JP2004516091A - 非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ - Google Patents

非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ Download PDF

Info

Publication number
JP2004516091A
JP2004516091A JP2002552451A JP2002552451A JP2004516091A JP 2004516091 A JP2004516091 A JP 2004516091A JP 2002552451 A JP2002552451 A JP 2002552451A JP 2002552451 A JP2002552451 A JP 2002552451A JP 2004516091 A JP2004516091 A JP 2004516091A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
assembly
nasal cavity
user
pressure
body portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002552451A
Other languages
English (en)
Inventor
ジェイ ホッパー ウィリアム
Original Assignee
ジェイ ホッパー ウィリアム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ジェイ ホッパー ウィリアム filed Critical ジェイ ホッパー ウィリアム
Publication of JP2004516091A publication Critical patent/JP2004516091A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A62LIFE-SAVING; FIRE-FIGHTING
    • A62BDEVICES, APPARATUS OR METHODS FOR LIFE-SAVING
    • A62B18/00Breathing masks or helmets, e.g. affording protection against chemical agents or for use at high altitudes or incorporating a pump or compressor for reducing the inhalation effort
    • A62B18/02Masks
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M15/00Inhalators
    • A61M15/08Inhaling devices inserted into the nose
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/64Containers with integrated suction means
    • A61M1/68Containers incorporating a flexible member creating suction
    • A61M1/684Containers incorporating a flexible member creating suction bellows-type
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M1/00Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
    • A61M1/80Suction pumps
    • A61M1/82Membrane pumps, e.g. bulbs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M11/00Sprayers or atomisers specially adapted for therapeutic purposes
    • A61M11/006Sprayers or atomisers specially adapted for therapeutic purposes operated by applying mechanical pressure to the liquid to be sprayed or atomised
    • A61M11/007Syringe-type or piston-type sprayers or atomisers
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M11/00Sprayers or atomisers specially adapted for therapeutic purposes
    • A61M11/04Sprayers or atomisers specially adapted for therapeutic purposes operated by the vapour pressure of the liquid to be sprayed or atomised
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M16/00Devices for influencing the respiratory system of patients by gas treatment, e.g. mouth-to-mouth respiration; Tracheal tubes
    • A61M16/06Respiratory or anaesthetic masks
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2210/00Anatomical parts of the body
    • A61M2210/06Head
    • A61M2210/0681Sinus (maxillaris)

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Zoology (AREA)
  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Emergency Management (AREA)
  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
  • External Artificial Organs (AREA)

Abstract

副鼻腔と中耳との間、および鼻腔と鼻咽頭との間の圧力を特に調節し、効果的に等しくするようになっている軽量のポータブルな非侵襲的装置である。副鼻腔内の圧力を軽減すると、かかる状態に通常関連する痛みが軽減される。本圧力等化アセンブリは、顔面マスクの外周部のまわりに配置されたシールを有する顔面マスクを備え、このシールは、ユーザーの鼻および外鼻孔に対して外側に離間した状態で、ユーザーの鼻および外鼻孔を囲むような特別な寸法および構造となっている。ユーザーが唾を飲み込むと、このシールは、効果的に鼻腔および鼻咽頭を隔離し、鼻腔および鼻咽頭内に初期の負圧を形成するように働く圧力調節アセンブリ、および真空チャンバとの直接流体連通を生じさせる。相対的な高圧ゾーンを構成できる副鼻腔から粘液、液体または空気状をした流体が移動され、よって圧力調節アセンブリを選択的に操作することにより、副鼻腔と中耳と鼻腔と鼻咽頭との間の圧力を効果的に調節し、よって、中耳の圧力、およびそれに関連する症状を軽減するのを助けながら、副鼻腔痛を即座に軽減するようになっている。

