JP2004515007A - ビルドトゥーオーダ製品をカスタマイズする方法およびシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】製品が複数の部品からアセンブルされ、各部品は少なくとも1つの変形体で利用可能である、製品を構成する方法およびシステム。方法はユーザにユーザインターフェイスを通して前記複数の部品の第1の部品の第1の複数の変形体を提示し、第1の複数の変形体から選択された第1の変形体の表現をユーザから受け取り、ユーザにユーザインターフェイスを通して第1の変形体のグラフィック表現を提示し、ユーザにユーザインターフェイスを通して前記複数の部品の第2の部品の第2の複数の変形体を提示し、第2の複数の変形体から選択された第2の変形体の表現をユーザから受け取り、ユーザにユーザインターフェイスを通して第2の部品の第2の選択された変形体に対して予め定められた関係で第1の部品の第1の選択された変形体のグラフィック表現を提示するステップを含む。
【選択図】図4
【選択図】図4
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は製品を構成する方法に関する。さらに具体的には、本発明は特にビルドトゥーオーダシステムで多数の部品からアセンブルされる製品をカスタマイズする方法に関係する。
【0002】
【従来の技術】
ビルドトゥーオーダシステムは技術的に知られており、在庫に保持しなければならないアセンブル製品の数を制限するために使用される。ビルドトゥーオーダアセンブリシステムでは、予め生産された部品のみが、異なる色、サイズの部品、異なる機能または他のオプションを持つ部品のような、多数の可能性ある変形体で在庫に保持される。部品のカスタマイズされた組み合わせに対する注文を受けると、製品がアセンブルされ、テストされ、そして出荷される。このプロセスは、可能性ある非常に多くの部品の組み合わせに基づいて在庫にアセンブル製品を保持するよりもかなり効率的および経済的であることが多い。
【0003】
コンピュータシステムを特定し、注文し、作るためのビルドトゥーオーダシステムはGB2335768から知られている。この従来のシステムでは、ユーザには、コンピュータシステムにインストールされるコンピュータソフトウェア部品のようなオプションのリストが提示され、各オプションは、オペレーティングシステムまたはハードウェア部品のような、何らの前もって選択されたオプションと互換性がある。
【0004】
購入されるアイテムの画像をコンピュータネットワークを通して操作する購入システムをユーザに提示することも技術的に知られている。異なる色のような異なるオプションを持つアイテムが存在する場合には、ユーザには選択された色でアイテムの画像が提示される。
【0005】
しかしながら、先の従来の方法は完全な製品の外観に影響を与えないオプションに関係する。その理由は、先の従来の方法が、コンピュータの異なるハードディスクのような内部部品に関係しているか、あるいは、例えば、靴、車またはこれらに類するものの色の選択によるような単一部品の外観のカスタマイズに関係しているからである。
【0006】
さらに、特定の選択物の選択時に先の従来のシステムにより提供される情報には、最終製品の操作性や使い勝手についての情報は含まれない。
【0007】
したがって、複数のカスタマイズ可能な部品からアセンブルされた最終製品の視覚的印象を提供しないことが従来の方法およびシステムの欠点である。
【0008】
オプションの特定の組み合わせの使い勝手に対するすぐに利用可能な表示を提供しないことが従来のシステムの他の欠点である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、製品を購入する前に複数の個々の部品からなる最終製品の視覚的印象を提供することが本発明の目的である。
【0010】
アセンブルまたはディスアセンブルの容易さのような、最終製品の操作性および使い勝手の印象を提供することが本発明の他の目的である。
【0011】
製品の使用、アセンブリ、ディスアセンブリ、クリーニングまたはメインテナンスにおいて、製品のユーザまたは潜在的ユーザを訓練する方法を提供することが本発明のさらに別の目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の観点にしたがうと、上記および他の目的は次のときに達成される。
【0013】
製品が複数の部品からアセンブルされ、各部品は少なくとも1つの変形体で利用可能である、製品を構成する方法において、
ユーザにユーザインターフェイスを通して前記複数の部品の第1の部品の第1の複数の変形体を提示し、
第1の複数の変形体から選択された第1の変形体の指示をユーザから受け取り、
ユーザにユーザインターフェイスを通して第1の変形体のグラフィック表現を提示するステップを含み、
ユーザにユーザインターフェイスを通して前記複数の部品の第2の部品の第2の複数の変形体を提示し、
第2の複数の変形体から選択された第2の変形体の指示をユーザから受け取り、
ユーザにユーザインターフェイスを通して第2の部品の第2の選択された変形体に対して予め定められた関係で第1の部品の第1の選択された変形体のグラフィック表現を提示するステップをさらに含むことを特徴とするとき。
【0014】
結果的に、製品にアセンブルされるカスタマイズされた部品の選択のために有効なユーザインターフェイスを提供することが本発明の利点である。
【0015】
カスタマイズされた製品の画像、図または好ましくは3次元レンダリングのような、グラフィック表現を提供し、それによりカスタマイズされた製品を購入または生産する前に特定のカスタマイズを見る可能性を提供することが本発明のさらなる利点である。
【0016】
選択された個々の部品が選択された他の部品に対して予め定められた関係で、好ましくはアセンブリされた製品における相対位置で提示されるとき、カスタマイズされた製品の使いやすさの視覚的印象が提供され、その理由は特に製品のアセンブリおよびディスアセンブリのプロセスがシミュレーションされるからである。
【0017】
本発明の好ましい実施形態では、方法は第1の部品の第1の変形体を第2の部品の第2の変形体とアセンブルするのをグラフィック的に動画化するステップをさらに含む。
【0018】
本発明の他の好ましい実施形態では、本発明はユーザコマンドに応答して、第2の部品の第2の変形体に対して予め定められた関係での第1の部品の第1の変形体の表示された表現を動画化するステップをさらに含む。
【0019】
アセンブリプロセスあるいは製品または製品の部品の機能または特徴のグラフィック動画は、製品の使用の現実的なシミュレーションを提供し、したがって、製品の操作性の現実的な印象を提供する。
【0020】
本発明のさらなる好ましい実施形態では、方法は第1の部品の第1の変形体を第2の部品の第2の変形体とアセンブルするのを対話的に動画化するステップをさらに含み、対話的に動画化されるアセンブリはユーザコマンドにより制御される。
【0021】
ユーザが製品のアセンブリまたはディスアセンブリのステップを実行するときに、製品の使用においてユーザを訓練する手段として機能することが本発明の利点である。
【0022】
本発明の他の好ましい実施形態では、方法はユーザコマンドに応答して、第2の部品の第2の変形体に対して予め定められた関係での第1の部品の第1の変形体の表示された表現を変更するステップをさらに含み、表示された表現の変更は、回転、フリップ、パンおよびズームを含む動作のクラスから選択された動作に対応する。製品または製品の部品の表現をかなり詳細に探求する可能性を提供することがこの実施形態の利点である。
【0023】
本発明のさらに他の好ましい実施形態では、ユーザにユーザインターフェイスを通して、対応する第1または第2の部品の第1および第2の複数の変形体の選択された変形体を提示するステップは、提示される複数の変形体を、在庫品管理システムから受信した1組の在庫品データにより利用可能であるとして示された対応する第1または第2の複数の変形体のサブセットに制限するステップをさらに含む。達成されるカスタマイズは現在在庫にある変形体のみを含むことが本発明のこの実施形態の利点である。したがって、この実施形態にしたがった方法により特定されるカスタマイズされた製品は常に配送可能であり、個々のカスタマイズ製品の注文残は避けられる。
【0024】
本発明の他の好ましい実施形態では、方法は生産管理システムに注文情報を送信するステップをさらに含み、注文情報は第1の部品の第1の変形体と第2の部品の第2の変形体とを識別する構成データを含む。生産およびアセンブリプロセスは自動的に開始され、カスタマイズされる製品に要求される部品は在庫品管理システムで確保されることが本発明の利点である。
【0025】
本発明の第2の観点にしたがうと、上記および他の目的は次のときに達成される。
【0026】
複数の部品からアセンブリされる製品をカスタマイズするシステムにおいて、
前記複数の部品の第1の部品の第1の複数の変形体を提示するように構成された第1の表示手段と、
第1の複数の変形体から選択された第1の変形体の指示を受け取るように構成された第1の入力手段と、
第1の選択された変形体のグラフィック表現を提示するように構成された第2の表示手段とを具備し、
前記複数の部品の第2の部品の第2の複数の変形体を提示するように構成された第3の表示手段と、
第2の複数の変形体から選択された第2の変形体の指示を受け取るように構成された第2の入力手段とをさらに具備し、
第2の表示手段は、第2の部品の第2の選択された変形体に対して予め定められた関係で第1の部品の第1の選択された変形体のグラフィック表現を提示するように構成されているとき。
【0027】
システムとその実施形態は製品およびその実施形態をカスタマイズする方法と対応し、対応する利点を持っているので、これらは再度説明しない。
【0028】
さらに、本発明は上記および下記に説明する、注射ペンのような医療応用デバイスをカスタマイズする方法の使用に関係する。
【0029】
さらに、本発明はプログラムがコンピュータ上で実行されるときに、上記および下記に説明する方法を実行するプログラムコード手段を具備するコンピュータプログラムに関係する。
【0030】
さらに、本発明はコンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるときに、上記および下記に説明する方法を実行するコンピュータ読み取り可能な媒体上に記憶されるプログラムコード手段を具備するコンピュータプログラム製品に関係する。コンピュータ読み取り可能な媒体は、例えばCD−ROM、CD−R、DVD RAM/ROM、フロッピーディスク、ハードディスク、スマートカード、ネットワーク接続を通してアクセス可能なネットワーク、ROM、RAM、および/またはフラッシュメモリなど、あるいは一般的に、命令/コマンドがどのように実行されるべきであるかに関する情報をコンピュータシステムに提供する他の何らかの種類の媒体であってもよい。
【0031】
これにより、先に説明したようなコンピュータ読み取り可能な媒体の内容の結果として、電子情報を検索するようにコンピュータにさせるときに、本発明にしたがった対応する方法とともに言及した利点が達成される。
【0032】
最後に、本発明はプログラムがコンピュータ上で実行されるときに、上記または下記に説明する方法を実行するプログラムコード手段を具備する、搬送波中に組み入れられたコンピュータデータ信号に関係する。
【0033】
本発明は好ましい実施形態とともに、図面を参照して以下でさらに詳細に説明する。
【0034】
【発明の実施の形態】
本発明をインスリンのような薬物の使用のための注射ペンのカスタマイズを含む特定の例を参照して説明する。しかしながら、特定の例に対する制限は本発明の限定ではなく、本発明は複数のカスタマイズ可能な部品を含む任意の製品に適用することができる。他の例には、共通容器中に複数の部品を含む、あるいはショッピングカート中でアセンブルされた複数の製品を含む医療キットが含まれる。
【0035】
