JP2004519022A - 商決済を確認するためのシステムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
Description
(背景)
(発明の技術分野)
本発明は、概ね電子商取引に関し、より詳しくは、安全な電子決済を提供するためのシステム及び方法に関する。更に、本発明は口座所有者による電子購入の確認を促進するシステム及び方法に関する。
【0002】
(従来技術の説明)
電子手段によって売買を行う電子商取引は、現代社会においてありふれたものになった。インターネット(最も明確にはワールドワイド・ウェブ)が社会主流化するにつれて、電子商取引はコンピュータによってどのような人の家にも或いはオフィスへも入ってくるようになった。いくつかの理由のために、ますます多くの人々が、彼らの家庭用コンピュータ或いは業務用コンピュータから取引(例えば、買物)をするようになってきた。例えば、インターネットに基づいたビジネスは概して割引価格で商品を提示するので、消費者はインターネット商取引に引きつけられる。さらに、インターネットは1日の内24時間アクセスが可能であるため、消費者は都合のよい時に購入をすることができる。
【0003】
ほとんどの電子購入の主な支払い手段はクレジットカードである。クレジットカードは、カード所有者の予め決められたクレジット口座を表わす。カード所有者はクレジットカードを使用して、商人から電子購入をする。商人は、購入認可のためにクレジットカード会社に購入要求を提示する(クレジットカード番号全体を送信することを含んで)。その後、クレジットカード会社は商人にクレジットカード決済を認可するか或いは否認する。購入が承認される場合、予め決められたクレジット口座は、購入額が引き落とされる。
【0004】
クレジットカードは、カード所有者にとって多くの長所がある。例えば、クレジットカードにアクセスする人は、残高チェックと口座維持をすると同時に、銀行で費やす時間を少なくすることができる。さらに、クレジットカードは、多額の現金を運ぶ必要をなくす。さらに、小切手または為替によって購入承認が遅れる一方で、クレジットカードを使用する場合には購入承認は自動化される。したがって、電話または通信販売による購入を行なう場合、クレジットカードの使用は郵便で支払金額を送ることに関連した遅れをなくす。
【0005】
電子商取引が増加した結果、クレジットカードの安全性はカード所有者にとっての主な関心事になった。いくらかのカード所有者は、クレジットカード番号の不正使用や傍受の恐れのために、クレジットカードを使用してインターネット上で商品を購入することを警戒している。ほとんどのインターネット・ウェブ・ページはハイパーテキスト・マークアップ言語(HTML)で書かれており、この言語は情報転送するにあたって無防備な方法を使用するので、それらの恐れは当然である。インターネットの安全性の問題と戦うために、いくつかの商業ネットワークは、インターネット上でなされる決済を安全にするために暗号化技術を使用する。洗練された犯罪者はそのような暗号化技術を判読することができるので、関係のある消費者はほとんど安心することができない。さらに、クレジットカード番号の送信は安全であったとしても、カード番号は受信コンピュータに格納されているので、そのコンピュータに侵入することによって盗むことができる。さらに、不正なウェイター、店員およびその他同種のものによって使用されるポケットスキャナのような装置は、クレジットカード番号をカードから直接盗むことができる。
【0006】
いくつかの商用口座(例えば当座預金口座)は、クレジットカードと同じ安全性の危さに直面するデビットカードを提示する(もし増加しなければ)。デビットカードはクレジットカードに似ているが、デビット取引を終えるために、購入の時にカード番号に加えてカード所有者の暗証番号(PIN)を与えなければならない。さらに、デビットカードは、それがリンクされる口座(典型的には当座預金口座)から資金を取り出す。多くの場合、デビットカード取引で与えられたPINは、デビットカードがリンクされる口座にアクセスするために(例えばATM機械あるいは電話によって)使用されるPINと同じである。デビットカードを使用してなされた購入取引が傍受されそして不正に使用される場合、泥棒が、関連するデビット口座から資金を直接取り出すとともに、デビットカード番号およびPINを使用して購入することができる。
【0007】
改善されたクレジットカード安全性に対する関心は、安全な電子商決済を保証する方法を提供するように、クレジットカード会社および商人に圧力をかけた。例えば、米国特許6,012,144号(ピケット)は、クレジットカード番号を2つの部分に分割し1台以上のサーバコンピュータの分離データ記憶装置に各部分を格納することにより、インターネット・クレジットカード決済の安全性を維持する方法について記述している。カード所有者は、クレジットカード番号のどの部分が各記憶装置へ送られるかを決定し、次に、いくつかの処理コード(パスワード)を確保する。購入が確認されるように、処理コードは自動電話呼び出しによってカード所有者からその後得られる。この方法論にはいくつかの不利な点がある。最初に、ピケットの方法は、完全なクレジットカード番号がそのままでは商人に送信されないのでカード所有者は多大な時間を消費してしまう。もっと正確に言えば、カード所有者はクレジットカード番号を解析し、スライシングコードを算出しなければならない。さらに、カード所有者は決済を確認するためにスライシングコード(それは各決済毎に異なっていてもよい)を思い出さなければならない。さらに、セキュリティソフトウェアを提供する負担は商人に降りかかる。それはそのようなシステムを提供することに同意するかもしれないし、同意しないかもしれない。したがって、カード所有者がそのようなシステムのない商人から購入したければ、セキュリティは提供されない。
【0008】
米国特許第5,903,721号(シクストウス)は、改善されたクレジットカード決済セキュリティを提供する代替の方法について記述している。シクストウスの方法は、インターネット上で購入をするカード所有者を含んでいる。カード所有者を確認するために使用される「トラストサーバ」は、カード所有者のIP(インターネットプロトコル)アドレスと共に購入要求を受信する。トラストサーバによって受け取られたIPアドレスがそのカード所有者の登録済みのIPアドレスと一致する場合、購入が確認され、購入が承認されるか或いは否認される「クレジット決済所」へ転送される。機密事項を扱うクレジットカード情報が安全でないネットワーク上に送信されない一方で、決済は、トラストサーバで登録されたIPアドレスをもつコンピュータからのみ行うことができる。さらに、いくつかのインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)は動的なIPアドレシングを使用する。ユーザがISPのネットワークにログオンするときに一時的なIPアドレスが割り当てられる。したがって、動的なIPアドレシングを利用するインターネット・サービス・プロバイダを持っているカード所有者は、シクストウスによって教えられた決済セキュリティシステムを使用することができない。
【0009】
別の例として、米国特許第5,991,738号(オグラム)は、暗号化ソフトウェアを利用する方法を教えている。オグラムの方法論を使用する商人から商品を購入したいカード所有者は、その商人のコンピュータから暗号化ソフトウェアをダウンロードする。暗号化ソフトウェアは商人への送信の前にどんな機密情報もコード化する。オグラムの方法論の1つの不都合な点は、カード所有者との安全な購入確認プロセスの不足である。さらに、使用された暗号化技術は送信の間に傍受され判読されることができる。
【0010】
必要なものは、安全かつ信頼できるクレジットカード決済処理を提供するシステム及び方法である。さらに必要なものは、商人に透明な安全かつ着実なクレジットカード決済を提供するシステム及び方法である。さらに必要なものは、クレジットカード決済のカード所有者確認を促進し、カード所有者のクレジットカードの各試用の迅速な通知を提供するシステム及び方法である。
【0011】
(発明の要約)
本発明は、商人に透明な安全かつ着実なクレジットカード決済処理を提供するシステム及び方法の提供により、従来技術に関連した問題を克服する。本発明は、商人に承認を送信するに先立って各クレジットカード決済のカード所有者確認を促進し、口座所有者にクレジットカードの各使用の試みを即座に通知する。
【0012】
口座所有者と商人の間の商決済を処理するために、データとコードを実行するための処理ユニット、データとコードを格納するためのメモリ装置からなるコンピュータシステムが開示される。格納され実行されるコードは、決済承認要求を受信するために機能する商人通信モジュールを含んでおり、その通信モジュールは、完全な口座番号、受信された決済承認要求を確認するための口座所有者との個別の接続を促進するのに機能する口座所有者通信モジュール、及び決済承認要求に応答し決済承認要求が口座所有者によって確認される場合にのみ商人へ承認を送信するために機能する認可モジュールを含んでいる。
【0013】
特定の実施形態では、認可モジュールは双方向型の確認モジュールを含んでいる。この確認モジュールは、決済承認要求の受信に応答し、口座所有者と接続を始めるのに機能する。更なる特定の実施形態では、コンピュータシステムはさらにネットワークインターフェイスを含んでおり、双方向型の確認モジュールはネットワークインターフェイスを介して口座所有者に電子メッセージを送信するために機能し、送信された電子メッセージへの返答の受信の際に決済承認要求を確認するためにさらに機能する。
【0014】
他の特定の実施形態では、コンピュータシステムがさらに電子通信装置を含み、双方向型の確認モジュールは、口座所有者に自動電話呼び出しをするために機能し、口座所有者に決済承認要求の一部を唱え、口座所有者から確認指示を受ける。更に特定の実施形態では、双方向型の確認モジュールが、決済承認要求の一部を唱える前に認証コードを要求するために機能する。
【0015】
随意的に、双方向型の確認モジュールは、口座所有者がシステムと通信を始めるのを待つ。代わりに、システムは、未決の決済承認要求を確認するために口座所有者と通信を始める。
【0016】
特定の実施形態では、口座所有者からの指示に応答する認可モジュールが、口座所有者からの更なる入力なしにその後の決済承認要求を自動的に確認することにより、選択的に確認プロセスを無効にすることができる。
【0017】
更に別の特定の実施形態において、認可モジュールは、口座所有者が前もって定義した期間の経過に先立って決済承認要求を確認していなければ自動的に決済承認要求を無効するマスター確認モジュールを含んでいる。マスター確認モジュールは、決済承認要求が無効される場合に口座所有者に通知を送信するためにさらに機能する。
【0018】
更に別の特定の実施形態において、決済承認要求は、第三者金融機関からの確認要求を含み、認可モジュールは第三者金融機関に確認の証印を送るために機能する。
【0019】
1つの方法がまた、口座所有者と商人の間の安全かつ着実な商決済の提供のために開示される。その方法は、商人からの個別の通信によって口座所有者に決済承認要求を電子的に確認して、口座所有者の口座を識別する完全な口座番号を含む決済承認要求を受信することを含んでいる。また、決済承認要求が口座所有者によって確認された場合にのみ、商人に承認を送信することを含んでいる。
【0020】
特定の方法では、口座所有者に決済承認要求を確認するステップは、決済承認要求を確認するように口座所有者に促すことを含んでいる。更なる特定の方法では、口座所有者へ促すことは電子メッセージを送信することを含んでいる。更になる特定の方法では、決済承認要求を確認するステップは、電子メッセージへの返答を受信することを含んでいる。別の特定の方法では、口座所有者へ促すことが口座所有者に自動電話呼び出しをし、口座所有者との接続を確立し、決済承認要求の少なくとも1つの部分を唱え、口座所有者から確認指示を受けることを含んでいる。更に特定の方法では、口座所有者は、決済承認要求の少なくとも1つの部分を唱える前に認証がなされる。