Description

【0001】
(発明の背景)
(発明の分野)
本発明は、副鼻腔と鼻咽頭とを隔離し、これら領域に負圧を加え、通常生じる副鼻腔痛を即座に軽減し、閉じ込められた中耳圧力を解放するのを助けることによって、特に副鼻腔と中耳との間で圧力を等しくするようになっている、非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリに関する。
【0002】
(関連技術の説明)
現在のところ、副鼻腔および中耳の圧力を、機械的かつ非侵襲的に軽減するポータブルな製品および装置は、一般大衆向けには市販されていない。副鼻腔痛を治療する現在の方法は、多数の血管収縮性局部剤、または処方医薬のように化学的に関連していることが多い。
【0003】
当然ながら、多数の血管収縮剤が使用されていることに起因する薬品依存性が極めて広く広がっている。更にこれら血管収縮性薬品を、不適性かつ過剰に移用することにより組織の損傷が生じ、矯正手術が必要となることがあり、この手術の後に美容手術が必要となることが時々ある。
【0004】
当然ながら、副鼻腔および鼻腔内の手術は関連する影響を受けやすい膜だけでなく、これら腔を形成する骨に対しても、感染因子を容易に拡散し得る。
【0005】
特に各副鼻腔は、鼻および喉の粘膜と連続している粘膜によって覆われている。鼻および鼻腔が十分な粘液を生じることができない時に、副鼻腔は、これらの差異を過剰に補償し、これらの差を補うよう誘因される。
【0006】
通常、副鼻腔からの粘液は、2つの領域を接続する小さい孔を通して鼻腔内に排出される。しかし、不適性な水分補給により副鼻腔の粘膜が膨張したり、または粘液の厚みが厚くなったりした場合、排出が阻害される。このようなことが生じると、副鼻腔内の圧力が閉じ込められることがある。これによって、差圧が生じ、敏感な神経を圧縮したり、場合によっては、深刻な頭痛または歯痛を生じさせることがある。このような状態は、気圧性障害と称される。
【0007】
更に、通常の天候の変化により、または降下中の航空機、または自動車内での高度変化により、またはリクリエーション中に外部の大気圧が増加した場合、このような状態は悪化する。耳管の軟骨が、流体によって邪魔され、中耳内の圧力を等しくすることが制限された場合、この同じ状態は、中耳に影響を与える(このことは、航空中耳炎とも称される)。
【0008】
このような状態が生じると、副鼻腔または中耳は、多数の原因から上記のような障害を受ける。鼻腔および鼻咽頭に連通する外部圧が増加すると、この外部圧は、通常の排出開口部を通して、現在閉じ込められている低圧の副鼻腔または中耳に入ろうとする。
【0009】
このようなことが生じると、低圧の副鼻腔または中耳ゾーンから、高圧の鼻腔および鼻咽頭ゾーンへ流体が移動することにより、圧力は効果的に等しくなることはない。広く認められているように、流体は、高圧のゾーンから低圧のゾーンに移動する性質がある。
【0010】
体に対する周辺圧力が若干増加すると、膨張した副鼻腔組織内の血液と、副鼻腔内の閉じ込められた低い圧力との差圧が大きくなる。従って、副鼻腔組織内で更に膨張が生じる。中耳内では、より高くなった外部圧により鼓膜が押される。この差圧は、内耳への血流を増加させたり、内耳の歪みも生じさせる。この内耳領域にある敏感な神経が影響を受け、起こり得る痛み、または一時的な聴覚障害またはその双方を生じさせる。
【0011】
当然ながら、人体に対する実際の影響は、上記のような差圧の大きさおよびかかる差圧が続く時間に応じて変化する。しかし、これらデリケートな膜へのストレスは、細菌感染へのドアを開け、これによって、周知の多数の合併症を生じさせる。
【0012】
従って、副鼻腔および中耳内に閉じ込められた圧力を迅速に解放し、よって小孔により鼻腔の側壁に対して、すべての鼻腔近くの副鼻腔が開口し、粘液を通常に通過させるか、または排出し、副鼻腔の圧力を解放するという生理学的事実を活用して、これらゾーンの圧力を等しくするように働く、機械的に作動可能な非侵襲的装置が求められている。
【0013】
同じように、中耳は耳管により鼻咽頭と連通し、よって流体を排出し、鼻咽頭との圧力バランスを維持している。圧力を等しくするための機械的に作動できる好ましい装置は、周辺の圧力状態から鼻腔を隔離し、鼻腔および鼻咽頭内の圧力を減少させるように働く、急速に作用し、容易に操作できる圧力調節構造体との間の流体連通を確立し、よって副鼻腔または中耳の現在高圧のゾーンから、流体の移動を強制し、圧力の望ましい等化を生じさせる。
【0014】
(発明の概要)
本発明は、副鼻腔と鼻腔または鼻咽頭との間の圧力を等しくすることにより、特に副鼻腔痛を軽減するようになっているポータブルな非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリに関する。
【0015】
以下、より詳細に説明するすべての好ましい実施例に共通することは、中空の内部を有する本体部分と、マスクの外周部のまわりに延びる連続したシール構造体を有するマスクとを利用していることである。このシールは、ユーザーの鼻および外鼻孔のまわりの周辺領域において、ユーザーの顔面とシール係合するような特殊な構造および配置になっており、外鼻孔を通した鼻腔への任意のタイプの侵入を防止するように、鼻および外鼻孔に対して、多少外側に離間している。
【0016】
本発明に係わる包囲シールを確立するために、特に鼻咽頭の後方部分に係合するように、口蓋垂の端部を後方に強制的に旋回させ、鼻咽頭および鼻腔の別個の圧力チャンバを形成すると、鼻腔および関連する鼻咽頭が、周辺圧力から隔離される。上記のような口蓋垂の移動は、顔面マスクが上記作動位置においてシール係合している間に、患者が唾を飲み込むことによって行われる。
【0017】
本発明は、折りたたまれた位置と膨張位置との間に、選択的に位置決めできる真空チャンバを有する圧力調節アセンブリを更に含む。この真空チャンバは、顔面のマスクを本体部分の内端部に、好ましくは直接流体連通するように接続されているので、マスクの上記シールが鼻腔を囲み、かつ効果的に隔離するようにシール係合された状態に配置されると、鼻腔および鼻咽頭の内部と直接流体で連通状態となる。
【0018】
圧力調節アセンブリは、更にユーザーの手によって選択的に操作され、真空チャンバおよびこれに関連する部品を、上記折りたたまれた位置と膨張位置との間に位置決めできるようにもなっている。折りたたまれた位置にある時には、真空チャンバ内には最少量の空気しか存在しない。これとは逆に、膨張位置にある時は真空チャンバの内部容積は増加し、マスクの内部から空気流を移動させ、この結果、鼻腔の内部から、真空チャンバの内部に進入したり、向かったりする空気流が生じる。この結果、軟口蓋を鼻咽頭の背面部分に係合させるよう移動させ、鼻腔および鼻咽頭を隔離すると、最初に鼻腔および鼻咽頭内に負圧が形成される。
【0019】
流体の高圧ゾーンから、低圧ゾーンに向かう性質の自然の現象により、鼻腔内の負圧が最初に形成されることにより、粘液流体流および空気は、副鼻腔と鼻腔とを通常相互に接続する通路を通って移動する。中耳の腔と鼻咽頭の腔との間にも、同様な流体の流れが生じる。この結果、圧力が等しくなり、唾を飲み込み、上記中耳または副鼻腔内に高い圧力が存在することによって生じる痛みを即座に軽減できる。
【0020】
上記結果を得るために、本発明は、圧力調節アセンブリが中空内部を有する可撓性材料製のベローズを備え、このベローズが、上記外側に膨張した位置と内側に折りたたまれた位置との間に位置決めできるようになっている好ましい実施例を提供するものである。
【0021】
ベローズを形成する固有の可撓性によって、ベローズは、通常外側に膨張した位置に押圧される。ベローズの外端部に内側を向く力または圧力を加えると、ベローズは、折りたたまれた位置に位置決めされる。これによって、ベローズの中空内部により、その内部に構成される真空チャンバ内のほとんどの空気が排除される。
【0022】
ベローズは、マスクの中空内部に直接流体で連通し、従ってマスク上の上記周辺シールが、患者の鼻および外鼻孔を囲み、これらにシール係合する状態になると、鼻腔と直接流体で連通するように接続された内端部または近接端を有する。
【0023】
このように、ユーザーによってベローズが解放されると、ベローズは、上記のようなベローズの固有の可撓性に起因し、外側に膨張した位置へ自動的に移動される。
【0024】
次に、これによって、マスクのシールされた内部、従ってベローズの内部の真空チャンバ内に、鼻腔自身から空気流が生じる。鼻腔内部の初期の負圧の結果、流体(粘液、液体または空気)が、副鼻腔および中耳の現在高圧のゾーンから接続通路および開口部を通して、鼻腔および鼻咽頭の現在低圧のゾーンに流れる。従って、鼻咽頭または中耳内の圧力は、鼻腔および鼻咽頭内の圧力と有効に等しくされ、この結果、鼻腔および中耳内の現在高くなっている圧力によって生じている痛みが軽減される。
【0025】
本発明の更に別の好ましい実施例は、上記第1実施例とやや類似する構造となっているが、ベローズを概ね囲むように、ハウジングを内蔵し、ベローズが、上記膨張位置と折りたたまれた位置との間で移動できるようにした点が、第1実施例と異なっている。更に、ベローズの外端部すなわち遠方端には、位置決め部材が取り付けられており、ベローズを外側に膨張した位置から内側に折りたたまれた位置に移動するように、ベローズに力を加えたい時に、ユーザーが前記外端部に接触するか、または係合するようになっている。
