JP2004516871A - ハイドロフルオロエーテルを用いた消火方法 - Google Patents

ハイドロフルオロエーテルを用いた消火方法 Download PDF

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Abstract

効率的、経済的且つオゾン非破壊の高度フッ化飽和又は不飽和ハイドロフルオロエーテル消火剤は、単独で又は他の消火剤と混合して、全域放出システム又はポータブルシステムで用いられる。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハイドロフルオロエーテル使用消火剤及びハイドロフルオロエーテルを用いた消火方法に関する。より詳しくは、本発明は、飽和又は不飽和フッ化C及び/又はCハイドロフルオロエーテル、及び一つ又はそれ以上のハイドロフルオロエーテルを一つ又はそれ以上の他の消火剤と混合したものを用いた消火剤及び消火方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
消火の目的で、臭素、塩素及びヨウ素含有ハロゲン化化学剤を用いることは良く知られている。これらの化学剤は、火炎伝搬の原因である通常の連鎖反応の障害となるものであるため、一般的には消火に有効なものと考えられている。火炎抑制のための最も広く受け入れられているメカニズムは、フライバーグによる“消火剤及びその作用による基本メカニズムに関する文献の考察(Review of Literature Pertinent to Fire Extinguishing Agents and to Basic Mechanisms Involved in Their Action,NACA−TN2102(1950)”と題された文献で提案されたラジカルトラップメカニズムである。ハロゲンの効果がモルベースでCl<Br<Iの順番であることの知見は、マルコムによって文献“消火剤の気化(Vaporizing Fire Extinguishing Agents)(バージニア州、空軍工業研究開発研究所のリポート117(1950),(プロジェクト−8−76−04−003)”で報告された通り、ラジカルトラップメカニズムを支持するものである。ハロゲンCl,Br,Iを含有する化合物が、火炎内の遊離基又はイオン種と干渉することによって作用すること、及びこれらハロゲンの効果の順番はI>Br>Clであることが一般的に認められている。
【0003】
消火剤としてのヨウ素含有化合物の使用は、主に、その製造費用の点と毒性の点を考慮して避けられてきた。ごく最近まで、現在一般に用いられている三つの消火剤は、すべて臭素含有化合物であるハロン1302(CFBr),ハロン1211(CFBrCl)及びハロン2402(BrCFCFBr)である。これら三つの揮発性臭素含有化合物の消火における有効性は、オーウェンに付与された米国特許番号第4,014,799号に記載されている。商業的には採用されていないが、ある種の塩素含有化合物も、ラーセンの米国特許第3,844,354号に開示されるように、例えばハロン251(CFCFCl)の有効な消火剤となることが知られている。
【0004】
上に記した臭素又は塩素含有ハロンは消火剤に有効であるが、臭素又は塩素を含有するこれらの化学剤は、地球保護オゾン層を破壊する可能性があると言われている。また、これらの化学剤は、大気圏におけるその破壊を許容する水素原子を含まないので、これらの化学剤はまた地球温暖化効果の原因となるものである。
【0005】
より最近では、ハイドロフルオロカーボンが、例えば米国特許番号第5,124,053号で、火災抑圧剤として提案されている。しかしながら、それら化合物の不都合な点は、それらが、かなり高い確率で地球温暖化をもたらすことである。
【0006】