【0021】
代替の方法は、口座所有者がコンピュータシステムと通信をすることにより確認プロセスを始めるのを待つことを含んでいる。特定の方法において、確認は、ネットワークあるいは電話接続上の口座所有者によって始められ、ネットワークまたは電子通信の装置を介して口座所有者から接続要求を受信すること、口座所有者との接続を確立すること、口座所有者を認証すること、口座所有者へ決済承認要求の少なくとも1つの部分を送信すること、決済承認要求に関して口座所有者から確認指示を受信することを含んでいる。
【0022】
随意的に、確認プロセスは、口座所有者によって選択的に有効或いは無効にされることができる。
【0023】
別の特定の方法では、電子的に決済承認要求を確認するステップは、前もって定義した時間内に口座所有者が決済承認要求を確認しなければ決済承認要求を無効することを含んでいる。更に特定の方法において、決済承認要求が無効された場合、通知が口座所有者に送信される。
【0024】
更に別の特定の方法では、商人から決済承認要求を受信するステップは、商人から決済承認要求を受け取った第三者金融機関から確認要求を受信することを含んでいる。商人に承認を送信するステップは、第三者金融機関への確認の証印を送ることを含んでいる。
【0025】
商人と口座所有者の間で或る決済を前もって確認するためのシステム及び方法も開示される。特定の実施形態では、コンピュータシステムが、データおよびコードを処理するための処理ユニットと、データおよびコードを格納するためのメモリ装置とを含んでいる。データは、口座所有者に関連した少なくとも1つの前もっての確認基準を含んでいる。コードは、商人から決済承認要求を受信するための商人通信モジュール、および認可モジュールを含んでいる。認可モジュールは、前もっての確認基準と決済承認要求を比較する。もし前もっての確認基準が満たされるならば、決済承認要求を自動的に確認し、それにより承認プロセスを終えるに先立って口座所有者から決済承認要求の直接の確認を得る必要が除去される。
【0026】
特定の実施形態では、前もっての確認基準は、口座所有者に関連した複数の前もっての確認基準を含んでおり、決済承認要求は、前もっての確認基準のいずれかの1つが満たされる場合、確認される。代わりの実施形態では、もし複数の前もっての確認基準がすべて満たされなければ、決済承認要求は自動的に確認されない。有用な前もっての確認基準の例は、制限はされないが、商人識別子、決済額(例えば購入代金)、決済日、決済時刻、或いは口座所有者が便利に感じるかもしれない他の基準を含んでいる。随意的に、コードはさらにカード所有者通信モジュール及び/又は口座所有者による前もっての確認基準の修正を促進する双方向型の確認モジュールを含んでいる。1つの実施形態では、前もっての確認基準が口座所有者によって修正されるまで、自動的に決済承認要求を確認することができないように、前もっての確認基準は最初にセットされる。代案として、口座所有者は初期の前もっての確認基準を決定することができる(例えば口座が開かれるときに)。
【0027】
(詳細な説明)
本発明は、口座所有者に各電子決済を確認することにより安全かつ着実な電子決済を提供する新規なシステムおよび方法を提供し、これにより、先行技術に関連した問題を克服する。以下の記述では、多数の明確な詳細が発明についての完全な理解を提供するために述べられる。例えば、クレジットカード会社による前もっての確認、カード所有者によって始められる確認、等である。しかしながら、当業者は、本発明がこれらの明確な詳細とは別に実行されてもよいことを認識するであろう。他の例では、有名な電子商取引慣習(例えば電子の信用要求/承認プロセス、コンピュータ・オペレーティング・システム、通信ソフトなど)の詳細は、いたずらに本発明を不明瞭にしないように省略された。
【0028】
本発明は、以下の図面を参照して説明される。この図面において、類似の参照番号は本質的に同様の要素を示す。
図1は、カード所有者102、商人104、クレジットカード会社106、および第三者確認会社108を含むシステム100を示すブロック図であり、各々は物理的なネットワークメディア112(1‐4)(例えば電話線、同軸ケーブルなど)によってインターネットワーク110(例えばインターネット)に接続されている。カード所有者102、商人104、クレジットカード会社106、及び確認会社108はまた、別の物理的なネットワークメディア114(例えば電話線)を介して通信可能になっている。
【0029】
カード所有者102は、クレジットカード会社106によって提供される口座を識別する番号をもつクレジットカードを所有する。商人104は、クレジットカード番号を使用して、カード所有者102によりインターネットワーク110を介して購入可能な品物あるいはサービスを提示する。カード所有者102は、クレジットカード番号全体の提供により、商人104からの電子購入要求をする。この購入はインターネットワーク110上、物理的なネットワークメディア114上、或いは個人で同様になされてもよい。購入要求の受取に応答する商人104は、クレジットカード会社106に決済承認要求(TAR)を提示する。
【0030】
その後、承認か否認が商人104に出される前に、TARは2つの認可を受ける。最初に、購入要求はクレジットカード会社106による標準の信用承認を受ける。信用承認に続いて、購入要求は、クレジットカード会社106によって、あるいは確認会社108によってカード所有者102に確認される。確認は、インターネットワーク110あるいは物理的なネットワークメディア114のいずれかの上で実行される。確認に続いて、購入がクレジットカード会社106によって承認され、カード所有者102によって確認される場合、承認は、物理的なネットワークメディア114あるいはインターネットワーク110を介して商人104に送信される。
【0031】
この特定の実施形態では、クレジットカードが電子商取引を促進する。しかしながら、当業者は、本発明がクレジットカードを使用してなされた購入に制限されないことを理解するであろう。口座番号の送信を含む安全かつ着実な電子決済を促進するために、本発明は、任意のタイプの口座(例えばデビットカード)と組み合わせて使用されてもよい。以下の記述では、クレジットカード会社106が確認プロセスを実行することがさらに理解される。しかしながら、確認プロセスは、第三者確認会社108によって随意的に実行されてもよい。そのような実施形態では、クレジットカード会社106は確認会社108に確認要求を送信する。その後、確認会社108は、カード所有者102に決済要求を確認し、クレジットカード会社106に確認(決済要求が確認されるか或いは無効にされるかを示して)の証印を送る。
【0032】
図2は、物理的なネットワークメディア112(3)を介してインターネットワーク110に接続されたサーバ200(例えばHTTPインターネットサーバ)のブロック図である。この特定の実施形態では、サーバ200は、クレジットカード会社106の決済サーバであり、このサーバはクレジットカード会社106のためのクレジットカード決済処理をする。サーバ200は、処理ユニット(PU)202、ネットワークインターフェイス204、システムバス206、不揮発性のメモリ208、少なくとも1つの入力/出力(I/O)コントローラー210、システムクロック212、電子通信装置214およびワーキングメモリ216を含んでいる。PU 202は、サーバ200にその意図した機能(例えばクレジットカード決済の処理)を実行させるためにワーキングメモリ216に含まれているデータおよびコードを実行する。システムバス206は、サーバ200の様々な構成要素間の相互通信を促進する。
【0033】
サーバ200は、ネットワークインターフェイス204を介してインターネットワーク110上で通信する。ネットワークインターフェイス204(例えばイーサネット(登録商標)・アダプタ・カード)はインターネットワーク110上にデータパケットを送信し、またインターネットワーク110からデータパケットを受信する。従って、サーバ200がインターネットワーク110を介してカード所有者102及び商人104と通信することを可能にする。不揮発性のメモリ(例えば読み出し専用メモリ、あるいは1つ或いはそれ以上のハードディスクドライブ)は、サーバ200の電源が落とされる場合さえ、保持されるデータおよびコード(例えばブーツコードおよびプログラム)のために記憶装置を提供する。I/Oコントローラー210は、サーバ200のシステム管理者のためにユーザインターフェース装置(示されていない)のための接続を管理する。I/O装置は、典型的にはサーバ200と管理者の間の通信を促進するキーボード、マウス、モニタ、プリンタおよび他のそのような装置を含んでいる。サーバ200は、適切な日付および時刻を維持し、要求された日付と時刻のデータを提供するシステムクロック212をさらに含んでいる。
【0034】
サーバ200は、リモートシステム間あるいはメンバーとサーバ200間のデータもしくは音声接続いずれかの確立のための電気通信装置214(例えばモデム、あるいは電話)を更に含む。リモートシステムの例は、カード所有者102、商人104あるいは確認会社108によって所有されたコンピュータを含む。特定の実施例では、カード所有者102との音声接続が未決の複数のTARを確認するために用いられる。
【0035】
ワーキングメモリ216(例えばランダム・アクセス・メモリ)は、サーバ200にダイナミックメモリを供給し、システム開始時にワーキングメモリ216に読み取られる実行可能なコード(例えば、オペレーティングシステム218)を含む。オペレーティングシステム218は、ワーキングメモリ216に読み取られた他の全てのモジュールの制御及び実行を促進する。
ワーキングメモリ216は更に信用承認要求キュー(CARQ)220、カード・所有者リストモジュール222、カード所有者通信モジュール224、認可モジュール226、確認未決キュー(VPQ)228、購入履歴モジュール230及び商人通信モジュール232を含む。
前述のモジュール及びキューの各々は初期化され、当業者に既知の方法を用いて、非揮発性のメモリ208からの起動でワーキングメモリ216に読み取られる。任意に、前述のモジュール及びキューは代わりの大量データ記憶装置からのワーキングメモリ216に読み取られることができ、これら装置は、CD−ROM、テープあるいは高容量リムーバブルデータ格納ディスク(例えば、イオメガ(Iomega)のJaz(登録商標)あるいはZip(登録商標)を持つドライブ)を含むがこれらに限定はされない。
【0036】
認可モジュール226は、複数のTARの承認および確認を制御し調整する。上記されるように、確認が第三者確認会社108によって処理される代わりの実施例では、認可モジュール226は確認会社108に確認のための要求を送信し、かつ確認会社108から確認の基準を受信するために作動する。
確認のための送信された要求は、製品詳細、購入代金、商人の名前のような購入要求あるいは確認のためのカード所有者への決済を識別するのに有用な他の情報と関係する情報を含む。
確認の受信された基準は、例えば、特定の決済がカード所有者によって確認されたか放棄されたことを示すコードを含む。随意に、カード所有者102によって与えられた指示に応答する認可モジュールは確認プロセス(例えば、自動的に特定の商人の決済あるいは全ての決済を確認する)を選択的に無効にするためにさらに機能する。
確認プロセスを無効にする指示は、確実なネットワーク上(例えば電話または郵便による)のカード所有者102によって通常開始される。
【0037】
商人通信モジュール232は、商人104から複数のTARを受信し、またネットワーク・インターフェース204あるいは電気通信装置214を介して商人104に承認又は否認を送信する。