【0026】
このハウジングは、更に一部がハウジングに取り付けられ、一部が位置決め部材に取り付けられたロックアセンブリを含み、よって、このロックアセンブリの協働部品は、ロックアセンブリの部品が互いに係合すると、ベローズを折りたたまれた位置に取り外し自在に係止するように働く。従って、位置決め部材を操作することにより、ベローズは、ユーザーの鼻および外鼻孔のまわりに顔面マスクをシール係合するように配置する前に、折りたたまれた位置へ選択的に移動できる。
【0027】
ロックアセンブリの部品が、相互作用することにより、一旦ベローズが折りたたまれた位置に係止されると、使用したい位置に顔面マスクをシールできる。シールが達成されると、ロックアセンブリの部品を分離したり、または外したり、ユーザーの両手により更に操作することなく、ベローズを自動的に外側に膨張した位置へ移動するように働く解放アセンブリを作動させることができる。
【0028】
本発明の他の好ましい実施例を参照して、これまで説明したように、最初、鼻腔内には上記負圧が形成される。
【0029】
本発明の更に別の好ましい実施例は、内部が真空チャンバを構成するハウジング内に移動自在に取り付けられたピストンによって構成された圧力調節アセンブリを備えている。これまで説明した好ましい実施例と同じように、このピストンは、外側に延びた膨張位置と、内側に配置された折りたたまれた位置との間で移動自在である。このピストンは、真空チャンバ内に設けられ、押圧力を生じるような構造で、かつそのように位置決めされた押圧スプリングにより、常時外側に膨張した位置へ押圧される。
【0030】
ピストンには、位置決め部材が移動自在に接続されている。この位置決め部材は、ハウジング内に形成された特定の経路、またはトラックに沿って移動するようになっており、このように移動する際に、ピストンを外側に膨張した位置から、内側に折りたたまれた位置へ移動させる。
【0031】
ピストンの走行路に対する位置決め部材、およびハウジングの別の構造上の特徴は、位置決め部材が、一旦その内側に向いたストロークの有効下死点に達すると、ピストンを自動的に解放することである。このようなことが起きると、ピストンは、外側に膨張した位置へ向かって自動的に解放され、鼻腔内に上記初期の負圧を生じさせる。
【0032】
次に、位置決め部材は、最も外側に延びた位置に位置し、再びピストンと係合し、ピストンを折りたたまれた位置へ繰り返し位置決めできる。このような折りたたまれた位置と、延びた位置との間でのピストンの走行は、顔面マスクがユーザーの顔面の鼻および外鼻孔のまわりにシール係合している時に行わなければならない。
【0033】
本体には、通気アセンブリが形成されており、この通気アセンブリは、ピストンが外側に延びた位置から折りたたまれた位置へ走行する際に、空気を真空チャンバから通気できるように特別に構成されたバルブ構造体に関連している。
【0034】
当然ながら、真空チャンバは、マスクの本体の内部と直接流体で連通するように接続されており、鼻腔からマスクの中空内部を通して真空チャンバ内へ空気流を生じさせ、よって鼻腔と共に初期の負圧を形成する。
【0035】
鼻腔およびその他の影響を受ける領域内に、適当な水分補給がされなかったことにより、副鼻腔内に痛みを生じさせる上記要因は、容易に複雑となる。従って、本発明は、副鼻腔および中耳内のより低い圧力に影響するための本発明の使用および作動に先立ち、周辺条件下で、鼻腔および鼻咽頭を蒸気、加熱された水蒸気または塩水溶液で予備的に加湿できるようにする、上記その他の構造部品へのアタッチメントの形態をした別の好ましい実施例を更に提供するものである。
【0036】
より詳細には、加湿器アセンブリは、水分補給プロセスを実行するように、加熱された水または塩水溶液が入れられた中空内部を有するハウジングを含む。この加湿アセンブリの上端部は、顔面マスクの内部にシール係合するのに適した開口包囲フィッティングを含み、顔面マスク本体の内部および加湿ハウジングの内部と直接流体連通するようになっている。
【0037】
加湿器ハウジングには、手で操作させるバルブ構造体が取り付けられている。このバルブ構造体は、加湿ハウジングの内部とマスクの内部との間の連通を選択的に分離したり、確立するように働く。
【0038】
作動に際し、上記バルブ構造体がその開位置にあると、加湿器ハウジングの内部にある加熱された水からの加熱された水蒸気、すなわちスチームが、ハウジングの頂部の開口部を通って上方向に上昇する。この水蒸気は、マスクの内部に進入し、最終的に、鼻腔および鼻咽頭内に入る。顔面マスクがユーザーの鼻および外鼻孔のまわりにシールされ、圧力調節アセンブリが折りたたまれた位置に配置されている時に、上記予備的水分補給プロセスが行われる。
【0039】
本発明の目的は、コンパクトでポータブルであり、更に一般的な副鼻腔痛の主な原因を解決することにより、極めて有効な非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリを提供することにある。
【0040】
本発明の別の目的は、副鼻腔痛を軽減するのに、全く化学的成分を必要としない副鼻腔痛軽減アセンブリを提供することにある。
【0041】
本発明の別の目的は、本アセンブリの作動時に、鼻の通路内へ空気が導入されるのをを防止するよう、ユーザーの顔面に係合する折りたたまれた作動位置に維持されるようになっている副鼻腔痛軽減アセンブリを提供することにある。
【0042】
本発明の別の目的は、極めて有効であり、非侵襲的に作動する副鼻腔痛軽減アセンブリを提供することにある。
【0043】
本発明の特徴をより完全に理解するために、添付図面に関連して、次の詳細な説明を参照されたい。
【0044】
いくつかの図において、同様の符号は同様の部品を示す。
【0045】
(好ましい実施例の詳細な説明)
図は、本発明の好ましい一実施例に係わる非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリを示し、このアセンブリは、図1および図2では、全体が符号10で示され、作動位置に示されている。
【0046】
特に図1を参照すると、患者、すなわち本アセンブリ10のユーザーの種々の有効な腔は、説明のために示されている。アセンブリ10は、全体が符号12で示された、好ましくは小型のマスクを含み、このマスクは、16で示す中空内部を備える本体部分14を有する。本体部分14の外端部は、ユーザー200の顔面にシールを形成するようになっている、20で示された連続する周辺シールを含む。
【0047】
より詳細には、鼻210を囲むように、かつ外鼻孔220に対して、外側に離間する状態に流体シールが形成されている。本発明の重要な特徴は、本アセンブリ10だけでなく、他の好ましい実施例の作動が、外鼻孔220を通して、鼻腔自体に進入しないで行われるように、非侵襲的となっている点にある。
【0048】
更に、一般的には、ユーザーの顔面および鼻に概ね気密状態で係合するのに任意の好ましい弾性材料のシール20を使用できるが、このシール20は、好ましい実施例では、ハイドロプラスチック(hydro−plastic)のような自己順応性材料からシール20が形成される。特にマスク全体12または単にそのシール部分を、この自己順応材料から製造し、ユーザーがシール20を顔面の輪郭に順応させ、より流体が透過できない係合を行うことができる。
【0049】
一般に、かかる成形は、マスク12をユーザーの顔面に当てるか、またはある材料を用いてこの材料を加熱するか、またはその他の方法で処理することにより、順応を可能にするかのいずれかによって行うことができる。
【0050】
この実施例は、特に多数の個人によって装置を使用しなければならない時に特に適しており、この場合、各個人は、自分専用の取り外し自在なマスク12を有する。
【0051】
再び図1を参照すると、24で示された方向矢印は、柔らかい口蓋の端部に位置する口蓋垂25を後方に旋回し、27で全体が示された鼻咽頭の背部に係合し、多少シール状態となったことを示している。
【0052】
更に鼻腔28でなく、表示された副鼻腔29および30は口および口腔を通し、更に外鼻孔220を通し、食道32の下方部分および外部周辺圧力から有効に隔離される。このアイソレーションは、口蓋垂25を鼻咽頭27の背部に係合するように後方に旋回したこと、およびユーザー20の鼻210および外鼻孔220を囲み、かつ罹患した状態に周辺シール20をシール係合したことによっても生じる。
【0053】
後により詳細に説明するように、図1〜図4の実施例における副鼻腔痛軽減アセンブリは、ベローズ33状をした圧力調節アセンブリを含む。このベローズ33は、可撓性プラスチックまたは同様な材料から形成されている。この材料は、図1、2および3に示されるような外側に膨張した位置をとるように押圧されており、弾性材料製の球、またはピストン構造体を含むことができる。
【0054】
マスク14の本体部分14の中空内部16と直接流体で連通するよう、本体部分14の内端部に、ベローズ33の内端部または近接端を取り外し自在に接続するように、好ましくはネジ切りされたコネクタ構造体35が働く。