したがって、本発明の一つの目的は、ハロン化学剤を用いたのと同様の速さと効果で、しかし上で説明したそれを用いたときの不都合な点がなく、火災を消火する消火方法を提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、効果的で、製造するのに経済的で、そしてオゾンの欠乏及び地球温暖化効果ということに関して環境的に安全な、消火に用いることができる化学剤を提供することである。
【0008】
本発明の更に他の目的は、効果的且つ環境面で安全な、新しい化学剤と他の消火剤との混合物を提供することである。
【0009】
本発明の上述した及びその他の目的、有利な点及び特徴は、飽和又は不飽和の高度にフッ素化されたハイドロフルオロエーテル及びそれと他の化学剤の混合物を、消火方法及び消火装置に用いる消火剤として採用することにより達成される。より具体的には、本発明の方法は、火炎中に、飽和又は不飽和フッ化C又はCハイドロフルオロエーテルを、消火に必要な濃度で火炎中に導入する過程と、そのような濃度を火炎が消えるまで維持する過程とを含む。本発明で特定される飽和フッ化C又はCハイドロフルオロエーテルには、以下のものを含む。
CFCHFCFOCH, CFCHFCFOCHF, CFCHFCFOCFH, CFCHFCFOCF, (CFCHCFOCH, (CFCHCFOCHF, (CFCHCFOCHF及び(CFCHCFOCF
本発明で特定される不飽和フッ化C又はCハイドロフルオロエーテルには、以下のものを含む。
CFCF=CFOCH, CFCF=CFOCHF, CFCF=CFOCHF, CFCF=CFOCF, CF=CFCFOCH, CF=CFCFOCHF, CF=CFCFOCFH, CF=CFCFOCF, (CFC=CFOCH, (CFC=CFOCHF, (CFC=CFOCFH, (CFC=CFOCF, CF=C(CF)CFOCH,CF=C(CF)CFOCHF, CF=C(CF)CFOCFH及びCF=C(CF)CFOCF
【0010】
これらのハイドロフルオロエーテルは、単独で、互いに混合して、または他の消火剤と混合して用いても構わない。一般的には、本発明の化学剤は、空気中に体積比ベースで約3〜15%、好ましくは5〜10%の範囲の濃度となるように用いられる。本発明の化学剤は、全域放出用途及びポータブル火災抑制用途の両方に適している。ハイドロフルオロエーテルと混合される適当な消火剤(“混合物”)には、CFCHFCF,CFCFCFH,CFCHCF,CFCFH及びCFHが含まれる。
【0011】
本発明のハイドロフルオロエーテルは、多くの方法によって製造することができる。例えば、CFCHFCFOCFHは、以下の三つの過程を経て用意することができる。
(i) CFCHFCFOCHを生成するために、塩基の存在の下メタノールを市販のヘキサフルオロプロペン(CFCF=CF)と反応させる過程と、
(ii) CFCHFCFOCHClを生成するために、CFCHFCFOCHをClで塩素化する過程と、
(iii) 最終製品CFCHFCFOCFHを生成するために、CFCHFCFOCHClをHFでフッ素化する過程である。
【0012】
更に強塩基の水酸化ナトリウム又はカリウムと反応させることによって、対応した不飽和C又はCハイドロフルオロエーテルを用意することができる。
【0013】
【実施の態様】
本発明によれば、飽和又は不飽和C又はCハイドロフルオロエーテルが、安全に使用できる濃度で効果的な消火剤になることが分かった。しかしながら、そのようなハイドロフルオロエーテルは臭素又は塩素を含んでいないので、それらはオゾンを欠乏させる可能性がゼロである。さらに、化合物は大気圏での寿命が短いという特性があるため、下層大気で分解し易く、したがって、そこに地球温暖化ガスを生じさせない。
【0014】
本発明により特定されるハイドロフルオロエーテルには以下のものがある。
CFCHFCFOCH, CFCHFCFOCHF, CFCHFCFOCFH, CFCHFCFOCF, (CFCHCFOCH, (CFCHCFOCHF, (CFCHCFOCHF, (CFCHCFOCF, CFCF=CFOCH, CFCF=CFOCHF, CFCF=CFOCHF, CFCF=CFOCF, CF=CFCFOCH, CF=CFCFOCHF, CF=CFCFOCFH, CF=CFCFOCF, (CFC=CFOCH, (CFC=CFOCHF, (CFC=CFOCFH, (CFC=CFOCH, CF=C(CF)CFOCH, CF=C(CF)CFOCHF, CF=C(CF)CFOCFH及びCF=C(CF)CFOCF
