JP2004517232A - 乗物の分布ボックスのふたの取り出し及び開放システム - Google Patents

Abstract

本発明は、乗物の電気的分布ボックスとして用いられる乗物の分布ボックスのふたを取り去る及び開放するシステムに関する。上記ふたは、ヒンジの手段による開放システムを備える。もしくは、ボックスの側部のひとつに円筒型ピンが備えられ、上記ピンはボックスのふたに配置されたヒンジに挿入されていることによりふたが完全に取り去られる。

Description

［発明の目的］
本発明は乗物の分布ボックス（ｄｉｓｔｒｉｂｕｔｉｏｎ ｂｏｘ）のふたの取り出し（ｅｘｔｒａｃｔｉｏｎ）及び開放システムからなる。上記システムは異なる自動車部分間で電気的エネルギー分布を提供する端子ボックス（ｔｅｒｍｉｎａｌ ｂｏｘ）に備えられ、端子ボックスは、プリント回路版上に備えられた信号回路と電力回路との間に、決められた集積化及び相互接続の基本設計概念を内部に備えている。継電器及びヒューズもまた、故障の場合に最適条件下で他人が交換しなければならない上記ボックス内に配置されている（ｌｏｃａｔｅｄ）。
【０００１】
［技術の提示］
近年、ボックスを開放するのに異なった方法がある。しかしながら、自動車の分野では、サービスまたは分布ボックスを開放するという２つの方法のみがある。一つは、ヒンジの手段による伝統的なボックスの開放であり、もう一つは完全なボックスのふたの取り出しからなっている。
【０００２】
乗物における空間の縮小により、サービスまたは分布ボックスはしばしば、操作者にとって近づきにくい範囲に配置され、そのため取り扱いが複雑になり、さらに、ボックスの一タイプまたはもう一つのタイプの配置（ｐｌａｃｅｍｅｎｔ）は、乗物において上記ボックスが占有する位置の機能により決定される。
【０００３】
それに加えて、前述の問題点により、近年、上記ボックスの開放は、多数の異なった方法により達成されている（ｅｆｆｅｃｔｅｄ）。前述の問題とは、乗物の電子回路に確保された範囲の内部の空間が縮小することであり、これにより、ボックスは、ほとんどしばしば、適切に開放することができなくなることにより近づきにくくなっている。
【０００４】
スペイン出願９７０３２４８Ｕには、後方にはヒンジシステム及び前方にはボックスを閉めるための螺旋システムを有する電気端子ボックスがみられる。このシステム手段により、ボックスは、常にボックスの一側部の次にあるふたの一側部により部分的に開く。
【０００５】
スペイン出願９８７０００３２Ｕには、包装に応用された完全なボックスの開放が開示されている。上記の発明は、閉鎖システムはボックスの各々の面に配置された４つのホックに一致してふたの４面にタブを有することを特徴とする。上記システムは本発明のシステムからの異なる分野で応用されているが、それはもう一つの可能なふた及びボックスの閉鎖タイプを表わすものである。
【０００６】
私たちが既に存在し開示されている二つのシステムにより一つのボックスを開くことができる主な特徴により、単一の分布ボックスモデルは異なった乗物モデルで配置することができる。このことから提案された発明により、製造コストを削減することができる。（上記の二つのシステムとは、ヒンジで部分的に開放する手段、またはふたを取り出すことにより全体のボックスを開放する手段のことである）。
【０００７】
［説明］
本発明は、二つの異なる方法で用いられうるサービスまたは分布ボックス開放システムを提供することからなっている。第１の方法（ｍａｎｎｅｒ）は、ヒンジのシステムに類似する伝統的な方法によるボックスのふたの開放からなっており、第２の開放方法はふたを完全に取り出すことからなっている。
【０００８】
ボックスにふたをはめ込む（ｆｉｔｔｉｎｇ）の方法は、ボックスの一側部に配置されている円筒型のピンの手段により実行される。上記の円筒型のピンは、円筒型のピンまたは軸に対して上記ふたを回転することができるようにするのに加えて、ふたをボックスに固定された状態に保つのに使われる。
【０００９】
ヒンジは、半円筒体で決められた数が備えられており、一端でふたと連結し、その片方の端で同一の材料であるタブを介してその次の半円筒と連結している。二つの半円筒または空洞状のヒンジの間には空間が存在する。ふたに圧力をかけピンに力をかけた後、前述の空間はピンまたは複数のピンにより占有されるであろう。