カード所有者通信モジュール224は、インターネットワーク110あるいは物理的なネットワークメディア114を介して、サーバ200とカード所有者102の間の通信を管理する。カード所有者リストモジュール222は、現在の顧客(カード所有者102を含む)の個人及び口座情報を確認するためのデータベースである。当業者は、カード所有者リストモジュール222は典型的には大きなファイルであることを理解するであろう。
したがって、カード所有者リストモジュール222がメモリ216の中で示されている一方で、必要に応じて、カード所有者リスト222から出し入れされる、リスト全体の一部分を持つ非揮発性のメモリ208のような大量データ記憶システムに顧客ファイル全体が格納されることが理解されるべきである。
【0038】
信用承認要求キュー(CARQ)220は、認可モジュール226によって従来の信用承認を待つ未決の複数のTARのための記憶装置を供給している。商人通信モジュール232は、定期的にネットワーク・インターフェース204及び商人104から任意に入って来る複数のTARがあるかどうかを決める電気通信装置214を得て、CARQ220に任意のそのような要求を送信する。
【0039】
確認未決キュー(VPQ)228は、カード所有者102によって確認を待つ未決の複数のTARのための記憶装置を提供する。有効な口座に対応するものとして、TARが確認され形式的な信用承認を得た後で、認可モジュール226はCARQ220からVPQ228に複数のTARを送信する。承認され否認されるまで、あるいは前もって定めた期間が経過するまでTARはVPQ228に残る。
【0040】
一旦TARが承認されるかあるいは否認されれば、TARの記録は購入履歴モジュール230へ送信される。購入履歴モジュール230は、前もって定めた期間(例えば30日の期間)の間の以前の口座の活用に関する情報を格納する。
前もって定められた期間の経過の際、決済の書面での記録(例えば請求書、電子請求書など)のポイントがカード所有者102まで伝えられ、各有効期限が切れたTARは、ワーキングメモリ216からより永続的な記憶メディア(例えば磁気テープ)に送信される。
【0041】
図3は、信用承認モジュール302、マスター確認モジュール304、双方向型の確認モジュール306及び商人応答モジュール308を含む認可モジュール226のブロック図を示す。信用承認モジュール302は、当業者に既知の手段によってCARQ220に含まれている各TARの従来の信用承認を実行する。
マスター確認モジュール304は、認可と確認のプロセスを調整し、認可モジュール226の全面的な制御を担う。双方向型の確認モジュール306は、カード所有者102に対する確認を実行する。商人応答モジュール308は、決済承認あるいは決済否認のいずれかの送信により、商人104と最後の通信を開始する。
【0042】
図4は、本発明の特定の実施例での使用に適している信用承認要求データ構造400の例を示す。当業者は、データ構造400を、記録402(1−n)のリンクしたリストと認めるであろう。各記録402(1−n)は、未決のTARを表し、また、完全なクレジットカード番号404、購入詳細406、購入代金408、商人情報410、購入の日時の情報412、確認されたフラッグ414、確認が開始されたフラッグ415、承認されたフラッグ416、否認されたフラッグ418及びポインター420を含む。
完全なクレジットカード番号404、購入詳細406、購入代金408、商人情報410及び購入の日時の情報412は、サーバ200によってTARを持つ商人104から受信される。
確認されたフラッグ414、承認されたフラッグ416、及び否認されたフラッグ418は、より詳細に以下に説明されるように認可プロセスに記録402の状態を示すために用いられる。
ポインター420は、リスト中の次の記録402(+1)のメモリアドレスを示す。最後の記録402(n)は、記録402(n)がリスト中の最後の記録であることを示すリスト値422の終了を含む。
【0043】
確認されたフラッグ414、確認が開始されたフラッグ415、承認されたフラッグ416、否認されたフラッグ418は、それぞれの記録の状態を示すシングル・ビット・フラッグである。確認されたフラッグ414は、関連するTARが確認されたかどうか(例えば、確認されたフラッグ414=1)、TARが確認されていないかどうか(例えば、確認されたフラッグ414=0)を示す。確認が開始されたフラッグ415は、サーバ200が、カード所有者102に対する確認プロセスを開始したかどうかを示す。
承認されたフラッグ416は、関連するTARが承認されたかどうか(例えば、承認されたフラッグ=1)を示す。否認されたフラッグ418は、関連するTARが否認されたかどうか(例えば否認されたフラッグ=1)を示す。
【0044】
図5は、カード所有者リストモジュール222にカード所有者データを格納するのに適しているカード所有者データ構造500の例を示す。当業者は、データ構造500が記録502(1−n)のリストにリンクされており、この記録リストは、クレジットカード会社106によって拡張される個々の有効なクレジット口座のための1つの記録502を持つことを認識するであろう。
各記録502は、関連するカード所有者に対して発行された完全なクレジットカード番号504、個人識別番号(PIN)506、カード所有者情報508、コンタクト情報510、信用限度512、確認要求フラッグ514、確認開始フラッグ516及びポインター518を含む。
【0045】
PIN506は、確認プロセスの間カード所有者102を認証するため、あるいはカード所有者102が優先的なセッティング(例えば、確認が要求されたフラッグ514、確認開始フラッグ516等)をセットすることを可能とするために用いられるコードである。
カード所有者情報508は、カード所有者の姓名のような個人の情報、誕生日、社会保障番号及び/又は住所を含むが、これらに限定されない。
コンタクト情報510は、特にTAR確認のために、関連するカード所有者との通信に必要な情報を含む。コンタクト情報510は、電話番号、ポケットベル番号あるいはE−mailアドレスを含むがこれらに限定されない。信用限度512は、関連するカード所有者のための事前に決められた信用限度を示す。確認要求されたフラッグ514は、カード所有者102からそれ以上入力のない以後のTARを自動的に確認することにより、カード所有者102が例えば確認プロセスを選択的に無効にすることを可能にする。
この実施例では、確認要求フラッグ514はシングル・ビット・フラッグであり、1の値は確認プロセスが実行されるべきであることを示し、0の値は、カード所有者が確認プロセスをサスペンドすることを望むことを示す。
シングルビット確認開始フラッグ516は、カード所有者102が、サーバ200が確認プロセスを開始することを望むのか、もしくはサーバ200が、ユーザ102が確認プロセスを開始するのを待つべきであるかどうかを示す。
もし確認開始フラッグ516が、1の値を有する場合、双方向型の確認モジュール306は、カード所有者と関連する確認プロセス(例えば電子メールと自動電話呼び出しなど)を開始する。
もし確認開始フラッグ516が、0の値を有する場合、関連するカード所有者は確認を始めなければならない(例えば、ある場所からサーバ200への通話、インターネットワーク110を介してサーバ200にログオンする)。
ポインター518は、カード所有者データ構造500の次の記録502の開始アドレスを示す。リスト指標520の終了は、記録502(n)がデータ構造500中の最後の記録であることを示す。
【0046】
図6は、本発明の特定の実施例で用いるのに適している購入履歴データ構造606の例を示す。購入履歴データ構造600は、各々が完全なクレジットカード番号604、購入情報606、購入代金608、商人情報610、確認の日時612及びポインター614を含んだ記録602(1−n)のリンクしたリストである。
クレジットカード番号604は、関連するカード所有者との特定の決済を識別する。購入情報606は、カード所有者への決済を識別することを助ける情報(例えば製品詳細)を含む。
購入代金608は、購入に関係する費用を示す。商人情報610は、TARを提示した商人を識別する。確認の日時612は、関連するカード所有者がTARを確認した時を示す。ポインター614は、データ構造600の次の記録602のアドレスを示す。リスト指標616(n)の終了は、記録602(n)が購入履歴データ構造600中の最後の記録であることを示す。
【0047】
当業者は、上記の信用承認要求データ構造400、カード所有者データ構造500及び購入履歴データ構造600が事実上典型的なものであり、他のデータ構造もまた、本発明で用いられてもよいことを理解するであろう。
従って、例示の目的でここに記載された特定のデータ構造は、本発明の必須要素であるとは考えられない。本発明の特定の実施例の実施形態の機能は、図1から図6を参照して説明される。
カード所有者102が品物あるいはサービスのオーダーを商人104に対して提示し、支払いの手段としてクレジットカード会社106によって割り当てられたクレジットカード番号を使用する時にプロセスは始まる。
商人104は、その後カード所有者102によって供給されたクレジットカード番号、購入に関する詳細、購入代金、購入日時の記述及び商人104を識別する情報を含むクレジットカード会社106への決済承認要求を送信する。
【0048】
商人通信モジュール232(図2)は、定期的に商人104から任意に入って来るTARのためのネットワーク・インターフェース204及び電気通信装置214とポールする。
TARが受信される時、商人通信モジュール232は、TARに提供されるクレジットカード番号と一致するクレジットカード番号504を備えた記録502(図5)があるかどうかを決定するためにカード所有者リスト222を読み取る。
カード所有者リスト222中にそのような記録がない場合、商人通信モジュール232は、商人104に否認を送信する。
【0049】
しかしながら、もし提示されたクレジットカード番号が、カード所有者リスト222内のクレジットカード番号502(x)に一致するならば、その後、商人通信モジュール232は、フィールド404、406、408、410及び412を作るためのTAR中に備えられた情報を用いて信用承認要求記録402を作り、またCARQ220内に新しい記録を格納する。最初に、確認されたフラッグ414、承認されたフラッグ416、否認されたフラッグ418は、全て0と等しく設定される。
【0050】
認可モジュール226のマスター確認モジュール304は、定期的に未決の複数のTARのためにCARQ220を読み取る。どのような未決の複数のTARも、フラッグ414、416及び418の状態に基づいて処理される。
例えば、第1TAR記録402(1)の承認されたフラッグ416(1)が0に等しく設定された場合、次にマスター確認モジュール304は、TAR402(1)の従来の信用承認を実行するために信用承認モジュール302を呼び出す。
【0051】
信用承認モジュール302は、当業者に既知の手段によって従来の信用承認プロセスを実行する。従来の信用承認は典型的には、カード所有者102(x)の信用限度512(x)の残高と購入代金408(1)を比較する承認モジュール302を含むがこれに限定されない。
購入代金408(1)の合計とカード所有者102(x)の残高が信用限度512(x)より以下である場合、次に、承認モジュール302は、承認されたフラッグ416(1)が1に等しいように設定する。
もし口座に何らかの際立った不一致がある場合(例えば、支払い延滞分)、あるいは購入代金408(1)の合計とカード所有者102(x)の残高が信用限度512(x)より大きい場合、承認モジュール302は否認されたフラッグ418(1)を1に等しくなるように設定する。
【0052】
CARQ220の次の読み取り間、マスター確認モジュール304が、適切な動作を決定するためにフラッグ414(1)、416(1)及び418(1)を再びチェックする。