【0015】
これらのハイドロフルオロエーテルは、単独で、互いに混合して、または他の消火剤と混合して用いることができる。一般的に、本発明の単一のハイドロフルオロエーテルが用いられるときには、空気中において体積比ベースで、約3〜15%、好ましくは5〜10%の濃度で用いられ、また混合して用いられるときには、空気中において体積比ベースで、約3〜15%、好ましくは5〜10%の濃度で用いられる。本発明のハイドロフルオロエーテルが他の消火剤と混合して用いられるときは(“混合剤”として用いられるときは)、ハイドロフルオロエーテルは、混合物の重量の少なくとも約10%含まれていることが好ましく、また混合体の全体の濃度は、空気中において体積比ベースで約3〜15%、好ましくは5〜10%である。本発明の化学剤は、全域放出用途及びポータブル火災抑制用途の両方に適している。ハイドロフルオロエーテルと混合される適当な消火剤には、CFCHFCF,CFCFCFH,CFCHCF,CFCFH及びCFHが含まれる。
【0016】
本発明によるC又はCハイドロフルオロエーテルは、火炎を消すことができる実質的に如何なる最小濃度でも効果的に用いることができる。正確な最小レベルは、個々の燃焼物質が何であるのか、個々のハイドロフルオロエーテルが何であるのか、及び燃焼条件に依存する。一般的には、しかしながら、ハイドロフルオロエーテル又は混合物及びその混合体は、少なくとも約3%(体積比)で用いられたときに最良の結果が得られる。ハイドロフルオロエーテルだけが用いられたときは、化学剤レベルが少なくとも約5%(体積比)のときに最良の結果が得られる。同様に、最大使用料は、経済的なこと及び生物への毒性の可能性によって決められる。閉じられた空間領域では、約15%(体積比)の濃度が、ハイドロフルオロエーテル、その混合物、及び混合体を用いた場合の都合の良い最大濃度を提供する。閉じられていない空間領域では、15%(体積比)以上の濃度を用いることができる。この場合の正確なレベルは、燃焼物質が何であるか、選択されたハイドロフルオロエーテル(又は混合物又は混合体)が何であるか、及び燃焼条件によって決まる。本発明によるハイドロフルオロエーテル剤、混合物及び混合体の好ましい濃度は、約5〜10%(体積比)の範囲である。
【0017】
ハイドロフルオロエーテルは、ハロン1301及びハロン1211等のハロンで用いられる従来の散布技術及び方法を用いて火炎中に散布することができる。したがって、これらの化学剤は、火炎を消すのに十分な濃度で火炎を包囲する、化学剤が閉鎖された領域(例えば、室内又は他の包囲体)に導入されるようになった、全域放出用消火システムに用いることができる。全域放出システムによれば、装置、設備機器、さらには部屋又は包囲体には、火災が発生したときに化学剤が適当な濃度で自動に又は手動で導入されるように、化学剤の供給源、適当なパイプ、バルブ及び制御部が設けられる。したがって、当業者には周知なように、消火剤は、大気中で約600psig迄の圧力で、窒素又は他の不活性ガスと共に圧縮されても構わない。
【0018】
これに代えて、ハイドロフルオロエーテル剤は、従来のポータブル型消火機器を使用して火炎に散布されても構わない。ポータブル型消火器内の圧力を、窒素又はその他の不活性ガスを用いて高めて、化学剤が消火器から完全に放出されるようにすることは一般的に行われていることである。本発明によるハイドロフルオロエーテル含有システムは、大気中において約600psig迄の所望の圧力に都合よく圧縮されても構わない。
【0019】
本発明による化合物は非破壊的な化学剤であり、特に、他の媒体の清掃が問題となるようなところでは特に有用である。本発明のハイドロフルオロエーテルの幾つかの適用例には、液体及びガス状燃料の火炎を消すこと、電気機器、木,紙,繊維などの通常の可燃物、危険な固体の保護、及びコンピュータ設備、データ処理機器及び制御室の保護がある。