【００１０】
ふたを完全に取り出すために、ヒンジまたは半円筒に連結しているタブに上向き垂直方向の力がかけられる。
【００１１】
また、ふたがピンを中心に回転しているとき、スピン軸から不本意にはずれることから防ぐために、平面タブもまた半円筒に連結している。
【００１２】
［図面の説明］
乗物の分布ボックスのふたの取り出し及び開放システムに対する理解を容易にするために、本発明の出願では異なる図面が添付されている。その目的は、私たちに関わる発明に基づかれた原理をより理解し、さらに発明の好ましい実施の形態をより理解することにある。ただし図面の特徴は具体例でありこれに限定されない。
【００１３】
図１は、ボックスに取り付けられた円筒型ピンの構成（ａｒｒａｎｇｅｍｅｎｔ）及び該円筒型ピンに連結する平面タブの空洞状半円筒体の構成を示す。
【００１４】
図２は、取り付け部（ａｎ ａｓｓｅｍｂｌｙ ｓｅｃｔｉｏｎ）と同様に連結されたふた及びボックスを示す。
【００１５】
図３は、ボックスにふたをはめ込むために力をかける方法を示す。
【００１６】
図４は、ボックスからふたを取り出すために力をかける方法を示す。
【００１７】
［本発明の好ましい実施の形態］
提案されている発明の一形態である、乗物の分布ボックスのふたの取り出し及び開放システムは、電気的分布ボックスのふたを開ける２つの方法に両立できるヒンジシステムの製作からなっている。また、上記システムは、ボックス５の一側部に円筒型ピン１を取り付けることからなり、これがふた２を固定された状態にし、並びに上記ピンに対して回転可能にしている。
【００１８】
ヒンジ３は４つの空洞状円筒体を構成し、その目的は、円筒型ピン１を完全に固定することである。したがって、ふた２とボックス５は完全に合わさっている。
【００１９】
半円筒体の端において、一端はふた２に連結されており、その片方の端は、４つの半円筒体３に連結しているタブ４に連結されている。
【００２０】
タブ４の機能は、回転のモーメントにおいてふたのバット（ｂｕｔｔ）として働き、上記タブ４は、ふた２の取り付け（ａｓｓｅｍｂｌｙ）または取り外しのために必要な力をかけるポイントとしても使われる。
【００２１】
ふた２をボックス５へ合わせる方法は圧力の手段によるものである。４つの半円筒体３がプラスチック材料であることから、タブ４に下方の圧力６をかけると半円筒体は変形する。これにより、これらが、ピン１に差し込まれる（ｉｎｔｒｏｄｕｃｅｄ）と、半円筒体３と円筒型ピン１との間が完全に固定される。
【００２２】
ボックスを分解するために、前述の方法と逆の操作を行う。前述のものに対する唯一の変化は、タブにかける必要のある力であり、この場合では上記力は上方７である。
【図面の簡単な説明】
【図１】
図１は、ボックスに取り付けられた円筒型ピンの構成（ａｒｒａｎｇｅｍｅｎｔ）及び該円筒型ピンに連結する平面タブの空洞状半円筒体の構成を示す。
【図２】
図２は、取り付け部（ａｎ ａｓｓｅｍｂｌｙ ｓｅｃｔｉｏｎ）と同様に連結されたふた及びボックスを示す。
【図３】
図３は、ボックスにふたをはめ込むために力をかける方法を示す。
【図４】
図４は、ボックスからふたを取り出すために力をかける方法を示す。

Claims (3)

1. ヒンジ手段またはボックスのふたの全取り出し手段による開放システムを有するタイプの、乗物での電気的分布ボックスに適用できる乗物の分布ボックスのふたの取り出し及び開放システムにおいて、
   ボックス（５）はその側部の１つに円筒型ピン（１）を有し、
   上記ピンは、ボックス（５）のふた（２）に備えられた、決められた数のヒンジ（３）に差し込まれており、
   上記ヒンジ（３）は、４つまたはそれ以上の半円筒体により構成され、ボックスとの結合と反対側で、タブ（４）と連結しており、
   上記タブ（４）には、ボックス（５）からふた（２）を取り出すまたはボックス（５）にふた（２）を配置するために、垂直の力がかけられることを特徴とする乗物の分布ボックスのふたの取り出し及び開放システム。
2. 上記タブ（４）が、ピン（１）に対してふた（２）のための回転バットとしてつかわれることを特徴とする請求項１に記載の乗物の分布ボックスのふたの取り出し及び開放システム。
3. ふた（２）及び特にヒンジ（３）の材料が強軟質プラスチックであることを特徴とする請求項１に記載の乗物の分布ボックスのふたの取り出し及び開放システム。