さらに、本発明はTCP/IPプロトコルを実行する通信ネットワークとしてのインターネットの状況で説明する。しかしながら、他の通信ネットワークおよびプロトコルをユーザとの通信に使用することができることから、これは本発明の限定ではなく、他の通信ネットワークとしては、テレビネットワーク、通信ネットワーク、ワイヤレス通信ネットワーク上に実現されたWAP、あるいはこれらに類するものが含まれる。
【0036】
図1はビルドトゥーオーダ生産プロセスの実施形態の概略図を示しており、これは本発明の実施形態とともに使用される。プロセスはプロセスに関係する異なる部品間のデータフローにより例示されている。部品は図1においてコラム102−107として例示されており、コラム102−107はデータオブジェクトのような関連ソフトウェアエンティティと、生産プロセスの個々のステップを実行またはサポートする機能部品とを含む。プロセスはユーザ101により開始され、ユーザ101は好ましくは、インターネットへのアクセスを有し、技術的に知られている何らかの適切なプラグインを有するブラウザを通して購入注文を出し、このブラウザはグラフィックアプリケーションと好ましくはカルト3D(登録商標)製品のような3Dオブジェクトレンダリングおよびアニメーションをサポートする。ユーザ101が注文を出すとき、注文情報はインターネットを通してインターネットアプリケーション110に送信され、インターネットアプリケーション110はウェブサーバ上で実行され、注文情報の内部表現を生成する。この内部表現は選択された部品の識別子および量を含むピックリストオブジェクト113と、アドレス、支払方法、出荷情報またはこれらに類するもののような情報を含むインボイスオブジェクト112とを含むことが好ましい。インターネットアプリケーション110は注文情報112−113を通信ネットワークを通して、好ましくはローカルエリアネットワークを通して、プランニングモジュール103とロジステックスモジュール104に送信し、これらはさらに、好ましくは通信ネットワークを通して、生産モジュール105と、品質保証(QA)および品質制御(QC)をサポートするモジュール106と、倉庫/出荷モジュール107とに接続される。プランニングモジュール103はユーザインターフェイスを備えるので、認証されたユーザはプランニングセッション114を通して、注文情報112を見て、好ましくは電子的に例えば電子メール116を通して、注文を確認し、別の生産プロセスを計画する。代わりに、このプロセスまたはこのプロセスの一部はプランニングモジュール103により自動的に実行される。この実施形態にしたがうと、生産プロセスは電子販売注文オブジェクト108により制御され、電子販売注文オブジェクト108は対応するカスタマイズ製品の生産を開始し、表す。販売注文オブジェクト108はアセンブルリケジュール134とパッケージングモジュール119とに関係する。これらおよび他のオブジェクトはロジステックスモジュール104により制御されるデータベースで管理される。アセンブリスケジュール134はピックリスト情報データベース135から検索された報告量に基づいて注文された製品のアセンブリ138をスケジューリングする。部品はインターネットアプリケーション110から受け取られた注文情報中に含まれるピックリストオブジェクト113を通して確保されている。プランニングセッション114中に、注文情報に含まれるピックリスト113に基づいて、ピックリスト139が生成され、ピックリスト139は製品のアセンブリ138中に使用される物理部品を識別する。これは部品番号およびバッチ番号を通して部品を識別することによりなされる。図2とともに説明されている注射ペンに対する可能性ある階層番号スキームが表1にリストアップされている。番号スキームは、製品、部品、部品の実際の変形体の識別を可能にする。
【表1】
【0037】
ピックリスト139は生産モジュール105に送られ、ここでピックリスト139はアセンブリ138中に見られる。ピックリスト139も使用して関連部品を検索し、在庫品データベース143中の在庫品ステータスを更新してもよい。アセンブリ138中、アセンブリスケジュール134は、アセンブリ138の実際の進行に基づいて、生産モジュール105のユーザインターフェイスを通して更新される。アセンブリ138の完了後、パッケージング注文オブジェクト109が生成され、次に、アセンブリされた製品の実際のパッケージング123をトリガする。パッケージング123はプランニングセッション114中に生成されたパッケージングスケジュール119と、ピックリスト121に基づいている。ピックリスト121には、アセンブリされる製品、関連パッケージング材料、正しい言語での使用説明、およびこれらに類するものが含まれる。生産モジュール105は、出荷パッケージで包装されるインボイスの印刷バージョン111も生成してもよい。パッケージング123の完了後、パックされた製品はQA手続き125にしたがって点検され、是認された場合には、パックされた製品の“出荷準備完了”への分類の変更127が、ユーザインターフェイスを通してロジステックスシステム104で登録される。点検された製品の制御は出荷モジュール107に移され、出荷モジュール107はパックされた製品の実際の出荷129を管理し、ユーザ101への出荷131の追跡さえ可能にする。実際の在庫品のステータスは在庫品データベース143を通して継続的にまたは定期的に管理される。所定の部品が品切れの場合には、材料要求オブジェクト148が自動的にまたはユーザインターフェイス146を通して手動で生成される。材料要求オブジェクト148は対応する部品での在庫品の補充150と、在庫品データベース143の対応する更新を制御する。在庫品の現在のステータスは、例えば情報を在庫品データベース143からインターネットアプリケーション110に定期的に送信することにより、あるいはインターネットアプリケーション110が在庫品データベース143に問い合わせすることにより、インターネットアプリケーション110に送られてもよい。
【0038】
カスタマイズ製品と並行に非カスタマイズ製品のバッチ生産を実行する通常の生産プロセス中にこのビルドトゥーオーダ方法を統合できることが、この方法の利点である。例えば医療産業におけるケースのように、生産制御ツールが認可ルールにしたがう場合に、これは重要な利点となる。さらに、インターネットアプリケーション110における在庫品情報の利用は、製品情報を現在利用可能な部品に適合できるようにし、それにより注文残と配送できない製品に対する潜在的な支払を管理する必要性とを避けることができる。
【0039】
図2は製品の例を示しており、製品は複数の部品を含み、本発明にしたがって構成される。図2はインスリンのような薬を注射するのに使用される医療注射ペン201を示している。注射ペン201は8つの異なる部品202−209を具備し、各部品は例えば1組の利用可能な色から1色を選択することによりカスタマイズすることができる。注射ペン201はホルスター208を具備し、これは次に用量インジケータ205、以下の適用中に注射されるべき薬の所望量を選択するための用量ダイヤラー206、薬を放出するためのボタン207を備える。ホルスター208は中間部品204を介してペンフィルホルダー203に接続されている。ペンフィルホルダーは、ホルスター208に対して予め定められた位置において、薬を有する(示されていない)適合容器を保持するように構成されている。注射ペンは容器を保護するキャップ202をさらに具備し、キャップはクリップ209をさらに備える。表2では、8つの部品202−209がリストアップされており、各部品に対して、多数の利用可能な色が例示されている。
【表2】
【0040】
表2にリストアップされている各部品の変形体の数は少ないが、これらは結果的に総数20,736の潜在的な組み合わせとなり、在庫に20,736のアセンブルされた変形体のすべてを保持するのと比較して、ビルドトゥーオーダシステムの利点を示している。さらに、カスタマイズの可能性はペンを保管するための異なるケース、個人化された彫刻、アナログまたはデジタルのような異なるタイプのディスプレイ、ウォッチのような余分な機能、ペンの内容のインジケータ、タイマー、これらに類するもののようなものの選択のような、さらなるオプションを含む。それぞれのさらなるオプションは可能性ある最終製品の総数を増加させる。
【0041】
次に図3を参照すると、本発明の実施形態にしたがったシステムはコンピュータ301を具備する。コンピュータ301は、標準的なPCであって、1つ以上のCPU、コンピュータスクリーン、キーボード、マウス、トラックボール、タッチパッド、タッチスクリーン、これらに類するもののようなポインティングデバイスを備え、例えばモデムを通して、またはインターネット302に接続されているローカルネットワークを通して、インターネットへのアクセスを有することが好ましい。代わりに、コンピュータ301はラップトップのようなポータブルコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、グラフィックスクリーンを備えた通信デバイス、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、あるいはこれらに類するもののようなものであってもよい。システムはさらに、図4とともに説明するような、アプリケーションプログラムを実行するサーバコンピュータ304−306:アプリケーションサーバ304、ロジステックスシステムのためのサーバ305、データベースサーバ306を具備する。サーバコンピュータは1つ以上のCPUを備えた標準的なサーバコンピュータであってもよく、好ましくはローカルエリアネットワーク(LAN)によりコンピュータネットワーク310にとして接続される。代わりに、システムは異なる数のサーバコンピュータ、例えばすべてのアプリケーションに対して1つのみのサーバコンピュータを具備してもよい。コンピュータネットワークはTCP/IPルータ303を通してインターネットに接続され、ルータ303はファイアーウォールと組み合わされていることが好ましい。システムはワークステーション307−309も具備し、ワークステーション307−309はコンピュータネットワークを通してサーバコンピュータ304−306と接続され、プランニング、生産、アセンブリ、パッキング、および出荷中に、アプリケーションサーバ304−306上で実行されているアプリケーションにアクセスするのに使用される。システムはインターネットを通して、あるいは特別な安全通信ネットワークを通して、支払管理センター311に接続されており、支払管理センター311は注文プロセス中の実際のクレジットカード取引を取り扱う。
【0042】
次に図4を参照すると、本発明の実施形態にしたがったシステムのソフトウェア部品はブラウザ402を具備する。ブラウザ402はカスタマコンピュータ401上で実行され、インターネットを通して、アプリケーションサーバ404上に位置する一般購入モジュール409のインターネットアプリケーションにアクセスする。一般購入モジュール409はグラフィックスモジュール410を利用してアプリケーションプログラム404を発生させる。アプリケーションプログラム404はコンピュータ401にダウンロードされて実行されると、製品の部品のグラフィック表現を表示し、その操作を可能にする。一般購入モジュール409はカスタマのショッピングカートデータを管理するショッピングカートモジュール407と、クレジットカード情報をチェックし、支払を捕捉する支払モジュール413とをさらに利用する。一般購入モジュール409は好ましくはローカルエリアネットワークを通してロジステックスシステム412と通信し、ロジステックスシステム412は、在庫品データベース414中のデータを管理する在庫品モジュール408と、製品、アセンブリおよび出荷を管理するモジュール418と、製品、アセンブリ、パッキングおよび出荷をプランニングする際に使用されるプランニングモジュール415とを有する。ロジステックスモジュール412は、さらに注文データおよびカスタマデータをそれぞれ含むデータベース416−417へのアクセスを有する。データベース416−417は、データベース管理システムを実行するデータベースサーバ406上に位置している。