【0055】
ユーザー200が、例えば自分の指を使って、内側にベローズ33の外端部、すなわち遠方端部34に向く圧力を加えると、遠方端部34は、ベローズ33の内側に構成された真空チャンバ36内に最大量の空気が収容される外側膨張位置から、真空チャンバ36内に最少量の空気しか収容されない内側を向いた折りたたまれた位置へ移動される。好ましくはこの折りたたまれた位置は、アセンブリ10がユーザーの顔面に対してシールされる前に得られることが好ましい。
【0056】
ベローズ33は、折りたたまれた位置にあり、シール20がユーザー200の鼻210および外鼻孔220のまわりに一旦シール係合すると、患者は唾を飲み込むことにより、下方の食道32のアイソレーションを促進する。唾を飲み込むと、軟口蓋25の端部が方向矢印24に従って後方に旋回し、鼻咽頭27に係合する。
【0057】
鼻を囲むようにユーザーに一旦シールされると、副鼻腔および鼻咽頭内が低圧状態となり、アセンブリ10へ液体を移動するのに空気の移動が不十分となる。
【0058】
ベローズが、図1および図3に示される膨張位置へ移動するにつれ、負の張力を受けたある流量の空気が、鼻腔28の内部から本体部分14の中空内部16へ移動され、最終的に、ベローズ33の真空チャンバ36の内部へ移動する。これによって、まず鼻腔28および鼻咽頭27内に負圧が生じる。
【0059】
通常存在する通路、および副鼻腔29および30と鼻腔28との間に存在する開口部により、鼻腔28内の初期の負圧は、副鼻腔29および30内に現在存在する高圧ゾーンとなり得るゾーンから、上記相互接続通路および開口部を通って、鼻腔28の現在低圧のゾーンへ流体(粘液、液体、空気)の流れが生じ得る。従って、鼻腔28と副鼻腔29および30との間で圧力が等しくなる。
【0060】
本発明を開示するために、図1に示された直線の十字形ハッチングは、真空チャンバ36およびベローズが折りたたまれた位置から、図1および図3に示される図示された膨張位置へ膨張する際に鼻腔28および効果的に副鼻腔29および30に初期負圧が加えられていることを示す。ある個人が使用した後に、負圧状態の時に唾を飲み込むだけで、アセンブリ10を作動位置から取り外すことができる。
【0061】
図3および図4を参照すると、本発明の好ましい実施例は、更にコネクタ21を含む。このコネクタ21は、好ましくは本体14の一端に一体的に形成された雌ネジの切られた雌型カラー17によって構成することが好ましい。この雌型カラー17は、ベローズ33の内端部、すなわち近接端に、好ましくは一体的に形成された雄ネジの切られた雄型部材18に特に取り外し自在に接続されるようになっている。
【0062】
本体部分14の中空内部16とベローズ33の内部に構成された真空チャンバ36との間を直接流体で連通するように、雄型部材18の内部に通路19が形成されている。
【0063】
図4を参照すると、コネクタ21は、雌型カラー17から雄型部材18を取り外し、作動位置から保管位置へ移動できるように、取り外し自在に接続されることが好ましく、保管位置では、ベローズ33は図示するように本体部分14の中空内部16内に取り外し自在に固定され、配置される。
【0064】
図5、図6および図7を検討すると、本発明は、全体が10’で示された副鼻腔痛軽減アセンブリの更に別の好ましい実施例を含む。
【0065】
この副鼻腔痛軽減アセンブリ10’の例は、圧力調節アセンブリが、図7に示される膨張位置へ通常外側に押圧されるプラスチック材料または同様の可撓性材料から形成された膨張自在なベローズ33’によって主に構成されるという点で、これまで説明した好ましい実施例の副鼻腔痛軽減アセンブリ10の実施例と類似している。
【0066】
ベローズ33’の中空内部には、真空チャンバ36’が構成され、ベローズ33’は、図7の膨張位置から、図6の折りたたまれた位置へ選択的に移動し、真空チャンバ36’から、大部分の空気を除くことができるようになっている。一旦空気がこのように除かれると、シール20は、鼻210のまわりにシールされた状態で係合し、鼻210のまわりを囲むように配置され、ユーザー200の外鼻孔220に対して外側に離間した状態となる。
【0067】
好ましい実施例の副鼻腔痛軽減アセンブリ10’の更に別の構造上の特徴は、全体が40で示されたハウジングが存在すること、およびアセンブリ10’が図7の膨張位置にあるか、または図6の折りたたまれた位置にある時に、ベローズ33’を多少囲むような状態に配置された多少スリーブ状の構造体42が含まれることである。
【0068】
更にこの副鼻腔痛軽減アセンブリ10’は、ベローズ33’の外端部、または遠方端34’に固定された位置決め部材44を含む。例えば図6Aに示されるように、必要ではないが、所望の場合、図5の一体的に形成された突起37を使用してもよい。ベローズと共に移動し、図7の膨張位置から、図5および図6の折りたたまれた位置へ、ベローズ33’を選択的に位置決めするように、ベローズ33’には、位置決め部材44が接続されている。
【0069】
この配置は、ユーザーの2本の指を位置決め部材44の外側に当接し、方向矢印44に従って、これに内側に向いた力を加えることにより、図10と同じように達成できる。
【0070】
本発明の副鼻腔痛軽減アセンブリ10’には、ロッキングアセンブリも含まれていることが好ましい。このロッキングアセンブリは、位置決め部材44に一体的に形成され、部材44と共に移動できる1つ以上の第1ロッキング部品46を含む。第2ロッキング部品は、位置決め部材44の第1ロッキング部品46の走行路内に内側に延びる1つ以上の内側を向くショルダー48を有する。
【0071】
図6を参照すると、位置決め部材44に加えられる内側を向く力は、第2ロッキング部材48が第1ロッキング部材46を図示するように、位置決め部材に移動自在かつロックした状態で係合するまで、位置決め部材を位置決めするように働く。従って、ベローズ33’は、折りたたまれた位置に係止されることは明らかである。
【0072】
次に、シール20は、ユーザー200の顔面にシール係合し、ユーザーの鼻210および外鼻孔220を囲む状態に押圧される。正しくシールされ、本体部分14の中空部16および真空チャンバ36’が互いに流体で直接連通した状態になると、全体が52で示された解放機構が作動される。かかる作動は、ユーザー200の正しい位置にある指55および56により、解放部材54に内側に向いた力が加えられることによって行われる。
【0073】
方向矢印57に従うかかる内側に向いた力により、部材54に当接している指58は、第1ロッキング部品46を位置決め部材44に係合させる。これによって、第1ロッキング部材46は内側に屈曲し、これらロッキング部材35は第2ロッキング部材48から外れる。従って、ベローズ33’の固有の可撓性、および構造上の押圧力により、ベローズは図7に示される膨張位置へ外側に移動される。
【0074】
空気が本体部分14の中空内部16を通り、通路19を通って鼻腔28から真空チャンバ36’の内部に流入する際に、鼻腔28内に負圧が形成される(図1参照)。この解放アセンブリ52の動作は、解放部材54を、常時図6で示すような最も外側の位置に位置決めするように働く押圧部材60を設けることによって促進される。
【0075】
好ましくは、ハウジング本体42上に一体的に形成された突起62が解放部材54内に一体的に形成されたトラックまたは溝内をスライドし、よって上記のように作動できるよう、解放部材54を正しく解放し、位置決めする。
【0076】
図7を参照すると、ハウジング本体42には、1つ以上のブロック部材70が一体的に形成されており、このブロック部材は、明瞭に開示するように、第1ロッキング部品46と係合して、位置決め部材44の最も外側への伸長を制限する。
【0077】
図8〜図12には、副鼻腔痛軽減アセンブリ10”の更に別の好ましい実施例が種々の作動位置に示されている。詳細に説明すれば、この副鼻腔痛軽減アセンブリ10”は、真空可動ピストン80を含み、このピストン80は、真空チャンバ82内に移動自在に取り付けられ、押圧スプリング84によって、図8に示されるような外側の膨張位置に常時押圧されている。
【0078】
ピストン80の移動は、図8に最も良く示されているように、ピストン80の最も外側の端部に最初に接続された位置決め部材86を操作することによって行われる。
【0079】
圧力調節アセンブリは、真空チャンバ82を構成する中空内部を有する本体88を有し、この中空内部において、ピストン80は、図8の上記膨張位置と図11の折りたたまれた位置との間を移動する。圧力調節アセンブリのハウジングには、通気アセンブリ90が形成されており、この通気アセンブリは、通常、通気開口部94をシールするように働く、好ましくはフラップバルブ状をしたバルブ部材92を有する。
【0080】
しかし、ピストン80が真空チャンバ82へ内側に向き、折りたたまれた位置になると(図11参照)、通常、真空チャンバ82内にある空気は、内部の空気圧を解放するように、フラップバルブ92が外側に移動されるにつれ、通気開口部94を通して排出される。当然ながら、この位置決め部材86は、ユーザーの手の適当な指により、方向矢印85が示すように力を加えることによって操作される。
