は(標準温度および圧力で)0.0224138m/molである。
【0058】
0.0224138/48=467x10−6
したがって、空気中の1g/mのオゾンは467ppmである。(オゾン検出器はg/Nmとしての読みを与えるが、これは、標準温度および圧力に「規格化されている」)。
【0059】
ヨウ化カリウム溶液中に溶解するオゾンの測定
パラフィルムで覆われた250mlコニカルフラスコ中の100mlの20mMヨウ化カリウム溶液中に浸漬したハンドピース16に、明記される時間でオゾンを通過させた。次に、このハンドピースを除去し、そのフラスコをネオプレン栓で密封し、激しく振とうした。1.50mlアリコートを取り出し、その電子吸収スペクトルを得た。(これら測定値は、拡散装置を装着する前に得た。)発生器設定は、air=1、O=1、vac=0、red=0、調節器設定=10であった。
【0060】
【表6】
Figure 2004519509
ピーク吸光度から濃度を計算すること:
A=E×C×L
式中、
L=セル路長(1cm)
C=濃度(mol)
E=吸光係数
A=吸光度
1MについてのE=2.97x10
1μMについてのE=0.0297
C=A÷E → μmol/lでの濃度は、吸光度/0.0297である
【0061】
【表7】
Figure 2004519509
歯垢/う蝕のNMR分析
1.歯垢試料を有志から入手し、各試料を二つに分けた。各試料の半分をオゾンで処置し、半分を対照として未処置で残した。
【0062】
2.これら試料を各々秤量した。次に、600μlの0.5M HClOを各試料に加え、回転混合させた。
3.それら試料を遠心分離し、上澄みを保持した。
【0063】
4.試料を6〜8のpHに中和し、用いられたKOHの量を記した。
5.それら試料を再度遠心分離し、600μlの上澄みを分析用に採取した。
6.70μlのDOおよび30μlの3−トリメチルシリル−(2,2,3,3,−)−プロピオン酸ナトリウム(DO中5mM)を加えた後、NMR分析を行った。
【0064】
唾液のNMR分析
1.唾液試料を有志から入手し、各試料を二つに分けた。各試料の半分をオゾンで処置し、半分を対照として未処置で残した。
【0065】
2.これら試料を遠心分離し、上澄みを保持した。
3.70μlのDOおよび30μlの3−トリメチルシリル−(2,2,3,3,−)−プロピオン酸ナトリウム(DO中5mM)を加えた後、NMR分析を行った。
【0066】
Figure 2004519509
本発明を用いて便宜を与えることができる方法を詳しく説明する目的で、本発明によって再無機質化されるようなう蝕処置のための方法および装置を本明細書中の上に記載してきたが、本発明がそれに制限されないということは理解されるであろう。したがって、当業者が考え得る修飾、変更または均等な配列は全て、いずれも、請求の範囲に定義される発明の範囲内であると考えるべきである。
【図面の簡単な説明】
本発明の利点および特徴は、次の図面に関連して考察された場合の説明によってよりよく理解されるであろう。
【図1】
図1は、本発明によるう蝕処置用装置の構成図を示し、この装置には、概して、酸化ガス源、吸引ポンプ、レダクタント源、レダクタントポンプ、および酸化ガスをハンドピースに与えるための制御部が含まれる。
【図2】
図2は、歯にガスを供給するための本発明によるハンドピースを図示し、概して、そのガスを受け取るためにハンドピースに取り付けられたカップを示している。
【図3】
図3は、別のカップ態様を含むハンドピースを図示し、その別の態様カップは、歯への酸化ガスの適用を容易にするアーチ形形状を有している。
【図4】
図4は、図3に示されるハンドピースおよびカップを利用した、歯の咬頭と歯肉との間への酸化ガスの適用を示す図である。
【図5】
図5は、本発明で用いるのに適している、図2に示されるカップの横断面図である。
【図6】
図6は、歯のある選択された部位を酸化ガスに暴露するためのカップの別の態様の横断面図である。
【図7】
図7は、隣接した歯を酸化ガスに暴露するための本発明によるカップの別の態様を示す横断面図である。
【図8】
図8は、図7に示されるカップを、隣接した歯に適用することができるようなその使用を図示する。

Claims (4)

  1. キシリトールを含むレダクタントリンス製剤。
  2. 安息香酸ナトリウムを更に含む請求項1に記載のリンス。
  3. フッ化ナトリウムを更に含む請求項2に記載のリンス。
  4. 次の成分、
    Figure 2004519509
    を含むレダクタントリンス製剤。
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