【0043】
ロジステックスモジュール412,在庫品モジュール408、生産モジュール418、およびプランニングモジュール415は、異なるソフトウェアアプリケーションであっても、あるいは商業的に利用可能な標準システムである一般ソフトウェアの一部であってもよい。在庫品管理システム408は、予め定められたグループの製品または部品について在庫品データを抽出する適切なインターフェイスを備えていることが好ましい。インターフェイスは、在庫品管理システム408により発生される、予め定められたファイルフォーマットのデータファイルであってもよく、あるいは、ダイナミックデータ交換、例えばSQLによるデータベース問い合わせ、自動発生電子メール、またはこれらに類するもののような、在庫品管理システム408からのデータ抽出を可能にする別のインターフェイスであってもよい。
【0044】
図5は本発明の実施形態にしたがった注文管理プロセスのフロー図を示している。個々のプロセスステップのそれぞれは、一般購入モジュール509、ロジステックスモジュール512および支払モジュール513にそれぞれ対応している、3つのコラム509、512および513により図示されているような、図4とともに説明されたソフトウェア部品の1つにより実行される。プロセスはステップ504により開始され、ステップ504は在庫品情報をロジステックスモジュール512から一般購入モジュール509に送る。在庫品情報は図4の在庫品データベース414から検索され、好ましくは図1に示されているピックリスト情報データベース135を通しての以前の注文により確保されているが、依然として物理的に使用されていないアイテムを考慮に入れて、製品の各部品の各変形体のアイテムが現在いくつ在庫にあるかについての情報を含む。ステップ505において、在庫品情報は一般購入モジュール509により取り込まれる。代わりに、在庫品情報の送信504および取り込み505はプロセスの後のステージで実行されてもよい。例えば“カスタマイズ製品”オプションを選択するステップ506の後に実行されてもよく、あるいは実際の注文プロセスとは非同期の別のプロセスとしてもよい。情報はロジステックスシステム512からグラフィックスモジュールに直接送られてもよい。さらに、在庫品情報の送信504および取り込み505はいくつかの方法で制御することができ、これには1日毎の、1時間毎の、またはこれらに類するもののような、規則的な時間間隔で送信することが含まれる。送信504は、変形体が利用不可能になるとか、あるいは利用不可能なアイテムが再度利用可能になるような、在庫品データベースにおける予め定められた変化により代替的に、あるいは付加的にトリガされてもよい。一般購入モジュール509は在庫品データの少なくとも一部の送信要求を送信してもよい。カスタマイズプロセスはステップ506により開始される。ステップ506はユーザが一般購入モジュール509のユーザインターフェイスを通してアイテム“カスタム製品”を選択する。“カスタム製品”アイテムは図14(a)および(b)とともに例示される製品階層内のいくつかの選択可能なオプションの1つであってもよく、あるいはユーザが対応するハイパーリンクをたどることにより“カスタム製品”アイテムに到達してもよい。次のステップ507では、製品はカスタマイズされ、選択されたカスタマイズの仕様とともに注文識別子が、一般購入モジュール509により維持されるショッピングカートオブジェクトに付加される。サブプロセス507の実施形態は図6とともに説明する。ユーザのショッピングカート中にカスタマイズ製品の仕様を置いた後に、例えば図14(a)に示されているユーザインターフェイスの“発注”ボタン819上でポインティングデバイスによりユーザがクリックすることにより、システムはユーザから“受注”コマンドを受け取る(ステップ508)。ステップ508中、支払総額、ユーザの名前と住所、クレジットカード番号および有効期限などのような関連購入情報は、ユーザインターフェイスを通してユーザにより入力され、あるいはカスタマデータベースから検索されてもよい。注文情報はユーザのブラウザを通して表示されてもよい。支払情報は支払モジュール513に送信され、支払モジュール513はステップ501においてクレジットカード情報の有効性をチェックし、好ましくは支払総額を予約する。支払モジュール513は購入モジュール509に、ステップ501中での確認の結果を示す返事を返す。次のステップ510では、一般購入モジュール509は注文情報を例えば自動発生メールまたはURLを通してロジステックスシステム512に送信する。さらなる注文識別子、関連パラメータ、インボイス情報、あるいはこれらに類するものは、ロジステックスモジュール512にアクセス可能にするために、アプリケーションサーバ上のファイルに、あるいはデータベースに記憶してもよい。一般購入モジュール509からの注文情報を受信したことに応答して、ロジステックスモジュール512は注文を内部的に登録し(ステップ511)、アプリケーションサーバ上のファイルまたはデータベースから何らかの付加的な情報を獲得する。結果的にロジステックスシステム512は、図1にさらに示されているように、生産プロセスを管理し(ステップ503)、パッケージングおよび出荷を管理する(ステップ515)。最後に、支払モジュール513は製品の実際の支払を捕捉する(ステップ518)。
【0045】
図6は図5のステップ507のサブプロセスのフロー図を示しており、本発明の実施形態にしたがい、図2とともに説明した注射ペンを参照した構成プロセスを表している。コラム609、610および604は図4のソフトウェアモジュールの3つに言及しており、これらは対応するステップ:一般購入モジュール609、グラフィックスモジュール610およびアプリケーションプログラム604をそれぞれ実現する。最初のステップ603中、1組のパラメータを有するURLが、好ましくはインターネットを通してグラフィックスモジュール604に送信される。含まれているパラメータはデフォルトケースを含むペンのデフォルト構成を識別し、注文識別子と、好ましくはロジステックスシステムにより発生された在庫品情報とを含む。URLを受信したとき、グラフィックスモジュール610はステップ606において、アプレットのようなアプリケーションプログラム604のコンピュータ読み取り可能なコードを生成する。これは部品の選択可能な変形体をユーザに提示し、ユーザの選択を受け取るグラフィックユーザインターフェイスを実現する。グラフィックスモジュール610は在庫品データベースにより発生される情報を利用し、提示する変形体を現在配送可能なものに制限する。代わりに、現在利用可能でない変形体を見ることができるが選択できないようにすることもできる。次のステップ607はアプリケーションプログラム604をインターネットを通してユーザのブラウザに送信することを含む。ブラウザを実行しているクライアントコンピュータ上で、送信されたアプリケーションプログラム604が開始され、次のステップ608として、好ましくはユーザのブラウザ内にグラフィックユーザインターフェイスを表示する。最初に、製品のデフォルトビューが表示される。これは例えば製品のデフォルト構成であり、あるいは表示される部品がない空のウインドウである。アプリケーションプログラム604はユーザインターフェイスをユーザに提供し、これはアセンブルされた製品、あるいは現在選択されている製品変形体からアセンブルされた製品の一部を表示する。アプリケーションプログラム604は表示された製品または製品の一部のグラフィック表現を操作するユーザコマンドを受け入れることが好ましい。ユーザコマンドは、マウス、タッチパッド、トラックボール、あるいはこれらに類するもののようなポインティングデバイスを通して発行されることが好ましい。操作には回転、ズーム、表示からの部品の除去または表示への部品の追加、異なる部品の異なる変形体の選択、注射ペンのキャップの開閉、用量ダイヤラーの調整、容器のペンフィルホルダーへの挿入、ケースの開閉、ペンのアセンブリまたはディスアセンブリなどのような製品の機能をシミュレーションするように表示を動画化することが含まれる。アプリケーションプログラム604は、他の部品の以前に選択された変形体と、部品の選択された変形体の互換性を確認してもよい。対話ステップ601はユーザがアプリケーションプログラム604を出るか、あるいは例えばポインティングデバイスを有するユーザインターフェイスの図7ないし図13に示されている“カートに追加”ボタン711を選択することにより、ステップ602において注文コマンドを発行するまで継続する。カートに追加ボタン711はすべての必要な部品が選択されていない限り、あるいは互換性がない選択がなされた場合に、ディセーブルされてもよい。アプリケーションプログラム604は注文コマンドを受信したとき、ステップ611において関連パラメータを含むURLを一般購入モジュール609に送信する。パラメータは選択された変形体の識別子と、ステップ603において発生された他の識別子を含む。アプリケーションプログラム604はプロセスの最後の動画で終了することが好ましい。アプリケーションプログラム604からURLを受信するステップ616の後、一般購入モジュール609のショッピングカートモジュールがステップ612において開始される。このステップ612は注文識別子の確認を含む。受信した注文識別子での注文が既に存在していない場合には、注文オブジェクトが購入モジュール609で生成される。受信された製品パラメータは注文オブジェクト内に記憶される。1組の製品パラメータが注文オブジェクト中に既に記憶されているときに(ステップ613)、“カスタム製品”アイテム807が選択された場合には、ステップ603で発生されたものと類似するURLがステップ614において発生されるが、ステップ612で生成される注文オブジェクトのパラメータおよび注文識別子に基づいている。グラフィックスモジュール610に送信されるとき、これはステップ606において生成されるアプリケーションプログラム604が、以前のセッション中にカスタマイズされた製品を最初に表示するようにさせる。したがって、ユーザには製品がショッピングカートに置かれた後に、製品の構成を訂正する機会が与えられる。
【0046】
図7ないし図13は、図2とともに説明した医療注射ペンにより例示されている製品のカスタマイズのためにユーザに提供されるグラフィックユーザインターフェイスの実施形態を示している。例えば図14(a)に示されているような一般購入モジュールのユーザインターフェイス中で“カスタム製品”オプションが選択されると、グラフィックユーザインターフェイスを制御するアプリケーションプログラムは予め定められた表示領域710中に初期ビューの表示を開始する。デフォルトビューは図7に示されているように表示される部品のないブランク表示を含む。他の可能性あるデフォルトビューは製品全体または個々の部品のデフォルト構成の表現、および以前に選択された構成の表現を含む。以前に選択された構成の構成パラメータはハードディスクまたはコンピュータRAMのような記憶装置からアクセス可能であり、あるいは他のプログラムにより提供されるアプリケーションプログラムへの入力パラメータとしてアクセス可能である。表現は製品の画像、図または好ましくは3次元レンダリングであってもよい。表示領域710の下に、テキストフィールド746が記述製品情報、インターフェイスの使用のための使用説明、またはこれらに類するものを表示するために提供される。ユーザインターフェイスはさらにボタン731−745を具備し、各ボタンは製品の部品の変形体を表し、ボタンはポインティングデバイスによりポインティングまたはクリックすることにより選択可能である。代わりに、あるいは付加的に、プルダウンメニュー、チェックボックス、ドラッグアンドドロップを通して表示領域710上に置かれる部品の表現、あるいはこれらに類するもののような、他の選択可能な制御エレメントが提供されてもよい。さらに、変形体の選択はキーボードコマンドを通して制御可能である。ボタン731−745が図7でシンボル化されている対応する変形体の画像または他の識別子でラベル付けされることが好ましい。ボタン731−745が現在在庫にある変形体のみを表すように、ボタン731−745を通して選択可能な変形体は、在庫品データベースから受信する入力により決定されてもよい。代わりに、すべての可能性ある変形体が表示されるが、現在在庫にある変形体に対応するボタンのみがイネーブルされる。図7に示されている例では、ボタン736および739がディセーブルされ、例えばグレーにされ、対応する変形体が現在利用可能でないので選択することができないことを示す。ユーザインターフェイスはさらに全部のアセンブリプロセスの動画を開始するボタン747を具備する。