【0081】
同様に、シール20(図示せず)が、ユーザーの顔面に上記のようにシール係合されると、真空チャンバ82と本体部分15’の中空内部16’だけでなく、鼻腔28の内部との間も直接流体で連通するように、真空通路95は同じように働く。真空通路95のサイズを調節するようになっている調節ネジが配置されている。
【0082】
副鼻腔痛軽減アセンブリ10”の別の実施例の構造上の特徴は、細長いアーム97状をしたロックおよびロック解除部品である。これら細長いアームは、可撓性材料から形成され、位置決め部材86に一体的に取り付けられている。更にロックおよびロック解除アーム97には、ピストン係合タング99も一体的に形成され、これらアームと共に走行するようになっている。
【0083】
図8に示される位置では、これらタング99は、ピストン80の最も外側の端部と係合し、このピストンを、図8の膨張位置から、図11の折りたたまれた位置へと下方に移動させる。これらタング99は、ストローク中の往復運動走行中に位置決め部材85をガイドするよう、圧力調節アセンブリのハウジング88内に形成されたピストン係合タングスロット100内で走行する。
【0084】
更にロック解除ショルダー101も有し、このショルダーは、ハウジング88上に一体的に形成されており、ピストン係合タング99の下方への走行を妨害するような状態に配置されている。ショルダー101が一旦タング99に係合すると、ロックおよびロック解除アーム97は下方へ移動され(図11参照)、ピストンから位置決め部材86を解放し、位置決め部材の上方向への走行を生じさせるだけでなく、ピストン80の最初の上方向への走行も生じさせる。
【0085】
ピストン80の膨張位置への上方向への走行は、押圧スプリング84によりピストンに加えられる力によって生じる。
【0086】
位置決め部材86に形成されたアップロック102は、ハウジング88に形成されたアップロック溝104内を走行するような構造および配置となっており、図8に良く示されているよう、位置決め部材86の外側への伸長を制限するように働く。
【0087】
図8〜図12に示された種々の作動位置を完全に検討すると、位置決め部材86に下方への力85が加えられると、ピストン80は、図10に示されるような折りたたまれた位置へ下方に走行する。次に、位置決め部材86の下方への走行を続けると、ロック解除ショルダー101が、ロックおよびロック解除アーム97のタング99に係合する。
【0088】
従って、位置決め部材86は、ピストンから外れ、押圧スプリング84によって、ピストン80に加えられる力により、ピストン80の上方への走行が可能となり、更に位置決め部材86の最終的な上方への走行が可能となる。
【0089】
図13および図14には、本発明の更に別の好ましい実施例が示されている。この実施例では、全体が符号150で示された水分補給アセンブリは、中空内部(図14参照)153を有する水分補給ハウジング152を含む。ハウジング152の上端部は、嵌合または接続カラー156によって囲まれた開口部155を有する。
【0090】
この接続カラー156を囲む状態に、ガスケットまたはシール構造体158が配置されており、この構造体は、特にマスクの本体部分14’の外側表面と係合し、この外側表面とのシール係合を確立するようになっている。
【0091】
上方開口部155は、接続または嵌合カラー156が本体部分14’内に一体的に形成された特別な寸法および構造の開口部160を貫通するよう、本体部分14’の中空内部16と指向性を有するように連通している。
【0092】
水分補給アセンブリ150が使用されていないか、または本体部分14’から外された状態にある時は、本体部分14’内の開口部160を閉じるように、プラグまたは同様な閉鎖要素(明瞭にするため図示されず)を使用できる。
【0093】
本発明の水分補給アセンブリ150は、バルブアセンブリ162も含むことが好ましく、このバルブアセンブリ162は、ユーザーまたは患者の手によって選択的に開位置と閉位置の間に位置決めできる、外側にアクセスできるノブ164を備えている。
【0094】
図14に示すように、バルブアセンブリ162が開位置にあると、このバルブアセンブリ162は、水分補給本体152の内部153と水分補給本体の上端部内に設けられた開口部155との間を流体連通するように配置された、内側に一体的に形成された通路166を含む。
【0095】
本体部分14’が、図5に示されるよう、ユーザーの鼻および外鼻孔のまわりに正しく当てられ、シールされると、当然ながら、これによって、本体部分14’の中空内部16との、更に鼻腔および鼻咽頭との直接流体連通が確立される。
【0096】
作動に際し、本体部分14’に水分補給本体152を嵌合する前に、バルブ構造体162を開状態にしたまま、水分補給器本体に高温水または塩水溶液170を充填する。一旦満たされると、バルブ構造体162の中実部分169が153と開口部155との連通をブロックするように、バルブ構造体をその閉位置へ移動する。
【0097】
バルブがその閉位置にあると、開口部155は、開口部160を通して接続カラー156を挿入し、上記ガスケットまたはシール構造体158を設けたことに起因し、本体部分14’の外側とのシール係合を確立して、開口部155は本体部分14’の中空内部16と直接連通状態となる。
【0098】
次に、図14に示すように、圧力調節アセンブリは、その無効位置へ位置決めされる。一旦この位置に位置すると、バルブ構造体162は、図14に示す状態に開けられ、水蒸気が上方に移動し、本体部分14’の中空内部16に入ることができる。
【0099】
適当な鼻腔または鼻咽頭の予備的水分補給が行われると、バルブ構造体162を再び閉位置に配置する。予備的水分補給の後、患者またはユーザーは、唾を飲み込み、ベローズ33’は膨張位置となるように解放され、よって鼻腔および鼻咽頭内に初期の負圧が形成される。
【0100】
これまで説明した本発明の好ましい実施例に関して、小型の真空ポンプを使用するよう、細部の多数の変形、変更、および置換が可能であり、添付図面に示し、これまでの説明におけるすべての事項は、単に説明のためのものであり、本発明を限定するものではない。従って、本発明の範囲は、特許請求の範囲およびその法的均等物によって決定されるべきものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明が作動している間の鼻腔、鼻咽頭、および副鼻腔、ならびにそれらの効果的な加圧を示す略部分断面図である。
【図2】
ユーザー上の作動位置にある、本発明の好ましい一実施例の一部を斜視図にした側面図である。
【図3】
図2の実施例の組み立てられた部品の断面図である。
【図4】
図2の実施例の、取り外し、分解した状態にある断面図である。
【図5】
ユーザーの顔面の作動位置にある、本発明の更に別の好ましい実施例の一部を断面した側面図である。
【図6】
図5の実施例の詳細断面図である。
【図6A】
マスクの取り外しをするために外周部にネジを含む、図5の実施例の変形例の詳細断面図である。
【図7】
圧力調節アセンブリが膨張位置に示されている、図5および図6の実施例の構造上の部品の詳細断面図である。
【図8】
本発明の更に別の好ましい実施例である。
【図9】
異なる作動位置にある、図8の実施例の一部切り欠き断面図である。
【図10】
異なる差同位置にある、図8および図9の実施例の一部切り欠き断面図である。
【図11】
異なる作動位置にある、図8、図9および図10の実施例の一部切り欠き断面図である。
【図12】
異なる作動位置にある、図8〜図11の実施例の一部切り欠き断面図である。
【図13】
水分補給アセンブリに対する、本発明の更に別の好ましい実施例の斜視図である。
【図14】
図6の構造上の実施例に取り付けられた、図13の水分補給アセンブリを示す一部切り欠き断面図である。
【符号の説明】
10、10’、10” 非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ
12 マスク
14 本体部分
16 中空内部
17 雌ネジの切られたカラー
18 雄型部材
20 周辺シール
21 コネクタ
24 矢印
25 口蓋垂
27 鼻咽頭
28 鼻腔
29、30 副鼻腔
32 食道
33、33’ ベローズ
34 外端部
35 コネクタ構造体
36、36’ 真空チャンバ
37 突起
40 ハウジング
42 スリーブ状構造体
44 位置決め部材
46 ロッキング部品
48 ロッキング部材
52 解放機構
54 部材
57 矢印
58 フィンガー
62 突起
80 真空ピストン
82 真空チャンバ
84 押圧スプリング
85 矢印
86 位置決め部材
88 本体
90 通気アセンブリ
92 バルブ部材
94 通気開口部
97 アンロックアーム
99 係合タング
100 スロット
101 ショルダー
102 アップロック
104 溝
150 水分補給アセンブリ
152 水分補給ハウジング
153 中空内部
155 開口部
156 カラー
158 シール構造体
160 開口部
162 バルブアセンブリ
164 ノブ
166 通路
169 中実部分
170 溶液
200 ユーザー
210 鼻
220 外鼻孔