【0020】
本願発明を、更に、以下の特別な実施例を参照しながら説明する。しかしながら、以下の実施例は単に例を示すに過ぎないものであり、決して発明をこれらの実施例に限定するものではない。
【0021】
実施例1
本実施例は、本発明の火炎抑制剤がポータブル型(ストリーミング型)に適用されたときに、火炎抑制剤によって得られる好ましい“投射距離”を示すものである。投射距離とは、化学剤が放出されたときその流れが届く距離であり、長ければ長い程好ましい。なぜならば、操作者を火炎及び燃焼によって生じる有毒臭に晒すことになる火炎に接近することなく消火できるからである。
【0022】
注入チューブと、噴射ノズルに対してオン/オフバルブを介して接続されたディップチューブを備えた150mlのSSシリンダーが用意された。シリンダーには、50gのCFCHFCFOCFHが詰め込まれ、そしてその後、窒素により望ましい圧力まで圧縮された。シリンダーの内容物は完全に放出され、表1の投射距離が得られた。
表1
CFCHFCFOCFHシステムでの投射距離対圧力の関係
Figure 2004516871
【0023】
実施例2
本実施例は、本発明の化学剤を用いてクラスB火炎を消火する場合を示すものである。注入チューブと、噴射ノズルに対してオン/オフバルブを介して接続されたディップチューブを備えた150mlのSSシリンダーが用意された。シリンダーには、30gのCFCHFCFOCFHが詰め込まれ、そしてその後、窒素により圧力120psigまで圧縮された。2インチ×4インチ×0.5インチ(約5cm×10cm×1.27cm)のSS皿容器に20mlのメタノールを入れた。メタノールが点火され、30秒間燃焼された。その後、化学剤が4フィート(約122cm)の距離を隔てて火炎上に放出された。メタノールの火炎は1.5秒以内に消火され、そのときに放出された化学剤の総量は16gであった。
【0024】
実施例3
上記実施例2の方法が、アセトン、イソプロパノール及びヘプタン燃料によって行われた。すべての火炎は、素早く消火された(表2参照)。
表2
CFCHFCFOCFHを用いた消火
Figure 2004516871
【0025】
実施例4
本実施例は、本発明の化学剤を用いて、容易に消せないクラスA火炎を消火する場合を示す。注入チューブと噴射ノズルに対してオン/オフバルブを介して接続されたディップチューブとを備えた150mlのSSシリンダーが用意された。シリンダーには、30gのCFCHFCFOCFHが詰め込まれ、そしてその後、窒素により圧力120psigまで圧縮された。6インチ×2インチ×0.125インチ(約15cm×5cm×0.3cm)のかまどで乾燥処理されたモミの細片を、それぞれの層が4片からなる6層の木積枠を用意した。その木積枠はヘプタンに浸漬され、その後点火され、そして5分の間燃焼された。その後、火炎上に化学剤が放出された。その結果、素早い(2秒以内)消火が達成され、そのときの化学剤の放出総量は25gであった。消火の直後、木積枠は手を触れることができるほど冷たかった。このことは、化学剤によって効率の良い火炎抑制が可能であることを示すものである。

Claims (12)

  1. 火炎を消火する方法であって、該方法は、飽和フッ化Cハイドロフルオロエーテル,飽和フッ化Cハイドロフルオロエーテル,不飽和フッ化Cハイドロフルオロエーテル及び不飽和フッ化Cハイドロフルオロエーテルからなる群から選択される化合物からなる組成物を消火可能濃度で前記火炎に導入する過程と、前記火炎が消火されるまで前記化合物の濃度を維持する過程とを具備することを特徴とする火炎消火方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、前記化合物は、CFCHFCFOCH, CFCHFCFOCHF, CFCHFCFOCFH, CFCHFCFOCF, (CFCHCFOCH, (CFCHCFOCHF, (