【0047】
図8はユーザがボタン737をクリックした後のグラフィックユーザインターフェイスを示しており、ホルスター708の第1の変形体を表している。表示領域710では、ホルスター708の第1の変形体が表示され、ボタン737が強調されて、選択され表示されている変形体をユーザに示している。
【0048】
図9はユーザがボタン735をクリックした後のグラフィックユーザインターフェイスを示しており、ボタン737に加えて、ペンフィルホルダー703の第2の変形体を表している。アセンブルされた製品中の相対位置に表示領域710中で両変形体が表示されている。ユーザはポインティングデバイスでポインティング、クリックまたはドラッグを通して、表示を操作し、表示された製品703および708を回転させ、ズームインまたはアウトさせ、表示をパンさせ、あるいはペンフィルホルダー703中に容器を置いたり、用量ダイヤラー706を調整するような、1つ以上の部品703および708の動作の動画を開始させてもよい。これらの動画はユーザコンピュータのスピーカーを通して再生される音響効果または発声使用説明を含む。
【0049】
ボタン735の選択時に、ペンフィルホルダー703の第2の変形体がホルスター708に対する正しい位置において表示領域710内に直接配置される。代わりに、ペンフィルホルダーの位置調整を動画にして、例えばホルスター708に取り付けられるときにペンフィルホルダーのわずかな回転をシミュレーションしてもよい。代わりに、ボタン735の選択時に、ペンフィルホルダー703の第2の変形体は表示領域710内のデフォルト位置に最初に配置されてもよい。ユーザは移動、回転、フリップ、ズーム、またはこれらに類するもののようなコマンドを通して個々の部品703および708を独立して操作することができる。部品703および708を操作することにより、ユーザは製品のアセンブリをシミュレーションし、2つの部品703および708の正しい相対位置が見出されたときに、可視または可聴表示が与えられてもよい。
【0050】
図10は図9と同じ部品を表示するグラフィックユーザインターフェイスを示しているが、ズームと回転動作の後である。用量ダイヤラー706のクローズアップビューが示されている。
【0051】
図11は注射ペンのすべての部品の変形体が選択された後のグラフィックユーザインターフェイスを示している。カスタマイズされたペン全体が表示されており、操作することができる。ユーザは1つ以上の部品を選択取消し、あるいは部品の変形体を他の変形体で置換してもよい。
【0052】
ユーザは2つの選択可能なケースの1つを選択してもよく、図12および図13は、1つの可能性あるケースを表すボタン745がクリックされた後のグラフィックユーザインターフェイスを示している。図12は開いたケース750が示されている。ポインティングデバイスでケース750上をクリックすることにより、ケースの閉じる動画が開始し、図13に示されている表示になる。
【0053】
カスタマイズプロセスの完了後、ユーザが“カートに追加”ボタン711上をクリックすると、製品ID、部品IDおよび選択された変形体の変形体IDのようなカスタマイズパラメータの記憶が開始され、図6ともに説明したように、パラメータがショッピングカートオブジェクトに付加される。
【0054】
図14(a)を参照すると、一般購入モジュールのユーザインターフェイスの実施形態は一般ブラウザメニューバー802を具備し、一般ブラウザメニューバー802はブラウザのユーザ選択に基づいて標準ブラウザメニューを含む。一般購入モジュールのトップメニューバー803は、ハイパーリンクやボタンのような、購入に特定な選択可能制御エレメントを含む。制御エレメントは“製品”ボタン815を含み、利用可能な製品階層へのアクセスを可能にし、製品階層は図14(b)に示されているように標準製品およびカスタム製品を含む。制御エレメントはさらにユーザのショッピングカートの内容のビューおよび操作を可能にする“ショッピングカート”ボタン816、所定注文に対する販売者の選択を可能にする“販売者”ボタン817、名前、住所、電話番号およびこれらに類するもののような出荷情報を入力するための“出荷情報”ボタン818,発注するための“発注”ボタン819を含む。ユーザインターフェイスはボトムメニューバー804も含み、ボトムメニューバー804は、ヘルプ820、サイト情報821またはセキュリティ情報822のような一般情報へのボタンまたはハイパーリンクを含む。トップメニューバー803とボトムメニューバー804との間のユーザインターフェイスの中央部分812a−cは、入力フィールド、ボタン、ハイパーリンクまたはこれらに類するもののような情報および制御エレメントを含み、これらはトップメニューバー803またはボトムメニューバー804で選択されたエレメントに関係している。図14(a)において、“製品”エレメント815の選択後のユーザインターフェイスウィンドウの内容が概略的に示されている。中央部分812a−cは3つのコラム812a−cに分割され、左コラム812aは製品階層から複数の製品の1つを選択するための選択可能なチェックボックス805−807を含む。左コラム812aにおける選択に依存して、中央コラム812bは選択された製品に対する選択可能なオプション808−809を含む。例えば図14(a)に示されているように、標準製品“製品1”805が選択された場合には、中央コラム812bはその製品に対するオプションを選択するための多数のチェックボックス808−809を含む。右コラム812cは領域810を含む。領域810は選択された製品の画像、図または他の製品情報と、“カートに追加”ボタン811のような他の制御エレメントを含む。左コラム812a中で選択された製品が“カスタム製品”807である場合には、中央コラム812bと右コラム812cはアプリケーションプログラムのユーザインターフェイスを表示するために使用してもよく、これはカスタム製品を選択するのに応答して表示される。このユーザインターフェイスの実施形態は図7ないし図13とともに説明されている。
【0055】
図14(b)は、図14(a)に示されているユーザインターフェイスに対応する製品階層の例を示している。図示されている階層は2つの標準製品853および854、例えば標準注射ペンおよび血糖測定装置を含む。“製品1”853は2つのオプション856−857、例えば標準注射ペンの2つの予め規定された色組み合わせが利用可能である一方、“製品2”854は3つのオプション850、851および859が利用可能である。図示されている階層はさらにカスタム製品855を含み、これは図7ないし図13とともに説明したような異なる変形体中で利用可能な複数の部品からアセンブルされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明の実施形態とともに使用されるビルドトゥーオーダ生産システムの実施形態における全体的なワークフローの図を示す。
【図2】
図2は、複数の変形体で利用可能な多数の部品からアセンブルされた注射ペンの概略図である。
【図3】
図3は、本発明の実施形態にしたがったシステムの概略図である。
【図4】
図4は、本発明の実施形態にしたがったソフトウェアプロセスの概略図である。
【図5】
図5は、本発明の実施形態にしたがった注文管理プロセスのフロー図を示す。
【図6】
図6は、本発明の実施形態にしたがった構成プロセスのフロー図を示す。
【図7】
図7は、カスタマイズされた部品のセクションに対するユーザインターフェイスの例を示す。
【図8】
図8は、カスタマイズされた部品のセクションに対するユーザインターフェイスの例を示す。
【図9】
図9は、カスタマイズされた部品のセクションに対するユーザインターフェイスの例を示す。
【図10】
図10は、カスタマイズされた部品のセクションに対するユーザインターフェイスの例を示す。
【図11】
図11は、カスタマイズされた部品のセクションに対するユーザインターフェイスの例を示す。
【図12】
図12は、カスタマイズされた部品のセクションに対するユーザインターフェイスの例を示す。
【図13】
図13は、カスタマイズされた部品のセクションに対するユーザインターフェイスの例を示す。
【図14】
図14は、本発明にしたがった標準製品およびカスタム製品の両方を含む製品階層の例を示す。
【発明の属する技術分野】
本発明は製品を構成する方法に関する。さらに具体的には、本発明は特にビルドトゥーオーダシステムで多数の部品からアセンブルされる製品をカスタマイズする方法に関係する。
【0002】
【従来の技術】
ビルドトゥーオーダシステムは技術的に知られており、在庫に保持しなければならないアセンブル製品の数を制限するために使用される。ビルドトゥーオーダアセンブリシステムでは、予め生産された部品のみが、異なる色、サイズの部品、異なる機能または他のオプションを持つ部品のような、多数の可能性ある変形体で在庫に保持される。部品のカスタマイズされた組み合わせに対する注文を受けると、製品がアセンブルされ、テストされ、そして出荷される。このプロセスは、可能性ある非常に多くの部品の組み合わせに基づいて在庫にアセンブル製品を保持するよりもかなり効率的および経済的であることが多い。
【0003】
コンピュータシステムを特定し、注文し、作るためのビルドトゥーオーダシステムはGB2335768から知られている。この従来のシステムでは、ユーザには、コンピュータシステムにインストールされるコンピュータソフトウェア部品のようなオプションのリストが提示され、各オプションは、オペレーティングシステムまたはハードウェア部品のような、何らの前もって選択されたオプションと互換性がある。
【0004】
購入されるアイテムの画像をコンピュータネットワークを通して操作する購入システムをユーザに提示することも技術的に知られている。異なる色のような異なるオプションを持つアイテムが存在する場合には、ユーザには選択された色でアイテムの画像が提示される。
【0005】
しかしながら、先の従来の方法は完全な製品の外観に影響を与えないオプションに関係する。その理由は、先の従来の方法が、コンピュータの異なるハードディスクのような内部部品に関係しているか、あるいは、例えば、靴、車またはこれらに類するものの色の選択によるような単一部品の外観のカスタマイズに関係しているからである。
【0006】
さらに、特定の選択物の選択時に先の従来のシステムにより提供される情報には、最終製品の操作性や使い勝手についての情報は含まれない。
【0007】
したがって、複数のカスタマイズ可能な部品からアセンブルされた最終製品の視覚的印象を提供しないことが従来の方法およびシステムの欠点である。
【0008】
オプションの特定の組み合わせの使い勝手に対するすぐに利用可能な表示を提供しないことが従来のシステムの他の欠点である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、製品を購入する前に複数の個々の部品からなる最終製品の視覚的印象を提供することが本発明の目的である。
【0010】
アセンブルまたはディスアセンブルの容易さのような、最終製品の操作性および使い勝手の印象を提供することが本発明の他の目的である。
【0011】
製品の使用、アセンブリ、ディスアセンブリ、クリーニングまたはメインテナンスにおいて、製品のユーザまたは潜在的ユーザを訓練する方法を提供することが本発明のさらに別の目的である。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の観点にしたがうと、上記および他の目的は次のときに達成される。