Claims (54)

  1. a) 概ね中空の内部を有する本体部分を有し、かつ、ユーザーの顔面に取り外し自在に装着しうるような構造のマスクを備え、前記本体部分が、互いに離間した状態に配置された外端部および内端部を備え、
    b) 前記マスクの本体部分の外端部に配置され、前記マスクの周辺のまわりに概ね連続して延びるシールを備え、
    c) 前記シールが、ユーザーの顔面とシール係合するような構造および配置となっており、ユーザーの外鼻孔に対して外側に離間した状態で、ユーザーの鼻を囲むよう、前記マスクの本体部分と協働するような寸法および構成になっており、
    d) 概ね前記内端部において、前記本体部分と協働的に結合する圧力調節アセンブリを備え、前記圧力調節アセンブリが、前記本体部分の中空内部と流体連通するようになっている真空チャンバを備え、
    e) 前記圧力調節アセンブリが、前記真空チャンバ内に存在する小さい容積の空気によって定められる折りたたまれた位置と、前記真空チャンバ内に存在する大きい容積の空気によって定められる膨張位置との間に選択的に位置決めすることができ、前記圧力調節アセンブリは、通常、前記膨張位置に押圧されており、
    f) 前記マスクおよび真空チャンバは、前記ユーザーの顔面との前記シール係合を形成する前記シールによって定められる作動位置に配置でき、前記真空チャンバと前記本体部分の中空内部とが、同時にユーザーの鼻腔および鼻咽頭に流体連通するよう配置され、これにより、ユーザーの鼻腔と鼻咽頭との間、および中耳と副鼻腔との間の圧力を等しくして、副鼻腔痛および中耳の圧力を軽減するようになっている、非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  2. ユーザーが唾を飲み込む間の前記折りたたまれた位置から膨張位置への前記圧力調節アセンブリの変位が、前記本体部分の中空内部から前記真空チャンバーへの空気の流れ、および前記鼻腔および鼻咽頭内の圧力の低下を定めるようになっている、請求項1記載の非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  3. 前記圧力調節アセンブリが、ベローズを含み、該ベローズが可撓性材料から形成され、ベローズの内部に形成された前記真空チャンバーを備え、前記ベローズが前記折りたたまれた位置と前記膨張位置との間に選択的に位置決めされるようになっている、請求項2記載の非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  4. 前記ベローズが、前記マスクの前記本体部分に対して外側からアクセスできる位置にある前記マスクの本体部分の内端部に接続されて、この内端部から延びており、前記ベローズが、ユーザーによって加えられる直接接触圧および力により、前記膨張位置から前記折りたたまれた位置まで、確実に移動できるようになっている、請求項3記載の非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  5. 前記ベローズが、前記本体部分の内端部に取り外し自在に結合されており、保管位置へ選択的に位置決めでき、該保管位置が、前記本体部分の内端部に取り付けられ、これより前記本体部分の中空内部へ延びている前記ベローズによって定められている、請求項3記載の非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  6. a) 概ね中空の内部を有する本体部分を備え、ユーザーの顔面に取り外し自在に装着しうる構造のマスクを備え、前記本体部分が、互いに離間した状態に位置する外端部および内端部を備え、
    b) 前記マスクの本体部分の前記外端部に配置され、前記マスクの周辺のまわりに概ね連続して延びるシールを備え、
    c) 前記シールが、ユーザーの顔面とシール係合するような構造および配置となっており、ユーザーの外鼻孔に対して外側に離間した状態で、ユーザーの鼻を囲むよう、前記マスクの本体部分と協働するような寸法および構成になっており、
    d) 概ね前記内端部において、前記本体部分と協働的に結合する圧力調節アセンブリを備え、前記圧力調節アセンブリが、前記本体部分の中空内部と流体連通するようになっている真空チャンバを備え、
    e) 前記圧力調節アセンブリが、前記真空チャンバ内に存在する小さい容積の空気によって定められる折りたたまれた位置と、前記真空チャンバ内に存在する大きい容積の空気によって定められる膨張位置との間に選択的に位置決めでき、
    f) 前記マスクおよび真空チャンバが、前記ユーザーの顔面との前記シール係合を形成する前記シールによって定められる作動位置に配置でき、前記真空チャンバと前記本体部分の中空内部とが、同時にユーザーの鼻腔および鼻咽頭に流体連通するよう配置され、これにより、ユーザーの鼻腔と鼻咽頭との間、および中耳と副鼻腔との間の圧力を等しくし、もって、副鼻腔痛および中耳の圧力を軽減するようになっており、
    g) ユーザーが唾を飲み込む間の前記折りたたまれた位置から、膨張位置への前記圧力調節アセンブリの配置が、前記本体部分の中空内部から前記真空チャンバーへの空気の流量、および前記鼻腔および鼻咽頭内の圧力の低下を定め、
    h)前記圧力調節アセンブリが、ベローズを含み、該ベローズが、可撓性材料から形成され、ベローズの内部に形成された前記真空チャンバーを備え、前記ベローズが、前記折りたたまれた位置と前記膨張位置との間に選択的に位置決めされるようになっており、
    i) 前記ベローズが、前記本体部分の内端部に取り外し自在に結合されており、保管位置へ選択的に位置決めでき、該保管位置が前記本体部分の内端部に取り付けられ、これより、前記本体部分の中空内部へ延びている前記ベローズによって定められている非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  7. 前記圧力調節アセンブリが、前記ベローズと協働するように配置され、前記折りたたまれた位置と前記膨張位置との間で前記ベローズと共に前記ハウジングに対して移動自在な位置決め部材を更に含む、請求項6記載の非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  8. 前記位置決め部材が、前記ベローズの外端部と協働するように係合し、更にユーザーによって前記位置決め部材に内側に向いた力が加えられると、前記ハウジング内で前記ベローズと共に移動自在である、請求項7記載のアセンブリ。
  9. 前記位置決め部材と前記ハウジングの双方に少なくとも一部が形成されたロックアセンブリを更に備え、ユーザーによって、前記位置決め部材に内側に向いた十分な力が加えられると、前記ロックアセンブリが、前記ベローズを前記折りたたまれた位置に取り外し可能に固定するようになっている、請求項7記載の非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  10. 前記ロックアセンブリが第1部分と第2部分とを備え、前記第1部分が前記位置決め部材に形成され、位置決め部材と共に移動でき、前記第2部分が、前記第1部分とロック可能に係合するように前記ハウジングに形成されており、前記第1部分および前記第2部分が互いにロック係合したり、係合が外れるように選択的に移動し、前記ベローズを前記折りたたまれた位置に取り外し自在に固定するようになっている、請求項9記載の非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  11. 前記ハウジングに取り付けられた解放アセンブリを更に備え、該解放アセンブリが前記第1部分に係合し、前記第2部分に対して前記第1部分を移動させたり、前記第1部分とのロック係合を外すように選択的に移動自在である、請求項10記載の非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  12. 前記解放アセンブリが、少なくとも1つの解放部材を備え、該解放部材が外部からアクセスでき、外側に延びた位置と内側に延びた位置との間で移動できるよう、前記ハウジングに取り付けられており、前記1つの解放部材が、通常、前記外側に延びた位置に押圧されており、ユーザーの手によって前記位置決め部材に力が加えられると、前記解放部材が変位して、前記ロックアセンブリの前記第1部材に係合するようになっている、請求項11記載の非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  13. 外部からアクセスできる解放アセンブリを更に備え、ユーザーによって該解放アセンブリに力が加えられると、該解放アセンブリが変位して前記ロックアセンブリに係合し、前記ベローズを前記折りたたまれた位置から変位できるように、前記ハウジングに移動自在に取り付けられている、請求項9記載の非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  14. 前記圧力調節アセンブリが、前記真空チャンバ内に移動自在に取り付けられたピストンを備え、該ピストンが、前記折りたたまれた位置と前記膨張位置との間で選択的に位置決めでき、該ピストンに係合し、通常前記ピストンを前記膨張位置に押圧する押圧スプリングを備える、請求項13記載の非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  15. 前記ハウジングに取り付けられた通気アセンブリを更に備え、前記折りたたまれた位置と前記膨張位置との間で、前記ピストンが真空チャンバ内で移動すると、前記通気アセンブリが真空チャンバと前記ハウジングの外側との間の流体の流量を制御するような構造および配置となっている、請求項14記載の非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  16. 前記通気アセンブリが、前記ハウジングに移動自在に取り付けられたバルブ構造体を含み、前記ピストンが、前記折りたたまれた位置から前記膨張位置に移動する時に、前記バルブ構造体が前記ハウジングの外部から前記真空チャンバへの空気流を制限するようになっており、前記ピストンが膨張位置から折りたたまれた位置に移動する時に、前記バルブ構造体は、更に前記真空チャンバから前記ハウジングの外側への空気流を促進するようになっている、請求項15記載の非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  17. 前記圧力調節アセンブリが、前記ピストンに係合する位置決め部材を更に備え、ユーザーの手によって、前記位置決め部材に内側を向く力が加えられると、前記押圧スプリングにより、前記ピストンに加えられる押圧力に抗して、前記位置決め部材が膨張位置を前記折りたたまれた位置との間で、前記ピストンと共に前記ハウジングに対して移動自在となっている、請求項15記載の非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  18. 前記位置決め部材と前記ハウジングの双方に少なくとも一部が取り付けられ、前記折りたたまれた位置から、前記膨張位置への前記位置決め部材に対する前記ピストンの走行を解放するようになっている、請求項17記載の非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  19. a) 概ね中空の内部を有する本体部分を備え、ユーザーの顔面に取り外し自在に装着するような構造のマスクを備え、前記本体部分が、互いに離間した状態に配置された外端部および内端部を備え、
    b) 前記マスクの前記本体部分の前記外端部に配置され、前記マスクの周辺のまわりに概ね連続して延びるシールを備え、
    c) 前記シールが、ユーザーの顔面とシール係合するような構造および配置となっており、ユーザーの外鼻孔に対して外側に離間した状態で、ユーザーの鼻を囲むよう、前記マスクの前記本体部分と協働するような寸法および構成になっており、
    d) 概ね前記内端部において前記本体部分と協働的に結合する圧力調節アセンブリを備え、前記圧力調節アセンブリが、前記本体部分の中空内部と流体連通するようになっている真空チャンバを備え、
    e) 前記圧力調節アセンブリが、前記真空チャンバ内に存在する小さい容積の空気によって定められる折りたたまれた位置と、前記真空チャンバ内に存在する大きい容積の空気によって定められる膨張位置との間に選択的に位置決めでき、