TAR記録402(1)が確認のためにまだ処理されていないので、確認フラッグ414(1)はまだ0に等しくなければならないことに注意する。もし否認されたフラッグ418(1)が1に等しくなるように設定された場合、その後、マスター確認モジュール304は、商人104に対する否認を送信するために商人応答モジュール308を呼び出し、CARQ220から記録402(1)を削除し、購入履歴モジュール230の中に否認された決済の記録602を書き込む。
もし承認されたフラッグ416(1)が、1と等しいように設定されたならば、次にマスター認可モジュール304は、カード所有者102(x)が、選択的に確認プロセスを無効にしたかどうかを決定するために要求されたフラッグ514(x)を検索する。
もし確認が要求されたフラッグ514(x)が0に等しく設定された場合、次にマスター確認モジュール304は確認されたフラッグ416(1)を自動的に1に等しく設定し、CARQ220にTAR記録402(1)を残す。もし確認が要求されたフラッグ514(x)が0に等しく設定された場合、次にマスター認可モジュール304は、カード所有者102(x)による確認を待つためにVPQ228にTAR記録402(1)を送信する。
【0053】
またマスター確認モジュール304は、確認のためのVPQ228中の任意の未決のTAR記録402を処理するためにVPQ228を定期的(例えば、CARQ220の各読み取りの後に)に読み取る。
もし特定の記録402の確認されたフラッグ414が1に等しく設定される場合、確認されたフラッグ414は、記録402に対応するTARがカード所有者102(x)によって確認されたことを示す。
初めてTAR記録402(1)がVPQ228中で読み取られる時は、確認されたフラッグ414(1)及び確認開始フラッグ415(1)は両方が0に等しく設定されるべきである。
次にマスター確認モジュール304は、サーバ200が確認プロセス(例えば、ユーザ102(x)へ電子メールを送る、ユーザ102(x)を呼び出す、ユーザ102(x)へ通話を申し込む)を開始すべきかどうかを決定するため、あるいはサーバ200が、ユーザ102(x)が確認プロセスを始めることを待つべきであるかどうかを決めるために、カード所有者リスト222から記録502(x)を検索する。
もし確認開始フラッグ516(x)が0に等しく設定される場合、次にマスター確認モジュールは、確認が開始されたフラッグ415(1)を1に等しく設定する。
確認が開始されたフラッグを1に等しく設定することは、例えサーバ200が確認プロセスを開始していなかったとしても、マスター確認モジュール304によってVPQ228が読み取られる時には確認が要求されたフラッグ516(x)をチェックする必要性を削除する。
【0054】
もしVPQ228中の記録402(1)の最初の読み取り中に、マスター確認モジュール304が、確認開始フラッグ516(x)が1に等しく設定されたことを決定したならば、次にマスター確認モジュール304は、カード所有者102(x)に確認プロセスを開始するために双方向型の確認モジュール306を呼び出す。
次に双方向型の確認モジュール306は、確認プロセスを開始し、確認が開始されたフラッグ415(1)を1に等しく設定し、処理のためにVPQ228中の次の記録402を検索するマスター確認モジュール304に制御を戻す。
【0055】
またマスター確認モジュール304は、VPQ228中の未決の複数のTARの実際の確認を処理するために双方向型の確認モジュール306を定期的に呼び出す。
未決の複数のTARの確認は、ATMカード購入のような従来技術の電子決済と比較される付加的なセキュリティが備えられ、TARが本来受信された商人104との接続から独立したカード所有者(x)との接続の確立により達成される。
ここで用いられるように、「接続を確立する」という表現は、最も広く可能な判断力で、ネットワーク接続を確立すること、モデム上でデータ接続を確立すること、電子通信装置上での音声接続を確立すること、電子メールを送受信することなどを含むがこれらに限定されずに解釈されることが理解される。
従って、カード所有者102は、インターネットワーク110を介してサーバ200にログオンする、ネットワーク114を介してサーバ200と直接のモデム接続をする、電話を介してサーバ200へ電話をする、サーバ200へ電子メールを送る、サーバ200からの電子メールに応答する、あるいは電子通信の他の形式により、未決の決済承認要求を確認することができる。
代わりの実施例において、システム200は、口座所有者102がいくらかの課金を事前に承認することを可能にするために修正することができる。例えば、カード所有者リスト222は、事前に承認した商人(あるいは他の望ましい基準)のためのフィールドを含むことができる。
その後、決済承認要求が処理されたとき、認可モジュール226は、関連するカード所有者の事前に承認した商人のリストと商人識別を比較することができ、また商人がリストに現われる場合、自動的にTARを確認する。
カード所有者102は、インターネットワーク110、ネットワーク114あるいは顧客データの更新をするための既知の他の手段を介して事前に承認されたリストを修正するためにシステム200にアクセスすることができる。
【0056】
図1から図3に示される本発明の特定の実施例で、双方向型の確認モジュール306は、カード所有者通信モジュール224、ネットワークインターフェース204及び電気通信装置214を介してカード所有者102通信する。
カード所有者通信モジュール224は、定期的にネットワークインターフェース204及び入って来る接続要求のための電気通信装置214(例えば、電子メール、ネットワーク接続、通話など)をポールし、また任意のそのような接続を確立する。
そのような通信プログラム(例えば、電子メールソフトウェア、ネットワーク・プロトコルなど)は、当業者に既知であり、従って本発明を不必要にあいまいに不明瞭にしないように詳細に記述されない。
【0057】
双方向型の確認モジュール306は、カード所有者102との任意の確立している接続があるかどうかを決定するためにカード所有者通信モジュール224とポールし、各確立されたプロセスを処理する。
カード所有者102(x)は、サーバ200との接続を確立したと仮定すると、未決の複数のTARの確認は以下のように処理される。接続要求は、カード所有者102(x)を識別するべきであり(例えば、クレジットカード番号によって)、カード所有者102(x)を認証するために認可コード(例えば、個人識別番号(PIN))を随意に含む。双方向型の確認モジュール306は、カード所有者リスト222からのカード所有者102(x)に対応する記録502(x)を検索するための接続要求の中で識別情報を用いる。
次に双方向型の確認モジュール306は、カード所有者を認証するためにPIN506(x)と接続要求内のPINを比較する。PINが一致しない場合、接続は終了する。PINが一致する場合、確認プロセスは進む。
【0058】
当業者は、正しくないPINが初めて受信される時にカード所有者102(x)との接続を終了する必要がないと理解するであろう。例えば、従来のネットワーク・セキュリティ・システムは、典型的にはユーザとの接続を切断するのに先立ち、事前に決定した正しくないエントリーの数を許可する。代わりに、接続の追跡が開始される間に、システムにアクセスすることを試みるユーザを引き止めるようなセキュリティ対策を用いることができる。
【0059】
次に、双方向型の確認モジュール306は、カード所有者102(x)のクレジットカード番号504(x)と一致するクレジットカード番号402を備える全てのTARのための確認が未決のキュー228を読み取る。
次に一致した各TARは、確認されるためにカード所有者102(x)に対して提示される。もしカード所有者102(x)が特定の決済を確認する場合、次に双方向型の確認モジュール306は、1に等しいTAR記録の確認されたフラッグ414を設定する。もしカード所有者102(x)が、決済を否認したならば(例えば、購入が許可されなかったので)、次に双方向型の確認モジュール306が1に等しいTAR記録の否認されたフラッグ408を設定する。
【0060】
サーバ200との確立された接続のタイプに依存して、カード所有者102(x)に対し未決の複数のTARがあり、カード所有者102(x)から確認の指示を受信することを提示する多くの可能な方法がある。例えば、もしカード所有者102がサーバ200とHTTP接続を確立した場合、次に、未決の複数のTARは、インターネット・ウェブ・ページの形式で表すことができる。
代わりに、カード所有者102(x)とサーバ200間の接続が電話音声接続である場合、次に、未決の複数のTARは、当業者に既知のような自動化されたテキストを音声に変換するシステムを介してカード所有者102(x)へ提示することができる。次に、カード所有者102(x)は、音声又はキーパッドのコマンド(例えば、確認するためのタッチ・ボタン1、あるいは否認するためのボタン2)を介して確認指示を送信することができる。
まだ別の例において、接続要求が電子メール応答の形式の場合、電子メール応答は、双方向型の確認モジュール306によって自動的に処理することができる確認指示(例えば、電子メールのタイトルで)を含むことができる。TARを確認するために、任意の上記したタイプの接続を使用することは、本発明の新規性のある側面であると考えられる一方で、特定のタイプの接続が本発明の必須要素であるとは考えられていない。
【0061】
双方向型の確認モジュール306がどのような接続をも処理した後、VPQ228を読み取り、1に等しく設定された確認されたフラッグ414あるいは否認されたフラッグ418を送信する任意のTAR記録をマスター確認モジュール304に制御は戻される。さらに、マスター確認モジュール304は、VPQ228に残る記録402を全て読み取り、システム・クロック212によって提供された日時と、購入日時フィールド412での値を比較する。もし生じる時間差が予め決定した時間(例えば、24時間)を超過する場合、次に、マスター確認モジュール304は、1に等しい関連する記録402の否認されたフラッグ418を設定し、CARQ220に記録402を送信する。
【0062】
CARQ220の次の読み取り中に、マスター確認モジュール304は、確認されたフラッグ414と承認されたフラッグ416の両方が1に等しく設定された任意のTAR記録を設け、記録のフィールド410において識別される商人へ承認を送信するために商人応答モジュールを呼び出し、CARQ220から記録を削除し、完成した決済を記録するために購入履歴データ230に記録602を書き込む。
否認されたフラッグ418が1に等しく設定されたと分かる記録は、否認が承認の代わりに識別された商人に対して送信されることを除いて同様に扱われる。
【0063】
図7は、本発明に従ってTARを決済する方法700を要約するフローチャートである。第1ステップ702で、商人通信モジュール232は、商人104からの完全なクレジットカード番号を含むTARを受信し、TAR記録402を作り、CARQ220にTAR記録402を書き込む。第2ステップ704で、認可モジュール226は、従来の信用承認プロセスに対するTAR記録402を支配し、要求された信用が承認されるか否認されるかどうかを示すために承認されたフラッグ416あるいは否認されたフラッグ418を設定する。第3ステップ706では、要求された信用が承認されたか否認されたかどうかを、認可モジュール226は、フラッグ416と418から決定する。もし第3ステップ706で、要求された信用が承認されたと認可モジュール226が決定する場合、第4ステップ708で、認可モジュール226は、カード所有者102が選択的に確認プロセスを無効にしたかどうかを決定する。
確認プロセスが選択的に無効になっていない場合、第5ステップ710で、認可モジュール226がカード所有者102に決済を確認する。次に、第6ステップ712で、認可モジュール226は、TARがカード所有者102によって確認されたかどうかを決定する。TARが確認された場合、第7ステップ714で、商人通信モジュール232が商人104に決済承認を送信する。次に、第8ステップ716で、認可モジュール226は、さらに多くのTAR記録がCARQ220にあるかどうかを決定する。CARQ220にこれ以上記録がない場合、方法700は終了する。