【0013】
製品が複数の部品からアセンブルされ、各部品は少なくとも1つの変形体で利用可能である、製品を構成する方法において、
ユーザにユーザインターフェイスを通して前記複数の部品の第1の部品の第1の複数の変形体を提示し、
第1の複数の変形体から選択された第1の変形体の指示をユーザから受け取り、
ユーザにユーザインターフェイスを通して第1の変形体のグラフィック表現を提示するステップを含み、
ユーザにユーザインターフェイスを通して前記複数の部品の第2の部品の第2の複数の変形体を提示し、
第2の複数の変形体から選択された第2の変形体の指示をユーザから受け取り、
ユーザにユーザインターフェイスを通して第2の部品の第2の選択された変形体に対して予め定められた関係で第1の部品の第1の選択された変形体のグラフィック表現を提示するステップをさらに含むことを特徴とするとき。
【0014】
結果的に、製品にアセンブルされるカスタマイズされた部品の選択のために有効なユーザインターフェイスを提供することが本発明の利点である。
【0015】
カスタマイズされた製品の画像、図または好ましくは3次元レンダリングのような、グラフィック表現を提供し、それによりカスタマイズされた製品を購入または生産する前に特定のカスタマイズを見る可能性を提供することが本発明のさらなる利点である。
【0016】
選択された個々の部品が選択された他の部品に対して予め定められた関係で、好ましくはアセンブリされた製品における相対位置で提示されるとき、カスタマイズされた製品の使いやすさの視覚的印象が提供され、その理由は特に製品のアセンブリおよびディスアセンブリのプロセスがシミュレーションされるからである。
【0017】
本発明の好ましい実施形態では、方法は第1の部品の第1の変形体を第2の部品の第2の変形体とアセンブルするのをグラフィック的に動画化するステップをさらに含む。
【0018】
本発明の他の好ましい実施形態では、本発明はユーザコマンドに応答して、第2の部品の第2の変形体に対して予め定められた関係での第1の部品の第1の変形体の表示された表現を動画化するステップをさらに含む。
【0019】
アセンブリプロセスあるいは製品または製品の部品の機能または特徴のグラフィック動画は、製品の使用の現実的なシミュレーションを提供し、したがって、製品の操作性の現実的な印象を提供する。
【0020】
本発明のさらなる好ましい実施形態では、方法は第1の部品の第1の変形体を第2の部品の第2の変形体とアセンブルするのを対話的に動画化するステップをさらに含み、対話的に動画化されるアセンブリはユーザコマンドにより制御される。
【0021】
ユーザが製品のアセンブリまたはディスアセンブリのステップを実行するときに、製品の使用においてユーザを訓練する手段として機能することが本発明の利点である。
【0022】
本発明の他の好ましい実施形態では、方法はユーザコマンドに応答して、第2の部品の第2の変形体に対して予め定められた関係での第1の部品の第1の変形体の表示された表現を変更するステップをさらに含み、表示された表現の変更は、回転、フリップ、パンおよびズームを含む動作のクラスから選択された動作に対応する。製品または製品の部品の表現をかなり詳細に探求する可能性を提供することがこの実施形態の利点である。
【0023】
本発明のさらに他の好ましい実施形態では、ユーザにユーザインターフェイスを通して、対応する第1または第2の部品の第1および第2の複数の変形体の選択された変形体を提示するステップは、提示される複数の変形体を、在庫品管理システムから受信した1組の在庫品データにより利用可能であるとして示された対応する第1または第2の複数の変形体のサブセットに制限するステップをさらに含む。達成されるカスタマイズは現在在庫にある変形体のみを含むことが本発明のこの実施形態の利点である。したがって、この実施形態にしたがった方法により特定されるカスタマイズされた製品は常に配送可能であり、個々のカスタマイズ製品の注文残は避けられる。
【0024】
本発明の他の好ましい実施形態では、方法は生産管理システムに注文情報を送信するステップをさらに含み、注文情報は第1の部品の第1の変形体と第2の部品の第2の変形体とを識別する構成データを含む。生産およびアセンブリプロセスは自動的に開始され、カスタマイズされる製品に要求される部品は在庫品管理システムで確保されることが本発明の利点である。
【0025】
本発明の第2の観点にしたがうと、上記および他の目的は次のときに達成される。
【0026】
複数の部品からアセンブリされる製品をカスタマイズするシステムにおいて、
前記複数の部品の第1の部品の第1の複数の変形体を提示するように構成された第1の表示手段と、
第1の複数の変形体から選択された第1の変形体の指示を受け取るように構成された第1の入力手段と、
第1の選択された変形体のグラフィック表現を提示するように構成された第2の表示手段とを具備し、
前記複数の部品の第2の部品の第2の複数の変形体を提示するように構成された第3の表示手段と、
第2の複数の変形体から選択された第2の変形体の指示を受け取るように構成された第2の入力手段とをさらに具備し、
第2の表示手段は、第2の部品の第2の選択された変形体に対して予め定められた関係で第1の部品の第1の選択された変形体のグラフィック表現を提示するように構成されているとき。
【0027】
システムとその実施形態は製品およびその実施形態をカスタマイズする方法と対応し、対応する利点を持っているので、これらは再度説明しない。
【0028】
さらに、本発明は上記および下記に説明する、注射ペンのような医療応用デバイスをカスタマイズする方法の使用に関係する。
【0029】
さらに、本発明はプログラムがコンピュータ上で実行されるときに、上記および下記に説明する方法を実行するプログラムコード手段を具備するコンピュータプログラムに関係する。
【0030】
さらに、本発明はコンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるときに、上記および下記に説明する方法を実行するコンピュータ読み取り可能な媒体上に記憶されるプログラムコード手段を具備するコンピュータプログラム製品に関係する。コンピュータ読み取り可能な媒体は、例えばCD−ROM、CD−R、DVD RAM/ROM、フロッピーディスク、ハードディスク、スマートカード、ネットワーク接続を通してアクセス可能なネットワーク、ROM、RAM、および/またはフラッシュメモリなど、あるいは一般的に、命令/コマンドがどのように実行されるべきであるかに関する情報をコンピュータシステムに提供する他の何らかの種類の媒体であってもよい。
【0031】
これにより、先に説明したようなコンピュータ読み取り可能な媒体の内容の結果として、電子情報を検索するようにコンピュータにさせるときに、本発明にしたがった対応する方法とともに言及した利点が達成される。
【0032】
最後に、本発明はプログラムがコンピュータ上で実行されるときに、上記または下記に説明する方法を実行するプログラムコード手段を具備する、搬送波中に組み入れられたコンピュータデータ信号に関係する。
【0033】
本発明は好ましい実施形態とともに、図面を参照して以下でさらに詳細に説明する。
【0034】
【発明の実施の形態】
本発明をインスリンのような薬物の使用のための注射ペンのカスタマイズを含む特定の例を参照して説明する。しかしながら、特定の例に対する制限は本発明の限定ではなく、本発明は複数のカスタマイズ可能な部品を含む任意の製品に適用することができる。他の例には、共通容器中に複数の部品を含む、あるいはショッピングカート中でアセンブルされた複数の製品を含む医療キットが含まれる。
【0035】
さらに、本発明はTCP/IPプロトコルを実行する通信ネットワークとしてのインターネットの状況で説明する。しかしながら、他の通信ネットワークおよびプロトコルをユーザとの通信に使用することができることから、これは本発明の限定ではなく、他の通信ネットワークとしては、テレビネットワーク、通信ネットワーク、ワイヤレス通信ネットワーク上に実現されたWAP、あるいはこれらに類するものが含まれる。
【0036】
図1はビルドトゥーオーダ生産プロセスの実施形態の概略図を示しており、これは本発明の実施形態とともに使用される。プロセスはプロセスに関係する異なる部品間のデータフローにより例示されている。部品は図1においてコラム102−107として例示されており、コラム102−107はデータオブジェクトのような関連ソフトウェアエンティティと、生産プロセスの個々のステップを実行またはサポートする機能部品とを含む。プロセスはユーザ101により開始され、ユーザ101は好ましくは、インターネットへのアクセスを有し、技術的に知られている何らかの適切なプラグインを有するブラウザを通して購入注文を出し、このブラウザはグラフィックアプリケーションと好ましくはカルト3D(登録商標)製品のような3Dオブジェクトレンダリングおよびアニメーションをサポートする。ユーザ101が注文を出すとき、注文情報はインターネットを通してインターネットアプリケーション110に送信され、インターネットアプリケーション110はウェブサーバ上で実行され、注文情報の内部表現を生成する。この内部表現は選択された部品の識別子および量を含むピックリストオブジェクト113と、アドレス、支払方法、出荷情報またはこれらに類するもののような情報を含むインボイスオブジェクト112とを含むことが好ましい。インターネットアプリケーション110は注文情報112−113を通信ネットワークを通して、好ましくはローカルエリアネットワークを通して、プランニングモジュール103とロジステックスモジュール104に送信し、これらはさらに、好ましくは通信ネットワークを通して、生産モジュール105と、品質保証(QA)および品質制御(QC)をサポートするモジュール106と、倉庫/出荷モジュール107とに接続される。プランニングモジュール103はユーザインターフェイスを備えるので、認証されたユーザはプランニングセッション114を通して、注文情報112を見て、好ましくは電子的に例えば電子メール116を通して、注文を確認し、別の生産プロセスを計画する。代わりに、このプロセスまたはこのプロセスの一部はプランニングモジュール103により自動的に実行される。この実施形態にしたがうと、生産プロセスは電子販売注文オブジェクト108により制御され、電子販売注文オブジェクト108は対応するカスタマイズ製品の生産を開始し、表す。販売注文オブジェクト108はアセンブルリケジュール134とパッケージングモジュール119とに関係する。これらおよび他のオブジェクトはロジステックスモジュール104により制御されるデータベースで管理される。アセンブリスケジュール134はピックリスト情報データベース135から検索された報告量に基づいて注文された製品のアセンブリ138をスケジューリングする。部品はインターネットアプリケーション110から受け取られた注文情報中に含まれるピックリストオブジェクト113を通して確保されている。プランニングセッション114中に、注文情報に含まれるピックリスト113に基づいて、ピックリスト139が生成され、ピックリスト139は製品のアセンブリ138中に使用される物理部品を識別する。これは部品番号およびバッチ番号を通して部品を識別することによりなされる。図2とともに説明されている注射ペンに対する可能性ある階層番号スキームが表1にリストアップされている。番号スキームは、製品、部品、部品の実際の変形体の識別を可能にする。
【表1】
【0037】