    f) 前記マスクおよび真空チャンバは、前記ユーザーの顔面との前記シール係合を形成する前記シールによって定められる作動位置に配置でき、前記真空チャンバと前記本体部分の中空内部とが、同時にユーザーの鼻腔および鼻咽頭に流体連通するよう配置され、もってユーザーの鼻腔と鼻咽頭との間および中耳と副鼻腔との間の圧力を等しくして、副鼻腔痛および中耳の圧力を軽減するようになっており、
    g) 前記マスクの前記本体部分の中空内部に直接流体連通するよう、取り外し自在に接続された水分補給アセンブリを備え、
    h) 前記水分補給アセンブリが、内部に加熱された液体を収容し、維持するようになっている内部チャンバーを有する水分補給ハウジング、および該水分補給ハウジングの上方部分に形成され、前記本体部分の前記中空内部に対して連通するように配置された開口部を備える、非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  20. 前記水分補給アセンブリが、前記水分補給器のハウジングに取り付けられ、前記内側のチャンバから、前記本体部分の中空内部への流体の流量を制御するように選択的に位置決めできるバルブ構造体を更に含む、請求項19記載の非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  21. 前記水分補給アセンブリが、前記水分補給器ハウジングの外部に設けられた開口部を概ね囲むように位置するシール部材を更に備え、前記部材が、前記マスクの本体部分の外側表面をシール係合するような構造および配置となっている、請求項20記載の非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  22. a) 概ね中空の内部を有する本体部分を備え、ユーザーの顔面に取り外し自在に装着するような構造のマスクを備え、前記本体部分が、互いに離間した状態に配置された外端部および内端部を備え、
    b) 前記マスクの本体部分の外端部に配置され、前記マスクの周辺のまわりに概ね連続して延びるシールを備え、
    c) 前記シールが、ユーザーの顔面とシール係合するような構造および配置となっており、ユーザーの鼻および外鼻孔を囲み、これらをユーザーの口から隔離するよう、前記マスクの本体部分と協働するような寸法および構成になっており、
    d) 概ね前記内端部において、前記本体部分と協働的に結合する圧力調節アセンブリを備え、前記圧力調節アセンブリが、前記本体部分の中空内部と流体連通するようになっている真空チャンバを備え、
    e) 前記圧力調節アセンブリが、前記真空チャンバ内に存在する小さい容積の空気によって定められる折りたたまれた位置と、前記真空チャンバ内に存在する大きい容積の空気によって定められる膨張位置との間に選択的に位置決めでき、
    f) 前記マスクおよび真空チャンバが、ユーザーの顔面との前記シール係合を形成するシールによって定められる作動位置に配置でき、前記真空チャンバと前記本体部分の中空内部とが、同時にユーザーの鼻腔および鼻咽頭に流体連通するよう配置され、もってユーザーの鼻腔と鼻咽頭との間、および中耳と副鼻腔との間の圧力を等しくして、副鼻腔痛および中耳の圧力を軽減するようになっており、
    g) 前記圧力調節アセンブリが、更に位置決め部材を含み、この部材が、前記圧力調節アセンブリの外端部に係合しており、ユーザーにより、前記位置決め部材に内側に向いた力が加えられると、前記膨張位置と折りたたまれた位置との間で、前記圧力調節アセンブリと共に移動自在である非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  23. 前記シールが、ユーザーの顔面の輪郭に順応するようになっている、成形可能な材料から形成されている、請求項22記載の非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  24. 前記成形可能な材料が、ハイドロプラスチックを含む、請求項22記載の非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  25. a) 概ね中空の内部を有する本体部分を備え、ユーザーの顔面に取り外し自在に装着するような構造のマスクを備え、前記本体部分が、互いに離間した状態に配置された外端部および内端部を備え、
    b) 前記マスクの本体部分の外端部に配置され、前記マスクの周辺のまわりに概ね連続して延びるシールを備え、
    c) 前記シールが、ユーザーの顔面とシール係合するような構造および配置となっており、ユーザーの外鼻孔に対して外側に離間した状態でユーザーの鼻を囲むよう、前記マスクの本体部分と協働するような寸法および構成になっており、
    d) 概ね前記内端部において、前記本体部分と協働的に結合する圧力調節アセンブリを備え、前記圧力調節アセンブリが、前記本体部分の中空内部と流体連通するように配置された真空チャンバを備え、
    e) 前記圧力調節アセンブリが、前記真空チャンバ内に存在する小さい容積の空気によって定められる折りたたまれた位置と、前記真空チャンバ内に存在する大きい容積の空気によって定められる膨張位置との間に選択的に位置決めでき、
    f) 前記マスクおよび真空チャンバが、前記ユーザーの顔面との前記シール係合を形成する前記シールによって定められる作動位置に配置でき、前記真空チャンバと前記本体部分の中空内部とが、同時にユーザーの鼻腔および鼻咽頭に流体連通するよう配置され、もってユーザーの鼻腔と鼻咽頭との間、および中耳と副鼻腔との間の圧力を等しくして、副鼻腔痛および中耳の圧力を軽減するようになっており、
    g) ユーザーが唾を飲み込む間の前記折りたたまれた位置から、膨張位置への前記圧力調節アセンブリの配置が、前記本体部分の中空内部から、前記真空チャンバーへの空気の流れ、および前記鼻腔および鼻咽頭内の圧力の低下を定め、
    h) 前記圧力調節アセンブリが、前記本体部分の内端部に結合され、保管位置に選択的に位置決めでき、前記保管位置が、前記本体部分の内端部に取り付けられ、これから本体部分の中空内部に延びている圧力調節アセンブリによって定めされている非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ。
  26. a) 外部の周辺圧力から鼻腔を隔離する過程と、
    b) 鼻咽頭と流体連通しないように鼻腔を隔離する過程と、
    c) 鼻腔内に所定の負圧を形成する過程と、
    d) 副鼻腔から鼻腔への流体の交換を生じさせるのに少なくとも十分な所定の負圧を生じさせる過程とを備えた、人の副鼻腔痛を軽減するための非侵襲的方法。
  27. 鼻腔を隔離する過程が、人の鼻および外鼻孔を囲むことを含む、請求項26記載の方法。
  28. 鼻腔を隔離する過程が、更に鼻および外鼻孔のまわりで概ね流体密なシールを確立することを含む、請求項27記載の方法。
  29. 人の鼻および外鼻孔に対して外側に離間し、これらを囲む状態で概ね流体密のシールを連続的に確立することを含む、請求項28記載の方法。
  30. 人の鼻および外鼻孔を囲む隔離した密閉体の内部の間での流体連通を確立することを含む、請求項27記載の方法。
  31. 隔離した密閉体の内部に負圧を形成し、人の外鼻孔を通して、この負圧を鼻腔内に送ることを含む、請求項30記載の方法。
  32. 口蓋垂と鼻咽頭の背部とのシール係合を確立させることにより、鼻腔を食道から隔離することを含む、請求項31記載の方法。
  33. 人が唾を飲み込むことにより、口蓋垂と鼻咽頭の背部とのシール係合を確立させることを更に含む、請求項32記載の方法。
  34. 鼻腔内に負圧を形成する前に、鼻腔に少なくとも最小限の水分を補給することを更に含む、請求項30記載の方法。
  35. 鼻腔を外部周辺圧力から隔離し、隔離された密閉体の内部と鼻腔との間の流体連通を確立した後に、隔離した密閉体の内部へ蒸気を移動させることを更に含む、請求項34記載の方法。
  36. 人の外鼻孔を通して鼻腔に水分を補給することを含む、請求項35記載の方法。
  37. 鼻腔に水分を補給した後、鼻腔内に所定の負圧を形成させることを含む、請求項36記載の方法。
  38. 隔離した内部に負圧を形成し、人の外鼻孔を通して、この負圧を鼻腔に送ることを含む、請求項37記載の方法。
  39. 鼻腔内に負圧を形成する前に、鼻腔に少なくとも最小限の水分を補給することを更に含む、請求項26記載の方法。
  40. 人の外鼻孔を通して、鼻腔に水分を補給することを含む、請求項39記載の方法。
  41. 鼻腔に水分を補給した後、鼻腔内に所定の負圧を形成することを含む、請求項40記載の方法。
  42. 口蓋垂と鼻咽頭の背部とのシール係合を確立することにより、鼻腔を食道から隔離することを含む、請求項26記載の方法。
  43. 人が唾を飲み込むことにより、口蓋垂と鼻咽頭の背部とのシール係合を確立させることを更に含む、請求項42記載の方法。
  44. a) 鼻腔および鼻咽頭を、外部周辺圧力から隔離し、鼻腔および鼻咽頭と食道との流体連通を隔離する過程と、
    b) 前記鼻腔および鼻咽頭の隔離中、およびその後に、鼻腔および鼻咽頭内に少なくとも所定の最少の負圧を形成する過程と、
    c) 少なくとも1つの副鼻腔から鼻腔へ流体を移動させるのに十分な所定の最小の負圧を確立する過程とを備える、人の副鼻腔痛を軽減するための非侵襲的方法。
  45. 口蓋垂と鼻咽頭の背部とのシール係合を確立することにより、鼻腔を食道から隔離することを含む、請求項44記載の方法。
  46. 人が唾を飲み込むことにより、口蓋垂と鼻咽頭の背部とのシール係合を確立させることを更に含む、請求項45記載の方法。
  47. a) 鼻および外鼻孔を、外部の周辺条件から分離する過程と、
    b) 人の少なくとも鼻および外鼻孔を囲む状態で、概ね流体密シールを形成することによって鼻腔および鼻咽頭を外部周辺圧力から隔離する過程と、
    c) 口蓋垂と鼻咽頭の背部との間のシール係合を確立することにより、鼻腔と鼻咽頭との間の流体連通を制限する過程と、
    d) 鼻腔および鼻咽頭と負圧源との間の流体連通を選択的に確立する過程と、
    e) 鼻腔および鼻咽頭に十分な負圧を加え、副鼻腔から鼻腔への流体の流れを強制的に生じさせる過程とを備える、人の副鼻腔痛を軽減する非侵襲的方法。
  48. 鼻腔を周辺圧力から隔離することを含み、鼻および外鼻孔を周辺状態から分離するよう、人の鼻および外鼻孔をカバーし、更に人の顔面を囲み、かつ概ねシール係合した状態となるように、密閉体を位置決めすることを含む、請求項47記載の方法。
  49. 副鼻腔および鼻咽頭と外部周辺圧力から隔離するのと同時に、鼻腔および鼻咽頭と食道との流体連通を制御することを含む、請求項48記載の方法。
  50. 人が唾を飲み込むことによって、口蓋垂と鼻咽頭の背面とのシール係合を確立させることにより、食道との流体連通を制限することを含む、請求項49記載の方法。
  51. 鼻腔および鼻咽頭が、外部周辺圧力および食道との流体連通から隔離されている間、負圧源と鼻腔および鼻咽頭との間の直接流体連通を確立させることを含む、請求項49記載の方法。
  52. 鼻腔および鼻咽頭と食道との間の流体連通を確立させることにより、人の顔面との概ねシールされた係合から密閉体を解放することを更に含む、請求項51記載の方法。
  53. 鼻咽頭の背面とのシール係合から口蓋垂を外すことにより、鼻腔と鼻咽頭との間の流体連通を確立させることを更に含む、請求項52記載のアセンブリ。
  54. 人が唾を飲むことにより、口蓋垂の鼻咽頭の背面との係合状態を外すことを含む、請求項53記載の方法。
JP2002552451A 2000-12-22 2000-12-22 非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ Pending JP2004516091A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/US2000/035142 WO2002051298A2 (en) 2000-12-22 2000-12-22 A non-invasive sinus pain relieving assembly