【0064】
第3のステップ706で、信用要求が否認されたと認可モジュール226が決定する場合、方法700は第9のステップ718に進み、商人通信モジュール232は商人104に否認を送信する。第4のステップ708で、確認プロセスが選択的に無効になったと認可モジュール226が決定する場合、方法700は第7のステップ714に進み、商人通信モジュール232は商人104に承認を送信する。第6のステップ712で、TARがカード所有者102によって確認されていないと認可モジュール226が決定する場合、方法700は第9のステップ718に進み、商人通信モジュール232は商人104に否認を送信する。最後に、第8のステップ716で、さらに多くの未決のTAR記録がCARQ220にあると認可モジュール226が決定する場合、方法700は、CARQ220中の次の記録を処理するために第1のステップ702に戻る。
【0065】
図8は、本発明の特定の実施形態による、TAR確認プロセスの選択的無効化を実施するための方法800を要約するフローチャートである。第1のステップ802で、認可モジュール226が、CARQ220が空であるかどうか決定する。CARQ220が空でない場合、第2のステップ804で、認可モジュール226はCARQ220中の第1のTAR記録を読み取る。次に、第3のステップ806で、認可モジュール226はカード所有者102に第1のTARを関連させて、カード所有者・リスト222から特定のカード所有者に対応するカード所有者記録502を検索する。第4のステップ808で、認可モジュール226は、商人104に承認を送信するに先立って、TARがカード所有者102で確認されることをカード所有者102が要求したかどうかをカード所有者記録502から決定する。カード所有者確認が要求される(つまり有効にされる)と決定された場合、第5のステップ810で、認可モジュール226は関連するTAR記録をVPQ228に転送する。次に、第6のステップ812で、認可モジュール226は、CARQ220中の最後の記録が処理されたかどうか決定し、もしそうであるならば方法800は終了する。
【0066】
第4のステップ808で、確認が要求されない(つまり無効にされる)と認可モジュール226が決定する場合、第7のステップ814で、確認フラグ414は、TARが確認されたことを示すために自動的に1にセットされる。第6のステップ812で、CARQ220中の最後の記録が処理されていないと認可モジュール226が決定する場合、方法800は、CARQ220中にある次の記録の処理を始めるために第2のステップ804に返る。
【0067】
図9は、本発明による、TARを確認する特定の方法900を要約するフローチャートである。第1のステップ902で、認可モジュール226はVPQ228が空であるかどうか決定する。VPQ228が空でない場合、第2のステップ904で、認可モジュール226はVPQ228中の第1のTAR記録402を読み取る。第3のステップ906で、認可モジュール226は、TAR記録402が以前に否認されたかどうか(例えば否認されたフラグ418=1)を決定する。TAR記録402が以前に否認されていない場合、第4のステップ908で、認可モジュール226は、現在のTARが以前に確認されたかどうか(例えば確認されたフラグ414=1)を決定する。TARがまだ確認されていない場合、第5のステップ910で、認可モジュール226は、サーバー200によって確認プロセスが既に始まったかどうか(例えば、確認が始められたフラグ415=1)を決定する。確認が始められたフラグ415が1に等しい場合、第6のステップ912で、認可モジュール226は、現在のTARがサーバー200によって受信されてから、予め設定された時間が経過したかどうか(例えば、購入日時412を読み取り、システムクロック212と比較する)を決定する。予め設定された時間が経過している場合、第7のステップ914で、認可モジュール226は自動的にTARを否認し(例えば否認されたフラグ=1をセット)、第8のステップ916でCARQ220にTAR記録を転送する。第9のステップ918で、認可モジュール226は、VPQ228中の最後の記録が処理されたかどうか決定する。VPQ中の記録がすべて処理されている場合、第10のステップ920で認可モジュール226は、VPQ228に残ったいかなるTAR記録に対してもカード所有者確認プロセスを実行する。
【0068】
第1のステップ902で、VPQ228が空であることを認可モジュール226が決定する場合、方法900は終了する。第3のステップ906で、処理中のTAR記録が否認されたと認可モジュール226が決定する場合、方法900は第8のステップ916に直接進む。同様に、第4のステップ908で、処理中のTAR記録が以前に確認されたと認可モジュール226が決定する場合、方法900は第8のステップ916に進む。
【0069】
第5のステップ910で、確認が始められたフラグ415が0に等しいことを認可モジュール226が決定する場合、方法900は第11のステップ922に進み、認可モジュール226は更に、認可モジュール226によって確認プロセスが開始されるべきかどうか(例えば、確認が始められるフラグ516=1をセット)を決定する。第11のステップ922において、カード所有者102で確認プロセスを開始するべきものと認可モジュール226が決定する場合、第12のステップ924で、サーバー200はカード所有者102で確認プロセスを開始し、また第13のステップ926で、確認が始められたフラグを1に等しくなるようセットする。その後、方法900は第8のステップ916に進む。第11のステップ922では、確認開始フラグ516が0に等しくセットされていることを認可モジュール226が決定する場合、方法900は第13のステップ926に直接進む。
【0070】
第6のステップ912で、予め設定した時間が経過していないと認可モジュール226が決定する場合、方法900は第8のステップ916に進む。第9のステップ918で、VPQ228に追加のTAR記録があることを認可モジュール226が決定する場合、方法900は、次のTAR記録を処理するために第2のステップ904に戻る。
【0071】
図10は、未決の複数のTARをカード所有者102で確認する方法1000を要約するフローチャートである。第1のステップ1002で、カード所有者通信モジュール224は、カード所有者102からカード所有者通信要求(例えば電話呼出し、ネットワーク接続要求)があるかどうか決定するためにネットワーク・インタフェース204及び電気通信装置214を得て、カード所有者通信要求がある場合は、第2のステップ1004で、認可モジュール226はカード所有者102との接続を確立するために双方向型確認モジュール306を呼び出す。第3のステップ1006で、双方向型確認モジュール306がカード所有者102を認証し(例えば認証コードを要求する)、また第4のステップ1008で、カード所有者102と関係する記録のためのVPQ228を検索する。その後、第5のステップ1010で、双方向型確認モジュール306は、カード所有者102に未決のTARの少なくとも1部分(カード所有者の認識に十分である)を提示する。次に、第6のステップ1012で、双方向型確認モジュールは、提示されたTARを確認する指示をカード所有者102が送信したかどうか決定するために、確立した接続をポールする。カード所有者102からTARを確認する指示がない場合、第7のステップ1014で、双方向型確認モジュール306は、TARを無効にする指示をカード所有者102が送信したかどうか決定する。TARを無効にする指示がない場合、第8のステップ1016で、双方向型確認モジュール306は、カード所有者102に関連した最後の未決のTARが処理されたかどうか決定する。最後の未決のTARが処理された場合、第9のステップ1018で、双方向型確認モジュール306はカード所有者102との確立された接続を終了し、また方法1000は、他のカード所有者から通信要求があるかどうか決定するためにステップ1002に戻る。第1のステップ1002で、カード所有者通信要求がないとカード所有者通信モジュール224が決定する場合、方法1000は終了する。
【0072】
第6のステップ1012で、提示されたTARを確認するように双方向型確認モジュール306がカード所有者102から指示を受ける場合、第10のステップ1020で、双方向型確認モジュール306は、TAR記録402の確認されたフラグ414を1の値にセットし、TARが確認されたことを示す。その後、方法1000は第5のステップ1010に戻る。同様に、第7のステップ1014で、双方向型確認モジュール306が、提示されたTARを無効にするようにカード所有者102から指示を受ける場合、第11のステップ1022で、双方向型確認モジュール306は、TAR記録402の否認されたフラグ418を1の値にセットし、TARが無効にされたことを示す。その後、方法1000は第5のステップ1010に戻る。
【0073】
第8のステップ1016で、特定カード所有者のための最後の未決要求が処理されていないと双方向型確認モジュール306が決定する場合、方法1000は特定カード所有者のための次のTARを処理するために第5のステップ1010に戻る。
【0074】
図11は、代替となるサーバー200Aのブロック図である。サーバー200Aは、この200Aが前もっての確認基準(PVC)1102及び代替認可モジュール226Aを含むということを除いて、図2のサーバー200と同様に機能する。認可モジュール226Aは、TARの承認及び確認を制御あるいは調整し、認可モジュール226によって実行される機能に加えて、前もっての確認基準1102の必要条件を満たすTARを自動的に確認するために、前もっての確認基準1102を使用する。認可モジュール226Aはカード所有者102による直接的な確認を待つ必要はないので、前もっての確認基準1102の使用は、迅速なTAR確認を促進する。
【0075】
前もっての確認基準1102は、クレジットカード会社106の、カード所有者102を含んだ現在の各顧客に対する個別化した前もっての確認基準を含むデータベースである。前もっての確認基準は典型的には以下に限定されないが、商人識別子、最大購入代金、及び認可モジュール226Aによって購入の自動確認がなされる期間である特定の日付を含む。当業者は、前もっての確認基準モジュール1102が、典型的には非常に大きなファイルになることを理解するであろう。したがって、前もっての確認基準モジュール1102がメモリ216中に示される一方で、顧客ファイル全体が、前もっての確認基準モジュール1102と必要に応じてやりとりするリスト全体の一部、例えば不揮発性メモリ208のようなものを持った大量データ格納システムに格納されることが理解されるべきである。
【0076】
最初に、クレジットカード口座が開かれる際にクレジットカード会社106によって前もっての確認基準が決定され、その結果、前もっての確認基準によって購入を確認することはできない。言いかえれば、各口座に対する前もっての確認基準の初期のデフォルト値は、TARが前もっての確認基準を満たすことができないようにセットされる(例えば最大購入代金=0)。あるいは前もっての確認基準は、口座が開かれる際にカード所有者102によって決定されることもある(例えばクレジットカードを適用して)。いずれの場合も以下に記述されるように、カード所有者102は、安全なネットワーク上(例えば電話かモデム・アクセスを介する)のそれらの前もっての確認基準を修正することができる。
【0077】