ピックリスト139は生産モジュール105に送られ、ここでピックリスト139はアセンブリ138中に見られる。ピックリスト139も使用して関連部品を検索し、在庫品データベース143中の在庫品ステータスを更新してもよい。アセンブリ138中、アセンブリスケジュール134は、アセンブリ138の実際の進行に基づいて、生産モジュール105のユーザインターフェイスを通して更新される。アセンブリ138の完了後、パッケージング注文オブジェクト109が生成され、次に、アセンブリされた製品の実際のパッケージング123をトリガする。パッケージング123はプランニングセッション114中に生成されたパッケージングスケジュール119と、ピックリスト121に基づいている。ピックリスト121には、アセンブリされる製品、関連パッケージング材料、正しい言語での使用説明、およびこれらに類するものが含まれる。生産モジュール105は、出荷パッケージで包装されるインボイスの印刷バージョン111も生成してもよい。パッケージング123の完了後、パックされた製品はQA手続き125にしたがって点検され、是認された場合には、パックされた製品の“出荷準備完了”への分類の変更127が、ユーザインターフェイスを通してロジステックスシステム104で登録される。点検された製品の制御は出荷モジュール107に移され、出荷モジュール107はパックされた製品の実際の出荷129を管理し、ユーザ101への出荷131の追跡さえ可能にする。実際の在庫品のステータスは在庫品データベース143を通して継続的にまたは定期的に管理される。所定の部品が品切れの場合には、材料要求オブジェクト148が自動的にまたはユーザインターフェイス146を通して手動で生成される。材料要求オブジェクト148は対応する部品での在庫品の補充150と、在庫品データベース143の対応する更新を制御する。在庫品の現在のステータスは、例えば情報を在庫品データベース143からインターネットアプリケーション110に定期的に送信することにより、あるいはインターネットアプリケーション110が在庫品データベース143に問い合わせすることにより、インターネットアプリケーション110に送られてもよい。
【0038】
カスタマイズ製品と並行に非カスタマイズ製品のバッチ生産を実行する通常の生産プロセス中にこのビルドトゥーオーダ方法を統合できることが、この方法の利点である。例えば医療産業におけるケースのように、生産制御ツールが認可ルールにしたがう場合に、これは重要な利点となる。さらに、インターネットアプリケーション110における在庫品情報の利用は、製品情報を現在利用可能な部品に適合できるようにし、それにより注文残と配送できない製品に対する潜在的な支払を管理する必要性とを避けることができる。
【0039】
図2は製品の例を示しており、製品は複数の部品を含み、本発明にしたがって構成される。図2はインスリンのような薬を注射するのに使用される医療注射ペン201を示している。注射ペン201は8つの異なる部品202−209を具備し、各部品は例えば1組の利用可能な色から1色を選択することによりカスタマイズすることができる。注射ペン201はホルスター208を具備し、これは次に用量インジケータ205、以下の適用中に注射されるべき薬の所望量を選択するための用量ダイヤラー206、薬を放出するためのボタン207を備える。ホルスター208は中間部品204を介してペンフィルホルダー203に接続されている。ペンフィルホルダーは、ホルスター208に対して予め定められた位置において、薬を有する(示されていない)適合容器を保持するように構成されている。注射ペンは容器を保護するキャップ202をさらに具備し、キャップはクリップ209をさらに備える。表2では、8つの部品202−209がリストアップされており、各部品に対して、多数の利用可能な色が例示されている。
【表2】
【0040】
表2にリストアップされている各部品の変形体の数は少ないが、これらは結果的に総数20,736の潜在的な組み合わせとなり、在庫に20,736のアセンブルされた変形体のすべてを保持するのと比較して、ビルドトゥーオーダシステムの利点を示している。さらに、カスタマイズの可能性はペンを保管するための異なるケース、個人化された彫刻、アナログまたはデジタルのような異なるタイプのディスプレイ、ウォッチのような余分な機能、ペンの内容のインジケータ、タイマー、これらに類するもののようなものの選択のような、さらなるオプションを含む。それぞれのさらなるオプションは可能性ある最終製品の総数を増加させる。
【0041】
次に図3を参照すると、本発明の実施形態にしたがったシステムはコンピュータ301を具備する。コンピュータ301は、標準的なPCであって、1つ以上のCPU、コンピュータスクリーン、キーボード、マウス、トラックボール、タッチパッド、タッチスクリーン、これらに類するもののようなポインティングデバイスを備え、例えばモデムを通して、またはインターネット302に接続されているローカルネットワークを通して、インターネットへのアクセスを有することが好ましい。代わりに、コンピュータ301はラップトップのようなポータブルコンピュータ、ハンドヘルドコンピュータ、グラフィックスクリーンを備えた通信デバイス、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、あるいはこれらに類するもののようなものであってもよい。システムはさらに、図4とともに説明するような、アプリケーションプログラムを実行するサーバコンピュータ304−306:アプリケーションサーバ304、ロジステックスシステムのためのサーバ305、データベースサーバ306を具備する。サーバコンピュータは1つ以上のCPUを備えた標準的なサーバコンピュータであってもよく、好ましくはローカルエリアネットワーク(LAN)によりコンピュータネットワーク310にとして接続される。代わりに、システムは異なる数のサーバコンピュータ、例えばすべてのアプリケーションに対して1つのみのサーバコンピュータを具備してもよい。コンピュータネットワークはTCP/IPルータ303を通してインターネットに接続され、ルータ303はファイアーウォールと組み合わされていることが好ましい。システムはワークステーション307−309も具備し、ワークステーション307−309はコンピュータネットワークを通してサーバコンピュータ304−306と接続され、プランニング、生産、アセンブリ、パッキング、および出荷中に、アプリケーションサーバ304−306上で実行されているアプリケーションにアクセスするのに使用される。システムはインターネットを通して、あるいは特別な安全通信ネットワークを通して、支払管理センター311に接続されており、支払管理センター311は注文プロセス中の実際のクレジットカード取引を取り扱う。
【0042】
次に図4を参照すると、本発明の実施形態にしたがったシステムのソフトウェア部品はブラウザ402を具備する。ブラウザ402はカスタマコンピュータ401上で実行され、インターネットを通して、アプリケーションサーバ404上に位置する一般購入モジュール409のインターネットアプリケーションにアクセスする。一般購入モジュール409はグラフィックスモジュール410を利用してアプリケーションプログラム404を発生させる。アプリケーションプログラム404はコンピュータ401にダウンロードされて実行されると、製品の部品のグラフィック表現を表示し、その操作を可能にする。一般購入モジュール409はカスタマのショッピングカートデータを管理するショッピングカートモジュール407と、クレジットカード情報をチェックし、支払を捕捉する支払モジュール413とをさらに利用する。一般購入モジュール409は好ましくはローカルエリアネットワークを通してロジステックスシステム412と通信し、ロジステックスシステム412は、在庫品データベース414中のデータを管理する在庫品モジュール408と、製品、アセンブリおよび出荷を管理するモジュール418と、製品、アセンブリ、パッキングおよび出荷をプランニングする際に使用されるプランニングモジュール415とを有する。ロジステックスモジュール412は、さらに注文データおよびカスタマデータをそれぞれ含むデータベース416−417へのアクセスを有する。データベース416−417は、データベース管理システムを実行するデータベースサーバ406上に位置している。
【0043】
ロジステックスモジュール412,在庫品モジュール408、生産モジュール418、およびプランニングモジュール415は、異なるソフトウェアアプリケーションであっても、あるいは商業的に利用可能な標準システムである一般ソフトウェアの一部であってもよい。在庫品管理システム408は、予め定められたグループの製品または部品について在庫品データを抽出する適切なインターフェイスを備えていることが好ましい。インターフェイスは、在庫品管理システム408により発生される、予め定められたファイルフォーマットのデータファイルであってもよく、あるいは、ダイナミックデータ交換、例えばSQLによるデータベース問い合わせ、自動発生電子メール、またはこれらに類するもののような、在庫品管理システム408からのデータ抽出を可能にする別のインターフェイスであってもよい。
【0044】
図5は本発明の実施形態にしたがった注文管理プロセスのフロー図を示している。個々のプロセスステップのそれぞれは、一般購入モジュール509、ロジステックスモジュール512および支払モジュール513にそれぞれ対応している、3つのコラム509、512および513により図示されているような、図4とともに説明されたソフトウェア部品の1つにより実行される。プロセスはステップ504により開始され、ステップ504は在庫品情報をロジステックスモジュール512から一般購入モジュール509に送る。在庫品情報は図4の在庫品データベース414から検索され、好ましくは図1に示されているピックリスト情報データベース135を通しての以前の注文により確保されているが、依然として物理的に使用されていないアイテムを考慮に入れて、製品の各部品の各変形体のアイテムが現在いくつ在庫にあるかについての情報を含む。ステップ505において、在庫品情報は一般購入モジュール509により取り込まれる。代わりに、在庫品情報の送信504および取り込み505はプロセスの後のステージで実行されてもよい。例えば“カスタマイズ製品”オプションを選択するステップ506の後に実行されてもよく、あるいは実際の注文プロセスとは非同期の別のプロセスとしてもよい。情報はロジステックスシステム512からグラフィックスモジュールに直接送られてもよい。さらに、在庫品情報の送信504および取り込み505はいくつかの方法で制御することができ、これには1日毎の、1時間毎の、またはこれらに類するもののような、規則的な時間間隔で送信することが含まれる。送信504は、変形体が利用不可能になるとか、あるいは利用不可能なアイテムが再度利用可能になるような、在庫品データベースにおける予め定められた変化により代替的に、あるいは付加的にトリガされてもよい。一般購入モジュール509は在庫品データの少なくとも一部の送信要求を送信してもよい。カスタマイズプロセスはステップ506により開始される。ステップ506はユーザが一般購入モジュール509のユーザインターフェイスを通してアイテム“カスタム製品”を選択する。“カスタム製品”アイテムは図14(a)および(b)とともに例示される製品階層内のいくつかの選択可能なオプションの1つであってもよく、あるいはユーザが対応するハイパーリンクをたどることにより“カスタム製品”アイテムに到達してもよい。次のステップ507では、製品はカスタマイズされ、選択されたカスタマイズの仕様とともに注文識別子が、一般購入モジュール509により維持されるショッピングカートオブジェクトに付加される。サブプロセス507の実施形態は図6とともに説明する。ユーザのショッピングカート中にカスタマイズ製品の仕様を置いた後に、例えば図14(a)に示されているユーザインターフェイスの“発注”ボタン819上でポインティングデバイスによりユーザがクリックすることにより、システムはユーザから“受注”コマンドを受け取る(ステップ508)。ステップ508中、支払総額、ユーザの名前と住所、クレジットカード番号および有効期限などのような関連購入情報は、ユーザインターフェイスを通してユーザにより入力され、あるいはカスタマデータベースから検索されてもよい。注文情報はユーザのブラウザを通して表示されてもよい。支払情報は支払モジュール513に送信され、支払モジュール513はステップ501においてクレジットカード情報の有効性をチェックし、好ましくは支払総額を予約する。支払モジュール513は購入モジュール509に、ステップ501中での確認の結果を示す返事を返す。次のステップ510では、一般購入モジュール509は注文情報を例えば自動発生メールまたはURLを通してロジステックスシステム512に送信する。さらなる注文識別子、関連パラメータ、インボイス情報、あるいはこれらに類するものは、ロジステックスモジュール512にアクセス可能にするために、アプリケーションサーバ上のファイルに、あるいはデータベースに記憶してもよい。一般購入モジュール509からの注文情報を受信したことに応答して、ロジステックスモジュール512は注文を内部的に登録し(ステップ511)、アプリケーションサーバ上のファイルまたはデータベースから何らかの付加的な情報を獲得する。結果的にロジステックスシステム512は、図1にさらに示されているように、生産プロセスを管理し(ステップ503)、パッケージングおよび出荷を管理する(ステップ515)。最後に、支払モジュール513は製品の実際の支払を捕捉する(ステップ518)。