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2004516091A true JP2004516091A (ja) 2004-06-03

Family

ID=21742097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002552451A Pending JP2004516091A (ja) 2000-12-22 2000-12-22 非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ

Country Status (5)

Country Link
EP (1) EP1345659A4 (ja)
JP (1) JP2004516091A (ja)
KR (1) KR20030076995A (ja)
AU (1) AU2001225951A1 (ja)
WO (1) WO2002051298A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013543744A (ja) * 2010-10-22 2013-12-09 アビゴ メディカル エービー 中耳内の圧力の等化を行うためのデバイス

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102079243B1 (ko) * 2018-07-26 2020-02-19 한국철도기술연구원 비상마스크 및 이를 이용한 비상대피 시스템

Family Cites Families (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US743294A (en) * 1903-06-19 1903-11-03 Vernon Knowles Anesthetic apparatus.
USRE24193E (en) * 1945-02-17 1956-08-07 Pressure resuscitator
US2485184A (en) * 1948-05-07 1949-10-18 Premo Pharmaceutical Lab Inc Nebulizer
US2737177A (en) * 1951-08-28 1956-03-06 Laubscher & Co A G Life-restoring apparatus
US3667463A (en) * 1969-11-14 1972-06-06 David L Barnes Method and apparatus for treatment of respiratory disease
US3991762A (en) * 1974-09-30 1976-11-16 Radford F Richard Aspirating device for patient ventilation apparatus
US4403611A (en) * 1980-07-17 1983-09-13 Babbitt Gerald J Sinus evacuator apparatus
US4498472A (en) * 1983-01-27 1985-02-12 Tanaka John S Smoke mask
DK156028C (da) * 1986-05-16 1989-11-06 Testa Lab A S Aspirator
EP0310613B1 (en) * 1986-06-18 1991-10-30 GARFIELD, Allan Samuel Cardiopulmonary resuscitation device
US5067487A (en) * 1986-07-07 1991-11-26 Jack Bauman Resuscitator
US4817626A (en) * 1987-04-27 1989-04-04 Hal Blaine Nasal exhaler and method
US4934359A (en) * 1987-09-03 1990-06-19 Hal Blaine Nasal exhaler and method
US5062835A (en) * 1988-01-15 1991-11-05 Maitz Carlos A Aspirator device for body fluids
US4995386A (en) * 1988-11-18 1991-02-26 Ng Raymond C Neonstal mucus extractor
US5114415A (en) * 1989-06-14 1992-05-19 Susan Shedlock Apparatus for suctioning secretions from upper airways
GB2245833A (en) * 1990-06-26 1992-01-15 Femcare Ltd Mucus extractor
US5527275A (en) * 1991-01-22 1996-06-18 Ginsberg; Irwin A. Automated ear cleansing device
SE9100791D0 (sv) * 1991-03-15 1991-03-15 Abigo Medical Ab Anordning foer tryckutjaemning i mellanoerat
US5098386A (en) * 1991-05-17 1992-03-24 Smith Ina L Infant nasal suction apparatus
FR2706775A1 (en) * 1993-06-23 1994-12-30 Achard Michel Tip intended for an apparatus for dispensing and/or sampling a fluid substance, in particular in the medical field, and apparatus allowing its implementation
US5599332A (en) * 1995-12-22 1997-02-04 Cashel; Karen A. Portable receptacle for receiving and containing emesis
US5944013A (en) * 1998-12-11 1999-08-31 Burch; John M. Resuscitator

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013543744A (ja) * 2010-10-22 2013-12-09 アビゴ メディカル エービー 中耳内の圧力の等化を行うためのデバイス

Also Published As

Publication number Publication date
KR20030076995A (ko) 2003-09-29
WO2002051298A2 (en) 2002-07-04
AU2001225951A1 (en) 2002-07-08
EP1345659A2 (en) 2003-09-24
EP1345659A4 (en) 2009-06-03
WO2002051298A3 (en) 2002-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6182660B1 (en) Non-invasive sinus pain relieving assembly
JP7334210B2 (ja) 呼吸補助装置
US7044130B2 (en) Adjustable nasal mask
EP3108919B1 (en) System for delivery of pressurized gases
JP6647041B2 (ja) 鼻マスクシステム
US6062219A (en) Apparatus and methods for assisting cardiopulmonary resuscitation
US4627433A (en) Tracheostomy device
US4989596A (en) Face chamber
US4596248A (en) Tracheostomy device
CN101541288B (zh) 婴儿鼻腔接口鼻罩
US20040211427A1 (en) Method for securing a nasal mask
US20040211428A1 (en) Nasal mask cushion
JP6007185B2 (ja) 中耳内の圧力の等化を行うためのデバイス
US20110048426A1 (en) Flexible cpap mask
US20040216747A1 (en) Nasal mask with lockable air inlet
JP6549701B2 (ja) Cpap加圧ガス透過性マスククッション
US7285123B2 (en) Apparatus for treatment of middle ear fluid in the ears of infants and toddlers
US5431636A (en) Device for equalizing pressure in the middle ear
US20020078952A1 (en) Non-invasive sinus pain relieving assembly and method
JP2004516091A (ja) 非侵襲的副鼻腔痛軽減アセンブリ
US20180161527A1 (en) Eustachian tube dilation device
US5950631A (en) Device and method for equalizing the pressure in the middle ear
US2268145A (en) Device for administering gases
US20240173468A1 (en) Pressure relief device and method for opening an airway
WO2001019244A1 (en) Device and method for equalizing the pressure in the middle ear