図12は、信用承認モジュール302、代替マスター確認モジュール304A、双方向型確認モジュール306、及び商人応答モジュール308を含む認可モジュール226Aのブロック図を示す。信用承認モジュール302は、当業者によく知られた手段によって、CARQ220に含まれた各TARに対して従来の信用承認を実行する。マスター確認モジュール304Aは、前もっての確認基準を用いた確認を含む認可及び確認プロセスを調整し、認可モジュール226Aの全体的制御に対して責任がある。双方向型確認モジュール306Aはカード所有者102で確認を実行し、カード所有者102によって前もっての確認基準の修正を調整する。商人応答モジュール308は、決済承認あるいは決済否認のいずれかの送信により、商人104と最終通信を始める。
【0078】
図13は、本発明の特定実施形態での使用に適した前もっての確認基準データ構造1300の例を示す。当業者は、データ構造1300を、記録1302(1−n)のリンクしたリストとして認識するであろう。各記録1302(1−n)は、特定カード所有者に関連した前もっての確認基準を表し、完全なクレジットカード番号1304、第1の商人識別子1306(1)、r番目の商人識別子1306(r)、前もって確認された最大購入代金1310、1対の前もっての確認日付1312、その他の前もっての確認基準1314、及びポインター1316を含む。完全なクレジットカード番号1304は、前もっての確認基準記録1302(a)を特定カード所有者102(a)と関連させる。商人識別子1306(1−r)は各々、各TARに含まれる商人情報410に類似する情報を含む。商人識別子1306(1−r)は、各カード所有者に対して、前もって確認されたある商人を各々識別する。前もって確認された商人から受信されたTARは、認可モジュール226Aによって自動的に確認される。前もって確認された購入代金1310は、自動確認のための最大購入代金をセットする。前もって確認された購入代金1310よりも少ない購入代金408を含んだTARは、認可モジュール226Aによって自動的に確認される。前もっての確認日付1312は開始日付及び終了日付を含む。前もっての確認日付1314の開始日付及び終了日付の間にある購入日付412を含むTARは、認可モジュール226Aによって自動的に確認される。その他の前もっての確認基準1314は、特に上記にリストされたもの以外の特定の基準が、認可モジュール226AにTARを確認させるために使用されることを示すために含まれる。例えば、カード所有者102は購入が自動的に確認される時、特定の時刻の指定を望むこともある。このような場合については、その他の前もっての確認基準1314は開始時刻及び終了時刻を含む。ポインター1316(a)は、リスト中の次の記録1316(+1)のメモリ・アドレスを示す。最後の記録1302(n)は、記録1302(n)がリスト中の最後の記録であることを示すリスト値1318のエンドを含む。
【0079】
図14は、本発明の特定の実施形態による、前もっての確認基準を使用してTARの自動確認を実行するための1つの方法800Aを要約するフローチャートである。第1のステップ802で、認可モジュール226AはCARQ220が空であるかどうか決定する。CARQが空の場合、方法800Aは終了する。CARQ220が空でない場合、第2のステップ804で、認可モジュール226Aは、CARQ220中の第1のTAR記録を読み取る。その後第3のステップ806で、認可モジュール226Aは、カード所有者102に第1のTARを関連させ、特定のカード所有者に対応するカード所有者記録502をカード所有者リスト222から検索する。第4のステップ808で、認可モジュール226Aは、商人104に承認を送信するに先立って、カード所有者102が、TARがカード所有者102で確認されることを要求したかどうかをカード所有者記録502から決定する。カード所有者確認が要求される(つまり有効にされる)場合、次に第5のステップ809で、認可モジュール226Aは、カード所有者102と関連した前もっての確認基準が満たされたかどうか決定する。第5のステップ809で前もっての確認要求の基準が満たされない場合、第6のステップ810で、認可モジュール226Aは関連するTAR記録をVPQ228に転送する。次に、第7のステップ812で、認可モジュール226Aは、CARQ220中の最後の記録が処理されたかどうか決定し、もし処理されているならば方法800Aは終了する。
【0080】
第4のステップ808で、確認が要求されない(つまり無効にされる)と認可モジュール226Aが決定する場合、方法800Aは第8のステップ814に進み、認可モジュール226Aは、TARが確認されたことを示すために、確認されたフラグ414を1にセットする。同様に、第5のステップ809で認可モジュール226Aが前もっての確認基準が満たされたと決定する場合、方法800Aは第8のステップ814に進み、認可モジュール226Aは確認されたフラグ414を1にセットする。第7のステップ812で、CARQ220中の最後の記録が処理されていないと認可モジュール226Aが決定する場合、方法800Aは、CARQ220中にある次の記録の処理を始めるために第2のステップ804戻る。
【0081】
図15は、図14の方法の第5ステップ809(前もっての確認基準が満たされるかどうか決定する)を実行する1つの方法1500を示すフローチャートである。第1のステップ1502で、認可モジュール226Aは、TAR中で識別されたカード所有者(例えばカード所有者102(a))に関連した前もっての確認基準1102の記録1302(a)を検索する。第2のステップ1504で認可モジュール226Aは、記録1302(a)の商人識別子1306(a)(1−r)の1つが、TARに含まれた商人情報410に一致するかどうか決定する。記録1302(a)の商人識別子1306(a)(1−r)のいずれもが商人を識別しない場合、第3のステップ1506で認可モジュール226Aは、TARの購入代金408が前もって確認された最大購入代金1310(a)未満であるかどうか決定する。TARの購入代金408が、前もって確認された最大購入代金1310(a)未満でない場合、第4のステップ1508で、認可モジュール226Aは、前もって確認された日付1312(a)の間にTARの購入日付412があるかどうか決定する。購入日付412が、前もって確認された日付1312(a)に指定された日付の間にない場合、第5のステップ1510で認可モジュール226Aは、その他の前もっての確認基準1314(a)が満たされるかどうか決定する。その他の前もっての確認基準1314が満たされないか、カード所有者がその他の基準1314を指定しない場合、方法1500は前もっての確認基準が満たされないと決定する。
【0082】
第2のステップ1504で、認可モジュール226Aは、記録1302(a)の商人識別子1306(1−r)の1つが、TARに含まれた商人情報410に一致するかどうか決定し、次に方法1500は前もっての確認基準が満たされたと決定する。第3のステップ1506で、購入代金408が前もって確認された購入代金1310(a)未満であることを認可モジュール226Aが決定する場合、方法1500は、前もっての確認基準が満たされたと決定する。同様に、第4のステップ1508で、TAR内の購入日付412が、前もって確認された購入日付1312(a)の間にあることを認可モジュール226Aが決定する場合、方法1500は前もっての確認基準が満たされたと決定する。最後に、第5のステップ1510で、認可モジュール226Aが、その他の前もっての確認基準1314(a)が未決のTARによって満たされることを決定する場合、方法1500は前もっての確認基準が満たされたと決定する。当業者は、方法1500が、特定のTARは前もっての確認基準を満たすことを決定し、その他の基準(例えば最大購入代金)のいずれか1つが満たされる場合、自動的に確認されることを認識するであろう。
【0083】
図15Aは、図14の方法の実行ステップ809の代替となる方法1500Aを示すフローチャートであり、ここでは全ての前もっての確認基準は、TARが自動的に確認される前に満たされていなければならない。第1のステップ1502で、認可モジュール226Aは、認可モジュール226Aによって処理されているTAR中で識別されたカード所有者(例えばカード所有者102(a))に関連する前もっての確認基準1102の記録1302(a)を検索する。第2のステップ1504Aで認可モジュール226Aは、記録1302(a)の商人識別子1306(1−r)の1つがTARに含まれる商人情報410に一致するかどうか決定する。記録1302(a)の商人識別子1306(1−r)のいずれも商人を識別しない場合、方法1500Aは、未決のTARによって前もっての確認基準が満たされないことを決定し、方法1500Aは終了する。しかしながら、記録1302(a)の商人識別子1306(1−r)の1つが、TAR中で識別された商人に一致する場合、方法1500Aは第3のステップ1506Aに進み、認可モジュール226Aは、TARの購入代金408が前もって確認された最大購入代金1310(a)未満かどうか決定する。TARの購入代金408が前もって確認された最大購入代金1310(a)未満でない場合、方法1500Aは前もっての確認基準が満たされないことを決定し、方法は終了する。TARの購入代金408が前もって確認された最大購入代金1310(a)未満である場合、第4のステップ1508Aで認可モジュール226Aは、TARの購入日付412が前もって確認された日付1312(a)の間にあるかどうか決定する。購入日付412が、前もって確認された日付1312(a)内に指定された日付の間にない場合、方法1500Aは前もっての確認基準が満たされないことを決定し、方法は終了する。購入日付412が、前もって確認された日付1312(a)内に指定された日付の間にある場合、第5のステップ1510Aで認可モジュール226Aは、その他の前もっての確認基準1314(a)が満たされるかどうか決定する。その他の前もっての確認基準1314(a)が満たされないか、カード所有者がその他の基準1314(a)を指定しない場合、方法1500は前もっての確認基準が満たされないと決定し、方法1500Aは終了する。しかしながら、その他の前もっての確認基準1314(a)が満たされる場合、方法1500は前もっての確認基準が満たされたと決定し、未決のTARは自動的に確認される。
【0084】
図16は、カード所有者102が、関連する前もっての確認基準1302を修正することを可能にする1つの方法1600を要約するフローチャートである。双方向型確認モジュール306Aは、双方向型確認モジュール306と同じ機能を実行することができるが、更に前もっての確認基準記録1302(1−n)の修正を調整及び制御するためにも機能する。第1のステップ1602で、カード所有者通信モジュール224は、カード所有者102からカード所有者通信要求(例えば電話呼出し、ネットワーク接続要求など)があるかどうか決定するために、ネットワーク・インタフェース204及び電気通信装置214を得て、もしカード所有者通信要求があるならば、次にステップ1604で、双方向型確認モジュール306Aはカード所有者102との接続を確立する。第3のステップ1606で、双方向型確認モジュールがカード所有者102を認証し(例えば認証コードを要求する)、第4のステップ1608で、双方向型確認モジュール306Aが、カード所有者102に関連した前もっての確認基準1302を検索する。第5のステップ1610で、双方向型確認モジュール306Aは、カード所有者102が前もっての確認基準1302の修正を望むかどうか決定する(例えば、予め記録されたメニューに対するタッチトーン応答を受信する)。カード所有者102が前もっての確認基準1302の修正を望む場合、第6のステップ1612で双方向型確認モジュール306Aは、第1の前もっての確認基準を提示する(例えば商人識別子1306(1)をカード所有者102に)。次に第7のステップ1614で双方向型確認モジュール306Aは、カード所有者102がステップ1612で提示された基準の修正を望むかどうか決定する。カード所有者102が、提示された前もっての確認基準1302を修正しないことを選択する場合、第8のステップ1616で双方向型確認モジュールは、カード所有者102が次の前もっての確認基準(例えば商人識別子1306(2))へ進むことを望むかどうか決定する。カード所有者102が前もっての確認基準の修正の継続を望まない場合、双方向型確認モジュール306Aは、第9のステップ1618でカード所有者102との接続を終了する。