【0045】
図6は図5のステップ507のサブプロセスのフロー図を示しており、本発明の実施形態にしたがい、図2とともに説明した注射ペンを参照した構成プロセスを表している。コラム609、610および604は図4のソフトウェアモジュールの3つに言及しており、これらは対応するステップ:一般購入モジュール609、グラフィックスモジュール610およびアプリケーションプログラム604をそれぞれ実現する。最初のステップ603中、1組のパラメータを有するURLが、好ましくはインターネットを通してグラフィックスモジュール604に送信される。含まれているパラメータはデフォルトケースを含むペンのデフォルト構成を識別し、注文識別子と、好ましくはロジステックスシステムにより発生された在庫品情報とを含む。URLを受信したとき、グラフィックスモジュール610はステップ606において、アプレットのようなアプリケーションプログラム604のコンピュータ読み取り可能なコードを生成する。これは部品の選択可能な変形体をユーザに提示し、ユーザの選択を受け取るグラフィックユーザインターフェイスを実現する。グラフィックスモジュール610は在庫品データベースにより発生される情報を利用し、提示する変形体を現在配送可能なものに制限する。代わりに、現在利用可能でない変形体を見ることができるが選択できないようにすることもできる。次のステップ607はアプリケーションプログラム604をインターネットを通してユーザのブラウザに送信することを含む。ブラウザを実行しているクライアントコンピュータ上で、送信されたアプリケーションプログラム604が開始され、次のステップ608として、好ましくはユーザのブラウザ内にグラフィックユーザインターフェイスを表示する。最初に、製品のデフォルトビューが表示される。これは例えば製品のデフォルト構成であり、あるいは表示される部品がない空のウインドウである。アプリケーションプログラム604はユーザインターフェイスをユーザに提供し、これはアセンブルされた製品、あるいは現在選択されている製品変形体からアセンブルされた製品の一部を表示する。アプリケーションプログラム604は表示された製品または製品の一部のグラフィック表現を操作するユーザコマンドを受け入れることが好ましい。ユーザコマンドは、マウス、タッチパッド、トラックボール、あるいはこれらに類するもののようなポインティングデバイスを通して発行されることが好ましい。操作には回転、ズーム、表示からの部品の除去または表示への部品の追加、異なる部品の異なる変形体の選択、注射ペンのキャップの開閉、用量ダイヤラーの調整、容器のペンフィルホルダーへの挿入、ケースの開閉、ペンのアセンブリまたはディスアセンブリなどのような製品の機能をシミュレーションするように表示を動画化することが含まれる。アプリケーションプログラム604は、他の部品の以前に選択された変形体と、部品の選択された変形体の互換性を確認してもよい。対話ステップ601はユーザがアプリケーションプログラム604を出るか、あるいは例えばポインティングデバイスを有するユーザインターフェイスの図7ないし図13に示されている“カートに追加”ボタン711を選択することにより、ステップ602において注文コマンドを発行するまで継続する。カートに追加ボタン711はすべての必要な部品が選択されていない限り、あるいは互換性がない選択がなされた場合に、ディセーブルされてもよい。アプリケーションプログラム604は注文コマンドを受信したとき、ステップ611において関連パラメータを含むURLを一般購入モジュール609に送信する。パラメータは選択された変形体の識別子と、ステップ603において発生された他の識別子を含む。アプリケーションプログラム604はプロセスの最後の動画で終了することが好ましい。アプリケーションプログラム604からURLを受信するステップ616の後、一般購入モジュール609のショッピングカートモジュールがステップ612において開始される。このステップ612は注文識別子の確認を含む。受信した注文識別子での注文が既に存在していない場合には、注文オブジェクトが購入モジュール609で生成される。受信された製品パラメータは注文オブジェクト内に記憶される。1組の製品パラメータが注文オブジェクト中に既に記憶されているときに(ステップ613)、“カスタム製品”アイテム807が選択された場合には、ステップ603で発生されたものと類似するURLがステップ614において発生されるが、ステップ612で生成される注文オブジェクトのパラメータおよび注文識別子に基づいている。グラフィックスモジュール610に送信されるとき、これはステップ606において生成されるアプリケーションプログラム604が、以前のセッション中にカスタマイズされた製品を最初に表示するようにさせる。したがって、ユーザには製品がショッピングカートに置かれた後に、製品の構成を訂正する機会が与えられる。
【0046】
図7ないし図13は、図2とともに説明した医療注射ペンにより例示されている製品のカスタマイズのためにユーザに提供されるグラフィックユーザインターフェイスの実施形態を示している。例えば図14(a)に示されているような一般購入モジュールのユーザインターフェイス中で“カスタム製品”オプションが選択されると、グラフィックユーザインターフェイスを制御するアプリケーションプログラムは予め定められた表示領域710中に初期ビューの表示を開始する。デフォルトビューは図7に示されているように表示される部品のないブランク表示を含む。他の可能性あるデフォルトビューは製品全体または個々の部品のデフォルト構成の表現、および以前に選択された構成の表現を含む。以前に選択された構成の構成パラメータはハードディスクまたはコンピュータRAMのような記憶装置からアクセス可能であり、あるいは他のプログラムにより提供されるアプリケーションプログラムへの入力パラメータとしてアクセス可能である。表現は製品の画像、図または好ましくは3次元レンダリングであってもよい。表示領域710の下に、テキストフィールド746が記述製品情報、インターフェイスの使用のための使用説明、またはこれらに類するものを表示するために提供される。ユーザインターフェイスはさらにボタン731−745を具備し、各ボタンは製品の部品の変形体を表し、ボタンはポインティングデバイスによりポインティングまたはクリックすることにより選択可能である。代わりに、あるいは付加的に、プルダウンメニュー、チェックボックス、ドラッグアンドドロップを通して表示領域710上に置かれる部品の表現、あるいはこれらに類するもののような、他の選択可能な制御エレメントが提供されてもよい。さらに、変形体の選択はキーボードコマンドを通して制御可能である。ボタン731−745が図7でシンボル化されている対応する変形体の画像または他の識別子でラベル付けされることが好ましい。ボタン731−745が現在在庫にある変形体のみを表すように、ボタン731−745を通して選択可能な変形体は、在庫品データベースから受信する入力により決定されてもよい。代わりに、すべての可能性ある変形体が表示されるが、現在在庫にある変形体に対応するボタンのみがイネーブルされる。図7に示されている例では、ボタン736および739がディセーブルされ、例えばグレーにされ、対応する変形体が現在利用可能でないので選択することができないことを示す。ユーザインターフェイスはさらに全部のアセンブリプロセスの動画を開始するボタン747を具備する。
【0047】
図8はユーザがボタン737をクリックした後のグラフィックユーザインターフェイスを示しており、ホルスター708の第1の変形体を表している。表示領域710では、ホルスター708の第1の変形体が表示され、ボタン737が強調されて、選択され表示されている変形体をユーザに示している。
【0048】
図9はユーザがボタン735をクリックした後のグラフィックユーザインターフェイスを示しており、ボタン737に加えて、ペンフィルホルダー703の第2の変形体を表している。アセンブルされた製品中の相対位置に表示領域710中で両変形体が表示されている。ユーザはポインティングデバイスでポインティング、クリックまたはドラッグを通して、表示を操作し、表示された製品703および708を回転させ、ズームインまたはアウトさせ、表示をパンさせ、あるいはペンフィルホルダー703中に容器を置いたり、用量ダイヤラー706を調整するような、1つ以上の部品703および708の動作の動画を開始させてもよい。これらの動画はユーザコンピュータのスピーカーを通して再生される音響効果または発声使用説明を含む。
【0049】
ボタン735の選択時に、ペンフィルホルダー703の第2の変形体がホルスター708に対する正しい位置において表示領域710内に直接配置される。代わりに、ペンフィルホルダーの位置調整を動画にして、例えばホルスター708に取り付けられるときにペンフィルホルダーのわずかな回転をシミュレーションしてもよい。代わりに、ボタン735の選択時に、ペンフィルホルダー703の第2の変形体は表示領域710内のデフォルト位置に最初に配置されてもよい。ユーザは移動、回転、フリップ、ズーム、またはこれらに類するもののようなコマンドを通して個々の部品703および708を独立して操作することができる。部品703および708を操作することにより、ユーザは製品のアセンブリをシミュレーションし、2つの部品703および708の正しい相対位置が見出されたときに、可視または可聴表示が与えられてもよい。
【0050】
図10は図9と同じ部品を表示するグラフィックユーザインターフェイスを示しているが、ズームと回転動作の後である。用量ダイヤラー706のクローズアップビューが示されている。
【0051】
図11は注射ペンのすべての部品の変形体が選択された後のグラフィックユーザインターフェイスを示している。カスタマイズされたペン全体が表示されており、操作することができる。ユーザは1つ以上の部品を選択取消し、あるいは部品の変形体を他の変形体で置換してもよい。
【0052】
ユーザは2つの選択可能なケースの1つを選択してもよく、図12および図13は、1つの可能性あるケースを表すボタン745がクリックされた後のグラフィックユーザインターフェイスを示している。図12は開いたケース750が示されている。ポインティングデバイスでケース750上をクリックすることにより、ケースの閉じる動画が開始し、図13に示されている表示になる。
【0053】
カスタマイズプロセスの完了後、ユーザが“カートに追加”ボタン711上をクリックすると、製品ID、部品IDおよび選択された変形体の変形体IDのようなカスタマイズパラメータの記憶が開始され、図6ともに説明したように、パラメータがショッピングカートオブジェクトに付加される。
【0054】