CFCHCFOCHF, (CFCHCFOCF, CFCF=CFOCH, CFCF=CFOCHF, CFCF=CFOCHF, CFCF=CFOCF, CF=CFCFOCH, CF=CFCFOCHF, CF=CFCFOCFH, CF=CFCFOCF, (CFC=CFOCH, (CFC=CFOCHF, (CFC=CFOCFH, (CFC=CFOCH, CF=C(CF)CFOCH, CF=C(CF)CFOCHF, CF=C(CF)CFOCFH及びCF=C(CF)CFOCFからなる群から選択されるものであることを特徴とする火炎消火方法。
  3. 請求項1に記載の方法において、前記化合物は、CFCHFCFOCH, CFCHFCFOCHF, CFCHFCFOCFH, CFCHFCFOCF, (CFCHCFOCH, (CFCHCFOCHF, (CFCHCFOCHF, (CFCHCFOCFからなる群から選択されるものであることを特徴とする火炎消火方法。
  4. 請求項1に記載の方法において、前記化合物は、少なくとも約3%(体積比)のレベルで用いられることを特徴とする火炎消火方法。
  5. 請求項1に記載の方法において、前記化合物は、全域放出システムに用いられることを特徴とする火炎消火方法。
  6. 請求項1に記載の方法において、前記化合物は、ポータブル消火システムに用いられることを特徴とする火炎消火方法。
  7. 請求項1に記載の方法において、前記組成物は、他の消火剤との混合からなることを特徴とする火炎消火方法。
  8. 請求項7に記載の方法において、前記その他の消火剤は、CFCHFCF,CFCFCFH,CFCHCF,CFCFH及びCFHからなる群から選択されるものであることを特徴とする火炎消火方法。
  9. 火炎消火剤であって、CFCHFCFOCH, CFCHFCFOCHF, CFCHFCFOCFH, CFCHFCFOCF, (CFCHCFOCH, (CFCHCFOCHF, (CFCHCFOCHF, (CFCHCFOCF, CFCF=CFOCH, CFCF=CFOCHF, CFCF=CFOCHF, CFCF=CFOCF, CF=CFCFOCH, CF=CFCFOCHF, CF=CFCFOCFH, CF=CFCFOCF, (CFC=CFOCH, (CFC=CFOCHF, (CFC=CFOCFH, (CFC=CFOCH, CF=C(CF)CFOCH, CF=C(CF)CFOCHF,CF=C(CF)CFOCFH及びCF=C(CF)CFOCFからなる群から選択される化合物からなることを特徴とする火炎消火剤。
  10. CHCHFCFOCFHを生成するための方法であって、該方法は、
    (i) CFCHFCFOCHを生成するために、塩基の存在の下メタノールをヘキサフルオロプロペンと反応させる過程と、
    (ii) CFCHFCFOCHClを生成するために、CFCHFCFOCHをClで塩素化する過程と、
    (iii) CFCHFCFOCFHを生成するために、CFCHFCFOCHClをHFでフッ素化する過程と、
    を具備することを特徴とするCHCHFCFOCFHの生成方法。
  11. 飽和フッ化C又はCハイドロフルオロエーテルを生成する方法であって、該方法は、
    (i) 第1反応生成物を生成するために、塩基の存在の下Cアルコールをフッ化C又はCアルケンと反応させる過程と、
    (ii) 第2反応生成物を生成するために、前記第1反応生成物をClで塩素化する過程と、
    (iii) 飽和フッ化C又はCハイドロフルオロエーテルを生成するために、前記第2反応生成物をHFでフッ素化する過程と、
    を具備することを特徴とする飽和フッ化C又はCハイドロフルオロエーテルの生成方法。
  12. 請求項11に記載の方法において、前記塩基は、水酸化ナトリウム又はカリウムからなる群から選択されるものであることを特徴とする飽和フッ化C又はCハイドロフルオロエーテルの生成方法。
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