【0085】
第1のステップ1602で、カード所有者からの通信要求がない場合、方法1600は終了する。ステップ1610で、カード所有者102がいかなる前もっての確認基準の修正も望まない場合、方法1600は第9のステップ1618に進み、双方向型確認モジュール306Aはカード所有者102との接続を終了する。ステップ1614で、カード所有者102が示された前もっての確認データの修正を望む場合、双方向型確認モジュール306Aは第10のステップ1620を開始し、ここにおいて新しいデータはカード所有者102から受信され、この新しいデータは、方法1600が第8のステップ1616に進む前に、提示された前もっての確認基準と置き換わる。第8のステップ1616で、カード所有者102から、前もっての確認基準1302に対してより多くの修正を行なうように指示を受ける場合、次に方法1600はステップ1610に戻る。
【0086】
本発明の特定の実施形態の記述はこれにて完了した。記述された特徴の多くは、本発明の範囲を逸脱せずに、代用、変更、省略されてもよい。例えば本発明は、ここに記述された種類のクレジットカード口座に加えて、安全な処理を要求する代替となる種類の口座(例えばデビット口座)で実行されてもよい。別の例として、第三者確認会社108は、クレジットカード会社106の代わりに、ここに記述された決済処理方法を使用し、次にクレジットカード会社106に確認の証印を送信してもよい。さらに、前もっての確認基準1102は個別のブロックとして図11に示されているが、前もっての確認基準が、その代りにカード所有者リスト222のような他の記録内に格納されてもよいことを当業者は理解するであろう。同様に、カード所有者通信モジュール224及び双方向型確認モジュール306の機能性は、単一のオペレーションモジュールへ組み込むことができる。実際、本開示の機能モジュールは、本発明の明確な実例を提供するために組織され、或いは名付けられており、機能性の特定の分離は本発明の必須要素であると考えられていない。示された特定の実施形態からのこれら及びその他の変更は、特に以前の開示を考慮し、当業者にとって明白となるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明に係るカード所有者、商人、クレジットカード会社、第三者確認会社の間のインターネットワークのブロック図である。
【図2】
図2は、ワーキングメモリおよび前記ワーキングメモリ内の認可モジュールを含む、図1のクレジットカード会社のサーバを示すブロック図である。
【図3】
図3は、図2の中で示される認可モジュールを詳述するブロック図である。
【図4】
図4は、図2の信用承認要求キュー中の決済承認要求記録を格納するための典型的なデータ構造を示すブロック図である。
【図5】
図5は、図2のカード所有者リストモジュールにカード所有者データを格納するための典型的なデータ構造を示すブロック図である。
【図6】
図6は、図2の購入履歴モジュールに決済記録を格納するための典型的なデータ構造を示すブロック図である。
【図7】
図7は、本発明によって安全かつ着実な電子決済を提供する1つの方法を要約するフローチャートである。
【図8】
図8は、図7の方法の第4のステップ(確認は無効にされるか?)を実行する1つの方法を要約するフローチャートである。
【図9】
図9は、図7の方法の第5のステップ(カード所有者確認)を実行する1つの方法を要約するフローチャートである。
【図10】
図10は、図7の方法の第5のステップ(カード所有者確認)を実行する代替の方法を要約するフローチャートである。
【図11】
図11は、前もっての確認基準を含む代替のサーバ、及び本発明により前もって決済を確認するために使用される代替の認可モジュールを示すブロック図である。
【図12】
図12は、図11の代替の認可モジュールを詳述するブロック図である。
【図13】
図13は、図11の前もっての確認基準の格納のための典型的なデータ構造を示すブロック図である。
【図14】
図14は、本発明によって安全かつ着実な電子決済を提供する別の方法を要約するフローチャートである。
【図15】
図15は、図14の方法の第5のステップ(前もっての確認基準を満たすか?)を実行する1つの方法を要約するフローチャートである。
【図15A】
図15Aは、図14の方法の第5のステップ(前もっての確認基準を満たすか?)を実行する代替の方法を要約するフローチャートである。
【図16】
図16は、カード所有者が該カード所有者の口座に関連した前もっての確認基準を修正するための1つの方法を要約するフローチャートである。
決定しまたは修正することができる。
Claims (84)
- 口座所有者と商人の間の商決済を確認するためのコンピュータシステムであって、
データとコードを処理するための処理ユニットと、
前記データ及びコードを格納するためのメモリ装置とからなり、
前記コードは、
完全な口座番号を含んでいる決済承認要求を受信するための前記商人との接続を促進するために機能する商人通信モジュール、
前記決済承認要求を確認するための前記口座所有者との個々の接続を促進するために機能する口座所有者通信モジュール、
及び、前記承認要求が前記口座所有者により確認された場合にのみ前記決済承認要求の受信に応答し、前記商人に承認を送信するための機能をする認可モジュールを含んでいる、
コンピュータシステム。 - 前記認可モジュールは、前記決済承認要求の受信に応答し、前記口座所有者との前記接続を始めるために機能する双方向型の確認モジュールを含むことを特徴とする請求項1のコンピュータシステム。
- さらにネットワークインターフェイスを含み、前記双方向型の確認モジュールは、前記ネットワークインターフェイスを介して前記口座所有者に電子メッセージを送るために機能することを特徴とする、請求項2のコンピュータシステム。
- 前記双方向型の確認モジュールは、前記口座所有者からの前記電子メッセージへの返答を受信することに応答する前記決済承認要求を確認するために機能することを特徴とする、請求項3のコンピュータシステム。
- さらに電子通信装置を含み、前記双方向型の確認モジュールは、前記口座所有者に自動的に電話呼び出しをするために機能することを特徴とする、請求項2のコンピュータシステム。
- 前記双方向型の確認モジュールは、
前記口座所有者との電話接続を確立するため、
前記口座所有者に対して前記決済承認要求の少なくとも1つの部分を唱えるため、
及び、前記決済承認要求に関して前記口座所有者から確認指示を受信するため
に機能することを特徴とする、請求項5のコンピュータシステム。 - 前記双方向型の確認モジュールは、前記口座所有者に対する前記決済承認要求の少なくとも1つの部分を唱える前記ステップに先立って、前記口座所有者から認証コードを要求するために機能することを特徴とする、請求項6のコンピュータシステム。
- 前記認可モジュールは、前記口座所有者が該口座所有者との接続を始めるのを待つために機能する双方向型の確認モジュールを含んでいることを特徴とする、請求項1のコンピュータシステム。
- さらにネットワークインターフェイスを含み、前記双方向型の確認モジュールは、前記ネットワークインターフェイスを介して前記口座所有者からの通信を待つために機能することを特徴とする、請求項8のコンピュータシステム。
- さらにネットワークインターフェイスを含み、前記双方向型の確認モジュールは、
前記ネットワークインターフェイスを介して前記口座所有者から接続要求を受信するため、
前記口座所有者とのネットワーク接続を確立するため、
前記口座所有者を認証するため、
前記口座所有者に前記承認要求の少なくとも1つの部分を送信するため、
及び、前記承認要求に関して前記口座所有者から確認指示を受信するため
に機能することを特徴とする、請求項8のコンピュータシステム。 - さらに電気通信装置を含み、前記双方向型の確認モジュールは、前記口座所有者からの電話呼び出しを待つために機能することを特徴とする、請求項8のコンピュータシステム。
- さらに電気通信装置を含み、前記双方向型の確認モジュールは、
前記口座所有者からの電話呼び出しを受けるため、
前記口座所有者を認証するため、
前記口座所有者に対して前記承認要求の少なくとも1つの部分を唱えるため、
及び、前記承認要求に関して前記口座所有者から確認指示を受信するため
に機能することを特徴とする、請求項8のコンピュータシステム。 - 前記口座所有者からの指示に応答する前記認可モジュールは、前記口座所有者からの更なる入力なしに後の決済承認要求を自動的に確認するために機能することを特徴とする、請求項1のコンピュータシステム。
- 前記認可モジュールは、前記承認要求が前記口座所有者によって確認されていない場合に、前もって決められた期間の経過に反応し、前記承認要求を無効するために機能するマスター確認モジュールを含んでいることを特徴とする、請求項1のコンピュータシステム。
- 前記マスター確認モジュールは、前記決済承認要求が無効にされる場合に、前記口座所有者に通知を送信するためにさらに機能することを特徴とする、請求項14のコンピュータシステム。
- 前記決済承認要求が第三者金融機関からの確認要求であり、
前記認可モジュールが前記第三者金融機関に確認の証印を送るために機能することを特徴とする、請求項1のコンピュータシステム。 - コンピュータシステム中で口座所有者と商人の間の商決済を確認するための方法であって、
前記商人から決済承認要求を受信することであって、前記承認要求は前記口座所有者の口座を識別する完全な口座番号を含んでいる、前記受信をすること、
前記商人との前記通信から独立した前記口座所有者との通信を介して前記口座所有者に前記決済承認要求を電子的に確認すること、
及び、前記決済承認要求が前記口座所有者によって確認される場合にのみ、前記商人に承認を送信すること
からなる方法。 - 前記カード所有者に前記決済承認要求を確認する前記ステップが、決済承認要求を確認するよう前記口座所有者に促すことを含むことを特徴とする、請求項17の方法。
- 前記口座所有者に促しをする前記ステップは、前記口座所有者への電子メッセージの送信を含むことを特徴とする、請求項18の方法。
- 前記口座所有者に前記決済承認要求を確認する前記ステップは、前記電子メッセージへの返答を受信することを含むことを特徴とする、請求項19の方法。
- 前記口座所有者に促しをする前記ステップは、前記口座所有者に自動電話呼び出しをすることを含むことを特徴とする、請求項18の方法。
- 前記口座所有者に自動電話呼び出しをする前記ステップは、
前記口座所有者との電話接続を確立すること、
前記口座所有者に対して前記決済承認要求の少なくとも1つの部分を唱えること、
及び、前記決済承認要求に関して前記口座所有者から確認指示を受信すること
からなることを特徴とする、請求項21の方法。 - 前記口座所有者に自動電話呼び出しをする前記ステップは、前記口座所有者に対して前記決済承認要求の少なくとも1つの部分を唱える前記ステップに先立って、前記口座所有者から認証コードを受信することをさらに含むことを特徴とする、請求項22の方法。
- 前記口座所有者に前記決済承認要求を電子的に確認する前記ステップが、前記コンピュータシステムとの通信を開始するために前記口座所有者を待つことを含むことを特徴とする、請求項17の方法。
- 前記コンピュータシステムとの前記通信が、ネットワーク通信を介して前記口座所有者によって始められることを特徴とする請求項24の方法。
- 前記口座所有者に前記決済承認要求を電子的に確認する前記ステップが、
ネットワークを介して前記口座所有者から接続要求を受信すること、
前記口座所有者とのネットワーク接続を確立すること、
前記口座所有者を認証すること、
前記口座所有者に前記決済承認要求の少なくとも一部分を送信すること、
前記決済承認要求に関して前記口座所有者から確認の指示を受信すること、