図14(a)を参照すると、一般購入モジュールのユーザインターフェイスの実施形態は一般ブラウザメニューバー802を具備し、一般ブラウザメニューバー802はブラウザのユーザ選択に基づいて標準ブラウザメニューを含む。一般購入モジュールのトップメニューバー803は、ハイパーリンクやボタンのような、購入に特定な選択可能制御エレメントを含む。制御エレメントは“製品”ボタン815を含み、利用可能な製品階層へのアクセスを可能にし、製品階層は図14(b)に示されているように標準製品およびカスタム製品を含む。制御エレメントはさらにユーザのショッピングカートの内容のビューおよび操作を可能にする“ショッピングカート”ボタン816、所定注文に対する販売者の選択を可能にする“販売者”ボタン817、名前、住所、電話番号およびこれらに類するもののような出荷情報を入力するための“出荷情報”ボタン818,発注するための“発注”ボタン819を含む。ユーザインターフェイスはボトムメニューバー804も含み、ボトムメニューバー804は、ヘルプ820、サイト情報821またはセキュリティ情報822のような一般情報へのボタンまたはハイパーリンクを含む。トップメニューバー803とボトムメニューバー804との間のユーザインターフェイスの中央部分812a−cは、入力フィールド、ボタン、ハイパーリンクまたはこれらに類するもののような情報および制御エレメントを含み、これらはトップメニューバー803またはボトムメニューバー804で選択されたエレメントに関係している。図14(a)において、“製品”エレメント815の選択後のユーザインターフェイスウィンドウの内容が概略的に示されている。中央部分812a−cは3つのコラム812a−cに分割され、左コラム812aは製品階層から複数の製品の1つを選択するための選択可能なチェックボックス805−807を含む。左コラム812aにおける選択に依存して、中央コラム812bは選択された製品に対する選択可能なオプション808−809を含む。例えば図14(a)に示されているように、標準製品“製品1”805が選択された場合には、中央コラム812bはその製品に対するオプションを選択するための多数のチェックボックス808−809を含む。右コラム812cは領域810を含む。領域810は選択された製品の画像、図または他の製品情報と、“カートに追加”ボタン811のような他の制御エレメントを含む。左コラム812a中で選択された製品が“カスタム製品”807である場合には、中央コラム812bと右コラム812cはアプリケーションプログラムのユーザインターフェイスを表示するために使用してもよく、これはカスタム製品を選択するのに応答して表示される。このユーザインターフェイスの実施形態は図7ないし図13とともに説明されている。
【0055】
図14(b)は、図14(a)に示されているユーザインターフェイスに対応する製品階層の例を示している。図示されている階層は2つの標準製品853および854、例えば標準注射ペンおよび血糖測定装置を含む。“製品1”853は2つのオプション856−857、例えば標準注射ペンの2つの予め規定された色組み合わせが利用可能である一方、“製品2”854は3つのオプション850、851および859が利用可能である。図示されている階層はさらにカスタム製品855を含み、これは図7ないし図13とともに説明したような異なる変形体中で利用可能な複数の部品からアセンブルされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明の実施形態とともに使用されるビルドトゥーオーダ生産システムの実施形態における全体的なワークフローの図を示す。
【図2】
図2は、複数の変形体で利用可能な多数の部品からアセンブルされた注射ペンの概略図である。
【図3】
図3は、本発明の実施形態にしたがったシステムの概略図である。
【図4】
図4は、本発明の実施形態にしたがったソフトウェアプロセスの概略図である。
【図5】
図5は、本発明の実施形態にしたがった注文管理プロセスのフロー図を示す。
【図6】
図6は、本発明の実施形態にしたがった構成プロセスのフロー図を示す。
【図7】
図7は、カスタマイズされた部品のセクションに対するユーザインターフェイスの例を示す。
【図8】
図8は、カスタマイズされた部品のセクションに対するユーザインターフェイスの例を示す。
【図9】
図9は、カスタマイズされた部品のセクションに対するユーザインターフェイスの例を示す。
【図10】
図10は、カスタマイズされた部品のセクションに対するユーザインターフェイスの例を示す。
【図11】
図11は、カスタマイズされた部品のセクションに対するユーザインターフェイスの例を示す。
【図12】
図12は、カスタマイズされた部品のセクションに対するユーザインターフェイスの例を示す。
【図13】
図13は、カスタマイズされた部品のセクションに対するユーザインターフェイスの例を示す。
【図14】
図14は、本発明にしたがった標準製品およびカスタム製品の両方を含む製品階層の例を示す。
Claims (21)
- 製品が複数の部品からアセンブルされ、各部品は少なくとも1つの変形体で利用可能である、製品を構成する方法において、
ユーザにユーザインターフェイスを通して前記複数の部品の第1の部品の第1の複数の変形体を提示し、
第1の複数の変形体から選択された第1の変形体の指示をユーザから受け取り、
ユーザにユーザインターフェイスを通して第1の変形体のグラフィック表現を提示するステップを含み、
ユーザにユーザインターフェイスを通して前記複数の部品の第2の部品の第2の複数の変形体を提示し、
第2の複数の変形体から選択された第2の変形体の指示をユーザから受け取り、
ユーザにユーザインターフェイスを通して第2の部品の第2の選択された変形体に対して予め定められた関係で第1の部品の第1の選択された変形体のグラフィック表現を提示するステップをさらに含むことを特徴とする方法。 - 第1の部品の第1の変形体に対して予め定められた関係で第2の部品の第2の変形体の位置調整をグラフィック的に動画化するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の方法。
- 第1の部品の第1の変形体に対して予め定められた関係で第2の部品の第2の変形体の位置調整を対話的に動画化するステップをさらに含み、対話的に動画化される位置調整はユーザコマンドにより制御されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の方法。
- 第2の部品の第2の変形体に対して予め定められた関係での第1の部品の第1の変形体のグラフィック表現は、第2の部品の第2の変形体に対して予め定められた関係での第1の部品の第1の変形体の3次元レンダリングであることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項記載の方法。
- ユーザコマンドに応答して、第2の部品の第2の変形体に対して予め定められた関係での第1の部品の第1の変形体の表示された表現を変更するステップをさらに含み、表示された表現の変更は、回転、フリップ、パンおよびズームを含む動作のクラスから選択された動作に対応することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項記載の方法。
- ユーザコマンドに応答して、第2の部品の第2の変形体に対して予め定められた関係での第1の部品の第1の変形体の表示された表現を動画化するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項記載の方法。
- ユーザにユーザインターフェイスを通して、対応する第1または第2の部品の第1および第2の複数の変形体の選択された変形体を提示するステップは、提示される複数の変形体を、在庫品管理システムから受信した1組の在庫品データにより利用可能であるとして示された対応する第1または第2の複数の変形体のサブセットに制限するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか1項記載の方法。
- 生産管理システムに注文情報を送信するステップをさらに含み、注文情報は第1の部品の第1の変形体と第2の部品の第2の変形体とを識別する構成データを含むことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項記載の方法。
- 複数の部品からアセンブリされる製品をカスタマイズするシステムにおいて、
前記複数の部品の第1の部品の第1の複数の変形体を提示するように構成された第1の表示手段と、
第1の複数の変形体から選択された第1の変形体の指示を受け取るように構成された第1の入力手段と、
第1の選択された変形体のグラフィック表現を提示するように構成された第2の表示手段とを具備し、
前記複数の部品の第2の部品の第2の複数の変形体を提示するように構成された第3の表示手段と、
第2の複数の変形体から選択された第2の変形体の指示を受け取るように構成された第2の入力手段とをさらに具備し、
第2の表示手段は、第2の部品の第2の選択された変形体に対して予め定められた関係で第1の部品の第1の選択された変形体のグラフィック表現を提示するように構成されていることを特徴とするシステム。 - 第1の部品の第1の変形体に対して予め定められた関係で第2の部品の第2の変形体の位置調整のグラフィック動画を発生させるように構成された第1の処理手段をさらに具備することを特徴とする請求項9記載のシステム。
- グラフィック動画を制御するためのユーザコマンドを受け取るように構成された第3の入力手段をさらに具備することを特徴とする請求項10記載のシステム。
- 第2の部品の第2の変形体に対して予め定められた関係での第1の部品の第1の変形体のグラフィック表現は、第2の部品の第2の変形体に対して予め定められた関係での第1の部品の第1の変形体の3次元レンダリングであることを特徴とする請求項9ないし請求項11のいずれか1項記載のシステム。
- 回転、フリップ、パンおよびズームを含む動作のクラスから選択された動作に対応するユーザコマンドを受け取るように構成された第4の入力手段とを具備し、第2の表示手段は、受信ユーザコマンドに応答して、第2の部品の第2の変形体に対して予め定められた関係での第1の部品の第1の変形体の表示された表現を変更するように構成されていることを特徴とする請求項9ないし請求項12のいずれか1項記載のシステム。
- ユーザコマンドに応答して、第2の部品の第2の変形体に対して予め定められた関係での第1の部品の第1の変形体の表示された表現の動画を発生させるように構成された第2の処理手段をさらに具備することを特徴とする請求項9ないし請求項13のいずれか1項記載のシステム。
- 第1および第2の表示手段の選択された表示手段は、提示される対応する第1または第2の複数の変形体を、在庫品管理システムから受信した1組の在庫品データにより利用可能であるとして示された対応する第1または第2の複数の変形体のサブセットに制限するように構成されていることを特徴とする請求項9ないし請求項14のいずれか1項記載のシステム。
- 生産管理システムに注文情報を送信するように構成された送信手段をさらに具備し、注文情報は第1の部品の第1の変形体と第2の部品の第2の変形体とを識別する構成データを含むことを特徴とする請求項9ないし請求項15のいずれか1項記載のシステム。
- 製品は予め生産された部品からアセンブルされ、
ビルドトゥーオーダアセンブリシステムにおける請求項1ないし請求項8のいずれか1項記載の方法の使用。 - 医療応用デバイスをカスタマイズするために請求項1ないし請求項8のいずれか1項記載の方法の使用。
- プログラムがコンピュータ上で実行されるときに、請求項1ないし請求項8のいずれか1項記載のすべてのステップを実行するプログラムコード手段を具備するコンピュータプログラム。
- コンピュータプログラム製品がコンピュータ上で実行されるときに、請求項1ないし請求項8のいずれか1項の方法を実行するコンピュータ読み取り可能な媒体上に記憶されるプログラムコード手段を具備するコンピュータプログラム製品。
- プログラムがコンピュータ上で実行されるときに、請求項1ないし請求項8のいずれか1項のすべてのステップを実行するプログラムコード手段を具備する、搬送波中に組み入れられたコンピュータデータ信号。
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