を含むことを特徴とする請求項24の方法。 - 前記コンピュータシステムとの前記通信が、電話接続を介して前記口座所有者によって始められることを特徴とする請求項24の方法。
- 前記口座所有者に前記決済承認要求を電子的に確認する前記ステップが、
前記口座所有者からの電話呼び出しを受けること、
前記口座所有者を認証すること、
前記口座所有者に前記決済承認要求の少なくとも一部分を唱えること、
前記決済承認要求に関して前記口座所有者から確認の指示を受信すること、
を含むことを特徴とする請求項24の方法。 - 前記口座所有者に前記決済承認要求を電子的に確認する前記ステップを、前記口座所有者によって選択的に有効あるいは無効にすることができることを特徴とする、請求項17の方法。
- 前記口座所有者に前記決済承認要求を電子的に確認する前記ステップが、もし前記決済承認要求が予め決定した時間内に前記口座所有者によって確認されない場合、前記承認要求を自動的に無効にすることを含むことを特徴とする、請求項17の方法。
- 前記決済承認要求が無効にされるとき前記口座所有者に通知を送信することを更に含む請求項30の方法。
- 前記商人からの前記決済承認要求を受信する前記ステップが、前記商人から前記決済承認要求を受信した第三者金融機関からの確認要求を受信することを含み、
前記商人へ承認を送信する前記ステップが、前記第三者金融機関へ確認の証印を送信することを含む、
ことを特徴とする請求項17の方法。 - 請求項17の方法を電子装置に実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 請求項18の方法を電子装置に実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 請求項19の方法を電子装置に実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 請求項20の方法を電子装置に実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 請求項21の方法を電子装置に実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 請求項22の方法を電子装置に実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 請求項23の方法を電子装置に実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 請求項24の方法を電子装置に実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 請求項25の方法を電子装置に実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 請求項26の方法を電子装置に実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 請求項27の方法を電子装置に実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 請求項28の方法を電子装置に実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 請求項29の方法を電子装置に実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 請求項30の方法を電子装置に実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 請求項31の方法を電子装置に実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 請求項32の方法を電子装置に実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 口座所有者と商人の間の商決済を確認するためのコンピュータシステムであって、
データとコードを処理するための処理ユニットと、
前記データと前記コードを格納するための記憶装置とからなり、
前記コードは、前記口座所有者と関連する完全な口座番号を含む決済承認要求を受信するための前記商人との接続を促進するために機能する商人通信モジュールを含み、
前記データは、前記口座所有者と関連する少なくとも1つの前もっての確認基準を含み、
前記コードは、前記決済承認要求に応答し、前記決済承認要求と前記前もっての確認基準を比較するため、及びもし前記少なくとも1つの前もっての確認基準が満たされれば、前記決済承認要求を確認するために機能する認可モジュールを更に含んでいる、
コンピュータシステム。 - 前記少なくとも1つの前もっての確認基準が複数の前もっての確認基準を含み、
もし、前記複数の前もっての確認基準の少なくとも1つが満たされれば、前記認可モジュールが前記決済承認要求を確認するために機能する、
ことを特徴とする請求項49のコンピュータシステム。 - 前記少なくとも1つの前もっての確認基準が複数の前もっての確認基準を含み、
前記複数の前もっての確認基準の全てが満たされる場合に限り、前記認可モジュールが前記決済承認要求を確認するために機能する、
ことを特徴とする、請求項49のコンピュータシステム。 - 前記口座所有者によって、前記前もっての確認基準が決定されることを特徴とする、請求項49のコンピュータシステム。
- 前記口座所有者から接続要求を受信するため、
前記口座所有者との接続を確立するため、
前記口座所有者を認証するため、
前記前もっての確認基準の少なくとも1つを前記口座所有者に提示するため、
前記口座所有者からの前記前もっての確認基準の1つのための修正指示を受信するため、
に機能する、口座所有者通信モジュールを更に含む、請求項49のコンピュータシステム。 - 前記口座所有者からの前記修正指示を受信する前には、前記決済承認要求によって、いかなる前記前もっての確認基準も満たすことができないことを特徴とする請求項53のコンピュータシステム。
- 前記前もっての確認基準は、少なくとも1つの商人識別子を含むことを特徴とする請求項49のコンピュータシステム。
- 前記決済商人要求の受信に応答する前記認可モジュールが、
各前記商人識別子と、前記決済承認要求を送信する前記商人を比較するため、及び、
前記決済承認要求を送信する商人が前記商人識別子の1つによって識別される場合、前記決済承認要求を確認するため、
に機能することを特徴とする請求項55のコンピュータシステム。 - 前記前もっての確認基準が、前もって確認された最大購入代金を含むことを特徴とする請求項49のコンピュータシステム。
- 前記決済承認要求の受信に応答する前記認可モジュールが、
前記前もって確認された最大購入代金を前記決済承認要求に含まれる購入代金と比較するため、及び、
前記決済承認要求に含まれる購入代金が、前もって確認された前記最大購入代金未満である場合、前記決済承認要求を確認するため、
に機能することを特徴とする請求項57のコンピュータシステム。 - 前記前もっての確認基準が、開始日付及び終了日付を含むことを特徴とする請求項49のコンピュータシステム。
- 前記決済承認要求の受信に応答する前記認可モジュールが、
前記決済承認要求に含まれる購入日付を、前記開始日付及び終了日付と比較するため、及び、
前記購入日付が前記開始日付と終了日付の間にある場合、前記決済承認要求を確認するため、
に機能することを特徴とする請求項59のコンピュータシステム。 - コンピュータシステム中で、口座所有者と商人の間の商決済を確認するための方法であって、
前記口座所有者に関連した少なくとも1つの前もっての確認基準を格納すること、
前記商人から、前記口座所有者と関連した完全な口座番号を含む決済承認要求を受信すること、
前記前もっての確認基準と前記決済承認要求を比較すること、
前記前もっての確認基準が満たされる場合、前記決済承認要求を確認すること、
を含む方法。 - 少なくとも1つの前もっての確認基準を格納する前記ステップが、複数の前もっての確認基準を格納することを含み、前記前もっての確認基準の少なくとも1つが満たされる場合、前記決済承認要求を確認する前記ステップが前記決済承認要求を確認することを含むことを特徴とする請求項61の方法。
- 少なくとも1つの前もっての確認基準を格納する前記ステップが、複数の前もっての確認基準を格納することを含み、前記前もっての確認基準がすべて満たされる場合にのみ、前記決済承認要求を確認する前記ステップが前記決済承認要求を確認することを含むことを特徴とする請求項61の方法。
- 前記少なくとも1つの前もっての確認基準が、前記口座所有者によって決定されることを特徴とする請求項61の方法。
- 前記口座所有者との接続を確立すること、
前記口座所有者を認証すること、
前記口座所有者が、前記口座所有者に関連した前記前もっての確認基準を修正することを可能にすること、
を更に含む請求項61の方法。 - 前記口座所有者による修正に先立って、前記前もっての確認基準は満たされることができないことを特徴とする請求項65の方法。
- 前記前もっての確認基準が、少なくとも1つの商人識別子を含むことを特徴とする請求項61の方法。
- 前記前もっての確認基準が複数の商人識別子を含み、前記商人が前記複数の商人識別子の1つによって識別される場合、前記決済承認要求が確認されることを特徴とする請求項67の方法。
- 前記前もっての確認基準が、前もって確認された最大購入代金を含むことを特徴とする請求項61の方法。
- 前記決済承認要求で識別された購入代金が前記前もって確認された購入代金未満である場合、前記決済承認要求が確認されることを特徴とする請求項69の方法。
- 前記前もっての確認基準が、少なくとも1つの前もっての確認日付を含むことを特徴とする請求項61の方法。
- 前記前もっての確認基準は、少なくとも1対の前もっての確認日付を含み、前記決済承認要求に含まれる決済日付が、前記前もって確認された日付の間にある場合、前記決済承認要求が確認されることを特徴とする請求項71の方法。
- 電子装置に請求項61の方法を実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 電子装置に請求項62の方法を実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 電子装置に請求項63の方法を実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 電子装置に請求項64の方法を実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 電子装置に請求項65の方法を実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 電子装置に請求項66の方法を実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 電子装置に請求項67の方法を実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 電子装置に請求項68の方法を実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 電子装置に請求項69の方法を実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 電子装置に請求項70の方法を実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 電子装置に請求項71の方法を実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
- 電子装置に請求項72の方法を実行させるために、内部に具体化されたコードを有するコンピュータ読み取り可能媒体。
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